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令和 4年第2回定例会12月議会 (第3日12月 7日)

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  1. 明石市議会 2022-12-07
    令和 4年第2回定例会12月議会 (第3日12月 7日)


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    令和 4年第2回定例会12月議会 (第3日12月 7日)                         令和4年12月7日(水曜日)    令和4年12月7日(水)午前10時開議  日程第1 議案第84号から同第92号まで、同第94号から同第107号まで一括上       程  日程第2 質疑及び一般質問     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〇会議に付した案件  日程第1 議案第84号から同第92号まで、同第94号から同第107号まで一括上       程  日程第2 質疑及び一般質問     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〇出席議員(29名)                1番  家根谷 敦 子                2番  石 井 宏 法                3番  井 藤 圭 順                4番  灰 野 修 平                5番  竹 内 きよ子                6番  林   丸 美                7番  北 川 貴 則
                   9番  森   勝 子               10番  大 西 洋 紀               11番  丸 谷 聡 子               12番  国 出 拓 志               13番  飯 田 伸 子               14番  尾 倉 あき子               15番  吉 田 秀 夫               16番  林   健 太               17番  寺 井 吉 広               18番  榎 本 和 夫               19番  千 住 啓 介               20番  楠 本 美 紀               21番  辻 本 達 也               22番  三 好   宏               23番  穐 原 成 人               24番  辰 巳 浩 司               25番  坂 口 光 男               26番  宮 坂 祐 太               27番  佐々木   敏               28番  松 井 久美子               29番  梅 田 宏 希               30番  出 雲 晶 三     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〇欠席議員             な      し     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〇出席説明員(21名)             市長         泉   房 穂             副市長        横 田 秀 示             副市長        佐 野 洋 子             教育長        北 條 英 幸             理事(総合安全対策担当)                        仲 川   剛             理事(技術担当)   福 田 成 男             政策局長       高 橋 啓 介             総務局長       原 田 浩 行             市民生活局長     石 角 義 行             福祉局長       大 島 俊 和             感染対策局長     違 口 哲 也             こども局長      永 富 秀 幸             都市局長       東   俊 夫             公営企業管理者・水道局長                        杉 浦 隆 志             教育局長       村 田   充             消防局長       長谷川   健             ジェンダー平等推進部長                        箕 作 美 幸             プロジェクト部長   小 柳 美枝子             総合安全対策部長   松 岡 正 純             財務部長       久保井 順 二             道路部長       松 原 光 浩     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−出席議会局職員(5名)             議会局長       和 気 小百合             議会局次長      西 海 由 昌             議事課長       杉 町 純 子             議事課係長      清 水 健 司             総務課係長      森 田 芳 弘 ◎会議                                  午前10時 開議 ○議長(榎本和夫)    ただいまから、休会中の本市第2回定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎議案第84号から同第92号まで、同第94号から同第107号まで一括上程 ○議長(榎本和夫)    議案第84号から同第92号まで、同第94号から同第107号までの議案23件、一括上程議題に供します。     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎質疑及び一般質問 ○議長(榎本和夫)    それでは、これより昨日に引き続き、全議案に対する質疑及び一般質問に入ります。  通告を受けておりますので、順次発言を許します。  飯田伸子議員、発言を許します。 ○議員(飯田伸子)登壇  おはようございます。公明党の飯田伸子です。3項目質問いたします。  1項目めは、不登校児童・生徒へのタブレット端末を活用した学習支援についてです。  先日、市内のある中学生の保護者の方より、様々な理由で不登校になっている子供たちに対し、現在実施していただいているタブレットを使った指導よりも一歩踏み込んだオンライン授業のようなものを市内全体で実施できないかと御相談がありました。その方の子供さんは、不登校による学習の遅れから高校進学に大きな不安を抱えている上に、友人や先生とのつながりも薄れていくような気がして、勉強したい気持ちはあるのにどんどん登校しづらくなってしまっているそうです。もし、タブレットを使った授業や、先生、友人の様子が分かるような配信があれば、不安や疎外感が少しでも和らぎ、高校進学にも希望が持てるのではないか、本人もそれを望んでいると切実に訴えておられました。文科省の調査によりますと、全国の小中学校の不登校児童生徒数は9年連続で増加しており、2021年度は過去最高となっています。その背景として、コロナ禍の活動制限で登校意欲が低下しやすかったこと、臨時休校、再開が繰り返されたことで登校の意識が低くなったり、生活リズムが乱れたりするケースがあったことが指摘されています。本市におきましても、小中学校の不登校の割合が全国と同様に高い数値となり、特に中学校においては、全国平均を上回る状況が長く続いているため、大きな課題となっています。  このような状況の中、コロナ禍に実施したオンラインを活用した学習支援が不登校減少につながった幾つかの自治体の事例があります。例えば、青森市では、コロナ禍で学校の臨時休校が続いていた2020年度に、全小中学校でタブレット端末を使ったオンライン授業を導入したところ、不登校だった児童生徒のうち、授業再開後に登校できるようになった子供の割合が前年度より倍増するという効果が得られたそうです。その理由を登校できるようになった子供たちに聞き取ったところ、勉強そのものが嫌いなわけではない、周囲の目を気にせず自宅で気楽に授業を受けられたのがよかった、新しい学習形態に興味が湧いたなどの回答が得られ、これらが登校へのきっかけになったのではと報告されています。青森市では、これを機にオンラインを活用した不登校対策に取り組み始めています。また、熊本市でも同様の報告を受けて不登校生のオンライン学習支援の本格実施を開始するなど、少しずつオンラインを不登校対策に活用する自治体が増えてきています。本市でも、不登校児に対する支援として、もくせい教室の設置やスクールカウンセラー等の相談員を配置するなど、精力的に取り組んでいますが、そこに足を運ぶことができない子供たちも存在しています。文科省が示した不登校児童生徒が登校しなくても出席扱いにできる要件のうちの1つに、ICTを活用した学習活動も含まれています。また、本市では、GIGAスクール構想の導入に取り組んでおり、その一環として、児童生徒全員タブレット端末が配られています。誰一人取り残さない、こどもを核としたまちづくりを進めている本市として、全ての子供たちの学びの機会を確保するために、不登校児童生徒に対しタブレットを活用した授業やホームルームの配信など、本格的な学習支援を早期に導入すべきと考えますが、いかがでしょうか。そこで、次の2点を質問いたします。  1点目、不登校児童・生徒へのタブレット端末を活用した学習支援に対する本市の認識と現状について。  2点目、不登校児童・生徒へのタブレット端末を活用した学習支援の早期導入に向けた今後の取組について、お答えください。  2項目めは、男性の育児休業取得のさらなる促進について質問いたします。  女性が当たり前に社会に進出、活躍する現在において、育児に関するジェンダーギャップは近年の大きな課題となっています。育児休業は男女問わず取得できるにもかかわらず、男性の取得率の低さはなかなか改善されていません。このような中、国の制度として、本年10月から産後パパ育休と呼ばれる出生時育児休業が創設され、従来の制度よりも利便性が向上しました。これは、赤ちゃんが生まれた直後に父親が柔軟に育休を取得できるようになる制度です。公明党は、以前から男性の育児休暇取得に積極的に取り組み、2020年には公明党女性委員会が当時の菅首相に提出した男女共同参画実現に向けた提言で、全ての男性が育児休暇を取得できるようにすることを目指し、男性の産休を創設するよう提案してきました。このたび創設された出生時育児休業も、男性の育児参画を促すために公明党が以前から積極的に取り組みリードした、改正育児・介護休業法の一部施行に基づく措置です。この制度では、男性が子供の出生後、8週間以内に最長4週間の休みを取得でき、妻の体調などの都合に合わせて2回に分割が可能です。勤務先への申請期限も、通常の育休では1か月前だったのが2週間前までとなっています。また、通常の育休のほうも、今までは夫婦いずれも子供が1歳になるまで原則1回しか取れませんでしたが、10月からは夫婦それぞれが2回まで分けて取れるようになり、利便性が高まりました。  本市におきましては、昨年3月の本会議質問で我が会派の議員が、市の男性職員の育休取得を促進すべきであると提案したことを受け、子育てしやすい環境整備を進める先導的な実践モデルとして、昨年8月から男性職員の育休100%を目指す様々な取組が開始されています。今回の改正育児・介護休業法の一部施行により創設された出生時育児休業制度を受け、本市の男性職員の育休取得率がさらに向上することを願います。また、国は、男性が育休を取得しやすい環境づくりのため、全ての企業に育休の相談窓口の設置や出生時育児休業制度の周知と取得意向の個別確認を、そして、来年4月からは、従業員1,000人以上の企業には取得状況の公表を、それぞれ義務づけました。また、人員確保が困難な中小企業には、無料の相談事業や実績に応じた助成金の交付など、政府が支援に力を入れています。子供施策に力を入れ、子育て世帯の転入が増加している本市といたしましても、市の職員だけでなく、市内民間企業にも男性が育休を取りやすい環境をつくれるよう支援すべきと考えます。そこで、次の3点について質問いたします。  1点目は、本市の男性職員の育休取得率の現状についてです。昨年8月より男性職員の育休100%を目指す取組を開始していますが、その現状を問います。  2点目は、改正育児・介護休業法の一部施行を受けた本市の今後の取組についてです。10月より改正育児・介護休業法の一部施行を受け、出生時育児休業が創設されましたが、本市の認識と今後の取組を問います。  3点目は、市内民間企業への育休取得促進の働きかけについてです。子育て世帯の転入が増加している本市として、市内民間企業の男性の育休取得の促進の機運が高まるよう努めるべきと考えますが、本市の今後の取組を問います。  3項目めは、AED(自動体外式除細動器)について質問いたします。  AEDにつきましては、以前にも我が会派や他会派の議員からも質問しておりますが、実現に至っていないため、再度質問いたします。AEDは、心室細動による突然の心停止、つまり心臓が細かく痙攣を起こし血液を全身に送ることができなくなったとき、心臓に電気ショックを与えて除細動し、正常な心拍に戻すための医療機器です。電気ショックを与え除細動を開始するのが1分遅れるごとに、心拍と呼吸、意識が戻る救命率は10%ずつ低下すると言われています。明石市の通報から救急車到着までの所要時間は平均8.5分です。仮に8分間心臓が止まったままだと救命率は20%程度まで下がり、10分以上だと生存が難しいと言われています。このため、心停止状態になった人に対するAEDの使用は、1分1秒でも早いことが非常に重要です。しかし、AEDは2枚の電極パッドを直接前胸部周辺の肌に貼る必要があるため、傷病者が女性の場合、使用をためらうのではとの声もあります。令和元年に発表された京都大学の研究グループによる報告では、全国の大学構内で心停止となった子供232人について、救急隊が到着する前にAEDを使用したか調査したところ、傷病者が小中学生の場合は男女で大きな差はありませんでしたが、高校生になると大きな男女差があったそうです。これは、女性の服を脱がせることに対し抵抗があったからではないかと分析されています。本来、AEDを使用する際には、電極パッドを肌に直接貼ってさえいれば、服を全部脱がせる必要なく、必要な部分だけの服をずらしたり、上から何かかけたりしても効果に影響はありません。また、救命行為のために女性の服を脱がせたとしても、責任や罪を問われないことが法に定められています。しかし、このことはまだあまり知られていないため、最近ではAEDのケースの中に、上から胸部を覆うための三角巾などの被覆材を入れたり、女性に配慮したAEDの使用方法を記載した説明書を設置したりする自治体もあります。一刻を争う状況のときに、性別に関係なくためらわずにAEDを使用していただくための非常に大切な取組だと思います。また、本市が設置しているAEDは、学校や公共施設内の場合が多く、施設が開いている時間しか使用できません。民間でも、曜日や時間帯に関係なくいつでも使用できるAEDは病院や入所施設など限られているため、夜間や休日の緊急時対応には不安があります。人口規模は違いますが、24時間営業のコンビニエンスストアに協力を依頼して、AEDを設置している自治体もあります。本市でも時間や曜日に関係なく使用できるAEDが増えれば、救える命も増えるのではないでしょうか。そこで、次の2点について質問いたします。  1点目は、AEDへの被覆材等の設置についてです。傷病者が女性でもAEDの使用をためらわないよう、市内に設置されているAEDに被覆材や女性に配慮した取扱い説明書を配置できないか、市の見解を問います。  2点目は、夜間・休日にも対応できる施設へのAED設置についてです。夜間・休日にも対応できるよう、例えば、コンビニエンスストアなど24時間開いている施設への設置協力を依頼できないか、市の見解を問います。 ○議長(榎本和夫)    村田教育局長。 ○教育局長(村田 充)登壇  おはようございます、教育局長でございます。  御質問第1項目めの不登校児童・生徒へのタブレット端末を活用した学習支援についての1点目と2点目を併せてお答えいたします。  不登校児童生徒への支援については、学校に登校することを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを支援することが重要であります。そのためには、学校だけでなく、市の適応教室、フリースクールといった多様な教育機会の活用とともに、タブレット等のICT機器を活用した自宅における学習支援や教育相談を行うことも必要であると認識しております。教育委員会といたしましては、全ての市立小中養護学校において、教員にタブレット端末の基本的な操作方法についての研修を実施し、授業での活用方法についても、個別に学校を訪問し教員を支援してまいりました。また、本市の情報教育のリーダーとなる教員を養成し、その教員を通じて先進地域や各学校の実践を発信してきたところでございます。  タブレットを活用した児童生徒への具体的な支援の状況については、各学校で幾つかの方法を併用しております。市立小中養護学校42校中、ビデオ会議システムを活用して授業の様子をライブ配信している学校が17校、朝の会や帰りの会をライブ配信している学校は7校、健康観察や教育相談等のオンライン面談を実施している学校が8校、放課後にオンライン補習授業を行っている学校が3校、また、オンライン上での双方向での学びができるクラウド型授業支援アプリを活用して、授業後の板書を撮影して配信するなどのオンデマンド配信を行っている学校が35校あります。これらの取組を行うことで、学級の児童生徒や担任とのつながりが構築され、登校につながったケースもあります。このように、不登校児童生徒の多様な教育機会を確保するための取組を工夫しながら行っているところでございます。しかしながら、教員の不登校児童生徒に対する学習支援の取り組み方の違いや、タブレット端末の活用についてのスキルが十分ではないことにより、各学校の取組に違いが出てきている現状があります。また、オンラインによる学習支援に参加するためのIDやパスワード等の管理の徹底や、児童生徒の映像や音声が入ることによるプライバシーや個人情報の保護についての課題もあります。さらに、映像や音声を誰もが見ることができる動画サイトに公開されたりSNSで拡散されたりすることは、著作権や肖像権に触れる可能性があるという課題もございます。引き続き、学校が児童生徒及び保護者と十分に話し合った上で、ICT機器の活用を含め、個に応じた適切な支援を行ってまいります。  教育委員会といたしましても、校長会や不登校担当者会で取組が進んでいる学校の事例を紹介し、希望する児童生徒に対しましては、タブレット端末を活用した学習支援を積極的に行うよう指導してまいりますとともに、担当指導主事及びICT支援員を学校に派遣し、教員のスキルアップも図り、不登校児童生徒へのタブレットを活用した学習支援を進めていきたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(榎本和夫)    原田総務局長。
    ○総務局長(原田浩行)登壇  総務局長でございます。  御質問2項目め、男性の育児休業取得のさらなる促進についての1点目及び2点目について、順次お答え申し上げます。  まず、1点目の本市の男性職員の育児休業取得率の現状についてでございますが、本市においては、令和3年7月に明石市育休100%を宣言し、先導的な実践モデルとして、性差を問わず、職員の育児休業の取得率100%を目標に取組を進めてまいっております。そのうち、男性職員につきましては、有給休暇であります出産補助休暇2日、育児参加休暇5日はもとより、3日以上の育児休業を活用して、まずはより一層子育てに関わる機会を持つことを狙いとして進めておるところでございます。  取組の内容といたしましては、令和3年8月1日以降に出生した子を持つ正規職員を対象に、出産や育児に関する休暇及び育児休業取得の予定を立てる、育児に係る休暇・休業取得プランの所属長への提出を義務づけるとともに、育児休業取得による収入の減少を補填するため、職員互助会から育児休業取得1日につき6,000円、最大1万8,000円を育児休業支援金として支給しているところでございます。特に、育児に係る休暇・休業取得プランの作成に当たっては、所属長と職員本人の面談の機会を必ず設け、育児に関する休暇、休業制度の取得手続等を説明した、育児・仕事両立支援ハンドブック、制度・手続き編を用いまして、本人への意識づけや取得に向けた促しを行っているところでございます。さらに、本年6月には、同ハンドブックの続編でもありますコミュニケーション編を作成いたしまして、本人と職場が協力して育児休業取得から職場復帰までをスムーズに進めるために必要なコミュニケーションの促進を図っております。加えまして、本年4月には、市役所育休みんなで大作戦と銘打ちまして、育児休業取得により職員が一時的に不在となった職場に、柔軟に他部署からの応援ができる制度も新設いたしまして、市役所全体で気兼ねなく育児休業が取得できる機運の醸成を図っておるところでございます。  こうした取組の結果、本市の市長部局における男性職員の育児休業取得率は、令和2年度の16%に対しまして、令和3年度は72.7%、とりわけ、取組を強化しました令和3年8月以降につきましては、取得予定者を含めますと100%を達成しているところでございます。また、男性職員の育児休業の取得人数及び合計取得日数につきましても、令和2年度の4人・331日に対しまして、令和3年度は1年以上の育児休業をしている職員2名も含めますと17人・834日と大幅に増加しておりまして、男性職員が育児休業を取得するのは当たり前であるという職場風土の醸成が今現在進んでおると認識しております。  続きまして、2点目の改正育児・介護休業法の一部施行を受けた本市の今後の取組についてでございますが、本年10月1日に施行された地方公務員の育児休業に関する法律の一部改正により、これまで、男性職員は子の産後8週間以内に1回、産後8週間経過後に1回の合計2回まで育児休業を取得可能とされていたところ、改正後は子の産後8週間以内に新設された出生時育児休業、いわゆる産後パパ育休を2回、産後8週間経過後に2回の合計4回まで育児休業が取得可能となり、利便性が向上いたしました。この改正を踏まえまして、本市では、男性職員の育児休業取得日数のさらなる増加につなげるため、改正の内容を本年10月に職員に通知するとともに、育児休業100%取得に向けた取組内容について、改めて周知したところでございます。また、制度改正をさらなる好機と捉え、今後、育児休業から復帰予定の職員を支援するセミナーの開催や、育児休業取得前から復帰後に至るまでの継続的な情報提供や情報交換の場づくり、さらには男性職員の育児休業取得促進に向けた有志グループの立上げなど、様々な取組を進めることにより、性差を問わず、育児休業取得者及び取得予定者のフォロー体制の強化や、取得しやすい職場環境づくりに努めていく所存でございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    箕作ジェンダー平等推進部長。 ○ジェンダー平等推進部長(箕作美幸)登壇  ジェンダー平等推進部長でございます。  御質問の2項目め、男性の育児休業取得のさらなる促進についてのうち、3点目、市内民間企業への育休取得促進の働きかけについてお答えいたします。  本市におきましては、昨年8月に公募による庁内職員で構成されたジェンダー平等プロジェクトチームを設置し、防災、教育、家庭・社会、意思決定過程に加えまして、職場を主要テーマにしてジェンダー平等に向けた議論を進めてまいりました。職場の分野におきましては、主に多様な働き方の推進についての議論が進められ、その中でも2022年4月から段階的に施行されています育児・介護休業法改正の動きと相まって、男性育児休業の取得促進を重要なテーマと捉えてまいりました。  厚生労働省が公表しております2021年度雇用均等基本調査によりますと、日本における男性の育児休業取得率は13.97%となっており、増加傾向にはあるものの、いまだに低い水準にとどまっております。取得期間につきましても、2週間未満の取得が5割を超えるなど、まだまだ十分とは言えない状況でございます。また、厚生労働省の別の調査によりますと、育児休業制度を利用しなかった理由として、職場が育児休業制度を取得しづらい雰囲気だったから、または会社や上司、職場の育児休業取得への理解がなかったからが上位に挙げられております。これは、男性は仕事、女性は家庭といった性別役割分担意識がまだまだ根強く残っていることが要因にあると考えられます。  このことから、本市では、性別による固定的役割分担意識を解消し、全ての人が働きやすい職場づくりの推進に官民連携で取り組むことを基本として、まずは、企業や市民に対する啓発を行い、男性の育児休業の取得促進に係る機運を高める取組を進めております。今年度におきましては、子育て中の男性に家事・育児の楽しさや喜びを知ってもらうことで、家庭での家事・育児への積極的な参画を促進することを目的として、6月にパパ応援DAYと題し、料理教室や絵本の読み聞かせなど、親子参加型のイベントを開催しました。また、10月には、生活用品メーカーのライオン株式会社と連携し、同社の強み、ノウハウを生かした家事講座であるKaji×Kajiハッピーシェアを実施いたしました。これらの取組を通じ、お互いが協力しながら家事や育児をするのが当たり前という考え方を広く浸透させていくことを目指しております。  一方で、本市が昨年9月に実施した男性の育児休業に関する市内企業向けのアンケートにおきましては、育児休業取得に当たって代替人員の確保が負担と感じている企業は多かったものの、働き方の多様化に向けた取組など、職場におけるジェンダー平等を進めることにメリットを感じている企業も同様に多いことが分かりました。今後は、今年度の取組を継続するとともに、商工会議所などと連携のもと、市内の事業主等に対するセミナーを開催するなど男性の育児休業の取得促進に係る機運を高めるための取組を実施し、また、国などにおける育児休業に係る企業負担を軽減するための制度の周知にも努めてまいりたいと考えております。  男性の育児休業の取得促進に係る取組は、積極的に子育てしたい男性の希望を実現するとともに、これまで女性に偏りがちだった家事や育児の負担を分かち合うことで、女性の継続した就業や円滑な職場復帰につながります。男性の育児休業の取得促進をはじめとするジェンダー平等施策については、引き続き本市にとっての最重要事項と位置づけて取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    松岡総合安全対策部長。 ○総合安全対策部長(松岡正純)登壇  総合安全対策部長でございます。  私からは、質問3項目め、AED(自動体外式除細動器)について順次お答えをいたします。  まず、1点目のAEDへの被覆材等の設置についてでございますが、女性に対してAEDを使用する際に、男性が救助者である場合や人目につく場所で救助をする場合など、抵抗感があることはよく理解しているところでございます。心臓突然死の原因である心室細動を止めるためには、AEDによる電気ショックは有効であり、必要なときにAEDをためらうことなく使用することが大切です。救助者が衣服を脱がせることをちゅうちょすることで、救命のためのAEDの使用が遅れることは避けなければなりません。現在、市民救命士講習では、女性に対してAEDを使用する場合、あくまでもAEDの使用を優先した上で、女性への配慮をお願いする指導を行っているところです。具体的な配慮の方法としましては、人垣を作り周囲から見えないようにすることや、パッドを装着した後、服をかけてあげること、加えて、現在では、下着を外すことなくパッドの装着が可能であることも指導をしております。議員から御提案を頂きました女性に配慮した取扱説明書には、服を脱がさなくてもAEDを使用することができることや、上着やタオルをかけてAEDを使用できることも記載されておりますので、今後は、当該取扱説明書を市が設置しているAEDの近くに備えつけることや、説明書の内容を市のホームページなどで広く周知する取組を進めてまいります。また、肌を隠す布などの被覆材の設置につきましては、引き続き調査研究をしてまいります。  次に、2点目の夜間・休日にも対応できる施設へのAED設置についてでございますが、AEDの設置に当たり、厚生労働省のAEDの適正配置に関するガイドラインでは、人の多い施設やスポーツイベントなど、心停止が多く発生し、目撃されやすく、救助を得られやすい場所・施設などを推奨しております。本市もガイドラインに従い、市立の小中学校をはじめ、スポーツ関連施設や文化施設、市役所・市民センター、コミセン、高齢者施設等、不特定多数の市民が来訪する市の管理施設を中心に、165台を設置・管理しております。また、市内には、国や県、民間会社や大型店舗などが設置しているものを合わせますと、468台のAEDが設置されています。御提案の夜間・休日でも対応可能なAEDの設置につきましては、AEDが使用される可能性が高いという点も併せて考慮する必要がありますので、休日や平日の深夜から早朝といった時間帯に人が集まる場所を含め、効果的・効率的なAEDの設置を進める中で検討してまいりたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(榎本和夫)    飯田議員。 ○議員(飯田伸子)    では、御答弁頂きましたので、何点か再質問させていただきます。  1項目めの不登校児童生徒へのタブレット端末を活用した学習支援についてなんですけれども、まとめて御答弁頂きましたので確認したいのですが、授業のライブ配信ですとか、放課後のオンライン補習、授業動画のオンデマンド配信など、今御説明いただきましたけれども、プライバシーへの配慮の課題もあるとのことでした。具体的にこのような配信方法について、もう少し詳しくお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    村田教育局長。 ○教育局長(村田 充)    教育局長でございます。  御質問の授業のライブ配信の具体的な方法についてでございます。配信するのは、児童生徒が所属する学級で行われる授業です。保護者と連絡を取り合って配信する教科や時間帯を決めて、IDとパスワードを送り、動画を見られるようにしております。映像については、個人情報保護の観点や教員の音声が十分に聞き取れることなどを配慮して、教卓の近くにタブレットを固定し、ほかの児童生徒が映り込まないように撮影をしております。その際には、保護者に動画の二次利用禁止について了承を取るなどの配慮をいたしております。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    飯田議員。 ○議員(飯田伸子)    やはりライブ配信となりますと、プライバシーの問題とかありますので、今後越えなければいけない課題もたくさんあるとは思うんですけれども、教育委員会としては、しっかりと支援に向けて前向きに取り組んでいただいているとのことでした。まだまだ課題もたくさんありますけれども、やっぱりどの学校に通っていても、本人の希望になるべく近い形で支援を受けられるように、今後も市を挙げてハード面、あと、ソフト面も体制を整えていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、2項目めの男性の育児休業に関してです。  2項目めの3点目、市内企業への育休取得促進の働きかけについて質問いたします。明石市の職員の方に対しては、本当にしっかりと取り組んでいただいていて、予定者を入れると100%ということで、本当に今後もこのすばらしい取組を続けていただきたいと思っております。本年度は、市内で男性市民に対して様々なイベントを実施されたとのことですけれども、参加者はどのようにして募集されたのでしょうか。子育て中の男性だけではなく、やはり将来的に結婚したり、子育てをする可能性のある男性ですとか、そういった男性の上司に当たる方など、幅広い属性の男性に参加していただきたいと思いますけれども、そのあたりいかがでしょうか。参加された方の反応とかもあれば、併せてお聞かせください。 ○議長(榎本和夫)    箕作ジェンダー平等推進部長。 ○ジェンダー平等推進部長(箕作美幸)    ジェンダー平等推進部長でございます。  再度の御質問にお答えいたします。今年度は、家事・育児に関するイベントを2つ開催しまして、合わせて約250名の市民の皆様に御参加いただきました。募集につきましては、広報あかしやホームページ、あと、市のSNSでの発信に加えまして、市内の保育園、幼稚園へのチラシ配付、また、関連施設へもチラシを配架するなど、広く参加者を募りました。また、さらに、出産予定の御夫婦などを対象とします、もうすぐパパママ講座という講座でチラシを配付するなど、今後の子育て層への参加も募ったところでございます。  アンケートでは、イベントの効果や育児参画意識の向上について、9割以上の参加者から肯定的な御意見を頂いております。ですので、一定の成果は感じておるところでございます。また、昨年9月に実施しました市民向けのアンケートでは、男性の育児休業の取得について、9割近くの方が肯定的に回答した一方で、職場へ迷惑がかかるであるとか、職場の無理解などの理由で育児休業の取得を断念した方がおられました。これらの市民意見も踏まえまして、引き続き性別による役割分担意識を解消し、お互いが協力しながら育児や家事をするのが当たり前と、こういった機運を広く浸透させていくための取組を実施してまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    飯田議員。 ○議員(飯田伸子)    同じく3点目についてですけれども、今の御答弁にもありましたように、やはり本人の意識があっても、職場、勤務先のやっぱり理解がないと、なかなか難しいということです。やはり男性が心置きなく育休を取るためには、勤務先である企業の理解ですとか、対応が本当に重要だということが今の御答弁からも分かったんですけれども、特に、中小企業につきましては、人員不足ですとか、周知がなかなか行き届かないなどの様々な理由が、要因が障壁となるようなことがあるのではないかと思います。行政からの働きかけ、支援というのも、やっぱりすごく大事だと思うんですけれども、今後、国の制度の周知ですとか、市として何か支援を実施するとのことですけれども、企業理解を深めるために、市としてはどのようなことを伝えていかれる御予定でしょうか。 ○議長(榎本和夫)    ジェンダー平等推進部長。 ○ジェンダー平等推進部長(箕作美幸)    ジェンダー平等推進部長でございます。  