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令和 4年生活文化常任委員会( 9月20日)

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  1. 明石市議会 2022-09-20
    令和 4年生活文化常任委員会( 9月20日)


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    令和 4年生活文化常任委員会( 9月20日)                            生活文化常任委員会記録                          令和4年9月20日(火)                          於   大会議室     ----------------------------------- 〇出席委員(7人)   穐原成人委員長             国出拓志副委員長   森勝子委員    丸谷聡子委員     林健太委員   辰巳浩司委員   宮坂祐太委員 〇欠席委員   な し 〇出席説明員   佐野統括理事  石角市民生活局長  北條市民生活部長  岩﨑文化芸術部長   上田緊急生活支援部長  前田豊かな海づくり部長  合田環境部長   藤田農業委員会事務局長   ほか所管各局の室長・次長・課長 〇請願者
      大西賀雄 〇議事  (1) 市民生活局農業委員会関係   ① 付託された議案・請願の審査    ア 議案(1件)      議案第64号 令和4年度明石市一般会計補正予算(第5号)             〔分割付託分〕・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3    イ 請願(1件)      請願受理第4号 豊かな明石の海を目指して明石市二見浄化              センターから排水される栄養塩分布の最適              化に関する請願・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11   ② 報告事項(5件)    ア 「高齢者・障害者等への住民票等証明書届けサービス」の      モデル実施について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18    イ 明石市人権施策推進方針(素案)について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23    ウ 市立文化博物館指定管理期間の延長について・・・・・・・・・・・・・・・・ 30    エ あかし生活地域経済応援キャンペーン「3割おトク商品券」      事業中間報告について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34    オ 市民全員・事業者サポート事業(第2弾)について・・・・・・・・・・・・ 37   ③ その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40                            午前9時59分 開会 ○穐原成人委員長  ただいまから生活文化常任委員会を開会します。  議事に入ります。  市民生活局農業委員会関係であります。付託された議案は1件であります。  議案第64号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第5号)〔分割付託分〕を議題に供します。  それでは、議案の説明を求めます。  小林文化・スポーツ室長。 ○小林文化・スポーツ室長  文化・スポーツ室長の小林でございます。  私からは、議案第64号、令和4年度明石市一般会計補正予算(第5号)のうち、当委員会に付託されたものにつきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書を御覧頂きながら説明します。  議案書、一般の24、25ページをお願いします。  5款 農林水産業費、1項 水産業費、1目 水産業振興費です。右側の説明欄、豊かな海づくり事業ですが、令和3年度のふるさと納税額の確定に伴い、追加事業として明石ダコの保護など、豊かな海づくりに向けた取組をさらに進めるものです。  私からの説明は以上です。  引き続き、担当課長から関連資料に基づき説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長の大久利でございます。  議案第64号関連資料ふるさと納税を活用した豊かな海づくり事業の追加実施につきまして、私から御説明させていただきます。  配付をしております資料を御覧ください。  1、主旨でございますが、令和3年度のふるさと納税額が確定し、明石ダコの保護に対して多くの寄附を頂きました。これらの御寄附を明石市漁業組合連合会などと連携し、今年度の追加事業としまして豊かな海づくりに関連する事業に充当し、明石ダコの保護や漁場の改善など、さらなる豊かな海づくりに向けた取組を進めようとするものでございます。  次に、2、事業の概要でございます。  (1)漁礁の設置は、「天然のいけす」とも称される、多くの魚介類の産卵場となっている鹿の瀬漁場周辺に明石ダコをはじめ、有用魚類のすみかとなる鋼製漁礁を1基設置することにより、漁場生産力を増大させ、豊かな海づくりに寄与したいと考えております。  続いて、(2)産卵用タコつぼの投入でございますが、明石ダコの不漁が続く中で、持続可能なマダコの資源保護の実現を目的に、昭和41年から実施しております産卵用タコつぼの投入事業を拡充し、投入するタコつぼの数を増やしたいと考えております。  次に、3、実施する時期でございますが、市漁連や鹿之瀬漁場開発協議会の皆様と相談させていただきながら、令和4年11月頃から令和5年3月までの間に実施をしたいと考えております。  最後に、4、予算でございます。漁礁の設置とタコつぼの投入に際し、680万円の予算を計上しております。  議案第64号関連資料ふるさと納税を活用した豊かな海づくり事業の追加実施についての説明は以上でございます。御審議賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございますでしょうか。  林委員。 ○林健太委員  質問です。予算なんですけれども、ふるさと納税では、確か3,000万円だか、4,000万円だか、タコの保護で寄附が入っていると思うんですけれども、これは残りは、また別の補正予算の議案で上がってきたりとかするという認識でよかったですか。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長の大久利でございます。  先ほどのふるさと納税の寄附額と今回の事業の実施額との関係のお話でございますけれども、ふるさと納税の寄附額につきましては、これまで、水産一般振興事業栽培漁業推進事業などを充当先として水産業振興の財源とさせていただいていると説明してまいりましたけれども、やや分かりにくいというふうなことを漁業関係者や議会の皆様からもお聞きしておりまして、先ほどの説明でも申し上げましたとおり、今回の補正事業につきましては、令和3年度のふるさと納税寄附額が確定して、使い道として明石ダコの保護に対して充当するというようなところで、豊かな海づくり大会もございまして、それを契機として、さらなる豊かな海づくりに向けた取組を進めたいと考えているという趣旨でございます。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  ちょっと私の質問と答えが乖離してまして、ふるさと納税の金額とこの予算の金額とが乖離があるということですよね。タコの保護という名目で善意の方から御寄附頂いた金額とこの金額が違うんで、その違う間の金額っていうのは、また別のタコの保護に使われるのか、どうなっているのかなっていうところです。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長の大久利でございます。  先ほどの件なんですけれども、事業費につきましては、ふるさと納税の返礼品とか、事業費の事務経費、あるいは、他市町への寄附された額など、総合的に勘案し決定しているというふうなものでございまして、その予算の配分方法につきましては、先ほど委員おっしゃった、22日の総務常任委員会で担当のほうから報告されるというふうにお聞きしております。  我々、豊かで安全な海づくり推進室としまして、振り分けられている予算の中で明石ダコの保護など、豊かな海づくりに向けた持続可能な取組を、漁業関係者をはじめ関係者としっかりと協議しながら進めたいというふうな、そういった立場でございます。よろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  まあ、御課といいますか、振り分けられた金額でやっていますということですので、予算のことをこれ以上言ってもしゃあないんでしょうけれども、その見識でいったら、例えば、ふるさと納税の金額が赤字やったら、市民の方、全国の方が幾らこのタコの保護に力を入れたいと思ってお金を寄附いただいても、結果、ゼロ円になるというケースも今の感覚でいうとあるのかなと思うんです。それって寄附されている方にとって、どういう思いでその金額を決定しているんだろうという、今、疑問は残っていまして、また、それは、そのように寄附される方に説明はあるのかどうかというところですね。減額されますよという説明があるのかどうか、答えは求めないですけど、分からんと思いますので。  そうしたら、では、総務常任委員会のほうで他の委員から御質問があろうかと思いますけれども、その辺りは宿題ということで、意見ということで終わらせていただきます。 ○穐原成人委員長  その他に質疑、意見等はございますか。  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  まず、今回の予算が680万円ということなんですけど、それぞれ事業が2つありますが、その内訳を教えていただけますでしょうか。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長の大久利でございます。  基本的には、漁礁が600万円、タコつぼが80万円ということなんですけれども、今、ウクライナ情勢で鉄の値段が非常に上がっているということでございまして、漁礁の600万円というものが若干上がりそうだというふうなことをお聞きしておりますので、その残った額でタコつぼを投入するというようなことで漁業関係者の皆様方とも、今、調整を進めているところでございます。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  先ほどの説明で、ふるさと納税で明石のタコの保護に対して頂いた御寄附を豊かな海づくり事業で使うということには異論はありません。  