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  1. 姫路市議会 2020-06-16
    令和2年第2回定例会−06月16日-04号


    取得元: 姫路市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    令和2年第2回定例会−06月16日-04号令和2年第2回定例会  出 席 議 員 ( 47人)      1番  井 川 一 善    25番  汐 田 浩 二      2番  石 見 和 之    26番  宮 本 吉 秀      3番  白 井 義 一    27番  西 本 眞 造      4番  中 西 祥 子    28番  宮 下 和 也      5番  山 口   悟    29番  石 堂 大 輔      6番  常 盤 真 功    30番  三 輪 敏 之      7番  井 上 太 良    31番  酒 上 太 造      8番  三 和   衛    32番  梅 木 百 樹      9番  金 内 義 和    33番  牧 野 圭 輔     10番  江 口 千 洋    34番  松 岡 廣 幸     11番  村 原 守 泰    35番  森   由紀子     12番  竹 中 由 佳    36番  谷 川 真由美     13番  大 西 陽 介    37番  坂 本   学     14番  苦 瓜 一 成    38番  伊 藤 大 典     15番  妻 鹿 幸 二    39番  今 里 朱 美     16番  三 木 和 成    40番  杉 本 博 昭
        17番  東 影   昭    41番  阿 山 正 人     18番  萩 原 唯 典    42番  八 木 隆次郎     19番  竹 尾 浩 司    43番  蔭 山 敏 明     20番  駒 田 かすみ    44番  山 崎 陽 介     21番  有 馬 剛 朗    45番  木 村 達 夫     22番  川 島 淳 良    46番  八 木 高 明     23番  小 林 由 朗    47番  竹 中 隆 一     24番  重 田 一 政 ───────────────────────────────      事 務 局 職 員 出 席 者   事務局長    樫 本 公 彦   次長      上 田 憲 和   議事課長    岡 田 大 作   議事係長    川 嶋 秀 一   主任      榎 本 玲 子   主任      森   祐 輔   主事      赤 鹿 裕 之   主事      久 内 拓 馬 ───────────────────────────────      会議に出席した市長、職員及び委員   市長             清 元 秀 泰   副市長            黒 川   優   副市長            高 馬 豊 勝   代表監査委員         甲 良 佳 司   教育長            松 田 克 彦   医監             北 窓 隆 子   技術管理監          志々田 武 幸   防災審議監          舟 引 隆 文   水道事業管理者        石 田 義 郎   市長公室長          和 田 達 也   総務局長           福 間 章 代   財政局長           三 河 美 徳   市民局長           沖 塩 宏 明   環境局長           井 上 泰 利   健康福祉局長         立 岩 眞 吾   こども未来局長        坂 田 基 秀   観光スポーツ局長       柳 田 栄 作   産業局長           佐 野 直 人   都市局長           三 輪   徹   建設局長           中 川 吉 郎   下水道局長          桑 原 秀 明   会計管理者          牛 尾 咲 子   消防局長           柏 原 浩 明   都市拠点整備本部副本部長   東 田 隆 宏 ───────────────────────────────      議 事 日 程 第4日(6月16日(火)) 午前10時開議 〇開   議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 諸報告 日程第3 議案第55号〜議案第61号、議案第64号〜議案第73号      及び議案第75号〜議案第79号並びに報告第14号 日程第4 議案第74号 日程第5 議案第80号〜議案第86号 日程第6 議案第87号 日程第7 請願第5号 〇散   会 ───────────────────────────────      議 事 順 序 1 開   議 2 会議録署名議員の指名 3 諸 報 告 4 議案第55号〜議案第61号、議案第64号〜議案第73号   及び議案第75号〜議案第79号並びに報告第14号及び議案第74号  (1) 一括上程  (2) 質疑・質問  (3) 委員会付託(報告第14号及び議案第74号を除く)  (4) 討  論(議案第74号)  (5) 採  決(議案第74号) 5 議案第80号〜議案第86号  (1) 一括上程  (2) 質  疑  (3) 委員会付託 6 議案第87号  (1) 上  程  (2) 提案理由説明  (3) 質  疑  (4) 委員会付託 7 請願第5号  (1) 上  程  (2) 委員会付託 8 散   会      午前9時57分開議 ○八木高明 議長   おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  これより日程に入ります。  本日の日程は、お手元に配付しております議事日程に記載のとおりであります。 ────────────────────── △日程第1  会議録署名議員の指名
    八木高明 議長   まず日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則 第79条の規定により、    西 本 眞 造  議員    酒 上 太 造  議員    森   由紀子  議員 を指名します。 ────────────────────── △日程第2  諸 報 告 ○八木高明 議長   次に日程第2、諸報告であります。  6月8日までに受け付けしました陳情は、お手元に配付の陳情文書表のとおりであります。  以上で諸報告を終わります。 ────────────────────── △日程第3  議案第55号〜議案第61号、   議案第64号〜議案第73号及び   議案第75号〜議案第79号並びに   報告第14号 △日程第4  議案第74号  ○八木高明 議長   次に日程第3、議案第55号から議案第61号まで、議案第64号から議案第73号まで及び議案第75号から議案第79号まで並びに報告第14号、及び日程第4、議案第74号をまとめて議題とします。  これより質疑並びに一般質問を続けて行います。  発言の通告に基づき指名します。  登壇の上、ご発言お願いします。  34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員  (登壇)  おはようございます。  マスクをつけての初めての質問でございます。  いささかお聞き苦しい点あろうかと思いますが、どうぞ平にご容赦を賜りたいと存じます。  世界的なコロナ禍の中で、非常事態宣言の解除が行われました。  ここに至るまで、数多くの医療従事者の方々の献身的なご尽力のおかげと、深く深く感謝を申し上げます。  この間、我々にとって経験したことのない日常でありました。生きるための最小限度の外出。この2か月余りの国民の苦慮。そして、諸外国では、数十万人の方がお亡くなりになり、人類の苦衷は計り知れないものがあります。  今後も引き続き、1日も早い日常を取り戻せるよう、全世界が協力し、英知を傾けて乗り切らなければなりません。  そのような中、先日5日、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父様の横田滋さんがお亡くなりになりました。43年の長きにわたって我が子の救出を叫び、地獄のような毎日を過ごされ、めぐみさんの生存が確認されてからは我が子を取り戻す一心で全国に行脚されてこられましたが、晩年は病気との闘いにも遭われ、再開がかなうことなく旅立たれました。この問題を解決できなかったことを、国民の1人として、心から残念であり、申し訳ない気持ちでいっぱいであります。  北朝鮮に拉致された方々のことと、コロナ感染防止策で行動制限を強いられたことと、一見何の関係もないように捉えられがちですが、たったこの数か月間の外出を控えるだけでも大変であり、外に出て自由に活動ができないことへのストレスや不満は相当なものでありました。  自由の大切さを多くの国民が改めて感じたと思います。  それゆえに、今回の経験を踏まえ、自由の制限や束縛を思うとき、長きにわたっていきなり連れ去られ、祖国へ戻ることもできず、もちろん、生き別れた家族にも会えず、自由も何もない過酷な人生を強いられている拉致被害者の方々やそのご家族の皆様へ、国民全員が少しでも思いをはせて、心寄せてあげていただきたいと思うのであります。  それらを心よりお願いを申し上げ、通告に基づきまして、質問に移らさせていただきます。  去る2月21日は、予算決算委員会の全体会に南部エリア学校給食センター補正予算が提出されました。  振り返りますと、この学校給食センターの計画は、そもそも中学生に食育の観点から、北部16校、南部12校に分け、センター方式による新しい中学校給食の方針を打ち立てました。  この方針に鑑み、平成26年度には北部エリア、平成27年度には南部エリア学校給食センター事業着手を行うものとし、北部は平成30年から、南部はそれから1年後の事業稼働という計画でありました。  しかし、これらの計画に反して、南部は事業用地が見つからず、北部の1年後の開始はほごにされ、令和2年に至って建物がようやく着工の運びとなったわけであります。  ところが、その矢先に、南部の土地は土壌汚染が発覚し、建物工事の前に土壌改良工事が追加で必要になりました。この追加工事により、さらに建物本体工事着工遅延に至り、工期が延びることになってしまいました。既に、平成30年から北部の中学生たちは給食が食べられているのに、南部の生徒たちにはいまだに給食を食べさせることができない現状であります。  このような工事遅延の事情によって、南部の生徒たちに昼食が配られるのは、当初の計画の令和元年からは、何と3年近く遅れての、令和4年の2月からということになってしまったわけであります。同じ姫路市内の中学生、またそのご家族に対する待遇としましては、誠に納得がいかない理不尽な状況を生んでしまったわけであります。  この計画を推進されてきたのは教育委員会でありますが、事業計画立案から土壌汚染発覚に至るまでの間に教育長も交代し、新教育長は、法律の改正により、これまでの姫路市の教育長と教育委員会委員長とを兼務する大教育長となったわけであります。それらの様々な変遷、また、混迷、迷走の中での、私から申し上げればとどめとも言うべきが2月21日の予算決算委員会でありました。  委員会に提出されたその議案の中身は、かいつまんで申し上げますと、遅れに遅れた南部エリア学校給食センター工事着手に際して、危惧していた土壌汚染が見つかり、それを改良するために工期が約1年遅れます。また、土壌改良等で総額7,572万円もの追加費用がかかりますが、どうぞご賛同くださいとのことでありました。  これを受けて、予算委員会としては、これまでにない厳しさで議案に対する説明や責任の追及が、議会の重鎮を先頭に6名の議員から求められましたが、これらに対し、その責任問題で納得のいく説明も回答のないまま委員会は終了をいたしました。その後、3月5日、急ぎ本会議質疑終了後のこの議案採決には、これまた6名もの議員が反対の着席があり、歴史に残る議事となったわけであります。  こうなったのも当然のことながら、予算委員会での原因と説明不手際はありましたが、誰の責任であるという説明もなく、ということは、大失敗ではあるが、誰も責任を取らないということにほかなりません。今思い出しても、市民の皆様や市民の代弁者たる議会に対して、誠にお粗末なものでありました。  さて、ここからが本日の本題でございます。  私が、市民軽視議会軽視と強く憤りを感じておりますのは、まだ予算委員会や本会議の紛糾、特に、本会議場で補正予算が反対者の出た日からたった20日後の3月末の教育委員会の新年度人事に、予算委員会で十分な説明責任もこなさなかった教育委員会からの幹部出席者が、何と部長から局長へ、すなわち、姫路市の理事者に昇格しているではありませんか。  私は驚きを禁じ得ませんでした。あれだけの不手際、また市民の血税の投入を招きながら、責任の所在も責任の追及もなく、厚顔にもさんざんおわびを言っていたその中から、昇格者を出すとは何事でありますか。  姫路市の将来を背負うであろう中学生に対する給食センターの度重なる遅延、また給食センターを大きな子育て支援として待ち望んでいた大勢の保護者、この大勢の市民の皆様に対するおわびを、予算委員会では神妙な顔つきで頭を下げていた幹部職員が、議案が通ればこっちのものと言わんばかりの姫路市理事に昇格するとは、姫路市とは一体どんな組織でありましょうか。  ぜひ教育長に、このたびの南部エリア学校給食センター土壌汚染の発覚並びに工事遅延による混乱の中で、その内部昇格を決められた理由についてお伺いをさせていただきたいと思います。  また、そのお返事いかんによりましては、総務局長、また副市長に対してもお尋ねをさせていただきたいと存じます。  これで、私の第1問は終わらせていただきます。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   令和2年4月付人事異動に関する教育委員会事務局内における内部昇格人事についてでございますが、職員の承認や配置を行うに当たっては、それぞれの職に配置する職員について、職員個々の能力や適性などを総合的に勘案の上、任命を行っているものでございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   教育長、それは全く、地方公務員法そのままの、お読みになったお答えやというふうに存じます。  私がこの質問させていただいておりますのは、予算委員会でも、また本会議でも大いに紛糾をしたと。その責任というのはやっぱり幹部の方々にあるわけですよね、やっぱりどこの組織も。  だから、そういった中で内部昇格をさせる。本来でありましたら、皆さんが何らかの処分を食らってもいいような形の中で昇格するということは私は考えられないというようなことで、別に地方公務員法聞いてるわけではございませんので、そういった議会、市民に対してのおわびであるならおわびであるその後の処置としての向き合い方も入れて理由を尋ねているわけでございますので、その点でお答えをいただきたいと思います。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   (仮称)南部エリア学校給食センター整備事業につきましては、これまでの対応に反省すべき点があったことを十分に認識した上で、今後、円滑に事業を進め、スケジュールどおり給食提供を開始することが教育委員会事務局として課せられた責務であると考えておりますので、その責任をしっかりと果たすために、引き続き本件の対応に尽力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   すいません、私が尋ねたことにお答えをいただきたいと。私が聞いてるのは、内部昇格のことを聞いております。  いわゆる、申し訳ありませんでしたというふうに市民の皆様方におわびをし、またその市民の皆様方の代表者たる我々議会に対しての、向き合ったその後でですね、通常はおわびをした後、そのおわびに来てたメンバーが昇給する、昇格する、世間並みの言い方をすると出世するというようなことは考えられないわけでございまして、そういった中の、なぜその人を昇格させなければならなかったのかというようなことを踏まえて、おわびと踏まえての説明を聞かせていただきたいというふうに言うてますんで、全然私が尋ねさせていただいてることと違いますし、時間ばっかり過ぎますんでね、的を射たことを言うてください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   教育委員会としては、様々な課題に直面している中で、それらの課題を解決していくためには、個々の職員の働きに加え、組織として対応することが大変重要であると考えております。  そういったことから、本年4月の人事異動において、学校給食に関しては、多くの課題を抱える健康教育課に新たに担当主幹を配置しまして、体制を強化したところでございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   将棋の千日手じゃないんですけどね、同じところばっかりで行ったり来たり行ったり来たりで、質問に答える義務があろうかと思います。  ちょっといらんこと言わせていただくようですけれどね、教育長さんのお仕事というのは、地方教育行政法の中でね、第4条で定められているわけなんですけれどもね、人格高潔にしてと、そしてまたその業務に精通しというような形で書いてるわけなんですね。私は、逆に言うとこの行政のトップでありながら、議会のことにも、当然、お立場としてここへ座られるの分かってるわけやから、議会の答弁を聞きたいわけであって、内部の会議ではないわけなんですよ。  だから市民の皆さんに向かっては、こないだ失敗したということを悪いと。そこを聞いたけどね。要するに、給食センターでまた土壌改良が出てきたと。もっと注意しとったら出てこうへんかったのに、そしてそれらに対して予算委員会で大勢の議員さんでみんな追及したと。それで、本会議でも反対が出たというようなことを真摯に受け止めて、まずじゃあそこを真摯に受け止めておられますか。  その辺ちょっと先お答えください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   土壌汚染について新たな費用負担を市民の皆様方に求める事態になったことについては、本当に反省しておる次第でございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員 
