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  1. 神戸市議会 2013-07-08
    開催日:2013-07-08 平成25年福祉環境委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時0分開会) ◯委員長(平井真千子) ただいまから福祉環境委員会を開会いたします。  本日は,常任委員長会議において確認されました委員会運営方針の提示と,所管局の事業概要の説明聴取等のため,お集まりいただいた次第であります。  最初に,写真撮影の許可についてお諮りいたします。自由民主党,みんなの党さんから,本日の委員会の模様を写真撮影したい旨の申し出がありましたので,許可したいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長(平井真千子) それでは,許可することにいたします。  次に,委員各位の座席につきましては,正副委員長で相談の結果,お手元に配付いたしております座席表のとおりといたしましたので,御了承願います。 3 ◯委員長(平井真千子) 次に,委員会運営につきましては,去る6月24日の常任委員長会議において協議いたしました結果,お手元に配付いたしております内容の運営方針のとおり確認されましたので,この運営方針に基づき,委員会を運営してまいりたいと存じます。  なお,昨年度とほぼ同一内容となっておりますが,今年度より,10項目めとして,学識経験者等の活用についてという項目を追加しています。これは,各常任委員会が所管する事項に関する調査を行うため,参考人として学識経験者等を招致し,その場合に経費として年額10万円を限度としようとするものであります。  次に,本日の予定でありますが,委員会終了後,神戸六甲西太陽光発電所及びSMBCグリーンサービス株式会社神戸支社を実地視察することとなっております。予定といたしましては,午後1時に市役所を出発したいと考えておりますので,委員の皆様の御協力をよろしくお願いします。  それでは,これより順次各局の審査を行います。  委員の皆様におかれましては,環境局が入室するまで,しばらく自席にてお待ち願います。 (環境局) 4 ◯委員長(平井真千子) これより環境局関係の審査を行います。  それでは,事業概要について,当局の説明を求めます。  局長,着席のままで結構です。 5 ◯大森環境局長 環境局長の大森でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  説明に先立ちまして,まず,おわびだけ申し上げたいと思っております。
     7月4日木曜日深夜でございますけれども,私どもの中央事業所の職員が住居侵入で逮捕される事件を起こしてございます。詳細な内容につきましては,現在確認中でございますけれども,事実が確認でき次第,厳正に対処してまいりたいと考えてございます。被害を受けられた方を初め,市民の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。この場でおわび申し上げたいと思います。  では,着席させていただきます。  それでは,平成25年度の環境局事業概要につきまして,御説明申し上げます。  お手元にございます事業概要の表紙をおめくりください。  表紙の裏側に掲載しておりますのは,昭和47年に行われた神戸市の人間環境都市宣言でございます。今日でも,本市の環境行政に通ずる基本理念であると認識いたしております。  目次に続きまして,1ページから7ページにかけては組織図を,8ページは出向職員など,9ページは人員配置表を掲載しております。  11ページをお開きください。  II主要施策から御説明申し上げます。  1.「はじめに」,「自然と太陽のめぐみを未来につなぐまち・神戸」の実現に向けてでございます。  先ほど申し上げましたように,神戸市は,昭和47年に人間環境都市宣言を行い,「人間環境都市・神戸」の実現を目指し,環境問題を市政の重点施策の1つとして取り組んでまいりました。また,地球温暖化など地球規模の環境問題に迅速に対応するため,平成23年2月に「神戸市環境基本計画」を初め,4つの基本計画を改定・策定し,平成23年9月に,神戸の恵まれた環境を将来の世代に引き継いでいく大きな道しるべを示すため,「神戸市環境未来都市構想」を取りまとめました。さらに,平成25年3月に,低炭素社会の実現に向け,高い目標を掲げて先駆的な取り組みにチャレンジする国の「環境モデル都市」に選定されるなど,健全な都市環境と災害に強い都市基盤のもとで市民が健康に暮らせる,人間中心の住み続けたい都市の実現を目指しているところでございます。  一方,東日本大震災より得た教訓から,原子力に依存しない持続可能な電力供給体制を早期に構築していく必要がございます。そのため,市民生活の安全・安心の確保,経済活動への影響の軽減,代替エネルギーの確保や地球温暖化対策の推進の観点から,本市としても再生可能エネルギーの普及拡大や省エネルギーの推進に一層取り組んでいかなければならないと考えております。  