姫路市議会 > 2018-10-03 >
平成30年第3回定例会−10月03日-05号

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  1. 姫路市議会 2018-10-03
    平成30年第3回定例会−10月03日-05号


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    最終取得日: 2023-06-11
    平成30年第3回定例会−10月03日-05号平成30年第3回定例会  出 席 議 員 ( 44人)      1番  塚 本 進 介    23番  井 川 一 善      2番  白 井 義 一    24番  宮 本 吉 秀      3番  中 西 祥 子    25番  西 本 眞 造      4番  常 盤 真 功    26番  宮 下 和 也      5番  竹 尾 浩 司    27番  三 輪 敏 之      6番  井 上 太 良    28番  阿 山 正 人      7番  三 和   衛    29番  川 西 忠 信      8番  妻 鹿 幸 二    30番  梅 木 百 樹      9番  三 木 和 成    31番  坂 本   学     10番  苦 瓜 一 成    32番  伊 藤 大 典     11番  大 西 陽 介    33番  谷 川 真由美     12番  森   由紀子    34番  酒 上 太 造     13番  牧 野 圭 輔    35番  細 野 開 廣     14番  松 岡 廣 幸    36番  今 里 朱 美     15番  東 影   昭    37番  西 田 啓 一     16番  萩 原 唯 典    38番  杉 本 博 昭
        17番  駒 田 かすみ    39番  八 木 隆次郎     18番  石 堂 大 輔    40番  蔭 山 敏 明     19番  有 馬 剛 朗    41番  山 崎 陽 介     20番  川 島 淳 良    42番  木 村 達 夫     21番  重 田 一 政    43番  八 木 高 明     22番  汐 田 浩 二    44番  竹 中 隆 一 ───────────────────────────────           欠    員 (3人) ───────────────────────────────      事 務 局 職 員 出 席 者   事務局長    樫 本 公 彦   次長      上 田 憲 和   議事課長    岡 田 大 作   議事係長    川 嶋 秀 一   主任      榎 本 玲 子   主任      中 村 昇 平   主事      赤 鹿 裕 之   主事      久 内 拓 馬 ───────────────────────────────      会議に出席した市長、職員及び委員   市長             石 見 利 勝   副市長            内 海 將 博   副市長            黒 川   優   代表監査委員         中 澤 賢 悟   教育長            松 田 克 彦   防災審議監          中 村   寛   スポーツ監          釣   雅 典   水道事業管理者        長 井 元 典   市長公室長          高 馬 豊 勝   総務局長           舟 引 隆 文   財政局長           福 間 章 代   市民局長           志 水 秀 明   環境局長           生 駒 清 之   健康福祉局長         甲 良 佳 司   観光交流局長         和 田 達 也   産業局長           佐 野 直 人   都市局長           隈 田 絹 夫   建設局長           中 川 吉 郎   下水道局長          桑 原 秀 明   会計管理者          八 木   優   消防局長           山 岡 史 郎   都市拠点整備本部副本部長   東 田 隆 宏 ───────────────────────────────      議 事 日 程 第5日(10月3日(水)) 午前10時開議 〇開   議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第79号〜議案第112号 日程第3 請願第29号、請願第31号及び請願第32号 日程第4 閉会中継続審査申出の件(請願) 日程第5 議案第113号及び諮問第2号〜諮問第7号 日程第6 閉会中継続調査申出の件 〇閉   会 〇議長あいさつ市長あいさつ ───────────────────────────────      議 事 順 序 1 開   議 2 会議録署名議員の指名 3 議案第79号〜議案第112号  (1) 一括上程  (2) 委員長報告  (3) 質  疑  (4) 討  論  (5) 採  決 4 請願第29号、請願第31号及び請願第32号  (1) 一括上程  (2) 質  疑  (3) 討  論  (4) 採  決 5 閉会中継続審査申出の件(請願)  (1) 一括上程  (2) 採  決 6 議案第113号及び諮問第2号〜諮問第7号  (1) 一括上程  (2) 提案理由説明  (3) 採  決 7 閉会中継続調査申出の件  (1) 一括上程  (2) 採  決 8 閉   会 9 議長あいさつ 10 市長あいさつ       午前9時56分開議 ○今里朱美 議長   おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  これより日程に入ります。  本日の日程は、お手元に配付しております議事日程に記載のとおりであります。 ────────────────────── △日程第1  会議録署名議員の指名 ○今里朱美 議長 
     まず日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、    中 西 祥 子  議員    三 和   衛  議員    妻 鹿 幸 二  議員 を指名します。 ────────────────────── △日程第2  議案第79号〜議案第112号 ○今里朱美 議長   次に日程第2、議案第79号から議案第112号までをまとめて議題とします。  これより、委員会の審査結果について、委員長の口頭報告を求めます。  登壇の上、ご報告願います。  文教・子育て委員会委員長 松岡廣幸議員。 ◎松岡廣幸 文教・子育て委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、9月18日及び19日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、市立小中学校へのエアコンの設置についてであります。  