     ということは、この議場で反省をしているということであるならば、反省するということを形で、態度で示していただくことが必要やと思います。  ですんで、反省しておりながら、反省して「ごめんなさい。」と言うたメンバーの中から昇格者が出るということに、私は市民目線で言うとおかしいと。その辺については、任命権者である教育長さんに、どんなおつもりでやられたのかという理由を聞かせていただきたいわけであって、法律でこうなってるか、ああなってるかと違って、教育長のご存念をお伺いしてるわけなんで、その点、はっきりとお答えいただきたいと思います。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   責任につきましては、整備事業につきまして、これまでも対応に反省すべき点があったことを十分に認識した上で、今後円滑に事業進めるために、スケジュールどおり給食提供ができるように、教育委員会事務局として課された責務であると考えておりますので、その責任をしっかりと果たすために、引き続き本件の対応に尽力してまいる所存でございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   どない言うたら分かっていただけるのか、私も日本語で言うてますし、申し訳ないんですけれども、行政の事業を進めるために必要やということと、しでかした失敗に対しての向き合うということと違うわけなんですよね。  私、なぜあえて、こうやって申し訳ないですけれど、総務部長さんの昇級人事おかしいと言うかというとね、予算委員会に出てこられて、そして我々に謝るということは、市民に向かって謝るということなんですね。その中で、一番申し訳なかったんですけど、このたび昇格された方が一番教育委員会のキャリアが長かったわけなんですよ。前の時からおられるわけ。  ということは、この人が、逆に言うたらね、もっとしっかりしていろんな意見が出てたら、ここまで行かなかったかもならないということを、一番最初、実際現実問題の責任として、一般的に言うと考えてしまう。最終責任は教育長さんが取られるとしても。だから、その中であえてそういったような形がありながら、またそういったまだ湯気も冷めん先からですよ、1年後ならともかく。3月の5日に終わって、3月の25日にそうやって出てくるわけですから。もっと突っ込んだ言い方をしますとね、通常局長さんの人事いうたら大体2月にやられるというふうに私も仄聞してます。ということは、もう予算委員会に出てくる前にも、もう我々に謝るのも、市民の皆さん方に謝るのも、それの以前にこれ決めてたというふうに考えますとね、余計に憤りがあるわけなんですよ。  原因があって結果がある。その原因をつくった人をね、昇格させるということは何事やということに対して、任命権者の教育長の思い、考えを聞かせていただきたいと。関係ないんやったら、関係ない思とんやったらはっきり言ってくださいよ。そんなこと一々一々、市民に怒ったってしょうがないがなと、わしは関係ないというふうに言い切ってんやったらそういう言い方やけど。全然その部分に対して反省の言葉もなければ、丁寧な説明もないわけですわ。  それから考えたらやね、何をここで答えておられるのか。もうちょっとしっかりしてもらわなんだらやね。これ、我々議会じゃない、我々議会の後ろにおられる市民の皆さん方納得しませんよ。まして教育長、この姫路の教育界の頂点気張られてそんな説明ではやね、高校のホームルームでも生徒に「ちょっと異議あり。」で手挙げられませんか。  きちんと私が聞きたいことをまず答えてくれな、もう前進みません。もう半分時間終わってもとうわけやから。  しっかり答えてください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   結果的に土壌汚染が判明したことについては、そこに至るまでの判断に違法性が認められないと私は考えております。  教育委員会一丸となって、スケジュールどおり進むように頑張っていきたいと思います。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   これ休憩入れていただいて、その理事者の中でもう1回私が言うてる答弁ね、議会事務局あたりから説明してもらわな、ずっとかみ合うてない。  任命権者として、分かりやすく言うと、失敗をしでかした形式的責任のある人がなぜ昇級するのか。じゃあそこを教えてください。  もっとかいつまんで教えてください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   個々の部分については言うことできませんけども、職員の承認や配置に当たりましては、それぞれの職に配置する職員について、職員個々の能力や適性などを総合的に勘案した上で任命を行っているものでございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   じゃあ、その失敗をした。もしくは市民に大勢に迷惑をかけた。行政の推進事業として進まない。こういった事態を引き起こしても、あえて責任を取る必要はないということですか。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   先ほども申しましたけども、違法性については認められないと私は考えております。  教育委員会一丸となって、スケジュールが進むように、全力で尽くしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   教育委員会が一丸となるのはね、その方が昇級しようと昇級しよまいとね、一丸となってやっていかないかんことなんですよ。そやけども、その中で失敗を起こしたということについての反省があるならば、やっぱりそれらに対してのきちっとした向き合い方がなかったら、側から見て、どんな失敗を起こしたとしても「何や。」と。  もう予算が通って、議案が通ればそれで許してもらったかのように勘違いされて、あの委員会でもそうですし、あの議案でもそうです。議会はね、このたびのことに許してるわけじゃないんですよ。あなた方の仕事に許してる人なんか、ほとんどいらっしゃらないと思いますよ。それが、これ以上南部の子どもたちがね、給食食べるん遅なったらいかんと。子どもを一生懸命育ててる独り親家庭なんかにも、これ以上延びたら気の毒やと。そういう賛成した議員は賛成したけど、私なんかもそうですけれど、やっぱり子どもらのことを考えたら、これ以上ここで紛糾して引っ張ったらいかんという気持ちだけで賛成したわけであってね。それでもやっぱりたび重なるタイミングがありながら、そのタイミングを逸して、大きな多額の税の投入がなった。ましてあの補正の5,500万出てきたうちの4,000万市債ですわ。市民に借金負わしようわけやからね。  だからそれらを考えると、やっぱり許されへんという方も非常にいらっしゃった。それぐらいの、議会の意見も割れ、そして、市民の向き合い方も足らんぞという中でね、今日のご答弁で、私もう失礼ですけど教育長の下で子どもを、私子どもおりませんけれども、残念ながら。おったらよう預けませんよ。もうちょっと、しっかりはっきりしたことを言うてくれなんだら。  それくらい大きな失敗を教育委員会としてはしたわけなんですよ。教育委員会が失敗してないんやったらちゃんと決まった期日に給食食べさしたってくださいな、南部の子どもに。私も毎朝小学校で立ってますから。  「ああ、うちの子、1年生になった。今度3年生ぐらいには給食食べれるんやわ。」。そない言うてた子どもが、結局卒業するまで食べられへん。いや別にね、給食食べへんかったからいうて、その後の進級に影響があるということではないかもしれないけど、明確に給食法という法律もあり、そしてまた、食育という観点から必要だから、行政が中学校に対しても給食するわけでしょ。もともと弁当やったわけやないですか。それをあえてするということは、誰が決めたんです。市民の当然要請もある。しかし、食育という教育の観点からも必要、だから大きなお金もってする。その大きなお金をもって本来は平等にしなければならないこと、不平等な格好で、まだそれが1年も遅れてしまう。  そういった状態でね、その中の人たちが誰も責任取らへんということに、どうお考えですか。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   議案を通していただきまして、今、南部エリア給食センター、建設を開始しております。それに対してはありがたいと思っております。どうもありがとうございました。  ただ、先ほどからも申し上げておりますように、違法性はないと私は考えております。教育委員会としても全力を尽くしてスケジュールどおり行えるように努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   最初の1回目がちょっと私聞き取りにくかったんで、今はっきり聞こえました。違法性はない。違法性ないけれど、教育委員会ですよ。  道徳的な道義的な責任というのは何も感じずでええんですか。私水道局に聞いとうわけと違うんです。子どもに何というふうに教えますか。例えば、比喩として例えて悪いかも分からないけれど、あの神戸の、カレーの学校の先生の事件がありましたね。あれは確かに警察沙汰にもなった。あんな中で、じゃあそこにおられた教頭先生が、ああいうことがあったけども、次校長先生になって、また校長会の役員にもなっとんですみたいな格好のことが仮にあったとしたら、市民の皆さんや議会の皆さん納得しないと思いますよ。  だから、その時の責任がある人たちの中で、ああやって紛糾したり、実際結果はうまくいってないというような現実を考えて、その反省に基づいて、市民の皆さんや議会に対して、通してもらったからそれでいいんじゃないんですよ。通してもらったからこそきちんと反省して、今後どういうふうに向き合うかいう姿勢を我々が期待してるのにやね、何と、月末に出た新年度人事、何やこれというふうに思ったん私だけやないと思うんです。  だからその辺について、任命権者たる教育長がいかにお考えになって、道義的責任、道徳観念、そういったことからおっしゃっていただかないと。  先ほども言いました、教育長は、地方行政法の第4条に、「当該地方団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔で、教育行政に関し識見を有するもののうちから、地方団体の長が、議会の同意を得て、任命する。」この人格が高潔でというところ、市長・副市長に入ってないんですよ。教育長には入ってるんですよ。人事委員長であるとか。この部分が、任命される、またはこれが選ばれる1つの大きな理由になっている。その職責から言いますと、今のまるでもう、「いや、もうお仕事淡々と次やります。頑張りますから応援してください。」みたいな格好のことでは、もっと平たく言うたら、若い人たちがそれを是としますかと。それが極端に言うたら、高校生100人ほど集めて、「どうや僕ら。」って聞いたときに、皆賛成すると思ってですか。  だから、私が聞きたいのは、道義的責任もあるでしょうと。教育委員会なんだからというところをお尋ねさせていただきようわけなんです。もうこれぐらい何かもうほんまにね、30分の間にまともに的を射たお答え1つもないわけなんですよ。きちっと答えてくださいな。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   道義的責任につきましては、もう繰り返しとなりますけども、(仮称)南部エリア学校給食センター整備事業につきましては、これまでの対応に反省すべき点があったことは十分に認識しております。  今後、円滑に事業を進め、スケジュールどおり給食提供を開始することが、教育委員会事務局として課された責務であると考えておりますので、その責任をしっかり果たすために、引き続き本件の対応に尽力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   後のことをやるなんて当たり前のことですよ。こんだけ遅らせて、当然のこと。そんな一致団結、一々一々そんなことね、ここでしおらしい顔して言うようなことと違いますがな。  それよりも、そんな中で一番長いことおった者が、何で昇格せなあかんねんと。一番長いことおった者が、もっとしっかりして歴代の教育長や次長に、こうです、ああですと、そんな意見も言われへんかったような教育委員会やったんですか、これまで。そしたら一番私らがキャリア見てね、責任あるやないかと。それがまた昇格するんやと、こないだまでごめんなさい言うて。そんな組織がね、これ日本中探してありますか。  これ教育委員会だけの問題、もう時間も短くなってしまったから、もう1つは、これはもうぜひぜひ、もうこんな答弁やからね、もうちょっとしっかり議会に向き合っていただきたいというのが事実であります。  また、それだけやない。今まで姫路市というのはね、ここ10年、逮捕者が12人も出ている。もう10年遡って、また10人出てる。申し訳ありませんがね、この間名誉市民ももうたったから、ちょっとお小言言わせてもうていいかも分かりませんけれども、前市長の間に20人逮捕者が出ている。  それで、この中で、それもそうなんですね、この中でも、その時その時の、例えば、逮捕者が1人、2人、3人。普通、総務局長や職員部長や、直接建設局で出た、直接水道局で出た。そやけども、人事のことを統括してるところが何の責任も取ってないわけなんですよ。  あえて私も言いたいんですけれど、それをもうちょっと半分ぐらい言おうかなと思ってたけども、教育長さんの煙に巻かれてもて、もう時間がないようになってしまいましたけれど。そういうことを考えると、何とこの平成22年から令和2年のこの10年間、12人の逮捕者が出て、そのうち5人逮捕者が出たとき、続けてですよ、5人出たときの職員部長さんが今の議会事務局長。9人逮捕者が出た総務局長が今の防災審議監、6人逮捕者が出たときの職員部長さんが今の水道管理者。ずっとこれ逮捕者が出ようともよそごとですわ。現場だけが悪いと。民間そんなことないですよ。民間は工場でそんなことがあったって、立て続けになった場合は、人事も何らかの形で責任取らされますよ。そういうようなことも何もなく、お手盛りで、自分らのこと自分らでやってまう。それが、今の道徳的な答えもなかったらいかん教育長のところで、もう法律的なことばっかり。  子どもも、じゃあそないして法律的にきちっととどめてくださいな。学校の先生の悪いことしたやつ、子どもがかわいそうやから、だから、罪を犯した職員、セクハラしたり痴漢したり、盗撮したりした職員は、いつも名前が出てこない。これは子どもがかわいそうやと。勝手について子どもがかわいそういうのは、道義的責任やからでしょ。法的責任があるんやったら、名前載せるべきや。  