平成25年においては,引き続き4つの基本計画に基づく「低炭素社会」・「循環型社会」・「自然共生社会」の統合的な実現を目指し,市民の暮らしぶりを変えていく施策を着実に進めてまいります。  2.平成25年度における主要施策でございます。  (1)低炭素社会づくりの推進でございます。  1)「神戸市環境未来都市構想」の推進では,神戸の恵まれた環境を将来の世代に引き継いでいくため,「神戸市環境未来都市構想」を推進するとともに,平成25年3月に選定された「環境モデル都市」の取り組みを着実に推進するため,将来像実現のための実行計画,いわゆるアクションプランを作成し,市民・事業者と連携して,PDCAサイクルのもとで具体的に進めてまいります。  さらに,基本的取り組みの1つである地域エネルギーマネジメントシステムの構築を目指し,事業化に向けた研究会の開催や市施設などにおける省エネ設備導入効果の調査などを進めてまいります。  12ページをお開きください。  このほか,平成24年度から,森林植物園北側の公有地において,約1.5メガワットの太陽光発電事業を進めており,平成25年の夏から発電開始を予定しております。このような事業の実施により,本市の再生可能エネルギーの普及拡大や省エネルギーの推進を行ってまいります。  2)住宅用太陽光発電システム設置補助事業では,家庭部門におけるCO2削減を進めるため,住宅用太陽光発電システムの導入にかかる経費の一部を補助してまいります。  3)エネファーム普及事業では,家庭部門でのさらなるCO2削減及び分散型電源の設置を進めるため,都市ガス・LPガスをエネルギー源とした高効率なコジェネレーションシステムであるエネファームの導入にかかる経費の一部を補助してまいります。  4)節電対策の推進では,特に,電力需要が高くなる夏と冬に,電力需給の状況,効果的な節電方法の周知,節電を促す施策を推進し,厳しい電力需給状況への対応を図ります。  また,市内の中小事業者を対象として,電力の消費状況を調査・分析し,効率的なエネルギー利用の促進を行う診断事業を実施いたします。  5)神戸市地球温暖化防止実行計画進行管理では,平成23年2月に策定した「神戸市地球温暖化防止実行計画」について,施策の実施状況及び施策効果などを把握・評価し,適切な進行管理を行うための地域協議会を設置し,削減目標の達成に向けた着実な取り組みを推進してまいります。  右側13ページをごらんください。  6)「こうべCO2バンク制度」のあり方検討では,平成24年度より開始した「こうべCO2バンク制度」を持続可能な制度とするため,引き続きモデル事業を実施するなど,検討を進めてまいります。  7)神戸環境マネジメントシステムKEMSに基づく取り組みでは,今後もKEMSの社会的認知度を高め,中小事業者へ普及を図ってまいります。  8)エコタウンまちづくりの推進では,1人でも多くの市民が環境に配慮した行動を選ぶことができるよう,地域ぐるみで「エコタウンまちづくり」に取り組んでおり,その広がりを通じて,環境に配慮した持続可能なまちづくりを進めてまいります。  9)市の事務・事業から排出する温室効果ガスの削減及び再生可能エネルギー導入促進に向けた率先的な取り組みでは,市が率先的に施設の省エネルギー化再生可能エネルギーの導入を進めるなど地球温暖化対策を推進し,市民・事業者における地球温暖化対策への取り組みを促してまいります。  14ページをお開きください。  10)次世代自動車の普及促進では,次世代自動車の普及を促進するため,民間事業者次世代自動車導入に対する補助を引き続き実施いたします。  また,公用車にもプラグインハイブリッド車クリーンディーゼルパッカー車などを導入するとともに,パッカー車の安全性向上を図るため,オートマチック車への切りかえ導入を重点的に実施いたします。  11)バイオマスエネルギー有効利用調査事業では,再生可能エネルギーに位置づけられているクリーンセンターの発電について,さらなる有効利用を図るため,実地調査研究を実施いたします。  (2)循環型社会づくりの推進でございます。  1)「もったいないやん!KOBE」運動の展開では,地球環境問題に対する市民・事業者・行政による3者協働の取り組みを進めるため,「もったいないやん!KOBE」運動を展開し,環境問題に取り組む市民の裾野の拡大を図ってまいります。  右側15ページをごらんください。  2)リサイクル工房の運営では,3Rについて市民啓発を図るため,地球における環境教育の拠点としてリサイクル工房などを運営しており,大型ごみとして収集した家具・自転車の一部に簡単な修理を行い,市民に提供するなどの取り組みを行ってまいります。  3)ごみの減量・資源化と分別ルールの徹底では,さらなるごみの減量・資源化を推進していくため,ワケトンなどキャラクターを利用した啓発を進めるとともに,各事業所と区との一層の連携強化を図ってまいります。  4)資源集団回収の支援では,「燃えるごみ」に出されている古紙類の資源化を一層促進させてまいります。