明石市議会 > 2022-09-22 >
令和 4年総務常任委員会( 9月22日)

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  1. 明石市議会 2022-09-22
    令和 4年総務常任委員会( 9月22日)


    取得元: 明石市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-29
    令和 4年総務常任委員会( 9月22日)                           総務常任委員会記録                         令和4年9月22日(木)                         於   大会議室     ----------------------------------- 〇出席委員(7人)   吉田秀夫委員長              石井宏法副委員長   家根谷敦子委員   北川貴則委員     大西洋紀委員   寺井吉広委員    梅田宏希委員 〇欠席委員   な  し 〇出席説明員   横田統括理事  仲川理事(総合安全対策担当)  原田総務局長   松岡総合安全対策部長  久保井財務部長  長谷川消防局長   高橋政策局長  吉田広報部長  小柳プロジェクト部長   箕作ジェンダー平等推進部長   ほか所管各局の室長・次長・課長
    〇議事  (1) 総務局、議会局、消防局関係   ① 付託された議案の審査      議案(5件)      議案第62号 明石市職員の育児休業等に関する条例及び明石市職員の             勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正す             る条例制定のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3      議案第63号 明石市市税条例等の一部を改正する条例制定のこと・・・・4      議案第64号 令和4年度明石市一般会計補正予算(第5号)             〔分割付託分〕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6      議案第65号 財産区有土地処分のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8      議案第66号 財産区有土地処分のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11   ② その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14  (2) 政策局、会計室、監査委員、選挙管理委員会関係   ① 報告事項(7件)     ア 令和3年度ふるさと納税実績報告について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15     イ (仮称)明石市個人情報保護法施行条例の制定に向けて・・・・・・・・・・28     ウ 明石市立地適正化計画の検討状況について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30     エ 市役所新庁舎整備に向けた取組について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37     オ あかしSDGs推進助成金について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49     カ (仮称)あかしジェンダー平等の推進に関する条例の検討状況につ       いて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55     キ 明石市市民参画条例に関する検討状況について・・・・・・・・・・・・・・・・・・58   ② その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61                           午前9時58分 開会 ○吉田秀夫委員長  それでは、総務常任委員会を開会します。  議事に入ります。  総務局、議会局、消防局関係の付託された議案の審査に入ります。  議案は5件です。  議案第62号、明石市職員の育児休業等に関する条例及び明石市職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例制定のことを議題に供します。  議案の説明を求めます。  河野職員担当課長。 ○河野職員担当課長  職員担当課長の河野でございます。  明石市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例(案)につきまして御説明いたします。  委員会資料の1ページを御覧ください。  1、改正理由でございますが、前提といたしまして、国において昨年度の人事院勧告に基づき男性職員による育児の促進や女性職員の活躍促進をさらに進めるため、育児休業の取得回数制限の緩和や育児参加休暇の取得期間の拡大などの制度改正が本年10月1日に施行されます。これに伴いまして、本市におきましても国に準じた制度とするため、関係条例について所要の整備を図ろうとするものでございます。  2、育児休業法の主な改正内容でございますが、育児休業の取得回数制限を緩和しようとするものでございます。  現行の図を御覧ください。  現行においては、男女ともに育児休業は原則1回取得可能であり、加えて、男性が産後パパ育休を1回取得可能となっています。  改正後の図を御覧ください。  改正後におきましては、男女ともに育児休業が原則2回まで取得可能になることに加え、産後パパ育休も2回取得可能となります。  改正法の施行期日は本年10月1日です。  2ページを御覧ください。  3、改正の内容でございますが、まず(1)全職員が対象となる主な改正につきまして御説明いたします。  育児参加休暇取得可能期間の拡大についてですが、現行においては出産の日以後8週間までの期間に取得可能であるところ、改正後におきましては、出産の日以後1年までに拡大するものでございます。  次に、(2)非常勤職員が対象となる主な改正につきまして御説明いたします。まず、非常勤職員の産後パパ育休取得要件の緩和についてですが、現行においては1歳6か月となる日以降も雇用される見込みがある場合に取得可能であるところ、改正後におきましては8週間と6か月を経過する日以降に緩和するものでございます。次に、保育所に入所できなかったことなどにより非常勤職員が育児休業を延長する場合の取得要件の緩和についてですが、現行におきましては、承認された育児休業期間の翌日を初日として引き続き取得することが要件であり、延長期間中に夫婦交代での育児休業は取得できないところ、改正後におきましては、配偶者の育児休業期間の末日の翌日以前の日を初日として取得することも可能となり、延長期間中に夫婦交代での育児休業取得が可能となるものでございます。  続きまして、(3)その他といたしまして、上記改正に伴う規定整備等を行うものでございます。  4、改正する条例につきましては、記載の2条例でございます。  5、施行期日につきましては、2022年10月1日でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○吉田秀夫委員長  議案の説明は終わりました。  円滑な委員会運営のため、質疑を行う際は具体的に簡潔にされるようお願いをいたします。  それでは、御質疑、御意見はございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結します。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第62号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田秀夫委員長  御異議なしと認め、議案第62号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  議案第63号、明石市市税条例等の一部を改正する条例制定のことを議題に供します。  議案の説明を求めます。  中村税制課長。 ○中村税制課長  税制課長の中村でございます。  私のほうからは、議案第63号、明石市市税条例等の一部を改正する条例制定のことにつきまして、委員会資料に沿って御説明申し上げます。  議案第63号関連資料、明石市市税条例等の一部改正についてを御参照願います。  本改正案は、令和4年度地方税法等の一部改正に伴い、市税条例の一部を改正しようとするものでございます。  改正内容について順次御説明申し上げます。  まず1点目が住宅ローン控除の特例の延長等に関する改正でございます。  住宅ローン控除につきましては、住宅取得時の一助となるよう所得税の控除として創設されたものですが、平成19年の所得税から住民税への税源移譲により所得税額が減少し、控除しきれない部分が発生したことから、所得税から控除しきれない金額を個人の住民税から控除する特例措置として創設されたものでございます。  創設の趣旨が激変緩和と当時の経済情勢等を鑑みたものですから、あくまで時限的な措置として創設されたものでしたが、以後、延長を繰り返し、現在の適用期限が令和3年12月31日までとなっております。  しかしながら、コロナ禍もあり、現在の経済情勢もまだまだ安定に至らないことから、このたびについても適用期限を令和7年12月31日まで4年間延長する措置を講じます。ただし、現在の住宅ローン控除の控除率が市場金利等と比較して著しく高いことなどを考慮し、控除率を1%から0.7%に引き下げた上で、令和6年度以降の入居分については、一部の住宅において適用期間を13年から10年に縮小する措置を同時に講じます。  この特例措置は国策であることから、住民税の減額分に関しましては全額国費で補填されます。  次に、2点目でございますが、上場株式等の配当所得等に係る課税方式を所得税と住民税で一致させるため規定の整備を行います。  上場株式等の配当所得等については、従来からその所得だけを分離して申告する申告分離課税を選択することが可能ですが、所得税で申告分離課税を選択した場合にも、住民税では他の所得と合わせて申告する総合課税や申告をしない方式を選択することができ、また、その逆に、所得税で総合課税を選択した場合にも住民税で申告分離課税や申告しない方式を選択できるという、他の所得とは異なる課税方式が採用されておりました。  しかし、そもそも金融所得課税につきましては、所得税と住民税が一体として設計されてきたことなどを踏まえた場合、公平性の観点からも課税方式を一致させることが必要であるとの結論から法改正が行われたため、市税条例においても規定の整備を行います。  次に、3点目でございますが、個人住民税における合計所得金額に係る規定の整備を行います。  個人住民税につきましては、原則、前年中の所得を基に課税する翌年度課税方式となっておりますが、退職所得に係る住民税につきましては、退職日が属する年度に課税する現年分離課税となっており、住民税の合計所得金額には退職所得は含まれておりません。一方、所得税は、所得のあった年度に課税される現年課税方式となっているため、退職所得は、他の所得と同様、合計所得金額に含まれます。  このように所得税と住民税では合計所得金額に差異が生じているため、これを算定の基礎とする公的年金等控除額についても、所得税の計算によらず、住民税の合計所得金額で算定するよう規定の整備を行います。  また、配偶者等が退職所得を有する場合、その多くが所得税上の扶養控除対象者から除外され、住民税の課税において必要となる扶養親族等の情報が入手できないおそれがあることから、給与所得者が給与支払者へ提出する扶養親族申告書等にその旨を明記することにより、情報を確実に入手できるよう所要の整備を行います。  最後に、4点目としまして、地方税法の改正に伴う規定の整備を行います。  施行期日につきましては、記載の日を予定しております。  説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  ないようですので、質疑を終結します。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第63号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田秀夫委員長  御異議なしと認め、議案第63号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  議案第64号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第5号)〔分割付託分〕を議題に供します。  議案の説明を求めます。  松永財務室長。 ○松永財務室長  財務室長の松永でございます。  議案第64号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第5号)〔分割付託分〕につきまして、御説明を申し上げます。  議案書、一般の1ページをお願いいたします。
     歳入歳出予算の補正、第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ43億1,302万8,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,277億7,268万5,000円にしようとするものでございます。  続きまして、歳入歳出補正予算事項別明細書によりまして、当委員会に付託されました事項につきまして御説明をさせていただきます。  12、13ページをお願いいたします。  1、歳入のうち、3款 繰入金、1項 基金繰入金、1目、1節 財政基金繰入金につきましては、今回の歳出予算で必要となります新型コロナウイルス感染症対策事業費等の財源といたしまして、財政基金からの繰入金を1億8,136万5,000円増額しようとするものでございます。  14、15ページをお願いいたします。  4款、1項、1目 繰越金、1節 前年度繰越金につきましては、令和3年度決算に伴う繰越金のうち、地方財政法に基づく財政基金への積立分6億3,700万円、並びに今回の歳出予算で必要となる一般財源分として6億3,663万1,000円を合わせて12億7,363万1,000円を計上するものでございます。  以上が歳入についての説明でございます。 ○吉田秀夫委員長  西海議会局次長。 ○西海議会局次長  議会局次長の西海でございます。  私からは、歳出のうち、1款、1項、1目 議会費について御説明申し上げます。  議案書、一般の16、17ページをお開き願います。  1款、1項、1目 議会費でございますが、議会運営事業につきましては、市議会だより発行業務について、原油価格高騰による紙単価上昇の影響などに対処するため、市議会だより発行に要する経費を追加するほか、本会議映像配信機器の老朽化による故障に伴い備品の更新を行うなど、議会広報の充実を図るための経費を追加するものでございます。  以上、1款、1項、1目 議会費についての説明を終わらせていただきます。 ○吉田秀夫委員長  松永財務室長。 ○松永財務室長  財務室長の松永でございます。  続きまして、総務局関係分の歳出を御説明いたします。  18、19ページをお願いいたします。  2款 総務費、1項 総務管理費、1目 一般管理費でございますが、新型コロナウイルス感染症あかし支え合い基金積立金につきましては、ふるさと納税などを通じてお寄せいただいた寄附金の分として、5,000万円をあかし支え合い基金へ積立てしようとするものでございます。  2目 財産管理費でございますが、財政基金積立金につきましては、令和3年度の一般会計決算における実質収支額12億7,363万1,000円の2分の1以上に当たります6億3,700万円を地方財政法に基づき積立てを行おうとするものでございます。  3目 諸費でございますが、国県補助金精算等償還金につきましては、前年度に交付されました子育て世帯への臨時給付金などに対する国庫補助金等の精算に伴い、償還金を増額しようとするものでございます。  2項 徴税費、1目 賦課徴収費でございますが、法人市民税の確定申告等に伴い市税過誤納金に係る還付金が当初の見込みを上回ったため、償還金を増額しようとするものでございます。  以上が当委員会に付託されました補正予算の内容でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  ないようですので、質疑を終結します。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第64号〔分割付託分〕は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田秀夫委員長  御異議なしと認め、議案第64号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  議案第65号、財産区有土地処分のことを議題に供します。  議案の説明を求めます。  小西参事兼公有財産担当課長。 ○小西参事(公有財産担当)兼公有財産担当課長  参事兼公有財産担当課長の小西でございます。  議案第65号、財産区有土地処分のことについて、御説明を申し上げます。  