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平成30年建設企業分科会(10月 9日)

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  1. 明石市議会 2018-10-09
    平成30年建設企業分科会(10月 9日)


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    平成30年建設企業分科会(10月 9日)                             建設企業分科会記録                           平成30年10月9日(火)                           於   大会議室     ----------------------------------- 〇出席分科員(7人)   中 西 主 査             林   副主査   楠 本 分科員   大 西 分科員   絹 川 分科員   井 藤 分科員   遠 藤 分科員 〇欠席分科員   な し 〇出席説明者   森本副市長  福田理事  小西公営企業管理者・水道局長   東都市局長  舟橋土木交通部長  鈴見下水道部長   ほか所管各部局の室長・次長・課長 〇議 事  (1) 都市局(下水道室)、水道局関係
       議案の審査     議案(2件)     議案第90号 平成29年度明石市水道事業会計決算・・・・・・・・・・・・・・・・ 3     議案第92号 平成29年度明石市下水道事業会計決算及び利益            の処分のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9  (2) 都市局(都市整備室、道路安全室、住宅・建築室)関係    議案の審査     議案(3件)     議案第79号 平成29年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち            分担区分表により分担された歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・15     議案第83号 平成29年度明石市公共用地取得事業特別会計歳            入歳出決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37     議案第84号 平成29年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計            歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39                            午前9時59分 開会 ○中西主査  それでは、建設企業分科会を開会いたします。  冒頭、審査に入る前に、決算審査特別委員会正副委員長から、一言申し上げます。議会における決算の審査は、予算執行の問題点を指摘、改善し、次の予算編成につなげていくために非常に重要なものです。そのために、理事者側は多くの資料を作成し審査に備えていますし、議員もそれらの資料をもとに審査を行う準備を進めています。このような状況にあって、10月2日に開会されました平成29年度決算審査特別委員会に必要な議案書類を持たずに臨まれた委員がおられました。このことは、説明を行う理事者に対しても失礼な態度であるだけでなく、審査を行う立場である委員の姿勢として非常に残念なことです。委員各位におかれましては、決算審査の重要性を改めて認識していただき、心して審査に臨んでいただきたくお願いを申し上げます。以上です。  議事に入ります。  都市局、水道局関係。  それでは、分科会の運営についてですが、分科会では説明、質疑のみで、採決は行いません。また、主査、副主査、分科員という呼び方となっておりますので、よろしくお願いします。質疑の際は議案書のページ番号を告げてから、お願いします。細かい数値の確認や決算に関連しない質問は、別の機会にお願いします。  議案は2件。まず、議案第90号を議題に供します。それでは、議案の説明を求めます。  西本水道局次長。 ○西本水道局次長工務担当課長  水道局次長兼工務担当課長の西本でございます。  議案第90号、平成29年度明石市水道事業会計決算につきまして、決算書に基づき、ご説明申し上げます。  では初めに、平成29年度の事業概要をご説明いたします。決算書、水15、16ページをお開き願います。  平成29年度明石市水道事業報告書でございます。1、概況の(1)総括事項でございますが、老朽化した水道管の更新を図るとともに、明石川浄水場などにおいて機能保全、改良工事を実施いたしました。また、経営面では、より長期的な事業運営方針を示すため、平成29年3月に策定した明石市水道事業経営戦略及びその実施計画である明石市水道事業中期経営計画のもと、事業を進めてまいりました。  アの給水状況でございますが、平成29年度末の給水人口は、29万6,607人、給水戸数は14万165戸で、前年度に比べ、給水人口で2,323人、給水戸数で1,846戸、それぞれ増加しております。  また、年間配水量は3,292万7,610立方メートル、年間使用水量は3,240万4,228立方メートルで、年間配水量は1万2,480立方メートル、年間使用水量は12万8,234立方メートル、それぞれ減少となっております。これは、主に大口使用者の使用水量が減少したことによるものでございます。  なお、配水量に占める使用水量の割合を示す有収率は、前年度より0.4ポイント減少し、98.4%となっております。  次に、イの経理状況でございますが、収益的収支は、事業収益64億2,710万9,320円に対し事業費用は56億946万1,362円で、差し引き8億1,764万7,958円の当年度純利益を計上することができました。  前年度と比較しますと、事業収益では、受託工事収益が増加しましたが、水道料金が使用水量の減少により5,446万8,290円減少したため、収益全体では5,188万5,539円の減少となっております。  水16ページをごらんください。  一方、事業費用ですが、退職者数の減少により退職給付引当金繰入額が減少しましたが、電力料金に係る燃料費調整額の増加による動力費や施設維持補修のための修繕費が増加したため、費用全体では893万2,286円の増加となっております。  次に、資本的支出は、総額で19億6,731万5,658円を執行いたしました。このうち、建設改良費ですが、第3次整備事業として、伊川谷町有瀬緊急時連絡管整備に係る第2工区の実施設計のほか、浄配水施設の整備などを行いました。また、老朽管整備事業では、優先度の高い管路や地区から順次、布設がえし、建設改良事業では、配水管の改修などをそれぞれ記載の金額で実施し、これらに事務費等を加えた建設改良費合計では、9億3,817万7,099円の執行となっております。さらに、企業債の元金償還額として10億2,913万8,559円を執行いたしました。  これらの財源には、工事負担金などの資本的収入を充てましたが、不足する額につきましては、記載の内容のとおり全額補填しております。  今後の収支見通しにつきましては、長期的には給水人口が徐々に減少していくものと予測されるとともに、節水機器の普及や水道利用者の節水意識の高揚などにより使用水量の減少が見込まれるため、水道料金収入が減少する見通しでございます。また、水道施設の整備、耐震化及び老朽管の耐震管への更新に多額の経費が見込まれ、厳しい経営状況が予測されることから、次年度以降においても、明石市水道事業経営戦略による経費節減等の取り組みをさらに推進し、経営の健全性確保及び経営基盤の強化に努めるとともに、安全・安心・安定でおいしい水の供給と、水道利用者サービスの向上に万全を尽くしてまいります。  次に、平成29年度予算に対する執行状況について説明いたします。水1ページ、2ページにお戻り願います。  平成29年度明石市水道事業決算報告書でございます。この報告書の金額につきましては、消費税及び地方消費税を含んだ額で表示しております。  (1)収益的収入及び支出ですが、初めに、上の表をごらんください。  第1款 水道事業収益では、予算額合計68億1,385万9,000円に対し、決算額は68億9,474万1,675円で、差し引き8,088万2,675円の増収となっております。  次に、下の表をごらんください。  第1款 水道事業費用は、予算額合計63億1,820万7,088円に対し、決算額は60億1,368万1,559円となり、予算額に対する執行率は95.2%でございます。  地方公営企業法第26条第2項の規定による繰越額5,556万4,920円は、配水管布設がえ工事の繰り越しに伴う給水管切替工事などの繰り越しでございます。また、不用額は、主に職員給与費及び工事請負費によるものでございます。  水3ページ、4ページをお開き願います。(2)資本的収入及び支出ですが、上の表をごらんください。  第1款 資本的収入は、予算額合計5,153万9,000円に対し、決算額は7,935万9,301円となっております。収入の主なものは、大規模な住宅建設や住宅用地の造成などに伴う工事負担金や消火栓新設に伴う他会計負担金でございます。  次に、下の表をごらんください。第1款 資本的支出ですが、予算額合計35億6,306万4,640円に対し、決算額は19億6,731万5,658円となり、予算額に対する執行率は55.2%でございます。第1項 建設改良費の決算額は9億3,817万7,099円で、地方公営企業法第26条の規定による繰越額14億2,896万4,600円は、主に配水管の布設工事及び布設がえ工事を他事業との工程調整により工期延長したことによるものでございます。なお、不用額は、主に入札差金や他事業の工事延期によるものでございます。  次に、収益及び費用の各項目につきまして、その概要をご説明いたします。水26ページをお開き願います。  収益費用明細書により、主な内容をご説明いたします。  款 水道事業収益、項 営業収益、目 給水収益は、水道料金による収入でございます。目の3段目、その他営業収益は、下水道事業からの下水道使用料徴収事務受託による負担金収入などでございます。項の2段目、営業外収益、目の2段目、他会計補助金は、65歳以上単身世帯に対する基本料金減免措置などに伴う一般会計からの補助金でございます。目の3段目、長期前受金戻入は、補助金などにより取得した償却資産の当年度減価償却分に相当するもので、会計制度上、現金を伴わない収益として計上するものでございます。目の4段目、雑収益は、主に給水装置の新設などに伴う施設分担金でございまして、前年度に収益計上した明石駅前南地区市街地再開発事業が終了したことに伴い、前年度より1,509万5,000円減少しております。  以上により、収益合計は64億2,710万9,320円となっております。  水27ページをお開き願います。  款 水道事業費用、項 営業費用、目 原水及び浄水費でございますが、こちらは、浄水場などの原・浄水施設を運転管理し、浄水処理をするための費用でございます。主なものは、浄水場運転管理業務及び水質検査業務などの委託や、施設等の修繕、電気料金、兵庫県企業庁からの受水に要した費用でございます。目 配水及び給水費は、配水管、水道メーターなどの維持管理及び作業をするための費用でございます。  水28ページに移りまして、主なものは、漏水調査業務漏水修繕等工事業務及び水道メーター取りかえ業務などの委託や、漏水修繕工事に伴う舗装復旧に要した費用及び配水管の布設がえに伴う給水管切替工事に要した費用でございます。目 受託工事費は、第三者に起因する工事などに要した費用でございまして、今年度は、谷八木川水管橋移設工事を兵庫県より受託したことに伴い、前年度より1,737万8,000円増加しております。目 業務費は、水道料金の徴収や検針に要した費用でございます。主なものは、水道料金の収納業務及び水道メーターの検針業務などの委託料でございます。  水29ページをお開き願います。目 総係費は、水道事業全般に係る一般管理などに要する費用でございますが、退職給付引当金繰入額は、退職者の減により前年度に比べて4,406万3,360円の減少となっております。