明石市議会 2019-12-20
令和元年第2回定例会12月議会 (第5日12月20日)
それでは、本議案の質疑に入ります。
通告を受けておりますので発言を許します。
辻本達也議員、発言を許します。
○議員(
辻本達也)登壇
日本共産党の
辻本達也でございます。
私は、ただいま議題となりました
議員提出議案第4号、
明石市議会議員定数条例の一部を改正する
条例制定のことについて、通告に従い質疑を行います。
議会は、
市民自治の根幹をなすものであります。その議員は、市政の
チェック機能を果たすとともに、市民の代表、市政と市民をつなぐパイプ役として、多様な民意をくみ上げ、それを的確に反映する役割を担っています。よって、市民の数が多くなればなるほど、それに比例して民意も多種多様となることから、その声を的確に反映させるために、議員の数は一定数を確保する必要があります。
本市においては、人口がふえ続けており、特に議会の役割は大きくなっています。このような状況にあって、今、私たちに求められているのは、
議会機能の充実・強化、質の向上であり、
議員定数の削減ではありません。私は、むしろ
議員定数をふやしてもいいのではないかと考えています。
議員定数削減を身を切ると表現されることがありますが、
定数削減は、市政と市民とのパイプを細くするだけでなく、
少数意見や多様な民意を切り捨てることとなるものであります。議員が切られるのではなく、切られるのは市民であり、民意であることを申し上げておきます。だからこそ、私
たち明石市議会は、
議会基本条例において
議員定数の改正についてその基本的な考え方を明確に定めているのであります。明確な理念や思想のない
議員定数削減論は、単なる暴論であり、いたずらに議会の議論を迷走させ、無用な混乱を招き、さらには市民をも振り回すこととなります。事実を正確に捉えず、削減ばかりを声高に唱えることは、成果がないことを隠すための単なる人気取り、安売りとのそしりを免れないことを強調しておきたいと思います。
以上、私の
議員定数削減論に対する見解を申し上げた次第でありますが、これを踏まえ、以下3点について提案者の認識をお聞きいたします。
1点目は、提出時期についてであります。
定例会最終日の提案は明らかに唐突であり、
議会運営委員会申し合わせに反するものであります。議案の審査については、議論を尽くすことが
議会運営の大原則でありますが、これも十分できるような状況ではありません。
議案提出に至った経緯も不明確であり、そもそも、この議案を多数の議員の理解を得て成立させる気があるのかどうかもわかりません。どこをどう見ても、このタイミングでの
提案理由、その意味が理解できませんが、提案者はどのようにお考えでしょうか。
2点目は、
議員定数を減らす理由についてであります。提案者の
提案理由がよくわかりません。公約だからでしょうか、それとも、どこかの団体からの指示なのでしょうか。具体的にお答えいただきたいと思います。
3点目は、定数を29名とすることについてであります。根拠がわかりません。明確にお示し願います。
以上です。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則)登壇
日本共産党、辻本議員からのご質問にお答えをさせていただきます。
まず、1点目の提出時期についてでございますが、まず見解といたしまして、その背景も含めて答弁をさせていただきたいと思います。我が会派は、ことし5月に結成いたしましたときから市議会改革も旗頭として励んでまいりました。そして、この議員の数、
議員定数削減案はその1つであります。議員の数を減らすことは、大きな支援団体のない、例えば私たちのような者にとりましては、大きな決断、大変なことですが、みずからの議席を失うかもしれませんが、でもあえて市民の皆様のお声をこの議会にお届けさせていただくには、議員みずから範を示さなければならないとかねがね思ってまいりました。そうした思いの中、先日、市民の方から、「財政が厳しくて市役所の跡地も売らないとだめなんだったら、
市議会議員の数も見直す必要があるんじゃないの」旨とのお声をいただきました。そのとき私は、かつての
議員定数削減案が脳裏をよぎりました。それは、「21世紀を迎えた今日、
明石市政を取り巻く社会情勢は厳しさを増し、少子高齢化を初め情報化の一層の進展や
地方分権のさらなる展開、また住民の価値観の多様性等々、大きく変化してまいりました。」という始まりで、平成15年3月4日に33議席から31議席へと2議席の削減案が提出されたときのことでした。当時は2
0名の提案者が中心になり可決されました。全庁挙げて
健全財政、財政難に立ち向かう中、市議会も動いたときでありました。今、行政がみずからの土地を売却までしなければならない。そして、新庁舎建設の財源確保を試みなければならない緊急事態だと思います。これがわかったのがつい最近でございました。よって、議会も厳しいかじ取りをとらなければならない中ですので、急を要し、このたびは
議員定数削減案を提出させていただいたわけであります。
続きまして、2点目の
議員定数を減らす理由についてでありますが、ご質問の中にも、よくわからないというご指摘がございました。私たちなりの、3名で考えたことを答弁として申し上げさせていただけたらと思います。定数条例の一部を改正しますこの条例は、つまり見直しといたしまして、私たちは明石市会議員の数は少な過ぎるとのお声をお聞きしたことが、私たち3人においてはこれまではございませんでした。その逆は、逆に申し上げるまでもなく多々ございました。ですから、我々の改正案は、定数増ではなく定数減となりました。特に市民の方の素朴な所感は、先ほどの話に戻るんですが、行政がみずからの土地を売却しないと財政を賄えないほど苦しいと感じられて、減っていく年金や増税、保険料の負担増と相反する行政サービスの低下など、厳しい財政状況を考えられたのかもしれません。そうした声のもと、定数を減らすことが、私たちにとりましては、さらなる歳出の縮減に取り組む姿勢の一端であると信じております。
なお、以前、議員の数を減らすと、先ほどのご質問の、まず冒頭にもおありだったと思いますが、議員の数を減らすと民意が反映できなくなる旨のお声もいただきました。また、以前の反対討論もお聞きさせていただいたこともありました。確かに、定数を減らし過ぎて議会が機能しなくなりますことは、私たちも望みません。結果的に体制を整えることも大事ですし、財政健全化の一環として
議員定数削減案に至った次第を、どうかご理解をいただきたいと思います。
3点目の定数を29名とすることについて、根拠がわからないというご指摘とお尋ねがありました。時期の問題とともに、この数の問題も、我々は多くの協議を重ねました。3人の意見の中で、確かに29という数を根拠に出させていただくまでには多くのことがありました。中には議員の数を25ではというご意見もあったわけですが、でも私たちも今唐突に数を減らして、市民の皆様の民意をお酌み取りさせていただく体制がまだできていないと思います。先ほどのようにいろんな工夫で、いろんなご意見をいただいて、市民の皆様からも議員の数が減っても大丈夫だと言われる体制のもとで、ざっとしたいこともあるんですが、あえてその出発の気炎の気持ちで、本市の人口は29万人ですので、わかりやすい政治として、まずは29人で頑張る覚悟の意味で、このたびは定数を29名とさせていただいた次第でございます。
以上でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) それでは、再質問を何点かさせていただきたいと思いますが、まず、きのうの