もっと私は増やしても、先ほど林委員もおっしゃいましたけれど、もっと増やしてもよいと思うぐらいですが、漁場生産力を増大させ、豊かな海づくりに寄与するという御説明がありましたけれども、漁礁1基を入れることでどのぐらいの効果を見込んでおられるのか。また、タコのすみかだけつくっても、餌となる甲殻類とか、二枚貝とかが増えないと効果が上がらないと思うんですね。ですから、これらを増やすような取組も併せて両輪でやる必要があると思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長でございます。  先ほど言われましたように、確かに漁礁だけでは、海の環境というのは、産卵場であるとか、そういった育成場というんですかね、そういったものしか増えないということで、例えば、ため池のかいぼりでありますとか、下水処理場栄養塩管理運転でありますとか、漁場改善、豊かな海を取り戻すためにはそういった複合的な取組というものが必要だというふうなことを考えておりますので、いろんな意見を聞きながら、今後検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  ちょっと私が質問したことと、今の中で答えにくいかも分からないんですけど、漁礁を1基入れることでどれぐらいの効果を見込んでおられるのか、一度実験としてやってみて今後検証していくのか、その辺りをもう少し詳しく教えてください。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長でございます。  実際の効果ということは、この漁礁の設置というのが、鹿之瀬漁場開発協議会というところで毎年、計画的に入れられているものでございまして、毎年、効果検証もしっかりさせていただいておりまして、その中で、まだ具体的な数字っていうのはないんですが、私も以前にビデオカメラで撮った画像を拝見したことがあるんですけども、これを見ると、漁礁に設置された石と石の間にマダコであったりとか、あるいはメバル・カサゴ・キジハタ・イナメといった、いわゆる居着きと呼ばれる、市場では高く取り引きされるような魚が着いていたりとかですね、それを追って小さい魚、アジとか、イサギとかっていう小魚がついて、それを追ってカンパチとか、ハマチとかっていう魚も追いかけているような画像も見たことあります。  どれだけ効果があるかどうか分からないんですが、この漁礁を入れると、30年ぐらい漁礁っていうのは持ちますので、少なくとも漁場にとっては悪いものではないというふうなこともありまして、今後、その辺も含め、漁業関係者としっかりと協議しながら、効果をしっかり測っていきながら事業を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  漁礁の効果というのを今も教えていただいたところですけど、高額ということで幾つも入れるわけにはいかないと思うんですね。有用魚類のすみかとなるところは、漁礁も今後やっていく1つの方法だと思いますけど、ほかにもいろいろ方法があると思うんですね。例えば、明石の場合は藻場、アマモ場が重要な役割を果たしてきたと思うんです。藻場っていうのは海藻がつくる茂みですから、波や潮流による水の波動をやわらげるとともに、魚の赤ちゃん、稚魚が、海のゆりかごと言われるように外敵から身を守る隠れ場にしたりとか、あと、海藻の根幹とかにこういう稚魚の餌となる小さな生物、小型の生物が豊富に暮らすということを聞いておりまして、私も明石の子供たちとこういう藻場を増やす活動をずっとしてきたんですけど、そういうこともですね、ふるさと納税を利用するというのなら、そんなにお金のかかることではないと思いますので、例えば、寄附していただいている方にもフィードバックするとか、もっとアピールするような意味で、皆さんのそういうお気持ちをこういう形で市民みんなで取り組んでいますよみたいな、そういう取組も必要なんじゃないかなっていうふうに、ちょっとお聞きして思いました。  例えば、先日、明石市議会の豊かな海づくり大会推進委員会で、佐賀県の有明海漁業協同組合の方とオンラインでお話をされていたときに、佐賀県では、森・川・海・人と書いて「森川海人っプロジェクト」ということで、森と川とを守ることで、そして、それを人がつなげることで海を守るとか、宮城県の気仙沼では森は海の恋人っていうことで、里と海をしっかりつないで豊かな海を守っていくみたいな取組もされていますので、そういう意味では、このお金がふるさと納税ということで多くの方の御厚意でできる事業であれば、そういったことも今後考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長でございます。  丸谷委員からの藻場づくりでありますとか、そういった山からの栄養を海に流していくというふうなことに関しての質問、御提案というふうに受け止めさせていただきますけれども、確かに、栄養が山や森、水田から川を通って海に運ばれ、豊富なプランクトンが育つことで魚介類を育てるというふうな、いわゆる自然循環型の豊かな海づくりを行うということは非常に重要であると認識をしております。  また、本市でも、約100か所あるため池のうち50か所以上で水を一斉放流したり、栄養のある泥をかき出すかいぼりを漁業関係者の皆様と一緒にさせていただいておりますけれども、ふるさと納税の中で、そういった藻場づくりや、森、山を生かして豊かな海をつくっていくというふうな取組を今後、検討させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  上田緊急生活支援部長。 ○上田緊急生活支援部長産業振興室長  緊急生活支援部長の上田でございます。  水産業の振興に関するものでありますので、私からも若干補足させていただきたいと思います。  先ほど大久利課長から答弁させていただいたことに加えまして、施肥でありましたり、要は肥料を直接ばらまきまして豊かな海づくりをしていく、その効果をしっかりと測定していくところまで踏まえて事業を実施していきたいと考えております。  それから、従来から漁協の皆様に御協力頂きながら海底耕耘をしまして、藻場も含めた生物が生息しやすい、産卵しやすい環境をつくるという事業も実施しております。  これに加えまして、今回、ふるさと納税のこともありまして、タコつぼの投入とか、漁礁の設置によって漁場をつくっていくというようなことも含めて総合的に実施していきたいと考えております。  また、先ほど林委員のほうからもありましたが、ふるさと納税につきましては、昨年度に運用の仕方についてどうなんだろうと、もっと明確に分かりやすいようにという御指摘があって、しっかりとお応えしていかなあかんということで、財務担当ともしっかりと協議して、この分はしっかり水産業で運用していく。タコということじゃなくて水産業自体を、豊かな海をつくること自体にしっかり運用していくということを、もっと見せ方も考えて総合的にやっていきましょうということで話をしておりますので、それはしっかりと取り組んでいきたいと思います。きっと総務常任委員会の中でもそういうお答えが出るかと思いますので、その辺りもお答えさせていただきたいと思います。  今回の件も、どれだけその効果が、600万円かけたからこれだけ効果があるとか、3,000万円全部かけたからこれだけ効果があるとかっていうのはなかなか見えにくいんですけれども、やっぱり今やっていかないとどんどん海は弱くなっていっていますんで、できることからとにかくやっていくっていうことがまず一番だと。この辺りも行政だけの一方的な想いじゃなくて、漁協の皆さんとか、専門家の皆さんと相談して、これはちょっとでも効果があるんじゃないかなということを第一歩からでも取り組んでいこうということでやっておりますので、ここも御理解頂きたいと思います。
     それから、もう1点だけ。先ほど林健太委員のほうから、じゃあ3,000万円の寄附が集まらなかったら、これは投入しないんですかというと、決してそうじゃありません。ここも財務担当と協議しておる中では、しっかり予算としては確保していく。それにふるさと納税をどうやって投入していくかっていう、そういう使い道の問題ですので、予算が集まらなかったらこの取組はしないと、こういうことは全くありませんので、ここははっきりと御報告しておきたいと思います。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  今、部長から御答弁頂いて、いろいろ理解できたところもあります。せっかく御答弁の中で施肥ということが出たので、ちょっと言及させていただきたいんですけど、先日、佐賀県の有明海漁協組合の方とオンラインでやりとりされているところを私も傍聴させてもらっていて、そのときに、漁協の方がおっしゃったのが、施肥をすることで魚や貝を減らすことになっているのではないかというふうにも言われていたので、その辺を丁寧に調査研究しながら、やっぱり漁師さんっていうのは、本当に長年の積み上げの経験の中でそういう感覚って多分持っておられると思いますので、そういう感覚をしっかりお聞きしながら、一緒になって取り組んでいただきたいというのを、くれぐれも施肥に関しては、私も、その言葉でちょっと懸念がありますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○穐原成人委員長  上田緊急生活支援部長。 ○上田緊急生活支援部長産業振興室長  緊急生活支援部長でございます。  そのためにも、今回しっかりと効果測定をするということでございますので、御懸念のある部分も含めて、専門家の皆様、それから、漁協の皆様と相談しながらしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  例えば、ふるさと納税してくださった方にも参加していただけるような、せっかく今、漁業者と農業者が一緒になってかいぼりをやっているとか、今、テレビでもかいぼりってすごく注目されていますし、そういうイベントを大きくやるとか、また、明石で唯一ある里山を守る活動も始まっていますので、そこに参加していただくとか、みんなでアマモを植えるとか、もう少し参加型でみんなで豊かな海を守るんだっていう気運を、ふるさと納税を使うのであれば、高めていただけたらと思います。これは意見とさせていただきます。  以上です。 ○穐原成人委員長  その他、御質疑、御意見はございますでしょうか。  ないようですので、質疑を終結いたします。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第64号〔分割付託分〕は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○穐原成人委員長  御異議なしと認め、議案第64号〔分割付託分〕は原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  請願受理第4号、豊かな明石の海を目指して明石市二見浄化センターから排水される栄養塩分布の最適化に関する請願を議題に供します。  本請願につきましては、請願者から意見陳述の申出を受けております。  請願者の大西さんは請願者席へお願いいたします。  それでは、請願書を朗読させます。  議会局、お願いします。 ○本田議事課事務職員  議会局でございます。  請願の朗読をいたします。  請願受理第4号、豊かな明石の海を目指して明石市二見浄化センターから排水される栄養塩分布の最適化に関する請願。  請願者、明石市漁業組合連合会会長、大西賀雄氏。  構成団体、明石浦漁業協同組合代表理事組合長、戎本裕明氏。林崎漁業協同組合代表理事組合長、田沼政男氏。江井ヶ島漁業協同組合代表理事組合長、橋本幹也氏。東二見漁業協同組合代表理事組合長、大西賀雄氏。西二見漁業協同組合代表理事組合長、山本章等氏。  紹介議員、千住啓介議員尾倉あき子議員石井宏法議員寺井吉広議員梅田宏希議員竹内きよ子議員大西洋紀議員。  請願の趣旨。明石市は全国でも有数のノリ養殖の産地であり、現在339名のノリ生産者が約5.2億枚を生産し、その水揚げは約51億円にのぼり、明石市の重要な基幹産業の1つであります。  近年は海の貧栄養化による養殖ノリの色落ち等が大きな問題となっており、明石市におかれましては、平成20年から全国でも先進的に下水処理場栄養塩管理運転に取り組まれ、現在も放流水中の栄養塩濃度をより高める取組に御尽力を賜り、感謝申し上げます。  しかしながら、二見浄化センター栄養塩管理運転によって増加した栄養塩の動態シミュレーション(瀬戸内海区水産研究所の解析)によると、高濃度の栄養塩が陸域沿いのノリ漁場に流入しているため、貧栄養で栄養塩供給が必要な沖側の漁場には到達しにくい状況です。また、高濃度の栄養塩が流入する漁場では、淡水等の影響により養殖ノリの成長に悪影響を与えるなど、栄養塩の偏在が問題となっております。  このため、二見浄化センターから栄養豊富な処理水がノリ漁場に適正に供給され、本年度の全国豊かな海づくり大会兵庫大会を契機に、魚のまち明石が次世代まで続く豊かな海となるよう、下のとおり請願いたしますので、御高配を賜りますようお願いいたします。  請願項目①、明石市は二見浄化センターからの処理水をノリ漁場に満遍なく分散させ、周辺ノリ漁場の栄養塩の分布が最適化される方法について、高精度のシミュレーション調査研究を行うこと。  ②、明石市は栄養豊富な処理水と周辺ノリ漁場の栄養塩分布が最適になる方法を見出した上で、その実現方法を検討し計画化すること。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  次に、請願者から意見陳述を頂きます。  なお、意見陳述の時間は申し合わせにより10分以内となっております。  それでは、大西さん、お願いいたします。 ○大西請願者  明石市漁業組合連合会、大西であります。  先ほどの話では、海底耕耘、施肥、タコつぼの養殖、漁礁の問題もいろいろ、今、話聞かせてもらいましたけれども、実際、その効果を上げるとか、もう表に出そうと思ったら、やっぱり漁業者が水揚げを上げて一生懸命することが第一なんです。  それが漁師の目線から言うと、今、タコの漁礁、栄養塩のこともあんねんけど、水揚げができへん。この3年、4年、タコの水揚げなんか10分の1になっとう状態なんですね。漁礁をつくることでタコのすみかになること。栄養塩にしても貧栄養化、やっぱり餌がないということでタコも育たん、ノリの色落ちもある、いろんなことが重なってくるんです。  それに、今年、海づくり大会に備えて、去年の9月から2回、議員さんと勉強会いうものをさせてもらいました。その結果、ありがたいことに、施肥のお金、タコつぼ、漁礁、いろんなことを、それに関してはほんまにありがたく思っております。  ただ、問題になっているのは、明石市連の中で7割ぐらいはノリの水揚げなんですね。それがこの2年、油も焚かれへんぐらいの状態でノリの色落ちが進んでいるんです。二見浄化センターの管理運転にしたってもう何年も前からやってもらってるんです。それは本当にありがたいんですけど、網張っとう漁場の場所に栄養塩が届かないというのが今現在の状況なんですね。それをこの間の2回目の勉強会で、何とかその漁場に幅広く栄養が回らへんかというので、その勉強会をさせてもらったんですけど。  この請願書を出すに至っていろんな問題もありました。お金も要ることやし。ただ、その漁礁に関しては、二見だけではなく、市連全部の網、4,000枚張っとうのかな、それが栄養のいく地方のほんまの何枚分のセットのところしか栄養が行ってないということで、幅広く沖に栄養が行けへんかいうのを議論させてもらいました。  ただ、今の状況だったら管理運転したって、その漁礁に一切届いていないということで、そのシミュレーションだけでもできへんかなと思って、漁業者にしたらいろんなことを考えるだけしかできへんしね。お金出すことはできへんし、やっぱり市に頼らなあかんいうことになってくるんです。  そこらをぜひ考えてもらって、よろしくお願いします。 ○穐原成人委員長  説明は終わりました。  次に、理事者の見解説明を求めます。  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長の大久利でございます。  請願受理第4号、豊かな明石の海を目指して明石市二見浄化センターから排水される栄養塩分布の最適化に関する請願について、理事者見解を述べさせていただきます。  近年、瀬戸内海の栄養塩不足が、本市の基幹漁業でもあるノリの色落ちや、明石ダコの史上最低の不漁の原因の1つであることが指摘され、漁場の環境改善が緊急の課題であると強く認識をしております。  本市では、ノリ養殖の主な産地であり、さらには県内屈指の明石ダコの漁場として知られる二見沖の海域において、二見浄化センターから放流する処理水の窒素濃度を上昇させ、生態系に必要な栄養塩類を海に供給する栄養塩管理運転を県下で最も早い平成20年度から実施しており、ここ数年は流入する窒素量から見て上限に近い値で放流しているところでございます。  一方で、浄化センターの処理水量は海水に比べると極めて少なく、近隣海域のノリ養殖場全てに適切な栄養塩を分布させることは大変厳しい状況にあります。また、請願項目の高精度の調査研究シミュレーションにつきましても、市単独で実施する場合には相当の専門性や費用が必要となります。  しかしながら、豊かな海を取り戻すため、令和4年度から実施する施肥事業など、他の施策・手法とも比較検討しながら、より効果的な取組を持続的に、国・県・市などの関係機関、関係者が漁業関係者と丁寧に協議しながら進めていくことが重要であると考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○穐原成人委員長  見解説明は終わりました。  それでは、請願に対する御質疑及び御意見をお伺いする前に、念のために申し上げますが、請願者につきましては、委員からの質疑があれば委員長の許可を得てからお答えいただくことになります。  また、委員からの質疑の趣旨や内容等を確認したい場合も委員長の許可を得てから発言頂くようお願いいたします。  なお、請願者は委員に対して質疑を行うことはできないこととなっておりますので、御了承を願います。  では、御質疑、御意見がございましたら、よろしくお願いいたします。  あわせて、態度表明もお願いしたいと思います。  林委員。 ○林健太委員  私の息子も娘もノリ大好きで、ノリがあれば御飯食べられるぐらい好きなんですけれども、分布を均一にする具体的な方法なんですけれども、何か例とかってございますか。 ○穐原成人委員長  大西さん。 ○大西請願者  二見浄化センター、うちの目の前にあるんです。それが200メートルぐらいまでの間はすごい栄養があって、実際、ノリも真っ黒のノリができるし、タコの巣になってるんですね、タコが住む場所みたいな格好で、あっこだけがタコもおるし、ノリも黒い。その処理場から1日に出る排水量って決まってますね。それが沖まで1キロぐらいまで伸びたら、まんべつようにええノリができるんちがうかいうので上げさせてもらいました。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  ありがとうございます。行政として、ノリ単一で50億円という水揚げがあるということで、なかなか一本で50億円上がる産業ってないのかなと感じるところで非常に重要性というのは高いと感じるんです。  さっきおっしゃった、例えば、その1キロですか、伸ばしていくとなったらどのぐらいの費用がかかるのかなと、試算とかってされてますか。 ○穐原成人委員長  大久利豊かで安全な海づくり推進室課長。 ○大久利豊かで安全な海づくり推進室課長  豊かで安全な海づくり推進室課長の大久利でございます。  具体的な費用ということでございますけど、この費用はやってみないと分からないんですが、例えば、今、大枠で100メートル1億円とかっていうふうなことも言われていますので、かなりの高い費用になるんではないかというふうなことは、お聞きをしておるところでございます。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  費用が高額だということで、じゃあ、やらないということではないとは思うんですね。  先ほど言うように、ふるさと納税の話にちょっと戻るかもしれないんですけどね、ああいったお金がある中ですから、そこをしっかりと使って、ちょっとでも、ちょっとでも実現できるように予算を立てていくっていうのも重要かなと考えますので、その辺りも計画的に市も援助していっていただきたいなと思います。  以上です。賛成です。 ○穐原成人委員長  その他、ございますでしょうか。  辰巳委員。 ○辰巳浩司委員  やっぱり明石は海のまちで、ノリとか、タコとか生産されているんですけど、この請願を見て思うのは、高精度のシミュレーションの調査研究は今後大事になってくるかなと思っています。  例えば、佐賀県の有明海漁協に豊かな海づくり大会推進委員会で視察をやったんですけど、大学との連携とかって、今後必要になってくるのかなと思っています。しっかりと調査を研究した中で下水処理水を出していったりとか、具体的に100メートル1億円かかるという話もあったと思うんですが、ここの調査研究を明石市としてはしっかりやっていっていただきたい。  11月に全国豊かな海づくり大会があるんですけど、やっぱりその後に生かせるような施策をしっかりと行政にやっていただきたいなと思っております。  賛成でございます。 ○穐原成人委員長  その他、ございますでしょうか。  森委員。 ○森勝子委員  明石市の基幹産業の1つであり、非常に重要な内容でございますので、賛成いたします。 ○穐原成人委員長  その他、お願いいたします。  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  冒頭の請願者の御発言の中、あるいは理事者見解、また、この間の他の委員さんの議論の中でも、財政面についての議論といいますか、お話がありましたけれども、例えば、水産庁のホームページを見たら、漁場環境改善推進事業、先ほど大久利課長も、漁場の環境改善が緊急の課題という形でおっしゃってましたけれども、これなんか使えるん違うかなと思って、ちょっとA4のぺら一の資料を見ているだけなんでちょっと十分に見れてないんであれなんですけれども、栄養塩から見た漁場生産力回復手法の開発、色落ちの被害が発生した海藻類への適切な栄養塩供給手法の開発を支援しますというような、水産庁のこうしたいわゆる補助事業等もありますので、これに限らずですね、いろんな国等の補助メニュー等も適用可能な部分があろうかなと思いますので、そうした国・県・市の連携の中で、一歩一歩前へと進めていただければと思っておりますので、この請願につきましては採択することに賛成をいたします。 ○穐原成人委員長  その他、ございますか。  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  今回の請願は、二見浄化センターから排水される栄養塩分布の最適化というピンポイントの請願を出されたんですけど、私としては、明石の海というのは明石のまちづくりの生命線だというふうに思います。  明石の海を豊かにしていくためには、やっぱり海だけ見るんではなくて、明石のまちづくり全体の中で明石の豊かな海をどう守っていくかっていうことを、もっと大きく、市の施策の柱の1つとしてしっかり捉えていく必要があるんだろうというふうに思ってます。  ですから、今回、この請願が契機になって、豊かな海について明石としてどう本気で取り組んでいくかっていうことをやっぱりやっていく。市の施策の柱にすれば必然的に予算も付いてくるでしょうし、専門性もしっかり持たないといけないと思います。  私、いつも言っている、ピンチはチャンスの種なので、この機会に新しい発想でぜひ専門家とか、それから、先ほど、辰巳委員も言われたように、研究者をしっかり巻き込んでいただいて、また、国内の事例だけではなくって、海外の事例もしっかり検証していただいて、本当に新しい形でこのピンチをしっかり乗り越えていただいて、何とかいい形で明石の海が進むようにしていただきたい強い思いを私も持っておりますので、まず、この請願に関しては賛成させていただきます。  以上です。 ○穐原成人委員長  国出副委員長。 ○国出拓志副委員長  先ほど来、出てますように、考えられることは何でもとにかく挑戦していく、とにかく一歩を踏み出す。これがものすごい大事なことだと思うんですよ。その中でいろいろ失敗もあるかもしれませんけど、そこでまた学ぶものも多いし、また次の段階へ進むこともできますので、ともかく全てにわたってやっぱり一歩を踏み出す。ここが一番大事なところだと思いますので、この請願に対しては賛成ということにさせていただきます。
     以上です。 ○穐原成人委員長  大西さん。 ○大西請願者  ありがとうございます。  今、話を聞いとったら、本当に頭が下がる思いで、実際、漁業者から言うたら、お金が要ることばっかりの質問しかせんのやね、漁師は。でも、管理運転を始めてからもう大分なるけど、一番お金がかからんとするのが管理運転。その管理運転をして、栄養塩が実際出ておるねんけど、沖に出ていっていない。それが散らばって幅広く栄養塩が流れたらタコも増えるし、タコつぼを放流したのも値打ちが出てくるし、何もかもがようなる思うんです。  ただ、それを漁師がするいうたって、何しろ仕事をするんが精いっぱいで、今にしたら、林なんかでもノリの水揚げだけでも40億、市連としても50億、60億の水揚げができよったやつがもう半分以下になってまうねんね、これ。市に市民税を払おう思っても払われへんようなる。払いとうても払われへん現状になっています、今。ぜひとも、この請願書を受け取ってもらって、後のことも先生方に頼らなしゃあない現状なんですね、今。  前、この間、市長とも話してんけど、やることをやらんか言うてくれるねんけど、やっぱり先生の、みんなの力が必要になってくるんで、よろしくお願いします。 ○穐原成人委員長  それでは、この請願につきましては、委員の皆さんから御意見を頂きまして、採決態度についても明らかになっているため、このまま採決に入りたいと思いますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○穐原成人委員長  それでは、請願受理第4号の採決に入ります。  おはかりいたします。  請願受理第4号につきましては、採択とすることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○穐原成人委員長  御異議なしと認め、本請願は採択とすることに決しました。  それでは、大西さんにおかれましては、請願者席から御退席をお願いいたします。  お疲れさまでございました。  都合により、ここで暫時休憩をとりたいと思います。  再開は午前10時50分から行いますので、よろしくお願いいたします。御苦労さまでございます。                               午前10時42分 休憩                             ―――――――――――――                               午前10時48分 再開 ○穐原成人委員長  それでは、生活文化常任委員会を再開いたします。  報告事項5件について行います。  まず、ア、「高齢者・障害者等への住民票等証明書届けサービス」のモデル実施について、理事者側、説明をお願いいたします。  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長の中野でございます。  「高齢者・障害者等への住民票等証明書届けサービス」のモデル実施について、委員会資料により説明させていただきます。  委員会資料を御参照ください。  令和4年10月からのコンビニ交付実施に伴い、お体が不自由などの理由により外出することが困難で行政窓口やコンビニにも行くことができない事情のある高齢者や障害者の方に対し、各種証明書を職員が自宅へ届けるサービスを実施します。  1の実施方法についてですが、本年10月から週5日営業から週2日となる明舞、江井島、高丘各サービスコーナー地域をモデル地区として実施し、実施方法などを検証した上で、令和5年4月より全市域にサービスを拡大します。  周知につきましては、限定的に行いますので、自治会回覧及び地区の民生委員の方にお知らせすることにより行います。  続きまして、2のサービスを利用できる方についてですが、本市に住民登録があり、市内に居住している方で、障害・けが・病気等により外出することができず、代理申請も困難な方とします。  事例としましては、身体障害者手帳の交付を受けているなど、身体的理由により外出が困難である場合や、要介護認定を受けている、また、75歳以上の高齢者のみの世帯であるなど、特別な理由により外出ができない方とします。  3のサービスの対象となる証明書につきましては、コンビニ交付発行証明書と同様の住民票の写し、印鑑登録証明書、所得証明書となります。  4の手数料につきましては、1通300円で窓口交付手数料のみとします。  5の利用につきましては、本人または同一世帯員が市民課へ直接電話により申請を行い、訪問日を調整した後、職員が訪問し、申請者の本人確認をした上で証明書を交付します。  6の実施日につきましては、令和4年10月3日受付開始とします。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  説明は終わりました。  質問等ございますでしょうか。  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  今、明舞、江井島、高丘の各サービスコーナー地域をモデル地区として実施するということだったんですけれども、1か月当たり何件ぐらいを想定されているのか、お聞かせください。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長の中野でございます。  実施件数につきましては、他で実施している自治体を調査しますと、日々、何十件といったような数にはなってはいないというふうにお聞きしますが、どれぐらいの需要があるかというのは、こちらとしても検証していきたいとは考えております。  以上です。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  市民課のほうにお電話をされて、そして、職員が訪問するということですけど、大体、申請から何日ぐらいで届くのか。また、何人か固めてお届け日みたいなのを決めて届けていくのか、その辺り、どういうスキームでされようとしているのか、もう少し詳しく教えてください。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長です。  お届けに上がる日数なんですけども、現行の窓口業務と並行してやっていきますので、3日以内、もしくは金曜の依頼になりますと、土日が入りますので、そこを含めまして1週間以内にはお届けしようと考えております。  以上です。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  例えば、江井島とか、高丘のサービスコーナーの地域っていうのは大久保市民センターの管内なんですけど、その市民センターが対応するのではなくて、本庁の職員さんが対応されるっていうことでいいんでしょうか。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長の中野でございます。  受付に関しては、市民課で一括で行いまして、届ける地域につきましては、大久保市民センターの職員のほうでお届けさせていただきます。  以上です。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  新しいことなので、いろいろ検証しながらやっていただきたいんですけど、もう1つ、周知については自治会回覧等により行いますということの御説明だったんですが、この高齢者・障害者の方というのは一番情報が届きにくいところにおられる方だと思うんですね。自治会も今、入っていない方も多くいらっしゃいますし、私が居住するマンションであれば、この頃、回覧板は回さずに入り口の掲示板だけに貼っているというような、そういうこともありますので、自治会回覧だけじゃなくて、情報の発信というのをもう少し工夫したほうがいいかなと思うんですが、どうでしょうか。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長の中野でございます。  広報につきましては、今のところ自治会回覧なんですけれども、委員御指摘のとおり、その辺についてもより広くお知らせできるよう、これから実施してまいりたいと思います。  以上です。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  ぜひですね、民生委員さんなんかはそういうのをしっかり把握されていると思いますので、民生委員さんにしっかりお伝えするであるとか、該当地域のまちづくり協議会にも御説明、先日来られてましたけれども、そういったところでしっかり地域で周知していただいて、声をかけ合ってできるような形にしっかりしていただきたいと思います。  以上です。 ○穐原成人委員長  他に質問等ございますでしょうか。  森委員。 ○森勝子委員  このお届けサービスの件について、職員の方が直接訪問されるということですけれども、その市の職員というのは、お一人で行かれるのか、お二人で行かれるのか。