姫路市議会 2014-12-19
平成26年第4回定例会−12月19日-05号
平成26年第4回
定例会−12月19日-05号平成26年第4回
定例会
出 席 議 員 (45人)
1番 井 川 一 善 24番 山 崎 陽 介
2番 伊 藤 大 典 25番 伊 賀 肇 一
3番 有 馬 剛 朗 26番 細 野 開 廣
4番 川 島 淳 良 27番 三 輪 敏 之
5番 三 和 衛 28番 阿 山 正 人
6番 東 影 昭 29番 長谷川 任 武
7番 松 岡 廣 幸 30番 山 本 博 祥
8番 入 江 次 郎 31番 今 栄 進 一
9番 森 由紀子 32番 谷 川 真由美
10番 梅 木 百 樹 33番 大 脇 和 代
11番 萩 原 唯 典 34番 川 西 忠 信
12番 酒 上 太 造 35番 杉 本 博 昭
13番 駒 田 かすみ 36番 八 木 隆次郎
14番 石 堂 大 輔 37番 松 葉 正 晴
15番 牧 野 圭 輔 38番 蔭 山 敏 明
16番 坂 本 学 39番 今 里 朱 美
17番 天 野 文 夫 40番 西 田 啓 一
18番 西 本 眞 造 41番 木 村 達 夫
19番 水 田 作 興 42番 山 本 道 人
20番 宮 本 吉 秀 43番 竹 中 隆 一
21番 吉 田 善 彦 44番 大 倉 俊 已
22番 八 木 高 明 46番 谷 内 敏
23番 宮 下 和 也
───────────────────────────────
欠 席 議 員 (2人)
45番 灘 隆 彦 47番 山 下 昌 司
───────────────────────────────
事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 川 谷 越
次 長 鍵 本 隆 造
議事課長 上 田 憲 和
議事係長 藤 原 誉
主 任 川 嶋 秀 一
主 任 萱 原 彰 宏
主 任 浦 上 博 史
主事補 石 本 健 二
───────────────────────────────
会議に出席した市長、職員及び委員
市長 石 見 利 勝
副市長 石 田 哲 也
副市長 寺 前 實
副市長 飯 島 義 雄
代表監査委員 井 神 曉
教育長 中 杉 隆 夫
医監兼生活審議監 河 原 啓 二
防災審議監兼危機管理担当理事 岡 村 卓 治
水道事業管理者 三 木 隆 道
市長公室長 内 海 将 博
総務局長 黒 川 優
財政局長 甲 良 佳 司
市民局長 貞 廣 始
環境局長 中 澤 賢 悟
健康福祉局長 山 下 雅 史
産業局長 北 川 俊 文
都市局長 川 渕 良 郎
建設局長 後 藤 竜 一
下水道局長 兵 頭 康
会計管理者 平 岡 護
消防局長 中 川 勝 正
都市拠点整備本部副
本部長 松 本 孝 明
───────────────────────────────
議 事 日 程
第5日(12月19日(金)) 午前10時開議
〇開 議
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 議案第124号〜議案第133号、議案第135号〜議案第164号及び議案第167号
日程第3 請願第26号及び請願第33号
日程第4 閉会中継続審査申出の件(請願)
日程第5 議案第173号
日程第6 議案第174号及び議案第175
号並びに諮問第6号及び諮問第7号
日程第7 閉会中継続調査申出の件
〇閉 会
〇
議長あいさつ
〇
市長あいさつ
───────────────────────────────
議 事 順 序
1 開 議
2
会議録署名議員の指名
3 議案第124号〜議案第133号、議案第135号〜議案第164号及び議案第167号
一括上程
委員長報告
質 疑
討 論
採 決
4 請願第26号及び請願第33号
一括上程
質 疑
討 論
採 決
5 閉会中継続審査申出の件(請願)
上 程
採 決
6 議案第173
号並びに議案第174号及び議案第175
号並びに諮問第6号及び諮問第7号
一括上程
提案理由説明
質 疑(議案第173号)
討 論(議案第173号)
採 決
7 閉会中継続調査申出の件
一括上程
ご報告申し上げます。
本
委員会に付託されました議案について、12月10日に
委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、原案を可決すべきものと決定いたしました。以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の
皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、
小中学校への
エレベーター等の設置についてであります。
本市においては、現在、公立の
小中学校全104校のうち、11校に
エレベーターを設置し、16校に可搬型の
階段昇降機を配置しております。
また、今年度から
固定レール式の
階段昇降機が
小中学校各1校において試験的に導入されている状況であります。
委員会において、
エレベーターと
