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  1. 姫路市議会 2018-03-12
    平成30年3月12日経済観光委員会−03月12日-01号


    取得元: 姫路市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    平成30年3月12日経済観光委員会−03月12日-01号平成30年3月12日経済観光委員会 平成30年3月12日(月曜日) 経済観光委員会 第4委員会室 出席議員  梅木百樹、森由紀子常盤真功駒田かすみ、  有馬剛朗重田一政、三和 衛、坂本 学、  細野開廣、酒上太造 開会                9時56分 環境局               9時56分 前回の委員長報告に対する回答 ・産業廃棄物処理業者違法行為について、組織体制の強化を図り、違法行為未然防止に努めるとともに、適正な廃棄物処理を求めることについて  本市においては、産業廃棄物処理業者に対して、廃棄物処理及び清掃に関する法律第19条第1項に基づいて、定期的に立入検査を実施するなど、処理状況の把握に努めている。その結果、産業廃棄物処理基準等に適合しない行為、または、そのおそれのある行為を発見した場合には、同法に基づく報告の徴収を行うなど、処理に係る事実関係を十分に確認した上で指導を行っている。今後も、関係部署組織体制について協議するとともに、同法に基づく立入検査実施等により、産業廃棄物処理業者処理状況の把握と指導を継続していきたい。 ・姫路総合計画第4次実施計画(案)の取り組みについて、他の部局連携を図りながら、事業の目的を達成できるよう努めることについて  環境局においては、ライトダウンキャンペーンによる省エネに関する取り組み食品ロス削減運動の推進を初め、複数の部局にまたがる事業があり、姫路総合計画第4次実施計画を進めるに当たっては、これまで以上に関係部局への働きかけ連携を図り、計画に掲げた目標を達成できるよう努めていきたい。 議案説明 ・議案第20号 姫路一般廃棄物収集運搬業許可申請手数料等徴収条例の一部を改正する条例について 報告事項説明姫路一般廃棄物処理基本計画(案)に関する市民意見パブリックコメント)の募集結果について
    廃棄物処理及び清掃に関する法律の一部改正について ・市川美化センター長寿命化工事について ・姫路地球温暖化対策実行計画区域施策編改定(案)に関する市民意見パブリックコメント)の募集結果について 質疑・質問            10時19分 ◆問   一般廃棄物収集運搬業の最近の流れとして、遺品整理に限定した一般廃棄物収集について、どのように考えているのか。遺品整理業者へ依頼した後、遺品を運ぶ際に一般廃棄物収集運搬許可業者へ別途依頼するとなると、遺族にとっては負担となる。遺品整理士と不用品回収健全化指導員の両方の資格を持つ特定遺品整理士などの場合、一般廃棄物収集運搬業許可を与えることを考えてもらいたい。北海道でも既に事例があるようなので、参考としてもらいたいがどうか。 ◎答   遺品整理によって出たごみについては、廃棄物処理及び清掃に関する法律上、一般廃棄物収集運搬業許可が必要であると規定されているので、法に基づいて事務を進める上で、遺品整理に限って便宜を図ることは不可能だと考えている。  一般廃棄物収集運搬業については、法律上、市域内で処理が困難でない限りは、新たな許可を出してはいけないという厳しいルールがある。各地で裁判もされているが、最終的には明確に処理が困難でなければ新たな許可は出せないという原則論に従っている。ただ、一方で、将来的に遺品整理時に相当な量のごみが出て、一般廃棄物処理業者に頼むには余りにも煩雑であったりするなど、社会的な問題となり、環境省から特例的な手法であるとか、違うやり方が示されれば対応することもあり得るかもしれない。しかし、現時点ではそこまでの状況には至っていないと考えている。 ◆要望   環境省からの指導も含めて、今後検討してもらいたい。 ◆問   食品ロス削減について、料理の食べ切り、賞味期限の正しい理解の浸透などが、姫路一般廃棄物処理基本計画に記載されているが、具体的にどのようなことをするのか。 ◎答   市民市内事業者啓発を進めている。また、他都市の事例を参考に、食品業者飲食店に食べ切り運動の協力を求めながら、活動の第一歩として啓発グッズの作成や(仮称)食べ切り運動協力店などの認証のようなことも考えている。スーパーマーケット等民間事業者と協働しながら食品ロス削減について取り組んでいきたい。 ◆問   食品ロス削減という大きな目標の割に、100万円の予算でパンフレットを配布するだけというのは、規模が小さくないのか。 ◎答   ことし1年だけではできないと考えている。まずは第一歩として、制度をつくり協力店を募るとともに、啓発周知を行い、食品ロス削減の輪を広げていきたい。 ◆問   食品ロス削減に向けて、期待できる施策が示されると認識してよいのか。 ◎答   食品ロス削減というテーマは、現在、世の中に認知されてきている。ごみ減量化や食育など、各省庁、各部局がそれぞれに取り組んできたものについて、食品リサイクルなど明確に数値目標が示されているものもあるので、連携して取り組んでいく。  また、市民一人一人の生活・行動が最も大切になるので、徐々に浸透していくよう継続的な運動をしながら、しっかりと確実に進めていきたい。カンフル剤となる施策が考えられれば、しっかりとした予算で取り組んでいきたい。これから始める事業なので、状況に応じて、ここぞというときにはしっかりした予算で対応していくことを考えている。 ◆問   市川美化センター長寿命化工事について、平成32年度は長期間、1号炉、2号炉ともに休炉となるが、大丈夫なのか。  また、定期整備工事期間がずれており、平成32年度はほとんど稼働する期間がなくなってしまうのではないか。 ◎答   休炉期間中は、できるだけエコパークあぼしを活用し、ごみ処理を進めていく。休炉期間定期整備工事よりも長くなるため、さらなるごみの分別の徹底を市民に求めていくための広報を考えている。現在、ミックスペーパープラスチック製容器包装ごみが、若干可燃ごみに含まれているため、それらの分別について再度しっかり広報を行い、市民周知したい。そうすることで可燃ごみが減り、休炉期間中のごみ処理の懸念を解消できるのではないかと考えている。 ◆問   平成32年度に予定しているごみ計量機ごみクレーンなどの共通設備更新は、同時に行わなければならないのか。期間をずらすことはできないのか。 ◎答   ごみ計量機市川美化センターには1台しかない。1号炉、2号炉共通で使用しているごみ計量機給排水設備は、共通設備として平成32年度に更新計画している。 ◆問   定期整備工事の間にはできない内容の工事なのか。 ◎答   定期整備工事では、触媒反応塔ダイオキシン対策用の7段の触媒の入れかえや更新整備のほか、不具合対策などの整備を行っている。これは長寿命化工事とは分けており、市川美化センターを稼働させながら整備を行う。 ○委員長   工事のスケジュールなど概要がわかる資料はないのか。 ◎答   順調に進めば、6月の定例会契約議案を上程する予定である。詳細については議案の中で説明させてもらいたい。 ◆問   姫路一般廃棄物処理基本計画について、食品ロス削減市民美化意識啓発を踏まえている中で、パブリックコメントが2件というのは残念である。計画を立て、今年度末に概要版を作成するとのことであるが、市民一人一人がこの計画について考えていかないと、計画目標は達成できないと考える。この計画を、どのように市民周知していくのか。 ◎答   広報ひめじやホームページに掲載するほか、支所・出張所での概要版の配布を考えている。いろいろな広告媒体を活用して周知したいと考えているが、全戸配布までは予定していない。  当計画の策定に当たっては、環境審議会で議論し、市民にもアンケートを行った。当計画は、今まで取り組んできた美化活動を総括し、リスタートするものであり、これまでの市民取り組みは高い評価を得ている部分もある一方、行政周知が足りていない部分もあるなど、強み・弱みがわかってきている。強みは維持しながら、不足している啓発を、今までとは異なる切り口でできないかと考えている。  また、さまざまな主体があるが、特に企業取り組みに対する行政としての働きかけが弱く、市民事業者行政連携や、環境の視点からの企業奨励等インセンティブがなかった。