また,新聞・段ボールに比べ,資源化が進んでいない「雑がみ」について,「燃えるごみ 減らそう生活」トライやる事業において,市民周知をさらに進め,世帯当たりの資源集団回収量において政令指定都市第1位を目指してまいります。  16ページをお開きください。  5)焼却灰リサイクル事業ですが,クリーンセンターで発生した焼却灰は,セメントの原料として再資源化が可能であることから,兵庫県の焼却灰リサイクル事業に参画し,ごみの組成や再資源化のコストなどの課題を検証するモデル事業を実施いたします。  6)リサイクルセンターの運営では,資源区分として全市で収集された缶・瓶・ペットボトルの資源化を促進してまいります。  7)事業系一般廃棄物の減量・資源化の推進では,平成25年4月から事業系一般廃棄物の排出区分を変更し,これまでの4区分のうち「不燃ごみ」を「粗大ごみ」にまとめ,「粗大(不燃)ごみ」として3区分にし,また「不燃ごみ」「粗大ごみ」に含まれるプラスチックを「可燃ごみ」とし,熱回収することとしております。  また,排出区分の変更に伴い,分別の徹底,減量・資源化の推進について周知・啓発を行うとともに,市の処理施設への搬入物の展開調査,クリーンステーションにおける事業系ごみの開封調査と排出事業者への指導を強化してまいります。  8)産業廃棄物対策の推進では,産業廃棄物処分の許可業者に産業廃棄物の適正処理の指導を行うとともに,排出事業者に対しても適正処理が行われるよう指導してまいります。  また,排出事業者・処分業者などに対する啓発・指導や監視・パトロールを行い,不法投棄・野外焼却などの不適正処理の未然防止に努めてまいります。  右側17ページをごらんください。  ひまわり収集及びひまわり110番の実施では,地域や身近な人たちによるごみ出しの協力が得られず,かつごみを持ち出すことが困難な高齢者や障害者に対して玄関先でごみを収集する「ひまわり収集」を行っております。  また,収集車両にひまわり110番のステッカーを張って表示・運行し,市民生活の身近なところでの事件・事故の初期対応などを目的に,日常業務の中で見守り活動を行っております。  また,環境局の事業場を「地域の安全・安心を守る事業場」として位置づけ,市民が助けを求めてきた場合に一時保護を行うほか,AEDを設置しており,まちかど救急ステーションとして消防局から登録されております。  10)中間処理では,燃えるごみは衛生的処理及び減容化を目的としてクリーンセンターで焼却しており,焼却処理に伴う公害を防止するため,各クリーンセンター排ガス処理設備などを設置し,さらに,焼却余熱は発電などに有効利用しております。  大型ごみなどについては,破砕・選別を行い,資源物は売却し,可燃物はクリーンセンターで焼却することにより,埋立処分地の延命化を図っております。  11)最終処分では,一般廃棄物のうち焼却不適物及び不燃性廃棄物については,布施畑環境センター及び淡河環境センターで埋め立てを行っております。埋立処分に伴う浸出水については,排水処理設備を設置し,浸出水の浄化に万全を期しております。  18ページをごらんください。  また,市はフェニックス事業に参画しており,クリーンセンターから発生する焼却灰は,神戸沖埋立処分場に搬入しております。  12)11次クリーンセンター整備事業では,既存施設の老朽化などに対応するため,第11次クリーンセンターをポートアイランド第2期に整備してまいります。  平成25年度は,プラント及び建築工事の設計に着手し,現地着工を行います。また,環境アセスメント条例に基づく事後調査を行うとともに,引き続き建設予定地の一部を取得してまいります。  13)し尿処理では,北区,西区の農村地域など,くみ取り処理を必要としている世帯に,おおむね月2回の収集を行っております。また,汚泥浄化槽は許可業者により収集しております。仮設トイレについては,市立小・中学校を中心に,災害用仮設トイレを800基備蓄しております。  右側19ページをごらんください。  (3)自然共生社会づくりの推進でございます。  1)市民参加型の生物モニタリング「みんなでつくるKOBE生きものマップ」の運用では,生き物マップを利用した「季節の生きもの探し」をもとに,市民・市民団体などから寄せられた生き物の目撃情報の登録件数が増加しており,これらのデータを今後の環境影響評価などに活用してまいります。  2)田園地域における生物多様性保全再生モデル事業では,水田での冬期湛水の実施や,不耕作地を湿地環境として利用する事業に継続して取り組み,生物多様性向上への効果を検証してまいります。  3)子供を含めた市民啓発の推進では,生物多様性をわかりやすく解説したリーフレットなどをさまざまな機会に活用し,より効果的な普及・啓発を推進してまいります。  20ページをお開きください。  (4)健全で快適な都市環境の創造でございます。  1)路上喫煙防止対策では,路上喫煙禁止地区での過料徴収や市民・事業者・市の協働による市内全域での啓発キャンペーンなど,喫煙マナーの向上と環境美化のさらなる推進を図ってまいります。  2)環境教育の充実では,ごみの減量・資源化や地球温暖化防止自然環境保全活動への動機づけとなる環境教育を引き続き実施してまいります。  