姫路市議会 > 2018-03-27 >
平成30年第1回定例会−03月27日-06号

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  1. 姫路市議会 2018-03-27
    平成30年第1回定例会−03月27日-06号


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    最終取得日: 2023-06-11
    平成30年第1回定例会−03月27日-06号平成30年第1回定例会  出 席 議 員 ( 45人)      1番  塚 本 進 介    24番  井 川 一 善      2番  白 井 義 一    25番  宮 本 吉 秀      3番  中 西 祥 子    26番  西 本 眞 造      4番  常 盤 真 功    27番  宮 下 和 也      5番  竹 尾 浩 司    28番  三 輪 敏 之      6番  井 上 太 良    29番  阿 山 正 人      7番  三 和   衛    30番  川 西 忠 信      8番  妻 鹿 幸 二    31番  梅 木 百 樹      9番  三 木 和 成    32番  坂 本   学     10番  苦 瓜 一 成    33番  伊 藤 大 典     11番  松 浦 國 泰    34番  谷 川 真由美     12番  大 西 陽 介    35番  酒 上 太 造     13番  森   由紀子    36番  細 野 開 廣     14番  牧 野 圭 輔    37番  今 里 朱 美     15番  松 岡 廣 幸    38番  西 田 啓 一     16番  東 影   昭    39番  杉 本 博 昭
        17番  萩 原 唯 典    40番  八 木 隆次郎     18番  駒 田 かすみ    41番  蔭 山 敏 明     19番  石 堂 大 輔    42番  山 崎 陽 介     20番  有 馬 剛 朗    43番  木 村 達 夫     21番  川 島 淳 良    44番  八 木 高 明     22番  重 田 一 政    45番  竹 中 隆 一     23番  汐 田 浩 二 ───────────────────────────────           欠    員 (2人) ───────────────────────────────      事 務 局 職 員 出 席 者   事務局長    和 田 達 也   次長      樫 本 公 彦   議事課長    上 田 憲 和   議事係長    竹 田 敏 朗   係長      川 嶋 秀 一   主任      浦 上 博 史   主事      中 村 昇 平   主事      赤 鹿 裕 之 ───────────────────────────────      会議に出席した市長、職員及び委員   市長             石 見 利 勝   副市長            内 海 將 博   副市長            黒 川   優   代表監査委員         中 澤 賢 悟   教育長            中 杉 隆 夫   医監             河 原 啓 二   防災審議監          中 村   寛   水道事業管理者        長 井 元 典   市長公室長          北 川 俊 文   総務局長           舟 引 隆 文   財政局長           山 田 堅 一   市民局長           志 水 秀 明   環境局長           生 駒 清 之   健康福祉局長         甲 良 佳 司   観光交流局長         釣   雅 典   産業局長           高 馬 豊 勝   都市局長           隈 田 絹 夫   建設局長           佐 野 直 人   下水道局長          井 上 博 晶   会計管理者          八 木   優   消防局長           山 岡 史 郎   都市拠点整備本部副本部長   森     典 ───────────────────────────────      議 事 日 程 第6日(3月27日(火)) 午前10時開議 〇開   議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議席の変更 日程第3 諸 報 告 日程第4 議員辞職許可の件 日程第5 議案第1号〜議案第47号 日程第6 請願第25号 日程第7 閉会中継続審査申出の件(請願) 日程第8 議案第48号 日程第9 議案第49号及び議案第50号 日程第10 議員提出議案第2号 日程第11 議員派遣の件 日程第12 閉会中継続調査申出の件 〇閉   会 〇議長あいさつ市長あいさつ ───────────────────────────────      議 事 順 序 1 開   議 2 会議録署名議員の指名 3 議席の変更 4 諸 報 告 5 議員辞職許可の件 6 議案第1号〜議案第47号  (1) 一括上程  (2) 委員長報告  (3) 質  疑  (4) 討  論  (5) 採  決 7 請願第25号  (1) 上  程  (2) 質  疑  (3) 討  論  (4) 採  決 8 閉会中継続審査申出の件(請願)  (1) 一括上程  (2) 採  決 9 議案第48号並びに議案第49号及び議案第50号  (1) 一括上程  (2) 提案理由説明  (3) 質  疑(議案第48号)  (4) 討  論(議案第48号)  (5) 採  決 10 議員提出議案第2号  (1) 上  程  (2) 提案理由説明  (3) 質  疑  (4) 討  論  (5) 採  決 11 議員派遣の件 12 閉会中継続調査申出の件
     (1) 一括上程  (2) 採  決 13 閉   会 14 議長あいさつ 15 市長あいさつ       午前9時56分開議 ○川西忠信 議長   おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  これより日程に入ります。  本日の日程は、お手元に配付しております議事日程に記載のとおりであります。 ────────────────────── △日程第1  会議録署名議員の指名 ○川西忠信 議長   まず日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、    重 田 一 政  議員    駒 田 かすみ  議員    牧 野 圭 輔  議員 を指名します。 ────────────────────── △日程第2  議席の変更 ○川西忠信 議長   次に日程第2、議席の変更を議題とします。  お諮りします。  お手元に配付の議席図のとおり、議席の一部を変更したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。 ────────────────────── △日程第3  諸 報 告 ○川西忠信 議長   次に日程第3、諸報告であります。  お手元に配付のとおり、監査委員から監査の結果について報告がありました。  以上で諸報告を終わります。 ────────────────────── △日程第4  議員辞職許可の件 ○川西忠信 議長   次に日程第4、松浦國泰議員議員辞職許可の件を議題とします。  地方自治法第117条の規定により、松浦國泰議員の退場を求めます。 (松浦國泰議員除斥のため退場) ○川西忠信 議長   事務局長に辞職願を朗読させます。  和田事務局長。 ◎和田達也 議会事務局長   命によりまして、朗読いたします。 辞職願  このたび一身上の都合により、議員を辞職したいから、地方自治法第126条及び会議規則第102条第1項の規定により許可くださるようお願いいたします。  平成30年3月16日 姫路市議会議長 川西忠信姫路市議会議員 松浦國泰  以上でございます。 ○川西忠信 議長   お諮りします。  松浦國泰議員議員辞職を許可することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、松浦國泰議員議員辞職を許可することに決しました。 ────────────────────── △日程第5  議案第1号〜議案第47号 ○川西忠信 議長   次に日程第5、議案第1号から議案第47号までをまとめて議題とします。  これより、委員会の審査結果について、委員長の口頭報告を求めます。  