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  1. 神戸市議会 2021-02-22
    開催日:2021-02-22 令和3年経済港湾委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時1分開会) ◯委員長(住本かずのり) おはようございます。ただいまから経済港湾委員会を開会いたします。  本日は,2月18日の本会議で本委員会に付託されました議案の審査及び報告の聴取のため,お集まりいただいた次第でございます。  まず初めに,本日の委員会は新型コロナウイルス対応として,先日の市会運営委員会等で確認されました2月議会における議会運営に基づき運営してまいりますので,御了承願います。  特に,効率的な審査を行うため,各委員におかれましては,繰り返しの質疑や事前に確認できるような簡易な質疑はできるだけお控えいただきますようよろしくお願いをいたします。  また,当局におかれましてもより一層簡明な御答弁に努めていただき,効率的な委員会運営に御協力をお願いいたします。  なお,令和3年度予算及び関連議案に関わる事項につきましては,3月1日より予算特別委員会審査が予定されておりますので,質疑に際しましては,その旨をお含みおきいただき,効率的な委員会運営に御協力いただきますようよろしくお願いをいたします。  本委員会の撮影についてであります。  自由民主党さん,日本維新の会さん及び上原みなみ議員から,本委員会の模様を写真撮影したい旨の申出がありますので,許可いたしたいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長(住本かずのり) 御異議がありませんので,許可することに決定いたしました。  次に,私のほうから御報告申し上げます。  先般,神戸市文化芸術推進ビジョンについて,文化スポーツ局より報告を受けました。本件については,本日改めて当局より報告を受けることとなっておりますので,内容の説明は省略させていただきます。 (港湾局) 3 ◯委員長(住本かずのり) それでは,これより港湾局関係の審査を行います。  それでは,議案4件について,一括して当局の説明を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 4 ◯辻港湾局長 おはようございます。  それでは,補正予算議案2件,議案2件,以上4件につきまして,一括して御説明を申し上げます。
     このたびの補正予算議案につきましては,いずれも国の総合経済対策に基づく補正予算の成立に伴い,国の財政措置が見込まれるものにつきまして補正しようとするものでございます。  なお,説明に際しましては,100万円未満の数字は省略をさせていただきますので,よろしくお願いをいたします。  お手元の経済港湾委員会資料の1ページをお開きください。  予算第33号議案令和2年度神戸市一般会計補正予算のうち,港湾局関係分につきまして御説明を申し上げます。  補正予算額は,1歳入歳出補正予算の最下段に掲げておりますとおり,歳入・歳出いずれも5,000万円でございます。  2歳入予算でございます。  第18款国庫支出金を2,500万円,第25款市債を2,500万円それぞれ増額しようとするものでございます。  2ページをお開きください。  3歳出予算でございます。  第9款土木費,第7項海岸保全費のうち第2目事業費を5,000万円増額しようとするものでございます。  続きまして,4繰越明許費でございます。  海岸保全費,海岸保全施設整備は,津波対策工事等の工程調整のため17億1,300万円に,港湾防災費,神戸港高潮対策緊急事業は,高潮対策工事の工程調整のため65億100万円にそれぞれ増額の上,翌年度に繰り越そうとするものでございます。  3ページを御覧ください。  予算第42号議案令和2年度神戸市港湾事業会計補正予算につきまして御説明を申し上げます。  第3条では,資本的収入及び支出として,資本的収入では建設改良費に充当するため,企業債を31億7,000万円,他会計繰入金を4,800万円,国庫支出金を14億3,500万円,それぞれ増額し,資本的支出では,建設改良費を38億1,000万円,投資を8億4,300万円,それぞれ増額しようとするものでございます。  第4条債務負担行為では,神戸ポートオアシスの指定管理者を指定するに当たり,令和2年度から令和7年度を期間として限度額2億2,900万円を,神戸空港連絡橋の4車線化につきまして,令和2年度から令和5年度を期間として限度額7億円を,それぞれ設定しようとするものでございます。  4ページをお開きください。  第5条企業債では,限度額を161億2,500万円に変更しようとするものでございます。  5ページを御覧ください。  第1表建設改良事業概要補正では,港湾建設を62億800万円に,港湾直轄事業費負担金を64億8,300万円に,其他建設改良を55億9,500万円に,それぞれ増額しようとするものでございます。  なお,6ページから11ページには,令和2年度神戸市港湾事業会計補正予算実施計画,令和2年度神戸市港湾事業会計予定キャッシュフロー計算書,令和2年度神戸市港湾事業会計予定貸借対照表,債務負担行為に関する調書を掲げておりますので,御参照ください。  12ページをお開きください。  続きまして,第112号議案指定管理者の指定の件(神戸港福利厚生施設神戸ポートオアシス)につきまして御説明を申し上げます。  令和3年4月1日から令和8年3月31日までの期間,神戸港福利厚生施設神戸ポートオアシスの指定管理者として,一般財団法人神戸港湾福利厚生協会を指定しようとするものでございます。  13ページ,14ページには,参考資料を掲載しておりますので,御参照ください。  続きまして,第113号議案神戸市港湾施設条例の一部を改正する条例の件につきまして御説明を申し上げます。  詳細につきましては,参考資料により御説明申し上げますので,17ページをお開きください。  港湾幹線道路(ハーバーハイウェイ)は,下段参考にございますとおり,六甲アイランドからポートアイランド間を結ぶ全長10.5キロの臨港道路であり,昭和45年4月に部分開通し,平成5年2月には全線開通をいたしました。  当初より,高架・橋梁等により標準以上の維持管理費を必要とする区間を有料区間とし,維持管理費相当分として利用者に料金を御負担いただいており,全線開通以降では新港ふ頭・高羽大橋間を有料区間としております。  このたびの条例改正の趣旨といたしましては,1.改正の趣旨にございますとおり,現在,港湾幹線道路の新港ふ頭から摩耶ふ頭まで,または,摩耶ふ頭から高羽大橋までのいわゆる1区間の利用に際しまして,午後8時から翌日午前8時までの時間帯において,経済合理性の観点から摩耶ふ頭及び第2摩耶大橋の料金所に料金徴収員を配置せず,料金収受ボックスへの投げ込み方式によりまして料金徴収を行っているところでございます。しかしながら,利用者の多くが料金を納付することなく料金所を通過されている実態があり,また,改めて摩耶ランプの東西出入り口において交通量と料金所の車両通過状況を調査いたしましたところ,有人徴収と無人徴収とが切り替わる前後の1時間では,交通量が大幅に増加するとともに大型車両の通行が多いことや,多数の利用者があまり減速せずに料金所を通過されていることなどが判明をいたしました。  こうしたことから,安全性の観点も十分に踏まえ,当該区間の午後8時から翌日午前8時までの料金を無料とさせていただきたいと考えております。  具体的な内容といたしましては,2.改正の内容にお示ししておりますように,新港ふ頭から摩耶ふ頭まで,また,摩耶ふ頭から高羽大橋までの1区間の料金につきまして,現行,終日110円のところ,午後8時から翌日午前8時までの時間帯について無料とすることとしております。  期間につきましては,施行期日の令和3年3月29日から,ETCシステムの導入により適切に料金徴収が可能となるまでの間,当面の間とさせていただいております。  なお,ETCシステムにつきましては,今年度から工事に着工し,令和4年度中の供用開始を予定しております。  以上で,当局の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 5 ◯委員長(住本かずのり) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  まず,予算第33号議案令和2年度神戸市一般会計補正予算のうち,港湾局関係分について御質疑はございませんか。 6 ◯委員(守屋隆司) 2ページの特に兵庫運河の部分の護岸の補修ですけれども,今,どういう状態になってるのをどういうふうに補修しようとしているのかお聞きいたしたいと思います。 7 ◯辻港湾局長 御指摘の兵庫運河のとこの当該箇所ですけれども,実際,鋼矢板式の護岸ということで,実は40年以上が経過してきてございます。私どもといたしましては,平成28年度から維持管理計画に基づきまして,計画的に改修をしてきてるところでございますけれども,今回,鋼矢板の腐食が激しいということもございまして,防食対策として,今回5,000万円の予算を国の補正予算を利用して計上させていただいているというところでございます。 8 ◯委員(守屋隆司) そしたら,今回,示されてる赤い部分を補修したら,この兵庫運河のこの部分は全部終わるんですか,補修としては。 9 ◯西森港湾局担当局長 この部分につきましては,今回の補修で終わります。ただ,先ほど局長から話ありましたように,維持管理計画でずっと常にどういうふうな状況になってるか調べてますので,逐一──先ほど申しましたように兵庫運河全体が結構時間がたってますので,今のところは大丈夫ですけども,また,駄目なところというか,老朽化が進んだところについては,逐一直していくという形になってまいります。 10 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑はございませんか。  次に,予算第42号議案令和2年度神戸市港湾事業会計補正予算について御質疑はございませんか。 11 ◯委員(森本 真) 先ほどと同じなんですけども,港湾建設として長田港の改良とか兵庫地区の整備とか載っておりますけども,これは具体的にどういうふうな工事なのかお伺いをしたいと思います。 12 ◯辻港湾局長 まず,須磨の防波堤の予防保全ということでございますけれども,これにつきましては,須磨の南防波堤,消波ブロックの設置というところが1つございます。下の地図のところの,いわゆる須磨の防波堤の予防保全というところについては,それが主な事業費として12億計上させていただいているところでございます。  また,新港地区の旅客施設の改修につきましては,新港の三宮のフェリーターミナルの部分での人道橋の改修として7,000万円を,また,ハーバーハイウェイの予防保全といたしましては,これは計画修繕の一環でございますけれども,5億円を計上させていただいてるところでございます。  それと,神戸空港の連絡橋の4車線化につきましては,10億円を計上させていただいているところでございます。 13 ◯委員(森本 真) 須磨の防波堤等々はいいんですけども,その他,空港の連絡橋とか高規格コンテナターミナルの整備とか新港もそうなんですけども,開発の予算ということで,我々はちょっと反対したいと,最初に表明しときます。 14 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。  (なし) 15 ◯委員長(住本かずのり) なければ,次に,第112号議案指定管理者の指定の件(神戸港福利厚生施設神戸ポートオアシス)について御質疑はございませんか。  (なし) 16 ◯委員長(住本かずのり) 次に,第113号議案神戸市港湾施設条例の一部を改正する条例の件について御質疑はございませんか。 17 ◯委員(森本 真) 1つは,この問題,12月10日の市長会見で,市長は全線無料化することも選択肢としてあるのではないかということで,最初思いがあって,いろいろと検討した結果,経費がかかるのでなかなか難しいということで,今回のETCが設置されるまでの夜間の無料化というのが出てきたわけですけども,この市長が提案をした全線無料化ができないかという検討はどのように行われたのかお伺いしたいと思います。 18 ◯辻港湾局長 今回,ETCの導入,昨年,一昨年と検討させていただく中で無料化というお話の検討についてもさせていただきました。  現状を申し上げますと,港湾局といたしますと,実際このハーバーハイウェイというのは読み上げにもございましたように,高架・橋梁ということでかなり維持費がかかるということでございまして,年間,大体資本費を含めまして10億円かかってございます。この収入がほぼ10億ということで,今,いわゆる維持管理費と資本費で10億はとんとんという状況になっているところでございます。  仮に全線無料化ということになりますと,当然この収入が入らなくなりますので,一般の有料道路もそうですけれども,これは臨港施設でございますけれども,受益者負担ということが原則ということを考えますと,仮にその収入が入らなくなるとすると,これはまた違う形での市民負担をお願いせざるを得ないということになりますと,やはりそこは,受益者負担ということの考えの中で御負担いただくと。その代わり,利便性の向上ですとか,また,夜間の分の徴収もそうでございますけれども,公平性の観点からやはりETCということを導入させていただくということで決めさせていただいたところでございます。 19 ◯委員(森本 真) それで,新聞報道によると,ETCをつける──市長も言ってるんですけど,何でETCがついてなかったんだ,時代遅れじゃないかと。あとは,投げ銭方式で,新聞報道によると7億円ぐらいの損失が出てるという計算になっております。  それで,このETCをつけるにも初期費用や運営経費で約20億円という新聞報道があるんですけども,費用面では,この新聞報道が正しいのかどうなのか,ちょっと確認したいと思います。 20 ◯辻港湾局長 今のところ約20億円と見込んでございます。 21 ◯委員(森本 真) 前々から,いわゆる投げ銭方式の問題というのは言われておりまして,1つは,この議案の無料化するのは反対ではないんですけども,この7億円のいわゆる損失については,港湾局としてはどう対応するのかお伺いします。 22 ◯辻港湾局長 報道等で7億円というのは,いわゆる通過台数に単純に恐らく通行料掛け合ってると思うんですけども,実際に全線2区間,今,夜間も徴収員置いて徴収しています。それでいきますと,大体,私ども過去の調査に基づきますと2割程度に減るだろうというふうに思ってございます。要は,有料化,いわゆる料金徴収員を置くことによってその分が減っていくと。実際に今,8時から晩の8時まで料金徴収員を置いて,それ以降は無人なんですけど,投げ込み方式なんですけれども,実は,その前後の有料区の1時間,さっきも読み上げでも申し上げましたとおり,相当数がシフトされる。いわゆる4倍になる──4分の1になるという状況になってますので,そういう状況からいきますと,かなり徴収──減収の部分については,実際,仮にそういう形になりますと,2割程度かなというふうに見込んでるというところは正直ございます。  いうことで,その部分と実際の料金徴収員を置いたコストを比較したときに,料金徴収コストのほうがかかるということで,これまで料金徴収員を置いてこなかったということでございます。 23 ◯委員(森本 真) 元はといえば,これは港湾道路であって港湾のいわゆるコンテナだとかトラックだとか,そういう皆さんの利便性を図るために造ってきた道路であります。久元市長の言うように,それこそ,神戸港の経済効果が神戸市全体の3分の1を超えるような大きな事業としてなってるならば,本来としては,無料──橋梁型であっても,やっぱり無料で,10億と言われましたけども,その分は港湾局としてきっちり予算を取っていただくほうがいいんじゃないかと,今回の無料化する部分については一応反対はしませんけども,そういうのも再度検討していただきたいと要望しときます。 24 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 25 ◯委員(かじ幸夫) この113号議案のことで,これまでのこの事案が発覚するまでのいろんなことは言いたいことはあるとはしながらも,会派としては,無料化で一定期間運用されていくということについては理解を示しております。  議案というより将来性を少しお伺いしたいんですが,ETCが設置をされたら,例えば料金体系は今の状態をそのまま踏襲されるのかとか,もしくはETCを未設置の車が通る場合に,何か代替案というのを今の時点で考えられているのか,ちょっと教えてください。 