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03月24日-04号

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  1. 尼崎市議会 2020-03-24
    03月24日-04号


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    令和 2年  2月 定例会(第16回)        第16回尼崎市議会会議録(定例会)第4号-----------------------------------◯議事日程    令和2年3月24日 午前10時30分 開議第1 議案第36号 尼崎市公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例について第2 議案第25号 尼崎市手数料条例の一部を改正する条例について第3 議案第30号 尼崎市立歴史博物館の設置及び管理に関する条例について第4 議案第35号 尼崎市立城内地区自動車駐車場の設置及び管理に関する条例について第5 議案第40号 尼崎市建築物等関係事務手数料条例の一部を改正する条例について第6 議案第41号 尼崎市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第7 議案第1号 令和2年度尼崎市一般会計予算第8 議案第2号 令和2年度尼崎市特別会計国民健康保険事業費予算第9 議案第3号 令和2年度尼崎市特別会計地方卸売市場事業費予算第10 議案第4号 令和2年度尼崎市特別会計育英事業費予算第11 議案第5号 令和2年度尼崎市特別会計公共用地先行取得事業費予算第12 議案第6号 令和2年度尼崎市特別会計公害病認定患者救済事業費予算第13 議案第7号 令和2年度尼崎市特別会計母子父子寡婦福祉資金貸付事業費予算第14 議案第8号 令和2年度尼崎市特別会計青少年健全育成事業費予算第15 議案第9号 令和2年度尼崎市特別会計介護保険事業費予算第16 議案第10号 令和2年度尼崎市特別会計後期高齢者医療事業費予算第17 議案第11号 令和2年度尼崎市水道事業会計予算第18 議案第12号 令和2年度尼崎市工業用水道事業会計予算第19 議案第13号 令和2年度尼崎市下水道事業会計予算第20 議案第14号 令和2年度尼崎市モーターボート競走事業会計予算第21 請願第1号 指定難病医療費助成制度の拡充についての請願第22 陳情第1号 航空機騒音についての陳情第23 陳情第2号 選挙運動用ポスターに係る公費負担額の見直し等についての陳情第24 陳情第3号 乳幼児健診の実施方法の改善等についての陳情第25 陳情第4号 あまがすきエコ通信に係るガイドライン策定についての陳情第26 陳情第5号 放射能汚染の拡散防止についての陳情第27 議案第51号 令和元年度尼崎市一般会計補正予算(第7号)第28 議案第52号 尼崎市教育委員会委員の任命について第29 議案第53号 尼崎市公平委員会委員の選任について第30 議案第54号 尼崎市固定資産評価審査委員会委員の選任について第31        尼崎市選挙管理委員及び補充員の選挙-----------------------------------◯出席議員   1番    別府建一議員   2番    辻 信行議員   3番    西藤彰子議員   5番    松澤千鶴議員   6番    武原正二議員   7番    久保高章議員   8番    安浪順一議員   9番    楠村信二議員  10番    光本圭佑議員  11番    中尾健一議員  12番    藤野勝利議員  13番    小西逸雄議員  14番    佐野剛志議員  15番    林 久博議員  16番    川崎敏美議員  17番    小村 潤議員  18番    山崎憲一議員  19番    須田 和議員  20番    綿瀬和人議員  21番    明見孝一郎議員  22番    北村章治議員  23番    宮城亜輻議員  24番    東浦小夜子議員  25番    蛭子秀一議員  26番    土岐良二議員  27番    眞田泰秀議員  28番    岸田光広議員  29番    丸岡鉄也議員  30番    真崎一子議員  31番    徳田 稔議員  32番    都築徳昭議員  33番    酒井 一議員  34番    福島さとり議員  35番    開 康生議員  36番    前迫直美議員  37番    真鍋修司議員  38番    杉山公克議員  39番    安田雄策議員  40番    上松圭三議員  41番    北村保子議員  42番    波多正文議員-----------------------------------◯欠席議員   4番    広瀬若菜議員-----------------------------------◯議会事務局事務局長           高尾博幸君事務局次長          中田正弘君議事課長           豊島源史君-----------------------------------◯地方自治法第121条第1項の規定による出席者市長             稲村和美君副市長            森山敏夫君副市長            吹野順次君危機管理安全局長       