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開催日:2021-12-24 令和3年外郭団体に関する特別委員会 本文
開催日:2021-12-24 令和3年外郭団体に関する特別委員会 協議事項・名簿

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  1. 神戸市議会 2021-12-24
    開催日:2021-12-24 令和3年外郭団体に関する特別委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時0分開会) ◯委員長(徳山敏子) おはようございます。ただいまから外郭団体に関する特別委員会を開会いたします。  本日は,交通局関係1団体及び市長室関係1団体の審査を行うため,お集まりいただいた次第であります。  次に,写真撮影の許可についてお諮りいたします。  日本維新の会さん,日本共産党さんから,本日の委員会の模様を写真撮影したい旨の申出がありましたので,許可したいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長(徳山敏子) それでは,許可することにいたします。 (交通局) 3 ◯委員長(徳山敏子) これより交通局関係団体の審査を行います。  神戸交通振興株式会社について当局の報告を求めます。  局長,着席されたままで。 4 ◯城南交通局長 ありがとうございます。  おはようございます。交通局長の城南でございます。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは着席して御説明申し上げます。  交通局関係神戸交通振興株式会社の令和3年度事業概要につきまして御説明申し上げます。  お手元の資料,令和3年度神戸交通振興株式会社事業概要の1ページを御覧ください。  I会社の概要につきまして,商号,所在地,設立年月日,資本金及び事業目的を掲載しております。  5事業目的は,神戸交通振興株式会社は,市営交通事業の経営改善に資する事業とともに,交通事業に関連する事業の経営を行い,その事業活動を通じて神戸市交通事業の経営基盤の強化と乗客の利便・サービスの向上に寄与することを目的としております。  2ページから4ページにかけまして,会社の機構・社員数及び役員を記載しております。
     5ページから8ページにかけましては,III定款を記載しております。  9ページを御覧ください。  IV令和2年度事業報告でございます。  1事業の概要,高速鉄道事業関連につきまして,(1)ビル経営事業では,交通局から借り受けた駅ビル等の10ビルと,神戸交通振興株式会社が所有いたします自社ビル2ビルを経営いたしました。各ビルの所在地等につきましては,9ページから10ページの表に掲げております。  10ページに参りまして,(2)地下鉄駅務事業では,海岸線全駅及び西神・山手線,北神線の9駅の駅務業務を受託し,実施いたしました。  (3)パルティ事業では,市営高速鉄道西神車庫の未利用地の有効活用として,商業施設パルティを経営いたしました。  11ページを御覧ください。  (4)市営高速鉄道構内営業事業では,駅構内店舗による利用者への利便提供を行ったほか,(5)駐車場経営事業では,西神中央駅駐車場,西神臨時駐車場の経営を,(6)自転車駐車場事業では,西神中央駅前北立体自転車駐車場の経営を行いました。  12ページを御覧ください。  自動車事業関連でございます。  (1)自主路線として,山手線,シティー・ループ線及び神戸山麓線を経営いたしました。  (2)魚崎営業所管理運営業務では,在籍車両数74両,運転系統数14本の運転業務,運行管理業務等を実施いたしました。  (3)車両整備業務では,市バスの車検業務,機関分解整備業務等を実施いたしました。  次に,高速鉄道事業自動車事業共通でございます。  (1)乗車券事業では,各種乗車券の販売及び忘れ物取扱所業務等を,(2)広告事業では,市バス・地下鉄の車内広告等につきまして,広告代理業務を実施いたしました。  13ページを御覧ください。  2損益計算書でございます。  以下,1万円未満は切り捨てて御説明申し上げます。  費用の部,合計48億441万円,収益の部,合計46億8,536万円となり,当期純損失は1億2,045万円でございます。  なお,欄外に記載しておりますように,神戸市からの受託料収入は17億9,891万円でございます。  14ページには3貸借対照表を,15ページには4財産目録を,16ページには重要な会計方針を,17・18ページには5事業別収支明細表として各事業の収支の内訳及び収支差額を記載しております。  19ページを御覧ください。  V令和3年度事業計画でございます。  前年度に引き続き各事業を進めております。  23ページを御覧ください。  2経営改善の取組状況でございます。  (1)これまでの取組状況を御説明いたします。  神戸交通振興株式会社では,市営地下鉄西神山手線沿線7ビルと海岸線沿線の3ビルに加え,自社ビル2ビルの入居率の維持・向上を図り,収支の改善に努めてまいりました。  高速鉄道関連事業では,西神中央駅百貨店ビルにつきまして,令和2年8月末をもってそごう西神店の営業が終了したため,双日株式会社と共に早期のリニューアル開業に向けた準備に努め,令和2年12月4日に1階・5階において西神中央駅ショッピングセンターを臨時開業いたしました。  自動車関連事業では,山手線,神戸山麓線につきましては,神戸市バスと同様に令和3年3月16日からツータッチ利用方法に変更いたしました。シティー・ループ線につきましては,新型コロナウイルス感染防止対策のため,令和2年4月11日から6月26日まで運休いたしましたが,その後,車内感染症対策を行った上で6月27日から減便ダイヤで運行を再開し,4か国語対応の自動音声放送によりワンマン運行を実施いたしました。  次に,(2)令和3年度の主な取組でございます。  1)ビル経営事業駅構内店舗事業にございますように,西神中央駅百貨店ビルにつきまして,令和4年4月の全館リニューアルオープンに向けた取組を進めております。  24ページを御覧ください。  3予定損益計算書でございます。  費用の部,合計37億1,049万円,収益の部,合計36億1,414万円,当期純損失は9,728万円を予定しております。  なお,欄外に記載しておりますように,神戸市からの受託料収入は16億9,283万円でございます。  25ページには4予定貸借対照表を,27・28ページには5事業別予定収支明細表として,各事業の収支の内訳及び収支差額を記載しております。  なお,29ページにはVI令和2年度主要事業計画・実施比較を,30ページにはVII主要事業の推移を,31ページにはVIII財務状況をそれぞれ掲載しております。  このほか参考としまして,32ページには主要施設の位置図を,33ページには神戸交通振興バス路線図を掲載しております。  続きまして,神戸交通振興株式会社の解散について御説明を申し上げます。  1.解散の理由でございますが,駅前の魅力向上等のため,地下鉄沿線駅周辺の不動産の管理運営者株式会社OMこうべに集約し,神戸市全体のまちづくり関連業務の一元化を推進することが本年8月に策定された外郭団体の抜本的な見直し方針で示されました。この方針を踏まえ,地下鉄駅ビル管理等不動産業務を除いた場合の今後の経営見通し民間事業者による代替性等を考慮した結果,令和3年度末での神戸交通振興株式会社の全事業終了と解散を決定いたしました。  2.各業務の対応方針でございますが,駅ビル管理等不動産業務株式会社OMこうべに集約いたします。なお,神戸交通振興株式会社所有の建物につきましては,交通局が取得いたします。  シティー・ループ,山手線は事業者公募の上,民間事業者にて運行し,市バス7系統と共同運行しております山麓線は交通局により運行いたします。  西神・山手線,海岸線の地下鉄駅務業務は事業者公募の上,民間事業者へ委託いたしますが,先日,近畿日本鉄道株式会社次期委託候補先として決定したところでございます。  市バス車両整備業務市バス整備部門に統合し,直営化いたします。  定期券発売所業務及び広告事業は事業者公募の上,民間事業者へ委託いたしますが,このうち定期券発売所業務につきましては,先日,神姫バス株式会社次期委託候補先として決定したところでございます。  なお,市バス魚崎営業所管理委託業務は令和4年3月末で委託期間が満了となるため,令和3年6月に実施した提案公募により,次期委託候補阪急バス株式会社に決定しております。  3.今後のスケジュールといたしまして,年内にはシティー・ループの次期事業者を決定し,また令和4年1月上旬には広告事業の次期事業者を決定する予定でございます。その後,令和4年3月31日に神戸交通振興株式会社の全ての事業を終了し,令和4年4月1日から次期事業者等による業務の開始,令和4年4月末に解散及び清算を開始いたします。  以上,交通局関係神戸交通振興株式会社の令和3年度事業概要につきまして御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 5 ◯委員長(徳山敏子) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行いますが,この際,当局に申し上げます。委員会運営の効率化のため,答弁は,適当なものについては当該団体の幹部職員からも答弁されるよう特に申し上げておきます。  また,委員各位におかれましては,長時間の3密を避けるべく,質疑の要点をおまとめの上,簡明にしていただくようお願いいたします。  それでは,神戸交通振興株式会社について御質疑はございませんか。 6 ◯理事(高橋ひでのり) おはようございます。よろしくお願いいたします。  神戸交通振興の解散についてお伺いします。  同じつなぐ会派のあわはら議員が本会議で質疑しまして,城南交通局長が,解散に伴い職を失う社員については再雇用が決まるよう最大限努力する,このように答弁されました。  しかし,この間,運転士さんについて中の方に聞きますと,今後も運転士として採用を求めている方とそうじゃない方といらっしゃる,今後も運転士として採用を求めて他社の試験を受けている方が大体70人ぐらいというふうに伺いました。  ところが,11月末時点で,そのうち採用が決まったのは20人程度ということで,現状の評価ですね,どのようにして局長は答弁を実行されるのか,どのように責任を果たすつもりなのか,それをまずお伺いしたいと思います。 7 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 ただいまの御質問でございますけれども,会社といたしましても,社員皆さんの──運転士に限らず全社員の雇用をどうするかというのは非常に重要な問題だと考えております。そういうことで,基本は,各事業ございますが,事業の後継事業者に雇用もお願いしたいなというのを原則として考えております。  そうした中で,8月に解散の発表があったわけですけども,その後,社員全員を対象にいたしまして個別面談を実施させていただきました。個別面談では,解散に関する疑問とか質問への回答,それから再就職に関する意向確認,困っていることとか心配事を聞き取って,個別面談を通じて社員の皆さんの不安解消に努めたいという形で実施いたしました。その中で社員の意向も踏まえた対応に努めていくことが重要だなというふうに考えてございます。  個別面談は1回したわけですけれども,1回限りということではなくて,今後も柔軟に状況を見ながら対応していきたいというふうに考えてございます。  それぞれ事業ございますが,今運転士でという御質問でしたので,運転士に限ってのみちょっと答弁させていただきますけれども,自動車事業につきましては,整備とそれから運転士さん,運行管理員さんという形になってございます。  整備につきましては,魚崎営業所につきましては,阪急さんはグループ会社で整備事業をするので,整備の人はもう要りませんというようなお話でございました。運転士さん,運行管理員につきましては,次の事業者である阪急バスにお願いに行ってまいりまして,できるだけたくさん雇用してほしいんだというふうにお願いしました。それだけではなくて,兵庫県のバス協会を通じまして,雇用受入れのお願いをいたしましたり,私立幼稚園連盟を通じての再雇用のお願い,それから外郭団体,そういったところを合わせまして,バス会社でいきますと18社,幼稚園が5園,外郭団体が4団体ということで,約180名分の求人がございまして,それを皆さんに御紹介するというような形でございます。  その中で,試験を受けていただいた方が先ほど申し上げられたように約70名という形でございまして,採用が決まっている者が20名ということでございます。採用決まった中でも辞退されている方もおられますので,最終的にはどういうふうな形になるかちょっと分かりませんけれども,今現在としてはおっしゃっていただいたような形になってるかなというふうに思ってございます。  これにつきましても,今180名と申し上げましたが,今後もまだ開拓をしていくつもりにしてございます。そういう中で,試験も受けていただけるように皆さんにもお勧めしておりますので,できるだけ多くの方に次の仕事を見つけていただければなというふうに思ってございます。  ただ,これにつきましては,運転士,運行管理員だけではございませんで,ほかの一般社員も同じなんですけれども,3月末で雇用が確定してない者が出てまいりましたら,再就職支援ということで,そういうふうなノウハウを持ってる会社へ再就職支援サービスの提供をしていただくことを考えておりますので,そういう中で,次の仕事を見つけていただけるような対応を取っていただければなというふうに思ってございます。 8 ◯理事(高橋ひでのり) まず答弁の中にもあったように,魚崎の路線で勤務されていた運転士さんについては阪急バスさんに再雇用してもらうという,そこの努力を追求されるというところがまず一丁目一番地だと思うんですね。  ところが,実際に阪急バスを受けた方から聞いてるのは,もともと阪急バスについては原則魚崎での採用だというふうに聞いてた──それは当局の方針でもそうだと思うんですね。採用試験のときに魚崎営業所を希望した。ところが落ちた。後でいろんな方に聞いたら,受験した30人のうち魚崎にこだわらないと話をした15人が採用されて,魚崎を希望した15人が落ちたと,こういうふうに自分は聞いてると。会社にだまされた思いがすると。こんなんやったら,私は別にほかの営業所でもよかったので,そういうふうに言ったほうがよかったというふうにおっしゃられてるんですね。  そのことがどこまで事実かどうかというのを,あえてここで議論するつもりはないんですけども,こういう不信感を持たれているということについて,どうやって信頼を回復して再就職に結びつけられるのか,そこの決意をお伺いしたいんですが。 9 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 魚崎勤務だというふうに説明を聞いてたんだけど,実際面接を受けたら,違うことを言ったら落とされたというようなことでしょうが,私たちも最初──最初だけではなくて常になんですけども,阪急バスさんには,試験されて採用されるのであれば魚崎勤務でよろしくお願いしたいとお願いしておりました。それにつきましては,阪急バスさんも基本的にはそのように考えますとおっしゃっていただいております。  