それが男性、女性というのはどういうふうにされるのかを教えてください。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長の中野です。  原則、お金のやりとり、それから、本人確認がありますので、少なくとも2名で行く予定でございます。職員につきましては、証明発行担当という形でさせていただきます。  以上です。 ○穐原成人委員長  森委員。 ○森勝子委員  そうしましたら、職員が訪問するということは、場合によっては、玄関の中に入られて、その方によってはベッドで寝たきりの方とかもいらっしゃるとは思うので、部屋の中とか、そこまで直接入ってお渡しするということで間違いないでしょうか。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長です。  本人確認をさせていただきますので、御本人と面会という形にはなるかと思います。  以上です。 ○穐原成人委員長  森委員。 ○森勝子委員  そうしましたら、玄関先ではなく、中にも入ってしまうということも想定としてあるということで間違いないですよね。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長です。  どの程度やられるかというのは、今後、検証していきたいというふうに考えます。  以上です。 ○穐原成人委員長  その他、質問等ございますでしょうか。  林委員。 ○林健太委員  今やろうとしていることは、いいことなのは分かるんですけれども、例えば、身体的理由により外出困難な方ってありますけれども、いろんな想定はされるんですけれども、携帯を持ってはったりとか、ウェブも併用したら非常に楽なんかなとは思うんですね。  本人確認のためにわざわざ家に入ってこられるよりも、ウェブで免許証をピッて送って、書留とかで届くとか、それなら市民の方も楽やし、何か変に家に入ってこられるっていうこともないし、人から人に渡していくことによって個人情報の流出っていう懸念がどうしても避けられないと私は感じるんですね。  本市では、議員と市長部局との個人情報の取扱いに関してとか、いろいろ乖離があるような気はするんで注意しておいていただきたいんですけれども、どういった形でその辺りを守っていくのかとか、あと、所得証明書なんていうのは、さらに、住民票とかっていうよりも、住民票って自分の住んでいる住所ですので、住んでいるところに渡しにいくんやったらそこが住所なんかなっていうのは分かるんですね、本籍とかあるんやったら別ですけれども。所得証明書っていうのはそれ以上の情報が記載されているわけですんで、職員がどのように対応していくのかであったりとか、どういった形で情報が漏れないようにするのであったりとか、その辺りは、いかがお考えなんでしょうか。 ○穐原成人委員長  中野市民生活室長兼市民課長。 ○中野市民生活室長兼市民課長  市民生活室長兼市民課長の中野でございます。  他市にもいろいろ問い合わせをさせていただいて、本人確認については、あくまでも御本人との面会によってという形にはさせていただきますので、そういった形で不都合等がありましたら、このモデル地区での実施の間に検証していきたいというふうに考えます。  以上です。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  しっかりとその辺りはラインはあるんでしょうけれども、それを明示することによって御安心頂くというところもありますし、先ほど言うように、ウェブの活用も考えていただきたいと。手と手で渡すって聞こえはいいですけれども、それが本当にいいのかどうかっていう、聞こえだけで判断せずにしっかりと実を取っていただきたいというところが意見でございます。 ○穐原成人委員長  その他、質問等はございますでしょうか。  ないようですので、次に移ります。  イ、明石市人権施策推進方針(素案)について、説明をお願いいたします。  野瀬人権推進課長。
    ○野瀬人権推進課長  人権推進課長の野瀬でございます。  明石市人権施策推進方針(素案)について、別紙のとおり作成しましたので、委員会資料に基づき報告いたします。  委員会資料をお願いいたします。  1、人権施策推進方針改定の経緯につきましては、本市では、すべての市民の基本的人権が尊重されるまちづくりを推進していくため、2002年4月に明石市人権施策推進方針を策定し、その後、2011年に改訂を行って必要な対策や教育・啓発に取り組んできました。  その後10年が経過するうちに人権課題については複雑化するとともに、SDGs等、新たな視点からの人権施策も求められています。これらの動きを取り入れて新たな人権施策実施の指針とするため、明石市人権施策推進方針を改訂するものです。  なお、今回の改訂に当たりましては、明石市高年クラブ連合会、明石市障害当事者等団体連絡協議会、明石市連合PTA、厚生館運営委員会代表者会、明石市文化国際創生財団等の各種団体と意見交換及び意見聴取を行いました。  2、方針の位置づけに関しましては、本方針はあかしSDGs推進計画の個別計画と位置付けられることから、あかしSDGs前期戦略計画に定める人権推進に関する必要な施策やその考え方を示すものとします。  3、方針の基本目標及び基本方向でございますが、基本目標といたしましては、「誰一人取り残さない、人権感覚あふれる共生社会の実現をめざして」ということでございまして、基本方向といたしましては、(1)人権感覚豊かな人づくり、(2)人権文化が息づきすべての人にやさしい地域づくり、(3)パートナーシップによる人権尊重のまちづくりといたしまして、それぞれにつき実現を目指すものでございます。  4、今後のスケジュールにつきましては、10月以降にパブリックコメントの実施を、12月に策定を予定しております。  明石市人権施策推進方針(素案)についての説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○穐原成人委員長  説明は終わりました。  質問等ございましたらお願いいたします。  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  それでは、質問させていただきます。  私もこの明石市人権施策推進方針(素案)を全て読ませていただきました。とてもすっきりまとまっているなっていう印象です。だけど、ちょっとすっきりし過ぎているかなっていう気もしています。  せっかく7ページのところに今後の課題ということで、今までの推進計画とか、この社会情勢に併せてしっかり今後の課題というのはかなり書き込んでおられて、そこをしっかり検証されているっていうことが分かるんですが、であるならば、その後の第4章、第5章のところに散りばめられているのは分かるんですけど、それがもう少し分かりよくならないかなというのを思ってました。  例えば、第4章では、人権課題への取組ということで、女性・子ども・高齢者・LGBTQ+(性的マイノリティ)・障害のある人など、主体者別で分けてくださっているんですけれども、例えば、昨今、すごく課題になっているインターネットによる人権侵害に対する取組なんかは、どっちかというと主体で分けるよりは、各主体横断的な課題としてやっぱりそういう取組が必要だと思うので、例えば、他市の計画をいろいろ見たんですけど、新しくつくったところなんかは、結構、インターネットによる人権侵害に関する取組というような新たな分野を独立させている、そういう方針とか計画もあるんですけど、もし議論されてこうなったのであればいいのですが、もし足せるか何かあれば教えてください。 ○穐原成人委員長  野瀬人権推進課長。 ○野瀬人権推進課長  人権推進課長の野瀬でございます。  委員から御意見のありましたインターネットによる人権侵害ということで、何か特別な項目をというふうなことでお受けをいたしましたけれども、確かにインターネットということに関しましては、これも最近の本当に課題ということで、新たな課題として、いわゆるこれは主体別の分け方でありまして、当然、御指摘がありましたように、横断的なそういうふうな形の問題であるというふうな捉え方をしております。  実際に施策を実施していく中で横断的にそれは取り組むべき部分だとは認識をしておりますけれども、具体的には、また、おのおのの中で討論を深めていくというふうな形で取り入れていくのがよいのかなというふうなことで、今回に関しましては、このような取り上げ方をしているということでございます。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  そういう意味では、多様な人権課題の中の1つの項目には挙げてくださっていますので、その中にぜひ分野横断的にとか、もうちょっとボリュームを増やすとか、何か考えていただけたらなと思います。  あと、ちょっと細かいところなんですが、子どものところで不登校への対策ということで結構詳しく、細かくここは施策の現状というところで挙げてくださっているんです。明石市の場合は、早期対応マニュアルであるとか、スクールカウンセラー等の専門家、もくせい教室の活用などの取組を進めていますっていうふうに書いてあるんですが、せっかく今からつくるんであれば、トロッコっていうフリースペースもできておりますので、そういったことも一言書き加えていただきたいのと、それから、併せて言いますが、第5章で、今後、SDGsのパートナーシップで進めていくっていうようなことであれば、もう少しそこを見える化したほうがいいと思いますので、地域への推進体制の充実とか、そういう人とのつながり、ステークホルダーとのつながりみたいなのは、文字じゃなくって、もうちょっと何か図なんかがあれば分かりよいのかなというふうに思いましたが、その辺、改善可能でしょうか。いかがでしょうか。 ○穐原成人委員長  野瀬人権推進課長。 ○野瀬人権推進課長  人権推進課長の野瀬でございます。  子どもの項目で、フリースペース・トロッコの件を御指摘を頂きまして、これは明石市の施策でかなり独自性のあるものということでございまして、今後、パブコメなどを実施する中でそれに関しては検討をしていきたいと思っております。  それと、その地域との共生の部分ということで、何か図をというふうなところでございますけれども、ちょっと見える化するというほうが当然、全般的に分かりやすいといいますか、視覚でもって説明をするというふうなことでございますけれども、これに関しましては検討をさせていただくということで御理解を頂きたいと思います。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  その他、質問等はございますでしょうか。  林委員。 ○林健太委員  人権課題の取組とか非常に大事なことだなと思っております。ここでいろいろ区分けされてますよね、女性・子ども・高齢者などとありますが、何で男性はないんでしょうか。 ○穐原成人委員長  敦見人権啓発担当課長。 ○敦見人権啓発担当課長  人権啓発担当課長の敦見でございます。  