辻本ゆかり総合政策局長         塚本英徳君資産統括局長         御崎成亮君総務局長           芝軒崇晃君医務監            郷司純子君健康福祉局長         足田剛志君こども青少年局長       辻本正樹君経済環境局長         土元英樹君都市整備局長         田尻和行君消防局長           赤川孝平君公営企業管理者        有川康裕君総合政策局企画管理課長    中村直樹君教育長            松本 眞君教育次長           白畑 優君教育次長           北垣裕之君選挙管理委員会委員長     中川日出和代表監査委員         今西昭文君-----------------------------------(令和2年3月24日 午前10時28分 開議) ○議長(真鍋修司議員) これより本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において杉山公克議員及び須田和議員を指名いたします。 この際、諸般の報告をいたします。 監査委員からの報告事件として、尼監報告第13号 令和元年10月分例月出納検査結果報告外3件が提出されております。 これらの報告は、いずれもお手元に配付いたしておりますから、御清覧願います。 その他の事項については、事務局長より報告いたさせます。 ◎事務局長(高尾博幸君) 御報告いたします。 現在の出席議員は41であります。 広瀬若菜議員は、体調不良のため、本日の会議を欠席する旨の届けが参っております。 次に、本日の議事日程は配付いたしましたとおりであります。 報告事項は以上であります。 ○議長(真鍋修司議員) 日程に入ります。 日程第1 議案第36号 尼崎市公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。 経済環境企業委員長福島さとり議員。   (福島さとり議員 登壇) ◆34番(福島さとり議員) 経済環境企業委員会を代表いたしまして、本委員会に付託を受けましたもののうち、議案第36号の公設地方卸売市場業務条例の一部改正につきまして、審査を行いました経過の概要並びにその結果を御報告いたします。 本案につきまして、卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律の制定により、卸売市場法が改正され、地方卸売市場の開設について都道府県知事による許可制度から認定制度への見直しが行われるとともに、これまで法規定により定められていた公正な取引の場としてのルールについて、新たに国が策定した基本方針に基づき、市場ごとに業務規程を定めることが必要となることから、当該基本方針の内容に従い、本条例にて尼崎市公設地方卸売市場における売買取引の業務等に係る規定の整備を行うものであり、委員1から、修正案の提出があったのでありますが、最初に原案に対する質疑があり、委員から、今回の改正は市場の活性化に向けてより自由な取引を行えるようにするためとのことだが、第三者販売及び場外買い付け取引参加者間での協議により可能とするという本市独自のルールを設ける理由は何かとの質疑があり、当局から、市場は公共的な役割を持ったインフラであり、規制を設けずに完全に自由化した場合、取引の活性化という観点では最大の効果が得られるが、卸売業者仲卸業者、それぞれの役割が不明確となり、市場の公共的な役割や機能を果たせなくなるリスクがあると考えている。今回の条例改正に当たっては、1年以上にわたって市場関係者の意見を聞く機会を設けてきたが、完全に自由化してほしいという意見や仲卸業者場外買い付けだけを自由化してほしいという意見があった一方で、市場の機能への影響や卸売業者仲卸業者の経営への影響が懸念されることから、慎重に検討すべきという意見もあった。開設者である本市としては、従来どおりの規制を続ければ競争力が低下することが懸念され、規制緩和は必要と考えているが、今後も持続して市場の機能を発揮することが市場の公共的な役割を果たすことにつながると考え、これまで原則禁止としていた第三者販売及び場外買い付けの実施に当たっては、卸売業者仲卸業者の双方が話し合う機会を設けて、公正な取引関係の維持を図ろうとするものであるとの答弁がありました。 委員から、第三者販売及び場外買い付けの協議を義務づけることについて、卸売業者仲卸業者の合意は得ているのかとの質疑があり、当局から、条例改正に当たっては、場内事業者の各組合の役職者が参加する場内検討会議を設置し、法改正の趣旨を説明するとともに本市の条例をどのように改正するのかについて意見を聞き、最終的な段階では、場内事業者だけではなく、場外の出荷者からもホームページ上で意見を求めており、一定の合意は得ているものと認識しているとの答弁がありました。 委員から、第三者販売及び場外買い付けの協議は具体的にどのような内容なのか、また報告についてはどうかとの質疑があり、当局から具体的な内容については、規則や要領等で定めていくこととしており、場内事業者取引参加者の意見を聞きながら作成したいと考えている。卸売業者が他市場の卸売業者仲卸業者に対して販路開拓のために第三者販売を行おうとする場合や仲卸業者が場内の卸売業者が取り扱っていない品物を買い付けるために場外買い付けを行おうとする場合などに協議を行うことを想定しており、協議の報告方法は書面によることを考えているとの答弁がありました。 