固定レール式階段昇降機の設置及び
維持管理に係る経費は幾らなのか。また、
階段昇降機の
試験的導入の結果を今後どのように反映していくのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
エレベーターについては設置に係る経費が約3,000万円から4,000万円、年間の
維持管理経費が約90万円となっており、
固定レール式階段昇降機については、設置に係る経費が約2,000万円、年間の
維持管理経費が約20万円となっている。
また、今後、試験的に導入した
固定レール式階段昇降機の
利用者を対象とした
アンケート結果等を踏まえて、「
市立学校の
エレベーター在り方検討会」の中で、
施設整備の
方向性について協議を行うこととしているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、
エレベーター等の導入に際しては、
アンケート結果や費用対効果だけではなく、
利用者の安全面についても熟慮した上で適切な
施設整備に努められたいことを要望いたしました。
第2点は、
小中一貫教育における今後の
取り組みについてであります。
本市においては、平成21年度の
モデル校での
先行実施を皮切りに、平成23年度からはすべての
中学校ブロックにおいて
小中一貫教育を導入しております。
また、本年10月30日及び31日の2日間にわたり「第9回
小中一貫教育全国サミットin姫路」が開催され、その中で本市における
小中一貫教育の
取り組みが報告されたところであります。
委員会において、同
サミットで得た
教育関係者からの意見を今後どのような形で本市の教育に生かそうとしているのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、多くの
教育関係者からの意見や感想を課題と成果に整理し、
小中一貫教育の
取り組みに対する検証を行うとともに、国において予定されている新たな
小中一貫教育の制度化も踏まえながら、今後の
方向性を模索していきたいと考えているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、
小中一貫教育のさらなる充実を図る観点から、本市の
教育理念が、現場で働く教員にしっかりと継承されるよう
人事交流や
研修内容等について創意工夫されたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、本市は山間部や播磨灘にも面した自然豊かな風土を有していることから、小学校の
自然学校等において海を活用した
体験学習を推進するなど、たくましく心豊かな
情操教育により一層取り組まれたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の
皆さんにおかれましては、本
委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
八木隆次郎 議長
厚生委員会委員長 西本眞造議員。
◎
西本眞造 厚生委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本
委員会に付託されました議案について、12月10日に
委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の
皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、新
文化センターの
建設計画についてであります。
現在の
文化センターは開館から40年余りが経過しており、音響や照明等の設備の老朽化や
利便性に欠けている箇所が多くあるなどさまざまな問題を抱えております。
そのような中、平成27年度を初年度とする姫路市
文化振興ビジョンの策定に
取り組み、今後の
文化芸術振興の
拠点施設として新たな
文化センターを
イベントゾーンに建設する計画が進められております。
委員会において、最大で120億円にもなる
概算建設工事費をどのように算出し、その財源はどのように確保する計画となっているのか。
また、
概算運営事業費は毎年どの程度必要であると想定しているのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
概算建設工事費については、他都市の同規模・
類似施設を参考に、
延床面積を2万平方メートルと設定し、
平米単価50万円に
延床面積を乗じたものに音響等の
設備経費を合算した金額であり、その財源については21
世紀都市創造基金や
合併特例債の活用のほか、国からの補助金等を考えている。
また、
概算運営事業費については、併設される
コンベンション・
展示施設と合わせ、毎年約1億9,000万円を想定しているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、基本設計においては、建設費等の高騰にも注視しながら、より正確な建設工事費の算定を行うとともに、有効な財源の確保にも努められたいことを要望いたしました。