議会運営委員会なんかでも、何で今やねんと。何でこのタイミングやというお話がありましたですね。議運の申し合わせでは、質問日の運営を協議する
議会運営委員会までに
議員提出議案は提出しなければならないという、私たちみずからが決めたルールがあるにもかかわらず何でだという、そういう議論がありました。それも聞いておりましたけど、何かそこもよくわからないお話が続いたんですが。そもそも、その議運のルールであったり、
議会基本条例には、先ほど申し上げましたように、
議員定数の削減についてはっきりとそのルールが書かれてあるんですが、その辺についてはご承知ですか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) まず、議運のルールなんですが、私どもも緊急を要するということで、議会局のほうにも確認をさせていただき、受理をしていただいた上で、提出をさせていただいたわけであります。なお、その緊急性に際しましては、先ほどの1度目の
提案理由説明のところで申し上げさせていただきましたように、この16日の新庁舎の
委員会等があり、そこで公有地の売却もということが出た中、緊急性を、やはり行政の大きな課題でありますので、この負担をやっぱり市民の皆様に、やはり回り回って来ますもんですから、なおかつ先ほどの我が会派の定数のことに関しましては、全てのことが関係しますので、丁寧に、ちょっと1時間あるそうですから、説明させていただいてご理解をいただき、賛同していただきたいので、誠心誠意答弁させていただきたいんですが、まずその背景の中で急を要したことがありましたので、このたび緊急を要することと申し出をさせていただきました。受理していただき、ルールどおりこのようにきょう上程していただいたことには変わりないと思います。一問一答ということで、まずその点だけを、私が今、申し上げさせていただきましたことでお酌み取りいただきたいと思います。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 緊急と言いますけど、緊急というのは、庁舎の建てかえの問題が明らかになって、それが緊急だということですか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) ですから、12月の初頭ではわからず、
委員会等で、今、行政の財政が大変で、点、点、かくかくで、新しい庁舎を1
00何十億円で建てるに関しましても、公有地を売却せざるを得ないような、やはりそういった苦境を知ったわけです。なおかつ、先ほどの我が会派が反対討論させていただきましたように、市民の方々がいろいろ、行政に対して、また我々議員に対してもいろんな厳しいご意見もありますが、お給料が上がるような議案が出たり、そうした相反するところもあった中ですから、もうこのときに身を、私たちの、見解が違うかもしれませんが、身を切る改革ということは、何も議員の数ばっかり減らしたらいいというわけじゃないんですけども、私たちも範を示す意味で、頑張ってますという意気込みで
定数削減案を出させていただいたこの時期であるということを、どうかご理解をいただきたいと思います。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) ということは、庁舎を建てかえると。その中で、新庁舎の敷地となる部分以外の土地を売却すると。そういう話が出てきたのがきっかけで、それが大変やというふうに思ったから、財政が大変やと思って、それが緊急事態やという、そういう理由で提案されたということですか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) それが1つあるということであります。ですから、それ以外にも、先ほど申しましたように、我が会派でもいろいろ、言いにくいんですが、先ほどの我々に関する給与面のアップでありますとか、やはり日増しに市民の皆様からのお声が高まってまいりました。今から数週間前と違い、かなり私たちのもとに議会改革の一端でという声が高まってきたのが緊急であります。私たちがここにいるのは、有権者の方にご負託をいただいて、そのお声を無視することはできません。その方々が、この今の時期にという声をいただきましたので、私たちは、どう言われても今回は出していかなければと3人で決意したわけでありまして、その点に関しましては関係各位の皆様に、確かに唐突だと言われるご指摘もあろうかと思うんです。わかります。でも、それに関しては確かに心苦しい面もあるんですが、あえて、有権者の方のご負託をいただいた気持ちだけはお酌み取りいただきたいと思います。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) じゃあ、ちょっと1個だけはっきりさせておきたいと思いますが、ちょっと理事者にお聞きしておきたいと思います。今、庁舎の建てかえの話が出てまいりましてね。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員、関連しますか。
○議員(
辻本達也) 関連します。
庁舎の敷地となる部分以外の土地を売却すると、その売却しなければならないぐらい市の財政が大変やというふうなお話やったと思うんですね、議長ね。そういうお話がありましたね。今そういうふうに北川議員がおっしゃったんですが、新庁舎の建てかえの際に、庁舎の敷地となる部分以外の土地を売却することを今、検討している段階ということでよろしいですね。
○議長(
大西洋紀) 横田
政策局長。
○
政策局長(横田秀示)
政策局長でございます。
新庁舎整備の検討に当たりましては、先ほどの土地につきましては、売却を検討しているという段階でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 検討している段階で、
委員会、私も委員外委員で入らせていただきましたけれども、売ることはならんという意見もありまして。最終、行政財産ですから、処分する際には議案になるだろうというふうに思いますのでね、まだ何も決まってないという状況であります。今後もしっかり議論していくテーマやと思うんですが。
それともう1つ、売らなあかんぐらい財政が厳しいんやというお話がありましたね、議長。それで関連して聞きますけれども、この土地を売らなければならないぐらい明石市の財政は大変なんですか。売らなければならない、売らないと市役所の庁舎は建てかえできないような財政状況なんですか。
〔「議長。」の声あり。〕
○議員(
辻本達也) 議事進行、議事進行。議長いいですか。
○議長(
大西洋紀) はい。
○議員(
辻本達也) 一応、今、関連する質問をしたんで。この事実、ここは公の場でね、市民の皆さんもきょうは傍聴されてるし、テレビで見ておられる方もいるし、後日、インターネット配信でごらんになる方もいると思います。だから、そこは、ここをスルーしてしまうと、議会としてそういう理解をしているというふうに受けとめられてしまうといかんので、理事者の見解を確認しておくだけですからね。今のことをぜひ確認してください。
○議長(
大西洋紀) 横田
政策局長。
○
政策局長(横田秀示)
政策局長でございます。
財政状況でございますけども、財政状況といたしましては、今現在、人口が増加しておりまして、これに伴って税収も増加しているところでございます。6年前と比べましても2
0億円を超える税収増というふうになっております。また、基金につきましても、12年ぶりに1
00億円を超えて115億円の基金残というふうになってございます。したがいまして、今現在、本市の財政状況といたしましては、どこかの土地をすぐ売って歳入を確保しなければ
