姫路市議会 2021-03-26
令和3年第1回定例会−03月26日-06号
令和3年第1回定例会−03月26日-06号令和3年第1回定例会
出 席 議 員 ( 46人)
1番 石 見 和 之 24番 汐 田 浩 二
2番 小 林 由 朗 25番 井 川 一 善
3番 白 井 義 一 26番 宮 本 吉 秀
4番 中 西 祥 子 27番 西 本 眞 造
5番 山 口 悟 28番 宮 下 和 也
6番 常 盤 真 功 29番 石 堂 大 輔
7番 井 上 太 良 30番 三 輪 敏 之
8番 三 和 衛 31番 酒 上 太 造
9番 金 内 義 和 32番 梅 木 百 樹
10番 竹 中 由 佳 33番 妻 鹿 幸 二
11番 村 原 守 泰 34番 三 木 和 成
12番 松 岡 廣 幸 35番 森 由紀子
13番 牧 野 圭 輔 36番 伊 藤 大 典
14番 苦 瓜 一 成 37番 谷 川 真由美
15番 大 西 陽 介 38番 坂 本 学
16番 江 口 千 洋 39番 今 里 朱 美
17番 東 影 昭 40番 杉 本 博 昭
18番 萩 原 唯 典 41番 阿 山 正 人
19番 竹 尾 浩 司 42番 八 木 隆次郎
20番 駒 田 かすみ 43番 蔭 山 敏 明
21番 有 馬 剛 朗 44番 山 崎 陽 介
22番 川 島 淳 良 45番 木 村 達 夫
23番 重 田 一 政 46番 竹 中 隆 一
───────────────────────────────
欠 員 (1人)
───────────────────────────────
事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 樫 本 公 彦
次長 上 田 憲 和
議事課長 岡 田 大 作
議事係長 川 嶋 秀 一
主任 榎 本 玲 子
主任 森 祐 輔
主事 赤 鹿 裕 之
主事 久 内 拓 馬
───────────────────────────────
会議に出席した市長、職員及び委員
市長 清 元 秀 泰
副市長 黒 川 優
副市長 高 馬 豊 勝
代表監査委員 甲 良 佳 司
教育長 松 田 克 彦
医監 北 窓 隆 子
技術管理監 志々田 武 幸
防災審議監 舟 引 隆 文
水道事業管理者 石 田 義 郎
市長公室長 和 田 達 也
総務局長 福 間 章 代
財政局長 三 河 美 徳
市民局長 沖 塩 宏 明
環境局長 井 上 泰 利
健康福祉局長 立 岩 眞 吾
こども未来局長 坂 田 基 秀
観光スポーツ局長 柳 田 栄 作
産業局長 佐 野 直 人
都市局長 三 輪 徹
建設局長 中 川 吉 郎
下水道局長 桑 原 秀 明
会計管理者 牛 尾 咲 子
消防局長 柏 原 浩 明
───────────────────────────────
議 事 日 程
第6日(3月26日(木)) 午前10時開議
〇開 議
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 諸 報 告
日程第3 議案第1号〜議案第11号及び議案第13号〜議案第45号
日程第4 閉会中継続審査申出の件(請願)
日程第5 議案第46号〜議案第48号及び議案第50号
日程第6 議案第49号
日程第7
議員提出議案第2号
日程第8
特別委員会設置の件
日程第9 閉会中継続調査申出の件
〇閉 会
〇
議長挨拶
〇
市長挨拶
───────────────────────────────
議 事 順 序
1 開 議
2
会議録署名議員の指名
3 諸 報 告
4 議案第1号〜議案第11号及び議案第13号〜議案第45号
(1) 一括上程
(2) 委員長報告
(3) 質 疑
(4) 討 論
(5) 採 決
5 閉会中継続審査申出の件(請願)
(1) 一括上程
(2) 採 決
6 議案第46号〜議案第48号及び議案第50号並びに議案第49号
(1) 一括上程
(2) 提案理由説明
(3) 質 疑(議案第49号)
(4) 討 論(議案第49号)
(5) 採 決
7
議員提出議案第2号
(1) 上 程
(2) 提案理由説明
(3) 質 疑
(4) 討 論
(5) 採 決
8
特別委員会設置の件
9 閉会中継続調査申出の件
(1) 一括上程
(2) 採 決
10 閉 会
11
議長挨拶
12
市長挨拶
午前9時55分開議
○
木村達夫 議長
おはようございます。
ただいまから本日の会議を開きます。
これより日程に入ります。
本日の日程は、お手元に配付しております
議事日程に記載のとおりであります。
──────────────────────
△日程第1
会議録署名議員の指名
○
木村達夫 議長
まず日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第79条の規定により、
小 林 由 朗 議員
竹 尾 浩 司 議員
金 内 義 和 議員
を指名します。
──────────────────────
△日程第2
諸 報 告
○
木村達夫 議長
次に日程第2、諸報告であります。
お手元に配付のとおり、
監査委員から監査の結果について報告がありました。
次に、3月24日までに受け付けました陳情は、お手元に配付の
陳情文書表のとおりであります。
以上で諸報告を終わります。
──────────────────────
△日程第3
議案第1号〜議案第11号及び
議案第13号〜議案第45号
○
木村達夫 議長
次に日程第3、議案第1号から議案第11号まで、及び議案第13号から議案第45号までをまとめて議題とします。
これより、委員会の審査結果について、委員長の
口頭報告を求めます。
登壇の上、ご報告願います。
文教・
子育て委員会委員長 井上太良議員。
◎
井上太良 文教・
子育て委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、3月12日、15日及び18日に
現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、
姫路市立白浜小学校相撲場の
新築工事についてであります。
令和2年度予算において建設された同相撲場については、当初、2,000万円から2,500万円程度を考えていたが、
両国国技館を模した
神明造りと同様の意匠を施したことなどにより実際には約6,200万円まで工事費が増大したものであります。
このことから、3月12日には、同相撲場のほか、
姫路市立高浜小学校及び
灘中学校の相撲場の
現地視察を行ったところであります。
委員会において、
白浜小学校相撲場の
建設費増大については、どのような経緯があり、誰の判断で建設の決定がなされたのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、当初、
教育委員会は
鉄骨造りにより相撲場を建設することとしていたが、
地元地域から伝統ある相撲場を復元してもらいたいとの要望書が提出され、また、
松岡議員からは純木造で
神明造りの相撲場の建設を求められたことにより、概算で約8,000万円の費用がかかることになったものである。
また、これらの要望への対応について、
教育委員会が両副市長に相談したところ、高馬副市長から
地元地域の要望に沿った意匠としつつも、できるだけ経費を抑えるよう指示があったことから、同相撲場は木造の
神明造りを模したものとすることに至ったものである、とのことでありました。
これに対し委員から、最終的な建設の判断に関わった高馬副市長や
決裁権者である黒川副市長から改めてその経緯を聞き取るとともに、予算の執行に関する疑義をただし、真相を解明する必要があるとの意見があったことから、3月18日に両副市長の出席を求めたところであります。
両副市長の説明によりますと、
当該地域が
中央卸売市場の移転再整備に伴い、
地元住民が負担を強いられている状況を酌み取り、同相撲場の整備に配慮されたいとの要望が
松岡議員よりあったことから、
中央卸売市場の移転再
整備事業に支障を来すことを懸念し、地元の要望に即した意匠とすることや当初予算の範囲内で対応することを指示したものである。
また、このたびの問題に対し、寄せられた種々の批判を真摯に受け止め、市民や議会の
教育行政に対する信頼を取り戻すことができるような
市政運営に取り組んでいきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、同相撲場は他の相撲場とは異なり、屋根を支える柱が垂直に土俵内に立っているため、使用した際に
子どもたちがぶつかりやすく安全性に課題があることや、
公立小学校の敷地内に特定の宗教を想起させる可能性がある意匠の建築物が存在することに市民が疑念を抱きかねないことなど、いまだ全ての問題が解決したとは言えないことから、それらの課題が解消されるまでは同相撲場の使用を控えられたいことを要望いたしました。
第2点は、議案第17号、
姫路市立高等学校在り方審議会条例についてであります。
同条例は、
市立高等学校の魅力及び
特色づくりの方向性や望ましい規模と配置などについて審議し、
教育委員会に答申するための審議会を設置しようとするものであります。
委員会において、
市立高等学校の望ましい規模と配置について
教育委員会はどのような方針を持っているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、現時点で
教育委員会としての方針が決定しているわけではないが、将来的に子どもの数が減少していくことは確実であるため、それを前提に
学校規模の縮小や統合に関する事項も含めて、同審議会で審議していく予定である、とのことでありました。
本委員会といたしましては、同審議会での
審議内容は、将来、
市立高等学校に入学する