委員から、第三者販売及び場外買い付けの協議の報告について、市はどのようなチェックを行うのかとの質疑があり、当局から、報告書には第三者販売場外買い付けを行うとするに至った経緯や具体的な協議内容を記載する必要があると考えているが、そうした報告書を見る中で明らかに協議がなされていないと思われるものや一方の事業者が合意しないとしている理由に合理性がないものなどがあれば、開設者の立場から一定の調整機能を発揮していきたいとの答弁がありました。 委員から、第三者販売場外買い付けのルールを逸脱する事業者があった場合、どのようにして指導を行うのかとの質疑があり、当局から、事前協議をせずに第三者販売場外買い付けを行っていたような場合については、一定の調査を行い、監督処分の権限に基づいて是正措置や指導助言を講じていきたいとの答弁がありました。 以上の原案に対する質疑の後、委員1から、現在、法の規定に基づき原則禁止としている第三者販売及び場外買い付けについて当該法規定の削除を受け、取引参加者での協議によりその実施を可能とすることに関する部分を除くようにする修正案の提出があり、修正案の提出者から、当初、本条例案には賛成しない方向で考えていたが、一昨日になって当局から、本条例案が否決されると地方卸売市場としての位置づけがなくなるとの説明があった。そうしたことから、今回、口頭による修正の発議を行うこととなったが、この修正に伴う他の条項への影響についても精査した上で、書面による説明を行いたいと考えており、本案については、会期内で再度委員会を開催して、改めて審査してほしいとの発言がありました。このような発言もあり、3月10日に再度審査することとなったのであります。 3月10日の審査におきましては、修正案の提出者から、条例に規定されている第三者販売及び場外買い付けの協議の内容は不明確であり、市場関係者に話を聞いたところ、内容を十分に理解していなかったことから合意は得られていないのではないかと考えている。しかしながら、市場において一定のルールは必要であり、市場関係者の合意を得られる方法でルールを作成してほしいと考えているとの発言がありました。 委員から、協議は行ったが合意には至らなかった場合、第三者販売及び場外買い付けは行えるのかとの質疑があり、当局から、協議が調わなかった場合は、開設者として一定の調整を行うが、その上でもなお合意に至らないのであれば、合意がないまま場外買い付け等を行うこともやむを得ないと考えているとの答弁がありました。 委員から、協議を義務づける部分を削除するということであれば、第三者販売及び場外買い付けを自由に行ってもよいと考えているのかとの質疑があり、修正案の提出者から、全てを自由に行ってよいとは考えていないが、協議についての具体的な内容が明確になっておらず、今回の条例改正について場内関係者に話を聞いたところ、内容を知らなかったことから、協議の義務づけについての合意形成プロセスに問題があるものと考えているとの答弁がありました。 委員から、仮に修正案が可決された場合、協議のルールをどのように定めるのかとの質疑があり、当局から、修正案が可決された場合、第三者販売及び場外買い付けが自由に行えることとなる。規則において強制力のない努力義務規定を定めることはできるが、そうしたルールを定めても実際に協議が行われるかどうかは不確かであるとの答弁がありました。 委員から、原案が可決された場合、第三者販売及び場外買い付けの協議について十分に理解していない場内関係者に対してどのように説明していくのかとの質疑があり、当局から、協議に関する具体的なルールを決定するプロセスにおいては、場内事業者の意見を聞いた上でルールを決定し、条例施行日までの間に場内事業者に対して十分な周知を図っていきたいとの答弁がありました。 委員から、修正案が可決されると完全に規制のない状態になるとのことだが、現在原則禁止としている第三者販売場外買い付けは実態として行われており、修正案が可決されたとしても現状と同じ状態になるのではないのかとの質疑があり、当局から、協議を義務づけるためには条例で規定しなければならず、条例で規定していないことは自由に行うことができるのが基本原則である。修正案が可決されると事前の協議の義務づけについて何も規定されないことになるため、完全に自由に行えると読めるものと考えているとの答弁がありました。 委員から、合意形成プロセスに問題があることは理解できるが、協議については規則で努力義務規定として定めるのではなく、条例での義務づけを行うべきと考えていることから、修正案には賛成できないとの発言がありました。 委員から、合意形成プロセスにおいて周知が行き届いていなかったと感じられることから、今後、場内事業者の十分な理解を図っていくべきである。しかしながら、市場取引における協議は重要なものであり、一方の事業者の不当な要求が通ることがないように調整してほしいと考えていることから、修正案には賛成できないとの発言がありました。 委員から、国の法案において公正な取引を担保する規定が撤廃されたが、条例では一定のルールを盛り込んで公正性を担保しようとしており評価できる。協議の義務づけの部分を削除すると市場における取引の秩序が失われるおそれがあることから、修正案には賛成できないとの発言がありました。 委員から、他の委員と同様の理由により修正案には賛成できない。卸売業者の撤退が続いたことがあったが、協議を通じて卸売業者仲卸業者との信頼関係を再構築し、市場の活性化を図ってほしいとの発言がありました。 