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  1. 姫路市議会 2020-09-18
    令和2年9月18日経済観光委員会−09月18日-01号


    取得元: 姫路市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    令和2年9月18日経済観光委員会−09月18日-01号令和2年9月18日経済観光委員会 令和2年9月18日(金曜日) 経済観光委員会 第4委員会室 出席議員  松岡廣幸白井義一八木隆次郎西本眞造、  三和 衛、梅木百樹、今里朱美汐田浩二、  谷川真由美竹中由佳 請願人趣旨説明について ○委員長   請願第6号について、請願人から趣旨説明をしたいとの申し出を受けている。許可してよいか。 ◆全委員   異議なし。 請願人 入場  請願第6号について、趣旨説明請願人 退場 開会               10時04分 観光スポーツ局          10時05分 前回の委員長報告に対する回答
    姫路市立動物園の今後の方針について  動物園在り方については、これまで3回開催した専門部会において、現状分析動物園を取り巻く環境の変化等を勘案して、存廃や目指すべき姿についての意見をもらっている。  今後、特別史跡姫路城跡指定区域から動物園を移転し、存続させることについて、専門部会から懇話会に報告し、特別史跡姫路城跡保存活用計画に、市の方針として掲載する予定である。  その後、専門部会等からの、意見、提案等を参考にしながら、令和3年度から関係部局とも連携のうえ、新動物園在り方について、さらに検討を進め、移転先の選定、動物園移転事業を一層進めていきたい。 議案説明 ・議案第124号 契約の締結について(手柄山スポーツ施設整備事業姫路市民プール施設撤去工事請負契約の締結) 報告事項説明 ・秋・冬の観光文化イベントについて ・姫路城ナイトイベント HIMEJI CASTLE NINJA NIGHT 2020 について 質疑・質問             10時18分 ◆問   手柄山スポーツ施設整備事業について、工事種別が多岐にわたることや周辺地域での棚田踏切工事もあり、徹底した安全対策が必要だと思うが、どのように考えているのか。 ◎答   大型車両が通行するため、関係部局連絡協議会を設けて、定期的に協議している。  また、通学路になっている箇所は、安全確保のため、道路部局と事前調整しながら進めている。 ◆問   どのような工事スケジュールを考えているのか。 ◎答   遊園地の入口から順番に工事を始めることになる。手前のほうの遊具から順番に解体することになるが、具体的な工程は、今後、本契約を締結する中で決めていくことになる。  次の整備計画があるため、解体工事については、令和3年9月末までに完了する予定である。 ◆要望   地域住民生活道路通学路にもなっているので、安全対策を徹底してもらいたい。 ◆問   初めてオンラインで開催する観月会について、どのようにして市民の反応を確かめるのか。 ◎答   関心の度合いは、YouTube等閲覧数で見えてくる。満足度については、各種メディアの報道やSNSの投稿内容も参考にしたい。  また、無観客で開催することの意見について、出演者等にも聞いていきたい。 ◆問   今後は、オンラインイベントも増えてくると思うが、どのようにオンラインを活用していくのか、説明してもらいたい。 ◎答   姫路観光コンベンションビューローを通じて、いろいろな事業者に提案を求めている。  その中から、姫路の発信につながり、関心を寄せられるものを考えていきたい。  また、オンラインだけでなく、現地にも来てもらえるような工夫を凝らしていく。 ◆要望   民間ならば、閲覧数コメント数の検証でよいのかもしれないが、行政が行うものなので、オンラインで開催する意味や効果をしっかり検証していかなければならない。今後のオンラインイベントに向けて、しっかり情報を吸い上げてもらいたい。 ◆問   姫路城ナイトイベントは、入場者を制限し、感染症対策に取り組むとのことだが、忍者が出てくるポイントでは、人が集まってしまうと思う。対策は考えているのか。 ◎答   1日1,000人を目途に前売りを行うので、およその人数が見えてくる。それに当日の来場者を見込みながら、誘導の方法を変えることや忍者ショーも回数を分けて開催することで、密を回避していきたい。 ◆問   手柄山スポーツ施設整備事業について、撤去工事の際には、アスベストの問題がある。