ことしは記録的な猛暑となったことから、学校で体調を崩す児童生徒が多く、7月には愛知県豊田市で、校外学習に参加した小学1年生の男児が学校に戻ってから意識を失い、死亡するという痛ましい事故が発生いたしました。今後政府において、予算の増額や補助率の見直し等について必要な措置をとることが検討されております。  委員会において、市立小中学校普通教室等エアコンを設置する準備として、空調設備導入支援業務を委託するとのことであるが、今後どのように進めていこうと考えているのか、との質問がありました。  当局の答弁によりますと、9月中に計画についての委託業者の選定に着手し、この委託業務の中で、導入手法や事業費、スケジュール等を精査して、設置手法等を決定したい。来年の夏までに対象教室すべてに整備することは困難であるが、できるだけ早急に対応したいと考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、国の動向を注視しつつ、国の予算措置に合わせた対応を行い、子どもたちのためにも、可能な限り早期の整備に向けて取り組まれたいことを要望いたしました。  第2点は、姫路市立小中学校適正規模適正配置審議会についてであります。  現在、市立小中学校の望ましい学校規模及び将来における適正配置に関する基本方針を策定するため、学識経験者や学校、地域、保護者等の代表で構成される審議会において審議が重ねられているところであるとの報告がありました。  委員会において、知識と知見に富み、教育の専門家である学識経験者の前で、他の委員が教育の根幹にかかわる問題について意見を述べるのは難しいと思われる一方、市民住民を代表する人々の素朴な意見や疑問により、理解しやすい審議になることも大切なことだと考える。審議の中で出された多様な意見はきちんと吸い上げられているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、これまでに委員から出された意見を受けて資料を作成し、今後の審議会に提示することで、さらに審議を深めてもらいたいと考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、同審議会で出たさまざまな意見をもとに、答申をまとめあげることができるよう、必要な資料をしっかりと準備するなど環境を整えられたいことを要望いたしました。  第3点は、放課後児童クラブの早朝開所試行事業についてであります。  委員会において、夏休み等長期学校休業日に今までよりも長時間子どもたちを預かることになると、同児童クラブでの過ごし方がより大切になってくると思われるが、どのように運営していこうと考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、同児童クラブにおける長い一日の過ごし方については、暑い時間帯や雨天時など、気象状況に応じた過ごし方の目安を業務マニュアルに定め、各児童クラブの運営に反映できるよう対応していきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、子どもたちが楽しく豊かな時間を過ごすことができる、かつ、長時間預かることができる体制を整えるように、運営についても検討されたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わらせていただきます。 ○今里朱美 議長   厚生委員会委員長 有馬剛朗議員。 ◎有馬剛朗 厚生委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、9月18日及び19日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、議案第96号、姫路市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例については修正可決すべきものと決定し、その他の議案については、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、議案第96号、姫路市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例についてであります。  本議案は、平成30年第2回定例会において、姫路市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例で、「虐待防止に関する規定」を追加し修正可決されたことを受け、関連のある他の社会福祉施設等に関する21の基準条例についても同様の趣旨の改正をしようとするものであります。  委員会において、当該議案名称では、このたびの条例改正に至った経緯や改正の趣旨が市民等に伝わりにくいことから、もっとわかりやすい名称に変更するべきではないのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、同条例の名称については、法制課と協議を行い、過去に本市で制定された一部改正条例と同様の手法にのっとって決定しているものであり、特に問題はないと考えている。  また、条例改正の趣旨については、今後その内容の周知に努めていきたい、とのことでありました。  これに対して、委員から、市民等にわかりやすい説明が必要であること。また、当該議案が平成30年第2回定例会での修正可決を受けて改正されるものであることを考慮しなければならない、との意見がありました。  これを受け、意見取りまとめの段階で、当該議案の件名、制定文、条例の題名中、「姫路市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例」を「社会福祉施設等入所者等及び福祉サービス等利用者等に対する虐待の防止のための関係条例の整備に関する条例」に改める修正案が委員から提出され、審議いたしました結果、全会一致により修正可決すべきものと決定した次第であります。  第2点は、新生児聴覚検査助成事業についてであります。  当該助成事業は、市民から1億円が寄附されることを受けて、その寄附金をもとに(仮称)姫路市保健医療推進基金を新設し、平成31年度より当該基金を財源として新生児聴覚検査に要する費用の一部助成を行おうと計画しているものであります。  委員会において、同助成事業は、基金を財源として運用していくとのことであるが、別途予算措置を行い、継続的に事業を実施するべきではないのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、同助成事業は、基金を取り崩す形での運用を考えており、財源がなくなった場合には、本市の事業として継続していきたい。  また、基金財源確保のため条例を策定し、その趣旨に賛同してもらえる方から寄附を募ることにより、事業の継続性を図っていきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、本市と同程度の人口規模新生児聴覚検査助成事業を行うことは、全国的に見ても先進的な取り組みであると思われることから、制度の利用等に関して聴覚障害者や関係者などから意見を聴取するとともに、寄附者の思いを酌み取ったよりよい事業となるよう取り組まれたいことを要望いたしました。  