登壇の上、ご報告願います。  文教・子育て委員会委員長 川島淳良議員。 ◎川島淳良 文教・子育て委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、3月12日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、議案第14号、姫路市立小中学校適正規模適正配置審議会条例についてであります。  本議案は、市立小学校・中学校の望ましい学校規模及び将来における適正配置に関する基本方針を策定するために審議会を設置しようとするものであります。  委員会において、教育委員会としては、望ましい学校規模及び将来における適正配置について、どのような方針で検討を進めようとしているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、平成27年に文部科学省が策定した公立小学校・中学校の適正規模適正配置等に関する手引を踏まえて、地域の実情や特性を勘案しながら検討していく。  また、学校教育法施行規則では、小学校・中学校いずれも12学級から18学級が標準とされているが、単に学級数のみをもって一律に学校の統合を進めるのではなく、小規模校を存続させる場合には教育の充実についても検討していくことになる、とのことでありました。  本委員会といたしましては、地域の実情に応じた活力ある学校づくりを推進するためにも、保護者や地域住民と教育上の課題やビジョンを共有し、十分に理解を得ながら、適正規模適正配置について検討を進められたいことを要望いたしました。  第2点は、姫路市いじめ防止基本方針の改定についてであります。  委員会において、全国的にいじめを背景とした児童生徒の生命や心身に重大な危険が及ぶ事案が発生しているが、いじめの未然防止や早期発見のためにどのように取り組んでいるのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、児童生徒の健全な自尊心を育成し、自尊感情や自己有用感を高めるためのライフスキル教育を計画的に実施するとともに、各学校において教育相談やアンケート調査を頻繁に実施している、とのことでありました。  本委員会といたしましては、近年はインターネットを通して行われるいじめも増加していることから、インターネット上の情報を的確に把握する体制を構築するとともに、情報モラル教育を推進し、児童生徒だけでなく保護者に対してもしっかりと啓発されたいことを要望いたしました。  第3点は、児童虐待再発防止についてであります。  昨年、本市で発生した2件の児童虐待重傷事案について、兵庫県児童虐待防止委員会において検証が行われ、3月9日に兵庫県に対して検証結果報告書の提出と再発防止に向けた提言が行われたところであります。  本市においては、平成30年4月に、庁内に子ども家庭総合支援拠点を設置し、心理担当や虐待対応の専門職員を新たに配置するとともに、児童虐待対応専門アドバイザーから助言・指導を受ける体制を構築するなど、児童虐待防止のさらなる強化に取り組むこととしております。  委員会において、児童虐待を防止するための専門職員の確保と人材育成についてはどのように考えているのか。  また、兵庫県児童虐待防止委員会から、2件の事案はいずれも他市町から本市への転居後に発生しており、市町間での連絡体制が不十分であったと指摘されているが、今後の連絡体制の強化についてはどのように考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、新たに臨床心理士2名と精神保健福祉士1名を確保するとともに、県の児童相談所への派遣研修を実施することで本市職員の専門性をより向上させたい。  また、児童虐待が疑われる世帯の転入・転出に当たっては、兵庫県が定めているルールに従い、市町間で支援が途絶えることのないよう、リスク要因支援経過等の情報の確実な引き継ぎを行っていきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、兵庫県姫路こども家庭センター、他市町及び警察署との連携を強化して、家庭訪問等に対して拒否的な接近困難家庭へのアプローチを早めに展開するとともに、市町間で確実に情報が共有できる体制を構築することにより、児童虐待再発防止に努められたいことを。  また、本市における児童相談所の設置について、前向きに検討されたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。
     議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○川西忠信 議長   厚生委員会委員長 石堂大輔議員。 ◎石堂大輔 厚生委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、3月12日及び13日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定をいたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、小学校区単位の地域活動の場の在り方についてであります。  人口減少・少子高齢化が進む中、本市では住民の顔が見えるまとまりである小学校区単位での地域活動の充実と活性化が急務であると考え、庁内に「小学校区単位の地域活動の場の在り方検討会議」を設置し、協議を進めているところであります。  委員会において、地域活動の場の在り方の方向性として「地域活動組織づくりの支援」という方針を示しているが、具体的にどのような支援を考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、それぞれの地域コミュニティ地域資源を生かしながら発展し続けるためには、地域活動の拠点の場や人的支援、財政的支援など、持続可能な支援方策が必要だと考えている。  その内容等については、平成30年度以降、実効性が上がるようなメニューを考え、充実を図るとともに、財政面については実証実験等の設定の中で検討していきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、現在、地域活動の拠点の場として、各小学校区の公民館を想定しているが、各校区の規模によって違いはあるものの、スペース的に十分とはいえず、施設の拡充等についても検討する必要があること、また財政面に関しては、地域夢プランを踏まえ、新たな地域資源の掘り起こしも重要であり、資金的な支援も必要であること、さらに、人的な支援として各地域を担当する職員の配置を検討する必要があることなど、さまざまな検討課題があることから、議論を十分に深めながら本施策を進められたいことを要望いたしました。  第2点は、姫路市高齢者保健福祉計画及び姫路市介護保険事業計画案についてであります。  本市では、現在、平成30年度から32年度を計画期間とする同計画(第7期)の策定に取り組んでおります。  委員会において、現在の特別養護老人ホームの待機者は約1,750人とのことであるが、介護保険施設等の第7・8期整備計画を見ると、特別養護老人ホームは第7期で138床、第8期で210床の増、また、指定特定施設は第7期で50床の増、第8期では増床なしとなっており、整備計画自体が実態に即したものとなっていないのではないか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、現在、介護人材の不足や建築物価の高騰を理由に、事業者からの応募が少ない状況にあるものの、緊急性が高い待機者の解消に向けて計画的に整備を進めていきたいと考えており、第8期には広域型特別養護老人ホームの整備を拡充していこうと考えている。  また、今後は施設の新設だけではなく、増床も促進していきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、第8期の整備計画は、第7期計画の進捗状況や保険給付費の動向などを勘案し、第7期末に見直す予定にしているが、今後の要支援・要介護認定者等の推移から見ても介護需要は高いことから、特別養護老人ホームだけではなく、指定特定施設においても計画的に整備を行うとともに、事業者等が参入しやすいように、できるだけ早期の整備計画提示に向けて努力されたいことを要望いたしました。  第3点は、本市南西部地域医療提供体制についてであります。  委員会において、新県立病院の整備に当たり、平成29年2月の臨時議会で本市南西部地域医療提供体制の確保に関して決議を行っている。  