先ほども御答弁申し上げましたとおり、本市が昨年9月に実施しました男性育児休業に関します市内企業向けのアンケートにおきましては、代替人員の確保を負担と感じている企業が多くございました。また、日頃中小企業の事業主の声を聞く機会が多い社会保険労務士会や商工会議所などにヒアリングを行いましたところ、育児休業に係る様々な助成金制度などが市内の企業に十分周知されていなかったり、制度を知っていても手続に手間がかかることで申請までは至っていないという企業もあるとお聞きしたところでございます。このような現状を踏まえまして、まずは男性が育児休業を取得することや男性の育児参画の意義についてお伝えするとともに、国などによる助成金の制度などをしっかりと周知するなど、企業のニーズの調査を把握しながら、市としてできる取組をこれからも進めてまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    飯田議員。 ○議員(飯田伸子)    3項目めのAEDについて再度質問させていただきます。  まず、1点目の被覆材のことに関してなんですけれども、女性の服装によりましては、肌に密着している服を着ていたり、逆に寒いときですと何枚も重ね着をしていたりして、なかなか服をずらして貼っているほうが時間がかかってしまうという場合もあるかと思います。そのような場合には、救命を優先するために、やはり服を脱がせてしまうといったこともあるかと思います。被覆材1枚にかかる費用は、例えば、ほかの自治体で多く採用されている三角巾ですと、1枚1,000円以内程度となっております。女性に配慮する方法は様々ありますけれども、そのうちの選択肢の1つとして、何とか被覆材の配置を今後も前向きに検討していただきたいと思いますが、再度お尋ねいたします、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    松岡総合安全対策部長。 ○総合安全対策部長(松岡正純)    総合安全対策部長でございます。  AEDへの被覆材の設置についての再度の質問でございますが、AEDの使用につきましては、まずは、命を救うため、ちゅうちょなくAEDを使用することの周知・啓発が重要であるというふうに考えております。その中で、女性への配慮の1つとしまして、三角巾等の被覆材の設置につきましては、他市の事例等も含め、引き続き調査研究をしてまいりたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    飯田議員。 ○議員(飯田伸子)    では、ぜひとも前向きな検討をお願いいたします。  同じく、1点目なんですけれども、女性に配慮した取扱説明書につきましては、配置をしていただけるということですので、ぜひよろしくお願いいたします。その上でお伺いしたいんですけれども、それは、市が設置しているAEDのみが対象となるのでしょうか。民間にもたくさんAEDがありますので、ぜひそちらのほうにも配付といいますか、配置をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    総合安全対策部長。 ○総合安全対策部長(松岡正純)    総合安全対策部長でございます。  AEDの取扱説明書につきましては、市のホームページでも公開をしてダウンロードできるようにまずしたいと思っております。その上で、希望者には配付も行いまして、市内のAED設置者全体に対して周知・啓発をできるように努めてまいりたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    次に、井藤圭順議員、発言を許します。 ○議員(井藤圭順)登壇  自民党真誠会の井藤圭順でございます。発言通告に従いまして、3項目質問いたします。  1項目めとして、救急れんらくばんについて2点質問いたします。  救急れんらくばんは、本人の名前、住所、電話番号、生年月日、民生委員・児童委員、緊急連絡先、かかりつけ医、ケアマネジャー、訪問看護事業所などを記載したものを冷蔵庫に貼っておくことで、支援を必要とする人が自宅で具合が悪くなったとき、症状を説明できないときに、駆けつけた支援者、救援隊、搬送先の医療機関、速やかな対応につなげるために、ひとり暮らし高齢者台帳登録者などに配付されています。この事業は、昭和61年に民生委員・児童委員のれんらくばんと、平成23年にケアマネジャーの見守りれんらくばんを令和元年に救急れんらくばんとして統一して、新たに運用が開始されました。令和4年11月1日現在、ひとり暮らし高齢者台帳登録者8,500人の方を中心に運用されていますが、そこで1点目、現在の運用状況について、2点目、ひとり暮らし世帯でなく老老介護世帯などにも対象範囲を広げるなど、今後の活用について、市の見解をお聞きします。  2項目めとして、明石市のハラスメント事案への対応について2点質問いたします。  厚生労働省は12月を職場のハラスメント撲滅月間として定めていて、ハラスメントのない職場づくりを推進するための広報・啓発を実施しています。そのハラスメントの意味は、嫌がらせです。嫌がらせと聞くと、まるでいじめのような行為だと思われる方もいらっしゃいますが、ハラスメントの中には明確な悪意の上で行われる場合も多くあります。定義は、相手が不快であるか、自分の言動によって他者に不利益を与えたり不快にさせたりすることがハラスメントです。ハラスメントは職場だけでなく、夫婦、恋人や親子、友達、初対面の相手などに対しても起こり得ます。心身にダメージを与えるハラスメント行為は、残念ながら社会に根強い問題として残っています。ここでハラスメントの意味や知っておくべきハラスメントを知ることで、自分がハラスメントを受けていることに気づけるように、また同時に気づかないうちにハラスメントの加害者になってしまわないように、職場で特に起きやすいハラスメントとして、最新の代表的なハラスメントの種類を御紹介いたします。  まず、優越な関係に基づき、業務上必要な範囲を超えた言動による就業環境を害する行為であるパワーハラスメント。次に、性的な嫌がらせをして相手の就業環境を害する行為であるセクシュアルハラスメント。次に、妊娠をしている人や出産を終えた人への嫌がらせ行為であるマタニティハラスメント。次に、育児休暇制度を利用しようとする男性への嫌がらせ行為であるパタニティハラスメント。次に、言葉や態度によって相手に精神苦痛を与える行為であるモラルハラスメント。次に、個人の外見や趣味などのその人の個性を否定するような発言をする行為であるパーソナルハラスメント。次に、社会的な地位の強い者が立場を利用して、弱い立場の人にアルコールを飲むように強要する行為であるアルコールハラスメント。次に、性別の差別をする行為であるジェンダーハラスメント。リストラ対象者に嫌がらせをしたり、不当な扱いをして自主退職に追い込むリストラハラスメント。仕事は楽しいものだと思うことを強要する行為であるエンジョイハラスメント。客の立場を利用して自己中心的で理不尽な要求をする行為であるカスタマーハラスメント。インターネット上における中傷や嫌がらせをする行為であるオンラインハラスメント。さきに説明したオンラインハラスメントの中でも、SNS上で発生する嫌がらせの行為であるソーシャルハラスメント。ZOOMなどウェブ会議を通したやり取りの中で起こるパワハラやセクハラなど、様々なハラスメント行為であるリモートハラスメント。パソコンやスマートフォンなどのテクノロジーに詳しい人がそうでない人に対して嫌がらせをする行為であるテクノロジーハラスメント。接待や飲み会などカラオケで歌いたくない人に無理やり歌うことを強要する行為であるカラオケハラスメント。においで他人に不快な思いをさせてしまう行為であるスメルハラスメント。以上、ほかにも多くハラスメントがありますが、重要なポイントとして、加害者側は全く悪気はなくても、受ける側(被害者)が不快に感じれば、それはハラスメントとして成立します。本市では、職場でトラブルや問題が起こった場合に、職場内で解決することが望ましい姿として、1人で悩んだり我慢するのではなく、まずは各職場の管理職、監督職員である上司に相談することになっています。  そこで1点目、職員の職場環境づくりとして、職員が職場でトラブルや問題が解決できないときや、上司に相談できない場合に対応するための職員相談窓口を開設しているが、現在の運用状況について、市の見解をお聞きします。  2点目として、特別職の職員によるハラスメント事案の対応について。令和元年に設置された特別職の職員によるハラスメント事案に関する事項に調査、審議する明石市ハラスメント防止委員会について、市の見解をお聞きします。  3項目めとして、明石公園について2点質問いたします。  県立明石公園は、駅から5分という恵まれた立地にある都市公園として、歴史や豊かな自然が残り、文化、スポーツ、イベント等を楽しむことができる身近な憩いと安らぎの場となっています。一方で、スポーツ施設や史跡保護のための樹木伐採など、様々な問題が生じており、私も明石公園について6月の本会議で文化庁文化財部記念物課が監修した石垣整備のてびきについて、次のように一般質問いたしました。平成7年の阪神・淡路大震災の際には、明石城跡の稲荷曲輪西面石垣では、石垣裾部の樹木がてこの原理で根元から石垣を崩したと考えられる事例があり、高さ数メートル以下の低い石垣では、このような危険性はさらに高くなるだろう。樹木がてこの原理で根元から石垣を崩したと考えられることからも、改めて石垣保全のためには樹木伐採の必要性について述べました。また、江戸時代に始まり、明治、大正、昭和、平成とその時々の先人たちが守ってくださった両櫓と明石城跡を、令和の時代を生きる私たちも次の世代に継承していく中で、阪神・淡路大震災後の復旧工事の記録がとても重要になることから、明石公園石垣復旧工事とそれを踏まえた公園の樹木伐採の経緯について、市の見解をお聞きしたところ、明石公園石垣災害復旧工事報告書に基づいて、次のように御答弁頂きました。  復旧工事については、石垣の文化財的価値を重視し、在来の伝統工法を基本に積み直すこととされ、特に、石垣内部はコンクリート製の擁壁等は用いず、小ぶりの石である裏込め栗石を投入する在来工法で行われました。また、雨水の侵入や、その水道を作らないようにするため、石垣の上部には既存の排水溝に雨水を集めるように計画し、石垣内部にある裏土と裏込め栗石の境の面に直接雨水が浸透しない対策が取られました。そして、石垣の樹木に関しては、委員から、石垣周辺の樹木を撤去することという意見や、石垣の上の地盤は芝生にしていくことが望ましい、樹木が生えたら除くことが石垣のメンテの基本であるといった意見が出されたことを受け、石垣際の樹木は撤去し、石垣の上部は基本的に野芝を張ることとしたことでございますとありました。私は、明石城跡の史跡については、国の宝であり、市民の誇りでもあると思っております。まず、私は、令和の時代を生きる私たちも、次の時代にこの城跡を継承していくことと、城跡の東西南北の全容を見せることが必要であると考える立場ですが、今、100かゼロの議論ではなく、明石公園の歴史的価値と自然とスポーツ施設や全ての方々の憩いの場としてポテンシャルの高い明石公園としていくためにも、1点目として、明石公園に関するPT(プロジェクトチーム)の現状について、市の見解をお聞かせください。  2点目として、県立明石公園と本市の連携について。既に6回の検討会の会議が開催されていますが、県立都市公園のあり方検討会(明石公園部会)と本市の連携について、市の見解をお聞かせください。  以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    大島福祉局長。 ○福祉局長(大島俊和)登壇  福祉局長でございます。  御質問1項目め、救急れんらくばんについての1点目、救急れんらくばんの運用状況についてと、2点目、救急れんらくばんの今後について、併せてお答えいたします。  救急れんらくばんは、住所、氏名など、御本人の基本情報や担当民生児童委員、緊急連絡先、かかりつけ医、担当ケアマネジャー、医療・介護の利用状況などを記載した用紙をマグネットで自宅の冷蔵庫に貼りつけるとともに、救急れんらくばんを利用していることが分かるように玄関ドアの内側に専用のステッカーを貼りつけておくことで、万が一、支援を必要とする人が御自宅で倒れるなど症状を説明できないときに、駆けつけた支援者や救急隊、医療機関が参考にして速やかな対応につなげることができるように備えておくものでございます。本事業は、昭和61年度から明石市民生児童委員協議会が旧様式であるれんらくばんの配付事業として実施しており、その後、類似の取組を進めるケアマネジャーが配付する見守りれんらくばんと様式を統一して、令和元年12月から現在の救急れんらくばんとなっております。運用状況については、民生児童委員はひとり暮らし高齢者台帳登録者を対象に台帳の調査訪問時に配付を行い、また、ケアマネジャーは介護サービス利用者及びその同居家族を対象に介護サービス契約時や訪問時に配付しているところでございます。  本事業の今後に向けた取組については、本年1月に開催された明石市民生児童委員協議会の高年福祉専門部会において、民生児童委員をはじめ明石市介護サービス事業者連絡会居宅介護支援部会のケアマネジャー、地域総合支援センターや消防局の職員など、支援者による意見交換を行っております。その結果、運用に当たっての共通認識を図るためのマニュアルの作成や、ひとり暮らし高齢者台帳登録者や介護サービス利用者以外の支援を必要とする人やその同居家族への配付など、対象範囲の拡大について検討を進めていくこととなりました。支援を必要とする人やその家族が住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らしていけるように、救急れんらくばんの普及や充実に向けて、関係機関と連携を図りながら事業を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    原田総務局長。 ○総務局長(原田浩行)登壇  総務局長でございます。  御質問第2項目め、明石市のハラスメント事案への対応について順次お答え申し上げます。  1点目の職員の職場環境づくりについてでございますが、一般職の職員によるハラスメント防止の取組といたしまして、本市では、職員倫理指針や職場環境づくりガイドライン、相談リーフレットを策定し庁内周知を図るとともに、2018年8月から総務管理室総務課及び職員労働組合に職場環境づくり相談窓口を設けて運用をしております。相談窓口は、ハラスメント行為等について職場内での相談や解決が難しい場合に、職員が1人で悩みを抱え込むことのないよう中立的な立場で相談を受け付ける窓口として運用しており、これまで30件以上の相談を受け付けているところでございます。  2点目の特別職の職員によるハラスメント事案についてでございますが、特別職の職員によるハラスメント事案への対応といたしまして、本市では、2019年7月より、条例に基づく附属機関として、明石市ハラスメント防止委員会を設置しております。防止委員会は、弁護士を含む外部有識者2名や職員労働組合の代表など6名の委員で構成しており、特別職のハラスメント事案に関することのほか、一般職を含めた本市のハラスメント相談制度全般に対しての助言等を頂いているところでございます。また、相談窓口につきましては、職員が安心して相談できるよう、外部の弁護士を窓口としております。防止委員会の設置以降、実際に特別職のハラスメント事案に対する相談はございませんが、相談の流れといたしましては、窓口への相談を契機として、寄せられた相談を防止委員会に報告し、委員間の意見を取りまとめた上で市長に対して相談内容及び取りまとめた意見を報告する流れとなっております。なお、防止委員会の開催状況につきましては、2019年7月に第1回を開催した後、2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大により書面報告にとどめましたが、2021年、2022年はそれぞれ7月に開催し、一般職のハラスメント事案への対応状況や職員の意識啓発に向けた取組について報告し、委員から頂いた御意見を踏まえて相談体制の充実につなげているところです。一般職、特別職のいずれにつきましても、継続性のあるハラスメント防止の取組が必要と考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    小柳プロジェクト部長。 ○プロジェクト部長(小柳美枝子)登壇  プロジェクト部長でございます。  私からは、御質問3項目めの明石公園についてお答えさせていただきます。  まず、1点目の明石公園に関するPT(プロジェクトチーム)についてでございますが、当市においては、明石公園における樹木伐採やボート利用料金の値上げ、陸上競技場、野球場の老朽化などの様々な課題に対し、全庁横断的な検討を行うために、庁内職員10名から成るプロジェクトチームを本年4月に立ち上げたところでございます。本プロジェクトチームにおいては、4月のキックオフ会議において全体課題を整理した後、現地視察や関係団体等のヒアリング、また、論点ごとの整理をメンバーで実施しながら議論を進めてきました。特にヒアリングにつきましては、議員御指摘のとおり100かゼロかの議論ではなく、バランスを取り、広く関係者の声を聞くことが重要との観点から、5月から7月にかけてスポーツや環境の関連団体、城郭の専門家など、計12回かけて実施し、明石公園の現状や課題、ニーズを多方面から丁寧に把握したところです。ヒアリングの結果は、県が実施する県立都市公園のあり方検討会(明石公園部会)へ提出し、委員である泉市長から市のプロジェクトチームで集めた市民の声を示すとともに、県の考える案ありきではなく、県民の意見もしっかりと聞きながら検討を進めるよう強く申し入れたところでございます。また、広報あかし8月15日号におきましても、明石公園特集を組みましてその魅力を広く伝えるとともに、これからの明石公園についての意見募集を行ったところ、47名もの方から105件の御意見を頂きました。頂いた御意見については、プロジェクトチーム内で共有し、今後の県のあり方検討会での提言につなげてまいりたいと考えています。  次に、2点目の県立明石公園と本市の連携についてでございますが、市のプロジェクトチーム立ち上げと同時期に、県においても県立都市公園のあり方検討会を立ち上げ、同検討会の下に明石公園を含む3つの都市公園に係る部会が設置されました。明石公園部会は、ほかの2つの公園に先行しまして、既に6回の部会が開催されたところです。同部会では、委員間の議論や現地視察に加え、丸1日かけたヒアリングを計2回実施し、陸上競技場と第1野球場の改修、子どもの村のインクルーシブ遊具の整備、自然環境保全に係る意見などを広く公園利用者から聞き取ってきました。これは、本市から部会の委員として参加している泉市長より、市のプロジェクトチームが時間をかけて行った関係者ヒアリングの結果を示しつつ、県の部会においても利用者の意見を丁寧に聞くよう強く申し入れたことから、県側が当初スケジュールを大幅に変更し、丁寧な検討を進める方向で方針転換が図られたものです。なお、陸上競技場と第1野球場についても、昨年度末に県が策定したリノベーション計画においては、耐用年数経過後には施設更新をせず、明石城跡を生かした整備を検討と方針づけられておりました。しかし、同部会での議論やヒアリングにおけるスポーツ関連団体からの訴えもあり、陸上競技場のレーンの引き直しや第1野球場のスタンドや設備更新を来年度以降、順次、県側が行う方針が9月の部会で示されました。加えて、当初予定されていた子どもの村のインクルーシブ遊具整備につきましても、樹木伐採に最大限配慮された形に計画が変更されるとともに、障害のある方でもアクセスしやすいように近隣に駐車場を整備する方針が10月の部会で示されるなど、一定の成果が得られたところです。なお、次回の部会は12月下旬の開催予定ですが、県側は当初予定していた今年度末に議論を終わらせるのではなく、必要に応じて来年度以降もじっくり時間をかけて検討を継続する予定と聞いております。今後も市のプロジェクトチームの検討結果をしっかりと県の検討会に提言し、県との連携を図りながら、明石公園が市民にとってよりよいものになるよう取り組んでまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    それぞれ御答弁頂きました。これから再質問並びに意見を述べさせていただきます。  1項目めの救急れんらくばんについて、現在、より支援を必要とする人や同居家族への配付など、対象範囲を拡大することを検討してくださっているということで、特に最前線に行く消防局の救急隊であったりとか、そういったところの連携が非常に必要かなというふうに思いますので、支援を必要とする人やその家族が安心して暮らしていけるような連携をよろしくお願いしたいなというふうに思います。  2項目めの明石市のハラスメント事案について、先ほど、職員のほうから、これまで30件ぐらいあったということで、対応ができているのかなというふうに思っております。また、2点目のことについて、特別職のハラスメントに関してはゼロ件だということでお聞きをしました。明石市はすごく働きやすい環境なんだなというふうにちょっと思ったんですけれども。市長、「子どもが増えた!」という書籍なんですけれども、市長も編著者なので御存じだと思うんですけど、私も議員になってからその本読ませていただいて、愛読をさせていただきました。その中で、泉市長と同じく編著者の方と、前三鷹市長とで鼎談をされているところで、前三鷹市長が8人から12人の職員、例えば、同時に主任、係長、課長補佐に昇任した人に集まってもらって80分間やるトークセッション研修を行っている。ざっくばらんな意見交換の中から現状と課題が浮かび上がって、私には自治体経営、業務改善や職員の働き方改革等のヒントになっていて、私にとっては職員による市長研修とおっしゃっていました。そこで、泉市長が、私も最近やってみたんですが、私とマンツーマンだとよう言わんので(笑い)なので、うちでは副市長にお願いをして、全員匿名で市長への悪口、苦情、提案を集めてもらってます。結構きついこと言われるんですが、やっぱりそういうのはヒントになりますね。現場で頑張っている職員の声は非常に重要ですとありますが、これ、いつ行っているのですか。それとも、まだ今も行っていることなんですか。 ○議長(榎本和夫)    総務局長。 ○総務局長(原田浩行)    総務局長でございます。  井藤議員の2回目の御質問にお答え申し上げます。本の内容を私も見させていただきまして、そういった市長への意見聴取といいますか、そういったものなんですが、当時の副市長はされておられたというふうに聞き及んでおります。現在の対応なんですけども、2019年6月から、市長への意見箱を庁内に設置いたしまして、職員が匿名で市長に直接意見を申し出ることができる仕組みを現在も設けておるところでございます。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    井藤圭順議員からの再度の質問ですけど、私が市長になって恐らく2年目か、3年目だと思うんですけど、その頃から副市長にお願いをして、部長級以上の職員から市長に言いたいことを集めてほしいという形で、年に2回ぐらいかな、ずっと集めてました。完全に匿名にしていただいて、副市長止まりで、それを整理して私に言ってほしいと。厳しい意見こそありがたいという形で、いろんな意見がございました。その際にも、例えば、明石のまちの方向性についても、こちらのほうから質問して答えてもらう形をとって、当初のころは、私としては、子供にもっとシフトしたいと思っていたので、でも実際上どうだろうかと。子供にシフトしていいのか、もっとバランス的な、これまでを踏襲したほうがいいのかという形で聞いたりもしてました。結構割れまして、匿名ですからどの部長がどうか分かりませんけれども、当初はかなり割れていましたけど、数年たった頃には、もうほとんどが子供で頑張ったほうがむしろまちにとってはいいというような反応に変わってきたので、私もそういった形で、部長級以上のそういった声を踏まえて方向づけたりしてました。そういう意味では、大変、部長級以上の意見は参考になりました。最近では、市長への意見箱という形でいろんな御提案も頂いていて、例えば、職員のたばこの吸う場所の問題も両面ありますので、提案を頂いたりもしている立場です。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    市長からも詳しい内容のことをおっしゃっていただきました。ちなみに、この三鷹市長の項でお話、鼎談されてますけど、これ、いつ頃お話しになっている話なんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    恐らく、本が出版されたのが2019年の2月の出版だと思いますから、その前の年辺りに恐らく鼎談をして、それだと思います。2018年じゃないかと思います。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    2018年だということで、私も子供政策をやりたくて議員に立候補して、当選させていただいて、今、自民党真誠会の会派に入れていただいて、皆さんと一緒にこどもを核としたまちづくりをさせてもらって、この本を議員になってからずっと読んでたんです。なので、この本の中に、先ほどの前三鷹市長の項のところであったんですけれども、この本の224ページの1行目から3行目にかけて泉市長の発言が記載されていまして、だから、市長の仕事は、その市民の代表、市民の代表というのは議員のことです。と一緒にやっていくことなんだなとほんまに思いました。結果的にびっくりしますけど、今は全員が与党になってくれてます。また、その本の中に、元三重県知事との鼎談で、290ページの2行目から5行目にかけて明石市長はこうも言ってます。明石市議会はオール野党からほぼオール与党状態に変わったから、泉が議会を制圧したか、それとも泉が議会に屈したのかなんて言われますが、共に誤解です。二元代表制とは両者は対等ということで、共にしっかりしたほうがいいんです。私の考えは、議会も強くなったほうがいい。既に変わっております。お二人の方に同じ内容を、要するに三鷹前市長と元三重県知事のお二人に同じような内容をお話しになっています。ちょうど引退発言が出たときに、11年半の積年の怒りが爆発したというのであれば、ここは全員野党にならなければならないのかなと。先ほど、2018年とおっしゃいましたので、何かそうなると11年半の積年というのはちょっとどうなんかなというのがあって、どれが本当なのかなというのがあるんですけども、ちょっと本の話になったのでハラスメントのほうに戻しますが。  それでは、市長、MBSの放送において、職員へのハラスメントのちょっと報道、まあ疑惑みたいな、そうなんかなというのが報道ありましたけれども、市の職員に対して不動産会社から金もうてんのかっていう発言があったやなかったやという報道なんですけど、市長はそれに対しては、それはないです。いわゆるハラスメントと言われる行為をしていない認識となっていましたということをお答えになっているんですけど、もし職員がお金をもらってたら収賄ということになりますので、言い方を変えたら犯罪をしてるんかというような言い方になりますので、やっぱり言ってなくても発言は慎重でなければならないと思うんですけれども、もしそうであれば、市の職員に対するハラスメントに私はなると思います。改めてお聞きしますけど、おまえら不動産会社から金をもらってるのかと交渉を担当した職員に言いましたか、その認識についてお答え願えますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    まず、最初の議会との関係ですが、それにつきましては、例えば、本年度予算も全会一致で御賛同いただいておりますので、そういう意味におきましては、本年度予算については全会一致で御賛同いただいている。しかし、決算は割れておりまして、全会一致で承認いただいているわけじゃなく、不承認となっております。条例につきましても、御賛同いただいた条例もありますけど、優生保護法については自民党真誠会は一貫して反対ですから、そういう意味においては、それぞれ個々のテーマで割れると思います。本の関係で一定程度の表現になっておるとは思いますが、そういうことだと思います。  あと、職員に対する関係では、私は常日頃から市民目線を言い続けていて、市民からお預かりしている税金は大事に使うべきだと。税金の無駄遣いをしてはいけないということを言い続けておりますので、基本的にはそういった趣旨のことはよく言います。そういう話です。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。
    ○議員(井藤圭順)    市民目線の話をしろということで、実際に、おまえら不動産会社から金をもらっているのかというふうなことは言っていないということでよろしかったですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私の認識としては、基本的に、市民の税金は大事にすべきであって、それを、例えば、何か土地を購入するときでも、できるだけ市民負担が少なくなるようにやるべきだということは言い続けております。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    言ったか、言ってないかの認識をちょっと言ってるんですけど。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    認識はありません。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    認識がないということなんですけれども。次の報道にあったことですけど、これも確認したいんですけど、副市長が、泉市長は人は金と地位と恐怖でしか動かない、特に職員は恐怖でと言ってますからとありましたが、これについて確認を再度しますけれども、人は金と地位と恐怖でしか動かない、特に職員は恐怖でという御認識でしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    そもそも言っておりません。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    全て否定をされたということなんですけど、MBSの放送の最後に、番組のアナウンサーが任期を残した副市長か、MBSの記者か、泉市長の誰かがうそをついているという最後の発言があったんですけど、市長は、これは誰がうそをついていると思われますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    それは正直分かりません。私としては、副市長の件について何度もお伝えしてるんですけど、いろいろ誤解を招いていますけど、両副市長と別にトラブルありません。両副市長からは、2人おそろいで今年の年明けに期限をもって副市長を退任したいと言われたので、慰留はしましたが、そういうことであればという形で3月末を持っての退任を了とした経緯であって、別にそこにトラブルはありません。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    副市長とも円満だったというような話ですけど、一応、私ね、前副市長とMBSの記者と電話で連絡をとりまして、内容の確認をしました。お二人とも報道のとおりだというふうにおっしゃっておりました。前副市長は、担当者が市長に報告に行ったときに、おまえら不動産会社から金もうてんのかと市長に言われたというふうに言われて、すぐに報告があったと言ってました。また、先ほどの、人は金と地位と恐怖でしか動かない、特に職員は恐怖でというのは何度も聞いたと私にお話をしてくださいましたけれども、それでも言っていないということでよろしいですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    今ここで井藤圭順議員が言われていることですけど、私としては、市民の税金を大事に使いなさいと言っただけです。副市長との関係について、本当に副市長がそんなこと言ったとは私は思えないです。別に私と副市長の間にトラブルがあったとは全く思っておりません。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    この話してもずっと続きますので、昨日のうちの会派の議員の話と延々こうなってしまうので、なかなか話が行かないので、これ以上は真相が分からないので、誰がうそをついているのかというのは分からないという話ですけれども、報道に関することは全部違うというようなことでおっしゃいますので、これ以上は聞きませんけれども。では、仮に、こうやって今、疑惑というか、そういうような報道があった以上は、やはり本来は、こういうものは市長が調査をして進めなければならないということであるんですけれども、こういう委員会とかある中で、やっぱりそれ以上、もっと相談しやすい環境をつくっていかなければならないというふうに思うんです。実際に市長にやられた、言われたと。これは仮の話です、すみません、なって、市長だから相談しづらい、市長に報告をするって、さっきありましたけれども、そのあたり、もっと相談しやすい環境をつくるべきだというふうに思うんですけれども、そのあたりいかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    そこは相談しやすい環境のほうがいいと私も思っております。だからこそ、それこそ、市長への意見箱も市民のみならず職員からも頂いている状況で、ある意味、若手職員とのランチミーティングをやったりとか、いろいろ工夫はしております。これからも相談しやすい環境づくりは努めていきたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    そんな環境をもっとつくっていただきたいなというふうに思うんですけども。市長、ある雑誌の記事で、プレイヤーとしては終わりで、次は監督ということですか。そうですね、監督のイメージかなと笑ってらっしゃいます。プロ野球で試合に出ていた選手も、ある程度時期がたてば引退して監督になって、ホームラン王や盗塁王をつくっていきますね。自分1人でホームランを50本打つより、30本打つ若手を5人つくったほうがチームは強くなる。そんな感じですというふうにお答えになっているんですけど。例えば、私も例えたいと思うんですけど、今年の今シーズンのプロ野球、当てはめてみますと、村神様と言われたスワローズの村上宗隆さん、56本ホームラン打ちました。それ以外にセントラルで打った人、30本以上打った人、ジャイアンツの岡本和真選手が30本打ってまして、合わせて2人しかいない。で、一方、パシフィックリーグいくと唯一、山川穂高選手が41本なので、やっぱり市長が例えられた50本って、やっぱりすごい選手だなって、ちょっと改めて思ってるんですけど。30本打つ、1球団30本打つ選手そろえられたら、もう普通に優勝しちゃうと思うんですね。なので、市議会の過半数とらなくても優勝できるんじゃないかとちょっと思っちゃって、そういう話をそれを見ながら思ったんですけど、私もカバディという競技の監督してましたんで、今、サッカーのワールドカップで大変盛り上がってますけど、森保監督とも広島のアジア大会で同じ日本選手団で日の丸を背負って戦ったんです。