姫路市議会 2019-10-02
令和元年第3回定例会−10月02日-05号
令和元年第3回定例会−10月02日-05
号令和元年第3回定例会
出 席 議 員 ( 47人)
1番 石 見 和 之 25番 井 川 一 善
2番 小 林 由 朗 26番 宮 本 吉 秀
3番 白 井 義 一 27番 西 本 眞 造
4番 中 西 祥 子 28番 宮 下 和 也
5番 山 口 悟 29番 石 堂 大 輔
6番 常 盤 真 功 30番 三 輪 敏 之
7番 井 上 太 良 31番 酒 上 太 造
8番 三 和 衛 32番 梅 木 百 樹
9番 金 内 義 和 33番 牧 野 圭 輔
10番 江 口 千 洋 34番 松 岡 廣 幸
11番 村 原 守 泰 35番 森 由紀子
12番 竹 中 由 佳 36番 谷 川 真由美
13番 大 西 陽 介 37番 坂 本 学
14番 苦 瓜 一 成 38番 伊 藤 大 典
15番 妻 鹿 幸 二 39番 今 里 朱 美
16番 三 木 和 成 40番 杉 本 博 昭
17番 東 影 昭 41番 阿 山 正 人
18番 萩 原 唯 典 42番 八 木 隆次郎
19番 竹 尾 浩 司 43番 蔭 山 敏 明
20番 駒 田 かすみ 44番 山 崎 陽 介
21番 有 馬 剛 朗 45番 木 村 達 夫
22番 川 島 淳 良 46番 八 木 高 明
23番 重 田 一 政 47番 竹 中 隆 一
24番 汐 田 浩 二
───────────────────────────────
事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 樫 本 公 彦
次長 上 田 憲 和
議事課長 岡 田 大 作
議事係長 川 嶋 秀 一
主任 榎 本 玲 子
主任 中 村 昇 平
主事 赤 鹿 裕 之
主事 久 内 拓 馬
───────────────────────────────
会議に出席した市長、職員及び委員
市長 清 元 秀 泰
副市長 黒 川 優
副市長 高 馬 豊 勝
代表監査委員 甲 良 佳 司
教育長 松 田 克 彦
医監 北 窓 隆 子
防災審議監 坂 口 幸 浩
スポーツ監 山 岡 史 郎
水道事業管理者 長 井 元 典
市長公室長 舟 引 隆 文
総務局長 福 間 章 代
財政局長 三 河 美 徳
市民局長 志 水 秀 明
環境局長 生 駒 清 之
健康福祉局長 立 岩 眞 吾
観光交流局長 和 田 達 也
産業局長 佐 野 直 人
都市局長 三 輪 徹
建設局長 中 川 吉 郎
下水道局長 桑 原 秀 明
会計管理者 牛 尾 咲 子
消防局長 柏 原 浩 明
都市拠点整備本部副本部長 東 田 隆 宏
───────────────────────────────
議 事 日 程
第5日(10月2日(水)) 午前10時開議
〇開 議
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 議案第35号〜議案第70号
日程第3 議案第71号
日程第4 兵庫県
後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の件
日程第5
議員提出議案第1号
日程第6
議員派遣の件
日程第7 閉会中継続調査申出の件
〇閉 会
〇
議長あいさつ
〇
市長あいさつ
───────────────────────────────
議 事 順 序
1 開 議
2
会議録署名議員の指名
3 議案第35号〜議案第70号
(1)
一括上程
(2)
委員長報告
(3) 質 疑
(4) 討 論
(5) 採 決
4 議案第71号
(1) 上 程
(2)
提案理由説明
(3) 質 疑
(4) 討 論
(5) 採 決
5 兵庫県
後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の件
6
議員提出議案第1号
(1) 上 程
(2)
提案理由説明
(3) 質 疑
(4) 討 論
(5) 採 決
7
議員派遣の件
8 閉会中継続調査申出の件
(1)
一括上程
(2) 採 決
9 閉 会
10
議長あいさつ
11
市長あいさつ
午前9時56分開議
○
阿山正人 議長
おはようございます。
ただいまから本日の会議を開きます。
これより日程に入ります。
本日の日程は、お手元に配付しております議事日程に記載のとおりであります。
──────────────────────
△日程第1
会議録署名議員の指名
○
阿山正人 議長
まず日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第79条の規定により、
宮 本 吉 秀 議員
三 輪 敏 之 議員
松 岡 廣 幸 議員
を指名します。
──────────────────────
△日程第2
議案第35号〜議案第70号
○
阿山正人 議長
次に日程第2、議案第35号から議案第70号までをまとめて議題とします。
これより、委員会の審査結果について、委員長の
口頭報告を求めます。
登壇の上、ご報告願います。
文教・
子育て委員会委員長 竹尾浩司議員。
◎
竹尾浩司 文教・
子育て委員会委員長 (登壇)
おはようございます。
それでは、ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、9月17日及び18日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。
また、26日には、
姫路市立大塩小学校給食室改築工事請負契約の締結に係る
議決更正について委員会を開催し、
教育委員会から説明を受けました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、(仮称)
南部エリア学校給食センター用地における
土壌汚染についてであります。
同用地の取得については、平成29年第4回定例会で議案が可決されたものでありますが、その後、
土壌汚染対策法第4条に基づく届け出を行うために
土壌汚染の状況を調査したところ、同法で定める基準値以上の鉛及びその化合物が検出されたところであります。
委員会において、同用地の
売買契約では、
土壌汚染対策が必要となった場合、姫路市の費用と責任で行う内容になっているが、なぜ
議案審査時に説明しなかったのか。
また、
土壌汚染対策の実施により、令和3年1月に予定されていた同
センターの稼働はどの程度おくれることになるのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、同用地の購入に当たり、最も
土壌汚染の可能性が高いと考えられる地点を選定し、
サンプル調査を行ったところ、いずれの地点からも基準値を上回る汚染が確認されなかったことから、用地の購入を決断し、議案を提出したが、
土壌汚染対策の費用と責任を本市のみが負う
契約内容になっていたことは説明するべきであったと考えている。