以上のような質疑の後、採決に入り、最初に委員1からの修正案を起立採決の結果、起立少数により否決し、続いて委員から、原案に賛成することはできないことから、採決に対しては退席するが、本案については昨年の12月定例会に提出できたものを今定例会に提出し、今回可決しなければ地方卸売市場としての位置づけがなくなるとの説明を受けたことから、こうした形で修正案を出すこととなった。十分に時間があれば別の形での審議もできたと考えており、今後は審議の時間を確保できるように議案を提出してほしいとの発言がありまして、原案を異議なく原案のとおり可決すべきものと決したのであります。 以上、報告を終わります。 ○議長(真鍋修司議員) 委員長の報告は終わりました。 委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 質疑なしと認めます。   (小西逸雄議員佐野剛志議員、林 久博議員岸田光広議員丸岡鉄也議員上松圭三議員北村保子議員波多正文議員 退席) ○議長(真鍋修司議員) これより採決に入ります。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。   (小西逸雄議員佐野剛志議員、林 久博議員岸田光広議員丸岡鉄也議員上松圭三議員北村保子議員波多正文議員 入場) ○議長(真鍋修司議員) 日程第2 議案第25号 尼崎市手数料条例の一部を改正する条例についてから日程第20 議案第14号 令和2年度尼崎市モーターボート競走事業会計予算まで19案を一括議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております19案については、会議規則第40条第3項の規定により、委員長の報告を省略し、お手元に配付の委員会報告書に基づいて議事を進めたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、委員長の報告を省略し、委員会報告書に基づいて議事を進めることに決定いたしました。 委員会の報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 委員会報告に対する討論の通告がありますので、発言を許します。 議案第1号、同第2号、同第9号及び同第14号について、松澤千鶴議員。   (松澤千鶴議員 登壇) ◆5番(松澤千鶴議員) おはようございます。 日本共産党議員団の松澤千鶴です。会派を代表して議案第1号 2020年度尼崎市一般会計予算外、議案第2号、9号、14号について反対討論をいたします。 まず、一般会計会計予算のうち、身体障害者福祉会館移転事業費は、ファシリティマネジメント計画に基づき身体障害者福祉会館を教育・障害福祉センターの2階に移転するものですが、床面積が3分の1減らされ、利用者にとって不便になること、また、(仮称)健康ふれあい体育館整備事業費老人福祉センター福喜園武庫体育館を複合するもので、老人福祉センターとして福祉的役割を担ってきた入浴施設が廃止をされ、利用スペースも大きく減少し、市民サービスの後退となることから認められません。 マイナンバー及びマイナポイント関係事業費については、マイナンバーカードが市民の大切な個人情報漏えいやなりすまし被害などによって悪用される危険があり、これを認められません。 業務執行体制の見直しは、市民の生活向上に欠かせない市の事業を民間委託するものです。上下水道などライフラインを守る業務や個人情報につながる市民課窓口業務などがアウトソーシングをされていますが、偽装請負や市民サービス、職員のスキルの低下を招き、災害時等の対応が危ぶまれるため認められません。 本市独自の中小企業資金融資あっせん制度を来年度から取りやめるとしておりますが、市内中小企業を支援する施策に市は積極的に手を尽くし、徹底した寄り添い支援をすべきだと考えるため、これを認められません。 あまっ子ステップアップ調査事業は、経年効果が期待できるかどうかは不明確です。一方、小学1年生から中学2年生まで、年1回、テストや生活実態調査が増えることで子供にも教師にも大きな負担になっています。一に応じた指導の充実や改善はテストより少人数学級でこそ期待できます。よって、これは認められません。 県道園田西武庫線整備事業は、藻川工区で住民合意のないまま推し進めようとしています。不要不急の工事はやめるべきです。 次に、払える国民健康保険料に引き下げてほしいは市民の切実な声です。ところが来年度、県に納める納付金は増えるのに一般会計からの繰入れは減額で、その穴埋めは国保基金の取崩しで対応するとしています。基金は急な保険料の上昇を抑えるために活用すべきで、基金があるからと一般会計からの繰入れを削減することはやめるべきです。 次に、高過ぎる介護保険料の引下げも喫緊の課題です。来年度は特に後期高齢者医療保険料の引上げや窓口負担割合の改悪も予定をされており、高齢者の負担はさらに重くなります。全国の幾つかの自治体では、一般会計からの繰入れで介護保険料の上昇を抑える支援が行われています。本市も積極的にこうした支援を行うべきです。 モーターボート競走事業は、住民合意の180日をはるかに超える開催日数になっており、認めることはできません。 以上の理由から、2020年度一般会計及び国民健康保険、介護保険、モーターボート競走事業会計の予算議案に反対をいたします。