以上が主たる内容でありますが、その他の要望事項といたしまして、新県立病院の整備に伴う周辺道路の渋滞・安全対策や同病院への救急ワークステーションの設置等については、現在、本市の各担当部署が警察や医療関係者と協議を行っているが、新県立病院に関する兵庫県との窓口は健康福祉局であることから、各担当部署と連携・協力して取り組まれたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○今里朱美 議長   経済観光委員会委員長 梅木百樹議員。 ◎梅木百樹 経済観光委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、9月18日及び19日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、議案第112号、市川美化センター工場棟改修工事請負契約に係る議決更正についてであります。  本議案は、市川美化センター長寿命化工事のうち、工場棟他改修工事において、姫路市が外壁塗材石綿含有調査を行った結果、仕上げ塗材に石綿が含まれていることが判明したことから、石綿飛散防止対策の工事を追加するため、工期の延長と契約金額の増額をしようとするものであります。  委員会において、石綿飛散防止対策工事の追加により、同美化センター長寿命化工事の工期にも影響が出るのではないか。  また、同美化センターと同じ年代に建築された他の公共施設においても石綿が含まれている可能性があることについて、庁内で情報共有はできているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、石綿飛散防止対策工事を含む工場棟他改修工事は、議決更正後でも今年度内で完了することになっており、平成31年度以降に行う予定である同美化センターの設備に関連する工事は当初の予定どおり実施できるため、長寿命化工事全体の工期には影響が出ないものと考えている。  また、本年7月5日に、環境政策室が全庁向けに公共施設の外壁等の仕上げ塗材における石綿含有事前調査に係る通知を発出しており、情報の共有化は図られているものと考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、石綿飛散防止対策のため、工期と契約金額の両方が議決更正されたことをかんがみて、今後は、石綿の含有が想定される施設の工事については、事前にしっかり対応されたいことを。  また、工事に当たって、石綿の飛散には特に注意を払われたいことを要望いたしました。  第2点は、議案第99号、姫路城管理条例の一部を改正する条例についてであります。  本議案は、主に姫路城の上空における無人航空機の飛行を禁止し、これに違反した者に対する罰則の規定を追加しようとするものであります。  委員会において、姫路城上空における無人航空機飛行禁止について、外国人観光客等への周知はどのように行うのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、無人航空機飛行禁止について、姫路城への入り口すべてに多言語表記で周知の看板を立てるほか、旅行者が本市を来訪する前によく見ている姫路市のホームページ等に記載することで周知を図りたいと考えている。  また、市民に対しても広報ひめじ等で広く周知を行うことで、無人航空機の飛行を発見した際の通報につなげていきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、立て看板による周知も大事なことではあるが、姫路城の景観を損なうことがないよう、設置場所には十分配慮されたいことを要望いたしました。  第3点は、姫路市北部農山地域活性化基本計画についてであります。  委員会において、農林水産業といった一次産業の担い手不足解消に向けて、姫路市としてどのような取り組みを行っているのか。  また、北部農山地域活性化拠点整備の候補地の1つであるグリーンステーション鹿ヶ壺の所管は教育委員会となっているが、産業局が主導し当該地域の活性化を進めていることから、所管課について改めて検討すべきではないのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、一次産業の担い手不足の解消は、北部農山村地域だけに限らず全市的な課題であると認識していることから、平成31年度に林田町で新規就農を希望される方の農園を整備するほか、活性化拠点整備の各候補地で活動されている方々を含め、同計画策定に参加された方との連携を強化していきたいと考えている。  また、グリーンステーション鹿ヶ壺の所管に課題があることは認識しており、当該拠点整備の候補地として施設のあり方等を検討していく中で所管課についても検討していきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、地元の声にしっかりと耳を傾けて、同北部農山村地域の活性化のために連携をより深められたいことを。  また、グリーンステーション鹿ヶ壺が同地域の活性化拠点として整備された際には、適切な所管課のもと、活性化の新たな観光資源として活用されるよう検討されたいことを要望いたしました。  第4点は、姫路市中央卸売市場移転整備計画についてであります。  委員会において、中央卸売市場移転再整備に向けて、市場の取り扱い数量をふやすため、市場開設者としてどのように取り組もうと考えているのか。  また、新市場の使用料については、場内事業者にどのように提示しようと考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、平成30年9月3日に開設者と場内事業者の間で、第1回姫路市場整備推進会議活性化部会を開催して、取り扱い数量現状把握と分析を行ったところである。引き続き、2カ月に1度の頻度で活性化部会を開催し、場内事業者とともに取り扱い数量の増加に向けた具体的な行動ができるよう取り組んでいきたい。  また、新市場の使用料については、建屋が完成するまで確定しないものの、今後、新市場への移転状況に伴う施設の見直しなどで使用料が下がる見込みもあることをつけ加えた上で提示と説明を行いたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、場内事業者とひざを突き合わせて情報交換を行いながら、取り扱い数量の増加に向けて鋭意取り組まれたいことを。  また、現在も使用料を理由に新市場への移転を迷っている事業者が多いことから、移転への不安を少しでも緩和できるよう、激変緩和措置等の支援策を含めて、早期に新市場の使用料を提示し、丁寧に説明されたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○今里朱美 議長   建設委員会委員長 重田一政議員。 ◎重田一政 建設委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、9月20日及び21日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、手柄山中央公園再整備におけるレジャープールの整備についてであります。  手柄山中央公園については、手柄山中央公園整備基本計画に基づき、「感動と笑顔あふれる憩いの交流空間の創出」を整備コンセプトに、市民利用に重点を置いた本市を代表する総合公園として、また、「スポーツ」や「平和と学び」、「緑豊かな安らぎ」の交流拠点として、公園施設の新設や移転、統廃合が進められることになっております。