そういうことでかばう時はね、勝手に言うたら、自分らの都合で、勝手なルールで、いや道義的にどうじゃこうじゃと。自分らが失敗したときには、「いや、これは法律的にも全然関係ないですから。」と。そういうことがこれまで続き過ぎたということがあります。  だからそういうふうに考えると、職員部長さん、例えば総務局長さん、その2人、3人目ぐらいにはね、進退伺い出すぐらいがなかったら、この姫路市の組織がしっかりしたりしますかいね。それが何人出ようが、「わしは関係あらへん。そんなもん現局のせいやないか。」と。そんな格好で向き合うて、何と28年に理事者たる建設局長あたりが逮捕されて、そして、3人の弁護士さん、それから元姫路警察の署長さん、それともう1人は、姫路の獨協大学の教授、そんな人たちから意見をもらって、姫路市の中をどうやってやるべきやって言うたその後も3人も捕まっとうわけなんですよ。  だから全くもってね、私は、人事を司る人や先ほどの教育長の答えやないですけれど、人を統べる人間が、全然ルールや、また、道徳やそういったことを関係なしにね、自分勝手な法解釈で人事をやり過ぎる。だから、いつまでたってもよくならないし、いつまでたっても失敗がなくならないんじゃないか。私はそないて思うわけであります。  だから逆に、今後、これからの学校教育において、教育長、私今さっきの答え言わせてもうたら悪いんですけれど、学校の中でそのようなお答えがあった。そして、保護者の方からクレームがあったとしても、学校の先生は交代、教職員の場合は交代になりませんか。交代しませんか。教職員にそうやって非があった。責められるべきポジションであったと。そういう格好になって、教頭先生どうしてもこれは地域の自治会からも地域の住民からも大分批判が出とんやと。そうしたら、学校の運営を円滑にするためにも、やはり更迭するのはやむなしということは、やっぱり判断として出てきませんか。そんなところ、もうほったらかしにしとってんですか。どうですか。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   小中学校につきましては、県の教育委員会が、人事、それから昇格、処罰等も行っております。  議員の言われるような、地域で問題が起こった場合は学校変わるとかというようなことも行っておりますが、それにつきましても、個々の適性などを考えて総合的に判断して行っている次第でございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   34番 松岡廣幸議員。 ◆松岡廣幸 議員   もうあっという間の時間が来てしまいましたですけれど。  今日は、あえて市長に対してのお答えは望まないつもりでおりました。先ほど来私が申し上げましたこともですね、市民の目線、また民間の目線、また世の中の物差しから言うと、十二分に、私ここで無理難題を言うた覚えも当然ありません。また、WINKご覧の市民の皆様方も、恐らくはご納得いただけるというふうにも思っております。  そういった中で、今後、前市長を踏襲するという形で、すばらしいことは踏襲していただいたらいいと思います。しかし、職員に対しての、内部に対しての信賞必罰であったり、組織管理ということにつきましては、いささか優し過ぎたのかなあというふうにも考えて、応援をさせていただいた者の1人としては、反省もするところでございます。
     ですんで、今後、ぜひ、先ほど来言いましたようなこと、法的にできること、できないことあるかも分かりませんけど、やはり政治は道徳が大事でございます。ですんで、そういった人の道に外れることのない形を推進していただきますことを要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○八木高明 議長   以上で、松岡廣幸議員の質疑・質問を終了します。  22番 川島淳良議員。 ◆川島淳良 議員  (登壇)  本会議も3日目になり、質問も重なりますが、また先ほどの熱い思いの質問の後でございますけれども、通告に従い質問させていただきます。  1項目めは、新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きします。  「賢者は歴史に学び、愚者は体験に従う。」という格言があります。ドイツの鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの言葉です。「賢明な人は、広く過去の事象を調べ原因を知り、多くを貫く原理を求める。だから、新しい現象にも参考になる学習ができる。」との意味だそうです。  近々の経済的なショックとしては2008年にリーマンショックがあり、その直後の2009年に新型インフルエンザ感染の世界的流行がありました。今回の新型コロナウイルス感染拡大は、リーマンショックや新型インフルエンザ以上の多大な影響を日本だけでなく、全世界にほぼ同時に与えています。まずは、本市がこのリーマンショックのときに取った対策や新型インフルエンザ対策を検証しながら、この新型コロナウイルス感染症に対する政策をお尋ねします。  リーマンショックは、2008年(平成20年)のアメリカの投資銀行リーマンブラザーズの経営破綻を受け、世界中に金融危機が拡大しました。日本でも日経平均株価が1万2,000円から6,900円台にまでに暴落しました。  本市においても、リーマンショック直後の本市の市税収入を決算額の普通税と目的税の合計金額で比べてみると、リーマンショック直後の平成21年度は、前年度に比べ約53億円の減収となっています。リーマンショック前の収入に回復したのが平成26年度。個人分の市民税においては、平成28年度に回復しています。  近年の経済成長はインバウンドによる経済効果が大きく、また、交流人口を増やすことで人口減少に対処しようとする現在の政策を考えれば、この新型コロナ感染症は大きな障害と考えます。  また、2009年(平成21年)の新型インフルエンザは、メキシコやアメリカで豚インフルエンザが人から人に感染していることが報告され、新型インフルエンザとされました。日本では、5月9日に成田空港での検疫でカナダの交流事業から帰国した高校生ら3人において初めて確認され、その後、渡航歴のない神戸の高校生に感染が見つかり、大阪、兵庫を中心に広まりました。  本市においても、5月17日、18日に高校生2名の感染が確認されています。高校内での感染と思われるものの、感染源の特定はできないままでした。保育園、学校も5月22日まで休校、休園し、イベント等も中止になりました。  この時は6月3日に終息宣言を出すことができています。それでも、このときでも経済面の影響は大きく、商工会議所のアンケート調査では、回答のあった1,113事業所中42%の事業所で「影響があった。」との回答があり、飲食・宿泊業、小売業では、半数以上で影響が出ていました。  今回の新型コロナウイルス感染症においては、休校期間も約3か月に及び、まだ終息宣言も出せない状況が続いています。  そこで、以下6点お聞きします。  1点目は、過去に学ぶとするならば、リーマンショック直後の施策はどのように考え、どのような対策を打たれたのかお聞かせください。また、この新型コロナウイルス感染後の財政見通しをどのように立てておられるのか、ご所見をお聞かせください。  2点目は、リーマンショックや新型インフルエンザ時の経済対策と効果を踏まえ、今回の新型コロナウイルスに対する緊急経済対策の方針をお聞かせください。  3点目は、生活保護についてお聞きします。  生活保護率もリーマンショック後増加し、平成26年度をピークに減少傾向になっています。リーマンショック後の体制と今回の新型コロナ災禍後の生活保護対策についてもお聞かせください。  4点目は、感染経路についてです。  今回の姫路市における新型コロナウイルス感染は大阪のライブハウスの参加者が最初で、その後、病院でのクラスター感染が発生、最後の41人目は市職員でした。感染経路の分析はどこまでできているのでしょうか。新型インフルエンザ時の対応もお聞かせください。  5点目は、マスクについてです。  新型インフルエンザ対策として備蓄すべきマスクの在庫が少ないのではとの記事がありましたが、平成21年6月17日の厚生委員会での質疑応答の中で、「マスクなどの衛生用品については備蓄がなかったので、今後、計画的に備蓄するように考えている。」との答弁がありますが、どのように計画されたのか。さらに、今後の対応もお聞かせください。  6点目は、冬に向けての対策です。  毎年、冬になるとインフルエンザが流行しますが、コロナ感染の症状とインフルエンザ感染の症状も似ている所があると聞きます。風邪による発熱もあります。市民は、どこに相談し、どのように判断し、どのように行動すべきなのか、市の対応指針を含めお聞かせください。  2項目めとして、働き方改革についてお聞きします。  働き方改革はこのコロナ感染症の流行が始まる以前より取り組み、時差出勤やテレワークを取り入れていました。令和元年の12月の総務委員会では、令和元年11月末でテレワーク利用者が男性6名、女性10名の計16人の利用、時差出勤については男性が1,403人、女性が210人の計1,613人が利用しているとの報告があります。7時からの早朝の涼しい時間帯の公園の草刈りなどのメリットが報告されています。  このたびの新型コロナウイルス感染は図らずも、時差出勤やテレワークを全庁的に取り入れることになりました。最初は、総務局など一部での実証研究をしながらの推進計画を考えられたと思いますが、今回の全庁的に取り入れた結果をどのように考えておられるのかお聞かせください。  また、今後の対応についてもお聞かせください。  次に、職員研修に関してお聞きします。  市職員のスキルアップは、市民にとって直接的にも間接的にも必要なことです。これからの多様化し変化の速い時代に即応していくためには、今まで以上にスキルアップが必要と考えます。  4月、5月は、会社にあっても地方自治体にあっても、新人が入り、そのための研修が行われます。今年はこの新型コロナウイルス感染の影響で、例年とは違った対応を取らざるを得なかったと考えます。本年はどのような対応をされていくのかお聞かせください。  さらに、今後の職員全体への研修計画についてもお聞かせください。  近年は、全国的に従来の経験に基づく政策立案から明確なデータに基づいた政策立案が求められている傾向にあると聞きます。  現在作成中の姫路市官民データ活用推進計画(案)の第5章、計画の推進のところにはデータ活用人材育成とあり、「庁内外における官民データ活用人材の育成に努める。」との標記がありますが、データ分析や活用の研修についてはどのように考え進めていかれるのか踏まえ、研修内容についてもお聞かせください。  最後に、ひとり親世帯への地場産品提供による地元生産者の支援について職員の働き方の観点より、質問させていただきます。  この支援は、地元の農産物や地元産品などを買い取って生産者を支え、発送用の荷造りをイベント業者らに委託し、配達をタクシー会社に任せて、独り親家庭に届けようとする事業です。一石四鳥の効果を狙った知恵を絞った事業と思います。  配達には住所等の個人情報の問題もあることから、都市局の職員がタクシーに同乗し、約2,700軒に配達します。職員にとっては、日常の業務を行いながらの作業になると思います。市職員一丸となって新型コロナウイルスに立ち向かおうとする姿勢は評価しますが、オーバーワークにならないか危惧します。必要日数や必要人数など具体的な計画をお知らせください。  職員が直接市民の元へ足を運ぶことは喜ばしいことと思いますが、独り親家庭は留守が多いと考えます。また、「食料品をタクシーでわざわざ持ってくるぐらいなら、その分を現金でもらえるほうが助かる。」と言われる人が多いかもしれません。しっかりと事業内容を理解していただく必要もあると考えます。  6月は梅雨時期でもあり、雨の中での配達で職員が体調を崩さないか、この時期ですので余計に心配します。どのような対策を考えておられるのかお聞かせください。  3項目めとして、居住支援についてお聞きします。  戦前の住宅行政は厚生省社会局住宅課が所管していましたが、戦後の深刻な住宅不足への対応のため戦災復興院に移管され、その後、建設院、建設省を経て、現在の国土交通省に至っている歴史があります。もともと住宅行政は社会福祉行政と一体不可分だったのです。現在の居住支援の動向は、本来のあるべき姿を取り戻そうとしていると言えます。全国の基礎自治体ベースで、2020年5月29日現在、52市区町にとどまっている行政、不動産、福祉等の関係者による居住支援協議会は、本市においては、平成30年に設立され活動されています。  住まいは安定した働き口を求めるためにも必要になります。今回の新型コロナウイルス感染対策としても、新型コロナウイルス感染症の影響による解雇、離職により住宅の退去を余儀なくされた方へ、市営住宅の提供を第1弾の姫路市緊急経済対策の生活支援対策として挙げておられます。さらに、第2弾の緊急経済対策には離職者等に提供する市営住宅の改修が入っています。  第1弾では不足が見られることより追加されたと思いますが、どれぐらいの提供数があるのか、利用状況もお教えください。  また、低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子どもを養育している者など、住宅の確保に特に配慮を要する方々のための住宅セーフティネット法が平成29年4月に一部改正され、住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅事業が創設されています。これを登録する制度が平成29年度10月から始まり、登録審査業務を行っています。  今回のコロナウイルスにより住宅の退去を余儀なくされた方への提供は可能なのか、本市の登録状況と現在の課題をお聞かせください。  次に、空き家データベースについてお聞きします。  空き家データベースは令和元年に完成し、今後は位置情報や現況写真、所有者情報や対応経緯などの一元管理が可能となるほか、空き家の状況に応じたダイレクトメールの発送による適正管理や利活用の啓発手段として利用されると聞いておりますが、現在の分析状況をお聞かせください。  住宅セーフティネット制度は、全国で増え続ける空き家を活用する目的も有していました。今回完成した空き家データベースも利用されるのでしょうか。データ完成後も空き家は増えていくと考えますが、新たに生まれる空き家における情報の追加やデータベースの更新はどのようにされるのかもお聞かせください。  4項目めとして、水道事業等についてお聞きします。  水道料金については、コロナ対策として県が県営水道料金を3か月間無料にすることを受け、本市においても基本料金を6か月間減免する施策を取られました。迅速な対応であったと思います。  そこで、水道事業関係について2点お聞きします  まず1点目は、夏の節水と新型コロナ対策についてです。  緊急事態宣言による自粛で、企業の水道使用量は減少したのでしょうか。一般家庭の使用量は、平素に比べ増加していると思います。自粛解除になり、企業活動も戻り、工場稼働も元に戻ってくると考えます。新型コロナウイルスは石けん・アルコールに弱いため、小まめな手洗いや消毒が奨励されています。ウィズコロナとしても、手洗いの奨励を続けていかなければなりません。杞憂に終われば幸いですが、もしこの夏の降水量が少なく節水を働きかけなければならなかったときは、どのような対策を考えておられるのか、水道使用量の変化を踏まえお聞かせください。  2点目は、公共施設への冷水機の設置についてお聞きします。  熱中症対策として、またマスク対策として、冷水機の設置をしてはいかがでしょうか。体を冷やすためには体の中から冷やすことも大切であると思います。今年はコロナ対策のためマスクを使用し、口が乾燥します。コロナ対策としても水分は有効と聞きます。ぜひ冷水機の設置を検討してはいかがでしょうか。  市役所においても、各施設で冷水機が設置されています。寝屋川市では、水道局が熱中症対策として、また水道水のおいしさを伝えることを目的として、教育委員会と連携し、市内全小・中学校に冷水機を導入されています。  特に、今夏は夏休みを短くすることが決まっている中、小・中学校にも設置が必要と考えます。いかがでしょうか。ご所見をお聞かせください。  5項目めとして、手柄山中央公園整備についてお聞きします。  今、手柄山中央公園整備は、サウンディング型市場調査が行われ、計画実施に向けた検討が始まっていますが、どのような意見があるのかお聞かせください。  また、私案ですが、文化センター跡地への動物園移転も考えてはどうでしょう。  動物園については、特別史跡姫路城跡保存活用計画を作成に当たり、動物園についての専門部会で検討されていますが、市民には、保育園や幼稚園から、また家族で行った子どものときの思い出の場所としてとどめられています。