委員会資料を御覧ください。  1、要旨でございますが、大窪村財産区及び大久保町財産区が所有する土地の売り払いにつきまして、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条、具体的には、予定価格4,000万円以上で、1件5,000㎡以上の土地の売り払いに関することでございますが、これに基づきまして議会の議決をお願いするものでございます。  2、処分しようとする土地の表示でございますが、1つ目は、所在地が明石市大久保町大窪字大谷2611番1、地目は溜池で、面積は1万5,447.69㎡、所有者は明石市大窪村財産区でございます。2つ目は、所在地が明石市大久保町大窪字大谷2611番2、地目は溜池で、面積は6,875.33㎡、所有者は明石市大久保町財産区でございます。合計面積は2万2,323.02㎡となっております。  3、処分しようとする土地の処分価格及び相手方でございますが、処分価格は12億8,888万円、処分相手は関西住宅販売株式会社でございます。  4、処分の目的でございますが、耕作地の減少で不要となったため池、名称は中池でございますが、これを処分することによりまして、財産区財産の維持管理に係る財源を確保するとともに、民間活力による良好な街区の形成を図ることを目的としております。  5、処分の方法でございますが、令和4年6月15日に一般競争入札を実施し、最高金額での入札者を落札者といたしました。売買代金は明石市大窪村財産区、明石市大久保町財産区それぞれが所有しております土地の面積で案分をいたします。  6、処分の日程でございますが、令和4年6月28日に処分予定者と仮契約を締結しております。本9月議会での議決を条件として本契約が成立する内容となっております。なお、2ページ目に処分しようとする土地を地図上で示しておりますので、御参照ください。  以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  梅田委員。 ○梅田宏希委員  この財産区の土地を処分した場合に、以前はね、3割ずつ3等分というか、そういう配分で収入に入れていたと思うんですけども、今はどういう状態でしょうかね。 ○吉田秀夫委員長  小西参事兼公有財産担当課長。 ○小西参事(公有財産担当)兼公有財産担当課長  現在は処分代金の1割を市の事務費としていただいておるところでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  それでは、非常に大きな面積ですけど、業者のほうでの整備の方向というか、どういう形でこれ、戸建てにするのかどうかというようなことまでは踏み込んではいないのでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  小西参事兼公有財産担当課長。 ○小西参事(公有財産担当)兼公有財産担当課長  参事兼公有財産担当課長でございます。  公募の際に公募条件といたしまして、ここは一戸建てを条件といたしております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  今、大久保はですね、山手校区もそうなんですけど、マンモス校になってパンクしそうな状態になっています。ここの場合は高丘東校区になるんでしょうかね。 ○吉田秀夫委員長  小西参事兼公有財産担当課長。 ○小西参事(公有財産担当)兼公有財産担当課長  参事兼公有財産担当課長でございます。  こちらの地区はですね、高丘西小に組み込まれる予定になっております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  分かりました。この場所はそうですね、西ですね。  これだけの面積があったら何戸ぐらい建つというようなことは聞いているのですか、聞いていないのでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  小西参事兼公有財産担当課長。 ○小西参事(公有財産担当)兼公有財産担当課長  参事兼公有財産担当課長でございます。  1戸ずつの面積はこれからのことかと思うんですけども、少なくとも100戸は建つようなことを聞いております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結いたします。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第65号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田秀夫委員長  御異議なしと認め、議案第65号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  議案第66号、財産区有土地処分のことを議題に供します。  議案の説明を求めます。  小西参事兼公有財産担当課長。 ○小西参事(公有財産担当)兼公有財産担当課長  参事兼公有財産担当課長の小西でございます。  議案第66号、財産区有土地処分のことについて御説明を申し上げます。  委員会資料を御覧ください。  1、要旨でございますが、松陰村財産区が所有する土地の売り払いにつきまして、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条、具体的には予定価格4,000万円以上で、1件5,000㎡以上の土地の売り払いに関することでございますが、これに基づきまして議会の議決をお願いするものでございます。  2、処分しようとする土地の表示でございますが、1つ目から3つ目、所在地が明石市大久保町松陰字皿池339番16、同じく17、18につきましては、地目が原野で、面積はそれぞれ右に記載のとおりでございます。4つ目の所在地が明石市大久保町松陰字皿池339番の19につきましては、地目が溜池で、面積は右に記載のとおりでございます。5つ目から7つ目、所在地が明石市大久保町松陰字袋谷340番37、同じく38、39につきましては、地目が原野で、面積はそれぞれ右に記載のとおりでございます。そして、処分する土地の合計面積は6,346.90㎡となっております。  3、処分しようとする土地の処分価格及び相手方でございますが、処分価格は4,868万7,657円、処分相手は西日本高速道路株式会社でございます。  4、処分の目的でございますが、西日本高速道路株式会社が実施いたします第二神明道路拡幅事業の用地及び同事業に伴う石ケ谷墓園への迂回路用地として処分するものでございます。  5、処分の日程でございますが、令和4年8月23日に処分予定者と仮契約を締結しております。本9月議会での議決を条件として本契約が成立する内容となっております。なお、2ページ目に処分しようとする土地を地図上で示しておりますので、御参照ください。  以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  大西委員。 ○大西洋紀委員  処分の目的が、第二神明のあの道路拡幅事業用地及び同事業に伴う石ケ谷墓園の迂回路用地ということなんですけれども、当然、お買いになられた後の整備は先方さんでやられるんでしょうが、いつできるかというのを、この議会まで示す必要はないのかも分からないんですが、事業が終わった後ですね、これ一応、私道になってくるんかなと思うんですが、その後、一般の方が、現段階では迂回道路なんですが、通行とかいうのはできるようになるんですか。 ○吉田秀夫委員長  小西参事兼公有財産担当課長。 ○小西参事(公有財産担当)兼公有財産担当課長  参事兼公有財産担当課長でございます。  この道の整備費用は、NEXCO西日本がやる予定になっております。その整備後は、向こうの意向もありますが、市道といたしまして市に引き継ぐこととなっております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  買っていただいて、市道に最終的になるということで、住民にとっても便利になるかなと思うんです。
     工事車両等も多く通るんでしょうけれども、本来の目的である拡幅事業が終わった際には、相当、道も荒れているのかなと思うんですけれども、市道に移管される際には、再度きちっとした市道に持っていけるようにお願いをしていただきたいなと思っております。  意見としておきます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  梅田委員。 ○梅田宏希委員  今の大西委員と関連したところなんですが、財産担当のほうから、答弁しにくいかと思うんですが、この位置は石ケ谷公園からのスマートインターの話もありまして、この道については、スマートインターの計画のあったときに整備しようとした道で間違いないですかね。 ○吉田秀夫委員長  横田統括理事。 ○横田統括理事  統括理事の横田でございます。  今回、処分しようとする土地は、神戸西バイパスの延伸に伴いまして迂回路として整備しないといけないということで、今回処分してNEXCOのほうに売却するということになっております。  委員おっしゃいましたスマートインターチェンジの関連につきましては、この道がついた後、インターチェンジそのものをどこにどういうふうに付けていくかというところで、まだこれがスマートインターに直結するとかいうところまでは決まっているわけではございません。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  いわゆる大久保北部の再整備という話があるわけですから、一個一個のこの土地の処分だとか、それからNEXCOのほうが整備すると言いながらですね、この石ケ谷墓園の橋が、拡幅された後に、もう一度、橋が架け替えられた後に、じゃ、この赤いその印を入れた処分しようとする土地を将来的にどういうふうに使いたいかという絵を描いてないと、現在だけですから将来のことは分かりませんみたいな、その各駅停車みたいなことをしたら、将来の絵を描く場合にそごが出てくるというか。大きな計画道路としての絵を描いた上で、これにつなげるためにどうするかという視点がないと、細切れ細切れでですね、整備しましたけど、つぎの段階では大変に不都合な地形ですとかになってしまうので、そのあたりの将来的な大久保北部整備計画の一環としてこれを捉えるという視点が必要ではないかと思うんですが、その辺のお考えはいかがですか。 ○吉田秀夫委員長  横田統括理事。 ○横田統括理事  統括理事でございます。  この大久保北部の活用につきましては、今現在、いろいろな、様々な、環境保全調査も含めてどんな活用ができるかというところを、今、調査・研究はしておるところでございます。  この道路につきましても、先ほどちょっと説明が不足しましたけれども、道路が、例えばスマートインターができた場合にこの道路が活用されるのか決まってないとは申し上げましたけども、活用の方法として可能性としてはあるというふうには考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  そういう方向でね、ぜひとも考えていただきたいと思うんです。  市長のツイッターを見ると変な書き方をしていましたけど、そういう公共工事大好きみたいなことではなくて、将来的にあの近辺を、遺跡の確認も取れました、動植物の確認も取れましたといった後にですね、まだまだ先には課題がいっぱいあって、パズルみたいな形になっている市の土地もあれば、私道の土地もあればということで、課題は大きいでしょうけど、将来的なそういう構想みたいなものが、今は頓挫したとはいえ、あったわけですから、今後そういうことがあったときには、この道路整備というのは、その可能性の中で整備しているんだという視点がないと細切れでまた変な開発になってしまうので、これは意見として申し上げますが、将来を見据えた絵の中でこれをどう捉えるかという視点をぜひとも持っていただきたい。  以上です。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結します。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第66号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田秀夫委員長  御異議なしと認め、議案第66号は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  その他でございます。  事前に申出がございませんので、その他の項を終結いたします。  それでは、理事者入替えのため暫時休憩いたします。  再開時間は10時45分でお願いいたします。                               午前10時34分 休憩                           ───────────────                               午前10時44分 再開 ○吉田秀夫委員長  それでは、総務常任委員会を再開します。  政策局、会計室、監査委員、選挙管理委員会関係です。  報告事項は7件です。  報告事項ア 令和3年度ふるさと納税実績報告について、説明を求めます。  藤田シティセールス推進室長兼課長。 ○藤田シティセールス推進室長兼課長  シティセールス推進室長兼課長の藤田でございます。  報告事項アの令和3年度ふるさと納税実績報告について、資料に基づき報告させていただきます。  資料を御覧ください。  本市の令和3年度のふるさと納税につきましては、受付ポータルサイトの追加や返礼品の拡充によりまして、寄附金額が前年度比1.2倍増加となり、歳入歳出の実質収支も3年連続で黒字を達成しております。  また、令和2年11月に導入した企業版ふるさと納税につきましては、2年連続で寄附の受領となりました。  1、令和3年度の取組内容ですが、記載のとおりでございまして、7月から4つ目の受付サイトとなるセゾンを追加しました。  2、令和3年度実績については、当初目標額3億5,000万円に対し、実績が約4億9,440万円という結果となっております。今年度につきましても、8月末時点で前年度比約1.2倍増を維持しているところでございます。  3、令和3年度の収支状況については、明石市への寄附金額が約4億9,440万円に対し、明石市民が他市等へ寄附したことによる市民税減税額が前年度比1.35倍の約8億4,530万円となり、国の補填交付金を差し引いた収支は約2億8,300万円の黒字でございます。  この黒字額から令和3年度の返礼品等の事業経費を差し引いたものが実質収支でございまして、約5,710万円の黒字となりました。  資料2ページをお願いいたします。  4、応援プラン別実績につきましては、表のとおりでございまして、明石の子育てを応援、市長(自治体)にお任せが上位を占めております。  5の表は返礼品ごとの金額のトップ10でございます。  6、今年度の取組については、新たな受付サイト、auPAYを本年7月に追加したほか、市内の業者から参入したいとの声もあり、返礼品の拡充を図るなど、様々な機会を捉えて本市の情報発信に努めているところでございます。  7、企業版ふるさと納税は、令和2年度、信金中央金庫様より、明石のまちなか図書館事業に1,000万円の寄附をはじめ、令和3年度は、市内に支店を持つ株式会社ダイセキ様から、豊かで安全な海づくり事業に1,000万円の寄附がありました。今年度につきましても、昨年に引き続き株式会社ダイセキ様より、豊かで安全な海づくり事業に1,000万円の寄附を7月に受けたところでございます。  同寄附につきましては、漁礁の設置、施肥、タコつぼの投入など、豊かな海づくりのための事業や、本年11月13日に開催されます第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会に向けたPR費用等に充てさせていただく予定でございます。  3ページを御覧ください。  参考資料といたしまして、財務担当作成の令和3年度ふるさと納税寄附金充当先事業等一覧表を添付させていただいております。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  報告は終わりました。  御質問、御意見はございませんか。  梅田委員。 ○梅田宏希委員  このふるさと納税については、非常に御努力をいただきまして、黒字になっているところでございますが、まず、最初にちょっと気になることがありまして、明石市長のツイッターにふるさと納税のことが書かれていまして、これ公表されていますから、読み上げますけども、「明石市長としては、当初、ふるさと納税には懐疑的で、いわゆる返礼品競争などから距離を置いていたが、国が一向にやめようとせず、明石市の税収も流出が続いていたところから、4年前に方針転換した。明石市としてのふるさと納税の黒字化はすぐに成し遂げたが、何かと思うところはある」という、そういう内容でツイッターに書かれて全国、全世界に流れております。  市長の姿勢としてはですね、ふるさと納税には懐疑的やと言いながら、4年たったら黒字にしたんやというふうに言うていますが、私も本会議で何回もこれ取り上げましたけど、41市町の中で最低でした。下から2番目ですけれど、最低のところはふるさと納税やっていなかったんですね。ですから、実質的には最下位で、返礼品と言えば、天文科学館の品1品で、1万円寄附してくれようが、10万円寄附してくれようが、その1品のみという大変お粗末な状態でございましたので、それを取り上げましたけど。その後、担当部署がどれほど苦労してこれを黒字にせなあかんということで何年も頑張ってきたかというところを、評価をしていないんですね。