     さらに、同公園内にある市民プールについては、新たに全天候型屋内プールが整備されるとともに、その附属施設としてレジャープールの整備も予定されております。  委員会において、レジャープールの整備に当たっては、ウォータースライダーのような、子どもたちが楽しむことができる施設を整備することは考えていないのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、レジャープールの詳細については未定であるが、限られた空間の中で、すべての来場者が楽しむことができる施設となるよう、民間のノウハウ等も生かしながら検討していきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、市民プールは長年にわたって多くの人々に親しまれてきた施設であることから、整備後も利用者に夢を与えられるような施設となるよう取り組まれたいことを要望いたしました。  第2点は、キャスティ21公園の有効活用についてであります。  同公園は、文化・コンベンションエリアに整備される姫路市文化コンベンションセンターの西側に位置し、都心部における緑と潤いの空間を創出するとともに、安全で快適な魅力ある歩行者空間を目指して整備されるものであります。  委員会において、同公園の整備後は、同センター指定管理者が一体的に公園の管理等を行うことになっているが、本市としては、どのような形での使用を考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、同公園は、区画整理により生じた都市公園であることから、近隣住民にも利用してもらいたいと考えている。  また、文化・コンベンションエリアを大規模かつ一体的に利用し催事を行う場合などに同公園も利用されることがあると考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、同公園と同センターの一体的な管理により、文化・コンベンションエリア全体の付加価値が上がるような方策についてしっかりと検討されたいことを要望いたしました。  第3点は、姫路市中央卸売市場白浜地区移転に伴い新設されるアクセス道路安全対策についてであります。  同市場の移転に当たっては、周辺の交通事情等を考慮した結果、国道250号から新市場へのアクセス道路を新たに整備することとしており、今定例会においても、道路新設工事に係る請負契約議案が提出されております。  委員会において、新たに整備されるアクセス道路においては、新市場への搬入車両や整備予定の場外市場等に向かう車両に加え、自転車や歩行者の通行も想定されるが、どのように安全を確保しようと考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、自転車や歩行者については、同アクセス道路ではなく、新市場予定地の東側にある既存の道路を通行してもらうべく、幅員構成を見直し、新たに歩道を整備したいと考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、道路である以上、完全に通行のすみ分けを行うことは極めて困難であると考えられることから、自転車利用者や歩行者の安全が確保されるよう、十分な安全対策を行われたいことを要望いたしました。  以上が主たる内容でありますが、その他の要望事項といたしまして、1つに、姫路市文化コンベンションセンター等の新築工事については、本市にとってこれまでに経験したことがない規模の工事であることから、工事監理に当たっては、工事施工業者等としっかり協議を行われたいことを。  また、次代の技術者の育成という観点から、工事施工業者等に対して、現場体験型のインターンシップ受け入れ等に関する提案を行われたいことを。  2つに、台風や集中豪雨等により浸水被害が発生している地域については、優先順位を検討しながら、浸水被害の軽減に向けた対策を効率的に講じられたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○今里朱美 議長   予算決算委員会委員長 山崎陽介議員。 ◎山崎陽介 予算決算委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、9月13日及び14日には各局から説明を受け、18日から21日までの4日間にわたって各分科会を開催し、さらに27日には各分科会からの報告を受け、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を認定または可決すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告するとともに、本委員会としての要望を申し上げますので、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  まず、議案第79号、平成29年度姫路市一般会計決算認定について申し上げます。  総務分科会関係については、一般管理費中、職員手当等についてであります。  分科会において、職員手当等に多額の不用額が発生しているのはどのような理由によるものなのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、退職手当の関係だけで予算額と決算額に約3億4,000万円の差が発生しており、この原因は退職者の見込みに大きな開きがあったためである、とのことでありました。  本委員会といたしましては、総務局だけでなく他局においても同様に多額の不用額が発生しており、市全体で見るとかなり大きな金額になっている。財政的に厳しい状況もあることから、少しでも不用額を減らすよう、予算段階でも工夫されたいことを要望いたします。  文教・子育て分科会関係については、保育士等人材確保事業費についてであります。  現在、全国的に保育士に対する需要が高まっており、自治体間での保育士の奪い合いまで生じており、たとえ教育・保育施設を整備しても、保育士を確保できなければ子どもたちを受け入れることはできません。  分科会において、保育士確保のためと銘打って実施された「未来の保育士応援プロジェクト」では、どのような取り組みを行ったのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、現役の保育士等が中学校や高等学校等に出向き、保育の魅力を伝える出前授業や高校生と保育士養成校や教育・保育施設との交流事業、市内の中学生、高校生向けに保育の魅力を伝えるためのパンフレットやPR動画を制作し、YouTube等での情報発信などの事業を実施した、とのことでありました。  本委員会といたしましては、保育士の確保は子育て環境を整えるための基本であることから、中・高生等にしっかりと保育の魅力を伝え、将来の保育ニーズにこたえることができるように取り組まれたいことを要望いたします。  厚生分科会関係について、第1点は、高齢者バス等優待乗車助成事業及び障害者バス等優待乗車助成事業についてであります。  