また、同
センターの稼働については、今後、
土壌汚染対策方法の検討やそれを踏まえた
工事設計を
コンサルタント会社へ委託し、実施することにしているが、
土壌汚染対策と同
センターの整備を一部並行させることなどにより、できる限り稼働のおくれを短くしたいと考えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、
議案審査をしっかりと行うためにも、
契約内容に特殊な事項が含まれる場合などには、必要な情報を丁寧に説明されたいことを。
また、同
センターの稼働のおくれを短くするよう努めるとともに、
土壌汚染対策に要する期間や費用について、随時情報を把握し、議会に対して速やかに報告されたいことを要望いたしました。
第2点は、
林田小学校・
林田中学校の
学校給食への
異物混入事案についてであります。
本事案は、両校の
児童生徒に提供した
ポークカレーに、調理器具から剥離し、欠落した
プラスチック片が混入していたものであります。
委員会において、
中学校校長が検食を実施し、異物が混入していることを確認したにもかかわらず、検食用の給食のみに混入していたと判断し、喫食の保留や中止を行わなかったことが事案発生の原因の1つとされているが、給食の
安全確保のための検食が形骸化しているのではないのか。
また、
喫食中止後の対策を検討しておく必要があるのではないのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、これまでは校長等が1人で検食を実施していたが、今回の事案を踏まえ、すべての小中学校において検食を複数人で実施することにより、
チェック機能を強化したいと考えている。
また、学校での
喫食中止の判断等に即座に対応できるよう、
喫食中止時の代替食の準備について、他都市の事例を参考に検討していきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、姫路の未来を担う
子どもたちは
自分たちが守るという強い使命感や責任感を持ってしっかりと対応されたいことを。
また、
学校現場が判断に迷うことがないよう、異物の混入があった場合の対応策を構築されたいことを要望いたしました。
第3点は、
幼児教育・保育の無償化に対応した
提供体制の確保についてであります。
委員会において、本年5月から6月にかけて在宅2歳児を対象に実施した
アンケート調査の結果などから、来年度は、1号認定、2号認定を合わせて約600人の
施設利用希望者の増加が想定されるとのことであるが、増加分に対応した
提供体制は確保できているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
市立幼稚園での3歳児保育の拡充や
私立施設の定員増などにより、市全体として約750人分の
受け入れ枠を確保する見込みであるものの、来年度の
利用申し込みが始まっていないことから、現時点で個々の
利用希望に応じた
提供体制が確保できているのか具体的に予測することは難しい状況である、とのことでありました。
本委員会といたしましては、少子化が進展している
社会状況を踏まえつつ、市民の
利用ニーズに応じた
提供体制を適切に確保するとともに、安定した質の高い
幼児教育・保育が提供できるよう、しっかりと取り組まれたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、1つに、本年4月に実施した平成31年度全国学力・
学習状況調査の結果について、
質問紙調査における
児童生徒の結果と学校の結果が乖離している箇所や、結果の経年変化についてしっかりと分析を行い、その結果を各種施策に反映されたいことを。
2つに、
放課後児童クラブについて、エアコンの不具合の解消など、
子どもたちが安全に過ごすことができるよう必要な設備改修に積極的に取り組むとともに、支援員が障害のある
子どもたちにしっかり対応できるよう、障害に関する専門的な研修等を充実されたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
阿山正人 議長
厚生委員会委員長 汐田浩二議員。
◎
汐田浩二 厚生委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、9月17日、18日及び26日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、議案第52号、姫路市
印鑑条例の一部を改正する条例についてであります。
本条例の
改正理由の1つに、
印鑑登録証明書等の交付を行うことができる
キオスク端末を、現在のコンビニだけでなく
公共施設等にも設置できるようにすることがあります。
委員会において、
キオスク端末の設置には、1台当たりどれぐらいの費用が必要になるのか。
また、今後新たに端末を設置する
公共施設等と設置する台数については、どのような計画になっているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
キオスク端末1台の設置につき500万円から600万円の費用が必要になる。
また、今後、同端末の
設置計画については、各支所・
出張所等における
証明書等の発行実績や市民からの要望などを考慮しつつ、本庁舎を含め、偏りのない配置を検討していく、とのことでありました。
本委員会といたしましては、
キオスク端末の設置による効果を十分検証した上で、計画的な普及に努められたいことを要望いたしました。
第2点は、
地域活動の充実に向けた取り組みの
当該実証実験募集結果についてであります。
委員会において、
実証実験に応募し、採択された3つの団体の地域には、どのような課題があるのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、採用された団体のうち、中山間地の
安富北地区には、人口が減少し
少子高齢化が進む中、
地域活動をどのように維持していくべきかという課題があり、高浜地区には、人口規模が大きく、今後も
人口増加が予想される中で、
世代間交流をどのようにふやしていくのかが課題となっている。また、手柄地区には、手柄山を中心とした
地域資源を生かしながら、どのような将来ビジョンをつくっていくべきかという課題があるため、今後の
実証実験に当たっては、それぞれの地域と意見交換し、必要とする人材や活動の場、財源等を把握しながら、課題解決のために取り組んでいきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、各地域の人々の意見や考えなどを十分酌み取り、職員間で共有しながら
実証実験に取り組まれたいことを要望いたしました。
第3点は、高齢者及び
障害者バス等優待乗車助成事業に係る
バス利用者の状況についてであります。
委員会において、同
助成事業に係る