第2点は、介護保険
事業者及び障害福祉サービス
事業者の指定取り消し処分等についてであります。
先日、市内2カ所の福祉事業所において、人員基準違反や法令違反のほか、介護給付費の不正請求や不正な
事業者指定の取得の疑いが発覚し、監査と聴聞を実施した結果、両者の指定取り消し処分が、また、別の福祉事業所においても運営基準違反や法令違反が監査により発覚し、指定の一部効力の停止処分がなされました。
委員会において、不正請求により受領した介護給付費は全額返還されたのか。
また、
事業者指定の申請時において、勤務する見込みのない生活支援員や医師の名を無断で届け出るなど、非常に悪質な事案であるが、警察への告訴を行わないのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、不正に受領した介護給付費については40%の加算金を加えて返還請求しており、1事業所は一括で返還する見込みで、もう一方の事業所は資力が乏しく返還額が多額であるため分割して返還に応じる見込みであり、両者とも返還の意思を示していることから、現段階においては、行政処分にとどめたいと考えているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、過去においても同様の不正請求があり、返還が滞っている事例もあることから、極めて悪質な場合には厳正な対応を行われたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、1つに、いわゆるマイナンバー制度では、平成27年10月から個人番号が通知され、希望する市民に対して本人確認にも使用できる個人番号カードの申請受付が開始されることから、広報紙等を通じて十分に周知を図られたいことを。
2つに、市民局においては、男女共同参画を推進していく立場からも、審議会等における女性委員の登用を積極的に行われたいことを。
3つに、「姫路市高齢者保健福祉計画及び姫路市介護保険事業計画」並びに「姫路市地域福祉計画」に基づく基幹型地域包括支援
センターについては、人員や予算の確保に努め、可能な限り早期の設置に努められたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の
皆さんにおかれましては、本
委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
八木隆次郎 議長
経済
委員会委員長 牧野圭輔議員。
◎牧野圭輔 経済
委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本
委員会に付託されました議案について、12月10日に
委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決または同意すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の
皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、美化強化区域及び路上喫煙禁止区域の指定についてであります。
本市では、「姫路のまちを美しく安全で快適にする条例」に基づき、
姫路城周辺及び大手前通りを平成13年度から美化強化区域に指定し、さらに平成20年度からは路上喫煙禁止区域に指定しているところでありますが、平成27年3月の姫路駅北駅前広場整備の完了にあわせ同広場を新たに美化強化区域及び路上喫煙禁止区域に指定しようとするものであります。
委員会において、市民や
観光客のモラル向上とまちの美化を図るために、美化強化区域及び路上喫煙禁止区域を拡大する一方で、喫煙者への配慮も必要であるが、喫煙所の設置場所について、なぜ姫路駅北タクシー乗り場の東側に設置することになったのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
JR姫路駅構内から出た眼前でわかりやすい場所であるとともに、喫煙者に対してもポスターなどにより効果的に路上喫煙禁止区域の周知を図ることができることから、当該場所に喫煙所を設置したいと考えている。
今後、同喫煙所の試行状況などをみながら、平成27年3月までに一部屋根つきの喫煙所を設置することを予定しているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、非喫煙者からの意見も参考にしながら、みゆき通りなどの商店街やキャスティ21
コアゾーンなどのほか、
JR姫路駅の南側についても美化強化区域及び路上喫煙禁止区域の拡大を検討するとともに、喫煙者に配慮した喫煙所の設置についてもあわせて検討されたいことを要望いたしました。
第2点は、中心市街地の活性化についてであります。
委員会において、現行の中心市街地活性化基本計画では、「行きたい城下(まち)」、「にぎわう城下(まち)」、「住みたい城下(まち)」の3つの基本方針を掲げ、中心市街地の活性化を推進しているところであるが、次期計画においてはどのような方針で取り組んでいこうと考えているのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、整備された姫路駅周辺や