分科会において、当該助成事業への補助金申請に当たり、市内各地域における利用傾向を分析できるような情報提供をバス事業者に求めているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、市内全体の利用件数や乗車金額等の報告はあるものの、地域ごとの状況などについては報告を求めていない、とのことでありました。  本委員会といたしましては、高齢者や障害者が増加している中、当該事業を持続可能な制度とするために調査・分析する必要があると考えられることから、今後、各地域の利用件数や経費などの情報を提供してもらうよう相手方と協議されたいことを要望いたします。  第2点は、人権推進費のうち各地区総合センターで行われる講座等の報償費についてであります。  分科会において、当該報償費について、予算現額に対して多額の不用額が発生しているのはなぜなのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、地域のコミュニティ活動については、各地域で、より活発なものになるよう取り組んでいるが、それぞれの地区総合センターの間で活動内容に差が生じており、予算を全額執行できていない、とのことでありました。  本委員会といたしましては、地域によって活動状況に差があることは好ましくないことから、地区総合センターが地域にとってよりよい活動の場となるよう、また、地域の人々が集うような総合的な取り組みを進めるとともに、報償費の有効的な活用について研究されたいことを要望いたします。  経済観光分科会関係について、第1点は、スポーツコミッション事業費についてであります。  本市では、オリンピック・パラリンピックの事前合宿の誘致やパラリンピックの強化拠点施設にかかわる経費などについて約1,200万円を支出しています。  分科会において、全国的にオリンピック・パラリンピックに向けて事業を行っているとは思うが、オリンピック後も「スポーツ都市・ひめじ」として継続的にスポーツを振興するため、今後どのように取り組もうと考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、フランス柔道ナショナルチームの事前合宿のほか、スポーツ教室を通じて、2020年以降も継続できる人的なつながりをつくっていきたい。  また、老朽化が進む体育施設の改修はもとより、手柄山に整備予定の新たなスポーツ施設や民間の施設を活用することで、ソフト面とハード面の両方から「スポーツ都市・ひめじ」の実現に努めたいとのことでありました。  本委員会といたしましては、スポーツの持続的な振興のために、姫路市の今後を担う青少年が市内でスポーツを継続していくことができる体制づくりに努められたいことを要望いたします。  第2点は、企業立地推進事業費についてであります。  分科会において、企業立地推進事業費として約1,100万円が支出されているが、播磨連携中枢都市圏全体の活性化のため、本市はどのような企業誘致の取り組みを行っているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、本市では、播磨圏域内の他市町における工場用地と遊休地に関する情報を集め、本市が企業進出の相談を受けた際に、市内で紹介できる案件がないときには、本市が集めた情報に基づき、他市町の工場用地や遊休地を紹介している、とのことでありました。  本委員会といたしましては、土地の紹介だけではなく、播磨圏域連携中枢都市圏内の各市町が連携し、圏域全体で企業誘致を行う体制づくりに取り組まれたいことを要望いたします。  建設分科会関係については、手柄山温室植物園についてであります。  分科会において、手柄山温室植物園については、入園料収入が約300万円であるのに対し、指定管理料と管理費を合わせて約7,300万円を支出しているが、この費用対効果についてどのように考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、同園は全国的にも珍しい温室植物園であり、また、熱帯・亜熱帯の植物に加え、近年は播磨地域の植物の展示にも力を入れるなど、植物に関する知識の普及や植物愛好心を養う点において、その役割は大きなものがあると考えている。ついては、今後さらに魅力のある植物園となるよう経営努力をしていきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、手柄山中央公園の再整備に取り組む中で、建てかえの際には、経費の削減等について、さらに検討を加えられたいことを要望いたします。  次に、議案第90号、平成30年度姫路市一般会計補正予算(第1回)中、危険ブロック塀等撤去支援事業についてであります。  同事業は、本年6月に発生した大阪北部を震源とする地震により建築基準法に適合しないブロック塀が倒壊し、とうとい命が失われ、大きな問題になったことから、補助金により、通学路に面する個人が所有する住宅のブロック塀と社会福祉施設等の民間施設のブロック塀の撤去に対する支援を行おうとするものであります。  建設分科会において、大阪北部地震の後、明らかに危険と判断されるブロック塀を既に撤去した人もいると思うが、そのような場合は支援の対象とならないのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、工事の請求書等により、大阪北部地震以降に撤去したことがはっきりと証明できる場合においては、国の負担分を兵庫県と姫路市が負担する形で支援の対象とする方向で検討している、とのことでありました。  本委員会といたしましては、同事業についてしっかりと周知を行い、危険なブロック塀の撤去が少しでも促進されるよう努められたいことを要望いたします。  以上のとおりであります。  議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○今里朱美 議長   以上で委員長の口頭報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  これより討論に入ります。  発言の通告に基づき指名します。  33番 谷川真由美議員。 ◆谷川真由美 議員   日本共産党議員団を代表して討論を行います。議員皆様方のご賛同をよろしくお願いします。  まず議案第79号、平成29年度姫路市一般会計決算認定について反対します。  その第1の理由は、地方公共団体の役割である住民福祉の向上を図る決算になっていないということです。  姫路市の平成29年度一般会計決算は、実質収支57億4,004万円で、昭和43年以来50年連続の黒字決算となっています。赤字をつくらないことは大事なことではありますが、家計とは違い、それだけで評価されるものではありません。何よりも、市民から集めた税金等が、どれだけ市民のために使われ、市民のために還元されたかが問われます。  本市の財政力指数は0.882で、平成28年度の中核市平均値は0.787ですから、上位に位置しています。市議会事務局調査課の調べに回答のあった中核市39市の普通会計目的別歳出の民生費の割合の平均は41.6%に対し、本市は39.5%です。