園の遠足、家族で時間をかけずに行ける距離が求められていると思います。その観点からも最適ではないでしょうか。専門部会でも子どもが来園しやすい交通アクセスに優れた利便性の高い地域への移転することなどの意見が出ています。スリラー塔、ロックガーデンを利用した小動物広場や、植物園と動物園を合わせた動植物園として整備するのもよいと思います。金沢の21世紀美術館のように、無料ゾーンから有料ゾーンへの誘導なども工夫しやすい場所と考えます。  夏季以外のプールの有効な活用ですが、今でも、夕方に手柄山中央公園をジョギングされている姿を見かけます。手柄山にジョギングコースを整備し、プールのシャワールームや更衣室などをジョギングする方に開放して使用できるようにしてはどうでしょう。ご所見をお聞かせください。  最後に、手柄山中央公園の名称についてお聞きします。  手柄山中央公園の名称については、最初は手柄山公園から始まり、昭和28年に慰霊塔の起工を記念して中央公園となり、昭和42年には、開催された姫路大博覧会において手柄山が主会場になったことから手柄山中央公園と現在の名称になりました。  手柄山中央公園整備計画が検討されるときに、名称についても市民アンケートや利用者アンケートが取られ、懇話会では「総合公園」や「平和」を入れればとか「姫路」をとかの声があったものの、現在の名称が市民に定着し親しまれている現状から、手柄山中央公園にするとされています。  しかし、今あえてもう一度、名称を手柄山平和公園に変更することを提言いたします。  手柄山中央公園にある平和資料館の前庭には、2020年に向けての市民のメッセージを入れたタイムカプセルがあります。本年度に開封する予定と聞いています。過去から未来へとつなぐ発信基地として利用されています。  今年は新型コロナウイルス感染により、1日でも早く平穏な日々を誰もが切望しています。世界全体では、収束したとは言えず、日本においても、完全に収まったとは言えない状況です。第2波、第3波の懸念も言われています。一番に経済的支援対策が早急に必要ですが、平穏な日々を目指す指標として、手柄山中央公園の名称を手柄山平和公園に変更することで新型感染症に立ち向かう意思を、姫路のみならず、全国へ発信してはいかがでしょうか。このことを未来の記憶にとどめる、平和を刻むモニュメントとしての意味を含め、そう考えます。  観光地にもストーリー性が求められています。手柄山中央公園にもストーリー性を持たせるためにも名称を変更し、そして、市民の声を受け、存続が決まった回転展望台はブルーにライトアップをし、医療従事者への感謝を表すシンボルとしてはどうでしょう。ブルーの光もサーチライトとし球場から展望台に当て、光によるアーチを作り出してはどうでしょう。できれば、慰霊塔もその光で浮かび上がればより最高です。ご所見をお聞かせください。  以上で私の1問を終わります。 ○八木高明 議長   清元市長。 ◎清元秀泰 市長  (登壇)  「ひとりの人を大切に」をスローガンに掲げる川島議員から、新型コロナウイルス感染症対策や働き方改革など、5項目のご質問をいただきました。  川島議員のご質問中、新型コロナウイルス感染症対策についてのうち、4点目から6点目までについてお答えいたします。  まず、新型インフルエンザと新型コロナウイルスの感染経路についてでありますが、平成21年の新型インフルエンザの発生時は、今般の新型コロナウイルスと比較して速く感染が広がったため、感染経路を特定することが困難な状況でありました。  一方、今回市内で発生した新型コロナウイルス感染症のうち、感染者全体の約9割について、接客を伴う飲食店や病院、家庭、職場、飛行機内など感染経路を分析することができました。その他、約1割の感染者については、感染経路を分析することができなかったものの、家庭や職場以外には近隣で日用品の買物をする程度で、感染拡大につながる行動は認められない状況でした。  このため、本市においては、早期のクラスター対策の実施により、感染の拡大を抑え込むことができました。  次に、マスクの備蓄についてでありますが、本市では、新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき、姫路市医師会や医療機関を含む本市全体の防護具等の必要数を検討し、平成22年1月と2月に、N95マスク10万8,700枚、サージカルマスク14万8,700枚を医療機関に配布し、日常診療で使用した分は各医療機関で補充し、備蓄量を維持・確保するローリングストック方式での備蓄を要請しておりました。  しかしながら、今般の新型コロナウイルス感染症の流行に際しては、検査や入院を行う医療機関で、特にマスク、ガウン、フェイスシールド等の防護具が不足したため、4月に議決をいただいた補正予算で購入しましたマスク30万枚や、国・県から提供された防護具などを配布したところでございます。これにより、当面の間の必要な量を確保できたと考えておりますが、感染の第2波、第3波に備え、各医療機関において、役割に応じた備蓄について検討していただくなど、さらなる備蓄に努めていただいております。  本市といたしましても、兵庫県と連携し、必要量の確保に取り組むとともに、民間企業との供給面での連携についても研究してまいります。  次に、冬への対策についてでありますが、議員ご指摘のように、例年発熱者が増加するとともに季節性インフルエンザが流行する時期であり、特に、本年は新型コロナウイルスの再流行についても懸念されております。  本市といたしましては、市民の皆様の不安に応えていくことができるよう、相談体制の強化に向けて準備を進めてまいります。  また、地域外来・検査センターの開設を契機といたしまして、発熱を伴い、感染の疑いがある場合における一次医療から三次医療までの連携体制の構築についても、関係機関のご協力を得ながら推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   黒川副市長。 ◎黒川優 副市長  (登壇)  議員ご質問中、私からは2項目めの働き方改革についてお答えを申し上げます。  まず、1点目の新型コロナウイルス流行後の働き方につきましては、4月7日の兵庫県に対する緊急事態宣言の発出以降、国・県の対処方針を踏まえ、職員の接触機会の低減による新型コロナウイルスの拡大防止に資するため、4月の15日から5月の31日までの間、時差勤務の勤務時間区分を5区分に拡充をし12区分とするとともに、新たに市のネットワークに接続しないオフラインの情報系端末を用いた在宅勤務の取組を行ったところでございます。  平成30年度から働き方改革の一環として導入をいたしましたテレワークの1つである在宅勤務は、市のネットワークに接続できるため自席とほぼ同様の内容の業務に従事することが可能ですが、今回の取組では従事できる業務が限定をされたことから、業務の効率の確保を課題として認識したところでございます。  一方で、このたびの新型コロナウイルス感染症への対応は、働き方を見直す契機となりました。  具体的には、ICTを活用したオンライン会議の実施は、3密の防止にとどまらず、移動による感染リスクの低減や移動時間の短縮も図られたことから、テレワークの充実の必要性等を改めて認識したところでございます。  5月25日に、全ての都道府県に対する緊急事態宣言が解除されたことを受け、今後は、新しい生活様式の定着を図りつつ、社会経済の活動レベルを引き上げていくことになります。  これを受け、本市におきましても、感染拡大防止策として、今後も情報通信機器を活用したテレワークや時差勤務、会議室や執務室の空きスペースを活用した分散勤務等により接触機会の低減に取り組んでまいります。  さらに、働き方改革の観点からも在宅勤務の一層の活用を図るため、今後、高いセキュリティーを備えた情報通信機器の追加と合わせ、対象職員の要件の見直しを検討してまいります。
     次に、2点目の職員研修でございますが、まず、本年の研修事業への対応として、4月の新採用職員研修につきましては、大幅に日程を縮小した上で、ソーシャルディスタンスの確保や会場の換気などの感染防止対策を取って実施をいたしました。その後、緊急事態宣言が発出されてからの4月、5月の研修につきましては、全て取りやめといたしましたが、6月以降は、取りやめた研修を含め、予定している研修について、可能な範囲で実施をしてまいります。  今年度の研修につきましては、感染防止対策を取って実施するとともに、新型コロナウイルスに係る情勢及び研修の規模や性質に応じて、研修動画を視聴する形式等従来と異なる方法での実施を検討いたしております。  また、今後の研修計画につきましては、引き続き階層ごとに必要とされるスキルを習得する研修、特定の能力を伸長する研修、業務に必要な専門的知識を習得する研修など、各職員のニーズに応じた多種多様な研修に参加する機会を設け、市役所全体のスキルアップを図ってまいります。  次に、新型コロナウイルス感染症への対応を契機として、オンライン研修等の新たな研修手法の導入を検討してまいります。さらには、その手法を育児休業からの復帰を控えた職員へのサポートに活用することで、働き方改革にもつながるものと考えております。  最後に、データ分析・活用の研修に係る方針及び内容に関するご質問でございます。  データ分析や利活用に関する研修につきましては、職員の課題認識能力、情報活用力及び企画・立案力等の育成を目指し、これまで専門家や先進自治体の職員を講師とした座学研修や、データを用いて受講者自らが課題解決方策を討議するワークショップ型の研修を実施してまいりました。  今後も継続してこのような研修に取り組み、職員のデータ分析及び利活用能力の向上を図ることにより、客観的な根拠に基づいた政策立案を推進してまいりたいと考えております。  最後に、3点目のひとり親世帯への地場産品提供における配送計画について、まず、お届けに必要な日数と人員でございますが、約2,700世帯に対し年3回お届けするため、梱包に必要な日数や再配達に要する時間などを考慮いたしまして、1回当たりの配送期間を3週間として延べ156名の人員を見込んでおります。具体的には、市内を6ブロックに分け、平日は8名体制、土曜日と日曜日は6名体制として実施をしてまいりたいと考えております。  次に、配送に当たっては、新型コロナウイルス感染防止対策として、職員にはマスクや防護手袋の着用、携帯用の消毒液を持参させるとともに、タクシー会社においても車内の消毒や走行中の適切な換気、ドライバーのマスク着用などを徹底して実施をいたします。訪問先では、相手方に不安を持たれないよう、マスク等の着用はもちろん、訪問前後には適宜、消毒を実施するとともに、相手方のご要望があればインターホン越しでの対応を行うなどしてまいります。  オーバーワーク、梅雨時期の体調管理、熱中症などへの対策でございますが、配送業務を同一職員が数日間連続して当たらないよう適切にシフトを組んでいくとともに、休日に勤務した職員に対する休暇措置などにも努めてまいります。  業務を担う職員の皆さんには大きな負担をかけることになりますが、本事業を進めていくに当たり、事業の趣旨や目的について各職員と情報共有しながら、市民の皆さん方にご理解をいただけるよう説明に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   三河財政局長。 ◎三河美徳 財政局長  (登壇)  私からは、1項目めの新型コロナウイルス感染症対策についての1点目、リーマンショック時の対策と新型コロナウイルス収束後の財政見通しについてお答え申し上げます。  まず、リーマン直後の施策をどのように考え、どのような対策を実施したのかについてでございますが、リーマンショックの際には、金融危機の深刻化や株式・為替市場の大幅な変動などの影響により世界景気が冷え込んだことで、国内でも企業収益や雇用環境が急速に悪化したことから、早期の市内経済の安定化を図ることを主眼に、中小企業への資金繰り支援として中小企業に融資を行う金融機関への預託金事業や、失業者への雇用対策として緊急雇用事業、生活支援として定額給付金の給付事業などの経済対策を実施いたしました。  次に、新型コロナウイルス感染症後の財政見通しについてでございます。  新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大は、国内外経済や市民生活に甚大な影響を与えております。リーマンショック時の平成21年度決算においては、法人市民税で前年度比44億円減となるなど市税全体で前年度比53億円の減となりましたが、今回の感染症による市税収入の減収額は、そのリーマンショックと同様か、それ以上となる見通しでございます。  そのため、税収減に対して減収補填債を発行するほか、経費の節減や事務事業の見直しを進めるなど事業の実施に必要な財源の確保に努めてまいります。  また、コロナウイルス感染症の影響への緊急経済対策の実施に当たっては、財政調整基金の取崩しや新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や県補助金などの国・県支出金を最大限活用することにより、市民生活の安定や事業の維持、さらには地域経済の復興に積極的に取り組んでまいります。  現時点では新型コロナウイルス感染症に係る事態の収束が見通せない状況であり、収束後の財政見通しは不透明でありますが、市民生活や経済活動への影響は長期化する可能性があること、議員お示しのとおり、リーマンショックの際には税収の回復に複数年を要したことなど考慮いたしますと、税収への影響は長期にわたることも想定されます。加えて、財政調整基金の取崩しによる基金残高の減少や公債費の増加が見込まれることから、今後、財政状況は厳しさを増すものと考えております。  財源の確保と徹底した行財政改革に取り組み、さらに政策の優先順位、事業内容や規模、実施時期の見直しなど選択と集中を進め、持続可能な財政運営に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   佐野産業局長。 ◎佐野直人 産業局長  (登壇)  私からは、1項目の2点目、リーマンショック時と新型コロナウイルスに対する経済対策についてお答えいたします。  リーマンショック時の経済対策につきましては、金融危機を起因とすることから、融資をはじめとする事業継続を支える事業や公共投資の集中的実施などにより、景気回復を目指し対応いたしました。  一方、このたびの新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策では、根本的な危機の収束が見通せず、その影響や被害が確定しない中で、対応策を立案・実施することに難しさがあると認識しております。  実際に、新型コロナウイルス感染症の拡大が市民生活や様々な分野の経済活動に影響を与えており、本市といたしましては、現在、感染症拡大防止対策や生活支援対策、雇用維持・事業継続対策を中心に、国・県とともに様々な側面から支援を実施しているところでございます。  本議会におきまして早期にご議決いただきました第2弾緊急経済対策をはじめ、感染症流行の第2波、第3波への備えや感染症収束後を見据えた経済復興事業などの市独自施策を盛り込んだ第3弾緊急経済対策をご審議いただいており、ご議決いただいた後、これら事業に速やかに着手してまいります。  いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染症に対する本市の緊急経済対策につきましては、感染拡大状況の中で、その時点、時点において迅速な対応を要する施策を立案・実施してまいりました。  今後におきましても、市長を本部長とする緊急経済対策本部による全庁体制で、国の第2次補正予算等を踏まえ、国・県の施策を補完し、新たな日常生活への対応や地域経済への復興に向けて、必要な施策について検討を続けてまいります。  以上でございます。 ○八木高明 議長   立岩健康福祉局長。 ◎立岩眞吾 健康福祉局長  (登壇)  議員ご質問中、私からは1項目めの3点目、リーマンショックと新型コロナウイルス収束後の生活保護についてお答えをいたします。  まず、リーマンショック直後の平成21年4月1日時点の保護率は9.80‰で、当時のケースワーカーは34人でございましたが、ショックの影響のピークであると考えられる平成27年4月1日時点の保護率は16.72‰で、ケースワーカーは57人でございました。  この間、保護率の増加に対応するため、ケースワーカーの増員に加え、就労支援員や面接相談員等の非常勤嘱託職員を採用し、面接相談支援体制の強化に努めてきたところでございます。  