御賛同のほどよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(真鍋修司議員) 松澤千鶴議員の討論は終わりました。 以上で通告者の討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 最初に、議案第1号、同第2号、同第9号及び同第14号の4案を一括して起立により採決いたします。 4案に対する委員会の報告は、いずれも原案可決であります。 4案を委員会の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(真鍋修司議員) 起立多数であります。 よって、4案は委員会の報告のとおり決しました。 続いて、残り15案を一括して採決いたします。 15案に対する委員会の報告は、いずれも原案可決であります。 15案を委員会の報告のとおり決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、15案は委員会の報告のとおり決しました。 日程第21 請願第1号 指定難病医療費助成制度の拡充についての請願から日程第26 陳情第5号 放射能汚染の拡散防止についての陳情まで6件を一括議題といたします。 ただいま議題となっております6件は、付託委員会の委員長から、今会期中に審査を終了することは困難であるので、閉会中の継続審査に付されたい旨の申出書が提出されております。 よって、会議規則第94条第2項の規定により、お諮りいたします。 6件は、委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、6件は、委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 日程第27 議案第51号 令和元年度尼崎市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 稲村市長。   (稲村和美さん 登壇) ◎市長(稲村和美さん) それでは、提案理由の説明を申し上げます。 議案第51号 令和元年度尼崎市一般会計補正予算(第7号)につきましては、国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策による補助金を活用し、衛生用品の確保等に必要な経費として、歳入歳出予算それぞれ1億6,651万9,000円の増額を行うものです。 その内容といたしましては、総務費におきまして、衛生用品等を購入する経費として1,500万円を、民生費におきまして、障害者支援施設及び児童福祉施設等に対して衛生用品等の確保に必要な経費の補助等を行うほか、小学校の臨時休業に伴って生じる課題への対応として、午前中から開所している民間児童ホームへの補助等を行う経費として1億4,998万7,000円を、商工費におきまして、観光情報発信ツールの多言語化を行う経費として153万2,000円をそれぞれ計上するものです。 あわせて、これらの衛生用品等の確保に必要な経費の補助等及び観光情報発信ツールの多言語化に係る経費について翌年度に繰り越すため、1億5,789万1,000円の繰越明許費の追加を行うものです。 よろしく御審議を賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(真鍋修司議員) 説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 小村潤議員。   (小村 潤議員 登壇) ◆17番(小村潤議員) 日本共産党議員団の小村潤です。会派を代表し、議案第51号 一般会計補正予算(第7号)について質疑をさせていただきます。 市は、国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策による補助金を活用し、感染拡大防止対策として保育所等における衛生用品等の確保に必要とする経費の補助を行うほか、学校の臨時休校に伴って生じる課題への対応として、午前中から児童ホームを開所する民間事業所に対して追加経費の補助などを行うとしています。 感染拡大防止策として公立学校園の突然の一斉休校や様々な市民の活動に抑制がかかり、市民生活や市内業者の経済状況にも影響が出ています。市民の皆さんは、市内感染者が発生する一方では、マスクや消毒液が手に入らないと不安やいら立ちを募らせています。長引く緊急体制にも疲れが見えてきました。 このたびの補正予算がどのように使われるものか市民の関心が集まるところですので、幾つかお尋ねをいたします。 民生費1億4,998万7,000円のうち、保育所や介護施設等における感染拡大防止策として、1億2,635万9,000円は児童福祉施設等に、1,000万円は障害者支援施設等に、500万円は就労系障害福祉サービスにおける在宅就労導入に係る支援に充てられるとのことです。これまでにも既定予算を使って対応してこられたということですのでお尋ねいたします。 市が既定予算枠内で行ってきた感染拡大防止策についてどのようなことに取り組んできたのか、具体的にお答えください。 そして、このたびの補正予算ではどのような支援を行う予定ですか。これまで各事業所・施設で新型コロナ感染予防のために使われた衛生用品などの経費支援と現在入手困難なマスク、消毒液の現物支給について、市の考え方をお答えください。 障害者支援施設は施設数に対して予算が少ないと感じるのですが、不足した分は市も経費を補填することは考えていますか。 日々状況が変化する中で、市の対応や取組を市民に知らせること、市民に感染症をどう防ぐかなどの情報を発信していくことは市の大切な役割であると考えます。現在、主にホームページ、SNSなどで市民への情報発信、様々な支援策のお知らせなどが行われていますが、電子情報ツールを利用できない市民には、今後どのような方法で情報提供がされますか。 支援策は申請主義になりがちですが、市民や小さな事業所の声を丁寧に聞き、支援が確実に行き渡るようにすべきであると申し添えて、私の質疑を終わります。(拍手)