推進方針の基本目標といたしましては、「誰一人取り残さない、人権感覚あふれる共生社会の実現をめざして」を挙げ、男性、女性などの分け隔てなく、全ての人の人権が尊重されるまちづくりを実現すべく人権教育啓発の活動に取り組んでいきたいと考えているところでございます。  今、御指摘ありました第4章でございますけれども、8つの重点課題の記載につきまして御説明させていただきます。  国が17項目の啓発活動強調事項というのを示しておりまして、その中には、委員御指摘の男性は入っていないのです。明石市の実情や市の施策と照らして、その中から7項目の重点項目課題として、それ以外の項目を8番の多様な人権課題にまとめる形で記載させていただいております。  御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  国が示しているのは分かっているんですけれども、本市としては、誰一人取り残さないんでしょう。じゃあ、ここに男性のことがないのって何でなのかなと。国がそこに挙げていないから、この誰一人取り残さない何とか何とかっていう目標は、国から降りてきたやつなんですか、明石市で独自に決めたやつなんですか、どちらなんですか。 ○穐原成人委員長  敦見人権啓発担当課長。 ○敦見人権啓発担当課長  人権啓発担当課長の敦見でございます。  国の示している17項目というのがありまして、それを基に明石市のほうで検討しまして、特にということで現在の項目にしております。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  別に、男性のことを絶対入れろとか、そういうわけじゃなくて、国が示していないから男性はいいんだよっていう、その考え自体が明石市の誰一人取り残さないっていう考えとちょっと乖離しているんじゃないかなと思うんです。  男性のほうで問題がないかっていったら、非常にいろいろ課題とかあるんです。女性に対してのDVってありますけれども、男性も家庭でDVを受けたことがあるという、アンケートでは、いろんな調査によりますけれども、半数ぐらいがあるって言うてるんです。仕事や子育てに悩んでいる方もいらっしゃいますし、本市として、男性はそんなに声を上げへんからいいわっていう、その辺りが何かちょっと垣間見える内容かなと。声を上げない人に対してしっかりと手を差し伸べる。困っていないわけじゃないんですよ。そもそも、そうやって男性は声を上げないからいいだろう、男性は強いからいいんだろうっていう潜在意識があるんじゃないかなと私は感じるんです。  しっかりとその辺りは、誰一人取り残さないと掲げるんであれば、誰一人取り残さない内容にしていただきたいなと感じております。声を上げる、上げないは別にして、しっかりと寄り添っていただきたいと考えております。  もう1つなんですけれども、15ページの(3)今後の取組の①ジェンダー平等・男女共同参画の取組なんですけれども、ここにある男らしさ、女らしさってあるんですけども、この具体的に男らしさ、女らしさって、これ、何でしょうか。定義とか、示している像であったりとか、そういうのがあるんでしたら教えてください。 ○穐原成人委員長  敦見人権啓発担当課長。 ○敦見人権啓発担当課長  人権啓発担当課長の敦見でございます。  御指摘頂きました箇所でございますが、市といたしましては、性別に対する無意識の思い込み、偏見に基づく男らしさ、女らしさの強要は、個人の生き方を縛り、生きづらさを生んでしまいます。したがって、そういったことに気付き、行動変容を促すよう啓発を進めようという趣旨での記載でございます。  委員から貴重な御意見を頂きました。この後のパブリックコメントを含めて検討していきたいと思っております。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  そこで終わらせるわけではなくて、引き続き、これは言うんですけれども、そもそも、男らしさ、女らしさなど無意識の思い込み・偏見って書いてるんですけれども、それ自体が思い込みであって、偏見ではないのかなと感じるんです。男らしさ、女らしさって勝手に分けちゃって、こういうのが男らしいっていうのを皆さんがおのおの偏見と思い込みで、これが男らしい、これが女らしいっていうのをつくって、これはよくないっていうのを勝手に決めちゃっているんじゃないかなと考えるんです。  特に職場、学校、地域とかでの活動でしょう。私も4歳の子供に「ちゃんと男らしくせい」と言うときはあります。「ぴしっとせい」と言うときもあります。例えば、これを学校や地域とかで男らしいという言葉を使わないようにしましょうとか、男らしいという言葉はあきませんということをもし学校で教わってきたら、「お父さん、男らしいって言うてるけど、男らしいって使ったらあかんねんで」と。家庭での教育まで踏み込んで、踏みにじっていくことになりかねへんと思うんです。もちろん、学校で、男らしくせえとか、女らしくせえとかって教師が言ったらあかんと思うんです。それは分かります。地域とか、職場で言ってもあかんと思うんです。それは分かります。  そもそも何なのかって言ったら、先ほど言ったように、性別による思い込みであるとか、偏見であるわけで、ここの言葉を普通に性別による無意識の思い込みや偏見っていう言葉に変えることによって何か弊害があるかっていったら全然ないと思うんです。わざわざ言葉狩りをする必要はないと私は感じております。この男らしさ、女らしさとかっていう言葉狩りに走る、それこそ思い込みや偏見であると私は感じます。これは、意見です。  以上です。 ○穐原成人委員長  そのほか、質問等ございますでしょうか。  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  委員会資料の1の中段に書いております、「人権課題はさらに複雑化するなど新たな課題も発生し」ということで、基本的な位置付けとすれば、多くは事案自体はかねてからあった、残念ながら存在をしていた事案だけれども、従前はそれが必ずしも人権課題としては認識をされてこなかった。そうした側面が多分にあるのかなと認識をしているところでございます。  その観点でいった際に、これまでは人権課題としては認識をされてこなかったけれども、従前からあった、事案としては存在をしていた課題としてカスタマーハラスメントというような、ある意味では新たな課題が浮き彫りになってきているところでございます。  接客業における顧客から店員に対する度を越した行動、問題行動、理不尽な要求、ときには土下座を強いるなどのこうした事案につきまして、カスタマーハラスメントというような形で、国のほうでも法整備を視野に入れました、様々な政党間の協議も今後始まっていく、そうした状況になっております。  そうした状況を踏まえて、他市のこういった人権施策について位置付けております行政計画の中で、このカスタマーハラスメントについて明記がなされている、そうした事例がちょっとずつですけれども増えてきているところでございます。  本年6月に策定されました枚方市の人権尊重のまちづくり基本計画ですとか、昨年の3月に策定されました西条市の人権文化のまちづくり基本計画、あるいは福岡市の人権教育・啓発基本計画実施計画(令和2年度~令和5年度)、こういった他市の人権施策をとらまえた行政計画の中でカスタマーハラスメントについての明記がちょっとずつ増えてきている状況にございます。  それこそ、先ほどの答弁にあった国の17項目には入ってないということにはなっちゃうんですけれども、そういったことではなくてですね、ぜひともそうした他市の事例も踏まえていただいて、そして、国政における議論も深まっていきますので、この明石の人権施策推進方針の中でもこのカスタマーハラスメントについて明記をしていただきたい。そして、当然、計画に書くだけではなくて、啓発の取組を、実施をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○穐原成人委員長  野瀬人権推進課長。 ○野瀬人権推進課長  人権推進課長の野瀬でございます。  先ほど委員のほうから、カスタマーハラスメントということで、客からのハラスメントについて問題ではないかという御指摘を頂きました。  今回の改訂ですけれども、資料の中にもございますとおりに、その社会状況の変化ですとか、そういうふうなことから、新たな人権課題というふうなものが言語化されるといいますか、浮かび上がってくるような状況の中でございます。  この委員御指摘のハラスメントということについても大きな問題ということになっておると思われます。また、今回の改訂に関しましては、今後、パブコメなどを実施していく中でもこの問題についてもちょっと検討していくことと存じておりますので、御理解のほうをよろしくお願いいたします。  以上です。 ○穐原成人委員長  宮坂委員。 ○宮坂祐太委員  今後、パブコメ等をする中で検討していくということなので、前向きな検討をお願いしたいと思いますし、このカスタマーハラスメントにつきましては、人権推進課のみにとどまる課題でもなくて、先ほどありましたとおり、客から店員に対する問題行動ですので、例えば、消費者教育の一環として、消費者行政という観点で言いますと市民相談室にも関わってくるテーマだろうと思いますし、あるいは、インクルーシブ条例もできておりますので、インクルーシブ条例を所管をしておりますジェンダー平等推進室等も関連をしてくるのだろうと思っておりますし、様々な部署に関わってくるテーマですので、庁内の各部署、連携をしていただきまして取組をお願いしたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。意見といたします。 ○穐原成人委員長  その他、質問等ございますでしょうか。  ないようですので、次に移ります。  ウ、市立文化博物館指定管理期間の延長について説明を願います。  稲原文化財担当課長。 ○稲原文化財担当課長  文化財担当課長、稲原でございます。  私からは、市立文化博物館指定管理期間の延長について、委員会資料に基づいて説明させていただきます。  市立文化博物館は平成3年に開館し、現在、明石の文化財の保存と展示、明石の歴史文化の資料展示・解説、特別展や貸館などを通じた市民の文化芸術意識の高揚につながる事業などの機能を併せ持った施設として運営しているところでございます。  現在、文化博物館の業務は、企画展の開催等を含めた調査・研究部門を市直営で行い、特別展の実施を含むその他の管理運営業務を指定管理者が行う業務分割方式による指定管理者制度を採用しているところでございます。  また、令和3年度に策定いたしました明石市文化財保存活用地域計画において、市の歴史文化発信の拠点として位置付けられており、また、本市文化観光の拠点施設としても期待されているところでございます。  指定管理者でございますが、現在の指定管理者は小学館集英社プロダクション・鹿島建物共同事業体でございます。  指定管理期間は、2016年度から5年間、そして、2021年度から新型コロナ感染拡大防止の影響により2年間延長し、2022年度末までとなっております。  業務の遂行状況でございますが、新型コロナの影響による閉館や業務の制限がございましたが、利用者アンケートによる顧客満足度は高く、おおむね良好に業務を遂行しているところでございます。  