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  1. 姫路市議会 2018-06-14
    平成30年6月14日経済観光委員会−06月14日-01号


    取得元: 姫路市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    平成30年6月14日経済観光委員会−06月14日-01号平成30年6月14日経済観光委員会 平成30年6月14日(木曜日) 経済観光委員会 第4委員会室 出席議員  梅木百樹、森由紀子、常盤真功、駒田かすみ、  有馬剛朗、三和 衛、重田一政、坂本 学、  細野開廣、酒上太造 開会                9時56分 環境局               9時56分 前回の委員長報告に対する回答 ・姫路市一般廃棄物処理基本計画の周知について、計画の趣旨や目的等について十分理解を得られるよう周知するとともに、本市一丸となって環境施策に取り組むよう努めることについて  計画の周知に向けた取り組みについては、平成30年4月に市のホームページに計画を掲載するとともに、市政情報センターや各支所、地域事務所、出張所、サービスセンターや図書館において、計画と計画の趣旨や目的をまとめた概要版の配架を行った。また同年5月に広報ひめじに記事を掲載したほか、市内の大学や市立高等学校に計画と概要版の送付を行うなど市民に見ていただけるようにした。  このほか、商工会議所などの各種団体の機関誌や、情報誌への記事掲載のほか、環境フェスティバル等のイベントを通じた啓発を行うなど、市民や事業者に計画の周知を図ることとしている。  今後は、市民、事業者、行政の三者が連携、共同して計画に掲げる各種施策に取り組むなど、本市一丸となって環境施策を推進していきたいと考えている。  議案説明 ・議案第58号 契約の締結について(市川美化センター基幹的設備改良他工事請負契約の締結) ・議案第59号 契約の締結について(市川美化センター工場棟改修工事請負契約の締結)  報告事項説明
    市川美化センター長寿命化工事に伴うごみ処理計画(案)について 質疑・質問            10時14分 ◆問   市川美化センター長寿命化工事に伴うごみ処理計画(案)において、同センター長寿命化工事の期間内に、同センターで処理できないごみの一部について、市民に減量をお願いしていくとのことだが、どのような形で周知していくつもりなのか。 ◎答   広報ひめじや市のホームページといった既存の広報媒体を活用するとともに、新たにごみ減量や食品ロスの削減等について、年に数回テーマを変えながら回覧し、啓発することを検討している。 ◆問   一般廃棄物処理基本計画において、市川美化センター可燃ごみ処理量の予測値を掲げているが、長寿命化工事の期間は同センターでの可燃ごみ処理能力は下がることとなる。計画との整合性はとれているのか。 ◎答   食品ロスの削減や、ごみの分別による資源化の徹底を行うことでごみ量を減らしていくことを想定しているほか、エコパークあぼしでの焼却も検討しているため、一般廃棄物処理基本計画との整合性はとれていると考えている。 ◆問   市民に対して減量をお願いする可燃ごみ量の目安を1日5トンとしているが、この目標値の設定の根拠を教えてほしい。 ◎答   一般廃棄物処理基本計画策定時に、可燃ごみを任意で抽出して混入割合を調査したところ、プラスチック製容器包装が資源ごみの4.5%、ミックスペーパーが3.3%であった。  家庭から年間約8万9,000トンの可燃ごみが排出されていることから、年間でプラスチック製容器包装が約4,000トン、ミックスペーパーが約3,000トン、合計約7,000トンが可燃ごみに混入していると考えられる。この7,000トンを365日で割り、搬入変更期間の111日間を掛けると、約2,100トンとなる。  このうち4分の1程度を分別してもらえれば555トンになると考え、1日5トンとした。 ◆要望   市川美化センター長寿命化工事を、市民がごみの減量化について改めて意識するきっかけにしてもらいたいので、ごみの減量化についてしっかりと周知をしてもらいたい。 ◆問   議案第58号の契約について、工事の期間短縮やコスト削減に向けた事業者の取り組みや提案はどういったものがあったのか。 ◎答   まず平成30年度に共通部分を整備して、この期間に機器を工場で生産するほか、外壁の塗装や躯体の長寿命化工事を行う。そして31年度に1号炉の長寿命化工事と定期整備、32年度に2号炉の長寿命化工事と共通設備の整備、33年度に中央制御関係など施設全体の共通設備を整備するなど、4年度に分けて工期を設定している。基幹整備と定期整備を合わせることで、最適な期間を設定したと考えている。  コスト削減については、定期整備工事で利用する仮設の足場を長寿命化工事でも活用することで、仮設費を削減することができるなどの提案があった。 ◆問   プラスチック製容器包装ミックスペーパーの収集頻度と、収集に用いるごみ袋の単価を教えてもらいたい。 ◎答   プラスチック製容器包装は週1回、ミックスペーパーは月2回である。ごみ袋の値段については、手提げ型の大きい袋で10枚100円ぐらいであるとイメージしている。 ◆問   プラスチック製容器包装は軽い割にかさばり、家庭内で場所をとって困ることから、市民は家に置いておくごみを減らすために可燃ごみに入れようとすると思う。  プラスチック製容器包装の週1回の収集頻度は本当に適切か検討するべきではないのか。 ◎答   プラスチック製容器包装がかさばるのは理解できるが、収集効率と経費の面から、現時点では収集回数をふやすことは困難である。 ◆要望   ひとり暮らしやワンルームに住む方の場合、特にプラスチック製容器包装の置き場所にも困っていると思うので、今後収集頻度について検討してもらいたい。 ◆問   市川美化センター長寿命化工事の中にごみクレーンの更新があるが、クレーンはオペレーターがいるのか。無人化する余地はないのか。 ◎答   ごみの安定した焼却を行うために、ピット内にどのようなごみが混ざっているか職員が目で見て、ごみを均一にクレーンで混ぜる作業が重要となるので、ごみクレーンについては操作室から人の手によって作業しており、自動運転は行っていない。 ◆問   今までにクレーンが壁面にぶつかるなど、いわゆるヒヤリハットに該当するような事例が発生したことはなかったか。 ◎答   これまで、クレーンが壁にぶつかった事例はあったが、人的な被害はなかった。作業は安全に行っていると考えている。 ◆要望   人の目を介した作業が重要であることは理解できるが、クレーンが壁にぶつかる事例もあったとのことなので、作業を行う職員の体調、勤務時間についてしっかりとした対応をしてもらいたい。 ◆問   議案第58号の市川美化センター基幹的設備改良他工事に係る契約締結について、75億6,000万円という大きな金額の契約にもかかわらず、随意契約を結ぶ理由が、契約相手の三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社が工事のノウハウを持っているというだけでは納得できない。  市民目線から見ても、理解してもらえないのではないのか。 ◎答   一者随意契約に至った経緯としては、まず本市が市川美化センター長寿命化工事の仕様書と設計書を作成し、平成29年8月に長寿命化工事の金額や工法等の提案を6社に依頼したところ、1社のみが応じ、残りの5社は辞退した。  本市は提案後に精査を行い、入札にかける部分と随意契約すべき部分の仕分けをした。  随意契約する部分については、同社独自の技術を要する部分と、それ以外の部分を分割して契約することができないか検討したが、分割するとそれぞれに監督者の配置が必要になるなど、諸経費がかさむことや、今後10年間安心して使える、安定した性能を持つ焼却施設の確保が図れるということから、一者随意契約に至った。 ◆問   三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社独自のノウハウとはどのようなものなのか。 ◎答   市川美化センターの焼却炉は、信頼性の高い三菱−マルチン型連続燃焼式焼却炉を採用している。特に主要設備である焼却設備と余熱利用設備、排ガス処理装置、それらを制御する自動化システム等では、特許を含めた多くの知的財産やノウハウを同社は所有している。 ◆問   長寿命化工事は何年ごとに行っているのか。 ◎答   大体10年を目安に行っている。 ◆問   今回の長寿命化工事はちょうど長寿命化工事の期間に当たるから行うのか、それともほかに不具合が生じたため行うのか。 ◎答   既存の施設を長寿命化するという、総務省の公共施設の総合管理計画を受け、本市も公共施設等総合管理計画を策定するに当たり、平成20年から22年に大規模改修をした市川美化センターを、再度長寿命化することとした。また、環境省が平成22年度から大規模改修に対する補助制度を開始しており、今回の工事には17億2,400万円の補助金が交付される見込みである。  適正な維持管理をしていく中で、前回の大規模改修から10年がたち、国や本市の長寿命化の方向性も相まって決定したものである。 ◆問   市民にごみの減量化をお願いすることについて、例えば他局と連携して小中学校や幼稚園の児童生徒やその保護者に対して啓発を行うといったことは考えていないのか。 ◎答   意見を参考にして今後検討していきたい。 ◆要望   市川美化センター長寿命化工事をよい機会ととらえて、環境局だけではなく他局とも協力して、全庁的にごみの分別、食品ロスの削減といった問題に取り組んでもらいたい。 ◆問   産業局が提示している姫路市北部農山村地域活性化基本計画(案)において、バイオマスエネルギーの検討と活用が挙げられていたが、産業局と環境局が連携をとっているのか。 ◎答   そうである。 ◆問   バイオマスエネルギーの活用について、環境局として産業局に意見具申を行ったのか。 ◎答   木質バイオマスの活用について産業局に話をしたことがある。 ◆要望   バイオマスエネルギーは環境局に関係ある問題であるから、北部農山村地域活性化基本計画をつくっている産業局としっかり連携をとってもらいたい。 ◆問   6月8日の新聞で、建築廃材の不法投棄を行った業者が兵庫県警に逮捕されたと報じられた。この新聞報道の中に、平成29年10月以降、80回にわたって建築解体工事などで発生した廃材を山中に不法投棄したという記述があったが、姫路市が事実関係を把握した経緯と再発防止策について詳しく説明してほしい。 ◎答   平成28年3月8日に近隣の事業者から連絡が入り、そのときから今回逮捕された事業者に対して、廃棄物があるのであれば適正な処理を行うよう指導を続けていた。  平成29年9月に地元の自治会長が来られて、再度同様の話があったので、改めて事業者に対して指導を行うとともに、自治会長に警察に通報を行うよう促した。その後、平成30年5月16日には警察の現場検証があり、本市の職員も立ち会っている。  今後、事業者が排出計画を考えるとのことであったが、現時点では逮捕されているため、どうなるかはわからない。 ◆問   6月10日に御着の産業廃棄物処理業者で火災があり、汚泥置き場から出火したのではないかという報道があった。出火原因についてどのような情報を得ているのか。 ◎答   警察と消防の現場検証では屋外にあったものが燃えていたということであったが、出火の原因そのものの特定には至っていない。 ◆問   再発防止のためにどのような指導を行っていくのか。 ◎答   今後事業者にどういったものが出火の原因となったのか報告を受けた上で、出火の原因となったものをきっちりと処分するよう指導を行っていく。 ◆要望   今回出火があった業者については、以前から近隣の住民から異臭について苦情があった。行政の信頼をなくすことがないように、厳しく対応すべきところはきちんと指導を行うという立場を貫いてもらいたい。 ◆問   宮ヶ谷の最終処分場について、1月31日までに違法に埋め立てた分の搬出を行うという約束だったと思うが、搬出はあったのか。また、引き続き指導と監督はきちんと行っているのか。 ◎答   1月と2月で合計39トン搬出があったが、以降は搬出の実績はない。事業者と産業廃棄物対策課の間で改善計画について鋭意協議をしており、指導と監督は続けて行っている。
    ◆要望   山間部では特に高齢化が進む中で、産業廃棄物を不法投棄する人がふえて環境が悪くなると、住人がだれもいなくなってしまう。市民の住環境整備のためにも取り締まり方法について検討してもらいたい。 環境局終了            11時08分 休憩               11時08分 再開               11時13分 観光交流局            11時13分 前回の委員長報告に対する回答 ・姫路城マラソンにおいて、不測の事態に対応できるよう、AEDの配置、あるいはスタッフ間の連携についてより一層の検討を重ねること、また次回以降の大会で参加者へのおもてなしがよりよいものとなるよう努めることについて  平成31年2月24日に開催する第5回姫路城マラソンでは、AEDの対応方法などについて、スタッフへの説明を徹底するとともに、スタッフ間の連携をより迅速に行えるよう対応していく。  また沿道での市民の応援やおもてなしなどについては、ランナーやボランティア、沿道自治会からの意見を参考に、より満足度の高い大会となるように努めていく。  議案説明 ・議案第55号 姫路市体育施設条例及び姫路市勤労市民会館条例の一部を改正する条例について 報告事項説明 ・平成29年度姫路市入込客数、観光動向調査結果について ・英国ウェールズ・コンウィとの交流について ・「ユニークベニューHIMEJIプラン」の使用料について ・動物園の園路改修に伴う臨時休園について ・姫路城管理条例の改正案について ・姫路ゆかたまつりの開催について ・「ル・ポン国際音楽祭2018 姫路・赤穂」の開催について ・世界遺産姫路城マラソン(2018事業報告・2019事業計画)について 質疑・質問            11時46分 ◆問   議案第55号、姫路市体育施設条例及び姫路市勤労市民会館条例の一部を改正する条例について、姫路市勤労者体育センターから飾磨体育館に変わることで、利用状況に変化があると見込んでいるのか。 ◎答   現在も利用者が勤労者であるか否かにかかわらず、一般の体育館として利用されていたと聞いており、利用状況に変化はないと考えている。今後、体育館の管理を指定管理者が行う見込みであるため、よりスポーツ利用を積極的に展開してもらえるよう指定管理者に働きかけていきたい。 ◆問   これまで市民は体育館と会議室をそれぞれ個別に使用していたと報告にあるが、体育館と会議室の両方を利用する方もいると思う。  今回体育館の利用料を変更するということであるが、会議室の利用料と、体育館と会議室を共用した時の利用料はどのようになっているのか。 ◎答   会議室の利用料について、今回の改正で料金を改訂する。具体的にはこれまで午前の利用料を123円/時間、午後の利用料を130円/時間、夜間の利用料を123円/時間と設定していたものを、一律130円/時間に変更する。 ◆問   飾磨体育館は昭和62年に建築されて老朽化も進んでおり、建てかえも検討していくと思うが、飾磨体育館だけではなく、スポーツ施設全体のマネジメントをどのように考えているのか教えてもらいたい。 ◎答   ソフト面のマネジメントについては、地域公共ネットワークを使ったインターネットでの予約システムを活用し、利便性の向上を図ることで、市民がスポーツに接する機会をどんどんふやしていきたいと考えている。  また老朽化、長寿命化対策というハード面のマネジメントについては、平成37年をめどにJRの新駅が手柄にできることを踏まえて、手柄山の市民プールの所在地に新たなスポーツ施設を整備する構想があるため、飾磨体育館と新たなスポーツ施設との整合性をどのようにとるかが大きな課題であると考えている。 ◆要望   東京オリンピックパラリンピックの開催も迫っており、今後スポーツがますます盛り上がってくると思うので、しっかりとした計画を立ててもらいたい。 休憩               11時58分 再開               12時58分 ◆問   東京オリンピックパラリンピックフラッグツアーについて、姫路市で書写中学校が選ばれた理由を教えてもらいたい。 ◎答   フラッグツアー東京オリンピックパラリンピックへの機運醸成のために、東京都と組織委員会が連携して東京都内から始まった。去年の秋ごろから東北や九州から地方に進んでいくルートを通っている。  ことしの夏ごろにフラッグツアーが兵庫県に来るという情報が入ったので、兵庫県と組織委員会に対してフラッグツアーを市内で受け入れたい旨の要望活動を行っていた。その結果、県内の学校で1箇所だけ実施されるフラッグ歓迎イベントを姫路市内で行うということになったので、姫路市教育委員会事務局と協議をしたところ、書写中学校に実施を承諾してもらった。  その後組織委員会が同校の体育館を視察し、フラッグイベントの開催が可能と判断されたため、同校でフラッグイベントを行うこととなった。 ◆問   フラッグイベントに手を挙げられた学校は書写中学校1校のみであったのか。 ◎答   フラッグツアーがちょうど夏休み期間中であり、夏休み期間中に生徒を招集するということが各学校とも困難な状況にあった。そういった状況のもと、教育委員会事務局と相談を行う中で、書写中学校が頑張ってみるということで手を挙げてくれたのでお願いをした。 ◆問   姫路市入込客数・観光動向調査について、姫路市への来訪者の25%が姫路市民という結果が出ているが、観光行政のために行う入込客数の調査に、観光客として姫路市民を含めてよいのか。 ◎答   姫路市民でも観光のために市内の観光施設を訪れる方はいるので分けにくいところはあるが、姫路市への訪問回数の項目では市外在住者に限って分析するなど、必要に応じて姫路市民と市外在住者を分けて分析している。 ◆問   ユニークベニューHIMEJIプランの使用料について、7月1日から施行が予定されているが、第1回目の利用はかなり注目されると思う。1回目の利用に関して何か今までにアプローチはあったのか、現状を教えてもらいたい。 ◎答   7月中旬の実施について相談しているものがあり、1つ実績をつくることができると考えている。 ◆要望   1回目はかなり注目されると思うので、実施する以上は適切に対応して、よりよいものにしてもらいたい。 ◆問   動物園の園路改修に関して、臨時休園をしてまでバリアフリー化と雨が降ったときのぬかるみの防止等々について工事を行うということだが、なぜこのタイミングで改修を行うのか。 ◎答   動物園の園路改修の目的は、バリアフリー化と、雨による園路のぬかるみで小さな子どもや高齢者が事故に遭うことを防止すること、地中遺構の保全を目的としている。  今後の動物園について検討を行っていく時期が来ている中で、まずできることから始めるために、この時期に改修工事を行うこととなった。 ◆問   姫路城管理条例の改正案について、今まで海外の観光客がドローンを姫路城にぶつけた事件が発生しているが、海外の観光客への対策はあるのか。  特に、海外の観光客に対する罰金の周知方法を具体的にどのように考えているのか。 ◎答   ドローンの飛行禁止について、チラシやウェブサイトへの掲載と観光案内所での説明のほか、姫路城周辺にバツ印を付けた看板をたくさん置くことで周知に努めているが、さらにわかりやすい周知方法を考えたい。 ◆問   姫路城マラソンに関して、2019年が第5回大会となるが、5回目が終わった時点で将来の形を考えていかなければならないと思う。コース変更等を含めて、将来の大会運営についてどのように考えているのか。 ◎答   現在の姫路城マラソンは競技マラソンと市民マラソンの両方の面から開催しており、姫路市陸上競技協会からは姫路市の規模であれば、都市型マラソンの最低ラインである10,000人規模の大会を行うべきだと言われている。現在、コース変更も含めた検討を進めているところであるが、コースのフルモデルチェンジを行うためには警察との協議と沿道の企業、自治会等への説明を必要とするため、実際にどれぐらいの時間を要するかはわからない。  まず、現在のコース上にあるサイクリングロード等道幅が狭いところを他の道路に振りかえるといったコースのマイナーチェンジを行うことで、現在7,000人の出場枠から8,000人、9,000人といった形で目標の10,000人を目指して参加者の枠をふやしていきたい。 ◆要望   強い意気込みがあると感じるので、姫路市全体で成功するように取り組んでもらいたい。 ◆問   観光動向調査における日本人観光客の姫路市への旅行形態について、日帰りが78.4%、宿泊した者でも市外宿泊が55%となっているが、この調査結果を姫路市の観光行政にどのように生かそうと考えているのか。 ◎答   旅行形態の調査において、日本人の姫路城来城者では、市内に宿泊した人が30.9%となっている。一方、外国人の来城者では、市内に宿泊した人が9.0%となっているので、外国人観光客に対する夜のおもてなしをふやすなど、姫路城観光とセットにした旅行商品の検討の材料として使っている。  また、昨年度と比較して数値が変動している部分として、姫路市への来訪動機となる情報源で、日本人観光客はテレビを見て来ている人が多かったが、外国人観光客は口コミとSNS関係が多かった。  外国人観光客の情報源が口コミやSNSになっていることを踏まえ、インターネット上で大きな影響力を持つ人物などと連携して、姫路の情報を発信してもらうような事業などを考えていきたい。 ◆問   外国人観光客への調査はどのように行ったのか。 ◎答   対面型のアンケートで行った。 ◆問   観光動向調査の中で、消費額の項目は、全行程のどの部分の消費額について聞きたいのか。  海外からの観光客の場合、自国からの交通費だけで5万円以上が必要となると思う。例えば外国人観光客は、日本国内で先に訪れた場所からの交通費を調べるようにすれば、もっと細かく把握できると思う。現在の調査では大まかにしかわからず、観光行政に生かすには、ほかの調査方法があるのではないか。 ◎答   この調査での消費額とは、交通費とお土産代、飲食費を合計したものであるが、交通費とお土産代の市内での消費については分けて統計を行っている。 ◆要望   こういう形で調査したものを、しっかりと観光行政に生かしてもらいたい。 ◆問   動物園の改修費用はどれぐらいかかるのか。 ◎答   約1億円で改修を行う。
    ◆問   動物園の改修工事の間、休園期間が2カ月ある。その間に市政出前講座として移動動物園を実施するとあるが、移動動物園とは具体的にどういうものを企画しているのか。 ◎答   基本的にはハリネズミなどの人気のある小型動物を組み合わせて、市民に動物と触れ合ってもらえるような移動動物園を考えている。 ◆問   出前講座を休園期間の2カ月間のみ行うということであるが、周知期間と開催場所の計画について説明してほしい。 ◎答   今の計画では、まず秋に改修工事の業者を入札で決定した後、12月の閉園日を確定させてから周知していきたい。出前講座のメニューは市内小学校に既に配布している。 ◆問   姫路城管理条例の改正に当たって、ドローン飛行等の禁止事項について罰金を追加するとのことだが、外国人観光客が罰金を支払うこととなった場合、どのように罰金を徴収するのか。 ◎答   罰金対象者の本人特定を確実に行い、警察・検察とも連携しながら徴収していきたい。 ◆要望   パブリック・コメントを6月から開始するとのことであるので、その観点もしっかりと盛り込んでもらいたい。 ◆問   姫路城マラソンについて、初出場枠を500人から1,500人に大きくふやしているが、300人となっている海外出場枠についてもふやすことはできないのか。 ◎答   マラソンの優先枠については、国際色を出すため海外出場枠をふやしたいという思いもあったが、一度も走ったことがない人に走ってもらいたいという思いがあったため、海外出場枠は50人の増加にとどまった。