本件工事アスベストは、非飛散型とのことだが、工事はやってみないと分からない部分があるため、工事業者としっかり打合せを行い、慎重に工事をする必要があると思うが、どうか。 ◎答   アスベストに関しては、飛散防止処理技術指針等があり、本件工事仕様書もそれに基づいている。  また、本契約に際しては、アスベストが飛散しないように徹底した対策を取るよう、契約業者に指示していきたい。 ◆要望   非飛散型といっても、工事中に誤って飛散させてしまうことも考えられるため、工事業者とは、十分な打合せをされたい ◆問   ナイトイベントは、子どもたちが興味を持ちそうな忍者姫路城を組み合わせた面白い取組であり、子どもたちが、歴史の魅力を感じるよい機会だと思う。  夜間のイベントのため、難しいかもしれないが、子連れの家族や子どもたち優先対象とするような取組はできなかったのか。 ◎答   対象者を限定した開催は難しいが、今後検討したい。 ◆要望   姫路城について学んでもらえるようなイベントを行ってもらいたい。 ◆問   手柄山スポーツ施設整備事業において、落札者以外の入札参加業者は、最低制限価格を下回る金額での入札であったため無効となっているが、落札額と大きな開きがあった。  無効者の金額であれば、今回の落札額との差額を市として有益な事業等に充てることができたと思う。  非常に残念だが、どのように考えているのか。 ◎答   最低制限価格は、ダンピング防止工事品質の確保の点から、国の指針に従って、工事担当課契約課と相談し設定している。やむを得ない結果であると考える。 ◆問   遊園地小型遊具市民等に販売されているが、今後、解体工事が始まれば、プールのスライダーなど大型遊具も取り外されると思う。  それらは、他者へ提供することはできるのか。 ◎答   大型遊具を完全に復元できるように取り外すのは、相当の費用がかかる。  また、遊具の老朽化が激しく安全管理上の問題があるので、解体が効率的と考えている。 ◆問   観月会オンラインで開催することで、どのような効果があると考えているのか。 ◎答   ステージイベントを流すのではなく、桂南光氏をゲストに招き、番組形式で楽しんでもらえる作りになっている。YouTubeでは、開催日以降も閲覧が可能となっている。 ◆問   WINK以外の民放テレビでの中継の予定はないのか。 ◎答   現在のところ、放送予定はない。 ◆問   書写山もみじまつりは、3日間の開催期間を1か月に延長し、開催時間は16時までとなるが、変更する理由を説明してもらいたい。 ◎答   3日間で開催する場合来場者が集中してしまうため、今年は来場者の分散を図るため、開催期間を1か月としている。  また、開催期間には、紅葉の色づく前の時期も含まれるため、併せて文化財の特別公開も行う。  なお、変更に伴う経費の関係で、今年度はライトアップを行わないこととした。 ◆問   手柄山スポーツ施設整備事業について、営繕課現況配置図があり、主な工事内容が詳細に記載されているが、これは営繕課事前調査をしたのか。 ◎答   令和元年5月から、実施設計委託契約を締結し、現地調査の結果、必要な工事種別を決定している。 ◆問   くい引き抜き工事について、地中に4メートルから11メートルのくいが、1,213本も埋まっているが、本市の過去の工事現場において、くいが抜けず、土地の利用が制限されたことがある。  本工事においても、くいが抜けない可能性を危惧しているが、どのように考えているのか。 ◎答   現地調査の結果、地中に埋まっている、くいの本数を把握した上で、慎重に積算し、安全にくいが抜ける方法を採用している。 ◆問   遊園地の遊具の売払収入は市の収入となるのか。 ◎答   まちづくり振興機構の収入になる。 ◆問   転売の可能性もあるが、競売でなく、なぜ定額で販売にしたのか。 ◎答   販売はまちづくり振興機構が行ったが、本格工事まで時間がないこともあり、新聞広告等で周知し、定額で販売したとのことである。  転売については、そのようなことがないよう、まちづくり振興機構に依頼したい。 ◆問   工事概要の中にモニュメントの記載があるが、移設等はしないのか。 ◎答 