    ○議長(真鍋修司議員) 答弁を求めます。 御崎資産統括局長。 ◎資産統括局長(御崎成亮君) 私のほうから、新型コロナウイルス感染症対策における既定予算での対応について、また今回の補正予算での支援方法について、そして障害者施設等への補填についての3点につきまして、一括してお答え申し上げます。 本市におきましては、これまで危機管理安全局の備蓄品を活用して学校や介護施設等へのマスクなどの配布を行ったほか、既定予算や予備費を活用して消毒液や検査試薬等を備えるなど、感染拡大防止策を実施しているところでございます。 次に、今後の対策につきましては、国が介護施設等に配布する布製マスクを活用するほか、今回の補正予算では、児童福祉施設や障害者施設等のニーズを調査し、状況を踏まえた上で衛生用品の確保に必要となる経費の補助や必要に応じて衛生用品等の購入による支援、いわゆる現物支給を適宜行ってまいります。 また、それでもなお障害者施設等において衛生用品等が不足する場合につきましては、追加で購入する備蓄品を活用するなど状況を的確に把握しながら、本市として適宜適切な対応に努めてまいります。 ○議長(真鍋修司議員) 辻本危機管理安全局長。 ◎危機管理安全局長辻本ゆかりさん) 電子情報ツールを利用できない市民に対し、どのような方法で情報提供を行うのかとのお尋ねです。 今回の新型コロナウイルス感染症の情報発信については、自主防災会を対象にそれぞれの地域が指定された電話やメール、ファクス等を使った情報伝達を行っております。 さらに市報あまがさきやエフエムあまがさき、車による広報等を行っているほか、コールセンターでは市民からのお問合せに対して、帰国者・接触者相談センターの相談専用ダイヤルの案内等を含めお答えしているところです。 また、市民の感染発生を機に地域振興センター及び本庁舎等の掲示板においても、市長メッセージや発生状況等、必要な情報を掲示しております。 ○議長(真鍋修司議員) 小村潤議員の質疑は終わりました。 以上で通告による質疑は終わりました。 これをもって質疑を終結いたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 北村保子議員。 ◆41番(北村保子議員) この際、動議を提出いたします。 ただいま議題となっております議案第51号については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略し、直ちに採決されることを望みます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 楠村信二議員。 ◆9番(楠村信二議員) ただいまの北村保子議員の動議に賛成いたします。 ○議長(真鍋修司議員) ただいま北村保子議員から議題となっております議案第51号については、委員会への付託を省略し、直ちに採決されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題とし、採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、本動議は可決されました。 したがいまして、議案第51号については、委員会への付託を省略し、直ちに採決に入ることに決定いたしました。 これより採決に入ります。 議案第51号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、議案第51号は原案のとおり可決されました。 日程第28 議案第52号 尼崎市教育委員会委員の任命についてから日程第30 議案第54号 尼崎市固定資産評価審査委員会委員の選任についてまで3案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 稲村市長。   (稲村和美さん 登壇) ◎市長(稲村和美さん) それでは、人事案件につきまして提案理由を御説明申し上げます。 最初に、議案第52号 尼崎市教育委員会委員の任命についてです。 このたび、濱田英世さんが令和2年3月31日の任期満了をもって退任されることに伴い、その後任として、長年国際交流に力を入れてこられ、現在、尼崎市国際交流協会の会長としても活躍されている太田垣亘世さんを適任と認め、任命したいと存じます。 次に、議案第53号 尼崎市公平委員会委員の選任についてです。 このたび、岡本英子さんの任期が令和2年3月31日をもって満了いたしますが、引き続き適任と認め、選任したいと存じます。 最後に、議案第54号 尼崎市固定資産評価審査委員会委員の選任についてです。 このたび、堀田勝己さんが令和2年3月31日の任期満了をもって退任されることに伴い、その後任として、兵庫県不動産鑑定士協会から推薦を受けました河内谷順さんを適任と認め、選任したいと存じます。 