ただ,居住地の関係で,ほかの営業所に行っていただいたほうが,通勤も楽な場合もあるので,そういう場合は本人の意向も確認しながらになると思うんですけれども,違う場所も考えたりするという話もありましたし,また阪急バスさんから,阪急バスが求める基準をクリアすれば,できるだけたくさんの人を採用したいんだというお話も伺っておりまして,そういう中で,魚崎で必要以上の人数が,もし基準をクリアして採用できるのであれば,多分もっと取るので,そのときは魚崎に配属できなくなりますので,違うところにも行く可能性が出てまいりますので,そういう可能性として,試験のときに魚崎以外でもオーケーなのかどうかということを確認されたんだと思いますが,試験の合否結果がそれにつながったとは,ちょっと私どもとしては考えにくいかなというふうに思っております。  それを言ったがために落ちたということを感じられている方は,自分の感じとしてはそういうふうに思ったんだろうと思いますけれども,そういう方,もしおられるのであれば,実は阪急バスさんにつきましては,もう1度試験を実施してくださいということでお願いをしております。今,魚崎営業所の中でも,募集をしていることを表示しておりますので,再度受験していただいて,先ほど申し上げられた方には魚崎以外でもということをおっしゃっていただいて──それが原因で落ちてるんでなければですけれども,そういう形ででも挑戦していただければなというふうに思ってますし,この内容につきましては,もう既に魚崎関係につきましては9回団体交渉を行っておりますが,先日もその内容でお伝えをいたしておりますので,再度伝わってないようでありましたら,丁寧に説明をしてまいりたいなとそのように思っております。 10 ◯理事(高橋ひでのり) テストのことなので,なぜ落ちたかなんていう話をもちろんここで議論するつもりはありません。ただ,不信感を持たれてしまったと,ここからどうやって挽回するのかという,そこの決意を伺いたいんですよ。  もともとは特別枠があるなんていう話も解散決定する前にはあったようで,そういう特別枠も,実際に採用試験で聞いたらそんなもんないですよと言われて,特別枠がないどころか,何か会社の言うとおりにやったら失敗したということで非常にショックを受けられてるわけですよね。そういう形で信頼感を失った御社の社員に対して,どうやって再雇用枠を確保するのかという,そこの努力を求めてるので,何か先ほどの答弁だと,もう一遍チャンスありますから,またやってもらったら──そんなんでいけるんですか,本当に。信頼回復できるんですか。ちょっとそこが私は非常に疑問なんですね。もう結局本人任せ,社員任せで経過している。どうやって社員さんの信頼を回復するのか,その観点に立って,もう少し会社としての努力をしていただきたいんですが,どうでしょうか。 11 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 会社といたしましても,先ほど申し上げましたように個別面談を実施いたしておりますし,今後も個別面談,必要に応じて実施させていただきたいと思っております。そういう中でお話も聞きながら,対応につきましても,組合のほうから団体交渉の要望がありましたら,全て今まで応じてきておりまして,先ほども申し上げたように,もう既に9回実施しておりますし,実は来週もまた月曜か火曜に団体交渉する予定になっておりますけれども,今後も状況を逐一丁寧に説明しながら真摯に対応して,皆さんの御要望をお聞きしながら,できることはできる,できないことはやっぱりできないとお答えせざるを得ないんですけれども,最大限会社としてできるようなところはお応えしていく形で今も対応させていただいてます。そういう中で不信を持たれたやつがあるのであれば丁寧に説明しながら解消していきたいと,そのように思っております。 12 ◯理事(高橋ひでのり) ちょっとすみません。別に揚げ足取るつもりはないんですが,不信を持たれたやつって今おっしゃいましたか。(「いや,不信を持たれたのであれば。」の声あり)  ぜひ城南局長にお伺いしたいんですけども,この問題やっぱり魚崎路線を取られた,これはもちろん経営上の経営努力の問題でもあるんですけども,結局採算部門──収益部門の不動産部門をOMこうべに集約するというのは,これは本当に神戸市の経営方針といいますか,神戸市の考え方に基づいてこういうことをされてるわけですよね。本来であれば,そういった不動産部門への配置転換という,そういう選択肢もあったのに,自ら手を縛ってるわけですね,解散に向けて──再雇用の確保に向けてですね。  これ本当に僕,経営方針の問題だと思うんですね。経営方針の変更によって首を切るということですから,当然経営者が,城南局長がどうやって再雇用するのかということについては責任を取るべき問題だと思いますし,あわはら市議はそういうことでずっと本会議でも追及してたと思います。  これだけ大型二種といいますか,運転士が売り手市場で,いろんなところで需要があるというそんな時代に,コロナ禍で自治体の首切りが発生したと,外郭団体統合の中で首切りが起きたということが明るみになったら,これ当然社会問題にもなりますしね。非常にこの問題,大きな問題になると思います。ぜひ城南局長がどうやって本会議答弁を実行するのか,責任を取るのか,最後はその決意をお伺いしたいですが。 13 ◯城南交通局長 ありがとうございます。  何点かお話ししたいことがあるんですが,まず1つは,どうして不動産業務株式会社OMこうべに集約されたときに,会社として解散という判断をしたのかという,こういうことですね。これについては会社のほうでもしっかりと検討していただきまして,要は不動産業務というのをOMこうべに渡した後,会社としてどれぐらいの収益があるのか,どれぐらいのコストがかかるのかということをしっかりと計算していただいた先には,やっぱりどんどん会社としての体力がなくなっていくと,それが非常に明確でございましたので,そうなると,ぎりぎりまで行って会社を畳むということになりますと,非常に従業員にも迷惑をかけると。また,会社として資産を持ってるうちに,それを従業員に,一定限度はあろうかと思いますけれども,それを支払うまだ体力があるうちに,そういうことを決意して判断をしていくという,そういう会社としての判断をされたんだろうと思っておりますし,それについては交通局としても同意をしたところでございます。  それから,魚崎営業所につきましては,これまで何度も御説明してますとおり,もともと5年契約でございまして,その5年契約の節目を来年の3月31日を迎えますので,次の委託先を決めるためのコンペを本年に行ったわけでございます。そのコンペの結果──コンペには2社応募していただきまして,1社が交通振興,1社が阪急バスさん,それぞれ厳正な評価をして,結果的に本年の6月に,阪急バスが次の委託事業者というふうに決定したわけでございます。  そういう意味では,不動産業務がOMに行く話と,今回の魚崎営業所のバスの委託先が変わるということとは,実はちょっと別の次元でございまして,まずそういうことがあるということでございます。  実際,今度は,魚崎営業所の今勤めていただいていますバスの運転士さん・運行管理者の皆さんの再雇用の話になっていくんですけれども,我々の考えといたしましては,一義的には会社のほうに責任持ってやっていただくことだと思っております。その上で,考え方としては,やはり業務が行く後継事業者,ここがやっぱり主体的に再雇用のベースになるべきというふうに考えておりますので,そういう意味では阪急バスのほうに,社長のほうでも動いていただきましたし,うちのほうでも自動車部長が中心となってお願いに上がって,阪急バスのほうとしても特別に我々向けの採用試験日を設定していただいて採用の試験の機会を与えていただいたということでございます。  先ほど御説明にもありましたように,再度年明けにもそういう機会を与えていただけると,そういうことで,阪急バスにも協力をしてもらっております。  それ以外にも交通局としても,一義的にはとは言いながら,会社をサポートするために,例えば兵庫県のバス協会であったり,あとほかのバス会社であったり,そういうところに話をしに行って何とか採用する機会──チャンスを与えてくれないかということで,それぞれそういう機会を設けていただいておるわけでございます。  あと,先ほど社長のお話にもございました,乗務員を中心とした皆さん方の面談を行っております。面談を行った結果,やはり再就職を希望する方,再就職を希望するにおいて会社の支援を受けたいという方,自分で探すわという方,それからしばらくゆっくりしたいとおっしゃる方──いわゆる皆さんの御家庭の事情であったり背景であったりとして,いろんな御事情があるということが面談を通しても浮かび上がってまいりましたので,そういう意味では,会社のほうに我々としてお願いしていますのは,本当に個々人のそれぞれの事情があるので,親切丁寧な面談を進めてほしいと,1つ1つ丁寧に対応してほしいということをお願いしております。そういうことを通しまして,本会議で答弁いたしました,これを最重要課題として考えてしっかりと取り組んでいきたいということを実行していきたいと,こう考えております。  以上でございます。 14 ◯理事(高橋ひでのり) るるおっしゃられたんですが,OMこうべへの集約と魚崎の路線が取れなかった,これは別次元の問題だとおっしゃったんですが,順番としては,まず路線が取られたんですよね。その後にOMこうべへの統合というのが発表されたというふうに私は理解してます。だから先ほど申し上げたように,自ら選択肢を縛ってるわけですよ。そこの自覚を持ってほしいんです。  普通,神戸市の何か事業を廃止する,そしたらその事業で雇用されてた方は別の部門に配転されるということは,いっぱいこれまであったわけです。でも,その道をあえて閉ざしたわけです,交通局としてOMへの集約を同意して。だから自ら手を縛ったんだったら,ちゃんと再雇用先を確保するという,その決意を当然示してほしいわけです。その点についてだけ,もし何か付け足すことがあったらおっしゃってもらえますでしょうか。 15 ◯城南交通局長 先ほど申しましたとおり,我々としては個々の方々の御事情がございますので,それをしっかりと考慮した上で,丁寧な面談を通して,そして再雇用につなげていきたいと,こう考えております。以上でございます。 16 ◯理事(高橋ひでのり) 終わります。これ以上追及しても答弁変わらないようなんですが,全く納得しておりませんので,これで終わります。 17 ◯委員(川口まさる) 今の議論を聞いててちょっと感じたんですけれども,配置転換によって転勤の辞令が出るのは一般的なことだと私は思ってるんですけれども,神戸交通振興株式会社さんから放出される貴重な人材を再雇用した場合,仮に転勤の制限を伴うということになると,適所に配置できない人材ということになるので,かえって再雇用の障害になるように思うんですけれども,転勤命令権についてどのようにお考えでしょうか。 18 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 転勤の命令権は当然阪急バスさんがお持ちでございますので,どうされるか当然あちらが決定される事項ではございますが,当社としましては,各運転士さんからやっぱり魚崎で勤務したいんだというお声があったので,ぜひそうしていただきたいというふうにお願いしたということでございます。 19 ◯委員長(徳山敏子) 他にございませんか。 20 ◯委員(藤本浩二) すみません。3ページに社員数366人ですかね,出てるんですけど,まずこれ非正規の方も入ってるんでしょうか。 21 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 非正規・正規という分け方,ちょっと難しいかもしれません。有期の社員とか無期の社員も入ってますし,パートはこの中に入ってませんので,パートとかを含めると400超えるような人数になるということです。 22 ◯委員(藤本浩二) ちょっとじゃあ現時点の数字ですね,お聞きしたいんですが,多分普通こういう,合併もそうですし,それからこういった形で解散するということは,勤めておられる方にとっては非常に不安が大きいのは当たり前ですね,生活しなくてはいけないので。  私も以前にあるところで,それは合併だったんですけど,そこの女子の社員の方で,合併って聞いてちょっと間すると泣いておられる方があってね。私は,だけど合併してよくなるか分からへんよねと思うのもあると思うんですね。ところが本人は多分不安で,若い方だったんで涙ぐんでおられたんでしょうけど,ただそういう方もそうですし,特に家庭を持っておられる御主人──お父さん,そういう方は今後の生活がもちろんかかってるわけですから,非常に不安だと思うんですね。  そういった部分でちょっとお聞きするんですが,この今出てる数字の中で,よく働いたからもういいわと言われる方ももちろんいらっしゃると思うんですが,そういう方の人数とか,再雇用を望んでると,まだまだ働きたいんやという方とか,それから現にもう既に働くところが決まったという方とか,そういう数字をちょっとお聞きしたいんですけど。
    23 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 個別面談をしている中で今つかんでいる状況としましては,運転士さんの関係でいきますと,面接した段階では117人の方を面接させていただいたんですが,その後12月末で退職される方も結構おられて,今現在それが97人になるかなというふうに思っております。  その中で,ゆっくり考えるとか,自分で探すとか,再就職を希望しないというような方,それが大体40数名おられまして,会社にあっせんを希望したいんだという方が48名おられて,そのうち19名が今決まっているような状況でございまして,今後もいろいろ情報提供していきますし,まだ採用試験を受ける機会幾つも残ってますので,その中で希望を出される方もおられるかもしれませんし,それ以外の,例えば整備関係につきましては,何名かはこの際ちょっと違う職に就きたいわという方もおられましたし,あと事務の関係の雇用社員とか広告とか駅務,それから乗車券,その辺りにつきましては,ほぼ皆さん継続雇用だと思うんですが,ただ駅務事業につきましては,まだ最近,次の事業者が近鉄さんと決まったばっかしですので,雇用条件がどうなるか分かりませんので,雇用条件を聞いた上でまた,駅務社員の方々は判断されるのかなというふうに思ってますので,ちょっとその数字は流動的になって変わってくるかなと思ってます。  ちょっと確定的な数字ではないんですけど,今の状況としてはそんな感じでございます。 24 ◯委員(藤本浩二) ちょっと今計算ができてないんですが,結局その中でもう自分で探しますという方とか,もう決まってる方,それと,この人数の中で希望してるんやけども決まっていないいう方は何人ぐらいいらっしゃいますか。 25 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 今現在,各事業におきまして試験をしていただいたりとか,いろいろあるんですけど,結果が出てるのがまだ自動車の部門だけですので,それで申し上げますと,48名あっせんを希望されている中で,決まっておられる方が19名,ですからあと残りが29ですか──という数字になります。 26 ◯委員(藤本浩二) 分かりました。まだ思ったより,数字的には29であれば何か希望が持てるかないうような気もするんですが,ただ御本人がね,雇用の条件が全然合わないとか合うとかによっても違うと思うんですが,よろしくお願いしたいと思います。  それと,こういったときに,大概ほとんどそうなんですが,いろんな考えがあって,この外郭団体はもう解散するほうがいいでと言う方もあれば,もっと何か見直してやるほうがいいんじゃないかとか,様々な意見があると思うんですね。  こういう中で,先ほどちょっとおっしゃったと思うんですが,はっきり言って経営者の手腕といいますかね,そういった部分もあって,例えば経営者側はじゃあどうなんだと。