     著名な建築家が作ったものではなく、撤去を考えている。 ◆問   10月1日から三の丸広場を開放することで、そこで宴会が行われる可能性があるが、密を避けるという点から、何か対策を考えているのか。 ◎答   警備員が巡回し、そのような動きがあれば、声かけを行いたいと考えている。 ◆要望   誰でも自由に入れる場所なので、しっかりとした警備体制を考えてもらいたい。 ◆問   姫路城ナイトイベントは、当日入場者もあり、人数が読めないため、密対策は難しいと思うが、時間ごとに分けた入場券や全て前売り券とすることはできなかったのか。 ◎答   京都で二条城のナイトイベントがあり、当日券販売もあった。そのような事例や全て前売り券で販売したときの委託料を内部で議論し、最終的には今の形に落ち着いた。 ◆問   せっかくのナイトイベントなので、市内の宿泊施設とタイアップする事業も考えられるが、そのような案はないのか。 ◎答   現在、OTAと連携した宿泊促進事業を行っているので、併せてPRしていきたい。 ◆問   委託料は理解できるが、収益を目的としたイベントではないと思う。経費はかかるが、全て前売り券とすれば、来場者数が読めて安全対策面では管理もしやすいと思う。  また、今年度は期間を10日間としたが、その点も含めて、適当であったのか、来年度に向けて検証してもらいたいが、どうか。 ◎答   今回の結果をしっかりと検証し、来年度の開催期間販売方法等を考えていきたい。 ◆問   今年度の菊花展は、新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」という。)の拡大防止のために中止とのことだが、菊花展ではそこまで密になることはないと思うが、なぜなのか。 ◎答   作品の展示期間中は、あまり密になることはないが、準備の際に多くの出展者が集まるため、密になる。  出展者には高齢の人が多いこともあり、今年度は中止した。 ◆問   菊花展は、どのような団体が出展しているのか。 ◎答   姫路菊花会である。  盆栽については別の同好会が出展している。 ◆問   伝統的な行事だが、毎年約700万円の予算を計上しており、出展者も高齢になり、出展数も減少しているが、あれだけの面積が必要なのか。  また、出展者に負担を求めるなど、開催経費を削減する方法は考えないのか。  中止したこの機会に菊花展在り方について検討してもらいたい。 ◎答   市の事業として、菊花会管理運営を委託しているが、出品数も減少しており、開催場所や経費について検討していきたい。 ◆問   冬季はイベントが少ない時期なので、姫路城ナイトイベントは、内容を工夫して実施していると思うが、今回はどのような変更を加えたのか。 ◎答   新型コロナ対策として、昨年より規模は小さくしているが、姫路城忍者を併せてPRするとともに、夜間初公開となる部分も設けている。  さらに、12月に三の丸広場で行うイベントと併せて、観光推進を図っていく。 ◆問   今回のナイトイベントは、1日1,000人、10日間で1万人の来場者を想定しているとのことであるが、過去の実績について説明してもらいたい。 ◎答   入場料に違いがあり、一概に数字の比較はできないが、観客数は、平成28年度の「世界文化遺産姫路城ナイトアドベンチャー」は、1万5,339人、平成29年度の「姫路城ファンタジーイルミネーション」は、8万9,568人、平成30年度の「姫路城光庭キャッスルオブナイト」は、7万9,676人、昨年の「姫路城ナイトファンタジア」は、3万7,821人である。 ◆問   姫路城の中はにぎやかであるが、どこかに立ち寄りたいと思っても、周辺の店舗はどこも閉まっており、寂しい状況である。  周辺店舗に協力してもらえるような取組にはできないのか。 ◎答   姫路城内の売店を営業し、周辺店舗にも協力を依頼する予定である。  例年、ナイトイベントを開催するときには、開店を依頼しているが、集客人数や各店舗の事情があるため、協力がない場合もある。  併せて、姫路おもてなしクーポンキャンペーンも実施しているため、少しでも滞在時間を延ばしてもらえればと考えている。 ◆問   営業する店舗は何店舗あるのか。 ◎答   正確に把握してないが、3、4店舗ぐらいである。 ◆要望   多くの来場者があるイベントなので、営業に協力してもらえる店舗数を増やすことや、休憩できる場所を増やすことなど、周囲を巻き込んだイベントとなるよう、しっかり取り組んでもらいたい。 ◆問   書写山のもみじまつりは、開催期間を延ばしても、紅葉が色づく時期が週末に重なると、大きな混雑が予想されるが、何か対策は考えているのか。 ◎答   混雑が予想される時期は、警備員の誘導や駐車場の確保など、例年どおりの対応を検討していきたい。 ◆問   手柄山スポーツ施設整備事業では、最低制限価格未満で無効となった10社と落札した1社との間で、入札額に大きな差があるが、なぜなのか。 ◎答   都市局財政局で原因を分析しているが、要因の1つとして、本件のような大型遊具撤去工事は、本市を含め地方公共団体では実績が少ない。  国土交通省公共工事積算基準に基づいて積算したが、特殊な工事が多く、専門業者から工事種別ごとに14種類に分けて見積りを取り、入札を行ったため、結果として差が生じたと聞いている。 ◆問   低木、高木500本の樹木の撤去が工事内容にあるが、樹木はどこかに植え替えることはできないのか。 ◎答   植え替えを前提にすれば、根を傷めないように造園業者が樹木を撤去することになり、莫大な経費がかかるため、植え替えは想定していない。 ◆問   ナイトイベントを含めて回遊する間に飲食や休憩する場所がない。  家老屋敷跡公園店舗に営業時間の延長依頼は行っているのか。 ◎答   例年、延長依頼を行っている。  店舗によって対応が異なるため、正確には分からないが、3、4店舗は営業していると思う。 ◆問   解体工事には、大量の汚水が出るようだが、周囲の水路等に流れ込み、周辺地域の環境に影響を与える可能性はないのか。 ◎答   解体で発生するコンクリート殻等の飛散を抑えるために大量の水を使用する必要があるが、できるだけ周囲に影響を与えないように、公園の区域内で排水処理をしっかりと行うよう、工事業者に指示したい。 ◆要望   近隣から苦情が出ないようにしっかりと現場管理をしてもらいたい。 ◆問   姫路城ナイトイベントについて、忍者テーマとのことだが、実際に姫路城忍者はいたのか。 ◎答   姫路城が築城された時代には、一般的にイメージされるような忍者は存在しなかったと思う。 ◆問   新型コロナ感染拡大を受けたイベント収容人数制限等について、国・県では緩和の動きがあるが、市の文化イベントについては、どうするのか。 ◎答   国・県の方針に基づいて、緩和する方向で検討しているが、イベントの種類によって判断していきたい。 ◆問   宿泊割引キャンペーン申込状況について説明してもらいたい。  また、Go To Travelキャンペーンでの市内のホテル予約状況は把握しているのか。 ◎答   現在のところ、214件、460人の申込みがあり、金額的には約160万円である。  また、市内のホテル予約状況は、把握していない。ただ、どこも必ずしも余裕があるものではないと聞いている。 ◆問   香寺にある日本玩具博物館について、新聞等の報道では、新型コロナ影響による入館者の減少による経営難が伝えられている。  姫路観光戦略プランにも掲載されており、価値のある博物館であると思うが、市として何か支援はできないのか。
    ◎答   報道は把握しており、館長とも時々意見交換を行っている。貴重な所蔵品があり、どのように次世代に残していくか、行政として何か支援ができないか検討しているが、個人所有民間施設であるため、難しい状態である。 ◆要望   行政でできることは限界があるかもしれないが、検討を続けてもらいたい。 ○委員長   姫路市民プール施設撤去工事については、結果としてくい抜き等特殊工事が多く、各社の入札額に大きく差が生じている。先ほど、議論のあったくいの引き抜き工事については、最も高い金額で応札した業者が契約の相手方となっており、工事施工に当たっては、くいを途中で折れることなく、完全に引き抜いてもらいたい。 観光スポーツ局終了        11時50分 休憩               11時50分 再開               12時57分 【予算決算委員会経済観光分科会観光スポーツ局)の審査】 産業局              15時15分 議案説明 ・議案第129号 中播農業共済事務組合農業共済事業会計決算認定について 報告事項説明姫路経済振興ビジョンの策定について ・中央卸売市場移転整備事業について ○委員長   中央卸売市場移転整備事業について、今後、当委員会において、委員が共通の認識を持って論議していくために、新市場移転に係る概算整備事業費や新市場整備基本計画策定時の目標取扱数量と実際の取扱数量推移等について、理事者側より提供を受けた追加資料を机上に配付している。  追加資料について説明してもらいたい。 報告事項説明 ・新市場移転に係る概算整備事業費等について 質疑・質問             15時47分 ◆問   中播農業共済事務組合農業共済事業の共済の加入者数について、説明してもらいたい。 ◎答   農作物共済関係として水稲の区分の加入者は4,040人である。強制加入から任意加入となり、加入者数は大きく下がっている。  