バス利用者の
状況調査の結果をどのように
交通助成事業に生かそうと考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、今後、都市局が
公共交通空白地域に
コミュニティバスを運行させることになった場合、
当該地域における
優待助成の
利用状況を確認の上、余りにも利用者が少ないようであれば、同
助成事業の対象に
コミュニティバスを加えることなどを考えている。
また、
重度身体障害者福祉タクシー料金助成事業の対象者に重度の
知的障害者及び
精神障害者を加えることができないのか検討を進めていきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、本
助成事業の
利用状況だけでなく、高齢者及び障害者が
優待助成を利用する目的についても調査を行い、今後の施策の参考とされたいことを。
また、
コミュニティバス等の
地域公共交通を所管する都市局と本
助成事業の
利用状況について情報共有されたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
阿山正人 議長
経済観光委員会委員長 三和 衛議員。
◎三和衛
経済観光委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、9月17日及び18日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、姫路市
中央卸売市場移転再
整備事業についてであります。
姫路市
中央卸売市場運営協議会から、平成31年3月に
市場移転に伴う助成等についての要望書が、また、
令和元年9月に移転後の営業活動に必要な
面積確保の対策等についての要望書が本市へ提出されました。
委員会において、新市場への移転に関しては、これまで
場内事業者と議論を重ねてきたにもかかわらず、ことしに入って要望書が2度提出される事態となったが、市としてどのように考えているのか。
また、新
市場建設予定地の
土壌汚染対策や移転にかかる支援策を追加するなど
事業計画が大きく変更しているが、事業費は当初と比べどれぐらいふえる見込みなのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、3月に提出された要望書は、移転に際して助成等を求めるものであったことから、
場内事業者の
追加支援策を検討し、このたびの委員会にその方針を提示したところである。
また、9月の要望書は、一部の
場内事業者が新市場内に必要な面積を確保できない状況となっていることから、その対応を求めるものであり、現在、場外用地の取得も含め、必要面積を確保できるように協議しているところである。
事業費については、当初の見込みは128億円程度であり、新
市場建設用地の購入費が見込みよりもおよそ8億円少なかったものの、調査費として4億円、
土壌汚染対策費用として約8億円、また、
追加支援策に最大で約4億5,000万円かかる見込みである、とのことでありました。
本委員会といたしましては、本事業のために多大な税金が投入されることから、市民の理解が得られ、新市場がよりよい施設となるように、行政と
場内事業者が一つとなって新市場への移転に向けて取り組まれたいことを要望いたしました。
第2点は、姫路市
中心市街地活性化基本計画の素案についてであります。
委員会において、同
基本計画の素案の項目に「
中心市街地における
都市機能の集積の促進を図るための措置に関する事項」があり、その考え方として、
姫路市立地適正化計画を挙げている。産業局においては、
立地適正化計画は人口集積を図るためのものと理解し、素案を作成しているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
立地適正化計画は市の中心部に
都市機能や人口のすべてを集約させるものではないと理解しているものの、姫路駅周辺の
中心市街地は
播磨地域の核となるべき地域であり、その周辺部の副核となる地域等も含め、
都市機能を維持していくために、長期的に商業や医療などの市民生活に必要な機能の集積を図るものであると認識している、とのことでありました。
本委員会といたしましては、市民が
中心市街地活性化基本計画を見たときに誤解が生じることのないよう、
立地適正化計画や
総合計画等と整合性を持って策定されていることが明確にわかるようにされたいことを要望いたしました。
第3点は、
路上喫煙禁止区域の見直しについてであります。
兵庫県の
受動喫煙の防止等に関する条例の改正に伴い、同条例に基づく
受動喫煙防止区域と本市の姫路のまちを美しく安全で快適にする条例に基づく
路上喫煙禁止区域において規制が重複することから、
姫路城周辺の
当該禁止区域の指定を解除する一方で、新たに姫路駅
南駅前広場を指定しようとするものであります。
委員会において、姫路駅
南駅前広場を
路上喫煙禁止区域に指定するのであれば、
みゆき通りや小溝筋などの人通りが多い商店街についても指定を検討する必要があるのではないのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、市として
受動喫煙の防止に努める必要があり、啓発に取り組む方針ではあるものの、法律及び県条例上、喫煙に関して規制されていない場所もあることから、県条例の施行後の喫煙者の動向を見定めた上で、関係部局と連携して対応を検討したい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、
本市条例に基づく
路上喫煙禁止区域とそれ以外の区域との整合性を図るとともに、
受動喫煙防止の趣旨を踏まえ
路上喫煙対策を進められたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
阿山正人 議長
建設委員会委員長 妻鹿幸二議員。
◎
妻鹿幸二 建設委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、9月19日及び20日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、議案第69号及び議案第70号、
工事請負契約に係る
議決更正についてであります。
議案第69号は、
大手前通り(北工区)再
整備工事請負契約において、当初想定していた以上に既設の舗装が厚く、また、土砂に細かなれんが殻などが混在しており、処理などにかかる費用がふえたため
契約金額を増額しようとするもの、また、議案第70号は、
松原排水路3号新設(その2)
工事請負契約において、想定以上に地質が悪く、地下水位も高いため、地盤改良を行うための薬液の注入が必要となったことなどにより
契約金額を増額しようとするものであります。
委員会において、それぞれの