姫路城などを活用しながら、来訪者の回遊性を向上させるとともに、タウン・
エリアマネジメントを実現するための仕組みづくりを構築するなど、引き続き町なかのにぎわい創出と活力の増大を目指していきたいと考えているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、各商店街の新規出店者や若年層からも意見を聞く機会を設けるとともに、支援体制を構築するなど、中心市街地の活性化に向けて積極的に取り組まれたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、姫路を代表する地場産業である姫路産天然皮革素材を使用したレザーファッションショー「姫路コレクション」が
姫路城三の丸広場で開催されるが、世界文化遺産・
姫路城のリニューアルオープンとあわせてマスコミなどを積極的に活用しつつ、あらゆる機会をとらえて姫路の皮革の魅力を国内はもちろんのこと、世界に向けても情報発信できるように努められたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の
皆さんにおかれましては、本
委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
八木隆次郎 議長
建設
委員会委員長 駒田かすみ議員。
◎駒田かすみ 建設
委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本
委員会に付託されました議案について、12月11日に
委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の
皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、
指定管理者の募集方法についてであります。
指定管理者制度は公の施設の管理運営を民間
事業者にゆだね、民間
事業者のすぐれた経営
ノウハウや技術等を活用することにより、管理経費の縮減や
利用者へのサービス向上等を図ることが期待できる制度であります。
本市においても、
指定管理者制度を積極的に導入し、公共サービスの最適化を図っているところであり、今
定例会においても、
指定管理者の指定に関する議案が多数上程されております。
議案第163号、姫路市自然観察の森及び桜山公園に係る
指定管理者の指定については、
指定管理者を募集したところ、申請者数が1団体であり、
指定管理者選定
委員会で審査を行った結果、当団体が候補者として選定されました。
委員会において、今回の募集については、公募したものの結果として申請者が1団体のみであったとのことだが、そのような状況で適切な候補者を選定することができるのか。
また、より多くの団体が応募できる方策はとれないのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、学識経験者や公認会計士が委員として入っている選定
委員会で審査しており、当該施設を管理運営する上で適切な候補者を選定したと認識している。
また、今後の募集に当たっては、さらなる周知に努めるとともに、
事業者にとって応募しやすい方法についてさらに検討していきたいと考えているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、できるだけ多くの団体に応募してもらうことにより競争原理が働き、結果としてより一層市民サービスの向上が図られることから、
指定管理者の募集方法について十分に検討されたいことを要望いたしました。
第2点は、既存駅の整備プログラムに対する
取り組みについてであります。
本市には、JR線と山陽電鉄線でそれぞれ15の駅が存在しており、さらに平成28年春にはJR御着・姫路駅間に新駅が開業する予定であります。
今後、市として既存駅を
利用者数や立地状況等に応じて類型化するとともに、市民
アンケートや現況調査を実施することにより、現状の課題を把握した上で、整備内容や整備順位等の検討を行い、既存駅の整備プログラムを策定する予定であるとのことであります。
委員会において、現況調査等を実施した結果、姫路市総合計画に拠点として位置づけられている駅より周辺の駅のほうが市民ニーズが高いという結果が出た場合に、どのような方針に基づいて整備プログラムを策定していくつもりなのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、姫路市総合計画の位置づけに沿って既存駅を画一的に整備していくのではなく、現況調査等の結果をもとに、既存駅の現状と市民ニーズ、将来の見通し等を総合的に勘案しながら整備プログラムを策定していきたいと考えているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、生活環境や市民ニーズの変化を適切に把握し、市民の