予算編成ができないといったような状況ではないというふうには認識しておるところでございます。また、新庁舎整備に当たりましては、巨額の費用を要しますことから、まずは市民負担、これを最大限、できる限り抑制するというところの観点から進めているところでございます。
以上でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) だから、北川議員がおっしゃったような、財政が大変というか、財政が厳しいから、庁舎を建てかえるのに敷地となる部分以外の土地を売らないと建てかえできへんとか、そういう状況じゃない。だから、北川議員が
提案理由の説明とか、今、答弁でおっしゃったことは全部事実誤認であります。事実誤認であります。
これは新庁舎の建設基本計画の素案の中にも、庁舎敷地となる部分以外の土地については売却し、市民負担の軽減を図ります。これは、9月議会の決議の中でも、市民負担をいかに減らすか。市民負担というのは、別に直接市民の皆さんからお金を取るということじゃなくて、市の予算は市民のためのお金ですから、それをいかに減らしていくのか。そのための努力としてどういう方法があるのかというところを、今、議会と行政が議論している。そういうふうに思うんですね。だから、事実誤認やと思いますので、これは間違いということでいいですね。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) 確かに見解はいろいろあると思います。人それぞれ、いろんなことをやっぱり感じられ、主張され、思想もしくはさまざまのことは、憲法で自由を認められています。私たちの会派では、やはり声をいただいたり、また、これから行政がみずから持っている不動産、土地を、身売りするということも言われる。極めて、はっきり言いまして、財政がもう、アラブの石油の国みたいにじゃぶじゃぶ資産が出て外貨を稼げるぐらい、あふれるぐらいなっとったら、
定数削減なんかいう声もないと思います。逆に、正直言いまして、持ってる土地を処分しなければいけないと、不動産を売らなければいけないということは、蓄えを切っていくということと一緒です。だから、正直言いまして、財政は豊かじゃないということですよ。借金じゃないわけでも。今、私たちが求められた中では、そういった今後こういうこともあり得るという報道が出たり、はたまた全体的なことを言いましたら、ある小学校の跡地なんかでも、行く行くは、結果的には自然公園とか、ほんま言うたら使い道あると思います。やむなく財政上のことやということも聞きましたけども、売却予定とか。行政の持っているところを売り払っていかなければいけないということは、正直言いましたら財政は豊かじゃない状態なんです、私たちから言いましたら。辻本議員さんは、いや、そんなん言うても、先ほど見解から言うたみたいに、基金は1
00億円からあって、そんでこうでああでと。豊かやから、そんな危機的なもんじゃないというご認識もあろうかと思うんですが、また私たちもアンケートをとらせてもらいたいと思います。私たちの認識としましては、事実誤認ということは撤回をしていただきたいと思います。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 事実誤認です。もう一回言うときます。事実誤認です。
で、売らないとやっていけないというふうなお話やったんですけど、売らないとやっていけないんですか、ちょっと、今またちょっと大変なこと言いましたね。理事者に確認したいんですけど、土地売らないとやっていけないんですか。
○議長(
大西洋紀) 答弁は簡潔にお願いします。
宮脇副市長。
○副市長(宮脇俊夫) 副市長の宮脇でございます。
売らないと財政運営できないかにつきましてお答え申し上げさせていただきます。
先ほど
政策局長が申し上げましたように、今の財政状況は、先ほど申し上げましたとおりでございます。例えば、この土地を売って歳入を確保しなければ、新年度の
予算編成が非常に苦しいといったような状況ではないと考えております。ただ、財政運営の基本は、最小の経費で最大の効果を上げるとともに、歳入についてもしっかりと確保していく、これが基本でございます。その基本に立って、本当に税金は市民の皆さんからの大事な預かりもんでありますので、それはしっかりと、経費については最小でというのを基本にやっておるところでございます。
以上でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) そう、最小の経費で最大の効果を発揮する。その努力をしてるだけでありまして、事実誤認であります。
でね、今ずっと
提案理由説明から再質問の答弁も含めて、ずっと北川議員がされてますけど、これは提案者であります筒泉議員と森議員ですね、もう皆、同じ考えということでよろしいんですか。それぞれの議員にお聞きしたいと思います。
○議長(
大西洋紀) 筒泉議員。
○議員(筒泉寿一) 先ほど北川議員が説明したとおり、私ども同様の意見であるんですけれども、先ほど行政の方がおっしゃっていた、土地を売却する、今は財政は安定しているというんですけれども、じゃあこの2
0年、3
0年、4
0年、5
0年先、そのいわゆる、ほんまにそこが財政確保できるのか、今だけじゃなくてもっと先のことを考えた上で、私どもは意見させていただいてます。
○議長(
大西洋紀) 森議員。
○議員(森 勝子) 明石の財政が今、厳しいとか厳しくないとか、事実が誤認とか、そういうことでなく、そもそも、この日本において地方議員の数が多いと、市民の方、国民の方がおっしゃるんです。なので、私どもは、その市民の声を反映させていただいて、
定数削減はさせていただくという提案をさせていただくということで、今回、させていただいております。地方議員の数も多い、そして報酬も多い、明石の人口3
0万人のところに3
0人という数は、かなり多いと言われてますので、そういうことです。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) まあ一緒の考えということで理解しときたいと思いますが。さっき、北川議員の答弁の中で、この状況で、この財政状況で給与の面でも、点、点、かくかくというのは何のことかようわからんのですが。給与のことをおっしゃいましたけどね、今回、議案として提案されておりました第69号の明石市特別職の職員の給与に関する条例及び明石市
公営企業管理者の設置及び給与等に関する条例の一部を改正する
条例制定のこと。森議員と北川議員は反対されましたけれども、筒泉議員は総務常任
委員会で本議案に賛成をされました。だから、言ってることとやってることが全然ちゃうかなと。これ、いわゆるダブルスタンダード、日本語で言うと二枚舌ということになるんちゃうかなと思うんですけど。筒泉議員、その件についていかがですか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) 私、この進行上、疑問に感じるんです。私が提案させていただいたこの議案に関して、辻本議員さんが事実誤認やとおっしゃるんはいいんです。いいんです。何か理事者の方の見解を求めてとかいうて、それでまた私らの関係ないとこで話が進んで、それでいつの間にか財政がどうのこうのという話がひとり歩きして、私の答弁、私のことが置きざらしになっているんです。質問を今受けた中で事実誤認ということに関して私は認めてませんので、その点だけはきっちり言わせていただいて、次の質問に移っていただきたいと待っとったんです。今、筒泉議員が当てられましたから答えると思うんですが、態度表明方々に関しましては、正直言うて今回の議案と第69号、私は