また、僕も議員になる前、同じく日本の代表の監督としてチームで指揮をとったんですけど。スポーツの世界のほうがハラスメントってもっと厳しいんです。それだけ、やっぱり今度、監督になられるということ、監督というようなニュアンスのことでありますけれども、そのあたり、気づいたら引退してる泉市長がプレイングマネジャーになっているということはないですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すみません。ちょっと長い質問でしたけど、いろいろ、もう一回、御質問の趣旨をもう一回言ってもらえますか。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    すみません、簡潔的に言いますね。市長は今度、政治家を引退されて、監督の立場みたいな感じでというような表現を雑誌でされてるんですね。監督はマネジャーじゃないですか。でも、監督しながら候補者になることも可能なんで、プレイングマネジャーという方法もあるんですけど、まさかプレイングマネジャーになるということはないですよねというお話です。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    昨日もお答えしましたけども、さきの9月議会終わりの10月12日に、この場にて表明したときと心境は変わってはおりません。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    はい、分かりました。もう監督に専念されるということでございます。今、サッカーで例えたら、市長、レッドカード、自分で言って、退場になって、プラス、レッドカード、サッカーもらうと次の試合も出場停止なんで、そういった意味も込めて、やっぱりレッドカードってやっぱり大きい意味があるので、そのあたり、今後も言動とか気をつけていただきたいなというふうに思っております。  本当に、市長さん頑張っているから何してもええんかなというような、頑張っているから、市のために頑張っているから何でもええんかなという話もありますけども、私は基本、やっぱり暴言はよくないと思いますし、子供にとっても、その暴言を吐いて、いや、頑張っているから何やってもええんやろっていうような風習になるのが僕は一番よくないと思うので、そのあたり、しっかりと市政運営、あと半年ですけれども、やってほしいなというふうに思っております。  次に、明石公園のことについて質問に移ります。  本当ね、市長、すごく頑張ってらっしゃって、野球場や陸上競技場については本当にいい方向で進んでよかったなというふうに思ってます。でもこれ、決して市長だけが頑張ったわけじゃなくて、私たちも県会議員の先生であったりとか齋藤知事とも直接お会いして、意見交換をしてお願いをしてます。だから、市長だけがすごくスポット当たって、わってなってますけど、これやっぱり私たちも含め、スポーツ団体も一生懸命頑張った結果、今このようになっているっていうことなんですけど、その認識についてちょっとお伺いできますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    明石公園については、本当に昨年来、市民の中でも樹木の切り過ぎだという声が高まり、私もそれを受けて、市民の皆さんと一緒にいろいろ要望活動をしたりしましたから、私だけがなんて全く思っていません。むしろ、言うんだったら市民が頑張ったなと思います。議員の中にも、固有名詞で恐縮ですけど、丸谷議員などは早い段階からこの問題に取り組んでおられますから、議員の中では間違いなく丸谷議員が一番頑張ったと思っております。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    あんまり固有名詞出すのはよくないと私は思うんですけど。スポーツ団体についても私たちもやってますし、今、ローンボウルズ場も県のありますけど、教育委員会が後援してジュニア育成というような形でやってますし、オーストラリアが10年後にオリンピックの開催都市になるということで、ローンボウルズが種目になるんじゃないかということで、おらがまちのオリンピアンが育つことをちょっと僕は祈ってるんですけど。私は、基本、石垣が見えることですごく観光にもいいし、市民からもあんな大きいの知らんかったわというような声も聞いてますんで、そのあたり、やっぱり樹木伐採とか、いろんなことの話だけじゃなくて、石垣も大事なんだという話もやっぱりしていただきたいなと思ってるんですけど。  それでちょっと、市長がすごく頑張ってる検討委員会の議事録、ちょっと全部読んだんです。市長、ちょっと本当に第1回目の検討委員会の発言、何回ぐらいあったか御存じですか。僕ちょっと数えたんです。僕が数えたところ、25回、市長出てきます。その中で、議事録の12ページから歴史のことを話されたA委員が述べられて、市長は、反対です、反対です、反対ですと。これ多分、間髪入れずに発言されていると推測するんですけど、かなり熱っぽく、ちょっと文字面見たらすごく、ああ多分、市長こうなってるんだろうなと思ってたんですけど、部会長から、泉委員、部会長からお願いしたいのですが、あまりA委員とか特定の方に、はい、ここは自由に意見を交わす場なので、攻撃的な発言だったと思うのでお控え頂きたいと思います。私から聞くと、A委員も泉委員のおっしゃったこともそんなにそごはなく、泉委員がおっしゃったようにバランスを考えることが大切であるということだと思います。泉委員は、そごがあります。部会長が、いや、あの。また泉市長が、そごはあるんです。文化財が大事だと言って、野球場を改修させないんですよ。部会長が、今お願いしたばかりなので、落ち着いてお願いします。だから、ただそこでバランスの在り方にそごがあるということなんですよね。なので、そこをまさにこのあり方検討会で議論していくということなので、何か100かゼロという議論ではないのでっていうことになると、また、市長は、今が100とゼロになってるんですって結構怒ってらっしゃいますね。ほかにもあって、リノベーション計画、野球場とか、その辺のことに絡むことなんで、やっぱり存続したいという思いがすごくお強いなと思うんですけど、3つとも計画を撤回すべきだと思います。撤回したほうが、しっかりとあり方検討会すべきだという立場です。白紙撤回は大前提です。部会長が、白紙撤回は大前提ということで、撤回するか否か、これ市長です、撤回するか否かを答えてもらってください。こうまたばんと言うてはるんです。  やっぱりね、すごく熱っぽくなるのはいいんですけど、さっきハラスメントの話をしましたけど、受け方によっては、ごんとやっぱり、私たち、若干麻痺している部分があって、すごく泉市長のがあって言うのは慣れてるから、何か普通になっちゃうんかもしれないですけど、聞かない人によってはやっぱりそういうふうになると思うんですね。特に4回目、これ本会議の後です。ちょっと全部読めませんから略します。こんにちは、すみません、本会議ありまして、遅くなっておわび申し上げます、よろしくお願いします。略します。ここ、大分語彙が強くなってます。残念ながら、事務局のほうがいまだに反省がない、分かっていないと言わざるを得ないので、やっぱり事務局変わったほうがいいと思います。はっきり言いますと、ここも略します、ちなみに、資料2−1、私の発言ひとつも触れられていませんが、私も結構発言したんですけど、何か、泉の名前が一個も見当たらない形で、私の意見は全く無視なのかと思わざるを得ませんので、納得いきません。資料2−1は撤回願いたいと思います。部会長、はい、えっと、資料2−1、泉委員の意見が入ってないということ。事務局、第2回は。部会長、第2回は欠席されていたんですね。事務局、欠席されたので、ないんですけど、すみません。欠席されたので、意見がありません。泉委員、ああ、ごめんなさい。申し訳ございません。  いろいろ昨日もうちの会派から、議員から、思い込みで話するのはよくないっていうふうにちょっと意見出ましたけど、やっぱりさっき言ったように受け手の人も考えて、市長たる公の人がやっぱりいろんな発言をすることに関して、やっぱり十分に気をつけないといけないという部分はあるし、熱くなって思いを、市民の思いをというのもすごく僕は理解はしますけど、やっぱり言う側が熱くても、受け手側がやっぱり整ってないと、あら怖っ、泉市長って思われたら、泉さん、損じゃないですか。なので、そのあたり、このね、思い込みの発言であったりとか、注意していただきたいんですけど。そのあたりいかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    明石公園については、もう残念ながら県立公園です。明石公園が明石の市立公園だったらもっとよくできるのになとずっと思っていますし、今も思っています。ただ、残念ながら県立が多いんですけど、明石市民にとって大事な公園です。この公園の樹木は切られまくっていて、市民が悲しんでいるんですから、止める必要があると考えました。野球場も陸上競技場も愛されている場所なのに、兵庫県は廃止方針でした。撤回させる必要があると考えました。なので、市民の声を受けて、兵庫県の方針を撤回させるべくベストを尽くしたと。私自身は嫌われてもいいから、明石市民のためにしっかりと責任を果たしたいという立場です。言い方とかの部分は御指摘も頂きましたので、配慮が必要だとは認識しています。ただ、私は好かれたいわけじゃないんですよ。嫌われてもいいから明石のために頑張りたいんです。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    めっちゃ怖い目でぐわっと言われたから、自分も一瞬怖くなりましたけど。この後から割と市長、落ち着いてて、第6回の議事録読むと、特に子どもの村のスライダーのことをちょっとお話しされていて、僕もやっぱりあのスライダーにはすごく思い出もあるし、思い入れもあるし、やっぱり残してほしいなと。何か次の展開ならへんかなと思うのがあるので、ここは僕はすごく市長とは共感する部分があるので、また検討委員会で、またいろいろ意見を言っていただきたいなというのがあるんですけど。  あと1点気になる、第6回の議事録読んで気になったことがあるんですけど。旧あさぎり寮の跡地に駐車場を造るっていう案が出てました。あそこ、やっぱり入るところ、錦城中学校から入ってくると急な坂ですし、道も狭いですし、相互に入れない。そこで市長が、錦城中学校、市立の中学校なんで、ちょっと頑張ってもいいですよみたいな発言があるんですけど、これ案なんで、教育委員会とこの話ができてるんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    今の議員の御質問は、恐らく旧あさぎり寮のあった所、あの近くの所でインクルーシブ遊具の整備の案もありますので、ただ、インクルーシブ遊具で障害をお持ちの方もといいながら、あそこまで行く、車で行けないのであれば問題だと。なので、駐車場整備を県のほうからも御提案頂いて、ありがたく思っております。ただ、そこに行く道を整備しないといけないので、いろんな工夫が要りますねという趣旨ですので、まだ何か確定した話ではありません。ただ、明石市サイドとしても、兵庫県に全面的に協力すべきだと私は思っていますので、県のほうがその方向であれば調整に入りたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    そうなんですね。市と県の連携って、そういうところだと思うんですよ。今、公園の中での道の中での話ですけど、様々なところでやっぱり市と県が連携することが僕はすごく必要で、県の条件をある程度飲みながら、市のいい方向にとか、いろんな話ができると思うので、そのあたり、公園だけじゃなくて様々なほうで発揮していただきたいなというふうに思うんですけど。  1点だけ、子どもの村の下の所に子どもの小川というのがありまして、あそこね、私も保育園の子供を連れていって散歩行って、川の飛び石行って、どきどきしながら渡らせたりとかってよくしてたんです。でも、今ね、水生植物が生息する自然環境エリアになってますって貼り紙がばんってあって、水草がめっちゃわんさか生えてるんです。最近ちょっとあの周りきれいになりましたけども、その前まで秋口まではずっとこう雑草が生えてて、やぐらの下の帯郭の所も、春の段階では、子供らを花見に連れていって、横に並んで、わあって、先生、きれいねって歩けたんですけど、今ね、一列でしか歩けないんですね。ということは、そこにススキが生えたり雑草が生えたりしてるんです。もともと子供が遊べた所、歩けた所に、今、何か、割と切るな切るなで、割と放置されている部分が多いので、その辺りも子供たちがもともと入れたりとか、遊べたりとか、こんなした所をやっぱりもうちょっと整備するべきかなというふうに思うのと、あと、東側の文博の横の民間園の保育園があるんですけど、僕、この間ちょっと行ったんです。そしたら、やっぱり切るながある中、ただ、箱堀の石垣は本当にやっぱりすごかったです。すごく壮大で。これ、やっぱり見せたほうがいいんちゃうかなと思ってるんですけど、その民間園の所に木がやっぱりどっとあって、もう敷地越えて、もう園のところまで来てるんですよ。やっぱりそのあたりは委員会のほうで、そういう木は、民間園に来てるやつなんかは切っていただいて、2か月に1回は殺虫みたいなんやって、園舎にムカデがめっちゃ入ってくるんですって、やっぱりそうなると、子供たちがいる中にムカデが入ってくるのはよくないと思うので、そのあたりも、やっぱり切る所は切って、子供の環境とか遊べる場所、その辺あたり、しっかりと整備するべきかなと思うんですけども、そのあたり、ちょっと委員会でちょっと意見とか言えませんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    議員からの御提案ではありますが、県の検討会のメンバーの1人であり、議題があって、その議題の中で議論していますので、自由発言という枠が今あるわけじゃないので、機会があればとは思います。それこそ、議員のほうも、県とのパイプがお太いというお話ですから、県のほうには御自身が働きかけられたらいかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    井藤議員。 ○議員(井藤圭順)    私のほうも努めますけど、やはり泉市長は委員で出られているので、そういう機会があれば、私のほうもしますし、泉市長も今月末にもう一回検討会ある、あり方検討会があるということなので、もしそういう機会があればお願いしたいなというふうに思います。いかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しになりますが、今日御提案頂いたので、また状況確認をしながら、私としても明石公園大事にしていきたいと思います。もちろん、井藤圭順議員も市民の1人ですから、市民の1人の意見として踏まえたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    それでは、この際、暫時休憩をいたします。  再開は、午後0時40分とさせていただきます。                              午前11時38分 休憩     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−                              午後 0時40分 再開 ○議長(榎本和夫)    休憩前に引き続き会議を再開いたします。  佐々木 敏議員、発言を許します。 ○議員(佐々木 敏)登壇  公明党の佐々木です。  1項目め、令和5年度予算についてお尋ねをいたします。  令和5年4月に行われる市長選挙に現在の泉市長は立候補しないと表明されております。そうなると、市長は新しい人がなります。例年どおり本格予算を組んでしまうと、次の市長は約1年間は自分の政策を実行できなくなります。次の市長のことを考えると、令和5年度予算は骨格予算にすべきであると思いますが、いかがでしょうか。  2項目め、LGBTQ+にかかる小・中学生への教育と配慮についてお尋ねをいたします。  人口の8%の方がLGBTQ+であると言われております。私は、LGBTQ+の方がその特質や個性を抑圧されることなく、自由に普通に生きていける社会が実現するように願っています。また、そういう社会が本当に成熟した社会であると思っております。しかし、現状は理解をしてくれる人を増やしている最中で、なかなか理想とはかけ離れております。そこで、今何が必要なのか考えました。やはり、子供の頃からのLGBTQ+に対する正しい理解が必要ではないか。また、しっかり理解した上で当事者への配慮が必要ではないかと考えました。  そこで1点目、LGBTQ+について、小・中学生に正確な知識の教育をしないか。  2点目、正確な知識の教育をした上で、トイレ、着替え、健康診断について、手厚い配慮をしないか、以上2点を御提案いたします。  3項目め、公共施設の近隣住民への配慮についてお尋ねいたします。  公共施設の近隣の市民の方から時々苦情を聞きます。その中で、特に多いのが木や草の問題です。こういう苦情があったと担当課に申し入れると、そのときに対応はしてくれます。ところが、毎年のように同じことを言っている場所があります。不具合があるのは担当課では認識している。ところが、言わないとしてくれない。というより、言ってきたらやってあげようと思っているのではないかとしか思われないところがある。私は、これは行政の傲慢さではないかと思っています。しっかり予算と人員を配置し、せめて苦情があった所はしっかりと対応すべきであると申し上げておきたい。市民が大事と言うなら、貯金も大事かもしれないが、その大事な市民に何度も何度も苦情を言われるような行政ではいけないと思います。市民のための予算づけと人員配置をするべきであると強く思います。そこで2点お尋ねいたします。  1点目、県立明石公園の近隣住民への配慮についてお尋ねいたします。明石市民病院のすぐ南側、鷹匠町2丁目の区域が明石公園と接しています。明石公園の大木の枝が境界を乗り越えて秋から冬にかけて大量の落ち葉が発生し、近隣の方々は大変な思いで掃除をされております。また、木の枝が電線に接触している。ある住民の方は、辛抱も限界になると私に言ってこられる。私は、市を通じて何度か公園に行ってもらって、そのときは対応してくれます。ところが、県も市もしっかり認識しているはずなのに、言って初めて対応してくれる。いかがなものかと思います。恐らく、そこまできちっとやる予算も人員もないのでしょう。  先日、知事が明石公園を視察に来られました。私が公園管理者なら、まずここを御案内します。そして、きちっと対応できる予算をつけてもらいます。少し皮肉を言わせていただければ、明石公園では切らなくていい木を切って、切らなければいけない木を切っていないとはっきり申し上げておきます。市としても、こういう所は定期的に点検し、県に対して積極的に申し入れてほしいと思います。  2点目、市の公共施設の近隣住民への配慮についてお尋ねいたします。市民からの要望を市に伝えただけでも、松が丘緑地、中崎遊園地、勤労福祉会館、文化博物館、市営西朝霧丘住宅、大蔵中学校、人丸小学校、大蔵谷サクラ公園、東野町公園、人命に関わるものとしては消防の消火栓表示のポールの不具合等々があります。対処が完了したものもあるが、未了のもの、草や木などで毎年対応しなければならないものもある。一度聞いたものはしっかり対応していただきたいと思います。人員と予算もしっかり対応すべきであると思います。  以上。 ○議長(榎本和夫)    久保井財務部長。 ○財務部長(久保井順二)登壇  財務部長でございます。  御質問1項目めの令和5年度予算についての質問にお答えいたします。  まず、骨格予算の一般的な認識についてでございますが、骨格予算という用語は法令等に基づいたものではなく、予算の範囲については、各自治体でも様々な考え方がございます。かつては、人件費など義務的経費などを中心とした必要最低限の経費を計上した予算とされ、特に、公共施設が多く建設され、投資的経費が自治体の予算の多くを占めた1980年代までは、このような必要最低限の骨格予算が編成されておりました。その後、1990年代以降、公共施設の建設が減少する一方、少子高齢化などに伴い社会保障関係経費が増加してきたことから、それまでの考えに基づいた骨格予算では行政の停滞を招き、住民サービスの低下につながるということから、人件費など義務的経費等を中心とした必要最低限の経費を計上する骨格予算は編成されなくなったところでございます。現在では、一般的に政策的な判断が必要となる新規事業等は除き、継続事業を中心とした予算を骨格予算と呼んでおります。  本市の予算編成についての考え方でございますが、従来、長期総合計画等で示された市政運営の方針に基づき、その時々の社会経済情勢の変化や財政状況等を勘案して各年度の予算編成を行ってきております。令和5年度当初予算につきましても同様に、市議会から今年3月に御承認を頂きました、あかしSDGs推進計画(第6次長期総合計画)に基づきまして、2030年のあるべき姿、SDGs未来安心都市・明石の実現に向けた予算を編成する必要があると考えております。あかしSDGs推進計画につきましては、住みたい、住み続けたいまちを目指し、こどもを核としたまちづくりや誰にもやさしいまちづくりの施策の推進など、これまでのまちづくりを基礎としつつ、ウィズコロナ・ポストコロナの社会を見据え、SDGsの考え方をまちづくりの基軸として位置づけ、経済・社会・環境の3側面からの取組により、さらにまちの魅力を高めることで、まちの好循環の維持・拡大を図り、市民の皆様が安心して暮らし続けることができる持続的なまちづくりに取り組むものでございます。  この計画に基づきまして、現在、財務担当で予算編成作業を進めているところでございますが、市議会各会派の皆様から様々な要望や政策提言を頂いていることも踏まえながら、しっかりとした予算編成を行っていく必要があると考えております。具体的には、今後、市長、副市長と協議の上、1月下旬の予算編成状況説明会におきまして、令和5年度当初予算案の概要をお示しさせていただきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    村田教育局長。 ○教育局長(村田 充)登壇  教育局長でございます。  御質問第2項目め、LGBTQ+にかかる小・中学生への教育と配慮について順次お答えいたします。  まず、1点目のLGBTQ+について、小・中学生に正確な知識の教育をしないかについてでございます。明石市では、教育大綱の基本方針の1つである、誰一人取り残さない一人一人に寄り添った質の高い教育を行うの下、明石市教育振興基本計画において、LGBTQ+など性的マイノリティーへの適切な支援を掲げ、教育活動を推進しております。学校において、性の多様性について正しく理解されるとともに、児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう教育活動を推進することは重要であると認識しております。中学校では、保健体育の授業において、教科書に記載された性の多様性に関する学習を進めております。さらに、令和4年度はジェンダー平等推進室と連携し、小学校16校、中学校6校、明石商業高等学校において、児童生徒を対象に当事者や支援団体などを招き講演会を実施するなど、LGBTQ+について正しく理解するための様々な取組を進めているところでございます。加えて、教職員に対しましては、より一層性の多様性についての理解を深められるよう、あかし教育研修センターや児童生徒支援課において、研修を計画・実施するほか、学校独自でも研修会やケース会議を行っております。  次に、2点目の正確な知識の教育をした上で、トイレ、着替え、健康診断について、手厚い配慮をしないかについてでございます。まず、トイレの配慮といたしまして、性別に関係なく利用できる多目的トイレは、小学校で28校中21校、中学校で13校中10校において設置しております。今後、未設置の学校につきましても、トイレの改修に合わせて設置を進めてまいります。また、着替えや健康診断における配慮については、本人及び保護者と学校が相談の上、対応できる体制を整えております。例えば、着替えについては、別室の着替え場所を用意すること、時間差で着替えをするなどの対応をしております。健康診断においては、パーテーションで仕切りを作ることで、他者から見えない状況をつくることや、脱衣することなく診察を行うなど、プライベートに配慮して実施いたしております。今後も誰一人取り残さないという理念のもとに、学校における性の多様性の理解促進に努めるとともに、個別の事案に応じ、児童生徒の心情等に配慮した支援を行ってまいります。御理解賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(榎本和夫)    東都市局長。 ○都市局長(東 俊夫)登壇  都市局長でございます。  私のほうからは、佐々木議員御質問3項目め、公共施設の近隣住民への配慮についての2点の御質問に順次お答え申し上げます。  まず、1点目の県立明石公園の近隣住民への配慮についてでございます。午前中にも出ておりましたが、明石公園は、公園内に広場や運動施設などが設けられ、伝統ある菊花展覧会など様々な人気イベントも行われ、明石市民のみならず近隣市町からも多くの方が訪れる憩いの場であり、明石市民にとってまさにたからものと言うべき場所となっております。明石公園の樹木の管理につきましては、同公園の指定管理者である兵庫県園芸・公園協会に問い合わせましたところ、点検により樹木の繁茂状況を確認するとともに、近隣住民からの要望を踏まえながら剪定を実施しているとのことでございます。近隣住民からは、民地へ越境した樹木を剪定してほしい、また、落葉する前に剪定してほしいとの要望を年に数件頂いているとのことでございます。市といたしましては、市民にとって関心の高い明石公園の樹木の在り方にも注目しながら、公園内だけではなく、隣接地や市道への落葉にも配慮した樹木の管理、また、隣接地に近接した樹木の点検を強化して、近隣住民の安全・安心を確保するなど、樹木の適正な管理について必要に応じて兵庫県園芸・公園協会に引き続き働きかけてまいりたいと考えております。  次に、2点目の市の公共施設の近隣住民への配慮についてお答え申し上げます。公共施設の近隣住民にとりまして、とりわけ公共施設の除草、また樹木の剪定は、生活環境に大きな影響を及ぼすものであることは認識をしておりまして、その管理方法につきまして、公園を例にとって御説明をさせていただきます。  市が管理をいたします公園は、市内に約470か所ございまして、地域に密着した公園は、自治会などの地縁団体で結成されました公園愛護会に清掃や除草、遊具等の簡単な点検をお願いしているところでございます。公園の除草につきましては、その年の気温や降水量などにより繁茂状況が異なることに加えまして、例えば、地域でイベントを実施する直前に除草をしてほしい、また、一斉清掃の後に除草をしてほしいなどの多様な要望もあることから、市の一方的な計画で実施するのではなく、地域の声を聞きながら実施していくことが最も効果的・効率的であると考えております。一方、近隣公園など比較的規模の大きな公園や、愛護会が結成されていない公園などにつきましては、計画的・定期的に除草を実施するなど、公園の特性を踏まえながら実施しているところでございます。また、樹木の剪定につきましても、質の高い緑を目指しまして、樹形や剪定時期、そして地域の声を踏まえながら実施しているところでございます。そうした中でも、近隣住民から民地へはみ出した樹木を剪定してほしいなどの要望を頂くこともございますことから、点検をさらに強化するなど、改善すべき点もあると考えております。  なお、市が管理する公園につきましては、10年前と比較いたしますと約60か所増加しておりまして、それに伴い除草や剪定に要する維持管理費は年間約1,000万円増加しております。今後も管理する公園数が増加する一方で、既存施設の老朽化が進行し、特に樹木につきましては高木化や老木化が全国的な課題となっていることから、施設、樹木点検の充実を図り、管理レベルの向上にも取り組む必要があると考えております。公園の維持管理につきましては、除草や樹木の剪定以外にも、令和2年度から約300の公園で公園灯のLED化に取り組むなど、優先順位をしっかりと定め、施設の老朽化対策にも取り組んでいるところでございます。また、来年度は、17号池魚住みんな公園の供用を開始し、市民の安全・安心の確保に加えまして、市民サービスの向上にも取り組んでまいりたいと考えております。公園をはじめ公共施設の維持管理に係る人員や予算につきましては、今後も市民ニーズや社会情勢、優先順位などを踏まえながら、しっかり確保してまいりたいと考えております。そうした中で、可能な限り計画的な除草や樹木の剪定に取り組むなど、これまで以上に近隣住民に配慮をし、より質の高い維持管理に取組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    佐々木議員。 ○議員(佐々木 敏)    意見を1点と、再質問1点させていただきます。
     順番ちょっと変わりますけれども、今、3点目、説明というんか御答弁頂きましたけれども、私が指摘をいたしました鷹匠町2丁目、明石公園との境の所、点検に行っていただけるそうで、早急に行ってください。非常に気の毒な状態になっております。これは市としても看過できない。特に道路管理者としての市が、道路に落ち葉が落ちてとんでもないことになっておりますので、そこはよろしくお願いしたいと思います。意見でございます。  あと、再質問でございますけれども、1点目、令和5年度予算について、私は次の市長のことを考えると、やはり骨格予算が望ましいのではないかと思いますけれども、予算編成権をお持ちの市長にどうお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    既に部長のほうからも答弁させていただいてますが、遠い昔、そういった発想もあったかと思いますが、もう最近はそういう発想は私はほとんど聞きません。市長としては、市長である期間中、精いっぱい市民のために頑張る立場だと思います。それは予算についても同じでありまして、これまで賜った様々な意見、今回もそれぞれの会派の皆さんからもいろんな御要望を頂いてますから、それを踏まえて、多くの市民にプラスになるような形で頑張りたいと思います。  昨日も、同じ党の尾倉議員から、児童手当の拡充についての御提案も頂いておりますので、既に答弁申し上げておりますけども、多くの市民が望んでいることについては、しっかりと対応していきたい。私としては、駅伝のランナーで言えば、次のランナーにたすきをつなぐまで精いっぱい走り切って、次の方にたすきを渡したい、そういう思いでございます。 ○議長(榎本和夫)    次に、寺井吉広議員、発言を許します。 ○議員(寺井吉広)登壇  自民党真誠会の寺井吉広でございます。それでは、発言通告に従いまして2項目質問をいたします。御答弁よろしくお願いいたします。  1項目めの移住・定住の促進について3点お聞きします。  少子高齢化により人口減少が急速に進行している中、東京圏への一極集中の傾向が継続し、若年層を中心として地方から東京圏に人口が流出していることにより、地方における人口、特に生産年齢人口が減少しています。このため、地方においては、地域社会の担い手が減少しているだけでなく、消費市場・地方経済が縮小するなど、様々な社会的・経済的な課題が生じています。この状況が継続すると、人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小がさらに人口減少を加速させるという負のスパイラルに陥ることになります。また、都市機能の維持には一定の人口規模と密度が必要なことから、人口減少により都市機能を維持することが困難となり、地域の魅力・活力を低下させ、さらなる人口流出を招くおそれもあります。地域の人口、産業等の状況は地域ごとに様々であるため、地域に適した地方創生の取組を進めるためには、これまでも地域の自主的・主体的な取組が重要でした。今後の地方創生の取組を行う上では、感染症に伴う課題が加わったことで地域ごとの状況の違いがより顕著に現れてくることから、より一層各地域が地域の将来を我がごととして捉え、自らの特色や状況を十分に把握し、最も適した取組の方向性を模索することが必要となってきます。また、隣接する地域との積極的な連携を図ることにより、それぞれの地域が抱える弱点を補完し合い、長所の相乗効果を発揮することも重要です。  そこで1点目、本市の今後の移住・定住施策についてであります。一時は人口減少の傾向にあった本市ですが、令和4年12月1日現在、30万4,714人となり、10年連続で人口が増加しています。令和2年までの5年間では人口増加率3.55%と、全国の中核市でトップとなり、人口30万人を初めて超えました。人口のV字回復を支えるのが20から30代の子育て世代の移住・定住者です。単に市外から移り住むだけではなく、出生率も11年の1.5から18年には1.7まで高まり、市内で2人目や3人目を出産している傾向がうかがえます。子育てを中心とする市民サービスの向上は暮らしの安心感をもたらし、人口増加がにぎわいを創出、まちの活性化で財源が潤い、新たな施策へつなげられるという好循環を生んでいます。本市がやさしいまち明石であり続け、移住者、定住者を増やし、人口減少を食い止めるためには、今後も新たな施策を講じる必要があると考えます。当局の見解を伺います。  2点目は、空き家対策についてであります。平成30年住宅・土地統計調査の結果、空き家数は848万9,000戸と過去最多となり、全国の住宅の13.6%を占めていることが分かりました。空き家については、少子高齢化の進展や人口移動の変化などを背景に増加の一途をたどっており、管理が行き届いていない空き家が防災、衛生、景観等の面で人々の生活環境に影響を及ぼすという社会問題が起きています。また、少子高齢化が進展する中、空き家の有効的な利用のための対応が各地において必要とされています。本市においては、平成27年3月に、明石市空家等の適正な管理に関する条例を制定し、法律及び条例に基づき空き家等に係る取組を進めています。さらに、これまでの取組を踏まえ、本市においてもこの法律に基づき、明石市空家等対策計画を策定し、空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施することとしています。この計画では、空き家等の所有者等による適正管理と利活用を促進するとともに、特定空き家等の発生抑制に取り組み、住環境の向上と市民の安全・安心の確保を目指すこととしています。本市の空き家の現状はどうでしょうか。特定空き家等については効果が出ていると感じますが、有効な利活用についてはどうでしょうか。当局の見解を伺います。  3点目は、市営住宅の有効な活用についてであります。本市では、平成25年に明石市営住宅整備・管理計画を策定し、今後の市営住宅の在り方を示しています。市営住宅については、住宅に困窮する低額所得者に対して的確に住宅を供給することはもちろんのこと、住まいを確保しにくい高齢者、障害者、子育て世帯等に対して、福祉施策と連携したソフト・ハード両面にわたる取組が必要としています。例えば、他の自治体では、移住・定住希望者が居住する住宅を取得するまでの期間等、定住の検討に要する期間の住居を提供し、移住・定住の足がかりとなる受入れ場所の確保のために市営住宅ストックを有効活用している自治体があります。