目 減価償却費は、水道事業用資産などの減価償却に要した費用でございます。目 資産減耗費は、主に配水管布設がえや老朽設備の廃棄に伴う固定資産の償却費でございます。  水30ページに移りまして、項 営業外費用、目 支払利息及び企業債取扱諸費は、借り受けた企業債の支払利息で、前年度に比べて2,625万9,568円の減少となっておりますが、これは、前年度の企業債の新規借り入れの抑制並びに前年度及び当年度の繰り上げ償還の実施によるものでございます。項 特別損失、目 その他特別損失は、通常の経営に伴わない臨時的な支出に係る費用で、当年度については、企業債の繰り上げ償還に伴う補償金でございます。  以上、費用合計は56億946万1,362円でございます。  水31ページをお開き願います。  資本的収入及び支出明細書により、主な内容をご説明いたします。  款 資本的収入、項、目 工事負担金は、施設拡張改良工事負担金及び配水管等工事負担金で、目 他会計負担金は、消火栓設置に係る一般会計からの負担金でございます。目 固定資産売却代金は、量水器の売却による固定資産売却代金でございます。  以上、資本的収入の合計は7,564万4,983円でございます。  水32ページに移りまして、款 資本的支出、項 建設改良費、目 第3次整備事業費は、明石川浄水場第11源井ほか電気工事、伊川谷町有瀬緊急時連絡管整備に係る第2工区の実施設計などの費用でございます。目 老朽管整備事業費は、老朽化した配水管の布設がえに要した工事費でございます。目 建設改良事業費は、谷八木川水管橋移設に伴う配水管布設がえ、鳥羽浄水場場内雨水整備などの工事費でございます。目 企業債償還金は、借り受けた企業債の元金償還分で、このうち繰り上げ償還を行った元金は、3億6,382万355円でございます。その結果、当年度末の企業債残高は、約87億6,000万円でございます。  以上、資本的支出の合計額は19億267万2,207円でございます。  最後に、損益の状況並びに剰余金の処分につき、ご説明いたします。水5ページにお戻り願います。  平成29年度明石市水道事業損益計算書でございます。  2、営業費用の(7)資産減耗費の下に記載の営業利益は、3億903万5,387円でございます。これは、1、営業収益から2、営業費用を引いた額でございます。  次に、この営業利益に3、営業外収益を加え、4、営業外費用を引いた、一番下の行に記載の経常利益は8億7,982万7,706円となり、これは営業外収益のうちの現金収入を伴わない長期前受金戻入、4億6,873万165円を含んでおります。  水6ページに移りまして、この経常利益に、5、特別利益を加え、6、特別損失を差し引いた当年度純利益は、8億1,764万7,958円となり、この当年度純利益に、その下の行の前年度繰越利益剰余金、さらにその他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は、14億6,309万8,819円でございます。なお、その他未処分利益剰余金変動額は、現金を伴わない剰余金でございます。  水7ページをお開き願います。下の表、平成29年度明石市水道事業剰余金処分計算書でございます。先ほどの当年度未処分利益剰余金に係る処分額の内訳でございますが、減債積立金に6億9,000万円を、建設改良積立金に2億1,000万円をそれぞれ積み立て、また、4億6,000万円を資本金に組み入れ、残る1億309万8,819円を次年度に繰り越しするものでございます。  これにて、平成29年度明石市水道事業会計決算の説明を終わります。なお、監査委員からの意見につきましては、別添、明石市公営企業会計決算審査意見書の3ページから29ページまでをご参照ください。  以上でございます。よろしくご審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○中西主査  議案の説明は終わりました。ご質疑、ご意見はございませんか。  楠本分科員。 ○楠本分科員  水15ページのアの給水状況のところなんですけれども、大口使用者の使用水量が減少したということで、この減少は平成29年度だけのものなのか、これからもずっと続いていくものなのか、お聞きしたいと思います。 ○中西主査  溜池業務担当課長。 ○溜池業務担当課長  業務担当課長の溜池でございます。  大口使用者につきましては、今後もまた節水のほうを続けていくように思われますので、今後も続いていくと推測されます。  以上でございます。 ○中西主査  楠本分科員。 ○楠本分科員  この大口使用者について、給水量が今後も減少し続けていくということなんですけれども、給水が減るということは水が余ってくるということなので、明石市は地下水であるとか、県水であるとか、川の水であるとかを利用しているわけなんですけれども、最も価格が高いと言われています県水を減らすということはできるのかどうかをお聞きしたいと思います。 ○中西主査  辻経営担当課長。 ○辻経営担当課長  経営担当課長の辻でございます。  県との取り決めがいろいろありまして、もし責任水量を下回ってとったとしても、ある程度の責任的な料金を払わなければならないという契約になっております。今現在は、その一番適した水量をとっており、減らしても逆にその水量の料金は払っていかなければいけないというような状況でございます。 ○中西主査  他に、ご質疑、ご意見ございませんか。  ないようですので、質疑を終結します。  次に移ります。  議案第92号を議題に供します。それでは、議案の説明を求めます。  植田下水道室長。 ○植田下水道室長  下水道室長の植田でございます。  議案第92号、平成29年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のことにつきまして、決算書に基づき、ご説明申し上げます。  では初めに、平成29年度の事業概要をご説明いたします。決算書、下の15、16ページをお開き願います。  平成29年度明石市下水道事業報告書でございます。  1、概況の(1)総括事項ですが、下水道事業は、昭和46年に終末処理場を有する本格的な事業運営に着手して以来、浸水防除、生活環境の改善及び公共用水域の水質保全を目的として、管渠網の拡充と浄化センターやポンプ場の整備を進めてきた結果、下水道管布設延長は1,008キロメートルとなり、4つの浄化センターと6つのポンプ場を有する規模となりました。  現在、下水道事業は、施設の普及拡大の時代から、インフラ更新需要を踏まえた維持管理という経営の時代への転換期を迎えており、下水道資産を適正に維持し、将来にわたり安定したサービスを提供するため、より健全な事業運営を実施する必要があります。  そのため、平成28年4月1日に地方公営企業法の財務規定等を適用し、事業の財政状況や経営成績を明確に把握することで、詳細な経営診断が可能となる公営企業会計を導入し、健全経営に努めているところでございます。  イの業務状況ですが、平成29年度末、処理区域内人口は、29万9,829人で、前年度に比べ2,395人増加し、全市人口に対する普及率は99.5%となっております。  業務量につきましては、汚水処理水量が前年度に比べて19万3,270立方メートル減少し、3,834万4,686立方メートルとなり、有収水量が13万1,179立方メートル減少し、3,133万1,427立方メートルとなりました。なお、有収率は0.1ポイント増加し、81.7%となっております。  次に、ロの経理状況ですが、収益的収支につきましては、事業収益の88億2,864万2,744円に対し、事業費用が79億3,680万1,310円となり、差し引き8億9,184万1,434円の当年度純利益を計上することができました。  資本的収支につきましては、企業債、国庫補助金等を財源として、60億2,569万9,377円を執行しました。このうち建設改良費では、管渠整備費として17億5,342万4,486円をもって、新明町、大久保町松陰などで汚水管整備を、浸水対策として東野町(3工区)雨水管布設工事、桜町雨水管布設工事及び船上第3号雨水幹線布設工事等を行いました。ポンプ場整備費では、480万4,920円をもって、工事実施設計として林ポンプ場実施設計委託、老朽化整備の対応として西岡ポンプ場脱臭設備工事を行いました。処理場整備費では、4億8,247万3,466円をもって、老朽化設備の対応として大久保浄化センターで電気工事及び汚泥濃縮設備機械工事等を、二見浄化センター汚泥焼却設備工事等を行いました。さらに、企業債の元金償還額として37億8,219万8,260円を執行し、平成29年度末での企業債残高は496億2,423万8,905円となっております。これらの資本的支出の財源には、企業債、国庫補助金及び受益者負担金等を充てましたが、不足する額につきましては、損益勘定留保資金などにより、全額補填しております。
     下水道事業の経営を取り巻く環境は、少子高齢化などにより社会構造そのものが変革を迎える中、環境に対する意識の高まりもあり、節水型社会がより進展していくものと考えられます。下水道機能を維持しつつ、浸水対策や施設の改築更新といった課題を解決するためには、多額の事業費を必要としますが、企業会計の特性を生かし、経営状況を適切に把握するとともに、施設の延命化や施設規模・機能の最適化・高度化を通じて、コスト削減や投資の平準化を図り、より一層の経営の効率化や合理化に努めてまいります。  次に、平成29年度予算に対する執行状況について説明いたします。下の1、2ページにお戻り願います。  平成29年度明石市下水道事業決算報告書でございます。この報告書の金額につきましては、消費税及び地方消費税を含んだ額で表示しております。  (1)収益的収入及び支出ですが、初めに上の表の収入の状況をごらんください。第1款 下水道事業収益は、予算額合計92億4,244万9,000円に対し、決算額は92億405万8,223円で、差し引き3,839万777円の減となっております。  次に、下の表の支出の状況をごらんください。第1款 下水道事業費用は、予算額合計86億8,146万9,000円に対し、決算額は82億3,602万5,571円となり、予算額に対する執行率は94.9%でございます。不用額は、主に薬品費及び動力費の執行残によるものでございます。  下の3、4ページをお開き願います。  (2)資本的収入及び支出ですが、上の表の収入の状況をごらんください。第1款 資本的収入は、予算額合計42億9,781万2,940円に対し、決算額は28億1,996万2,689円で、差し引き14億7,785万251円の減となっております。これは主に、建設改良の繰り越しに伴い、企業債及び国庫補助金のうち14億966万4,000円が翌年度の収入となるためでございます。  次に、下の表の支出の状況をごらんください。第1款 資本的支出ですが、予算額合計77億5,558万3,000円に対し、決算額は60億2,569万9,377円となり、予算額に対する執行率は77.7%でございます。  第1項 建設改良費の決算額は、22億4,300万1,117円で、地方公営企業法第26条の規定による翌年度繰越額16億1,400万円は、他事業との工程調整により工期延期したことなどによるものでございます。なお、不用額は主に入札差金によるものでございます。  次に、収益及び費用の各費目につきまして、その概要を説明します。下の24ページをお開き願います。  収益費用明細書により、主な内容をご説明いたします。款 下水道事業収益、項 営業収益、目 下水道使用料は、年間有収水量約3,133万立方メートルによる下水道使用料収入でございます。目の2段目、他会計負担金は、雨水処理に対する一般会計からの負担金でございます。  項の2段目、営業外収益、目の2段目、他会計補助金は、分流式下水道の汚水処理等に対する一般会計からの補助金でございます。目の3段目、長期前受金戻入は、補助金などにより取得した償却資産の当年度減価償却見合分に係る収入でございます。目の4段目、雑収入は、下水道施設等の占用に伴う負担金などでございます。  以上、収益合計は88億2,864万2,744円となっております。  下の25ページをお開き願います。  