今後初出場者の割合が減少してくることを見越して、海外枠をふやしていくことを検討していきたいと考えている。 ◆要望   海外枠はふやしてもらいたい。 ◆問   ゆかたまつりについて、出店数が減少している印象を受けるが、404件の申し込み数に対して出店数が137件しかない理由は何なのか。また、昨年度のゆかたまつりで、ガードマンが一方通行となるよう誘導を行っていたが、通路を一方通行にするのであれば、きちっとするべきではないのか。 ◎答   ゆかたまつりの露店が以前と比べて少ないということは理解している。ただ、警察から出店場所を限定されており、人混みが1カ所に固まらないよう露店を交互に配置するように指導を受けているため、出店数はどうしても限定的になっている。  また道路上の誘導について、昨年度は急な雨があったため、急遽アーケード面に人を流すという対応が求められ、現場が混乱したということがあった。昨年度のゆかたまつり反省会でもその点について指摘があったため、今年度は極力同じことがないようスムーズな誘導に取り組んでいきたい。 ◆問   ル・ポン国際音楽祭2018について、総席数が書かれておらず申し込みをされる方にわかりづらいと思うが、実際のチケット販売の総枚数は何枚になるのか。 ◎答   パルナソスホールで800席、姫路城二の丸会場は約500席、圓教寺も約560席用意しているが、協賛者への招待券の差し引きが終わってから販売という形になるので、販売席数の事前の告知は難しい。 ◆問   ル・ポン国際音楽祭2018のチラシに、「未就学児の入場はご遠慮ください。」との記載があるが、子ども連れも楽しめるイベントになるよう工夫はできないのか。 ◎答   未就学児も楽しめるイベントにできたらという思いはあるが、演奏会の性質上なかなか難しい。本市としても子どもも参加できるような身近な場所でコンサートを行うなどして、音楽に慣れ親しんでもらい、その上でマナーを覚えてもらいたいと考えて取り組んでいるところである。 ◆問   姫路城管理条例改正案について、姫路城の火災予防区域の中で喫煙者の有無を調査した結果、喫煙者が確認されたため罰則規定を改正するのか、それとも予防目的で行うのか。 ◎答   姫路城内のたばこの吸い殻について調査はしていない。三の丸広場でイベントがあった際の清掃時に、たばこの吸い殻が落ちていたという事例はあったが、現在は三の丸広場を芝生にした関係で吸い殻も少なくなっている。 ◆問   姫路市入込客数調査において、観光レンタサイクル及びコミュニティサイクルについての調査項目があるが、外国人観光客がレンタサイクルを利用する際に方向がわかりにくいという話を聞いたことがあるが、何か対策を行っているのか。 ◎答   観光レンタサイクルを貸し出す際、自転車の置き場所と借りる場所を示した地図をお渡ししていたが、ほとんどの観光客が姫路城に向かわれると想定して、詳しいものはつくっていない。 ◆要望   外国人観光客向けに、今どちらを向いているのかわかりやすいような案内ガイドをつくってもらいたい。 ◆問   観光レンタサイクルは昨年11月で終了しているが、レンタサイクル終了についての周知や説明はどのように行っているのか。 ◎答   観光レンタサイクル終了について、終了の半年前からPRをしており、当然姫路観光なびポートでも外国人がわかるように英語で表示したり、ホームページ「ひめのみち」の外国語のページでもPRはしている。3月ぐらいからは観光レンタサイクルを借りに来る海外の観光客もなくなっているようだが、古いガイドブックを持っている人は時々来ている。 ◆要望   はりまクラスター型サイクルスタイルで、無料で貸し出している長距離型のクロスバイク等についても観光案内に一緒に掲載してもらいたい。 ◆問   観光動向調査において、姫路市外に宿泊した観光客に、市外に宿泊した理由を調査するべきではないか。 ◎答   姫路市外で宿泊した観光客に対して市外宿泊の理由まで調査していないが、市外で宿泊した観光客が宿泊後どこに向かわれるかはアンケートをとることでわかるので、今後調査を行う際の参考にしたい。 ◆問   MICE推進に対して不安があるので、今後の見通しを聞かせてもらいたい。 ◎答   今後、使用料など施設の概要が具体的にわかってくるので、それをもとに詳しいパンフレット等をつくっていく。またユニークベニューについても、世界遺産・姫路城のおひざ元でレセプションパーティーなどができるということが、誘致の際の本市の強みであると思っているので、そういったことをアピールしながら誘致活動に努めていきたい。 ◆問   報告案件2の英国ウェールズ・コンウィとの交流について、なぜこのタイミングで交流を行うことになったのか経緯を説明してもらいたい。 ◎答   昨年交流についてウェールズ・コンウィから話があり、正式にはこれから話し合った上で、来年の姫路市政130周年に交流を行えないかと考えており、現在協議をしている段階である。 ◆要望   交流する際には費用も発生すると思うので、財政局ともしっかり話し合って進めてもらいたい。 ◆問   「ユニークベニューHIMEJIプラン」の使用料はどのように積算したのか。 ◎答   姫路城と同じ世界文化遺産である京都の二条城を参考に、二条城が行っているユニークベニューの平米単価をもとに積算した。姫路城の二の丸広場等は有料区域内にあってレセプション等を行うためには警備等が必要となるため、平米単価を高くしている。 ◆要望   二条城を参考にすることはよいが、しっかり姫路の独自性を出せるようにしてもらいたい。 ◆問   1億円をかけて行う動物園の園路改修は、バリアフリーと降雨時のぬかるみ対策、地中遺構の保存のどれを一番の目的として、最も多くの費用をかけているのか。 ◎答   今回の園路改修では、透明のアスファルトに土色舗装をするため費用が高くなっている。これまで動物園は、子どもやベビーカーがぬかるみに足をとられやすいことがあったため、地中遺構の保存も兼ねて主に降雨時のぬかるみ防止の目的で改修を行う。 ◆要望   税金を投入して行う改修工事なので慎重に行ってもらいたい。また、現在、世界的にも動物園のあり方として、動物の環境を大事にして、そこを人間が見せてもらうという姿勢に変わってきている。そのことも意識して、今後の動物園のあり方について考えてもらいたい。 ◆問   姫路城管理条例改正案について、ドローン等の飛行を禁止事項とする以上は取り締まらなければならないと思うが、取り締まる方法はあるのか。それともあくまで警告の意味で禁止事項を追加したのか。 ◎答   まず姫路城管理事務所に入った通報に基づいて、通報があった方面を警備員が探すとともに、警察と連携するといった形で複合的に対応する。将来的には、上空に向けたカメラを取りつけることも検討する必要があると考えている。 ◆要望   禁止事項を定める以上はある程度のパトロール、取り締まりが必要になると思うので、検討を続けてもらいたい。 ◆問   姫路城管理条例の改正案のパブリック・コメントの実施について、パブリック・コメントは多くても20件程度にとどまってしまうことが多い。パブリック・コメントをふやすために、これまでファクスや郵送に限っていたパブリック・コメントを、若者が使うLINE等でもできるように改良するべきではないのか。 ◎答   パブリック・コメントを所管する市民局と相談をしていきたい。 ◆問   大阪のお好み焼き店は、元キャビンアテンダントの店員が英語を駆使して外国人にも丁寧に説明し、理解しながら食べてもらうという接客を行っており、20席程度の小さな店ながらトリップアドバイザーで非常に高い評価を得ている。  姫路市の観光行政でも、世界遺産姫路城という魅力的なハードがあるのだから、大阪の例のようにソフト面を整えていくことが大事だと思うが、姫路市はどのように考えているか。 ◎答   行政としても観光におけるソフトの部分を啓発しなければならないのはもちろんだが、民間の力も非常に大切だと考えている。姫路の商店街でも個別に頑張っている店舗があるので、民間がお互いに啓発する中で、本市としてもトリップアドバイザー等の情報を得ながら民間と情報を共有し、相乗効果を生み出せるよう民間への支援を検討する必要があると考えている。 ◆要望   他都市では、市の魅力発信を外国人にしてもらっているところもあるので、姫路市も魅力発信の仕方を考えてもらいたい。また、浜松市のビーチマリンスポーツ事業のように、姫路市は海に接しているので、ビーチスポーツの競技実態を把握して、活用できるように今後研究してもらいたい。 ◆問   動物園の改修工事の際に、動物園の地下の遺構について調査を行うのか。 ◎答   地下を掘る工事ではないので、調査は行わない。 ◆問   オリンピックに向けてフランス柔道の代表チームが姫路市で合宿を行うが、合宿後にも記念として物理的に残せるモニュメント等を制作するべきではないか。 ◎答   オリンピックそのものの記念としてハード面、ソフト面の両方で残るものを検討している。