社員は経営に関して責任はないとは言いませんが,やっぱり経営者としての手腕によって,一般の会社なんかよくありますけど,社長が代わって業績がすごく伸びたところと,いろんな経済状況によりますけどね,そういったところと,責任取って辞めなくてはいけないという社長さんもいらっしゃいますよね。  そういった部分で,特に外郭団体ですから,いろんな部分があって,特にこういう交通とかいう関係は,よその都市もそうなんですが,赤字でもいいんだと言われる方いらっしゃいますよね。市民とか県民のためにこれは動かしてるんだと,少しでも市民の方に喜んでいただけたら多少の赤字はいいんだという方もいらっしゃいますし,中にはそんなことはないと,これは市民のためといったって,極端に言うと運賃をちょっと上げれば利益出るんだというところもありますし,様々あるんですけど,今回はどっちかいうと不動産関係の事業が多くを占めてるんですよね。こういった部分で,責任の取り方とかそういうのはどのようにお考えでしょうか。 27 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 経営面につきましては,この令和3年・2年というのはコロナの影響もございましたし,またそごうが撤退したというようなこともございまして,昨年それから今年度も赤字になると思っておりますけれども,2年続け──その前もちょっと除却損とかがありまして,運営自体は黒やったんですけど,トータルで赤ということで,3年連続の赤字になる予定なんですけれども,その中で,不動産部門の収益がありましたら,また,コロナが回復してまいりますと,シティー・ループもお客さん戻ってまいるでしょうし,そごうの後も双日さんという形で決まりましたので,ある程度収支の立て方が見込めるのかなと。  また,大きな赤字になっておりました魚崎の営業所につきましても,負けてしまったのはあるんですけれども,今回のコンペにつきましては,かなり社員の待遇の見直し部分の経費も含めて,今までの赤字もちょっと修正できるような形で事業提案をさせていただいて,金銭面的にはそれでも上回ってたように聞いてるんですけれども,トータルで取れなかったという状況でございます。  その中で,会社の経営責任,当然ございます。きっちり持ってこれなかったという責任はございますけれども,責任をどう取るかということもあると思いますが,3月末に向けて各社員の雇用を確保するという形で責任を果たしていきたいというふうに思っております。 28 ◯委員(藤本浩二) 様々なことがあって,なかなか簡単にはいかないかも分かりませんが,とにかく,もともと働いておられた方に少しでも満足いただけるような,そういった形で進めていただきたいと思います。  以上です。 29 ◯委員(松本のり子) 先ほどから出ております再雇用の件なんですけれども,魚崎営業所で引き続き仕事をしたい人はその旨,阪急さんにお願いしてるということをずっと言われているんですけれども,今日ちょっと私,朝7時過ぎぐらいに営業所に行って募集内容をちょっと見せてもらってきたんです。そうしましたら,魚崎営業所の就業場所が,魚崎営業所のほか阪急バス株式会社の各営業所ということで記載されてますので,だから実際ここしか駄目だという方はおのずと落ちたんだろうなと,私もそのように思ってます。お願いをされてるんでしたら,就業場所は魚崎営業所ということを,阪急さんにきっちり書き直していただくように──今度12月28日ですかね,試験が──していただきたいと思うんですが,その点はいかがでしょうか。 30 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 表記の仕方でございますけれども,先ほども申し上げましたように,基本は魚崎だというふうに私たちも認識しております。ただ,申し上げたように居住地の関係でありますとか,そういうこともありますので,限定的に書いてしまうと──やっぱし少しでも可能性があるのであれば,お知らせはしておかないと,だましたという形になっても困りますので,基本は魚崎だと思ってますけども,表記としては,やはり少しでもそういう可能性があるのであれば,この表記という形になるのではないかなというふうに思っております。 31 ◯委員(松本のり子) トップ同士でお話合いをすれば済むことで,今要するに100数名がいなくなる──ほぼほぼね,まだ15人しか引き続き阪急さんに雇用されてませんから,大半の運転士さんがいなくなるはずなんですから,そういう意味では魚崎営業所でということはトップ同士でお話ししたら十分できることだと思うんです。  また,わざわざ私,今日写真撮った後,7時半頃に帰るときにいっぱい回送のバスが出て,そのバスに乗りましたところ,1人引継ぎの方が,多分阪急の方かなと思うんですけども,引継ぎの方が乗っておられましたので,そういう意味ではまだまだ今のところ空いてるんですから,運転士のね──要するに阪急さんが全部100何人を松原からこっち来させるわけないですから,やっぱしトップ同士でお話合いして──まずしていただきたいと思いますが,再度お願いいかがでしょう。 32 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 雇用枠につきましては,最大限のお願いをまたしたいと思います。次の試験もしていただきますので,ただ,受けていただけないと採用していただけませんので,まずはもう1度,団交の場もございますので,皆さんにできるだけ受験していただけるように勧めて,お願いしていきたいと思います。 33 ◯委員(松本のり子) 前回の阪急さんの採用面接のときに,尿検査を全員取られたとお聞きしてるんですね。これはやはり任意のものだと思うんですが,内定して尿検査するとかいうんだったら私も理解できるんですが,採用試験のときに尿検査,もう次はこういうのはやめるべきだと。去年,おととしですか,阪急の芦屋浜営業所で大麻か何か事件ありましたよね。交通振興はそんなんまだ出ておりませんし,試験のときから尿検査いうのはやめるべきだということは言っていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 34 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 今回その件もお話,団交の場でも出ておりましたので,会社のほうとしましても,阪急バスさんのほうにはその旨お伝えしておりますので,次の試験では対応を考えていただけたらなと思っております。 35 ◯委員(松本のり子) あと,募集でいろんなところを提示してるんですということをお話しでしたけども,滋賀の大津営業所でその辺に行ったりとか,京都府のところとか,あと大阪の東大阪だとかね,なかなかそういうところ──運転士さんというのは朝の6時半ぐらいからハンドルを握る場合もありますから,やっぱし本当に遠くに行くというのはなかなか困難だと思うんですよ。そういう意味では,やはり朝早く,夜遅くなっても行けるようなところというのを,会社として責任を持つというのであれば,きっちり探してこられるべきだと思います。  そしてもう1点,外郭団体もお願いしてるんだということをおっしゃられましたけれども,その中で見てたら,公園緑化協会が時給900円と貼ってあるんですよ。900円というのは,今兵庫の最賃が928円ですから,いかに運転士さんの再雇用に対して会社として気持ちが入ってないんだなと。900円というのは違法ですから。その辺なぜそういうことを平気で貼るのかという点,ちょっとお聞かせください。 36 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 まず住所地の関係でございますけれども,当然私たちもできるだけ神戸近辺にというふうには思ってございます。ただ,弊社受験される方──バスの採用も,私,社長今年の春からで,2年間専務でおりましたけれども,過去の採用を見てますと,遠方からも,もうこれを機会に引っ越してくるんだというような方もおられますので,ライフスタイルを考える中で,御家族をお持ちの方はなかなか難しいかもしれませんけども,単身の方であれば,この際,違う場所へ行ってみようかなという方も中にはもしかしておられるかもしれませんので,そういう方にとっては違う,神戸市以外であっても,条件として提示できるのであれば提示させていただけたらなというふうに思っております。  給与の面につきましては,申し訳ございません。最賃のチェックできてなかったんだと思います。その辺をもう1回チェックし直して,しっかりと対応していきたいと思います。 37 ◯委員(松本のり子) チェック──こういう私が一目見て分かるようなことは,チェック以前の問題だと思うんですけども,やはりもっと運転士さんたちへの気持ちを持って対応していただきたいと思います。  ある方にお聞きしたら,ほかのバス会社に就職が決まったと。だけれども,ここにある家を売って家族みんなでやっぱし引っ越さなければ──引っ越すという決意をおっしゃってましたけれども,運転士の仕事というのはそういう仕事なんだなということを改めて思いましたので,それができる方はいいけど,それができない方ということも含めて考えていただいて,なるべくきっちり責任持ってやってあげてほしいなと。  幼稚園バスなんかもというお話がありましたけども,見てたら月給が15万5,000円ぐらい,それだと手取りで11~12万ぐらいになろうかと思うんですね。なかなかそういうのは年金もらっててお小遣いでというのは可能かも分かりませんけれども,子育て真っただ中の,あるいは子供が大学行ってるとなれば,非常にそういう金額では厳しいので,本当にしっかり雇用ができるようなことをお願いしたいと思います。  それで先ほど魚崎営業所が大変な赤字になっていたんだということをおっしゃられましたけども,17ページ見てますと,やはり自動車運輸事業が7,000万のマイナスだし,販売費及び一般管理費──人件費だと思いますが,2億1,000万のマイナスというところでは,赤字になるような経営をずっとしてたと言わざるを得ないと思うんですよ。本当にいつも安い金額で取ってたというところで,魚崎しか──ほかの会社が参入できないような安い金額で今までは取ってましたよね。だから赤字になるような経営をしてたと。それはやっぱし会社の責任だと思うんですね。ですからきちんと再雇用はしてあげてほしいと思います。  今度は15ページの財産目録をずっと見てますと,結構,別途積立金・繰越利益剰余金,これはいわゆる私たちが言う内部留保かなと思ってるんですけれども,この金額を退職引当金にプラスしてやっていけるんじゃないかと。あと特別修繕引当金,これは建物を今度渡すときに1億ほどありますから,渡すんだからあまりきれいにして渡す必要ないので,こういったもの,あるいは投資有価証券も1億ありますから,こんなの別に株主に返す必要ないと思うので──解散するんですから──これを足していけば私は十分運転士への退職金の保障というものができるんじゃないかなと思うんですが,その辺いかがでしょうか。 38 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 当社の資金の関係でございますが,先ほどもちょっと申し上げましたが,令和2年度赤字ということで,決算の中で大体資金残高というのが──これ先ほど財産目録見ていただきましたけれども,右と左でそれぞれ対照になってて,現金であるものが引当金であったりとかという形の対応になってまいるんですけれども,そういうのを差引きいたしますと,令和2年度末の資金残高が約3億8,000万円という形になってございます。今年度また収支不足が見込まれてますので,そういう形で減少いたします。  ちょっと最初の読み上げのところでも説明ありましたが,自社ビルを交通局さんに譲渡いたしますので,そういうものとか含めまして,加えていくとともに,一方では既に就業規定等で決められている退職手当もしくは功労金,そういうものは交渉とは別に規定されておりますので,支払っていかなければなりませんので,そういうものの支出の関係,それから事務所の移転費用でありますとか,片づけとか,あと清算をしていかないといけませんので,清算に関わる事務,そんなんを除きますと,大体残余資金は約3億円弱ぐらいになるのかなというふうに思っておりまして,その中での対応を考えていくことになるのかなというふうに思ってございます。 39 ◯委員(松本のり子) ちょっとお聞きしますが,別途積立金・繰越利益剰余金,これは過去に利益があったんだろうなと思うんですが,これは何でこんなにたくさん金額があるんですか。 40 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 平成31年度までは大体毎年,多くはないですけども黒字がずっと続いておりましたので,そういうのが積み上がっていったものが利益剰余金だというふうに認識しております。 41 ◯委員(松本のり子) ということは,まだ6億9,000万ほど財産の一部としてあるわけですよね。あとここに書いてあります現金が12億ありますよね,今。あと未収金3億,これ未収金もほったらかさないで,しっかりと集めてきたら3億生まれるわけですよね──と私は理解してるんですが,それでよろしいですよね,まずお聞きします。 42 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 未収金がある一方で未払い金もございますし,それから預かり金等もございますので,未収金が全部残るのではなくて,当然会社側の未払い金の支払いとかしないけませんので,そういう意味で右と左で差引きすると3億8,000万だというふうに先ほどちょっと御説明をさせていただいたところでございます。 43 ◯委員(松本のり子) 私の計算上では5億近い右と左との差で,財産というものと負債が,流動が7億と敷金が10億で,合わせたら5億に近い財産が残るから,あと負債の修繕費なんかも置いといたらいいと思うし,そういうことを合わせると──やっぱし後始末とか言うんじゃなしに,まず雇用が大切とか,しっかりとそういうことをおっしゃられるんでしたら,きちんとするべきだと思いますが,もう少し,今のままだと,辞めてまだお仕事が決まってない方には半年間何がし出るけれども,お仕事が決まってたらもう出ないと,退職金いうものは全くないわけですよね。そういう意味では,本当に今まで一生懸命働いてきてるんですから,せめてこういうものをかき集めて退職金は出すべきだと,もう少しこれは検討し直していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 44 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 退職される方につきましては,退職金という名目はございませんが,退職の時点で勤続年数に応じた功労金というようなものはございますので,それは就職決まってても決まってなくても支給させていただく形になります。 45 ◯委員(松本のり子) その金額がたしか10万円かそこらぐらいだったんじゃ──幾らですか。 46 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 例えば勤続10年でございましたら,基本給の3か月,平均大体20万ぐらいかなと思いますので,3か月掛けると60万という数字にはなります。 47 ◯委員(松本のり子) それでも本当に今コロナの大変な状況の中で,それではやっぱし少ないと思うんですよね──60万ぐらいではね。きちんとこういった余ってるお金を集めて,そちらの方向に持っていただきたいことを一度検討していただきたいと思います。  それともう1点,先ほど駅務の仕事でどうなるか今後分からないけれども,例えば辞められる方がいらっしゃったら,バスの運転士さんも自動的に同じ会社ですから,希望する方は駅務のほうにも行くようなシステムもつくるべきだと思いますが,その点2つお聞かせください。 