小中学生にも大きな影響を与えると考えられることから、在校生とその保護者だけでなく、
小中学生やその保護者、また、
市立高等学校の
卒業生等の意見も踏まえ、審議を進められたいことを要望いたしました。
第3点は、
放課後児童支援員の
処遇改善についてであります。
委員会において、
放課後児童支援員の増員や
処遇改善については、今後どのように取り組もうと考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、安定した
放課後児童クラブの運営のため、週に30時間勤務できる1
号支援員の増員に努めたいと考えている。
また、
本市支援員の時給は県内の平均より低いことから、賃金の見直しを図っていきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、支援員を確保するためにも
関係部局と協議を行い、
処遇改善に取り組まれたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、1つに、姫路市
学校施設長寿命化計画の実施に当たっては、
姫路市立小中学校適正規模・
適正配置基本方針に基づき議論が進められている各学校の今後の統合にかかわらず、現時点で修繕すべき箇所は適切に
改修工事を行い、
子どもたちが学ぶ環境をしっかりと整えられたいことを。
2つに、姫路市就学前教育・
保育施設の
在り方方針(案)に関する
パブリック・
コメントの実施に当たっては、
市立幼稚園や
こども園でも周知を行うなど、現在子育てをしている人や子育てを経験した人の意見ができる限り多く得られるよう取り組まれたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
木村達夫 議長
厚生委員会委員長 中西祥子議員。
◎
中西祥子 厚生委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、3月12日及び15日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、本市の
各種計画案に係る
市民意見の
募集方法についてであります。
令和3年度を初年度とする姫路市
市民活動・
協働推進事業計画、姫路市
消費者教育推進計画、及び姫路市生涯
現役推進計画の策定に向けて、各計画の素案に関する
パブリック・
コメントを実施したところ、いずれの計画においても
提出意見が少数であったものであります。
委員会において、市民が市政について意見を述べられる機会は、
計画策定に当たり設置される
審議会等の
公募委員への応募や、
パブリック・
コメントの活用等があるものの、より多くの市民から意見を得るための方法について検討する必要があるのではないのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
パブリック・
コメント制度は、寄せられた意見を反映させることでよりよい計画にすることができる有意義な取組であると認識していることから、市民が市政への関心を深めるとともに、
パブリック・
コメントに興味を持ってもらえるような仕掛けをつくりたいと考えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、本市が策定する
各種計画案に目を通し、書面等により意見を提出してもらうのは容易なことではないと思われることから、おのおのの計画に関わりの深い団体に説明会を開催するなど、積極的に市民から意見を聞くように努められたいことを要望いたしました。
第2点は、姫路市
障害福祉推進計画についてであります。
同計画は、
障害福祉行政の一層の推進を図るため、
学識経験者や
障害者団体の代表者、
公募市民等で構成する
策定会議を開催し、
障害当事者や市民等の意見・意向の把握と反映に努めつつ策定するものであります。
委員会において、
障害当事者の意見を同計画に反映させるため、
障害者団体の代表者を
策定会議の委員としているにもかかわらず、
障害者団体の代表者から、会議で意見を出しても計画に反映されないとの声を聞くが、問題があるのではないのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
策定会議において指摘された事項については、庁内で検討した上で計画に意見を反映させて次回の
策定会議へ臨んでいるが、そのような意見があるということであれば、
策定会議で出た意見等が計画に反映できているのか再度確認したい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、障害者の意見を丁寧に拾い上げて、
障害福祉サービスの充実や
差別解消等が実現できるように取り組まれたいことを要望いたしました。
第3点は、
生活保護受給者への対応についてであります。
委員会において、
コロナ禍により、
ケースワーカーは
生活保護世帯への
家庭訪問を自粛し、電話等による
生活状況の確認にとどめているとのことであるが、
新型コロナウイルスの流行が続く中、今後、各家庭の
状況把握等についてはどのように行おうと考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、兵庫県の
緊急事態宣言が解除された後、3月上旬からは、自宅に居住する世帯については
家庭訪問を再開する一方、入院患者や
福祉施設入所者等については
新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクが高いことから、引き続き訪問を差し控えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、本市の
ケースワーカーは国が標準としている世帯数を超えて受け持っている上に、
生活保護受給者と直接会って相談等に応じることができない期間が続いたことで、
訪問再開後の面談は
ケースワーカーに大きな負担がかかると思われることから、積極的に
ケースワーカーの確保に努めるとともに、
生活保護受給者からの相談等については丁寧に対応されたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
木村達夫 議長
経済観光委員会委員長 今里朱美議員。
◎
今里朱美 経済観光委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、3月12日及び15日に
現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、議案第21号、姫路市環境ふれあい
センター条例の一部を改正する条例についてであります。
本議案は、姫路市環境ふれあい
センターの
エレベーター設置工事に伴い、会議室の一部を通路に変更することから、面積が減少する会議室の使用料を減額変更しようとするものであります。
委員会において、会議室の形状を変更するとのことであるが、どのような工事を実施するのか。
また、工事にはどの程度の期間を要するのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、同
センターの建物の外部に
エレベーターを設置する計画であり、建物の2階部分において、
エレベーターから
建物中央のホールまで移動する通路が必要となるため、会議室の一部を通路に転用するものである。
また、工事の完了は令和3年8月10日を予定している、とのことでありました。
本委員会といたしましては、
エレベーターの設置は
バリアフリーに配慮したものだと思うが、同
センターは建築から年数が経過しており、複数ある
和式トイレなど、
エレベーター以外の部分についても高齢者や障害者など、誰もが利用しやすいよう
バリアフリーに対応した
施設改修を検討されたいことを要望いたしました。
第2点は、議案第40号、
中央卸売市場場外施設用地の処分についてであります。
当該土地は、当初、現市場の
場内事業者3社が
中央卸売市場場外施設用地として購入し、
水産関連施設や冷蔵庫を整備する予定であったものの、
市場移転先用地において
土壌汚染の問題が発生したため、
専門家会議の意見を踏まえ、
土壌汚染対策を行うため、
市場用地に併せて本市が購入したものであり、このたび、
土壌汚染対策が完了し、新
市場建設工事も進捗したことから、3社に売却するものであります。
委員会において、
当該土地を
市場移転先用地と併せて
土壌汚染対策を実施したのであれば、その経費を面積で案分し、
当該土地の
売却価格にも加えるべきであると考えるが、
売却予定価格についてはどのように決定しているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
売却予定価格は
当該土地の現在の
不動産鑑定による金額であり、
鑑定価格は
当該土地の取得金額に
当該土地に要した
土壌汚染対策の経費を加えたものよりも高額となっている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、
売却予定の3社は
当該土地と併せて
にぎわい拠点施設用地を購入することで、
中央卸売市場場外施設用地の一体的な整備を行う予定であったものの、3社から購入辞退があり、
にぎわい拠点施設用地については、
公募型プロポーザル方式により用地の整備・
運営事業者を募集することになっている。
本議案の3社への土地の処分に当たっては、隣接する
にぎわい拠点施設用地の整備において一体的な整備が可能となるよう、3社が
整備予定の
水産関連施設などの適切な情報提供をしっかり求められたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、1つに、姫路市