    ◆要望   ソフトはすぐになくなってしまうので、形として残せるものについて検討してもらいたい。 ◆問   動物園の改修について、来園される方に行政が動物園の運営に力を入れているという姿勢を見せ、集客をふやしていくため、毎年どこか改修を行うべきではないか。 ◎答   動物園の集客に寄与するようなソフト面の改善について検討を行いたい。 ◆要望   型どおりの運営を続けるのではなく、常に意欲を持って今後の動物園運営に取り組んでもらいたい。 ◆問   姫路城マラソンのコースについて、より多くの参加者を集められるようコース変更を行うために、行政として交通規制と警備を行う警察にもっと働きかけていくべきではないか。 ◎答   姫路城マラソンを風格ある地方マラソンとして定着させていくために、姫路の地形を活用した形でコース変更を行うことができるよう関係者と調整を行っていく。 ◆問   ゆかたまつりの露店について、137件の出店というのは寂しく感じるが、雑踏警備を行う警察に対して行政から要望してゆかたまつりの規模を広げることはできないのか。 ◎答   本市としてもゆかたまつりをよりにぎやかなお祭りとすることができるよう、ゆかたまつりが行われる長壁神社周辺の地元と一緒に警察に要望をしていきたい。 ◆問   6月10日に網干南公園相撲場にて行われた全国女子相撲選抜ひめじ大会は、立命館大学の野崎選手といった女子相撲のスター選手も出場して、メディアの注目度も高い大会であったが、大会継続のために市としてどのような取り組みをしているのか。 ◎答   本市としても今回の女子相撲大会が網干で行われたことを光栄に感じているので、今後相撲場の管理者と相撲協会から出た要望の調整を続け、来年度の大会をよりよいものにできるよう頑張っていく。 ◆問   姫路城マラソンのコース変更について、他都市のマラソン大会でコース変更を行っている事例はあるのか。 ◎答   他都市の大会で部分的にコースをマイナーチェンジした事例は聞いているが、コースを全面的に変更するいわゆるフルモデルチェンジを行った事例については確認がとれていない。 ◆問   姫路城マラソンの海外や初出場者の出場枠が大切なのはわかるが、今後コースのマイナーチェンジを行うことで、もう一度走りたいというリピーターもふえると思うので、今後姫路城マラソンを継続していくために、どのように参加者のバランスをとっていこうと考えているのか。 ◎答   現在姫路城マラソンの参加者定員が7,000人になっているが、地方マラソンの格付として10,000人の参加者定員というものがあり、姫路城マラソンも参加者定員を10,000人にふやせれば出場者に対する何らかのマネジメントもできると思う。神戸マラソンや大阪マラソンといった他の地方マラソンのよいところを参考にしながら、今後持続可能な大会にできるよう、数年間かけて定員をふやしていくことが課題であると考えている。 ◆要望   初出場枠がふえてリピーターが参加できなくなって困るという声も聞くので、リピータ−へも配慮した大会運営をしてもらいたい。 ◆問   観光動向調査について、姫路への観光客にはリピーターが少ないように感じる。姫路への来訪動機となった情報源はSNSが多いが、リピーターを増加させる対策は考えているのか。 ◎答   外国人観光客のリピーター獲得については、台湾等の近隣諸国を中心として、旅行会社や交通事業者と連携して誘客に取り組んでいく。 ◆要望   リピーターの観光客がふえるように取り組んでもらいたい。 ◆問   フランス柔道代表チームの姫路での合宿を機会として、姫路が柔道のメッカとなるような仕掛けづくりを考えているのか。 ◎答   姫路市が柔道の川石酒造之助氏の出身地であることが、フランス柔道代表チームが姫路に合宿に来る理由の1つと聞いており、同氏に関連して何らかの記念を残したいので、姫路柔道協会、兵庫県柔道連盟といった関係団体と協議しながら考えていきたい。 ◆要望   同氏の名前を冠した大会を誘致するといった仕掛けを検討してもらいたい。 観光交流局終了          14時11分 休憩               14時11分 再開               14時15分 産業局              14時15分 前回の委員長報告に対する回答 ・地元就職に対する詳細意向調査について、市内の中小企業が人手不足で厳しい状況にある中、企業が発信する情報の不足分を補うことができる指針となるよう実施されるものであることから、今後同様の調査を行う際には収集率を高めることができるよう、調査手法や実施時期などについて十分検討した上で取り組まれたいことについて  地元就職に関する詳細意向調査については、依然として市内の中小企業における人材不足が続いており、学生の傾向を把握する重要な指標となると考えているので、定期的に実施していきたいと考えている。調査実施に当たっては収集率を高めることができるよう、調査手法や実施時期などについて十分検討した上で取り組んでいく。 ・中央卸売市場で働く場内事業者の新市場への移転について、約4分の1の事業者が移転の判断を迷っているため、各事業者が早期に移転について決断できるよう4月以降に実施される個別面談等の中で、丁寧かつ具体的に援助や支援策について説明されたいことについて  平成30年5月14日に開催された経済観光委員会での指摘も踏まえ、開設者として新市場が播磨地域の食文化の拠点として、また将来的に市場運営が継続発展できるよう市場会計への影響を考慮して、支援策のあり方を検討する必要があると考えている。会計の健全性や、繰入金のルールを踏まえながら、財政収支見通しを行い、関係部局と協議し、導入の可否を含めて市の方針を総合的に検討していく。  あわせて、場内事業者と各種協議や面談等を通じて、各事業者が抱えている課題等をしっかりと把握し、移転に対する不安の払拭に努め、場内事業者と一体となり事業を進めていく。  報告事項説明 ・姫路市北部農山村地域活性化基本計画(案)に関するパブリック・コメント手続の実施について ・中心市街地における歩行者等通行量及び来街者調査結果について ・「生産性向上特別措置法」(平成30年6月6日施行)に対する対応について ・姫路市体育施設条例及び姫路市勤労市民会館条例の一部を改正する条例について ・姫路市中央卸売市場の移転再整備事業について 質問               14時50分 ◆問   姫路市北部農山村地域活性化基本計画(案)について、定住人口の増加、地域の活性化、農業の担い手問題の解決など、多岐にわたる活性化施策を進めようとしているが、どの施策に主眼を置いて計画を策定したのか。 ◎答   北部農山村地域とは具体的に夢前町と安富町になるが、この地域の活性化のためには、まず農業と林業の基盤を活性化することが大事だと考えている。  農業と林業の基盤の活性化に主眼を置きながら、交通面や空き家対策といった幅広い事業と関連させて進めていく。 ◆要望   農林業の活性化のために、担い手の確保等の問題にしっかりと取り組んでもらいたい。 ◆問   報告3の生産性向上特別措置法について、3〜5年の計画期間で労働生産性が年平均3%以上向上するものを支援の対象としていると思うが、どのように労働生産性の向上を判断するのか。 ◎答   生産性の計算については、国が労働生産性に関する算式を設けており、設備を導入した際の営業利益や人件費を足し合わせて実際の労働者1人当たりの生産性を導き出す。  今回の特別措置法は、生産性の向上につながる備品等の購入をフォローすることを趣旨としており、まず中小企業に導入する先端設備の導入計画を作成してもらい、それを本市に提出してもらって判定を行う。企業の計画が生産性の3%向上を満たしていれば対象となる。 ◆問   まず国の導入促進指針に基づいて導入促進基本計画を市が作成し、企業に先端設備等導入計画を提出してもらうとのことだが、姫路市では国の提示する基準以外で、独自に支援の対象を事業や職種の内容によって限定するといったことは行うのか。 ◎答   本市では、企業が導入する先端設備が基準を満たしているという証明書に基づいて申請を受け付けて認定を行う。企業から先端設備等導入計画を受け取ってから、第三者機関の審査結果も踏まえ、証明書も確認した上で申請内容に間違いがなければ認定することになる。 ◆問   生産性向上特別措置法の支援措置の中に固定資産税の軽減措置があり、今後軽減措置によって財政収入が減少することになると思うが、その補てんはどのように行うのか。 ◎答   財政収入の減収につながることは財政局でも試算しており、特に制度の導入から3年後の平成33年度には償却資産に対する固定資産税が1億円程度減収すると試算している。交付税の基準財政収入額が減収することとなり、理屈上減収分の75%は交付税で補てんされるが、残りの25%については姫路市の財政力指数では補てん対象とならないため、最終的には25%の減収になると考えている。 ◆問   姫路市は減収も見越して生産性向上特別措置法を推進していくということでよいか。 ◎答   実際の償却資産に対する市税としては減収となるが、中小企業に対する国からの補助金の額が減収額と比べて非常に大きいため、補助金による投資により市内の経済活動が活発になることから、最終的には姫路市にとってのメリットになると考えている。 ◆要望   好事例も出ている制度であると聞くが、制度の存在を知らない中小企業の経営者が多いので、幅広い周知と利用促進ができるようにしっかり取り組んでもらいたい。 ◆問   姫路市北部農山村地域活性化基本計画(案)について、北部農山村地域の将来を見据えるために計画をつくり、項目としては短期・中期・長期という3つの期間に分けて考えているが、具体的な数値目標の提示がない。具体的な数値目標に基づいて各年度の進捗状況を管理するべきだと思うが、その観点は持っているのか。 ◎答   平成29年度の本計画の検討会議で、北部農山村地域活性化の構想を具体的な形にしていくために意見を集めた。集まった意見の中でも特に効果があるもの、地域の特殊性を生かせる事業を重点プログラムとして検討会の委員に選んでもらい、プロジェクト検討会として、地元の方が中心となったワークショップにおいて4つのアクションプログラムを作成している。  アクションプログラムの中で6次産業化、森林環境譲与税の活用等を掲げており、具体的な4つのプログラムについて段階的な取り組みの方向性を示している。プログラムについては、基本計画策定後も地元の関係者やプログラム作成時に意見を出された方を中心にプロジェクト推進部会を設けて、具体的な内容を詰めていくという形をとる。  具体的な数値、例えばいつまでに6次産業の企業を立地するのかということなどについては、10年の計画期間の中で短期・中期・長期という大きなくくりで示している状態であるが、計画の進捗管理はプロジェクト推進部会でしっかりと行っていきたい。 ◆要望   計画策定時に地元の方が意見を出されているということなので、地元の方々の思いを実現するためにもしっかりと進捗管理をしてもらいたい。 ◆問   平成29〜38年度が北部農山村地域活性化基本計画の期間であるということで、計画の1年目である平成29年度は終了している。平成29年度の時点での計画の進捗をどのように分析しているのか。 ◎答   基本構想を策定した翌年からが計画期間となっている。基本計画を策定するまでに、既に基本構想を踏まえて取り組んでいる事業があったため、平成29年度からを計画期間としている。  平成29年度に取り組んだ具体的な事業として、各地域で特徴を持った花を生かしたまちづくりをする花街道づくり推進事業を実施している。また、平成30年度の11月に森林・林業体験フェアを予定している。 ◆問 
     中心市街地の歩行者等通行量調査について、今年度は4月29日に行ったとのことであるが、昨年と一昨年も同じ4月29日に調査を行っている。毎年同じ日に調査を行うのは理由があるのか。 ◎答   調査会社とも相談した上で、祝日である4月29日に限って定点で調査を行っている。 ◆問   定点にカメラを置いて調査をするという話が昨年度出ていたはずだが、カメラ導入の検討について進捗はどうなっているのか。 ◎答   Wi−Fiに加えてITを利用した調査を行う予定である。  現在、グローリー株式会社が所有している判別ソフトの導入について検討しており、今年度10月に実際に目で見て確認した計数上の数値と、機械が認証した計数の検証を行うことができるよう同社と協議している。  検証の結果、相当な実効性を確認することができれば、再度7カ所の主要地点ではかった数値の平均値を出していければと思っている。 ◆問   ヤマトヤシキ閉店の影響を確認するために、来街者の調査を行っているが、この調査結果をどのように生かしていくかが大事だと思う。調査の目的を具体的に説明してもらいたい。 ◎答   ヤマトヤシキ閉店後の通行量の変化について、平成29年度も同様の調査を行っており、今年度の調査結果と比較してどういった分析結果、傾向を把握することができるのか現在取り組んでいるところである。  この分析結果を商工会議所や商工会、商店街の方と共有し、今後の対策について考えていきたい。 ◆要望   この調査結果は姫路駅前と商店街の今後につながる大切なものになると思うので、調査結果を把握した上でしっかりと活用してもらいたい。 ◆問   ヤマトヤシキ閉店後の中心市街地来街者調査を行って得た結果をもとに、姫路市はどのような対応を行おうと考えているのか。 ◎答   ヤマトヤシキ閉店後、ヤマトヤシキの跡地は全く利用されない状況が一定期間続くこととなるため、建てかえといった計画が出てくるまで、本市としても何ができるのか、商店街や商工会議所と一緒になって考えているところであり、ヤマトヤシキ閉店後の現状把握が必要となってくるので、調査を行っている。 ◆問   市が姫路駅前に人が集まるように駅前開発を行っているのだから、ヤマトヤシキ跡周辺に人が集まる仕掛けをつくりようがないと感じる。来街者調査を行っても意味がないのではないか。 ◎答   現在ヤマトヤシキ跡の西側で、大手前通りの再整備を進めており、整備した歩道での空間を活用したイベント等を通してにぎわいを創出したいと考えている。 ◆問   大手前通りに人が集まるだけでは、ヤマトヤシキ跡周辺の商店街を活性化することにつながらないのではないか。 ◎答   大手前通りの整備を行うことで、姫路駅前と姫路城の2カ所を結ぶ大手前通り一帯の人通りがふえ、それが商店街を含めた中心市街地の活性化につながると考えている。 ◆要望   商店街を活性化させるために、毎年調査を行っている市から具体的な提案を行ってほしい。 ◆問   閉店したヤマトヤシキ跡は売却する予定なのか。 ◎答   未定である。 ◆要望   売却は難しいものだと思うが、姫路市が買い取るという結果にならないようお願いしたい。 ◆問   中心市街地の歩行者等通行量調査にどれだけの費用を要したのか。 ◎答   約50万円である。 ◆問   姫路市北部農山村地域活性化基本計画(案)について、ひめじ創生戦略の「地域おこし協力隊」の項目で具体的な数値目標を設定しているので、北部農山村地域活性化基本計画のアクションプログラムでも数値目標を設定できるのではないのか。 ◎答   意見を真摯に受けとめて、ひめじ創生戦略等の上位計画で示されている数値目標の中で盛り込めるものについては北部農山村地域活性化基本計画に記載していきたい。 ◆要望   アクションプログラムを作成する以上は、関係する他局とも慎重に協議を行い、数値目標もしっかりと定めてもらいたい。 ◆問   北部農山村地域活性化基本計画(案)に、「意欲的な農林水産業の担い手が出てきており」との記載があるが、具体的な事例があるのか。 ◎答   夢前町山之内地区で農家レストランを開業して主にハーブを中心にした製品や料理を提供している認定農業者がいる。その方は夢前町の夢街道づくり実行委員会の中心的メンバーとしても活動されており、ハーブの医療や美容への活用に向けて大学と連携して取り組んでいる。 ◆問   北部農山村地域活性化基本計画(案)のアクションプログラムの中で、バイオマスエネルギーの利用の検討とあるが、環境局とバイオマスエネルギーの活用について話し合いを行ったのか。 ◎答   木質バイオマスについて環境政策室と協議をしており、主に木質バイオマスに対する補助等のインセンティブに係る事業を行っている農林整備課を中心に話をしている。 ◆問   北部農山村地域活性化基本計画(案)のアクションプログラム内に、関係人口の増加による地域の活性化の項目があり、空き家を活用したおためし居住が含まれているが、姫路市空き家バンクへの登録件数は何件か。 ◎答   姫路市内全体で20件の登録があり、そのうち北部農山村地域では3件の登録となっている。北部農山村地域の空き家バンクのうち2件が成約されている。 ◆要望   空き家バンクの活用が絵そらごとにならないよう、空き家バンクの現状をしっかりと把握し、空き家バンクの登録件数と成約件数、登録の方法についてしっかりと説明をできるようにしてもらいたい。 ◆問   空き家バンクの活用を行うために、まず空き家バンクの登録数をふやしていくことが必要だと思うが、空き家バンクの担当課である住宅課ときちんと協議は行っているのか。 ◎答   北部農山村地域活性化基本計画(案)の課題と、既に実施している施策、予定している施策について、各担当課にヒアリングを行っている。  今後は引き続き地元の方に検討していただいたアクションプログラムに基づき、進捗管理をしっかりと行っていくことで、効果ある形で北部農山村地域の活性化を実現していきたい。 ◆問   姫路港旅客ターミナルエリアの整備について、整備の検討委員会に船舶の利用者がだれも入っていないが、旅客ターミナルの利用者を委員会に入れるべきではないか。 ◎答   委員会形式をとるかはわからないが、本市から兵庫県の港湾課に対して、主に家島町に渡られる方と、家島町から渡ってこられる方々を中心とした姫路港旅客ターミナル利用者の意見と、利便性の向上について酌み取っていただくよう申し伝えている。 ◆要望   姫路港の整備は、一度方針を決定すると後からの変更が困難な大きなプロジェクトであるという意識を持って、実際に姫路港旅客ターミナルを利用される方を検討委員会に入れるよう兵庫県にしっかりと伝えてもらいたい。 ◆問   北部農山村地域活性化基本計画(案)について、ある大学で農家レストランを中心に地方創生に取り組みたいという意見を聞いたことがあるが、大学の学生や研究者と連携は行っているのか。 ◎答   大学との連携は考えており、実際今回の基本計画案策定の際も学識経験者として入ってもらった。また、近畿大学農学部の教授にもアドバイザーとして検討会に参加してもらい、平成30年7月にはその教授が本市を訪れ、ワークショップを含めた今後の取り組みについて協議していくこととなっている。 ◆要望   基本計画案の中ではいわゆる「学」の部分が出てきていなかったので、北部農山村地域を活性化しようという思いを持つ学生や研究者の思いをもっと酌み取ってもらいたい。 ◆要望   北部農山村地域活性化基本計画(案)に鳥獣被害への対応の項目があるが、耕作者が高齢化して減っていること、国の補助制度がなくなったこと、猟友会の方も少ないという厳しい現実があるので、姫路市で定期的な巡回等を実施し、現状をしっかり把握してもらいたい。 ◆問   北部農山村地域活性化基本計画の必要性は平成25年度に各地域の審議会の議題として出てきたと聞いたが、どれだけの意見が地域審議会から出されたのか。 ◎答   夢前町と安富町の地域審議会の中で、北部農山村地域活性化の必要性を訴えられていたと聞いている。 ◆要望   地域によって意見に不公平が生じることがないよう注意してもらいたい。 ◆要望   北部農山村地域活性化基本計画(案)の中で、公共交通オンデマンドタクシーの項目があったが、神姫バスや他部局と連携して実態を把握し、どういった情報をもとに計画を立てたのか、もっと詳しく説明できるようにしてもらいたい。 ◆問   報告5の姫路市中央卸売市場移転再整備事業に関して、5月14日に臨時の経済観光委員会を開催した際、開設者からの場内事業者に対する説明が不足していると感じたので、場内事業者への丁寧な説明を要望したと思うが、その後の説明会の状況を説明してもらいたい。 ◎答   5月14日の経済観光委員会以降、移転スケジュールと土壌汚染対策について、場内事業者に対して合計で7回説明会を行った。今後も場内事業者への説明の機会をふやすことを念頭に置いて説明会を開催していきたい。 ◆問   報告5にある、平成30年8月10日に実施予定の中央卸売市場移転先の土壌汚染対策専門家会議現地説明会について、ホームページと地元自治会への回覧を通して周知を行うということであったが、市場関係者への周知はどのように行うのか。 ◎答   今現在、土壌汚染対策を行っている中で、現地説明会の案内ルート等が決定していないため、詳細な内容が決定次第改めて周知を行う予定である。当然、場内事業者に対してもペーパーで周知する予定であり、場合によっては説明会当日にバスをチャーターして現地に行くことも検討している。 ◆要望   コミュニケーションをとることが一番大事であり、逐一行う情報発信こそ行政ができる大切なことだと思うので、場内事業者のトップだけではなく、そこからつながる幅広い方々に情報が行き渡るようにしてもらいたい。 ◆問   姫路市中央卸売市場経営戦略に掲げる中央卸売市場の取扱数量の目標値と、実際の取扱数量について、平成28年の目標7.9万トンに対して実際は7万トン、平成29年の目標8.1万トンに対して実際は6.8万トンと差が生じているので、今後中央卸売市場移転再整備に向けて進んでいく中で、姫路市中央卸売市場経営戦略を見直すことも必要ではないか。 ◎答 
     確かに直近2〜3年は、姫路市中央卸売市場の取扱数量が減ってきているが、天候不順や水産資源の減少という理由があり、取扱金額については大きく減少していない。  経営戦略の策定に当たって、場内事業者の方からも話を聞いた上で、中央卸売市場移転再整備に向けて志を高く目標値を高く設定したこともあり、今、経営戦略の目標値を下げると場内事業者の士気が下がるおそれもあるため、場内事業者と見直しが適当か協議をしていきたい。  今後中央卸売市場移転再整備に向けて、取扱数量の回復のために、ハード面の整備だけではなく、ソフト面でも開設者として場内事業者の会議に踏み込んで参加して、検討を行っていきたい。 ◆問   ソフト面が大事だということだが、卸売業者と仲卸業者が一体となった産地開拓や、輸出を含めた販路拡大等、市場のソフト面の現状をどのように考えているのか。 ◎答   新市場で検討していることの1つとして、産地から出荷まで食品を一定の温度で管理するコールドチェーンにより商品の付加価値を高め、販路の拡大と売上増につなげていくことを考えている。 ◆問   姫路市中央卸売市場移転再整備事業に関する本会議の答弁において、「やる気のある事業者さんにつきましては、新市場のほうへ移転していただけるよう支援を考えていきたい。」との答弁があった。  この答弁の真意を教えてもらいたい。 ◎答   本会議での答弁では、あくまで新市場において事業を継続、発展していく、または新たな取り組みをしていきたいと思っている、意欲のある場内事業者を「やる気のある事業者」と表現したものである。 ◆問   どれだけ多くの場内事業者に新市場に移転してもらって新市場を活性化できるか、そのために何をするべきなのかという、これまでの経済観光委員会の中心課題から考えても、本会議の答弁にあった「やる気のある」という表現は、「やる気のない方は来なくてよい」というふうに受け取られると思う。  そのことについてはどう考えるか。 ◎答   そのような形で受け取られる答弁をして申し訳ない。今後言葉を大事にして答弁を行うように気をつけたい。 ◆要望   発言1つで誤解を生む可能性がある関係が今の市場開設者と場内事業者の関係だと思うので、コミュニケーションをしっかり重ねて、市場開設者と場内事業者の信頼関係を築いてもらいたい。 ◆問   今回、中央卸売市場移転再整備事業に係る場内事業者支援検討項目案が出されたが、すべて検討段階のものである。具体的な数字等はいつ出されるのか。 ◎答   今年度の秋ごろをめどに庁内の調整を行う。 ◆問   場内事業者が移転するか否かの意思決定をする期限はいつごろまでか。 ◎答   秋ごろまでに場内事業者に対する支援策を検討して提示した上で、移転を迷っている仲卸業者と話をして最終的な判断をしてもらう。  現在計画している土壌汚染の対策が進み、国の補助採択が決定して、平成31年度に業務棟ほかの設計をしていくことから、場内事業者の方向性が決定しないことには施設全体の規模も決まらないため、平成30年12月までにはすべての説明が終わるというスケジュールを考えている。 ◆要望   既に後継者がいないという理由で移転をあきらめている場内事業者もいると聞くので、移転を迷っている方に対しても、移転を希望するようにコミュニケーションを続けてもらいたい。 ◆問   大きな公金を投入して姫路市中央卸売市場移転再整備事業を進めているが、場内事業者と市民から理解を得られておらず、不満も多いように思う。このままでは市場の移転自体をやめたほうがよいのではないかという話にもなってしまう。  そういった状況の中で、国の補助金も現在確定していないとのことであり、国の補助金が出ない場合、市民と場内事業者の負担がさらに大きなものになってしまうが、補助金採択のめどについて教えてもらいたい。 ◎答   補助金については近畿農政局に対して説明をしっかりと行っており、その中で近畿農政局からは土壌汚染対策がしっかりとできれば補助採択は前向きに考えるとの返答をいただいているので、補助採択に向けて引き続きしっかりと取り組んでいきたい。 ◆要望   何十億円という巨額の公金を投資し、8億円かけて土地改良まで行って新市場移転を行うのは、そもそも市民に安全で安心な生鮮食料品を供給するためだという原点を忘れないでほしい。  市民のためにならない新市場移転になってしまうなら、市場移転を行わずに改良した土地も売却するぐらいの気持ちを持って取り組んでもらいたい。 ◆問   12月までに場内事業者が移転について方向性を決定するということは、そのときまでに何軒の場内事業者が移転するか、設備の金額が幾らになるか決まってくると思う。  そういった新市場の業務棟の規模にかかわる移転について意思決定が目前に迫っているが、例えば場内事業者の移転数が当初目標としていた100軒から50軒に、卸売業者が3軒から1軒になった場合に、施設の規模を縮小する可能性はあるのか。 ◎答   業務棟の施設規模は、新市場に移転する場内事業者からそれぞれ必要な面積を聞いた上で決定する。移転する事業者の数が減って必要な面積が減れば、当然実施設計に反映していく。 ◆問   新市場の管理棟について既に国から1,000万円の補助が決定しているが、移転する場内事業者が少ない場合は大きな管理棟が必要ないということになると思う。管理棟の規模を縮小することもあり得るのか。 ◎答   新市場の管理棟には、市の管理事務所と、1階部分に関連事業者が入る予定となっている。管理棟に入る関連事業者からは平成30年1月以降に話を聞いて新市場への移転意向を把握しており、残り2軒の事業者から回答を受けていない状況ではあるが、施設の規模についてはほぼ確定しているので、秋以降の実施設計については変更せず取り組む。 ◆要望   施設の規模だけが大きくなって、空きスペースが多い市場になってしまうと、市民と場内事業者の負担が大きくなるので、移転する場内事業者の数に合った適切な規模の施設をつくってほしい。 ◆問   新市場への移転について、老朽化と安全面、衛生面と動線の面で現市場では続けられないという観点で、姫路市から場内事業者に持ちかけたのか。それとも場内事業者から姫路市に移転の提案があったのか。  姫路市と場内事業者の間で認識に乖離があって、新市場移転の出発点からあつれきとなっているように思うので、新市場への移転のそもそもの始まりについて教えてもらいたい。 ◎答   中央卸売市場の移転再整備事業は、現在の中央卸売市場が築60年以上になり、施設の老朽化が激しく、危険で衛生的でないこと、時代の要請にも合っておらず導線も悪く、早急な改善が必要であるということを姫路市から場内事業者に相談したのが始まりである。  場内事業者もその問題点に同意し、平成24年度にプロジェクトチームを立ち上げ、開設者もオブザーバーとして参加して2年間研究と検討を続けた。  平成26年6月に場内事業者が提言書をまとめて姫路市長に提出し、本市でも提言書について検討を重ねた結果、提言書の内容に沿って移転再整備の方針を決定した。 ◆問   平成30年4月27日に経済観光委員会の委員と場内事業者の間で行った意見交換会では、場内事業者の4分の3が新市場に移転できないと思っているように感じたが、平成29年1月の意向調査では、116社中54社が移転の意向を示しているという結果であり、数字に乖離が生じている。  平成29年1月から平成30年4月の間に、どのような理由があって場内事業者の新市場移転に対する気持ちが変化したのか把握すべきではないのか。 ◎答   今後まず、各種の団体代表である市場の運営協議会とこれまでのことを含めて話をし、運営協議会との話し合いを踏まえて個々の場内事業者の意向を聞き、説明や協議の回数をふやしていきたい。 ◆要望   市民の食の玄関口として、市場が安全な食を提供する場所であるということに姫路市として誇りと責任を持って、産業局だけではなく、市長、副市長の判断も含めた全市での対応をしてもらいたい。 ◆要望   市場の移転により、移転先である白浜、妻鹿の住民の住環境に大きな影響が出ると思うので、姫路市として謙虚な姿勢で地元自治会の話を聞いてもらいたい。 ◆問   これまでも市場の活性化のために、姫路市は開設者としてオブザーバーの立場で場内事業者と協議してきたということだが、経営戦略の目標と現実の数値に乖離があり、国の指導を受けるまで海外輸出への取り組みがなかったことなどを見ると、本当に場内事業者と一緒に市場活性化に取り組めていたか大いに疑問がある。  やはり場内事業者と開設者である姫路市の間で信頼関係を醸成することができていないと感じるので、危機感を持たなければならないと思うが、信頼関係をつくるためにどのように取り組むつもりなのか。 ◎答   新市場においてどのような取り組みをして市場を活性化していくかを場内事業者と一緒に考えていくために、前向きに取り組んで信頼関係を築かなければ次に進むことができないと思っている。  その決意を持って取り組んでいきたいと考えている。 産業局終了            16時38分 意見取りまとめ          16時40分 (1) 付託議案審査について   ・議案第55号、議案第58号及び議案第59号以上3件については、全会一致で可決または同意すべきものと決定。 (2) 閉会中継続調査について   ・別紙のとおり、閉会中も継続調査すべきものと 決定。 (3) 委員長報告について   ・正副委員長に一任することに決定。 正副委員長退任あいさつ      16時45分 閉会               16時46分...