48 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 駅務の方,どうなるかちょっと分かりませんけれども,次の事業者が近鉄さんという形に決まっておりますので,雇用につきましては,またお願いに行かないといけないかなと思ってますので,その中で,自動車の運転士さんで希望があったら受験させていただけるのかどうか,ちょっとお話はしてみたいと思います。 49 ◯委員(松本のり子) じゃあ終わりますが,ぜひ本当に,まだそんなにも──この財産目録見る限りではしっかりあると私は思ってますし,そういう状況になってますので,ぜひそれプラス運転士の退職金というものは考えていただきたいということを申し上げて終わります。 50 ◯理事(たなびき 剛) すみません。ちょっと教えてほしいんですが,今回,神戸交通振興の解散に伴って,引き続きOMこうべで働く正社員の方というのは数名いらっしゃるというふうに思うんですが,それはいらっしゃるのか。 51 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 基本OMこうべには不動産事業がありますので──不動産関連の仕事をしてる事務職の雇用社員になるんですけども,OBの雇用社員を含めまして今23名いるんですが,実際にはそれだけの人数必要ないというふうにちょっと言われてまして,実際は最大15名の方を採用試験,この間受けさせてもらいまして,まだ結果出てないんですけども,ちょっとそれを待って,あと決まってない方との分については,魚崎の運転士さんも一緒ですけれども,再就職支援のサービスとかそういうのも考えながら,再就職先の開拓もしながら対応していきたいとそのように思っております。 52 ◯理事(たなびき 剛) 分かりました。再就職・再雇用というのは絶対条件だというふうに思っておりますが,今回この神戸交通振興で働いている方でOMこうべに移られる方がいらっしゃったとして,これまで神戸交通振興で積み上げてきた評価とかという部分については,新しいOMこうべでの積み上げみたいなのもあったり,例えば退職ポイントもそのまま引き継がれるのか,生涯賃金で見た場合,このまま例えば神戸交通振興が続いていたとしてもらう賃金と,OMこうべに移ったときにもらえる生涯賃金的なものの不利益というのはあったりするんでしょうか。 53 ◯宮本神戸交通振興株式会社代表取締役社長 まず退職金でございますが,退職金につきましては,転籍ではございませんので,一旦解雇した後にということになりますので,我が社のほうで退職金を支払った後にOMこうべさんに行っていただく形になりますので,またOMこうべでもらう退職金はそこからの計算になってまいります。  それから給与につきましては,それぞれ条件がございますので,一概には言えないですけれども,基本的にはそんなに大きく変わらない状況で推移できるのではないかなと思ってございますが,それはOMこうべの中での社内での就業規則とか給与規定とかによりますので,すみません,確定的なことは申し上げられませんが,そんなふうに考えてございます。 54 ◯理事(たなびき 剛) そしたら一旦神戸交通振興で退職金が出て,OMこうべに移ってそこからまた退職金についてはポイントが加算されるというような形と。引き継いだときに今ともうそんなに差がないというふうな話がありましたけども,大きく今もらってる給与との差がないような配慮というのは一定していただきたいなというふうに思っておりますし,それは雇用も含めて今度新しく働く方の意欲の部分にも関わってくると思いますので,その辺もしっかり担保していただけたらなというふうに思いますので,よろしくお願いをいたします。  以上です。 55 ◯理事(上畠寛弘) よろしくお願いします。  もう先ほど松本委員から御指摘ありましたけども,健康診断の件ですね。基本的に内定をして,雇入れ時に健康診断を受けさせるというのは,これは採用云々のことではなくて,あくまでもこれ労働安全衛生規則第43条の雇用主の義務として,要は健康管理という観点からさせてるだけで,採用時において健康診断させてしまうと,まさにそれを理由として,要は不採用になったりそういうふうになるんじゃないかという,厚生労働省の出してるガイドラインとかにも注意されてるところで,ここは誤解を生まないように気をつけていただきたいと。ただ,仕事ができないくらいのトラブルが内定後に見つかったりして,もうちょっとこれはさすがに業務できませんねとなったら,それは別の話ではあるので,ちょっとそこは気をつけていただきたいなというふうに思います。  雇用の継続のことを取り上げられてらっしゃいますけども,様々なセクションがある中で,魚崎営業所だけは別ですからね。先に言うたら魚崎営業所で阪急バスさんに負けたわけですから,神戸交通振興は。だから東灘区の選出議員としては,いかにこの魚崎営業所に関するクレームが多いかというのは受け止めていただきたいんですよ。私自身も結構守ってるほうやったんですけども,思い切り後ろからクラクション鳴らされて,何考えてんのやというふうに思いましたし,そういうクレームが結構入ってくるようなことがあります。だからこそきちんとサービスが提供できてないんじゃないかとかいう,そういう御指摘も市民の方からもあったと思いますし,何よりも大事なのは,雇用も大事でございますけども,そのサービスを利用される区民が最も私の立場としては大事でございますので,やっぱりそれを踏まえれば,ほかの雇用のところとこれを一緒にして,じゃあ魚崎営業所に働いてる方がそのまま阪急バスで魚崎営業所のままで雇用されてしまったら,中身変わらないわけですよ。だって直接的なサービスの提供者は運転士さんなわけですからね。そこは重々考えていただきたいと思います。  ほんまにクレームとかそういったのは多分交通局にも届いてると思うんですよ。聞いてますよね,結構いろいろそういうの入ってませんか。私そういうクレームで市民の方の対応するのが一番嫌なので。  やっぱりそういったところを考えますと,全員を再雇用というよりも,これはうちの会派として予算要望の中の項目にも入れさせていただいたけども,やっぱり全て雇用じゃなくて,きちんとそのときの勤務実態とか懲罰の有無とか,そもそもちゃんと今の神戸交通振興の段階できちっと働いていたかどうかというのは,これは当然ながらのことやと思うので,だから全部採用してくれって,これむちゃな話やと思いますので,その点を踏まえた上で,やっぱりそこは全て私はもうやっていただきたいと思いません。きちんと真面目に勤務されてた方いらっしゃいますけども──やっぱりそこはちゃんと営業に協力されてた方もたくさんいらっしゃるわけです,サービスやから提供せなあかんというふうに。逆に言うたら不真面目にやってた人もおるわけで,そこが逆に,何でもみんな一緒くたに扱ってしまったら,それこそ悪しき平等で,それ平等違いますよ。  ですから,そこの観点を踏まえて,そして神戸交通振興が阪急バスにそんなん言う立場じゃないですから,もともと。答弁さっきからされてますけど。これは交通局が今後,阪急バスさんに委託するわけですから,交通局としてちゃんと阪急バスの運転士の方々の要は一定の能力,そしてサービス,これが維持できるようにきちんとしていただきたいと思います。交通局のほうで御答弁ください,いかがでしょうか。 56 ◯習田交通局副局長 今御質問いただきましたが,このたびの事業者公募につきましては,先ほどの局長からの答弁のように,来年の4月からということで,5年間のということで事業者公募を行わせていただいております。  その中で阪急バスにつきまして,なぜ阪急バスがこのたび,先ほど先生から御指摘いただいたように選出されたかといいますと,やはり安全の面が非常によかった,提案よかった,実績よかった,あとやっぱりサービス面についても非常に向上させるという御提案を頂いてますので,我々としましては,こういった提案を実現いただけるように阪急バスにはしっかり働きかけていくということは当然のことだと考えてございます。 57 ◯理事(上畠寛弘) 採用というのは,これはもう交通局が要望するなり,神戸交通振興が採用してくれと要望されてると思いますけども,最終的にはこれは雇用する側の,経営陣の管理運営事項だということで,そこに,ある意味義務づけたり,これをしなきゃいけないという介入は最終的には管理運営事項で,一般論としてはできないというふうに考えてますが,その辺りはいかがですか。 58 ◯習田交通局副局長 あくまで雇用につきましては各社の御判断ということでございますので,我々としましては──ただ先生おっしゃっていただきましたけども,非常に努力をしてバス路線を守ってきた,しっかりした運転士もおりますので,我々としては,この魚崎営業所が管轄してまいりました路線が,阪急バスさんのお力も頂きながら,より成長していけるようにというふうに考えてございます。  これにつきましては阪急バスさんのほうで判断されることですが,我々としましては,やはり株主の立場もございます。神戸交通振興株式会社と共に,できるだけ雇用を確保したいという思いは同じように持ってございますので,そういった観点を持ちながらも,ただ4月からの阪急バスでのしっかりした運行ということについては責任を持ってやっていただく,当然社員の教育ということについてしっかりやっていただくということが大事だというふうに考えてございます。 59 ◯理事(上畠寛弘) お願いします。ぜひ今おっしゃった,きちんと本当に真面目にちゃんとサービスを提供してた方と,そうじゃない方というのはちゃんと分けられるべきであるというふうに思いますし,そこはお願いしたいのと,あとは自由民主党神戸市会議員団から,来年度の予算要望に向けて,交通局の項目で,そういった観点──株主としての有限責任であることを踏まえた上での責任をきちんと果たすようにということは把握していただいてますよね,そこはいかがですか。 60 ◯習田交通局副局長 交通局のほうにはまだ,申し訳ございません,予算要望は届いてございませんが,事前に上畠委員のほうから少しお話をお伺いしておりますので,認識はしてございます。 61 ◯理事(上畠寛弘) ぜひともその観点できちんとやっていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。 62 ◯委員長(徳山敏子) 他に。 63 ◯委員(山下てんせい) すみません。私,雇用の話ではないんですけど,パルティ事業についてお伺いします。  パルティ事業は御存じのとおり,市営高速鉄道西神車庫の未利用地の有効活用として今ショッピングセンターを造っておりまして,最近では業務スーパーが入って非常によくはやっております。  このパルティ事業だけが,実はちょっとほかの駅ビル事業と比べて異質でして,どれぐらい異質かというと,これはあくまで高速鉄道西神車庫の未利用地なので,この土地の使われ方というのは今後非常に交通局の方針にも関わる部分でございます。  具体的に申し上げてしまえば,仮にこの土地にマンション等が建ってしまったら,神戸市営地下鉄西神・山手線の延伸というのはもう100%なくなるということなので,ある意味この土地というのは大事に使っていただきたい土地だと思っています。  今までの説明をそしゃくすれば,これもOMこうべに管理業務を委託するというふうになるのかなと思っているんですけど,その点の状況をちょっと詳しく教えていただけませんか。 64 ◯習田交通局副局長 パルティでございますが,先ほど山下委員のほうからも御指摘いただきましたように,これはあくまで未利用地の暫定利用ということで,外郭団体である神戸交通振興の,株式会社としてのノウハウを活用して運営をしてきた,少しでも賃料収入──交通事業の収益のためにということで実施しているものでございまして,あくまで暫定利用でございます。  先生先ほどございました,ここにマンションが建ったら延伸がなくなるというお話ございましたけど,マンション建てる計画今ございませんけれども,これは仮にそうなったからといっても,なくなると100%断言するものではないというふうに我々考えてございます。技術的にはいろんな方法があろうかというふうに思ってございます。  パルティを今後どうするかということにつきましては,暫定利用というところもございますので,あと駅から少し離れているというところもございますので,契約につきましては,これまでは神戸交通振興株式会社とテナントとの契約ということでございましたが,交通局との契約のほうに切り替える方向で調整を進めるのかなというふうに,今調整段階でございますけど考えてございます。  ただ,管理運営となりますと,やはりOMこうべのほうがしっかりしたノウハウもございますので,実態としては,見た目として今とあまり変わらない状態でございますが,暫定利用という観点から,そのような対応で今考えてございます。 65 ◯委員(山下てんせい) 今,西神中央駅の近辺がリノベということで,駐車場も立体化とか,いろいろやってるんですけど,神戸交通振興さんが管理されている臨時の駐車場とか,幾つかやっぱり駐車場もありますし,そこの駐車場のところに賃貸のマンションを建てるというふうな動きもやっぱり現在ございますので,私自身としては当然まだまだ神戸市営地下鉄西神・山手線の延伸ということを諦めたつもりはないんです。将来的には何とかしかるべき土地につなげていきたいなというふうな思いはあるのですが,現状ではさすがにその事業費を出す余力がないというのも理解しておりますので,今のままでいいとは思いませんが,やっぱり土地の利用というのは慎重にしてほしいというふうな思いもあり,そういう意味で,パルティが交通局との契約に切り替わって当分まだ続いていくんであろうということは,それは今収益上がっている事業でもありますし,静観していこうと思っております。  あと,もうここから先は意見なんですけど,シティー・ループ事業です。  シティー・ループ事業に関しても,次期事業者選定の今公募中と。まだ決まってない──12月下旬に決定予定ですけど,まだ決まってないですよね,まだ。  ただ,やはりシティー・ループ事業は賛否両論あれども,私はバスガールの方がいたりとか,あるいは市内観光で北野のほうまで走ってるバスというのはないですから,そういう意味では横浜のあかいくつバスに並ぶぐらい市内観光の要になってると思ってるんですけど,何分,車両が老朽化していることとか,事業が存続してもらえるのか,非常に不安視をしております。そこへもってきてポートループバスが出現しましたので,将来的に,このシティー・ループという機能が失われる可能性はあるなと思っております。  ただ,神戸市の観光の観光バスとして,しっかりここまで存在感を示してきた事業ですから,何とかポートループバスとシティー・ループと併存していただけるような状況にしていただきたいなというふうにお願いをしておきます。  以上です。 66 ◯委員長(徳山敏子) 他にございませんか。  (なし) 67 ◯委員長(徳山敏子) 他に御質疑がなければ,交通局関係団体の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。  それではここで,次の市長室が入室するまでの間,この際,約15分間休憩いたします。   (午前11時20分休憩)   (午前11時34分再開) 68 ◯委員長(徳山敏子) それでは,これより市長室関係団体の審査を行います。  公益財団法人神戸国際コミュニティセンターについて当局の報告を求めます。 69 ◯大畑市長室長 市長室長の大畑でございます。よろしくお願い申し上げます。  恐れ入りますが,着席して御説明申し上げます。  それでは,公益財団法人神戸国際コミュニティセンターの事業概要につきまして御説明申し上げます。  お手元にお配りしております令和3年度事業概要の1ページをお開きください。  まず,財団設立の趣旨でございます。  当財団は,神戸のさらなる国際都市としての発展を目指し,開発途上国を中心とする諸外国の抱える諸問題の解決のための国際協力を行うとともに,市民の国際交流の促進,多文化共生の推進などにより地域の国際化を進め,もって国際社会の平和と繁栄に寄与することを目的としております。  次に,財団の概要でございます。  設立は平成5年7月,基本財産は3億円で,全額神戸市が出捐しております。