環境基本計画(案)において、低炭素から脱炭素に文言を修正しているが、僅かな言葉の違いではあるものの、それにより本市の取り組むべき施策が変わってくると思われることから、しっかりとその方向性を見定めて取組を進められたいことを。
2つに、アクリエひめじの開館に先立ち実施する
文化団体体験会については、市内から32の
文化団体を公募するとのことであるが、幅広く様々な分野の団体が新ホールを体験できるようしっかりと選定されたいことを。
3つに、
中央卸売市場移転再整備に関連する事業については、本会議や委員会において様々な問題が判明したが、
中央卸売市場は本市全体の市場であることから、特定の地域の利益だけではなく、全ての市民の利益を考えてしっかりと事業を進められたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願いを申し上げて、報告を終わります。
○
木村達夫 議長
建設委員会委員長 常盤真功議員。
◎
常盤真功 建設委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、3月16日、17日及び18日に
現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、姫路市
総合交通計画の策定についてであります。
委員会において、今後、同
計画策定に関する
パブリック・
コメントを実施するとのことであるが、
パブリック・
コメント以外の方法で
地域住民の意見を直接聞くような取組は行っているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
地域住民の意見を直接聞くことの重要性は認識していることから、現在、
地域公共交通を優先的に導入すべき地域については、
自治会単位で
コミュニティバス、
デマンドバスの説明会を実施するとともに
意見交換を行っており、また、市街地についても
出前講座等を活用して
地域住民の意見を吸い上げている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、子育てをしている世代や高齢者、さらには
子どもたちも含めた
ワークショップ等を開催し、
地域ごとにどのような
公共交通が必要か、幅広い世代から意見を集められたいことを要望いたしました。
第2点は、
白浜市場線東ルート整備事業についてであります。
委員会において、新市場の整備により、周辺道路の交通量が大きく増加することから、渋滞や騒音、振動を緩和するために同ルートを整備するとのことであるが、渋滞や騒音、振動については数値的な根拠があるのか。
また、
東ルートについて検討した際、別の
ルート案は出されなかったのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、渋滞や騒音、振動に関する数値等の根拠は持っていないが、新市場の整備により交通量は増加するものと考えており、主要事業である
中央卸売市場の移転再整備を円滑に進めるための地元対策として必要な事業だと考えている。
また、東側アクセスルートについては、平成30年3月に4つの
ルート案を提示し、道路線形や整備による沿道への影響、早期実現性、経済性などを総合的に評価し、現在の
東ルートとすることを建設局の方針として決定したものである、とのことでありました。
本委員会といたしましては、渋滞や騒音、振動の数値的な根拠もなく、白浜地区への新市場整備に伴う地元対策という理由だけで同事業を進めることについては賛成することはできないことから、同事業を進めるに当たっては事業実施のための確かな根拠を示されたいことを。
また、平成30年の時点で複数のルートを検討していたにもかかわらず、これまで同事業の内容について議会に説明がなかったことに強い不信感を持つことから、今後、同事業に関することについては隠すことなく全て議会に説明されたいことを強く要望いたしました。
第3点は、東部析水苑敷地内のグラウンドについてであります。
委員会において、同グラウンドはどのような経緯で整備されたのか。
また、現在、同グラウンドを特定の少年野球チームが事実上、専用グラウンドとして使用していることに問題はないのか、との質問がありました。
当局の答弁によりますと、白浜地区への市場整備に伴う工事によって浜手緑地の公園が使用できなくなったことから、代替のグラウンドを整備してほしいとの要望が地元から産業局に出され、当該要望について産業局から相談を受けて協議した結果、建設局がグラウンドを整備し、下水道局が国へ未利用地の目的外使用の報告を行ったものである。
また、市場整備により大きな影響を受ける4つの地区が、それぞれソフトボールをすることができる広さを持ったグラウンドを兼ねた多目的広場として使用する報告を国に対して既に行っていることや、公共下水道の終末処理場という周辺環境に影響を及ぼすおそれのある施設の未利用地を地元で有効に活用してもらうという観点においても、野球の専用グラウンドとしての使用はやむを得ないことと考えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、新市場の整備を理由に地域の要望をそのまま受け入れ、税金を投入してグラウンドを整備し、一部の地域にのみ使用させることは、地元への過剰な優遇だと考えることから、今後このような過剰な要望に対しては、幹部職員が毅然とした態度で臨まれたいことを。
また、同グラウンドについては、特定の団体の専用使用とするのではなく、観光スポーツ局とも連携して、練習場所に困っているほかの少年野球チームも使えるようにするなど、活用方法を検討されたいことを要望いたしました。
第4点は、アクリエひめじのオープニングシリーズについてであります。
委員会において、アクリエひめじの開館に向けて、同施設のPRをどのように行っていくのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、現在、ほかの施設で行われている展示会へのPRブースの出展やラッピングバス、電車内広告などを通じて施設のPRに努めているほか、竣工後の写真なども活用してアクリエひめじのスペックや特徴をPRするなど、開館に向けて知名度を向上させていきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、滞在型観光にもつながるPRとなるよう、アクリエひめじ周辺のホテルや観光情報についても併せて情報提供することを検討されたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、キャスパ地下駐車場について、令和4年に新たな指定管理者を選定する際には、駐車場利用者のサービス向上につながるような仕組みづくりを併せて検討されたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
木村達夫 議長
予算決算委員会委員長 三木和成議員。
◎三木和成 予算決算委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について3月10日及び11日に各局から説明を受け、12日から18日までの5日間にわたり各分科会を開催し、さらに22日に各分科会から報告を受け、慎重に審査しました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について、概要を報告するとともに、本委員会としての要望を申し上げますので、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
まず、議案第1号、令和3年度姫路市一般会計予算について、建設分科会の審査結果をご報告いたします。
その1つは、公園施設費中、市単独事業費3億8,
106万9,000円のうち、浜手緑地・白浜地区に設置予定の時計台についてであります。
分科会において、6,000万円を予算計上し、浜手緑地・白浜地区に時計台を設置する予定とのことであるが、時計台の設置について要望を受けた際、建設局として公園にからくり時計が本当に必要と考えたのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、平成31年1月に地元自治会から要望があった、日本の音風景百選にも選ばれた、だんじり太鼓の音色が流れる時計台を設置する方向で考えてはいたものの、その後に要望があったからくり時計については疑問を感じたことから、
地域住民の意見を幅広く聞くために改めて協議する場が必要であるとのことでありました。
これに対して、委員から、JR姫路駅前や姫路城など多くの観光客が集まる場所にからくり時計を設置するのであればまだ理解もできるが、地域の公園に高額なからくり時計を設置する必要性はないことから、からくり時計の設置は認めることはできない、との意見がありました。
その2つは、公園施設費中、市単独事業費3億8,
106万9,000円のうち、浜手緑地・白浜地区の公園整備についてであります。
分科会において、令和2年度末までに同地区の公園整備に約6億2,000万円の予算が執行されているが、令和3年度以降においてもさらに整備を続ける考えなのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、浜手緑地・白浜地区の公園整備には、新市場の整備を滞りなく進めていくための地元対策という目的があり、地元自治会との協議の結果、約8億3,000万円の予算をかけて整備を行うことが決定しており、これまでに大型複合遊具などを設置したものである。
今後は、主に公園西側の園路補修や老朽化した日陰棚の建替えを実施していきたい、とのことでありました。