市営住宅の有効な活用について当局の見解を伺います。  次に、2項目めの自転車利用環境について3点お聞きします。  日本国内における自転車保有台数は、平成28年時点で約7,238万台あり、人口に対する普及率は約54%、大体2人に1人以上は自転車を所有しています。普及率に関していうと年々増加傾向にあり、10年前の平成18年と比較すると500万台以上も保有台数は増加しています。極めて身近な交通手段である自転車を活用することで、環境への負荷の低減や、災害時における交通の機能の維持、国民の健康の増進等を図ることなど、新たな課題に対応するため、平成29年に自転車活用推進法が施行され、平成30年には国の自転車活用推進計画が策定されました。法の中では、自転車が環境に優しいことや、災害時に機動的であること、健康の増進、交通混雑の緩和などから、公共の利益の増進に資するものであることという基本的認識の下に、自転車による交通の役割の拡大や交通安全の確保をしながら自転車活用推進を行わなければならないとされています。また、自治体の責務としては、国との適切な役割分担を踏まえて、その自治体の区域の実情に応じた施策を策定、実施していくこととされており、これを受けて、兵庫県では、令和2年3月に兵庫県自転車活用推進計画を策定し、自転車の特性を理解した上で通勤、通学、買い物などの日常生活だけでなく、スポーツ、レジャー、観光、配送など、あらゆる社会経済活動において自転車を活用し、地域の魅力を高めることを基本方針として、自転車活用を推進しようとしています。近年では、日本国内でもスポーツとしての自転車の利用や、自転車での観光を目的としたサイクルツーリズムなども注目を集めてきており、今後さらに多方面での自転車の活用というものが重要度を増してくると考えます。  そこで1点目は、自転車通行空間などの環境整備(ハード面)についてであります。自転車通行空間の整備は市内全域で整備されていることが望ましいと考えます。自転車通行の現在の整備状況と今後の整備予定についてお聞かせください。  2点目は、自転車利用環境の整備(ソフト面)についてであります。市内の自転車の関連する交通事故発生の状況はどうでしょうか。また、交通安全対策の現状や他の機関との連携状況、今後の取組についてお聞かせください。  3点目は、自転車を活かした健康増進や観光振興についてであります。自転車の活用は、市民の健康増進、観光との相乗効果や市内経済の活性などにもつながる可能性が高いと考えますが、当局の見解を伺います。  以上、2項目について、明確な御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    高橋政策局長。 ○政策局長(高橋啓介)登壇  政策局長でございます。  御質問の1項目め、移住・定住の促進についての1点目、今後の移住・定住施策についてお答えいたします。  本市はこれまで、住みたい、住み続けたいまちの実現に向け、こどもを核としたまちづくりと誰にもやさしいまちづくりを重点的に推進してまいりました。こどもを核としたまちづくりとして、所得制限なしで高校3年生までの医療費や、第2子以降の保育料、ゼロ歳児のおむつ、中学校給食、公共施設の入場料の5つの無料化などに取り組むとともに、誰にもやさしいまちづくりといたしましては、認知症あんしんプロジェクトや、障害者配慮条例に基づく合理的配慮の提供を支援する公的助成制度の創設、犯罪被害者等の支援などのセーフティーネットの充実などに取り組んでまいりました。こうしたまちづくりが、市民だけでなく市外の方からも評価を頂き、その結果として、明石のまちが選ばれ、ゼロ歳から14歳と25歳から39歳の子育て世代を中心に転入超過となっており、人口につきましては10年連続で増加し、2022年12月1日現在で30万4,714人となっております。また、出生率につきましても、2011年の1.50から2021年では1.65となっており、上昇傾向にあるとともに、国の1.30や県の1.36を大幅に上回っております。さらに、民間会社の調査による全国戻りたい街ランキング2021におきましても、本市が第1位に選ばれたところでございます。  こうした人口増加に伴い、まちのにぎわいや税収が増加し、さらなる施策展開が可能となり、それにより暮らしの安心とまちの魅力が一層向上するという、まちの好循環が拡大してまいりました。今年度からは、明石市第6次長期総合計画である、あかしSDGs推進計画に基づくまちづくりがスタートしております。2030年のあるべき姿、SDGs未来安心都市・明石、いつまでもすべての人にやさしいまちをみんなでの実現を目指し、住みやすいと思う人の割合100%と、目標人口30万人の維持を掲げ、これまでのまちづくりを基礎としつつ、SDGsの考え方をまちづくりの基軸として位置づけ、まちの好循環の維持・拡大を図り、持続的な発展につなげることとしております。なお、人口はまちの元気度をはかるバロメーターの1つであると認識しておりますが、人口の増加は目的ではなく、まちづくりの結果であり、肝心なのは市民の暮らしの安心や質の向上であると考えております。そのため、今後も子育て支援策のさらなる充実を図り、安心して子育てできる環境を整備するほか、一人一人に応じた質の高い教育の推進や、子供の状況に応じた適切な支援の充実に取り組んでまいります。さらに、経済・社会・環境の3側面を総合的にバランスよく、そしてソフト・ハードの両面から、市民一人一人に寄り添った暮らしの安心を一層高める施策を実施するとともに、市民の愛着と誇り、シビックプライドを高めることで、住み続けたい、一度転出しても帰ってきたいと思われるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    東都市局長。 ○都市局長(東 俊夫)登壇  都市局長でございます。  私のほうからは、1項目めの移住・定住の促進についての2点目、空き家対策について、及び3点目の市営住宅の有効な活用についての御質問にお答え申し上げます。  まず、空き家対策についてでございますが、近年、全国的に人口減少・超高齢社会を迎え、空き家の増加がまちづくりにおける課題となってきております。本市におきましても、空き家は増加しており、御紹介ございました平成30年の住宅・土地統計調査におきまして、本市の空き家率は13.1%となっており、平成25年に本市が独自に実施をいたしました実態調査では、戸建てや長屋等の空き家は1,602件あることが分かっております。その後、平成27年に空家等対策の推進に関する特別措置法が施行され、本市におきましても、明石市空家等の適正な管理に関する条例を制定し、周囲に危険を及ぼすおそれのある老朽危険空き家を含む特定空家等に対して取組を行ってまいりました。一方、その他の一般的な空き家に関しましては、平成28年度から相談窓口を開設しておりますが、相談件数も少なく、最近では利活用に関する相談がほとんどない状況でございます。空き家の利活用に関しましては、国土交通省が構築をいたしました全国版空き家・空き地バンクが展開されておりますが、都市部におきましては、地方部と比較して民間事業者による空き家流通が機能している等の理由から、登録物件数が少なく、成果もそれほど上がっていないというふうに考えております。また、本市における空き家は、人口増もあって何らかの形で流通経路に乗っており、その利活用については、まずは民間活力に委ねるべきと考えております。また、空き家となりました背景につきましても税対策、また相続など、個人に関する問題を多く絡んでおりまして、利活用を図るにいたしましても所有者を含む関係権利者の整理等が必要となり、特定空家等でない限り私有財産に対して行政が積極的に介入することは、現状では難しいというふうに考えております。しかしながら、年々変化する空き家に関わる課題や利活用に向けた対策につきましては、今後も国の動向をはじめ、各市、近隣市の取組など情報の収集に努めながら、空き家の利活用につきましても研究をしてまいりたいと考えております。  次に、市営住宅の有効な活用についてでございますが、市営住宅などの公営住宅は、公営住宅法の目的である住宅困窮者への住宅の供給と生活の安定に基づき行われるものでありまして、平成8年の公営住宅制度の改正以降、入居要件の収入基準の引下げが行われるとともに、高齢者、障害者等の住宅困窮者に対する公営住宅の供給が進められるなど、より一層公営住宅の住宅セーフティーネット機能としての位置づけが高まってきております。毎年行っている定期募集におきましては、3倍から4倍の応募があるなど、近年の人口増の状況も踏まえますと、移住に向けたお試し住宅ということよりも、まずは市内在住・在勤者の住宅困窮者への提供を優先すべきというふうに考えております。また、最近では、障害者グループホームとしての活用も図っているところでございますが、今後、公営住宅は社会情勢の変化に合わせて量の確保から質の向上へと変化し、さらにセーフティーネット機能の強化へとその役割の重点が移り変わってくるものと考えております。こういったことから、市営住宅につきましても、住まいを確保しにくい高齢者、障害者、子育て世帯に加えまして、DV被害者、更生支援者への供給等、住宅確保要配慮者に対する支援など、市営住宅の役割を整理をいたしますとともに、施設の長寿命化を踏まえた維持管理面の強化や、将来、県営住宅も含めました市内で必要となる公営住宅の目標戸数の設定など、整備・管理についての方針を策定いたしまして、福祉施策と連携をしたソフト・ハード両面にわたる取組を進めながら、やさしいまち明石としての好循環をさらに継続していくためにも、市営住宅の適正な維持管理に努めることで、移住・定住化の促進に貢献をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    松原道路部長。 ○道路部長(松原光浩)登壇  道路部長でございます。  私からは、御質問2項目め、自転車利用環境につきまして順次お答えを申し上げます。  1点目の自転車通行空間などの環境整備(ハード面)についてでございますが、自転車は日常生活における身近な移動手段としまして多くの方々に利用されておりまして、都市内交通等におきまして重要な移動手段となっております。一方で、自転車は車両であるという意識の希薄化によりまして、歩道上等で通行ルールを守らず、歩行者にとって危険な自転車利用が増加し、自転車対歩行者の事故が増加傾向にありました。このような状況を鑑み、平成24年11月に国土交通省と警察庁におきまして、安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインが策定されまして、自転車は車両であり、車道通行が大原則という観点に基づき、歩行者、自転車、自動車が適切に分離された空間整備の考え方が示されました。また、国におきましては、環境負荷の低減等の課題に対応するため、自転車の利用を増進することを基本方針としました自転車活用推進法、こちらを平成29年に施行するとともに、同法に基づき平成30年度には自転車活用推進計画が閣議決定されました。これを受けまして、兵庫県におきましては、令和元年度に兵庫県自転車活用推進計画が策定されました。  さて、本市におきましては、ハード・ソフトの両面から、自転車利用環境を向上させ、平成28年度に明石市自転車利用環境向上計画を策定しました。同計画で自転車関連の事故が多い路線、自転車利用が多い路線などを自転車ネットワーク路線として選定いたしまして、車道内に自転車の通行空間を示す路面標示を行い、自転車走行環境の向上に取り組んでいるところでございます。これまで、国道28号、国道250号明姫幹線、JR大久保駅の南側や材木町等におきまして、合計9.2キロの自転車通行空間の整備を実施してまいりました。また、現在、自転車活用推進計画の主旨に沿った明石市自転車活用推進計画の策定に取り組んでおりまして、その中で、自転車利用環境向上計画で選定いたしました自転車ネットワーク路線につきまして、整備の優先順位の見通しなどを行う予定としており、今後も計画的かつ効果的な自転車通行空間の整備を実施してまいりたいと考えております。  次に、2点目の自転車利用環境の整備(ソフト面)についてでございます。兵庫県発表の交通事故統計では、自転車乗車中の死傷事故では、約9割に自転車側の交通違反が認められるというデータがあります。交通規則を十分に理解されないまま利用されている人が少なくない状況でございます。市内の自転車に関連する人身事故は、令和元年に308件、令和2年には228件、令和3年に260件、令和4年10月末現在では226件発生しており、おおむね人身事故総件数の4件に1件を占める割合となっております。このような背景から、市では令和3年度から7年度を計画期間といたします第3次明石市交通安全計画におきまして、高齢者関係事故とあわせて自転車関係事故の削減を柱に据えまして、自転車関係事故を令和2年の228件から令和7年には170件以下にするという目標を定めまして、自転車の安全利用に関しまして、交通ルールを周知、正しい利用や点検整備の必要性を広めるための安全啓発活動に取組を進めることとしております。  具体的な内容といたしましては、学校、自治会、高年クラブ、企業団体などに向けまして、各種交通安全教室を実施、自転車利用時の基本的交通ルールの周知、ヘルメットの着用、自転車保険の加入呼びかけなどを行っているほか、市民からの危険運転に関する通報や、交通事故が発生した地点では、交通管理者でございます明石警察署と連携いたしまして、交通調査や注意喚起のチラシ配布を行うなど、自転車安全利用の呼びかけを行っております。特に、市内の高校に通学する高校生につきましては、生徒の8割に当たります約5,000人が自転車通学をしております。警察に加え、地域、学校、PTAとも連携いたしまして、通学路での安全見守りや、生徒の目の前でスタントマンが実際に起こり得る交通事故の状況を再現するスケアード・ストレート教室を実施いたしまして交通事故の恐ろしさを伝え、自転車の安全利用の周知に努めているところでございます。今後につきましては、本年4月に道路交通法が改正されまして、改正後1年以内に全ての自転車利用者に対してヘルメット着用が努力義務化されたことや、本年11月に自転車安全利用五則が改定されたことに伴いまして、歩行者を優先する、信号や一時停止を守るなど、各種交通安全教室や街頭啓発において周知するとともに、市民からの通報や問合せにつきましては、引き続き各現場の状況に応じまして、警察、道路管理者、地域、学校などと連携し、きめ細やかな安全啓発・安全対策に努めてまいります。  次に、3点目の自転車を活かした健康増進や観光振興についてでございますが、自転車通行空間の整備によりまして自転車の利用推進を図ることは、脱炭素社会の実現や災害時における交通機能の維持、市民の健康増進、また、サイクリストの来訪によります観光振興、多くの経済的・社会的効果につながるものと考えております。観光面におきましては、自転車で地域を巡り、沿線の魅力を楽しむサイクルツーリズムの人気の高まりを受けまして、兵庫県と明石市を含む関係市町では、広域のひょうごサイクリングモデルルートを設定いたしまして、サイクリング環境の向上に取り組んでおります。本市におきましても、海岸線のサイクリングロードがモデルルートに位置づけられておりまして、海岸線沿いの魅力を生かしたサイクリストの受入れによるまちのにぎわいの向上、これを目指しまして、兵庫県と連携しながら、江井島海岸休憩施設等へのサイクルラックの整備、サイクリングロードの段差解消等を実施しております。また、本市では、先ほど答弁させていただきました自転車活用推進法や国・県の推進計画を踏まえた明石市自転車活用推進計画の令和5年度策定に向けまして、検討を進めているところでございます。自転車の活用を推進することにより、新たな観光価値の創造、地域の活性化を図るとともに、健康増進や環境負荷の軽減など様々な効果の発現を目指し、関係機関と連携して総合的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    それぞれ御答弁頂きました。再質問させていただきます。  1項目めの移住・定住の促進についての1点目、今後の移住・定住施策についてでありますけども、本市は他市のような直接的な移住施策をすることなく、子育て政策が功を奏して10年連続人口増という形になっているかと思います。そうであるならば、明石の子育て政策、それを本当にいい政策だということで多くの子育て世代を中心に明石に引っ越して、明石に住んでおられる。さらなるこういう定住施策を進めていく必要があるんではないのかなということを思います。そのあたり、今後、来年度に向けて、昨日も児童手当の充実というようなこともございました。国のほうもそれを合わせるかのように、今日の新聞では、国の施策、政府の有識者会議で、今後、その児童手当の充実を検討するようにというようなことも掲載されておりました。今後、やはりその子育て政策が周辺の自治体でも同じようにいいところはもちろんいい意味でまねをしていくかと思うんですね。そういう意味では、明石もさらに差別化をして、この充実させていくということは必要かと思いますが、今後、定住施策につながるような、今度は様々な施策をこれからもお考えなんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    政策局長。 ○政策局長(高橋啓介)    政策局長でございます。  先ほどの御答弁させていただいたものと重複いたしますけれども、今後も引き続き子育て支援策、さらなる充実を図ってまいります。それとともに、人口が増えたことによって新たに出てきました課題ですね、小学校等の教室の不足ですとか、渋滞のほう、こういった市内の新たに出てきた課題のほう、しっかり解消していく中で、より住みたい、住みやすいまち明石のほうを目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    はい、お願いします。  次に、2点目の空き家対策についてでございます。答弁でありましたように、本市の現在の空き家の大半というのは、速やかに流通しているかと思います。今の明石というのは大変人気がありまして、空き家が、買い手が見つかる前に不動産業者が買い取るというような、そういった状況にもなってるのかなということで思います。しかし、いつまでも今の状況が続くとは限らないと思いますので、やはり古い地域で、例えば、独り住まいの高齢者の方が本当にたくさん住んでおられます。空き家予備軍があるわけでございます。そんな状況でありまして、今後いずれは深刻な問題が明石も訪れるんではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    都市局長。 ○都市局長(東 俊夫)    都市局長でございます。  空き家についての再質問にお答えさせていただきます。先ほども答弁申し上げましたが、空き家の利活用についての相談はあまりないという状況ではございますが、空き家の譲渡所得の控除制度というのが税制のほうにはございまして、そちらのほうの相談につきましてはかなりの件数が毎年のように来ております。3,000万円が特別に控除されるという制度でございまして、そちらのほうにつきましては空き家をできるだけ長期に置かないという抑制政策として行われているわけでございますが、それにつきましては、市民が困られることのないように、丁寧に御相談に乗るとともに、市のほうで確認の証明を出さないといけないわけなんですが、それについても早急に申請がありました場合はすぐに出すようにしております。  また、先ほど申し上げましたけども、空き家についてのなかなかこれからはもっと課題が出てくるんではないかということでございますけども、それにつきましても空き家を放置した問題が起こらない未然の策として、いろんな機関とも協議を連携をいたしまして、空き家が引き起こす問題でありますとか放置することによって起こる問題などを書かれました冊子等も配付をしながら、そういう啓発を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    答弁がありました様々なそういった補助といいますか、そういった情報はしっかり市民の方に伝えていただきたいなということと、やはり今後ですね、様々な地域の状況をしっかり把握していただいて、様々な相談にしっかり乗っていただいて、利活用についても今後どのようなことができるのか、行政としてできるのか、しっかり検討していくべきではないのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    都市局長。 ○都市局長(東 俊夫)    都市局長でございます。  再度のお尋ねでございます。確かに議員おっしゃられるように、今は空き家になりましても、すぐに流通に乗って動くという状況が続いておりますけれども、これもいつまで続くか分かりませんので、議員おっしゃるように、今後はしっかりそのあたりも研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    次に、3点目の市営住宅の有効な活用でございます。1つの案を提案させていただきましたけども、市営住宅に一定のストックを用意しておくというのは必要なのかなと私は思います。まずは、市内在住の在勤者の住宅困窮者に提供すべきということで御答弁ありましたけども、例えば、市外の方でも、今問合せなんかで、ひとり親家庭の方が明石で子育てをしたいということでおられる方も結構問合せがあると聞いております。そんな状況で、そういった方に明石で子育てをしていだたくような形で、1つの案でありますけども、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    都市局長。 ○都市局長(東 俊夫)    都市局長でございます。  市営住宅の活用についてのお答えをさせていただきます。先ほども申し上げましたように、市営住宅、今、いわゆる市営住宅としての目的以外にも、障害者等のグループホームにも活用しておりますし、また、市内の大学生に対して年限を限っての活用ということはございますけども、入居をしていただいて、またそこの地域活動に参加していただくという取組もしております。また、一時的な利用といたしましては、火事でおうちを焼失されて失った方、また、刑務所等から出所されて更生支援をされている方等の一時使用も今もやっております。今申し上げましたように、今後もそういったニーズを正確に把握をしながら、活用について考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    今後はやはり市内の県営住宅を含めた公営住宅全般の将来の在り方みたいなものも、十分様々な点を考慮頂いて、検討していただきたいなと思います。  それでは、2項目めの自転車利用環境についてでございます。  1点目、自転車通行空間などの環境整備(ハード面)についてでございます。昨年度、今年度と自転車が安全に通行できるような環境整備があまり進んでないんじゃないかなというふうに感じるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    道路部長。 ○道路部長(松原光浩)    道路部長でございます。  先ほども御答弁を申し上げましたけども、自転車の通行帯ということで整備を進めております。スピードのことを言われると、若干遅いかもしれませんけれども、着実にといいますか、優先順位をつけて整備を行っていってるところでございます。市道に関しては、我々の管轄でございます。ただ、国道、県道の管理によります所は、こちらのほうからも国や県に働きかけをしていきたいというふうに考えております。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    しっかり県の部分は県と連携していただいて、やはり自転車の走りやすいような空間づくりというのも進めていただきたいなと思いますし、それで、明石には、答弁でもありましたように播磨サイクリングロードというのがございます。その播磨サイクリングロードの整備の状況というのはどうなっているんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    道路部長。 ○道路部長(松原光浩)    サイクリングロードにつきましてですけども、先ほども答弁させていただきましたけども、広域のサイクリングロードのモデルルートということになっておりまして、そのうち、明石の海岸線、サイクリングロードがそのモデルルートの中に1つとして含まれております。整備という点では、御答弁させていただいたんですけども、我々が管理しております海浜利便施設の所に、松江、藤江、江井島という所にサイクルラックを設置させていただきました。以後も、林崎のほうも今、とりあえず検討中でございますけれども、ラックのほうは整備していこうかなと思ってます。県のほうですね、サイクリングロード自体、道路自体は県の管轄になります。県のほうも現在、明石川沿い、谷八木川沿いのサイクリングロードにつきましては、今、一部整備のほう終わっているかと思います。海岸線の所も、引き続き整備のほうを進めていただけるというふうには聞いておりますけども、年次計画等はちょっと聞いておりませんけども、また、そちらのほうも県のほうに働きかけを行っていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    本当に多くの方が、市民の方が御利用されておりますので、しっかりと県と協力いただいて、整備を進めていただきたいなと思います。  2点目ですけども、ソフト面ですけども、今、人口が増えているということで、やはり自転車を利用されている方も本当に増えていると思います。私も日々よく自転車を利用しますけども、本当に感じるところです。やはり自転車も交通ルールが本当に改正をされまして、交通ルールの徹底というのをしっかり市民の方に、やはりいろんな場面で教室なんか開いていただいて進めていただきたいなと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    道路部長。 ○道路部長(松原光浩)    道路部長でございます。  寺井議員おっしゃるとおりでございまして、ルールを交通安全教室等で周知していくというのは、これからも取り組んでまいりたいというふうに考えております。法律のほうが変わりまして、ヘルメットのほう、努力義務ではございますが着用ということになりました。これまでは13歳以下の幼児・児童の方ということで進めておったんですけども、今回の改正で施行後1年以内にヘルメットの着用努力義務化ということで聞いております。その法の施行のこの前後、このタイミングで周知することで、より一層、啓発、周知に影響があると思いますので、このチャンスといいますか、この今のタイミングで交通安全教室等を開いていきたい、開催していきたいというふうに考えております。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本和夫)    寺井議員。 ○議員(寺井吉広)    しっかりと市民の方に周知徹底できるようにお願いいたします。  それでは、最後、3点目、自転車を活かした健康増進や観光振興についてでございます。明石は、先ほどもありました播磨サイクリングロードという、明石にとっては大変重要なたからものがございます。今、全国の自治体で、多くの自治体が自転車を切り口としたまちづくりっていうのを展開しておりまして、環境、健康、観光に沿ったそういう社会課題の解決を、地域活性化に向けて同じ志をするという、その全国の自治体の首長が集まったこういう会があるみたいなんですね。自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会という団体がありまして、結成というか、その設立は平成30年ぐらいだと思うんですが、私ちょっと見ましたら、明石市は設立時に明石市の名前があったんですけど、直近では明石の名前が外れてたんですけど、これ市長にちょっとお答えしていただきたいんですが、お分かりですか。何か市長は自転車嫌いなんかなと思いまして。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    恐らく、ちょっとすみません、今、急な質問で、記憶でいきますと、自転車に関する市長会があって、ある市長からどうですかと言われて、名前を連ねた記憶はあります。ただ、その後はメールなどが来るだけで、特に何らかの動きがあるわけではなかったものですから、もしかしたらもう外れたのかなという形で、全国にも数多くの市長会がありまして、ある意味、一定程度、言葉は悪いですけど、お付き合いで入ったりもしますけど、実質的には活動している市長会はあまり多くなくて、正直この自転車の市長会はあまり活動していないのかなと正直思いましたので、ちょっと今は名前外れているかもしれません。ただ、自転車そのものについては、明石市は本当に、まさにサイクリングロードもありますし、自転車を活用した形の利便性向上、そして観光の資源としても位置づくと思いますので、自転車に関する施策はしっかりとやっていきたいと考えております。 ○議長(榎本和夫)    次に、梅田宏希議員、発言を許します。 ○議員(梅田宏希)登壇  通告に従いまして質問いたします。  今回の質問に至りました経緯について、泉市長は、本年10月8日、土曜日に行われた市立二見小学校創立150周年記念式典において、来賓の受付にいた市民に対して、公明党、ええかげんにせえよ、来年の選挙知らんぞと、突然に激昂しながら暴言を吐き、近くにいた我が公明党の女性議員と目が合った瞬間に、足早に近づき、眼前に顔を寄せてにらみつけながら、問責決議に賛成したら絶対許さへんからな、覚えておけよと3度恫喝しました。その後、来賓席に移り、隣の席にいた榎本市議会議長に対して、突然に、問責決議なんて出しやがって、次の選挙でおまえら全員落としたるからなと、脅迫ともいえる暴言を行いました。全国紙の新聞やテレビなど多くのメディアで大きく報道されたことは御存じのとおりであります。SDGs未来安心都市・明石に認定され、誰一人取り残さないやさしいまちを標榜して、あかしインクルーシブ条例を制定した明石市の代表である市長が、あろうことか二元代表制の一翼を担う議長や女性議員に対して、ましてや一般市民へもあり得ない言葉の暴力を振るったことは、断じて許せない暴挙であります。  式典会場にいた市長の幼なじみの市民は、暴言を吐いて回る姿を目の当たりにして、冷静な判断ができないほど精神状態がおかしくなっている、休ませようと思い、式典後に、辞めるように伝えてくださいと市長に近い人に電話をしたと報道されました。市長は、10月12日の記者会見で、3人に吐いた暴言について、深い意味はなく、ええかげんにせえというぐらいだったと釈明しておりますが、1人の人間として、してはならない人権侵害の暴言を発した理由がその程度とは驚きであります。人の足を踏みつけて踏まれた人の痛みを推しはかれない人は同じことを繰り返すといいますが、市長が会見で、就任以来、積もりに積もった思いがぷちっと切れて手当たり次第暴言を吐いた。今後はしないと言っても人は信じないし、私自身も自信がないと言っております。そのとおりであろうと思います。また、同じ会見で、専決処分をした理由を感情的対立が政策に飛び火したと、怒りをにじませたとありました。これは重大な発言であります。全市民サポート券事業の専決処分は感情で判断したと言っており、専決処分に客観的な正当性はないことを市長自らが認めたような発言であります。二元代表制の議会の議決権を無視して、原因が感情であったことは、問責決議の理由の1つとして妥当性がある証拠でございます。  ここで、暴言事件と原因となった問責決議についての客観的なコメントを確認しておきたいと思います。まず、隣の久元神戸市長は、明石のことなので何も言うことはないとしつつも、自身と議会との関係については、自治体の意思決定機関は議会だ。市民の意見は議会によって代表されるというのが私の地方自治に対する基本的認識だと強調したとあります。次に、兵庫県の齋藤知事は、政治家の出処進退は自身で考えること。ハラスメント行為はいかなる状況であってでもあってはならないと判断したのだろうと述べ、また、市議会が関連議案を継続審査としたにもかかわらず、首長が例外的に意思決定する専決処分で実行したことを例に、議会で認められないからといって専決処分で進めれば、対立を継続させると疑問視。少なくとも兵庫県ではそうした手法は使わないと述べております。また、神戸新聞論説副委員長の長沼氏は、10月18日付朝刊の日々小論というコラムにこう書いております。暴言というしかない。議会との長年の緊張関係から積もりに積もった怒りが爆発したのだという理由はどうあれ、綸言汗のごとしである。この意味は、一度かいた汗は二度と体内に戻らないように、天子の言葉も一旦口から出したら取り消すことができないという意味でございます。暴言は人を傷つけ、おのれの品格をもおとしめる。市長は公人であり、多くの市民を裏切った。今回が初めてではない。市幹部に火をつけて捕まってこいなどと暴言を浴びせたとして辞職。怒りを制御するアンガーマネジメント講習を受けるなどしたというが、またぞろである。幾らよい仕事をしても、聞く力や説く力に欠ける姿勢は子供たちの手本にはならない。引退後に心ある政治家をつくる、育てるそうだ。自らの身を処することのできない人に、人を育てることができるのか。子育てを語れるのかと述べております。全くそのとおりであります。こどもを核としたまちづくりを進める明石市行政の長が発した暴言は、人格形成期の児童生徒の教育上、大変に罪が重い結果を残しました。また、白陵高校を卒業した兵庫県に縁の深い千葉県の熊谷俊人知事はフェイスブックに、業績への高い評価をもって言動を擁護する向きは違うと思います。二元代表制の一翼を担う議会・議員への度を越した発言や、議会が反対したものを専決処分で通そうとした手法は容認されるものではありません。また、民主主義の遅さ・悠長さに飽きた国民が、1人の卓越したリーダーが最短距離で思い切った政策をとることができる、そんな存在や制度に魅力を感じがちです。ですが、プーチン氏の暴走を見れば分かるように、明らかなように、1人のリーダーに権限と責任を預けるのは危険です。人はそれほど完璧ではありません。副市長が職員への暴言等に耐えかねて2人共辞職するなど、組織を統率することができていなかった可能性もありますと述べております。冷静な判断であります。政治学、地方政治論を専門とする東北大学大学院の河村准教授は、地方議会の役割について、単に住民から言われたことを行政につなぐだけのメッセンジャーボーイ、ガールであれば議員は必要ないとして、単に効率性だけを考えるのなら、議員・議会はそもそも無駄な仕組みだ。船頭多くして船山に登るではないが、多くの人が意思決定に関われば、物事が早く進まないのは当然のこと。しかし、そのスピードを犠牲にしてでも首長に集中しがちな権力を議会に監視させ、権力の暴走という最悪の状況を回避することが民主主義の出発と言えると述べております。そのとおりであろうと思います。以上の論点を踏まえた上で質問いたします。  1点目は、今回の暴言事件は、大蔵海岸での2つの事故、前回の市長選の顛末以来、全国に明石市の名前が知られ渡ることになりました。30万人の明石市民、あなたを信じて貴重な一票を投じてくれた8万人の有権者、二元代表制の一翼を担う明石市議会、あなたを長に頂き市民奉仕に勤める職員の皆さんに対して、多大な迷惑をかけたのではないかと思います。今、どのような思いで市長席におられるのか、真意をお聞きしたい。  2点目は、議会制民主主義の地方行政は二元代表制であります。二元代表制への市長の認識をお答えください。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)登壇  梅田議員からの御質問で、問いとしては、いわゆる市長の真意ということでございます。まず、御紹介頂いた案件に関する、いわゆる言動に関する責任は、何度もお伝えしておりますが、さきの9月議会、10月12日にこの場にて答弁申し上げたとおりでございます。もっとも、その後、市民からは、もう辞めないでの嵐です。もう市役所には毎日のように手紙が着きます。お願いだから辞めないでくださいと。辞められたら私たちの生活立ちゆきませんと。まちに出ても取り囲まれて、そればっかりでありまして、逆に、私としては市民への責任を重く感じています。昨日も、ある会合に出ましたら、もう次から次に市民がやってきて、もうお願いだからもう1期やってほしいという言葉ばかりでありまして、私の耳に入るのは、市長辞めないでばかりでございます。それを踏まえながら、私としては、そういうふうな声があったとしても、市長としては、やはり既に述べたような心境は変わっておりませんので、そうであればなおさら、今の明石市の市政を継続すべく、市長として残り期間、しっかり市民のために仕事をし、加えて、その後につきましても、今の明石市政の流れが継続できるようなところの体制をつくるところまで、しっかり責任を果たさなきゃいけないと、そのように考えておる立場でございます。  二元代表制の理解につきましても、何度もお伝えしておりますが、市長である私自身も市民から選ばれた立場でありますが、議員も同じく選挙によって選ばれた立場であり、共に市民の代表であると考えております。権限上は、市長につきましては、予算編成権や条例の提出権などはありますが、議会のほうがそれをどう判断なさるかということでありますので、まさに車の両輪として、まちづくりを進めていくべき立場だという理解はこれまでお伝えしたとおりで、何も変わりはございません。  なお、先ほど梅田議員の質問の前提としてのお話の中で、サポート券の専決処分に関しての感情的というような表現がございました。あれもマスコミの報道もいつも思うんですけども、なかなか私の真意のふうに書いていただけなくて、誤解を招きがちですが、私が感情的に政策判断したことは一度たりともありません。私が言ったのは、議会の感情的対立が、議会側がまさに専決処分やその後の工場緑地の問題も含めて感情的な対応をなさったことに対して、私が怒りを感じたんであって、私が怒りを感じて政策判断をしたことはございません。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。