利便性の向上につながる整備プログラムとなるよう努められたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、本年10月からの2カ月間にわたり社会実験を実施したコミュニティサイクル事業、通称「姫ちゃり」の
利用者が目標数値を大きく上回り好評を博した結果となったが、本格運用に向けてこの結果に満足することなく、さらに利用しやすい事業となるよう今後も模索されたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の
皆さんにおかれましては、本
委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
八木隆次郎 議長
総務
委員会委員長 山本博祥議員。
◎山本博祥 総務
委員会委員長 (登壇)
ご報告申し上げます。
本
委員会に付託されました議案について、12月11日に
委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の
委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において論議されました事項について概要をご報告申し上げ、議員の
皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。
第1点は、
姫路城跡中曲輪の
施設整備方針についてであります。
姫路城跡中曲輪は、世界文化遺産・国宝
姫路城がそびえる内曲輪への導入
エリアであり、本市は、当
エリアにおいて、未利用地の活用など特別史跡の指定区域にふさわしい施設を整備することを検討しております。
委員会において、中曲輪にどのような機能を持つ施設を整備しようと考えているのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、
姫路城や城下町に関する展示・学習機能や来訪者への案内・支援を行う情報発信機能を持つ施設を整備することを検討しているほか、大手門駐車場や姫路警察署跡地、県営本町住宅跡地等の利活用を図り、公営駐車場として再編・整備することなども考えているとのことでありました。
本
委員会といたしましては、市民や
観光客に十分魅力を感じてもらえる
エリアとなるよう、新たな施設機能を導入することはもとより、町なか回遊性の向上や日本城郭研究
センター等の既存施設の機能強化を図ることも念頭に置きながら、具体的な
整備方針を策定されたいことを要望いたしました。
第2点は、職員意識調査の結果を踏まえた人事管理のあり方についてであります。
本市では、仕事や職場に対する「職員の生の声」を組織の課題解決につなげることを目的として、本年8月から2カ月間にわたり全職員を対象に「職員意識調査」を実施しております。
委員会において、このたび示された当調査の結果をどのように分析しているのかとの質問がなされました。
当局の答弁によりますと、職場の雰囲気や人間関係についてはよいと感じている職員が全体の8割以上を占めており、上司と部下、同僚間についても良好な関係が築けているものと考えられる一方で、今よりも責任あるポジションにつきたいと答えた者の割合が低くなっていることなど、仕事に対するモチベーションをより高めていく必要があると考えることから、調査結果を踏まえながら、今後の人事管理のあり方について考察していきたいとのことでありました。
本
委員会といたしましては、今回の調査結果を十分に活用し、職員が仕事にやりがいや誇りを持って働くことができる人事管理のあり方について、しっかりと検討されたいことを要望いたしました。
以上が主たる内容でありますが、その他の
要望事項といたしまして、1つに、来年度からの姫路市総合計画・第三次実施計画(案)が示されたところであるが、本計画は、市政運営の根幹をなす重要な計画であり、政策分野が多岐に及んでいることから、議会が十分に議論できるような説明のあり方について検討されたいことを。
2つに、本市が過去の市町村合併に際して相手方の自治体と交わした合併協定書を紛失した事案が発生したことについて、再発防止の観点から、適正な文書管理の徹底を図るとともに、公文書館の設置についても積極的に検討されたいことを。
3つに、平成27年度からの5カ年にわたる新たな行財政改革プランの実行計画については、関係部局が当事者意識を持って
取り組み、十分な検証と改善に努めることにより改革の質の向上が図られるよう、
市長公室が中心となって全庁的に推進されたいことを要望いたしました。
以上のとおりであります。
議員の
皆さんにおかれましては、本
委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
八木隆次郎 議長
以上で、
委員長の
口頭報告は終わりました。
これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
これより討論に入ります。