款 下水道事業費用、項 営業費用、目 管渠費ですが、管渠施設の維持管理のための修繕費、マンホールぶたなどの材料費などに要した経費でございます。目 ポンプ場費ですが、ポンプ場施設の修繕費、運転に係る電気料金等の動力費、受変電設備の点検業務などの委託料などに要した経費でございます。目 処理場費ですが、下の26ページに移りまして、4カ所の浄化センターの維持管理に要する施設の業務委託料、電気料金等の動力費、施設の修繕費、薬品購入などに要した経費でございます。目 水洗普及費ですが、水洗化促進のため水洗便所への改造に係る助成金などに要した経費でございます。  下の27ページをお開き願います。目 業務費ですが、水道局への下水道使用料徴収事務負担金などに要した経費でございます。目 総係費ですが、企業会計システム保守の業務委託や健康診断費用等の一般会計への負担金などに要した経費でございます。下の28ページに移りまして、目 減価償却費ですが、下水道事業用資産の年間法定償却額でございます。  項 営業外費用、目 支払利息及び企業債取扱諸費は、借り受けた企業債の支払利子でございます。項 特別損失、目 その他特別損失は、平成28年度に、瀬戸第3号雨水幹線(鈴谷工区)布設工事を行うため取得した土地を、工事完了後に道路用地として一般会計に引き継いだことにより、その取得原価を計上したものでございます。  以上、費用合計は79億3,680万1,310円でございます。  下の29ページをお開き願います。  資本的収入及び支出明細書により、主な内容を説明いたします。款 資本的収入、項、目 企業債は、管渠整備、ポンプ場整備、処理場整備に係る企業債を借り入れたものです。項、目 他会計出資金は、建設改良費に対する一般会計からの出資金でございます。項、目 他会計補助金は、企業債の償還元金に対する一般会計からの補助金でございます。項、目 国庫補助金は、管渠整備、ポンプ場整備、処理場整備に係る国庫補助金でございます。項 負担金、目 受益者負担金は、管渠の整備時期に合わせて賦課する下水道に係る受益者負担金でございます。  以上、資本的収入の合計は28億1,784万8,245円でございます。  下の30ページに移りまして、款 資本的支出、項 建設改良費、目 管渠整備費ですが、東仲ノ町(3工区)雨水管布設工事、桜町雨水管布設工事及び船上第3号雨水幹線布設工事などの工事費でございます。目 ポンプ場整備費ですが、西岡ポンプ場脱臭設備工事などの工事費でございます。目 処理場整備費ですが、下の31ページをお開き願います。二見浄化センター汚泥焼却設備工事などの工事費でございます。項、目 企業債償還金ですが、借り受けた企業債の元金償還に要した経費でございます。  以上、資本的支出の合計額は58億7,007万7,895円でございます。  最後に、損益の状況並びに剰余金の処分につきましてご説明します。下の5ページにお戻り願います。  平成29年度明石市下水道事業損益計算書でございます。1の営業収益から2の営業費用を差し引いた額が営業損失でございますが、9億9,497万4,393円となっております。この営業損失に、次の3、営業外収益を加え、4、営業外費用を引きましたものが経常利益で、8億9,640万3,922円となっております。  下の6ページに移りまして、この経常利益から5、特別損失を引きましたものが当年度純利益で、8億9,184万1,434円となっております。これに、前年度繰越利益剰余金ゼロ円及び平成29年度に減債積立金に使用した額であるその他未処分利益剰余金変動額7億5,905万6,877円を加えたものが、当年度未処分利益剰余金16億5,089万8,311円となっております。  下の7ページをお開き願います。下の表、平成29年度明石市下水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。  先ほどご説明させていただきました当年度未処分利益剰余金16億5,089万8,311円につきましては、当年度純益は減債積立金への積み立て、その他未処分利益剰余金変動額は資本金への組み入れを行おうとするものでございます。  これをもちまして、議案第92号、平成29年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のことの説明を終わらせていただきます。なお、監査委員からの意見につきましては、別添、平成29年度明石市公営企業会計決算審査意見書の45ページから71ページまでをご参照ください。  以上でございます。よろしくご審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○中西主査  議案の説明は終わりました。ご質疑、ご意見はございませんか。  絹川分科員。 ○絹川分科員  下の18ページの上のそれぞれの4カ所の工事についてですが、先ほど企業経営についての考え方、また現状、いろいろ説明もお聞きしましたし、限られた予算の中で必要度に応じての下水道工事、その辺は十分わかるんですけれども、平成29年度のこの4カ所の工事についてですけども、ご承知のとおり、現在もゲリラ豪雨を初めとする本当に予想もできない、そういう現状が続いてますし、今後のことも考えられますので、この平成29年度に行われた工事についての効果といいますか、時間はたってますけども、この現状について、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○中西主査  高田下水道整備課長。 ○高田下水道整備課長  下水道整備課長の高田でございます。  分科員ご指摘の4点の雨水管の工事に関しまして、その効果についてご説明させていただきます。まず上から2つ目までの船上第3号雨水幹線布設工事及び桜町雨水管布設工事につきましては、再開発事業等関連事業ということで実施してまいりまして、この工事が平成29年度9月には終わっているんですが、5月の段階で供用開始をさせていただきました。それ以降、ゲリラ豪雨とか台風において、駅前広場や再開発地区エリアの浸水被害は発生しておりません。効果が発現していると考えております。  東野町(3工区)雨水管布設工事に関しましては、平成20年度から、この東野町地区の雨水対策工事を進めてまいりまして、この3工区でほぼ終わりました。昨年の10月末には工事が完成しておりますが、こちらもそれ以降、ゲリラ豪雨、台風等によるものを含めまして、浸水被害は起こっておりません。  最後の4つ目、西脇春日田雨水管布設工事、こちらにつきましては、大久保西脇地区の山手環状線街路事業に関連する工事として雨水管を布設したものでございます。こちらは、山手環状線の街路事業のほうがまだ完了しておりませんので、効果の発現ということはありませんが、周辺の雨水管の整備も現在着手しておりますので、工事の完了後には効果が発現するものと考えております。  以上でございます。 ○中西主査  他にご質疑、ご意見はございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結します。  それでは、理事者入れかえのため、暫時休憩いたします。再開は11時10分といたします。                          午前10時51分 休憩                          ―――――――――――――                          午前11時09分 再開 ○中西主査  それでは、建設企業分科会を再開いたします。  分科会の運営についてですが、分科会では、主査、副主査、分科員という呼び方となっておりますので、よろしくお願いいたします。  都市局の議案の審査に入ります。  分科会では、説明、質疑のみで、採決は行いません。質疑の際は、成果報告書のページ番号を告げてからお願いいたします。  それでは、議案第79号を議題に供します。議案の説明を求めます。  小田垣道路安全室長。 ○小田垣道路安全室長  道路安全室長の小田垣でございます。  議案第79号、平成29年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち、当分科会所管分につきまして説明いたします。  私からは、歳入決算全てと、歳出決算につきましては、7款 土木費のうち1項 土木管理費から4項 河川費までについて、続きまして都市整備室長から、5項 港湾費から7項 住宅費、及び10款、1項 公債費について説明させていただきます。  まず、歳入決算でございますが、主要施策の成果報告書の96、97ページをお開き願います。  10款、1項、1目 交通安全対策特別交付金につきましては、主なものとしまして、カーブミラーや防護柵の設置に対する国からの交付金でございます。  98、99ページをお願いいたします。12款 使用料及び手数料、1項 使用料、6目 土木使用料につきましては、主なものとしまして、道路占用料、1枚めくっていただきまして、100、101ページ、市営住宅使用料などでございます。  2項 手数料、4目 土木手数料につきましては、放置自転車等移動・保管手数料などでございます。3項、1目 証紙収入につきましては、建築確認申請等手数料でございます。  102、103ページをお願いいたします。  13款 国庫支出金、2項 国庫補助金でございますが、106、107ページ、6目 土木費国庫補助金につきましては、交通安全施設整備事業費補助金から、109ページに記載の土木管理費補助金まで、いずれも社会資本整備総合交付金でございまして、事業の主な内容につきましては、後ほど歳出のところで説明いたします。  112、113ページをお願いいたします。3項 委託金、3目 土木費委託金につきましては、国施行の国道2号明石駅前交差点改良事業に係る用地取得事務委託金でございます。  14款 県支出金、1枚めくっていただきまして、2項 県補助金でございますけども、118、119ページをお願いいたします。5目 土木費県補助金につきましては、主なものとしまして、部分改修型工事費等補助金につきましては、個人住宅の耐震改修工事などに係る県の補助金でございます。3項 委託金、1枚めくっていただきまして、5目 土木費委託金につきましては、主なものとしまして、高架側道整備委託金は、山陽電鉄高架側道整備に係る県からの委託分でございます。  15款 財産収入、1項 財産運用収入、1目 財産貸付収入のうち、当分科会関係分は、建物貸付収入でございまして、自転車駐車場施設に係る貸付収入でございます。1枚めくっていただきまして、2項 財産売払収入、1目 不動産売払収入のうち、当分科会関係分としましては、建物売払収入でございまして、大蔵海岸海峡広場バーベキューサイト建物等に係る売払収入でございます。  16款、1項 寄附金、4目 土木費寄附金につきましては、都市公園整備事業に係る寄附金でございます。  19款 諸収入、3項 貸付金元利収入、1枚めくっていただきまして、2目 勤労者住宅資金融資貸付金元利収入につきましては、勤労者住宅資金融資に係る貸付金元金及び利子でございます。4項、2目 雑入につきましては、当分科会の関係分としまして、127ページでございます。説明欄の上から8行目めにあります、大蔵海岸施設利用料納付金と、その下の市営住宅修繕損害賠償金でございます。  20款、1項 市債、1枚めくっていただきまして、6目 土木債につきましては、道路維持事業や道路新設改良事業を初め、131ページに記載の交通安全施設整備事業、都市計画事業等、さらに133ページに記載の街路灯整備事業までにかけての各事業に係る市債でございます。主な事業内容につきましては、歳出のところで説明いたします。  次に、事項別明細書の16、17ページをお開き願います。  12款 使用料及び手数料、1項 使用料、1枚めくっていただきまして、6目 土木使用料でございます。6節の住宅使用料の不納欠損額337万4,700円につきましては、時効により債権放棄を行ったものでございます。収入未済額の3,125万3,650円につきましては、生活困窮等による滞納分でございまして、8月末までに172万300円を収入いたしておりまして、残額は2,953万3,350円となっております。  20、21ページをお願いいたします。  13款 国庫支出金、1枚めくっていただきまして、2項 国庫補助金でございます。