こういうものは早くやめたほうがいいというような方向の話をしているところですけど、今後、このふるさと納税を国としてやめますというような動きはありますか。  統括理事、何か聞いていますか。 ○吉田秀夫委員長  横田統括理事。 ○横田統括理事  現時点で、国のほうで、このふるさと納税をやめるとか継続するとかいう情報は特には入っておりません。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  そういう中で、市長がこういうようなツイッターをすること自体がですね、何といいますか、努力している職員のその努力を踏みにじるような状態になっていますので、これ残っていきますから、ぜひともこのツイッターについては削除するなりしてもらえたらいいと思います。もっと品のあるツイッターをしていただきたいなと思うんですが。  先ほど報告がありましたとおり、令和4年も8月までの実績で前年度比1.2倍ということで、いろんな取組をしていただいておりますが、いかんせん、市民から市外への寄附がですね、最初が、元年が5億円、2年が6億円、3年度で8億4,500万円ということで、コロナの関係でやっぱりこういうふるさと納税に、旅行に行けませんということでまた取り組んでいる人もいると思うんですね。ですから、これどんどんと市民から市外への寄附も増えてきていますので油断はできませんが、このふるさと納税について、先ほど報告がございましたが、また何か新たな取組がもしあれば答弁いただけますか。 ○吉田秀夫委員長  藤田シティセールス推進室長兼課長。 ○藤田シティセールス推進室長兼課長  現在のところは、やはり、ポータルサイトといいますか、受付のサイトを増やすことであったりとか、職員が各事業者のほうにこの夏の期間出向きまして、個々に新たな返礼品の発掘等を、今、努力させていただいているところでございまして、やはり事業者とか間口を広げることで一定の方々に知っていただけるのではないかと考えているところでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  返礼品もですね、令和3年度当初460品目が、今、506品目に増えたということで、本当に努力していただいております。  あと1点です。ちょっと確認ですけど、明石ダコの保護の応援という項目を豊かな海か何かに項目を変えるという話がありましたが、これはどうなっていますかね。 ○吉田秀夫委員長  藤田シティセールス推進室長兼課長。 ○藤田シティセールス推進室長兼課長  今年度は、先ほども申し上げましたように、11月13日に全国豊かな海づくり大会が開かれることによりまして、この4月から豊かで安全な海づくりということで、タコの保護から一定、応援プランを少し変更させていただいたところでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  今年もタコが非常に捕れなくて、大きくなったタコは釣れるようですが、小ダコが釣れないんですってね。ですから、来年もっと大変になるかなというような声も聞こえてきております。  それで、この寄附の項目ですけど、例えばこの豊かな海づくりという項目もいいでしょうけど、ピンポイントで項目をつくるとですね、例えば明石には、兵庫県下もそうですけど、大阪からも釣りに来るんですってね。ですから、そういう人たちは、明石のタコは、これは不漁になってはならないというような思いがいっぱいあると思うんです。ですから、豊かな海ということで大きくくくるのもいいですけど、一度ですね、試しにこの明石のタコの保護というのは残してみたらいいのではないかなと。そういう大まかではなくて、これを応援したいというのであればピンポイントで。このタコと一緒に、「明石のやさしいまちづくりを応援」というところですけど、ここに大まかにくくっていますので、これをこの中から1つ外して、例えばネコの殺処分、一昨年か、45%だったというんですね、ですから、そういうのを見ると、やはりこの明石のやさしいまちづくりから外して、ピンポイントの項目も、今、事例を2つ挙げましたけど、ぜひともつくっていただいて、そういう何に使われるか分からないよりも、これに使ってほしいというところの項目を生かしていただきたいと思うんですが、いかがでしょう。 ○吉田秀夫委員長  吉田広報部長。 ○吉田広報部長  広報部長の吉田でございます。  委員からは先立っての委員会でもそのような御指摘頂いておりますが、現在、シティセールス推進室でふるさと納税を所管しておりまして、市長の御判断のところもあったと思うんですけども、まずは、ふるさと納税本来の趣旨にのっとって、市の施策やまちを応援していただけるプランをということで考えて、8つのプランということで立てております。  ピンポイントのほうが効果的ではないかという御意見ももちろん、他市からもいろんな調査をしておるんですけれども、やはりシティセールス推進室としては、この納税していただくときにサイトを見たときに、明石のまちが、明石市がどういうことをしているのか、どういった方向に向かっているのかというのを一覧表でしっかり示していく必要があると思っています。  ですから、もちろん、タコやネコというのも必要かとは思うんですけども、やはり市外の人、ましてや関東圏、大きな市場である関東圏から見て明石がどのように魅力的であるか、明石市がどんな施策をやっているかというのが、やっぱり大きな項目でまとめていくほうが効果的だと今のところは判断しておりますので、そういった方向で御了解いただければと思っております。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  そういう趣旨であればですね、本来の趣旨とおっしゃいますけども、この明石ダコの保護というところは今まで生かしてきたわけですから、これについては、豊かな海づくりの項目から外してでも復活をさせていただきたいなという思いで申し上げました。  意見として申し上げます。何かありましたら。 ○吉田秀夫委員長  吉田広報部長。 ○吉田広報部長  タコを初めてスタートしたときも、非常にマスコミにも取り上げられて好評だったという実感はあります。  今年は豊かで安全な海づくりということで大きく捉えてやっておるんですが、タコという名前だけだと、やはりタコの事業にしか使いにくいという印象を与えてしまいますので、大きく、漁礁も含めて、漁業関連全般を含めて、明石というのは海というのも1つのブランドだと思っておりますので、やっぱり豊かな海という言葉を前面に出していきたいと思いながらこういう判断をさせていただいた次第でございます。よろしく御理解ください。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  分かりました。その結果を見て、どういう動向になるかいうのは、決めてしまうんではなくて、結果を見てとか、声を聞いてまた検討をお願いしたい。これは意見として申し上げます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  大西委員。 ○大西洋紀委員  今、梅田委員がおっしゃったのと多少重複するかも分からないですけども、昨年、応援プランの中で、明石ダコの保護ということで、この項目はこれに集中して、集中というんですか、これだけに使われていなかったというようなことでいろいろ一悶着あったかなと思うんですが。今年度も、それはそれとしてね、今後は気をつけてやっていただいているかとは思いますけれども。  昨年度、今年度についても、ダイセキさんが豊かで安全な海づくり事業の目的に寄附をいただいていると。市のほうもいろいろ接触はされていると思うんですけれども、このダイセキさんというのは、南二見の人工島にある企業さんなんです。もちろん御存じやと思うんですけれども。  ここでは地元の、もちろん市漁連全体もそうなんですけど、特に二見の両漁協といろんな協議したり、接触の中で声を上げていっての、御賛同を頂いた結果かなと思うんです。寄附の目的は、あくまでも豊かで安全な海づくり事業になっておりますので、たまたま今年はもうすぐ来ます豊かな海づくり大会がございますけれども、それがやっぱり大きく目立つんですけれども、それに併せて、議員の中でも豊かな海づくり委員会も別途ありましてね、やっぱり基幹産業である漁業に対してものすごい力を入れているところであります。何が言いたいかといいますと、今、梅田委員からの提案もございましたけれども、要は目的外への使い方をしてほしくないなと思うんですね。
     ですから、先ほど、最後におっしゃっていましたけども、最終的にどういうふうに1年使われたかというようなのをきちっと我々にも分かるように出していただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  藤田シティセールス推進室長兼課長。 ○藤田シティセールス推進室長兼課長  委員おっしゃっておりました、寄附金の充当先事業に関しましては、今回、参考資料といたしまして3ページに、ふるさと納税に関する寄附金がどのような形で分配されたかというのを一覧で財務担当がつくっていただいて示させていただいておりますので、それを御参考いただければと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  この最後の充当先はあるんですけれどもね、これがまるっぽ行っているのかな、どうなのかなっていうのが、私はどうなのっていう疑問を思ったもんですからね、疑問を感じたもんですから。  やっぱり目的は目的で、余ればどこかへ持っていけばという考え方もありますけれども、基本はやっぱり、例えばこのダイセキさんの1,000万円、今年も1,000万円、これは海づくり大会も含めてこの1、2年はあると思うんですけども、これがやはりその企業さんの思いが、やっぱり今後も続くような、私らもそうですけども、地元の漁業者もそうなんです。やっぱり行政もなかなか予算取りが難しいので何とか助けてくれよというような、そういうようなお願いもする中で出していただいているんかなと思いますので、この辺を決して裏切らないような形で今後もこれに、豊かで安全な海づくりのために、もちろんそれを中心にやっていただいておるんでしょうけれども、結構、漁業者からこれが本当に全部自分らのほうに来よるんかというようなね、そういう疑問の声も聞こえますので、その辺を分かりやすく出していただきたいなと思います。  今、お答えいただいたんで、私の趣旨を分かっていただければそれでいいと思いますので、意見にしときます。 ○吉田秀夫委員長  松永財務室長。 ○松永財務室長  財務室長の松永でございます。  先ほどの御答弁で少し補足をさせていただきます。  委員御指摘のダイセキ様からの企業版ふるさと納税、これに関しましては、ダイセキ様も含めまして、御希望の活用先というのをしっかり個々の寄附者の方との調整をさせていただいて、寄附者の御意向に沿った事業に活用するような形で、寄附を頂く段階から調整をさせていただいておるところでございます。  また、3ページにございます活用先、充当先事業の一覧でございますけれども、こちらは一般の方からのふるさと納税の活用先を示させていただいております。こちらにつきましては、昨年度も御指摘を頂きまして、活用先についてもより細かく活用をさせていただく、また、本9月議会に補正予算として追加をさせていただいておりますタコの保護に関する事業につきましても、より寄附者の御意向に沿った活用先ということで追加をさせていただいておるところでございます。  今後とも、より寄附者の方の御意向に沿った活用ということに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  そうすると、最後のところは、一般のこの寄附の明細だけになるわけですね。ダイセキさんが2年にわたって1,000万円ずつ寄附していただいている、これの詳細というのはここには含まれていないということですね。これの詳細なんかは分かりやすいようにお願いしたいなっていうことなんですけどね。いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  松永財務室長。 ○松永財務室長  財務室長の松永でございます。  委員御指摘のように、ダイセキさんの活用先につきましては2ページの7(1)のところの表にございます。  令和3年度に頂きました分につきましては、豊かで安全な海づくり事業のほうに活用させていただくということでございます。引き続き4年度も御寄附を頂くということになっておりますので、そちらの活用先につきましても分かりやすく報告をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  寺井委員。 ○寺井吉広委員  ふるさと納税についてはですね、本当に担当部局の御努力には感謝するんですけども、私が見ているのは、この寄附の受入件数、市民以外の方の伸びが非常に件数もどんどん増えていってということでね、やはり今、明石は本当に全国的にも注目もされているし、マスコミでも本当によく取り上げられて、明石のまち、ふるさと納税をしようという方も国民で本当に増えている。そんな中で明石は何をふるさと納税やっているんやろうということで、明石を応援したいなっていう人がどんどん増えていると思うんですよ。  そんな状況の中で、やはりこの件数も増えてきて、それでまた、その返礼品についても、本当に市内の企業さんなんかでも、この返礼品で扱ってもらって大変感謝していると。企業のイメージも上がるし、PRにもなるしということでね。  しばらく国の制度が本当に続く以上は、明石ももっとこのふるさと納税を活用して、市長はあんまりやる気がないようですけども、やはりこれを活用してしっかりと明石をもっとPRして応援してもらうように。それで、今の課題が何があるんだということで、その明石の課題の解決に向けて、ほな、ここに応援しようと、お金を使ってくれと。それをしっかりとその目的に応じて使ってもらうということでね、もっともっと積極的に進めていくべきかなと私は思うんですが、いかがでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  吉田広報部長。 ○吉田広報部長  広報部長でございます。  委員、応援いただきまして、ありがとうございます。  ふるさと納税は、市長はツイッターで、先ほども御指摘ありましたけども、本来の納税の趣旨にのっとったものではないというような意見は本会議でも出されておりましたが、我々としましては、制度が存続する限りはしっかりやっていかないと、一人負けではないですけど、先ほど梅田委員に言われたように、最初の頃のことを考えると、今の黒字はなかなかのものだと思っております。  さらに、この黒字なんですけども、やはり都市部はどうしても流出傾向が強いので、今後、今回も先ほど室長のほうから説明がありましたが、流出額が増えていく傾向にあると思います。市長のツイッターを含め、明石市のブランド、明石市の名前が今、非常に、広報的に見ても非常に取材も多く、チャンスだと思っておりますので、そういったチャンスを逃さないように、ふるさと納税の寄附金額につなげていきたいと考えておりますので、また、そういった方面でも御協力をお願いしたいと思っております。よろしくお願いします。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  北川委員。 ○北川貴則委員  もう既に多くの御意見が出ていますので、あえて私が申し上げるまでもないんですが、私も2点ですね、明石市に入ってくるお金と、逆に明石の方が他市のほうで納税される、この2つに関してちょっとお尋ね方々、意見を申し上げさせていただきたいんですね。  まず、やはりこの表、1ページのやつ見てみましたらね、市へのよそから来てくださる、ふるさと納税の増額、これは努力の賜物やと思います。泉市長さんがふるさと納税の制度を否定されて、全くブレーキではなしに、やはりこれは全国一律のわけですからね、競争に勝つ勢いで、今の品目が倍になるぐらいの覚悟で、ウエルカム明石いうふうな感じのステッカーでも作って、納税してくださる方々を歓迎するような、全庁を挙げる運動も必要だと思います。  例えば、その一例としまして食べ物です。明石にもともと住んでらっしゃった方が他市に行かれて、明石のことを思って、明商のこととかやってくださることと、テレビで見ました時にね、ある方の家にピンポーンってテレビのインタビューがあり、奥さんがいろいろとカレンダーに書いているんですよね。今日は牛肉が届きました。次の日は果物が届きましたと。多く納税される方にとりましたら、返礼品を楽しみにされているんです。やはり明石は食べ物でいえば海産物やと思います。パンパースのこのベスト10入りはすばらしいですけどね。もうひと踏ん張り、この4億9,000万円の寄附を7億、8億円と他市への寄附と同じぐらいにするような、その見込みがちょっとほしいんですね。  ですから、私も意見を持っているんですけど、まずこの点に関していかが思われますか。 ○吉田秀夫委員長  吉田広報部長。 ○吉田広報部長  広報部長でございます。  明石、もちろん海産物、非常に有名で全国ブランドになっておるとは考えております。ただ、やはりどうしても消費者、意見とかアンケートとかいろんなサイトからも意見を伺うんですけども、やはり肉とか果物、その新鮮なものには、海産物も含めてまとめて届いても冷蔵庫・冷凍庫に保管できないとか、具体的な意見も正直出ております。そういった弱点を補えるように、アナゴの干物であるとか加工品とか、そういったものにも、いろいろ各業者さんに御協力をお願いしてやっているところではありますが、やっぱり全国どう見ても、やはり冷凍できるもの、できないものの有利・不利も出ているところでございますので、そこはちょっと一旦、応援いただきたいところではございます。