土木費の割合については、中核市平均11.9%に対して、本市は15.6%となっており、長年にわたり、姫路市は民生費の比率が中核市平均よりも低く、土木費の比率は中核市平均より高いという状況が続いています。  また、性質別歳出の普通建設事業費の割合については、中核市平均が12.5%に対し、姫路市は17.2%、そのうち単独事業費は、中核市平均6.6%に対し、姫路市は倍近くの12.0%となっています。  さらに、市民税については、姫路市監査委員が指摘しているように、企業収益は過去最高となり、雇用・所得環境が改善したため、個人市民税については増収となっています。しかし、法人市民税については、企業収益は過去最高と言いながら、法人市民税率軽減と外国税額控除という優遇税制によって約15億円の影響を受け、減収となっています。  アベノミクスのもとで一握りの大企業と大資産家が潤う一方、格差と貧困が拡大しています。そうした中で、こども医療費助成制度の所得制限撤廃や待機児童の解消も含めた子育て支援の充実が求められています。高い財政力を生かして、地方自治体の本旨である住民福祉の向上を図る予算執行をすべきと考えます。  その第2の理由は、姫路市行財政改革プランの推進によって、実態に即した職員配置になっておらず、職員の労働強化、市民へのサービス低下を招いているということです。  この間、異常な時間外勤務が問題となり、改善策が図られ、一定の成果も見られますが、平成29年度において、月60時間を超える時間外勤務をした職員は延べ884人で、年間最高時間外勤務は872時間と過労死ラインを大きく超えています。また、生活保護受給世帯に対するケースワーカーの配置についても、改善は図られつつありますが、平成30年4月現在、担当者1人当たりの担当世帯数は103で、国標準80世帯を上回った状態が続いています。メンタル等による休職者数は26人、男性職員の育児休業取得率は3.5%、年次有給休暇取得率は63%となっており、前年度に比べ改善の跡は見られますが、引き続き実態に見合った職員配置を行い、ワーク・ライフ・バランスを図るべきです。  教育委員会においても、市立幼稚園教員145人中、46人が非正規で、22人はクラスを担任しています。民間企業のお手本となるべき自治体の公務職場で、事業量に対して恒常的な職員不足や低賃金で不安定雇用の臨時職員を多用しています。  第3の理由は、大企業呼び込み型、大型公共事業優先の予算執行になっているということです。  工場立地促進条例により、工場設置奨励金は9億1,463万円を支出していますが、その8割強を資本金10億円以上の大企業が占めています。雇用奨励金は7,800万円を支出していますが、資本金10億円以上の大企業が62人で、資本金10億円未満の企業が198人となっています。工場立地促進条例の目的の1つである雇用の創出という点において、資本金10億円以上の大企業を誘致しても、正社員の雇用が補助金の額に見合った人数とは言えません。また、工場設置資金融資預託金は、平成28年度、29年度と続けて減額補正をしています。  さらに、甘い需要予測のもとに計画された播磨臨海道路網整備計画には1,018万円余が執行されましたが、約2,000万円が不用残となっています。整備の優先着手区間が決定されましたが、計画推進の必要性が問われています。  第4の理由は、予算執行が本当に住民福祉の向上と公平・公正なものになっているのかということです。  中学3年生までのこども医療費助成制度は、全体で約8割5分の子どもたちが通院・入院とも無料となっており、子育て世代の市民の皆様には大変喜ばれています。しかし、所得制限のために窓口負担となっている子どもたちは、平成29年度実績で、3歳から就学前の2割負担は5,190人、小学1年生から中学3年生の3割負担は6,850人となっています。所得制限を撤廃するためには、あと約3億円あれば実施可能となりますが、姫路市の財政力からしたら十分可能な額と言えます。  また、現在飾磨橋東公民館の整備が行われていますが、平成29年度は土地取得のために7,707万円が予算執行されています。これまで姫路市は、1小学校区1公民館の原則に基づいて市立公民館を整備してきましたが、この飾磨橋東公民館の整備は、これまでのルールから逸脱するものであり、市民に対しても議会に対しても説明責任が全く果たされていません。合理的根拠が示せないまま公民館整備に向けて土地取得を行ったことは、公正・公平な市政運営とは言えません。  さらに、平成29年度の包括外部監査は、保健所における財務事務等の執行についてを監査しており、上限1,630万円で、上限マックスの1,630万円を執行しています。この金額は、中核市の中でも船橋市の1,700万円に次いで2番目に高い額となっています。その一方、全国市民オンブズマンによる「包括外部監査の通信簿」では、平成28年度、29年度の評価結果はまだ出ておりませんが、平成19年度から連続9年D評価となっています。多額の公費を使いながら本来の目的が果たされていないことは問題であり、監査報告書の積極的活用を求めます。  以上の理由により、議案第79号に反対します。  次に議案第82号、平成29年度姫路市国民健康保険事業特別会計決算認定に反対します。  我が党議員団は、国民健康保険は社会保障制度であるとし、支払い能力に応じた保険料にすべきと求めてきました。29年度決算によりますと、7割、5割、2割の保険料軽減世帯は合計44,001世帯で、全加入世帯75,207世帯の実に58.5%、約6割を占めるに至っています。毎年、保険料の滞納が問題になっていますが、滞納世帯の81.4%が年間所得100万円以下の低所得世帯となっています。払いたくても払えない、高すぎる保険料に問題があります。  以前は、加入者の多くが農林水産業従事者や自営業者であったものが、現在は無職者や非正規労働者が多くを占めるなど低所得者が多数となっています。他の医療保険と比べ年齢構成も高く、必然的に医療水準も高くなるなど構造的問題があり、それに見合う国庫補助率になっていないところに大きな問題があります。  保険料が高い原因は、1984年に国が国庫補助率を医療費の45%から給付費の50%に引き下げたことです。給付費は医療費の70%に相当し、給付費の50%とは医療費の35%に当たるため、10%の削減となっています。また、29年度の窓口一部負担金の減免制度の利用件数はわずか1件となっており、必要な人に適切な周知がなされているのか疑問と言わざるを得ません。  すべての加入者が安心して受診できる公的医療制度にしていくためにも、国に対して国庫補助率の引き上げを強く求めるとともに、一般会計からの繰り入れを増額し、支払い能力に応じた保険料にしていくべきです。