3)不法投棄防止活動では,クリーン110番などへの市民からの不法投棄・野外焼却の通報に対し,北区及び西区に設置した「不法投棄防止協働サテライト」を効果的に活用しながら,迅速に対応してまいります。  また,山間部などへの不法投棄に対し,「民間不法投棄監視員」を初めとした地域との連携による監視活動の強化を強めてまいります。  4)大気汚染対策では,各種法令に基づく規制・指導を徹底するとともに,固定発生源,移動発生源の両面にわたる対策を実施してまいります。  右側21ページをごらんください。  また,新たに環境基準が設定された微小粒子状物質,いわゆるPM2.5の対策や化学物質による環境汚染などの課題についても,各種対策を検討・推進してまいります。放射線・放射性物質についても,空間放射線量率を毎月測定し,市内の概況をホームページにて公表してまいります。  5)水質汚濁対策では,河川・湖沼・海域などの公共用水域や地下水の常時監視及び各種調査を行うとともに,工場・事業場の排水対策などの各種施策を推進してまいります。  6)土壌汚染対策では,土壌汚染による健康被害を防止するため,「土壌汚染対策法」に基づき,大規模な土地の形質変更の届けなどについて指導し,汚染区域の指定を行うとともに,汚染土壌処理業者に対しては,周辺環境に影響を及ぼさないよう監視,指導に努めてまいります。  また,土地所有者などが自主的に実施した土壌汚染状況調査による土壌汚染が確認された場合には,法に準じ適切に処置を講ずるように指導してまいります。  7)環境常時監視システムの運営では,大気汚染状況などを把握するため,一般環境大気測定局など24局,大気観測車1台を配置するとともに,発生源である市内の主要工場を対象に,二酸化硫黄濃度などの常時監視を行ってまいります。  22ページをお開きください。  微小粒子状物質,いわゆるPM2.5については,自動測定器を引き続き9局に導入するとともに,本市のホームページ上に兵庫県からの注意喚起情報が発信されている旨を表示するなど,市民への適切な情報提供に努めてまいります。  8)環境影響評価では,今後も神戸市環境影響評価等に関する条例の適正かつ円滑な運用により,大規模な開発事業による環境影響の未然防止に努め,市民の健全で快適な環境の確保に努めてまいります。  また,環境影響評価条例の改正について,全面施行を平成25年10月1日に予定していることから,制度改正が円滑に行われるよう努めてまいります。  9)河川・側溝の美化では,市内を流れる県管理の主要河川について積極的に河川の美化に取り組んでおります。  また,側溝・暗渠については,市民によって引き上げられる汚泥や,市民での作業が困難な箇所について計画的に清掃を行ってまいります。  右側23ページをごらんください。  (5)緊急雇用創出事業環境局関連分でございます。  1)路上喫煙防止啓発事業では,ぽい捨て防止重点区域にて,啓発活動や路上喫煙者などへの注意活動,キャンペーン活動などを実施してまいります。  2)緑のカーテン啓発事業では,市民・事業者を対象に市内2,200カ所に種子・植栽ネットなどを配布するとともに,地域の方々が取り組む緑のカーテンづくりの支援を行ってまいります。  3)中小事業者節電推進事業では,市内の中小事業者を対象として,診断員を派遣し,電力の消費状況や調査・分析することで効率的なエネルギーの利用や効果的な設備改善などについて提案を行うことで節電対策を支援してまいります。  主要施策の説明は以上でございます。  なお,24ページ以降には,参考として,より詳しく事業概要や25年度予算などを掲載しておりますので,後ほど御参照ください。  以上で,平成25年度事業概要につきまして,説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 6 ◯委員長(平井真千子) 当局の説明は終わりました。  それでは,これより質疑を行います。  事業概要並びに環境局の所管事項について,御質疑はございませんか。 7 ◯委員(森本 真) 家庭ごみの分別についてお聞きします。  包装容器プラスチックの回収が始まって,いろいろ出し方等々が変わってきたわけですけども,23年4月にこういう保存といいますか,保存版でつくられているんですけども,最近,新しくつくりかえられたというふうにお聞きしているんですけども,どこが具体的に変わったのか,お答えいただきたいと思います。 8 ◯大森環境局長 特に,やり方を変えたという点はなかったかと思いますけれども。 9 ◯委員(森本 真) 実は,これが古いやつで,これが新しいやつなんです。文言等は変わっていないんですけども,ペットボトルのところの書き方が変わっておりまして,最初のほうは,シャンプーとサラダ油,新しいほうは,化粧水とシャンプーと洗剤ということになって,いわゆるサラダ油が消えたんですね。それは何か理由,御存じでしょうか。 10 ◯大森環境局長 いわゆる容プラ──ペットボトル等を含めまして,どこまできれいにするかというのは非常に難しい問題かなというふうに思ってございます。