議員定数の削減を出した第4号なんですよ。前の議案のことを言われても困りますよね。議長、何とかしてください。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員、今、北川議員も発言されましたけれども、一応、通告に従って、先ほどの理事者側の見解につきましては議長も認めましたのであれですが、通告に従って発言をよろしくお願いします。
〔「議事進行。今のは反論かなと思うねんけど。反論は認められてるんですか、
議会運営で。ちょっと、今、議事進行の発言やから、時計とめてくださいよ。議事進行ですから時計とめてください。今の発言は、反論ですよ。それを認めるんやったらこの
議会運営上おかしいかなと思いますけど。反問やったら、議長の了解を得て。了解も得てないし、反論なのか、反問なのか、わからへんけど。そこちょっと確認してください。」の声あり。〕
○議長(
大西洋紀) 北川議員に申し上げます。ただいま辻本議員からお話がございましたけれども、反論はやはり違いますので。ですから、辻本議員も通告に従ってご質問いただいた上で、それに対しての答弁のみをお願いしたいと思います。
辻本議員。
○議員(
辻本達也) だからね、お金のことを言うと、言うてると。
提案理由の説明の中でも、答弁の中でも、給与のお話をされたんですよ。だから、通告に従って質問した、その答弁に対して疑義があるから再度質問してるだけで、別に通告に沿ってると思うんですね。だから、給与の、お金の話をしてるから、それやったら議員みずからというんやったら、何で給与が上がる、ボーナスが上がる議案に賛成するんかなと。だから、
提案理由の説明と一致しない行動があるんちゃいますかというふうに聞いているんです。
○議長(
大西洋紀) 筒泉議員。
○議員(筒泉寿一) 給料の件に関してなんですけれども、ちゃんと議運にて森議員から釈明させていただいたんで。
以上です。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) 補足答弁をさせていただきます。私は反論ではなしに指摘をしただけです。はっきり言いまして、反論という、何か悪いことをしたような、そういうレッテルはやめていただきたいと思います。
それと、事実誤認という、その言われたことに関して、そうじゃありませんということを答弁したんであって、反論じゃなしに、こっちは答弁なんです。なぜそのように決めつけるんか、ちょっと私は疑義に感じます。質問してください。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) それが反論ですわ。それが反論、よく覚えておいてください。
じゃあ、給与の面。何かきのう説明させていただきましたいうて、それはどういうことなんですか。さっき何か採決のときにはおれへんかったんですけど、どういうことなんですか。総務の
委員会では起立採決で起立されました。特に意見も述べず起立をされました。給与の面、お金の面を言うのに、自分のボーナスは上がるけれども、民意は切ると。
提案理由説明とか提案の趣旨と合うてないんちゃいますかということを聞いてるんです。
答えられへんちゅうことやな。じゃ、答えられへんということで理解しておきます。
そんなら次、行きますけれども、29名ですね。これ29名。
○議長(
大西洋紀) 発言中ですけど、質問者も答弁者も簡潔に、時間の関係もございますし、その辺、明確にした上で簡潔にお願いいたします。
○議員(
辻本達也) 私はいたって簡潔でありますし、あと28分あります。
定数を29名とすることについての根拠が、答弁の中で人口29万なので29人ということですけど。これもちょっと事実関係を確認せなあかんので理事者にお聞きしたいと思うんですけども、明石市の住民税とか事業所税の賦課徴収の根拠となっておりますのは、人口といいますか、住民基本台帳の人口、いわゆる住基人口と国勢調査に基づく人口、国調人口とあるんですけど、これどっちですか。
○議長(
大西洋紀) 箕作
財務部長。
○
財務部長(箕作浩志)
財務部長でございます。
事業所税につきましては、今のとこは住民基本台帳の人口で3
0万人を超えておりますということで課税団体になっております。
以上でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) ちょっとだけ答弁の中に今入ってましたけども、住基人口を基本に考えておるだろうと思いますけども、本市の直近の住基人口は何名ですか。
○議長(
大西洋紀) 横田
政策局長。
○
政策局長(横田秀示)
政策局長でございます。
住民基本台帳人口につきましては、直近の12月1日現在で3
0万3,831名でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 今後の人口の推移の見通しとしてはどのようにお考えですか。
○議長(
大西洋紀) 横田
政策局長。
○
政策局長(横田秀示)
政策局長でございます。
人口につきましては、これまでの取り組みによりまして、今、7年連続の増加ということになっております。また、トリプルスリーの1つの目標であります人口3
0万人に向けまして、その基本数値となります国勢調査、推計人口につきましては、12月1日現在で29万9,265人というふうになっておりまして、当面の間、増加傾向が続くものというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 当分続くということで、住基人口は12月1日現在、3
0万3,831人、3
0万人ですから、北川議員の理屈で言うたら定数は3
0人です。だから、これも29万、29万と言うてますけど、これ3
0万人。まだこれからふえていくっていう話ですからね。これ、逆に31人とか32人とかにしたほうがええんちゃうかなと思うんですけど、いかがですか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) 私が何度も申し上げさせていただいて、くどいかもしれないんですが、このホームページ、タブレットでぱんと見たら出てきまして29万人、それで世帯数が12万8,7
05世帯と、やはりかねてから、きょう申し上げさせていただいた段階で、言うてみましたら29万都市のわけだと私たちは思っています。いつも、言いにくいですけども、明石は29万人で、なかなか3
0万人になりそうで、なっていただくことを願っていますが、私たちはやっぱり35万人を目指すべきやと言うてますけどね、人口増策。今がその29万人ですから、切り捨てかもしれません、四捨五入やったら確かに3
0万人になるかもしれませんが、とりあえず29万人だから29人でスタートをする覚悟ということで、今回、緊急を要して提出をさせていただいたということを、どうかご了承をいただきたいと思います。これは私の見解です。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) いやいや、3
0万人やと言うてますやんか。みんな、もうみんな、どうでしょうね。ほとんどの人は同じ認識やと思うんですけど。29万都市ですか、明石市は。3
0万人都市やと思いますよ。じゃ、何で事業所税をかけてるんですか。事業所税って3
0万人都市じゃないとかけられないでしょう。3
0万人を超えているんですよ。今、言いましたやん。
で、2つの人口のとり方があって、国調人口と住基人口とあると。住基人口を根拠にして、住民基本台帳を置いているから住民税を賦課徴収しているんですよ。3
0万人を超えているから事業所税を賦課徴収しているんです。3