26 ◯辻港湾局長 ETC設置後の料金体系につきましては,現在検討をしておるところでございますけれども,基本的には,以前から答弁申し上げておりますとおり,いわゆるETCにかかるコストという意味でいくと,利便性の向上との兼ね合いでいいますと,やっぱり受益者に御負担いただくということは一定出てまいろうかなというふうに思いますけれども,その中で,どこまでどんな料金体系にするのかということにつきましては,これからしっかり検討させていただきたいというふうに思います。  実際,このハーバーハイウェイの使い方が,もちろん港湾の事業者の皆さんに使っていただくための施設なんですけれども,湾岸線と接続したことでかなり一般車両の通行も多いということももちろんございますので,本来の臨港道路としての機能を棄損しないような形も含めて,そういった受益者についての負担はきっちりお願いせざるを得ないかなというふうには思ってございます。  それと,料金ブースの件につきましては,当然,ETC未設置の車とかもあろうかと思いますので,ただ,それが令和4年度なりどういう状況になってるのかありますけれども,そこは当然,いろいろ含めて検討させていただくということになろうかと思います。 27 ◯委員(かじ幸夫) 分かりました。  今回大きく問われたのは,やっぱり公平性だというふうに僕は感じてて,今後,きっちりETCを整備をされて,料金体系を──これから検討いただくということなんで,その辺については全て公平性というのをしっかり担保してほしいということと,あと,いってもこの道路,一般車の通行が多いというふうに今局長のほうから──多くなってきたとお話ありましたけど,やっぱり港湾を支えていただいてる方々の主要な幹線道路だというふうに捉えてますんで,あまり過度な負担とならないように,当然の受益者負担というのは理解しますけれども,一旦,どういった形で維持管理をしていくのか,それに見合う費用というのは一体どれぐらいなのか,また,考え方等分かれば教えていただけたらなというふうに思いますんで,要望しておきます。ありがとうございました。 28 ◯委員(松本しゅうじ) この問題は,前から非常に大事なことなんですが,基本的なことで料金のお話,大変大事なんですが,港湾産業関連道路ぐらいに思ってまして,臨港地区ですから臨港道路,基本的にはスピード・コストという大変大きな課題がまず一番前面にあって,それのために,このハーバーハイウェイをどのように運用するかと。大分維持管理の形も変えていただきましたし,今回,ETC化でまず摩耶の渋滞のことから始まって,それから,今コロナのことですから少し異例的なこともありますが,この時期にこういうことを出して,本来は市長もおっしゃっていただいてるいうのが大変ありがたくて,無料という──一般道路と同じ扱いしながら修理についても一般財源で道路財源としてきっちりと扱うことができるわけですから,今後は,無料化に邁進してもらいたいというのが1つあります。  それから,維持費というのは大変大事です。事故されたら困りますんで。しかしながら,摩耶で渋滞してETCでスピード化ができれば,それは一番両方ともウィン・ウィンになるんです。ETC化して摩耶のところでの渋滞がいかほど緩和されるのかなと,それは車両の数字やらいろいろありますが,一番大事なことは,先ほどの港湾関連事業者の武器としての港勢拡大の中の基幹道路ということで考えますと,やっぱりコストというものも大変──これから一旦決めたら,できるだけ低廉に神戸に進出すれば,他都市とのスピード競争なりコスト競争に少しでも有利になれると。したがって荷主さんも大阪で渋滞して滞留問題でとやかくあるんですが,神戸でしっかりとシフトしていただくほうが,じゃあ,あっちに頼もうかというふうなことにもつなげていくためにも,非常にこのETCの料金だけとか夜間料金云々というよりも,人がおったらお金払うわけで,ないから通るわけですから,当然,皆さんむちゃくちゃしてるわけではありませんで,制度に従ってやってる部分も少しはあるんだろうなと。要は,認めてるわけではありませんが,そんなこともやっぱりコストの部分で夜──夜ばっかり皆仕事してるわけじゃないんで,利用はできる部分を上手にというようなことなんだろうと思います。  したがいまして,聞きたいことは,ETC化でコストとスピードという部分で,今後どういうふうなメリットをお考えなのかなということが一番大事なんかなと思っています。それから,継続性の問題ですね。2点,簡単で結構ですからおっしゃってください。 29 ◯辻港湾局長 今の御質問,ETCのメリット,今もお話ございましたように,神戸港自身の全体としての生産性を上げていく,いわゆる渋滞対策も含めて便益を上げていくということが第一の目的であろうというふうに思ってございますので,ETC化という形で踏み切らせていただいたところでございます。  料金等につきましては,先ほどもお話を申し上げましたように,今現在も一定枠につきましては,臨港道路という性格上,港湾事業者の皆様には無料券も含めて配付をしているところでございますので,そういうところの部分も含めて,ETC導入後につきましてもしっかり検討させていただきたいというふうに考えておるところでございます。  やはり,先ほども申し上げましたように,住吉で湾岸と接続されているということも含めて,一般車両としてのああいう側面も非常に大きゅうございますので,そういうところも含めて全体,またこれからETC,令和4年度に向けまして料金体系,また徴収方法,また今御指摘ございましたそもそも何のためにETC化するのかというところも含めて,しっかり検討させていただいて事業者の皆さんにお知らせしていきたいというふうに考えております。 30 ◯委員(松本しゅうじ) 今,何か無料券って,いわゆる減免券じゃないですかね。 31 ◯辻港湾局長 減免です。 32 ◯委員(松本しゅうじ) 無料券だったら大喜びですが,それは訂正していただくということと,この減免についても今後もずっと継続はしてもらいたいと。これは,非常に今の大阪・阪神港という大きな戦略港湾というような言葉からしても,やっぱり神戸港がもう少ししっかりとさらに躍進してもらおうというようなことになると,こういった問題もトータルコストとして非常に大きな位置を占めますし,海コンも含めまして,非常に自分たちの負担だけが増えて損を被るというよりも全体としてのコストとしてダウンすることと──競争のためのダウンですね。もう1つは,やっぱり創貨・集貨という部分で,これが足を引っ張らんように,さらに皆さんのお立場でいきますと,応援体制にさらに入っていっていただいているというような認識を持ってもらえるような施策にしっかりとつなげてもらいたいということだけ要望して終わります。 33 ◯委員長(住本かずのり) 他に。 34 ◯委員(守屋隆司) ハーバーハイウェイの部分ですけれども,先ほどお聞きする御説明の中に,標準以上に維持費がかかる部分を有料化してると,それと年間10億円ぐらい補修というか維持費にかかるので,無料化はなかなか厳しいということなんですけど,局長の常に港湾関係,港湾事業者のための道路だからと,一般車は付け足しみたいな形で通ってるということなんでしょうけども,年間10億円の収入のうち,はっきりとは計算してないかもしれませんけども,港湾事業者の方の車両の収入と一般車の納める収入というのは割合なんていうのは分かるんですか。 35 ◯辻港湾局長 ちょっと割合までは,10億のうちの中でというのは,少し今把握はしてございません。 36 ◯委員(守屋隆司) 一般車の場合,もちろん大型も通るかもしれませんけれども,やっぱり乗用車というのは道路に対する負荷というのは非常に低いわけでありまして,それからすると,ある程度の台数が通ってもらったら,収入のかさ上げになるわけですね──一般車の。だから,もうちょっと一般車にも優しい言い方をしてもらいたいなというふうに思うんですけれども,先ほど言うと減免券も出てるわけなので,相当港湾関係の方の費用というのは負担は低減されてるということは,10億円の中の枠は,一般車からの部分が相当大きくなるとちょっと想像するんですが,そんなことはないですか。 37 ◯辻港湾局長 すみません,先ほど減免券の話でございましたけど,実際,この10億といいますか,大体3億円ぐらいが減免券ということで今聞いてございます。  一般車両との兼ね合いなんですけれども,やはり今,現実に2区間通して210円いうことになります。並行している阪高とか通りますと,当然これ以上の金額ということにもなりますので,今のお話で,もちろん一般車両の利便性を上げるためにもETCを導入するということではございますんですけれども,御指摘ありましたように,例えばETCを導入することで料金の補足率は上がりますので,やはり全体としての収入が個々の部分はグロスとしては上がってくるというとこも当然考えられますので,その上で料金体系──需要動向も含めて料金体系決めていく必要があろうかと,単純にその分を例えば一般利用者の方にということではなくて,全体収支を見ながら決めていく必要があろうかなというふうには思います。 38 ◯委員(守屋隆司) 今回ETCが導入されるの非常にいいことだと思うんですけれども,神戸市が六甲アイランドも造って,ポートアイランドもそうですけども,特に六甲アイランドから出るのは大変ですよね,時間帯によっては。それは港湾事業者さんだけじゃなくて,神戸市が開発した部分からちょっとした時間帯,私も何か用事で行って,もう出るに出られないような感じになるときあるじゃないですか。だから,それからいうと,今回の港湾事業者のための道路であっても,やっぱり六甲アイランドの住民とかいろんな企業も含めて港湾事業者じゃない方も,やっぱりあれを通らざるを得ないという方も時間によってはあるというふうに思うので,造った目的はそうであっても,現在の利用形態というのをやっぱりそういうもの非常に加味されてるので,そこら辺の意識,もうちょっと変えてもらわなきゃいけないんじゃないかなと思うんですが,どうですか。 39 ◯辻港湾局長 その辺は,六甲アイランドの方,ポートアイランドの方含めて住民の方もいらっしゃる──利用していただいているということもあろうかと思いますので,その辺,先ほど申し上げた全体の収入増の状況なんかも含めて料金の水準についてはこれから検討していきたいというふうに考えてございます。 40 ◯辻港湾局長 他に御質疑はございませんか。 41 ◯委員(森本 真) ちょっとさっきの話聞いてて,維持管理費が10億円,それから通行料収入として10億円と言われたんですけど,いわゆる減免券なんですけど3億円と言われたんですけど,事業車両は1台につき年間700枚,1往復分ですよね。自家用車両は1台,年間150枚というふうになってるんですけど,それの3億円というのは,いわゆる料金収入の中に港湾の一般会計から補填をしてるという御発言でしたか。 42 ◯辻港湾局長 実際,減免券につきましては,うちに入ってきませんので,大体10億の料金収入と別に減免券の使用が3億あるということになります。 43 ◯委員(森本 真) 3億円は,いわゆる港湾事業者の利便性を高めるためにやってるということですよね。  そういう意味では,本当に無料化を考えてもいいん違うかと,もう3億も一応港湾事業者の利便性を図るためにやってるんだから,そこら辺も考えていただきたいと強く申し上げておきます。  以上です。 44 ◯委員長(住本かずのり) 他に,113号議案,御質疑。  (なし) 45 ◯委員長(住本かずのり) なければ,次に,この際,港湾局の所管事項について御質疑はございませんか。 46 ◯委員(守屋隆司) すみません,先般報道で荷崩れを起こしたコンテナ船,六甲アイランドに入ってというふうな,最初だけはちょっと情報提供あったんですが,その後の状況だけちょっと教えていただけないかなと思います。
    47 ◯辻港湾局長 申し訳ございません。六甲アイランドの6・7に今停留しておりますワン・アパスでございますけれども,今現在,荷分け作業を行っておりまして,950本ぐらい,いわゆる荷揚げをしておりまして,今月に入りまして順調に荷のほうは揚がっているというところでございますので,大体2月末ぐらいで終わるということでございまして,その後に船体修理をしまして,コンテナの積み替え等を3月の上旬をめどに行いたいというふうに聞いておりまして,積み替え後,大体3月の半ば,15日前後の出航を見込んでるというところでございます。 48 ◯委員長(住本かずのり) 他に,港湾局の所管事項,御質疑。 49 ◯委員(上原みなみ) 新型コロナウイルスの収束まで,やはりワクチン接種が始まりましても年内いっぱいはかかるんではないかという中で,早期の需要回復のためにピーチが実施しているようなクルーズとか神戸空港利用者に対しては,希望者に郵送でPCR検査を無料で実施するというオプションサービスを市として支援するというような,そういうことをされてはいかがかと思うんですけど,いかがでしょうか。 50 ◯辻港湾局長 恐らく,PCR検査につきましては,ピーチなりクルーズも含めて国際ということが前提になってこようかと思うんですけれども──国際といいますかエアラインからのお話ということになってこようかと思うんですけれども,今のところ,そのようなお話としてはエアライン各社のほうからは私どもとしては,まだ──当然,関西エアポートもそうですけれども,お聞きしてないという状況でございます。 51 ◯委員(上原みなみ) ピーチのほうは,国内旅行を対象にということになっておりました。やはり,スカイマークも──スカイマークだけでなく神戸空港もかなりこれからも苦戦されると思いますし,あとクルーズの乗客もやっぱりもともとのコロナの発症がクルーズ船だったので,なかなか需要が回復するというのは,すぐには無理だと思うんです。  神戸市はPCR検査の余力が今はあると思いますので,健康局にも協力を促していただいて,やはり航空会社とかクルーズ船がPCR検査の費用を持つというのはなかなか難しいと思いますので,そういうことをされてはどうかという質問だったんですけど,いかがでしょうか。 52 ◯辻港湾局長 すみません,まず,クルーズのほうなんですけど,今は邦船3社がクルーズを──ショートクルーズを中心になっておりますけども,今の状況の中では,乗員の方全て,お客様全てにPCR検査を今,各社とも義務づけてるところですし,船内においてもPCR検査機を持ち込んで,仮に発熱等の状況があれば,そこで検査ができるような形の体制を取ってるというところでございます。  当然,エアーのほうにつきましては比較的,クルーズほど時間がそれほど長いということはございませんので,ターミナル等でエアラインのほうでもそういう対応をしてございませんですけれども,いずれにしましても,各エアラインなり関西エアポートなりとエアラインの部分につきましては──航空の部分につきましては,今後,PCR検査そのもののいわゆる市内の検査体制なり医療体制の負荷も含めて,十分,慎重にそこは検討していく必要があろうかなというふうには思います。 53 ◯委員長(住本かずのり) 他に,所管事項について御質疑ございませんか。  (なし) 54 ◯委員長(住本かずのり) 他に御発言がなければ,港湾局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。  次の文化スポーツ局が入室するまでの間,約15分程度休憩したいと存じます。委員集まり次第,また再開したいと思いますので,よろしくお願いいたします。   (午前10時41分休憩)   (午前10時55分再開) (文化スポーツ局) 55 ◯委員長(住本かずのり) ただいまから経済港湾委員会を再開いたします。  これより文化スポーツ局関係の審査を行います。  それでは,議案4件及び報告事項1件について一括して当局の説明及び報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 56 ◯岡田文化スポーツ局長 文化スポーツ局でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。  座って失礼いたします。  それでは,お手元にお配りしております資料によりまして,議案4件,報告1件につきまして御説明申し上げます。  1ページをお開きください。  予算第33号議案令和2年度神戸市一般会計補正予算のうち,文化スポーツ局関係分につきまして御説明申し上げます。  1歳入歳出補正予算額一覧を御覧ください。  今回補正しようといたしますのは,表の下段,合計欄にございますように,歳入予算4,400万円,歳出予算2億9,071万円を増額しようとするものでございます。  2歳入予算を御覧ください。  