24、25ページ、6目 土木費国庫補助金、1節 交通安全施設整備費補助金、3節 道路新設改良費補助金、4節 都市計画費補助金、6節 住宅建設費補助金、7節 土木管理費補助金の収入未済額につきましては、いずれも国庫補助の採択を受けた事業の一部を平成30年度に繰り越したものでございます。  40、41ページをお願いいたします。  20款、1項 市債でございますが、42、43ページ、6目 土木債の1節 道路維持事業債から、4節 交通安全施設整備事業債と、6節 都市計画事業債、7節 住宅建設事業債の収入未済額につきましても、事業の一部を平成30年度に繰り越したことによるものでございます。  歳入の説明は以上でございます。  続きまして、歳出決算に移らせていただきます。  主要施策の成果報告書の186、187ページをお願いいたします。  7款 土木費、1項 土木管理費、1目 土木総務費につきましては、市有建築物の施設設計監理事業等に要した経費でございます。  188、189ページをお願いいたします。  2目 建築指導費は、住宅耐震化促進事業等に要した経費でございまして、簡易耐震診断業務の平成29年度の申込件数は43件ございました。3目 街路灯費につきましては、市内管理道路における街路灯の新設及び維持管理に要した経費でございます。平成29年度のLED灯の新設は150灯、また3カ年で市内の全灯をLED化する計画の2年目としまして道路照明灯、防犯灯のLED灯への取りかえは8,300灯でございました。4目 海岸海域整備事業対策費につきましては、海岸海域の整備等に要した経費でございます。主な事業としまして、海岸施設維持管理事業は、大蔵海岸施設指定管理料、各海岸施設の維持管理委託等に要した経費でございます。安全・安心な海づくり事業は、海岸モニター制度、バーベキュー及び夜間花火禁止の海岸啓発業務委託等に要した経費でございます。  2項 道路橋りょう費、1目 道路橋りょう総務費につきましては、道路用地の管理に要した経費でございます。主な事業といたしまして、191ページでございます。屋外広告物簡易除却事務事業は、張り紙などの屋外広告物で許可のないものや条例違反のものについて除却を行っておりまして、平成29年度は5,684件を除却いたしました。2目 道路維持費につきましては、市道、街路樹等の維持管理に要した経費でございます。主な事業としまして、道路維持補修事業は、朝霧歩道橋エレベーター改築工事のほか、市内一円における管理道路の側溝や舗装などの維持補修工事等を行ったものでございます。  3目 道路新設改良費につきましては、道路の整備、改良等に要した経費でございます。その内容でございますが、江井ヶ島松陰新田線道路事業は、大久保地区、西明石地区における国道2号などの道路の慢性的な渋滞解消を図るため整備を進めており、測量業務委託を行ったものでございます。魚住2号線道路事業は、山手環状線から国道2号までのアクセス強化を図るため整備を進めておりまして、道路改良工事等を行ったものでございます。道路新設改良事業は、日常生活の安全性と利便性の向上のほか、地域の発展、活性化を図るため地区道路の整備をしておりまして、中心市街地地区におきまして、193ページに記載の明石中央4号線等の道路改良工事を行ったものでございます。狭あい道路整備事業は、住環境の改善及び都市機能の向上を図ることを目的に、主に建築行為に係る後退道路用地の確保及び道路整備等に要した経費でございます。  3項 交通安全対策費、1目 交通安全対策総務費につきましては、交通安全啓発及び教育、放置自転車対策並びに自転車駐車場の管理などに要した経費でございます。主な事業といたしまして、交通安全啓発・教育事業は、高齢者の運転免許自主返納の促進及び交通安全教室の委託等に要した経費でございます。放置自転車対策事業は、市内の主要な駅での放置自転車の整理業務の委託等に要した経費でございます。2目 交通安全施設整備費につきましては、歩道の改良などに要した経費でございます。主な事業としまして、交通安全施設整備事業は、交通安全の確保及び交通の円滑化を図るため歩道整備等を行っており、主なものとしまして、通学路安全対策として防護柵の設置や路肩のカラー舗装等の道路改良工事、195ページ、明石中央37号線は、魚の棚商店街の側溝改修及び舗装修繕工事、朝霧165号線は、朝霧駅前広場の整備、さらに197ページ、自転車走行空間整備等を実施しましたほか、橋りょう点検や道路附属物点検の委託等に要した経費でございます。あんしん歩行エリア整備事業(魚住地区)は、JR魚住駅周辺における安全な通行を確保するため魚住10、14号線における用地買収及び物件移転補償、地西踏切の拡幅工事の委託及び道路改良工事等を行ったものでございます。1枚めくっていただきまして、3目 市営駐車場費につきましては、明石駅前駐車場の指定管理料でございます。4項、1目 河川費につきましては、河川及び水路の改修、維持管理等に要した経費でございます。  次に、事項別明細書のほうに移りまして、104、105ページをお願いいたします。  7款 土木費、1項 土木管理費、2目 建築指導費、1枚めくっていただきまして、19節 負担金補助及び交付金の翌年度繰越額につきましては、平成29年10月に大蔵中町で発生しました火災により被災した家屋に対して、除却に要する費用の一部を助成したもので、地元関係機関との協議に期間を要したことにより年度内の執行が困難となったため繰り越したものでございます。3目 街路灯費、11節 需用費の不用額につきましては、街路灯のLED化に伴い電気使用量が削減されたことによる執行残でございます。4目 海岸海域整備事業対策費、12節 役務費の流用増につきましては、大蔵海岸海峡広場バーベキューサイトの運営事業者の公募に際し、建物の不動産鑑定料が必要となったため、委託料から流用したものでございます。13節 委託料の翌年度繰越額につきましては、明石港西外港地区防潮堤周辺整備詳細設計業務委託に係るもので、地元関係機関との協議に期間を要したことにより年度内の完了が困難になったため繰り越したものでございます。15節 工事請負費の翌年度繰越額につきましては、大蔵海岸海峡広場モルツマーメイドⅡ号の塗装の塗りかえ工事に係るもので、入札不調により年度内の完了が困難になったため繰り越したものでございます。  108、109ページをお願いいたします。2項 道路橋りょう費でございますが、2目 道路維持費、15節 工事請負費の翌年度繰越額につきましては、松陰新田川東里道橋ほか1橋修繕工事に係るもので、地元関係機関との協議に期間を要したことにより年度内の完了が困難になったため繰り越したものでございます。また、不用額につきましては、補助事業による執行に努めた結果、市単独費の執行減が図れたものでございます。  110、111ページをお願いいたします。3目 道路新設改良費、13節 委託料及び15節 工事請負費の翌年度繰越額につきましては、江井ヶ島松陰新田線道路事業等に係るもので、地元関係機関との協議に期間を要したことにより年度内の完了が困難になったため繰り越したものでございます。また、13節 委託料の不用額につきましては、狭あい道路整備事業による入札残等でございます。15節 工事請負費の流用増につきましては、狭あい道路整備事業の執行に不足が生じたため、13節 委託料から流用したものでございます。  3項 交通安全対策費、112、113ページ、2目 交通安全施設整備費でございますが、13節 委託料、15節 工事請負費、17節 公有財産購入費、1枚めくっていただきまして、22節の補償補填及び賠償金にあります翌年度繰越額につきましては、地元関係機関との協議に期間を要したことにより年度内の完了が困難となったため繰り越したものでございます。  前ページに戻りまして、13節の委託料にあります流用増でございますが、不足が生じたため、15節 工事請負費から流用したものでございます。17節 公有財産購入費の流用増につきましては、用地買収のため、13節 委託料から流用したものでございます。また、15節の工事請負費と22節の補償補填及び賠償金にあります不用額につきましては、市単独費による事業執行の削減に努めたことによるものでございます。  私からの説明は以上でございます。 ○中西主査  横谷都市整備室長。 ○横谷都市整備室長  都市整備室長の横谷でございます。  主要施策の成果報告書にお戻りください。続きまして、私のほうからは、5項 港湾費から7項 住宅費、及び10款、1項 公債費につきましてご説明させていただきます。  主要成果報告書の198、199ページを参照願います。  5項 港湾費、1目 港湾管理費につきましては、東播磨港港湾区域内の海岸線の清掃委託などに要した費用でございます。2目 港湾建設費につきましては、県施行による港湾改良事業に対する地元負担金でございます。  6項 都市計画費でございますが、1目 都市計画総務費につきましては、公共施設整備等まち再生事務事業、201ページ、コミュニティ交通運行事業から大蔵地区住環境整備事業までの各事業に要した経費でございます。以下、主な事業についてご説明いたします。  コミュニティ交通運行事業につきましては、コミュニティバスの運行補助等に要した経費でございます。交通政策事業につきましては、山陽電鉄江井ヶ島駅及びJR明石駅のホームドアなど、駅のバリアフリー化に係る助成等に要した経費でございます。大蔵地区住環境整備事業につきましては、平成29年7月に供用開始しました大蔵地区1号線道路新設等工事を初め、公共施設引継図書作成業務の委託に要した経費でございます。  2目 山陽高架対策費につきましては、山陽電鉄連続立体交差第2期事業に要した経費でございます。203ページをお願いいたします。主な内容でございますが、県施行事業に係る市負担金や高架側道道路新設工事及び用地購入、西新町駅前広場の新設工事に要した費用でございます。  3目 土地区画整理費につきましては、土地区画整理事業に要した経費でございます。以下、主な事業についてご説明いたします。鳥羽新田土地区画整理事業、大久保駅前東西工区土地区画整理事業につきましては、移転物件調査に関する業務委託を初め、区画道路の築造工事、物件移転等補償に要した経費でございます。  205ページをごらんください。4目 街路事業費につきましては、円滑な交通処理と都市機能の充実を図るため、幹線道路の築造に要した経費でございまして、以下、主な事業についてご説明いたします。県施行街路事業負担金につきましては、兵庫県が施行する街路事業に係る負担金でございます。主な内容は、県施行の朝霧二見線における市負担金でございます。山手環状線街路事業、八木松陰線街路事業につきましては、本市中部地域である大久保地域の交通の円滑な処理を図るため、その整備に要した経費でございます。  5目 公園費につきましては、公園及び緑地の維持管理並びに公園の施設整備に要した経費でございまして、以下、主な事業について説明いたします。公園維持管理事業につきましては、指定管理者制度における石ケ谷線ほか2カ所の指定管理料、遊具等公園施設の補修や樹木の剪定など、公園及び緑地の維持管理業務に要した経費でございます。今回は、耐震化に合わせまして、明石中央体育会館の改修や更新工事も行いました。  207ページをごらんください。