    ○議員(梅田宏希)    議会が感情的にという、今、市長からのお話がありましたが、工場緑地の件だとか、これは工場立地法準則というものを条例としてこの明石市に制定をしたということは、何ら感情的な判断ではございませんので、その点は申し上げておきます。  まず1点目なんですけども、この暴言を受けた女性議員、前触れもなく突然のことで、人権を踏みにじる暴言に悔しいやら恐怖で体が震え、式典の間、涙が止まらなかったと言っております。そして、午後の祝賀会に出席する予定だったけれども、それも欠席して、そして、4日後の本会議最終日にも、自分が車を運転するのは非常に危ないということで友人に送迎してもらったほどであると。その後、心療内科を受診して、今、回復に努めているという状況でありますが、この議員は、市民の代表である議員の議決権を妨害するために暴言を発する許し難い行いであると、このように当時も発言しておりました。  そして、1点の質問ですけど、市長は暴言を行った3人に対して電話で謝罪したとお聞きしておりますけれども、この女性市議には携帯電話の留守電に入れたというふうに聞いてますが、その後どういう形で謝罪されましたか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    御質問のその、いわゆる私の言動については、繰り返しになりますが、さきの9月議会、10月12日にも御説明したとおりであります。その後についての御質問について、当該女性議員からは、その後、私のほうに近づいて来られて、大丈夫ですからというふうに言われた記憶です。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    ああいうような暴言を吐いた後、非常に精神的にまいった状態であったろうと思うんですね。それで市長は、いかがですかね、今日この本会議の席上というのは正式な議会と市長等理事者の集まってる正式な場所でございますが、その正式に、本人前におりますから、謝罪をしてはいかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    そこはおっしゃるとおりで、本当に申し訳なかったと本当思っております。本当に謝罪申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    正式な形で謝罪をしていると。留守電に入れるだけで、後で留守電を聞いたみたいな形での謝罪で許される行為ではございませんので、その辺はよろしくお願いします。  2点目に、平成29年6月、市幹部を市長室に呼び出して、例の有名なJR明石駅の2号線の雑居ビルが残ってるということで、激高した市長が、楽な仕事じゃとどなり、今日火つけてこい、火つけて捕まってこいなどと述べたことで辞職をされましたね。このときの状況をもう一度聞いたんですけども、そしたら、国交省の近畿地方整備局の委託を受けて、市の職員が権利者に立ち退き交渉をしていくために回っておりましたと。物件が27で、地権者が42の計69件もあったと。その中の1件1件を交渉して回り、最後の1件になって手間取っていたところを、その日程が延びてしまったことに激高して、市長がこのようなことを発言して、これが辞職の原因になったわけですけども、このときに激高して、後、長い長い延びて、市民の皆さんは、市長は行って土下座すると言ったんやみたいなこと書いてましたけど、本当にこのときに激高せずに市長が、いやあ皆さん、御苦労さまでしたと。60何件も回ってきて、69件も回ってきて、あと1件まで御苦労さんでした、後は私が行って交渉しましょうと言っておれば、あのような辞職をしなければならないような事態には発展しなかったと思っております。  平成31年4月の選挙終わって3期目に当選した後も、緊急質問を受けて、市職員に威圧的な暴言をしたり、市長室の備品を破壊したりしたということを認めて、感情の赴くままに対応し、職員に申し訳ないと陳謝したという、そういう報道もなされておりましたが、この3期目に通った6月議会の本会議で、三好幹事長の質問の後に、最初の答弁でございますのでということで市長が3期目に当たっての決意とも言えるような答弁をしておりますので、ちょっと長いですけども、読みたいと思います。  今回の3期目に際しましての冒頭でございますので、まず基本的な市長としてのスタンスのほうから、まず申し上げたいと思います。私も8年前に市長に就任いたしまして、その頃、本当に多くの私自身の思い違いもございまして、まさに二元代表制であるにもかかわらず、市民の代表である市議会議員の皆様には大変な御迷惑をおかけしたことを本当に今もなお反省をしております。3期目に際しまして、改めて市民と共に、そして市民の声を聞くと思っておりますが、まさに市民とは、一人一人の市民であるとともに、市民から選ばれた市民の代表である議員の皆様と共にでありますし、また、議会の皆様の声を聞くことが市民の声を聞くということだと、私はそのように思っております。それに加えまして、一連の私の大変御迷惑をおかけしたことを踏まえまして、改めて市民の中には、当然、市役所の職員も当然一緒なわけでありまして、市民と共にまちづくりをするということは、明石市役所の職員と共にまちづくりをすることであり、市民の声を聴くというのは、市民と日々接している市役所の職員の声を聴くことでもあるというふうに改めて思っておるところでございまして、しっかりとそういった基本的なスタンスに基づきまして、これから3期目の市政運営に取り組んでまいりたいと思っておりますので、まだまだ至らない市長ではございますが、一生懸命まちのために全身全霊をかけて頑張りたいと思いますので、御指導のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。よろしくお願い申し上げます。  このような大変丁寧な答弁をされておりました。この3期目は市政運営を本来の軌道に乗せるものと誰もが思っていたと思いますが、では質問いたしますが、このときの答弁に込めた思いをお聞かせください、真意を。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    今、梅田議員のほうから3期目の冒頭の私の答弁御紹介いただきました。何も変わっておりません。そのとおり思っております。繰り返しになりますが、私も市民から選ばれておりますが、議会も市民から選ばれております。それが車の両輪としてまちづくりをするのが望ましいという考えに変わりありません。  また、市の職員も市民であり、別に市内に住んでいなくても当然一緒にやるべき立場ですから、職員に対しても今御紹介いただいたような気持ちは変わっておりません。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    次に移ります。  令和3年度末に、先ほどもちょっとありましたけど、副市長2人が同時辞職し、定年前の総務局長も退職しました。MBSテレビによりますと、元副市長から、市長がJT跡地の北面の土地の交渉担当の総務局長と弁護士職員に、おまえら不動産会社から金もろてんのかと言ったんです。また、人は金と地位と恐怖でしか動かないという、特に職員は恐怖でと言っていますから、態度を改めるよう辞表を手に直談判しました。最後は首をかけて泉市長とお話をしようかと話をしたら、市長は、ああそうですかで終わってしまった。副市長は、職員に対する考え方が違うままで、もう耐えられないと思ったと語ったと放送されました。市長はツイッターで、3月末で新しい体制をという理解です。それ以上でも以下でもないですと流しておりました。記者に、テレビカメラの前で2人が退任した理由を区切りとおっしゃいますが、本当かと質問され、2人からそう聞きましたし、そうしか聞いていないので。クレームも聞いていませんし、不満も聞いていないのでと答えておりました。さらに土地買収をめぐる職員への暴言はと問われ、だからそれはないです、趣旨としてはどっち向いとんやは言ったと思いますと答えてます。さらに、記者は、カメラのないところでは暴言を認めたではないですかと質問したところ、市長は、それは事実ではないですと答えていますが、記者から、退任された副市長がうそを言っているということですねと聞かれ、市長は、私は副市長からそういった話を聞いたことは一度もないし、他の職員からも今言っておられるような話は聞いたことがない。3年前の一件があって気をつけている認識なので、いわゆるハラスメントと言われる行為はしていない認識ですと、このように答えておりました。  そこで質問ですけども、3期目就任の本会議答弁が市長の真意と先ほどお答えましたけども、副市長退任の経緯については市長は何も聞いていないというのか、暴言はなかったというのか、そのあたりの真意をお聞かせください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    何度も繰り返して言いますけど、両副市長からは、実際は、今年に入って、1月入った頃だと思いますけども、2人で辞めたいという話は聞きました。慰留をしました。辞めることはないという話はしました。が、2人のほうからその後も話合いしましたけど、区切りをつけたいということでもありましたので、3月末をもって退任されたということで、特に今、御質問頂いたような趣旨の何かトラブルがあったとか言われたことはありません。単にそう言われただけです。  ただ、率直に言いますと、もう実は1年以上前から私としては女性副市長をつくりたくて、お二人には随分相談をしておりました。何とか女性副市長をつくりたいんで、定数を3にしたいがどうかというような話をしておりましたが、やはりなかなか副市長の定数を、2を3にするのは難しいですというようなお話の中で、お二人それぞれから、であれば私が辞めますとそれぞれがおっしゃられたのは1年以上前の話であって、私はそんなことは言っていないと、副市長の定員を増やして女性副市長をつくりたいという相談なんだというような経緯がありましたので、率直に言いますと、私としては、そういった経緯も踏まえて辞められる決断をしたのだろうと理解をしています。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    この3者、3者ではないね、MBSの記者が市長とカメラもなく接したときにはその発言を認めておりましたと、どっちがうそを言ってるんでしょうねであの場面は終わりましたね。市長はテレビの取材、出演していたときに、過去から暴言集が編集されておりましてという言い方を、テレビに出演した中で、ABCテレビでしたね、言っておられましたけど、その暴言集というのはいつぐらいからあったんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    そこも私の記憶によると2018年の秋頃ですね、にそういう話を聞きまして、実は泉市長就任以後の、いわゆる、しゃべった内容がテープに編集されているものがあって、それを使って市長選挙の前に失脚を狙ってるので、気をつけたほうがいいと言われたのが2018年の秋頃で、私としてはそんなものがあるのかという認識をしておりました。その後、2019年の1月末に、マスコミ報道に至った、御紹介いただいたようなテープが、編集されたものが全マスコミに送りつけられ、それが報道に至ったという認識でありまして、その後も周りの方から、実はまだあるんだと、第2弾、第3弾を出す予定だということを複数の者から耳打ちをされ、それに近しい者からも内々にという形で、気をつけた方がいいと、まだ第2弾、第3弾をマスコミに送りつける準備をしているから気をつけた方がいいよというふうに言われたという認識です。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    市長が12年前ですから、2010年ですか、2013年か、最初の当選したときに、明石市の幹部職員数名を前にして、1期目の1年目、市長が上司と部下に、信頼関係なんか要らん、どんどん処分したらいい、処分して罰さえ与えたらついてくるんです、職員なんか。職員にはそれだけで十分や、そういうような暴言を複数の幹部を前に浴びせられたというふうにおっしゃってましたが、市長そんなこと言っておりませんか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません。今御紹介いただいたことは全く認識ありません。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    市長の何て言うんですかね、虚言といいますか、私も経験してますからね。工場緑地の請願が出てきたときに、請願が通りまして、2人が反対したんかな、あと全員が賛成してくれまして、市長室に三好幹事長と私と行きました。高橋部長がそのときおりました。で、あなたと4人でした。そのときに、この請願が出たからには、もう通ったからには、市長ね、もうそろそろ周りの市がこの工場緑地準則に沿って緩和をしてきてるんだから、市長、これ、取り組んだらどうですかと市長に申し上げました。市長が突然に、私の支援者には環境関係の人が非常に多いんですと。私からはそんなことはできませんので、議員提出議案で出してくれたらよろしいやないですかと。えぇ、市長、そんなことしていいんですかと、正式な手順で議案を上程してくださいよと私と三好幹事長と言ったつもりですが、去年の本会議ですかね、そのときにはそんなこと言ってませんよと、あなたは大きな声でうちの議員が賛成討論したときに叫んでおりましたけれども、あれはやっぱり何も言っておりませんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    今の梅田議員の言ってることは事実ではありません。私には環境の支援者が多いなんて言うはずもありませんし、言っていません。梅田議員がうそをついています。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    そのような感じなんです。ですから、私はあえて高橋局長には聞きません。大変困りますから。聞きませんが、そういうところがあなたにとっては…… ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    事実関係なので、事実でないことを事実のように質問されても困ります。                〔発言する者あり〕 ○議長(榎本和夫)    静粛に。市長、静粛に。 ○議員(梅田宏希)    まだ質問をしておりませんから。               〔「動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(榎本和夫)    賛成される方。  はい。それでは、この際、議事の都合により暫時休憩をいたします。  再開は、追って通知いたします。                              午後 2時19分 休憩     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−                              午後 3時15分 再開 ○議長(榎本和夫)    休憩前に引き続き会議を再開いたします。  梅田宏希議員の発言を続行いたします。  梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    それでは、先ほどの件につきましては、性善説に立っておりますので、テープで取ったり盗聴したりはしておりませんので、それぞれの心の良心に任せるしかないということで。  次の件ですが、先ほど1期目1年のことにつきましては、市長は言ったことがないということですので、言われた側は忘れないがと先ほども私申し上げましたが、足を踏まれて痛い人は、足を踏まれた人は残るけども、踏んだ人は痛さが分からないので、また同じことを繰り返す心配をしております。  次に、11月30日の各社記者会見が動画で流れております。ずっと拝見しておりました。その中で市長は、明石市議会はひどい、議会も変えないと政治はよくならないし、まちもよくならない。12年間の反省ですけど、市長になれば大きくまちは変えられると思って市長選に立候補し、この間、自分なりには頑張ってきましたけれども。うかつだったのは、議会を変えるべきだったと遅まきながら改めて気づいて。議会を放置したことについては、早く気づいて逆に議会に対しても早く対応すべきであったと反省しています。議会は古いです。びっくりするぐらい古いです。その古い議会に忖度するとか、調整する形でやってきましたので、逆に議会を増長させてしまったと、このように発言をしておりました。  そこで聞きたいんですが、二元代表制の一翼である議会を市長が変えるとはどういうことか、御自分の説明責任を十分果たすということが市長の使命でありましょうが、議会を市長が管理するというふうに聞こえましたが、いかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    梅田議員の御質問でございます。確かに私も言葉が本当にある意味説明が不足している点がありますので、補足したいと思います。私としては、繰り返しになりますが、市長も市民から選ばれているし、議会も市民から選ばれていて、その二元代表制で車の両輪としてやっていく認識に変わりはありません。そういった中で、11月30日につきましては、その後、いわゆる私自身が応援したい方を公募して、また推薦も頂いて、そういった方を応援していきたい趣旨で言ったものでありまして。ある意味、広く市民・有権者の選択肢を広くつくるべく努力をしたいという趣旨でございます。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    ということは、議会を思いどおりにしようということは言っておりませんということでいいんでしょうかね。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私の真意は、前からずっとお伝えしていますけど、明石市長として明石市民への責任を果たしたい。多くの市民から、今の明石市の子育て5つの無料化とか、障害者や高齢者にやさしいまちづくり、こういったものが止まってしまうのか、継続なのかが大変強い御関心でありまして。私としては、今の明石市政がちゃんと継続し発展すべくベストを尽くしたい、努力をしたい。具体的には来年4月の市会議員選挙に多くの市民の賛同を得られる方をより多く応援をしていきたいという思いでございます。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    市長のこの3期12年の間の当初予算の賛否を見てください。3年間、全部賛成してきてますよ。前半の2期8年間に反対をされたのは、日本共産党さんが反対されてましたけど、今期になったら賛成に回っておりますけど、我々公明党の議員は市長の進めてる子育ての、これ、今でも未来安心子育てトータルプランで妊娠されたところから18歳までは全てトータルでもう一遍充実しようという流れですから。そういう意味では、市長が誰様に変わろうと、これを議決した我々が責任を持って議決したわけですから、あなたが言うように裏切ったり、市民を裏切ったりしておりませんので、勘違いをされないようにお願いしたいと思います。  このときに、市長は、議会は古いです。びっくりするほど古いですよと強調されておりましたが、具体的にどこが古いのかちょっとお聞かせ願いますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○議員(梅田宏希)    市長がしゃべった言葉ですよ。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    古いと言ったのは私です。正直古いと思ってます。やっぱり今のこの会議の在り方とか手続論も長い歴史があってのことですけど、もっと柔軟に変えていくべきものだと思います。  例えば、私はそのときもしゃべったと思うんですけど、例えば、小さな赤ちゃん抱えた方が議場に入ってできるであるとか、例えば、オンラインでもっとできるであるとか、いろんな議会の改革も、今、明石市議会もやっておられますけど、さらに必要だという趣旨で言った思いです。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    その古いです、びっくりするほど古いですと言った割には、御自分がおっしゃるほど古くはありませんので、言葉には気をつけてください。  それから、忖度というふうに言われてました。調整というふうに言われてますが、忖度などしてほしくもないし、市長にされたこともないと思っております。議会は合議制の世界ですから、賛成もすれば、反対もすれば、そして新しい議案の改正議案を出したりもするわけでございまして、それができないようでは議会ではありませんので。独任制の市長の人事権とは別ですからね、ですから、その点は忖度などしてほしくもないし、されたつもりもございませんので。  次ですけども、テレビの中で市長は人さんに対して言っていいせりふと言ってはいけないせりふがあります。心の中で思ったことと口に出すことは違いますので、今後は気をつけますと。それで、その後に、私利私欲・党利党略・メンツというのが強い世界です。議会のこと、全国ネットのテレビであなたがおっしゃったんですね。メンツというのが強い世界で市民の税金もっと大切に使ったらとか、市民の税金で働いとんだからもっと働けとかとの思いがある中で、そういかないときにちょっと、ちょっとじゃないか、またやっちゃったという理解ですと。御自分の暴言のことについて聞かれてそう答えておりました。それで、ここでちょっと確認したいのは、暴言を発したのは心の中で思うことを口に出したことで失敗したというふうに聞こえます。暴言を受けて苦しむ相手に配慮してというのではなくて、口に出したことを失敗したという、その悔いという意味でこういうことを笑いながら発言されたのでしょうかね。暴言を受けた人間の心の痛みとか分からずに言ったように思うんですが、自分が心で思ったことを口に出したということで失敗したんだという意味ですか、どっちですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    何度も同じ話をさせていただいてますが、私自身のいわゆるある小学校における言動につきましては、本当にそれはしてはいけないことであり、さきの9月議会の10月12日に御答弁申し上げたとおりであり、加えて本日改めて謝罪申し上げたとおりでありまして、しっかりと謝罪すべきテーマだと理解しております。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    いろいろお聞きしてまいりましたが、市長の答弁をいろんな方がこの動画で見ていらっしゃると思います。何が正しいのかというのは、その方々の御判断でしょうが、その辺をどういうに判断されるかを期待をしておきたいと思います。  最後に意見申し上げます。市長は行政の長として明石市自治基本条例を遵守して、明石市民に分け隔てなく全市民の命と財産と発展に尽くすという、そういう立場でございますが、市長の推薦する予定候補には事業者や諸団体以外の市民の賛同を受けるという言い方をしておりますが、これは間違いであろうと思います。この条例の市民というのは、住民・諸団体・事業者・明石市内に勤務する、または通学する人のことも市民と定義しておりまして、この市の自治基本条例の定義に逸脱をしております。これは市長の偏見による明石市民の分断を図る行為だとこのように思っております。このような考えの市長に推薦された人が市長になり、市議会議員になりすれば、結局は議会のこの監視をする、議決をするというその機能まで市長に渡してしまうという、大変地方自治体の二元代表制の民主主義が明石市で崩壊してしまう。このように思っております。  こどもを核としたまちづくりの政策は、先ほども言いましたけども、議会が責任を持って議決をしたことでありまして、今後も自分たちが議決したことを裏切るということは我々はいたしませんので、どうか市長がどなたになろうとも変わりません。これからもさらに国・県と連携して、この政策を推し進めていくことをお誓いを申し上げたいと思います。今期で政治家をお辞めになると本会議で発言した重いこの発言をかみしめながら、今後の残された期間、行政の混乱を起こさないようにお祈りを申し上げまして、私の質問を終わります。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    梅田議員からの御意見重く受け止めたいと思います。ただ、1点だけすみません。市議会議員というのはまさに民意の反映なので、様々な団体に応援頂くことはそれも当然あっていいことですし、それを否定はしていません。私の真意としては、いろんな方がちゃんと市議会議員に立候補したらいいという趣旨でありまして、別に特定の団体などに応援された方がいけないなんて言う気持ちは全くなくて、幅広い民意の反映が議会だと、それを私としては、なかなか出にくいであろう、いわゆるそういった団体から応援を頂いていなくても、出たい人をちゃんと立候補いただけるように応援したい趣旨でありまして、梅田議員、先ほど言われましたけど、特定の団体などに応援なさって通った方を否定する気は全くございません。 ○議長(榎本和夫)    梅田議員。 ○議員(梅田宏希)    もう終わりますと言いましたけど、市長から一言、まだ時間がありますからね。市長ね、そこまでおっしゃるなら、言動一致でしっかりとマスコミの皆さんにも伝えてくださいよ。先ほどから出ておりますけども、人事権を持って市の職員の皆さんを恐怖で操作するみたいなことを市長は否定してますけども、いろんな人からお聞きしております。どうか市の幹部の皆さんが、この2人の副市長が辞職をし、定年前の総務局長が辞職をしてまで、退職してまで自分の信念を貫いた、その思いをどうか持っていただいて、市の職員の皆さんが明るく生き生きと仕事のできる環境を皆さんでおつくりください。これは御意見として申し上げます。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    次に石井宏法議員、発言を許します。  石井議員。 ○議員(石井宏法)登壇  自民党真誠会の石井宏法です。発言通告に従い質問します。  市長の過去発言について、市長の発言はうそと悪意にまみれているのではないかと疑念を抱いております。昨日に続き本日も本会議で様々な質問がありましたが、それぞれの市長の答弁を聞いて改めて疑念を深めた次第です。そこで、私から、以下市長の3つの発言について、その真意を確認したいと思います。  まず1つ、長年積もった反対派の嫌がらせに、さすがに耐えかねたについて。長年とは何年ですか。反対派とは誰ですか。嫌がらせとは何を指していますか。さすがに耐えかねたとはどういうことですか。  次に、自民と公明とはずうっと敵状態の発言について。自民とは誰を指してますか。また、公明とは誰ですか。また、ずうっととはいつからですか。敵状態とはどのような状態ですか。  最後に、ひどいもん、議員。私利私欲、党利党略、議員の面子。もう、ええ加減にせえよと思ってしまって、その場にいた議員に次々、暴言を吐いてしまって、やっちゃいました。すみませんについて。ひどいもんとは何がひどいのですか。ここでいう議員とは誰ですか。私利私欲とは具体的に何を指してますか。また、党利党略とはどの党の利益でどの党のどんな策略ですか。議員のメンツって何ですか。ええかげんにせえとはどういう意味ですか。その場にいたとありますが、ええかげんにせえと思ったのはその場で思ったことですか。そのとき思ったきっかけになった議員、私利私欲、党利党略、議員のメンツを教えてください。やっちゃいましたって何ですか。  以上、端的、簡潔にお答えください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)登壇  石井議員の御質問にまとめて答弁申し上げます。  既にこれまでも御答弁申し上げてますし、昨日、本日も御答弁申し上げておるところでありますが、重ねて答弁申し上げますと、まず、御質問の長年というあたりですけど、率直に私としては、一番最初、12年ほど前に市長選に通ったときからですね、ある意味、しんどい状況は続いています。1年目に公共事業の見直しを決断した直後から、自宅のポストに殺すぞという手紙が投函され、死んだ生き物を家の庭に投げ込まれという状況が12年前でありまして。以来、そういったことが続いてきております。今年になってから、メールで100通を超える殺害予告のメールも来てる状況でありまして、本当にしんどい思いをしたのは正直でございます。  私の発言、ちょっと、ちょっとじゃなくて、かなり、非常に誤解を招く表現が多いので、いわゆる敵状態という表現は、すいません、それは表現として適切ではなく、ある意味、二元代表制の下で全ての議案に賛同いただけたわけではないという趣旨であります。何度もお伝えしておりますけど、やはり私としては思い入れの強い優生保護法の条例について、自民党真誠会が最後まで反対なさったことについては納得いっておりません。公明党さんにつきましては、最後、御賛同いただいて感謝している立場でございます。