緊急事態宣言が発令された本年4月及び5月における本市の相談件数は377件、生活保護の申請件数は105件で、前年同時期と比較して、相談件数は1.4倍、申請件数は0.9倍となっており、現時点では相談件数は大きく伸びているものの、緊急小口資金の貸付けや特別定額給付金等他制度の活用により、申請件数の増加には至っていないものと考えております。新型コロナウイルス感染症の影響による生活保護の相談や申請件数につきまして、予断を持って具体的な増加率を見込むことは困難ですが、影響は長期に及び、生活に困窮される方がさらに増えることが予想されることから、今後、相談や申請件数が増加していくものと考えております。  本市のケースワーカーは、国が定める標準数を大きく上回って担当している状況でございますが、今後の相談支援体制の強化に向け、ケースワーカー等の増員を図るとともに、多様な任用形態の職員の活用等により、生活保護の適正実施に努めてまいります。  以上でございます。 ○八木高明 議長   三輪都市局長。 ◎三輪徹 都市局長  (登壇)  私からは、3項目めの居住支援についてお答えいたします。  まず1点目、新型コロナウイルス感染症対策としての市営住宅の提供についてでございますが、本市におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による解雇等により住宅の退去を余儀なくされる方を対象として、市営住宅を一時的に使用していただくため、即時入居可能な住宅を15戸用意し、4月30日から受付を開始しております。  さらに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による先行き不透明な経済状況や雇用情勢、他の自治体の提供状況も考慮した結果、提供できる住戸を追加する必要があると判断し、現在準備を進めているところでございます。  なお、6月16日本日現在で3件の相談があり、今のところ申請にまでは至っていない状況ではございますが、本市としましては、新型コロナウイルス感染状況が今後収束することがなく、第2波が来ることも想定した上で態勢を整えておくことが重要であると認識しており、対応可能な範囲で一時使用していただく住宅の提供を予定しております。引き続き、福祉部局との連携を図りながら、解雇等により住宅の退去を余儀なくされた方への支援を努めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅事業でございますが、今回のコロナウイルスの影響により退去を余儀なくされた方へ住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅、いわゆるセーフティネット住宅の提供は可能でございますが、入退去の手続に関しましては民間の賃貸事業者において行われていることから、入居の可否につきましては、事業者に対し個別に問合せを行う必要があります。  また、市内におけるセーフティネット住宅の登録状況でございますが、令和2年5月末現在で15棟309戸となっており、そのうち家賃助成等の対象となる住宅確保要配慮者の専用住宅は2棟9戸となっております。  セーフティネット住宅における現在の課題でございますが、登録するに当たり耐震性の確保等が必要であること、また住宅確保要配慮者の専用住宅としての登録などが挙げられますので、今後も国及び関係団体との意見交換を行うほか、民間事業者への周知を図ることで登録戸数を増やしていく必要があると考えております。  次に、3点目の空き家データベースについてでございますが、令和2年3月末現在、空き家データベースは空き家と思われる物件として6,480件が登録されておりますが、この中には適正に管理されている問題のない空き家も含まれております。  これらの空き家につきましては市内全域に分布しておりますが、接道が狭く住宅が密集している既存市街地においても空き家数も多い傾向がございます。また、旧耐震基準、昭和56年以前のものですけども、約75%程度あるという結果となっております。  議員ご質問の、住宅セーフティネット制度における空き家データベースの活用につきましては、耐震性を有する空き家についてはセーフティネット住宅への登録が可能なことから、空き家バンクへの登録と併せて周知してまいりたいと考えております。  また、空き家データベースの更新につきましては、新たに通報のあった空き家の追加や除却等による抹消については基準日を設けて行ってまいりたいと考えております。そのほかのデータの更新につきましても、税情報との突合等により所有者等の変更があった物件を抽出して調査するなど、効率的かつ効果的に更新したいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   石田水道事業管理者。 ◎石田義郎 水道事業管理者  (登壇)  議員ご質問中、私からは4項目めの水道事業等についての1点目、夏の節水と新型コロナウイルス予防策についてお答え申し上げます。  まず、緊急事態宣言に伴う自粛による水道使用量の変化についてでございますが、主に企業が使用するメーター口径25ミリメートル以上の契約者の水道使用量は、4月の検針では前年同月比4.7%減、5月の検針では前年同月比11.3%減と大きく減少しております。  一方で、主に一般家庭で使用する口径20ミリメートル以下の契約者の水道使用量は、4月の検針では前年同月比3.7%増、5月の検針では前年同月比3.5%増となっております。  また、4月検針及び5月検針の合計使用量は、前年同月比0.8%増でございます。  今後の水道使用量につきましては、社会経済活動の回復状況により変化していくものと考えており、引き続き注視してまいります。  また、今後市民の皆様に節水の協力を依頼する必要が生じた場合の対策でございますが、手洗い等新型コロナウイルス感染予防対策の取組の妨げとならないよう、節水に係る広報の方法を工夫するなど配慮してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長  (登壇)  私からは、4項目めの2点目、公共施設への冷水機設置についてお答えいたします。  熱中症対策のためには、ご指摘のとおり、小まめな水分補給が重要であると考えており、各学校におきましても子どもたちに指導しております。  ただ、冷水機につきましては、内部で長時間滞留した水は残留塩素濃度が下がること、また蛇口の近くに子どもたちが口を近づけて飲むことから、衛生管理上の課題もあると考えております。  水分補給につきましては、子どもたちが各自必要とする量の飲物を家庭から持参しており、冷水機の積極的な導入までは考えておりません。  以上でございます。 ○八木高明 議長   東田都市拠点整備本部副本部長。 ◎東田隆宏 都市拠点整備本部副本部長  (登壇)  議員ご質問中、私からは5項目めの手柄山中央公園についてお答えいたします。  まず、1点目のサウンディング型市場調査でございますが、手柄山中央公園の再整備につきましては、園内施設の再配置を中心とする新設、改良等の整備方針と年次目標を示した手柄山中央公園整備基本計画を平成29年1月に策定しております。  同計画では、令和7年度を目標とする第1期整備で、公園北西部エリアにおいて、総合スポーツ会館の機能を移転させる新体育館や室内50メートル、25メートルプールとその附属プール、中央体育館と姫路球場間の連絡通路などを整備することとしております。  また、令和8年度以降を目標とする第2期整備につきましては、公園東部において、文化センター跡地に温室植物園と緑の相談所の機能を統合させた新たな植物園と芝生広場、現緑の相談所跡地にはレストハウスを整備することとしております。  現在、第1期整備の新体育館や室内プール等の整備に向けた手続を進めているところで、事業におけるリスクの検討及びその対応の把握を目的とした手柄山スポーツ施設整備等事業に係る公募型サウンディング調査として、令和2年1月9日に現地説明会、同年2月6日から意見交換を順次実施し、計22業者の参加がございました。  詳細な結果につきましてはホームページで公表しておりますが、事業者からの主な意見といたしましては、「工期に関しては厳しいが、設計期間中に造成工事を前倒しして実施するなど対応は可能である。」との意見や、「山際の整備リスクに関しては、敷地確保のためには擁壁整備が得策である。」など、工期や工法についての意見がございました。また、屋外プールの夏季以外の利用について、アイススケートや釣堀、カヌー・カヤック教室など様々な意見がございました。  今後、これらの意見を参考にしながら、事業契約を見据えた市と事業者のリスク分担の整理や事業者募集資料を作成し、円滑な事業者募集につなげてまいりたいと考えております。  次に、2点目の私案についてのうち、ア、動物園移転でございますが、手柄山中央公園の再整備につきましては、先ほど申し上げましたとおり、文化センター跡地には新たな植物園と芝生広場を整備することといたしております。  一方、姫路市立動物園につきましては、本年度、新たに特別史跡姫路城跡保存活用計画を作成するに当たり、特に専門性の高い動物園について専門部会が設置され、現時点では、存廃や移転候補地を選定するための立地、規模、展示方法等の諸条件について意見を頂いている段階で、具体的な候補地は決定されておりません。  こうした状況から、まずは専門部会の動向を注視してまいりたいと考えております。  次に、イ、ジョギングコースでございますが、ジョギングコースの整備につきましては、現在、スポーツ振興の一環といたしまして、浜手緑地をはじめとする大規模公園等に既存の遊歩道を利用した10コースが設定されております。  当公園においては、既存の遊歩道等を活用し、ランナーが安全かつ気軽に走ることができる一定の距離を確保したコース設定は現状では難しいものの、議員ご指摘のとおり、陸上競技場サブトラックや公園内を多くの市民の方がジョギングされていることから、利用者の状況やニーズを調査した上で、既存の園路や遊歩道を活用したコース設定の可能性を検討してまいります。  また、夏季以外のプールのシャワー室や更衣室などの開放につきましては、現市民プールが本年秋頃から解体工事に着手されることから、公園内でジョギングをする際にシャワー室や更衣室のご利用を希望される方は、中央体育館や総合スポーツ会館など既存のスポーツ施設をご利用いただけたらと思います。  次に、3点目の手柄山平和公園への名称変更でございますが、手柄山中央公園整備基本計画の策定に際し、公園名称につきましても検討しており、平成26年11月実施のアンケートでは、872人の回答者のうち73%の方から、また同月実施の市政モニターにおきましては、モニター100名のうち61%の方から、「公園名を変更しないほうがよい。」とご回答いただいております。さらに、手柄山中央公園整備検討懇話会におきましても、「現在の名称が市民に定着しており、なじみがあるため変更する必要はない。」との意見が多くございました。  これらを踏まえ、現在の名称が市民に定着し、親しまれている現状等から、同計画において、名称を変更せずに、現行の手柄山中央公園とすると決定されております。  また、水族館や県立武道館など多様な拠点施設が集積している同公園の名称変更は、市民生活にも少なからず影響があることから、変更すべきでないと考えております。  次に、回転展望台のライトアップにつきましては、医療関係者等への応援ライトアップとして、兵庫県からの依頼に基づき、4月23日から5月6日までの間、姫路城におきましてブルーにライトアップされておりました。回転展望台は、姫路城のようにライトアップ設備がないため、器具等の設置費用、周辺への影響を調査する必要があり、早急な対応は困難と考えております。  今後、第2期整備での施設規模等の検討に合わせて、施設管理者と協議しながら、公園全体でその必要性や効果・活用等を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。  以上でございます。 ○八木高明 議長 
     22番 川島淳良議員。 ◆川島淳良 議員   答弁ありがとうございます。  少し気になったところというのをちょっと確認させていただきながら、質問をさせていただきます。  まず1つ、ひとり親世帯への地場産品の提供の配送計画ですけれども、延べ人数が156人ということで、都市局の職員数は149人ですかね。だから1回以上は回られるということで、多分女性も入っておられるんで、女性も行かれると思いますし、この人数的には1人で行かれるんではないかと思います。配送品の案内見ましたら、1箱20キロ前後ということで、1人で20キロを持って行くのは、台車とかそういうのを用意されていくのか分かりませんし、またタクシーを利用されるいうことでも、独り親の状況いうのが分からないようにということでちょっと遠いところに止めて行くということを聞いておりますので、本当に暑い中また雨の長く降る中、いろんな条件の下、この重たい荷物を持って行かれるということで、本当に大丈夫なのかというのをちょっと気になりますので、その辺のご配慮等もどうなってるのかお聞かせください。  それから、冷水機についてでございますけれども、コロナ感染ではいろいろ影響を、直接接触感染とか、口腔内感染とかあるということで使用はちょっと難しい言うんですが、最近の冷水機の、直接水筒に補充できるような非接触型の冷水機等もあると聞いておりますし、また冷水機、ちょうど5度から15度の冷たい水というのは、やはりその熱中症に対しては非常に効果があるというようなこともありますので、近々にはちょっと無理だと思いますけれども、これからの熱中症対策に対して、やっぱり小学校、中学校には検討してもらいたいなと思います。  また、実際今でも中学校で5校ですかね、ついてるところがあるということで、それもPTAか学校のお金でやられたと思いますけど、やはり必要とされているところがあるということですので、その辺も検討していただきたいと思います。  学校に関してはね、クーラーから、今年は自動水栓ですかね、自動で出る水とか、いろいろ本当に急で一気にすることが多くて、急にはなりませんけども、この冷水機についても前向きに検討していただきたいと思います。  手柄山の名称でございますけれども、これ第1回ですかね、定例議会、大西議員のほうも要望というか質問をされてました。  そこにもありましたように、姫路市の大学まちづくり研究助成事業の成果発表会で甲南大学の方が姫路市の手柄山公園を手柄山平和公園にということでの提言をされたということでございます。計画は決まってるということでございますけれども、この計画の後ろのほうでですね、審議会の最後の挨拶のところでも、「繰り返しになるが、この公園の空間は、姫路市という都市そのものを構成し、イメージさせるうえでの重要な役割を担っており、これだけの期待を集める公園の今後のあり方の検討については、さらに詳細な検討が必要である。しかしながら、懇話会での議論は、限られた時間のなかで限られた数の委員によるものであり、各委員は力一杯の検討を行ってきたが、全ての事項を完全に網羅できたわけではない。今後、パブリックコメントなどによりさらに多くの市民の意見を集める機会を設けて、より幅広く有用なアイデアや知恵を、結集するとともに、再整備後の管理運営をも見据え、それに参画していくような市民、NPO、そして企業・団体などの力も巻き込んで行くような取り組みの開始が望まれる。」ということで、この計画ができたから最終ではなしに、さらにいろんな意見をもって、この公園をぜひ姫路の歴史に残るいうんですかね、そういう公園にしていただきたいということでありますので、ぜひこの、今の現在の市民にとっては手柄山中央公園が親しみがあるということですけれども、思うに、中央というのではなしに、市民によっては手柄山というこの名称が親しみがあるということで、私は捉えております。  だから手柄山平和公園とすることによって、姫路から世界に、この類を見ない施設、慰霊塔のことも入れながらの発信ができるんではないか。また、こういう大学生の方の未来の意見というのも、これから必要になってくるんではないかと思いますので、その点もう1つお願いして第2問目とさせていただきます。  お願いいたします。 ○八木高明 議長   黒川副市長。 ◎黒川優 副市長   ひとり親世帯への地場産品提供における配送計画について、議員からは職員に対するご配慮本当にありがとうございます。  議員ご指摘の点も踏まえまして、職員負担の軽減にしっかりと努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   児童は水筒を持ってきて、水筒で補充するなら冷水器も問題ないのではないかということでございますけども、子どもたちは繰り返しになりますけども、家庭から持参する飲物により十分な水分補給ができていると考えてます。  