我々の認識としては,さっと流す,汚れをとる程度でいいんではないかなというふうにも思って──実際上はそれでいいんではないかなというふうには思ってございます。ただ,やはりどうしても家庭内で丁寧にやられる方とか,そういう方もいらっしゃるので,例示としてそういう形で挙げさせていただいたということかと思います。 11 ◯委員(森本 真) 実は,サラダ油の出し方でもめまして,どれくらいきれいに洗うんだというか,油そのものはなかなか水で洗ったってとれないということもあって,これは回収に来たというか,そこのクリーンステーションの番をしている人が,これは汚れているからといってはじいたのがあるんですけども,それが実は,長田にたくさん外国人の方も住んでおられまして,その方たちが出したというのがほかの中身でわかって,ちょっと一悶着があったんです。  それで,外国人の方には古いタイプのやつが出されておりまして,ここにはサラダ油というのが載っているということなんですけども,私が言いたいのは,いろいろ工面して,いろんな要望を聞いて変えられたと思うんですね。変えられたんだけども,外国版は平成23年4月の古い版でそのままいっているみたいなんですね。これ,余り数は多分出ないというふうに思いますけども,訂正するというか,日本語で市民の皆さんに渡っている分と同じようにしていただいたら,もめごとも少なくなるんかなというふうに思いますし,それが,例えば,市営住宅のところに日本語版とハングル版とベトナム版が並んでいたりするんですけど,ちょっと見たらちょっと違うやないかということも言われていますので,外国版のほうも訂正していただきたいと思いますけども,どうでしょう。 12 ◯大森環境局長 時期時期にもよると思いますけれども,今後はわかりやすいようにまた改めさせていただきたいというふうに思います。
    13 ◯委員(森本 真) 最後に,いろいろ燃やすところに入れるごみとか,いろいろ,例えば,カセット・ビデオテープとか,CDとか,燃やすごみに入れるんですよという表示もしているんですけども,分け方がやっぱりまだまだ難しい点もありますので,市民に本当にわかるように,外国人の方も含めてわかるように,どこで広報するのがいいかというのはちょっと難しいかと思いますが,分別を間違えないようにして,市民が間違わないように,できるだけ丁寧な説明といいますか,もうちょっと,もう1回ぐらいワケトンブックをつくってもいいんじゃないかなというふうに思うんですけど,最後にどうでしょう。 14 ◯大森環境局長 私自身の感想も含めて若干述べさせていただきますが,やはりちまたにある商品の数というのは本当に山ほどございまして,それがどういうふうに同一か,どういうふうに同一でないか,どういうふうに分類されるのかというのは,極めて難しいというふうに思ってございます。我々としては,できるだけわかりやすく表示というか,分類──こうやって分けてくださいというようなことを記載しているつもりですけれども,やはりまだ誤解が生じる部分が残るということで,これは,職員のほうも相当頭をひねって,知恵を絞ってやっているんだろうと思うんですけれども,なかなか,今,委員御指摘になったような点で不足が出てくるという状況ではないかなというふうに思ってございます。  今後,市民の皆さん方の御意見等々も聞きながら,よりよいハンドブック,そういったマニュアルをつくっていければというふうに考えてございます。 15 ◯委員(森本 真) よろしくお願いしますということで終わります。 16 ◯委員長(平井真千子) 他にございませんか。  (なし) 17 ◯委員長(平井真千子) なければ,環境局関係の審査は,この程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  なお,委員の皆様におかれましては,保健福祉局が入室するまで,しばらく自席にてお待ち願います。 (保健福祉局) 18 ◯委員長(平井真千子) これより保健福祉局関係の審査を行います。  それでは,事業概要について,当局の説明を求めます。  局長,着席のままで結構です。 19 ◯今西保健福祉局長 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  保健福祉局長の今西正男でございます。委員の先生方におかれましては,御指導のほどよろしくお願い申し上げます。  それでは,平成25年度保健福祉局事業概要につきまして御説明させていただきますので,お手元の事業概要の目次の次にございます,(1)ページの「はじめに」をお開き願います。  急速な少子・超高齢化の進行,家族構成・生活様式の変遷,厳しい雇用情勢の長期化などにより,市民福祉の抱える問題は複雑化かつ多様化する一途にあります。平成25年度は,保健福祉分野の総合計画として策定された「“こうべ”の市民福祉総合計画2015」の折り返しの年度に当たり,「人がつながる,安心・支え合いの市民福祉」の実現に向け,引き続き取り組んでまいります。  次に,組織と人員でございますが,1ページから23ページにかけまして組織図を,24ページに職員所属別配置表を記載いたしておりますので,後ほどごらんいただきたく存じます。  