     2ページをお開きください。  当財団の機構でございますが,財団の重要事項を意思決定する評議員を置くとともに,業務を執行する理事長,専務理事,常務理事兼事務局長を置き,2部3課並びに天津・上海の2か所に海外事務所を設置・運営しております。  役員を除く職員数は,7月1日現在で表の最下段にございますように合計15名で,そのうち6名が神戸市からの派遣職員でございます。  3ページを御覧ください。  当財団の評議員・役員等でございますが,7名の評議員,9名の理事と2名の監事から成っております。  4ページから12ページにかけましては,定款を記載しておりますので,後ほど御覧ください。  13ページをお開きください。  令和2年度事業報告でございます。  1事業報告でございます。  国際協力事業として,(1)カンボジア王国における教育人材育成支援事業では,神戸市教員OB1名をカンボジアの小学校教員養成校に派遣し,指導教員の能力向上に向けて支援を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染症の影響により事業を中止をいたしました。  14ページをお開きください。  (2)国際協力機構(JICA)国内研修受託事業では,JICAから研修事業を受託し,神戸市がノウハウを有する防災分野を中心に,アからエに記載の4件の研修を計画しておりましたが,新型コロナウイルス感染症の影響により,ア.コミュニティ防災研修,イ.災害に強いまちづくり戦略研修の2件をオンラインにて実施し,他の2件は中止をいたしました。  16ページをお開きください。  国際交流・多文化共生事業として,(1)情報提供・相談など総合窓口の運営では,外国人市民のための生活相談や日本語学習支援,国際交流に関する情報提供等を行いました。  具体的には,ア.情報提供・案内事業として,当財団のホームページにおいて最新の生活情報を「やさしい日本語」と11言語で提供する神戸リビングガイドを運営するなど,幅広く情報提供を行いました。  17ページに参りまして,イ.相談事業として,1)生活相談においても,電話及び窓口で11言語により対応いたしました。  2)専門相談では,行政書士及び大阪出入国在留管理局神戸支局職員による専門相談を実施いたしました。  3)外国人相談窓口担当者連絡会では,外国人市民の生活相談を行っている団体の担当者を対象とした研修・情報交換を行いました。  ウ.通訳翻訳支援事業として,1)外国人市民が区役所へ相談等に訪れた際に三者通訳を実施するとともに,18ページをお開きいただきまして,2)公的機関で相談等を行う際にボランティア通訳を派遣する同行通訳のほか,3)行政情報の多言語翻訳,4)災害時通訳翻訳ボランティア事業を実施いたしました。  19ページに参りまして,エ.国際交流ボランティア事業として,1)日本人サポーターが外国人市民に対し,日本語及び日本文化の学習支援をマンツーマンで行う日本語文化学習支援事業を実施いたしました。あわせて,2)ボランティアによるカウンター窓口案内業務を行いました。  (2)神戸市における地域日本語教育体制整備事業では,令和元年度より文化庁からの補助を受け,日本語能力が十分でない外国人市民に対し,それぞれのライフスタイルと能力に応じた日本語学習機会を提供する事業として,ア.総括コーディネーター兼地域日本語教育コーディネーターの配置と総合調整会議の開催,イ.初級日本語クラスの開催,20ページをお開きください,ウ.市内日本語教室のネットワーク化,エ.日本語教育人材に対する研修,オ.日本語教室の開催支援,カ.地域型メルマガ配信を行いました。  21ページに参りまして,(3)市民レベルの国際交流事業では,ア.神戸コミュニティフォーラム,イ.多文化交流会をオンラインで開催をいたしました。  (4)ふたば国際プラザ運営でございますが,多文化共生社会実現のための拠点施設として,長田区のふたば学舎内で各事業を実施しております。  22ページをお開きください。  (5)国際化推進事業助成では,民間団体の実施する国際協力・国際交流事業に助成を行いました。  23ページに参りまして,新型コロナウイルス感染症対策に関する事業として,新型コロナウイルス感染症の影響により生活に困窮する市内外国人留学生等の支援を目的に,(1)外国人留学生等支援事業助成,(2)外国人留学生等有償ボランティア事業を実施いたしました。  留学生支援事業として,(1)奨学生事業では,ア.奨学生の選考として,市内の大学に在籍する外国からの私費留学生を対象に,菅原奨学金奨学生30名を選考いたしました。  24ページをお開きください。  イ.奨学生関連事業として,1)市民との交流機会の提供,2)奨学生送別会・同窓会の運営,3)奨学生OB・OGへの情報提供,4)留学生による神戸市情報の発信の4つの事業を行いました。  25ページに参りまして,市内で学ぶ留学生に対して,(2)文化施設見学の支援として,はっぴぃめもりーパスKOBEを発行するとともに,(3)就職活動の支援として,外国人のための合同企業説明会等をオンラインで開催いたしました。  26ページをお開きください。  海外事務所の運営事業として,(1)神戸・天津経済貿易連絡事務所では,ア.友好都市交流事業として,天津市との友好交流事業の調整など,イ.中国企業の神戸進出誘致,地元企業の進出等のサポート,ウ.国際医療交流及び経済交流の推進,27ページに参りまして,エ.観光客誘致,地場産業等のプロモーション,オ.各種情報の収集,提供,連絡調整を実施をいたしました。  (2)神戸・上海経済港湾連絡事務所では,ア.都市間交流促進事業,イ.船社,貨物,客船の誘致,ウ.ビジネスチャンスの創出及び企業支援,28ページをお開きください,エ.観光客誘致,地場産業等のプロモーション,オ.各種情報の収集,提供,連絡調整を実施をいたしました。  その他の事業として,(1)神戸市外国語大学との連携事業,(2)関西領事団への支援を行いました。  30ページをお開きください。  令和2年度の事業別収支計算書について御説明申し上げます。  当財団の会計は,公益目的事業会計,収益事業等会計,法人会計の3区分で処理を行っております。1万円未満は省略いたしますので,あらかじめ御了承願います。  まず収入の部では,公益目的事業会計が1億9,914万円,収益事業等会計が959万円,法人会計が1,635万円で,当期収入合計は2億2,509万円となっております。  支出の部では,公益目的事業会計が1億9,935万円,収益事業等会計が959万円,法人会計が1,703万円で,当期支出合計は2億2,598万円となり,この結果,当期収支差額に前期繰越収支差額を加え,次期繰越収支差額は439万円となっております。  31ページから37ページにかけましては,正味財産増減計算書,貸借対照表,財産目録等を記載しておりますので,後ほど御覧ください。  続きまして,38ページをお開きください。  令和3年度事業計画でございます。  財団の名称を神戸国際コミュニティセンターに変更するとともに,10月に事務所を新長田に移転し,併せて中央区・東灘区にも拠点を新設をいたしました。  主な事業を御説明申し上げます。  国際協力事業として,(1)国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業や(2)JICA国内研修受託事業,39ページに参りまして,(3)国際協力調査事業を実施しております。  次に,国際交流・多文化共生事業として,(1)情報提供・相談,日本語学習支援事業では,多文化共生社会の実現を目指すとともに,市民の国際交流を図るために引き続き各種事業を実施しております。  ア.情報提供・案内事業では,1)神戸リビングガイドの運営,2)窓口及び電話による情報提供,3)図書コーナー・情報提供コーナー,40ページをお開きください,4)多言語メールマガジン配信を,イ.相談事業では,1)生活相談,2)専門相談,3)外国人相談窓口担当者連絡会の開催を,ウ.通訳翻訳支援事業では,1)三者通訳事業,41ページに参りまして,2)同行通訳事業,3)災害時通訳翻訳ボランティア事業,エ.日本語文化学習支援事業を実施しております。  (2)神戸市における地域日本語教育体制整備事業では,ア.日本語教室等への支援,イ.日本語教育人材育成,42ページをお開きください,ウ.初級日本語クラスの3拠点での実施,エ.地域日本語教育のためのホームページ開設を実施しております。  (3)外国人コミュニティーや外国人支援団体・NPO等と連携した外国人市民支援事業として,健康教室等を実施しております。  (4)ふたば国際プラザの運営では,ア.外国人市民に対する支援,イ.日本人と外国人との交流の推進,ウ.外国人市民への支援人材の育成などの事業を実施しております。  (5)市民レベルの国際交流事業では,ア.神戸コミュニティフォーラムを実施するとともに,43ページに参りまして,イ.多文化交流会を開催をいたします。  (6)国際化推進事業助成及び新型コロナウイルス感染症対策に関する事業として,困窮外国人留学生等支援事業助成を引き続き実施しております。  留学生支援事業として,(1)奨学生事業をはじめ,44ページに参りまして,引き続き(2)文化施設見学支援,(3)就職活動の支援,(4)大学の同窓会組織との連携強化及び菅原奨学金奨学生同窓会との交流を行っております。  45ページに参りまして,海外事務所の運営事業として,(1)神戸・天津経済貿易連絡事務所におきまして,友好都市交流事業をはじめ各種事業・取組を,46ページをお開きください,(2)神戸・上海経済港湾連絡事務所におきまして,都市間交流促進事業をはじめ各種事業・取組を行っていくことで,経済交流,企業誘致,観光客誘致,シティーセールス,ポートセールス及び友好都市交流を推進してまいります。  47ページに参りまして,最後にその他の事業として,(1)神戸市外国語大学との連携事業を進めるとともに,(2)関西領事団の支援を引き続き行っております。  2経営改善の取組み状況でございますが,引き続き経費削減に向けた事務事業の見直しと神戸市補助金以外の財源の維持拡大に努め,収支均衡による運営を行ってまいります。  また,職員が生き生きと働くことができるよう働き方改革を推進し,ICTを積極的に活用した効果的で効率的な業務の遂行に努めるとともに,引き続き国際協力,交流団体等と緊密に協力・連携しながら,多様化する市民ニーズに対応してまいります。  49ページをお開きください。  令和3年度事業別予定収支計算書について御説明申し上げます。1万円未満は省略いたしますので,あらかじめ御了承願います。  まず収入の部ですが,公益目的事業会計,法人会計の2会計の当期収入合計に前期繰越収支差額を加えました収入合計は,2億5,698万円でございます。  次に,支出の部でございますが,公益目的事業会計,法人会計の2会計の当期支出合計は2億5,199万円で,これらに当期収支差額58万円を加え,次期繰越収支差額は498万円となっております。  50ページから54ページにかけましては,予定正味財産増減計算書や予定貸借対照表等を記載しておりますので,後ほど御覧ください。  以上で公益財団法人神戸国際コミュニティセンターの事業概要の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 70 ◯委員長(徳山敏子) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行いますが,この際,当局に申し上げます。  委員会運営の効率化のため,答弁は適当なものについては当該団体の幹部職員からも答弁されるよう,特に申し上げておきます。  それでは,公益財団法人神戸国際コミュニティセンターについて御質疑はございませんか。 71 ◯理事(堂下豊史) 拠点拡充についてお尋ねしたいと思います。  本年,神戸国際コミュニティセンター,在住外国人支援を拡充する観点から,本部拠点,新長田に移転をし,さらに三宮・御影にも拠点を新設をいたしました。国際交流あるいは多文化共生の推進につながるものだと大いに期待をしております。  一方,北神地域の日本語教室関係者からは,より身近な場所に,日本語教室をはじめとして,立ち寄れる拠点の設置を求める声を聞いております。  北神地域の在住外国人は他区に比べると少ないものの,直近5年間の伸び率は1.21倍と西区に次いで神戸市内で高い伸び率となっております。  そうしたことから,急激に在住外国人の日本語学習者が増え,会場人数制限を超える勢いで学習をしたいという方が増えているということも聞いております。別に会場を借りる必要も感じておられるそうですけども,なかなか費用面の制約,あるいはそもそも会場自体が適当なものがないということから,受入れを断念せざるを得ないという状況も発生をしているようです。  こうした観点から,より身近な場所で在住外国人支援を推進する観点から,北神地域を含む他の地域へ拠点を拡充すべきと考えておりますが,御見解を伺いたいと思います。 72 ◯大畑市長室長 拠点の拡充につきまして御答弁を申し上げます。  先生,先ほどお話がありましたように,近年の外国人市民の数の伸びというのは著しいものがございます。そういった背景を基に,神戸国際コミュニティセンターにおきましても,拠点を拡充してその対応に当たると,そういう趣旨で,このたび10月に拠点移転,それに併せまして3か所という形で拠点を拡充したところでございます。  この3か所の拠点を我々も考える上で,1つは,現在市内の在住外国人の方の住んでいらっしゃる区ごとの人口を見ますと,東灘区から長田区にかけまして在住外国人の方の4分の3以上の方がお住まいになっていらっしゃると。そういうことから我々も3か所という場所を選定をして,まずこの場所で拠点を拡充していきたいというふうに考えております。  支援の在り方,方法論というのはいろいろあろうかと思います。特にコロナの関係の中で,なかなか対面でそういったことが難しいという場合もございますので,神戸国際コミュニティセンターではオンラインによる初級の日本語教室,こういったことのクラスも開設をし,何とか支援を途絶えることなく引き続きやっているところでございます。  したがいまして,まだまだ,今後そういう在留資格の変更というようなことも新聞等で拝見もしておりますし,その外国人の住民の方の数が今後またさらに増えていくという状況も,我々もそれは課題を認識しているところでございます。  そういった中で,支援するという目的をどういう手段でやっていくのが一番いいのかということにつきましては,今3か所でスタートしておりますけれども,今後の状況を見ながら──また今お話がございましたように,市内では24の団体の皆様に,地域日本語教室ということで運営をしていただいております。コミュニティセンターだけの体制だけではなくて,地域のそういった教室の団体の皆さんとも連携しながら,どう持続的にこういった形を続けていくのがいいのかということを,我々も引き続き検討してまいりたいと思っております。 73 ◯理事(堂下豊史) 課題認識をお示しいただきまして,ありがとうございます。  地域の日本語教室運営費助成については,令和元年度まで東灘区・長田区で大規模に日本語教室を開催する2団体のみへの助成を行っていたものを,昨年度からの制度改正で,全ての地域の日本語教室を対象とした助成制度に拡充をしていだいたことは大いに評価をしております。  