よろしく御賛同いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(真鍋修司議員) 説明は終わりました。 これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております3案については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、3案については、委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより3案を個別に採決いたします。 最初に、議案第52号を採決いたします。 議案第52号は、これに同意することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、議案第52号は、これに同意することに決定いたしました。 次に、議案第53号を採決いたします。 議案第53号は、これに同意することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、議案第53号は、これに同意することに決定いたしました。 次に、議案第54号を採決いたします。 議案第54号は、これに同意することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、議案第54号は、これに同意することに決定いたしました。 日程第31 尼崎市選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。 指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、議長において指名することに決定いたしました。 尼崎市選挙管理委員に、桝正さん、田中正喜さん、長崎寛親さん及び高田清十さんを、また補充員に、補充の順位に従い、高屋龍一さん、谷川正秀さん、石橋孝志さん及び宗秀一さんを指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま議長において指名いたしましたとおり、4を尼崎市選挙管理委員当選人と、また4をそれぞれ補充の順位に従い、補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真鍋修司議員) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました8が尼崎市選挙管理委員及び補充員に当選されました。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 今期定例会の会議に付議された事件は、全て議了いたしました。 この際、市長から挨拶のため発言を求められておりますので、これを許します。 稲村市長。   (稲村和美さん 登壇) ◎市長(稲村和美さん) 一言お礼の御挨拶を申し上げます。 去る2月21日に招集させていただきました今期定例会は、本日閉会を迎えることになりました。 長きにわたる期間、議員の皆様におかれましては、終始熱心な御審議をいただき、本当にありがとうございました。 とりわけ新型コロナウイルス感染症対策への御配慮もいただく中で、本日、急遽提案いたしましたその対策に係る追加の補正予算案につきましても速やかな御審議をいただき、心よりお礼を申し上げます。 市といたしましても、引き続き感染拡大の予防に全力で取り組むことはもちろん、令和2年度におきましても、ファミリー世帯の定住・転入促進に資するものを中心に、訪れたい、住んでみたい、住み続けたい、そして住んでよかったまち尼崎の実現に向けた取組をより一層推進してまいります。 議員の皆様におかれましては、なお一層の御支援と御協力をいただきますようお願い申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。 本当にありがとうございました。 ○議長(真鍋修司議員) 第16回尼崎市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 去る2月21日に開会以来、本日までの33日間、議員各位におかれましては、令和2年度予算をはじめ、上程されました多数の重要な案件について終始極めて熱心に御審議いただき、誠にありがとうございました。 特に今回は予期せぬ新型コロナウイルス禍での開催となり、各位には格別の御協力を賜りました。重ねて心から感謝申し上げます。 また、市長をはじめ理事者の皆様におかれましては、議会審議と並行して災害対策にも当たられ、多忙を極められたことと思います。誠に御苦労さまでした。 この後は、本定例会において議員各位から述べられました意見、要望事項につきまして真摯に受け止め、十分尊重されますとともに、令和2年度予算の執行をはじめ、市民福祉の向上とさらなる市政の発展により一層の熱意と努力をもって取り組まれますことをここで改めてお願い申し上げまして、閉会に際しましての挨拶といたします。 ありがとうございました。 これをもって、第16回尼崎市議会定例会を閉会いたします。               (令和2年3月24日 午前11時13分 閉会)-----------------------------------議長   真鍋修司議員   杉山公克議員   須田 和...