今回、指定管理期間を2023年度から2024年度、2年間延長しようというものでございますが、その理由といたしましては、2020年度の指定管理者の選定事務について感染拡大防止の観点から全庁的に中止せざるを得ない状況となっておりましたが、現時点におきましても新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、文化博物館におきましては、入館者数はコロナ前までも回復しておらず、従来の仕様による公募では応札が危ぶまれるような状況が続いているところでございます。業務分割方式の妥当性につきましても、コロナ下における事業の制約で十分な検証を行うことができていないという状況でございます。  コロナ以外にも検討すべき課題がございます。主に3つ挙げております。  まず、展示の在り方でございます。有名アーティストなどの作品展示を行う特別展は美術館としての機能があり、主に所蔵する文化財の展示を行う企画展は明石の歴史文化紹介の機能がございます。これらの展示期間には普段より多くの人が訪れており、特に特別展は人気アーティストの企画などを行えば多くの入館者数が期待できますが、一方で、もっと市民の発表の場として活用すべきではないかなど意見が分かれているところでございます。どのような機能を重視し展示を行っていくべきか、施設の方向性を議論する必要がございます。  次に、所蔵資料と施設スペースの有効活用について、近年、寄贈等により明石城関係の資料などが増加しておりますが、常設展示室は30年以上も内容の変更がほとんどなく、展示の大幅な入替えや明石城関係の展示スペースの増強などができていないところでございます。また、施設中央の吹き抜けエントランスも、イベントなど本来もっと多様な使い方ができるスペースであるにも関わらず、有効活用されていないという状況でございます。現在、特別展・企画展がない日の来館者数は1日平均約40人程度となっております。今年開設いたしました魚住町西岡の魚住文化財収蔵庫との役割分担を検討しつつ、文化博物館の建物空間と所蔵する資料をさらに生かせるよう、スペース利用の大幅な見直しも必要となっております。  最後に、現在、業務分割方式として行っている、市と指定管理者の役割の見直しということが挙げられております。  これらの課題を検証し、このまま指定管理者制度を継続するかの判断、及び指定管理者とする場合におきましても適切な選定が行われるよう、根本的な博物館の在り方を再考するために指定期間を再度2年間延長させていただこうとするものでございます。  なお、今後の予定といたしましては、令和4年12月議会におきまして指定期間延長の議案を上程させていただきます。令和4年度から5年度にかけまして、有識者を交えた検討会議で施設の在り方及び指定管理の在り方について検討していきたいと存じております。この検討会議の意見に基づきまして、指定管理者制度の継続、もしくは直営化について決定したいと存じております。指定管理者を継続する場合におきましては、検討結果を踏まえた新たな仕様書により公募いたします。さらに、施設整備が必要な場合は令和6年度以降に実施できるように予算化してまいりたいと、以上のように考えております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  説明は終わりました。  質問等ございましたら申し出ください。  辰巳委員。 ○辰巳浩司委員  意見だけ言わせていただきます。  私は従来から直営に賛成でございまして、いろんな課題があるんですけど、やっぱり常設展示のところがもう30年間、いつ行っても同じ展示なんで、あれどうかなと思ったりします。
     今後、明石の子供たちが歴史文化を学べる拠点としてしっかりと整備をしていただきたいなと思っています。また、委員会資料にも出ていますけど、中央のエントランスの吹き抜け部分も文化の発表の場にするとか、今後、明石市民、また、子供たちのためにしっかりとした施設にしていただきたいなと思っております。  意見でございます。 ○穐原成人委員長  他にございますでしょうか。  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  私もですね、今回、指定管理期間延長の報告があるということで、過去の文化博物館の管理運営状況報告を2015年から7年分、全部見させていただきました。  最初は、神戸新聞さんが指定管理されてて、小学館集英社プロダクション・鹿島建物共同事業体に変わって現在に至っているわけなんですけれども、丁寧に3つの検討事項・課題を書いてくださっているのは非常に今の文化博物館の状況を冷静に捉えて分析されているなということで、私も同意見です。  この報告書を見ていますと、2016年に指定管理者が変わったときは入館者も激減してますし、それから、なかなか事業もうまくいっていなくて、結構、所管課のコメントがしっかり課題を捉えて書かれてたんですけど、2017年からは割合よくやってくれてます。よくやってくれてますって、確かにシルバニアファミリーとか、リカちゃんとか、ウルトラマンとか、集客にはなるような特別展をされて、見た目、入館者も増えてますし、物販の利益も上がっているので、そういう意味ではいいのかと思うんですが、所管課のコメントがすごくいいよということで課題が全然分析されてないなというのをすごく気になって、今までもなってたんですが、今回、こういうふうに挙げていただいていて、やはりですね、これからの文化博物館は何を目指していくのかっていうことがすごい大事だと思います。  入館者を増やしつつ、新しいターゲット、子供や男性や今まで文化博物館に来られなかった方にも来ていただくような、そういう集客を目指すのか、利益を目指すのか、はたまた、明石の大事な文化や歴史をしっかり蓄積して次世代の子供たちにつないでいくのかっていうところ、今、ちょうど舵を切る大事なところだと思っています。  そういう意味では、私自身も直営がいいんだろうなと思っています。今の状態って、母屋を指定管理者に渡して、市のほうは以前倉庫だったところの狭いスペースで軒借りてやっているみたいなところなので、ちょっとその辺、改善したほうがいいなというのは意見として持っています。  1つ提案なんですけど、今、明石公園の問題も、県があり方検討会でいろいろ議論されていますけど、明石城の歴史であるとか、私、今回の明石公園の問題も、明石公園の自然だけじゃなくて歴史や文化や、それから、あの石垣っていうのは400年前にできた石垣なんですけど、その前の明石のあそこの地形はどうだったのか、どういう状態だったのかっていうことをしっかりデータベースをもって市民に伝えていくっていうのは、ある意味、文化博物館の役割かなって思っていて、そういうことができたら、もっとみんな合意形成できて、あの明石公園がいい形で未来につないでいくんだろうなと思いますので、それは明石市全体に言えることなので、もう少し歴史文化、そして、自然についてもデータベースの収集をして、今ずっと置いてあるあの常設展も、1回行ったら2回は行かないかなみたいな常設展をもう少しフレキシブルに変えていって、子供たちが毎年、学年が変わっても行けるような形にしていっていただきたいなと思うんですが、その辺の視点を持っておられたらお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。 ○穐原成人委員長  稲原文化財担当課長。 ○稲原文化財担当課長  文化財担当課長でございます。  委員御指摘のとおり、現在の段階では、歴史文化に関しましても市民のニーズがかなり高まっているところかとは存じております。  そもそも、この文化博物館自身の開設したところも、明石の歴史文化を市民に広く継承していくためにつくられたものでございまして、明石の歴史文化といいましても、自然環境も含めて人々の営みを幅広い世代に伝えていくというのが大きな使命だというふうに認識しているところでございます。  そのためにも、充実してきた資料をさらに活用いたしまして、常設展示の見せ方とか、企画展のあり方というものを総合的にこれから幅広く検証して、新たな博物館の運営を考えていきたいというふうに考えているところでございます。 ○穐原成人委員長  丸谷委員。 ○丸谷聡子委員  そういう意味では、指定管理期間の延長って大事な期間だと思いますので、せっかく今、こういったしっかりした方向性を一応出しておられますので、それが曲がらないようにしっかり進んでいただきたいなと思いますし、10年ぐらい前であれば、当時は明石市直営でしたから、直営時代の館長が、やっぱり文化だけじゃなくて、自然もしっかりデータベースしていかないといけないということで明石の野鳥、明石の昆虫、明石のため池っていうシリーズで明石市が本も出されています。本当はずっと、明石の植物とか、明石のいろんなものをためていくはずだったんですけれど、それは3巻で止まってしまっていますし、それから、とっても楽しみにしている市史もまだ出ていないので、ぜひ、そういった、本当にいろんな課題は、歴史を振り返ったり、歴史に学ぶことで、古いけど新しい発想で物事に取り組めますので、すごく歴史は大事だと思いますので、その辺、明石市として責任を持って、しっかりやっていただきたいということを意見として申し上げます。 ○穐原成人委員長  その他、質問等ありますでしょうか。  ないようですので、次に移ります。  エ、あかし生活地域経済応援キャンペーン「3割おトク商品券」事業の中間報告について説明を願います。  田中産業政策課長。 ○田中産業政策課長  産業政策課長の田中でございます。  あかし生活地域経済応援キャンペーン「3割おトク商品券事業中間報告について御説明させていただきます。  委員会資料を御覧ください。  この事業は、令和3年度当初予算に計上されていた事業ですが、コロナ禍により今年度予算に繰り越されたものです。コロナ禍だけでなく、ロシア・ウクライナ戦争に端を発する物価高騰などの影響を考え、市民生活と地域経済の応援のため、あかし生活地域経済応援キャンペーンとして「3割おトク商品券」事業を補助事業として実施しています。  事業内容、実施体制については従前の報告のとおりで、項目2、3に記載のとおりでございます。  項目4の先行申し込み状況を御覧ください。  ホームページからは約11万1,000冊、専用はがきからは約7万3,000冊、合計約18万4,000冊の申込みがありました。発行冊数よりも多くの申込みがあったため、申込単位での抽選を行いました。販売冊数は約14万3,000冊です。約1万7,000冊が残っておりますが、再販をする予定はないと実行委員会の事務局からは伺っております。  理由としては、一般販売する場合、落選者に不公平感が出ること、落選者に対して通知し販売する場合は連絡等にコストがかかるためというふうに聞いております。  今後のスケジュールは項目5を御覧ください。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  説明は終わりました。質問等ある方は申出ください。  林委員。 ○林健太委員  これは事前申込受付はがきを全世帯に通知されたやつですよね。全世帯通知をなぜされたんですか。 ○穐原成人委員長  田中産業政策課長。 ○田中産業政策課長  産業政策課長の田中でございます。  全世帯通知につきましては、前回、2年前に3割おトク商品券事業をしたときに通知がされてなかった、聞いてなかったという声が多数聞かれました。そのため、全世帯通知を行ったほうがいいんじゃないかという指示がありましたので、そのように行った次第でございます。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  それに要する費用はいかほどかかりましたか。 ○穐原成人委員長  田中産業政策課長。 ○田中産業政策課長  産業政策課長の田中でございます。  大まかなんですけれども、2,000万円程度と聞いております。  以上でございます。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  この間も冊子にすることによる事務費であったりとか、そういったところは我々厳しく指摘してきたところでございます。  その広報に関しても、もちろん、知らなかった、どうやったって言われる方はいらっしゃるかと思うんです。ただ、全世帯に配ったからっていって、全員の人が知ったかといったらそうでもないと。結局、どこまで突き詰めるかというところになろうかとは思うんですね。  であるならば、今回、申込みで漏れた方もいらっしゃるということですので、事務費がどうこう言うてますけども、その2,000万円であれば、2,000万円を冊数に加算するであったりとか、そうしたほうが、より市民のためになったんじゃないかなと私は思うんですね。  これも先ほど言ったように、やってる感とか、やってますよっていうアピールをしたいがために、実益を取らずに、アピールのほうを取っちゃうっていうのが、今、本市の流れなのかなと感覚的に思ってしまうんです。  だから、しっかりとその辺りは精査して、どうしたら市民の方によりよいものを届けられるのかと。感覚ではなくて、しっかりと届けられるのかというところを考えていただきたいと考えます。  全員に配ったからって、じゃあ、実際にどれだけ認知度が上がったのかとかっていうよりも、広報紙を発行してるんですから、広報紙でしっかりとPRするであったりとか、そのほか、もっと事前に何回かPRするであったりとか、そういった方法でプラスの予算をかけずにいけたというところもあろうかと思うんです、インターネットを使うであるとか。もう送ったから全員知ったでしょうとかっていうものでもないと思いますので、お金の使い方は精査していただきたいなと思います。  これは意見です。今後も含めて、お願いいたします。 ○穐原成人委員長  他に質問等はございますでしょうか。  辰巳委員。 ○辰巳浩司委員  実施体制が実行委員会で行ったということなんですけど、全体配付の指示とかですね、何かちょっとどっかからの力があったような気もするんですが、今後のことなんですけど、商店街連合会とか、飲食組合等で、やっぱりいい関係を築いていかなあかんと思うんです。  この団体の人らっていうのは、まちの担い手であったり、いろいろまちのために一生懸命ボランティアで頑張っておられるんですけど、明石のまちの今後を考えると、あんまり不平不満が出ないようなことを今後やっていただきたいなと。意見だけとさせていただきます。 ○穐原成人委員長  他にございますでしょうか。  国出副委員長。 ○国出拓志副委員長  私も意見だけです。今回、ちょっと現場のほうからもいろんな声が入っていまして、抽選販売のみで一般販売がなかった。今までは、それはあったわけですよね。当然、一般販売がまたあると思っておられた市民の方も多数おられました。私の耳にも入ってきました。抽選に漏れたって、一般販売がまたあるからええがなっていうふうに地元では思っておられる方もいらっしゃいましたので、市民に対してもまだまだ徹底はできていなかったのかなっていうふうなのをものすごく感じます。  ですので、そういったことも含めて、今後しっかりといろんな意味で周知徹底をしていく。特に今までとやり方を変えるんであれば、なお一層の周知徹底が必要ではなかったかな。そのことを意見として申し上げておきます。  以上です。 ○穐原成人委員長  他によろしいですか。  ないようですので、次に移ります。  オ、市民全員・事業者サポート事業(第2弾)について、説明を願います。  榎本市民サポート事業担当課長。 ○榎本市民サポート事業担当課長  市民サポート事業担当課長の榎本でございます。  市民全員・事業者サポート事業(第2弾)について御説明いたします。  資料を御覧ください。  市民全員・事業者サポート事業の現在の進捗状況について御報告いたします。  本事業は、長引く新型コロナウイルス感染症による影響に加え、ロシア・ウクライナ戦争に端を発する物価高騰の中、市民の暮らしを守り、市内の経済活動を支えるため、市内店舗等で利用可能な3,000円のサポート券を市民全員にお届けするものでございます。  1、準備状況の(1)配達についてでございますが、配達につきましては、2者による指名見積合せを行った結果、日本郵便株式会社に決定いたしました。価格は税抜き1通387円となっております。  次に、(2)印刷・封入封緘についてでございますが、印刷・封入封緘につきましては、7者による指名競争入札を行った結果、株式会社トータルロジシステムに決定いたしました。価格は税抜き1,339万4,000円でございます。  次に、(3)利用できる店舗でございますが、市内の飲食店や日用品店、タクシー事業者などで、対象店舗数は1,153店で前回の実施時よりもさらに増えておりますが、店舗につきましては随時受付を行っているところでございます。9月19日、昨日時点での店舗数ですが、こちらのほうが少し増えまして、1,165店となっております。  また、利用できる店舗一覧をサポート券に同封しお届けすることに加えまして、市役所2階や市民センター、あかし市民広場、あかし観光案内所、アスピア等に設置するとともに、ホームページ等で最新の情報を掲載する予定にしております。  2、スケジュールにつきましては、記載のとおりでございまして、本日20日から市民の皆様に配達を開始しております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○穐原成人委員長  説明は終わりました。質問等ある方は申出ください。  林委員。 ○林健太委員  第2弾ということで、第1弾はいわくつきのやつなんですけれども、そのいわくつきのやつと今回のやつで事業費としてどのぐらい削減できましたか。我々、第1弾のときには、こうしたほうがいい、ああしたほうがいい、もっと市民の税金を大切に使えということで注文を出したのを、これはそのまま受け取っていただいたんかなとは感じるんですけれども、第1弾と第2弾で事業費の差額はどのぐらいになりましたでしょうか。 ○穐原成人委員長  榎本市民サポート事業担当課長。 ○榎本市民サポート事業担当課長  市民サポート事業担当課長の榎本でございます。  林委員からの前回と比べて経費がどのぐらい削減できたかという御質問でございますけれども、昨年度、いろいろアドバイスを頂きましたので、このたびの郵送料につきましては、指名見積合せを行いまして、約9,000万円の削減になっております。また、印刷・封入封緘につきましては、こちらのほうは入札を行いまして、約370万円の削減となっておりまして、以上の2点だけの大きな金額になるんですけれども、こちらで約9,300万円の削減となっております。  以上になります。 ○穐原成人委員長  林委員。 ○林健太委員  我々、市民派の自民党真誠会としては、やっぱりこの金額はでかいと、本当に市民の税金ですから、今日もう3回目ぐらいになるんですけどね、やっぱり市民の税金は大切に使ってくださいと。  今回はそうして下げられたんでよかったねということなんですけれども、引き続き、市民派議員として大切に税金を使っていただきたいと感じております。これは意見です。 ○穐原成人委員長  他に質問等ございますでしょうか。  森委員。 ○森勝子委員  今回、このサポート券は第2弾ということですけれども、第1弾と第2弾で違うところは、今回は世帯ごとで発送をするということなんですけれども、世帯によっては1人から何人もいろんなパターン、結構な幾通りになるかと思いますので、そのサポート券が必ず正確にその世帯の数入るかどうかっていうのが、後で市民の方から、1枚しか入っていなかった、1枚足りないよとか、いろんなお問い合わせがあるのではないかなっていうふうに少し不安に感じるんですけれども、その世帯の数を必ず間違えないような工夫とか、何かされてらっしゃるんでしょうか。 ○穐原成人委員長  榎本市民サポート事業担当課長。 ○榎本市民サポート事業担当課長  市民サポート事業担当課長の榎本でございます。  森委員からの間違いなくちゃんと届けられるかという御質問でございますけれども、委員御指摘のように、今回、一番課題になるのが、ちゃんと世帯員の枚数、あと、中身をきちんと届けられるかということになってくるかと思います。その防止に関しましては、事業者のほうと対策をしっかりと、どのようにすればその防止ができるかというところを協議、検討して進めてきたところでございます。  まず、防止策といたしましては、世帯ごと、1人世帯、2人世帯、3人世帯ということで、それぞれ、その人数に分けて作業をします。そうすることによって、その中身の内容物の確実性を高めることとしております。次に、その内容物の中に送付状を入れておるんですけれども、今回、窓付封筒に入れておりまして、その送付状が中に入れたときに表から見えるような状態にしております。中身を確認できる状態にして折ってから、ラベルを貼り付けるようにしておりまして、中身のお名前とラベルのお名前、あとは何人分かというのをきちんと確認してから、ラベルを貼付するようにしております。  さらには、そのラベルを貼り付けた上のところ、少し空白のところに世帯の番号を記載しておりまして、世帯番号と宛名ラベルのほうにもその世帯番号を掲載するようにしておりまして、その番号と送付状の番号とを再度確認できるようにしております。それでダブルチェックができるようになっておりまして、さらには、再度、作業が終わった後に、その上の番号とラベルのほうの番号を確認するようにしておりまして、さらに防止できるように二重三重の防止策をやっておりまして、誤封入を防ぐようにしております。  以上になります。 ○穐原成人委員長  他に質問等ございますでしょうか。  ないようですので、質問を終結いたします。  委員におかれましては、アからオまでの報告5件を聞いたということを御確認願います。  次に移ります。  その他の項に入ります。
     その他の項については、事前に申出を受けておりませんので、この項を終結いたします。  以上で生活文化常任委員会を閉会いたします。  御苦労さまでございました。                          午前11時52分 閉会  以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。                        生活文化常任委員会                        委員長  穐 原 成 人...