◆問
都市開発整備事業の平成29年度
貸借対照表を見ると、資産約55億円のうち、現金が約47億円と大部分を占めているが、今後、この現金を使って
都市開発整備事業をどのように展開しようと考えているのか。
◎答
現在は、
普通財産の活用・処分のうち、
一般会計では困難でも
企業会計であれば可能となる案件の分譲に取り組んでいる。
また、今後、
播磨臨海地域道路が具体化してきた際に、臨海部において
造成等の要望があると考えられるが、それらに取り組む必要があると判断すれば、
条例改正により事業の内容を変更し、
都市開発整備事業会計の費用を使い、姫路市の活力が向上されるよう取り組んでいきたい。
◆要望
地域の活力を向上させるよう、
都市開発整備事業会計の資産をうまく活用してもらいたい。
◆問
損益計算書中の
営業外費用の雑支出の内容を教えてもらいたい。
◎答
墓地の返還者に対し、
永代使用料の半額を返還することとなっており、その金額が積み上がったものである。
都市局終了 11時23分
【
建設委員会(
建設局)の審査】
建設局 13時11分
審査対象議案
・議案第79号 平成29年度姫路市
一般会計決算認定について
質疑 13時11分
◆問
道路新設改良費において
不用額が多くなっているが、その理由は何なのか。
◎答
1つは
入札差金である。2つは、毎年のことになるが、特に
幹線道路については、
計画どおりに
用地買収に関する手続が進まず、年度内に予算が執行できなかったものである。
◆問
毎年同じ指摘をし、答弁も同じである。
しっかりと協議を行い、
計画どおりにやらないと困るのは住民である。
◎答
平成28年度に比べて執行率は上がっている。また、積算に関する
研修等を開催し、違算等が少なくなったことで、
工程どおりにできている工事もある。今後も研修を通じて、できるだけ
予定どおりに工事が終えられるよう努めていきたい。
◆問
入札不調により工期に間に合わないこともある。やはり、早く入札に付すべきだと思う。早目に対応をしてもらいたい。
◎答
指摘の内容は理解している。
建設局内で昨年から4つの
研修グループをつくり、改善を図っているところであるが、まだまだ至らないところもある。
まずは
スケジュールを把握し、今何をするべきなのかということを考えながら仕事ができるよう、職員をサポートしていきたい。
◆要望
優秀な職員はたくさんいる。職員をしっかり育てれば、もっと状況はよくなると思われることから、しっかりと頑張ってもらいたい。
◆問
建設局における
不用額の説明では、
入札残と執行減という理由がほとんどだが、それぞれの比率はわかるのか。
◎答
具体的な数字は持ち合わせていないが、
一般競争入札の落札率は8割強である。
設計金額1億円の工事であれば約1,000万円が
入札残となり、同規模の工事が10件あれば約1億円残ることになる。
執行残については、
予定どおりの
スケジュールでいけばすべて年度内に工事が終わるが、1件の工事がおくれると次の工事もおくれ、最終的に最後の工事で
標準工期がとれなくなったことで発注できなかった場合等に発生する。それがなくなれば、
執行残による
不用額は圧縮できる。このような状態を受けて、昨年度から業務の平準化に取り組んでいるため、よい効果があらわれるものと期待している。
◆問
旧夢前町の平成16年度決算の資料を見ると、土木費18億円に対し
不用額は800万円であった。このようなことから考えると、
地権者との細やかな話し合いが必要であると思うし、実際に私も
地権者から指摘を受けたこともある。前もって話をしておかないと、いざその時になって
地権者と話をしても、話が前に進まないことがあり得ると思う。大変ではあるが、細やかな
地権者との交渉が大事であると思うがどうか。
◎答
事業には
地元要望のものもあれば、
都市計画上必要なものもある。いずれにしろ、事業に着手するに当たっては、
工程等について
地元住民に対して丁寧に説明することが大切であると思われるため、指摘の意見は参考にしたい。
◆要望
上から目線の対応ではなく、丁寧な対応を心がけてもらいたい。
◆問
手柄山
温室植物園の費用対効果についてどのように考えているのか。
◎答
植物園は
まちづくり振興機構による
指定管理であり、
指定管理料として6,853万7,000円を姫路市が負担しているが、
入場者総数は3万8,318人、
入園料は316万9,940円であり、
指定管理料に対して実際の
入園料は約20分の1となっている。
しかし、全国的にも珍しい
温室植物園であり、また、最近では熱帯・亜熱帯の植物や
播磨地域の植物の展示にも力を入れている中、一昨年度に比べ昨年度の
入園者数、
入園料収入は上昇している。
経費に対する収入はわずかであり、厳しい部分もあるが、植物に関する知識の普及や
植物愛好心を養う点において、その役割は大きなものがあると考えている。今後も
経営努力をしていきたい。
◆問
答弁があったように、
指定管理料が約6,800万円であるが、それに加え