一方で手元の資料なんですけども,横浜市は在住外国人約10万人に対して,横浜市が設置する国際交流・多文化共生の拠点が11か所,市民団体等が運営する日本語教室が約130教室あるというふうに手元の資料では読み取れます。  一方,神戸市ですね,在住外国人数約5万人に対してKICCが設置する国際交流・多文化共生の拠点が,先ほどからもありますように3か所──本部1か所・ブランチ2か所,合計3か所。それと,市民団体等が運営する日本語教室が今,室長御答弁ありましたように24か所となっております。10万人当たりの拠点数が横浜市の約半数,日本語教室は約3分の1にとどまっております。  このようなことからも,日本語教室を含む拠点の一層の拡充の余地があると考えておりますが,その10万人当たりの拠点数,横浜市の半数,教室が約3分の1にとどまっている理由を,当局はどのように考えているのかも含めて御見解を伺いたいと思います。 74 ◯大畑市長室長 御答弁を申し上げます。  今御指摘いただきました横浜市との人数当たりの支援拠点数の差がどうあるのかということだと思います。  実際に今の差があるというのは恐らく事実でございますし,これからのことをどういうふうに考えていくのかということを先ほどもちょっと申し上げましたけれども,やはり国際コミュニティセンターのみならず,先ほどもありました地域のいろんな支援団体ございますので,こういった皆様とうまくネットワークをしっかり構築して,それぞれの地域の教室も持続的にそういう活動ができる,あるいは今後の外国人の方々の人数の増加,それに合わせたニーズにどう対応していくのかということを,いろいろ我々も日本語教室コーディネーターというのも配置をしておりますので,そういった地域日本語教室の皆さんの御意見も聞きながら,今後の対応というのを引き続き検討してまいりたいというふうには思っています。 75 ◯理事(堂下豊史) 以前この件で当局と面談でやり取りをさせていただいたときに,今,室長の答弁の趣旨からもそういうこと触れられてたんですけども,やはり目的に合った手段を──日本語教室だけではないでしょうし,生活支援もそうでしょうし,様々な相談窓口の設置もそうでしょうし,いわゆる在住外国人の日本での生活を支援するための手段として,日本語教室もあるでしょうし,また拠点の設置というのもあると思うんですね。  横浜との比較では,例えばサロン的なものに横浜市は助成メニューを持っておられないようなことも以前当局から伺いました。ですから,単純に先ほど私が紹介させていただいた数で比較はできないでしょうし,先ほど私が申し上げたように,神戸市も2団体のみへの日本語教室の助成を昨年度から大幅に拡充をしていただいて,今後それを活用した日本語教室の伸びも期待できます。  そういう意味では,日本語教室が横浜市の3分の1にとどまっている理由も,その辺りの日本語教室への金額面での補助が薄かったのかなという印象も私受けてます。この辺りはぜひ当局,分析をしていただいているとは思うんですが,神戸市の今後さらに増加が予想される在住外国人への支援という観点から,やはり他都市との比較においても,より分析を強化していただいて,足りない部分には一層の対策をしていただきたいというふうに強く思っております。  地域で日本教室を運営される方,本当に様々な御苦労がありながら,ここまで運営をしていただいていると思いますし,もっともっと今後の──先ほど室長も言われましたように,22年度にも──来年度に事実上在留期限をなくす方向で今政府は調整しているという先般の新聞報道もありましたし,家族の帯同も可能となれば一層の伸びも予想されることから,単純にこの区は在住外国人がこれだけだから拠点はこれだけだとかいうことではなくて,地域実態に応じた支援の在り方を,実際の運営者とも一層の意見交換をしながら進めていただきたいなと思ってるんですが,その辺りについての御見解,再度伺いたいと思います。 76 ◯大畑市長室長 御答弁申し上げます。  今委員のほうがおっしゃったその視点というのは,我々も同じ共通の認識を持ってございます。今後の増加に対して,日本の自治体それぞれがやはり工夫をしながら,これにどう対応していくのかということを非常に頭を悩ませているところだとも思っています。ですので,それぞれ先行的にやっていらっしゃるような事例も参考にさせていただきながら,かつ先ほども申しましたが,地域でそれぞれ御苦労されながら持続的にやっていただいている活動,その状況につきましても情報を共有させていただきながら検討してまいりたいと思っております。  以上です。 77 ◯理事(堂下豊史) 一層の推進を期待しております。  以上です。 78 ◯委員(川口まさる) 19ページの令和2年度事業報告と41ページの令和3年度事業計画において,神戸市における地域日本語教育体制整備事業について記載されています。  日本で生活する上で必要な日本語を教える必要性は理解できますが,民間の日本語学校にも生活に必要な日本語を教える能力はあるはずです。初級日本語クラスを無料で開催しているということですけれども,民業との関係をどのように考えているのでしょうか。例えば十分な所得を得ている場合などには相応の負担を求めてもよいと思うのですが,いかがでしょうか。 79 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 先ほどの初級日本語の受講料のお話と民間の経営圧迫の件でございます。  神戸市では令和元年度から文化庁の補助事業を活用しながら,初級者を対象とした初級日本語クラスを開催してございます。そこでやってますのは,生活者としての外国人へ日本語学習の機会を提供しているというものでございます。やり方につきましては,法律が──日本語教育推進法が令和元年度にできましたので,そういった趣旨も踏まえて,生活者としての日本語の習得を希望する外国人が,誰でも参加できるようにということで無料で開催しているというものでございます。
     一方,例えば日本語学校ですけれども,日本語学校の場合は大体大学とか専門学校に進学するための準備として,その進学するために必要な日本語を学ぶという留学生が多うございます。そういう意味では,我々KICCのほうで行っている初級日本語クラスと日本語学校と,目的なり対象者が異なっているというふうに考えてございまして,民業の圧迫にはつながっていないというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 80 ◯委員(川口まさる) 日本語学校においても初級日本語──生活に必要な日本語というのは教えることは可能で,現に委託してやらせたりもしていますよね。日本語教育については,質の担保も重要です。日本語教育サービスであっても,消費者が価格と内容を鑑みて,よりよいサービスを選択していくのがあるべき姿です。もっとも実態としては,日本語学校においては,留学ビザの取得手続サービスの影響によってマーケットメカニズムは必ずしもうまく機能していませんが,本来はマーケットメカニズムを機能させて日本語教育の質を高めていくべきだと思います。  無料の日本語クラスの開催は行政によるダンピングともなりかねず,公正な競争環境をゆがめるおそれがあります。日本語教育産業全体を毀損することにつながらないよう留意してほしいと思っています。  仮に市の負担で日本語を教える場合でも,例えばバウチャーを対象者に配布するなどして,日本語教育そのものは民間企業に委ねる方法もあるように考えます。行政においては検討していただくようお願いいたします。 81 ◯委員(松本のり子) 日本語教室とあと相談窓口の2点についてお聞きします。  まず相談窓口ですが,3つの拠点の場所でされてます。私も先日ちょっと御影市場で買物してたら,ちょうどこの御影教室を見つけまして,窓からのぞくと先生がお一人でいらっしゃったんで,ちょっとお話を伺ったんですけれども,今東南アジアの人たちが相談も来ると。その主な相談というのは,やはり就職の相談が多いと。公費留学の人たちはそれなりの企業に就職できて,母国に戻ってそこの支店で働いたりしてるけれども,なかなか東南アジアで私費で来てる方たちというのは就職が大変だと。そのときに留学生の就職──そして見つかっても大阪とか東京が多く,なかなか神戸での就職先が今のところ非常に少ない。  1つ私,これ見てて,理事さんの中に工業会の副会長とか,あと商工会議所の理事さんたちがいらっしゃるんですが,そういった人たちと連携をして,神戸の中小企業の就職先というのは開拓できないのかなと思います。  一方で市内の企業も人手不足ということが言われてますよね。ついにそれで廃業する人たちもいらっしゃるので,その辺,神戸市が何か手助けして市内の就職先をもっと見つけてあげる──機械金属なんか,かなり中小企業いっぱいあるので,その辺はどのようにお考えなんでしょうか。 82 ◯檀特市長室国際部長 留学生の就職支援につきましては,平成25年ぐらいから神戸市の機械金属工業会とか地元の経済団体と連携しながら,留学生を対象とするジョブフェアであるとか,それから留学生と企業の方が実際に会っていただいて,留学生にとって就職したい企業はどういう企業か,逆に企業にとってはどういう留学生を雇いたいかというようなコミュニケーションを直接神戸の企業の方とやっていただくとか,地道な活動を続けておりまして,最近ではコロナ禍でなかなかリアルに会って面談ということができないので,オンラインを使った外国人のための合同企業説明会だとか,そういうのを地道にやっておりまして,そんな中から確かに神戸市外へ就職する方も多いのですが,神戸市内で就職をされて活躍されている方もいらっしゃるというような状況です。 83 ◯委員(松本のり子) 私がお話しさせていただいた大学の先生が言うには,機械金属の会社,おととしに1人だけ就職できて,あとは全然できないんだと。その理由の1つとして,やはり持ってる企業さん,中小企業のそこで働いてる人たちがなかなか外国人を受け入れるという状況にないと,そこが何か大阪とちょっと違うとこなんですと。ということは,今後少子・高齢化の中で,こういったグローバルに外国人の人たちもこの神戸でお仕事してもらわなければならないような状況が生まれてきつつあると思いますので,企業で働いている人たちの意識も変えないといけませんよね。幾ら──社長さんとばっかりお話をするんじゃなくて,その辺は今後の課題だと思うんですが,経済観光局には工業課とかそれなりの部署があると思いますので,そういうところと連携をしていただきたいと思うんですが,今のところ連携というのはまだ──されてるんですか。 84 ◯檀特市長室国際部長 今も常に連携をしてまして,国際部のほうに集まってきた情報は経済観光局と共有して,一緒に何ができるかということを常日頃から話し合っているような状況です。 85 ◯委員(松本のり子) そうしましたら,ぜひその強化してもらうことで,そのお話聞いた先生の不安も払拭されるんじゃないかなと思います。とにかくよそに取られると,一生懸命こちらで頑張っててもなかなか厳しいんだと。2025年に大阪万博がどうなるか分かりませんけれども,コロナの中で,これをもしやるとなれば,ホテルも造るだろうし,建設ラッシュになる可能性も出てきますよね。そうなれば,ここで相談したり日本語教室に来てくださった人たちが全部大阪に取られていく可能性もあるので,ぜひ今のうちにね──せっかく頑張ってされてることが,隣の府に取られるなんていうのはけしからんことですので,ぜひそこは頑張っていただきたいということを申し上げます。  それともう1点,日本語教室の件なんですが,これも御影の教室で先日見せてもらいまして,本当にきれいなところでマンツーマンでね──2人と先生1人でされてて,すごく自由に,言葉が出ないけれども,頑張って日本語を勉強しようという姿勢が見えて,すばらしいなと思いました。  ただ,阪神電車の音がうるさくてうるさくて,講師の声は聞こえないわ,生徒さんの声は聞こえないわ。今すぐとは言いませんけれども,防音の設備をちょっと検討できないかのなと思うんですが,その点いかがでしょうか。 86 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 先ほどの件ですけども,今年の10月に3拠点再編しまして,御影にも拠点を設けたということでございます。もともと喫茶のお店だったのを改装して,ああいう形にさせていただきました。空き店舗を利用するということもありますし,市場の中でということで,できるだけいろんな方が触れ合えるようにということで,あちらの場所にしたということでございますけれども,実は構造上,外から見たら1階だけに見えるんですが,実は2階建てでして,2階のほうは階段の傾斜等があって非常に危ないのかなということと,音の関係もあるだろうということで,音のこともできるだけ影響を排除するという意味でも1階だけ手を入れて,ああいう形でオープンをさせていただいたということでございます。  なかなか音の件は阪神電車に言うわけにもいきませんので,できるだけこちらのほうで,どんな対策が取れるのかというのは気にしてまいりたいと思いますし,ちょっと必要であれば,そういう専門の業者とも相談をしていくということも場合によってはあるのかなというふうには思ってございます。 87 ◯委員(松本のり子) ぜひ防音をしてあげないと,とてもじゃないけど集中できないんですよね。3時半から5時まで──3時から5時かな,私だけかも分かりませんが,集中ができないので,ぜひこれは検討してあげてほしいです。  それと今コロナの中で非常に難しいんでしょうけれども,こういった外国人のお仕事なさってる方は,やっぱし自分たち外国人同士で集まって,地域になかなかね──地域の人も受け入れる体制もなかなかないし,お互いが別々で暮らしてるような状況があると思うんですね,東灘で見てましても。ですから,せっかく場所が,いろんな方が通る市場の中ですので,そこで何か地域の方と,日本の暮らしとか,日本の人の生活様式とか考え方,そういったものが気楽に交流ができるような──今は難しいんでしょうけども,そういったことはぜひ考えていただきたいなと思うんですが,いかがでしょうか。 88 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 例えば御影の拠点の例で言いますと,基本的には今初級の日本語教室を中心に運用してございます。その空いた時間としては,貸し会議室というようなことで,あそこのスペースを大体1時間300円ぐらいで,比較的安くお貸ししているというような状況でございまして,私どもとしても,単なる日本語教室だけをやるというつもりでもなくて,先ほど委員がおっしゃったような形で,できるだけ,まさに外国の方と市民の方──日本の方が触れ合うというようなことができないかということで考えてございまして,一例ですけれども,御影の拠点で言いますと,大学の学生さんのサークルが,そういう今なかなか留学に行けないような状況ですので,日本にいる外国人と触れ合うようなことができないかということで,定期的にうちのほうの会議室を借りていただいて,そういうサークル活動といいますか,そういったことを今やり始めているようなことがございます。  以上です。 89 ◯委員(松本のり子) 10日ほど前に,うちの林委員と一緒に新長田の教室を見せてもらったんです。とても広くて明るくてすばらしい教室なんですが,朝のマンツーマンと夜は結構詰まってるんですけれども,日中が大半もう空いてるんですよね。日本語教室ができてないというのか,日中というのは難しい部分があるんでしょうけれども,何かもったいないなと思いました。午前と夜しかやってないのでね。ここをもう少しちょっと工夫をされて,それこそここも地域と外国人の方との交流,そういうのができたらなと思いますので,その辺もぜひ一度検討していただきたいと思います。もし何かコメントがあれば。 