     それから、ええかげんにせえというのは、確かにそのとおり思ってしまったのは正直であります。私としては、例えば、今回の本会議もそうでありますけれども、本会議は議論の場ですから質問があればお答えする立場ではありますが、もっと明石市政にとって前向きな御提案や御質問を頂ければと思う中で、続けて続けて私の過去の言動についての御質問が続いておる状況でありまして。市民の代表たる議員としては、もっと明石市民のための前向きな提案を頂きたいと、そういったことも含めて少し思うところがございます。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    それぞれ細かく聞いたんですが、1個ずつ確認していきたいと思います。反対派とは誰ですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私も生きていればいろんな発言いろんなところでしますので、その一言一言にお答えする場ではないと思います。この本会議という大事な場は、もっと大事に使っていただきたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    それは、議員の質問権を否定することですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    議会の質問権を否定する気は全くございません。ですので、御質問頂き御答弁申し上げております。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    では、続けます。反対派とは誰ですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    反対派とは反対派です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    誰とは人の名前を指してまして、反対派という一くくりのグループではないですので、誰を指してますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しですが、反対派は反対派以上でも以下でもなく、反対派は反対です。何度聞かれても同じ答えになります。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    反対派と捉えて嫌がらせをしてると。その文脈によく自民という言葉を使われてるのかなという印象ですので、まあ市民からすると反対派というのは自民党もしくは公明党を指してるのだろうなというふうな認識になると思います。実際そういうふうに認識してるという市民もたくさんいると聞いております。で、何がここ問題かというと、反対派とは反対派っていうよく分からない全く具体性のない言葉を使って、誰かを標的にしておとしめようとしてるんじゃないかなというのが正直なところです。なので、反対派とは誰を想定して発言したのか、それを聞いています。もう一度お願いします。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しになりますが、反対派というのは、そのとおりの言葉で反対派であって、反対派は反対派です。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    ちょっとあまりにも答弁が不誠実かと思います。もう一度お願いします。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しですが、反対派とは反対派であって、それ以上聞かれましても答えようがありません。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    どうしたもんですかね。じゃあ、反対派はいないってことなんですかね。質問です。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しになりますけど、二元代表制ですから、市長としては、条例議案とか、予算議案をお諮り申し上げて、御判断頂く立場です。それは、それこそ、明石市議会のホームページを見ればですね、一覧表で載っておりますので、何度も言いますけど、ただ、優生保護法の条例に関しては、自民党真誠会は最後まで反対、公明党は最後賛成頂いて、公明党には感謝しております。そういうことをもって賛成、反対には議案ごとに割れてくるもんだと思います。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    先ほど、ちょっと具体的に言っていただけたのかなと思いますが、議案に反対した者ということかなと思います。その議案に反対した者の嫌がらせについて、嫌がらせって何ですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    嫌がらせは嫌がらせで、嫌がらせです。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    すいません、全然話が進まないんで、誠実に答えていただけたらと思います。嫌がらせっていうのは、どういうことを指しているのでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません、表現が砕けた表現です。私の表現で嫌がらせといったら、私の認識で嫌がらせと認識している言葉を使った状況ですので、嫌がらせは何ですかと聞かれたら、嫌がらせは嫌がらせとしか答えようがありません。ちょっと質問の角度を変えていただければ。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    どういった具体的な事実に基づいて、それを嫌がらせと感じたのですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    直接的な表現とつながるかどうか分かりませんが、既に答弁した範囲で言うと、例えば、やはり昨年夏のサポート券事業で、私の認識からすれば、事前調整も終わり市民や事業者が心待ちにしていてスピード感のある対応という中で、市長としても、私の性格的にはもう税金の無駄遣い大嫌いですから、コストを削減してスピード感との両立を図った中で議案として提出申し上げた認識で、そのサポート券事業が採否をとられることなく継続審議になったことについては、大変強いショックを受けたという経緯がございます。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    1つは継続審査が嫌がらせであるということが分かりました。ほかにありますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    嫌がらせという直接表現は私は使っておりませんので、私の思いとしては、サポート券事業については、もう目の前で溺れかかっている市民・事業者がいるのに、溺れてる人を助けに行こうとしてるところを、助けに行くのを止められたという認識を正直持っていますから、ですから、専決処分をして、私としては、地方自治法上の許された権限を行使して市民と事業者を救うべく決断したという認識です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    すいません。さっき聞きましたので、それは。無駄なことを言わないでいただきたいです。繰り返し言わないでください。ほかに嫌がらせはありますかと私は聞いています。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    嫌がらせについては、嫌がらせは嫌がらせとしております。思うところという形で今1つ具体的にお伝えしたので、そのように御理解ください。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    じゃあ、ほかにはないという理解でいいですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私も市長になって12年近くですから、最初から振り返れば思うところは数多くあります。そういう意味では、様々な出来事があったなというふうには感じております。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    昨日から市長の発言について問題点であると恐らく議員の皆さんが思われているのは、具体性のないことについて明確に発言していくというところだと思うんですね。今のもう12年間いろいろありましたという趣旨の発言されましたが、実際、具体的に何ですかと聞いたところ、今挙げられたのが1つだけ、継続審査についてなんですね。いろいろあると言うんであれば、ほかにあるんじゃないですか。嫌がらせだと感じた具体的な事例です。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    少し答弁変えますけど、今もう私は現職の明石市長であり、明石市民もコロナも含めて大変な状況にあって、明石市政としてしっかりと市民のため事業者のためやるべき立場であります。そういった中での12月本会議で、私としてもその本会議の場においてできる限り市民・事業者のためになるような形で対応したいと思っております。そういった中で石井議員のほうから繰り返しのような質問がなされておりますので、私としても一定程度お答えしておりますので、それで御理解ください。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    分かりました。では、もう嫌がらせ、長年、反対派の嫌がらせに、さすがに耐えかねたと発言されているのは、さすがに耐えかねたというのは何を指していますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    それも繰り返しに、さすがに耐えかねたという表現はさすがに耐えかねたですから、それ以上でも以下でもございません。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    さすがに耐えかねて何をされたんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    石井議員のほうが御質問で引用されていて、長年積もった反対派の嫌がらせに、さすがに耐えかねたという私のどこかの発言を引用なさって御質問されておられたので、さすがに耐えかねたとは何ですかという御質問なので、さすがに耐えかねたのはそのとおりですとお答えしてる立場です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    すごい残念な気持ちなんですけど、もう一度聞きます。さすがに耐えかねた結果、何をされたんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しになりますが、だからもう、ある意味、議員の御質問の趣旨が理解し難い。もう少し角度を変えていただくなり、大事な本会議の貴重な場でありますので、それも踏まえて御質問頂きますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    大事な本会議の場を使ってる、だからこそ質問させていただいてます。なぜなら、これ、今、市長が答えられたのをまとめますと、長年とは12年なんですけど、反対派とは誰か分からないと。議案によってそれぞれ違いますというところで、嫌がらせとは何かというと継続審査ですと。ほかにも何かあるかもしれませんけど、よく分からないですけど、継続審査ですと。さすがに耐えかねたというのは、特に何もすることないということは耐えたということだと思うんですけど。これ、何の意味もない発言で、ただ、市民が受け取った場合に、議員が誰か反対して、市長自身が耐えかねるに至る理由あるっていうふうなメッセージになっちゃうんですね。これは私より前にいろんな質問され、各議員の皆さんがされてますけど、やっぱりミスリードとか、すごい議員に対して悪意のあるレッテル貼りになってると思うんですね。だから、非常に問題だなと思って取り上げさせていただいております。  さすがに耐えかねたと、継続審査について嫌がらせであるというふうにおっしゃってますが、一応念のため確認しておきますけど、総務局長に聞きたいんですけど、総務局長に。正式な手続を終えて議会が議決した内容が嫌がらせであるという法律、嫌がらせというのはさすがにないでしょうから、それに類する何らかの遅延行為なり、妨害なりっていう条例なり法律があれば教えていただきたいんですが、いかがでしょう。 ○議長(榎本和夫)    原田総務局長。 ○総務局長(原田浩行)    総務局長でございます。  特に私の知る範囲では、そういったものはないとは思います。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    私も議員になってそんなに年数がたってない、知識も大したことないんで、総務局長がそういうのはきっとないと、知らないとおっしゃってるんであれば、私もないだろうなと思ってたので、ちょっと安心しました。  これ、今度副市長に聞きたいんですけど、先ほどと一緒なんですが、正式な手続を経て議決した内容が、これ嫌がらせであると副市長自身は思われたことはありますか。 ○議長(榎本和夫)    横田副市長。 ○副市長(横田秀示)    副市長の横田でございます。  議決されたものは、あくまでも議決されたものという認識でございます。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    そうですよね、私もそう思ってます。議決したことが嫌がらせだとかどうとかでなく、それは議会の意思決定であると思っております。なので、それ以上でもなくそれ以下でもないなと思っております。  もう1点、副市長にお伺いしたいんですが、再度の確認になってしまうんですが、これ、明石市の幹部の中で、この本市の公式見解として、議決された継続審査が嫌がらせであるという認識というのが共有されてたりするんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    横田副市長。 ○副市長(横田秀示)    副市長でございます。  そういった、議決は議決ということ以外に特にございません。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    分かりました。今、御答弁いただいたところ、明らかになったのは、特に法律でも駄目とされていなくて、かつ市の幹部以下、市長以外、副市長以下は別に嫌がらせとも感じておらず議決は議決であるという、至極真っ当な考え方をされてるのだなと思います。先日、当会派の坂口議員に、あなたしか、あなただけがその考えですよみたいな趣旨の発言されたと思うんですが、この嫌がらせであると認識してるのは市長だけだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    いや、その私の言葉は私の認識に基づいた言葉なので、ほかの人がどう感じてるかは分かりませんが、例えば、昨日の夕方というか、午後、ある会合に行きましたら、市民から続々と近づいて来られて、インターネット中継見てましたけど、嫌がらせ大変ですねと言われましたので、市民の中にも今なされてることを嫌がらせと思ってる方はいるのではないかとは察します。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    ほんまかどうか確認できないことを、具体性のないことを言わないようにというふうな再三の要望があったにもかかわらず、また、何ていうんですかね、判断ができないことについて論拠とされてるというのは、ちょっと残念です。  次、行きます。自民と公明とはずっと敵状態というところで、敵状態というのはちょっと表現が悪かったと訂正されましたのでいいんですけど、これ、自民というのは誰を指してるんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    ここの部分は先ほども答弁申し上げましたが、表現として不適切ですいません。敵状態は撤回します。そうではありません。特に、公明党さんにおかれましては、子供施策や福祉施策、大変お力添えを頂きながらこの間進めてまいりましたし、優生保護法も最終的には御賛同いただきましたし、昨日の児童手当の御提案も頂いておりますし、敵ではございません。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。
    ○議員(石井宏法)    別の取材に対しては、対立ずっとしてると。敵ではなくて、対立してるという表現をされていますが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    対立という表現もどう取るかですけど、ある意味、議会と市長というのは、ある意味、対立というか、緊張関係にあるほうがむしろ健全であって、もちろん、その中で対応します。ただ、市長としては、よかれと思って提案してる条例や予算がすぐに通らないときには、やっぱり思うところは正直あります。ただ、それはそれで一定程度は受け止める立場だとは認識しています。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    新聞の取材で、どこかの会で発言されたことやと思うんですけど、市長の1期目・2期目は味方になってくれる議員がいたと、1人だけいたとありました。これ、どなたでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    固有名詞は避けますけれども、1期目・2期目で議会の中で中心的役割を果たした方が大変力になっていただいたと感謝してる立場です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    議員であれば皆さん理解してるので、固有名詞避けたところで共通の認識はあると思うんですけど。市長の先ほど、反対派からの嫌がらせというところでおっしゃってた議案に反対した者ということを出されてたので、この12年間、議案に反対した人はたくさんいまして、主要な議案ですね、次年度予算とか、今、子育て政策で明石が一番メインに推してるような5つの無料政策とかに関して、反対してない議員というのは数人なんですね、実は。その数人の中のお一人なんだろうなと。反対されてない方の中で何人かいるんですが、その中の1人、2人ですかね、自民党真誠会の前身である真誠会の方です。恐らくその方を指してるんだろうなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    特定は避けたと、本会議の場ですのであれですが。恐らく想定されてる方は一致してると思いますので、それでいいのでないでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    認めていただきましたので、であれば、自民と、公明は先ほど公明党さんであると、対立はしてない、敵ではないとおっしゃってましたけど、別に自民とも対立してないんじゃないでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    そこもどう答えたらいいかですが、石井議員、12年前から御一緒ではありませんので、12年前からおられる方は大体お察しかと思いますけど、例えば、私自身は、最初の選挙の公約の1つが中学校給食の実施が公約でありました。ただ、中学校給食の実施については、予算についてはすぐ通ったわけではなく、否決にも至っております。そういった中で、明石市の子供施策が最初から全議員の応援を頂きながら前に進んできたわけではなく、かなり苦労したという認識で、そういった中で、今申し上げましたが、その方は一貫して子供施策に対して前向きな方でいらっしゃって、私以上に子供に手厚い施策をずっと言っておられる方でした。その方が中心になって議会のほうの調整もいただいた結果、一定程度少し遅れ遅れではありますけども、様々な子供施策が前に進んできたと認識しております。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    先ほどの、長年は12年であるとおっしゃられてたんですけど、自民と公明とずっと敵状態の、ずっとはこれ何年なんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    そこはもう答弁してましたように、私自身が初当選したときから、正直しんどい状況は今に至るまで続いているとは認識をしています。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    まとめますと、ずっと12年自民と公明とは敵状態ではないというのが答えかなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    先ほど撤回しましたように、公明党は敵ではありません。自民党も別に、そのあんまり単純化されても困りますので、議案ごとにもちろん様々な形で応援も頂いております。何度もお伝えしてますけど、本年度の新年度予算も全会一致で御賛同いただいております。明石のまちづくりのキーであるインクルーシブなまちづくりの条例も全会一致で御賛同いただいておりますから、テーマ、テーマごとに御賛同いただいたり、残念ながら御賛同いただけなかったりという繰り返しだと理解をしております。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    予算の話を出されましたが、今度、また市長が辞められた後の来年度予算というのが3月に審議されると思うんですけど、これに反対するとやはり嫌がらせであったり、敵であるという認識になるんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    既に御答弁申し上げておりますが、現職の明石市長としては来年4月30日までの任期いっぱい、精いっぱい市民のため、明石のまちのために精いっぱい努力を重ねる所存であります。そういった中で予算編成がなされますので、多くの会派の皆様から頂いた意見も踏まえながら、できる限り今の時代に即したこれからの明石につながるような予算編成をしたいと思っております。それをどう御判断なさるかは議会の御判断で、それがまさに二元代表制だと思いますので、軽々に私のほうからまだ提案もしておりませんので。ただ、市長としては、御賛同いただけるような内容にしたいとは思っております。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    そうですね、特に敵ではないと。議会の判断を尊重するというところなんですが、市長、本会議では結構そのようにおっしゃっていただけるんですけど、インタビューとか、公の場、ツイッターとかもそうやと思うんですけど、急にこう攻撃的になったりするのはなぜなんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません、御質問ですが、すいません、本当に言葉遣いとか過ぎたところもあるのは自覚しておりますので、改めてですが、言葉には慎重を期していきたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    結局、このずっと敵状態だったという話に関しては、結局、そんなざくっとした市長の印象でだけあって、事実とは、事実の整合性が高いわけではないというところで理解しました。  続けて行きたいと思います。ひどいもんから始まる文章ですけど、このひどいもんって何がひどいんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません。同じような繰り返しになっても仕方がありませんので、私自身がしゃべったことを引用なさって、この後も御質問いただくんでしょうけど、それはそのときの状況の中でしゃべったことですから否定はいたしません。ただ、もう既に御答弁申し上げてるように、私もかねて国会議員もしておりましたし、国会の世界も本当に残念な状況が私自身もリアルに感じたこともありますし、全国報道なされてるような全国の中ではいろんな議員さんもおられますので、そういう意味では、全ての議員がすべからく品行方正だとは思っておりません。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    結局、前後でいうと明石市に関してで、市長の行動に対してなんで、ひどいもんっていったら、普通の解釈でいうと明石市議会のことかなというふうに思うと思うんですね。なので、再度の確認ですが、ここでいうひどいもん、議員の議員って明石市議会にいる議員のことでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私の認識だと、多分やり取りの中では政治なるものについて、政治家なるものと言ってもいいんですけども、に対して市民・国民のことを思う政治家ばかりではないという趣旨で発言した認識です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    いや、ここ明確に答えていただきたいんですけど、明石市議会の議員のことを言ってるんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    特定の明石市議会議員だけをというのではなくて、一般的な認識で答えた認識です。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    一般的に議員がひどいって、その特定しないとはまた別で、我々全員がひどいって言ってるように聞こえますけど、いかがですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    石井議員がそういうふうに受け止められる必要はないと思いますし、そらしっかりと市民・国民のために頑張ってる議員さんたくさん当然おられるわけですから。私が言ってるのは、全ての議員が100%品行方正で、市民・国民のためにしてるわけではないという趣旨ですので、そのように御理解いただいたらと思います。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    我々ではないというところでよろしいですかね。で言うと、私利私欲ってどの議員の私利私欲なのか、こちらも答えていただけますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    ここは同じような答弁になりますけど、俗に言う私利私欲・党利党略とはよく使われる言葉で、一般的に市民目線とか、国民のために対する若干、対義語的な表現ですから、いわゆるインタビューなどを発言の中で私利私欲・党利党略という用語を使った経緯にすぎません。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    具体的な事実があって、特に明石市議会で具体的なこういう事例があったから私利私欲を感じた、もしくは党利党略を感じたというのがあれば、お答えください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しお伝えしていますが、ここの発言部分を引用なさっておられますけど、私の認識は一般的に日本の政治なるものが、残念ながら100%品行方正な政治家ばかりじゃないという趣旨で発言した認識ですので、それ以上でも以下でもありません。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    これね、インタビューだけじゃなくて、本会議場でも言われてるんですね。私利私欲・党利党略ということについて。それってやっぱり明石市議会を対象としたようにしか聞こえないですので、もし、そうでないんであれば、撤回もしくは否定していただきたいと思います。どうでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しになりますけど、一般的な表現として使ったにすぎないので、市民目線という表現と、逆に言えば、市民目線の対義語として私利私欲・党利党略という使った表現ですので、そういう一般的な用語と御理解いただくだけで十分かと思います。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    もう一度申し上げますね。本会議場でも発言されています。あそこの流れで言うと、暴言を吐かれて、それで辞めるに至った経緯を話されながら、明石市議会に対して言われたんだろうなと受け止めざるを得ない。もしそういう思いがないんであれば、もう一度言いますね、明石市の市議会議員に対して言ったものではないと、一般的に言ったものですとはっきり言っていただけないでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    もう既に答弁申し上げ、一般的な表現と御理解いただいたらいいと思います。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    そこなんですよね。一般的と濁していただきたくないんです。一般的には我々も含まれるのは当然だと思うので、明石市議会議員にも誰かを指して言ったものではないと言っていただけないでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません。私自身も私は私ですぎませんので、全ての議員さんの日常生活全ての行いを把握しているわけではありませんので。だからこそ、一般的な表現としての市民目線の政治家と言ってもいろんな言い方があるのと一緒ですから、一般論として御理解いただくしかないと思います。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    めちゃくちゃ簡単なことやと思うんですよ。否定されないということは、どなたか明石市議会の中に、党利党略だったり、私利私欲にまみれてる議員がいると思われてるということなんだなというふうにしか感じないんですけど、具体的な事例ってありますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    何度も御質問頂いてて、同じ答弁の繰り返しになりますので、私としては、一般論として言ったということをお答えしている立場で、同じ質問を何度頂いても同じ答えになります。 ○議長(榎本和夫)    石井議員。 ○議員(石井宏法)    本当に、なぜ、不誠実さしか感じてない次第です。一般論を言ってるので、明石市議会についてはそういうわけではないと、その一言で否定していただけることなのにそれをしない。ただただ一般論ですとなると、明石市も例外ではないですっていう認識しかないです。しかも具体的な事例も挙げられないということは、本当に印象操作でしかないのかなというふうに感じてしまいます。市長がなかなか誠実に答えてくれないので、議論が進まない。具体的に何を指していたか、どんな事例があったのか。実際、問題があれば、議員のほうに問題があれば、我々自身が、議会自身が律していくべきだと思うので、事例を言うことは全然悪いことじゃないと思うんですよ、具体例を出すことも。昨日の林議員の質問の中にあったのもそうだと思うんです。バックマージンをもらってる人間を明確にして、その方に関してはきっちり制裁を受けていただくと一緒でですね、私利私欲・党利党略だけでやってるような人間っていうのは必要ないと思います、私自身も。私の知る限り、この明石市議会にそんな人間はいなくて、皆さん市民のことを考えて一人一人真剣にやっていると。どうしたらいいかってそれぞれの30人の価値観を持ち寄って、できるだけすばらしい明石市になるための議決をしようと意思決定をしようとしてる中、こういう一般論でくくられて明石市議会も含めた形で市民に誤解を与えるような表現を繰り返されるのは、正直言って、不適切以外の何物でもないですし、本当に悪意があるんだなとしか感じないです。また、ぎりぎりのうそじゃないかなと。明確なうそとまでは言いませんけど、市民に誤解を与えるような事実と異なることってもううそじゃないですか、それって。なので、うそであり、悪意であると感じてるんですが、そこについてどうお考えか。一連の発言、市長のこういった本会議場ではすごく素直に違うと否定してくださるのに、一歩外に出るとか、ツイッターになると急に荒ぶってしまうところも含めて、今後どうしていくかちょっとお答えいただいていいですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    昨日も本日も同種の御質問を頂いておりますから、繰り返しになりますけども、言葉については慎重を期していきたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    それでは、この際、暫時休憩といたします。  再開は、午後4時20分とさせていただきます。                              午後 4時04分 休憩     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−                              午後 4時20分 再開 ○議長(榎本和夫)    休憩前に引き続き会議を再開いたします。  灰野修平議員、発言を許します。 ○議員(灰野修平)登壇  自民党真誠会、灰野修平です。発言通告に従いまして、泉市長に対する問責決議の原因となった事案にかかる認識について質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。  令和4年10月12日に提出され、賛成多数で可決された議員提出議案第9号、泉市長に対する問責決議でありますが、この決議は文字どおり市長に首長としての責任を問うとともに、猛省を促すものであり、市長に辞職を促すものではありません。しかし、市長は不必要にこの問責決議に賛成した議員を対立軸に仕立て上げ、自身が今期限りで辞める原因となったのはこれらの議員のせいだとの印象操作を行っております。そして、この問責決議に関して市長は何ら語っておらず、これこそ二元代表制の一翼である議会において賛成多数で議決した結果を無視した議会軽視と言わざるを得ないことであります。  さらに言えば、この問責決議をきっかけとして起こった市長の暴言問題、泉市長の母校である明石市立二見小学校で行われた創立150周年記念式典会場での議員らに対する問責決議に賛成したら許さん、次の選挙で絶対落としてやるなどど威圧的な発言を浴びせました。その責任を取るとして今期限りで市長を辞め、他の選挙にも一切出ない。政治家を辞めるとしましたが、市長はもともと3期12年で辞めるつもりだったと述べており、これのどこが責任を取ったことになるのでしょうか。そして、挙げ句の果てには、自身は引退してもこれから自分の意にかなう政治家を育てていく、まずは明石市長と明石市議選で候補者を擁立するなどど発信しております。自身のアンガーマネジメントもできない人が他人を選挙に出そうとしている場合ではないと思います。甚だ疑問でしかありません。しっかりと自分を見詰めていただきたいと思います。  そして、市長はよく、首長は独任制で議会の合議制とは違う、独任制であるから1人で何でも決めるんだというふうに発信をしておりますが、私はそうは思いません。立てつけ上はそうであるかもしれませんが、やはり物事を決めていくにあっては市長も合議によって決めていかれなければならないと思います。今までの市長の首長としてふさわしくない言動、行動はいろいろとありますが、今回は問責決議で出されました以下の3点について質問をいたします。  まず1点目は、令和3年8月臨時会における議案第70号、令和3年度明石市一般会計補正予算(第5号)の市長専決処分についてであります。この事業は市民全員に5,000円のサポート利用券を配るというものですが、市議会では、この時期既にまん延防止等重点措置発令中であり、さらに感染者数は増えている状態で、緊急事態宣言にもなり得る状態であったことや、世帯ごとではなく市民一人一人に送付すること、また、事業者選定が随契であること等事務経費をもっと圧縮できるんではないかとの観点から、継続審査という結論に至りました。ところが、その議決直後に市長は、この事業は緊急を要するとのことから専決処分を行いました。その後、案の定8月20日には緊急事態宣言が発令され、登録店舗の営業時間短縮、休業と多くの市民が外出自粛を余儀なくされました。しかも、8月30日から有効利用日が始まっていましたが、9月の末にようやく利用券が届いたという市民の声も聞きました。その結果、多くの市民・事業者が十分にこの事業の恩恵を受けられないという事態になってしまいました。  さらに、今年度実施した市民全員・事業者サポート事業(第2弾)との比較では、配達事業者選定では2者による指名見積り合わせ、印刷・封入封緘事業者選定では7者による指名競争入札、また、世帯ごとの配達等を実施した成果として、事務経費が前回よりも約9,300万円も削減できました。ということは、前回、市長専決処分で行った事業は約9,300円もの多額の税金を無駄にしたということであります。市長のこの判断は、民主主義に沿った行動とは程遠く、市長の身勝手な思い込みによる行動であり、予算執行者としての自覚が希薄であると言わざるを得ません。  市長専決処分とは、市長だけが有する最も強力な権限であります。であるがゆえに、他の自治体の首長さんもおっしゃっておられますが、その権限行使は限定的なものであって、どうしても議会で議決できないような事態のときに限られたものであるといえます。このときの市長専決処分はそういう事態には当たらず、二元代表制の一翼である議会で実施時期や事務費等の観点から継続審査という結論に至ったにもかかわらず、議決直後に独断で市長専決処分を行ったことの正当性について問います。  2点目は、令和3年12月議会における議員提出議案第4号、明石市工場立地法地域準則条例制定のことに係る議決への対応についてであります。賛成多数で可決された、この明石市工場立地法地域準則条例に対して市長は、憲法違反とSDGs違反というような持論でしかない理由で再議という権限を行使しました。しかも、この再議は一般再議ではなく、議決の違法性があるときのみに許されている特別再議を行使しました。そして、その後3月議会においても賛成多数で原案どおり再可決しましたが、市長はその議決を不服として兵庫県に審査申立てを行いました。結果、自治紛争処理委員の意見を踏まえた兵庫県知事の裁定は棄却でありました。裁定書の理由からも、市長の審査申立ては全く的外れで主観による主張と考えられます。本来であれば、同条例は少なくとも令和4年3月1日から施行されるはずでしたが、市長の判断が遅くなったことで5月20日までずれ込んでしまい、市民に多大な不安と迷惑をかけることとなりました。議会として、合議制によって賛成多数で可決された本条例を、市長は自身の主観のみで特別再議及び兵庫県に対する審査申立てと職権乱用とも捉えかねない行為によって公布を遅らせたことは、市民からの信頼を失墜させる行為であり、議会制民主主義を冒涜した行為であると言わざるを得ません。この特別再議及び兵庫県知事に対する審査申立てを行った正当性について問います。  3点目は、令和4年2月に市長が自身のツイッターに市内企業の法人市民税額を投稿したことについてであります。市長がツイッターに投稿した企業の法人市民税額は地方税法第22条に規定する秘密に該当することは明らかであり、これをSNSで不特定多数の第三者から見られる状態にした行為は、地方税法第22条に抵触する疑いがあるものと考えます。市民の守られるべき秘密である情報が当事者本人の了解も得ずに公開されたことは絶対に許されない行為であります。その上、市の公式ホームページに自身のSNSを貼り付けてあったこと、後援会のリンクも貼り付けていたという公私混同とも言われても致し方ない行為も明らかになりました。行政のトップである市長がこのような行為を行ったということは、市民にとって恐怖でしかありません。市長はこの行為を市民・国民の知る権利に寄与するため公益性があり違法ではないという主張を行っておりますが、この主張は持論にすぎず無責任極まりないものであるということは言うまでもなく、法令遵守を徹底することが行政の最も行わなければならないことであるにもかかわらず、この行為によってこれまで職員が日々誠実に職務を行い守り続けてきた本市に対する信頼を大きく失墜させたことは大変憂慮すべき事態であり、強い憤りを覚える誠に残念なことであります。これらの行動についての市長の問題意識について問います。  以上。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)登壇  灰野議員の御質問3項目、順次御答弁申し上げます。  まず、1つ目は専決処分でありますが、専決処分につきましては、地方自治法第179条の1項に基づいて対応したものであります。御案内のとおり、地方自治法の179条の第1項にはこう書かれております。議会において議決すべき事件を議決しないときは、当該普通地方公共団体の長はその議決すべき事件を処分することができる。もう一回言いますと、議会において議決すべき事件を議決しないときは市長は処分できると、専決処分できるという規定に基づいたものであって、適正であります。  2項目めについてでありますが、再議や県への申立ての根拠でありますが、これは同じく地方自治法の176条に基づいております。4項が再議の条文、5項が県申立ての条文であります。5項にはこう書かれてあります。議会の議決がなおその権限を越えまた法令もしくは会議規則に違反すると認めるときは、都道府県知事においては総務大臣、市町村長にあっては都道府県知事に対し、当該議決または選挙があった日から21日以内に審査を申し立てることができる。もう一回簡単に言いますと、市長は知事に申立てができるという条文であります。この条文に基づいて対応したわけでありますので、正当であります。  最後に、ツイッターにつきましては、既に何度も御答弁申し上げているように違法ではありません。加えて、昨今、多くの弁護士仲間から、そもそも、地方税法に規定する秘密にすら当たらないという指摘をたくさん頂いておりますので、そのあたりも必要があれば、そもそも秘密には当たらないということも含めて説明していきたいと考えております。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    それでは、再質問をしていきたいと思います。