また、水筒を冷水機にかざしてしていきますと、冷やすという機能がなかなかできなくて、そんなに冷たい冷水が出てくるわけではないと私は考えてます。  学校や保護者から要望があれば、検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   東田都市拠点整備本部副本部長。 ◎東田隆宏 都市拠点整備本部副本部長   議員おっしゃられるとおり、計画書ができたらそれで決定ということではないと認識しております。  先ほどお話ありましたように甲南大学の発表のほうもしっかりと読ませていただきました。こちらの内容につきましては、平和というところで手柄山にある太平洋戦争全国戦災都市空爆死没者慰霊塔の存在を広く国内外の人々に知ってもらうきっかけづくりを目的とするということで、名称の変更につきましては、まずは慰霊塔を知っていただくための1つの手段ということでご提案されております。  今般のコロナ関係につきましては、まず、コロナ禍による長期自粛生活が続いたことで、改めて公園の持つ意味、大切さを考えさせられました。また、これまで以上に市民の健康やスポーツに関心が高まっていると考えます。  そのことからも、私どもはまず基本計画に基づいて、手柄山中央公園については、本市を代表する総合公園として、アフターコロナに向け、健康・スポーツのさらなる充実に向けた第1期整備及び新たな公園の玄関口となる姫路・英賀保間新駅の整備に、まずは尽力を尽くしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   以上で、川島淳良議員の質疑・質問を終了します。  15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員  (登壇)  創政会、妻鹿幸二でございます。  通告に基づき、1項目3点質問いたします。  本定例会最後の質問で共通する部分がありますが、よろしくお願いいたします。  まずは、新型コロナウイルス感染症拡大防止に対して、医療従事者や社会生活の機能を維持するためにご尽力を賜っています皆様に、感謝を申し上げますとともに、市民の皆様には感染症拡大防止に対するご協力をいただいてますことを重ねて感謝申し上げます。  さて、6月から第2波への不安を抱えながら、新しい生活様式が始まりました。  見えない感染との戦い。感染者が減った現在も、ウイルスが完全に消えたわけではありません。その状況下で、社会活動が正常化に近づけば、感染拡大のリスクも増えていくことを考えておかなければなりません。  そこで、第2波を想定すれば、地域医療の体制の強化や、再度、学校の臨時休校など子どもたちの心身のケアや、社会経済活動の再停滞による失業者などの大きな課題がある中で、社会が混乱するのではないでしょうか。  姫路市としても、今まで以上に救済措置が重大になってきます。  そこで質問いたします。  まずは、市独自の緊急経済対策と第2波への備えについてであります。  感染症の終息が見通せず、先行きも厳しく、不安な状況が続くと見込まれている中で、税収が減ることも予測され、財源の確保が課題です。  まずやるべきことは、不急の事業の見直しにより、一般会計予算の組替えを行うことではないでしょうか。  また、大規模イベントなどで使うはずの執行されていない事業費など、歳出の削減を行い、財源を捻出することで、緊急経済対策に必要な財源を可能な限り財政調整基金を取り崩すことなく、今後、南海トラフ地震など複合災害を見据えた財政運営をしていくことも考えておかなければならないと思いますが、見解をお聞かせください。  次に2項目め、複合災害に対する安全・安心な避難についてご質問いたします。  感染症防止対策として、3密を避けなければなりません。  避難所では通常より広い生活空間が必要となるため、社会的距離を考慮して、分散避難や避難所の追加が必要となります。  最悪の事態に備え、初期避難時に混乱を招かないためにも、避難所に人数制限がかかり、どこの地区がどこへ避難するのか明確に示す必要があります。  そこで、校区ごとに簡潔明瞭なマニュアルを作成し、避難所運営者の市担当者、施設管理者に加えて、地元自治会、自主防災会との間で、1日でも早く、地の利を生かしたシミュレーションをしていく必要があると思います。  特に夏場においては、熱中症と感染症、自然災害の複合災害が懸念され、個々の対応が重要となります。  市民を守るために、姫路市独自の対策を1日でも早く策定し、周知しなければならないと思いますが、見解をお聞かせください。  3項目め、学校生活等の対応についてであります。  まずは1点目、夏季における熱中症対策について質問いたします。  第2回補正予算では、通学中の熱中症対策として、全児童生徒にネッククーラーなどを配布する予定でありますが、今年は感染症防止対策と熱中症対策の両面の対応が重要であります。  これからの季節は、高温多湿の中でマスクを着用することは、熱中症や脱水症状などのリスクは高くなると言われています。  感染症防止対策との複合的な対策は相反するものであり、身体的な負担や健康被害を発生させないためにも、マスクを外すことや、冷房使用時においての室内の換気や、屋内体育館の利用、通学中などの対策のマニュアルを作成して、学校任せではなく、全市で統一された児童生徒の安全対策を行っていく必要があると思いますが、見解をお聞かせください。  次に2点目、部活動の大会、運動会等中止による児童生徒への支援について質問いたします。  感染症防止対策により、部活動の規制、総合体育大会、運動会等の児童生徒にとっては生涯の思い出の1つとなる大切な行事の全てが中止となっています。  県高野連では代替大会を行う方針、県高体連では一部の競技を行うことが決まりました。  しかしながら、県中体連はいまだ中止の方針です。本当にこのような開催方針でよいのでしょうか。統一性のない大会運営は残念であり、公平、平等に行うべきではないかと思います。  また、中学校において、姫路市として、今後、大会開催に向けた検討をされているのかお聞かせください。  また、運動会、音楽会の中止については、余りにも早く決定されたと思いますが、その経緯についてお聞かせください。  最後に3点目、給食の感染症防止対策について質問いたします。  昨日より給食も再開されましたが、感染症防止対策や食中毒対策などに関する課題も多いところであります。  特に、改善に注意が必要でありますが、感染症防止対策では弁当形式が安心でありますが、弁当形式するには時間がかかるということで食中毒の心配もしなければなりません。  食中毒の解決策では、給食室にエアコンの設置が望まれます。先行きの見えない感染症防止対策として、弁当形式にすることも検討されてはいかがでしょうか。  また、従来の給食当番の規則については、各学校によって多少違いがある中で、感染症対策として、全校統一したマニュアルを策定することが重要であると思いますが、見解をお聞かせください。  以上で1問を終わります。 ○八木高明 議長   三河財政局長。 ◎三河美徳 財政局長   私からは、1点目の市独自の緊急経済対策と第2波への備えについてお答えいたします。  新型コロナウイルスの感染拡大は、市民生活や経済活動へ甚大な影響を与えており、議員お示しのとおり、本市財政における税収は大きく減少することが見込まれております。そのため、事務事業の執行に当たっては、より一層の経費縮減や事業の見直しが必要であると考えております。  また、新型コロナウイルス感染症拡大や緊急事態宣言の発令に伴い、実施予定であったイベント、行事等多くが中止または延期を余儀なくされております。今後、さらに事業が中止されることとなれば、多くの不用額が発生することとなります。  しかし、一方で事業執行のための一般財源も市税収入をはじめ大幅な減収が見込まれます。歳入歳出それぞれの減収見込みや一般会計全体の決算見込みを精査し、必要性を勘案した上で、事業の組替え等を検討し、財源の確保に取り組んでまいります。  また、第1回、第2回の補正予算及び第3回補正予算案において、緊急経済対策の財源として合わせて29億7,852万1,000円の財政調整基金繰入金を歳入予算に計上しております。  財政調整基金は、経済事情の変動等により著しく財源が不足するときや、災害により生じた経費の財源に充てるため積み立てている基金であり、今回のような不測の事態に活用するとともに、今後の災害等への備えとして、一定の額を維持しておく必要があります。  そのため、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金など国・県支出金を最大限活用し、事業の財源振替を行うほか、大幅な減収が見込まれる市税等の一般財源についても、代替財源として減収補填債等の発行を検討するなど、財政調整基金の取崩しを可能な限り圧縮し、将来の財政運営への影響について配慮してまいります。  以上でございます。 ○八木高明 議長   高馬副市長。 ◎高馬豊勝 副市長   私からは、2点目の複合災害に対する安全・安心な避難についてお答えをいたします。  今、議員のほうから、複合災害から市民を守るための本市の独自対策について、そういった観点から何点かご質問、ご指摘をいただきました。  まず、全般的な対策に関しましては、現在、国の通知や県のガイドライン等を参考に、避難所運営マニュアルの改訂や新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた姫路市避難所運営のポイントの作成を進めております。  今月下旬には、避難所担当職員に対して、当該マニュアル等を用いて研修を実施し、その後、避難所担当職員と施設管理者等により、施設に応じたレイアウトや運営手順について現地で打合わせを行い、避難所の開設に備えてまいりたいと考えております。  次に、分散避難につきましては、避難先は避難所だけでなく、安全な親戚・知人宅、あるいは自宅の上の階への垂直避難も視野に入れて避難行動を行っていただくこと。また、避難所の追加に関しましては、新たに市の公共施設を加えることや、地域防災貢献事業所に登録をしていただいている事業所等に協力をお願いしたいと考えております。  次に、校区ごとの具体的なマニュアルの作成や地元自治会自主防災会との連携につきましては、新たに改定をいたします、先ほど申しました避難所運営マニュアル等を基に、今年度から新たに実施する地域防災力向上研修や地区防災訓練モデル事業などの機会を捉えまして、校区ごとのハザードマップなどのこういったものも参考にしながら、地域の特性を踏まえた避難の在り方について、各地区において検討をしていただくよう啓発をしてまいりたいと考えております。  また、議員ご指摘の避難所における熱中症対策につきましては、空調設備の整っていない避難所については、本市と協定をしていただいている事業者からスポットクーラー等の冷房機材などの提供を受けることで対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   私からは、3点目の学校生活の対応についてお答えいたします。
     まず、ア、夏季における熱中症対策についてでございますが、学校における熱中症対策としましては、既に熱中症指数計やミストシャワーを設置しております。  教育委員会として、姫路市立学校園の再開に向けてのガイドラインを作成し、このたび熱中症対策を盛り込んだ改訂版を示したところでございます。  また、ほかの児童生徒との距離が確保できる場合のマスクの取り外しを認めるほかに、同じく距離が確保できる体育の授業についても、マスクの着用は必要ないとしております。  さらに、体操服登校や帽子着用など、熱中症対策を考えております。  教室内は空調設備がございますので、原則、マスクを着用しての活動となりますが、空調使用時にも上部の窓を開け、換気に努めるように、各学校に指示しております。あわせて、適宜水分補給をさせるよう、学校を指導してまいります。  このほか、教室における3密対策として、特別教室等を利用して少人数授業を行う場合を想定し、電子黒板やスポットクーラーなどを整備するために要する費用について、学校再開に伴う感染症対策、学習保障等に係る経費として、国の第2次補正予算を活用できればと考えております。これによりスポットクーラーを整備することができれば、学校において必要なときに必要な場所で活用することもできると考えております。  次に、イ、部活動の大会、運動会等中止による児童生徒への支援についてでございますが、中学校、高等学校の部活動の大会につきましては、今年度、全国大会まで中止になったところでございます。  そのため、中学校体育連盟において、中学3年生の部活動の集大成となる中播地区の代替となる大会をそれぞれの種目で検討していると聞いております。  また、高等学校では、硬式野球や数種目につきまして代替となる大会を実施されますが、それ以外の種目につきましては検討中であると聞いております。  次に、運動会につきましては、このたび臨時休業によりまして、感染症対策の観点や授業の時数の確保のため、早めではありましたが、今年度の中止を各学校に要請いたしました。  各学校では、今後の授業の進度を考慮し、学校行事の再検討を行っております。運動会に代わる学年ごとのスポーツ大会やリレー大会などを検討しているところもあると聞いております。  次に、ウ、給食の感染拡大防止対策についてでございますが、弁当方式での給食実施につきましては、特に気温の高くなる時期には、調理終了から盛り付け、喫食までの時間が長くなり食中毒のリスクが高くなることや、献立の精選、盛り付け場所や保管場所の確保、配送方法など課題が多く、実施は困難であると考えております。  また、6月15日から給食の再開に向け、姫路市立学校園の再開に向けてのガイドライン改訂版には、従来は、各自がトレイを持って配膳台に取りに行くことで、クラス全員が配膳台付近に密集している状態であったことを解消するため、給食当番がマスクを着用して、席に座って待つ者に配ることとしております。  そのほかにも、喫食時には、机は前向きにし、会話を控えることなどに加え、新たに給食当番の健康観察票に記録すること、密集を避けるための配膳や片づけの方法など、感染防止対策を具体的に示しております。  今後、状況に応じて、各学校に対しまして、さらに情報を発信してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   それぞれ答弁ありがとうございました。  それでは、2問目させていただきます。  まず、市の独自の緊急経済対策と第2波への備えについて質問させていただきます。  先ほど川島議員の質問にございましたが、財政見通しの中でということで、財政調整基金、これを最大限利用されるということを言われておりました。  本当にコロナの影響が景気低迷、長期化する中で、この一定の額を維持していく必要のある財政調整基金を取り崩し、また、景気低迷による税収減が懸念されますが、その状況下で、財政調整基金の圧縮を含めて、財源の確保をどのように対応していくのか、見解をお聞かせください。 ○八木高明 議長   三河財政局長。 ◎三河美徳 財政局長   財政調整基金につきましては、災害であったり、経済事情の変動等により著しく財源が不足するときに処分するということになっております。  現在の事態においては、まさにそのときであるため、取り崩すことも考慮に入れております。  しかしながら、昨今の自然災害の発生状況を鑑みますと、今後の備えとして一定額を維持しておく必要があります。  また、中長期的な視点からいたしますと、今後コロナ対策の実施も長期化するということが想定されますので、財政調整基金を備えとして確保していくためにも、あらゆる財源を効果的、効率的に活用していく必要があると思います。  それらを活用した上でできるだけ圧縮し、今後の備えに財政調整基金、一定額を維持してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   財源不足を最小限に抑えることということと、そしてコロナ対策の財源の確保の観点から、今回質問させていただきました。  令和3年度の予算編成もまた始まっていくわけですから、まず不急の事業をしっかりと精査していただいて歳出を削減し、財政調整基金の取崩しを可能な限り圧縮して、緊急経済対策や第2波に備え、財源の確保に努めていただきたいと思います。  そして、会派要望でも不要不急の事業の洗い出しをしっかりとしていかなければならないと思っています。  それでは、次に移ります。  複合災害に対する安全・安心な避難についてでございますが、先ほど何人かの方が質問されましたけども、避難周知の方法として、全戸回覧をされるということを言われておりましたけども、本当にこれ、回覧というのがなかなか見てる人、見てない人、これ本当に重要な内容だと思います。  その中で、やはりいざというときにこれは対応できるのか。