     都市公園整備事業につきましては、土地区画整理地区内の3カ所の公園や山陽電鉄高架下まちかど広場整備工事に要した経費でございます。都市公園安全・安心対策事業につきましては、公園施設の安全性の向上を図るための改修に係るもので、明石中央体育会館の特定天井等耐震化ほか工事に要した経費でございます。緑化推進事業につきましては、花壇コンクールの実施、菊栽培等事業につきましては、明石公園菊花展覧会等に要した経費でございます。  7項 住宅費、1目 住宅管理費につきましては、市営住宅の維持管理などに要した経費でございまして、以下、主な事業について説明いたします。市営住宅維持管理事業につきましては、市営住宅の修繕に要した経費、勤労者住宅資金融資事業につきましては、勤労者の住宅取得の資金融資に要した経費、特定優良賃貸住宅管理事業につきましては、特定優良賃貸住宅への家賃対策補助などに要した経費でございます。  2目 公営住宅建設費につきましては、市営住宅の改修に要した経費でございます。市営住宅整備事業につきましては、貴崎住宅の外壁ほか改修工事で、209ページまで続きます。  230、231ページをお願いいたします。  10款、1項 公債費、1目 元金でございますが、地方道路整備臨時貸付金償還金につきましては、道路事業の地方負担の一部に対して無利子で国から貸し付けを受けた貸付金を償還するものでございます。  次に、事項別明細書、116、117ページをお願いいたします。  7款 土木費、6項 都市計画費、1目 都市計画総務費でございますが、13節 委託料の不用額につきましては、都市計画方針策定事業などにおける執行残でございます。19節 負担金補助及び交付金の不用額につきましては、コミュニティ交通運行事業において、コミュニティバスの運行補助が当初見込みより下回ったことによるものでございます。  2目 山陽高架対策費でございますが、13節 委託料の翌年度繰越額につきましては、山陽電鉄連続立体交差第2期事業において、地元関係機関との協議に日数を要したことなどにより繰り越したものでございます。流用増につきましては、工事の一部を電力会社へ委託する必要が生じましたため、工事請負費から流用したものでございます。  118、119ページをごらんください。  15節 工事請負費の翌年度繰越額につきましては、委託料と同じく地元関係機関との協議に日数を要したことなどにより繰り越したものでございます。流用増につきましては、県委託金事業の工事に必要が生じたため公有財産購入費から流用したものでございます。また、不用額につきましては、繰越明許費の県委託金事業費の減額によるものでございます。  3目 土地区画整理費でございますが、翌年度繰越額につきましては、鳥羽新田土地区画整理事業及び大久保駅前東西工区土地区画整理事業に係るものでございます。13節 委託料は、関係機関との協議及び地元調整に不測の日数を要したため繰り越したものでございます。15節 工事請負費は、関係機関との協議調整に不測の日数を要したことにより繰り越したものでございます。19節 負担金補助及び交付金は、水道工事などの繰り越しに伴いまして工事負担金を繰り越したものでございます。22節 補償補填及び賠償金は、権利者との移転協議に不測の日数を要したために繰り越したものでございます。また、15節の工事請負費及び22節 補償補填及び賠償金の不用額につきましては、権利者との協議が難航したことによる執行残でございます。  120、121ページをごらんください。  4目 街路事業費でございますが、13節 委託料、15節 工事請負費、17節 公有財産購入費、22節 補償補填及び賠償金の翌年度繰越額につきましては、山手環状線街路事業に係るものでございます。繰り越し理由でございますが、地元及び関係機関との協議に不測の日数を要したことにより繰り越したものでございます。15節 工事請負費の不用額につきましては、山手環状線街路事業に係る工事について、繰越予算で執行する予定だった工事を現年予算に振り替えたためでございます。22節 補償補填及び賠償金の流用増につきましては、山手環状線街路事業に不足が生じたため、15節 工事請負費から流用したものでございます。  5目 公園費でございますが、122、123ページをごらんください。15節 工事請負費、22節 補償補填及び賠償金の翌年度繰越につきましては、都市公園整備事業に係るものでございます。繰り越し理由でございますが、関係機関との調整により年度内の執行が困難となったことから繰り越したものでございます。11節 需用費、13節 委託料、及び15節 工事請負費の不用額につきましては、公園維持管理事業などにおける執行残でございます。22節 補償補填及び賠償金の流用増につきましては、大久保町三軒茶屋公園整備事業において、電気設備の移転に係る補償費が必要となったため工事請負費から流用したものでございます。  7項 住宅費、1目 住宅管理費でございますが、11節 需用費の不用額につきましては、住宅維持管理事業等における執行残でございます。また、流用増につきましては、市営住宅において緊急に修繕が必要になった案件が生じたため、委託料及び2目 公営住宅建設費の補償補填及び賠償金から流用したものでございます。  124、125ページをお開きください。  2目 公営住宅建設費でございますが、15節 工事請負費の翌年度繰越額につきましては、市営貴崎住宅外壁ほか改修工事において、関係機関、地元との協議に不測の日数を要したことから繰り越したものでございます。また、不用額につきましては、市営住宅整備事業における執行残でございます。  以上、議案第79号、平成29年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち、本分科会所管につきましては、説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますよう、お願いいたします。 ○中西主査  議案の説明は終わりました。ご質疑、ご意見はございませんか。  楠本分科員。 ○楠本分科員  成果報告書の189ページの海岸管理一般事務事業の清掃事務の委託、この中のその他かどこかに恐らく入るのかなと思うんですけれども、平成29年度に海岸の掃除とごみの回収について、どのくらいの回数行われたのか教えてください。 ○中西主査  川井海岸課長。 ○川井海岸課長  海岸課長の川井でございます。  昨年度の砂浜の清掃につきましては、おおむね週1回、海岸清掃に入ってございます。砂浜につきましては週1回でございますが、各海岸の施設につきましては、週2回が平均的な清掃回数でございます。  以上、よろしくお願いいたします。 ○中西主査  楠本分科員。 ○楠本分科員  去年もそうだったかと思うんですけど、ことし台風で、ごみが大変たくさん流れてきて大変だということで、市民の方が、散歩の途中にごみ袋を持って自主的に回収してくださっています。その拾ったごみをどこに置いていいのかわからないから、とにかく飛ばないようにまとめて置いているんだけれども、何か入れるかごを設置してもらえないかということなんです。八木遺跡公園の下に結構大きいかごが1つ置いてあるんですけど、そのことについてはどうでしょうか。 ○中西主査  海岸課長。 ○川井海岸課長  海岸課長でございます。  利用者の多い海岸におきましては、ステンレス製の大きなごみかごを設置しております。その他の海岸につきましては、従前はたくさんごみかごを置いて、各利用者の方に入れておいていただいた経緯もございますが、近年はご自分で出されたごみについては持ち帰っていただくということを原則に、ごみかごの数を徐々に減らしているのが現状でございます。また、ボランティアで清掃いただいたごみにつきましては、そのごみかごに入れておいていただければ、海岸課のほうで処分いたしますし、また、別途ボランティア清掃について海岸課にご連絡をいただければ、資材提供を含め、ごみの処分までも海岸課で行っているところでございます。  以上、よろしくお願いいたします。 ○中西主査  楠本分科員。 ○楠本分科員  かごを置いていただけないかと言われた方は藤江の地域なんです。藤江の地域にはごみかごが置かれていないんじゃないかなと思うんですけど。何分、ご自分の散歩コースでたまたま海岸のところを回っているので、ちょっと八木までは足を運べていないというのが現状かなと思うんですが、かごがなければ今までどおり、そこに置いておくしかないのかなと思うんですけれども。 ○中西主査  海岸課長。 ○川井海岸課長  海岸課長でございます。  藤江のほうには昔、保養所でありました屏風ケ浦荘がありました下のところにもごみかごを設置しております。ただ、散歩コースの中なので、どうしても距離があろうかと思います。ごみかごに限らなくてもご連絡をいただければ、近辺のどこかに集積していただければ当方で処分をさせていただきます。  以上、よろしくお願いいたします。 ○中西主査  楠本分科員。 ○楠本分科員  はい、わかりました。よろしくお願いします。  続きまして、207ページ、市営住宅維持管理事業なのですけれども、この事務事業点検シートをちょっと読ませてもらったのですけれども、事業の評価・今後の方向性のところで、厳しい経済状況、労働環境により低所得者層は増加しており、そのため公営住宅へのニーズも高いがと書かれているんですね。私は本当にまさにそのとおりだなと思うんですけれども、この先、格差社会が広がってきて、貧困層がますますふえていくというところで、市の方向性として管理戸数の縮減も視野に入れた検討を行っているところであるというふうに書かれているんですね。市民のニーズと、その市の方向性というのがどうもずれているのじゃないかなと思うんですけれども。平成29年度の応募倍率は4.4倍となっていて、市営住宅に入るのはなかなか厳しい状況かなと思うんです。市の方向性としては戸数の縮減ということも視野に入れているということなので、市で市営住宅がつくれないのならば、民間の部屋を借り上げて、思い切った市営住宅並みの家賃で入れるような補助も必要じゃないかと思うんですけれども、その辺どうでしょうか。 ○中西主査  橋本住宅課長。 ○橋本住宅課長  住宅課長の橋本でございます。  市営住宅のそのような形でのご提案でございますけれども、前のときにご説明申し上げたんですけれども、今後継続していく市営住宅というのが1,324戸という形で、ただ現実、その中にも空き家もございまして、修繕料等々の問題もございますけれども、この空き家をまずは何とか活用していきたいなというのが住宅課としての方向性でございます。  つい最近、秋の募集がございましたけれども、こちらのほうでは応募倍率が、地域にもよるんですけれども、3倍程度にとどまっております。もちろん市営住宅に入りたいという方が、やはり入りたいところと、こちらのほうが募集するところとの差もあろうかと思いますけれども、住宅課といたしましてそんなことも勘案いたしまして、まずは空き家を何とかしていきたいということと、それから入りたいときに入れないというようなご意見もお伺いしておりますので、何とかこれから先、定期募集以外にも随時で募集をしていくような方向につきまして進めていきたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いします。 ○中西主査  楠本分科員。 ○楠本分科員  空き家を何とかしたいということで、これからの方向性、それから随時対応していく方向性も示していただきましたので、倍率がどんどんどんどん下がるように努力していただきたいと思います。  以上です。 ○中西主査  井藤分科員。 ○井藤分科員  成果報告書の193ページ、7款 土木費、3項 交通安全対策費、1目 交通安全対策総務費ですけれども、交通安全啓発・教育事業に入っている分です。この前、安全運動がもう済んだところなのですが、やっぱり死亡事故、交通事故でのけがをできるだけゼロに努めていただきたいと思うんですが、ただまあ、なかなかそういうわけにはいかないんですけれども。ただその中で、交通安全教室というのか、交通安全協会と警察と、やっぱり連携を密にしていかなあかんのかなというふうに思うんです。でもその中で、特に市として交通安全に対する教室等の授業内容というんですか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○中西主査  交通安全課長。 ○藤田交通安全課長  交通安全課長の藤田でございます。  本市におきましては、特に交通安全教育に重点を置き、地道に普及活動を行っております。この交通安全教室は、交通安全協会に委託しているものと市の交通指導員による出前講座の2つがございます。この2つのすみ分けは、対象者が小学生以下のものを交通安全協会で、中学生以上のものを市で実施しております。具体的な授業の内容でございますが、交通安全協会では、保育所、幼稚園、小学校に出向き、幼児や児童等を対象に、交通安全の講話、DVDやビデオによる視覚教材による座学や歩行訓練、自転車走行訓練等の実技指導を行いまして、平成29年度の実施回数は年に58回、延べ1万4,135名が参加しております。また、市の交通指導員による出前講座は、警察と連携して地域に出向きまして、自治会、高年クラブを対象とするほか、中学生、高校生や、ミニ教室として幼稚園児のママさんを対象に、平成29年度の実施回数は年95回、1万2,365名が参加しております。それが実情でございます。 ○中西主査  井藤分科員。 ○井藤分科員  当然、予算もあるのかと思いますけれども、できるだけ多くというんですか、積み重ねていただいて、交通事故ゼロに向かって進めていただきたいなと思うんです。