内訳でございますが,第17款使用料及手数料,第1項使用料において9,700万円を減額し,第18款国庫支出金,第2項補助金において300万円を,第25款市債,第1項市債において1億3,800万円をそれぞれ増額するものでございます。  2ページをお開きください。  3歳出予算について,内訳でございますが,第3款市民費,第1項,第2目市民文化費において,文化ホール非接触入場システム導入のため600万円を,第10目スポーツ振興費において,ポートアイランドスポーツセンター再整備のため2,900万円を,第2項会館費において,スポーツ施設改修のため7,000万円を,第13款教育費,第11項社会教育費において,新西図書館整備のため1億円を,第14項教育施設整備費において,埋蔵文化財センター改修のため8,571万円をそれぞれ増額しようとするものでございます。  4繰越明許費を御覧ください。  第3款市民費,第1項市民費,神戸文化ホール非接触入場システム導入から第13款教育費,第14項教育施設整備費,教育施設改修までの11事業におきまして,それぞれ工程調整等のため繰越明許費合計13億1,010万円を令和3年度に繰り越そうとするものでございます。  右の3ページに移りまして,5債務負担行為を御覧ください。  後ほど,議案でも御説明させていただきますが,神戸アートビレッジセンターの指定管理について,令和2年度から令和4年度までの限度額を2億7,800万円に,風見鶏の館,ラインの館の指定管理について,令和2年度から令和4年度までの限度額を8,500万円に,垂水図書館の指定管理について,令和2年度から令和4年度までの限度額を9,600万円に,西図書館の指定管理について,令和2年度から令和3年度までの限度額を5,600万円にそれぞれ定めるものでございます。  5ページをお開きください。  第104号議案指定管理者の指定の件(神戸アートビレッジセンター)は,令和3年4月1日から令和5年3月31日までの期間,指定管理者として公益財団法人神戸市民文化振興財団を指定しようとするものであります。  なお,指定期間については,公募時は5年間としておりましたが,新開地エリアのまちづくりの観点から,施設の新たな活用方法を検討する必要があると判断をいたしました。このため,次期指定管理候補者である公益財団法人神戸市民文化振興財団と協議の上,2年間としております。  6ページ以降に参考資料を載せておりますので,後ほど御覧ください。  9ページをお開きください。  第105号議案指定管理者の指定の件(神戸市立垂水図書館ほか)は,令和3年4月1日から令和5年3月31日までの期間,神戸市立垂水図書館の指定管理者として,また令和3年4月1日から令和4年3月31日までの期間,神戸市立西図書館の指定管理者として,神戸新聞・TRCグループをそれぞれ指定しようとするものであります。  指定期間については,新垂水図書館,新西図書館が整備されるまでの間,延長するものであります。  10ページ以降に,参考資料を載せておりますので,後ほど御覧ください。  15ページをお開きください。  第106号議案指定管理者の指定の件(神戸市風見鶏の館ほか)は,令和3年4月1日から令和5年3月31日までの期間,神戸市風見鶏の館ほか1施設の指定管理者として,株式会社日比谷花壇を指定しようとするものであります。  当施設は,令和5年度から耐震改修を予定し,工事期間中は閉館となるため,指定期間について,工事着手までの間,延長するものでございます。  16ページ以降に,参考資料を載せておりますので,後ほど御覧ください。  19ページをお開きください。  「神戸市文化芸術推進ビジョン」の策定について御報告させていただきます。  本ビジョンは,今後10年程度の文化芸術施策の目指す姿や基本的な方向性を示すものとして策定するものでございます。  おおむね5年程度で見直しを予定しており,今後の文化芸術施策については,今回策定いたしましたこのビジョンに基づいて取り組んでまいりたいと考えてございます。  次ページ以降に概要と本ビジョンの内容を記載しております。後ほど御覧をいただきたいと思います。  以上で議案4件,報告1件につきまして御説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 57 ◯委員長(住本かずのり) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより質疑を行います。  なお,長時間の3密を避けるべく,当局におかれては,より一層簡明な答弁に努めるよう申し上げておきます。  まず,予算第33号議案令和2年度神戸市一般会計補正予算のうち,文化スポーツ局の関係分について御質疑はございませんか。 58 ◯委員(かじ幸夫) 歳出補正のところを少し教えていただきたいんですが,13款教育費のところで,埋蔵文化財センターの改修費が8,500万円ということで予算化していただいてますが,少し内容をお聞かせいただいていいですか。 59 ◯宮道文化スポーツ局副局長 今,かじ委員から御質問がございました,埋蔵文化財センターの補正の内容でございますけども,埋蔵文化財センターも開館してから29年たちまして,ここ令和元年,2年と順次施設改修を行ってきてございます。今度,補正予算で対応をさせていただく工事というのは,主にトイレの改修でございます。続きまして,エレベーター改修,さらに設計関係のことで空調関係の冷却棟の改修,それから南テラスの改修について,設計をさせていただく。これに先立ちまして,令和元年・2年というところですと,エントランスのつり天井の耐震化ですとか空調改修,それから展示室のLED改修,こういったものをやってきてございまして,極力,長寿命化を図るために工事の平準化を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 60 ◯委員(かじ幸夫) ハード面をしっかりと整備をいただくということで,より快適なセンターになるのかなと期待をしております。ただ,1点,結構な額を今回,令和元年度からずっと費用をかけていただいてるんですが,少しソフトの面で要望ということなんですけど,デジタルコンテンツを──僕もホームページを見せていただいたり,現地もよく子供連れて行ってた記憶はあるんですが,これからの時代なので,せっかくのああいういい──何というんですかね,収蔵物というか,子供たちの学びにもつながるということなので,各局が今ユーチューブを使ったり,いろんなコンテンツをつくられてるようなので,ぜひ御一考いただければというふうに思ってます。ありがとうございました。  以上です。 61 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 62 ◯委員(森本 真) その教育費のうちの西区の図書館整備費の補正なんですけど,この1億円というのは,具体的に何に活用されるんでしょうか。 63 ◯岡田文化スポーツ局中央図書館長 新西図書館整備の1億の補正の御質問でございますけれども,図書の購入を予定をしてございます。新西図書館につきましては,令和4年度の開館の予定をしてございますので,一度にはなかなか難しいということで複数年にわたりまして図書を購入する。今回は,その一部の5万冊分ということでございます。  以上でございます。 64 ◯委員(森本 真) あとで指定管理も出てくるんですけども,西図書館の──よく分からないんですけど,文化ホールは民設民営,図書館は民設,そこら辺ちょっと具体的に表していただきたいと思います。 65 ◯岡田文化スポーツ局長 まず,西図書館につきましては,現在建てていらっしゃるのはコンペで当選した方が建ててらっしゃいますけど,それを購入いたしまして,公設公営で指定管理ということを新西図書館については考えてございます。  それから,その隣にできます文化・芸術ホールというものにつきましては,これは公募の条件の中で公設で指定管理という形で,ただし建設した事業者が運営をするということを条件に公募をされたと,こういうことでございます。 66 ◯委員(森本 真) 分かりました。結構です。 67 ◯委員長(住本かずのり) 他に,予算第33号議案。  (なし) 68 ◯委員長(住本かずのり) 次に,第104号議案指定管理者の指定の件(神戸アートビレッジセンター)について御質疑はございませんか。 69 ◯委員(守屋隆司) 神戸アートビレッジセンター,指定期間が今回は2年だということですけども,地元とのいろんな調整ということなんでしょうけども,ここに新開地に神戸喜楽館ができて,またそのすぐ南に──これは全く民間ですけども,新開地劇場があるという,結構上から下までそれなりにあるんですけども,ここら辺の今回の提案のあれまでしっかり見させてもらってないのであれですけども,そういう既存の施設との連携なんかも重視されたような提案はされてるのかどうか,ちょっとお聞きしたいと思います。 70 ◯宮道文化スポーツ局副局長 今回,提案を文化振興財団からもらっているわけですが,その中に,当然アートビレッジセンターができましてから波及効果的にできてまいりました喜楽館のようなものですとか,その前にございました新劇──新開地劇場ですね。そういったところとのまちとの連携というのはうたってございます。  このたびの2年の期間のあと,しっかりとその辺りのことも2年の期間も含めてやってまいりたいと思ってございます。 71 ◯委員(守屋隆司) 新劇というのは,全く独立採算で御自身で頑張られているという,そういう──形態は全く違いますけれども,貸館事業みたいなもんですよね,アートビレッジセンターです。やっぱりそのノウハウといいましょうか,そんなの非常に大事なものがあると思うんです。  それと新劇に来る芝居小屋,全国を巡業してる方は,有名なとこしかほとんど取らないらしいんですね,新劇さんは。大体1か月も公演するので,何か二番手といったら失礼ですけども,新劇に入れない,もうちょっとステップアップしないと入れないような人を,また何か拾い上げるという言い方はちょっと失礼かもしれませんけど,そういうのには,こういうアートビレッジセンターみたいなのは使えないんですか。 72 ◯岡田文化スポーツ局長 もともとはアートビレッジセンターも新劇とかにかかわらず若手アーティストの方のチャレンジの場というのが非常に大きな役割を担ってるというふうに考えてございまして,そういうことで運営をしてきたわけでございますけれども,ちょっと私も詳しく存じ上げないので申し訳ございませんが,新劇の方が使う舞台とうちのアートビレッジセンターの舞台と,新劇をやるような方々の必要とする大きさとかいうのは,やはりちょっと検討してみないと,それが使えるのかどうかというのははっきりとはいたしませんが,そのような可能性は十分にあるのではないかと思っております。  ただ,今回のアートビレッジセンターは,それについては,そういう──何といいますか若手を育てる場とか,ついてはそれなりにやってきてるんだけど,やはりどうしても平日の昼間とかに何か閑散として全然人が入ってないじゃないのみたいな雰囲気が,結構やはりありまして,そういうところというのは,少し地元ともタイアップをして,たくさんの方に使っていただけるようなことも考えていくべきじゃないかということで,検討をさせていただきたいなというふうに思ってございます。 73 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑ございませんか。  (なし) 74 ◯委員長(住本かずのり) 次に,第105号議案指定管理者の指定の件(神戸市立垂水図書館ほか)について御質疑はございませんか。 75 ◯委員(森本 真) 予算のやつは省くということになってるんですけども,西図書館に大倉山の,いわゆる本館の一部機能を持たせるんだという話をお聞きをいたしました。そういう点では,指定管理がいいのかということがやっぱり疑問として出てきます。我が会派としては,図書館は直営で行うべきという立場を堅持をしてるんですけども,当局としては,本館の一部機能を新西図書館にということなんですけども,そういう管理上の点でどう考えてるのかお伺いをしたいと思います。 76 ◯岡田文化スポーツ局中央図書館長 新西図書館の機能,中央図書館との機能分担といいますか,役割分担でございますけれども,基本は中央図書館が今管理しております書庫の機能を新西図書館のほうに持たせようというふうに考えてございます。  と申しますのは,新西図書館,現在は約10万冊という地域図書館の中でもそんなに規模が大きくないクラスでございますけれども,新しい図書館の際には,私ども書架部分も入れまして30万冊,これはかなりのクラスになってまいりまして,神戸市の西のエリアの基幹図書館的な位置づけをしていこうというふうに考えてございます。  中央図書館のいわゆる指定管理の部分をどうするかということでございますけれども,いわゆる書庫機能を持たせながら役割分担するということでございますので,それがすなわち図書館の今の体制と直結するものではなかろうというふうに考えてございますので,そのように御理解賜ればと思います。  以上でございます。 77 ◯委員(森本 真) 分かりました,考え方。  以上です。 78 ◯委員長(住本かずのり) 他に,105号議案の御質疑。  (なし) 79 ◯委員長(住本かずのり) なければ,次に,第106号議案指定管理者の指定の件(神戸市風見鶏の館ほか)について御質疑はございませんか。 80 ◯委員(森本 真) 耐震診断を受けて耐震工事をしないといけないという中身で指定期間が短いわけですけど,これもともといわゆる文化財でして,震災から26年になるんですけど,耐震診断自身はしてなかったということでよろしいんでしょうか。 81 ◯宮道文化スポーツ局副局長 御承知のとおり風見鶏の館,阪神・淡路大震災で全部崩れたような形になりまして,その後,震災時に災害復旧工事として外壁のれんが脱落対策ですとか煙突補強等の工事は実施したんですけども,当時,耐震の診断を行ってございませんでした。そのために平成元年から今年度にかけて耐震診断を実施しておるところでございまして,その結果,耐震工事が必要であろうという結果が出まして,現在補強案を検討しておるところでございます。 82 ◯委員(森本 真) 分かりました。  本来でいえば,文化施設等のやっぱり学校も含めた耐震補強をやらないといけないということで,全国的に広がってる中で,今なぜ耐震診断をして工事に入らないといけないのかというのがちょっと疑問ですけども,それは,点検項目に文化財の耐震補強というのは入ってなかったということなんですかね。 83 ◯宮道文化スポーツ局副局長 文化財に関しては,今,順次全国でやっていってるということを聞いてございまして,ちょっとそのときには入ってなかったかと思います。  私,先ほど耐震診断に関しまして平成と申しましたが令和元年,2年での間違いでございました。失礼いたしました。