     まず1点目ですね、これ、市民からの血税を使ってやっている事業でありますから、それがたとえ国や県の補助金であるにせよ税金には違いないわけですよね。であるならば、最小のお金で最大の成果を出すというのが行政の責務じゃないんですか。これは宿命ですよ。それを市長の専決処分という独断的な行為によって多額の損害を市民に与えてしまったということなんですよ。そこをどう考えているのかということを聞いています。もう一度どうぞ。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    灰野議員の御質問ですけども、昨日も今日も既に御答弁申し上げております。その時点においてスピード優先の中で、目の前で溺れかかっている市民・事業者を救うためにその中でベストを尽くし、税金の無駄遣いがない状況でやったベストの案であります。その後、それを踏まえて1年かけていろんな工夫をしながら減額を図ったのでありまして、無駄遣いはしておりません。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    昨日ですね、無駄遣いをしていると思っているのは坂口議員だけだというような発言がありました。また、三好議員に対しては、手のひら返しというふうな発言がありました。これね、本当に失礼極まりない発言ですよ。印象操作するのはやめてください。我々はこの事業に反対したのではありません。実施時期や事務経費の削減をもっとやるべきことがあるんじゃないんですかということを申し上げておるんです。本会議場での発言でありますんで、もっと責任を持ってください。で、溺れかかっている市民や事業者がいるということをずっと言われておりますけれども、最初に出てきたのは概要ですよ。概要の時点では我々何も反対はしておりません。一緒にやろうという思いでやっておりました。ところが、本ちゃんに議案で出てきたら、そういう事務経費やら実施時期やら、もうずさんなものだったんですよ。だから、継続審議としたわけなんです。そこのところをきちっと説明していただけないですか。何か初めから反対して手のひら返ししたような言い方ですけども、そこはちょっと訂正してください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しになりますが、昨年の夏でありましたけれども、その時点において国の交付金なども活用しながら、市民・事業者のために何ができるかと検討しとりました。そういった中で、公明党会派の皆さんが私宛てに要望をお持ちいただき、その内容がまさにサポート券事業にした内容そのものであります。それを踏まえまして、なるほどなと私も思い、内部に調整を依頼しスピード感ある対応をお願いした経緯です。そういった中でベストを尽くして議案をつくった経緯であって、市の職員は一生懸命やっていただいたと理解をしております。無駄遣いもしておりませんし、スピード感のある対応だったと市民からも高く評価を頂いていますので。本当に市民の方からは昨日、今日頂くような批判は聞きません。市民は本当によかった、ありがとうばっかりです。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    えっとね、喜んでる人らが多いか少ないか、そんなこと聞いてるんじゃないんですよ。喜んでいる人が、市民が多ければ、9,300万円もの税金が無駄になってもいいというわけではないんです。今の市長の発言は、まさしく、よい政策をやっていれば何をやってもいいと、そういうふうに聞こえますけれども。それでいいんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すみません。灰野議員お言葉ですけど、私が言ってるのは、あの時点において市民・事業者を救うべくスピード感ある対応をある意味、全庁挙げてやったんだと、ベストな案だったと。それが1年たってさらに精査をし、実績を踏まえた対応の中で減額を図ったのであって、あの時点においてはベストな案だったと今も思っております。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    そしたら、その市長専決で、これ市長の独断でやったことなんですよね。合議によってやられたことじゃなしに市長の独断で、市長1人が決めたことなんですよ。そのために急いでやるがためにですね、急いでやらなかったら今回の第2弾のときは前回と比べて9,300万円削減できているというのはこれ事実じゃないですか。そこはどう考えてるんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    同じ話の答弁申し上げてるんですけど、灰野議員前提が違うと思いますよ。前回があって、その実績を踏まえて、そのノウハウも含めて1年かけて対応してきた。今回につきましては、優先すべきはスピードも大事だけども、よりコストの減額を優先したんです。前回のときには、目の前で溺れかかっている市民・事業者に対する強いメッセージ性も含めて、明石市は市民や事業者を見捨てないと、しっかりとやりますというスピードを優先でやった経緯ですから、それぞれ場面が違いますので、その2つを後から比べて、税金の無駄遣いだと言うのはためにしてる反論でしか聞こえません。訂正してください。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    いやね、私たちはそれを継続審査としたんですよ。継続審査を受け入れて、それをもっといいものにできたんじゃないですか。そこで削減できたんじゃないですか。それを急ぐがために、緊急を要するというその1点だけで市長専決したわけですよ。そのおかげで9,300万円もの税金が無駄になってるということなんですよ。何もこの第2弾をその反省を踏まえてやったっていうことじゃないんです。それを議会で議決してやったことならそらそうかもしれませんけど、市長専決で市長が単独でやった。議会としては、継続審査という結論を出しているにもかかわらず市長専決でやったという、そこが問題だと言ってるんですよ。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    2つのこと改めてお伝えしますけど、何度もお伝えしてますけど、その時点においてのベストな案でした。事後的に1年たって、スピードよりもというか、スピードよりもコストを優先したのは今回で、それぞれ場面は違います。実績もありますので、その2つを後から比べてためにする反論として、批判として無駄遣いと言い続けるのはやめていただきたいと強く思います。市民に誤解を与えます。撤回していただきたいと強く願います。  もう1つですが、専決処分につきましては、繰り返し言いますけど、地方自治法179条の1項の条文どおりです。もっと法律を勉強してください。よろしくお願いします。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    失礼な話ですね。本当にさっきから。それね、反論ちゃいますか、それ。質問に答えてくださいよ。反論する場じゃないんですよ。ここは質問に答える場なんですよ。反論しないでください。  それでね、いつも泉市長は二元代表制、二元代表制って、議会は尊重してる、尊重してると言いながら、今回の継続審議とした、議会の賛成多数で継続審議とした、それに対しては何も全然誠意を表してないですけれども、そこのところはどうなんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    誠に恐縮ですが、もう一回読みますので。地方自治法ってまさに一番重要な地方自治の根幹たる、まさに法律の条文です。条文どおりなんです。地方自治法の179条です。繰り返しますよ。議会において議決すべき事件を議決しないときは、市長はその議決すべき事件を処分することができる。これは専決処分の一つなんです。まさにこれに基づいて、法律に基づいて法律どおりやってるんです。ぜひ法律を御理解願いたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    私たちは何も議決しないとは言ってません。継続審査でもっと議論すべきだということを言ってるんですよ。何も議決しないとは言ってません。そこのところ御理解いただけませんか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    何度も同じ話になって恐縮ですが、あの時点での優先したのはスピード感なんです。コロナの状況が長引き、市民生活も苦しく、事業者も悲鳴を上げてる状況の中で国のほうから交付金という形が出されたときに、その国のお金を活用して市民を救う、事業者を救う、そのためにはスピードを優先した経緯です。ですので、その中で議案を提出したにもかかわらず議決を頂けなかったので、法律に基づいて市民や事業者のために決断をした経緯です。今でも正しいことをしたと思っております。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    いやぁ、そのね、そのときって今も登壇で言いましたけど、もうまん延防止等重点措置の中ですよ。しかも、感染者数が増えて、もうすぐ緊急事態宣言になるという、そういうときに、そんな急を要することなんですか。もうちょっと時期を見てやったらいいんじゃないんですか。それがために、急いでやったがために9,300万円も無駄になったんじゃないんですか。そこを言ってるんですけど。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    本当に同じ繰り返しになっていますけど、無駄遣いになっていないと御説明申し上げてますので。もう同じ答弁を何度もしていますので、無駄遣いになったという前提自体が違いますから、もうそれ撤回してください。市民に誤解を与えます。法律に基づいてやってるんですから、何の違法性もありません。御理解ください。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    今回の第2弾で9,300万円もの削減できたというのは、これは事実ですんで、そこのところは御理解いただいてますよね、なので、これ以上答弁求めても同じ繰り返しですんで、次に行きたいと思いますけれども。  2点目ですね、工場立地法地域準則条例の制定のところですけれども。なぜ市長が議決に異議がある場合に行う一般再議ではなく、特別再議ということを行使したんでしょうか。特別再議とはですね、違法な議決や災害復旧や感染予防などのための予算の削減、減額の手続があった場合などに限られた場合に発動するものですよ。私の考えで物を言ったらあきませんけれども、考えるに当たって1つ、一般再議では3分の2の再議決で確定してしまうから、だから、特別再議やったら過半数で、たとえ再議決したとしても異議があれば知事への申立てができる、それで、まだ不服であれば裁判所に出訴することができると。そういうふうに考えたから、この特別再議を使ったんじゃないんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    工場緑地の条例についても既に何度も答弁申し上げております。ポイントは2つあって、1つは手続の話。もう1つは内容の話です。手続については、明石市はまさに明石市の憲法的立場にある自治基本条例があり、その中で市民参画、市民の声を聞くということを高らかにうたっております。私も賛成です。そういった中でパブリックコメントもすることなく出された条例は市民の声を聞いていない。手続違反だと。明石のまちづくりに反しているという形で私は理解をしました。もう1点、内容についても明石市はいわゆるSDGsと称しておりますけども、経済のみならず環境にも配慮し、地域社会にも配慮したまちづくりを進めております。せっかく検討会でその三側面についてしっかりと議論も頂き、全会一致で、商工会議所の方も含めて全会一致で方向性が定まったにもかかわらず、環境にも配慮せず地域社会にも配慮しないような内容は明石のまちづくりにふさわしくないという観点であります。その2つについては特別再議の理由だと判断をいたしました。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    そのね、審査申立てを知事にして、その答えが棄却ですよ。全く取り合ってもらえなかったということじゃないんですか。この結果をもってもまだ特別再議を発動したことは正しいと言えるんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私も弁護士もしておりますので、様々な裁判などもしております。一審判決、高裁、最高裁と進むこともあります。そういった中で一定県の判断が出たことは受け止めます。それもその時もお伝えしましたけど、やはり政治的なことは政治の世界で解決したほうがいいという判断もありますので、それをその後、裁判の世界に持って行って、一審、二審、最高裁というと多大なる年数がかかってしまいます。それが果たして民主主義の世界においてどうだろうかという観点から、一旦、県の判断に従って対応しております。もっとも、今なお、私としては検討会の答申内容のほうがいいと思っておりますので、3月議会で改めてその検討会の答申に基づいた条例を提出したいと考えております。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    質問に答えてくださいよ。もう質問にないことべらべらしゃべらんでもいいですから、質問したことに答えてください。兵庫県知事に申立てした答えは棄却です。それに対してどう思うか、もう一度お願いします。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    県の判断は県の判断として受け止めます。そこは残念だなと思います。兵庫県が県民の声を聴く、環境や地域社会に配慮する観点が弱いのかと受け止めています。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    本当に残念な答弁ですけれども。あのね、人間やっぱり間違ったこともするんですよ。しかし、間違ってたら普通謝るんです。市長は弁護士だから謝らないというような過去の発言もありましたけど、今でもそうなんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません。いや、今日も別の議員のときに謝罪もさせていただいてますから、もちろん間違ったら、謝罪もしますし、反省もします。別に開き直る気持ちはありません。もっとも、繰り返しになりますけど、ポイント2つなんですよ。市民の声を聴くのか聴かないのか。もう1つは、環境や地域社会に配慮するか否かなんですよ。明石のまちは、市民の声を聴き、そして、環境や地域社会に配慮するまちづくりを進めてきてるんです。それが私は民意だと思っております。その民意に従ったら、やっぱり市長としての対応をとっていく認識でございます。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    そしたら、工場や企業は市民じゃないんですか。そちらも市民でしょ。そちらの意見は聴かないんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    ぜひ御理解願いたいんですが、バランスをとろうと言ってるんです。経済と環境と地域社会の三方に配慮する、まさに三方よしなんです。ですから、検討会で熱心な議論を賜って、明石市版のネット・ポジティブ・インパクトという形で三方よしをしましょうというのが検討会の全会一致の方向性なんです。それが長年の議論を積み重ねた方向性なんです。それを踏まえて明石市は条例を提出しましたが、残念ながら、議会の多数には至らなかったので、もう一度提出をしたいと考えております。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    もうこのことを言ってても、らちが明かないので、最後に、最後にというか、この2点目について最後にしたいと思うんですけども、先ほどの梅田議員の中でもありましたけれども、梅田議員と三好議員と、それから高橋部長と、当時部長ですね、市長部局のほうで決められないからそっちでやってくださいというような、そういうことはなかったということでいいんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私、常日頃から同じこと、だいたい言ってるつもりなんですけど、繰り返しになりますけども、議会は大事です。議員立法も大事です。私自身も国会議員時代は議員立法の担当者をさせていただいて、数多くの議員立法の作成・制定にも関わりました。明石市議会も同様で、明石市議会が市議会として議員立法を出すことは当然可能ですし、それは1つの姿だと思っております。それずっと言い続けております。そこは何の違いもありません。このテーマについても一緒です。ただ、議会から出す場合でも市民の声を聴く、市民参画手続はやるべきだし、その内容については、環境や地域社会に配慮すべきだという考えは変わりません。今回議会が提出して可決されたものは市民の声を聴いておらず、加えて環境や地域社会への配慮が足らないので、私としては納得いってないということであります。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    だから、質問の答えになってないんですよ。もう要らんこと言わんでいいですから、質問したこと自体に答えてくださいよ。そういうことがあったんですか、なかったんですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    ですから、私が言ったのは、議会は議会として議員立法を出すことができるとは言いました。それだけです。でも、内容については、当然、環境や地域社会に配慮すべきです。手続は市民の声を聴くべきです。それ以上でも以下でもありません。何でもええから出してくださいなんか言った記憶はありません。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    市長の答弁はもう持論ばかり言って、本当に私たちの質問に対して誠実に答えようという気がないんだなということがよく分かります。自分の意見を言う場ではないですので、質問に答えていただければそれでいいですので、自分の持論をここで言わないようにしていただきたいと思います。  そういうことがないということなので、誰かがうそをついているんでしょう。それは市長は自分ではないということですので、この場はそれでしたいと思いますけども。本当に市長の発言には、その場その場でころころ変わる、そういう印象しかないんですね。一貫して自分の主張を通すというようなそういう人ではないんだなということがよく分かりました。  それで、3点目の質問に移りたいと思います。昨日の林議員のツイッターの質問で、高橋局長が答弁をされましたけれども、市長の個人的なツイッター、これは、公人としてのもんなんでしょうか。それとも、個人的なもんなんですか。個人的なもんなら、なぜ高橋局長が答弁するんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    この際、本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。  泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私のツイッターの私の理解は、明石市長泉房穂としてツイートしてる認識です。明石市長泉房穂ということに尽きると思います。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    それは、そしたら、公人、明石市長ということは、公人なんですね。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    明石市長泉房穂といったときには、公人的な立場と政務的な立場を兼ねている面はあります。そこは慎重に対応したいと考えております。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    公人ということで今答弁がありましたので、と思いますけども、そうするとやはり、明石市長と前についている以上は市民もそう見えるんでしょう。なので、このツイッターでの発言については、やはりもっと慎重になってもらわなければいけないと思うんですけれども、そこのところの認識はどうですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    ツイッターに関しては、今の灰野議員もそうですし、これまでも様々な御指導頂いております。私も一旦ツイッターを休止しましたけど、また再開をしておりますけど、言葉にはこれまで以上にしっかり気をつけていきたいと考えております。慎重を期したいと思います。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    そうすると、これからも明石市長泉房穂でやっていくおつもりなんですね。個人としてやってるというんなら、もう明石市長というのは取ったほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども、それも取らない。今までどおり明石市長泉房穂としてやっていくということですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    基本的に明石市長泉房穂として、例えば、明石市の広報あかしを発行すればそのことを告知したり、他方、それこそ御飯何食べたもツイートしてますから、両方が合わさってるのかなと理解しています。ただ、明石市民のために、また、全国皆さんも関心をお持ちの方多いですから、しっかりと内容説明などをする説明責任はあると考えております。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    分かりました。そしたら、最後に意見を言わせていただきますけれども、やはり明石市長と前についている以上はですね、やはりそこは慎重になっていただたいし、今までもいろんな議員がこの間質問してきましたけれども、非常に印象操作という、そういうような手法がとられてることが多いんですよ。そういうことは今後もっと慎重になっていただきたいと思いますけれども、そういう印象操作をしているという認識はございますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません。御質問ですが、印象操作とは何を意味しているのか分かりませんが、私自身は印象操作をする気は全くありません。事実を事実として伝えてるにすぎません。 ○議長(榎本和夫)    灰野議員。 ○議員(灰野修平)    もうね、これから、いろいろと、まだ泉市長の任期まで全うするということですんで、そこはやはり慎重にやっていただきたいと思いますし、まず、予算についても、その辞める方が予算に関わるべきじゃないと思いますし、やはり次の市長にお任せしたほうがいいんじゃないかなと思いますけれども。市長がこれから任期満了までおられるということなんで、暴言についての責任も取ったことにはならないと思いますし、問責決議についても何ら語っておりませんし、それから報酬も削減しないし、どこがどう責任取ったんかなという思いもしてますけれども。やはり自分のやったことは、やはり責任持って、間違ったことしたときはその責任を取るという、それが首長として、また、我々も議員としてもそうですけれども、やはり間違ったことをしたときには、やはり反省して、その責任を取るということが一番大事じゃないかと思いますけれども、今回の問責決議で出されたいろんな事案を述べましたけれども、それについても全く自分としては責任がないというお気持ちですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    最後の御質問の、今日の御質問の項目ですが、もう冒頭でもお答えしたように、専決処分は地方自治法の179条に基づくもので正当ですし、再議や県への申立ては同じく地方自治法の176条4項、5項に基づく法律に基づくもので正当ですし、ツイッターについては違法ではなく、そもそも秘密にすら当たらないのではないかと理解をしますので、そういう意味においては、問責決議については、何ら根拠のない問責決議だと思っております。 ○議長(榎本和夫)    次に、千住啓介議員、発言を許します。 ○議員(千住啓介)登壇  自民党真誠会の千住啓介でございます。発言通告に従い、順次質問いたします。  第1項目、特別支援教育についてお伺いいたします。  今議会において、明石市立養護学校に通う生徒に対しての通学保障される補正予算が計上されております。もっと早くできなかったのかという思いもありますが、本当に喜ばしい限りであります。過去に何度か市民から通学が大変であると、保護者の体調や都合により子供を学校へ送ることができないことは本当に不便であるという相談があり、担当課と何度も協議をさせていただいただけに、大変うれしく思うところであります。市長がよく言う予算のやりくりでできるということが実証された事例であると考えております。  しかしながら、まだやりくりされていない課題もございます。支援学校に通う子供たちが過密状態であるという問題です。ここは早期に解消が必要であると考えております。この東播磨東播地域には県立いなみ野特別支援学校と県立東はりま特別支援学校があります。当初は、いなみ野特別支援学校のみでありましたが、児童生徒数が増加し、ピーク時には約320名近くまで膨れ上がり、その改善策として2009年に東はりま特別支援学校を開設されました。一旦は適当であると言われる230名ほどになったのですが、その後も毎年純増を繰り返し、現時点においてはピークの数を超えて327名の方が在籍しております。また、来年には4クラスある1年生が7クラスまでに増えるのではという予定と聞いております。  児童の7割近くが明石市民であり、この現状をしっかりと確かめるべく、先月、我々会派と他会派の方と11月16日に明石市の子供が通ういなみ野特別支援学校に行ってまいりました。音楽教室やプレイルームなどの特別教室を普通教室への転用、1教室当たりの受入れ人数を増やすなどの対応を余儀なくされておりました。現場の教員の皆様はできるだけ児童生徒のよりよい発達につながるよう環境改善や指導、配慮に工夫を重ね日々御尽力されておりましたが、ハード面の不足はいかんともし難いと悔しい思いを抱かれているという思いがひしひしと伝わってまいりました。また、児童生徒の保護者からは、図工室や家庭科実習室、プレイルームが普通教室になり、雨の日は廊下で運動することもあるような教育環境で、学校生活を過ごす我が子がかわいそうだとの声が我が会派にも届けられております。兵庫県としてもこの現状を把握し、改善に向けて動いていると聞き及んでおりますが、本市としても兵庫県としっかり協調し、この課題解決に向けて早期に動くべきと考えておりますので、ここで2点御質問いたします。  1、特別支援教育の現状について。県立学校において定員が増え、また、各小中学校における特別支援学級も増加傾向にあると認識しておりますが、市の見解をお聞かせください。