     よって、議案第82号に反対します。  続いて議案第84号、平成29年度姫路市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について反対します。  反対の理由は、後期高齢者医療制度は、長年社会に貢献してきた高齢者を、75歳という年齢だけで家族から切り離し、高齢者の医療負担を増大させる制度だからです。しかも、年額18万円以上の年金からの特別徴収となっています。そのため、29年度の徴収率は99.2%と高い水準になっていますが、滞納者の81.7%は年所得100万円以下となっています。  この制度は、利用者がふえるほど保険料が上がる仕組みとなっており、憲法第25条の生存権、14条の法のもとの平等を踏みにじるものであり、廃止すべき制度です。  よって、議案第84号に反対します。  議員皆様方のご賛同をお願いたしまして、討論を終わります。 ○今里朱美 議長   以上でご発言が終わりましたので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  まず議案第96号、姫路市婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例についてを採決します。  本件に対する厚生委員会の委員長報告は修正可決であります。  本件は、委員長報告のとおり修正可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は委員長報告のとおり修正可決されました。  次に議案第80号、議案第81号、議案第83号、議案第85号から議案第95号まで及び議案第97号から議案第112号まで、以上30件をまとめて採決します。  本件は、委員長報告のとおり認定、可決または同意することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり認定、可決または同意されました。  次に議案第79号、議案第82号及び議案第84号、以上3件をまとめて採決します。  本件は、委員長報告のとおり認定することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立多数であります。  よって、本件は原案のとおり認定されました。 ────────────────────── △日程第3  請願第29号、請願第31号及び請願第32号 ○今里朱美 議長   次に日程第3、委員会審査の終了しました請願第29号、請願第31号及び請願第32号をまとめて議題とします。  所管の常任委員会の委員長から、お手元に配付のとおり審査結果の報告書が提出されております。  お諮りします。  本件に対する委員長の口頭報告は省略したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  これより討論に入ります。  発言の通告に基づき指名します。  12番 森由紀子議員。 ◆森由紀子 議員   日本共産党議員団を代表しまして討論を行います。  請願第29号、公契約条例の制定による適正賃金・労働条件の確保と地域経済の振興を求める請願の願意に賛成します。  公契約条例の目的は、国や地方公共団体が発注する公共工事や委託事業などに従事する労働者の賃金の下限額を、最低賃金法が定める金額よりも高い水準設定にして、受注者に対しその設定金額以上を支払うように求めるものです。請願においても、条例の制定により労働者の賃金が確保されれば、生活が安定し、地域経済活性化につながることなどを請願理由に挙げています。  また、国土交通省も、公共工事設計の労務単価を引き上げ、適切な賃金水準の確保や社会保険の加入をするよう業界団体や自治体に要請しています。  公契約全体が及ぼす財政規模は、国と地方を合わせるとGDP比で約15%、約72兆円規模、労働者は約1,000万人と言われています。労働者の雇用形態や賃金確保が国の経済活性化に及ぼす影響は非常に大きく、国土交通省の要請を真摯に受けとめるべきと考えます。姫路市でも労働者の賃金引き上げと公共サービスの向上を図るべきと考え、請願第29号の採択を求めます。  次に請願第31号、最低保障年金制度の創設の為の意見書の提出を求めることについて、その願意に賛成します。  日本の年金制度の最大の問題は、低年金・無年金者が膨大な数に上ることです。現在、国民年金の満額は月6万5,000円、国民年金のみを受給する人の平均受給額は月5万1,000円です。年金ゼロの無年金者は、現在政府の推計で26万人。現役世代の低賃金と雇用破壊が深刻化する中、将来さらに膨大な無年金者が生まれかねないことへの懸念が広がっています。政府は、昨年8月から、これまで25年とされていた年金の受給資格を得るための期間を10年に短縮し、これまで無年金だった64万人が新たに年金を受給できるようになりました。  公的年金制度の中に最低保障の仕組みがないのは、先進国では日本だけです。国連の社会権規約委員会からも、最低年金を公的年金制度に導入することがたびたび勧告されています。最低保障年金の導入に足を踏み出せば、低年金・無年金の増大、年金制度の空洞化、サラリーマン世帯の専業主婦の第3号被保険者問題など、今日の年金制度が抱えるさまざまな矛盾を抜本的に解決する道が開けます。  これらの改革に必要な財源は、富裕層・大企業への優遇税制を正して応分の負担を求める応能負担の原則に立った税制の改革、国民の所得をふやし、日本経済を成長軌道に乗せる経済の改革によって確保することができます。  ぜひ、請願第31号の採択を求めます。  最後に請願第32号、最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出について、その願意に賛成します。  本請願は、最低賃金を今すぐ時間給1,000円以上に引き上げること、全国一律最低賃金制度の確立で地域格差を縮小させること、中小企業への支援策を拡充すること、大企業による買いたたきや支払い遅延などをなくすため、中小企業憲章を踏まえ、中小企業基本法、下請二法、独占禁止法の改正や雇用創出と安定に資する政策の実施などを国に求める意見書の提出を求めるものです。  現在の最低賃金は余りに低すぎて、まともな生活ができない賃金となっています。兵庫県の最低賃金は、引き上げにより2018年10月1日から時間給871円となりましたが、年間2,000時間働いても174万円程度であり、いわゆるワーキングプアの目安となっている年収200万円にもはるかに及びません。  今や446兆円に達した内部留保の一部を活用し、大幅な賃上げを実現するよう大企業に迫るべきです。最低賃金を今すぐ時間給1,000円以上にし、中小企業に対する賃金助成や社会保険料の減免などの本格的な中小企業への支援を拡充し、最低賃金の地域間格差をなくすことも重要です。最低賃金を引き上げ、働く人々の懐を暖めることは、地域経済の活性化、景気回復にもつながることは明らかです。請願のように、時間給1,000円以上に今すぐ引き上げよと意見書を上げるべきです。今の最低賃金ではワーキングプアを抜け出せません。国に声を上げることは当然のことです。  また、消費税増税、原材料費や日用品費の高騰に対しても、小規模事業所ほど価格転嫁ができていない状況です。大企業と中小企業の格差是正は焦眉の課題です。  本請願は、最低賃金の引き上げとあわせて、中小企業への支援策を拡充することを求めています。さらに、大企業による下請企業の代金の買いたたきや支払い遅延等をなくすため、中小企業憲章を踏まえて中小企業基本法、下請二法、独占禁止法などの法律改正を求めています。  全国の自治体で同様の意見書採択が相次いでいます。姫路市議会においても、請願第32号の採択を求めるものです。  議員の皆様のご賛同をお願いして、討論を終わります。 ○今里朱美 議長   以上でご発言が終わりましたので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  請願第29号、公契約条例の制定による適正賃金・労働条件の確保と地域経済の振興を求めることについて、請願第31号、最低補償年金制度創設の為の意見書の提出を求めることについて及び請願第32号、最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出についてをまとめて採決します。  本件に対する委員長報告は不採択であります。  お諮りします。  本件は、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立少数であります。  よって、本件は不採択と決しました。 ────────────────────── △日程第4  閉会中継続審査申出の件(請願) ○今里朱美 議長   次に日程第4、閉会中継続審査申出の件を議題とします。  お諮りします。  請願第18号、請願第30号及び請願第33号については、引き続き閉会中の継続審査に付することにしたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。 ────────────────────── △日程第5  議案第113号及び諮問第2号〜諮問第7号 ○今里朱美 議長   次に日程第5、議案第113号及び諮問第2号から諮問第7号までをまとめて議題とします。  これより理事者に提案理由の説明を求めます。  内海副市長。 ◎内海將博 副市長  (登壇)  ただいま上程されました追加議案のご説明を申し上げます。
     議案第113号、公平委員会委員の選任につきましては、公平委員会委員である津田隆雄氏の任期が今月4日をもって満了いたしますので、同委員として実績のある同氏を再任しようとするものでございます。  諮問第2号から諮問第7号までは、いずれも本年12月31日をもって任期満了となる人権擁護委員の後任の候補者を推薦しようとするものでございまして、諮問第2号は石原正幸氏を、諮問第3号は青井知子氏を、諮問第4号は大西須美子氏を、諮問第5号は岡崎晃氏を、諮問第6号は岸本悟氏を、それぞれ適任と認め、再推薦しようとするものでございます。  諮問第7号は、吉田壽一委員の後任の候補者として、適任と認める前田義文氏を推薦しようとするものでございます。  以上で議案の説明を終わります。  何とぞよろしくご審議いただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○今里朱美 議長   以上で提案理由の説明は終わりました。  この際お諮りします。  本件については、議事の順序を省略し、これより直ちに採決に入りたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより採決に入ります。  まず議案第113号、公平委員会委員の選任についてを採決します。  本件は、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり同意されました。  次に諮問第2号、人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に諮問第3号、人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に諮問第4号、人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に諮問第5号、人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に諮問第6号、人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に諮問第7号、人権擁護委員候補者の推薦についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○今里朱美 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 ────────────────────── △日程第6  閉会中継続調査申出の件 ○今里朱美 議長   次に日程第6、閉会中継続調査申出の件を議題とします。  お手元に配付の閉会中継続調査事項一覧表のとおり、各委員会から閉会中継続調査の申し出がありました。  お諮りします。  本申し出のとおり、閉会中も引き続き継続調査を行うことにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  以上で本日の日程は終了しました。  お諮りします。  本定例会に提出されました案件はすべて審議が終了しましたので、閉会したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○今里朱美 議長   ご異議なしと認めます。  よって、平成30年第3回姫路市議会定例会は、これで閉会します。      午前11時09分閉会 ────────────────────── △議長あいさつ今里朱美 議長   閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。  今定例会には、平成29年度各会計決算認定の件を初め、多くの重要案件が提出されましたが、議員の皆様には、9月3日の開会以来、本日までの31日間の会期中を通じて熱心にご審議いただき、本日無事閉会することができました。  ここに議員の皆様のご協力に対し心からお礼申し上げます。  今後とも皆様におかれましては、議会の活性化と円滑な議会運営にご協力を賜わりますようお願い申し上げまして、簡単ながら閉会のごあいさつといたします。  どうもありがとうございました。  石見市長。 ────────────────────── △市長あいさつ ◎石見利勝 市長  (登壇)  閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  議員の皆様方には、去る9月3日の開会以来、本会議並びに各委員会におきまして、平成29年度各会計決算認定を初め、本年度補正予算、条例の制定等の議案について、終始、熱心かつ慎重にご審議いただき、いずれも可決いただきました。  厚くお礼を申し上げます。  本会議並びに委員会の審議過程においていただきました数々のご提案、ご要望につきましては、その趣旨に十分配慮し、可能な限り市政に反映してまいりたいと考えております。  議員の皆様方におかれましては、今後とも市政の推進と市民生活の向上に一層のご理解、ご支援をいただきますようお願い申し上げます。  最後に、報道関係の皆様方のご協力に感謝申し上げ、閉会のあいさつといたします。  ありがとうございました。 ────────────────────── 地方自治法第123条第2項により署名する。
      姫路市議会議長      今   里   朱   美   会議録署名議員      中   西   祥   子      同         三   和       衛      同         妻   鹿   幸   二...