    84 ◯委員(森本 真) もしまだ耐震診断してないような文化財等がありましたら,早急にしていただいて,いつ何どき災害等が起こるか分からないような状況になってますので,よろしくお願いします。  以上です。 85 ◯委員長(住本かずのり) 他に,106号議案,御質疑。  (なし) 86 ◯委員長(住本かずのり) なければ,次に報告事項,「神戸市文化芸術推進ビジョン」の策定についてに関し,御質疑はございませんか。 87 ◯委員(北川道夫) 芸術・文化についてですけれども,ここの冊子といいますか──中にネットモニターアンケートの自由意見で,広報が悪い気がする,せっかくよいイベントを開催していても知らなかったということが多々あると御意見がありまして,ビジョンの検討の懇話会のメンバーからも同じような意見が記載されてますよね。これは,神戸市の芸術・文化の広報だけではなくて,ほかの事業についても広報が弱いというのが以前からずっと言われてきてる課題やと思うんですね。芸術・文化というのは広報が特に大事な点やと思うんですね。ここにも書いてますけど,民放テレビ局というのはやっぱり大阪に集中してまして,ちょっと大阪と比べるとやっぱり弱いということも書いてありますけれども,これの対策ですね。対策というのは,ずっと考えられてると思うんですけど,これを,このことはずっと言われてるんですけど,どうやって根本的に改善──広報について,当局だけの問題じゃなくて全庁的な問題やと思うんですね。広報課いうのは1つの局にありますけど,やっぱり全庁挙げて広報を積極的に推進していくことが大事だと思うんですけど,芸術・文化については当局の問題なんで,この辺はいかがですかね。 88 ◯岡田文化スポーツ局長 北川委員御指摘のとおり,ビジョンの検討会の中でもそういう御意見をいただいているということでございまして,先ほど例に出ましたように,マスメディアをお持ちの大阪と比べると露出が少ないんじゃないかということだと思いますけれども,ちょうどウイズコロナにおきまして,今までの広報はもちろんそれはそれでいいと思うんですけれども,それ以外に,やはりデジタル技術を使った様々な発信方式というのを駆使しないと,ある意味,このウイズコロナでは生き残れないのではないかと,こういう意見を──このネットモニターアンケート以外に取ったアンケートでもやはり切実な思いというのは聞いておりますので,私たちは,そういうことをやりたい,発信したいということへの支援というものについて,新年度予算でも提案をさせていただいてるというようなことで,そういう新しい技術を使った広報体制の充実というのがこれからのキーになるのではないかと思っておりますし,その一方で,やはりこれまでに取り組んできたことについて,どこが行き届いてなかったのかというようなことはしっかりと反省をして考えていかなければならない問題だろうというふうに,両者一体となって今後取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 89 ◯委員(北川道夫) 今,コロナの時期でなかなかリアルのイベントが開催しにくい時期ではあるんですけど,ユーチューブとかもプレイヤーの方が積極的にやっておられることもあるんですけど,アートビレッジセンターとか文化ホールとか,それから民間施設でシアター・エートーとか,所管違いますけどポートオアシスとか,そういったところでいいイベントはあるんですね。ところが,なかなか新聞には出てない,ネットにもなかなかたどり着かない,こういったことが日常的にあるんですね。  今後,ウイズコロナ,アフターコロナの時代で,やっぱり開催はできる時期が必ず来ますので,そういったミニシアター等で,デジタル,それから高齢者にとってはデジタルが弱いという面もあるんで,もうちょっと工夫を凝らして発信力というか,ずっと言われてることなんですけど,もうちょっと真剣に広報について取り組んでいただきたいということを申し上げておきます。  以上です。 90 ◯委員長(住本かずのり) ほかに。 91 ◯委員(森本 真) 巻頭の市長の言葉で,1つは,震災の経験から自助・共助を強調してるんですけども,ウイズコロナ時代においても文化・芸術のともしびを絶やしてはなりませんと,まさにそれは当然のことだというふうに思うんですけども,この文化芸術推進ビジョンの中で,いわゆる1人1人が頑張る──助け合って頑張るというのは載ってるんですけど,公助ですね。いわゆる文化スポーツ局として,芸術・文化のともしびを絶やさないための中身が,何かもうひとつはっきりしないんですけども,それはどういう中身になってるんでしょうか。 92 ◯宮道文化スポーツ局副局長 委員おっしゃられましたように,文化の灯を絶やさないというのは私どもももちろん強く思ってるところでございまして,豊かに繋がるという将来像5のところ──13ページでございますが──ございまして,そういう中で,非常時において文化活動を維持・継続するための手法・知識・情報,こういうものを共有できるような仕組みをつくるのは行政の役割かというふうに思ってございまして,今は,まだこういったところまで行ってはおりませんので都度,都度の対応を取っておるところでございますが,こうしたことを提言もいただいて,具体的なアイデアとしていただいてますので,しっかりつくり上げてまいりたいというふうに考えてございます。 93 ◯委員(森本 真) ここには,寄附の文化とかクラウドファンディングでいろいろコロナで困っているライブハウス等だけじゃなくて,文化・芸術の皆さんもちょっと寄附に頼り過ぎている傾向も見受けられるんです。それはそれで助けたいという気持ちの表れなんですけど,やっぱり公が,国や県や市がいかに文化・芸術を守るために施策をやるかということがやっぱり問われてますし,これまでの施策でいうたら,文化・芸術に携わる皆さんの直接の収入にはなれへんけど,その手助けをするということぐらいしかやられてないので,そこら辺も検討していただきたいと,今回は要望だけしときます。 94 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 95 ◯委員(松本しゅうじ) この中にあります大型の国際スポーツイベントの開催,非常にもうにわかに目の前にある課題に対応するということで大変大事だと思うんですが,今コロナでさんざん去年,今年とそれぞれ大変厳しい中で頑張っていらっしゃるんですが,当然まだワクチン接種が始まったばかりでございますので,こうした時期にもまだまだ大変だろうなという予測はするんですが,その意味で,神戸を中心に,この東京オリンピック・パラリンピック開催に携わる,そういった動きを神戸市もしっかりされてるとは思いますが,開催に向けた取組としてはどんなふうに考えて,コロナ対応であったりワクチン体制の強化というのは当然ながらあるにしても,観客のこととかリモートのこととか,今いろいろデジタルの関連で言われてますんで,現況の中では,どんなふうに神戸市民に理解していただくかということも大変大事だと思いますんで,そろそろ出していかれなきゃいけない時期なんではないかなと思うんですが,その辺りどうでしょう。 96 ◯岡田文化スポーツ局長 大型国際スポーツイベントの関係でございますけども,まさに今,東京オリンピック・パラリンピック大会をどのように開催する,あるいは開催するのかどうかという議論が現在,組織委員会を中心にされているところでございますけども,まずそれがいう対応の仕方というか基本だと思うんですけれども,今のところ開催を前提に様々な場面でのガイドラインというのは組織委員会のほうでつくられてきておりまして,それは,アスリートに対するガイドラインであったり,それを支える運営体に向けてのガイドラインであったりというのを国際オリンピック委員会と一緒になってつくっているので,これが1つ我々が次の国際大会をやるに当たっての──オリンピックまでのことにはならないと思いますけれども,メルクマールになるのではないかというふうに考えてございます。  オリンピック・パラリンピックに関しましては,我々のような自治体はホストタウンとして交流事業あるいは事前キャンプを受け入れるということになってございますので,事前キャンプにつきましてもそれぞれ神戸に来たいという国が,ニュージーランドやフランスなどがございますんで,今そことホストタウンの受入れのガイドラインというのがまた出てきておりまして,これをどのように神戸で具体化するかという検討をやってございます。ただ,その分にかかる費用が結構ありますが,それは国が面倒を見るということをはっきりと明言してますので,しっかりとできるんじゃないかなというふうに思っておりますし,また,交流という点でも,実はもう今,小学校とか中学校とオーストラリアやフランスのそれぞれのチームとリモートで勉強を学習の中でやらせていただいているというのが──今年1年行き来できませんので,リモートで実は何か所もやらせていただいてて,そういうオリンピック・パラリンピックの理念理解ということは子供たちにも引き続きやらせていただいてるという状況でございます。  そういうふうな動きの中で,東京オリ・パラの動きを見ながら来年度の──2022年度,ここに書いてございますようにワールドマスターズゲームズであり世界パラ陸上選手権大会であり,その他国際大会について取組のやり方を具体化していく時期に入ってくるというふうに考えてございます。 97 ◯委員(松本しゅうじ) 我々は,来年は冬季の北京のこともあったりして,東京がやっぱりこのコロナの中で無事開催できて,世界中との一番肝心な交流というか平和という言葉の中でいろんなことがあるんですが,それを受けた地方自治体というのも皆さん期待しています。一部で,何か中止をミスリードしてるようなふうに僕自身は感じてはおりますが,やはり一番日本の経済という部分も大変大きな部分やというのを常にコロナの中で言ってるわけですよね。医療体制の崩壊なんか経済なんかみたいなことがあるんですが,こういった世界の大会の中でやっぱり経済という──神戸も大変しんどいまちになってきておりますんで,ぜひこれを活用するという意味では,ちょっと前のめりに,何か言われてから対応するんじゃばたばたするんではないかなと。  子供たちにおいてもそういう夢を持っていろんな大会をそれぞれ,教育委員会の中での学校行事としての大会,こちらの局が担当してる学校以外ですかね──の大会,これらがもっと積極的に進めていただけるように,そのためにこれしてね,あれしてね,こうでなければいけませんよというような厳しい,今の段階では一番しっかりやってるなというような条件というんか,そういった指針を出してもらってでも開催のほうに向けて努力する必要があるんではないかと,ただ受け身,受け身でやってたんじゃ,神戸市の積極性とかいろんなものが評価されないんではないかと,今後のイベント誘致のときでも神戸はしっかりやっていただいておられるという,そういったものも外に向けても発信するのが大変大事と,そういう意味ではピンチがチャンスみたいなことを言う人もおってですけど,これはもう命のかかってる話が後ろに常にあるんで,簡単なことではないと思いますが,それぐらい進めていくという姿勢を,やっぱり当局は出していくということは大変大事なんだろうなと。  私もいろいろと関連のことをやっておりますけれど,皆さんそれを不安がっていまして,将来どうなるんだろうという,何かスポーツに身が入らんようなこともおっしゃる方もいらっしゃるんで,その辺りをもっとバックアップしていただけるような発信をぜひやってもらいたいという意味の質問として,どんな取組をもっと考えていくんだろうなというところを,ちょっと積極性のあるところをどんなふうに考えてるのかをちょっとお伺いしたいんですけどね。 98 ◯岡田文化スポーツ局長 松本委員おっしゃるとおりでございまして,スポーツがなくなるわけでは決してなくて,やはりもうそれこそアテネのオリンピック以来,スポーツというのは世界中ずっと今日まであるということでございますから,今はちょっとしんどい時期ではございますけれども,次のポストコロナにおきましては,やはり神戸は国際スポーツのまさに拠点として活用いただく,そういうための発信というのは非常に重要だろうというふうに思ってます。そのためにも,東京オリ・パラの運営は我々はできませんけれども,それ以外のここに書いてございますような選手権大会運営につきましては,しっかりとやっていくという姿勢を出していくと,それから,先ほど交流事業を申し上げましたけども,これも我々が仕掛けて教育の現場でやっていただいてるというようなことでございますので,その点についても積極的にオリンピック後もやっていきたいというふうに考えてございますし,また,ここに書いてあります世界的な大会以外にも今後ポストコロナの時代には,やはり日本で開きたいという話が出てくると思いますので,そういうことに対しては積極的に神戸のまちを,こういう大会を通しても発信をして,神戸でやっていただいて,多くの方が神戸にお越しになって,そして交流できるというようなまちになればいいなという考えでございますので,思いは同じだろうと思います。しっかりと取り組んでまいりたいと考えてございます。 99 ◯委員(松本しゅうじ) 要望にしかならんだろうなと思いながらもお尋ねするんですが,やっぱり今局長がおっしゃっていただいたことがなかなか市民のほうに伝わっていない。どこが発信するんだろうかと,学校側も自粛しながら何か苦しんでいますし,我々大会の開催するほうにしましても,指針が何か適当でないように──必ず何かこうしなきゃいうのを,ぜひもうちょっと積極的にいろんな関係,医療機関も含めていろんなところと連携しながら,あそこは安全にスポーツができると,スポーツが見れると,スポーツに参加できると,何かそんなことをもっと如実に積極的に出していただくように,ちょっと広報が大事なのかな。そういうようなところも含めて,もう少ししっかりとやっていただくように要望だけしておきたいと思います。  以上です。 100 ◯委員(辻 康裕) 私からは1点要望したいと思います。  先ほど,北川委員がおっしゃっていた点,広告発信が足りないんではないかという点,私もそのように感じております。ユーチューブやSNS,誰もが今発信できる時代となっております。人間の心理として,よいものはみんなに伝えたいという思いがあると思います。その点を刺激するにはどうしたらよいかという点を考慮していただけると変わってくるんではないかなと思います。例えば,東京都庁の上にあるおもいでピアノ,草間彌生さんという芸術家がデザインした世界で唯一無二のピアノがあるんですけれども,コロナ前なんですけども,順番待ちの状況でした。  今,例えていうならばコロナ禍ですから,接触あるいは人の触れた物に対して触れてはいけないという敏感な時期ですから,例えば町角にピアノを置くとしても踏んだらピアノの音が出るような仕掛けですとか,あるいはにぎわいをもたらすという点で,また芸術に関心を持ってもらう入り口としてトリックアートですとか,やはり今の時代に適用した,みんな発信できるという時代に基づいたようなことを考えていただければ,発信,大いに大いに変わってくると思いますので,ぜひともよろしくお願いいたします。  以上でした。 101 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑はございませんか。 102 ◯委員(安井俊彦) 文化芸術推進ビジョンというのをつくっていただいて,力作であり,よくやっていただいたと思うんです。ただ,ありがちなことなんですが,こういういわゆる提案とかいうのがアンケートであったり調査であったり意見の羅列をして終わるという傾向にあります。今回もややそういう傾向に陥ってしまったんではないか。  市長が初めに御挨拶に当たってるように,神戸市が26年前の震災を受けたということから,市民の意識が変わって1人1人の自発的なムーブメントこそが神戸を面白く魅力的にするまちになっている,それが原動力なんだと。また,今回御苦労いただきました椿先生は,やっぱり挨拶の中で,30年後の未来のために10年間何を目指したらええのかということを目指して,いわゆる懇親会というか審議会というか,そういうものに努力してきたということなんですが,よく読んでみても具体的な策は全く書いてありません。  要するに,これらを参考にして行政が文化行政,芸術行政を政策として具象化していく上において,コンセプトはなるほど出てきたような出てきてないようないろんな意見の羅列と調査の羅列で,あんな意見もあったこんな意見もあったと。じゃあ,具体的にどうするのか。神戸が,書いてあるように,各国の芸術・文化を受け入れて,それをミックスアップしながら神戸の文化をつくってきた。だから,これから外国の文化を取り入れていく上において,政策の具象化として何をするのかということは全く書いてない。むしろ行政がインキュベーションとしての役割を果たすほうがいいのか,ないのかという基本的なことすら書いてない。むしろこういう分野に行政が立ち入るべきでないということも考えられるんですね。ヒッピーの存在なんかは全く行政が手を入れないところから市民の熱意とか市民の知恵とか,そういうものからヒッピーの文化が始まってきてるわけですね。  例えば,神戸市でも面白いなと思うのは,トアロードイースト,あの地域なんかいうのは,もう今ちょっと廃れたんですけれども,行政は何の手も入れてないんですね。ガレージが店舗になり,自分の作った商品を出して売ってみる。あるいは,例えばウィーンにしてもどこの教会行っても音楽が聞くことができる。じゃあ,神戸がジャズのまちやいうても,どこ行ってもジャズが聞けるといったようなシステムはない。それだったら,どうしたらええのかというような具体的な案もない。一生懸命やっていただいたことについては敬意を表するんですが,基本的な,行政が今後どうすればええのかということについての指針がないんですよね。その辺については,どういうふうに思われますか。 103 ◯岡田文化スポーツ局長 安井委員の御指摘ももっともなところだと思います。  このビジョンにつきましては,それぞれの懇話会の中で出た意見,これをアイデアとしてページの下の欄にまとめたりしてるわけでございますけれども,こういう中で私たちがこの意見をどう取り入れて,そして,神戸の文化のどの部分をどう成長させていくのか,あるいはどうやって市民にお届けするのかということは,まさに我々が政策の中で具現化していかなければならないというふうに考えておりまして,そういう意味におきましても様々なアート・芸術に取り組む皆様方と今後ともしっかりと対話をして,そして何が求められるか,また,我々は何をしなくちゃいけないのか,何かしなくてもいいのか,そういうことをしっかりと捉える必要があろうかと思いますが,まだまだそういう面では力不足であるという御指摘,しっかりと受け止めて,今後ともウイズコロナ,ポストコロナもにらみまして,その時代に合った神戸の文化の在り方というのを常に模索して,その上で政策化する必要があるというふうに考えてございます。  