市民事業者行政の各主体に対して不足している部分にこれから10年かけて取り組んでいく。さらに、市民事業者行政連携を強化し、機運を盛り上げるように取り組んでいきたい。 ◆要望   姫路一般廃棄物処理基本計画への関心の低さが、パブリックコメントの数にあらわれている。計画をつくるのは大切であり、内容は市民に密着したものである。その上での予想値目標値なので、この計画市民に浸透していかなければ、現実と理想がかけ離れたものとなってしまう。市民に関係あることなので、周知は徹底してもらいたい。 ◎答   指摘を参考に、周知について考えていきたい。 ◆問   姫路地球温暖化対策実行計画区域施策編)について、姫路市の削減目標部門別に挙げているが、どのように各部門と連携していくのか。 ◎答   各部門に対して、啓発をしっかり進めていき、また、太陽光発電の助成、事業者が低公害車を導入する際の補助制度などもしっかりと周知を図り活用してもらう。さらには、省エネ設備の普及、啓発を含めて、各部門で取り組んでもらえる方策を検討したい。 ◆問   同計画の中で、低炭素型の交通網整備について記載されている。先日の本会議でもエコ通勤についての話があったが、実態として、エコ通勤は難しいという話がある中で、どのように企業インセンティブを与えるのか。 ◎答   本会議では、企業立地の際に周辺に渋滞が起こるため、何か考えられないか、との質問があったが、環境局としては、公共交通機関を使ってもらえると、渋滞が減り、CO2も減ることから、交通網整備渋滞対策は重要な施策だと考えている。企業ISO14001やエコアクションを取得する際の補助金制度事業者が低公害車を導入する際の補助金制度を設けており、今後、新たな取り組みができないか、関係部署連携しながら研究していきたい。 ◆問   本市がこのような目標を立てて活動しているということを、企業や家庭に対し周知していくことが重要である。また、補助制度による対応を考えているのであれば、予算が尽きて来年度まで補助ができないといった状況にならないよう、対応をお願いしたいがどうか。 ◎答   広報については、姫路一般廃棄物処理基本計画と合わせて、しっかりと検討、周知を行っていく。 ◆問   ISO14001などは企業内での活動に対する場合が多く、交通網整備という点ではかかわりがさほどないと思うが、大きな目標を掲げる限りは、理想論だけではなく、市としてどのように協力できるのかを考えながら取り組んでもらいたいがどうか ◎答   ISO14001に対する補助は、一例を挙げたもので、渋滞対策に対する助成は、関連部局と研究していく。 ◆問   姫路地球温暖化対策実行計画区域施策編)では、気候変動適応策のコラムを施策として掲載するということで、これまでは緩和策が中心であったため、適応策に取り組んでいくのはよいことだと思う。  地球温暖化の影響は、地域や分野においてさまざまなものがあり、悪影響もある一方、農業分野では光合成が活発になり、収穫量がふえるなどよい影響もあると仄聞する。しかし、害虫や病原菌の発生もあり、地球温暖化に対する対策を講じなければ、将来的には5〜6度の温度上昇を招くとも聞いている。同計画改定に当たっては、どのような方向性取り組みを考えているのか。 ◎答   適応策緩和策については、緩和策を中心にCO2排出量を減らす方向である。本市CO2削減目標は国の削減目標の26.0%を参考にしているが、地球温暖化対策施策による本市削減ポテンシャル量を積み上げたものである。国を挙げての課題であるため、これらの細かな施策について、市民事業者周知し、節電や省エネなど、本市でも目標に掲げ取り組んでいけるよう、当計画を策定した。 ◆要望   地球温暖化への対応は、全国的にも世界的にも取り組んでいることを踏まえて、本市でも取り組み計画をしてもらいたい。また、災害にも影響が出ることなので、しっかりと対策をしてもらいたい。 ◆問   姫路市は電気自動車を何台保有しているのか。 ◎答   本市電気自動車保有台数は3台である。 ◆要望   財政状況もあるだろうが、市が保有する電気自動車の数をふやすことも考え、地球温暖化対策実行計画区域施策編)の目標達成に向けて総合的に取り組み、さまざまな施策を講じ、区域・地域に合わせて施策の案をつくってもらいたい。 ◆問   廃棄物処理及び清掃に関する法律の一部改正について、有害使用済機器不法投棄が心配である。不法投棄をなくすためにどのような対策を行っていくのか。粗大ごみ置き場からごみを持ち帰って部品を抜き取って売却するような者もいると聞いているが、部品を抜き取った物をため込んだり、山などに不法投棄しているかもしれない。そういった人々にはどのように対応していくのか。 ◎答   粗大ごみステーションからごみを持ち帰るのは、特定の人間が決まった場所の分別を手伝うかわりに必要なものを持ち帰るという、ある意味地域に断りを入れて行うパターンと、人がいないときをねらって車で乗りつけてきて、ごみを積み込み、持ち帰るパターンがある。前者で円満に持ち帰っているケースでは、多くの場合、必要なごみを選別して持ち帰り、すぐ現金化するので、不法投棄されることはないと考えている。後者の場合はあまり選別せず一度に大量のごみを積み込んでいくため、後で不要なものを不法投棄することはあり得るかもしれない。不法投棄に関しては、今のところ美化業務課産業廃棄物対策課が所有する監視カメラを活用しているほか、巡視員によるパトロールを行っているが、イタチごっこであり、不法投棄の撲滅まではできていない。ただ、本市不法投棄数が多くなっているという認識はない。  また、同法の改正による有害使用済機器の保管または処分の届け出制度ができたことで、保管や処分を事業として行う者に、行政がアプローチをかけることができる。これを活用することで、不適正な事例を減らしていくことが法改正の要旨である。 ◆問   監視カメラを活用しているとのことだが、どこかに設置しているのか。それとも見回って撮影しているのか。 ◎答   移動させることができるカメラである。産業廃棄物対策課美化業務課を合わせると20台程度設置している。加えて、警察OBによるパトロールを行っている。 ◆要望   不法投棄が起こらないようにしてもらいたい。粗大ごみ置き場からごみを持ち帰ることも個人的にはよくないと思うので、あわせて、大きな問題とならないよう対策してもらいたい。 ◆問   姫路一般廃棄物処理基本計画(案)と姫路地球温暖化対策実行計画区域施策編改定(案)に関するパブリックコメントの数がそれぞれ大変少ないが、どのように考えているのか。 ◎答   前者は2件、後者は11件であり、非常に少なく、次回の見直し・改定の際には、しっかりと市民に見てもらえるように啓発を行っていかなければならないと考えている。 ◆要望   市民環境に関心がないのか、パブリックコメントの手法が悪かったのか、しっかり検討してもらいたい。 ◆問   廃棄物処理及び清掃に関する法律の一部改正について、有害使用済機器の保管または処分の届け出や基準の遵守が義務づけられるが、現在でも産業廃棄物の巡視は大変である。対象範囲がふえてしまうが、環境局だけで対応できるのか。 ◎答 
     法改正により今まで関与できていなかった部分まで巡回したり、現地調査をすることになるが、産業廃棄物対策課リサイクル推進課一体となって対応したいと考えている。 ◆問   実際のところ、産業廃棄物のすべてに対応できていない現在の状況で、新たに範囲を広げることは、人員配置予算措置が必要になってくるのではないか。予算要望の中で人員配置を求めたのか。 ◎答   新たな届け出制度については、今まで廃棄物でなかった部分が対象になっている。当制度については詳細な部分が示されていなかったため、現在の人員で対応していくことになるが、今後国から示された内容によって、必要に応じて増員を要求したい。 ◆問   違反した場合の罰則規定はどのようなものか。 ◎答   措置命令違反は5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、またはこれの併科。改善命令違反は3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金、またはこれの併科。届け出義務違反報告徴収に関する不報告立入検査拒否等については30万円以下の罰金となっている。 ◆要望   多くの義務が課せられているので、増員の要望についてはぜひ行ってもらいたい。有害使用済機器の保管や処分等に当たっては、必要な措置を講じなければならず、また罰則規定も設けられており、それらを管理・監視するには人員が必要である。もし何かあれば、環境局の責任を問われかねないので、注意して対応策を考えてもらいたい。 ◆問   姫路地球温暖化対策実行計画区域施策編改定(案)のパブリックコメントに対する回答の中で、市の考え方として「環境に配慮した電力の調達契約を推進します。」とあるが、どのように推進するつもりなのか。 ◎答   既に本市の電力の調達契約に係る環境配慮方針を定めており、入札・契約をする際には、二酸化炭素の排出計画や未利用エネルギー活用状況再生可能エネルギー導入方法などの項目について、各入札参加者がどれくらい貢献しているのかという観点から点数をつけている。基準点に達していない業者は入札に参加できないという仕組みをとっており、今後もそのような形で電力の調達契約を行う。出先機関によっては、この仕組みになっていないところもあるので、電力調達については、環境に関する項目にも十分配慮していくよう徹底したい。 ◆問   同パブリックコメントの中で、下水熱ポテンシャルマップ区域拡大等にも触れているが、作成は可能なのか。また、どのように計画しているのか。 ◎答   現在、下水道局省エネ対策として下水熱について研究している。そのため、計画があるということでパブリックコメントに対する市の考え方に挙げているが、計画内容可能性については、環境局では判断できかねる。 ◆問   実施する以上は、もう少し具体性を持っていてもらわないといけない。ほかのさまざまな計画についても、具体的にどのように進めるかは他部局と話し合う必要があると思う。環境局だけでできるものなのか。 ◎答   下水熱ポテンシャルマップについては、下水熱に関する有効活用について下水道局が研究しているので、しっかりと連携していきたい。また、下水熱公共施設への導入などは、下水道局だけでなく他の部局とも連携をとりながら、検討を進めていきたい。 ◆要望   積極的に温暖化対策に取り組むのであれば、環境局が主体となって関係各局を集め、具体的に行動計画を組まなければならないと思う。ぜひ取り組んでもらいたい。 ◆問   同計画では、水素利用に係る取り組みについても触れているが、播磨圏域連携中枢都市圏ビジョンによると、水素社会に向けた取り組みに関する予算はゼロである。その中で、環境局だけが、水素利用に向けて取り組んでいるが、どうなっているのか。 ◎答   現在、水素自動車のための水素ステーション兵庫県内では尼崎市、神戸市にあるが、そのほかは、近いところでも岡山県になってしまうので、水素自動車の普及のための1つの手段として、事業者水素ステーションを市内に設置するためのインセンティブとなるものについて、将来的に考える時期に来ていると考えている。実際に予算化はできていないが、国や県とも協力しながら、市内での水素ステーション設置に向けて取り組んでいく。 ◆要望   地球温暖化対策という大きな計画を立てているため、具体的な予算事業の実施に関しては、他部局ともしっかり協力してもらいたい。 ◆問   姫路地球温暖化対策実行計画区域施策編)において、低炭素型のまちづくりのため、100年先を見据えた森林づくりの推進などを行うとする一方、再生可能エネルギー導入拡大に向け、森林を伐採して太陽光発電施設の設置を行う現状がある。太陽光発電施設の設置については都市局とも連携を図る必要があるが、その連携をとった上で、環境局としては、同計画の中で自然を守るということを強調して記載することを検討してもらいたいがどうか。 ◎答   太陽光発電については地球温暖化対策に有効な施策の1つであると考えている。しかし、景観や土砂災害施設設置に当たっての住民への周知不足などの課題が顕在化してきたため、昨年、兵庫県が太陽光発電施設地域環境との調和に関する条例を制定した。姫路地球温暖化対策実行計画区域施策編)を策定する中で、その点について留意する必要があると考え、太陽光発電等を導入する際には、県条例に基づいて地域環境との調和を図り、良好な環境及び市民の安全な生活を確保することを前提とする、という但し書きを記載している。