これに対して、委員から、新市場は地域を活性化する施設でもあり、迷惑施設には該当しないと思われる。
新市場整備のためとはいえ、同地区に対する過度な予算執行は適切ではないことから、同公園西側の整備は見直しされたい、との意見がありました。
その3つは、公園管理費中、維持管理費4億6,202万8,000円についてであります。
分科会において、市議会議員の不当要求行為に関する調査特別委員会で問題となった公園のフェンスのかさ上げについて、令和2年度に128万7,000円を投じて公園北側のフェンスが改良されたが、令和3年度も引き続き整備を行う予定はあるのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、同公園については、北面と南側のフェンスのかさ上げ要望が出されており、北側は住宅に面していたため、令和2年度に早急に対応したが、南面については、公園の使用方法について啓発を行うとともに、地元と協議を行いながら整備の必要性を慎重に検討していきたい、とのことでありました。
これに対して、委員から、同公園内にはバット等でのボール打ち禁止などの看板が設置されており、さらなるフェンスのかさ上げが必要であるとは言えないことから、これ以上同公園のフェンスのかさ上げのための予算は認められない、との意見がありました。
以上3点のほかに、建設局の予算審査を通じ、白浜地区への新市場整備を背景とした、不必要と思われる事業への予算計上や過去の不適切な予算流用が判明するとともに、一部の強い要望により行政運営がゆがめられ、財政規律に大きな乱れが生じていることが明らかになり、行政と市議会との信頼関係は大きく損なわれています。
また、本事案は建設分科会以外の部局にも関連する問題があり、建設分科会だけでこれ以上十分な審査を行うことができないため、新たな特別委員会を設置して調査を行うべきである、との意見もありました。
建設分科会報告に対して、委員から、このままでは当初予算の採決は非常に難しい状況となっているため、責任者である市長に本委員会への出席と発言を求めてはどうか、との意見があったことから、議長から市長に対して申入れを行い、本委員会への出席を求めたものであります。
市長の発言によりますと、予算決算委員会の各分科会における審議において、予算執行の在り方、とりわけ、
松岡議員の要望等に起因すると推測される不適切な予算の執行に対して、多くの指摘や意見があり、極めて厳しい批判を受けたことについて、予算案の調製を行う最高責任者である市長として真摯に受け止め、お詫びをしたい。
今後、設置される特別委員会において審議の対象となる案件については、一時執行を留保し、当該案件の執行を行う前に、議会に丁寧な説明を行い、理解を得た上で執行することを約束する、とのことでありました。
続いて、他の分科会関係について申し上げます。
総務分科会関係につきましては、第70款、寄附金中、ふるさとひめじ応援寄附金についてであります。
分科会において、ふるさと納税による本市への寄附金として1億円を見込んでいるが、同寄附金による収支についてどのような想定をしているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、令和2年度は、ふるさと納税に関して様々な取組を行った結果、令和3年2月末時点で寄附額は約6,800万円であったことから、令和3年度は、寄附額1億円を目指して取り組むものである。
しかしながら、
コロナ禍における影響等に加え、他の自治体のふるさと納税も伸びており、本市における同寄附金の最終的な収支は約2億円の赤字が想定されることから、同寄附金の啓発だけでなく新たな商品開発にも取り組みたい、とのことでありました。
文教・子育て分科会につきましては、予算の適正な執行についてであります。
分科会において、令和2年度予算で、
姫路市立白浜小学校相撲場に関する小学校費の付属施設
整備事業費について、令和3年度は約2億1,000万円を計上しているが、どのような工事を予定しているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、主なものとして、手柄小学校及び飾磨小学校の屋上防水
改修工事や大津小学校、上菅小学校及び香呂小学校の防火設備
改修工事、太市小学校、城東小学校、城北小学校、船場小学校、野里小学校及び広畑第二小学校の空調設備更新工事並びに坊勢小学校のポンプ室
改修工事等である、とのことでありました。
本委員会としましては、これらの工事以外にも緊急に対応する必要がある工事や各学校が長年要求している工事などがあると思われることから、当該予算の執行に当たってはしっかりと各学校にヒアリングを行うとともに、
子どもたちの安全・安心を第一に考え、適時適切に執行されたいことを。
また、学校現場では少額の備品購入についても予算が確保できず苦慮している状況もあることから、
子どもたちのために尽力している学校の教職員の思いを酌み取り、予算を適正に各学校に配分されることを要望いたします。
次に、厚生分科会について、第1点は、
新型コロナウイルス感染症対策事業費についてであります。
分科会において、新型コロナワクチンの接種に関して、ワクチンの小分けや接種医療機関への配送方法についてどのように考えているのか。
また、訪問看護等を利用している自宅療養者に対してはどのように接種させようと考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、ワクチンの小分けから医療機関への配送、及び配送スケジュールの変更への対応等については、一括して委託する予定ではある。
また、自宅療養者への接種については、訪問診療を数多く実施している医療機関は効率的なワクチンの使用が可能であると思うが、数人に対してのみ訪問診療を行っている医療機関については、その実施方法を今後検討していくこととしている、とのことでありました。
第2点は、新規事業である不妊治療ペア検査助成事業についてであります。
分科会において、同助成事業を申請するに当たり、所得制限などは設けているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、同事業は兵庫県から補助を受けて実施する事業であり、県において、夫婦の合計所得額が400万円未満である者を対象としている。
しかしながら、国が不妊治療の公的医療保険適用の方向性を示していることから、国の動向を注視しつつ、所得制限について検討する必要があると考えている、とのことでありました。
本委員会としましては、結婚当初は共働きの場合が多く、合計所得額が400万円以上の夫婦は多いと思われることから、より検査を受けやすくするためにも所得制限について検討することを要望いたします。
経済観光分科会については、書写山観光施設
整備事業費についてであります。
同事業については、1億3,500万円の予算が計上され、書写山観光施設旧山上駅の整備が計画されております。
分科会において、書写山は姫路城に次ぐ本市の主要な観光資源であり、眺望や避難スペースにも配慮しなければならないと思うが、どのような方針で整備を行おうとしているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、書写山が本市の貴重な観光資源であることを十分に認識した上で、老朽化した現施設を速やかに解体撤去し、今後のインバウンドの回復に備えて、しっかりと観光客の受入れができる環境を整備していきたいと考えている、とのことでありました。
次に、議案第2号、令和3年度姫路市卸売市場事業特別会計予算についてであります。
本特別会計については、今定例会の本会議において、
中央卸売市場移転に伴う地元対策として、東部析水苑のグラウンドで使用されるバックネットの整備費用が、令和元年度の工事請負費から不適切に支出されていたことが判明したところであるが、令和3年度の工事請負費900万円でどのような工事を予定しているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、令和3年度の同事業費については、消防設備等の改修や仲卸店舗他壁面塗装等の経費を計上しているものであり、新市場のオープンを令和4年度末に控え、現市場の業務維持に必要な
改修工事を実施する予定である、とのことでありました。
本委員会としましては、地元対策は大切ではあるが、同事業費の予算執行に不適切な部分があることが判明し、財政規律の乱れを感じている。
本来の市場管理に必要な事業が確実に実施できるよう、適正な予算執行を徹底されたいことを要望いたします。
以上のとおりであります。
議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
木村達夫 議長
総務委員会委員長 重田一政議員。
◎重田一政 総務委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、3月16日及び17日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、適正な行財政運営についてであります。
このたび、令和2年度姫路市一般会計予算において、
白浜小学校相撲場の
新築工事及び白浜市場線
東ルート整備に係る移転補償において、予算の流用などがあったことが判明したところであります。
委員会において、両案件に関しては財政課合議が必要であったと考えるが、本市の財政を担う立場としてどのように判断し、予算の流用等を認めたのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、所管課からの合議の際には事業内容等の確認を行っているものの、2つの案件に関しては、高馬副市長から指示があったため、それに従ったものである、とのことでありました。
