明石市議会 2022-09-21
令和 4年建設企業常任委員会( 9月21日)
(1)
都市局、
水道局関係
① 付託された議案の審査
議案(1件)
議案第64号 令和4年度明石市
一般会計補正予算(第5号)
〔
分割付託分〕・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
② 報告事項(5件)
ア 明石市
都市計画マスタープラン(素案)について・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
イ 明石市
総合交通計画の
改定状況について・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
ウ
市営住宅維持管理・
修繕等業務委託の
継続実施について・・
・・・・・・・・・・・・20
エ 明石市
水道事業中期経営計画 令和3年度
進捗状況報告について
・・・・・・23
オ
阪神水道企業団からの
新規受水に向けた
スケジュール等について
・・・・・・27
③ その他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
午前9時58分 開会
○
松井久美子委員長 おはようございます。ただいまから
建設企業常任委員会を開会いたします。
冒頭に、職員の皆様、台風第14号の対応で市内の海岸線の
防潮ゲートの閉鎖等、
水防体制に臨んでいただき、本当にありがとうございました。
それでは、議事に入ります。
都市局、
水道局関係でございます。
付託された議案の審査1件でございます。
議案第64号、令和4年度明石市
一般会計補正予算(第5号)〔
分割付託分〕を上程いたします。
門田都市整備室長、説明求めます。
○
門田都市整備室長兼
緑化公園課長 都市整備室長の門田でございます。
議案第64号、令和4年度明石市
一般会計補正予算(第5号)のうち、当
委員会に付託されたものにつきまして、
歳入歳出予算事項別明細書に基づき御説明申し上げます。
議案書、一般の26、27ページをお開きください。
6款 土木費、1項
都市計画費、1目
都市計画総務費につきましては、昨年度から引き続き、
新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、車内の密度を上げないように便数などに配慮した運行に取り組む
地域公共交通事業者に対して、県と協調して補助を行うものでございます。
以上で、当
委員会に付託されました議案第64号、令和4年度明石市
一般会計補正予算(第5号)の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
松井久美子委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございませんか。
それでは、質疑がありませんので終結いたします。
採決に入らせていただきます。
おはかりいたします。
議案第64号、令和4年度明石市
一般会計補正予算(第5号)〔
分割付託分〕を承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
松井久美子委員長 御異議なしと認め、議案第64号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
報告事項5件ございます。
ア、明石市
都市計画マスタープラン(素案)について説明を求めます。
西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
報告事項ア、明石市
都市計画マスタープラン(素案)について、
委員会資料により御説明申し上げます。
資料をお開きください。
最初に、1、計画の趣旨についてでございますが、
都市計画マスタープランは、
都市計画法第18条の2に基づき、市の
都市計画に関する基本的な方針を定めるものです。
本市では、
前回平成23年に改定して以来、
目標年次である2020年度に達したことから、昨年度策定されたあかし
SDGs推進計画(明石市第6次
長期総合計画)を踏まえまして、将来にわたり誰もが安心して住みたい、住み続けたいと思うまちの実現を目指し、明石市
都市計画マスタープランの改定を進めております。
続きまして、2、計画(素案)の概要についてでございますが、計画の改定に当たっては、
庁内関係各部署にて構成する明石市
都市計画マスタープラン策定委員会にて
改定内容を検討し、明石市
都市計画審議会にて
検討状況を報告し、様々な御意見を頂きながら
計画素案を策定しました。
まず(1)将来都市像についてですが、やさしさ・豊かさ・活力が持続する
未来安心都市・明石としております。
続きまして(2)
都市づくりの方針についてですが、記載のとおり6つの方針に区分し、
市街化区域や
調整区域などの
土地利用や、道路、公園などの
都市施設、
都市防災などについて全市的な基本的な方針を整理しております。
続きまして(3)
地域づくりの方針についてですが、記載のとおり市内を5つの地域に区分し、それぞれ
まちづくりの目標を設定し方針を整理しております。
以上の
計画素案の概要及び
計画書本編につきましては、別資料にて整理しているとおりでございます。
最後に3、今後の
スケジュールについてでございますが、本年10月より
パブリックコメント及び
市民説明会を開催し、市民の皆様の御意見を頂きます。その後、来年1月
開催予定の明石市
都市計画審議会で計画案を諮問にかけまして、3月には本
委員会にて報告し、年度内に改定を行いたいと考えております。
以上で、明石市
都市計画マスタープラン(素案)につきましての報告を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○
松井久美子委員長 説明は終わりました。
何かございますか。
辻本委員。
○
辻本達也委員 マスタープラン(素案)の2の2ページと言ったらいいんですかね。
土地利用というところを見ておりますけれども、こちらのほう、グラフが出ておりまして、ここ数年の間にどういうふうに土地の利活用を進められてきたのかと、どういうふうに変化してきたのかというところが見れるかなというふうに思うんですけれども、この記述にもありますように、田畑が減少していると。
イコール農地が
宅地化しているということですね。
宅地化が進んでいるというところが記載されているわけでありますけれども、ずっと後ろのほう進んでいきますと、この農地がどういうふうな
位置づけなのかというところ、いろいろと記載されているんですけれども、それを見ていきますと、景観でありましたり、環境という点で
位置づけられておりまして、これをしっかり守っていかないといけないということも書かれてあります。それについては当然だと思いますし、いいんですけれども、ただ、農地というのは、環境、景観だけではなくて
防災機能としての役割というのも大きいと思います。特に
保水機能ですね。
宅地化が進んでいきまして農地が減少して、
保水機能がまち全体で低下しているんじゃないだろうかと。ここは否定できない部分だろうなというふうに思うんですけれども、
マスタープランの中で、この農地を防災という観点でどういうふうに
位置づけるのか、市の認識をお聞きしたいと思います。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
委員御指摘の農地における
都市防災の
位置づけの件でございますが、農地につきましては、
市街化区域と
市街化調整区域、いろいろな場所で農地というのはございます。
調整区域については、しっかり農地を守っていくという形で進めております。一方、
市街化区域につきましては、現在、明石市では人口が増加しているという状況でございます。ということで、農地がだんだん
宅地化してきておりまして、防災性というのは若干、そういう
保水機能というのは、どうしてもやっぱり低下するような形にはなってくるんですけれども、
都市計画上の考え方としましては、
市街化区域は、基本的には農地というのは市街化するべき区域として
都市計画上は
位置づけております。ただ、そういった
防災機能であったり、もちろん景観であったり、環境という機能というのは、そういう
市街化区域にもあってもいいものという、最近ではそういう考え方にも変わってきておりますので、そういった
宅地化の
土地利用と、あとはそういった土地の活用ですね。
あと保全ですね、先ほど言われた、農地を保全していくという、そういう両面を見ながら、連携を図りながら、調和も図りながら進めていきたいと考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 辻本委員。
○
辻本達也委員 防災という機能、その役割もあるんだというところをしっかりと
位置づけていただきたいというのと、
宅地化がどんどん進んでいきまして、例えば、これは質問ではなくて
問題提起ということでお聞きいただいたらいいかなと思うんですけれども、