     2、明石市立特別支援学校の設立について。明石市立の特別支援学校を造るべきと考えておりますが、市の見解をお聞かせください。  次に2項目め、市長の暴言についてであります。  私を含む13名の議員によって、泉房穂市長に対して問責決議案を10月6日に議会運営委員会、議会へ提出いたしました。その2日後、10月8日、市内小学校の記念式典において、市長は我々には到底理解できない事件を犯してしまいました。お祝いの席である式典の受付付近において、到着早々、一市民に対して、おまえ来年の選挙応援せえへんぞ、覚えておけよという脅迫的な暴言を大声で吐き捨てました。しかも多くの関係者がいる前で、この式典に向けて汗をかいてきた方に対してであります。その興奮状態のまま、自分よりも政治家歴が随分浅い女性議員に対して、顔を5センチまでに近づけ、おまえ問責に賛成したら許さんからなと恫喝し、続けざまに覚えておけよと3回繰り返しました。やさしいまちづくりを標榜し、ジェンダー平等を誰よりも熱く語る泉市長が発する言動とはかけ離れております。そのときの恐怖心を思うと今でも私は怒りを覚えます。そして、その勢いのまま、議長にも、おまえら問責出しやがってふざけるな。選挙で落としたるからなと暴言を吐き捨てました。その後、市長は何事もなかったかのように笑顔で祝辞を述べておられました。そこも私は理解に苦しむものであります。  市長はこの事件に対しての動機を、長年にわたり積もりに積もった怒りが爆発した、いわゆる切れてしまったと、この暴言の言い訳をしております。すなわち、この暴言は、言われた側が悪いので致し方ないという言い訳であります。むちゃくちゃなロジックであります。しかもメディアに出て、やっちゃいましたとへらへらした顔で述べておりました。この映像を見た方々は大きな誤解を招くものであり、このような手法を繰り返し自己弁護にいそしんでおられます。暴言を吐かれた方々が募らせた怒りとは何だったんでしょうか。私には理解できません。  私たちは、議決を無視して市民の大切な税金を無駄にしたこと、議会、我々の議決事項を無理な理由で結果先延ばしにしたこと、秘密事項である一企業の税額を公表したことに対し、しっかり反省して節度ある行動をとってくださいという趣旨の問責決議案を提出しました。そのことに理不尽なまでに逆恨みをし暴言を吐いた行為は、議会の権限で最も大切である監督権、そして、議決権までをも暴力で奪おうとした行為は絶対に許されるものではありません。そこで4点質問いたします。  言われた方への配慮について。問責決議賛成したら許さんからな、覚えとけよという脅迫とも思える暴言を行いました。言われた本人は恐怖にさいなまれております。相手方へどのように配慮してきたのか、また、今後はどのように対応するのか、見解をお伺いします。  2、式典の主催者への配慮について。3年以上かけてつくり上げてきた主催者の気持ちを考えると本当に残念でなりません。なぜお祝いの席でという強い怒りをも覚えます。主催者へどのような配慮を行ってきたのか見解を問います。  3番、議員の権限について。議員に問責決議賛成したら許さんからな、次の選挙で落としたる、問責出しやがってふざけるなという発言を行ったことは、議会として市長に対し反省するべきという我々の意思を暴力をもって妨害をしてきた行為であり、絶対に許されるものではありません。議員への権限の認識について見解を問います。  4番、「怒りに任せて」「言った言葉に意味を持たない」についてであります。市長は自身の発言について、怒りに任せて言った言葉であり、意味を持たないとしましたが、問責決議賛成したら許さんからな、覚えとけよは脅迫行為と考えられますが、市の法的見解を問います。  以上、質問の趣旨をしっかり捉えて、論点を勝手に変更せず明確にお答えいただきますよう、よろしくお願い申し上げ、質問とさせていただきます。 ○議長(榎本和夫)    村田教育局長。 ○教育局長(村田 充)登壇  教育局長でございます。  御質問第1項目めの特別支援教育について、順次お答えいたします。  1点目の特別支援教育の現状についてでございます。特別な支援を要する児童生徒の就学先については、児童生徒・保護者の意向を最大限尊重した上で、障害の程度が重度な児童生徒は特別支援学校に、軽度な児童生徒は特別支援学級に進学することとなっております。ここ数年、県内の特別支援学校の在籍者は10年前に比べて1.3倍に増加しており、市内の小中学校の特別支援学級在籍者も10年前に比べますと2倍となっております。そのため、教育委員会といたしましては、特別支援教育の充実を図るため、毎年秋頃までに就学相談を行い、翌年度の市の小中学校の特別支援学級の新設、増設の見込みを出しております。来年度におきましても、18学級の新設、増設を見込み、環境整備については教室の床をカーペットにするなどの整備を新年度開始までに行うため、このたびの議会において補正予算をお願いしているところでございます。あわせて、人的支援も必要となることから、特別支援学級に配置する市費負担の介助員の数を毎年増員するとともに、医療的ケア児が在籍する際には、個別に看護師を配置する等の支援を行っております。  次に、2点目の明石市立特別支援学校の設立についてでございます。現在、本市には、肢体不自由児を対象とする市立の特別支援学校として明石養護学校を設置しております。知的障害を有する児童生徒が通学する学校としては、稲美町にあります県立いなみ野特別支援学校が通学指定校となっております。議員も視察されて確認されておりますが、県立いなみ野特別支援学校についても近年在籍者が急増しており、教室不足等により過密になるなど様々な課題が生じると聞いております。  県では、令和4年4月に知的障害の特別支援学校として西宮市にむこがわ特別支援学校を開校し、令和6年度には川西市に阪神北地域新設特別支援学校(仮称)を開校予定としております。その後は、東播磨地域にも知的障害特別支援学校を開校する予定と聞いております。本市といたしましても、今後さらに支援を要する児童生徒の増加が見込まれることから、子供たちの良好な教育環境を確保するため、課題を整理し検討してまいりたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    千住議員の2項目めの質問につきまして、御答弁申し上げます。  もう既に昨日、今日と重複する形で答弁を申し上げておりますが、重ねて答弁申し上げます。繰り返しになりますけども、私のしたその小学校における対応は、それはもうしてはいけないことであり、お三方に対しては本当に謝罪申し上げる立場であります。また、主催者に対しても申し訳なく思っている立場であります。なお、そのときの発言についての法的な意味の市の見解はございません。最後に、議員の権限ですが、議員というのは市長と対等であります。私も市民から選ばれておりますが、議会も市民から選ばれておりますので、市長が議員の権限に対して何かできる立場ではないと理解をしております。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    端的に答弁頂きました。再質問させていただきます。  まずは、支援学級について。市立の支援学級についてさせていただきます。今、支援学級にも通う、学校にも通う方も増えてるんですが、各地域の小学校の学級に通う児童も増えていると聞き及んでおります。そこの整備の話ですね。今しっかり話されておりましたが、やっぱり全国的にもその児童生徒数が増えていく中、明石市のいわゆる教室が、空きの教室がない学校もあります。空いてる学校もありますけども。その辺の配慮ですね、しっかりできていますか。  私、すごく心配なことがあるんです。というのも、今回の請願である幼稚園の備品がちょっと足らないんだというふうな声を聞いたことがあるんです。請願の説明のとき、聞かせていただきまして。幼稚園の一般の4月の備品も足らんような、どのような予算配分してるんだと、私、本当そこ、教育委員会と予算執行権のある市長に少し怒りを覚えました。支援学級も増えてきてると言っております。結構いろんな設備入れていかなくてはならないと思いますが、そこは十分と今言えるわけでしょうか。教育委員会のまず見解をお聞かせください。 ○議長(榎本和夫)    村田教育局長。 ○教育局長(村田 充)    教育局長でございます。  施設整備につきましては、昨年度もお願いをいたしまして、今年度もお願いをしておりますけれど、特別支援学級の補正につきましては、整備の予算を要求させていただいております。  あと、備品につきましても、十分というよりかは現状では対応できているというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    今度、市長に、予算ですね、つける。今度市長辞められるから、私どもは骨格予算と聞いとるんで、どうなるか分からないですけども、そこはでも骨格予算としてしっかり私は盛り込むべきだと思うんですね。ここは今、そこの学級に通う、学校に通われる生徒の皆さん、保護者の皆さんも心配されてることだと思いますので、そこは市長にしっかり答弁頂きたいんです。そこの予算はしっかり確保するんだということでよろしかったでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    千住議員のほうから骨格予算という話もありました。千住議員はどちらのお立場でしょうか。骨格予算を求めておられるのか、予算の増額を求めておられるか、よろしくお願いします。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    いや、そんな話を、私は増額をという話じゃなくて。そこはしっかり予算をつけてくださいねという質問をしたんですよ。当初、私は骨格予算と聞いてたから、聞いてたんですけど、何か話すると何か違う予算みたいな話になってるので。そこはまたちょっと質問とは別の話ですから、市長に答えていただきたいですね。私は学級の、いわゆる備品やら、その生徒たちが、児童の方々が困らないような予算は、私はつけるべきだと思うんですが、市長これはっきり言ってあげてください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    すいません。骨格予算という表現が気になったものですから。私としては千住議員全く同感です。市民のために必要なことは、骨格ではなくしっかりと充実を図るべきであり、この点は充実を図るべきテーマだと思いますから、この点、千住議員と一致すると思います。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    そこはしっかり予算配分していくということですので、教育委員会さんも遠慮なく私はしっかり予算要望しながら協議をしていくべきだと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に学校のほうですね、支援学校ですね。これ本当に長年懸案事項であると。行ってきました。いなみ野学校に行ってきました。本当ね、人数すごい、数字を見ててもすごいですし、やっぱり学校生徒の皆さん見てても、あれ、こんな所に生徒の備品置いてるんやとかですね、廊下を本当に1つの教室といいますか、部屋のようにして並べられてるんですね。これじゃあ本当に伸び伸びとできる、学ぶことができない環境だなと強く思いまして。兵庫県も今動いてます。今度、阪神北エリアでしたかね、に造ります。その次はまた東播磨だということで、明石市に土地の提供があったと聞いておるんですが、このあたり少し詳しくお聞かせいただけますか。 ○議長(榎本和夫)    教育局長。 ○教育局長(村田 充)    教育局長でございます。  議員御質問の県教育委員会からの問合せの件でございます。昨年夏頃ですが、1万平米ぐらいの土地の提供、土地は特別支援学校設置に当たり必要であるからということで確認の問合せがございまして、教育委員会といたしましては、1万平米というのはなかなか難しいので該当なしということでは回答させていただいております。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    教育委員会としてはですよね。ここは、でも、しっかりですね、探してでも土地買ってでもやるべきことじゃないんですかね。確かに1万平米いうことでございますが、なかなかの土地ですよ、ないです。でも、努力次第で私、できるもんやと思うんですが、ここはしっかり探してでも、予算をかけてでもやるべきであったろうと思いますし、また、市長のほうに質問しますけど、それを東播磨の知事との懇談会のときでしたかね、ちょっと会議の名前忘れましたけど、そのときにそんな提案をして明石公園の市立図書館に造ったらいいんじゃないか、多分本会議でも誰かの質問でもあったと思うんです。そういうふうなことを返したということでよかったでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    千住議員の御質問ですが、結論そのとおりで、もう少し説明しますと、その会議体というものは、兵庫県の齋藤知事や主立った幹部の方が来られて、こちらサイドは首長が明石市長と加古川市長と高砂市長と播磨町長と稲美町長、それとそれぞれの議長、ですから5つの自治体の首長と議長の10人が勢ぞろいする会議で、それぞれ要望を言いますので、私のほうから出した要望は、このエリアに特別支援学校をぜひ造ってほしいと。例えば、市立図書館の跡地を活用することなども視野にぜひ検討を願いたいというふうに齋藤知事に直接強くお願い申し上げました。知事のほうからは検討しますというお答えを頂いたと記憶しております。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    教育委員会のほうが、土地、明石ありませんと。市長のほうが市立図書館跡地どうだというふうな提案があったということですが、1万平米の土地を明石市さんないですかというふうな話だったんですが、あそこの市立図書館はその半分ほどの、多分、広さは小さいと、狭いと思うんですね。いやいや、後ろに競輪場あるじゃないかという話があると思うんですけども、でもじゃあ、あそこの競輪場を使うということになっても、またいろんなハードルも出てくるでしょうし、じゃあ、あそこも一緒に開発すんのかとなると、またいろんな支障もあります。そうなってくると、どんどんやっぱり先延ばしになってくると思うんですね。今、本当に現に困ってるんです。来年の4月にもすごく増えて大変だ、どうしようということを悩んでらっしゃいます。一番悩んでるのは、本当にそこに通うお子さんや保護者の方々です。ここをやっぱり、明石は本当にやさしいまちを、インクルーシブ条例を出してる明石とすれば、私はしっかり県と協力しながら造るということもそうですし、何ならもう市立の特別支援学校造る、これぐらいでもいいのかなと私は思うんですが、そういった考えには市長至らなかったでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    このテーマに関しては、私自身も大変思い入れがもともと強いテーマですので、しっかりと対応していきたいと思い続けております。そういった中で、兵庫県に対しても働きかけを続けている認識です。また、明石市でもそれこそ市立の明商に福祉科のコースをつくるであるとか、福祉のまちあかしをさらに進めていくべく努力を重ねております。改めて千住議員のほうから、この点については大変一致してると思いますので、またいろいろ御相談しながら進めていきたいと思います。御指導よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    ここでちょっと指摘だけさせていただきます。私はこういったものを政治利用するべきではないと、政治的闘争に巻き込むべきでないと思うんです。市立図書館ってやっぱりいろいろ、図書館を造るに当たって、土地を返還するに当たって、解体する解体しないというふうな話の中で、そこは提案してしまった。進むわけないじゃないですか。やっぱりそこのまず整理をせなあかんところから始まるんで。私は県が造るべきや、市が造るべきや論でなくて、私は市立でもいいのかなと思うんですけども。やっぱりそういったところは市長やっぱり、しっかりスムーズにいく方法を考えて提案すべきではあったのかなとは思うんですけども、そのあたりいかがお考えですか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    まず、既に明石市長としては、教育に関する権限を兵庫県に権限移譲を求め続けております。残念ながら兵庫県のほうは、なかなか前向きな対応頂いておりませんが、それこそ大阪のほうでは豊中、箕面、池田ですね、教員人事権の移譲もなされ、教育についてかなりやりやすくなっております。明石市としては、教育についてもっとしっかりやっていきたいという思いはずっと持ち続けております。  また、県に対しての対応ですけど、それこそ明石公園に関しても樹木の伐採もしかり、野球場も陸上競技場も、かなり私としては強めのトーンで齋藤知事にお願いを申し上げました。その結果、方針転換頂いて、樹木伐採も中断となり、野球場も陸上競技場も残ることになったわけですから、ある意味、一定程度強めに知事に言うべきことだと思っております。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    明石公園に造るとなると、また樹木伐採も半分以上、倍ですから樹木の伐採になるんだろうなと思うんですけども。県に強く言うこともそうだけども、やっぱりこれは前に進めるべきだと思うんですね。市長はよく言うじゃないですか、やりくりで何とかなるんだと。また、今回、児童手当を出されるということで予算を計上するというふうな話でしたけども、そこも大切です。そこは否定しません。大切です。でも、今ある課題に対してしっかり予算もつくっていくということはこの打診があってから1年以上たちました。私はここで何らかの明石市の対応を、私はできたんじゃないのかと、この養護学校は、ごめんなさい、支援学校は県立で造るものだ、県で造るものだ、造るべき論だけではこれ前に進まないと思うんですね。市立でもできてるところたくさん御存じだと思うんですけども、北播のほうは造っております。神戸市にもあります。神戸市にできてなぜ明石市にできないんだ、私は市立でもいいんじゃないのかなと思うんですが、そのあたりどうお考えでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    まさにおっしゃるとおりで、別にどうでなきゃいけないとも考えておりません。明石市としての選択肢はあり得ると思います。もっともただ、テーマにつきましては、例えば、明石市として独自に保健所も造りましたし、独自に児童相談所も造りました。例えば、中核市の移行という部分で大きな移譲があり、井戸知事の全面的な、この点については応援も頂きました。そういう意味では、明石市としては、県や国を待つことなくやるというつもりであります。  もっとも、教育についての人事権はいまだ兵庫県に残っております。神戸市は人事権持ってるんです。今、法律上は、都道府県と政令市が教員を採用できるんです。明石市としての独自の権限はないんです、教育に関しては。だから、兵庫県に教育の権限の移譲を求めてるんであって、兵庫県が素直にちゃんと、大阪がやったように、明石市に教育の権限を移譲していただければ、一気に前に進むと私は思います。また、兵庫県にお願いしに行こうと思います。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    権限の移譲の話じゃなくて、教員の権限の移譲の話じゃないんですよね。神戸市の例出しましたけど、加西市でしたかね、加西市と三木市だったと思います。小野市もあったんかな、はできてるんですね。だから、その教員は県ですよ。県の教員がされてますんで。その権限の移譲を、話ずらさないでください。これは市がやる気になったらできるんです。予算もあるよねとなれば、何かしらの交付税とか使いながらやったらできる話なんで、私はすぐそうして県のせいだとか、県が悪いんだ、国が悪いんだという話に、私はしていただきたくないなと思いますんで。これ以上言っても市長もう辞められますんで、ちょっと建設的な話にならないかもしれないんでね。私は今までこの1年間ですね、そんな判断があってもよかったんではないかなと思っております。  次に移ります。市長の暴言についてということで、この一般質問で多くの議員がここを触れられました。謝罪もされております。ただですね、私、市長の思いが本当に反省してはるのかなという思いがまだ分からないところもありますので、あえてちょっともう一回質問させていただきたいんですが、言われた方の配慮について、市長、本当にどう思ってらっしゃるんかなと思うんですね。一番僕本当に、なぜ市長そんなことすんの、優しい市長、何でそんなことすんのと思ったのが、あるテレビで最後、芸人さんも出てはったからかもしりませんけど、やっちゃいました、もう怒りに任せてやっちゃいましたみたいなことですね、笑いながら言ったんですよ。これ、全然反省してないやんと僕思ったんですよ。言われたほうは本当につらいんですよ。これ、市長、やっちゃいましたって笑いながら言ったの事実ですよね。お答えください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    このテーマにつきましては、何度も昨日、今日と御質問いただいております。先ほど来同じことになりますけど、申し訳なく思っておりますし、改めて謝罪申し上げる立場です。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    市長、答えてくれてないんですけど。もう言わないでくださいね、怒りに任せてとかね、やっちゃいましたとか、へらへらするのだけは、この点はやめていただきたいんです。なぜ私ここまで言うかというとですね、市長も、一度私と、先ほど灰野議員にももっと勉強せえみたいなこと言うておりましたけど、私もそういった議論を1回させていただいて、1メートルぐらい離れてたかな、もうちょっと離れてたかな、で、かなり議員やったら勉強してこいと強く言われました。本当にそのときは、なにと思いましたけど、その後、階段下りて帰るとき、どきどきしながら帰ったんです。もう正直私も怖かったんですね。こんなどんがら、恥ずかしいけど、言いますけど。  それともう1つ。私、過去に、これはちょっと市長ではないんですけど、過去に学生時分、ある友達とけんかしてしばかれました。ぼこぼこにやられました。それから仲よく今もしてます。お付き合いもしてます。ただ、その子とお話するとき、どきどきします。こういうもんなんですよ。一遍やられたことはなかなか忘れられない。市長は謝って、謝罪、今もすいませんでしたと言いましたけど、それじゃ終わらないんですよ。本当どきどきしてね、うっとなるんです。今でも、僕、市長と話したときに、いきなり来るんちゃうかというのはどこかあります。やっぱりあのときのトラウマがありますんで。これ正直な気持ちです。そんなこと市長ね、分かってほしいんです。言われた方に配慮しっかりしてほしいんですよ。  で、質問にもありました。火つけてこいのパワハラもありました。今回のですね、金もうとんかというパワハラもありました。客観的事実を言うと、火つけてこいの担当の方は50代で、言われた方ちゃいますよ、火つけてこいと言われた一件の担当の側の方は、もうこの職場50代で辞められましたよね、あのときね。で、金もうとんかと言うた職員さんも50代、定年前ですね、辞められましたよ。客観的に見たらそうです。それが事実、パワハラで辞められたかどうかは私には分かりません。直接聞いてないです。が、しかし、それを思ったときに、いないんですよ、その家族の方どう思います。奥さんとか、子供とか、私のお父さん、私の御主人、献身的に30年間明石市に勤め上げてきて、何でこんなんで辞めなあかんの、苦しい思いして辞めなあかんの。それで良好な関係を保ってました、保ってます、問題ありませんって、市長それはないでと僕思うんです。やっぱり言われた方への配慮が市長、足らなさ過ぎる。あのテレビ見たとき、本当に怒りを覚えました。そこはしっかり市長ですね、反省していただきたいと思います。ここは答弁もう求めません。市長は反省していただけるんだと思うんですけども。やっぱり市長ね、しっかりやっていただきたいと思います。そこは。市長、お願いしたいと思います。  次に移ります。今度、式典の主催者への配慮についてです。実は、この実行委員会の実行委員長、私、知り合いでして、あの前の日も何かしらの会で、別の会で会って、そんな話になって、今日どんな話したみたいな話になったんですね。最後の打合せというか、会議の締めの挨拶に、スタッフの皆さんに、皆さんいろいろありがとうございました。本当にここまでこれたのは皆さんのおかげです。明日は来ていただいた方全員、そして、手伝ってくれたスタッフ全員が笑顔で帰れるような式典にしたいと思います。よろしくお願いしますって拍手で終わったんです。何やってくれたんって話です。しっかりそこ謝罪されましたか、配慮しましたか、いかがでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    繰り返しになりますけども、その場の式典の主催者、関係者には申し訳なく思っております。その後もいろんな場でいろいろお話もさせていただいておるところです。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    誰にされたかという話ですよね。実行委員長は、私、これ出す1週間前に聞きました。1週間以内にその方に謝罪してないですよね。いわゆる誰にしたんかという話でね、一番のトップの会長さん、市長と親しい方にはお話をされたのかもしれませんけども、その方々には何にも伝わってないんです。式典の方や懇親会の方々、いろんな方々には正直伝わってない現状があるんですよ。市長は言ったと言うかもしれませんけど。もういいですよってその方も言ってました。が、しかし、僕はつらいと思います。本当にどんな思いで、あの150周年を迎えようと、いろんなもの犠牲にしてやってきたんですよ。市長そこ、いま一度しっかり、私は、今の気持ちを市長述べていただきたく思います。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    御案内のとおり私自身の母校でもあり、その地域の方々大変それぞれいろんな御縁もあります。また、お会いすることもありますし、そういう意味では、今日の御質問を踏まえて、誠実に対応したいと思います。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    やっぱり、ある先輩議員が、今回のも先輩議員が足踏まれた、踏んだ方は分からんけど。踏まれた方は痛み覚えてるんや、こういうことなんですよ、市長。やっぱり配慮が足らなさ過ぎる。今回だけちゃいますよね、式典で暴言吐いたの。中崎小学校の敬老会でもある校長先生に吐きましたよね。お祝いの席ですよ。覚えてらっしゃるか分かりませんけど。あともう1個、まだありますよ、私も一緒にいました。明石西外港の防波堤の所で、ある国会議員が来てからそこで暴言吐きましたよね。主催者の気持ち考えたことありますか、市長。本当に。どんな思いでこれやろうか、本当にみんなに喜んでもらうように、お祝いの場やって、そういった配慮が僕、なさ過ぎると思うんですよ。市長、そういった配慮ね、今後ね、もう絶対しないということはっきり言うてください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    千住議員からの御提言、しっかり踏まえたいと思います。ただ、千住議員の言っている事実関係が、すみません、ほんまに私、知らないこと多いので、千住議員の言ってる事実自体が事実かどうか分からないですので。ただ、言っておられること自体はごもっともですので、しっかりと慎重に対応していきたいと思います。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    市長、またそうした認識がないということ、覚えてないということ。中崎小学校の敬老会で、勤労福祉会館でやったとき、ある校長先生がお話をした。少し校長先生が場をもたさなくてはならないという意向でお話をされていたときに、長いんだよ話、という暴言を吐かれておりました。そこで、結構な話でわあと言ってました。そこまで一言一句までは覚えてませんけども、はっきり覚えてます。それともう1個は、明石浦漁港の前で、国土交通省主催の式典で、市長、知事もいらっしゃいました。副大臣やったかな、政務官やったか忘れましたけどもいらっしゃいました。その前で、一般の明石浦の前でも市長は暴言を吐かれました。それは私、しっかり覚えてますので。これ、多分、ここにいらっしゃる皆さん知ってる話だったと思いますけど。言った、言わない、覚えてないというんでしたら、覚えてないんですか、ほんまに。そこだけちょっとお聞かせください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    今の御説明頂いて、1つ目は、多くの関係者がいるのにやたら長い話だったので、さすがにまずいと思って止めました。2つ目は、みんなの式典なのに遅れてきたので、会を進行させてたほうがいいと思って言いました。2つともそういう経緯です。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    ただ、市長が言う話でもなくて、あれはいろんな裏の事情が。校長先生の話はね、いっぱい時間を延ばしてほしいという話もあったんですよ。やっぱり市長、やっぱりわきまえなあきませんて。そこはしっかり私の意見に、そこは理解するという話だったから、もうしないという話ですけど、もうそこはしっかり理解して、市長、やってください。遅れてきたというよりも、当初からそれは言ってたというふうな話ですんで。あまりその人前で言うとなると私は違うなと思うんで。そこはしっかり。そういったところが反省してないと思われるんですよね。  次に、議員の権限についてということで質問させていただきます。まず、私たちのね、いわゆる議員、今回問責決議を出しました。様々な理由、今まで答弁頂いた、私たちも質問してきた中で、問責賛成したら許さんからなちゅうのは、ある意味、それ、覚えとけよ、それ、ある意味、暴力的に言った、暴力をもってその権限を奪おうとした行為だと思うんですけど、その言葉覚えてらっしゃいますか、今は。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    当日ですけど、言い訳する立場でもありませんので、実際上、お三方、元市会議員の方と現職の市会議員お二方の、合計現市議2人、前市議1人の3名に、いわゆる暴言という発言をしたのは事実で反省をしております。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    ある意味、暴力をもって、私たちが、市長しっかり反省してねという意見ですよ、市長はそれ反省せんでもええと思てるかもしれませんけど、私たち議会で可決したものでありますし、議会で提案したものなんで、そこをわざわざ、そこを、その問責を賛成したら許さんということは、ある意味、私たちの権限を暴力的に奪おうとした行為だと私は思うんですが、市長そこどう考えられますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    私自身は全くそんな認識は全く毛頭ありません。そもそも議会というものは市長と対等ですし、個々の議員のいわゆる判断というのは個々の議員の判断ですから、私がどうこうできる立場でもありませんし、と考えておりますので、今、千住議員が言われたような認識ではありません。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    認識ではなかったというふうな話ですけども、客観的に見たら、そういうふうな話になってしまうんですね。市長も反省してるという話ですけど。本当に市長は脅迫メールや殺人メールがあると、いわゆるこういった暴力には絶対に屈してはいけないし、私は断固として反対するし、そこは市長と私も同じ考えだと思います。が、しかし、市長はそれをやってしまったんです、私たちに対して。しかも、まだ歴の浅い女性の議員にやってしまったんです。なぜ、じゃあ、私に、怒りに任せて言うんであれば、なぜ、あのとき私挨拶行きましたよね、なぜ私にしなかったんですか。そこが何かちょっと矛盾が生じてしまうところがあって、市長、やっぱり問責を阻止したかったというふうな話に私は思うんですが、これに対してどう思われますか。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    問責決議案については、先の灰野議員の答弁にでもお答えしましたけど、問責についての理由は理由なきものだと今も思っております。問責決議が可決されようがされまいが法的な効力はありませんので、私自身別に問責決議が嫌だだったわけでは全くありません。問責決議は何の関係もありません。
    ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    関係がないんやったら、問責決議という文字なんか出ない、賛成したら許さんからななんか言いませんやん。もう本当にもうむちゃくちゃですよ。もうロジックぐちゃぐちゃ。ほんまにもう言いたいこと言うてらっしゃいますね。ちょっともうこれ以上言っても、もう皆さんもお疲れでしょうから、ちょっと違った角度で行きますけど、いわゆる、これ、私は、問責賛成したら許さんからな、覚えとけよ、この顔近くで言われた。私、これ、パワハラ案件やと思うんですけど、総務局長にお聞きします。これはパワハラ案件になるんでしょうか。 ○議長(榎本和夫)    総務局長。 ○総務局長(原田浩行)    千住議員の御質問にお答えします。  一般的にパワハラといいます定義といいますかなんですけども、職場内というそういう状況で、職場内に優位性を背景に相手の人格を否定する行為などを行って職場環境を悪化させるというような状況をパワハラ行為というような定義がございますので、ちょっと状況とは若干違うかなというふうな認識はあります。  以上でございます。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    では、明石市はこの案件はパワハラではない。じゃあ何なんでしょうか。暴力行為、脅迫行為に当たるんでしょうか。総務局長お答えください。 ○議長(榎本和夫)    総務局長。 ○総務局長(原田浩行)    総務局長でございます。  最終的には、やはり司法の判断に委ねるべきかなというふうに考えます。  以上です。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    22条のときと一緒の話になっていくので、これ以上深掘りしませんが、じゃあ仮にこんなことやられたんだということで、議長が総務局のあのパワハラのところに行ったとしましょう。こんなことやられたんだ、その案件はパワハラ案件といいますか、いわゆる調査事項を行うことは可能でしょうか。議長がそこに市長に対してこういうこと言われたんだけどどうだと言ったら、そういうパワハラの案件として取り扱うことは可能でしょうか。 ○議長(榎本和夫)    総務局長。 ○総務局長(原田浩行)    総務局長でございます。  先ほどの答弁に申し上げた特別職のハラスメント防止委員会というところの仕組みでございますけども、通報というか、相談対象自体が職員というふうに限定されておりますので、議長がされることは一応できないというふうになっています。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    だから、そういうことなんですね。じゃあ、この案件をどこでしっかりと市長に対して反省をしてもらうか、言っていくかという、やはり二元代表制の私たち議会なんですね。そういった話があったからこそ、市長、これはちゃいますよということを言わなくてはならない。それが問責決議だったんです。その問責決議に対して許さんからな、賛成したら許さんからなという、そういった権限までをも市長は潰そうとしてきたわけであります。これは、私たちの議会制民主主義といいますか、二元代表制を完全無視した、私は行いであると感じておりますし、これは共産圏のどこかの独裁者に当たるんではないのか、そのような行為に当たると思うんですね。だからこそ、私たち議会が、市長それはやり過ぎですよ、市長それ以上言ったら駄目ですよ、反省してくださいという議決をしていくわけであります。だからこそ、市長は反省を、これ問責もね、反省しません、悪なりませんもんじゃないんです。私たちが可決したんです。私、千住一人が言っとったら別ですよ。議会で可決、議決したことを市長に言ってるんだから反省すべきなんですよ。それを、いや関係ありませんから、私正義ですからというのは、私は違うものだと思ってるんで、そこの態度をしっかり、私は、市長は改めるべきだと思うんです。やれないんでしょ、議長が、市のパワハラのほうに。僕は何か言われましたってできないんでしょ。じゃあ、誰がやるんですか。議会でやらなあかんじゃないですか。議会の皆さんそうなんですよ、だから、しっかりこうして追及させていただいてるんです。市長、そこは御理解いただけますか。お考えお聞かせください。 ○議長(榎本和夫)    泉市長。 ○市長(泉 房穂)    何度も同じ話してますけど、市長と議会は対等です。共に選挙で選ばれています。二元代表制です。なので、議会の議決は重たいもので、そのことについては市長としては受け止める立場だと思っております。 ○議長(榎本和夫)    千住議員。 ○議員(千住啓介)    市長、もうこれ最後にね、言わせていただきます。私、少しちょっと熱くなりました。本当に言われた方の配慮ということをしっかり考えていただきたいんです。今まで、市長は、いろんな方言うたらまた語弊ありますけども、少なくとも、表に、私たちに聞こえてくるパワハラがございました。その方々は本当に苦しい思いをしながら去って行った方もいるかもしれませんし、その家族の方も悔しい思いをしてるかもしれないんです。今回言われた、式典で3人言われた方も本当につらい思いをしてるんです、今でも。そこはしっかり市長ね、あんな態度だけはもうやめていただきたい。怒りに任せたとか、党利党略とかも言うてましたよね、答弁でね。本当、議会のメンツとか、党利党略、何で言ったんやという竹内議員の質問に。議会のメンツとか、党利党略、私利私欲な面も含めてとか。もうそんな人のせいにするのやめましょう。言ったことは事実なんですから。その事実を受け止めて、私はしっかり反省していただいて、私はしてもらうべきだということを強く御意見させていただいて質問を終わります。 ○議長(榎本和夫)    以上をもちまして、本日の会議を閉じます。  次の本会議は、明日の午前10時から再開し、全議案に対する質疑及び一般質問を続行いたします。  本日は、これにて散会いたします。  御苦労さまでございました。                              午後5時49分 散会...