工事設計段階で事前に必要な調査を行っていなかったのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
大手前通り北工区の工事については、南工区においても同様の工事を実施しており、その際、舗装の厚さや土質については問題がなかったことから
試掘を行わなかった。
また、
松原排水路の工事については、過去に近隣箇所で行った
地質調査の結果をもとに設計を行っており、
当該工事箇所では
地質調査を実施していなかったものである、とのことでありました。
本委員会といたしましては、いずれの議案についても事前の調査をしっかりと行っていれば
議決更正を行う必要はなかったと考えられることから、今後の
工事発注に当たっては、これまで以上にしっかり
事前調査を実施し、丁寧な設計を行われたいことを要望いたしました。
第2点は、橋梁など
道路インフラの
定期点検についてであります。
委員会において、平成26年度から平成30年度までの
定期点検において早期に措置を講ずべき状態であると判定された橋梁については、具体的にいつまでに補修を行おうと考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、平成26年度から28年度に行った
定期点検の結果を踏まえて策定した姫路市
道路橋長寿命化修繕計画に、平成29年度から2カ年にわたり実施した
定期点検の結果を反映させた上で、同計画に基づき、次回の
定期点検時期である5年後をめどに補修を行う予定である、とのことでありました。
本委員会といたしましては、橋梁など
道路インフラの安全性を確保するためしっかり補修に取り組むとともに、事故などの緊急時における対応についても考慮した上で管理に努められたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、1つに、今後、市営手柄住宅や日出車庫の土地のように、本市が所有する土地の活用方法について検討する際には、地元の意見も聞きながら議論されたいことを。
2つに、姫路駅西側自由通路の南側にある横断歩道については、ロータリーを利用する自動車に加え、歩行者や自転車の通行量も多く、大変危険であることから、歩行者の安全対策について検討されたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
阿山正人 議長
予算決算委員会委員長 石堂大輔議員。
◎石堂大輔 予算決算委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、9月12日及び13日には各局から説明を受け、17日から20日までの4日間にわたって各分科会を開催し、さらに26日には各分科会からの報告を受け、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を認定または可決すべきものと決定をいたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告するとともに、本委員会としての要望を申し上げますので、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
まず、議案第35号、平成30年度姫路市一般会計決算認定について申し上げます。
総務分科会関係について、第1点は、企画費中、各種調査研究費についてであります。
分科会において、同調査研究費の予算額2,300万円に対し、執行額は約1,570万円となっているが、どのような調査研究に使用したのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、全部で4つの調査を実施しており、1つ目は動物園の基礎調査、2つ目は姫路城東側に予定している休憩所の調査、3つ目はパークマネジメントプランの策定業務に係る調査、そして4つ目は避難行動に関する
アンケート調査である、とのことでありました。
本委員会といたしましては、報告があった4件の調査については、いずれもあらかじめ計画し、予算を確保した上で実施すべき調査であると考えられることから、本来の予算措置の目的を踏まえた上で、今後の同調査研究費の有効な活用について検討されたいことを要望いたします。
第2点は、情報管理費中、情報システム最適化推進事業費についてであります。
分科会において、同事業費として約11億9,000万円を支出しているが、このような多額の支出はいつまで続く予定なのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、同事業は、旧来のホスト系のシステムから標準パッケージシステムを利用することにより、全体の経費を抑えて今後もシステムの運用を行っていくものであり、最適化計画に基づき庁内各システムの更新を順次行っている。
なお、
令和元年度まではシステムの再構築に経費が必要であることから、運用も含めた全体経費は一時的に大きくなるものの、以降は経費も抑えられ、ホスト系システムの使用時よりも経費は少なくなる、とのことでありました。
本委員会といたしましては、情報技術の進歩が著しい中、システムの運用について不断の見直しを行うとともに、経費の縮減に努められたいことを要望いたします。
文教・子育て分科会関係について、第1点は、
教育委員会に係る予算に対する執行率及び不用額についてであります。
平成30年度の
教育委員会の歳出については、予算現額約280億円に対し、執行率は約64%であり、約27億円の不用額が発生しております。
分科会において、執行率が低いことや多額の不用額が発生したことについてどのように考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、校舎
整備事業など学校施設整備において、国庫補助事業として採択されなかった事業を中止したことなどにより不用額が大きくなっている。また、執行率については、事業期間が2年度にまたがる姫路市立小中学校他空調設備導入事業に関して約60億円を繰り越したことなどにより低くなっている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、より多くの国庫補助事業が採択されるよう、しっかりと努力されたいことを要望いたします。
第2点は、雑入中、保育実習等研修事業負担金についてであります。
分科会において、同負担金として約160万円を収入しているが、その内容について説明をしてもらいたい、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、主に、保育士養成校に通っている学生が保育士資格を取得するために市立の保育所や認定こども園で保育実習を受けるに当たり、当該保育士養成校から1日当たり1人1,000円の負担金を徴収しているものである、とのことでありました。
本委員会といたしましては、保育士を確保するためのきっかけとして同負担金制度を活用できないか今後研究されたいことを要望いたします。