以上でございます。 104 ◯委員(安井俊彦) 結構です。終わります。 105 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 106 ◯委員(門田まゆみ) 質問というよりは要望させていただきたいと思うんですけれども,次世代を育てるということで,アーティストとかクリエイターは遠い存在ではないんだというようなことを書いていただいております。また,六甲山の夜景がきれいに撮れたので投稿してみようとか,お気に入りの本のレビューを載せてみようとかというような,気軽に誰でも発信できるんですよというようなことを書いてあるんですけれども,まず,それに取っかかるための発信をしていっていただきたいなというふうに思うんです。例えば,レビューってこういうふうに書くんですよとか,こんなんやってみませんかとかというようなきっかけをつくっていってあげるということがすごい大事かなというふうに感じるんですね。  それと,最初のほうでも,非日常とかわくわく感とかということもおっしゃられてると思うんですけれども,わくわく感とか非日常すごいすてきなんですけれども,やっぱり文化とか芸術とかというのは,どこか遠いところにあるのではないわけですので,ある意味では非日常なんですけれども,やっぱり常に垣根なく挑戦できるというか触れていくというか,できるような環境というのを仕掛けていっていただきたいなというふうに思いますので,よろしくお願いいたします。 107 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑。 108 ◯委員(上原みなみ) 私も神戸市文化芸術推進ビジョンを読ませていただきまして,やはり委員の方々も私もよく知ってるような方々も多いんですけれども,この人選がとてもよかったんじゃないかと思うんです。本当に忌憚のない御意見が書かれてて,なるほどと,そのとおりというようなところをよく見受けました。この中で,やはり具現化するアイデアというのが予算にもちょっと反映されてるようなところがあると思うんです。  例えば,ウイズコロナ時代におけるアーティスト支援については,ウェブ配信にかかる経費とか会場費を補助しますよというようなところとか,あと,アーティストを起用した町なかでのイベントを開催・支援するというのもありますけれども,この町なかというのはどういうところを指していらっしゃるのか,定義としてなかなか難しいので市内なのか,市外だったら駄目なのかとか,そういうところをちょっと具体的に教えていただきたいと思います。 109 ◯岡田文化スポーツ局長 具体的には3年度予算に関わることでございますので,あまり申し上げませんけれども,市内で,もうわっといえば100か所程度で年間やれたらどうかなというふうに考えてございます。 110 ◯委員(上原みなみ) ちょっと予算に関わるということですけども,私,予算の委員には出られないので,すみません,ちょっと質問続けさせていただきます。  例えば,市内といっても町なかの公共空間だけを指していらっしゃるのか,もしくは,例えば旅館のロビーで有馬芸妓さんを呼んで踊ってもらうとか,そういうのが対象になるのかというのを教えていただきたいんですけども。 111 ◯宮道文化スポーツ局副局長 このコロナ禍でございますんで,基本的には屋外でやるものが感染症の防止の観点からもよいのではないかというふうに考えてございます。  アーティストが今仕事が少ないというような面もありますが,もう一方で,神戸市内ににぎわいを戻したいというようなことも思ってございまして,両面成り立つような形での制度化をちょっと今考えておるところでございます。よろしくお願いいたします。 112 ◯委員(上原みなみ) 分かりました。  あと,何回ぐらい使えるのかとか,そういうところもこれから制度設計というところでしょうか。 113 ◯宮道文化スポーツ局副局長 細かな制度設計はちょっと今やらせていただいてございますんで,もうしばらくお待ちいただけますか。よろしくお願いします。 114 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。  (「なし」の声あり) 115 ◯委員長(住本かずのり) 次に,この際,文化スポーツ局の所管事項について御質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 116 ◯委員長(住本かずのり) 他に御発言がなければ,文化スポーツ局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。この際,暫時休憩させていただきます。15分程度,12時をめどに再開をしたいと思いますので,よろしくお願いします。   (午前11時45分休憩)   (午前11時56分再開) (経済観光局) 117 ◯委員長(住本かずのり) それでは,ただいまから経済港湾委員会を再開いたします。  これより経済観光局関係の審査を行います。  それでは,議案4件について,一括して当局の説明を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 118 ◯西尾経済観光局長 経済観光局でございます。本日は,どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,お手元にお配りしております経済港湾委員会資料により,議案4件を一括して御説明申し上げます。  お手元の経済港湾委員会資料を御覧ください。  1ページをお開き願います。  予算第33号議案令和2年度神戸市一般会計補正予算のうち,経済観光局関係分でございます。  なお,金額の100万円未満は省略させていただきます。  1補正予算の概要でございます。  緊急事態宣言が発出されている状況の中,外出自粛等の要請により影響を受けている市内事業者の経済活動を支えていきます。  また,公共施設等の老朽化改修等を実施し,安全・安心の確保を図ります。  補正予算額は,2歳入歳出補正予算額一覧の最下段に掲げてありますとおり,歳入合計5億2,800万円,歳出合計30億6,100万円でございます。  2ページをお開き願います。  3歳入予算の説明でございます。  第17款使用料及び手数料,第1項使用料は,新型コロナウイルス感染症の影響に伴う減収見込額で,マイナス1,000万円でございます。  第19款県支出金,第2項補助金は,漁港施設機能強化事業等に係る県支出金で6,200万円でございます。  第20款財産収入,第1項財産運用収入は,漁港関連施設の改修に係る財産収入で2,100万円でございます。  第24款諸収入,第7項雑入は,ファッションマート改修工事に係る諸収入で600万円でございます。  第25款市債,第1項市債は,公共施設の改修に係る市債で4億4,900万円でございます。  4歳出予算の説明でございます。  第7款商工費,第1項商工振興費では,3ページに参りまして,第1目職員費につきましては,職員数の変動等に伴い2,000万円を増額しようとするものでございます。  第2目商工総務費につきましては,集中的な就職説明会の開催として,新型コロナウイルスの影響で失業あるいは休業中の方等を対象とした合同企業説明会を開催するため,予算を1,400万円増額しようとするものでございます。  第3目商工振興費では,家賃負担軽減緊急一時金等に伴う補正として,予算を26億6,300万円増額しようとするものでございます。  内訳といたしましては,家賃負担軽減緊急一時金(家賃サポート緊急一時金)として,市内で事業のために賃借している建物の家賃相当額を一時金として支給するため14億円を,新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金として,兵庫県の要請に応じて営業時間の短縮に協力した事業者に対し県・市協調で協力金を支給するため11億4,100万円を,キャッシュレスポイント還元事業として,中小規模の飲食店を対象にQRコードを利用した支払いに対して,市独自のポイント還元キャンペーンを実施するため3億4,000万円を,ファッションマートの改修工事として2億3,200万円をそれぞれ増額しようとするものでございます。  また,チャレンジ支援補助金につきまして,申請者が申請を取り下げたものや審査で不交付となったものがあり,予算額と執行見込額に差が生じたため,予算を4億5,000万円減額しようとするものでございます。  4ページをお開き願います。  第2項貿易観光費,第2目観光事業費は,有馬温泉観光施設の改修として,予算を600万円増額しようとするものでございます。  続いて,第8款農政費,第2項農政総務費のうち第2目農政総務費につきましては,六甲山牧場,農業公園の改修として,予算を2,100万円増額しようとするものでございます。  第3項生産振興費,第1目流通対策費につきましては,フルーツ・フラワーパークの改修に伴い1億3,900万円を,5ページに参りまして,第4目水産費につきましては,漁港関連施設の改修に伴い8,800万円を,第5目漁港修築費につきましては,漁港施設機能強化事業に伴い9,400万円をそれぞれ増額しようとするものでございます。  第4項農林土木費,第1目農業基盤整備費につきましては,ため池調査計画事業に伴い,予算を1,500万円増額しようとするものでございます。  6ページをお開き願います。  5繰越明許費の説明でございます。  第7款商工費,第1項商工振興費では,産業振興センター改修をはじめ14事業を,第2項貿易観光費では,観光案内板整備をはじめ4事業を,第8款農政費,第2項農政総務費では,六甲山牧場改修をはじめ2事業を,第3項生産振興費では,漁港施設機能強化事業をはじめ4事業を,第4項農林土木費では,林地台帳整備事業をはじめ3事業をそれぞれ工程調整や地元調整,事業実施時期の調整のため繰り越そうとするものでございます。  続きまして,予算第34号議案令和2年度神戸市市場事業費補正予算について御説明申し上げます。  7ページを御覧ください。
     補正予算額は,1歳入歳出補正予算額一覧の最下段に掲げてありますとおり,歳入合計,歳出合計ともに3億8,100万円でございます。  2歳入予算の説明でございます。  第2款国庫支出金,第1項補助金は,本場再整備事業に伴う補助金で9,100万円でございます。  第6款市債,第1項市債は,本場再整備事業に伴う市債で2億9,000万円でございます。  8ページをお開き願います。  3歳出予算の説明でございます。  第1款事業費,第3項施設整備費,第1目施設整備費につきましては,本場再整備事業に伴い,予算を3億8,100万円増額しようとするものでございます。  4繰越明許費の説明でございます。  第1款事業費,第3項施設整備費では,本場再整備事業で9億7,700万円を,仲卸売場棟・第一加工場等改修工事で2億5,200万円をそれぞれ工程調整のため繰り越そうとするものでございます。  続きまして,予算第35号議案令和2年度神戸市食肉センター事業費補正予算について御説明申し上げます。  9ページを御覧ください。  1繰越明許費の説明でございます。  第1款事業費,第3項施設整備費では,工業用水・汚水処理設備改修で4,600万円を,オゾン設備改修で1,000万円をそれぞれ工程調整のため繰り越そうとするものでございます。  続きまして,予算第38号議案令和2年度神戸市農業集落排水事業費補正予算について御説明申し上げます。  10ページをお開き願います。  1繰越明許費の説明でございます。  第1款事業費,第1項施設整備費では,農業集落排水処理施設整備機能強化で,工程調整のため2,200万円を繰り越そうとするものでございます。  以上,議案4件を一括して御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 119 ◯委員長(住本かずのり) 当局の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  なお,長時間の3密を避けるべく,当局におかれては,より一層簡明な答弁に努めるよう申し上げておきます。  まず,予算第33号議案令和2年度神戸市一般会計補正予算のうち経済観光局の関係分について御質疑はございませんか。 120 ◯委員(辻 康裕) 集中的な就職説明会の開催についてお伺いいたします。  どのような業種が参加予定であるのか,想定をされているのか,神戸市の企業限定か,または市外の企業も参加できるのかお伺いいたします。 121 ◯豊永経済観光局副局長 集中的な合同企業説明会でございますが,業種につきましては,幅広い業種を予定をしております。このコロナ禍であっても,一部の業種につきましてはまだまだ人手が不足してるという状況もございます。そういったこともありまして,例えば建設であったり,あるいは介護であったり,あるいは製造業であったりといったことで,幅広い事業者の参加を予定をしております。  以上でございます。 122 ◯委員(辻 康裕) ありがとうございます。  御説明していただいた以外に,警備や交通誘導,販売,接客ですね。清掃,介護,そういった会社が予定されるんではないかなと思ってたんですが,神戸に住む方だけではなくて,首都圏はじめ他地域で暮らす人々に神戸で働き暮らしてもらう好機であると思っております。そのチャンスであるんですけども,そのためにはどのように告知するのかが大変重要と考えますが,その点について御説明いただけますでしょうか。 123 ◯豊永経済観光局副局長 委員御指摘のとおり,幅広い求職者に対してしっかり情報を届けることが大事だというふうに考えております。ホームページはもちろんのこと,当該事業の特設サイトでお知らせをするほか,広報紙であったり,あるいは公共施設でのチラシの配布といったことを行いたいと考えております。  また,外部機関も幅広く活用したいと考えておりまして,例えばハローワークであったり,あるいは人材会社のサイトであったり,そういったことを活用しながら,またSNSも活用しながらしっかりと情報を届けてまいりたいと考えております。 124 ◯委員(辻 康裕) ぜひ幅広い告知をお願いしたいと思います。  最後に,1つだけ確認なんですけども,全てオンラインで行うと考えてよろしいでしょうか。 125 ◯豊永経済観光局副局長 今回は,オンラインの活用というのは非常に幅広い事業者を募るには有効ではございますが,希望する業種あるいは職種を超えた求人検索には当たらないケースがあります。また,ネット環境に全ての方が精通してるわけでもございませんので,リアルな説明を求人事業者から直接受けることができる機会にしたいと考えております。  以上でございます。 126 ◯委員長(住本かずのり) 他に。 127 ◯委員(かじ幸夫) 私も辻委員と同じく,集中的な就職説明会,少し視点を変えてお伺いをしたいんですけど,コロナ禍の影響で本当に今お困りの方をこうした形で補正で支援をしていくということについては,非常に評価をしてます。また,具体的にこれがどれぐらいのマッチングにつながっていくんかということについてもすごく注目を今してます。  これまで局として,中小企業の支援なり新卒者に対する場の提供ということでいろいろ就職説明会をされてきてると思うんですけど,具体的にこれまでのそこでのマッチングでどれぐらいの採用につながったかとか,参加されてる企業の声とかそういったこと,数値的なことも含めて把握をされてますか。 128 ◯豊永経済観光局副局長 これまでの神戸市におけます就職の支援の活動の実績ということでございますが,例えば,高校生・大学生に対します就労促進事業としましては,令和元年度につきましては,市内の企業延べ368社,また1,777名の学生さんに参加をしていただいております。  例えばでございますが,今年度の上半期に実施をいたしました大学生対象のウェブを活用した就職説明会,面接会では,31社の市内企業が参加をいたしまして,これは,ウェブで実施をさせていただきました。コロナ禍ということもありましたので,動画の閲覧が約8,700回,それから,そこから大学生等509名が採用選考に申し込んで,結果としては16名の採用に至ったというようなことでございます。  また,関西圏に加えまして,関東,中・四国,九州からの採用選考に参加した事例もございまして,一定の成果が上がったというふうに考えております。 129 ◯委員(かじ幸夫) 具体的な成果とか,例えば結果についてしっかり把握をしていただくということで,当局としては,例えばこれはもう場を提供する。