今後も他局との連携をとりながら、取り組んでいく。 ◆要望   森林破壊自然災害発生要因となるという観点からも、ぜひ今後とも取り組んでもらいたい。 環境局終了            11時26分 【予算決算委員会経済観光分科会環境局)の審査】 観光交流局            14時00分 前回の委員長報告に対する回答 ・指定管理者制度を導入しているスポーツ施設について、市民が利用しやすい施設となるようサービス向上と費用対効果を含めた管理運営状況を定期的に点検することについて  指定管理者制度を導入している施設では、公募・非公募に関係なく、指定管理者に対して毎月管理状況等についてヒアリングを行い、月例報告書を提出させるなど適宜指導を行っている。また、指定管理者においては、利用者要望や苦情など、市民ニーズを把握するためのアンケートを実施するなど市民サービスの向上にも努めている。引き続き、指定管理者連携して、市民が利用しやすい施設を目指していく。 ・姫路総合計画第4次実施計画(案)の取り組みについて、他の部局との連携を図りながら、事業の目的を達成できるよう努めることについて  観光交流局集客イベントの開催など、他部局にまたがる事業が多数ある。第4次実施計画を進めるに当たっては、これまで以上に関係する部局への働きかけ連携を図り、計画に掲げた目標を達成できるよう努めていく。 報告事項説明 ・ユニークベニューについて ・世界遺産姫路城マラソン2018について(実施報告) ・姫路城世界遺産登録25周年記念事業について ・春の集客事業について ・書写山ロープウェイ開業60周年新客車完成記念事業について ・平成31年度指定管理者制度更新予定施設について ・(公財)姫路文化国際交流財団芸術監督及び音楽プロデューサーについて 質問               14時24分 ◆問   姫路城マラソンでの沿道応援人数について、79,000人という結果が出ているが、イベント等を除いて、どこでどういう応援がされているか、過去の大会から分析し、蓄積しているデータはあるのか。 ◎答   沿道の15自治会にそれぞれ拠点をつくってもらい応援してもらっており、その付近では自治会関連の人々が応援に来ている。また、応援バスを12台用意し、自治会協力のもと、夢前などの人家が少ないところに重点的に人員を配置し応援してもらっている。市街地においては、応援する人々はいるので、特に重点的に人を配置することまでは考えていない。ただ、ゴール付近については寂しいという意見を毎回聞くので、ゴールした人へのおもてなしという観点から、ゴール付近の人員の配置は今後手厚くなるよう検討していきたい。 ◆要望   ボランティアあっての大会であり、ランナーにとっても、温かい沿道応援があるため評価が高くなっている。沿道の自治会協力しているが、特定の地点での応援だけでなく、沿道以外の自治会にも応援をしようとしている人はいるため、全体を把握し、熱い思いを持って応援しようとする市民の期待にこたえられるように、より一層分析を進めてもらいたい。 ◆問   書写山観光施設指定管理者について、前回は何件応募があったのか。 ◎答   応募は神姫バス株式会社の1社であった。 ◆問   今年度の姫路城マラソンにおいてAEDの使用事案が発生したが、AEDはどのように配置しているのか。 ◎答   AEDは全体で79台を設置している。16キロメートル地点までは1キロメートルごとに、16キロメートル地点以降は500メートルごとに1台設置しているほか、救護所や医務車にも配置している。  今回AEDを使用した事案は、好古園前に1台、ゴール地点の三の丸広場の救護所に1台設置している、ちょうど中間地点で発生した。AEDが必要であるとの一報が入ると、どちらかの地点からスタッフが持って行くこととなっていたが、今回の事案においては、沿道応援していた人が高田の馬場にAEDがあることを確認し、姫路市が配置しているAEDが到着する前に届けてもらえた。そのため、倒れてから1分以内に胸骨圧迫を行い、3分以内にAEDでの措置を開始できた。AEDについては数を多く設置できればできるほどよいと思うが、今のところは1キロメートル、もしくは500メートルに1台ずつ設置している状況である。 ◆要望   どこで、だれが、どのようなタイミングでAEDが必要になるかわからない。スタッフ間の連携が必要になってくると思うので、今後の運営においても対応について課題としてもらいたい。 ◆問   姫路城マラソンでの、炊き出しによる応援はどのようになっているのか。 ◎答   沿道での吹奏楽や踊りの応援とは別に、沿道の15自治会にそれぞれ補助金を交付し、応援する人に対して炊き出しをしたり、ランナーに対して簡単な食事を提供したりしている。 ◆要望   ランナーの中には走るのが遅くて食事が当たらなかった人もいたようである。姫路のマラソンは応援だけでなく炊き出しのおもてなしもすごいと言われるように、手厚くおもてなしをしてもらいたい。 ◆問   温かいものがあると思って頑張って走ったが、既になくなっていてがっかりしたというランナーもいたため、時間制限の関門が閉鎖された以降も炊き出し地点を通る人がいるかもしれないということを考えてもらいたいがどうか。  また、完走者はフィニッシャーズタオルをもらえるが、関門の閉鎖時間に間に合わず、収容バスに乗った場合でも小さなタオルをもらえる。しかし、その小さなタオルが無地であるので、「来年リベンジをお待ちしています。」といったような文字を入れるなど、もう1回来てもらえる工夫をしてはどうか。 ◎答   いずれの意見も、次回大会への貴重な意見として検討したい。 ◆問   書写山観光施設指定管理者の応募が1社ということであるが、何回1社なのか。また、ほかの業者がいないのか。さらに、その業者について、どのような評価をしているのか。 ◎答   指定管理者は公募しているが、指定管理者制度導入以降、神姫バス株式会社がずっと指定管理者となっている。ロープウエーなどの索道業務を行う能力がある事業者は、兵庫県内に幾つかあるが、結果的には同社しか応募をしてきていない。市としては、収益性や安全運転について審査をした上で、任せられるという評価をし、委託をしている。 ◆問   ロープウエーで利用客を運送する際、歳出と歳入は幾らの差があるのか。 ◎答   指定管理者制度を導入した最初の平成21年度は約1億9,500万円の収入、支出が約1億5,190万円で、約4,300万円の黒字であった。22年度は約600万円の赤字、23年度は約600万円の赤字、24年度が約40万円の赤字、25年度約155万円の赤字、26年度は約1,260万円の黒字、27年度は約3,290万円の黒字、このあたりは姫路城の改修の効果によるものである。 ◆問   ロープウエーで利用客を運ぶことについて、市としては税金を投入していないのか。 ◎答   設備投資面で客車の更新やメンテナンスについて、税金は投入している。 ◆問   この10年間の設備投資にかかった費用を教えてもらいたい。 ◎答   この10年間の大きな金額のものについては、平成27年度以降になるが、山麓駅エレベーターの設置に2,500万円、はね桟橋に1億円、山麓駅のトイレに3,700万円、滑車の更新に7,900万円かかっている。また、平成29年度は客車更新に1億円、ふもとの駐車場等の舗装整備に2,500万円かかっている。
    要望   さまざまな観光施設がある中で、1つ1つ費用対効果についてチェックしなければならない。すべての施設が絶対に黒字でなければならないわけではないが、採算性を考慮し、新しい手法を考えてもらいたい。 ◆問   マラソン大会について、障害者も参加できるようなメニューの工夫をしてもらいたいと思っている。スポーツにおけるバリアフリーの導入について検討しているのか。 ◎答   現在は、視覚障害者などが伴走者をつけて走ってもらっている。今回のマラソン大会においてもフルマラソンで6人、ファンランで20人が走った。ただし、車椅子での参加については、段差があったり、また、安全確保の問題から、難しいと考えている。今後、どういったことが可能なのか検討していく必要があることは認識しているため、課題の1つとして検討したい。 観光交流局終了          14時52分 散会               14時52分 【予算決算委員会経済観光分科会観光交流局)の審査】...