よろしくお願いします。 ○吉田秀夫委員長  北川委員。 ○北川貴則委員  分かりました。ぜひね、パンパースさんも、ライオンさんの歯磨きセットも、だんと伸びていただきたいんですけども、この4億9,000万円を、例えば、もうあと1億5,000万円ぐらい増やす勢いで。  例えば、その冷凍という言葉がありましたが、あるスーパーさんでは、生ものを冷凍したカチンカチンのシャケとか、カチンカチンの貝柱、ホタテ貝、それを本来ならば1万円するやつを、賞味期限が迫ってますということで3,000円で売って、それが飛ぶように売れたという話があったんです。もし、漁業組合さんのお力をお借りしましてね、市内で既に生ものがあれかもしれませんけども、あえてカチンカチンで冷凍庫でも保存できるような、賞味期限とは言いませんけども。納めていただいた額の何割いうて、金額の制限ありますね、それの原価というのはやっぱり漁師さんのつける値段や思います。タイ1匹、従来やったら3,000円するやつ、でも、冷凍していますから500円ですとか、明石価格とかで、もったかもったかのやつを期間限定とかでウエルカム明石モードのふるさと納税でばっと載せるんですよ。ひょっとしたら国から注意がくるかもしれませんけども。こうなったらね、これを増やす勢い、次の目標は6億円目標。いかがですか、できそうですか、収入のほうですけども。 ○吉田秀夫委員長  吉田広報部長。 ○吉田広報部長  委員の応援はありがたく考えております。ただ、やはりどうしても収入額、頑張りはしますけども、業者の協力、そしてまた洲本市の案件もありましたけども、やはり信頼というか、しっかりした品物をしっかりお届けするというところも大事だと考えております。一回傷がつくと非常にほかの業者まで迷惑がかかりますので、我々も品目の選定であるとか、業者との関係性というか、理解を非常に重要視しているところであります。  明石市、他市からもよく言われるんですけども、リピーターを非常に大切にしております。一旦していただいた方にしっかりお手紙をお届けして、このような事業に使いましたというのを送るようにしております。  それは、また、届いた方からもこういうのをもらったのは初めてだというふうな肯定的な意見も頂いておりますので、やはり金額ありきではなくて、明石市シティセールス推進室として、しっかり明石の事業、明石市の魅力を、ふるさと納税をツールとして使ってアピールしていきたいと考えておりますので、金額ありきの議論はちょっとしんどいかなと正直思っております。 ○吉田秀夫委員長  北川委員。 ○北川貴則委員  分かりました。そういう気迫で頑張っていただきたいと。それとやはりリピーターの方にも、そのお手紙の中にね、例えば明石ウエルカムステッカーみたいな、何かそういうマスコットキャラクターも考えたらええと思うんですよ。にゃんちゃんマークでも何でもええと思います。頑張っていただきたいです。  次にね、それは明石に来てくださる分なんですね。問題は、出ていくのが8億4,000万円とどんどん増えとるんですよ。初年に比べましたら増えが3億円出ていってるのに関して、入ってくるのは2億円ですから、プラスマイナスにしたらやっぱり出ていくほうが多なっていきよるわけです。これを抑える方法、とどまっていただく方法なんですね。となったら、今現在、よそさまで納めてらっしゃる方、その方に明石をこよなく愛してくださいという何かPR、メッセージ、明石ラブモードを、そういった方々にふるさと納税が出ていったらこんなふうに困るんですというふうな啓発活動も、私、するべきや思うんですけども。  これは全庁的なことがありますので、統括理事さん、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  横田統括理事。 ○横田統括理事  統括理事でございます。  今、委員からおっしゃいましたような、一方で出ていけばそれだけまた税収が減るといいますか、いうのも課題であるというのがふるさと納税の問題でもありますし、また、返礼品もいかにしていくかというのがふるさと納税の問題でもあるとは認識しております。  一方で、制度上あるものはしっかり使って、本市としても、黒字化もそうですけども、PRにも積極的に努めていきたいという考えでございます。どうしても市外が増えていくんじゃないかというところがあります。これは制度的なものがありまして、市内の方が寄附をされても返礼品を受け取れないというところで、制度見直しも図られた結果、こういった外に出ていくのも増えているというところで、この辺も一定制度上の問題もあるとは思いますけども、引き続き、できるだけ寄附していただけるように積極的に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございますか。  石井副委員長。 ○石井宏法副委員長  このふるさと納税について、ほかの委員さんもおっしゃっているように、実績に関してしっかり伸びていることに関しては、私もすごいなと率直に評価したいなと思っております。引き続き頑張っていただけたらなと思っています。  ただ、ちょっと気になる点がありまして、去年も意見させてもらったと思うんですけども、充当先への充当額の計算というか、方法というか。例えば、明石ダコの保護に関しては、4,304万3,000円ですか、寄附金がありまして、その充当先として水産一般振興事業に4,100万円程度ですか、充当されているんですが、実際、この水産一般振興事業の内容を見てみますと、そのほとんどが漁業操業安全推進事業、漁船保険の個人負担分の市負担額の補助だったりとか、あと、補助金に使われていると。タコの保護・育成には使われてないというところなんですけど、この辺りの充当先の選定方法というのはどうやって選んでいるのか、どう決めているのか、お答えいただきたいんですけど。 ○吉田秀夫委員長  東財務担当課長。 ○東財務担当課長  充当先事業について市のほうでどのように考えているのかという質問でございますが、このたびのタコの保護につきましては、平成30年度から始まった事業でございまして、その当時は新たな事業として事業をさせていただいたんですけれども、そのときから水産一般振興事業や栽培漁業推進事業等の事業に活用するという体ではございませんでしたので、後からちょっとこの点について追加させていただいたという点ではございます。  ですが、このたびにつきましては、補正予算で豊かな海づくり事業を追加させていただきまして、寄附者の御意向に沿えるような形には持っていっている状況ではございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  石井副委員長。 ○石井宏法副委員長  今までは明確に寄附者の意向に沿ってというか、しっかり新たに使っていくものではないという理解だったということは分かりました。  先日の生活文化常任委員会で、先ほど御説明のあった、豊かな海づくり事業の鋼製漁礁とタコつぼにふるさと納税を活用するというのがあったと思うんですけど、それに680万円の補正予算で行うというところで、これの、また改めてなんですが、この680万円の予算ってどのように計算されたものなのか、お答えいただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  東財務担当課長。 ○東財務担当課長  財務担当課長の東でございます。  事業費の680万円につきましては、資料3ページの項目で説明させていただきたいんですけれども、令和3年度のふるさと納税の収支状況が、先ほど説明のございましたとおり5,719万円の黒字と、明石ダコの保護で頂きました寄附の割合を基にこの事業費を算出させていただいておりまして、ふるさと納税全体額としましては4億9,441万3,000円に対する7項目めの明石ダコへの寄附金の金額4,304万3,000円の割合で、8.7%を先ほどの5,719万円の黒字額に掛け合わせますと、明石ダコの保護への割り当てとしましては約500万円となりまして、その事業費の割り当てをさせていただいております。  また、この事業につきましては、明石市だけでなく、漁業関係者の方々の協力がなければ実施できない事業でございますので、事業費につきましては、今年度中に実施可能な取組について漁業関係者の方々の御意見を伺ったことを踏まえて精査したものでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  石井副委員長。 ○石井宏法副委員長  はい、理解しました。計算方法としては、確かに筋が通っているのかなとは感じるんですが、ただ、それぞれの収支状況の金額の持つ意味っていうのを考えると、果たしてその計算が妥当なのかっていうのは少し疑問だなと感じました。  といいますのも、明石市への寄附っていうのは、もちろん寄付される、ふるさと納税される方って、明石市よりも、パンパースが欲しいという方もたくさんいらっしゃいますし、そこまで思いのある方もいらっしゃらないかもしれませんが、とはいえ、その中で選んで、これに寄附するんだったらいいなという思いは少しでもお持ちなのかなと思うので、この5億円近くですか、のお金をどう扱うのかってかなり難しいなと。制度自体が複雑な制度ですので、ここの数字をとってこの額全部をどこかに充当しないと、と考えるのか、それとも、先ほどおっしゃったように、経費を差し引いた分の約5,700万円ですか、が実際に新たに充当できる金額と考えるのかっていうのは難しいのは理解しています。  ただ、こちらの5,700万円を基準にすると、そもそも寄附頂いた5億円近いお金のほとんどは、なきものにされるというか、ほかの、市のもともとある事業に充当されてしまうというふうな問題になると思うんですね。なので、そこの計算方法って非常に難しいなとは思うものの、ある意味、市民にはしっかり説明しないといけないなと感じております。  あと、その経費の部分も、返礼品の経費って、さもコストのように書かれているかと思うんですけど、ここに関して実際に利益を得ているのって市内の業者さんなので、ある意味、産業振興になると考えれば、これはコストじゃなくて、市の産業政策としても考えられると思います。なので、なかなか正味の収支が6,000万円だけなんですと、だからこれを根拠に新たに充当していきますっていうのは、ちょっとしんどいのかなと思いますので、今後、改善、より寄附者の方が納得するような、また、市内業者さんも含めて、あと、寄附先として挙げられている、例えば、漁業者さんとかが納得するような経費の使い方、納税額、税金の使い方をしていただけたらなと思います。これ、最後、意見とさせていただきます。  以上です。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  なければ、以上で質問を終結いたします。  次に移ります。  イ、(仮称)明石市個人情報保護法施行条例の制定に向けてについて、説明を求めます。  橋本市民相談室課長。 ○橋本市民相談室課長  市民相談室課長の橋本でございます。  報告事項のイ、(仮称)明石市個人情報保護法施行条例の制定に向けてにつきまして、委員会資料により御説明申し上げます。  委員会資料を御覧ください。  現在の本市の個人情報保護制度につきましては、明石市個人情報保護条例の規定に基づき実施しておりますが、国の法体系一本化の方針により、令和5年4月1日以降、個人情報の保護に関する法律が直接適用されることとなります。  この改正により、法と重複する内容については、条例で定めることが基本的にできなくなり、個人情報の開示請求に係る規定など、限られた項目について条例にて規定することとなります。  そのため、令和5年3月31日までに現行の明石市個人情報保護条例を廃止し、新たに(仮称)明石市個人情報保護法施行条例を制定することについて、検討を進めているところです。  新条例にて制定する主な項目について御説明申し上げます。  規定する5つの項目について表にまとめております。  表に続けて、各項目の説明を記載しておりますので、併せて御覧ください。  まず、①開示請求に係る費用でございますが、現行制度と同様、コピー代等の実費を徴収したいと考えております。  ②の開示決定の期限及び開示決定期間の延長でございますが、現行の個人情報の開示制度及び公文書公開制度におきましては、請求書が提出された日から起算して15日以内に決定を行い、やむを得ない場合には45日に限りその期間を延長できるとしております。  法の規定では、開示請求があった日から30日以内、これは初日を算入いたしません。つまり請求書が提出された日の翌日から起算することとなります。30日以内に決定を行い、延長の期間は30日以内に限るとなっており、条例によって日数を減らすことは認めておりますけども、増やすことはできません。  これを受け、通常の決定期限については、請求書が提出された日の翌日から起算して14日以内として、現行制度と同じ期限とし、延長期間については、現行の45日にすることが認められていないため、法が規定する30日に短縮することを考えております。  ③の開示決定期間の延長の特例でございますが、現行制度ではこの規定はございません。法により新たに規定されるものでございます。詳細は記載のとおりでございます。  ④の公務員の氏名の開示でございますが、現行制度及び本市の公文書公開制度におきましては、職務の遂行に係る公務員の氏名は原則開示としております。法では原則不開示と規定されておりますが、各自治体が実施している公文書公開制度などと整合性を取ることが認められているため、新条例において規定し、引き続き原則開示としたいと考えております。  ⑤の個人情報保護審議会でございますが、現在、条例に基づき市の各部署における個人情報の収集及び利用等について、その目的、取扱いが適切であるかを審議する機関として個人情報保護審議会を設置しております。法の施行後は、審議会によるこのような審議は不要となりますが、個人情報の適切な取扱いについて専門的な意見を聞くことができる第三者機関として、この審議会を引き続き設置していきたいと考えております。
     最後に、今後のスケジュールでございますが、この後、パブリックコメントを実施し、12月議会に新条例議案を提出したいと考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  説明は終わりました。  御質問、御意見はございませんか。  ないようですので、次に移ります。  ウ、明石市立地適正化計画の検討状況について、説明を求めます。  辻企画・調整室課長。 ○辻企画・調整室課長  企画・調整室課長の辻でございます。  報告事項ウ、明石市立地適正化計画の検討状況について、御報告いたします。  委員会資料1ページを御覧ください。  1、立地適正化計画の概要です。  立地適正化計画とは、市民サービスや地域コミュニティが将来にわたって持続的に確保されることを目指し、都市再生特別措置法に基づき自治体が策定するものです。市街化区域の中に居住機能を誘導する区域を設定し、その中に医療、子育て、商業、行政の窓口機能などの都市機能を誘導する区域を設定します。  策定主体は明石市、対象区域は市内全域、主な記載事項は、まちづくり方針、居住誘導区域、都市機能誘導区域及び誘導施設、誘導施策、防災指針、目標指標などとなっております。目標年次はおおむね20年後の2043年度(令和25年度)としております。  2、主な記載事項の考え方について、ここからは計画の主な記載事項の考え方を順に御説明いたします。  (1)まちづくり方針ですが、本市の人口は現在も増加が続いており、今後も市街化区域内の人口密度は高水準を維持していくと考えられます。そのため、現在の良好な住環境を維持し、誰もが便利で安心して暮らすことができる持続可能なまちづくりを目指すこととし、本計画におけるまちづくり方針を「みんなが快適に暮らすことができる~未来安心都市・明石~」とします。  2ページをお願いいたします。  まちづくり方針を実現させるために4つの誘導方針を設定しております。具体的な方針につきましては、1から4まで記載のとおりでございます。  (2)居住誘導区域です。本市の大部分は市街化区域で、人口密度や交通利便性が高く、既に住宅基盤づくりが進んでおり、将来も大幅な人口減少が見込まれないことから、基本的には市街化区域全域を居住誘導区域に設定し、居住区域の現状維持を図る方針としています。居住誘導区域から除外する区域としましては、市街化調整区域や保安林、土砂災害特別警戒区域、工業専用地域など、法令等により居住誘導区域に含まないとされている地域と、特定工場用地及び工業地域のうち、住宅の立地が見られない地域を除外いたします。なお、特定工場用地が廃止され、住宅地としての利用が見込まれる場合は、居住誘導区域に含める方針です。  (3)都市機能誘導区域及び誘導施設です。①都市機能誘導区域につきましては、上位計画となる明石市都市計画マスタープランの考え方を踏まえまして、明石市東部、西明石、大久保、魚住、二見の5つの地域に各地域の主要駅を拠点として設定します。区域の範囲につきましては、徒歩、自転車などにより容易に移動できる範囲として、拠点となる駅から半径800メートルを目安とします。また、一定程度の都市機能が充実している範囲としまして、用途地域が商業地域または近隣商業地域に該当する区域と、現在、主要な公共公益施設などが立地する区域を勘案し、設定しております。  3ページをお願いいたします。  こちらの参考図は、ここまで御説明しました居住誘導区域と都市機能誘導区域を表したものです。青色の部分が居住誘導区域、青色の中のピンク色の部分が都市機能誘導区域となります。  