発言の通告に基づき指名します。
32番 谷川真由美議員。
◆谷川真由美 議員
日本共産党議員団を代表して討論を行います。
議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いします。
まず、議案第130号、姫路市立生涯学習大学校条例の一部を改正する条例について反対します。
この議案は、生涯学習大学の授業料について、市内に住所を有する者は年額6,000円を1万1,000円に、それ以外の者は年額9,000円を1万6,500円に引き上げようとするものです。
さらに、聴講生の受講料を1回当たりの上限を500円から900円に引き上げるとともに、駐車場の利用料金についても1回当たり1日につき200円の定額から駐車時間に応じた額に改めようとするものです。
生涯学習大学の学生はほとんどが市内在住者であり、それ以外は4%程度、1回当たりの受講料は550円程度になるということではありますが、今、消費税の増税を初め電気料金、食料品とあらゆるものが物価上昇しています。
その一方で、年金の削減や給料が物価上昇に追いついていないなど、可処分所得が減る中での授業料等の引き上げは市民にとっては負担増です。
生涯学習大学の目的である地域住民の福祉と地域社会の活性化に資するためという観点からも授業料の値上げは行うべきではありません。よって議案第130号に反対します。
続いて、議案第133号、姫路市勤労市民会館条例の一部を改正する条例について反対します。
この議案は、平成27年5月末をもってサンライフ姫路を廃止しようとするものです。
これは行財政改革による安室東地区における公共施設の再配置計画に基づくものですが、この地域はこれまで安室市民
センター、安室東公民館、職業訓練
センター、そしてサンライフ姫路と多くの公共施設があり、貸し館として多くの市民に利用されてきました。
また、人口密度も高く、
利便性もよいということで地域住民の自治活動や学習活動の場ともなってきました。しかし、公共施設の再配置計画の名によって、サンライフ姫路を廃止することは、地域住民への福祉サービスの低下であり、自治活動や学習活動の機会を奪うことにもつながるものです。よって議案第133号に反対します。
議員の皆様方のご賛同を重ねてお願いいたしまして、討論を終わります。
○
八木隆次郎 議長
以上でご発言が終わりましたので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
まず、議案第124号から議案第129号まで、議案第131号、議案第132号、議案第135号から議案第164号まで及び議案第167号、以上39件をまとめて採決します。
本件は、
委員長報告のとおり、可決または同意することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり、可決または同意されました。
次に、議案第130号及び議案第133号をまとめて採決します。
本件は、
委員長報告のとおり、可決することに賛成の
皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
八木隆次郎 議長
起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
△日程第3
請願第26号及び請願第33号
○
八木隆次郎 議長
次に日程第3、
委員会審査の終了しました請願2件をまとめて議題とします。
所管の
委員会の
委員長から、お手元に配付のとおり、審査結果の報告書が提出されております。
お諮りします。
本件に対する
委員長の
口頭報告は省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
これより討論に入ります。
発言の通告に基づき指名します。
33番 大脇和代議員。
◆大脇和代 議員
日本共産党議員団を代表し、討論を行います。
請願第26号、
子ども・
子育て支援新制度の実施にあたって、すべての
子どもの権利が保障される保育制度・
子育て支援策の実現を求めることについての請願の採択を求めます。
1947年に成立した児童福祉法は、「国と地方公共団体は保護者とともに児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う」と規定しています。
しかし、法実施後も
保育所・学童
保育所づくりの推進は、出産後も働き続けることを願う女性たちと関係者の皆様の粘り強い運動に支えられてきました。
今回の安倍政権の
子ども・
子育て支援新制度が女性を労働力補充の対象とする観点から出たものであっても、
子どもを社会の希望、未来をつくる力、また女性が輝く時代をつくるためにと位置づけられていることは前進と受けとめています。
問題は、
財源確保が不十分な中で、ふえ続ける
保育所・学童
保育所の待機児の解消を規制緩和による民間の参入等で解決しようとしていることです。
そこで、この請願は保育にかかわる皆様が、保育に格差を持ち込ませず、すべての
子どもの発達保障を願う立場で、財源を確保することを求めて提出されています。