回覧だけで、その内容を覚えているのかということで、疑問はあるところでございます。もう今月に配布されるんですかね。  その中で、再度、全戸配布ということを考えていただけないのか、ちょっと見解をお聞かせください。 ○八木高明 議長   高馬副市長。 ◎高馬豊勝 副市長   おっしゃるように回覧はですね、各ご家庭に1日ないし2日間で次のご家庭にというのが通例でございます。ですので細かいことをたくさん書くと記憶に残らないという懸念もあるということで、今回は特に必要なことに3点絞って回覧することといたしております。  そういった工夫はさせていただいてるんですが、どうしてもやはり各戸のほうで欲しいという場合は、当面考えられるのは、やはりホームページ等で示させていただくということでございますし、先ほども申しましたように、避難所の担当の職員と今後しっかり、特にコロナウイルスの感染対策について、ソーシャルディスタンス、あるいは手洗いのこととか、あるいは体調を崩した方への配慮等々でしっかり準備してまいりますので、そういった一環で、避難所にお見えになったときに再度徹底できるような、チラシの配布、あるいは掲示、そういったことでカバーしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   その内容につきましては、各戸欲しい方に対しては配布されるということなんですけども、やはり年配の方とか高齢者の方に対して、やはりA4裏表っていうのはなかなか文章も多いと思います。  本当に3点だけに絞って書かれてるって、3項目だけ書いてるわけじゃないと思いますんで、そのあたりも再度検討していただくのと、それと今回、避難所、社会的距離を確保するということで、避難所が追加されるということなんですけども、どこの避難所にどこの地域が避難されるかっていうのも、はっきりと明確にしていただいたほうがいいと思うんですけども、その点についてちょっと見解をお聞かせください。 ○八木高明 議長   高馬副市長。 ◎高馬豊勝 副市長   まず1点目の回覧の内容については、ご高齢の方、あるいは確認をどうしてもされたいという方については、各自治会でコピー等も持っておられると思いますので、そういった形でコピーしていただいて、配布についても依頼をしていきたいと思います。  それから2点目の、あらかじめその避難所を指定しておいてはどうかというお話でございますが、災害はどんなタイミングでどこで起こるか分かりませんので、なかなか必ずこの地区の方はここにっていうのは、その居住地に近い指定避難所については、皆さん十分認識していただいて、そこに行っていただくということを指導するのは効果があるんですが、例えば学校に行ったり勤めておられたり、移動中のときに災害が起こったときに、そういう場合でも、そこに行かないといけないということになると、かえって混乱する場合もございます。  ですので、避難生活が長期に及ぶような場合、あるいはご自宅付近におられる場合は、議員おっしゃったように、指定の避難所に行っていただくことについて、できるだけ徹底をしたい。  先ほどちょっと申しましたように、今年は、地域の皆様方と接触して、避難活動の訓練等も行う計画にしておりますので、そういったところで、住居地におられる、近くにおられる場合はそこに行ってくださいっていうことで、そういったことを徹底してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   避難所の場所っていうのは基本的なことだと思いますんで、別に移動中はどうだとか、会社に行ってる方がどうだではなくて、混乱しないように。  例えば、私の場合でしたら今現在避難所になってるのは城北小学校です。全員が小学校行ったときに、人数制限がかかって、こちらは満杯ですと、違うとこに行ってくださいというようなことがないように、基本的にこの地域はこっち行ってくださいとか、どこに行ってくださいというのをやっぱり明確にしておかないと。  今、副市長言われたように、仕事中とか移動中とかいう方は、それはもう一番安全な場所に逃げていただくのが安全だと思いますけども、やはり住居を構えている場合、特に夜とかですね、地元で避難する場合、どこに逃げるのかということをはっきりと、また明確にしていただきたいなと思います。それは要望でお願いしときます。  続きまして、学校生活等の対応についてですが、まず熱中症対策ということで、今定例会において、第2回補正予算で通学中の熱中症対策としてネッククーラー、サンシェードの配布が決定したところでございますけども、それ以外にですね、通学中の熱中症対策、熱中症の問題というのがあります。  特に、今現在、小学生の子がかぶってる帽子というのは、本当に汗をかくと頭の中も蒸れるということを聞いたことがあるんですけども、そういった対応をしていただきたいと思うんですけども、特に小学校1年生の子をちょっとイメージしていただきたいんですけども、今現在、頭、帽子かぶって、それから口にマスクして、それから背中にランドセル背負って、それから肩から水筒をかけて、それで日中30分、40分かけて登下校してる子どもたちもいるんですけど、本当にそういう中で、例えばまた雨が降ったらこれまた傘を持たなければいけないという中で、それとまたプラス、ネッククーラーしないといけない、サンシェードもしないといけない。  どんなイメージを持たれとうかということなんですけども、本当に子どもたちは、これ本当に大丈夫なのかなと。熱中症対策と言いつつ、熱中症にさせてしまってるんじゃないかなということがあるんですけど、ちょっとご見解をお聞かせください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   議員言われますように、首元を冷却するスカーフや後頭部の日よけにつきましては、熱中症予防で一番効果があると考える部位の1つの首元の冷却のためで配布を決定したもので義務づけるものではございません。  また、新しい学校再開のためのガイドラインの改訂版におきましては、登校時に間隔が空けられるようであればマスクを取ってもいいとか、それから、例としては挙げてるんですけども、例えば、日傘を差してソーシャルディスタンスを取るような方法もありますよいうようなことも例に挙げてますし、いろいろな形で子どもの負担を少なくしてやりたいとガイドラインの中で考えております。  これからもいろいろな方法で子どもたちを援助していきたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   先ほど言われました、ネッククーラー、サンシェードの配布ですけども、義務づけるものではなかったら、家に置いとってもいいということで、わざわざそれで補正予算を組んで購入されたわけですか。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   今も申しましたけども、熱中症で一番効果があるのは首元の冷却でございます。そのために購入する予定にしております。  義務づけるものではございませんけども、下校時などぜひ活用してほしいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   それでは続けます。  先ほど、登下校中ということで、ネッククーラーの効果があるということなんですけども、それ以上に、今、帰る時間、下校のときですね、水筒、小学生低学年になれば、そんなに大きな水筒を持ってきてないんですよね。  先ほども川島議員の中で答弁されてましたけど、十分な水分補給もされていると認識してますけど、教育長が言われましたけども、本当に水筒が、小さい子なんかであれば、帰るとき水筒が中身がなくなってると。それで補給してもらいたいけど何もできないということで、学校の現場のほうの声も聞いております。  そういった中、本当にサンシェード、ネッククーラー、首を冷やすというのは、とっても大切なことだと思いますけども、本当に水分補給、それと帽子ですね。この夏になりますとやっぱ通気性のよい帽子に代えるとか、そういったものの対策っていうのも考えていかなければならないのかなと思うんですけども、その点ちょっとご見解をお聞かせください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   夏休みを短縮して、その間は、小学生については正午までに帰らす。それから中学生については正午過ぎにはもう帰らすというように、時間を設定しております。  水分につきましては、できるだけ自分で持って来ていただきたいとは考えております。
     また、帽子については、今の状況を検討しまして、ひっつきにくい、水分がたまりにくいような帽子についても、また検討を考えていきたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   それでは、そういう意味でも水分補給、これについても再度検討していただきたいと思います。  それでは、次に移ります。  次に、スポットクーラーについて質問いたします。  川島議員のほうが、質問の中でスポットクーラーの設置予定ということで、答弁されておりましたけども、本当、熱中症は体育活動で発症しやすいということで、特に屋内ということで、先日、我が会派の牧野議員から熱中症対策において、スポットクーラーの必要性について質問したところでございますけども、教育長は温度、湿度の調整には効果がないと答弁されましたが、スポットクーラーの使用目的が、考え方っていうんですかね、ちょっとずれてるのかなと思います。  スポットクーラーは、やはり館内を冷やすものではなくて、部分的なものを、体調不良のときに当たるとか、体育館の空気の循環の補助とかですね、そういったものに使うものではないのかなと思っております。  熱中症対策にしては十分効果がありますので、そのあたり、また教育委員会としてのスポットクーラーの検証をしっかりしていただいて、またご報告いただけたらなと。  牧野議員の効果がないということと、先ほど川島議員の質問で設置予定ということで、これ少し矛盾してるところがあるのかなと思いますので、再度報告いただきたいと思います。  意見があればいただきたいと思います。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   6月4日の本会議における答弁につきましては、決してスポットクーラーの効果に問題があり、導入の必要がないといった趣旨のものではございません。  夏季中の体育館等における体育の授業においてスポットクーラーを使用することについては、その効果は、今言われたように限定的であると考えられること。また、高温による熱中症の危険がある中での授業は、子どもの健康上心配があることから、単元の配列を入れ替えて実施するなど、柔軟に対応しながら授業を進めていきたいといった趣旨での答弁でございます。  よろしくお願いいたします。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   それでは次に行きます。  次、部活動についてですけども、先ほど中播大会の開催を考えていただいてるということで、本当に非常にうれしいことでございますけども、新しい生活様式を守る上で一部の競技しか開催できないとかですね、断念しないといけない競技があるということも考えていただきたいと思います。  私は今、相撲連盟の会長をさせていただいておりますが、現状では、相撲競技の開催は非常に難しいと考えております。  開催できる競技、できない競技、本当に理解はしてるつもりでございますけども、全ての競技を開催、公平、平等に開催することを、開催できるにはですね、競技者全員の抗体検査をするべきではないのかなと。  そして安全な大会の運営、大会に子どもたちが望めるのではないのかなということで思いますけども、ご見解をお聞かせください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   保健所と連携して、引き続き感染防止対策を実施して周知することにより、参加生徒や教職員の安全を確保できるよう努めてまいります。  教育委員会が主催する大会におきましては、抗体検査、PCR検査の実施は今のところ考えておりません。  全ての競技を実施するようにというようなことでございますけども、やはり競技の特性があると考えております。今も中体連の各競技で検討中と聞いております。  できれば全競技をという気持ちもありますけども、競技によってはできない競技も出てくる可能性があると考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   15番 妻鹿幸二議員。 ◆妻鹿幸二 議員   ちょっと先ほども申し上げましたけども、やっぱり公平、平等っていうことを子どもたちにはやっぱりしっかりと言っていただきたいと思いますし、やはり無症状者っていうのをどう対応していくつもりなのかお聞かせください。 ○八木高明 議長   松田教育長。 ◎松田克彦 教育長   無症状者、PCR検査とか抗体検査してないんで、無症状者であるかどうかという判定は非常に難しいところがございます。  ただ、無症状者に対して対応というのは、やはりなかなか難しい問題があります。  感染が拡大しないように競技の運営等もしていっていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   以上で、妻鹿幸二議員の質疑・質問を終了します。  以上で、ご発言は終わりました。  これで質疑並びに一般質問を終了します。  次に、議案第55号から議案第61号まで、議案第64号から議案第73号まで、及び議案第75号から議案第79号までについては、お手元に配付の委員会付託議案表のとおり、所管の各常任委員会に付託します。  なお、報告第14号については、報告のとおりご了承願います。  次に、議案第74号についてお諮りします。  本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○八木高明 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより討論に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○八木高明 議長   ご発言がありませんので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  議案第74号、姫路市農業委員会の委員の少なくとも4分の1を認定農業者等又はこれらに準ずる者とすることについてを採決します。  本件は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○八木高明 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり同意されました。 ────────────────────── △日程第5  議案第80号〜議案第86号 ○八木高明 議長   次に日程第5、議案第80号から議案第86号までをまとめて議題とします。  これより本件に対する質疑に入ります。  発言の通告がありませんので、質疑を終了します。  議案第80号から議案第86号までについては、お手元に配付の委員会付託議案表のとおり、所管の各常任委員会に付託します。 ────────────────────── △日程第6  議案第87号 ○八木高明 議長   次に日程第6、議案第87号を議題とします。  これより理事者に提案理由の説明を求めます。  黒川副市長。 ◎黒川優 副市長  (登壇)  ただいま上程されました、追加議案のご説明を申し上げます。  議案第87号、令和2年度姫路市一般会計補正予算(第4回)につきましては、国の令和2年度第2次補正予算及び県の令和2年度6月補正予算を踏まえ、早期の対応が求められる追加対策を取りまとめた、第4弾緊急経済対策に必要な予算を編成したものでございます。  第4弾の内容といたしましては、 ・市民の「命」を守るために−感染流行の第2波・第3波への一層の備え− ・市民の「一生」を支えるために−新たな日常への一層の対応− ・市民の「くらし」を維持するために−地域経済の一層の復興− で構成をいたしております。   それでは、補正予算案についてご説明を申し上げます。  歳入歳出予算の補正は23億7,343万円の増額でございまして、補正後の予算規模は2,960億6,402万2,000円となっております。  それでは、歳出からご説明を申し上げます。  総務費につきましては、航路船舶の感染拡大防止対策のため地域公共交通運営経費に880万円を計上いたしております。  民生費につきましては、障害者援護事業費の法施行事務費に8,480万円、児童扶養手当給付事業費に6億7,800万円を計上いたしております。  衛生費につきましては、妊婦等を対象としたPCR検査実施のため新型コロナウイルス感染症対策事業費に1億1,560万円を計上いたしております。