それでもう1つ、前々からこれも話をしているんですけれども、何も高校生だけではなしに我々大人もそうなんですけれども、特に私の場合ですが、明高生がちゃんとそのルールを守ってくれる生徒さんもおるんですけれども、私が東を向いて真っすぐ進行しても、その進行に逆らって、こう来る。道が狭いもので、そうすると結局、交通事故を起こしてはいかんから車をとめます。とめるのも必要なのですが、これやっぱり元気なのはわかるんですけれども、最低限度、やっぱり自己意識の問題と、プラスやはり外から交通意識の向上に何か努めていただきたいなと。まあそれぞれやっていただいておるんですけれども、その辺のところ、現況というのか、主たる対策をちょっと言っていただけたらなと思います。 ○中西主査  交通安全課長。 ○藤田交通安全課長  市内で自転車による事故が多くございます。そういうことで市内の高校生を対象にスケアード・ストレイト方式による自転車交通安全教室を授業の一環として高校とタイアップして実施しております。これは、スタントマン実演による模擬事故を身近で見ることで交通事故の恐怖を体験することにより、事故防止につなげようとするものでございます。これは平成24年度から始まりまして、警察、県主催のものを含みまして、延べ14校で実施してまいりました。市内の全ての高校生が3カ年の在学中に1度は受講できるようにローテーションを組んで実施しております。平成29年度は、明石城西高校と明石清水高校の2校で実施してまいりました。  以上でございます。 ○中西主査  井藤分科員。 ○井藤分科員  はい、ありがとうございます。  私もそれを間近で見せてもらったこともありますし、なるほど、ちょっと恐いなと。ただやっぱり、その辺のところなんですが、ああいうスタントマンとか使ってやるのは、確かに本当に生きた交通安全教室かなと思うんですけれども、費用はどれぐらいかかりますの。 ○中西主査  交通安全課長。 ○藤田交通安全課長  費用の面でございます。近くに専門の業者がないことから、複数の業者による見積もり合わせを行っておりますが、関東の業者にお願いしておりまして、1日80万円近くかかっております。1日80万円かかりますので、午前に1回、昼から1回と、違う高校で実施しているような状況でございます。  以上でございます。 ○中西主査  井藤分科員。 ○井藤分科員  それはもう80万円もかかるのは、なかなか予算的には難しいかなと思うんですけど、でもまあできたら、交通事故に遭う生徒さん、あるいは市民が少なくなるようなことであれば、例えば1日その午前、午後、2回やって80万円であろうが、命の重さのことと比べたら安いもんやから、30年度、次年度、また31年度ですか、予算の許す限り、できるだけ3年ではなしに、1年に一遍ぐらい目の当たりにそういうことをできるような対策というのか、教室を持っていただけたらええかなと思ってますが、どうですか、難しいですかね。 ○中西主査  交通安全課長。 ○藤田交通安全課長  このスケアード・ストレイトというのは、かなり効果があるというようなことは聞いておりますが、やはり限られた予算でございますので、何とか、3年間のうちに1回は受けていただけるようなローテーションを組んで進めてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○中西主査  それでは、暫時休憩をいたしますので、再開は13時ということでよろしくお願いします。                          午後 0時02分 休憩                          ―――――――――――――                          午後 0時58分 再開 ○中西主査  それでは、建設企業分科会を再開いたします。  議案第79号に対し、ご質疑、ご意見ございませんか。  遠藤分科員。 ○遠藤分科員  主要施策の成果報告書の191ページ、上から9行目から11行目の市内道路清掃業務委託とか、道路除草業務委託とか、街路樹の関係で真ん中よりちょっと下にある街路樹維持管理事業等々あるのですけれども、全体的な話なのですが、よく以前に土木のことでお願いしたときは、道路に街路樹を植える必要はあるんかいなという話をして、できたらやめてくださいと。というのは管理するのが大変だろうし、それがかえってマイナスになるという、広い道路だったらいいけども、そのぎりぎりの道路でそういうところがあるという話は以前にもしました。今回は特にお願いというか、聞きたいなというのは、市道で、県道も国道もありますけれども、こういう植樹のところに草が生えるんですよ。近隣の人がその草を一生懸命取ってくれるんやね。取ってくれるのはいいんですよ。そこからちょっと、取るだけで放ったらかしにしてしまう人がいると。それはその人も、汚いな、取っておこうといって取ってくれるだけなので、役目も何もないんですよ。それは市と自治会との関係で、自治会のほうにそういう委託でもして、そして、登録でもしてもらって、何で登録かというのは後で言いますが。そして、草を引いたら袋に入れてどこどこに置いておいてくださいとなれば、土木のほうも管理しやすいと思うんだけど、どうもそうでないみたいな感じがするんですよ。それで、それはもう危ない。道へ出て取ってくれるんですね。一生懸命やってくれてるのに、危ないですよなんて言えないし。だから、もしそれを今後ともずっと続けるんだったら、道路管理ということで、自治会なりどこどこと話をして、取った草はある特定の袋でもつくってここへ入れてくださいねと、それで置いておいてくれたら取りにいきますからと言って土木が話をするとか、そうでもしなかったら、事故が起きてからじゃ遅いですからね。  それが1点と、関係してもう1つは、実際、この植樹が枯れるんですよ。で、枯れたら、我々は気がついたら言うんです。木やからすぐというわけにはいかない。その間、非常に汚いんやね。そんなことがありますので、この3つの項目のどこかに入ると思いますけれども、できたら1度実情を確認していただいて、今後の道路管理に役立ててほしいなと、こう思うんですね。  その辺いかがですか。 ○中西主査  新田道路管理課長。 ○新田道路管理課長  道路管理担当課長の新田でございます。よろしくお願いいたします。  私のほうから、市民が除草した場合の処理についてお答えさせていただきます。  一応、自治会では、年に数回の一斉清掃がございます。その一斉清掃につきましては、環境部のほうに申請をしておりまして、指定のごみ袋に入れてごみステーションに置くということになっております。道路除草につきましては、道路アダプト制度というものを利用されている方もおります。それと、アダプト制度以外に、みずからボランティアでされている方がおられます。で、中にはボランティアの方から直接道路管理課のほうに、草を引いたのだけども処分に困っておりますという連絡があります。そうしたときには、我々は場所を確認して引き取りにまいるようにしております。一応そんな対応をとっております。  あと、次に街路樹の枯れ等なんですけれども、これは市民の皆さんから枯れたところの通報をいただいております。いただくんですけれども、どうしても樹木の植えかえになると時期がございまして、夏の暑い時期じゃなくて、冬、春になるところで植えかえると。なかなか通報いただいてからすぐにするという、ご期待に沿えないところから、そういった不満が上がってるのかなと思います。で、そうした方には、植えかえの時期がありますので、しばらくお待ちくださいというふうに説明をしております。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○中西主査  遠藤分科員。 ○遠藤分科員  意味はわかってるんです。お話は理解しておるんですけどね。ただ、そういう場所ばっかりじゃなしに、何か制度でもこしらえないといかんのと違うかと思うんですよ。いや、あっちもこっちもじゃなしに、特定の場所だけですけど、ただ熱心な人は自転車乗ってきて、どこの人やわからへん。近所の人と違うんや。それで、あんたどこから来ましたなんか言われへんし、要は危ないから気をつけてくださいねと。それで、ナイロンの袋を持って、ここへ入れてくださいねと言うんだけれど、何か余り言うとやっぱりおらんようになってしまうな。そうじゃなしに、本当に道路を管理する市民と役所が協力して、何かいい方法を考えたらなと。自分のことは自分でという基本があるんやけども、それをすると、やっぱり自治会長さんと話をされて、道路はどこかの自治会には属しているはずやから、そういう何か方法を考えたらなと思うんですが。きょうですぐ答えを出せるかと言ったらあれですけど。後からどこだと言いますから、ぜひ考えてください。 ○中西主査  道路管理担当課長。 ○新田道路管理課長  道路管理担当課長です。  先ほどお話のありました自治会の会長様と、それと地域でその除草をよくやられる方と一度お話しして、対応を検討していきたいと思います。 ○中西主査  東都市局長。 ○東都市局長  都市局長でございます。  午前中の楠本分科員の質問の中にも海岸の清掃の件でご質問がございました。今回も同じ趣旨だというふうに考えております。やはり、我々も財政上厳しい中で、そんなにお金を使って委託で維持管理をしていくというのは、なかなかできない状況でございます。そういった中で市民の力をお借りするというのは非常にありがたいことでございまして、今も道路モニターでありますとか、海岸モニターということで、いわゆる危険の通報でありますとか、そういった分野では、そういう制度をもってやっております。今後、またそういう維持管理の部分にも何らか市民の力をお借りできる方法がないのかということで、十分に研究してまいりたいと思います。どうもありがとうございます。 ○中西主査  他にご質疑、ご意見はございますか。  大西分科員。 ○大西分科員  それでは数点あるのですが、前のほうからいきます。  成果報告書の189ページの上から6行目ですか。特定空家等除却支援事業の関係なのですが、最近うちの議会でも、ほとんど毎回でもないですけど、空き家対策について、議員がいろいろ質問しているかと思います。まさしく、この委員会で視察に行っている途中にも行政代執行の案件があったなというのが思い出されるんですけれど。事務事業点検シートの2枚目のところに、評価・今後の方向性のところにある文章についてちょっとお聞きしたいんですけど、事業実施には所有者等の意向や資力が大きいため事業評価は難しいというのがあるんですが、この意味合いは所有者さんのご意向はいろいろあったんでしょう。資力が大きいというのは、つまり経済力がある場合には、この補助金になるのかな、そういうお金は出せませんよということで、何か線引きがあるんですかね。 ○中西主査  今村建築調整担当課長。 ○今村建築調整担当課長  建築調整担当課長の今村でございます。  分科員の補助に対する申請者のそういう経済力、資力について何か区分けがあるのかということでございますけれども、そこに書かせていただいているのは、その補助制度があっても、残りのお金がなかなか捻出できなくて、補助制度を利用できないという方がいらっしゃって、うまいこと進まないというふうなことで話を上げさせてもらっています。基本的には、補助制度については、そういう所得制限とか、そういうものは設けてませんので、そういう特定空き家を所有されている方が申請されると我々のほうで審査して、補助対象であれば補助をさせていただくような状況でございます。  以上でございます。 ○中西主査  大西分科員。