また家畜共済では、20人、園芸施設共済関係では57人となっている。 ◆問   家畜の死亡数が多いように思うが、問題ないのか。 ◎答   例年と同程度であり、問題ない。 ◆問   今、新型コロナ影響経済が大きく落ち込んでいる状態である。  姫路経済振興ビジョンの策定には、それも踏まえて作成してもらいたいが、どうか。 ◎答   新型コロナ影響等については、非常に甚大であると認識して、作業を進めており、現在作成中の新総合計画とも歩調を合わせて取り組んでいく。 ◆要望   新総合計画と整合させて、しっかりと取り組んでもらいたい。 ◆問   経済振興ビジョンと新総合計画検討懇話会委員は重複していないのか。 ◎答   経済振興ビジョンの策定に必要な委員を選定しており、新総合計画委員のことは考慮していないため、確認できていない。  しかし、新総合計画整合性を持って取り組んでいきたいと考えている。 ◆問   新総合計画整合性を保つためにも、一部の委員は重複してもよいと思うので、重複について回答してもらいたい。 ◎答   姫路経営者協会の副会長と連合兵庫西部地域協議会の議長が新総合計画委員と重複している。 ◆問   女性の委員が1人しか入っていないが、なぜなのか。 ◎答   委員の指摘のとおり、女性の参画の点から課題があると考えていた。  この場で、了承が得られたら、提示した委員に加えて女性の委員を追加したい。 ◆意見   他の委員も賛同してもらえると思う。どのような委員が入るのか、大いに期待したい。 ◆要望   新型コロナの関係で、経済の見通しが不透明な中、1回だけの検討懇話会のため、委員の選定は慎重に検討してもらいたい。 ◆問   流通構造の変化により、中央卸売市場の取扱数量などは、年々厳しくなってきている。  産業局としては、どのように考えているのか。 ◎答   新市場コールドチェーン整備することで、商品管理付加価値の点ではプラスになるが、それだけで取扱数量が伸びるわけではなく、場内事業者がそれを活用していく努力が必要と考えている。  また、市場開設者として、卸売事業者仲卸事業者一体感が見えないため、もう少し連携してほしいと感じている。  これだけ取扱数量が減っているのは、卸売業者の第3者販売仲卸売業者卸の直荷引きにも原因がある。卸売業者が仕入れた商品を、仲卸業者が買い受け、小売店に卸すという両者が一体となった市場の本来あるべき姿で取り組むことで、市場の活力となり、取扱量も増えていくものと考えている。 ◆問   新型コロナ市場にどのような影響を与えているのか。 ◎答   新型コロナ感染拡大による外出自粛等のよる家庭での巣籠もり消費もあり、青果・野菜市場では売上げの落ち込みはあまり見られなかったが、水産、鮮魚市場では、多くの飲食店が時間短縮営業臨時休業を余儀なくされた影響で、大きく落ち込んでいる状況である。  今後も、どの程度の期間で回復するのか見えないが、場内事業者とともにしっかり対応をしていく必要があると考えている。 ◆要望   市場右肩上がりのときはよかったが、これから新市場を開設するに当たっては、両者が一丸となってもらう必要があると思う。新規の事業者が入りにくい市場になっているのかもしれないが、事業者の新陳代謝を促進することも必要ではないかと思う。  難しい課題であるが、しっかり取り組んでもらいたい。 ◆問   サウンディング型市場調査により、市場に対する民間事業者の関心が見えてくると思うが、現在の状況を説明してもらいたい。 ◎答   サウンディング型市場調査では、約100社に声をかけ、にぎわい施設整備条件市場連携方法等の意見をもらいたいと考えている。  業種等の詳細は公表できないが、整備内容によって、整備にかかる期間が変わってくるので、随時、本委員会に報告したい。 ◆問   詳細は言えないとのことだが、市外の事業者を含めて声をかけているのか、答弁が可能な範囲で説明してもらいたい。 ◎答   市内に限らず、全国に対象を広げて、声かけをしている。  本来であれば、どのような業種の方から参加希望の声があるのか報告したいが、調査途中の公表はしないことにしている。 ◆要望   調査の趣旨は理解できる。対象を広げ、よりよい調査としてもらいたい。 ◆問   次期の経済振興ビジョンは、経済先行きが不透明な非常に難しい時期に策定をしなければならない。  新型コロナ企業活動に与える影響をしっかりと見据えて、新ビジョンに反映させる必要があると思うが、どのように考えているのか。 ◎答   リーマンショックの翌年に策定した過去の経済振興ビジョンでは、雇用確保や働く場を確保することに力点を置いたビジョンになっていた。  