そのような中、兵庫県から示された広畑の後医療は、総合診療科消化器内科循環器内科、神経内科、眼科、人工透析内科及びリハビリテーション科の7科目、病床数は90床であり、これで市として本当に南西部地域医療提供体制が確保されたと考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、本来、病院の統合再編により、現在の製鉄記念広畑病院の392床の病床はすべて新県立病院に移されるところであるが、兵庫県における中播磨地域の病床数の配分に当たり、広畑の90床と網干の40床を合わせて、本市南西部地域に130床が優先的に配分されている。  また、後医療病院には内科の二次輪番に入ってもらうことで急性期機能も確保されていることから、現在とり得る最善の対応と考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、現在の製鉄記念広畑病院と比べると、広畑の後医療には、診療科目や病床数も少ないため、南西部地域の医療体制が十分確保できているとは思えないという意見もあることから、3月18日の住民説明会で出た意見等を真摯に受けとめつつ、兵庫県とともに、今後も南西部地域医療提供体制の充実に向けて尽力されたいことを要望いたしました。  以上が主たる内容でありますが、その他の要望事項といたしまして、1つに、太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔は、建立後60年が経過し、老朽化が進んでいることから、国から交付をされる補助金を平和祈念式の開催や慰霊塔の広報啓発等に十分活用をし、より一層全国に情報発信を行うとともに、将来想定される慰霊塔の大規模修繕等に備えて、一般財団法人太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会と連携をして財源確保等に取り組まれたいことを。  2つに、男女共同参画プラン2022改訂版を策定し、男女共同参画を推進しようとしているが、市民・職員意識調査の結果を見ると、市民だけでなく本市職員においても男女共同参画の意識を高めることが求められることから、より一層男女共同参画の周知に努められたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○川西忠信 議長   経済観光委員会委員長 梅木百樹議員。 ◎梅木百樹 経済観光委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、3月12日及び13日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決するべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆様の審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、姫路市一般廃棄物処理基本計画の周知についてであります。  同計画は、本市におけるごみ減量の推進や循環型社会の構築を目指し、平成30年度を計画初年度として策定するものであり、以後10年間にわたって取り組むものであります。  委員会において、同計画については、どのように市民に周知していこうと考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、広報ひめじや本市ホームページに掲載するほか、同計画の概要版を支所・出張所等に設置する予定である。  また、これまでの本市環境施策について、啓発が不十分な取り組みもあったことから、市民・事業者・行政の連携を強化し、同計画に対する機運を高めるように取り組んでいきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、同計画には食品ロスの削減や美化意識の啓発などが含まれており、市民一人一人が意識して取り組まなければ目標を達成することはできないと考えられることから、同計画の趣旨や目的等について十分理解を得られるよう周知するとともに、本市一丸となって環境施策に取り組まれたいことを要望いたしました。  第2点は、地元就職に関する詳細意向調査についてであります。  同調査は、市内にある特定の大学及び高校に通う就職を意識している大学3、4回生及び高校3年生のうち1,000名を対象に就労意識等について調査し、市内の中小企業が学生に発信する情報のうち不足しているものを分析し、その内容を市内企業等に伝達するとともに、平成30年度事業の基礎資料とするために実施したものであります。  委員会において、アンケートの回収率は、全体で見ると73.9%あったものの、一部の大学の4回生のみアンケートの回収率が17.0%と著しく低くなっているが、これはどのような理由によるものなのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、アンケート調査については、各学校に調査、回収を任せていたところがあり、調査の実施時期と就職活動のスケジュールが重なったため、登校する学生が少なく、アンケートの回収率が低くなったものである、とのことでありました。  本委員会といたしましては、当該調査は、市内の中小企業が人材不足で厳しい状況にある中、企業が発信する情報の不足部分を補うことができる指針となるよう実施されるものであることから、今後同様の調査を行う際には、回収率を高めることができるよう、調査手法や実施時期などについて十分検討した上で取り組まれたいことを要望いたしました。  以上が主たる内容でありますが、その他の要望事項といたしまして、1つに、中央卸売市場で働く場内事業者の新市場への移転については、現在、約4分の1の事業者が移転の判断を迷っている状況であることから、各事業者が早期に移転について決断できるよう、4月以降に実施される個別面談等の中で、丁寧かつ具体的に補助や支援策について説明されたいことを。  2つに、平成29年度の姫路城マラソンにおいてAEDの使用事案が発生し、幸い大事に至ることはなかったものの、今後も不測の事態に対応できるよう、万全の体制で臨むためにも、AEDの配置やスタッフ間の連携についてより一層の検討を重ねられたいことを。  また、沿道での市民の応援や参加者へのおもてなしなどについて、過去の大会や市民、参加者の意見を参考に、次回以降の大会がよりよいものとなるよう努められたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○川西忠信 議長   建設委員会委員長 松岡廣幸議員。 ◎松岡廣幸 建設委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、3月14日及び15日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、播磨臨海地域道路の早期整備実現に向けた国等への提案についてであります。  播磨臨海地域では、国道2号バイパスや国道250号に交通が集中し、慢性的な交通渋滞や交通事故が発生しており、臨海部における物流の効率化などへの対応が喫緊の課題となっております。  そこで、製造業の活性化、交通渋滞・交通事故の削減等を目的として、延長約50キロメートルの播磨臨海地域道路を整備するとともに、姫路市立地適正化計画においては、八家川以西に存在する臨海部の工業系用途地域を産業促進区域に設定することとしております。  委員会において、少しでも早く播磨臨海地域道路を整備するため、事業費確保の観点から、一たん無料化した国道2号バイパスの再有料化を国に提案してもよいのではないか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、播磨臨海地域道路の整備に当たっては、財源確保方策が重要な論点となること、また、次世代の播磨地域を支える当該道路を整備することが地域の持続性を担保することになると考えられることから、早期整備の実現に向けて、有料道路制度の導入や望ましい道路整備のあり方について、市民とともに考え、国に提案できるように努めていきたい、とのことでありました。  本委員会といたしましては、全国には競合する整備路線が数多くあることから、その中での優先順位を高めるためにも、国道2号バイパスの再有料化や播但連絡道路の延伸部分の有料化など、ありとあらゆる可能性を示して、国に対して播磨臨海地域道路の早期整備の実現に向けた提案を積極的に行われたいことを要望いたしました。  第2点は、播磨臨海地域道路の早期整備実現に向けた地域の熱意についてであります。  播磨臨海地域道路については、地域の課題や達成すべき目標、地域の意見等を踏まえ、複数のルート案等の比較・評価を実施するとともに、事業の必要性及び事業内容の妥当性を検証する計画段階評価の手続を行っているところであります。  