これに対して、委員から、どのような理由で予算の流用を認めるよう指示を出したのか、当該副市長に説明を求めたい、との意見があったことから、後日、高馬副市長の出席を求めたものであります。
副市長の説明によりますと、白浜地区に関係する事業については、市場の移転に伴う地元への負担や周辺環境への影響、また、当初からの地元自治会との約束もあり、要望には一定の配慮を行うことを基本的な考え方としていた。
しかしながら、地元や
松岡議員からの強い要望もあり、一定の配慮を超え、流用等による他の事業などへの影響を考えることなく、市場整備のために協力してほしいと、私から財政局に指示を出したものである、とのことでありました。
本委員会といたしましては、自らの職責を果たすため、不当な圧力にも耐えながら必死に業務に取り組んでいる職員も多くいる中、今回のように、上司からの命令により不適切な対応を求められ、結果的に職員間での信頼関係がなくなっているように感じる。このような状況を立て直し、本市の正常な行財政運営を行うためにもしっかり対処されたいことを要望いたしました。
第2点は、白浜糸引八木地区対策協議会への対応についてであります。
同対策協議会については、同地区の工事を受注した業者から1%の協賛金を求め、それを活動の原資として、国や市への要望など様々な活動を行っているとされております。
また、市の工事を発注した原課から受注業者に対し、同対策協議会への挨拶の指示が出されていたとの情報があり、職員倫理課を所管する総務局に対する委員会審査において、その実態について確認を行ったものの、関係職員及び事業者からの聞き取りでは、自治会長等への挨拶を指示したとの回答であったとの説明がありました。
委員会において、同対策協議会に対して、今後、市としてどのように対応していこうと考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、同対策協議会については、あくまで任意の団体であり、今後の対応について総務局だけで判断するのは困難であることから、これから市としての対応を検討していきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、各自治会と同様、任意の団体であることを理由に、このような団体を認めてしまうと、今後、類似の団体が組織され、国や市に対して要望を行うおそれもあることから、団体要望の在り方についてしっかり整理を行うとともに、全ての部署で統一的な対応を取れるよう対策を講じられたいことを要望いたしました。
第3点は、防災行政無線の災害を想定した対応についてであります。
防災行政無線については、令和2年12月に整備を終え、約1か月間の試験放送を経て、令和3年4月から本格運用を開始するものであります。
また、令和3年2月からは、同無線を利用し、
新型コロナウイルス感染症への注意喚起を行ってきたところであります。
委員会において、毎日決まった時刻に市内の感染状況を放送していたが、屋内ではその内容を聞き取りにくい状況にあった。
今後、屋外拡声子局の増設及びその設置高や向きの調整など、戸別受信機の配布も含め、屋内でも放送が聞こえるように対策を行う予定はあるのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、屋内では放送が聞き取りにくいため、防災行政無線を補完する手段として、これまでのメール配信やテレビ、ラジオなどに加え、登録制電話・ファクス配信サービスなどの新たな情報伝達ツールで災害等の情報を取得してもらうことを考えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、災害等により大規模な停電が発生すると、テレビや固定電話などの機器が使えない場合があり、防災行政無線しか機能しない状況も考えられることから、少なくともサイレンの音は聞き取ることができるよう対策を講じられたいことを要望いたしました。
第4点は、行財政改革の推進体制についてであります。
本市は、平成28年3月に策定した姫路市公共施設等総合管理計画の中間見直しに当たり、公共建築物の長期的な方針を「
計画策定時から40年間で施設の床面積総量の20%削減を目指す」と改めたものであります。
委員会において、このたびの改訂では、具体的な目標数値が提示され、市長の思いが強く表れているように感じるが、現在の行財政改革推進課の体制で、この目標を達成できると考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、5年ごとの計画見直しにおいて、公共施設の新築や改修等に積極的に関わりながら、床面積の削減に努めていきたい。
また、組織体制については、ロードマップに基づき個別実施計画を策定していく中で、組織の形についても検討していきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、目標の達成には、公共施設の複合化や集約化に積極的に取り組む必要があるが、総論には賛成しても各論には反対するなど、様々な意見が出てくることが考えられ、現在の体制では無理があることから、組織体制の充実・強化を図られるとともに、財政局への移管も検討されたいことを、要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
木村達夫 議長
以上で委員長の
口頭報告は終わりました。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
これより、討論に入ります。
発言の通告に基づき指名します。
14番 苦瓜一成議員。
◆苦瓜一成 議員
日本共産党議員団を代表して、上程中の議案第1号、議案第4号及び議案第6号に反対の立場で討論を行います。
議員の皆様方のご賛同をお願いします。
本定例会は、3月4日、代表質問初日に
松岡議員に対する議員辞職勧告の全会一致での議決があり、3月18日には高馬副市長が一連の責任を取るとして、任期中途での辞職を表明しました。
3月22日神戸新聞の正平調は、「姫路市の混乱が収まらない。行政は公平を旨とする。事業の可否や順位を決める際は、万人を納得させる根拠や過程が必要だ。」と書いています。3月22日の予算決算委員会に市長が出席して一連の事態の釈明を行うなど、異例の展開となっています。
まず、議案第1号、令和3年度姫路市一般会計予算に反対します。
この予算には、新生児臨時特別給付金の支給継続、新婚世帯への新生活支援の創設、ピオレ姫路に子育て支援拠点施設を開設、妊産婦のタクシー利用への支援創設、不登校児童・生徒に対応する出張型の適応指導教室創設など、市民要求に応じる前進した施策も計上され、これらについては評価します。
しかし、昨年来の未曾有の
コロナ禍の下、安倍、菅政権の経済政策で超富裕層は資産をこの1年で2倍にし、大企業が内部留保を464兆円までため込む一方、
コロナ禍で解雇、雇い止めが9万人を超えたと厚労省が発表しています。
9年連続で軍事費を増大させながら社会保障費を削る国民いじめの国の冷たい予算から、市民の暮らし・福祉を守る立場に立った予算とは言えません。
反対の第1の理由は、
新型コロナウイルス感染症の影響によって財政状況が厳しい中にあっても、不要不急の大型公共事業と大企業誘致を推進する予算となっていることです。
神戸市西区から太子町を結ぶ約50キロメートルの播磨臨海地域道路の整備促進では、内陸・加古川ルート帯の約36キロメートルを、当面都市計画・アセスを進める区間としており、この早期整備に向けて取り組むとして、関連を含めて3,588万1,000円を計上しています。
そもそも、この道路計画は高度経済成長期に甘い需要予測による無駄な大型公共事業の典型的な計画です。急激な人口減少と自動車保有台数減少が進んでいる中、半世紀も前に策定された計画を強引に進めていることには合理性がありません。
また、産業立地促進費に9億7,312万円が計上されています。2020年度予算では11億1,203万8,000円を計上したものの、本定例会に3億5,924万円の減額補正が提案されています。中小企業への支援は必要と考えますが、大企業への優遇策は必要ありません。地元の中小企業の支援こそに重点を移すべきです。
反対の第2の理由は、
コロナ禍による税収減を踏まえるとして、先送りまたは再検討によって予算化しなかった事業の中に、休日・夜間急病
センターの耳鼻科ユニット更新、ちびっ子広場公園整備、高規格救急車の更新、アスベストアナライザーの購入など住民福祉に直結する事業も多く含まれています。これらは反対の第1の理由に挙げた事業経費の削減で十分実施できると考えます。
また、コロナウイルス感染拡大を押さえ込むためのPCR検査の抜本的拡充の予算が計上されていません。全国的には
緊急事態宣言が解除になっていますが、変異株の感染事例が増加するなど、感染再拡大の危険性をはらんだ緊迫した状況が続いています。
3月5日に改定された政府の基本的対処方針に、無症状者に焦点を当てた幅広いPCR検査の実施が書き込まれました。ところが、これらに対応する予算の計上がありません。さらに、保健所の機能強化が求められていますが、保健師などの専門職の増配置が明確になっていません。
反対の第3の理由は、市民の理解が得られたとは言えないマイナンバー制度をより一層推進する予算となっていることです。
菅政権はデジタル改革を看板政策に掲げ、関連法案が国会で審議されています。この法案関係資料に45か所もの誤りが指摘され、デジタル化推進の拙速さが危惧されています。