     商工費につきましては、県・市協調事業として実施をいたします休業要請事業者経営継続支援事業費に8,455万円、市単独事業として中小企業者等事業継続応援事業費に10億8,000万円をそれぞれ計上いたしております。  教育費につきましては、学校における感染症対策等に要する経費として、学校保健体育総務費に1億5,800万円、スクール・サポート・スタッフの追加配置のため、会計年度任用職員給与費として、小学校費に4,200万円、中学校費に2,240万円、高等学校費に210万円、特別支援学校費に70万円、姫路まなび応援スタッフの追加配置のため、学校業務支援費として、小学校費に5,775万円、中学校費に3,325万円、高等学校費に460万5,000円、特別支援学校費に87万5,000円をそれぞれ計上いたしております。  次に、歳入についてでございますが、国庫支出金、県支出金につきまして、ご説明申し上げました事業に係る財源として、制度に基づき計上いたしております。  以上で議案の説明を終わります。  何とぞよろしくご審議いただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○八木高明 議長   提案理由の説明は終わりました。  これより本件に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。  14番 苦瓜一成議員。 ◆苦瓜一成 議員   議案第87号、令和2年度姫路市一般会計補正予算(第4回)について質問をします。  この第4回補正予算は、12日に成立いたしました国の第2次補正予算と兵庫県の6月補正予算を受けたものです。  コロナ禍の下、住民の命と暮らしを守ることが憲法第25条に定める国や自治体の最大の責務です。  姫路市は、この間4月30日の臨時議会の第1回補正、第2回定例会冒頭に議決した第2回補正、審議中の第3回補正、そして今提案をされました補正予算が第4回となったわけです。  補正予算議案は委員会付託されますので、各事業の詳細審査は委員会での各関係局長の答弁を求めますが、補正予算全般にわたっては本会議で議論が適当と考えますので、市長に質問をいたします。  新年度になり、4回で編成、提案されました一般会計補正予算で、その財源内訳に姫路市の独自財源、一般財源がゼロ円となる補正予算は、今回が初めてのこととなります。  もっとも第1回補正予算でも、実質的な姫路市の持ち出しは約160万円と、総額約566億円の予算に占める構成比では、限りなくゼロに近い状態でした。  また、今回の補正予算は、国庫補助随伴分、県補助随伴分まで地方創生臨時交付金が充当されています。一般財源を財政調整基金から繰入れをすれば、地方創生臨時交付金がもっと有効に活用できるのではありませんか。  この間、神戸新聞は2回に分けて、西播の5市6町のコロナ禍での自治体の支援施策を特集しています。ご覧になった多くの市民が注目し、残念に思った方もいらっしゃると思います。  独り親家庭へ、子育て家庭へと現金支給を中心に、様々な支援策が講じられています。子育て家庭への現金等の支援は姫路市以外の4市6町で、独り親家庭への現金支給は3市3町で実施されています。  今、コロナ禍で暮らしの危機が集中するこれらの家庭への支援が求められているのではありませんか。  中小企業等事業継続応援金の支給は、地方創生臨時交付金を使った市独自施策で、国・県・市の給付金、支援金の対象から外れた事業者を支援するもので、評価をします。支援を待つ全ての事業者に届け切るため、支給事務はいずれかの団体への委託で執行するものと予想されますが、国の持続化給付金のようなことのないように求めます。  妊婦と配偶者等を対象とするPCR検査の実施は第2弾案対策で打ち出された事業ですが、事業費が計上されていませんでした。どうしてこの第2弾の補正予算に計上しなかったのでしょうか。  今回の補正予算の計上との関係が分かりづらいということです。  以上が補正予算案に対する主な疑問点です。ついては、以下3点について答弁をお願いします。  1点は、子育て、独り親家庭への市としての現金支援を見送る判断をしていること。  2点は、中小企業者等事業継続応援金の支給は、国の持続化給付金を申請しても却下された、このようなケースも対象となるのか。  3点は、妊婦と配偶者等を対象としたPCR検査の実施について、第2弾の事業計画との関係はどうなのか。  以上、答弁願います。 ○八木高明 議長   坂田こども未来局長。 ◎坂田基秀 こども未来局長   議員からご質問のありました、子育て家庭、独り親家庭への現金給付を見送っているということについてお答えいたします。  このたびの第2次の国の補正におきまして、今回議案でも上げさせていただいております、独り親家庭への臨時特別給付金、これをまず速やかに実施いたしまして、その後、その隙間あるいは不足というところがございましたら、市単独ででも実施をさせていただく。  まずは、この国の制度を迅速に実施したいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   佐野産業局長。 ◎佐野直人 産業局長   中小企業者等事業継続応援事業でございますが、この事業につきましては、これまでの国の持続化給付金、また県の休業要請等に係ります県・市協調の支援金、また市独自の協力支援金、これらの支援につきまして、該当と言いますか、支援が当たっていない、そういう事業者の皆様におきましても、姫路市において新しい生活様式を踏まえながら事業継続していっていただきたいという考え方で実施するものでございまして、先ほど議員のほうからご質問ありました持続化給付金、これが当たらない方であったとしたら、後は休業要請の対象になっていない、そういう方につきましては、今回の事業の対象となるものでございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   立岩健康福祉局長。 ◎立岩眞吾 健康福祉局長   議員ご指摘の、妊婦対象のPCR検査の件でございますけれども、これは新型コロナウイルス感染症から姫路の未来を守るプロジェクトといたしまして、既に5月28日から現計予算の範囲内で事業を開始しておりますが、今般の国の第2次補正予算におきまして、妊産婦等への支援の強化の一環として、妊婦に対する検査費用が補助対象となり、年度末まで実施されることになったため、今般の増額補正に計上させていただいたものでございます。  以上でございます。 ○八木高明 議長   36番 谷川真由美議員。 ◆谷川真由美 議員   先ほど、苦瓜議員のほうから第4弾緊急経済対策の全体についての質問がありました。  私からは、独り親家庭も含め、子育て支援についての考え方について質問します。  第4弾での子育て支援策は、国の低所得の独り親世帯への臨時特別給付金のみです。先ほども指摘させていただいたように、第4弾の緊急経済対策には、国、県からのみの財源で、姫路市の一般財源が1円も入っていません。この災難、災害とも言うべき時に、なぜ基金を取り崩さないのか。なぜ、子育て支援の独自策が出てこないのかということです。  昨日の個人質問でも、複数の議員から、独り親家庭や子どもたちへの独自支援策を求める質問がありました。4月30日の臨時議会から1か月半が過ぎましたが、出てきたのは児童扶養手当を全額支給されている独り親家庭への地場産品の提供のみです。  もう、耳にたこかもしれませんが、近隣自治体では4月の時点で、独り親家庭への現金給付を表明していた所もありました。お隣の福崎町では、国の第1次補正予算を受け、6月から半年間の給食費無料、子ども1人ごとに2万円から5万円の給付、さらには、4月28日から来年3月末までに生まれた子どもに10万円の支給を決めています。  この違いは、一体何なのでしょうか。  健康福祉局やこども未来局の職員が何も考えていないということでしょうか。それとも、提案しても財政局、あるいは市長のところで実現に至らないのでしょうか。  昨日、市長はコロナ禍での経済的支援の優先順位を医療のトリアージに例えられましたが、独り親家庭への独自支援策は、赤でも黄色でもなく、専門医の治療を必要としない緑ということでしょうか。それでしたら、そのトリアージは間違っているのではありませんか。  また、こども未来局の設置に当たって、局長からその抱負が表明されましたが、「安心して子どもを生み育てられるまちひめじ」を掲げ、少子化対策、子どもの貧困への取組についても言及されました。また、市長も子どもの笑顔があふれるまちを最優先する旨の答弁がありました。  市長は、コロナ禍の対策本部会議で「姫路市は、私と医監が医者でよかった。」と発言されたようですが、市民から本当にそう言ってもらえる予算にすべきではありませんか。なぜ、この第4弾においても子どもや独り親家庭への独自支援策が出てこないのか、どんな議論がされたのか、お答えください。 ○八木高明 議長   坂田こども未来局長。 ◎坂田基秀 こども未来局長   子育て家庭、独り親世帯の方への支援でございますが、コロナの影響で経済的に困窮を受けやすいというような状況にある家庭ということでは十分に認識をしております。そこで、近々また児童扶養手当の現況届等の、ここで個人面談等もございます。  そういった中で、十分に世帯の状況等も把握するつもりでおりますが、まずは先ほど申し上げましたように、国の施策として、国費で手当ができる制度が今できましたので、それを十分にやって、その後にそれをカバーするような、必要性を十分に把握した上で、市費で単独ででも必要に応じて実施をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   36番 谷川真由美議員。 ◆谷川真由美 議員   先ほどの坂田局長の答弁では、こども未来局、あるいは健康福祉局の中で、この独り親家庭や子育て支援、コロナ禍における独り親家庭や子どものある家庭への支援をどういうふうに行うか、こういった議論がどのようにされたかということが全く説明されなかったと思います。  その点について再度お答えください。 ○八木高明 議長   坂田こども未来局長。 ◎坂田基秀 こども未来局長   このたびの国の児童扶養手当受給者、独り親世帯に対する支援策が法案として提案されたり、あるいは閣議で予算案として提案されるタイミングの少し前に、独り親世帯の困窮されている方の世帯に対して、現金給付というのを検討いたしておりました。  どういう対象にどれだけの給付をすれば、どれぐらいの費用がかかるというようなところまで積算をいたしておりました。  その中で、国のほうで、こういった今現在ここに成立いたしましたけど、こういった児童扶養手当受給者等に係る支援というのが提案されて検討なされるということが生じましたので、その状況も見守りながら、もしそれが十分でなかったら、市のほうで単独でもやろうじゃないかというような検討をいたしておりました。  そして、このたびこの法案、予算案が成立いたしましたので、まずはこれを実施いたしまして、それでも不足があれば、市単独でもぜひともやりたいということを思っております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   16番 三木和成議員。 ◆三木和成 議員   今、苦瓜議員とか谷川議員、その2人のご意見を包摂と言いますか、総合するような形で質疑したいと思います。  まず1点目、今お話がありました、先週の金曜日ですか、神戸新聞に国の給付金に各自治体の上乗せ、これは皆さん方も回覧も回っておりましたから、ご存じの方が多いと思いますけれども、まずこの5市6町、これだけですけれども、姫路市が子育て支援のところが空白。  それから、独り家庭についてもですね、他の町に比べれば若干見劣りするんではないかと思いますけれども、まずこの表についてのですね、市長さんの素直な感想とですね、これを見られた市民一般の方がですね、どう評価されるだろうかというこの2つについてまずお聞きしたいと思います。(「議案に対する質疑やないやないか」の声あり) ○八木高明 議長   16番 三木和成議員。 ◆三木和成 議員   いろいろお声がありますけれども、議案に対して質問したいと思います。  まず、この第4弾、国の補正、それから県の補正を待ってですね、このたびの新しい施策が打ち出されたと思います。  今、局長から話がありましたけれども、いろいろ検討と言われましたけれども、やはりこの経済対策としてはですね、ちょっと遅いんではないかなという私感じしてございます。  こういう緊急のですね、経済対策なりこの生活支援、こういう大きなこの対策いうのをですね、やはりこの迅速かつ簡素、そして直接というのが、この対策の要諦と言いますか、ポイントだろうと思いますけれども。  これについて、遅いという考え方っていうのは当局にはございませんでしょうか、これをまずお聞かせください。 ○八木高明 議長   坂田こども未来局長。 ◎坂田基秀 こども未来局長   今、ご指摘をいただきました点ですけども、できるだけ速やかにやりたいというのは、こちらも思いがございます。  しかし、その中で子ども子育て施策、私どもが担当しております施策、それからほかにも、産業いろんな分野で施策を講じる部分がございます。  それらを総合的に判断して、限られた財政の中で、どこを優先的に重点的にやるかと、それからまた国・県の補助メニューとしてどういったものがあるか、その辺を勘案して進めるべきだと私は思っております。  その中で若干遅れ、ちょっと迅速という点では、場合によっては迅速でないということかもしれませんけども、その辺は今後、全体の中で十分に判断した上で、できるだけ速やかに策が講じれるように、これから努めてまいりたいとは思っております。
    八木高明 議長   16番 三木和成議員。 ◆三木和成 議員   今のご答弁にありましたように、やはりちょっと遅れているというご認識はあるわけなんですよね。  今、財源の話がありましたけども、この姫路っていうのはですね、やはりこの中核市の中でも上位に位置しておりまして、本当に、今いろんな財政的な手法から見てもですね、豊かな市なんですよね。  この一方でですね、こういう周辺の自治体が次から次へ新しい施策を矢継ぎ早に出しておると。そういうことを見ますとですね、余計にこの、我が姫路はという思いにやはりとらわれておるわけでございます。  ぜひとも、今ここで具体的な話はできませんけれども、できるだけ早くですね、先ほど言いました迅速、そして簡素、そしてこの直接に今現在困っておられる方の手元にですね、給付金、資金が渡るようにお願いしたいと思います。  最後にですね、市長が言われる、市民の「命」、「一生」、そして「くらし」、これにいかに寄り添うかいうことをですね、今一度その市長さんのほうから、市民に向けてのお言葉をいただけたらというふうに思います。  以上です。 ○八木高明 議長   坂田こども未来局長。 ◎坂田基秀 こども未来局長   子育て世帯等の状況を十分に踏まえまして、迅速かつ簡素な支給というようなことに努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○八木高明 議長   以上でご発言が終わりましたので質疑を終了します。  議案第87号については、お手元に配付の委員会付託議案表のとおり、所管の予算決算委員会に付託します。 ────────────────────── △日程第7  請願第5号 ○八木高明 議長   次に日程第7、請願第5号については、6月8日までに受理した請願であります。  お手元に配付の請願文書表に記載のとおり、所管の文教・子育て委員会に付託します。 ────────────────────── ○八木高明 議長   以上で本日の日程は終了しました。  お諮りします。  明日17日から28日までの12日間は、委員会審査等のため休会したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○八木高明 議長   ご異議なしと認めます。  よってそのように決しました。  次の本会議は、29日午前10時から再開します。  本日はこれで散会します。  どうもありがとうございました。      午後0時49分散会 ────────────────────── 地方自治法第123条第2項により署名する。   姫路市議会議長      八   木   高   明   会議録署名議員      西   本   眞   造      同         酒   上   太   造      同         森       由 紀 子...