なお、黄色と白色の部分が、先ほど御説明しました居住誘導区域に含めない地域となります。②都市機能誘導施設につきましては、既存施設の立地と今後の開発予定などを踏まえまして、拠点駅周辺に誘導、または維持したい施設として、表のとおり、行政窓口機能を有する施設、以下記載のとおり7種類、設定のほうをしております。  4ページをお願いいたします。  ③各都市機能誘導区域における誘導施設につきましては、各地域の都市機能誘導区域ごとに、既存施設の立地状況や市の施策方針などを踏まえ、誘導、維持したい施設を検討し、表のように設定のほうをしております。例えば、保健施設は明石保健所が該当しますが、保健所は市内に1つであり、現在、大久保駅前に維持したいとの方針から大久保地域のみに〇が付いておるといったことになっております。  (4)誘導施策です。4つの誘導方針を踏まえまして、居住誘導に関する施策、都市機能に関する誘導施策、公共交通等に関する施策、防災に関する施策に分けまして、本市の最上位計画の長期総合計画である、あかしSDGs推進計画、総合戦略計画である、あかしSDGs前期戦略計画に即して取組を進めてまいります。  5ページをお願いいたします。  (5)防災指針です。本市の災害リスクは、主に水害や地震がありますが、防災の上位計画である、あかし安全のまちづくり計画や、明石市地域防災計画に即して、防災、減災に関する取組を進めてまいります。  (6)目標指標です。目標指標は、4つの誘導方針に対応しまして、居住誘導区域内の人口密度、都市機能誘導区域内の誘導施設数など、記載のとおり4つの指標を設定しております。  3、今後のスケジュールにつきましては、10月から11月にかけまして、パブリックコメントや市民説明会、庁内検討会議を行いまして、計画案を策定いたします。来年1月の都計審に諮問し、3月に計画案について議会報告の上、策定し、4月、公表の予定としております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  説明は終わりました。  御質問、御意見はございませんか。  大西委員。 ○大西洋紀委員  1件だけちょっとお伺いしたいんですが、今後のスケジュールなんですが、10月にパブリックコメント、それから市民説明会とあるんですが、パブリックコメントって、関心のある方は積極的に御覧なられるし、それを見ていろいろ御意見出される方も多いかと思うんですが、この市民説明会というのは、どういう規模で、具体的にどういうふうな形で開催しようとしているのか教えてください。 ○吉田秀夫委員長  辻企画・調整室課長。 ○辻企画・調整室課長  企画・調整室課長の辻でございます。  委員御質問の市民説明会につきましては、できるだけ地域の声を聞いていきたいと、今、検討しておるところでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  もちろんそうなんですけどもね、何が言いたいかというと、どうしてもこの市民説明会ってなるとどこの地域でもそうですけども、地域でのまち協の役員さん、自治会の役員さんというような方たちをベースにしてやられるんですけども、地域によってやり方はまた違ってくると思うんですけれどもね、こういう表現どうなのかとは思いますけど、結局、特定の方に落とし込むという形が多いのかなと思うんです。  そこから本当に万人にまでというのはちょっと難しいかも分からないんですけど、今、明石はこういうふうな適正な立地計画を考えているよということがね、本当に30万人の市民の皆さんに落とし込めるような、スパンが長いんで、最終的には令和25年度ということなんですけれども、このたたきをつくるに当たって、やはりそういうような中長期的な話も、今、必死に頑張ってるんだよっていうことをやれとるいうのは、これは今回の報告だけに限らずですね、どんなものでもそうなんですけれども、本当に市民全員に行き渡るようなこういう説明会、ここに全員集めてどうせいいうことじゃないんですけども、どうしても落とし込みは、行政のほうからとなると特定のそういう同じような方ばかりにいくというのが、やはり考え方として意見も偏るのかなと思いますのでね。  ちょうど、ここ、スパンが長いんで、これを機会に本当に一般市民に広く広報してですね、御意見が聞けるような機会を、今のところ一月しかないんですけども、何か工夫してやっていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  山口プロジェクト担当次長。 ○山口政策局次長(プロジェクト担当)  プロジェクト担当次長の山口でございます。  先ほど、委員の御指摘のとおり、市民説明会、これから20年間の長期のスパンに係ることでございますので、できるだけ多くの方にお知りいただきたい内容だと考えております。  現在ですね、方法、回数でありますとか、いつ頃行うか、そのようなことを今、検討・調整しているところでございまして、そのあたり、頂いた意見等を参考に進めてまいりたいと考えております。  また、広報のやり方につきましても、広報あかしはもちろんのことですね、できるだけ多くの方に知っていただけますように、そのあたりもしっかりと進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  前向きな御答弁、ありがとうございます。ただ、このスケジュールでいくと10月ってなってるんでね、10月、まさにこの議会も10月半ばまでありますし、なかなか時間がタイトになっているんですけれども。  およその目標であって、やっぱり時間はかけていただいたらいいのかなと思うんです、スパンの長い計画ですので。ただ、後が、お尻が決まっているようなスケジュールにはなっているんですけれども、結構聞くんです。それぞれ地域でお役をやられている方でも交代していく中で、やっぱりいろんな意見を言いたい方もいらっしゃるんですけれども、やっぱり現職のお役を持っている方には落とし込みはできるんですけど、そんなん知らんかった、そんなん知っとったら言うとったのにとか、こういうようなことも往々にして、一定の地域だけやなくて、あると思うんですね。  だから、できるだけ広報を広くやっていただいてですね、そういった意見を反映できるというか、必ずしもそれを取り入れるということじゃないんですけれども、多様性の時代ですから、いろんな立場の方々の御意見を聞ける場をぜひとも持っていただきたいなと思って、意見としておきます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  寺井委員。 ○寺井吉広委員  この立地適正化計画ですけども、将来にわたって、市民サービスや地域のコミュニティが持続的に確保されるようにということでございます。  この全体の地図を見て、ブルーのところが居住誘導区域ということでね、幸い今、明石は本当に人口が増えて開発がまだどんどんどんどん進んでいる。その近くでもね、本当に戸建てが開発されて、どんどん建って、売れてということでね、ありがたい状況なんですけども。  ただ、やはりしっかり計画をしてやっていかないと、いざ住んでも、必ずしも市民サービスが充実して受けられるかというと、結構、その田んぼの形でどんどん開発されて、自分の家に帰るのにも行くのにもなかなか狭い道で、たこバスが西部地域を走っているんですけど、たこバスが通れないような道であったりとか、いろんなところの道が整理されていたらいいんですけど、それも十分ではないというような状況で、必ずしもその全てがこの青の地域、充実しているわけじゃないんですね。ある地域では、例えば、買物弱者とかいうことで、この都市機能がね、やはり移動困難な方にとっては非常に不便で、地域で買い物できてない。また、医療機関も非常に不便だというようなとこも出てきているんですね。そのあたりも十分やっぱり踏まえてやっていかな駄目かなと思うんですが、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  辻企画・調整室課長。 ○辻企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  本市におきましては、現在も確かに人口のほうも増えておりまして、開発のほうも進んでおるところでございます。  今回の計画におきましては、今後における方針のところをお示ししたところにはなるんですが、具体的な開発担当ですとか、そういったところとも連携しながらまちづくりというのを進めていくこととなると思います。  ただ、この計画につきましても、5年おきの見直しとなりますので、そういったところが顕著に表れるような兆候がございましたら、もちろん盛り込みながら、各施策のほうに反映できればいいかなと思っております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  5年おきに見直しということで、やはりその地域、そのときそのときの状況に応じて柔軟に対応を考えていただけたらいいかなと思うんですね。  私の意見としては、この全体の地図を見たときに、真ん中に白い地域が結構大きくありますけども、こういった市街化調整区域もですね、やはりこれからの時代に応じてですね、必要であれば、本当に可能性のある地域ですのできっちり整備もできるエリアでもございます。そういうことも考えたらですね、そのときそのときで柔軟に対応できるような計画で進めていただけたらなと思います。  以上です。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  梅田委員。 ○梅田宏希委員  ちょっと確認なんですけど、この立地適正化計画というのは、目標年次がおおむね20年となっていますね。あかしSDGs推進計画(明石市第6次長期総合計画)なんかは10年単位でいってますし、都市計画法における都市計画道路なんかはもう50年も60年も前に線引きされたところの道路計画が生きていたりするわけですね。  今回のこの立地適正化計画というのが出てきたのは、これどうなんですかね。地方公共団体の消滅するような可能性があったりとか、夕張市みたいに、当初は広い大きな都市だったところがスマートシティじゃないと生き残れないということで、遠方にある市営住宅だとかを中心に持ってきたりとか、そういうようないわゆる地方の厳しい厳しい、広域ではあるけれども、少子高齢化、それからこの高度経済成長時代に地方からどんと人が都市部に移っていって、今はもう消滅しそうになっているような所をどうするかというのでこれがあるんじゃないかなと私は思っているんですが、明石みたいな人口がどんどんどんどん増えて、49.4キロ平米ぐらいしかないような都市でこの計画というのは沿うのかなと。長期総合計画で10年単位でやっている中で、20年単位で線引きをするというのも位置づけがよく分からんのですが、そのあたり、概略でいいので、もし説明ができるのであればお聞きしたいです。 ○吉田秀夫委員長  辻企画・調整室課長。 ○辻企画・調整室課長  企画・調整室課長の辻でございます。  委員おっしゃっていただいたように、平成26年度あたりからコンパクトシティということで国が進めておる施策の一環でございます。  そういった地方都市のほうから策定のほうは進んでおりまして、ただ、現在もですね、大都市におきましても、例えば高齢化が進んでおる、または今後緩やかに人口が減少することが見込まれる、そういった都市におきましてもこの計画を策定して、改めて長期的なスパンで考え直すというような動きが進んでおりまして、本市のほうも策定しておるというところでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  新庁舎整備の前段階で、いよいよ明石市も、50年以上市役所を使っているので、いよいよ新しく建替えなあかんというときに当初出たのはですね、小さな市役所をつくると。  そのためには、市民がほんの近くで日常的に必要な証明書なんかを取れるようにするということで、5市民センター方式という声が出たんですね。明石、西明石、大久保、魚住、二見の中心、そこに市民センターを充実させれば、市役所に行かなくても日常的な行政についての手続ができる。まさにこの3ページを見たら、その5市民センター、二見は1つ市の最西のほうに駅ができて、ちょっと2か所にはなっていますけど、そういう意味で見ると、この新庁舎を造るプラスこの5市民センターの充実をしていくという、こういう大きな流れと長期総合計画と、それから、この立地適正化計画の一貫性が必要だと思うんですね。  そのあたりは、先ほどの説明にもありましたけども、この流れの中で20年スパンというふうに考えていいんでしょうか。長期総合計画、せっかく去年策定したばっかりですので、そのあたりの整合性については注意をしているんでしょうかね。 ○吉田秀夫委員長  辻企画・調整室課長。 ○辻企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  委員おっしゃっていただきました、ほかの計画との整合性なんですが、そちらのほうも十分意識をして策定を進めております。  また、庁舎のほうでも、計画段階で出ておりましたミニ明石のような考え方というのも、こちらのほうでも生かしていっているような形となっておりますので、今後も他の計画とそごのないように進めていきたいと思っております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  ほか、ございませんでしょうか。  ないようですので、次に移ります。  報告事項エ、市役所新庁舎整備に向けた取組について、説明を求めます。  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長の飯塚でございます。  報告事項のエ、市役所新庁舎整備に向けた取組について御報告いたします。  委員会資料を御覧ください。  市役所新庁舎につきましては、国の財政支援メニューである市町村役場機能緊急保全事業を適用するため、令和4年度中の基本設計策定に向けた取組を進めているところです。  つきましては、基本設計策定に向けた現在の取組状況等について報告いたします。  まず1、基本設計(素案)の修正についてでございますが、令和2年度に策定した基本設計(素案)について、パブリックコメントや広報あかしによる意見募集結果等を踏まえ、現在、内容の修正を行っています。  はじめに、(1)防災対策・敷地計画につきましては、津波や高潮等の水害対策としてハザードマップの改訂内容を踏まえ、新庁舎1階の床面の高さを素案から30センチ嵩上げします。嵩上げにより周辺地盤との高低差が、素案時点の60センチから90センチへと大きくなるため、バリアフリーの視点から、下のイメージ図のAの部分の道路位置を南に約20メートル移動し、併せて、図の太い青矢印で示しております新庁舎棟と国道28号の距離を広げることで、入り口を緩やかな勾配といたします。  また、新庁舎南側の来庁者用駐車場を拡充し、障害がある方などのためのゆずりあい駐車場の台数を増やし、災害時は防災広場として活用いたします。  2ページをお願いいたします。  敷地計画の変更に伴い、新庁舎1、2階の床面積を広げることで、待合ロビーを拡充するとともに、市民交流スペースやウエルカムゾーンを1階に配置いたします。イメージ図右側の修正案では、市民交流スペースを北側に、ウエルカムゾーンを南側にそれぞれ配置しております。  次に、(2)フロア構成につきましては、本会議場について、基本設計(素案)の時点では3階としていましたが、天井高を確保するとともに、市民に身近で親しみやすい議会とするため、展望テラスやレストランと同じ6階に変更します。また、議会を開催しない時期に、多目的な利用を前提に市民に開放するため、床面についてはフラット床形式を採用します。本会議場のフロア変更に伴い、議会機能については5階に配置いたします。