委員会において、計画段階評価の手続を進めるに当たり、地域住民や道路利用者の意見を幅広く聴取し、道路計画に反映させることを目的としたオープンハウスが2月2日から19日にかけて開催されたが、その手ごたえについてどのように考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、今回開催されたオープンハウスでは、約5,000人の地域住民や道路利用者からアンケートの回答を得られたことから、播磨臨海地域道路の整備に関する地域住民等の関心は非常に高いものがあると判断している、とのことでありました。  本委員会といたしましては、国土交通省を視察した際に、地域の熱意がなければ事業はなかなか進まないとの指摘を受けたことから、地域の大きな期待や熱い思いを国に届けるためにも、5月19日に本市で開催される播磨臨海地域道路整備促進大会が多くの地域住民や地元企業に参加してもらえる盛大な大会となるよう、市議会を初め、さまざまな関係機関と協力の上、しっかりと取り組まれたいことを要望いたしました。  以上が主たる内容でありますが、その他の要望事項といたしまして、1つに、姫路市老朽危険空き家対策補助金について、平成30年度も補助を継続するとともに、補助要件や個人向けの補助金額を拡充することとしているが、同補助金の活用により老朽危険空き家の撤去が少しでも促進されるよう、しっかりと周知を図られたいことを。  2つに、姫路市自転車利用環境整備計画(素案)では、自転車ネットワーク路線を補完する路線として、現行の歩道を活用した整備を実施することとなっているが、歩道上で歩行者と自転車が混在することになると、通勤・通学の時間帯や夜間などにおいて自転車関連事故の発生が懸念されることから、関係機関と協議を進め、道路照明灯の設置などの安全に配慮した整備を実施されたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆様方におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わらせていただきます。 ○川西忠信 議長   予算決算委員会委員長 三輪敏之議員。 ◎三輪敏之 予算決算委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、3月8日及び9日には各局からの説明を受け、12日から15日までの4日間にわたって各分科会を開催し、さらに20日には各分科会からの報告を受け、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、総合企画調整、広域行政等に関する経費のうち、各種調査研究費についてであります。  総務分科会において、各種調査研究費の内容及び29年度の調査内容について説明してもらいたい、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、平成30年度予算額2,300万円の内訳は、各局の調査・研究業務の支援として1,400万円、緊急に検討を要する案件に600万円、大塩・的形臨海部開発計画の調査費用として300万円を計上している。  平成29年度には、中央卸売市場移転予定地周辺における将来交通量の推計業務委託及び姫路駅周辺地区の案内標識などの設置検討業務委託を実施しており、執行額は合わせて約878万円の見込みである、とのことでありました。  本委員会といたしましては、各局の職員から「予算がないから、今年度はできない。」という声を聞くことがあるので、新年度においては、各種調査研究費を有効に活用することで執行率を高めるとともに、市政運営にとって意義のある内容について調査研究されたいことを要望いたしました。  第2点は、総合教育センターの管理運営に要する経費のうち、教育相談員配置事業についてであります。  現在、総合教育センターにおいて、教育相談員を17人配置し、児童生徒、保護者及び教師から相談を受けております。  文教・子育て分科会において、教育相談は年々増加し、複雑化しているため、平成30年度から教育相談員による相談受付時間をふやすことにより教育相談体制の充実を図るとのことであるが、この体制で十分対応できると考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、現在、来所相談については、電話予約から相談までに1週間程度要していることから、少しでも早く相談を受けるために、教育相談員に加えて指導主事も相談を受けている状況である。  来年度から相談体制の充実を図るが、それでもすぐに相談に対応することは困難であると考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、いじめや不登校、問題行動、発達における悩みなど、児童生徒や保護者にとっては一刻を争う状況も考えられることから、受付から相談までの時間をできる限り短縮できるように、さらなる体制強化に努められたいことを要望いたしました。  第3点は、国民健康保険財政安定化基金についてであります。  厚生分科会において、平成30年度姫路市国民健康保険事業特別会計において40億円を基金として積み立てようとしているが、どのような理由でこの金額を積み立てようとしているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、平成29年度までは本市が保険者として特別会計によって国民健康保険事業の運営を行っており、同事業で生じた剰余金を翌年度に繰り越していたが、国民健康保険の広域化により保険給付費の増加等による財源不足のリスクが解消されることから、当該剰余金を基金として積み立てようとするもので、平成29年度決算剰余金見込額のうち国への返還金等の財源を除く40億円としたものである、とのことでありました。  本委員会といたしましては、現在だけでなく、将来の被保険者に大きな負担を負わせることがないよう、長期的な視点に立ち、安定的な事業運営及び保険料水準の維持に向けて取り組まれたいことを要望いたしました。  第4点は、家庭ごみ収集運搬業務委託についてであります。  経済観光分科会において、じん芥処理費の委託料として約22億2,000万円が予算計上されているが、その大部分を占める家庭ごみ収集運搬業務委託については、今後どのような見通しを持って進めていくのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、家庭ごみ収集運搬業務中長期計画に基づき、市直営から民間への外部委託、あるいは契約方法の見直しによる随意契約から競争入札制度への移行を目指しており、平成31年度から新たに一部の区域もしくは一部の品目について競争入札制度を拡大するため平成30年度に検討を行う、とのことでありました。  本委員会といたしましては、当該業務委託については、公正性及び透明性の確保の観点から、競争入札制度を拡大し、平成31年4月以降の新たな業務委託に反映できるよう十分に研究した上で取り組まれたいことを要望いたしました。  第5点は、水道事業における人員確保についてであります。  平成30年度姫路市水道事業会計予算では、管路のダウンサイジングや町裏浄水場への委託の拡大など姫路市水道事業経営戦略に基づく取り組みを進めていく一方、甲山低区第2配水池本体工事や甲山幹線の老朽化対策など、安定給水に向けて施設の整備に着手することとしております。  建設分科会において、水道事業を継続して安定的に運営していくためには人員確保や技術の継承等が重要であるが、その方策についてはどのように考えているのか、との質問がなされました。