厚生分科会関係については、連合自治会行政事務委託料についてであります。
分科会において、これまで当該委託料の世帯割金額について見直したことはあるのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、世帯割金額は、連合自治会からの要望や委託業務の状況を勘案して必要に応じて見直しを行っており、平成17年度以降は4回増額し、現在530円である、とのことでありました。
本委員会といたしましては、委託している行政事務の簡素化に努めるとともに、世帯割金額が自治会の負担に対して適正かどうか、他都市の状況も含め検証されたいことを要望いたします。
経済観光分科会関係について、第1点は、美化啓発基金についてであります。
分科会において、同基金から200万円を取り崩し、一般会計に繰り入れをされているが、基金残高は幾らあるのか。
また、例年どれぐらいの金額を取り崩し、どのような事業に使用しているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、平成30年度末の基金残高は3億2,511万8,000円である。
また、基金の取り崩しについては、例年行っているものではなく、平成30年度は、美化啓発の強化を目的に、啓発用品の購入等のために取り崩しをしたものである。
現在、同基金は、使用時期や支出等に関する取り決めはないものの、将来、記念事業や多額の費用を要する事業などに活用したいと考えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、同基金について、積立額の目標や具体的な使用目的を明確に定められたいことを要望いたします。
第2点は、各種資源ごみの売払収入についてであります。
平成30年度の同売払収入は、予算現額約2億円に対し、収入済額約1億4,500万円、収入率約71.8%と、前年度に比べて収入済額及び収入率ともに下がっている状況であります。
分科会において、資源ごみの1つであるプラスチック系ごみをこれまで受け入れていた諸外国が輸入を停止するなど世界的な状況変化もあり、最終的には、分別した資源ごみを市が処分しなければならなくなる可能性があることから、プラスチック系ごみの焼却処分等について検討が必要ではないか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、国は、地域内で発生したごみは地域内でエネルギー資源等として活用させる地域循環圏の形成を目指している。本市としても、国の考え方を踏まえ、新美化
センターの建設にあわせて、姫路市の特性を考慮しながら、地域内でごみを資源として循環させることで環境面と経済性を両立させる仕組みを構築できないかと考えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、本市は、リサイクル推進のため、他市町と比べて家庭ごみの分別区分が多いことから、分別にかかる市民の負担を軽減させるとともに、ごみの処理費用を抑制できるような方策について検討されたいことを要望いたします。
建設分科会関係について、第1点は、都市計画総務費のうち、地方バス路線維持経費についてであります。
分科会において、路線バスの赤字路線を対象に約2億7,000万円を補助金として支出しているが、当該経費の節減について事業者と協議を行っているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、当該経費は近年増加傾向にあり、少しでも節減するため事業者と定期的に協議を行っている。
バス路線の利用者を増加させることや次世代の運転技術を活用することで当該経費を節減できるものと考えているが、経費節減に伴って路線
バス利用者の利便性が下がることのないように、慎重に事業者と協議を進めたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、事業者との協議を通じて経費を節減し、節減した分を
コミュニティバス等の
公共交通空白地域に住む人々を支援する事業に活用できるよう取り組まれたいことを要望いたします。
第2点は、手柄山温室植物園についてであります。
分科会において、同園については、平成30年度の入園料収入が約250万円であるのに対し、植物園費として約7,000万円を支出しており、歳出が歳入を大幅に上回る状況であるが、同園の入園者数を増加させるためにどのような対策を考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、平成30年度は、猛暑や天候不良のため入園者数が少なく、収入が低くなったが、同園は熱帯・亜熱帯の珍しい植物やさぎ草などを展示しており、本市にとって必要な施設であることから、入園者数の増加に向けて展示内容を充実させるとともに、市民や周辺市町へのPRに積極的に取り組みたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、まずは入園者数の目標設定を行い、その達成に向けて取り組まれたいことを要望いたします。
次に、議案第38号、平成30年度姫路市国民健康保険事業特別会計決算認定中、直営診療施設勘定についてであります。
分科会において、家島診療所の人件費を含む施設管理費に不用額が発生しているが、現在1人体制の家島診療所に新たに医師を雇用することはできないのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、来院状況を踏まえながら、フルタイム以外の雇用条件も含めて、医師を確保できるよう取り組んでいる、とのことでありました。
本委員会といたしましては、家島の住民の命を守るために、できるだけ早く医師を増員できるよう努められたいことを要望いたします。
以上のとおりであります。
議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
阿山正人 議長
総務委員会委員長 白井義一議員。
◎白井義一 総務委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案について、9月19日及び20日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、議案第61号、姫路市防災行政無線再
整備事業請負契約の締結についてであります。
同
整備事業は、市民の安全・安心の確保のため、同報系防災行政無線を基幹とした情報伝達手段の確立を目的として、旧合併4町が整備した防災行政無線のデジタル化と、市内全域を網羅するため、旧市域にも屋外拡声子局を増設するとともに、複数の情報伝達手段への連携機能を備えたシステムを導入するもので、17億7,650万円で契約しようとするものであります。