続きまして,主な事業の概要につきまして御説明を申し上げますので,25ページをお開き願います。  まず,1市民福祉の推進につきまして,御説明申し上げます。  (4)触れ合いのまちづくりでございますが,高齢者や障害者,児童を初め,全ての人が地域社会の温かい触れ合いの中で快適な日常生活を送ることができるよう,地域社会における各種の福祉活動,交流活動を推進してまいります。  26ページをお開き願います。  (5)地域見守り活動の充実でございますが,ひとり暮らしの高齢者等が身近な地域で安心して暮らせるよう,地域での見守り機能を充実強化し,介護予防を推進するなど,地域での自主的なコミュニティづくりを支援してまいります。  6)協力事業者による高齢者見守り事業の充実では,地域の民間事業者が通常業務の中で高齢者の異常を察知した場合などにあんしんすこやかセンターに通報する体制を拡充してまいります。  7)地域住民による相互見守り事業でございますが,地域の高齢者によるグループでの活動を通じて,高齢者が仲間同士で見守り合う体制づくりを進めてまいります。  27ページに移りまして,10)高齢者見守りのあり方検討会の実施でございますが,これまでの見守り施策の検証を行うとともに,高齢者見守りの将来像を検証してまいります。  (6)成年後見支援センターの運営でございますが,成年後見制度の利用者が増加する中,各種手続の説明や申し立てに関するアドバイスを行うとともに,弁護士など専門職による無料相談を引き続き実施いたします。  (7)こうべユニバーサルデザインの推進でございますが,1)ユニバーサルデザインの普及・啓発といたしまして,「人にやさしい,人がやさしい」ユニバーサル社会の実現を目指してまいります。  2)都市環境の改善といたしまして,平成23年度に策定した「神戸市バリアフリー基本構想」に基づき,(イ)鉄道駅舎のバリアフリー化の促進,(ウ)ノンステップバスの導入促進を行ってまいります。  (8)災害時要援護者支援事業でございますが,災害発生時に要援護者の避難誘導や安否確認を迅速に行うため,地域等が主体となって行う避難支援計画の策定を支援してまいります。  (9)福祉・介護人材の確保及び資質向上対策といたしまして,1)神戸市高齢者施設介護士認定事業,28ページをお開き願いまして,2)福祉施設・事業所職員資質向上事業及び3)「スキルアップ・福祉の仲間づくり研修」を実施いたします。  (11)神戸市・区社会福祉協議会でございますが,2)区社協の主な事業といたしまして,29ページに移りまして,地域福祉ネットワーカーを配置し,専門機関やNPO,ボランティア等の地域で活動する支援者を日常的につなぎ,地域ネットワークによる支え合いの仕組みづくりを支援してまいります。  (14)福祉医療費助成制度でございますが,30ページをお開き願いまして,3)乳幼児等医療費助成制度における対象につきまして,現在0歳児から小学6年生までの外来を中学3年生までに本年7月から拡充いたしております。  続きまして,33ページをお開き願います。  2高齢者福祉につきまして,御説明申し上げます。  (2)介護保険の運営でございますが,1)介護保険の目的,2)介護保険制度の概要,34ページをお開き願いまして,3)介護保険事業計画,4)保険給付を記載してございます。  36ページをお開き願います。  5)保険料,(ア)第1号被保険者の保険料でございますが,37ページに移りまして,第5期計画期間平成24年度から26年度の保険料は,基準額として,1カ月当たり5,200円となっております。  40ページをお開き願います。  (3)施設の整備・運営等でございますが,高齢者が住みなれた地域で安心して介護を受けながら暮らし続けていけるよう,身近な地域への施設・居住系サービスの整備を,要介護認定者数の動向,高齢者のニーズ,多様なライフスタイルなどを踏まえ,計画的に進めてまいります。  平成25年度は,特別養護老人ホーム229床,介護老人保健施設100床や介護型ケアハウス48床等を整備してまいります。  続きまして,43ページをお開き願います。  (5)認知症対策でございますが,5)若年性認知症対策といたしまして,新たに若年性認知症デイサービスを市内3カ所でモデル的に実施するとともに,研修会などを通じてサービス提供事業所などへプログラムの普及を図り,若年性認知症の方の地域における日中活動の場の拡大を目指してまいります。  44ページをお開き願います。  6)認知症初期相談支援でございますが,認知症の方とその家族に対する早期対応を目的として,看護職員,作業療法士などによる「認知症初期相談支援チーム」を設置し,モデル区においてアセスメントや家族支援などの初期支援を行ってまいります。  47ページをお開き願います。  3障害者福祉につきまして,御説明申し上げます。  (2)障害者総合支援法でございますが,地域社会における共生の実現に向けて,障害福祉サービスの充実等障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するため,本年4月1日に施行されました。  