     当局の答弁によりますと、技術職員の確保が困難な状況ではあるが、必要な人員確保に向けて人事当局に粘り強く要望していきたい。  また、水道事業の広域連携の取り組みの1つとして兵庫県まちづくり技術センターが行う設計や施工管理等の発注者支援策を十分に活用していきたいと考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、水道事業は市民の生活に密着する大切な事業であることから、継続的・安定的な運営が図られるよう、強い意思を持って、人員の確保や事業の推進に取り組まれたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○川西忠信 議長   総務委員会委員長 汐田浩二議員。 ◎汐田浩二 総務委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案について、3月14日及び15日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。  以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  第1点は、公共施設使用料に係る減免の見直しについてであります。  公共施設等の使用料は受益者負担が原則であり、減免制度はその原則の特例であり、限定的に運用すべきであります。  しかしながら、減免要件となる後援の審査過程において、審査基準のばらつきや公益性の検証が不十分な例が見受けられたため、平成31年度から後援による使用料の減免規定を全面的に廃止するとの方針が示されました。  委員会において、各団体や個人が行う事業に対し、本市が後援した場合、公共施設等の使用料を3割減免していたものを全面的に廃止するとのことであるが、説明資料には「政策的に推進する必要があるものについては、別途補助制度を検討する。」と記載されている。これは具体的にどのような検討を行うのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、各団体や個人が行っている活動について、市の文化、スポーツ等の振興に一定の役割を果たしているかを判断した上で、使用料に限らず、その活動に対し一定の助成をしようと考えている。それについての基準や考え方を、これまで後援を承認していた各担当課で検討してもらう、とのことでありました。  本委員会といたしましては、後援による使用料の減免にかわる補助制度の内容は、各団体等の平成31年度の事業計画に与える影響が大きいことから、できるだけ早い時期に方針をまとめ、各団体や市民に対し丁寧に説明されたいことを要望いたしました。  第2点は、児童虐待防止に向けた組織改正についてであります。  平成30年4月1日付の組織改正で、児童虐待等に迅速、的確に対応し、子どもとその家庭等を対象とした総合的な相談・支援の拠点としての機能を強化するため、健康福祉局こども育成部こども支援課内にこども家庭総合支援室が新設されるという方針が示されました。  委員会において、新聞報道によると、昨年本市で起きた2件の児童虐待事件を受け、兵庫県児童虐待防止委員会から再発防止に向けた組織的な構造改革などを本市に求める検証結果報告書が兵庫県知事に手渡されたとあるが、児童虐待防止に向けた組織強化についてどのように考えているのか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、児童虐待の担当課については、昨年9月に職員を増員したが、今回の組織改正においても臨床心理士や精神保健福祉相談員などの専門職を増員し、組織体制を充実させようと考えている、とのことでありました。  本委員会といたしましては、子が親に虐待されるほどつらく悲しいことはないので、再発を防ぐために、兵庫県との人事交流の検討や専門的な研修の実施等により組織全体のレベルを上げるとともに、こども家庭総合支援室については、しっかりとした組織体制を構築されたいことを要望いたしました。  第3点は、職員の時間外勤務の削減についてであります。  委員会において、平成29年9月から平成30年2月まで、前年同月比で職員の時間外勤務の総時間数がふえているのはなぜか、との質問がなされました。  当局の答弁によりますと、平成29年9月及び10月には、週末に台風が直撃し、危機管理室や建設局、下水道局などの多くの職員が出勤し、対応に当たったこと、また10月には衆議院議員選挙が行われたことなどにより職員の時間外勤務がふえたものである、とのことでありました。  本委員会といたしましては、時間外勤務の要因になるさまざまな事情があることは理解するものの、平成28年第3回定例会における「姫路市職員の時間外勤務の縮減に関する決議」をしてから1年以上が経過したことによる緩みが生じないように、引き続き、気を引き締めて時間外勤務の縮減に取り組み、職員のワーク・ライフ・バランスの確保を図られたいことを要望いたしました。  以上が主たる内容でありますが、その他の要望事項といたしまして、姫路市災害時受援計画については、今後も内容の見直しを行い、災害発生時にできるだけ混乱することのないように備えられたいことを要望いたしました。  以上のとおりであります。  議員の皆様におかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○川西忠信 議長   以上で、委員長の口頭報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  これより討論に入ります。  発言の通告に基づき指名します。  10番 苦瓜一成議員。 ◆苦瓜一成 議員   日本共産党議員団を代表して討論を行います。議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。  まず、議案第1号、平成30年度姫路市一般会計予算に反対します。  この予算案には、日本共産党議員団が市民の皆様方とともに要望してきました就学援助入学準備金の入学前支給、スクールソーシャルワーカーを中学校6校に続いて小学校6拠点校への配置、デマンド型乗り合いタクシーによる地域の足の確保に向けた実証的な取り組み、子ども家庭総合支援拠点の設置、医療機関併設型病児保育施設開設支援など、前進した施策の予算も計上されています。これらについては評価します。  しかし、安倍政権の経済政策で超富裕層や大企業が資産をため込む一方、労働者の実質賃金は、第二次安倍内閣発足前に比べて年収で15万円も減少しました。金融資産を持たない世帯が増加し、全世帯の35%にまで達しています。6年連続で軍事費を増大させながら社会保障費を削る安倍内閣の国民いじめから市民の暮らし・福祉を守る立場に立った予算とは言えません。  反対の第1の理由は、依然として不要不急の大型公共事業と大企業誘致を推進する予算となっていることです。  神戸市西区から太子町を結ぶ約50キロメートルの播磨臨海地域道路網の整備促進では、昨年から国において計画段階評価が始まり、概略コースや構造の検討が行われています。この早期完了を働きかけるとして約2,865万円を計上しています。  そもそも、この道路網計画は40年以上も前の計画であり、当時の高度経済成長期を背景にしたもとでの道路需要予測を見込んだ計画です。40年以上も前の見込みで進めることには合理性がありません。  また、昨年まで掲げていた企業誘致と立地支援の展開の項目がことしの市長の所信表明から消えましたが、産業立地促進費として10億1,700万円が計上されています。平成29年度予算で16億6,700万円を計上したものの、本定例会に3億5,900万円減額補正が提案されています。大企業誘致競争ではなく、地元の中小零細企業支援にこそ重点を移すべきです。  反対の第2の理由は、国のあり方を大きく変えようとする地方創生推進の予算となっていることです。  人口減少に伴い、地方の活力低下や限界集落が広がり、生活困難地域が生じている中、地域の活性化・再生を図っていくことは重要な課題です。  しかし、安倍内閣の進める地方創生は、地域の隅々に公共サービスを行き届かせるものではなく、国、都道府県、市町村の役割分担を整理し、やがては道州制導入へとつながる地方創生を進めるところに問題があります。  ひめじ創生戦略事業には240億7,000万円余りが計上され、「人口減少社会でも輝くまちづくりの推進」を掲げていますが、その具体的支援策としては乏しいものとなっています。  反対の第3の理由は、情報流出のおそれがあり、市民の理解が得られたとは言えないマイナンバー制度推進の予算になっていることです。  マイナンバー制度は、本格稼働から丸2年余りが経過いたしました。国民に十分な周知や準備がないままスタートし、地方公共団体情報システム機構のシステムが不具合を起こすなど問題も発生しました。また、本年度初めの特別徴収税額の決定通知書の取り扱いは、総務省方針に翻弄され、結果として余分な労力や経費増を余儀なくされました。  本予算案にはシステムの整備など約16億円が計上されていますが、姫路市民へのマイナンバーカード交付済み数は約6万1,000人、ようやく市民の1割を超えたところです。まだまだ市民の理解が得られていない状況をあらわしています。マイナンバー制度は廃止すべき制度です。  反対の第4の理由は、市民に負担増を強いる予算となっていることです。  市立の認定こども園と幼稚園の1号認定児童の保育料改定によって、それぞれ540万円、2,545万円の負担増となっています。  実質賃金が下がり、暮らしがますます厳しくなっています。そのため、子育て支援や福祉に手厚い予算が求められています。  例えば、子どもの医療費無料化の所得制限を撤廃するためには、約3億円の追加が必要です。工場立地奨励費を減額補正する3億円余りを充当すれば十分実現可能です。  反対の第5の理由は、職員の雇用は正規を原則に、必要な職員数はしっかり確保し、自治体として民間の手本となるべきだからです。  姫路市は行財政改革のもと正規職員を減らし続けてきました。平成18年度では4,026人だった正規職員数は、29年4月で3,793人となっています。