委員会において、防災行政無線を補完する手段として、携帯電話やテレビ、ラジオなどいろいろなツールとの連携を考えているが、以前から議論がある戸別受信機の配付についてはどのように考えているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、災害時の情報伝達については、多種多様な伝達手段を活用することが国の基本的な考え方であり、戸別受信機は有効な手段の1つであるとの指摘もあることから、今後、同受信機の配付対象及び有償・無償も含めて検討していきたい、とのことでありました。
本委員会といたしましては、戸別受信機の単価が高額であることなどから、コスト面や公平性の観点も踏まえた上で、同受信機の配付方法について熟慮されたいことを。
また、本
整備事業の効果が十分発揮されるよう、市民一人一人の防災意識の醸成に向けてもしっかり取り組まれたいことを要望いたしました。
第2点は、長時間に及ぶ時間外勤務への対応についてであります。
本年は12年に1度の選挙の年となり、4月7日に県議会議員選挙、同21日に市議会議員・市長選挙、さらに、7月21日に参議院議員通常選挙が執行されました。
これにより、選挙管理委員会事務局では、長時間に及ぶ時間外勤務が発生し、中には、ひと月200時間を超える職員まで出たものであります。
委員会におきまして、選挙管理委員会事務局の時間外勤務は、県議会議員選挙の3カ月前あたりからふえてきており、3月及び4月ではすべての職員が100時間を大きく超えている状況であるが、職員の過重な労働状態について人事当局の見解を聞かせてもらいたい、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、選挙実施に伴う人員配置に関しては、その都度、選挙管理委員会事務局から必要な体制を聞き取り、人員配置を行っている。また、ことしは、4月の選挙が終わった時点で時間外勤務が非常に多くなっていたため、事務局職員全員と面談し、健康状態や仕事の状況などを聞き取るなど、現場と密着しながら人員体制を考えている、とのことでありました。
本委員会といたしましては、結果として、時間外勤務の上限であるひと月百時間を守れていないことについて、それを重く受けとめるとともに、今後、人事当局として、より一層各職場の状況を的確に把握し、適切な人員配置に努められたいことを。
また、業務の中で、専門的な知識を特に必要とせず、一時的に繁忙となるような業務に関しては、職員同士が部局を横断的にサポートし合えるようなシステムについて、先進市の事例なども参考に検討されたいことを要望いたしました。
第3点は、消防局の組織体制についてであります。
本市における平成30年の救急出場件数は2万9,137件で、前年と比べると約600件増加しており、年々増加傾向にあります。
委員会において、増加していく救急出場件数の中には不要な救急要請もあると思われるが、本市における状況はどのようになっているのか、との質問がなされました。
当局の答弁によりますと、119番通報を受信した際、明らかに不要不急と判断した場合には、通報者自身での対応をお願いしている事例もある。
また、救急出場件数のうち、救急隊が明らかに軽症だと判断したものは数%で、搬送者の大部分は搬送を必要とする高齢者が占めている状況である、とのことでありました。
本委員会といたしましては、高齢化社会の進展に伴い、一層、救急出場件数の増加が想定されることから、中長期的な視点を持って、救急車両や人員などの適正確保に努められたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容ですが、その他の
要望事項といたしまして、新たな姫路市総合計画の策定に当たっては、現計画における反省点や改善点などをしっかり精査した上で取り組まれたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
阿山正人 議長
以上で、委員長の
口頭報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
これより討論に入ります。
発言の通告に基づき指名します。
14番 苦瓜一成議員。
◆苦瓜一成 議員
日本共産党議員団を代表して討論を行います。議員の皆さんのご賛同をお願いします。
議案第35号、平成30年度姫路市一般会計決算認定について反対します。
その第1の理由は、地方公共団体の役割である住民福祉の増進を図る決算になっていないということです。
住民にとって最も身近な行政である地方自治体が、住民福祉の機関として果たす役割は、ますます重要です。
姫路市の財政力指数は0.89。中核市58市中、市議会事務局の調査に回答があった40市中の中で8番目の財政力を持っており、一般会計2018年度決算は実質収支55億4,840万7,000円となり、1968年度以来51年連続の黒字となっています。
自治体の黒字決算は、家計の黒字と同様に単純には評価される性質のものではありません。市民が負担した税などの収入が市民のためにしっかりと有効に使われ、住民の福祉増進に寄与したかどうかという観点も重要と考えます。
また、目的別歳出の比重問題も毎年指摘していますが、2018年度決算も、民生費の占める割合が中核市の平均値を下回る一方、土木費は、中核市平均が11.5%のところ15.9%と大きく上回り、調査に回答のあった中核市40市中で6番目に高くなっています。
もっと予算を、民生費中心に、住民の暮らしと福祉の向上に使うべきです。格差が広がり、深刻な貧困がつくり出されている中、地方自治体の重要な役割である住民福祉の増進を図る予算執行をこそ、市民は求めています。
第2の反対理由は、行財政改革の名のもとに職員数削減を行ってきた結果、業務量の実態に即した人員配置になっておらず、職員の過重な労働強化、市民サービス低下を招いているのではないかということです。
再任用、任期付を除く正規職員数は、前年度から16人減じています。
2016年第3回定例会は、2015年度の異常な時間外勤務状態の是正を求めました。2015年度の時間外勤務手当の総額は19億7,700万円でしたが、2018度は19億3,300万円と、再び当時の額に迫っています。月60時間を超えた職員数は延べ1,031人と、1,000人の大台に戻ってしまっており、過労死ラインと言われる年間720時間を超えた職員が、981時間の職員を筆頭に24人もいます。
ワーク・ライフ・バランスを図るどころか、過労死職員が出るのではないかと危惧される状態でありませんか。早急に改善を図るべきです。
また、生活保護受給世帯に対するケースワーカーの配置数の不足をこれまでも指摘してきましたが、2019年4月現在で、1人当たりの担当世帯数が103と、国標準80世帯を大幅に上回ったままの状態が続いています。
非正規職員のうち臨時的任用職員の雇用条件については、賃金は最低賃金ぎりぎりクリアする程度の低賃金です。
民間企業が何かと標準にする自治体職場で、事業量に対して厳しい職員数、低賃金で不安定雇用の臨時的任用職員の多用など、問題が山積状態です。