0万人都市ですよ。さらにふえてるんです。さらにふえるって言うてます。ふえるって言うてるのに、何で29万都市なんですか。何で29万都市なのか、その29万都市とちゃうと思うんで、今、訂正してください。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) ですから、私が何遍も申し上げてますのは、29万人都市という、いわゆる謙虚さもあって、確かに、何遍もくどいんですが、もう
政策論争の話になりますけども、人口をふやして豊かなまちにしたいという気持ちがある会派です。35万人を目指してということを言うてるんですが、謙虚に、今、市民の皆様のさまざまなご負担、またご境遇を考えて、また明石の市議会の頑張りを伝えるならばということで、29万人だったら29人ということで、今、申し上げさせていただいておりました。
なお、補足なんですが、我が会派では、3人の意見はようやくそれにはまとまりましたが、ある議員さんは、いやもう神戸のように、神戸市さんは、15
0万人で69人ですか、約2万人で1人、75人としてそれ以下です。2万人で1人以下、私たちは1万人で1人として、ざっくの話ですよ、私たちの3人の中では、行く行くは明石市もお隣の神戸市さんのように2万人に1人やったら、もう私なんか消えてなくなっとうと思いますけど、それでも構いません。15人とか、そういう意見もあったんですが、きょうのこの提案をさせていただいたときには、まずはフレーズとして29万人だったら29人、もうちょっとやったら3
0万人ですけども、さらに頑張りましょうという気持ちで申し上げさせていただいております。ですから、私たちの見解としましては、何もぴっちりとね、もう定規はかってやるものでもないかもしれませんが、大きなスローガンとして、これからの未来の明石のために頑張りますという決意の中で申し上げさせていただいたことを、どうかご理解をいただきたいと思います。認識はいろいろあると思います。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 何か
政策論争とかいう言葉が出てきましたけど。いや、
政策論争じゃなくて、これも事実誤認、思い込みやと思いますね。さっき、森議員が答弁されたとき、人口3
0万と言ったんです。森議員は人口3
0万人やと思っとるんですね。
○議長(
大西洋紀) 森議員。
○議員(森 勝子) いえ、29万人という認識でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) とめて議事録を確認しますか、今。確認してもうてもいいですよ、休憩して。3
0万言いましたよ、3
0万ってさっき言いました。もう皆、3
0万って聞いてますよ。3
0万って言うてないっていうんやったら、今、それ言ってないというのが虚偽答弁です。確認しますか。確認してもいいですよ。
○議長(
大西洋紀) 議事録は、後日確認させていただきたいので、今は質問の。
〔「どうですか。休憩して確認してもうてもいいですよ。休憩の動議。」の声あり。〕
〔「賛成。」と呼ぶ者あり。〕
○議長(
大西洋紀) 森議員。
〔「賛成言うたんですよ。議事進行。議事進行。議事進行。今、休憩の動議を出したんですけど、賛成何名か、賛成って言われましたので休憩してください」の声あり。〕
○議長(
大西洋紀) この際、暫時休憩いたします。
午前11時 2分 休憩
−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
午後 1時 再開
○議長(
大西洋紀) 会議を再開いたします。
休憩前に引き続き、
議員提出議案第4号の質疑を続行いたします。
森
勝子議員、発言を許します。
○議員(森 勝子) 先ほどの休憩前の、先ほどの私の発言の人口3
0万人の件に関しましては、約3
0万人の約がつけ忘れており、訂正いたします。
以上でございます。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 3
0万人超えてて、もうそれは決着してる問題なので、約のつけ忘れがどうなのか、あんまり問題になれへんかなと。もうこの議場内で人口は3
0万人は超えてると。3
0万3,831人でしょう、12月1日現在で。これもある意味3
0万人ですわな、約3
0万人ですわな、端数切ったらね。だから、まあまあそれはそれでいいんですが。何か議運では謝罪するというふうに聞いとったんですけど、なかったんですけどね。まあまあそういうことでええんちゃうかなと思いますけれども。
なかなか、一番初めのところでも聞きましたけれどもね、
議員定数の問題ちゅうのは、慎重に議論、検討せなあかんテーマやと思うんですね。
明石市議会の基本条例にそう書いてあるんですけども、その認識は提案者にはございますか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) やはり慎重かつ、皆様の広くご意見をいただいた上で、重々なものができることを願っております中で、仮にもきょうは光栄なことに質疑をいただきまして、辻本
日本共産党議員さんのご意見もいただき、きょうこの場で多くの皆様、またインターネット等を介していただきまして、
議員定数に関する協議が進んだということは、私は大変すばらしいことだと思っております。その上で、その上で、確かに急を要しましたこともありまして、今回はきょうの本会議、前日の
議会運営委員会、その前日のたしか1時半ぐらいだったでしょうか、ぎりぎり2時の申し合わせの前に提出させていただいたことは、時間的に確かにもう少し前というのは、何遍もくどいんですけども、
定数削減という要因を考えていた中で、なぜ今回という話、もう一回丁寧にちょっとさせていただきましたら、新聞紙面を見ました方が、やはり庁舎の検討
委員会が12月16日に行われて、次の17日の朝刊だったそうです、ぱっと見たときには、語弊があるかもしれませんけども、その方いわく、私が聞いた言葉であれですけども、土地の方々に関しての売却という言葉があったという。その市民の方からしましたら、財政が今、局長さんでしたっけ、豊かですから大丈夫ですからと言うんやったら、市民の方にとったら何で売るんですかと。だからということで、緊急を要して、私たちも押されて出てきたという、確かに辻本議員さんが拙速だと、混迷を擁すような、けしからん議案だというお叱りもあるかと思うんですが、その点だけは、私たちもご負託をいただいた皆様のお声を無にすることはできないという使命感で申し上げさせていただいたことを、ご理解いただきたいと思うんです。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 別に拙速とも混迷とか、そんなことは言ってないんですけどね。
〔「議長。」の声あり。〕
○議員(
辻本達也) 今発言してますから、ちょっと手を下げとってもうて。
議会基本条例は、
議員定数及び
議員報酬というのは第1
0章に書いてましてね。
委員会又は議員が
議員定数を改正しようとする場合は、議会の役割及び機能を十分果たせるよう、市の人口規模、
委員会審査の充実、行政に対する監視機能の実効性、市の財政状況、市民の意見等を勘案し、その改正の明確な理由を付して議案を提出するものとする、というふうに書いてあるんです。ご存じですか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) 確かに書面によります事柄の中におきましては、私も一読をさせていただいた上なんですがということで、先ほどのお話に戻るんですが、やはりこの民間の、市民の皆様にとりましたら、議員の給料が上がったり、先ほどの点、点、かくかくある中ですので、やはりこの年内という表現がいいかどうかわかりませんけども、なぜ