この10年余りで230人以上人員削減したことになります。  非正規職員への置きかえが進みました。総務省資料での全国平均19%の非正規職員比率が、姫路市では28%に達しています。非正規職員の多くが臨時的任用職員で、地公法上は正規職員並みの義務を課しながら、その賃金などの処遇は最低賃金ぎりぎりの、まさにワーキングプアと言わざるを得なく、短期職員は健康保険や厚生年金などの社会保険も適用されていません。  貧困と格差が広がる中、安定した雇用が求められています。自治体職員は正規雇用を原則とし、民間企業の模範となるべきです。  以上の理由により、この議案に反対します。  続いて議案第4号、平成30年度姫路市国民健康保険事業特別会計予算に反対します。  本市の国民健康保険加入状況は、平成30年2月末現在で11万7,409人、7万2,260世帯ですが、年間所得200万円以下の世帯が全体の約84%を占め、国民健康保険料の負担が重くのしかかっています。滞納による短期証が、2月末現在で1カ月短期証が1,943世帯、2カ月短期証が56世帯となっており、窓口とめ置きは2,692件となっています。これでは、いつでもだれでもが必要な医療を受ける状況にありません。  よって、この議案に反対します。  続いて議案第6号、平成30年度姫路市後期高齢者医療事業特別会計予算に反対します。  後期高齢者医療制度は、75歳という年齢だけでこれまでの医療保険から切り離し、年齢によって受けられる医療を抑制する医療差別制度です。  平成30年2月末現在で被保険者数は6万7,278人、昨年より約3.3%ふえています。保険料滞納による3カ月短期証の保険証発行枚数は、同じく2月末時点で175枚となっています。年金が減らされ続ける中で、保険料の負担は大きくなるばかりです。高齢者の生活を圧迫する後期高齢者医療制度は廃止すべきです。  よって、この議案に反対します。  続いて議案第15号、姫路市職員退職手当条例等の一部を改正する条例について、議案第37号、姫路市教育職員退職手当条例等の一部を改正する条例について反対します。  この2件の条例案は同様の趣旨であるため、まとめて討論します。  国家公務員の退職手当の支給水準の引き下げに準じて姫路市職員と市立3高校などの教育職員の退職手当の支給水準を引き下げようとするものです。2013年度から3段階で約400万円引き下げたことに続いて、さらに約75万円の引き下げを行うものです。  退職手当は、最高裁の判例にあるように賃金の後払い的性格のもので、職員は現行の支給水準を念頭において生涯設計を立てています。引き下げは老後の設計に大きな狂いを生じさせます。また、引き下げは公務員である職員に打撃を与えるだけでなく、地域の民間事業所の退職金水準にも悪影響をもたらします。  よって、この2件の議案に反対します。  最後に、議案第24号、姫路市介護保険条例の一部を改正する条例について反対します。  第1号被保険者介護保険料を、平成30年度から32年度の第7期の年額を定めるもので、基本額で月額700円引き上げられて年額7万2,000円になります。第一段階の低所得者には保険料軽減措置がとられますが、影響額は13億8,600万円余りになります。年金生活が中心の高齢者の生活を圧迫するものです。  よって、この議案に反対します。  以上、議員の皆様方のご賛同をお願いいたしまして、討論を終わります。 ○川西忠信 議長   以上でご発言が終わりましたので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  まず、議案第2号、議案第3号、議案第5号、議案第7号から議案第14号まで、議案第16号から議案第23号まで、議案第25号から議案第36号まで及び議案第38号から議案第47号まで、以上41件をまとめて採決します。  本件は、委員長報告のとおり可決または同意することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決または同意されました。  次に、議案第1号、議案第4号、議案第6号、議案第15号、議案第24号及び議案第37号、以上6件をまとめて採決します。  本件は、委員長報告のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○川西忠信 議長   起立多数であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 ────────────────────── △日程第6  請願第25号 ○川西忠信 議長   次に日程第6、委員会審査の終了しました請願第25号を議題とします。
     所管の建設委員会の委員長から、お手元に配付のとおり審査結果の報告書が提出されております。  お諮りします。  本件に対する委員長の口頭報告は省略したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  これより討論に入ります。  発言の通告がありませんので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  請願第25号、自然破壊を伴う山野の大規模開発に慎重な判断を求めること(太陽光発電施設)についてを採決します。  本件は、委員長報告のとおり採択することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は採択することに決しました。 ────────────────────── △日程第7  閉会中継続審査申出の件(請願) ○川西忠信 議長   次に日程第7、閉会中継続審査申出の件を議題とします。  お諮りします。  請願第18号及び請願第19号については、引き続き閉会中の継続審査に付することにしたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。 ────────────────────── △日程第8  議案第48号  日程第9   議案第49号及び議案第50号 ○川西忠信 議長   次に日程第8、議案第48号並びに日程第9、議案第49号及び議案第50号をまとめて議題とします。  これより理事者に提案理由の説明を求めます。  内海副市長。 ◎内海將博 副市長  (登壇)  ただいま上程されました追加議案のご説明を申し上げます。  議案第48号、平成29年度姫路市一般会計補正予算についてご説明申し上げます。  繰越明許費補正でございますが、人権推進費の施設整備事業費につきまして、本年度内に事業の完了見通しが得られないため、これを翌年度に繰り越して執行いたしたく、繰り越しの予算措置をお願いするものでございます。  議案第49号、教育長の任命につきましては、教育長である中杉隆夫氏が今月31日をもって辞任いたしますので、その後任として、適任と認める松田克彦氏を任命しようとするものでございます。  議案第50号、固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、固定資産評価審査委員会委員の欠員を補充するため、適任と認める高島隆三郎氏を選任しようとするものでございます。  以上で議案の説明を終わります。  何とぞよろしくご審議いただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○川西忠信 議長   以上で提案理由の説明は終わりました。  まず議案第48号について、これより質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  この際、お諮りします。  本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより討論に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご発言がありませんので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  議案第48号を採決します。  本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に議案第49号及び議案第50号について、この際お諮りします。  本件については、議事の順序を省略し、これより直ちに採決に入りたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより採決に入ります。  まず議案第49号、教育長の任命についてを採決します。  本件は、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○川西忠信 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり同意されました。  次に議案第50号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決します。  本件は、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○川西忠信 議長   起立総員であります。  よって、本件は原案のとおり同意されました。 ────────────────────── △日程第10  議員提出議案第2号