    ○大西分科員  ということは、経済力が豊かな方でも、この申請があれば補助が出せるということですね、はい。  事務事業点検シートの表面にあるんですけれども、現在の市内の補助要件に合致する老朽危険空き家は25棟ということなんですが、これだけはっきりしているということは、これはもう当然、全てお調べになって、連絡はほぼもうついて、積極的にアクションは起こされているということでよろしいでしょうか。 ○中西主査  建築調整担当課長。 ○今村建築調整担当課長  調整担当課長でございます。  そのリストに上がっている分については、それぞれ連絡をとりまして順次、指導させてもらっております。今年度につきましても、そのリストの中から1件既に補助を使って除却されている案件がございます。それから、あと1件が工事中、それからあと2件、これから申請予定の分もあります。そういう形で順次、連絡をとって進めております。  以上でございます。 ○中西主査  大西分科員。 ○大西分科員  了解しました。  では、続けます。  同じ成果報告書の189ページの、今のところからいって、7つ下の街路灯原材料費のところでございます。先ほど説明もございましたのですけれども、一昨年からの3カ年計画での2年目として29年度が終わって、ことしが30年なので、ことしで終わろうとしているのかと思うんですが、市内で約2万灯を管理されているというふうに事業シートには書いてあります。ことしの平成30年4月1日では、LED化率81%、残る19%を100%を目指し頑張っておられるということもお書きになられているんですが。どうでしょう、あと半年弱になってきたんですけど、ほぼほぼクリアできそうでしょうか。具体的には、ちょこちょこ原課にご無理お願いして、ご無理というのか、市民の声がありますので、いかがなものですかというふうなことで対応していただいたりすることもあるんですが、ほぼクリアできそうでしょうか。 ○中西主査  嶽下修繕担当課長。 ○嶽下修繕担当課長  修繕担当課長の嶽下でございます。  分科員ご指摘のとおり、平成29年度末で81%になっておりまして、これが取り組みが始まる前が平成27年度末なのですが、そのときに17%でした。おかげさまで順調に進んでおりまして、今年度末で一部の特殊的な照明を除きまして、LED化率100%を実現できる見込みとなっております。  以上でございます。 ○中西主査  大西分科員。 ○大西分科員  はい、了解しました。  LEDというのは、家庭でもそうなのですけれども、電球そのものは非常に高いのですけれども、長い目で見ればすごくコストダウンになりまして、財政にもいい影響を及ぼすと思いますので、今、その過渡期だとは思うんですけど頑張っていただきたいなと思っております。  続きまして、成果報告書193ページ、真ん中あたりなんですが、自転車駐車場管理運営事業なのですが、これは私の勉強不足かもわからないのですけれども、ちょっと教えてほしいんですが、市内の各駅にいろいろ多くの駐輪場をつくっていただいてます。今、駅によって無料駐輪場、もしくは有料駐輪場があるんですが、よく言われるのが、私の住んでいる二見のほうでは、どうしても有料駐輪場がほぼほぼなのですが、通勤や通学の方というのは、それはいたし方ない、撤去されて、後でややこしいことになるのも嫌だしという部分もあって、それなりに利用されているんですが。意外と今、健康ブームの関係かわかりませんけれども、自転車でいろいろと市内、こう移動して、二見の西端から、この明石方面とかも来られたりする方も多い中で、よく聞かれるのは、何で無料と有料とがあるんだと。同じように市が手がけているのに、どうしてこの違いがあるんだというような質問をよく聞かれるんですが、この辺は何ていうふうにお答えしたらいいのか、そのあたりなんですけれども、ご答弁できるでしょうか。 ○中西主査  藤田交通安全課長。 ○藤田交通安全課長  交通安全課長の藤田でございます。  市内には駐車禁止区域という区域を設けておりまして、JRの主要駅と山電の東二見駅が禁止区域に設定されております。ですので、東からいきますと、朝霧、明石、西明石、大久保、魚住、土山、山陽電車の東二見駅周辺が禁止区域になっておりますので、そこには有料の駐車場を設置し、その他の山陽電車の駅につきましては、無料の駐輪場を設置しております。  以上でございます。 ○中西主査  小田垣道路安全室長。 ○小田垣道路安全室長  道路安全室長でございます。  ちょっと補足をさせていただきますと、禁止区域を設けているところにつきましては、禁止区域を設ける以上、どこにとめたらいいのかというお話がございますので、それで有料の駐輪場を設置しているんですけれども、それに伴いまして、やっぱり禁止区域の監視といいますか、取り締まりといいますか、そういったものもしていかないといかんということで、駐輪場については有料にさせていただいているというところでございます。  山陽電車のほとんどの駅は無料にさせてもらっておるんですけれども、それを有料にしますと、ほかのところにとめられたり、そういったことで路上に出ていく可能性がある。そうしますと、放置される可能性があるということで、今後そのエリアを禁止区域に設定してということになってしまいますので、今、山陽電車のほうにつきましては、無料の駐輪場の中で収まってますので、引き続き、そういう方針でいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○中西主査  大西分科員。 ○大西分科員  今の話を聞いて、なかなか説明しづらいなとは思うんですけど。それをそのまま言うと、じゃあ全部、駐車禁止区域にせんかいというような、そういう乱暴なご意見をいただく場合も出てくるのかなと思うので、聞かれるたびにつらい答えを私のほうも市民にしているんですけれども、難しいところですね。今の説明、私は一定の理解はしたんですけれども、市民からどうしても、今言う話、特に私なんかは今、室長が言われたように山陽電車の東二見近隣に住んでおりますので、余計なことを言われるんですけれども、大体皆さんルールを守られているのかなとはお見受けするんですけれども、わずかでも、やっぱりぼやかれる方はぼやかれるので、非常に厳しいなとは思っております。あとはこれ以上申しませんけれども、そういうご意見があるということをお伝えしておきます。  それでは、続きまして、成果報告書の201ページです。  上から4行目、コミュニティ交通運行事業、いわゆるたこバス関係ですけれども、これもスタートしてから本当に当時の土木部が中心に大変いろいろな努力をしていただいて、今、とりあえず落ちついているのかなということなんですけれども。私が発言するのでどうしても西の地域の話になってくるんですけれども、やはり、当初は設定された路線も幾つかあったんですが、今、やはり乗らないところは廃止ということで、前に部長にもお話ししたことはあるんですけれども、ただ、やっぱり町も、東のほうはもうすごく活性化してますけど、西のほうもそれなりに変わってきております。そんな中でいろいろな要望が出てくるんですが、ただ、スタートのときのようにトライアルでバスを走らせて、またいろいろデータをとってというのはなかなか難しいと思うんですけれども、何らかのデータのとり方とか意見なんかをとっていただくことによって、また新たな需要が出てくるやもしれないです。実際にそういう需要があって、部長とご相談したこともあったんですけれども、町並みが変わってくることによって、また将来的にそういう考え方ができるものなのかなと。中心はやっぱり交通弱者の方の買い物であったりとか通院が対象であると思うんですね。特に東西にはJRなり山陽電車が走ってるんだけど、南北、ほかのところを見ても大体南北を中心にやってるんですけれども。二見なんかでいいますと、やっぱりその南北というのがなかなかなくて、今、何とか1本路線を残していただいているんですけれども、ルート変更で何とかなるものじゃないかなということを部長とも話をさせてもらったことがあるんですけれども。もう今、固定で年間100万人乗っていただいて、日にして約3,000人ですか。これは路線が14路線ある中でのあくまでも平均だと思うんですけれども、この中でもすごいいいところと悪いところとあると思うんです。だから、こういう中で将来的に、こう有効に、例えば、今、二見の話しばっかりしてますけど、15番の二見の路線であれば、またルートなんかを考えてもらえるような、そういうふうな、これは二見に限らずですよ、そういう考え方ってお持ちでしょうか。 ○中西主査  森本調整担当課長。 ○森本調整担当課長  調整担当課長の森本でございます。  たこバス、コミュニティバスの主に南北のルートというところでございますが、現在、特に二見地域については、JR土山駅、西二見駅、東二見駅をつなぐ二見ルートというのがございます。それから、JRの魚住駅と山陽電車の西二見駅を結ぶ西岡東ルートというのがございまして、それぞれ運行しております。毎年、利用者がふえておりますが、やっぱりまだまだ伸びしろがあるといいますか、まだまだ埋めてほしいというルートでございまして、たこバスも平成14年度から運行しております。それ以来、十数年たっておりまして、近い将来、またルートの見直し、本数の見直し等々、今後していかないといかんかなというふうに考えておりますので、今後も検討をしていきたいと考えております。  よろしくお願いします。 ○中西主査  大西分科員。 ○大西分科員  前向きなお考えをいただいたと思ってます。町並みも変わりますけれども、人も年々、年をとっていきます。先ほど買い物と申しましたけれども、どうしても高齢者、特に西のほうは高齢化がすごく進んでおりまして、お買い物そのものよりも、むしろ通院が中心になってきております。ですから、病院によっては病院の自前のバスで回られるところもありますけれども、なかなか西のほうはそういうわけにもいきませんもので、どうしても高齢者の方からの需要がすごくふえてきておりますので、また個別にそういうのがあればご相談させてもらえたらなと、このように思ってます。  続いて、同じ201ページです。  先ほどの少し下の交通政策事業の中のホームドア設置の件です。本当に今、どんどんどんどんいい方向に行ってるのかなと思うんですけれども、これ、私も前に聞いたかもしれないんですが、今、決まっているホームドアといっても、そんなに簡単にできるものでもないし、コストもかかるわけなんですけれども、私の考え方なのですが、やはり、どんな駅であろうと市民のためには必要というのが基本にあります。JRの駅でいきましたら土山も入れれば5つ、土山の場合は行政がまたがってますので難しいのかもわからないですけど、山陽電車でも12駅あると思うんです。どこでもというのはなかなか難しいのかなと思うんですけれども、今のところ、利用者の多いところを先行していかれているのだとは思うんですけど、これも先ほどの話と一緒なのですが、将来的にはその辺を、市内の全部の駅を網羅できるような、今の段階でご返答難しいかもわからないですが、そういうようなお気持ちはございますでしょうか。 ○中西主査  調整担当課長。 ○森本調整担当課長  調整担当課長の森本でございます。  ホームドアの件でございますが、現在、平成29年度から明石駅の3、4番線、それから今年度から西明石駅の5、6番線について、設計及び工事を実施、あるいは予定しております。そのほかの駅ということですが、基本的にJR、あるいは国の基準でいきますと、1日当たり10万人以上の利用者の駅を対象としております。それでいきますと、明石駅が大体1日10万5,000人ほど。西明石につきましては、6、7万なのですが、転落事故が多いということで、特にJRのほうから設置するというふうにしておりまして、現在2駅を工事、あるいは工事予定としております。ほかの駅につきましては、平成29年度に内方線つき点状ブロックといいますか、ラインがついた点字ブロックを全駅に設置しておりまして、そういう対策をしております。分科員もご存じのように非常にコストがかかるもので、なかなかすぐに全駅というのは難しいのですが、時期等々を踏まえまして、今後もJR及び山陽電車に安全対策について要望していきたいと考えております。よろしくお願いします。 ○中西主査  大西分科員。 ○大西分科員  ありがとうございます。  本当にコストはかかるもので、簡単に口に出すのはどうかなと思ったんですけれども、確かに利用者の多いところ、当然、通勤通学の時間帯は特に人があふれるので絶対的に必要なんですが、逆に少ないところのほうがかえって危ない場合もあるのかなと思ったりもしてます。本当に何につけてもお金がかかることなのであれですけれども、市民の安全のためにというお気持ちをいつも持っていただいて、将来的にもっと財政豊かになったときには、先ほど申しましたJR、山電全駅にも対応できるような、そういうぐらいの心を持って取り組んでいただけたらなと、このように思っております。  この議案についてはこれで結構です。 ○中西主査  他にご質疑、ご意見はございますか。  ないようですので、質疑を終わります。  次に、議案第83号を議題に供します。  議案の説明を求めます。  小田垣道路安全室長。 ○小田垣道路安全室長  道路安全室長の小田垣でございます。  