     3ページをお願いいたします。  最後に、(3)駐車場の位置・形状につきまして、基本設計(素案)の時点では、現在の議会棟位置に立体駐車場を整備する計画でしたが、海側への眺望や隣接する明石港東外港地区との一体開発の計画内容が未確定であることなどを踏まえ、暫定的に平面駐車場で整備することとし、駐車台数については、合計で350台程度を確保する予定としております。  2、今後のスケジュールについて御説明いたします。  今年度中の基本設計完了に向けまして、12月の総務常任委員会において基本設計(素案)の修正版を報告し、来年1月にパブリックコメント及び市民説明会を実施いたします。その後、3月の委員会におきまして、市民意見を反映した基本設計(案)を報告し、基本設計を策定いたします。来年度以降につきましては、実施設計策定、施工者選定・建設工事などの取組を進め、2027年度(令和9年度)の供用開始を目指してまいります。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  それでは、御質問、御意見ございませんでしょうか。  寺井委員。 ○寺井吉広委員  新庁舎ですけども、まず1つ、その建設費がですね、今すごく高騰している状況です。そんな中で、建物がもう予算合わずに諦めたというようなところもあったようですけども、今、このしばらくは、多分、建設費がこの高騰が下がるということはないと思うんですけど、そのあたり、ある程度は、今、把握されているというか、どのように考えられていますか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長の飯塚でございます。  委員御質問のとおり、基本計画を作成しました令和2年度時点から、特に建築資材の価格、上昇している点は認識しているところでございます。現時点で、試算価格というのはないんですけれども、今後の設計におきまして、できる限り総事業費を抑え、市民負担を軽減できるよう設計を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  ですから、やはりその辺もしっかり踏まえてですね、コスト削減できるところはコストを下げられるようなことも考えていく必要があるんではないのかなと本当に思っています。  それとですね、これからの新庁舎を見たときに、将来的には、今、明石は人口が増えていますけど、実際には、やはり20年後、30年後になったら人口は減ってくるということで、これから新庁舎、本庁舎に求められるものって、全国的には市民の方が本庁舎に来なくてもいいっていうような、やはりそういった市民サービス、できる限り住んでいる所の近くでサービスを受けられる、コンビニ交付なんかもそうなんですけども、そういうこともいろいろ考えて、どういう新庁舎を目指すべきかというのが、まずやはり基礎、原点にあるのかなと思うんですね。  そんな中で、やはりこの窓口についてもどのように考えていくのか。できる限りワンストップで、たらい回しにならんような形で、それで、将来的にはDX推進という部分もありますから、オンラインで相談等も受けられるようなことも必要なのかなと思っているんですけども、そんなことも踏まえた上で、やはりそのDXということを考えた上での計画ということもしっかりこれからも踏まえていただきたいなと思うんですが、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  新庁舎の窓口機能のあり方についての御質問ですけれども、まずは来なくていい、本庁舎に来なくていいように、今年度実施いたしますコンビニ交付ですとか、あとはオンライン申請ができる手続の増加、こういったことにデジタル推進課が中心となって取り組んでいくとともにですね、市役所に実際来られた方については、できるだけ移動しなくていい窓口ですとか、あとは申請書類を書かなくていい窓口、こういったキーワードを軸に、窓口機能について、今後、情報システムも発展してきてますので、そういったことも踏まえながら検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  そういう形で、できる限り本庁舎に来なくてもいい新庁舎を目指していくということでありますけれども、その中でこのフロアイメージもあります。議場がまた6階ということになっています。解放された議会というか、議場というか、やはりその議会は、本会議等、使ってないときには市民の方に一般開放していくというのはいいかと思うんですけども、かといってですね、やはり議場を、例えばコストがかからない、費用がかからないから議場を使うということでは駄目だと思うし、やはり議場のあり方というものをしっかり踏まえた上で一般開放していくべきかなと思うんです。そのあたり、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  議場の開放につきましては、他市でも議場を一般開放している事例等ございますので、そういったところの調査・研究もしながら、また議会とも相談しながら今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  市の中で公共的なスペースを借りるところがなかなかないと。その内容、行事によっては議場でやるのがふさわしいということであればですね、その空いているときに活用するということはいいかと思うんですけど、その辺り十分に検討していただきたいなと思います。  それと、その下の議会についてもですね、やはりそのセキュリティの部分、しっかりやっていただきたいなということで思いますが、セキュリティについてはいかがですか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  セキュリティにつきましては、やはり一定、区分、市民の方が御利用いただけるスペースと職員であったり議員の方が御利用いただけるスペース、一定の区分が必要かと思いますので、そのあたり、簡単には市民が入ってこられないようなセキュリティラインの検討も今後しっかりと行ってまいります。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  その辺りもしっかり動線ですね、本当に、議会の中にしっかりセキュリティを求めたいと思います。  それで、その上の展望レストランですね、展望レストランを一応予定されておりますけれども、やはり全国、お隣の神戸市さんなんかも含めですね、果たして展望レストランをすることが、最初はお客さんも来られるでしょうけども、そのあたりどうなのかということで。  確かにこの明石の新庁舎は、海岸に面して本当に風光明媚ないいところですから、そういう例えば市民の方はじめ、観光客の方ももっといっぱい来ていただきたいというような目的でするのか、その辺をはっきりしないと、展望レストランつくったわ、景観がいいから人が来るかっていうたらそうではないと思うんですね。そのあたり、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  レストランについての御質問でございますが、やはり新庁舎については、明石らしく、訪れたくなる庁舎というのを目指しておりまして、市民の方からもやはり眺望のよいレストラン、カフェの設置を求める声、意見を頂いているところです。実現に向けた課題といたしましては、やはり委員おっしゃったように、事業者の採算性のところが課題になってくるかと思いますけれども、昨年度に、中核市等、他市の状況調査のほうを実施いたしまして、現在のコロナ禍におきましても営業のほうを継続している事例というのを複数確認しているところです。レストランの設置につきましては、引き続き市民意見をお伺いするとともに、事業者とも意見交換する機会を設けながら、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  レストランなんかはね、例えば、周りの民間のレストランの民業圧迫になっても駄目だし、その辺りも十分ね、検討していただきたいなと思います。  以上です。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  梅田委員。 ○梅田宏希委員  先ほども出てたんですけど、当初の事業費は138億円ということでスタートしたわけですけど、実際には、基本設計は、まだ固まっていませんし、小さく個々に積み上げていく正確な予算となると、やはり実施設計ができた時点になるかと思うんですけど。基本設計の段階でも、今さっき出てましたように、資材の高騰、それから燃油、それから人件費の高騰なんかもまた入れながら、改めて概略の予算というのを計算しなきゃならんと思うんですね。  その上で市町村役場機能緊急保全事業の適用ということになると、今は28億円とお聞きしていますが、そのあたりもまた変わってくると思うんですが、今後のスケジュールの中で、国の交付金が受けられるようにその金額を査定するというのはあれですか、確定したような金額でないと国のほうからそれに対しての比率での交付税はないんでしょうかね。そのあたりの見解をちょっとお聞きしたい。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長の飯塚でございます。  国からの交付税措置につきましては、起債額に応じて計算されるものですので、最終的に起債を幾らしたかによって交付税の金額も決まってくると考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  分かりました。今後の積み上げた時点で起債の額によって決まるということですね。今すぐじゃなくてね、分かりました。  あとですね、何点か市民の皆さんからもお聞きして、いよいよ基本設計ができました、そして実施設計に行きますという段階にもう来ていますので、あと2年後には実施設計という段階になると思うんですね。  そうなると、この明石港東外港地区の県の土地も含めた、いよいよまちづくりというような全体のことを考えていく段階に来ているんじゃないかと。そういう意味でも、市民から上がる声は、市役所がどうなるのかということもまだ聞いてないよと。1年前ぐらいに大まかな情報は聞いたけども、聞いてないということで、この1月にいよいよ基本設計のパブリックコメント、市民説明会を行いますとなっておりますが、その以前にですね、大体の構想が決まったら、こういう基本設計ですというものを広報しないと市民は納得しないような気がするんですね。私らは何も分かりませんという言い方をする人もいらっしゃるので。その広報について、どのようにお考えですかね。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  今後の基本設計(案)の広報の仕方についてでございますが、本日、御報告したとおり、敷地計画、また、駐車場計画の変更、これを踏まえまして、現在、基本設計(素案)の修正作業を行っているところでございます。まずは、12月の総務常任委員会におきまして、その素案の修正版、こちら御報告させていただいた上で、市民の方からも御意見頂戴したいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  分かりました。できるだけ早く基本設計の広報をしてあげてほしいと思います。  あとですね、新庁舎ができるまでの段取りについても知りたいという人がいまして、今の駐車場を壊します、そこに建設が始まります。今の庁舎で議会棟をどの段階で除却するのかとか、そういう流れも知りたいという人がいますので、これからの話になると思うんですが、いよいよ実施設計ができてこれから工事という段になったときの流れのようなものも要ると思うんですね。  それについて、今の段階で答弁していただけるのかどうか分かりませんが、もし言えるようであれば、どうぞ。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  新庁舎建設の工事の順序についてでございますけれども、委員御発言のように、まず現在の立体駐車場、こちらを解体いたしまして、新庁舎を建設いたします。新庁舎が完成しましたら、既存の現在の庁舎から順次、新庁舎に移転をしまして、移転完了後、既存庁舎の解体を行った上で、今回お示ししました平面駐車場や周辺道路の整備を行っていく予定としております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  分かりました。その際に、この立体駐車場を壊しました、じゃ、市民の皆さん、市役所に来る時はどこに停めてくださいみたいなところも要ると思います。詳細はまたこれからでしょうけど。  もう1点ですね、周辺のことですから今後のことでしょうけども、消防の中崎分署の移転先について、国道28号線の北側の中崎公園、海岸公園ですかね、中崎遊園地のほうに移転するというような話をうわさで聞いたと。結局はその新庁舎建設と合わせて、その中崎分署のこともいじるんでしょうけど、これに何か計画はありますか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  中崎分署の移転に関しましては消防局所管の事業となっております。令和2年度に策定しました新庁舎の基本計画の中で中崎分署の移転候補先としまして、国道28号の北側の敷地をお示ししたところでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  その際にですね、今後のことでしょうから申し上げておきたいのは、この中崎海岸、元々の埋め立てする前の海岸は白砂青松の明石の松林のある海岸だったと。それで、環境文化といいますか、そういう考え方からすると、神戸市の場合は須磨公園とか舞子の公園の場合、白砂青松の松林があったことを思いながら、松林を復元していったと。まあ、50年もたったらこの市役所が新しくなって50年もたてば立派な松林ができる。そういう文化も必要だというふうに言っていました。  ですから、ここは今後の検討でしょうから、そのあたりもひとつ考えて、中崎分署持って行きました、中崎公園の松が全部なくなりました、というような寂しい状態になるんではなくて、この市役所辺り、また、明石港の東外港地区辺りが、無味乾燥と言っては申し訳ないけど、そうではなくて、元々あった明石の白砂青松の地を復元してもらいたいと。これはもう要望としてね、意見として参考にしていただけたらと思います。  あとですね、この庁舎の修正案で2ページの下にある修正案の中に、ウエルカムゾーン、市民交流スペースというのがありますが、ここの内容については何か検討しているんでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  ウエルカムゾーンと、また市民交流スペースですけれども、現在、本庁舎2階のロビーで行っておりますような、例えば、市民の方の絵画であったり、書道といった作品の掲示場所であったりですとか、あとは来庁された方が飲み物を飲みながらゆっくりしていただく。その中で海のまち、時のまち、また、あるいは本のまちといった明石らしさを感じてもらえるような場所にしたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  それでですね、市長がこれまでずっとこだわりで持っていました、水族館の話ですね。前の東外港地区のときも水族館みたいな構想の話がありました。市役所のこのウエルカムゾーンを使って小型の水族館みたいなことを考えているんじゃないかというのがいまだに念頭から離れないんですが、そういう考え方は今入ってないですかね。 ○吉田秀夫委員長  高橋政策局長。 ○高橋政策局長  政策局長の高橋でございます。  委員御質問の、ウエルカムゾーンに水族館というものを考えておるのかどうかということでございますけれども、基本計画のほうも、ほぼ詰めを迎えていまして、ここに、何というんでしょう、水を循環するような装置ですとか、躯体に影響があるようなそういった大きなものを整備をする予定はいたしておりません。  先ほど、課長のほうから御答弁申し上げましたとおり、明石らしさということで、海のまちですとか、時のまちということで、時計のモニュメントを置くですとか、海のまちということで何かしら魚を見せるという考え方は今後出てこようかとは思いますけれども、以前にも委員のほうから御提案ありました8Kでということもありましょうし、水族館でなく、普通に水槽を置いてお魚を見ていただくようなことも考えられますので、設備としての水族館というものは検討してないということで御答弁させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  それに関係してなんですけど、明石の市役所が8階建てで今まで50年使いました。それで、これは市民から、参考に意見として申し上げたいんですがということで言われた、なるほどなと思ったんですが、8階建て庁舎を2階ぐらいまで残して、耐震化もそんなに金がかからないでしょうから、残して耐震化して、南の会議棟が新しくできて、今、眺望、非常にいいんですけども、あれも更地にしてしまうのもったいないと。それで、スクラップアンドビルドというようなやり方はあるけど、使えるものは残したほうがいいということで、あの役所の2階までにして、耐震化した後、どうしてもやりたいんであれば、明石海峡に住んでいる魚とかを水槽に入れて、海水どうするんやと言うたら、水産試験場の跡地がありますが、あそこから海水を引き入れることも可能ではないかという話がありまして、これは今言われても答弁できないでしょうから、意見としてそう申し上げておきたいと思います。  あとはですね、いよいよ基本設計、実施設計で周りの周辺整備が見えてきました。こうなると、今の担当者だけで、内々で基本設計の段階までやってたという人たちばっかりでは手に負えんと思うんですね。県の跡地の交渉もあるでしょうし、周りを本当にどうするんだということもあるでしょうから、ここらでいよいよですね、いろんな行政、他市、例えば尾道、この前行ってきましたけど、いろんなところを聞いてみると、いよいよ、いよいよですね、計画する段階から土木の関係だとか都市整備の関係だとか、いろんなところのプロが集まっていよいよスタートしなきゃならんという、組織の編成が今後必要であろうと。外部のことも聞かなあかんでしょうし、設計者、または建築あるいは建設との連携も要るでしょうし、そういう組織の編成をいよいよ本格的に、本腰を入れて取り組むという流れはどのようにお考えですかね。 ○吉田秀夫委員長  山口プロジェクト担当次長。 ○山口政策局次長(プロジェクト担当)  プロジェクト担当次長の山口でございます。  先ほど、委員のほうから御質問のありました、事業の進捗に伴う組織についてでございますが、御指摘のとおり、現在、新庁舎につきましては企画・調整室の1つのラインとしてやっております。その中には、建築職、設備職、事務職とおりまして、それぞれが特色を生かして業務を進めているところでございます。今後につきましては、来年度実施設計、それから着工、竣工に行く中で、御指摘のとおり、やはり多様な人材が必要となってくると思いますので、その辺り、適時適切に補強をするなりしながら進めていきたいと思います。  なお、これまで新庁舎につきまして、いろんなところに視察に行ってまいりましたが、その中でもそういう組織の編成につきましてはヒアリングしておりますので、そういった事例も参考に今後しっかりと進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  梅田委員。 ○梅田宏希委員  最後に、これも市民の皆さんと話している中で出てきた言葉ですけど、明石市役所を中心にして、この明石港東外港地区の整備、今、絵が描かれているのはアミューズメント施設、いわゆる娯楽施設のようなものが中心になって人を集めようという流れですけど、今の淡路島、特に淡路市辺りのこのアミューズメント地区としての整備は非常に進んでいると。それの二番煎じは駄目だろうという話ですね。