住居表示なんかが変更されて、何々町何丁目というようなふうに分かりやすい
住居表示になったりするんですけれども、その過去の住所なんかを見てますと、小字があったりして、小字を見てみると、その土地の特徴というのがよく表れているんですよね。その小字を見て、どうも水に関係あるなというような地名がついておりますと、やっぱり雨が降ったときにどうしても水が集まりやすかったり、溜まりやすかったりという傾向があって、そういうところもだんだん時間が経過していくごとに過去を知らない人がどんどん増えてくると。これは市民もそうですけれども、市役所の職員の皆さんの中にもそういった土地の特徴が分からなくなってしまう部分もあるかなというふうに思いますので、この
住居表示、どんどん改めていくというのは、それはいいとは思うんですけれども、ただ一方で、その土地の特徴を知るという意味で、小字ですね、小字の庁内での
有効活用、そういうところもぜひ御検討いただければなというふうに思います。これは意見だけです。
続けて、3の8と言ったらいいでしょうか。こちらのほうは、
低層住宅地において良好な環境を形成している
住宅団地等では、地元による
地区計画指定の取組を支援するなどということが書かれてあるんですけれども、
まち並みがもうしっかり形成されて何年もたっているような、いわゆる
オールドニュータウンというような地域で、新たな
宅地の利活用というのが最近見られるようになってきまして、気がついたら
集合住宅の建設が始まってびっくりというようなことがあるんですね。ここにどうして
集合住宅が建つんですかというようなお問合せをいただいたりもするときがあるんですけれども、これは別に
都市計画法上、何の問題もないわけでありまして、例えば一低層のところに
集合住宅が建つというのは、これはもう何の問題もないわけなんですけれども、その住民の皆さんには、そういう細かい部分まで精通している方がいらっしゃらないものですから、そこが分かっていたら
地区計画の議論になったりもすると思うんですけれども、そういう意味で支援をするなどというところが
位置づけられてはいるんですけれども、もっともっと広く啓発を進めていくべきだというふうに思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
委員御質問の既存の
住宅地における
地区計画制度の活用というところでございますけれども、
地区計画制度につきましては、市内に28地区に
地区計画がございます。多くは
区画整理などで新しく開発されたまちに対しての適用というのが非常に多いんですけども、そのほかにも数点、既存の市街地の中で
地区計画を策定した事例というのも何点かございます。
最近では、海沿いの八木のほうの地区では、
高層マンションが建ったということで地元の方々が一生懸命活動していただいて、
合意形成して、
地区計画を策定したという事例もございます。ただ、そのときも、やはり
合意形成に非常に時間がかかるのと、技術的な問題もたくさんございます。そういったものをサポートするために、市としましても、
アドバイザー制度ということで専門家を派遣するような制度も実はございます。こういった制度、まだまだ市民の方々には知られてない部分ございますので、もっと広報しまして、啓発しまして、皆さんに活用していただいて、既存の
住宅地に対してもそういった
地区計画を策定して住環境を保持できるというような広報をもう少ししてまいりたいと考えております。
以上です。よろしくお願いします。
○
松井久美子委員長 辻本委員。
○
辻本達也委員 結構、今までも何回か、こういった話をお聞きしたことはあるんですけど、何かこう課題が出てきてから検討を始めるということは往々にしてあって、課題が出てから検討してもちょっと遅いというところで、どうしてもその土地の利活用に制限をかけるということになってきて、資産の活用に制限をかけるということになってきますから、当然、
合意形成に時間のかかるものなんですけど、ただ、長い目で見て、広い意味でこの地域を、このまちをどうしていくのかというのをみんなで考えるいいきっかけにはなるだろうなというふうに思いますから、早い段階でそういった検討が地域でできるように、また市のほうから援助をぜひお願いをしたいと思います。
最後に、3の14ページ、ほかにもいろいろ書かれてある部分はあるんですが、下水道・
河川等整備の方針の中で、
浸水対策に係る部分、こういったところのことが書かれてありまして、浸水常襲区域を重点とした
雨水管の整備というところです。
浸水被害が出たら、必要なところに
雨水管を布設していくと。これは当然、必要な事業だと思うんですが、さきの本会議でも申し上げましたように、既存の施設、これがまだまだ
有効活用できてない部分があるんじゃないかと。今後、しっかりと庁内で連携してということで、
都市局長からも御答弁を頂きましたので、今後、しっかり連携をしていただいて、施設の
有効活用をさらに図られるように期待をしておるところなんですけれども、この
施設自体を、
雨水管ですね、持ってるのは
下水道室だと思いますので、
庁内連携という意味では、
下水道室にも頑張っていただかないとあかんと思うんですけれども、この点、
下水道室としてはいかがでしょうか。
○
松井久美子委員長 下水道整備課長。
○
堀川下水道整備課長 下水道整備課長の堀川でございます。
御指摘の
有効活用、今まで整備してきたものの
有効活用とかなんですけれども、例えば、今、山下町におきまして
雨水管整備をしているところでございます。
セブンイレブンがあるところですね。美容室があるところが浸水するということで、
雨水管整備を進めてきておりまして、一定の効果は果たしているところでございます。また、さらに小学校の前も浸水するということで、
自転車置場のほうから北に向かって
雨水管を入れたところなんですけれども、これを入れただけでは、北に向かって深い
雨水管を入れただけでは一滴もそこには水が流れないというような状況になりますので、これからそこに雨水がしっかり流れるようにするためには、やっぱり小学校の前の道路に
雨水管整備を、浅い
雨水管を入れて、さらにその
雨水管は
道路排水からの水がしっかり取れるように
道路部局とも連携をしていかなければならないと考えておりますので、我々が整備するというだけではなくて、この整備する情報というのも市内部全体で
連携取りながらやってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 ほかにどなたか御意見ございますか。
千住委員。
○
千住啓介委員 まず、新しい
マスタープランをつくるということで、前回の検証をしっかりしてきたのかということなんです。今、こうして私たち議論して、審議会の皆さんも議論をされてる中でつくったとなって、では、この方向でいきましょうという計画、
マスタープランができたとて実行していかなければだめだと私思っておりまして、やっぱりしっかり前回の検証はしてきたのかと。1つちょっと細かい話になるんですが、前回に
二見地域なんかで海際の
レクリエーション機能の強化とか、人工島での
産業機能を整えるとか、支えるとか、
山陽電鉄東二見駅周辺の各機能の
強化等とかって、すごくいい言葉書かれてるんですけど、それを今後にどう生かしていくかということを検証して、要らなかったよね、やっぱりまだ積み残しているよねということは、これはしっかり反映されている計画と思っていいんでしょうか。その辺り少しお聞かせいただけますか。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
委員御質問の前回の
都市計画マスタープランの検証、きちんとできているのかという御質問でございます。
前回からの
都市計画の
マスタープラン、検証はしております。その中で、例えば、
明石駅前とかは
大分まちづくりが前回の10年前から比べると進んでるということで、新たな、例えば明石駅の近くでいきますと、南はこの市役所の建て替えであったりとか、明石港の開発であったりとか、そういったものもバージョンアップというか、そういった形にちょっと見直したような形にしております。
先ほどの委員からの御指摘にありましたが、二見の話ですね。二見の話も、当時の10年前から比べると、例えば、
東二見駅なんかは
公共施設があって、もともと
二見地域の中心であると。ただ、
西二見駅が新しくできて、
まちづくりが10年前はまだ始まったぐらいかなという状況で、今、お店も大分増えて、人も住宅も大分増えて、10年前から比べると雰囲気は大分変わっておりますので、今回の
マスタープランでもそういった状況が変わっているので、そういった
東二見、
西二見の連携などという形で、今回、少し文言も変えさせてもらっております。そういった形で、10年前とこの10年たった現在との状況を比べながら検証して、若干の変更というのをしている状況でございます。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 大きく変わったとおっしゃいますが、本当にその
東二見駅、近辺変わりましたかと言いたいですよね。