請願の主な趣旨は、事業計画策定において、
子どもの権利保障を最優先すること、行政の保育実施責任と格差のない保育、保育料など保護者負担の軽減と上乗せ徴収等実質上の値上げなどをしないこと、障害児保育の現行水準の維持と拡充、保育士の処遇改善、学童保育への
施設整備、障害児加算などです。
詳細の繰り返しは避けますが、これらの内容は、保護者と保育にかかわる関係者にとって切実な要望であり、議員の皆様のご賛同を得られる内容だと考えます。
自治体の財政運営は厳しい側面もありますが、自治体の本旨は社会福祉の増進です。
少子高齢化が進み、
子どもの貧困化・貧困率が社会問題になる中、
子どもは市の宝と位置づけ、安心して
子どもを産み、育てられるまちづくりを目指し、行政に工夫と努力を求めるのが議員の立場ではないでしょうか。
子育て支援策の請願が十分な議論もなく不採択となったことは残念でなりません。改めて、皆様のご理解をお願いし、請願の採択を求めるものです。
議員の皆様のご賛同を心からお願いを申し上げ、私の討論を終わります。
○
八木隆次郎 議長
以上で、ご発言が終わりましたので、討論を終了します。
これより採決に入ります。
まず、請願第33号、「非婚の母」家庭に対する寡婦控除のみなし適用を求めることについてを採決します。
本件は、
委員長報告のとおり採択することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は採択することに決しました。
次に、請願第26号、
子ども・
子育て支援新制度の実施にあたって、すべての
子どもの権利が保障される保育制度・
子育て支援策の実現を求めることについてを採決します。
本件に対する
委員長報告は不採択であります。
お諮りします。
本件は、採択することに賛成の
皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
八木隆次郎 議長
起立少数であります。
よって、本件は不採択と決しました。
──────────────────────
△日程第4
閉会中継続審査申出の件(請願)
○
八木隆次郎 議長
次に日程第4、閉会中継続審査申出の件を議題とします。
お諮りします。
請願第28号については、引き続き閉会中の継続審査に付することにしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
──────────────────────
△日程第5
議案第173号
△日程第6
議案第174号及び議案第175
号並びに諮問第6号及び諮問第7号
○
八木隆次郎 議長
次に日程第5、議案第173
号並びに日程第6、議案第174号及び議案第175
号並びに諮問第6号及び諮問第7号をまとめて議題とします。
これより、理事者に提案理由の説明を求めます。
石田副市長。
◎石田哲也 副市長 (登壇)
ただいま追加上程されました議案のご説明を申し上げます。
議案第173号、平成26年度都市開発整備事業会計補正予算につきましては、収益的支出の予定額といたしまして、都市開発
事業費用、営業外費用に1,000万円を計上いたしております。
これは市有霊園のえい地について、使用者から当初の予想を上回る返還があり、これに伴う還付金に不足が生じたことにより、その費用について補正しようとするものでございます。
議案第174号及び議案第175号は、いずれも今月26日をもって任期が満了いたします固定資産評価審査
委員会委員の後任の選任についてでございまして、議案第174号は、加藤恵一委員の任期満了に伴い、適任と認める同氏を、議案第175号は、岡本敝司委員の任期満了に伴い、適任と認める安田宏行氏をそれぞれ選任しようとするものでございます。
諮問第6号及び諮問第7号は、いずれも来年3月31日をもって任期が満了いたします人権擁護委員の後任の候補者の推薦についてでございまして、諮問第6号は、中野英信委員の任期満了に伴い、適任と認める同氏を、諮問第7号は、野村巧委員の任期満了に伴い、適任と認める岩下久志氏をそれぞれ推薦しようとするものでございます。
以上、簡単でございますが、議案の説明を終わります。
何とぞよろしくご審議くださいまして、原案にご議決を賜りますようお願い申し上げます。
○
八木隆次郎 議長
以上で、提案理由の説明は終わりました。
これより、日程第5、議案第173号について質疑に入ります。
ご発言はございませんか。
(な し)
○
八木隆次郎 議長
ご発言がありませんので、質疑を終了します。
この際、お諮りします。
本件については、
委員会付託を省略したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより、討論に入ります。
ご発言はございませんか。
(な し)
○
八木隆次郎 議長
ご発言がありませんので、討論を終了します。
これより、採決に入ります。
議案第173号を採決します。
本件は、原案のとおり、可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本件は、原案のとおり可決されました。