このデジタル化推進の鍵は、現在、税、社会保障、災害対策に限定されているマイナンバーの利用範囲の拡大です。法案は医師、看護師免許の事務や保育士の登録など国家資格保有者に関する業務をマイナンバーで行われるようにしています。公的給付金の受給者をはじめ、預貯金口座のマイナンバーへのひもづけも促進します。
これらの動きに呼応して、本予算案にはマイナンバーカードの普及促進に8億7,422万円が予算計上されていますが、姫路市民へのマイナンバーカードの交付済みは14万2,800人、制度開始から5年半が経過しても、ようやく市民の4分の1を超えたところです。まだまだ、市民の理解が得られていない状況を表しています。
姫路市は政府の方針に従い、2022年度末にマイナンバーカード100%取得を打ち出し、カード所有者に様々な特典を与える施策を用意しています。
例えば、新婚世帯への新生活支援事業は評価できる施策ですが、マイナンバーカード所有の有無で5万円もの差をつけています。本来任意取得の制度を行政サービスの不公平な運用まで行ってのマイナンバーカードの押しつけはやめるべきです。
反対の第4の理由は、予算決算委員会建設分科会長報告にあった浜手緑地・白浜地区設置の予定の6,000万円が予算計上されている時計台、同公園西側の整備、百条委員会で問題となった公園フェンスのかさ上げについての3点の予算執行については、本日、本会議で設置される予定の特別委員会において審査されることになりますが、我が党議員団は、特別委員会の結論を待つまでもなく、これらの執行は到底容認できません。
新
中央卸売市場の整備に伴う
地域住民の生活環境を守るための対策は必要ですが、特定の地域への度を越した投資は認められません。
反対の第5の理由は、兵庫県からの教育費委託金が見込めなくなり、小、中学校、義務教育学校、特別支援学校での姫路まなび応援スタッフ、スクール・サポート・スタッフの配置に係る2億3,000万円余りの予算が執行できなくなるということです。
この事業予算は、財源の全額を兵庫県からの委託金を充当しています。ところが、兵庫県議会が3月22日に議決した2021年度兵庫県予算には委託金相当の予算は計上されていません。兵庫県の予算が明らかになった段階で、県支出金から基金を取り崩すなどして、一般財源を充当することに変更した補正予算案を提出するべきではありませんか。
反対の第6の理由は、職員の雇用は正規を原則に、必要な職員数はしっかり確保し、自治体として民間企業の手本となるべきだからです。姫路市は行財政改革の下、正規職員を減らし続けてきました。
2006年4月に4,026人だった正規職員数は、2020年4月で3,745人となっています。この14年で280人以上も人員削減したことになります。
地方分権推進によって国、県からの移譲事務が増加しているにもかかわらず、正規職員を減らし、非正規職員への置き換えが進みました。今年度からは会計年度任用職員制度になりましたが、その勤務条件は昨年度までの臨時的任用職員のそれとほとんど変わらないものとなっています。
内閣府資料では自治体職員の非正規職員の比率が全国平均で18%ですが、姫路市は38%にも達しています。自治体職員は正規雇用を原則とし、民間企業の模範となるべきです。
以上の理由により、議案第1号に反対します。
続いて、議案第4号、令和3年度姫路市国民健康保険事業特別会計予算に反対します。
本市の国民健康保険加入状況は、2021年2月末現在10万7,438人、6万8,666世帯ですが、年間所得200万円以下の世帯が全体の80%を占め、国民健康保険料は減免制度はあるものの、所得の1割を超えています。保険料の負担が重くのしかかり、滞納している世帯が13%を超えています。
滞納による短期証が、2月末現在で1か月短期証が2,049世帯、2か月短期証が53世帯、窓口留め置きが1,193件もあります。これでは、国民皆保険制度と言いながら、いつでも誰でもが必要な医療を受けられる状況にはありません。特に、コロナウイルス感染症パンデミックの状況下、熱があって不安になっても窓口負担が気になって、すぐに病院へとなりません。
よって、議案第4号に反対します。
最後に、議案第6号、令和3年度姫路市後期高齢者医療事業特別会計予算に反対します。
後期高齢者医療制度は、75歳という年齢だけでこれまでの医療保険から切り離し、年齢によって受けられる医療を抑制する医療差別制度です。
2021年2月末現在で、被保険者数は7万1,680人で、保険料滞納による3か月短期証の発行が同じく2月末現在で127人となっています。差押えも2月末で11件も行われています。
年金が減らされ続ける中で、保険料の負担は大きくなるばかりです。その上、窓口負担が2割にされようとしています。高齢者の生活を圧迫する後期高齢者医療制度は廃止すべきです。
よって、議案第6号に反対します。
以上、議員の皆様方のご賛同をお願いいたしまして、討論を終わります。
○
木村達夫 議長
36番 伊藤大典議員。
◆伊藤大典 議員
議案第31号に反対し、意見を述べさせていただきます。
姫路のまちの魅力とは何なんでしょうか。いま一度皆さんに考えていただきたいと思います。
この都市景観条例の改正は、姫路駅からお城に向かう東はみゆき通りから西は大手前通り一筋西の中ノ門筋との間に、最大50メートルもの建物を建てられるようにしようとするものです。
お城に向かう大手前通り沿いに、それほど高い建物が必要でしょうか。
都市景観条例の第1条には、「歴史文化的資産、美しい自然と都市が調和した未来につながる姫路らしい都市景観の形成を図り、もって市民ひとりひとりが愛着、親しみ、誇りを感じる美しいまちの実現に資することを目的とする。」と書かれており、特に第14条の2においては、「市は、景観計画において、重点的に歴史的町並み景観の形成を図る必要があると認める区域を歴史的町並み景観形成地区とし、当該区域に係る必要な事項を定めることができる。」と規定されています。
今回の議案は、都市景観条例の趣旨を踏みにじる形で改悪しようとするものと言わざるを得ません。
また、姫路城は1993年12月に、法隆寺とともに日本で初めて世界文化遺産に指定されたのは、皆様ご承知のとおりです。
世界遺産には、登録資産であるコアゾーンを保護するために利用制限区域があります。今回対象となる地域は、この利用制限区域と言われるバッファゾーン内にあります。
改正議案は、大阪の御堂筋のように、都市景観をどう形成するかと考える手法です。しかし、お城に向かうバッファゾーン内はあくまで歴史景観をどう守るかという観点から考えることが重要だと思われます。
少なくとも、30年、50年、いや100年先の未来の姫路市民のためにも、世界遺産である姫路城周辺の景観を守っていくべきであり、もっと低く制限しようとする条例改正ならともかく、その逆です。
この条例改正は、慎重に検討を重ねていただきたい。将来に禍根を残さないためにも、いま少し立ち止まってじっくり考えていただけないでしょうか。
現実に、ドイツのドレスデン・エルベ渓谷は、斬新なデザインの橋ができたことで、世界遺産を抹消されました。ケルンの大聖堂は、高い建物が計画されたことで、抹消されかけました。
皆さんも、姫路城はいつまでも世界文化遺産であってほしいと思っておられることと思います。
そういう意味で、第31号には反対します。
冷静に考えていただきますようお願いし、発言を終わります。
○
木村達夫 議長
以上でご発言が終わりましたので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
まず、議案第2号、議案第3号、議案第5号、議案第7号から議案第11号まで、議案第13号から議案第30号まで、議案第32号から議案第39号まで、及び議案第41号から議案第45号まで、以上39件をまとめて採決します。
本件は、委員長報告のとおり可決または同意することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決または同意されました。
次に議案第40号を採決します。
本件は、委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に議案第31号を採決します。
本件は、委員長報告のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
木村達夫 議長
起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に議案第1号、議案第4号及び議案第6号、以上3件をまとめて採決します。
本件は、委員長報告のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
木村達夫 議長
起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第4
閉会中継続審査申出の件
○
木村達夫 議長
次に日程第4、閉会中継続審査申出の件を議題とします。
お諮りします。
請願第6号から請願第8号まで、及び請願第10号から請願第12号まで、以上6件については、引き続き閉会中の継続審査に付することにしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
──────────────────────
△日程第5
議案第46号〜議案第48号及び議案第50号
△日程第6
議案第49号
○
木村達夫 議長
次に日程第5、議案第46号から議案第48号まで、及び議案第50号、並びに日程第6、議案第49号をまとめて議題とします。
これより理事者に提案理由の説明を求めます。
清元市長。
◎清元秀泰 市長 (登壇)
ただいま上程されました追加議案のご説明を申し上げます。
議案第46号、副市長の選任につきましては、副市長である黒川優氏が今月31日をもって辞任いたしますので、後任として適任と認める佐野直人氏を選任しようとするものであります。