雇用促進住宅が民営化されたというふうな話も確かにありますけども、どんどん過疎化も進んでいる中、商店街ももう住宅街に変わりつつあります。
そういった意味では、変わってるんですね。しかし、前回のでいうと、各機能の
強化等という、いわゆるに
ぎわいをつくっていくよというふうな流れでの計画だったと私は認識してるんですが、そうではないんですよね。では、その辺、将来をどう見据えていくのか。本当に駅前、
東二見だけでいうと、駅の北には
公共施設、いわゆる
市営住宅や
県営住宅もありますし、
雇用促進住宅、もう築50年以上たつ建物もあります。その辺りをどう計画に反映していくんだということを、何か言葉だけで
西二見と
東二見、
連携強化しますみたいな、しっかり調整しますじゃなくて、この駅、この二見のこのエリアをどうするんだという、やっぱり明確な指針がないですし、そこまで予算がつけれてないと。つけれないから無理なんだというふうなことも分からないこともないんですが、しっかり計画を私は立てるべきであろうと思いますが、その辺りどうでしょうか。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
委員御指摘のように、例えば
二見地域の
まちづくりの話になるんですけども、
都市計画マスタープラン自体が、基本的には
都市計画の基本的な方針、また、
社会基盤をはじめとした
まちづくりの大きな方針であったり、理念をまとめるような計画となっております。
今回の
マスタープランにつきましては、例えば
二見地域でいくと、
二見地域の大きな
まちづくりの方針をまずは定めるということが非常に重要だと思っておりますので、今後は、この
マスタープランは、
まちづくりの
社会基盤関係の計画では一番上の方針になっておりますので、これを中心に下に下りてきて、
個別計画でどういった
土地利用をするのか、道路も含めて、公園も含めて、どういった
まちづくりをしていくのかを、個別、具体的に検討して進めていきたいと思っておりますので、今回、
都市計画マスタープラン、
上位計画の一番大きな理念だと考えていただければいいかなと思っております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 二見の話ばっかりで恐縮なんですけども、そういったことも分かってます。大きな方針というのは分かってます。しかし、もうちょっと具体的にしっかり議論をして、庁内で議論をして、ふわっとし過ぎてて、そこに向かわないんです。正直、庁内の皆さんも。だから、そこが僕は少し曖昧だなと思いますし、例えば、各機能の
連携強化とか、また、
東二見と
西二見の各機能の
連携強化って、これどういうことですか。各機能って、どういう定義なんですか、とかも。そんな話も出てきますし、すごく何か曖昧に、やってる感を出している雰囲気があるので、ここは思い切って、私はもう少し具体的に見えるような形で、何年までにこういった形にするんだというようなことを私は出すべきなのかなとも考えております。
あと、また二見で恐縮なんですが、
海浜公園ですね。前回でも
指定管理が変わってくるという話でしたが、
レクリエーション機能の
利用促進と
防災機能の向上とありますが、プールの辺りだけではないんですよね。いわゆる人工島の北側、ずっと緑地化が進んでまして、もう少し、本当にしっかり
有効活用ができるところだと私は思ってます。交通の便が悪いとなれば、じゃあしっかり交通も通していけばいいと思うので、私、この二見の人工島、まだまだ可能性があろうかと思ってますので、その辺りをどう考えてらっしゃるのか、お聞かせいただけますか。
○
松井久美子委員長 門田都市整備室長。
○
門田都市整備室長兼
緑化公園課長 都市整備室長兼
緑化公園課長の門田でございます。
委員が御指摘のように、
明石海浜公園の利用についてなんですけども、あの公園は、市内で明石公園を除きますと一番大きな公園となっておりまして、約17ヘクタールございます。しかしながら、非常に東西に長く、横長の公園になっておりまして、今、皆さんが活用しているところが東側に集中しております。例えば、駐車場であるとか、プール、あと、運動ができる
サッカー場であるとか、野球をするグラウンド、そういったものが全て東に集約されておりまして、西側のところが非常に利活用されていない、そういった状況につきましては、我々も認識しているところでございます。
そこの部分には、先日ちょっと本会議でも出ました
スケートボード場の練習場がございまして、その辺りを今後、何らかの形で人が寄ってくるような仕組みをつくるということはしなければならないというふうに認識しております。したがいまして、今後、市民の方の御意見をしっかりと聞きながら、そこの
有効活用というのを考えていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 人を集める、やっぱりこれだけ人口が増えてきて、子供たちも増えてきている。そんな中で子供たちの遊び場が、家族で憩える場が必要だということは、これ誰も否定はされないことだと思うんですが、それにはある程度のやっぱり予算もかけていかないといけないと思っているんです。予算をかければいいという問題ではないですけども、やっぱりある程度の予算をしっかりかけながら、知恵も出しながらやっていくことが必要で、しっかり公園の整備をやっていっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
あと、概要版の中で、2の都市整備の方針ということで、(2)の公園、緑地等の整備の方針ということで、人口も増えてきてまして、新たなまちなんかも増えてきてます。今まで田んぼであったところがかなり住宅開発されてるということは、もう皆さん御存じのところで、そんなところにやはりしっかり人を、その近隣の方々が憩える公園を、私はまだまだ少ないのかなと思っているんですが、この方針を見ると、何か維持管理や
有効活用であったり、民間による公園整備を誘導していくとか、こっちから新たに造るということが見受けられないんですが、そこの辺りはどうお考えなんでしょうか。
○
松井久美子委員長 門田都市整備室長。
○
門田都市整備室長兼
緑化公園課長 都市整備室長兼
緑化公園課長の門田でございます。
公園につきましては、市内に約480カ所ございまして、それらができてからかなりの年数がたっておりまして老朽化が進んできております。とりわけ、子供たちが直接触るようなブランコや滑り台、そういったものをしっかりと点検を行って、修繕したり、更新したりするということに今は重点を置いて進めておるところでございます。
ですから、新たな公園の整備ということにつきましては、土地
区画整理事業であるとか、あと、民間の開発事業によって整備するものが多いというのが現状でございます。とはいいましても、皆さん御存じのように、今年度末に完成いたします魚住の17号池魚住みんな公園など、整備を全くしてないわけではないです。
今後、確かにもっと増やさなければならないことは認識しておりますので、どこに公園が必要かということをしっかりと精査した上で、予算要求していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 やってないとは言ってないんですよ。17号池公園もできる。しかし、そこはどちらかと言えばグラウンド的なものであるのかなと思うので、私はしっかり本当に芝生が敷かれた緑がいっぱいある、居てても居心地がいいなというような公園を造っていくべきですし、今ある公園をさらにリニューアルしていくべきかなとも思ってますので、その辺りもしっかりこの
マスタープランに私は入れていっていただきたいなと思っております。
最後になりますが、
マスタープランの中でも将来的な背景を見ていくと、今後、人口30万人を維持していくよと。人口は増えていくか、現状維持していくというふうな話ですが、そうなってくると、じゃあ今度どこにまちをつくっていくねんという話も出てきますし、どこに住宅を整備していくねんということにもなってくると思うんですね。
そんな中で、じゃあ今後、このまちをどういうふうに計画、どういうのかな、いわゆる人口をこれから維持していく上で様々な課題があると思うんですね。道路の整備であったり、渋滞であったり、学校の問題なんかも本会議でも言われておりましたので、そこをどういうふうな新しいまちをつくっていくのか、今あるところをどんどん建て替えていくのか、そういったところは頭に入れながら計画をつくってきたのか、そこをお聞かせいただけますか。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長でございます。
委員御質問の人口ですね、今後の人口の増加や減少、その辺の思いと
まちづくりは、どういった人口の傾向で今回の計画をつくっているのかという御質問だったと思いますけども、人口につきましては、全国的には、基本的には人口減少している状況でございます。ただ、明石市につきましては、もう近年ずっと増加しているという状況でございます。