1)障害者総合支援法のポイントでございますが,基本理念の創設とともに,障害者の範囲の見直し,障害支援区分の創設などが示された一方で,6)検討規定として,一部項目については,法の施行後3年をめどとして,支援やサービスのあり方の検討が行われることになっております。  49ページをお開き願います。  (3)自立支援給付でございますが,1)障害福祉サービスといたしまして,(ア)介護給付,(イ)訓練等給付を,50ページをお開き願いまして,(ウ)地域相談支援,(エ)計画相談支援,(オ)利用者負担を記載してございます。  51ページに移りまして,(カ)利用者負担の軽減といたしまして,国・県・市制度による軽減をそれぞれ実施してまいります。  52ページをお開き願います。  (4)地域生活支援事業といたしまして,自立支援給付以外に,市が地域の実情に合わせ,障害者の地域における生活を支えるさまざまなサービスを実施してまいります。  53ページに移りまして,(6)障害者就労支援でございますが,1)障害者就労推進センターにおいて,障害者への就労支援を行うとともに,企業等に障害者の雇用に向けて積極的に働きかけを行ってまいります。  54ページをお開き願います。  (7)工賃向上支援でございますが,3)仕事カタログの活用といたしまして,障害福祉サービス事業所の授産製品や役務提供情報等を記載した「仕事カタログ」を活用して,しごと開拓員などによる積極的な営業を促進してまいります。  55ページに移りまして,(8)障害者の地域生活支援でございますが,1)障害者地域生活支援センター等の設置運営といたしまして,地域で生活し,または地域での生活を希望する身体・知的・精神障害者及び障害児とその御家族及び介護者の方からの相談に応じ,情報提供及びサービス利用援助を行ってまいります。  56ページをお開き願います。  5)その他地域生活支援では,(ア)軽度・中等度難聴児補聴器購入助成といたしまして,身体障害者手帳交付の対象とならない軽度・中等度難聴児を対象に,その補聴器の購入費の一部を新たに助成してまいります。  (10)重症心身障害者(児)支援の充実につきましては,1)重症心身障害者の日中活動支援,57ページに移りまして,2)在宅重症心身障害児(者)訪問看護支援事業を実施してまいります。  続きまして,59ページをお開き願います。  (14)自殺対策の推進でございますが,神戸市自殺予防情報センターが中心となって,引き続き「神戸いのち大切プラン」に基づいた自殺対策を推進するため,一般市民を対象とした相談支援体制の充実及び関係機関・相談機関の連携の推進を図ってまいります。  (15)発達障害支援でございますが,1)発達障害者支援センター,2)発達障害者相談窓口,3)発達障害者居場所事業を設置するとともに,60ページをお開き願いまして,4)発達障害者支援事業の各種事業を実施してまいります。  (16)障害者虐待防止体制の整備といたしまして,電話,あるいはファクスで24時間365日相談できる虐待対応の窓口「神戸市障害者虐待防止センター」を設置し,障害者虐待を未然に防止し,障害者及び養護者への支援を一層充実してまいります。  61ページに移りまして,(18)障害福祉サービス事業所の整備促進でございますが,障害者の地域生活において必要不可欠な日中活動の場である障害福祉サービス事業所,特に整備が急がれる生活介護サービス事業所や短期入所サービス事業所の整備を促進してまいります。  (19)その他障害者施策でございますが,3)障害者スポーツの振興といたしまして,各種スポーツ大会の開催等を行うとともに,障害者が身近な地域で継続して参加できるスポーツの場の提供に取り組むため,事業手法の研究やモデル事業を実施してまいります。  63ページをお開き願います。  4健康対策につきまして,御説明申し上げます。  (4)生活習慣病の発生予防・重症化予防でございますが,64ページをお開き願いまして,3)がん検診受診率の向上対策と検診結果に応じた取り組みの推進といたしまして,(ア)受診勧奨事業では,がん検診の受診率向上を目指すため,がん検診推進員を配置いたします。  (ウ)女性特有のがん検診,(エ)働く世代への大腸がん検診事業といたしまして,一定の年齢に達した方にがん検診の無料クーポンなどを送付いたします。  66ページをお開き願います。  6)慢性腎臓病対策でございますが,慢性腎臓病及びその予備群の被保険者に対し,個別支援や受診勧奨を実施するとともに,市民向けの啓発や健康相談を実施してまいります。  7)たばこ対策といたしまして,多数の人が利用する施設・店舗に対し,効果的な情報の提供により受動喫煙防止対策を早急に講じるよう,啓発活動を行ってまいります。  67ページに移りまして,(6)食育の推進でございますが,4)大学生協などと連携した食育事業の実施といたしまして,若い世代へ向けた食育推進運動の取り組みの一環として,大学生協等と協働で大学生などを対象とした「野菜を食べようキャンペーン」や「こうべ食育プチ検定」を実施し,若い世代の食生活への関心を高め,食の自立の浸透を図ってまいります。  