第3の反対理由は、大企業呼び込み型、大型公共事業優先の予算になっていることです。
工場立地促進条例により、工場立地促進に5億3,000万円を支出しています。そのうち64%が大企業向けですが、雇用では大企業、中小企業がほぼ同数となり、2018年度も、前年度同様3億7,300万円と大幅な減額補正を行っています。
甘い道路需要見込みのもとに、半世紀近くも前に計画された大型公共事業である播磨臨海地域道路網計画推進の執行状況は、予算額2,864万円の約半分、1,412万円が不用残となっています。現在、国において播磨臨海地域道路の計画段階評価を進めているところですが、この計画推進そのものの必要性を問われていると言わざるを得ません。
第4の反対理由は、予算執行が本当に住民福祉の向上と公正・公平なものとなっていないからです。
2015年7月から中学3年生までの子どもの医療費無料化が実施されていますが、所得制限があるために、約15%が依然として有料となっています。総支出の0.18%、約3億6,500万円で所得制限を取り払うことができるわけですから、姫路市の財政力なら十分可能な金額です。
清元市長は、子どもの医療費無料化について、無料だからと緊急性のない軽症患者が安易に受診することで、昼のみならず夜間・休日診療が増大するとして、反対の意向を公言されています。決算や統計を確認しますと、乳幼児医療費
助成事業費、こども医療費
助成事業費の決算額は3,391万8,000円前年度額を下回り、休日・夜間急病
センターの小児科患者数も前年度から1,800人減じています。市長の主張は当たらないと申し上げておきます。
また、高齢者バス等優待制度の運用に当たっても、タクシーチケット利用をすべての希望者に認めるべきとの高齢者の強い要望に対して、要介護3以上とする制限を取り払おうとしていません。
市営住宅の空き戸数は、2018年度末で1,595戸となっていますが、入居募集戸数は201戸で、空き室の改修工事予算が十分でないため、せっかくの空き室の入居募集ができない状況が続いています。
公正な予算執行という点では、姫路市は、これまで1小学校1公民館という原則に基づいて公民館を整備してきましたが、これを曲げて昨年度新設した飾磨橋東公民館整備費1億3,400万円の執行は、公正・公平な市政運営とは言えません。
以上の理由によって、議案第35号に反対します。
次に議案第38号、平成30年度姫路市国民健康保険事業特別会計決算認定について反対します。
我が党議員団は、国民健康保険は社会保障制度であるとし、支払い能力に応じた保険料にするべきと求めてきました。2018年度決算によりますと、7割、5割、2割の保険料軽減世帯は合計4万9,002世帯で、全加入世帯の実に69.8%を占めるに至っています。毎年、保険料の滞納状況が問題になりますが、滞納世帯の実に86.2%が年間所得100万円以下の低所得世帯となっています。払いたくても払えない、高すぎる保険料に問題があります。
国民健康保険は、2018年度から財政運営の主体が兵庫県に移管されましたが、保険料の賦課徴収業務は引き続き市が行っています。県移管までの大きな余剰金は、国保財政安定化基金として47億円余りを積み立てました。姫路市監査委員も指摘しているように、この基金を適切に活用して保険料の抑制を図るべきです。
また、2018年度の窓口一部負担金の減免制度の利用件数はわずかに2件となっており、この制度について、利用に向けての必要な周知がされているのか疑問と言わざるを得ません。
すべての加入者が安心して受診できる公的医療制度にしていくためにも、国に対して国庫補助の引き上げを強く求めるとともに、一般会計からの繰り入れも増額し、支払い能力に応じた保険料にするべきです。
よって、議案第38号に反対します。
続いて議案第40号、平成30年度姫路市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について反対します。
反対の理由は、後期高齢者医療制度は、長年社会に貢献してきた高齢者を、75歳という年齢だけで家族から切り離し、高齢者の医療負担を増大させる制度だからです。しかも、保険料は、年金が年額18万円以上は年金からの特別徴収となっています。そのため、2018年度の現年分徴収率は99.5%と高い水準になっていますが、滞納者の86.5%は年間所得100万円以下となっています。
この制度は、利用者がふえるほど保険料が上がる仕組みとなっており、憲法第25条の生存権、第14条の法のもとの平等を踏みにじるものであり、廃止すべき制度です。
よって、議案第40号に反対します。
以上で反対討論を終わります。
○
阿山正人 議長
以上でご発言が終わりましたので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
まず、議案第36号、議案第37号、議案第39号及び議案第41号から議案第70号まで、以上33件をまとめて採決します。
本件は、
委員長報告のとおり認定、可決または同意することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり認定、可決または同意されました。
次に、議案第35号、議案第38号及び議案第40号、以上3件をまとめて採決します。
本件は、
委員長報告のとおり認定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
阿山正人 議長
起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり認定されました。
──────────────────────
△日程第3
議案第71号
○
阿山正人 議長
次に日程第3、議案第71号を議題とします。
これより理事者に提案理由の説明を求めます。
黒川副市長。
◎黒川優 副市長 (登壇)
ただいま上程されました追加議案のご説明を申し上げます。
議案第71号、
議決更正につきましては、
令和元年6月25日に議案第24号にて議決をいただきました
姫路市立大塩小学校給食室改築工事請負契約につきまして、工期を令和2年1月31日までとしているものを同年3月17日まで延長するとともに、
契約金額を1,113万1,694円増額しようとするものでございます。
以上で議案の説明を終わります。
何とぞよろしくご審議いただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。
○
阿山正人 議長
以上で提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
この際お諮りします。
本件については、委員会付託を省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより討論に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご発言がありませんので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