90 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 新長田の拠点でボランティアによるマンツーマンの日本語の学習の機会を設けてございます。  今までは私ども三宮の貿易センタービルにいましたので,そこで長らくマンツーマンの日本語学習を行ってたということでございまして,それが新長田のほうに移転したということで,まだまだちょっとPRができてないということもございます。  それから三宮にも──3拠点の整備いうことで,御影と三宮と新長田,この3拠点整備してますので,三宮でもマンツーマンをやっております。そういう意味ではちょっと分散をしているということがございますし,まだまだ10月に移転したばっかりで知名度不足ということもあるのかなと思ってまして,どんどん私どもとしてはPRをしていって,できるだけスペースの有効利用をしていきたいというふうに考えてございます。 91 ◯委員(松本のり子) もう終わりますが,せっかく日本語教育の推進に関する法律ができて,ましてや神戸は昔から国際都市とか言われてる中で,今東南アジアの人たちがどんどんと増えてきてる中で,そういった人たちとお互い交流ができて,その人たちと一緒に,共生の神戸のまちができていったらいいなということを申し上げて終わります。 92 ◯理事(高橋ひでのり) 説明があると思ったんですが,まず団体名の変更ですね。神戸国際協力交流センターから神戸国際コミュニティセンターに変わったという,ある程度趣旨お伺いしてるんですが,ちょっともう一遍きちんと説明していただけますでしょうか。 93 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 この4月1日より神戸国際コミュニティセンターという名称に私ども財団が名称変更したところでございます。  知名度が,従来からコミュニティセンターという形で相談なりを受け付けてて,それはそれでございまして,そのほうがむしろ外国人も含めた市民に名前が売れてるという側面がありましたものですから,国際コミュニティセンター,そのほうが分かりやすい,名前が知られてるということで,そういう形でこの4月から変更させていただいたということでございます。 94 ◯理事(高橋ひでのり) その点は伺ってたんですが,確かにKICCという略称は変わらないということで,ただもう1つやっぱり外国人コミュニティーを支援するという趣旨があるのではないかなということを私は感じたんですが,どうでしょうか。 95 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 先生言われるように,そういった意味もあります。外国人がたくさん増えてきてまして,年々増えてきてございます。神戸市内,今5万弱おりますけども,コロナの関係でちょっとここ最近は減ってますけれども,それを除くと基本的には右肩上がりで,かつ今後さらに,企業の人手不足ということを背景に,神戸市内の外国人増えるというふうに見込まれてございます。  そういう意味では,私どもが担う役割というのも社会情勢に応じて変化をしていく必要があるのかなというふうに思ってございまして,ついてはたくさん住んでおられる,今後増えていくであろう外国人市民の方への支援ですね,いろんな相談に乗ったりとか,日本語学習の支援をするとか,よりそういった役割が重大になってくるということでも,もちろん認識してございます。 96 ◯理事(高橋ひでのり) ということで,外国人コミュニティー支援について3点ほどお伺いします。  まず昨日,議員へも情報提供があったんですけども,42ページの(5)のアですね,神戸コミュニティフォーラム。これ今年度の取組とか分かったんで,非常にいい内容だなと私は思うんですが,趣旨ですね,神戸コミュニティフォーラムというのがそもそもどういう趣旨で現在開催をされているのか,お伺いします。 97 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 神戸コミュニティフォーラムですけれども,趣旨は神戸に住む外国人の市民と日本人の市民が多文化共生に関する理解を深めまして,人と人,コミュニティー間のつながりをより強めるきっかけとするために,いろんな意見を持っておられる方,バックボーンを持っておられる方が語り合う場を提供するということを目的として開始したものでございまして,このフォーラムに関しましては,日本語が十分でない外国人の方が市政に関して意見を伝えにくいという問題意識,そういった課題意識がありまして,それをきっかけにこういったフォーラムを開始したというところでございます。  そういったこともありまして,開始当初から英語でのコミュニケーションが可能な外国人なり日本人を対象に,個人単位での参加を想定しているという形で実施してございます。  以上です。 98 ◯理事(高橋ひでのり) 外国人市民が意見を言いやすくするために英語を使ってのということでありましたけども,そういう趣旨であれば,今後は英語に限らず,いろんな言語でのフォーラムの開催というのをぜひ検討していただきたいということを要望しておきます。  あと,今回交流するアジア女性プロジェクトとかFMわぃわぃ,こういう団体と一緒に取り組むというのは,多文化共生の取組に参加する市民を増やしていく上で非常に意味があるというふうに考えます。長田にはほかにも多言語センターのFACILとか,神戸定住外国人支援センターとか,いろんなNGOが震災後,活発に活動されてますので,今後そういう外国人支援団体と連携も強めてほしいということを要望しておきます。  もう1点ちょっと質疑したいのは,それだけではなくて,もう少し深い連携ということで,例えば新長田のところには神戸常盤大学がありまして,私も見学したことあるんですが,非常に地域密着で子育て支援をやってらっしゃいます。すぐ近所ですしね,ああいう大学なんかと連携して,外国人の方,当然子育てで悩んでる,悩みはいっぱい持ってらっしゃると思いますので,ぜひ連携をしてほしいんですが,その点についてはどうでしょうか。 99 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 この10月に私ども三宮から新長田へ移転をしましたけれども,それをきっかけに神戸常盤大学──これ長田区にございますけれども──と私どもで包括連携協定を締結をいたしました。そういった連携によりまして,大学が持ってる専門性とか知見を活用しまして,我々の事業の幅を広げたいという思いで在住外国人支援に取り組んでいくということで協定を結んでございます。  具体的に何をやるかということですけれども,例えばで言いますと,12月26日ですので,あさってですね,在住外国人向けの健康相談を受ける国際保健室と銘打って,私どもの交流スペース1階のほうでそういったものを開催する,それで外国人の方の健康や生活習慣についての相談に乗るといったことをやるということが決まってます。  それから,子育ての関係ですけれども,今,神戸常盤大学につきましては,私どもの本部のすぐ近くでKITという施設を運営してございます。そういう子育ての支援施設を運営してまして,その中に小学生の学習を支援するような施設がございます。その場で放課後に小学生のための学びの場を提供してるところなんですけども,かなり知名度も上がってきて人数も増えてきてるということを聞いてまして,その中には外国にルーツのある子供の数も増えてきてるというふうに聞いてございます。そういう外国にルーツのある子供に対しまして,よりきめ細かな学習支援を行いたい,学校での学習の遅れが出ないような支援を行うという,神戸常盤大学さんのほうはそういった思いがございます。  そういったお話を聞きまして,当財団としましては,すぐ近くに──目と鼻の先に我々の施設がございますので,私どもの施設の提供を含めまして,具体的な事業の実施に向けまして,今大学さんと調整をしているというような状況でございます。  以上です。 100 ◯理事(高橋ひでのり) 先ほどの質疑でも,午後の時間帯はかなり空いてるスペースがあるということですので,ぜひそういうのを活用して学習支援なんかをやってもらったらと思います。  最後に,外国人コミュニティーの支援ということを考えたときに,やっぱりこれまで神戸市として──これは国際課の所管になりますけども,外国人市民会議,ここはやっぱり外国人コミュニティーの代表の方をですね──あと研究者と一緒になってやってきて,いろんなこれまでの神戸市の外国人施策について議論,この議論の中からいろんな施策もできてます。この外国人市民会議について,もうちょっと改善をしてほしいなと思ってまして,それが今後のコミュニティー支援でもすごく重要だなと私は思います。  現在の外国人市民会議の開催状況と1回の開催時間,どの程度なんですかね。 101 ◯檀特市長室国際部長 開催時間,大体年に2回ぐらいの頻度で開催しておりまして,開催時間は割とたっぷりと時間を取って3時間程度というような状況です。 102 ◯理事(高橋ひでのり) 関連するということで,ぜひ改善してほしいんですが,まず11月8日の外国人市民会議傍聴された方から聞いたんですけども,開催時間が1時間半,オンラインでされてらっしゃるということで,実質的に神戸市の説明が30分前後ありますので,1時間ぐらいしか討議の時間がなかったということで,オンラインでやっているということもありますので,年2回ではあまりにも回数が少ない,やっぱりもう少し回数を増やすべきじゃないかなと思うんですが,見解をお伺いします。  (発言する者あり) 103 ◯委員長(徳山敏子) すみません,その前に高橋理事に申し上げたいんですけれども,外郭団体に関する質疑をよろしくお願いいたします。 104 ◯理事(高橋ひでのり) それは理解した上で,どうしてもこの外国人コミュニティー支援ということで,関連する所管課の業務なので,それでお伺いしたんですが,駄目ですかね。 105 ◯委員長(徳山敏子) 所管がちょっと違いますので,よろしくお願いいたします。 106 ◯理事(高橋ひでのり) そしたら残念ですが,ぜひ市民会議の内容についても,回数増やして十分参加されてる方からの意見をきちんと取り上げる体制をつくってほしいと。神戸市の施策についての議論だけじゃなくて,やっぱり参加者の方からのいろんな日々困ってる問題なんかの議論もやってほしいということを申し上げておきます。  そしたら最後に別件ですが,もともとは相談業務の充実ということをこの場でお伺いするつもりだったんですが,それについてはかなり有期雇用から無期雇用への転換というのをこの間されていて,生活保護や生活困窮者自立支援の研修もされてるということで,改善されてるということなので,あえて要望にとどめたいんですけども,ぜひやっぱりこのKICCの相談,生活相談ですけども,情報提供に終わってはならないと思うんですね。やはり外国人の方,非常に神戸での暮らしでいろんな問題にぶつかってるわけですから,単なる情報提供に終わらせるんじゃなくて,やっぱりソーシャルワーク,きちんと生活を支援していくということですね。いろんな生きづらさを抱えてらっしゃるので,ソーシャルワークをきちんとやっていける体制を今後目指してほしいということを要望しておきます。兵庫県のほうは,かなりそういう力量も持ってるように聞いてますのでね,神戸市もぜひやってほしいということを要望しておきます。  以上です。 107 ◯理事(林 まさひと) それでは数点質問させていただきます。  一番最初に国際協力の事業ということで,JICAの受託事業ということで行われているんですが,コミュニティ防災研修,それから災害に強いまちづくり戦略研修,説明文を読んでみたら,相手の国の行政官を対象にということでされているんですけれど,どちらにも重ならないというか,全部違う国の行政官とされているんですけれども,これはJICAの注文でこういう国々とのやり取りをされているんでしょうか,それともこちらの判断なんでしょうか。 108 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 JICAの防災を中心とした事業を我々受託をしてございますけれども,これにつきましてはJICAが委託をして,私どもがその事業を受託しているという関係にございまして,具体的な国籍の──どういう国の方が来られるかということにつきましては,JICAのほうで調整しているといいますか,うちのほうで決めるということはしてございません。 109 ◯理事(林 まさひと) 分かりました。こちらでということでなくて,向こうがこういう国々というのを選んでしているということですね。分かりました。  それから次に,松本委員と新長田へ行ってきたんですが,KICCはアスタくにづか1番館の1階にフロアがあるんですけれど,コミュニティセンター,確かに目立ちにくいことは目立ちにくいですよね。何か知らずにすっと通ってしまうような雰囲気のところなので,もう少し目立てるものがあればいいかなというふうには思います。  それで,このホームページとか,それから神戸リビングガイドというものがあって,いろいろ案内をされてるんですけれど,そのときに頂いたのが12月26日──今度の日曜日に食材提供と相談会と国際保健室ということで,保健のほうは常盤大学の方とやられるんですが,これが各言語でホームページの中にあるんですけれど,全然分からない国のところはチェックしてないんですけれど,日本語と中国語と英語のところを見たら,これの案内は日本語版当然載ってますし,英語版載ってるんですけど,中国語版は簡易中文ともう1つ古い漢字のほう,どちらも載ってない気がするんですよね,これはなぜかなという──ほかの言語はまだチェックはしてないんですけれど。 110 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 先ほど委員のおっしゃった事業ですけれども,食材提供と相談会と国際保健室ということで12月26日に実施するという分でございます。  これにつきましては,会場は私どものKICCの1階で行うということなんですけれども,主催がそれぞれ,例えば食材提供と相談会でしたらNPO法人とかそういった団体で,国際保健室は先ほど御答弁申し上げましたけれども,神戸常盤大学ということで,それぞれの主催が基本的には責任を持ってチラシを作り広報し当日事業を実施するという流れでやってございますので,そういった状況でそれぞれの主催者の判断で翻訳等を行っているというところでございます。 111 ◯理事(林 まさひと) それぞれが自分の言語に訳して,そこにアップをしているということで理解はいいんですかね。 112 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 それぞれの実施主体が翻訳をしているということです。 113 ◯理事(林 まさひと) それにしても,ちょっとベトナムだとかハングルだとか,僕全然チェックはしてないんですけれど,主催・協力,ベトナムのコミュニティーが入っているんですけれど,お隣の中国の方に知らせればいいと思うんですが,日本語と英語と中国語と見比べた場合に日本語のページと英語のページにはこの日付は載っているけれど,ほかのところになかったというのはちょっと何か合点がいかないところがありますので,せっかくのいいイベントをされるわけですから,宣伝にもなるのでね,ぜひこれはどの言語でも,見た方がここに来られるように,ちょっと改善はするべきじゃないでしょうか。 114 ◯大畑市長室長 私からちょっと御答弁をさせていただきます。  