これが1つの支援だというふうに思ってて,一義的には企業と求職をされる方のマッチングはそれぞれでやっていただくということなんでしょうけど,例えば企業のほうとしても神戸市が主催の就職説明会というか──についてはすごくいいよと,こういう評価であったり,学生も神戸市が場所を提供してるところへ行けばいろんなマッチングがあるよということがやっぱり広まっていくことを僕は求めてて,場の提供だけじゃなくて結果をどれだけ神戸市として求められるかというところも,ぜひ御一考いただけたらなというふうに思ってますので,今回集中的なという言葉に僕はすごく思いを感じてますんで,ぜひ,またこの結果も分かれば教えていただきたいということと,引き続き年々やっている就職説明会についても,一定その結果・課題等も掌握しながら市としてもしっかりそこは結果を出していくのをもっと前面に出していただけたらと思ってますんで,ここは要望ということでお願いしたいと思います。  以上です。 130 ◯委員長(住本かずのり) 他に。 131 ◯委員(香川真二) キャッシュレスポイント還元事業についてお聞きしたいんですけど,私,この間の議場でもちょっとお話ししたんですけど,感染小康期は,やはり消費喚起策どんどん強めていってほしいなというふうに思ってまして,こういったキャッシュレスポイントの還元事業も消費喚起をかなり高めるものだと思うんですが,7月ぐらいの開始予定という話を説明で受けたと思うんですが,もっと早めるということはできないんでしょうか。 132 ◯西尾経済観光局長 キャッシュレスポイント還元事業に関しての時期のお話でございます。  これは,ちょっと本会議のほうでも回答の中で触れさせていただいたかと思うんですが,Go To Eatが今6月30日まで延長されてると。それを受けまして7月から実施するという1つの狙いと,もう1点は,QRコードを導入される事業者への説明が十分に必要であるということと,加えまして,高齢者も含め利用者の方々にQRコードをできるだけ使っていただくという周知期間が要ると,こういったことから今のところ7月に実施するという形でさせていただいておるところでございますので,御理解いただければと思います。 133 ◯委員(香川真二) そうなると,7月ぐらいまでは,神戸市としては特段消費喚起策がキャッシュレスポイント以外として何か考えられてるのかなというのはちょっと気になってまして,例えば,プレミアム宿泊クーポンでしたね。あれ今,延期してるじゃないですか,そういうのを再開していただくとかいうふうな予定はあるんでしょうか。 134 ◯西尾経済観光局長 ただいま御指摘いただきましたプレミアムクーポンの件です。  これは募集をかけまして,一旦延期にしております。これはGo Toトラベルの延期になった影響等々を踏まえて,今延期にしておりますので,感染が一定落ち着けばこの事業というのを再開していくということになろうかと思います。  加えまして,本日は答弁避けますが,当初予算でも様々な形で事業を盛り込ませていただいておりますので,それらを複合的に実施することによって消費喚起であるとか地元の企業への支援策というのをつなげていきたいと思っております。 135 ◯委員長(住本かずのり) 他に。 136 ◯委員(森本 真) 1つは,家賃サポート緊急一時金です。1つは,国の一時支援金をもらった人,もらった事業所,そして,2つ目は下にあります協力金をもらった事業所が一応対象となってるんですけども,当局としては,家賃補助が出る時期はどれぐらいを見込んでいるのか,まずお伺いします。 137 ◯豊永経済観光局副局長 家賃サポート緊急一時金でございますが,スケジュールにつきましては,まず,国の一時金が3月上旬受付開始予定というふうに聞いております。その交付決定が必要なことから令和3年4月下旬以降の申請受付を想定をしているところでございます。 138 ◯委員(森本 真) 1つは,国の一時金支給の分というのは結構手間──まだ具体的に決まってないところもあるんですけど,アカウント登録して予約受付をして,予定受付を今までの持続化給付金とか国の家賃補助だと事業者が直接国に申請をできてたわけですけど,事前確認機関でチェックを受けて,それによって書類の準備ができるということみたいなんですね。そういう意味では,結構国の一時金支給を受けるのにはかなり時間がかかるんではないかというふうに思ってるんですけども,それが受けられなかったら神戸市の家賃サポート緊急一時金も受けられないということになっちゃうんですけど,その点いかがですか。 139 ◯豊永経済観光局副局長 このたび一時支援金の受給事業者を我々の支援金の主に対象としたということにつきましては,まず,売上げ審査を国が行うということで,神戸市として国と重複して売上げ要件を独自に審査をする必要がないというふうに考えたからでございます。確かに,委員御指摘のとおり,確認機関が確認をするというふうなことが国の資料等に載っておりますが,これも含めまして国のほうもできるだけ迅速な支給を行うものというふうに認識をしております。 140 ◯委員(森本 真) 結構,時間・期間等々かかると思うんですね。持続化も家賃も国のほうも2月15日まで延長した経過もありますので,これもきちんと最後までといったらおかしいですけど──受けられるような体制でお願いをしたいというふうに思います。  もう1つは,チャレンジ支援金の補助金が申請取消しとか等々で4億5,000万円も減らされてるというのが大変気になります。こういう結果が出る前に,この4億5,000万円を本当に今市内で困ってる事業者の皆さんに新たな制度としてやっぱり補正予算でつけるべきだったんではないかと思ってるんですけど,その点いかがでしょう。 141 ◯豊永経済観光局副局長 御指摘のとおり,今回チャレンジ支援補助金につきましては,4.5億を減額補正をさせていただいております。緊急事態宣言下におけます厳しい状況の中,神戸市としましては,この4.5億も含めた限られた財源の中で,国・県の支援を踏まえまして,まさにこの2月補正で市独自の施策を要求させていただいたという状況でございます。 142 ◯委員(森本 真) もうあとは本予算になりますけど,本予算でも中小業者の支援策というのはほぼほぼないというような中身ですので,本当に有効利用するというか,本当に困ってる事業者さんが──本会議でもありましたように,ここに当てはまらない皆さんがたくさんいらっしゃると,それをやっぱり救うのが経済観光局の今のコロナ禍での使命だと思いますので,よろしくお願いします。  以上です。 143 ◯委員長(住本かずのり) 他に補正予算に関して御質疑はございませんか。  (なし) 144 ◯委員長(住本かずのり) 次に,予算第34号議案令和2年度神戸市市場事業費補正予算について御質疑はございませんか。 145 ◯委員(守屋隆司) これは,補正予算ですから追加ということなんでしょうけども,今,中央卸売市場の整備事業のほう,埋立てでその上にまたこういう部分を整備していくということなんですけども,現状コロナ禍でも事業としては進捗は問題なくいってるのか,まずお聞きをいたしたいと思います。 146 ◯清水経済観光局中央卸売市場運営本部長 本場の再整備でございますが,現在,事業としましては埋立て工事を──これにつきましては,スケジュールどおり順調に進めておるところでございます。  また,加えて,既存の卸売場の改修あるいは埋立て後の土地に新たに施設を建設する,そういったものにつきましては,現在,関係者とともに協議をしてるという状況でございます。 147 ◯委員(守屋隆司) もちろん当初計画に基づいて事業を進捗されてると思うんですけども,コロナ禍によって相当仲卸さんなんかも含めて事業の状態が厳しいとこもあるというふうに思うんですけど,現時点において何か見直さなきゃいけないような形にはなってないんですか。ちょっとそれもお聞きしたいと。 148 ◯清水経済観光局中央卸売市場運営本部長 今現在,まだ詳細のところまで議論は進んでございませんが,御指摘のように,やはり仲卸,特に事業者によっては大変厳しい状況になっておるという,そういったお声も聞いておりますので,皆さんのお声も丁寧に聞きながら,基本計画策定は進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 149 ◯委員(守屋隆司) 小売のほうの東山とか湊川のほうの商店街見ると,もちろん活気を呈してるってほどではないかもしれませんが,結構そこそこ頑張ってらっしゃるという──野菜なんかでも人が通れないというぐらい積み上げてる店もあるぐらいですから,そこそこ行けるんだなというふうに思うんですが,今ニュースの報道だと,もしかしたら今月中に緊急事態宣言が解除される可能性もあるということなので,そこら辺,その時期をしっかりと捉えていただいて,やっぱり販促なり小売商業も含めて,やっぱり連携して打って出てもらうということが必要だと思うんですけども,これは再整備のことですから,これは要望としておきたいと思います。  以上です。 150 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 151 ◯委員長(住本かずのり) 次に,予算第35号議案令和2年度神戸市食肉センター事業費補正予算について御質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 152 ◯委員長(住本かずのり) 次に,予算第38号議案令和2年度神戸市農業集落排水事業費補正予算について御質疑はございませんか。  (なし) 153 ◯委員長(住本かずのり) 次に,この際,経済観光局の所管事項について御質疑はございませんか。 154 ◯委員(安井俊彦) この前の本会議で,我が派の河南政調会長のほうからいろいろ質疑させていただいた中で,いわゆる自社物件を持って一生懸命やってる商店,こういった方には,家賃補助も何もない。例えば,それの代表的なものがまちの酒屋さんとか米屋さんとか。特に私たちのほうに,神戸酒販組合の皆さん,あるいはまた一部個人的には芦屋酒販の皆さんから,何とかこれならんのですか,私たちはもう大変な思いをしてるんですよという叫びがあって,私たち一生懸命お願いをしておるんですが,なかなか思ったような方向にいかない。今日,たまたま芦屋酒販のある方から私のほうへファクスが届いて,何か胸が締まったんですけれども,こう書かれてるんです。まちの酒屋さんは大もうけだなんてうわさもされているようですが,現実は絶対に違います。宅飲みの家で飲むビールやお酒は,ほとんどがスーパーマーケットとかディスカウントショップで買われておる。そのディスカウントショップの仕入れよりか安い値段でむしろ買ってる。対抗するために値段を下げてアサヒスーパードライなんかは200円で売ってる,それでも売れない。200円で売って利益はたった5円しかないんです。まちでは,酒屋さんは昔からお金持ちだから,米屋さんはお金持ちだからといって何とかなるだろう,蓄えがあるだろうと言われてるんだが全然違うんですと。このコロナ禍の中で私たちは,本当に困ってるんですという声があるんですが,それについて,どう思われますか。 155 ◯西尾経済観光局長 ただいまいただきました御意見というのは,我々も承知しておるところでございまして,ただ,酒屋さんと一概にいいましてもそれぞれの業態によって営業成績というのは変わってきてるというのが我々の認識でございます。  今,自社物件を持って家賃支援補助の対象にならない,こういった方々をどうお救いするのかというのは我々は課題だと思っておりますが,現状で申し上げますと,国におけます固定資産税の軽減,これが今回の家賃負担軽減に相当するものではないかと我々,認識しております。  加えまして,今のお話ですと,今回の国の一時支援金,法人でありますと60万円最大,個人でありますと30万円最大,こちらのほうというのは,50%以上の売上げ減少があれば受給資格を持っておられるのではないかと思っております。この辺りの制度を活用いただいて,事業継続に乗り切っていただければと思っております。 156 ◯委員(安井俊彦) そういうふうにおっしゃると思ってたんですけれども,そういう制度を活用できない範囲内にあるんですよ,この人々は。だから,神戸市独自の施策を用いることができないか。ここに書いてあって本当に心打たれたんですが,なぜまちの酒屋さんは商売をやめないのか,まちの酒屋さんにはそのまちで暮らし,深い愛着から自らの店とともにあるからです。つまり,自分の住まいの一角にというよりか,店の2階で生活をし,家の一角で店をしてるんです。神戸のまちは酒造りのまちです。灘五郷のまちでもあります。世界遺産ならぬ神戸遺産100選にも選ばれた場所です。神戸の特に酒屋さんは,そういう意味もあって100年の歴史を持つそういった酒屋さんがたくさんあるんです。このままいったら,神戸は酒蔵あって酒屋さんなし,つまり酒蔵は白鶴や菊正や剣菱やたくさんあるんですけれども,日本一売り上げてる白鶴もありますけれども,酒蔵さんはあるけれども,酒屋さんはないんだ。あるのは,いわゆるスーパーマーケットで酒売ってるか,ディスカウントセールで売ってる,そういうまちになりますよ。コロナの危機で神戸にある酒屋さんは消滅しますよと,こう言ってるんですが,それはどうですか。 157 ◯西尾経済観光局長 今,酒販店のお話をいただきました。  我々も様々な業界,業態からの御意見をお聞きしながら,より多くの方々に支援を届けたいという思いでこのたび家賃サポート緊急一時金を創設させていただくという形になりました。ただ,これは,自己所有されている酒屋さんでありますとか,そういったところは対象にならないというのは,家賃ではないということで御理解いただければと思いますが,この部分,固定資産税の軽減,国における持続化補助金,こういったことを総合的に活用いただいてこの窮地を乗り越えていただければと思っておる次第でございます。 158 ◯委員(安井俊彦) 家賃補助の話をされても,この質問の意味が全くないわけで,分かって答弁されたと思うんですけれども,じゃあ,ほかの自治体でそういった支援金とか給付金を出してるとこがあるんですね。例えば,長崎県,これは1事業者当たり20万円です。宮崎県,これも20万円です。宮崎市も20万円,富山県も20万円,北海道も法人は20万円,個人は10万円とこうなっておるんです。  やっぱり,この酒蔵がある灘の灘五郷を持つ神戸市,ここで酒屋さんが悲鳴を上げて,もう100年の歴史を閉じざるを得ないという状況の中にあって,まだそんな国の制度や何とか言う。なぜ,神戸市独自で今頑張ってください──家賃補助も何もいただいてない,スーパードライ5円の利益でやってる,しかも売上げは上がっていない,関連の店は閉めてる。まさに今神戸らしい施策が求められてる時期やないかと思うんですが,いかがですか。 159 ◯西尾経済観光局長 全ての事業者に対して我々としても支援策を検討してまいりました。その中で,限られた財源の中で,できるだけ多くの事業者の方をどう救っていくかというのは,我々も悩んで今回の家賃支援を創設するという判断をしたところでございます。  今,安井委員のほうから御指摘があった業態のところに対して,どういった支援ができるのかということを今まで考えてなかったわけではございません。ただ一定,限られた財源の中,1自治体としてできる範囲にも限度がございまして,今のところ今回御提案させていただきました家賃支援,こういった形でより多くの支援を行き届かせたいという思いで創設したものでございます。  これからも様々な業態の方の御意見をお聞きしながら,神戸市として必要な施策が何ができるのかということを検討しながら,今後とも進めてまいりたいと思っております。 160 ◯委員(安井俊彦) なぜ同じ答弁をされるのか。家賃支援は対象になってない人からの訴えなんですよね。自己物件なんですよ。限られた財源しかないというのはよく理解します。ない袖は振れんということもありよく。じゃあ,限られた資源のお金をどう分配するか,どう今必要な支援をしてカンフル剤を打っていくのか。そういう意味では,このまちにおかれた特色,まさに灘の酒で,この人がおっしゃったことに本当に感動したんですけれども,酒蔵があって酒屋さんなし,神戸に来て酒屋さんがない。酒屋さんは今物すごい文化を支えてくれてるんですよ。酒の飲み方,古酒の飲み方,こういった灘の酒にまつわるいろんなことを市民と一緒に歩んでいる酒屋さん,100年の歴史持ってる。これが今,コロナでなくなろうとしてるんです。それで,今なおかつ全く関係のない家賃補償の話を委員会で答弁してみたり,財源があって全ての人々に──そういうことでいいんだろうか,そんなまちをつくろうと今なりかかってるときに,私たちはこのまま見とって議会も当局もそれでいいんだろうか,そういうふうに思うんですが,もうこれ最後にします。答弁してください。 161 ◯西尾経済観光局長 何度も繰り返しの答弁になって恐縮でございます。  酒屋さん,結局,そういったところに対しては,コロナが収束した後,どういった需要喚起を図っていくかというのが1つの視点であろうかと思います。  