定数削減なりはできないのか、しないのかというところがありました、その本当の緊急のことを、どうか加味していただきたいと思うんです。
それと、先ほど、混迷、迷せいはおっしゃってないと言いますが、この議場の最初の冒頭、私が登壇させていただいた後の中で辻本議員さんがおっしゃられたので、ついさっきのところではないですが、きょうの発言の中には私は耳に入りましたので、そのことを今、申し上げさせていただいただけです。何も他意はございませんが、その点だけはご理解いただきたいと思うんです。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) 混迷とは言うてない。混乱、迷走という言葉を使ったかなと思いますけどね。
この
議会基本条例なんですけど、北川議員も当然、これは
全会一致で可決して成立した条例であります。この条例には含まれている部分がありましてね。
ちょっと議長、何ですかね、何か声がしてる。ちょっと時計ストップ。
〔状況確認〕
○議長(
大西洋紀) 失礼いたしました。
それでは質疑を再開いたします。
辻本議員。
○議員(
辻本達也) その
議会基本条例の関係ですけれども、この条例の条文に加えて逐条解説も全議員が承認する中でできております。そこに何て書いてあるか紹介したいと思いますが、
委員会や議員が
議員定数を改正する議案を提出する際は、行財政改革の視点のみではなく、上記の多角的な観点から、その提案の理由を明らかにした上で、議員の改選などの時期的な面も考慮して議案を提出し、十分な期間をとって慎重な審議をするものとしています、というふうに書いてある。緊急性があるから出せるもんとちゃいます。これもご存じないですか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) 何度も私、しつこいと思われるかもしれないんですが、やはり書面の上でのことを理解した上でだったんですが、やはりこの時期の、この時にという思いがありましたので、提案をさせていただいたわけです。ですから、辻本議員さんがおっしゃっていただいたように、書いてることと違うからこんな議案は認められないと、何ちゅうことするんやというお叱りもわかります。でも、これから私は思うんです。時には書面にないことでもいろんなことが起こったりしますから、これが世の中の政治の流れが変わる1つになるということも信じたいと思います。それと、辻本議員さんがいろいろと、きょう貴重なご意見もいただきました、質問の中で。大いに勉強になりました。民意が切られるからという切なる思いを伝えていただいたり、また私たちもきょうのこの中で思ったんです。一方的にやっぱり
定数削減を出しては、やはり考えるところは、もっともっと充実したり、またより多くの方にお呼びかけをさせていただいて、半年なのか1日なのかわかりませんけども、時間的なところよりも内容としましてね、これからより多くのこと、この議案を提出させていただいた上で、これがスタートでございます。
何度もくどいんですが、29万人だから29人という語句のフレーズはそこにありますので、限りなく、ひょっとしたら語弊があるかもしれませんが、泉市長さんが頑張っていただいて人口が35万人になったら、市民の方は1万人相当やったら35人に議員をふやさなければならないというような、辻本議員さんおっしゃる、ふえるような方向になるかもしれませんが、きょう段階の時点では、書面に書いてます、その申し合わせのことに関しましても、おおむねの中で緊急性を要したということでご容赦をいただきたいと思うわけです。
以上です。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) だから、きょう段階のって言うたら、きょう段階も3
0万人超えとうから、だから3
0万なんですよ。だから、ずっと同じこと言うてるけど、同じことしか返ってけえへんけどね。書いてあることはわかるけどって、書いてあることわかっとってちゃうことしたら、これ議決責任の問題になるんちゃうか、あなたね。議決責任の問題です。だから、議決責任なんだから、これ
議会基本条例をどう考えてるねんやという話になってくるんですよ。市役所の建てかえのことで、このたび初めて知りましたって、何を言ってるんですか。長い期間をかけて
特別委員会で、たくさんの資料が出てくる中で、あの新庁舎の建てかえ位置とならない部分については売却を検討するということは、もうとっくに出てる話でありまして、別に12月になって突然出てきた問題でも何でもない。もう全然理屈が通らへん。もうむちゃくちゃな理屈でありました。
で、そんなむちゃくちゃな理屈で、何かどっか1個でもひっかかる部分があるのかなと思ったら、もう全然ひっかかる部分がなくて。やっぱり、最初の質問の中でも言いましたけれども、
議員定数の問題しかり、いずれの議案についても、やっぱり慎重に慎重を重ねて議論、検討すべきテーマなんですね。それを緊急性の根拠が全然わからへん中で、何か緊急性という言葉だけ、緊急性、緊急性ってずっと言うてはりますけど、全く緊急性が感じられない。ほんまに通す気があるんやったらね、もっと余裕持って時間を、出してやればええと思うんですね。それを何でこのタイミングで出すんですかと。だから、このタイミングでしたら、慎重にいうて、私のこの質問だけでもたったの6
0分です。ほかの人、質問しません。当然、これは
委員会付託してね、慎重に議論すべきテーマやと思うんですよ。
委員会付託するべきやと思いませんか。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) 辻本議員さんのご質問に、先ほどの
委員会の付託もそうなんですが、その前にちょっと12月までにわかっとったじゃないですかというご指摘があったんですね。何遍もくどいんですが、私たちは確かに
委員会も出られて、そして会派として出て、資料はもらって、こういうふうな動きやということはあったんですが、ただ、あるマスコミ紙面に載ったのが17日の朝だそうなんですよ。そして、その方々から、今の市役所、ほんまに建てかえるんやったらお金ないから、半分売るみたいやな、みたいな感じで、ぐわっと我々に来たわけです。それがやはり市民の方からご負託をいただいた任務として、緊急性を思ったということを、温度差がちゃうかもしれませんけどお伝えしたいと思います。その方々に対して失礼ですから。
それともう1つ、先ほどの
委員会の付託ですね。私はきのう提出させていただいた後、提案者の代表ということで、
議会運営委員会に出席をさせていただきまして、議事が進まれまして、たしか辰巳議員さんでしたかな、議運で質問されて、拙速ちゃいますかと。これこれこうで議論も果たしてないですからというふうに言われましたんで、私はその場で、だったら
委員会に付託していただいたり、またきょうのように質問等で
民主主義のルールにのっとって、議論で、多くの方のお話を踏まえた上で採決に至ってほしいということを申しました。そうしましたら残念ながら、再開は何時でしたっけ、あれ
委員会。私が退席して、暫時休憩で、再開された後、
委員会付託はなしと。
議会運営委員会の方がお決めになられたことに従うしかなかったわけですが、幸い、きょうのようにこの光栄な質問の機会、答弁の機会をいただきました。ちなみに私、今回、及ばずですが3度目の
定数削減案、お力をいただいた皆様のあれで出させてもらいました。過去2回は質問を受けることはありませんでした。反対討論はいただきました。言いたくても、やっぱり私たちの主張を言わせていただくことはなかったので、きょうは本当にこの意味では、
民主主義の大きな一歩だと思うんですが、辻本議員さんにおかれましても、きのう、