ただ、人口は増加しているんですけど、少子高齢化というのは進んでおります。これはもう明石市でも進んでおります。高齢者というのは非常に多くなってきて、今回の
マスタープランは
長期総合計画と人口のフレームをある程度合わせておりますので、基本的には維持すると。30万人を維持するという形で進めておりますので、
都市計画マスタープランにつきましても、人口を基本的には維持するという形で計画は立てております。ただ、10年後より後になりますと、恐らく減少ということも考えられるのかなと思っております。そう考えると、まちをあまり拡大するというよりも、できるだけコンパクトにしていく。既存の市街地をできるだけ強化していって質の高い
まちづくりにしていくというイメージで今回計画は立てております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 理解しました。
となれば、今ある課題をしっかり解決していかなくてはならないなと思うんですね。そんな中、見ていくと、市内均衡のとれた
まちづくりをということで明石市はやってきたとおっしゃるんですが、じゃあ、いわゆる西から言ったら、二見、魚住、大久保、西明石で、この明石エリア、まあ明石エリアはいろいろな開発も進んできてるかなと思うんです。大久保もそうだと思うんですけど、魚住や二見や、西明石1つとっても、駅前南開発プロジェクトをしています。あれは進めていっていただきたいんですが、あれだけをやれば西明石はオーケーよと、私はそうは思わないですね。やっぱりまだ南の浜国と、今回開発するエリア、南町の間のエリアですね。本当にすごく狭い道路でありますし、高齢化も進んでます。そんなところをしっかり私は見ながらやっていかないといけないだろうと思いますし、魚住のエリアなんかでも、今後の
総合交通計画でも関連しますが、大型のショッピングモールとか、スーパー、ホームセンター等ができて、土日なんかはかなり渋滞するようにもなってきてますし、そんなところ、何か公園ができたから、二見もこのものをつくるから、これで市内均衡ある発展というわけではなくて、しっかり今ある既存のところを。狭い道路も増えてきてます。狭い道路で家も建てられないところもあるので、そんなところも踏まえながら、しっかり今後の計画等で踏まえていっていただきたいなと思っておりますので、
問題提起とさせていただきますが、その辺り、統括理事から何か一言いただけないでしょうか。
○
松井久美子委員長 統括理事。
○
横田統括理事 統括理事の横田でございます。
今、市内均衡ある発展ということで御質問いただいたところでございます。これにつきましては、もう従前より各地区、均衡ある発展ということで取り組んでおりまして、先ほどの西明石につきましても、今、南側の改札等をやっておりますけど、本会議でもお答えしましたように、第1弾ということで、あと、清算事業団用地北側ということで、順々にしっかりと取り組んでまいりたいということでございます。これは西明石に限らず、ほかの地区につきましても同様の考え方で、しっかり計画づくりしながら進めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 ほかにございますか。大丈夫ですかね。
それでは、次に移らせていただきます。
イ、明石市
総合交通計画の
改定状況について説明を求めます。
西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
報告事項イ、明石市
総合交通計画の
改定状況について、
委員会資料により御説明申し上げます。
資料をお開きください。
最初に、1、計画の趣旨についてでございますが、明石市
総合交通計画については、2022年度が計画最終年度であり、昨今のコロナ禍により交通を取り巻く環境が大きく変化していることや、あかし
SDGs推進計画(明石市第6次
長期総合計画)が昨年度策定されたことを踏まえ、誰もが安全で安心して移動できる持続可能な交通体系の確立を目指し、改定作業を進めております。
続きまして、(2)改定の状況についてでございますが、まず、(1)検討会の開催についてですが、改定には学識経験者や高齢者、障害者などの市民代表、交通事業者などで構成する明石市
総合交通計画検討会を開催しまして、様々な意見を頂きながら検討を行っております。記載のとおり、現在まで3回の開催を行いました。
続きまして、2、検討中の計画の概要について、①基本理念・目標についてですが、基本理念は「みんなで持続可能でやさしい交通体系を守り・育てる」としております。目標につきましては、3項目設定しておりまして、(1)公共交通利用者数の増加、(2)公共交通利用圏の維持、(3)コミュニティバスの収支率の向上を設定しております。
②交通ネットワークの考え方についてですが、地域核である鉄道駅を中心に、各交通手段の役割分担を踏まえまして、東西の移動は鉄道、南北の移動はバス交通が担い、公共交通利用圏をカバーする交通ネットワークを形成しております。また、広域なネットワークも考慮しまして、交流促進によりまちの活性化につなげます。
③基本戦略と主要プロジェクトについてでございますが、記載のとおり、5つの基本戦略に基づき、代表として5つの主要プロジェクトを掲げております。
以上の計画の概要につきましては、別資料にて整理しているとおりでございます。
最後に3、今後の
スケジュールについてでございますが、本報告後に
計画素案を作成しまして、10月より
パブリックコメント及び
市民説明会を開催し、市民の皆様の御意見を頂きます。その後、来年1月
開催予定の明石市
総合交通計画検討会で計画案について報告を行い、3月には本
委員会にて報告し、年度内に改定を行いたいと考えております。
以上で、明石市
総合交通計画の
改定状況につきましての報告を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○
松井久美子委員長 何か御意見ございますか。
千住委員。
○
千住啓介委員 総合交通計画ということで、しっかり今後の交通計画を立てていくということで、まず、考えがあるのかどうかをお聞かせいただきたいのですが、神戸空港が2030年に国際化されるというニュースがありました。明石市もその協議会等の一員だと認識はしておるんですが、そんな中で、インバウンドがこれからかなり期待できるだろうと思われるんです。そんな中で、じゃあ明石には来るかというと、明石にはあまり来られないのかなとも思うんですけれども、しかし、淡路島には多分行かれると思うんです。そんな中で、この南に行く、いわゆる船の航路であったり、そういったところは何かもっと人を呼んでこようというふうな交通計画等は考えていらっしゃるんでしょうか。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
委員御質問の神戸空港も国際化されるということで、インバウンドであったりとかいう、広域的なネットワークによる人の呼び込みですね、そういった御質問だったと思います。それにつきましては、基本的には、今回、
総合交通計画、やはり住んでおられる方の、市民の方の地域の足を守っていこうという計画が根本的にはございます。ただ、それだけでは、やっぱりまちというのは発展しないんですね。今回はネットワーク図もお示ししてるんですけども、今までは市内だけのネットワーク図しか作っておりませんでした。ただ、今後はそういったことも、明石というと、神戸市であったりとか、隣の加古川市であったりとか、大阪方面と鉄道やバスでつながっている部分ございますので、広域的なネットワーク図を示して、できるだけ他都市からも人を流入して活性化につなげていこうという思いを少し入れているような状況でございます。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 少しずれる話になるのかもしれないですが、そんなことも踏まえながら、しっかり他都市とも交流を深めていただきたいなと思います。播磨町なんかも、たこバスを明石のほうと通したいという話もございますし、また、神戸市の175線の界隈の方からもどんどん明石に来ていただいてますので、そのあたりも踏まえながら、しっかり計画をつくっていっていただきたいなということでございます。
では、明石のことについてちょっと御質問させていただきます。今、大久保で2本幹線道路の整備を進めておると。松陰新田線と山手環状線を進めているということですが、これが開通することによって、どれだけ渋滞が減り、また、利便性が向上するのかというのを、しっかり計画され、調べて調査されているとは思うんですが、その幹線道路が2本完成することによってどのような影響があるのかということをまずお聞かせいただけますでしょうか。
○
松井久美子委員長 道路安全室長。
○田仲道路安全室長兼道路総務課長 道路安全室長の田仲でございます。
山手環状線と江井ヶ島松陰新田線の完成によりまして渋滞がどの程度解消するかというふうな質問だと思っております。