     それで、何が要るかというと、交通の便だとか、それから今後の流れを見たら、県からのそういうデジタル開発のそういう拠点みたいなものを誘致してはどうかという声もありました。これは意見として申し上げておきたいと思います。そういう方向での一貫整備も大事ではないかなという話がありまして、二番煎じにならないようにしてほしいということでしたので。  以上です。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんでしょうか。  家根谷委員。 ○家根谷敦子委員  先日の台風14号では、日本列島に大きな影響がありましたけれども、幸い、明石市には大きな災害はなく安心をしているところですが、海岸に近いところでは流木が流れてきて、これから撤去作業に取り組まれると聞いております。  このたびの新庁舎の取組についてなんですけれども、もちろんやさしいまち明石を掲げている本市としまして、防災は非常に重要なテーマだと分かっております。  それ以外にも、例えばジェンダーでの取組など、防災やバリアフリー以外での何か取組がありましたら、教えていただけますでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  飯塚企画・調整室課長。 ○飯塚企画・調整室課長  企画・調整室課長の飯塚でございます。  新庁舎につきましては、基本計画の中で、防災対策、バリアフリーの視点以外に、例えば効率的な行政サービスの提供ですとか、環境への配慮といったことを整備方針として掲げているところでございます。  その中で、市民の方、来庁者の方への配慮といたしましては、例えば窓口に隣接したキッズスペースであったり、ベビーカー、車椅子を利用される方の優先エレベーターの設置、また、プライバシーに配慮した窓口カウンターや、あと、障害、性別等に関わらず、誰もが利用しやすいトイレの設置など、全ての人に優しく利用しやすい庁舎となるように検討を進めてまいります。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  家根谷委員。 ○家根谷敦子委員  ありがとうございました。  多様性や、障害のある方や子供から高齢者など、誰もが安心して利用ができる環境の整備をぜひお願いしたいと思います。意見です。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございますか。  大西委員。 ○大西洋紀委員  今回の報告、事前にお聞きもしていたんですけど、細かいこと言ったらきりないんですけど、これね、この報告だけでも、私、時計見とったら40分近くかかっとるんですよね、皆さんの御意見。総務委員会のこういう一報告のところでいいのかなと改めて思うんです。3年前までは特別委員会があったんですけど。ここに来てね、職員の皆さん、本当にすごい時間かけていろんな方向からいろいろここまでこぎつけていただいた。これは本当に感謝するところなんですけれども、議会に報告いただくのは三月に一遍のような感じで、今後のスケジュールを見ていますと、もう来年の3月には基本設計を策定すると、案を頂いてですね。本当に時間もないんでしょうけれども。  我々は、ぽっとこういう部分的な変更、もう今、変更の部分だけでいいのかもしれないんですけども、この変更ですら、今、梅田委員、寺井委員、いろいろ御意見おっしゃっていたんですけど、私もいろいろ言いたいことあるんですけどね、言い出したら、また1時間ぐらいかかります。  こういうようなことをやるよりも、ちょっとどういう形がいいのか分からないんですけど、別組織で、議会のほうも、これは私の個人的な意見なんですけども、御相談して何らかの組織がないと、我々も、それぞれ皆さん、地域から市民の皆さんにいろんなことをお聞きしている中で、市民の皆さんに事細かく全てを説明することもないのかも分からないんですけど、そういうのがここへ来て見え隠れしてくると我々もやっぱり議決していく立場として非常に不安な思いもあります。  委員会になるのか何か分かりませんけど、いよいよ迫ってくる中で突然のような話ですけど、この修正だって突然出てきて、この総務委員会の一応報告で終わってしまうのは、血税を使うに当たってあまりにも無責任だなと私自身は感じているところなんですね。だから、今、どういうことをそちらに提案しても何も答えられないでしょうけれども。  ちょっと私の今はね、個々のやつについてはもうお二人の委員さんにいろいろ質問していただいたんで、あえてこの内容について触れませんけれども、ちょっとやり方を考えるべきではないかと。迫ってきて半年後には基本設計を策定してしまうんですよね、これで。私、個人的には不安と不満を持っております。それも意見表明だけにしておきます。今、向こうに答弁を求めても難しいでしょうから、個人的な意見を申し上げておきます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございますでしょうか。  ないようですので、次に移ります。  報告事項オ、あかしSDGs推進助成金について、説明を求めます。  寺方企画・調整室課長。 ○寺方企画・調整室課長  企画・調整室課長の寺方でございます。  報告事項オ、あかしSDGs推進助成金について、助成事業が決定いたしましたので、委員会資料に基づき御報告申し上げます。  1、助成金制度の概要についてでございますが、対象事業は、あかしSDGs推進計画(明石市第6次長期総合計画)に定める2030年のあるべき姿「SDGs未来安心都市・明石~いつまでも すべての人に やさしいまちを みんなで~」の実現に向けたSDGsに関する事業で、地域課題の解決につながるものやSDGsの複数のゴール達成等を目指すものでございます。  対象者は、あかしSDGsパートナーズ登録団体でございます。あかしSDGsパートナーズとは、市民団体や事業者などとのパートナーシップにより、SDGs未来安心都市・明石を実現するため、SDGsに積極的に取り組む各種団体・学校・事業者などを対象とした登録制度で、昨年度に設立し、現在、139団体が登録しております。事業期間は本年度中です。助成率は助成対象経費の10分の10、助成限度額は100万円でございます。本年度当初から6月末まで募集いたしましたところ、35事業の応募があり、このたび17事業への助成を決定いたしました。助成金額は50万円までが9事業、100万円までが8事業でございます。  2、助成事業決定までの流れでございますが、外部の有識者から成る選考委員会において、1次の書類審査、2次のプレゼンテーション審査を表に記載のとおり実施し、助成事業を決定しております。1次審査では合格点に達した13事業を選定いたしましたが、2次審査を行う過程で、あかしSDGs推進計画が始動し、助成金制度もできたのだから、市内のSDGsの取組を促進・支援するためにも、当初の助成事業数まで助成事業を増やしたほうがよいとの意見がございました。そのため、選考委員会からの指摘事項に基づいて事業計画を修正すれば採択基準に達する事業、過剰な費用を削減し、費用対効果を高めれば採択基準に達する事業の2点を選定基準とし、再チャレンジ事業として選考委員の合議により5事業を選定いたしました。再チャレンジ事業の審査は、選考委員会からの指摘事項に基づいて修正した事業計画とプレゼンテーション動画により行い、全17の助成事業を決定しております。  3、助成事業の詳細は別紙に記載のとおりでございます。市民団体やNPO法人、漁業協同組合、学校、社会福祉法人、中小企業など幅広い主体が実施する様々な分野の事業を選定しております。今後は、事業実施のサポートや市ホームページ等で情報発信を行い、市内のSDGsの取組を推進したいと考えております。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  説明は終わりました。  御質問、御意見はございませんでしょうか。  大西委員。 ○大西洋紀委員  今回の報告については、当初予定されてなかったのかなと思うんですけれども、各委員からも意見があった中での報告事項になったのかというふうに聞いております。  今、SDGsパートナーズに139団体ございますね。この登録制度と今回の推進助成金というのと、どちらが前後してこう出来上がったのでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  寺方企画・調整室課長。 ○寺方企画・調整室課長  企画・調整室課長の寺方でございます。  まずですね、先に、昨年の4月にSDGsパートナーズができまして、今年度の4月より助成金の募集を開始しております。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  このパートナーズの団体さんというのは、それぞれお気持ちがあっての組織運営、そして明石市への登録もしていただいているわけですよね。人にはいろんな評価があるかとは思うんですけれども、これの予算が千七、八百万円ぐらいやったと思うんですけどもね、であればですよ、私、この内容の良し悪しによって、良し悪しという表現もいかんのかも分からないんですけど、そういうふうにしなくても、こういうSDGsの下においてやろうとしている団体に均等に、単純に言いますよ、一千七、八百万円あるんなら、この現存している139団体に均一にそういうふうな補助をしてもよかったんじゃないかなというのは率直な気持ちなんですが、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  寺方企画・調整室課長。 ○寺方企画・調整室課長  企画・調整室課長でございます。  本助成金の目的は、パートナーシップによるまちづくりを推進するため、市内のSDGsの積極的な取組を促進・支援することでございます。  本助成金は、新規もしくは拡充事業を対象としているため、やはり一定のコストがかかることが見込まれること、また、他市事例も参考としまして上限額を設定させていただいております。  ただ、今年度初めてでございますので、委員御指摘の全登録団体を助成する方法も含めましてですね、今後の制度のあり方を検討してまいりたいと思います。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  何か話が噛み合っているのかどうかよく分かりませんが、審査会の選考基準があるんでしょう。そこにOKになったところだけにいくっていうのは、それはどうなのっていう思いがあります。実際の申込みも35事業いうか、35団体になるのかな。そのうちの17だけが決まったと。確かにいろいろやろうと思えばコストはかかるのは分かるんですけれども、コストがかかるところだけにいったのかどうか、それも審査基準は分かりませんので軽々にものは言えませんけれども、やはりこういうふうなお気持ちがあってやろうとしているところには、本来は均一でいくと最低でも10万円、139団体にしてもよかったのかなという思いはあるんですが、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  誰が答弁されますか。  藤原SDGs推進担当次長。 ○藤原政策局次長(SDGs推進担当)  SDGs推進担当の藤原でございます。  委員御指摘の均一に10万円、全ての団体に助成をしたらよかったんちゃうかなっていう御意見を頂いたところでございますが、今年度につきましては、あかしSDGs推進計画(明石市第6次長期総合計画)の初年度でございますので、何かSDGsに新規で取り組んでいただくこと、そのような団体とパートナーシップでもって進めていこうということで、この助成金を企画したところでございます。  今後は、課長も申しましたように、いろいろな御意見を頂きながら、助成金の制度の最適化を図っていきたいと思いますので、どうぞ御理解いただきますようお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  ごめんなさい。理解できないんです。  皆さんにされたらいいんじゃないんですか。やろうとしている事業に対して、コストのかかるところもあれば、ほとんどかからないところもあるかも分からないですけど、皆さん、純粋に、ピュアにSDGs未来安心都市・明石を実現するために取り組んでおられると。そういう意味では、皆さんの基本的な気持ちは一緒だと思うんですね。初年度やからいうて、初年度やから何なんですか。ちょっとその辺が意味不明なんですけど。政策局長、分かりますか。 ○吉田秀夫委員長  高橋政策局長。 ○高橋政策局長  政策局長の高橋でございます。  委員御質問の件、35団体全てに、思いがあって申し込みした団体さん全てに一定、助成したほうがいいんではないかという御意見かと。ではないですか。 ○大西洋紀委員  139団体。 ○高橋政策局長  169団体全てですか。ということでございますれば、今回申し込んでいただいた35団体で、169団体については明石市と一緒にSDGsに取り組んでいきましょうということで、パートナーズということで登録いただいている団体さんでございます。  その中で、それぞれの団体でより深めた活動をしていこうという方々に今回の応募をいただきまして、その中で一定35団体ですけれども、こちらのほうでも基準、本当にSDGsに資するものであるかどうかというところを審査、先生方3人にお願いをしまして審査いただきまして、この額でこの内容であれば、一定、SDGsの活動に資するものであるのではないかというところをこのたび審査させていただいて、17団体に決定させていただいたというところでございます。  一緒にやっていきましょうというところと、市のほうから一定、助成金を出させていただいて活動いただくいうところで切り分けをさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  まず、局長、160何ぼかって言っていますけども、139ですか、全体。まあまあいいんですけどね。  今の答弁の中に、ちょっと言葉、修正されたほうがいいかなと思うんですけど、本当にSDGsにどうのこうのいう云々があったと思うんですけども、その表現はやっぱりよろしくないかなと。皆さん、いろんな思いでいろんな視点、観点でSDGs未来安心都市・明石という気持ちで、本当に言葉が難しいと思うんですけども、本当にこれをやることによってそうなのっていうようなことも、もしかしたらあるやもしれませんけれども、そういう意味で、応募自体も、その139のうち35団体しか申し込まれてない。それはやっぱり1つの条件があるからだと思うんですけどね。  そうじゃなくて、私は、その登録していただいているのであれば、そういう皆さんにその千七、八百万円を取ってる予算があるんであれば、10万円が多いか少ないかは別としてですよ、それぐらいすればね、次のステップで、今年が初年度と担当のほうからお話ありましたけれども、逆に初年度だからこそ、これ、次の年へ次の年へというステップアップのためにもね、そういうふうにやったほうがよかったんじゃないかなという思いはあるんです。はい。  だから、その辺がちょっと何か話がかみ合ってないのかなという思いはするんですけども、私の考え方おかしいと思いますか。 ○吉田秀夫委員長  高橋政策局長。 ○高橋政策局長  政策局長の高橋でございます。  申し訳ございません。先ほどの答弁で少し、申し訳ございません、誤解があったかと。言い方、失礼いたしました。  思いは皆さんお持ちで、ですからこの登録もいただいておるかとは思うんですけれども、すみません、先導的に御活動いただける方ということで、このたび募集をさせていただいて、より先頭に立ってやっていただける方であろうというところを17団体、選考させていただいたというところでございます。  今年度、初年度でという形でさせていただいておりますが、次年度以降、これを継続するのか、この継続の仕方も、今回選考させていただいた方々に次年度以降も助成をしていくのか、また新たに募集をしていくのか、またその助成額につきましても、今後、活動自体が今始まったばかりですので、そういったところをしっかり拝見させていただきながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  大西委員。 ○大西洋紀委員  今、局長から話あったんですけども、一応、この事業期間が4月1日から来年の3月31日なんですけど、これの検証といっても、一応、年度で閉められるんでね。これ、私、ちょうど聞こうと思っていたんですけど、次年度以降は予算取りをどうするのっていうのを聞きたかったんですけども、検証するも何も、もうすぐすれば予算をつくっていかな駄目じゃないですか。これの検証の間がないというか、ちょっとちぐはぐなことになるのでね、その辺の整合性がないのかなとは思うんですけれども。  これ、申し込まなかった団体さんとかね、外れた団体さんから何か私が特別に言われたわけでも何でもないんですけど、ちょっと仕組み的に、先ほども答弁もあったように、初年度やからというような打ち上げ花火を上げられたんでしょうけれども、だったら、気持ちよくですね、こうやって前向きにそういうSDGsに取り組もうと、もう既にされている方も含めてですけど、全員に均等にやられたほうがよかったんじゃないかなと私は思っています。  