議案第71号、
議決更正についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第4
兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙の件
○
阿山正人 議長
次に日程第4、兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
お諮りします。
この選挙の方法は、指名推選によりたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、指名推選によることに決しました。
お諮りします。
指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、議長において、高馬豊勝さんを指名します。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名しました高馬豊勝さんが当選人と決定しました。
──────────────────────
△日程第5
議員提出議案第1号
○
阿山正人 議長
次に日程第5、
議員提出議案第1号を議題とします。
これより提出者に提案理由の説明を求めます。
登壇の上、ご発言願います。
42番 八木隆次郎議員。
◎八木隆次郎 議員 (登壇)
ただいま上程されました
議員提出議案第1号、姫路市議会
会議規則の一部を改正する規則について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
本改正は、出産、育児など欠席理由を具体的に示すことで、議員活動と生活の両立を支援する環境整備を図ろうとするものであります。
すなわち、
会議規則第2条中、「事故のため」を「疾病、出産、育児、家族の看護又は介護、配偶者の出産補助、忌引、災害その他のやむを得ない事由により」に改めようとするものであります。
以上のとおりであります。
議員各位におかれましては、本議案によろしくご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○
阿山正人 議長
以上で提案理由の説明は終わりました。
これより本件に対する質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
この際お諮りします。
本件については、委員会付託を省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより討論に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご発言がありませんので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
議員提出議案第1号、姫路市議会
会議規則の一部を改正する規則についてを採決します。
本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第6
議員派遣の件
○
阿山正人 議長
次に日程第6、
議員派遣の件を議題とします。
お諮りします。
本件については、お手元に配付のとおり派遣することにしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、お手元に配付のとおり本市議会議員を派遣することに決しました。
なお、この際お諮りします。
ただいま議決した事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任を願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、
議員派遣の内容に変更が生じる場合には、議長に一任することに決しました。
──────────────────────
△日程第7
閉会継続調査申出の件
○
阿山正人 議長
次に日程第7、閉会中継続調査申出の件を議題とします。
お手元に配付の閉会中継続調査事項一覧表のとおり、各委員会から閉会中継続調査の申し出がありました。
お諮りします。
本申し出のとおり、閉会中も引き続き継続調査を行うことにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
──────────────────────
○
阿山正人 議長
以上で本日の日程は終了しました。
お諮りします。
本定例会に提出されました案件はすべて審議が終了しましたので、閉会したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
阿山正人 議長
ご異議なしと認めます。
よって、
令和元年第3回姫路市議会定例会は、これで閉会します。
午前11時03分閉会
──────────────────────
△
議長あいさつ
○
阿山正人 議長
閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今定例会には、平成30年度各会計決算認定の件を初め、多くの重要案件が提出されましたが、議員の皆様には、9月2日の開会以来、本日までの31日間の会期中を通じて熱心にご審議いただき、本日無事閉会することができました。
ここに議員の皆様のご協力に対し心からお礼を申し上げます。
今後とも、皆様におかれましては、議会の活性化と円滑な議会運営にご協力を賜わりますようにお願いを申し上げまして、簡単ながら閉会のごあいさつといたします。
どうもありがとうございました。
──────────────────────
△
市長あいさつ
◎清元秀泰 市長 (登壇)
閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様方には、去る9月2日の開会以来、本会議並びに各委員会におきまして、平成30年度各会計決算認定を初め、本年度補正予算、条例の制定等の議案について、終始、熱心かつ慎重にご審議いただき、いずれも原案にご賛同を賜りました。
厚くお礼を申し上げます。
本会議並びに委員会の審議過程においていただきました数々のご提案、ご要望につきましては、その趣旨に十分配慮し、可能な限り市政に反映してまいりたいと考えております。
議員の皆様方におかれましては、今後とも市政の推進と市民生活の向上に一層のご理解、ご支援をいただきますようお願い申し上げます。
最後に、報道関係の皆様方のご協力に感謝申し上げ、閉会のあいさつといたします。
ありがとうございました。
──────────────────────
地方自治法第123条第2項により署名する。
姫路市議会議長 阿 山 正 人
会議録署名議員 宮 本 吉 秀
同 三 輪 敏 之
同 松 岡 廣 幸...