先ほど来,話には出てきておりませんが,例えばクーポンの宿泊券,こちらのほうで旅行者に来ていただいてそれを使っていただく。その先に需要が生まれる,こういったことの需要喚起,消費喚起を図っていきながら,神戸経済の全体を活性化させていく。こういったことで支援につながればと,我々思っておりますので,何とぞ御理解いただければと思います。 162 ◯委員(安井俊彦) 最後やと言いましたけれども,今,私が挙げた長崎県とか宮崎県とか各店舗に20万円の支援をしてる。これは,まさにお酒屋さん,酒の文化をなくしたらいかんという1つの思いですよ。それを今,全く神戸市はそのことについて考えてもみないと,これでは,ちょっと僕はどうでしょうかねという気がしております。もうこれで終わります。 163 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 164 ◯委員(守屋隆司) 先ほどから名前が出てます神戸市のプレミアム宿泊券ですけども,相当成立する前にもいろんな議論をして,これは新聞報道だけですけれども,もしかしますと近畿の3府県は今月中に緊急事態が解除されるかも分からないと。これは,解除されたら即行くと,プレミアムですね。  それと,これは,感染を広げるようなものじゃないわけですね。御自身たちがホテルに泊まってプライベートな形で,それで食事するのも別に団体で行くわけでないので,これはもうせっかくあそこまでやってるわけですと──募集まで全部かけてるわけですから,即行くというふうにするべきと思うんですが,体制はどうなってるのかお聞きをいたしたいと思います。 165 ◯安岡経済観光局担当部長 プレミアム付き宿泊クーポンをいつ再開するかということでございますが,今回,残念ながらGo Toトラベルが中止・延期となってございますので,それに合わせまして,我々プレミアム付き宿泊クーポンを延期しているところでございます。  新聞報道でございますように,今月末には緊急事態宣言がというお話もございますし,また,病院のほうの関係も病床の具合もちょっと見ながら,すぐに再開するという体制は現在整ってございますので,その辺り,少し状況を見て速やかに──ちょっと慎重にはなりますけれども,速やかにできるように検討してまいりたいと思ってございます。 166 ◯委員(守屋隆司) 今の速やかにというのは,ほんまに速やかかどうかちょっと分からないような表現だったんですけども,神戸市内,生田新道もそれとか海岸通のほうも含めて,本当に新しいホテルがいっぱいできてるんですよね。それがまたかわいそうなことというか,本当に気の毒なことに,ちょうど去年ぐらいから今年にかけてできたホテルもいっぱいあるわけですね。そういうとこに限定して泊まってくれという意味じゃありませんけれども,待ってらっしゃる業者さんも多いと思いますよね。
     それと,応募した方も,やっぱり自らのリフレッシュだけではなく,地場のホテルなり観光を支援したいと,飲食も支援したいと思ってる方もいらっしゃると思うので,政府がやってるのとは違うんですね。あれは広域に移動するわけですよね。こちらは市内で自分の住んでるところのすぐ横のホテルに泊まろうかという話なので,やめるのにリンクさせるのは,あのバッシングの中ではしようがなかったと思うんですけれども,ぜひ,体制もすぐできてるというんだったら,もう即行くということは言えますか。 167 ◯安岡経済観光局担当部長 繰り返しになって恐縮なんですけれども,緊急事態宣言が解除されたときの状況をしっかりと見極めて,どのようにスタートできるかというのは慎重にではございますけれども,考えていきたいというふうに──検討してまいりたい。委員と私も気持ちは一緒でございますので,これをやって市民の方,それから事業者の方にお喜びになられるのかどうかというところも見極めさせていただいて,慎重に検討させていただきたいと思ってございます。 168 ◯委員(守屋隆司) ぜひ,ぜひよろしくお願いしたいと思います。  この件はそれとして,もう1点だけすみません。  私,選挙区は兵庫区ですけども,私が知ってるだけでも兵庫区には昔の太陽銀行とか太陽神戸とか今の三井住友銀行とかいう支店が6か所もあったんですね。それで,今有人店がたった1か所になってます。あとは全部ATMのみですね。これだけ非常に地盤が沈下してるということもあるんでしょうけども,最近,去年の11月の2日に湊川──ですから,東山商店街とか湊川商店街のど真ん中にあった兵庫支店,新開地のほうに吸収されまして,ATMだけになったんですね。これはしようがないと思いますけれども,そこにある両替機──御商売してる人,両替しなきゃいけないですよね。この両替機が今年の10月の29日まで,もうこれも何か特例で置いてやってるというふうな形になってるみたいなんですけども,やはり,両替機を置くことによって銀行の負担というのも結構あるかもしれませんけども,今は両替したら全部お金取られるわけなので,こういうことも些細なことですけども,やっぱり局のほうが間に入ってあげて,せめて両替機今2つらしいんですけども,1機だけでも継続して置いてあげるというようなことが,段取りができないのか。今まで東山,湊川の方が新開地まで,そんな遠くはないけども,商売もそんな大人数でやってるわけではないので手間がかかりますよね。こういう何かサービスなり応援というのはできないのか,ちょっとお聞きをいたしたいと思います。 169 ◯西尾経済観光局長 両替機の設置,支店の合理化に合わせたそういった様々な合理化であろうかと思います。  この辺り,具体的な話については正直申し上げて──今両替機が減るという話,私初めて聞きました。この辺は,各金融機関の判断というところは大きくなってきますが,どういった事情で,何らか工夫ができないのか,もしくはまた手数料の関係がどうなってるのか,その辺りの事実関係確認した上で何ができるかちょっと検討してみたいと思います。 170 ◯委員(守屋隆司) ぜひ,ぜひお願いいたします。商売の──何ていうのかな,商売する環境をどんどん悪くされてる部分があるんで,それはぜひ──相手がいることですし民間ですから,神戸市が言ったから聞くかどうか分かりませんけども,その御努力はお願いしたいと思います。  多くなってすみません。最後に,さっき中央卸売市場のことを少し質問したんですけども,特に緊急事態宣言が解除されたところを見計らって,やはり中央卸売市場と市中の小売店・商店街とタイアップしてぐっと打って出ていただかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですね。そこら辺,何か対策を今お考えなのか,ちょっとお聞きをいたしたいと思います。 171 ◯馳川経済観光局中央卸売市場運営本部本場長 このたび緊急事態宣言解除を期して,先週に──中央卸売市場とあとヴィッセル神戸との連携でいろんな企画をしたいということで,現在検討をしてございます。その1つといたしまして,インターネットを使っての販売,ウェブ販売を実施をいたしますけれども,外出自粛が続くということで,1つは宅配と──直接中央卸売市場の仲卸のほうの目利きを利いた商品につきまして宅配ということもございますが,せっかくですので地域に身近な小売店を経由をして,そこに消費者の方来ていただいて販売をするという,そういう両面で現在小売組合のほうとも協議を進めているところでございます。  3月の25日からウェブ販売というのを初めての試みで実施をしたいと思ってございます。これにつきましては,小売店のほうにつきましては,市民の皆さん,消費者の皆さんにこういう小売店があるということを知っていただくということもございますし,今回,ヴィッセルの協力を得まして,かなり広範囲でPR等もしていきますので,そういった観点で中央卸売市場の仲卸業者も現在,市場,大変厳しい状況でございますけれども,そういった商品の開発ですとか販路の開拓ということと併せて進めていきたいなというふうに思っております。 172 ◯委員(守屋隆司) 中央卸売市場でもスーパー等に販路をしっかりと持ってるところは,利益率はともかくとして仕事量はあると思うんですけども,やはり市中の市場,商店街とか市中の飲食店をターゲットにしてるとこはより厳しいと思うので,今の宅配も含めてですけども,ぜひ,一層の支援策を要望して終わります。 173 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 174 ◯委員(森本 真) 1つは,神戸経済の現状の令和3年1月31日現在が報告をされています。それで,令和2年のいわゆる生産額だとか売上額だとかの一部が紹介をされてますが,前年と比べてどういう結果になってるか御存じでしょうか。 175 ◯豊永経済観光局副局長 すみません,ちょっと今手元にございません。 176 ◯委員(森本 真) 令和2年の分が出てるん少ないんですけど,例えば,地場産業であるケミカルシューズ産業では,生産額が令和1年と比べてマイナス38%,結構大きな金額です。それから,先ほどお話あった清酒業も減ってる現状あるんですけども,過去最低の出荷量になっています。  もう1つは,百貨店の売上高,百貨店も閉めた関係もあって,令和2年の売上高は前年のマイナス24.6%。これ百貨店だけ数値がきちっと書いてあって,ケミカルシューズなんていうのはちょっとひどくて,平成20年以降減少を続けており,平成26年以降は震災前の6割以下となっているという表示なんですけど,令和2年を見ると,コロナの影響で36%減なんですね。そういうふうにきちっと総括をしていただきたいと思いますし,清酒の課税出荷量も10%ぐらい減っとうわけですよ。これを見て,経済観光局としては前年度の結果が出たわけですから,この困っているところに手だてを打つべきじゃないかと思ってるんですけど,その点いかがですか。 177 ◯豊永経済観光局副局長 今,御指摘にございましたケミカルシューズあるいは清酒あるいはホテル・宿泊事業者──ホテルですね──といったことにつきましては,長期的な傾向はもとより,コロナ禍での影響で確かに減少しているというのは事実でございます。そういったこともありまして,今回の補正予算では,そういう特に困っている事業者に対して支援を行うというようなことでの観点で,家賃のサポートであったり需要喚起であったりといったことを実施をしておるところでございます。  引き続き,来年度の予算,今日は詳細は述べることは避けさせていただきますが──につきましても,事業の継続であったり,あるいはさらなる売上げの増のための取組,あるいは需要喚起といったことを支援をして,そういった業界と一緒になって盛り上げていきたいというふうには考えております。 178 ◯委員(森本 真) ホテルの稼働率なんかは,まだ出てないんですよ──この資料にはね。資料には出てないけど,かなり下がってるというのは想像できるわけですけども,結果が出たといったらおかしいですけど,前年と比べて本当に大幅に下がっているところへの手だてを打たないといけないということだと思いますし,安井先生も述べられたのは,本当に市内の中小業者の皆さんが大変困ってる。ほかの自治体は,1店舗当たり10万円でも5万円でも定額給付金のように支援をしてるんだけど,神戸市がやってるのは本当に,金額は大きく見えるけど,全体に届かない中身ということだと思うんですよ。本当に困ってるところに真水を与えて,営業を維持できるようにしていただきたいと要望しときます。  2つ目は,スマスイの件です。  本会議でも質疑ありましたけども,スマスイの解体費については,今回補正で出てるやつは21億7,800万円,水族園の本館を除くところと国民宿舎須磨荘の解体費ですけども,この積算は,どちらが行ったのかお答えいただきたいと思います。 179 ◯安岡経済観光局担当部長 積算につきましては,神戸市の積算基準に基づきまして積算をしたところでございますが,建築住宅局において積算をしていただきました。 180 ◯委員(森本 真) 建築住宅局が積算をしたんですね。それを行財政局がよしとしたということですか。経済観光局は何か関わってるんですか。 181 ◯安岡経済観光局担当部長 すみません,建築住宅局がチェックいたしまして行財政局が契約という形で議案を上げているというところでございます。 182 ◯委員(森本 真) それじゃあ,すみません,積算根拠については建築住宅局に聞かないとここでは分からないということでよろしいんですか。 183 ◯安岡経済観光局担当部長 私どものほうも確認はしてございます。簡単に申し上げますと,神戸市の積算基準に基づきまして,市の単価があるものにつきましては市の単価による積算,それから,市の単価にないものにつきましては3者の参考見積りによる積算を行ってございまして,また,技術的中立の立場で当該工事の妥当性とか客観性とか透明性を検証するコンストラクションマネジメント業務におきまして,第3者に委託することによって今回の工事費の適正な工事量を算定し,妥当性があるという確認もされたというふうに聞いてございます。 184 ◯委員(森本 真) 結構難しい論議を経てやってるんですけど,例えば,本会議では水族園の本館を除くところとシーパル須磨の分が積算をされてて,21億7,800万。そしたら,本館は幾らかと尋ねたときに,本館は5億円だというふうに言われました。今,後ろで工事やってます市役所の3号館は5億8,900万円で工事を入札で受けています。隣の市役所2号館は6億4,000万円で入札を受けてやられています。ビルを解体をするのに5億円ぐらいあれば,シーパル須磨であれば5億円ぐらいでできる。ただ,水族館のいわゆるイルカライブをするところとか,いろいろありますけども,でもそんなに壊すのに難しいような設備ではないというふうに思ってるんですよ。なぜこんなに,約22億円も解体にかかるのかというのがちょっと不思議でしようがないんですけど,その積算根拠をどこ見たら分かるんですか。 185 ◯安岡経済観光局担当部長 私もお聞きしてございます範囲内でしかちょっとお答えができませんが,もちろん御存じのように,シーパル須磨とそれから水族園の本館以外という部分のこの2つの部分が入ってのこの値段でございますし,それから,いずれのほうも地下部分の取り壊しとか,それから水族園特有の設備・配管等がございます。それから,本館と本館以外と一言で言いましても,本館以外は,幾つかの各館に分かれてまして,いわゆる各館が小規模ではございますが分かれてるというところもございまして,このような形で適正な価格ではございますが,21億円という価格が出ておるというところでございます。 186 ◯委員(森本 真) それで,入札じゃなくて,元から水族園の除却にかかる費用は神戸市負担とすると,除却工事の設計・施工それぞれは神戸市が発注するということで先ほど言った説明になるんですね。  かつ,入札じゃなくて,いわゆる認定計画提出者,決まったサンケイグループの人がその工事をすることになってて,構成団体の一部である竹中工務店がこれを随意契約するわけですよ。先ほど言っているように,本当に21億7,000万が適当な金額なのかというのが,総務財政の資料を見ても出てこないし,今回,局の所管である経済観光局とか建設局とか,そういうところへも全然報告がないわけなんですよ。これやっぱりおかしいなと思うんですけど,いかがですかね。 187 ◯安岡経済観光局担当部長 繰り返しになって恐縮でございますが,解体の妥当性と,それからコンストラクションマネジメント業務契約に委託いたしまして,適正な工事量を算定しているというところでございます。 188 ◯委員(森本 真) もうそれぐらいしか答えられないと思いますけども,本当に適正な価格だったのかというのは検証したいというふうに思います。  前回話題になりました,いわゆる本館しか残さないので料金を下げるという提案に対していろいろ物議がありましたけども,もともとの公募設置等指針に書いてあるわけですね。今回壊すのは市の負担だ,壊したときの一部解体によって縮小するから,その分は年間総額最高で9億円の補償をしますよみたいなことも書いてあって,料金下げて6億もらうみたいな話になってるんですよ。こんなことをずっと見てると,やっぱり取った業者にごっつい有利な契約内容なんですよ,本当に。  それよりも,22億と5億円足して約30億円のお金があれば,老朽化させてきたスマスイそのものを再整備できるし,私,何回か言ったかもしれませんけど,すごく議員になって悲しい出来事は,長田の苅藻にあったかるもプールが鉄骨が老朽化して再建できないいうて潰されてしまいました。でもそれは,毎年毎年整備をしてたらそんな老朽化するはずはない。大規模修繕も小規模修繕もしながらずっとやってるとこたくさんあるんですよ。それなのに,何かあったらもう老朽化したからもう潰してしまうような。これもスマスイもそうなんですよ。