最後、それに対してお答えいただいて、質問をやめます。 ○吉田秀夫委員長  高橋政策局長。 ○高橋政策局長  政策局長の高橋でございます。  先ほど、委員に頂きました御意見含めて、次年度に向けて少し検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  石井副委員長。 ○石井宏法副委員長  この事業自体は非常に期待しているというか、明石でのSDGsを市全体で推進していくものだと考えておりまして、また、それは市民のパートナーの方が積極的に取り組んでくださるというのを市が支援するというのは、SDGsの理念にも沿っていまして、非常にいいものだと考えておりますので、ぜひ成功するように、交付後のパートナーさんたちにですね、支援もしていただきたいなと思うんですが、一点、この事業の中で問題点というか、指摘させていただきたいところが、募集要項にあった選定手順と、実際、選定事業の17事業が、何ていうんですかね、募集要項になかったルールで選定されたというところにあるのかなと思っております。  ここに関して選考委員さんの方から意見があったというのも理解できるところなので、その辺りをですね、来年に向けて、もし来年もされるのであればしっかりと募集要項どおりにするというか、もし不測の事態が起きてルールを変えるのであれば、市民の代表である我々議員に事前に相談いただけたら、例えば今回の今年のスケジュールでも8月10日に2次審査が終わって、再チャレンジまで1週間ありますので、その間に一言あったらもっと疑念が生まれてこなかったのかなと思います。  そもそもで言うと、1次審査で35事業あったのを13に絞らずに20事業とか大枠で絞られたらいいのかなと思いますし、もっと言うと、大西委員さんも言われていたように、志のある方をできるだけ広くっていう意味では17に絞る必要性が、17ゴールと合わせてというところだと思うんですが、果たしてどこまで17に絞る必要があったのかなと。もっと広くやりたい方はその事業の整合性というか、適合性に応じて助成金額を決定して、広く取り組んでいただけてもよかったのかなと思っております。  特に改めて確認はないですので、意見とさせていただきますので、またよろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  なければ、次に移ります。  報告事項カ、(仮称)あかしジェンダー平等の推進に関する条例の検討状況について、説明を求めます。  森ジェンダー平等推進室課長。 ○森ジェンダー平等推進室課長  ジェンダー平等推進室課長の森でございます。  報告事項のカ、(仮称)あかしジェンダー平等の推進に関する条例の検討状況につきまして、委員会資料に基づき御説明申し上げます。  委員会資料を御覧ください。  本市はSDGs未来安心都市・明石を掲げ、ジェンダー平等を推進し、性別などに関わらず誰もがその個性と能力を発揮し、生き生きと活躍できる社会の実現を目指しております。この7月に、明石市ジェンダー平等の実現に関する検討会から受けた提言に基づきまして、ジェンダー平等の実現に向けた推進施策を持続・発展させるために、様々な取組の基本方針となる総合的かつ包括的な条例の制定に向けた検討を進めているところでございます。  つきましては、現在の検討状況につきまして御報告いたします。  1、条例素案の概要の(1)条文案の概要でございますが、現時点の条文案を別紙として添付いたしております。
     本日は、資料1ページ目の表に沿って概要を御説明いたします。  まず、目的ですが、性別等による不平等がなく、市民それぞれが自分の意思で生き方を選ぶことができ、もって全ての人が個性及び能力を十分に発揮することができるジェンダー平等社会を実現することとしており、そのための基本理念といたしまして、①個人の尊重及び個性・能力発揮のための環境整備、②性別等による差別、性暴力等の禁止、③性別による固定的な役割分担等を反映した制度・慣行の見直し、④あらゆる場における全ての人への意思決定過程への参画保障、⑤リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の尊重の5点を定めております。その上で、条例全体における基本事項といたしまして、ハラスメント、性暴力、アウティングの禁止など、性別等に起因する権利侵害の禁止について定めているところでございます。なお、この条例は、ジェンダー平等への推進に関する大きな基本方針を定めた、いわゆる理念条例でございますが、基本施策なども定めております。昨年度実施いたしましたジェンダー平等プロジェクトの経緯も踏まえまして、意思決定過程に係るものや教育や防災など、様々な施策の根幹となるものについて例示し、併せて推進体制についても定めようとするものでございます。  続きまして、2ページをお願いいたします。  (2)条例の特徴についてでございます。まず、意思決定過程におけるジェンダー平等は、その他の基本施策を進めるための根幹でもあり、特に重要であることから、推進に向けた基本施策等を盛り込みたいと考えております。また、具体的に進めることができ、かつ、ジェンダー平等の実現に重要な分野につきましては、施策を後押しするために明文化いたします。なお、その他の分野も包括的に規定いたします。さらに性別等を定義し、性別だけでなく、性の多様性についても盛り込んでまいります。  2、今後のスケジュールでございますが、本委員会での報告後、パブリックコメントを経て12月議会に条例議案として提案させていただき、議決いただければ、4月からの条例施行を考えております。  なお、参考といたしまして、その下に明石市ジェンダー平等の実現に関する検討会の開催経過をお示ししています。この1月に検討会を立ち上げてから、延べ4回の検討会を開催するとともに、当事者等へのヒアリングを実施してまいりました。条例制定に関する内容を含めまして、この7月に提言を頂いたところでございます。  報告は以上です。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  それでは、御質問、御意見ございませんでしょうか。  寺井委員。 ○寺井吉広委員  ジェンダー平等についてはですね、推進は市のほうが進めていかれるのは何の異論もないわけでありますけども、その考えられている今のその条例の素案の部分ですね、そこをですね、市議会の部分ですけども、やはり市議会はですね、また誤解されないようにですね、市議会は市議会で必要であれば条例を制定すべきかなということで思います。  その辺り、やはり条文の中で、「市議会は」とか、その含まれているところですね、そこをしっかりとはっきり分かりやすくしていただきたいなと思うんですが、いかがですか。 ○吉田秀夫委員長  森ジェンダー平等推進室課長。 ○森ジェンダー平等推進室課長  ジェンダー平等推進室課長の森でございます。  今の寺井委員からの御質問に対してお答えさせていただきます。  まず、この条例案に関しましては、そもそも明石市全体で進めていきたいという思いから、委員御指摘のとおり、一部、市議会における内容についても触れさせていただいているところでございます。  例えば、別紙の条例案になりますが、少しお開きいただけますでしょうか。5ページ目になりまして、第10条の特別職におきましては、そもそも市長に選任権限があるものだといたしましても、市議会での御同意を頂けなければ効力が発生せず、市長側だけ定めたとしても条例の実効性が薄いため、一旦、規定させていただいているところでございます。もちろん、重要な役割を担う特別職の公務員に関しましては、その適性や能力が最優先であり、また、様々な事情で満たすことも難しいケースがあることから、義務付けにはなじまない事項と考えておりまして、努力義務規定としているところでございます。  また、同じく6ページの第13条の政治分野の条文に関しましては、これは2018年に制定されました、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律という法律に従いまして取組を進めることを確認的に規定したものでございまして、この条例上、新たに定めている内容はございません。  このような形、思いで規定しているものでございますが、ただいまの御意見も頂きまして、改めて規定ぶりであったり表現については検討してまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  本当にこの案のところで一つ一つ言えばもう切りがないんですけれども、まあまあ「市議会は」というところ、「市長等は」とかね、そういう形で文言を変えていただいてですね、それで、削除できるところは削除していただいて、誤解のないような形でちょっと修正をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  森ジェンダー平等推進室課長。 ○森ジェンダー平等推進室課長  ジェンダー平等推進室課長でございます。  再度の御質問でございます。先ほども、最後申し上げましたとおり、ただいまの御意見のほうをいただきまして、また、これからパブリックコメントに入っていく段階もございます。そういった中で、まだ上程までに日もございますし、その間で改めて規定なり表現等の検討をさせていただきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございませんか。  ないようですので、次に移ります。  報告事項キ、明石市市民参画条例に関する検討状況について、説明を求めます。  中島ジェンダー平等推進室課長。 ○中島ジェンダー平等推進室課長  ジェンダー平等推進室課長の中島でございます。  報告事項のキ、明石市市民参画条例に関する検討状況につきまして、委員会資料に基づき御報告いたします。  委員会資料を御覧ください。  本市におきましては、全ての市民に参画機会が保障され、市民との情報共有、信頼関係の下、市政に多様な市民の意見を反映させることを基本とした市民参画の推進に取り組んでおります。つきましては、市民参画推進会議から受けた答申を踏まえた市民参画条例改正事項の概要等につき御報告いたします。  1、検討の状況としまして、これまでに3回、市民参画推進会議を開催し、諮問事項の1点目である審議会等の委員の選任基準についての検討や、諮問事項の2点目、市民参画手続の実施状況に関する検証を行ってまいりました。今後の進め方につきましては、まず、明石市ジェンダー平等の実現に関する検討会から受けた提言に基づく内容でもある諮問1については、これまでの会議の中で議論を積み重ね、9月5日に答申を受けているところでございます。  今後、現在、検討を進めている、(仮称)あかしジェンダー平等の推進に関する条例と時期を合わせまして、12月議会に市民参画条例の一部改正を御提案したいと考えております。  また、諮問の2、市民参画手続の実施状況に関する検証につきましては、第3回会議から議論を始めており、引き続き会議の中での検討を行ってまいりたいと思っております。  次に、2、市民参画条例改正の概要でございますが、市民参画推進会議から受けた諮問1に係る答申書の内容を踏まえた、次のような改正を考えております。まず、(1)趣旨につきましてでございますが、審議会等は特定の課題について詳細な検討を比較的少人数で行い、政策等の策定に大きな影響を持つことから、市政の意思決定過程において、ジェンダー平等や障害者の参画を推進し、かつ、より多様な属性の市民の参画を推進するための1つとして、審議会等の委員の選任基準を定める規定についての改正を図ろうとするものでございます。  次のページを御覧ください。  (2)改正内容につきましては、1点目は委員の男女別割合を改正するものでございます。本市のこれまでのジェンダー平等の実現に向けた取組や国の審議会等委員に係るジェンダーバランスの動き、また、昨今の国際的な視点も踏まえまして、委員の男女別割合の下限を現行の3割から4割に引き上げようとするものでございます。次の2点目は、委員10人ごとに1人以上の委員を障害者とする規定を新たに設けようとするものでございます。本年4月に施行したあかしインクルーシブ条例におきましても、その基本方針に、障害者をはじめとする多様な当事者の意思決定過程への参画を位置付けております。本市がこれまで障害者の参画を得ながらまちづくりを進めてきた経過や、旧優生保護法により社会から排除されてきた歴史的背景も踏まえまして、障害者の参画機会を確保するために、規定を新たに設けるものでございます。3点目は、委員の選任に当たって多様性に配慮することを規定するものです。  審議会等においては、多様な意見を反映することが望ましく、その前提として、より多様な市民が参画できることが必要です。本市が、誰一人取り残さないインクルーシブなまちづくりを進める上で、より多様な市民が審議会等に参画できることを目指す姿勢を明確にしようとするものでございます。  御参考に、資料、中ほど囲み内に、現行の条例のうち、今回の改正に係る条文を掲載しております。  最後に3、条例改正に向けた今後のスケジュールにつきましては、改正条例案についてパブリックコメントを9月28日から開始をして、広く御意見を頂き、12月議会において、そのパブコメ結果の御報告と併せまして条例議案を提案し、議決頂ければ、2023年4月の改正条例施行を目指したいと考えております。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  それでは、御質問、御意見ございませんでしょうか。  寺井委員。 ○寺井吉広委員  改正内容の②のところですけども、委員10人ごとに1人の障害をお持ちの方を入れるということで新設された。とてもいいことかなと思うんですけども、やはりその障害をっていうことであればですね、やはりその障害種別に関係なく、また、難病をお持ちの方もおられます、そういうことも踏まえた上でね、しっかり当事者1人を、今までだとどうしてもその身体の障害をお持ちの方だけとか、そういうことではなくてですね、本当にあらゆる障害の種別関係なくですね、入れていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○吉田秀夫委員長  中島ジェンダー平等推進室課長。 ○中島ジェンダー平等推進室課長  ジェンダー平等推進室課長の中島でございます。  先ほどの寺井委員御指摘の障害者についてでございますが、先ほど御発言頂きましたとおり、障害のある人といいましても、当然、一様ではなくですね、その種別によって特性が異なり、また、必要な支援というところも変わってこようかと思います。ですので、あくまでこの障害者というのは、そういった身体障害者のみを想定をしているものではございませんでして、知的障害のある方、また、精神障害のある方、また、難病の方も含めまして、広くそういった機能の障害と、社会との障壁によっていわゆるバリアを抱えていらっしゃる方を想定しております。ですので、そういった方々に参画頂くに当たりましては、その会議自体のあり方につきましてもですね、いわゆる誰もが話しやすい場として、例えばその資料であったり、情報保障であったり、また、会議の進め方なども、実質的に参加ではなく、参画頂けるための、いわゆる意識づくりを庁内でも進めていく必要があろうかと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  寺井委員。 ○寺井吉広委員  その方向でお願いしたいです。  やはりその、今までどうしてもね、その身体障害者の方をはじめ、障害を持たれている方の保護者の方とか、福祉団体の方とか、よく御存じの方とか、そういう方が多いんですけど、やはり当事者の声を生に聞くっていうことが大事かなと思います。  それで、その当事者の声を聞く場っていうのも、やはりそのバリアフリーな場といいますかね、しっかり声を聞けるような、そういった場にする必要もあるかなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○吉田秀夫委員長  ほかにございますでしょうか。  北川委員。 ○北川貴則委員  私も、これは大いに賛成なんですね。今、とってもいいお話がありましたので、やはり障害をお持ちの方、寝たきりの方もいらっしゃいます。また、これから女性の方もどんどん来ていただかなければなりませんが、やはりオンラインもありやと思うんです。モニター等を使いまして、10人の審議会を30人にしてもいいと思うんです。様々な御意見を頂ける機会があると思いますので、今後の検討課題として取り上げていただきたいと願います。 ○吉田秀夫委員長  答弁を求めませんか。御意見で。  ほかにございませんか。  ないようですので、報告7件を聞いたということを御確認ください。  次に移ります。  その他の項でございます。  その他について、事前に申出がございませんので、その他の項を閉じます。  以上で、総務常任委員会を閉会します。  なお、10月4日の総務分科会は3部制となっております。  資料、2款 総務費、1項 総務管理費の所管部局についてと、次第及び分担区分表が今後サイドブックスに掲載されますので、適宜、御参照いただき、質疑の際はご注意ください。  以上でございます。どうもありがとうございました。  お疲れさまでした。                           午後 1時06分 閉会  以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。                        総務常任委員会                        委員長  吉 田 秀 夫...