議会運営委員会に委員外議員さんで傍聴なさっていらっしゃって、恐らく私が申し上げさせていただきました、どんどんとやっぱりお一人だけじゃなしに3人、4人と全ての方の。
〔「答弁時間が長いと思うんですけど。簡潔に言ってもらわんと時間がなくなってしまう。」の声あり。〕
○議員(
北川貴則) そんならもう以上で、辻本議員さん、きのう出席されておられましたから、
議会運営委員会の流れと質問の方の、私は辻本議員さんに感謝します、質問していただいて、このように発言の機会を、答弁としていただいて、
定数削減の皆様の、市民の方のご意見はこうなんですということを申し上げさせていただいた、この
民主主義には感謝をしたいと思います。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也)
民主主義の前提は、正確に正しい情報をもとに議論して、問われたことに正確に答える、それやと思うんですけど。それでいいますと、きょうもかなり無駄な時間やったなというふうに思います。
で、皆さん方、3名の方が提案されたことですね。これも根拠がどれもひとつも筋が通らない。だから、先ほども言いましたように、本来やったら十分な期間をとって、慎重な審議をするものとしてますというふうに書いてあるねんけどね。何で
委員会付託しなかったんですか。
全会一致で
委員会付託しないことが決まったんじゃないですか、
委員会で。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) なぜ
委員会付託をしなかったんですかというお尋ねにお答えをさせていただくわけなんですが、もし私に権限があったら、
委員会付託を、こう言わせていただくこともあったんですが、
委員会の決定でしたので、決まったことに従うしかありませんでした。ちなみに1回目の発言で紹介させていただいた、平成15年3月に、当時2
0人の議員さん、私も及ばず入ってますが、そのときには、この提案をした後、そしてしばらくしてからですけども採決に至り、協議なしで賛成多数で議案が可決なされました。どうかそういったところの。
〔「時間ないですよ。」の声あり。〕
○議員(
北川貴則) わかりました。以上。
○議長(
大西洋紀) 辻本議員。
○議員(
辻本達也) いやいや、議運は
全会一致でしょう。
全会一致でしょう。何も採決してません。簡易採決で
委員会付託しないことでよろしいなと、午前も午後も最終的な結論はそうなりましたよね、議長。議長おられましたから、議長にちょっと確認しておきます。
○議長(
大西洋紀) はい、なっておりました。
辻本議員。
○議員(
辻本達也) だからね、別に
委員会付託を主張してないですよ。だからおかしいって。
以上。
○議長(
大西洋紀) 北川議員。
○議員(
北川貴則) ということで、
委員会付託してなかったのはおかしいという最後のご指摘に対しましてご答弁をさせていただきますと、確かに
議会運営委員会、再開のときに私は入っておらなくてわからないんですが、我が会派の森委員が入られて、やはりその中で
委員会付託、異議なしというなのかわかりませんけども、お尋ねのところが、ひょっとしたら何も故意じゃないにしましても、要請するところがなかったのかもしれず、私は憶測かもしれません。結果にしましては
委員会が付託をされませんでした。それにかわり今回の発言通告をいただきまして、ご答弁をいただき、提案した私としまして質問いただきましたことは身に余る光栄です。そして、より多くの皆様に、どうか
明石市議会の先行きを考えて、ご理解をいただきますように、採決の前に切にお願いを申し上げる立場なんですが、本日、辻本議員さんからいただいた言葉には、ちょっと後ほど会派で持ち帰りまして、また上部団体にも相談させていただいて、事実確認が、事実誤認とか、反論とか、二枚舌、混乱、迷走というような認識、私も語句がちょっと変わるかもしれません、あたかも私たちが何か悪いことをしでかしているような、そういったところのニュアンスは、今後ちょっと精査させていただきまして、後ほど対応をとらせていただきたいと思いたいと思います。
どうか最後になりましたが、答弁の中で多くの皆様にご理解、ご賛同を賜りますことを心からお願い申し上げさせていただきながら、今回のこの発言にかえさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(
大西洋紀) 以上で
議員提出議案第4号の質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
本案は都合により
関係委員会への付託を省略することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大西洋紀) ご異議なしと認めます。
よって、本案は
関係委員会への付託を省略することに決しました。
なお、本案に対する討論につきましては通告を受けておりませんので、これを終結いたします。
それでは、これより採決に入ります。
議員提出議案第4号は、原案どおり可決することにご賛成の方はご起立願います。
〔起立少数〕
○議長(
大西洋紀) 起立少数。ご着席願います。
起立少数。よって、本案は否決されました。
−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◎
議員派遣のこと
○議長(
大西洋紀) 次に移ります。
議員派遣の件を議題に供します。
おはかりいたします。
本件につきましては、お手元にご配付いたしておりますとおり、
議員派遣を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大西洋紀) ご異議なしと認めます。
よって、お手元にご配付のとおり議員を派遣することに決しました。
なお、この際おはかりいたします。
ただいま議決いたしました事項について、諸般の事情により変更する場合には、その取り扱いについて議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大西洋紀) ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◎常任・
特別委員会の閉会中の
継続調査申し出のこと
○議長(
大西洋紀) 次に移ります。
常任
委員会及び
特別委員会の閉会中の
継続調査申し出のことを議題に供します。
各委員長から所管の事務につきまして、お手元にご配付いたしております一覧表のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。
おはかりいたします。
各委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大西洋紀) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。各
委員会におかれましては、閉会中よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◎発言の一部
取り消しのこと
○議長(
大西洋紀) 次に移ります。
この際おはかりいたします。
森
勝子議員より、12月5日の本会議における発言について、不適切な部分があったので会議規則第64条の規定により、その部分を
取り消したい旨の申し出がありました。本発言
取り消しを許可することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大西洋紀) ご異議なしと認めます。
よって、本発言
取り消しを許可することに決しました。