    川西忠信 議長   次に日程第10、議員提出議案第2号を議題とします。  これより提出者に提案理由の説明を求めます。  登壇の上、ご発言願います。  39番 杉本博昭議員。 ◆杉本博昭 議員  (登壇)  ただいま上程されました議員提出議案第2号、姫路市議会会議規則の一部を改正する規則について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。  本改正は、平成30年度から本会議における速記者を廃止することに伴い、会議規則の規定整備をするものであります。  すなわち、議事の内容を速記法によって記録することにしている会議規則第76条第2項を改正し、録音その他議長が適当と認める方法により記録することにしようとするものであります。  以上のとおりであります。  議員各位におかれましては、本議案にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○川西忠信 議長   以上で提案理由の説明は終わりました。  これより本件に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  この際、お諮りします。  本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより討論に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご発言がありませんので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  議員提出議案第2号、姫路市議会会議規則の一部を改正する規則についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 ────────────────────── △日程第11  議員派遣の件 ○川西忠信 議長   次に日程第11、議員派遣の件を議題とします。  お諮りします。  本件については、お手元に配付のとおり派遣することにしたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、お手元に配付のとおり本市議会議員を派遣することに決しました。  なお、この際、お諮りします。  ただいま議決した事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任を願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、議員派遣の内容に変更が生じる場合には、議長に一任することに決しました。 ────────────────────── △日程第12  閉会中継続調査申出の件 ○川西忠信 議長   次に日程第12、閉会中継続調査申出の件を議題とします。  お手元に配付の閉会中継続調査事項一覧表のとおり、各委員会から閉会中継続調査の申し出がありました。  お諮りします。  本申し出のとおり、閉会中も引き続き継続調査を行うことにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  以上で本日の日程は終了しました。  この際、今月末をもって退任されます中杉教育長からごあいさつを受けることにします。  中杉教育長。 ◎中杉隆夫 教育長  (登壇)  初めに、退任のあいさつを申し上げる機会を与えていただきましたことに感謝申し上げます。  私は平成22年の10月5日に本職を拝命いたしまして、皆様のご承認をいただいてから2期、7年半になります。  この間、それぞれ、その時々の教育課題に直面しながらも、私のような者が教育長として、これまで曲がりなりにも務めてこれました。こうして、また、きょうこの日を迎えることができましたのは、議員各位のご指導、ご鞭撻、また温かい皆様のご支援、ご厚情があったればこそと、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。  1人の人間が組織の中で生きていくというときに、多かれ少なかれ、本音と建前を使い分けていかなければならないのですが、私はどちらかと言うと、自分の生き方として、本音と建前の落差を少なくしようということでやってまいりました。事をなすに当たっては、できるだけ相手の方と複雑な駆け引きはしない。非常に私はそれが苦手ですので。どちらかと言うと変化球を投げることができませんで、かと言って、バタバタ三振をとるような剛速球の投手でもないということは自分が一番よく知っておりますので。  その中で自分に言い聞かせてきましたのは、できるだけ不公平にならないように、いろんな方から、いろんな形でお話をされたり、あるいは要望があったりする場合もありますけども、そのときに原点にあったのは、学校現場、今約2,900名正規の職員がいますし、それから非常勤入れると3,700名ほどいます。学校現場の思い、それから児童生徒のそういう思い、そういうものをしっかりと受けとめて、教育行政を預かっていきたいということで、これまでやってきたわけでございますが、できるだけ等身大で、背伸びをしないでやっていこうというようなことでございましたので、そのためにですね、ここにいらっしゃる議員の皆さんにも、ときに激しく論争になったりしながら、非常に失礼の段もあったかもわかりませんけども、その点は姫路市の教育への思いと受け取っていただいて、お許しいただけたらいうふうに思います。  振り返ってみますと、私が7年半の中で思い出すのは、一番最初にですね、それまでは県立のほうを中心に、県の教育委員会、あるいは県立高校のほうでいましたので、ここへまいりましたときに、特に教育委員会にいましても、高校教育改革だとか、あるいは阪神淡路大震災の後の新たな防災教育ということで、県の全体の施策というようなものについて携わっておりましたので、姫路市にまいりましたときに、本当に小中学校のことも含めてできるかなというような不安もございましたし、ちょうど私が赴任しましたのは10月でございましたので、着任後ですね、すぐに始まりましたのが皆さんからの要望の機会でした。最初は、行くなりわめかれ、何かわけのわからんところへ来たなあというのが本当正直な思いで、一体これどうなっとんだろうと。姫路市っていうのはすごい、何て言うか、私にはちょっと理解、最初できなかったんですけども、それもできるだけぶれないように、一度決めたことはそれをやっていくというような思いの中でやってまいりましたので、このような形で、本当に振り返ってみますと、非常にいい思い出が、いい思い出というか、懐かしい思い出としてあります。  時間というのは、時は流れて時と知り、そして友は別れて友と知るというのは阿久悠の詩の一節でございますけれども、考えてみると、そんな中で同じ時代をともにしてきました松葉議員、それから今栄議員、私は同年齢で、団塊の世代でございます。時代を共有した2人の方が、途中でいらっしゃらなくなるということについては、私自身についても本当に寂しい思いがしましたし、それから、やはり自分の中にも、人生の幕引きって言ったらちょっと大げさですけども、やはり教育長としての幕引き、そういう引き際というものは大切だなあということを考えていたやさきにですね、議員のほうから、ちょっと教育長長くなりすぎてるんじゃないかなというような、先日ご意見もいただきまして、はたと自分に振り返ったときに、「ああ、これはちょっと長くいすぎたかなあ。」と、「もっと早く辞めておくべきだったかなあ。」と、「あのときに辞めておったほうがよかったかなあ。」というようなところも、正直なところ一縷の問題としてはございます。  しかし、やはり子どもたちのことを思うと、やはりきちんとある程度、きちんとした形のところまではという思いもございまして、何かだらだらと、こういうような形できょうの日を、このきょうまでですね、皆様方にご迷惑をかけながら、やってきたというのが正直なところでございまして、本当に大過はなかったとは思ってるんですけども、小過ばかりがたくさんございましたので、本当に申し訳ないなという気持ち、教育行政を預かる者としてのちょっと申し訳ないなという気持ちもありますし、今栄議員、松葉議員の、その年齢というか、そういうものの中で、私自身も考えさしていただいたことも多かったです。  