議案第47号、教育長の任命につきましては、教育長である松田克彦氏の任期が今月31日をもって満了いたしますので、後任として適任と認める西田耕太郎氏を任命しようとするものでございます。
議案第48号、
教育委員会委員の任命につきましては、
教育委員会委員である田寺和徳氏及び吉田眞子氏の任期が4月2日をもって満了いたしますので、後任として適任と認める角谷信子氏を任命しようとするものでございます。
議案第49号、令和3年度姫路市一般会計補正予算(第1回)につきましては、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金給付事業を行うための予算について補正しようとするものでございます。
歳入歳出予算の補正は8億2,300万円の増額でございまして、補正後の予算規模は2,190億2,300万円となっております。
それでは、歳出からご説明申し上げます。
民生費につきましては、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費に8億2,300万円を計上いたしております。
次に、歳入についてご説明申し上げます。
国庫支出金につきましては、歳出でご説明いたしました国の補助事業の財源として、制度に基づき計上いたしております。
議案第50号、副市長の選任につきましては、副市長である高馬豊勝氏が今月31日をもって辞任いたしますので、後任として適任と認める和田達也氏を選任しようとするものであります。
以上で議案の説明を終わります。
何とぞよろしくご審議いただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。
○
木村達夫 議長
以上で提案理由の説明は終わりました。
これより日程第5、議案第46号から議案第48号まで、及び議案第50号について、この際お諮りします。
本件については、議事の順序を省略し、これより直ちに採決に入りたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより採決に入ります。
まず、議案第46号、副市長の選任についてを採決します。
本件は、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
木村達夫 議長
起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり同意されました。
次に議案第47号、教育長の任命についてを採決します。
本件は、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
木村達夫 議長
起立総員であります。
よって、本件は原案のとおり同意されました。
次に議案第48号、
教育委員会委員の任命についてを採決します。
本件は、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
木村達夫 議長
起立総員であります。
よって、本件は原案のとおり同意されました。
次に議案第50号、副市長の選任についてを採決します。
本件は、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
木村達夫 議長
起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり同意されました。
次に日程第6、議案第49号について質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
この際お諮りします。
本件については、委員会付託を省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより討論に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご発言がありませんので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
議案第49号、令和3年度姫路市一般会計補正予算(第1回)を採決します。
本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第7
議員提出議案第2号
○
木村達夫 議長
次に日程第7、
議員提出議案第2号を議題とします。
これより提出者に提案理由の説明を求めます。
登壇の上、ご発言願います。
26番 宮本吉秀議員。
◎宮本吉秀 議員 (登壇)
ただいま上程されました
議員提出議案第2号、姫路市議会委員会条例の一部を改正する条例について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
今回の姫路市議会委員会条例の一部を改正する条例については、本日原案可決されました議案第19号、姫路市事務分掌条例の一部改正に伴い、本委員会条例の関係条文の改正を行うものであります。
すなわち、本条例の第2条第2項第1号に規定している総務委員会の所管のうち、市長公室を政策局に改めるとともに、同項第5号中、建設委員会の所管のうち、都市拠点整備本部を削ろうとするものであります。
なお、本改正条例は令和3年4月1日から施行するものであります。
以上のとおりであります。
議員各位におかれましては、本議案にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○
木村達夫 議長
以上で提案理由の説明は終わりました。
これより本件に対する質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
この際お諮りします。
本件については、委員会付託を省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより討論に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご発言がありませんので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
議員提出議案第2号、姫路市議会委員会条例の一部を改正する条例についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第8
特別委員会設置の件
○
木村達夫 議長
次に日程第8、
特別委員会設置の件を議題とします。
お諮りします。
不当要求議員によってゆがめられたと思われる市政に関する事項及び議員政治倫理基準に反する疑いのある事項について調査研究するため、13人の委員をもって構成する不当要求議員が関わる事業の真相を究明する特別委員会を設置することとし、その目的が達成されるまで、閉会中も継続して調査・研究することにしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、
常盤真功議員 竹尾浩司議員 白井義一議員
西本眞造議員 三和 衛議員 杉本博昭議員
井川一善議員 竹中隆一議員 妻鹿幸二議員
三木和成議員 谷川真由美議員 大西陽介議員
伊藤大典議員
以上、13人を指名したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名しましたとおり、特別委員会委員を選任することに決しました。
後ほど委員会を開催の上、正副委員長を選任され、議長までご報告願います。
──────────────────────
△日程第9
閉会継続調査申出の件
○
木村達夫 議長
次に日程第9、閉会中継続調査申出の件を議題とします。
お手元に配付の閉会中継続調査事項一覧表のとおり、各委員会から閉会中継続調査の申出がありました。
お諮りします。
本申出のとおり、閉会中も引き続き継続調査を行うことにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
以上で、本日の日程は終了しました。
──────────────────────
△退任副市長、教育長挨拶
○
木村達夫 議長
この際、今月末をもって退任されます黒川副市長並びに高馬副市長、また今期をもって退任されます松田教育長からご挨拶を受けることにします。
黒川副市長。
◎黒川優 副市長 (登壇)
議長はじめ議員の皆様には、発言の機会をいただきありがとうございます。
思い起こせば、1980年、昭和55年、市役所本庁舎が現在のこの地へ移転した年から41年の長きにわたり、姫路市職員として勤務してまいりました。
この間、誇るべきことが1つあるとすれば、市民の皆様方のためにという思いを同じくする先輩、同僚、そして後輩、たくさんの職員に助けられ、支えられ、切磋琢磨しながら施策を推進してこられたことです。
1人の力でできることは限られております。多くの人に助けられ、支えられ、共に泣き、共に笑い、その中で初めて大きな成果が得られるものです。
職員の皆さん、
コロナ禍の中、今後の厳しい財政状況が予想されるからこそ、これまで以上に力を合わせてこの難局を乗り切ってください。
議員の皆様方には、本会議で、そして委員会等で貴重なご意見、ご指導をいただきました。
任期途中での退任となりますが、皆様方からいただきましたご厚情に心から感謝を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
皆様本当にありがとうございました。
(拍 手)
○
木村達夫 議長
高馬副市長。
◎高馬豊勝 副市長 (登壇)
3月末をもって副市長を退任するに当たり、このような挨拶をさせていただく機会をいただき、誠にありがとうございます。