以上で、本市第2回定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
それでは、以上をもちまして本日の会議を閉じます。
この際、閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。
−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◎議長挨拶
○議長(
大西洋紀)登壇 本年最後となります12月議会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
議員各位におかれましては、連日にわたり慎重かつ精力的なご審議を賜り、付議されました各案件につきまして、本日、議了の運びとなりました。議員並びに理事者の皆様方の議会審議に寄せられましたご精励に対し、心から敬意を表する次第でございます。
また、議長就任以来、
議会運営の各般にわたりお寄せいただきましたご理解とご協力に対しましても、厚く御礼を申し上げます。
さて、この1年を振り返りますと、本市にとりまして市制施行1
00周年という節目の年であり、11月1日の記念式典を初め、あかし伝統夢まつりやB−1グランプリ全国大会など、多彩な記念事業が盛大に開催され、子どもから高齢者まで幅広い世代の市民が明石の歴史のすばらしさを再認識するとともに、改めてふるさと明石への愛着を深めることができた1年であったと感じております。
また、本年は元号が平成から令和へとなり、新しい時代が始まった1年でもありました。時代が変わろうとも大切にしなければならないことは多くありますが、一方で時代とともに変化が求められることも数多くあります。本市議会におきましても、先日行われました質疑、一般質問において、次期長期総合計画や市役所新庁舎整備、経済と環境の両立、気候変動への対応など、1
0年、5
0年、1
00年先を見据えた施策を初め、
LGBTなど性の多様性を尊重する取り組み、校務支援システム、さらには自治体業務への
AIの導入、SNS被害への対応、インバウンド対策、フレイル予防といった、まさに時代や社会の変化への対応を問う議論も盛んに行われたところであります。
今後とも二元代表制の一翼を担う市議会としましては、全ての市民が愛着と誇りを持って暮らし続けることができる持続可能なまちづくりができるよう、お互いの立場を尊重しながら、行政と真摯な議論を積み重ねてまいりたいと考えております。理事者各位におかれましては、議会の審議過程で出されました意見や提案などを十分尊重され、今後の施策を展開していただくよう求める次第でございます。
いよいよ年の瀬も押し迫り、本年も余すところあとわずかになりました。皆様方にはくれぐれもご自愛いただき、健康で希望に満ちた新年を迎えられますことを心から祈念いたしまして、簡単ではございますが閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。本当に1年、ありがとうございました。
−−
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◎市長挨拶
○議長(
大西洋紀) 引き続きまして、市長からご挨拶を受けたいと思います。
泉市長。
○市長(泉 房穂)登壇 12月議会の閉会に際しまして、一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
まずもって先ほど、ご挨拶いただいた大西議長を初めとする議会の皆様には、本当にこの1年お世話になりました。おかげをもちまして、明石市、まさにことしは明石市制施行1
00周年、明石城築城4
00周年という、まさに歴史の節目となる年でありましたが、歴史、文化のまちとしての明石をしっかりと位置づけ、そして多くの市民の皆さんとともに、先ほどもお話ありましたが、あかし伝統夢まつりやB−1グランプリ全国大会を初めとするさまざまな取り組みもできたものと、本当に感謝する気持ちでいっぱいでございます。
とりわけ、まさに
地方自治体のまちづくりは、市長部局のみならず二元代表制として多様な民意の反映である議会とともにまちづくりをしてこそ、明石のまちは前に進んでいく、そのように改めて受けとめております。改めて
議員各位におかれましては、本当にこの1年間お世話になったことを感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
そういった中で、今回の12月議会、議案第65号の、いわゆる
あかし市民広場に関する議案につきまして、議案の否決に至ったことにつきましては、改めて市長としても、本当に衝撃をもって、極めて重く受けとめておるところでございます。改めまして4月以降につきまして、市民に迷惑をかけるわけにまいりませんので、また皆様とご相談をしながら、対応をご相談申し上げたいなと思っております。私、市長になり9年目となっておりますが、今回の否決につきましては、4年前の平成27年の12月議会における住民投票条例の否決以来の4年ぶりの議案の否決でございまして、理事者側といたしましては、本当に改めて深く深く今回の事態を受けとめております。改めてより早い段階で多様な民意の反映である議会の皆様に、早目、早目に情報をしっかりお伝え申し上げながら、ともにご相談を申し上げながらまちづくりをしていく必要性を痛感いたしております。
そういった中で4年ぶりとなる否決となった中、4年前の住民投票条例につきましても、平成22年4月施行から間もなく丸1
0年を経過しようとしておる自治基本条例第14条におきまして、いわゆる3つの条例の制定が予定され、そのうちの1つの市民参画条例ともう1つの協働のまちづくり条例が制定に至っておりますが、住民投票条例につきましてはいまだ制度化されていない状況にあり、いわゆる自治基本条例が憲法的立場にあることを考えますと、いわゆる違憲状態が1
0年近くに及んでいる状況でございます。私自身もこの事態について、かねてからいかにしたものかと思案をしていたところでございますが、今回改めて議会の否決を受けまして、多様な民意の反映である議会のご意思を踏まえまして、住民投票条例につきましては、4年前の議会からご指摘いただいた大きな2点、1つは答申どおりのいわゆる署名数の要件を8分の1として提出することと、もう1つにつきましては、いわゆる外国人につきましては、投票資格者に含まないというご意思が4年前に示されておりますので、私といたしましては、いわゆるこの2つにつきまして、議会のご意思を最大限尊重し、外国人につきましては投票資格者に含めることなく、加えて、投票数の要件につきましてはもとの答申どおりの8分の1にする形をもちまして、できるだけ早期に議会とご相談を申し上げながら、制度化に向けて取り組んでいきたいとも考えておるところでございまして、多様なご意見があろうかと思いますので、改めてそのあたりご相談をしていきたいと考えておる次第でございます。そのほかのテーマにつきましても、できる限り早い段階で情報を共有化し、多くの市民の皆さんとともにまちづくりをしていきたい気持ちでいっぱいでございますので、どうか意をお酌み取りいただき、これからもよろしくお願い申し上げたいと思います。
最後になりますが、年の瀬となり寒くなりますが、ぜひ皆様、健康には留意いただき、よき新年をお迎えください。よろしくお願い申し上げます。1年間まことにありがとうございました。
○議長(
大西洋紀) 挨拶は終わりました。
以上をもちまして、本市第2回定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでございました。
午後 1時31分 閉会...