○
八木隆次郎 議長
次に、日程第6、議案第174号及び議案第175
号並びに諮問第6号及び諮問第7号について、この際お諮りします。
本件については、議事の順序を省略し、これより直ちに採決に入りたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより、採決に入ります。
まず、議案第174号を採決します。
本件は、原案に同意することに賛成の
皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
八木隆次郎 議長
起立総員であります。
よって、本件は原案のとおり同意されました。
次に、議案第175号を採決します。
本件は、原案に同意することに賛成の
皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
八木隆次郎 議長
起立総員であります。
よって、本件は原案のとおり同意されました。
次に、諮問第6号を採決します。
本件は、原案のとおり可決することに賛成の
皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
八木隆次郎 議長
起立総員であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、諮問第7号を採決します。
本件は、原案のとおり可決することに賛成の
皆さんの起立を求めます。
(起 立)
○
八木隆次郎 議長
起立総員であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
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△日程第7
閉会中継続調査申出の件
○
八木隆次郎 議長
次に、日程第7、閉会中継続調査申出の件を議題とします。
お手元に配付の閉会中継続調査事項一覧表のとおり、各
委員会から閉会中継続調査の申し出がありました。
お諮りします。
本申し出のとおり、閉会中も引き続き継続調査を行うことにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
以上で、本日の日程は終了しました。
お諮りします。
本
定例会に提出されました案件はすべて審議が終了しましたので、閉会したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
八木隆次郎 議長
ご異議なしと認めます。
よって、平成26年第4回姫路市議会
定例会は、これで閉会します。
午前10時59分閉会
──────────────────────
△
議長あいさつ
○
八木隆次郎 議長
閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の
皆さんには、去る11月28日の招集以来、本日までの22日間の会期中を通じて熱心にご審議いただき、本日無事閉会することができました。ここに、議員の
皆さんのご協力に対し心からお礼を申し上げます。
今後も、
皆さんにおかれましては、議会の活性化と円滑な議会運営にご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
いよいよ本年も余すところわずかになり、寒さも一段と厳しさを増してきますが、
皆さんにおかれましては、健やかによき新春をお迎えくださるよう心から祈念いたしまして、閉会のあいさつとします。
どうもありがとうございました。
石見市長。
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△
市長あいさつ
◎石見利勝 市長 (登壇)
閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様方には、去る11月28日の開会以来、本会議並びに
委員会におきまして補正予算、条例の制定等の議案について、終始熱心かつ慎重にご審議いただき、いずれも原案にご賛同を賜りました。厚く御礼を申し上げます。
本会議並びに
委員会の審議過程においていただきました数々のご提案、ご要望につきましては、その趣旨に十分配慮し、可能な限り市政に反映してまいりたいと考えております。
皆様方の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年も余すところわずかとなり、まもなく新年を迎えることとなりますが、議員の皆様におかれましては、健やかによき新年を迎えられますよう祈念いたします。
最後に、報道関係の皆様方のご協力に感謝申し上げ、閉会のあいさつといたします。ありがとうございました。
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地方自治法第123条第2項により署名する。
姫路市議会議長 八 木 隆 次 郎
会議録署名議員 木 村 達 夫
同 谷 内 敏
同 杉 本 博 昭...