例えば、江井ヶ島松陰新田線につきましては、完成後、約2万4,000台ぐらいの交通が発生するというふうにしております。それだけの交通が確保できますと、もともとの目的の国道2号の渋滞解消であるとか、旧神明道路の渋滞解消に資すると思っておりますが、まだ神戸市とのネットワークができることも、これから取り組んでいく必要がありますし、どの程度の効果があるかということにつきましては、最終的な数字ではお示しは今できる段階ではありませんが、かなり渋滞解消にはつながるというふうに思っております。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 もちろん、この2つの事業は進めていっていただきたいですし、私ども、政治として、議会としても、議員としても進めていこうとは思っておりますが、何か本会議の答弁等を聞いておると、この2本道路をやってるから、しっかり交通渋滞が解消できるんだと。ただ、これだけではないと思うんですね。いろんなところで開発が進んできているので、これだけで道路が交通しっかりできてますよというふうなイメージに何かしがちなんですが、そうではなくて、もっと既存の道路をしっかり拡幅もしないといけないでしょうし、今まで住んでいなかったところに子供たちがどんどん増えてきて、交通の安全面もやっていかなくてはならない、歩道の整備もやらないといけない、また、自転車なんかの交通整理もやっていかないといけないと、私はそう思っているので、これを機に、それでもやってるんだというだけでなく、しっかりと、私は今までの既存の道路なんかも拡幅しながら、または整備しながらしていくことが大切であろうということを、これは
問題提起で意見とさせていただきたいと思います。
次に、たこバスの件なんですが、公共交通の件なんですが、まず、JRであったり、山陽電車、東西の行き来はそういう電車を使ったというふうな説明の中ですが、電車を使いたくてもなかなか使えない駅もたくさんあると思うんです。例えば、東側でいうと山電の大蔵谷駅、本当になかなかバリアフリー化も進んでないし、駐輪場もなかなか南側にないというところで、そんなところ、私はもうしっかりと明石市がリーダーシップをとって私はやるべきであろうと思うのですが、その辺り、まず、大蔵谷、どうお考えでしょうか。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
委員御質問の大蔵谷駅のバリアフリー化でございます。大蔵谷駅につきましては、乗降者数がまだ3,000人に満たない、2,000人もないような状況なんで、市内の中では、まだ優先順位が一番高い駅ではないんですけども、地域の方々からバリアフリー化というのは要望も非常に頂いている状況でございます。
鉄道事業者である山陽電鉄と交渉もしまして、できるだけ早いバリアフリー化というのを要望はしているところなんですけども、やはり、鉄道事業者もたくさん駅を抱えておりまして、一度にバリアフリー化するというのは非常に難しい状況でございます。
ただ、先日、山陽電鉄もバリアフリー料金制度というのを導入して、今後、バリアフリー化を促進させたいというプレス発表もしております。そういったことで、事業者からはバリアフリー化は必ずさせたい。ただ、優先順位を決めながら1つずつやっていくのでお願いしますということで聞いておりますので、市のほうも一緒に促進させていきたいとは考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 確かに私鉄のものですから、そこがやるというふうなことは分かるんですが、何かそこに任せっきりであるし、また、制度も変わってきましたので、地方自治体のほうで先導してできる制度もあると思いますので、山陽電車が言ってるからだけでなくて、誰も取り残さないのであれば、やっぱりそこはしっかりやらないといけないですし、この
総合交通計画に東西の行き来はJR等を使うとうたってますから、そうであれば、行政としてもしっかりやるべきであろうと思いますので、ここですね、統括理事、どうでしょう。しっかり予算を組んで、私は今すぐにでも進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○
松井久美子委員長 横田統括理事。
○
横田統括理事 統括理事でございます。
JRも含め、山電も各駅のバリアフリー化は重要な課題だというふうには認識しております。ただ、やはり事業者側の問題もありますし、できるところから順々にというふうに考えておるところでございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 なかなか進まないのかなと思うのですが、私はしっかりやるべきであろうと、ここまで明石市が計画立ててやるのであれば、やるべきであろうと思いますので、よろしくお願いします。
次、たこバスの件なんですけど、これはもういろんな議員さんからあると思うんですが、いわゆる林崎であったり、大観町エリアですね。浜側のエリアのなかなか、浜国、今、旧浜国に神姫バスさんが通ってると。ただ、そこまで行くのになかなか大変なんだというふうな声をたくさん聞いておりますので、ここ地図を見てても、この南側がなかなかないようにも思うのですが、その辺りはどうお考えなんでしょうか。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長でございます。
委員御質問の、特に林校区の海沿いですかね、浜国に今、路線バスが走っていて、そこから少し距離のある海沿いまでの部分の移動手段ということなんですけども、非常に要望はたくさん受けております。
ただ、今、路線バスがやはり浜国沿いを走っているという状況でございます。1時間に片側1本ずつ走っておりますので、右回り左回りあるんですけど、2本走ってるような状況でございます。
事業者のほうからは、このコロナの影響で利用者数も非常に減って、また、燃料費の高騰がございますので、非常に厳しい状況の中、赤字の中、頑張って今走ってもらっているという状況で、その中で地域の方に、ぜひたこバスで、できたら海沿いのほうから駅までつなげられるようなたこバスが走れないかという御要望とかもたくさん頂いてはいるんですけども、それを走らせてしまいますと、やはり既存のバス路線がどうしてもしんどくなってしまって撤退を引き起こす可能性もあります。そうなってしまうと、結果的には地域の交通サービス水準が非常に低下するという問題がございます。ただ、そういった委員御指摘の課題があると。やっぱりバス停まで行くのも大変なんだというお声というのは、各地域でいろいろお聞きしておりますので、そういった道路も狭隘で困っているような地域、そういったところにどのような交通がその地域にふさわしくて、導入できるのかというのは、全国各地のいろんな事例、車両の形であったり、大きさであったりも日々進歩しておりますので、そういったのを引き続き調査研究してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 今、既存のバスが大変だということで、そこを圧迫してしまうというふうな話なんですが、でも、そこを今、そのラインって通勤と通学の時間帯だけだと思うんですね。御要望頂いているのは、お昼間、午前中の遅い時間の、病院行ったり、買い物行ったりと、そういった方々がいらっしゃるということも御存じだと思うんですよ。それって何でそこまで引っ張るのかなと。解決策、それなりにあると思うんですね。金銭的な話で補助的なものが、恐らくいろんなメニューはあると思うので、そこだけの話かと思うんですけど、それを理由にするのは、私は、このエリアの方々は本当に取り残されてるなと感じてしまうので、ここはしっかり、地域も含めてしっかり議論をしていきたいなと思っております。
最後に1つ、この地図を見ても、交通ネットワーク図、市内を見てても、これ土山駅の北側の明石西インターチェンジのこの北側にも、実は明石市なんですよね、魚住のエリアあるんです。ここがすごく交通渋滞もしておりますので、すごく離れたところは何かこう忘れ去られてしまいそうな感じなので、ここはあえてこの
委員会で、私は、この端と言ったらあれですね、いわゆるなかなか目の届かないところも明石市でありますので、そういったところもしっかり考えて計画をつくるべきであろうと思いますので、これは御意見とさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
松井久美子委員長 ほかに御意見ございますか。
林副
委員長。
○林丸美副
委員長 今後の
スケジュールのことで1点お聞きしたいと思います。
10月に
パブリックコメント及び
市民説明会の開催とありますけれども、これについてもうちょっと詳しく、どういった形で、このコロナ禍ですけれども集合してできるのか、何回ぐらいされるのか教えてください。
○
松井久美子委員長 西田調整担当課長。
○
西田調整担当課長 調整担当課長の西田でございます。
副
委員長御質問の
市民説明会、パブコメの詳細についてでございますが、今のところ、この明石市
総合交通計画と、先ほども御報告させていただきました
都市計画の
マスタープラン、あと、明石市の立地適正化計画、この3つが今年度改定を予定して、今、検討を進めているところでございます。