議案第83号、平成29年度明石市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明いたします。  主要施策の成果報告書248ページをお願いいたします。  歳入でございます。  1款 国庫支出金、1項 委託金、1目 委託金につきましては、国施行の一般国道2号明石駅前交差点改良事業の用地先行取得におきまして、用地買収及び物件移転補償に要した費用につきまして、国からその費用が償還されたものでございます。  2款 繰越金、1項 繰越金、1目 繰越金につきましては、前年度からの繰越金でございます。  次に、歳出でございますが、249ページをお願いいたします。  1款 公債費、1項 公債費、1目 元金、2目 利子につきましては、一般国道2号明石駅前交差点改良事業の用地先行取得に係る長期債の償還金でございます。  次に、事項別明細書、公の243ページをお願いいたします。  当会計は、歳入決算額1億6,123万9,917円、歳出決算額1億3,015万9,947円。歳入歳出差引残額は、3,107万9,970円となっております。  244、245ページをお願いいたします。  不用額につきましては、当初の見込みより返済額が少なかったということによるものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○中西主査  説明は終わりました。ご質疑、ご意見はございませんか。  井藤分科員。 ○井藤分科員  今、報告をいただきました分ですけれども、国道2号の明石駅前の交差点の事業かというふうに思っております。このごろずっと通っていますと、発掘事業がずっと続いているんですね。多分、明石城の関係があって、大分長引いているのかなとか思いながら。だけど、前々からちょっと気になっておって、実は私も平成18年の9月に本会議で質問をさせていただいたことがあったんですけれども、あそこの西部分の4車線、東部分の2車線、本当に交通事故が多発しており、これは何とかしてもらわなきゃならんというようなことで、今、ようやく事業が完了に近いような状況に来ているかなというふうに思っておるんです。この公共用地の取得事業の今のところの進捗状況を、できたらこの際ですので答弁いただけたらと思います。 ○中西主査  小田垣道路安全室長。 ○小田垣道路安全室長  道路安全室長の小田垣でございます。  一般国道2号明石駅前交差点改良事業につきましては、平成22年度に国の直轄事業としまして、交通事故の防止とか交通渋滞の緩和ということを目指して取り組んできております。平成24年度からは、その事業に必要な用地買収につきまして、市が国からの委託を受けまして、国と連携しながら取り組んでまいりました。今、分科員が言われましたように、発掘調査をやっておりまして、物件なんかは全て撤去されて、用地の引き継ぎも終わっており、用地買収事業としては一応完了しておるような状況でございます。これを受けまして、当事業の今後ということになるんですけれども、国からの償還金も今年度、30年度で終わりますし、返済のほうも今年度で終わりますので、これをもって、今年度をもって特別会計の終結というふうになる見込みでございます。  以上でございます。 ○中西主査  井藤分科員。 ○井藤分科員  私は気になっておりますが、西側から東側を見た、また、東側のアスピアのとこからでも西側を見たら、本当にずっと何もなくなって、本当にきれいになって、これが4車線ずっと続くと、これ本当に交通安全上も大変いい効果になるのではなかろうかなと。長年、平成22年でしたか、言っていただいたように10年ほどかかっておるのかなと思いながら、これは大体市内でいろいろとその事業がありますけど、あそこは大体それぐらいの期間というのか、妥当なものなのですかね。 ○中西主査  小田垣室長。 ○小田垣道路安全室長  道路安全室長でございます。  ただいま進めておる工事、国のほうで鋭意進めていただいておるんですけれども、完了の見込みは平成31年度末というふうに聞いております。22年度に着手しまして約10年ということになるんですけれども、このように用地買収とか物件移転を伴うような幹線道路の整備につきましては、おおむね10年から15年というふうなことが、これまでの実績としてございます。この事業につきましては10年ぐらいでできるということで、国と市が、市のほうも委託を受けて用地買収のほうに大分力を入れ、国のほうと連携しまして、10年ぐらいでできたということで、まあどちらかというと早くできたのではないかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○中西主査  井藤分科員。 ○井藤分科員  じゃあ、もう10年でいったら優秀な成績ですやん。まあ確かに買収なんかは大変だと思うんですけれども。それじゃ、職員さんに功労賞を差し上げないとあかん。まああとひとつ、頑張ってください。よろしくお願いします。 ○中西主査  他にご質疑、ご意見ございますか。  ないようですので、質疑を終結いたします。  次に移ります。  議案第84号を議題に供します。  説明を求めます。 ○中西主査  門田緑化公園課長。 ○門田緑化公園課長  緑化公園課長の門田でございます。  議案第84号、平成29年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計歳入歳出決算につきまして、ご説明を申し上げます。  主要施策の成果報告書の250ページ、251ページをご参照ください。  1款 事業収入、1項 使用料及び手数料、1目 使用料につきましては、一般墓地使用料と合葬式墓地使用料でございます。次の2目 手数料につきましては、墓園管理料と墓園使用許可証の書き換え・再交付手数料でございます。  2款 繰越金、1項 繰越金、1目 繰越金につきましては、前年度からの繰越金でございます。3款 諸収入、1項 雑入、1目 雑入につきましては、関西電力の電柱占用料等の行政財産使用料でございます。  引き続きまして、隣のページの歳出でございますが、1款 墓園事業費、1項 墓園維持管理費、1目 一般管理費につきましては、墓園内の樹木剪定等維持管理委託、園路舗装補修工事、一般墓地返還促進による墓所撤去工事などに要した経費でございます。2項 墓園整備事業費、1目 墓園整備事業費につきましては、合葬式墓地建設工事請負費1億998万5,040円から前金払いを差し引いた残りの額でございます。  次に、事項別明細書の石の251ページを参照願います。  本会計の歳入決算額は3億9,235万8,347円、歳出決算額は1億2,122万3,164円、歳入歳出差引残額は2億7,113万5,183円となっております。  石の254ページ、255ページを参照願います。  1款 墓園事業費、1項 墓園維持管理費、1目 一般管理費の翌年度繰越額につきましては、墓園舗装修繕工事において新規排水施設設置等の追加が生じたため、繰り越したものでございます。2項 墓園整備事業費、1目 墓園整備事業費の不用額につきましては、合葬式墓地建設工事の完成に伴う精算により不要となったものでございます。  以上、よろしくご審議賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○中西主査  議案の説明は終わりました。ご質疑、ご意見はございませんか。  大西分科員。 ○大西分科員  すみません。数字を聞きたいわけじゃないんですけれども、合葬式墓地の件なんですけれども、合葬室が1万体のご遺骨を収容できるということで、平成29年度の使用許可が653件、単純に計算して収容率6.53になってるんですね。事務事業点検シートの裏に事業の成果で、一般墓地を返還して合葬式墓地へ改葬する場合が期待され、依然としてニーズの高い一般墓地の供給の増加につながるということで、こういう構想を捉えているのですけど。29年度は653件ということなんですが、その数字が聞きたいんじゃなくて、結局、この653件の中に、その市のほうが持ってる、この構想の一般墓地からの返還というのがそれなりに占めているのかなと。その辺だけお答えいただいたら、別に数字が高いや低いや、そういう質問じゃございませんので、お答えいただけますか。 ○中西主査  緑化公園課長。
    ○門田緑化公園課長  緑化公園課長、門田でございます。  分科員のご質問の件についてお答えいたします。  確かに、その数字的なものはちょっと難しいところはあるんですけれども、やはり市民の方のお墓に対する考え方がかなり変わってきておりまして、例えば、自分に子どもがいないとか、女の子しかいないので墓を今後存続させることが難しいとか、また自分のことは自分でしっかり最後までしたいという意向の中で、墓じまいをして、このような合葬式墓地に移りたいという意見を多数聞いております。  したがいまして、明石市の施策として、一般墓地を返還して合葬式に入る場合につきましては、合葬室に直接埋葬する分につきましては使用料を免除するという施策のおかげで一般墓地の返還が非常に多くなっておりまして、そのことに伴いまして本当にその墓所を欲しい方に使用していただけるようなことになってきております。  以上でございます。 ○中西主査  大西分科員。 ○大西分科員  すみません。そうしたら、数字聞くつもりはないと言ったんですけど、今、お答えいただいたんですけど、その653件中には大分、そのウエートを占めてるかどうかというのは、情報としては持たれてないですかね。 ○中西主査  緑化公園課長。 ○門田緑化公園課長  緑化公園課長でございます。  すみません。今、ちょっと数値を持ち合わせておりませんが、多いというのは間違いないとは思うんですけれども、それ以上にこの合葬式墓地につきましては、生前予約の方が非常に多うございます。そういった傾向も1つの特徴であるかと思います。  以上でございます。 ○中西主査  遠藤分科員。 ○遠藤分科員  墓園の管理費なんですが、初めに墓地を使用するときに、ある一定期間の費用を払ってあとは無料でとかいう項目があって、今現在、ずっと管理費払っている人、払ってない人がおると思うんですが、その辺はどのぐらいの数であるんですかね。 ○中西主査  門田課長。 ○門田緑化公園課長  緑化公園課長の門田でございます。  管理料につきましては、明石市の場合は、申し込み時に一括して10年分をお支払いいただいておりまして、それ以降については徴収しないということにさせていただいておりますので、全員の方から10年分につきましては管理料の徴収をしております。  また、11年目以降の管理料については、以前から本会議でも答弁させていただいておりますように、法的課題であるとか、公平性の確保、またその非常に多くなろうと想定できる苦情の対応、そういったものを十分研究して検討しているところでございます。  以上でございます。 ○中西主査  遠藤分科員。 ○遠藤分科員  やっぱり実際は丁寧にやらないといかんとは思うけれど、現実的に墓を守っていく方々にすると、もうお互いが放ったらかし状態になってしまって、何かその途中に更新ができたらいいんですが、他都市ではそんなに金額は高くないんですが管理費を取っているところとかもあるので、それは僕は悪くはないと思う。そのとき、こういうのを管理せないかんなというので意識もするし、それがなかったらもう放ったらかしになってしまって、役所のほうも管理するのは大変だと思うんですよ。何らかのそういう方法で、けじめというかをつけて、お互いに一方的に荒っぽいことをするのじゃなしに、できたらこういうことで管理しますのでという話をつけて管理していくというのがいいんじゃないかな。一般のところの話をしてもしょうがないか知らんけれども、お寺とかでもやっておりますから、そんなに不思議なことはない。  ぜひ、その辺は積極的に取り組んだほうがいいんじゃないかと思いますので意見を言っておきます。 ○中西主査  他にご質疑、ご意見はございませんか。  ないようですので、質疑を終結いたします。  以上で、建設企業分科会を閉会します。                           午後1時46分 閉会  以上は、本分科会の記録であることを証するため押印する。                        建設企業分科会                        主 査  中 西 礼 皇...