そういうことではなくて,本当に愛されてるスマスイをどう残していくかというのを考えずに,もう公園も含めて水族館らしきものを造るんですけども,それは本当に今まで言ってきたように,インバウンドも頼りながら高い料金を取るような施設になってしまうことに対して,本当にもうやめるべきだと申し上げて終わります。 189 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 190 ◯委員(かじ幸夫) 端的に伺います。  昨年末,神戸観光局を中心に御尽力いただいたGlobalRainbowなんですけど,この集客の状況とか,例えばその現場では,僕も見させてもらいましたが,キッチンカーが複数台出てたと思います。この事業者の,あのイベントを行った上での声といいますか,課題といいますか,何か掌握されてるものってありますか。 191 ◯安岡経済観光局担当部長 昨年,12月4日から13日の10日間ではございましたけれども,神戸観光局と港湾局が連携いたしまして,GlobalRainbow@Kobe2020を開催させていただいたところでございます。  コロナ禍でございましたので,混雑しないような対策が求められる中,多くの方にお越しいただいたというところでございまして,メリケンパークとポーアイのしおさい公園での集計のみになりますが,約5万2,140人の方がお見えいただいたというところでございます。  お見えいただいた方にアンケートも取らせていただいてございますが,お見えいただいた方ほぼ全員に近い方が大変満足,満足というような形のことで,大変好評であったというふうに認識してございます。  それから,期間中には,メリケンパークではございますけれども,11台のキッチンカーが日替わりで出店していただいたというところでございまして,このGlobalRainbowとともに食も楽しんでいただいて,夜のにぎわいづくりにつながったというふうに考えてございます。 192 ◯委員(かじ幸夫) 5万2,000はちょっとびっくりしました。  よかったと思います。今後,アフターコロナを見据えた夜のにぎわいという意味合いではすごく起爆剤だったというふうに感じますし,また,そういった来られた方の声とか事業者の声って具体的なものがあればまた教えていただきたいということと,今後に向けた,我々もしっかりこの件についてはいろんな声を聞いた上で,新たな提案とかもしていきたいので,またしっかりこの夜のにぎわいづくり,一緒に汗をかくという立場でいますので,またいろいろ教えていただけたらと思います。要望しときます。  以上です。 193 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑は。 194 ◯委員(上原みなみ) まず,神戸プレミアム宿泊クーポンについてなんですけれども,応募数がどのぐらいだったのか,あと当選者が平日限定とそれ以外でどのぐらいだったのかとか,あと平均金額がどのぐらいかというのを教えていただきたいと思います。 195 ◯安岡経済観光局担当部長 まだ,実は当選者は出してございません。  それから,応募数は8万枚に対して29万枚ぐらいのお申込みがあったというところでございます。  ですから,まだ当選通知送ってませんので,単価的なことは出てございません。 196 ◯委員(上原みなみ) また,ちょっと先ほどの平日限定とそれ以外の分類でも応募数を教えていただけますか。 197 ◯安岡経済観光局担当部長 すみません,ちょっと今探しますので,少し待っていただけますでしょうか。 198 ◯委員長(住本かずのり) よろしいですか。 199 ◯委員(上原みなみ) 先に別のことをお聞きしますけど,当選者確定してないというのを今初めてお聞きして,すごくびっくりしてるんです。12月に延期という時点で,当選者は確定してるけども発送してしまうと,やはりちょっと混乱するのでというので,Go Toトラベルが延期になったから発送を止めてるだけだと思ってたんですけれども,それでは,今当選者が確定しないと言って当選者が確定するのに何の問題もないわけですよね。それなのに,当選者も確定してないということは,守屋委員がおっしゃってたみたいに緊急事態宣言が明けたら,すぐに素早く使えるようにというのは,全く無理なわけじゃないですか。 200 ◯安岡経済観光局担当部長 当選者は確定させてませんけれども,当選者を確定してすぐに発送するような準備等につきましてはできてございますし,当選者を確定するのに時間を要するものではございません。 201 ◯委員(上原みなみ) 当選者を確定しないと,発送の準備も,また印刷するとかそういうことにも時間がかかるんじゃないんですか。 202 ◯安岡経済観光局担当部長 当選しましたら,もう名前を刷り込んでいくというような形のこともシステム上できてございまして,当選してすぐに送らせていただくという準備はできてございますので,そこの部分に時間がかかるということはございません。 203 ◯委員(上原みなみ) 当選者を確定しないのはなぜなんですか。意味が分からないんですけど。 204 ◯安岡経済観光局担当部長 すぐにできるから発送する直前にするというところでございます。 205 ◯委員(上原みなみ) もう本当に失笑だと思うんで,すぐにできるんだったらやればいいと思うんですよ。今,時間があるうちにやればいいと思うんです。ちょっとでも何時間かでも早く発送できると思いますし,やるべきだと思います。  平日限定とか出ましたか──数字。 206 ◯安岡経済観光局担当部長 すみません,後ほどでもよろしいですか。今ちょっと出てこないです,すみません。 207 ◯委員(上原みなみ) すごく局長お聞きしたいんですけど,今のやり取り聞いてて,何か本当に市内の宿泊事業助ける気あるんかと思ってしまうんですけど,いかがですか。 208 ◯西尾経済観光局長 我々は,各種事業者の皆様の支援につながるように,もしくは利用者の皆様に気持ちよく御利用いただけるようにという思いでこれまでも取り組んでおりますし,これからも取り組んでいく所存でございます。  今の回答も,年末,コロナの感染拡大がある中で,どういった措置を取っていくかと。当選者ということを決めてしまうのではなく,臨機応変に対応できる一定のシステムを組む中で,じゃあ,そこからいつからいつまでの利用期間を今度変更しないといけないということになりますので,そちらの対応をメインに今やっておるところでございまして,当選者自身を決めてしまうことについては,先ほど安岡部長のほうから答弁させていただいたように,すぐにできることではございます。  ただ,それも一連の流れの中での作業ということになりますので,そこだけ切り取って何かをやるということで今まで事務を進めていたわけではないので,ああいう回答をさせていただいたということで御理解いただければと思います。 209 ◯委員(上原みなみ) じゃあ,分かりました。平日限定とあとそれ以外をお聞きしたのは,やはり平日限定というのがすごく少なかったのかなというふうに知りたかったからなんですけども,今お調べになってお返事をお待ちしています。 210 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑。 211 ◯委員(香川真二) あまり長くないようにしますんで,1つ聞かせていただきたいんですけど,中小企業のやはりコロナの影響でかなり資金繰り苦しんでるところがあると思うんですね。以前,こちらの委員会のほうでも追加の融資とかが難しいところがたくさんあるんで,どうにかなりませんかというふうな質問をさせてもらったんですけど,大体去年の4月から6月ぐらいに融資を受けてるところというのは,月商掛ける3か月から6か月分ぐらいの融資を受けてるところが多いんですけど,そうなってくると,12月,年内もつぐらいかなというところまでを見通して借りてて,9月,10月,11月,そこそこ売上げがよかったところなんかはあと2~3か月もつかなというふうなところが多いのかなと思うんですね。実際,まだまだちょっと長引きそうなところもあるとは思うんですけど,そうなってくると追加で2回目の融資というのを受けないといけないか,もしくは廃業してしまうかというふうなところが出てくると思うんですが,銀行とか信金ですね,そういうところまで働きかけても,恐らくプロパー融資はリスクが高いからさせてもらえないということで,信用保証協会つきの融資とかになると思うんですけど,その信用保証協会がもう今度,今各事業者の限度額を決めてるというところもあると思うんですね。実際,そういった追加の融資がしやすくなるように信用保証協会さんとか政策金融公庫さんとかに働きかけをしていただけないかなと思うんですけど,その辺どうでしょうか。 212 ◯豊永経済観光局副局長 御質問,信用保証限度額のことかと思います。  信用保証協会のほうでは,これは国の制度なんですけれども,強力な資金繰り対策をするということで,コロナの対策ということで通常の保証枠以外に別途2.8億というふうな大きな保証が2つ用意をされている状況でございます。  その中で,当然,金融機関としましては,これの保証がありますと8割あるいは10割の保証があるということで,まずはそれを利用するというふうなことになってるんだというふうに考えております。  それぞれの金融機関の融資につきましては限度額等がアップをしておりますが,信用保証限度額の中でそれぞれの事業者さんがどれだけの保証枠があるかといいますと,そこは企業の実情に応じたところかとは思います。  ただ,国のほうもそういう保証につきましては,事業者の実情に応じて柔軟に対応するようにというお話もありますので,我々,信用保証協会と常々お付合いもしておりますので,そういったところで情報交換をして意見交換をしてまいりたいと考えております。 213 ◯委員(香川真二) ありがとうございます。  正直いろいろ神戸市のほうも家賃補助とかチャレンジ支援とかやってくれてはいるんですけど,総額では大きいんですけど1事業者に当たるお金となると,数十万円とかという額では,実際営業してる規模にもよるんですけど,それほどの大きな支援にはなってないというのが実情かなと思ってまして,実際やっぱり経営していく上での資金繰りとなると,軸となるのは融資,そこで事業規模にもよりますけど何千万というふうな融資を受けないと,やっぱり事業としては継続できないというのはあると思います。  実際に今インターネットとかでもいろんな検索してみると,2回目の融資困難だったのが少し何か資金繰り表とか事業計画などを提出すれば,銀行のほうとかも追加の融資を検討してくれてるようなそういった動きもあるみたいなので,実際,そういった資金繰り表とか事業計画書とかをつくったことがないとか,つくり方が分からないという人たちのためにも,ぜひ商工会議所などを通じて,そういった相談を受けるようなところを設けていただいたりとかしていただけるとありがたいと思いますし,ぜひそういった中小企業の方の経営者の声をどこかから──商工会議所でもいいと思うんですけど,拾っていただいて,今後また資金繰りがうまくいくような支援をしていただきたいと思います。要望しときます。  以上です。 214 ◯委員長(住本かずのり) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 215 ◯安岡経済観光局担当部長 すみません,先ほどの枚数でございます。全体が28万9,000枚でございますが,平日のみが12万9,000枚と,それから曜日限定なしが16万枚でございます。 216 ◯委員長(住本かずのり) よろしいですか。  それでは,他に御発言がなければ,経済観光局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  なお,委員各位におかれては,経済観光局が退室するまでしばらくお待ち願います。   (午後1時13分休憩)   (午後1時15分再開) 217 ◯委員長(住本かずのり) それでは,これより意見決定を行います。  まず,予算第33号議案令和2年度神戸市一般会計補正予算のうち,本委員会所管分についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 218 ◯委員長(住本かずのり) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,予算第34号議案令和2年度神戸市市場事業費補正予算についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 219 ◯委員長(住本かずのり) 原案を承認するという意見と,原案を承認しないという意見がありますので,これよりお諮りいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 220 ◯委員長(住本かずのり) 挙手多数でありますので,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,予算第35号議案令和2年度神戸市食肉センター事業費補正予算についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり)
    221 ◯委員長(住本かずのり) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,予算第38号議案令和2年度神戸市農業集落排水事業費補正予算についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 222 ◯委員長(住本かずのり) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,予算第42号議案令和2年度神戸市港湾事業会計補正予算についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 223 ◯委員長(住本かずのり) 原案を承認するという意見と,原案を承認しないという意見がありますので,これよりお諮りいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 224 ◯委員長(住本かずのり) 挙手多数でありますので,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第104号議案指定管理者の指定の件(神戸アートビレッジセンター)についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 225 ◯委員長(住本かずのり) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第105号議案指定管理者の指定の件(神戸市立垂水図書館ほか)についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 226 ◯委員長(住本かずのり) 原案を承認するという意見と,原案を承認しないという意見がありますので,これよりお諮りいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 227 ◯委員長(住本かずのり) 挙手多数でありますので,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第106号議案指定管理者の指定の件(神戸市風見鶏の館ほか)についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 228 ◯委員長(住本かずのり) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第112号議案指定管理者の指定の件(神戸港福利厚生施設神戸ポートオアシス)についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 229 ◯委員長(住本かずのり) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第113号議案神戸市港湾施設条例の一部を改正する条例の件についていかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 230 ◯委員長(住本かずのり) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  以上で,意見決定は終了いたしました。 231 ◯委員長(住本かずのり) 本日,御協議いただく事項は以上であります。  本日の委員会はこれをもって閉会いたします。  どうもお疲れさまでした。   (午後1時19分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...