この3つは非常に連携した計画でございますので、まだ正式に決定しているわけではないのですけれども、できれば、この3つの計画、同時に
市民説明会を行いながら、市民の皆さんから各計画、横断的な意見を頂ければなと思っております。
パブリックコメントにつきましては、約1か月間、10月ぐらいから行おうと考えております。あと、
市民説明会、開催の日数ですね。その辺りはできるだけ地域の方の意見を聞きたいなと考えておりますけども、実際にはどの地域でどれぐらいの回数やるというのは、まだちょっと決まってはいないところですね。これから検討して、皆様にもきっちり広報しながら進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 林副
委員長。
○林丸美副
委員長 回数はまだ検討中ということで、この明石、地域広いですし、明石にお住まいの方というのは、明石全体というよりもそれぞれお住まいの地域に特化して関心を持たれてると思いますので、できる限り、その地域の方々の御意見を酌み上げていただきたいなというふうに思います。それぞれ下の計画もございますから、そこにもしっかり生かしていただきたいと思います。
以上です。
○
松井久美子委員長 ほかにございますか。ないですかね。
では、報告を聞いたことを御確認ください。
次にまいります。
ウ、
市営住宅維持管理・
修繕等業務委託の
継続実施について、藤田住宅・建設室長兼住宅課長、説明を求めます。
○藤田住宅・建築室長兼住宅課長 住宅・建築室長兼住宅課長の藤田でございます。
報告事項ウ、
市営住宅維持管理・
修繕等業務委託の
継続実施について報告させていただきます。
委員会資料を御参照願います。
現在、
市営住宅における緊急修繕、空き家修繕、設備の保守点検等の日常管理については、安全性、緊急時の迅速な対応といった業務の品質の向上、スケールメリットを生かした業務の効率化等が図れることから、2018年度(平成30年度)より、専門事業者に一括して委託する
市営住宅維持管理・
修繕等業務委託を導入しているところです。今年度、5年間の契約継続期間の最終年度を迎え、適正かつ効率的でコスト削減が図れた成果を踏まえ、当該業務委託については豊富な実績と技術力を有した専門事業者による維持管理を
継続実施することとし、第2期の受託者の選定を公募により進めてまいります。
これまでの導入の成果といたしましては、受託者が保守点検結果、修繕データを一元管理し、緊急性、優先度を勘案した施設・設備の維持管理と修繕等を実施することで、効率性が向上し、業務品質を維持しつつ、年間700万円の事業費が削減されています。また、委託導入による維持管理・修繕担当職員1名の人件費削減により、事業費としては合わせて年間1,500万円のコスト削減が図られています。また、24時間・365日の修繕受付が可能となり、入居者への利便性が向上しております。
次年度以降、2023年度から2027年度の5年間の事業概要といたしましては、業務内容として、入居者の生活で不可欠な緊急修繕、設備の保守業務、新規入居者への住戸提供に係る空き家修繕業務、法令点検及び施設の安全性の確保に係る保守業務、施設の環境保全に係る管理業務としております。
予算額につきましては、令和4年度の予算をベースとし、最近の物価・資材・人件費等の高騰に伴う設備・住戸の修繕費用の上昇を勘案し、精査してまいります。
受託者の選定方法は、第1期と同様、公募型プロポーザルによる選定とします。
スケジュールにつきましては、記載のとおりでございます。10月上旬に公募型プロポーザルの公告を行い、年内に委託先となる優先交渉権者を決定し、来年度4月以降にはスムーズに業務委託が開始できるよう進めてまいります。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
松井久美子委員長 御意見ございますか。
三好委員。
○
三好宏委員 市住ですけど、そろそろ抜本的なところを考えていかなければならないのかなと思ってます。
この5年間はこういう形になろうかと思うんですが、やはり、もう相当老朽化もしてますし、改修するにも予算がなかなか伴ってこないというようなところ、結構、住宅でも空きが増えてきたなというふうにも思っておりますので、緊急で使う分はそれは致し方ない部分はありますけど、もうちょっと先の未来を見据えて、そろそろ決断をしなければならないタイミングがあるのかなと思ってまして、例えば、もう老朽化したものを一旦潰して新しく建て直すのか、それともまとめるのか。土地の有効利用も含めて、今では結構高層なものも建てられるんじゃないかなというようなこともありますので、もうちょっと先を見据えた上で、しっかりと計画を同時進行で考えてほしいなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
○
松井久美子委員長 藤田住宅・建築室長兼住宅課長。
○藤田住宅・建築室長兼住宅課長 住宅・建築室長兼住宅課長の藤田でございます。
委員御質問の公営住宅の将来形、
市営住宅の将来形なんですけども、基本的には、
公共施設配置適正化実行計画、また、昨年度に策定させていただきました公営住宅等長寿命化計画に基づいて、長寿命化を図る住宅と集約化・廃止を目指す住宅という形で大きく2つに分けております。
おおむね昭和57年以前に建てられた住宅については、将来、集約化・廃止を目指していくと。一方、長寿命化を図る住宅については、昭和57年以降の建築基準法に基づいた住宅としまして、長寿命化を図る住宅については1,324戸、廃止・集約化を図るものについては763戸という形でお示ししております。
また、将来、住宅戸数をいかにしていくかという問題につきましては、将来、そういった住宅に困窮される方々の世帯数がいかほどになるのかというのが大きなポイントになるかと思います。そういった必要住宅戸数を設定する場合、やはり
市営住宅だけではなくて、県住とか、公団、また、民間の賃貸住宅、持ち家等も含めた検討が必要かと思っております。
平成25年度に明石
市営住宅整備・管理計画というものを策定させていただきまして、その中には2022年度、今年度なんですけども、公営住宅の必要戸数が約7,000戸という数字をお示しさせていただいております。
現在、国交省のほうで、そういった世帯数推計支援プログラムというのがありまして、将来、国勢調査、人口動態とか、それによったプログラムを踏まえて、要するに住宅に困窮される方がいかほどいるのか、そういった収入層の方が何世帯あるのかというのを割り出して進めていきたいなと。また、そういったことも踏まえて、将来、県住、市住をメインとして、住宅困窮者への住宅提供という形の戸数を割り出していきたいなと思っております。
何とか今年度にそういった将来の
市営住宅の整備・管理を方針化するものを、今、策定しておりまして、近々、委員の方々にお示しさせていただきたいなと思っております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 三好委員。
○
三好宏委員 先ほども出た公団であったり、県住であったり、うまく連携もしていただきたいと思いますし、全国どこでもこういう課題が、老朽化した市住、県住というところは、どこでも課題があるんじゃないかなと思いますので、いろんな取組もしてるみたいです。さほど効果を上げてるとは思えないようなこともありますけど、しっかりと研究しながら将来像を描いていただきたいなと思いますので、頑張っていただきたいと思います。
以上です。
○
松井久美子委員長 ほかにございますか。ないですか。
そうしましたら、次に移りたいと思います。
報告事項エ、明石市
水道事業中期経営計画 令和3年度
進捗状況報告について楡井経営企画担当課長、お願いします。
楡井経営企画担当課長。
○楡井経営企画担当課長 経営企画担当課長の楡井でございます。
報告事項エ、明石市
水道事業中期経営計画(以下、中期計画と言います)の令和3年度
進捗状況報告について
委員会資料を基に報告いたします。
明石市水道事業経営戦略の実行計画である中期計画につきましては、毎年度、前年度の決算に基づいて進捗状況を取りまとめ、フォローアップをすることとなっており、令和3年度の進捗状況がまとまりましたので、その内容を報告するものです。
資料1ページ目をお願いいたします。
1、進捗状況につきましては、中期計画に掲げた10件の実現方策の進捗状況は、極めて良好が2件、おおむね良好が8件となり、全ての実現方策がおおむね順調に進捗しております。実現方策、それぞれの評価は、表に示すとおりで、さらに詳しい内容については、中期計画
進捗状況報告書の3ページから16ページに記載しております。
次に、2、経営状況の(1)給水人口と配水状況につきましては、令和3年度は給水人口の増加傾向が続いたことから、生活用の量水器口径20ミリの使用水量は微増傾向が続きましたが、それ以外の用途の使用水量はおおむね横ばい、または微減傾向となったため、全体の配水量及び有収水量は減少傾向が続いております。一方で、計画値と比較すると、令和3年度実績が計画値を上回る結果となりました。