管理費に約500万円を要している。それに対し、
入園料収入は約300万円であるが、本当に存続していく意味があるのかとも思う。今後、手柄山
温室植物園は建てかえていく予定だと思うが、建てかえる必要があるのかどうかについて、また
市民ニーズの有無等についてアンケートをとったほうがよいのではないかと思う。
平成30年度予算でも
入園料収入が約300万円、歳出が約7,000万円となっており、さらに建てかえでさらに費用を要することになるが、大きな事業をたくさん抱えている姫路市にとってそれでよいのかを考える必要がある。
◎答
今後、
文化センター跡地等に移転する予定であるが、もっと魅力のある
植物園として再生できるように検討していきたい。
◆問
手柄山
温室植物園の
管理料では、
光熱費と
借地料が高額であると聞いている。
光熱費に関しては、
再生可能エネルギーが利用できるのであれば、建てかえに当たっては、
手柄地区にこだわらず、
エコパークあぼしの近くで建てかえ、
光熱費を削減していくことを考えてもよいと思う。ついては、
光熱費や
借地料を削減する方法も念頭に入れておいてもらいたいがどうか。
◎答
手柄山中央公園再
整備計画の中では、
植物園を含めて学びの拠点という位置づけをしている。今後、
維持管理費を含めてトータルで考えていきたい。
◆問
道路使用料の内訳について教えてもらいたい。また、
道路使用料の中には、電柱や
地下埋設管の
使用料も含まれると思うが、
地下埋設管の
使用料の算定はどのように行うのか。
◎答
道路使用料については、
道路占用料徴収条例により、
道路区域に占める
占用面積等により算出される。
内訳は、
電力会社によるものが1億8,600万円、
電信電話会社によるものが2億5,600万円、
ガス会社によるものが2億3,400万円、その他が1億円で、合計7億8,200万円となっている。
◆問
駐輪場使用料の直近5年間の推移はどのようになっているのか。
◎答
平成25年度は9,600万円、平成26年度は9,600万円、平成27年度は8,800万円、平成28年度は8,700万円、平成29年度は8,700万円となっている。
平成27年度から金額が減っているのは、平成29年度から
駐輪場に
指定管理者制度を導入するに当たり、
駐輪場の改修を行ったことや
路上駐輪場を整備したことが影響しているものと考えている。
◆問
放置自転車対策事業費や
放置自転車移送保管手数料は減少していくことが望ましいと思うが、
放置自転車対策としてどのようなことを行っているのか。
◎答
放置自転車対策に関する経費について、主なものは姫路駅
周辺放置自転車等整理及び
保管場所の
管理業務委託と、
放置自転車の
移送撤去に要する費用となっている。これらについては、2つ合わせて約2,500万円で推移している状況である。
放置自転車移送保管手数料については、保管した
自転車等を返却するに当たり、
自転車1台につき2,000円を、バイク1台につき4,000円を徴収しているものである。
当該手数料の推移については、平成25年度が840万円、平成26年度が430万円、平成27年度が320万円、平成28年度が190万円、平成29年度が210万円となっている。平成25年度と比べると約4分の1に減少しているが、
駐輪場整備や
放置自転車の
撤去等が功を奏しているものと考えている。
◆要望
放置自転車移送保管手数料がこの5年間で約4分の1になったのは喜ばしいことである。今後も対策に努めてもらいたい。
◆問
里道整備事業費寄附金の収入率が71%となっているが、その理由を教えてもらいたい。
◎答
里道整備に当たっては、
地元自治会から
整備費用の1割を寄附金という形でもらっている。
平成29年度においては、
里道整備に従事していた
技術職員が不在となったため、
請負工事の事業量が減っている。また、
緊急整備でも直営で
里道整備をしているが、
緊急作業が重なった影響がある。
里道整備については、できるだけ安全・安心に使えるよう、また滞りのないような形で推進していきたい。
◆問
道路等清掃事業費のうち
道路スイーパー車に要する費用はどの程度なのか。
◎答
道路スイーパー車関係の支出額は721万3,000円である。
道路管理課で3台保有しており、支出の具体的な内容は、
維持管理費や燃料費である。
◆問
今後の
道路スイーパー車の
更新予定を教えてもらいたい。
◎答
現在の
道路スイーパー車は10数年使用しているが、更新が必要となった際には、
民間事業者への委託も視野に入れて検討したいと考えている。
◆要望
道路スイーパー車の更新に当たっては、大型のものは不要であると思う。もう少しコンパクトで、性能のよいものを導入してもらいたい。
◆問
大手前地下駐車場や
駐輪場について、民業を圧迫しないという観点から
料金設定をしていると思うが、もう少し料金を安くしてもよいと思う。
◎答
大手前地下駐車場については、現在、タイムズ・
日本管財グループが
指定管理者となり運営している。