現在の経済振興ビジョンは、製造業テーマを絞り、姫路市はものづくりのまちとして策定している。  今回の経済振興ビジョンは、新型コロナ影響による、経済先行きが見えない中で対応を苦慮している。  しかしながら、テレワーク等の働き方改革による、東京からの移住・定住の可能性もあり、デジタル化を含め、どのようにして働く場の環境を整えていくかなど、今回の経済振興ビジョンは、新型コロナを受けての対策の1つとして位置づける必要がある。  また、働く場としての企業誘致については、今後、県の埋立地が完成するまで3年ほどの期間を要するため、それまでの間、民間用地を使用した誘致を行うことになるが、どのような形で働く場を確保するのかということも、経済振興ビジョンの策定の中で考えていかなければならない。 ◆要望   新たな経済振興ビジョンを策定することは、ゴールではなく、スタート地点であるので、先が見えない難しい時期での策定ではあるが、明るい、前向きなものにしてもらいたい。 ◆問   中央卸売市場移転整備事業の公募型プロポーザルのスケジュール案では、11月に公有財産運用委員会を開催するとあるが、何を審議するのか。 ◎答 
     にぎわい施設事業用地について、民間事業者整備するに当たって、用地を購入するほうがよいのか、それとも定期借地のほうがよいのか、サウンディング型市場調査の中で、意見を聞いていく。  売却もしくは定期借地いずれにしても、金額の決定は、公有財産運用委員会で諮っていくことになる。 ◆問   委員長は副市長なのか。 ◎答   そのとおりである。 ◆要望   非常にタイトなスケジュールだが、しっかり取り組んでもらいたい。 ◆問   先ほどの答弁で埋め立て地の話があったが、臨海部にだけ工業団地があるのではなく、内陸部へも工場誘致を図っていく議論も深まるような、経済振興ビジョンの会議にしてもらいたいが、どうか。  新総合計画との整合性も含めて説明してもらいたい。 ◎答   臨海部への工場誘致は、市の企業誘致の根幹となる部分なので、引き続き取り組んでいくが、内陸部については、中国自動車道の夢前スマートインターチェンジができたため、物流においてのメリットとなる。  国土交通省において、中継輸送について提言がなされており、法的規制があるが、スマートインターチェンジの周辺地を活用できる可能性があるので、新総合計画に、それが読み取れるような記載ができないか新総合計画推進室と調整している。 ◆問   中央卸売市場移転整備事業について、3事業者から後の取得を確約するとの申出を受け、場外施設用地も取得したが、市は起債により取得した土地の利子支払いを行っているのではないか。  また、3事業者が取得辞退したことによりサウンディング型市場調査を行うことになり、費用負担が発生している。  このような事態を招いたことについて、3事業者に、しっかりと責任を取ってもらいたい。 ◎答   売却予定のにぎわい施設・冷蔵庫、加工場用地は、これは財政健全化基金からの借り入れであり、売却金は同基金に戻す。  起債しているのは、新市場本体用地のみである。  3事業者については、本会議でも答弁したが、3事業者として整備計画を立て、サウンディング調査にも参加する意向もあるが、3事業者としてどういうふうな関わり方ができるのか、そこは、3事業者自身が必死に考えてもらう必要がある。 ◆問   姫路市の緊急経済対策の実績について、資料を提供してもらいたい。 ◎答   (委員会終了後、資料を配付) ◆問   ショーワグローブ株式会社について、香川県に新たに工場建設するとの報道があったが、市に相談はなかったのか。 ◎答   工場建設について、市に打診はなかった。ショーワグローブ株式会社の工場周辺は、住宅地となっており、一体的な拡張性は難しいと聞いていた。  なお、ショーワグローブ株式会社は、農業の6次産業化に熱心であり、それについては、市も当初から相談を受けている。 ◆問   新市場について、補助金交付金の決定は出ていないが、本体工事を公告している。追加で補助申請を行っていることもあり、全ての補助金をしっかりと確保し、事業が途中で止まることがないようにしてもらいたいが、どうか。 ◎答   補助金の内示の際に事前着手の了承を取っており、今回の工事公告の裏づけは取っている。  ただ、事業費、国庫補助金が大きく増えており、今後、市長筆頭に要望活動をさらに行っていく。 産業局終了            16時45分 散会               16時45分 【予算決算委員会経済観光分科会産業局)の審査】...