資料2ページ目をお願いします。
(2)収益的収支につきましては、当年度純利益が計画より約1億8,600万円増加し、約6億3,000万円となりました。その理由は、収益的収入をほぼ計画どおりに確保できたことと、収益的支出のうち、人件費、維持管理費のうち委託料及び修繕費を計画値よりも削減できたことなどによります。
ただし、有収水量の実績値が計画値よりも多いにもかかわらず、水道料金収入については、実績値が計画値より少なくなっております。これは、計画で設定している用途別の使用水量割合と比べて、実際は生活用の使用水量が多く、業務、営業用及び工場用の使用水量が少ないことによりまして、1立米当たりの平均販売単価が想定よりも低下していることが主な原因となります。
本市では、使用水量の増加とともに、水道料金単価が上昇する逓増型の料金体系を採用している影響で、大口径の大口使用者の使用水量が減少すると、その減少率以上に給水収益が減少することになります。一方で、小口使用者の使用水量が増加しても、その増加率ほど給水収益が増加することはありません。このようなことから、来年度以降も総有収水量の増減だけでなく、需要用途別の有収水量の構成割合を注視していく必要があります。
次に、(3)資本的収支につきましては、各施設の整備・更新計画に基づき、老朽管の更新を図るとともに、水道施設・設備の機能保全、改良工事をおおむね計画どおりに実施し、財源の一部には新たに企業債を発行して充当しましたが、企業債発行額が計画を下回ったことから、企業債残高は計画より減少しています。なお、資金残高はほぼ計画どおりに確保できております。
資料3ページ目をお願いいたします。
3、今後の取組については、令和4年度以降も中期計画に基づき、表に示すとおり取組を進めます。それらの取組については、毎年度、進捗管理及び計画と実績との乖離検証並びに必要な見直しを行うことにより、水道事業の健全経営につなげてまいります。
報告は以上です。よろしくお願いいたします。
○
松井久美子委員長 何か御意見、御質問ございますか。
辻本委員。
○
辻本達也委員 報告書のほうを拝見しておりまして、4ページの(2)給水装置等の適正管理のところであります。取組内容の欄を拝見いたしますと、さらに多くの貯水槽水道設置者が点検等の適正管理を励行するように促しますとありますけれども、検査の実施及び報告に係るルールについてはどのようになっているんでしょうか。
○
松井久美子委員長 楡井経営企画担当課長。
○楡井経営企画担当課長 経営企画担当課長の楡井でございます。
検査の実施と報告に係るルールについてということで御質問を受けました。それにつきましては、貯水槽水道につきましては、貯水槽の大きさによりまして、10立米を超えるものにつきましては、水道法が適用されまして、それ以下のものにつきましては、条例により10立米を超えるものに準じて管理をすることとなっております。
管理の方法といたしましては、定期的な貯水槽の清掃、点検、水質検査等が規定されておりまして、それらの検査結果等の報告について、本市の場合は、水道局にて行うこととなっております。
○
松井久美子委員長 辻本委員。
○
辻本達也委員 法律、条例でそういったルールが定められている割に、このたびの報告書は、これまで成果目標のところ、過去の実績の件数になるのかなと思いますけれども、件数で表していたものをこれから率に改めるというところで、よりその報告状況が明確化されてくるかなというふうに思うんですが、ただ、数字が法律、条例でルール化されているにもかかわらず、割合がかなり低いなと。40%に達してないなというふうに思うんですけれども、これについてはどのようにお考えでしょうか。
○
松井久美子委員長 楡井経営企画担当課長。
○楡井経営企画担当課長 経営企画担当課長です。
報告義務があるものにつきましては、水道法が適用される10立米を超える貯水槽設置者になります。10立米以下のものにつきましては、努力義務という形になっておりまして、報告書につきましては、その10立米以下も含めた全ての貯水槽設置者に対する報告数の割合を示していますので、このような数字になっております。
以上です。
○
松井久美子委員長 辻本委員。
○
辻本達也委員 適正管理を促していくという上では、努力目標というところではあるものの、やっぱり報告を適正にしていただけるように引き続き呼びかけていただきたいなというふうに思うところと、法律で規定されているもの以下の貯水槽については、小規模なものかなというふうに思うんですけれども、大きい貯水槽については、その災害発生時なんかにも
有効活用できるという利点があったりして、小規模のものも一定そういうことはあるかもしれないんですが、ただ、直結直圧の給水方式というのが奨励されている自治体もかなりありまして、ホームページなんかを見てますと、それを奨励しているというところもあったりするんですけれども、明石市の水道としては、この点については、どのようにお考えでしょうか。
○
松井久美子委員長 業務担当課長。
○小椋業務担当課長 業務担当課長の小椋でございます。
今、委員御質問の直結給水方式についてお答えさせていただきます。
水道局におきましては、貯水槽の定期的な点検が必要がない、または、水道水の水質が悪化するおそれが少ない直結給水方式を推奨しておりますが、一方で貯水槽方式は、災害時におきまして非常に水を有効に利用できるというメリットがございますので、どちらの方式を選択するかにつきましては、各設置者にお任せしているというのが現状となっております。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 辻本委員。
○
辻本達也委員 報告書を見る限りでは、そういう直圧に変えている事例も増えているということですから、それぞれのマンションなんかであれば、
集合住宅なんかであれば管理組合なんかでいろいろと議論、検討された上で、今後のことも考えて、長い目で見て、そういう方式をとられて、増圧ポンプなんかも設置されて、費用も結構かかるものですから、それなりの検討が必要なんかなというふうに思うんですが、その災害時の利点ですね、こういうところとか、その辺の情報発信を今後そういった
集合住宅なんかで検討される際に、いろいろ活用していただけるような、そういう仕組みもぜひお願いしたいなと思います。
以上です。
○
松井久美子委員長 ほかにございますか。ないですか。
千住委員。
○
千住啓介委員 2ページなんですが、実現方策ごとの評価というところで、やはり水道で一番の大切なことは、おいしい水、安全で安心しておいしい水が飲めるということかなと思うんですが、そんな中で、少し気になるんですが、各浄水場の水質管理が極めて良好ということで、いい評価、極めて良好ということで、いい評価はいい評価なんですが、私の記憶するに、明石川があんまり適さないものが入っていたというのがあったんですが、その辺り、これどういうことなのか、ちょっと御説明いただけますでしょうか。
○
松井久美子委員長 楡井担当課長。
○楡井経営企画担当課長 経営企画担当課長の楡井でございます。
委員質問の水質の件について回答させていただきます。
今回の報告で挙げておる分につきましては、原水の水質の状況ではございませんで、末端給水栓の水質ということで、浄水処理をした後の水質について、成果目標ということで立てております。ということで、浄水処理した後の水につきましては、しっかりと水質基準を守った上で、その評価基準値の50%を超過する回数のところが過去の3年間の最大値であるところの12回を上回らないことというふうに成果目標を立てさせていただいておりまして、令和3年度は11回だったといったところから、極めて良好という判断をさせていただいております。
○
松井久美子委員長 千住委員。
○
千住啓介委員 ということは、水質管理、しっかりきれいな水を送るために、かなりのいろいろな費用をかけながらやっていってるというふうなことでしょうが、やはり、結局、その水質管理、しっかり安全なものにするのに、過去に比べると費用はかさんできているというのはあるのでしょうか。具体的に少しお願いできますか。
○
松井久美子委員長 楡井経営企画担当課長。
○楡井経営企画担当課長 経営企画担当課長でございます。
浄水処理の費用につきましては、確かに近年、PFOS・PFOA対策ということで、活性炭の交換頻度を早くしたり、粉末活性炭を投入したりということで、かなり大きな金額がかかっておるところでございます。そういった金額がかさみますんで、全体としては、明石川河川水というのは廃止していく方向ということで考えております。
以上です。
○
松井久美子委員長 ほかございますか。大丈夫ですかね。
そうしましたら、報告を聞いたことの確認をよろしくお願いいたします。
最後に、オ、
阪神水道企業団からの
新規受水に向けた
スケジュール等について説明を求めます。
楡井経営企画担当課長。
○楡井経営企画担当課長 経営企画担当課長の楡井でございます。
報告事項オ、
阪神水道企業団(以下、企業団と言います)が、企業団からの
新規受水に向けた