まず、任期途中の退任となり、議員の皆様にはご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
私はこれまで、謙虚、誠実、信頼という言葉を胸に刻みながら仕事を進めてまいりました。
謙虚な姿勢で、誠実に対応すれば信頼が生まれる。信頼関係を築くことができれば、業務がスムーズに進む。また、課題も解決することができるということを常に心がけてまいりました。
係長の職にあったころ、私は市の最重要施策となっていた一般廃棄物最終処分場の建設の地元交渉を担当しておりました。
多くの課題を抱えながら、毎週のように受入れ自治会の皆様と交渉しておりました。当初は課題山積で、厳しいご意見が多かったわけですが、何度もご説明に上がっているうちに、ある時、「もう説明はいらんよ、あんたを信頼してるから、全て任せる。」と言っていただいた時、市役所の仕事をしてきて一番うれしかった思い出がございます。
それ以後も、常にその姿勢で業務に当たるよう心がけてまいりました。
しかし、このたびの市場移転に係る各種の地元要望に関しては、移転先自治会の周辺環境に大きな負担がかかるという背景から、市として一定の配慮が必要と判断し、対応してまいりましたが、地元議員からの度重なる強い要望や要求に、
教育委員会事務局をはじめとする多くの部局が対応に苦慮しておりました。
そのような状況の中、所管部局で抱えきれない要望の相談があり、市場の移転事業を計画どおり進めるため、やむなく一部の要望について容認したものがございました。
このことに伴い、予算を措置した結果、他の事業へのしわ寄せが発生し、その事業を待っておられた市民の皆様には、事業の後送りとなってご迷惑をおかけすることになってしまいました。
その責任を取るため、私は副市長を辞任する決断をいたしました。
急な辞任により、清元市長には大変ご苦労をおかけすることになってしまいました。
幸いにも、後任の副市長を早期に決定していただき、4月から平常どおり副市長2人体制が継続できることで安心をいたしました。
また、清元市長にはいつも的確なご指示をいただき、また励まし、支えていただいたことに心から感謝をいたしております。
新年度からは、清元市長の強いリーダーシップと2人の新たな副市長の下、新しい組織人事体制による、新たなチーム清元体制が始まります。
この新たな体制で市政を運営されることによって、課題となっている各種の事案についても、早期に解決していけるものと私は確信しております。
最後に、議員の皆様には長きにわたり本当にご指導、ご鞭撻いただきありがとうございました。
今後とも、市議会と我々執行機関がそれぞれの役割に基づき、市政を支える車の両輪として市民の福祉やまちづくりに寄与していけるよう、ご協力をお願いをいたしまして、退任の挨拶とさせていただきます。
長い間本当にありがとうございました。
(拍 手)
○
木村達夫 議長
松田教育長。
◎松田克彦 教育長 (登壇)
3月31日をもって、教育長を退任することに当たりまして、このような機会をいただきましたこと厚くお礼申し上げます。
この3年間、私が教育長として務めることができたのは、議員の皆様のご指導、ご支援、教育委員の皆様をはじめ、事務局職員の献身的なバックアップ、そして現場の教職員の皆様の支えがあればこそと、深く感謝しております。
私は40年前、他市ではありますが、中学校の教員に採用されました。
その中学校は生徒が大変荒れていて、何人かの生徒は授業中でも教室に入らず、トイレ付近にたまっており、授業に入った生徒もなかなか前を向いてくれず、私は自信をなくし、毎日転職の雑誌を見ていました。
ある日、校長先生が、学校の秩序維持するために警察の力を借りることにしたため、教員一丸となって生徒の対応に当たりました。数か月で通常のあるべき学校に戻っていった経験が、私の教員としての原点です。
現実、まだ学校には粗暴な生徒、基本的生活習慣が身についていない生徒がいます。教師というものは、児童生徒の未熟な部分を毎日の手だてで改善していくことが使命です。一般の方にはじれったいと思われるでしょうが、そのような手だてを粘り強く継続して講ずることが、教育の場において大切だと私は考えています。
これからも、
教育委員会、学校現場を議員の皆様には応援していただきたいと考えています。
また、この1年間、
新型コロナウイルス感染症感染対策のため、児童生徒の学校の生活様式は大きく変わりました。
そのような中、GIGAスクール構想の前倒し、蛇口の自動水栓、修学旅行におけるバスの増便と、補正予算に早期の同意をいただきましたことをこの場を借りてお礼申し上げます。
私たちは、1年間
新型コロナウイルス感染症感染対策を続けてきましたが、
コロナ禍の終息にはまだまだ先の見えない状態です。
今後もご支援、ご協力をよろしくお願いします。
子どもたちに、通常どおりの学校生活が戻ってくることを願っています。
最後に、姫路高校の校長として、7年前理系コースを探求科学コースに改編したとき、次のようなことを生徒に言いました。
「山間部があり、島嶼部があり、工業地帯があり、漁業や農業の盛んな姫路は、兵庫県の縮図であり、日本の縮図です。今、姫路が抱えている課題は、兵庫県、日本、大きく言えば世界の課題です。姫路の課題に取り組めば、日本や世界が変わっていきます。」と言って、探求活動を姫路高校で始めました。
市立3校の生徒はいろいろな形で姫路市の現在、未来のために活動を行っています。
課題解決を主体的に行う高校生を育てていけば、必ず近い将来姫路が大きく変わると考えています。
この議会でも、姫路
市立高等学校在り方審議会についていろいろ質問を受け、審議されましたが、姫路にとってなくてはならない、生徒が生き生きと学校生活が送れる市立高校を皆さんとともに創造してもらいたいと思います。
よろしくお願いします。
姫路市の
子どもたちのため、今後とも
教育委員会のご理解、ご協力をお願いしまして、私の挨拶とさせていただきます。
3年間どうもありがとうございました。
(拍 手)
○
木村達夫 議長
以上でご挨拶は終わりました。
──────────────────────
○
木村達夫 議長
お諮りします。
本定例会に提出されました案件は全て審議が終了しましたので、閉会したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村達夫 議長
ご異議なしと認めます。
よって、令和3年第1回姫路市議会定例会は、これで閉会します。
午前11時38分閉会
──────────────────────
△
議長挨拶
○
木村達夫 議長
閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
今定例会には、新年度予算をはじめ、多くの重要案件が提出されましたが、議員の皆さんには、2月22日の開会以来、本日までの33日間の会期中を通じて熱心にご審議いただき、本日無事閉会することができました。
ここに議員の皆さんのご協力に対し心からお礼を申し上げます。
今後とも皆さんにおかれましては、議会の活性化と円滑な議会運営にご協力を賜わりますようお願い申し上げまして、簡単ながら閉会のご挨拶といたします。
どうもありがとうございました。
──────────────────────
△
市長挨拶
◎清元秀泰 市長 (登壇)
閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
議員の皆様方には、去る2月22日の開会以来、本会議並びに各委員会におきまして、令和3年度一般会計、特別会計及び企業会計の各予算をはじめ、補正予算、条例の制定等の議案について、終始、熱心かつ慎重にご審議いただき、いずれも原案にご賛同を賜りました。
厚くお礼を申し上げます。
本会議並びに委員会の審議過程においていただきました数々のご提案、ご要望につきましては、その趣旨に十分配慮し、可能な限り市政に反映してまいりたいと考えております。
さて、
新型コロナウイルス感染症につきましては、
緊急事態宣言は解除されたものの、感染力がより強いと懸念される変異株による感染者が全国的に増加傾向となっており、本市におきましても、今月12日に初めて確認されました。
本市の医療提供体制は、新規感染者数の減少に伴い、一時の逼迫していた状況からは改善されておりますが、変異株の台頭による新規感染者の急激な増加が懸念されるなど、依然として予断を許さない状況にあると言えます。
対策の切り札と言われているワクチン接種につきましては、今月17日から医療従事者への接種を開始しており、来月以降は65歳以上の方、基礎疾患を有する方などへのワクチン接種を順次開始する予定であります。
春本番を迎えるこれからの季節は、人の移動が盛んになり、飲食や会食など、人と人とが接する機会が多くなる時期でありますが、感染の再拡大を防ぐため、市民の皆様には感染防止対策の徹底を引き続きお願いいたします。
今定例会においては、本市における予算執行の在り方について、議員の皆様から大変多くのご指摘やご意見をいただくとともに、極めて厳しいご批判をいただきました。
いただいた数々のご指摘やご批判につきましては真摯に受け止め、今後は市民の皆様の市政に対する信頼を回復するため、私が強いリーダーシップを発揮し、新しい体制の下、職員一丸となって、「人にやさしい市政、人をたいせつにする市政」に全力で取り組んでまいります。
議員の皆様方におかれましては、今後とも、市政の推進に一層のご理解、ご支援をいただきますようお願い申し上げます。
最後に、報道関係の皆様方のご協力に感謝申し上げ、閉会の挨拶といたします。
ありがとうございました。
──────────────────────
地方自治法第123条第2項により署名する。
姫路市議会議長 木 村 達 夫
会議録署名議員 小 林 由 朗
同 竹 尾 浩 司
同 金 内 義 和...