今お話がありましたように,様々な情報提供ということを考える中では,多言語でできるだけ多くの方にお知らせをするというのが趣旨でございますので,今回は主催者の方が限られた言語へ翻訳ということでございましたけれども,国際コミュニティセンターのほうでもそういった翻訳を支援するというような役割もございますので,そういう主催団体の方から相談があれば,そういうことにも乗っていったらいいというふうに思っていますし,ホームページ等で情報発信するというのは,やはり広く皆さんに知っていただくというのが一番の目的でございますので,最適な手段として考えてまいりたいと思っています。 115 ◯理事(林 まさひと) 神戸リビングガイドということで,KICCのホームページから入っていく部分になりますのでね,選択する言語で母国語のところがそこに表示されるわけですよね。そういう一体感の中でのイベントだと思いますので,その国の方特定の行事とか集まりとかイベントとかであれば,その国の特定の方のページにアップを,それは構わないと思うんですけれど,せっかくこういう事業ですので,在住外国人のための食材提供ということで,国を分け隔ててはいないわけですからね,ちょっとそういう点はチェックしていただいて,地域差というか,主催によるあれで色分けができたりとかむらができないような,そういうところはぜひお願いをしたいと思います。  それと,新長田の会場へ行ったんですけれど,入り口にアルコールと検温器があるんですが,故障してるということで,アルコールの補給がないと,検温器がエラーになって動いてなくてということですので,細かいことなんですけれど,ちょっとそういうところにも,4階の方が目配りをしていただきたいなというふうに思うんですが,その辺はどうでしょう。 116 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 アルコールの補充につきましては,たまたまそういうタイミングだったかも分かりません。いずれにしましても必要な手当てはしてまいりたいですし,そういう機器等の整備につきましても,必要なものはしっかり整備をしてまいりたいと思います。  以上です。 117 ◯理事(林 まさひと) あとすみません,最後に1個だけですけれど,初級日本語クラスですよね,お聞きしたら28クラスやったかな,3か所で──ということで,時間については先ほど松本委員が言ったように,ちょっと空いてる時間があるということですけれど,文章見てみたら夜間中学と連携をした夜間クラスというような提案というか構想があるんですけれど,これは夜間中学といったら兵庫区にあると思うんですけれど,そういうところとのタイアップというのを考えて,これからされるということなんでしょうか。中身があれば,ぜひ教えていただきたいと思います。 118 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 夜間中学との連携ということでございますけれども,教育委員会のほうからそういった話もございまして,今現在やってることですけれども,夏休みを利用しまして,日本語の教師が夜間中学の生徒の方に日本語の授業を実施してございます。  というのは,夜間中学の生徒さんは今はもうかなりの部分が外国の方だというふうに聞いてまして,そういった格好で夏休みを利用して日本語の授業を行ってるということでございます。  それからもう1つが夜間中学の教員に対することでございまして,夜間中学の教員に対して日本語の教育の仕方といいますか,日本語教育に関する研修を実施してございます。  この今,生徒に対する授業と教員に対する研修2つ申し上げましたけれども,これは令和2年度から開始をしてございます。 119 ◯理事(林 まさひと) 分かりました。そこはちょっとチェック漏れでした。  ぜひですね──夜間中学というと今までね,不登校だとかいろんな事情があって中学を卒業できなかったとか,学び直しとか,そういうことなんですけど,今は外国の方が大半ということなんですね。それはぜひ続けていっていただきたいと思います。  これで質問を終わります。 120 ◯委員長(徳山敏子) 他に御質疑は。 121 ◯理事(上畠寛弘) お願いします。  KICCのホームページの多言語案内のところで,御指摘させていただいてましたけど,台湾華語,いわゆる繁体字ですね,こちらの表記がないと。当然ながら,御存じのとおり,台湾人のコミュニティーも大変神戸市内多いところで,台湾人留学生もいらっしゃるというところで,この辺りの対応はどのようになったのか,教えてください。 122 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 先ほどおっしゃったような点につきまして,私どもちょっと遅まきながらではありますけれども,最近ようやく取組が始まったばかりでございますので,ホームページについては,できるだけそういった台湾の方でも読めるような形で対応を今始めているところでして,ただ,まだちょっとその途上といいますか,道半ばのところでありますので,できるだけ早くそういう対応を進めてまいりたいというふうに思ってございます。 123 ◯理事(上畠寛弘) ありがとうございます。ぜひともその辺りはよろしくお願いします。  先ほど話題になっておりました日本語教室の件でございますけども,日本語が話せる方が増えることはよいことだと思うんです。日本語──ネーティブである日本人,数減っていく中で,やっぱり日本語が滅んじゃいけませんし,日本語のことで言うたら,なかなか難しい言語であるけども,それをいかに多くの方々に話していただくかということ,これ国際社会上においても大変重要なところで,フランス語やったら,例えばフランコフォニー国際機関といって,フランス語をしゃべるための国際機関──フランス語をネーティブとするそういう国際機関をつくったり,エジプトとかやったらアカデミー・オブ・アラビック・ランゲージという,アラビア語をいかに啓蒙・啓発して広めていくかということをエジプトではやっていたり,本当にしゃべっていくのを増やしていくというのは大事なところなんですけど,日本語難しい中で,そうやって教室をされていて,どうなんでしょう,伸びてますか。  そこの,要はレベルで言うたら,やっぱり日本語教室のほうがお金取ってる分──先ほど話題がありましたけど,レベルが高いとか,そことあったら──民業圧迫の御指摘もありましたけども,そのような中でKICCがされる日本語教室へ行ったら,きちんと日本語が習得できているのかどうかということの結果,どういうふうに見ているのか,教える方がどういうレベルなのか,その辺りのチェックというのはどういうふうにされてるんでしょうか。 124 ◯井原公益財団法人神戸国際コミュニティセンター常務理事兼事務局長 先ほどから申し上げてますように,初級日本語教室,元年度から始めたばかりの取組でございまして,日本語教育推進法──法律ができたのも元年度でございます。そこから初級日本語教室を始めたところでして,あくまで初級ですので,日本語がほとんどしゃべれないぐらいの方を対象にしてございます。  先ほど言いましたように,日本語学校は大体その上の,大学行ったり専門学校行ったり,進学を目的に受験なりを経て,そういう大学なりに行くということを主目的にしているところがございまして,やはりちょっと日本語学校に行く層と私どもがやってる初級の日本語のクラスと層が違うというところがございます。私どもがやってるのは大体家族滞在の方ですとか,配偶者が日本人であったりとか,そういう方が多うございます。日本語がまだしゃべれない,たどたどしいということで,私どものほうを受講をいただいているということが現状でございます。  委員の一番の肝のところは,どうやって評価をしているのかといいますか,フォローといいますか,成果がどのように上がっているのかというところだと思いますけれども,正直ちょっと我々が,受講生がどのレベルまで具体的な評価をもって上達してるのかというのをしっかり把握しているというところまで至ってございません。実際,初級でも1つ目のクラス,それが上達したら2つ目,3つ目というようにあるんですけども,1つ目のクラスで習熟できたら2つ目,そこから3つ目という流れを想定してるんですが,やっぱり中には留年といいますか,1つ目のところにとどまって,もう1回再受講するという方もおられるのが実態でございます。  それは2つあると思うんですけども,受講生側の問題,努力の問題があるかと思いますし,もう1つは教える側の問題もあろうかと思います。教える方,資格持っておられる方なんですけども,ただ単に資格を持っておるということだけじゃなくて,講師間でのミーティングをやって,こういう人にはこういう教え方のほうがいいんじゃないのとかいうそういうスキルアップのミーティングみたいなものもやってございます。  いずれにしても,委員言われるように,受講者がどうやったら日本語が上達するのかといいますか,そういうことは我々としても考えてまいりたいというふうに思います。  以上です。 125 ◯理事(上畠寛弘) ぜひ日本語の振興に努めていただきたいというふうに思います。  あと,外国人留学生の方々も,やっぱりこの地域社会において,ボランティアなりそうやって社会貢献の活動されたいという方もおったりしている中で,日本語のサポートが必要な外国人児童・生徒というのはいらっしゃいますよね,神戸市における小学校においても。そういう外国人留学生の方々には,日本人の日本語教師を増やすよりも,例えば当該生徒の母国語が話せる外国人に日本の教育にコミットしていってもらったほうが,これ両方にメリットあるんじゃないかなというふうなところがあると思うんです,当然いろんな言葉をしゃべる母国語の人がおると。留学生の方々にもそうやってコミットしていただいて,いかに留学生として社会に貢献しているかということを意識づけることにも役立つと思いますし,当然ながら,人に教えるという行為は自らの習熟にもまたつながっていくところになると思いますので,その辺りの工夫というものをしていただいて,やっぱり外国人留学生といっても社会に貢献してますよと,そういうことをアピールできるような,そういう場の提供というものは必要かと思うんです──せっかく留学生のコミュニティーとのコミュニケーション取られてらっしゃるので。だからその辺りをちょっと考えていただきたいと思いますけども,いかがでしょうか。 126 ◯大畑市長室長 私から御答弁をいたします。  留学生,非常に多数いらっしゃるわけですけれども,今上畠先生のほうからお話がありましたように,留学生支援というのは一方通行で,こちらから何か支援するということだけではなくて,その留学生とそれから我々の日本人との交流,こういった機会をいろんな場所で場を提供するといいますか,それをつないでいくというふうなことも留学生支援の1つであろうというふうに思っています。そういう交流が進むことによりまして,先ほどのお話がありましたように,双方にいろんなメリットと言うたらおかしいですけど,メリット──いろいろやって有意義だったなという,そういう交流って必ずあると思います。  昨年来,有償ボランティアの方と私も放置竹林の整備を一緒にやってきましたけれども,そこでも地域の方とそれから留学生の方が非常に交流して,留学生が整備したところを地域の方が引き継いで,その後,またその竹林の管理をやっていくという,非常にいい好循環な交流が生まれたというふうに思ってますので,そういう機会というのはこれからも大事にして,特に神戸の子供たちがそういうふうな機会に触れる場をできたら多くつくってまいりたいというふうには思っています。
    127 ◯理事(上畠寛弘) ありがとうございます。ぜひお願いします。  あと,外国人の方々,特に留学生が増えてくる中で,日本人側の留学生とコミュニケーションを取ることでどういうメリットがあるのかということをなかなか感じる機会ってないと思うんです。  私,東灘区ですから,大学たくさんあるんで,留学生も来られてるんですね。私,甲南中・高卒業してますので──甲南学園というところが甲南大学もつくってると。甲南大学は協定校の留学生がアメリカ,カナダ,イギリス,オーストラリア,ドイツ,フランスというふうに,来るんですよ。  ここでぜひ提案したいのは──甲南学園がやってるのは,甲南学園のOG・OBに対して留学生のホームステイ先になってもらえませんかというような呼びかけをしてるんですね。ホームステイ先になったら何がいいかというと,留学生側もメリットあるし,そこの御家庭に中・高生がいたら大変語学の勉強になって,要はわざわざ塾行かんでもネーティブの言語に触れれますから,これすごい有益なんですね。それがコミュニケーションを取ることにもなるし,実際に神戸市民のね──日本国民ってやっぱり語学弱いと言われてる中で,そうやってネーティブに触れる機会もないし,留学するのにもコストがかかる中で,そうやってホームステイしてくれたら語学力も上がるし,何せ甲南大学は1人当たりホームステイ受入れしたら,食費とかそういう滞在費もちょっと補助してくれたりしてる。  そういったことは,神戸市内にも大学多いわけで,留学生も多いので,補助を神戸市として出すかどうか,KICCとして出すかどうかはまだ置いといて,ただ大学によってはそうやって出してるところもあるので,何らかの情報サイトをつくってみてはどうかと思いますし,そういう何か機会提供されるといいんじゃないかなと。  甲南大学ホームステイプログラムってホームページ載ってますから──これは一般の方も応募できるんですよ。それやっていただいたら本当にメリットあって,特に高校生なんかでいうと,センター試験の英語は難しいですけど,ドイツ語,フランス語とかってセンター試験めちゃくちゃ簡単なんですね。こんなんほんまに,第2言語って大学入ったら習うような簡単なレベルができたら,センターの平均ばって上がるし,それだけで偏差値もがっと上がって,これ特に受験志向の高い御家庭とかやったらすごいメリットあるなと思いますし,進学率も上がったら,これはいいことやと思いますから,コミュニケーションにもなるし,そういった学力向上とか,偏差値主義ってあまりよくはないと思いますけども,やっぱり何が何でもセンター試験で成績取らないと国立の難関校行かれへんというのもありますから,そういったこともぜひ考えていただいて,神戸市民にとっても留学生が増えることはメリットがあるんだと,具体的にこういうのにもつながるんだよというようなこともしていただきたいと思うんですが,これはいかがでしょうか。 128 ◯大畑市長室長 ありがとうございます。  先ほども申しましたが,やっぱり交流というのをそういう行事で,イベントで交流というのはありますけれども,今先生からお話がありました一緒に暮らす,そういう中での交流というのは非常に深い交流というふうになってまいると思いますし,言語の話もそうですけれども,かなりメリットがあるというふうに私も感じております。  そういうホームステイの,大学のほうでいろんな仕組みを設けてらっしゃるということでございますので,我々もその辺り取り組んでらっしゃる大学たくさんあろうかと思いますけれども,ぜひいろいろお話をさせていただきまして,参考にさせてもらえたらなというふうに思っています。 129 ◯委員長(徳山敏子) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 130 ◯委員長(徳山敏子) 他に御質疑がなければ,市長室関係団体の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。ありがとうございました。 131 ◯委員長(徳山敏子) 本日御協議いただく事項は以上であります。  本委員会は本日をもちまして,当委員会の審査対象団体である34団体については一旦審査を全て終了することとなりました。  委員の皆様におかれましては,毎回の長時間にわたる審査,大変に御苦労さまでした。  本日はこれをもって閉会いたします。  どうも御苦労さまでした。ありがとうございました。   (午後0時56分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...