スケジュール等について
委員会資料を基に報告いたします。
令和7年度に開始する企業団からの
新規受水につきましては、これまで関係機関と事務的な協議調整を進めてきたところですが、令和4年4月15日付で企業団に対し正式に受水協議依頼を行いました。
その内容についてでございますが、企業団は、上水道事務の一部を共同処理することを目的に設立された地方自治法第284条第2項に基づく一部事務組合であり、企業団からの
新規受水は、明石市がその組合に加入して受水することを前提に協議を進めております。
本市への企業団からの水道用水供給についてでございますが、本市から企業団施設までは距離があり、管路整備等の工事には莫大な費用と相当な期間を要するため、企業団が神戸市へ送水業務を第三者委託するスキームとすることをお願いしておりまして、このスキームによる本市の
新規受水について、企業団及びその構成市に対し、令和4年4月15日付で協議を依頼し、令和4年6月27日に企業団から受水に向けた協議を進めていく旨の回答を受理したところです。
次に、今後の
スケジュールにつきましては、資料2枚目の
阪神水道企業団からの
新規受水に関する
スケジュールに沿って説明します。
上段、事務手続等の赤囲み部分は、先ほど説明した部分になります。現在は、規約変更に関すること及び費用負担等の内容、並びに施設整備及び運用方法等について協議調整を進めています。今年度中には企業団に対して受水申入れを行い、企業団、構成5市及び本市の7者間で新規供給に係る確認書を締結する予定です。
また、企業団からの
新規受水に必要な施設については、神戸市の水道施設内での整備が含まれることから、施設整備等を円滑に進めるため、企業団、神戸市及び本市の3者間で施設整備に係る協定書を締結する予定です。
令和5年度は、本市が企業団に対し加入依頼を行い、企業団運営協議会において協議し、本市市議会における企業団への加入議決及び構成5市市議会における企業団規約変更議決をもって企業団規約変更協議書を締結します。そして、企業団が兵庫県に対し規約変更許可申請を行い、許可されることで、企業団から本市への受水量の証明がなされ、本市が厚生労働省へ水道事業変更認可申請を行うなど、企業団からの
新規受水に係る重要な事務手続を予定しております。
令和6年度は、企業団施設から本市の受水点までの送水に係る個別協定を企業団と締結し、加入負担金を令和7年度との2か年で支払い、令和7年4月1日から企業団用水の受水が開始される予定です。なお、企業団からの
新規受水などによる明石川河川水からの水源転換に必要な施設整備については、表の下段のとおり進めてまいります。
報告は以上です。よろしくお願いします。
○
松井久美子委員長 それでは、御意見、御質問よろしくお願いいたします。
佐々木委員。
○
佐々木敏委員 横田統括理事にお聞きをいたします。
今、説明をお聞きしたように、水道局として、
阪神水道企業団から受水するに当たって多くのお金を使うことになります。水道局の財源がより厳しくなってくると思います。そして、将来的には水道料金の値上げの問題が浮上してくるのではないかと思います。自治体によっては値上げをせずにとことんまで我慢して、一度にどんと上げたところもございます。そうなると市民は大変になってまいります。上げるにしても小刻みに行って、市民生活に影響が少ないようにするべきだと思います。
また、値上げをせずに済むのであれば、それに越したことはありません。その意味でも、一般会計から水道局に補填するようなことも今後考えていかなければいけないと思いますが、いかがでしょうか。
○
松井久美子委員長 横田統括理事。
○
横田統括理事 統括理事の横田でございます。
今後の水道の、言わば経営というところかなというふうに考えております。
まずは、大事なことは、企業努力によりできるだけ歳出等も抑えていって健全な経営をしていくというのが大前提でありますけれども、先ほど委員もおっしゃられた水道料金の問題、これはある程度というか、一定認識はしておりますので、その辺、将来を見据えながら今後どうしていくかもしっかり検討していきたいというふうに思います。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 佐々木委員。
○
佐々木敏委員 市長も、水道料金は上げませんということをはっきり言われているようでございますけれども、これは当面の間というふうに私は理解しておりますけれども、やはり、今、どんどん物価が全て上がっている中で、水道料金をできるだけ上げずに頑張っていくということも大事だと思いますので、ある程度好循環で市の財政も豊かになっておりますので、そういう意味でも水道局の財源をしっかり取っていくということが大事になってくると思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○
松井久美子委員長 ほかにございますか。
三好委員。
○
三好宏委員 具体的な
スケジュール案が示されて、ようやく進んできたなと、そういうふうに思っています。
そんな中で、来年の令和5年に議会で承認をすると。そして、令和7年から水を受水するというような形ですが、これ、たしか後期高齢者医療広域連合議会みたいな、同じような広域連合というか、企業団の中でこの協議をする議会的なものがあったんじゃないかなと思うんですが、その辺の説明をお願いしたいです。
○
松井久美子委員長 橋本次長。
○橋本水道局次長 水道局次長、橋本でございます。
ただいまの質問、
阪神水道企業団に構成市として明石市が入っていく中で、明石市議会としてどういった関わりをするかという意味で答えさせていただきたいと思います。
基本的には、水道企業団のほうにつきましては、首長で構成する運営協議会というものと、各議会の議員から選出された企業団議会というものが、そういう組織が2つございます。明石市議会としては、後者の企業団議会のほうに所属して、活動いただくという形になってこようかと思います。
それと、三好委員のほうから、後期高齢者の広域連合議会のスキームとどうだというお話があったかと思いますが、広域連合議会の選出区分は、市長、副市長、そして議員さんの中から選出するということと、
阪神水道企業団議会につきましては、市議会議員の中から選出という違いがございます。
以上でございます。
○
松井久美子委員長 三好委員。
○
三好宏委員 大枠理解はいたしました。市長だけで構成する会である運営協議会のほうと、それから、各地の議員が出てきて議論をする企業団議会という2種類あるというようなことかなと思うんですが、加入した場合、明石市議会から加入するという部分は、これ、いつから、例えば、何名というような話はされてるんですかね。
○
松井久美子委員長 橋本次長。
○橋本水道局次長 水道局次長、橋本でございます。
ただいまの質問ですね、いつから何名加入というお話なんですけれども、まずは令和7年度加入という形で入っていく中で、
阪神水道企業団というのは、基本的に4年間の在籍枠を持って、きっちり事業を進めているというふうに聞いております。次の事業計画というのが、2024年度から27年度の次期財政計画というのを立てるみたいなんですが、明石市はちょうどその途中で、令和7年度、2025年に加入という形になります。そういった状況と、明石市が頂くお水というのは、最大の給水量で、阪神水道さんが全体で配ってるのが112万8,000立方メートル、明石市が最大1日もらうのが1万4,400立方メートル、パーセンテージでいうと1.28%という形で、全体枠からしたら少しの量に見えてしまいます。企業団議会の議員さんの枠というのも、現在15名ということで聞いておりますので、そういうところも、今後、阪神水道さんのほうの議会のほうで検討いただく。明石市として加入する中で、向こうのほうで先に検討いただいた中で、それが中で固まりましたら、明石市議会のほうと協議を重ねて加入について決まっていくものというふうに聞き及んでおりますので、よろしくお願いいたします。
○
松井久美子委員長 三好委員。
○
三好宏委員 はい、分かりました。水量が相当違うというようなことで、向こうの議会のほうも運営していく中で、そちらさんの意向も踏まえてというような事かと思いますので、状況を見ながらというようなことでよろしいんですよね。
○
松井久美子委員長 水道局次長。
○橋本水道局次長 水道局次長でございます。
そういった見解でよろしいかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○
松井久美子委員長 ほかございますか。ないですかね。
そうしたら、ないようですので報告5件を聞いたことを御確認よろしくお願いいたします。
その他の項でございますが、事前に申出がございませんでしたので、その他の項を終結させていただきます。
それでは、これで
建設企業常任委員会を閉会いたします。
ありがとうございました。
午前11時29分 閉会
以上は、本
委員会の記録であることを証するため、明石市議会
委員会条例第20条の規定により押印する。
建設企業常任委員会
委員長 松 井 久美子...