そんな中で振り返ってみますと、思い入れの深いものとしましては、ちょうど1期目が終わるときに、4年間をかけてやってきた小中一貫教育が、全国大会を姫路で迎えられたと。その取り組みが情報発信できたということ。  それから、義務教育学校へ向けての、1つの新しい制度導入に向けた取り組みが、建前論ではなくて、本音の部分で、地元の要望としてしっかりと根づきながら取り組み始めているというところまで来れたということ。  あるいは中学校給食の問題とか、いろいろございますけども、その根底にあるのは、私は、子どもの心、子どもの命ということを大事に取り組みたいというような思いでやってまいりました。  ただ、正直なところ、教育委員会はご承知のように予算編成権ございませんので、首長との関係というのも正直微妙な関係にあって、できるだけ市としての方針、そして市で決められたことについては、きちっと私どももやっていくということが前提でございますけども、その中でも、すっきりと、腑にすとんと落ちなかったこともないと言えばうそになります。  正直、あるもの活用の中での給食センターの候補地の問題であったり、先ほど来のですね、1つは出てきておりましたけども、大きな国全体の流れの中で、幼稚園、就学前教育の無償化の流れの中で、姫路市教育委員会が保育料を上げていかざるを得なかった、見直しをしていかざるを得なかったということについても、私自身の責任、もうちょっと頑張りきれなかったのかなというような思いも感じてますし、あるいは残業の問題が非常に言われてますけど、教員の残業の中でね、学校の教職員に対して駐車料金を課していかざるを得なかったというようなこと、これは市の方針でございますので、私はそのことについては申し上げませんけれども、やはり教育長として、教育委員会として、もっと意見をしっかりと述べておけばよかったかなというようなところも反省としてございます。  ただ、そんな中で大変うれしかったのは、議員の後押しがあって、学校司書が、本当に1つの日の目を見たというか、成果が出てきつつあるということでございます。そのような形で、特別支援教育についてもそうですし、議員の皆さんの後押しがあったればこそ、本当にいろんな形で、これまで教育行政が、たくさんの学校現場に勇気を与えるようなことができてるんではないかなっていうふうに思います。  ともあれ、教育っていうのは次代に生きる子どもたちをはぐくむ崇高な営みだと思ってますし、壮大な、子どもたち、今の目の前の子どもたちを通して、次の時代を私たち自身がつくっていくという、その壮大なドラマを1つ1つ積み上げていく作業ではないかなというふうに思っております。教育っていうのは非常に大切だということをよく言われますけど、私自身も本当にそう考えたときに、現場の思い、そしてスタッフの思い、そういうものをしっかりと受けとめてこれたかなということについては、力量不足のところもあったんじゃないかなっていうふうに思いますけども、本当にたくさんの学校現場の思いや、あるいは支えや、それから教育委員さん、そして優秀なスタッフに恵まれて、ここまでやってこれましたことに本当に感謝をしている次第でございます。  最後、皆さんにですね、教育っていうのによく、もう言い残せる最後になりますので、1つだけ言っておきたいというか、お願いがありますけど、今教育っていうのは、説明責任、説明責任と言われますけど、説明責任と同時に応答責任という、子どもに対する、子どもの要望に対する責任というのがあります。それがいつのころからか、説明責任という数字合わせ、つまり、どれだけお金を払ったから、その数字に合うのかどうかというような形で、数字ばかりが先行してしまって、教育がなかなか、目の前の、これは税金の払ったお金に合ってるのかどうかというようなところで見られることが多くなりましたけれども、本当に大事なことは、やはり目の前の、そういう数字に対しての説明責任っていうのも否定するわけじゃないですけども、大事なことは、やはり社会に対する、次代の子どもたちに対する応答責任というかレスポンシビリティということだと思うんですね。アカウンタビリティというような、その数字合わせ的なものだけじゃなくて、やはりその部分が、私は、これから教育の現場に携わる人たちが、元気に、子どもに向かって、力いっぱいですね、目の前の子どもの教育に携われるようなご支援を引き続きお願いできたらなということでございます。  大変失礼なことも申し上げましたけども、自分の力量不足ということでお許しを願えたらというふうに思っております。  そんな中で、姫路市のさらなる発展と、これから、本当に助けていただきました議員の皆さんのご健勝、ご多幸をお祈り申し上げますとともに、最後にですね、私の好きな漢詩の一節を引用させていただいて、皆さんへの退任のあいさつと惜別の言葉にかえたいと思います。  と言いますのは、唐詩選の一番最初に、めくってみますと、その中に最初に「述懐」という、思いを述べるというのが出て来ますし、魏徴というのは、唐の高祖、李淵ですね、それから後、李世民、太宗に仕えた臣下でございますけども、非常に、彼が一番最初に出てきたときに、魏徴が言っているのは、「中原に鹿を逐う」というところから出るんですけども、私は鹿を追い損ねまして首をけがしてしまいましたけども、その鹿というのは、本当の国家の非常に大切な根幹を支えていくときにということで、自分がその生涯を貫いてきた生き方を述べたものです。その中に季布というのと、侯えいというのが出てきます。やはり、一度決めたことはぶれないんだということで、それで自分は何のためにやってるんだといったら、そういう熱意、思いのためだという。「人生意氣に感ず、巧名誰か復た論ぜん。」という言葉をお聞きになられたかもわかりませんが、その前の2句とあわせまして、それを私の好きな言葉として、皆さんへのお別れの言葉にしたいと思います。  「季布に二諾無く、侯えいは一言を重んず。人生意氣に感ず、巧名誰か復た論ぜん。」、「季布に二諾無く、侯えいは一言を重んず。人生意氣に感ず、巧名誰か復た論ぜん。」  大変お世話になりました。そして、ありがとうございました。 (拍  手) ○川西忠信 議長   以上でごあいさつは終わりました。  お諮りします。  本定例会に提出されました案件はすべて審議が終了しましたので、閉会したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○川西忠信 議長 
     ご異議なしと認めます。  よって、平成30年第1回姫路市議会定例会は、これで閉会します。      午前11時19分閉会 ────────────────────── △議長あいさつ川西忠信 議長   閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  今定例会には、新年度予算を初め、多くの重要案件が提出されましたが、議員の皆さんには、2月22日の開会以来、本日までの34日間の会期中を通じて熱心にご審議をいただき、無事本日閉会することができました。  ここに議員の皆さんのご協力に対し心からお礼を申し上げます。  今後とも皆様におかれましては、議会の活性化と円滑な議会運営にご協力を賜わりますようお願い申し上げまして、簡単ながら閉会のごあいさつといたします。  どうもありがとうございました。  石見市長。 ────────────────────── △市長あいさつ ◎石見利勝 市長  (登壇)  閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  議員の皆様方には、去る2月22日の開会以来、本会議並びに委員会におきまして、平成30年度一般会計、特別会計及び企業会計の各予算を初め、条例の制定等の議案について、終始、熱心かつ慎重にご審議いただき、いずれも原案にご賛同を賜りました。  厚く御礼を申し上げます。  本会議並びに委員会の審議過程においていただきました数々のご提案、ご要望につきましては、その趣旨に十分配慮し、可能な限り市政に反映してまいりたいと考えております。  今定例会の冒頭で申しましたように、私は、今後とも、本市の誇るべき市民の力が最大限に発揮され、市民の皆様が姫路市民であることに誇りを持ち、住んでよかったと思えるまちを目指し、市政運営に努めてまいります。  最後に、報道関係の皆様方のご協力に感謝申し上げ、閉会のあいさつといたします。  ありがとうございました。 ────────────────────── 地方自治法第123条第2項により署名する。   姫路市議会議長      川   西   忠   信   会議録署名議員      重   田   一   政      同         駒   田   か す み      同         牧   野   圭   輔...