71ページをお開き願います。  (12)予防接種でございますが,71ページから73ページにかけて,法に定められた定期予防接種を初め,市独自の勧奨予防接種などについてまとめておりますので,後ほどごらんください。  73ページ,(14)市民の取り組みを支えるための環境整備でございますが,74ページをお開き願いまして,3)地域保健・職域保健の連携推進働く世代といたしまして,市内の事業所と協働して働く世代が仲間と一緒にゲーム感覚で楽しみながら運動習慣を身につけるイベント「KOBE歩KING決定戦!」を実施し,働く世代の生活習慣改善のきっかけづくりを行ってまいります。  続きまして,78ページをお開き願います。  5地域医療につきまして,御説明申し上げます。  (2)救急医療体制でございますが,市民がそれぞれの症状に応じた治療を受けることができるよう,国の制度に基づき,初期一次から三次までの救急医療体制を整備してまいります。  79ページに移りまして,(3)神戸こども初期急病センターでございますが,市民が安心して子供を育てられるまちの実現を目指し,持続可能な小児救急医療体制を確立するため,休日・夜間365日の小児初期診療を提供する神戸こども初期急病センターを運営してまいります。  (5)看護職員の確保支援でございますが,市内の医療機関や看護師養成施設,兵庫県看護協会などと連携・協力し,新たな看護師確保に向けて取り組んでまいります。  80ページをお開き願います。  (6)地方独立行政法人神戸市民病院機構でございますが,中央市民病院及び西市民病院において,引き続き質の高い医療を安全に市民に提供するという公的使命を果たしてまいります。  (7)神戸市地域医療振興財団でございますが,1)西神戸医療センターにおいて,地域の中核病院にふさわしい高度医療・救急医療を提供するため,手術室増築工事等の施設整備を進めてまいります。  続きまして,82ページをお開き願います。  6生活衛生対策につきまして,御説明申し上げます。  (1)食品衛生対策及び家庭用品安全対策でございますが,1)営業許可及び監視指導等の(イ)監視指導において,福島原発事故による食品の放射性物質汚染対策として,環境保健研究所の放射性物質検査機器を用いて,市内を流通する食品の放射性物質の検査を実施するとともに,消費者庁から貸与を受けた簡易検査機器を用いて,市民からの検査依頼に対応してまいります。  続きまして,84ページをお開き願います。  (4)動物衛生対策でございますが,85ページに移りまして,2)犬・猫の適正飼養管理といたしまして,(ア)犬・猫の正しい飼い方の指導啓発,(エ)猫の繁殖制限推進事業,(オ)地域猫活動の普及啓発,(カ)犬・猫の譲渡制度などを実施してまいります。  87ページをお開き願います。  7生活保護につきまして,御説明申し上げます。  (1)生活保護制度についてでございますが,1)生活保護制度の目的のとおり,国が生活に困窮する全ての国民に対し,その困窮の程度に応じ,必要な保護を行い,その最低限度の生活を保障するとともに,その自立を助長してまいります。  89ページをお開き願います。  (3)その他の援護施策でございますが,2)被保護世帯向け学習支援といたしまして,被保護世帯の子供や親に対する学習支援・養育相談などを実施してまいります。  3)若年層の生活困窮者自立支援といたしまして,就労経験の少ない若年層の生活困窮者を対象に,NPO法人等を活用し,きめ細かい支援を行い,就労自立につなげてまいります。  続きまして,90ページをお開き願います。  8看護大学でございますが,資質の高い看護職を育成するため,看護大学,大学院を運営してまいります。
     91ページをごらんください。  9人権の尊重されたまちづくりの推進につきまして,御説明申し上げます。  (5)犯罪被害者等への支援でございますが,犯罪被害者,その家族や遺族が再び平穏な生活を営むことができるよう,犯罪被害者等への総合相談窓口を設置し,支援団体との連携により支援の充実を図ってまいります。  92ページから93ページには,10国民年金を,94ページから98ページにかけて11国民健康保険についてまとめておりますので,後ほどごらんください。  最後に,保健福祉局予算について御説明申し上げますので,99ページをごらんください。  平成25年度保健福祉局予算でございますが,一般会計及び国民健康保険事業費,介護保険事業費,後期高齢者医療事業費から成っております。  保健福祉局予算額合計は4,913億9,465万円で,対前年度比2.3%の増となっております。  なお,100ページ以降には,2会計別予算内訳を記載しておりますので,後ほどごらんください。  以上,簡単ではございますが,保健福祉局事業概要について,御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 20 ◯委員長(平井真千子) 当局の説明は終わりました。  それでは,これより質疑を行います。  事業概要並びに保健福祉局の所管事項について,御質疑はございませんか。 21 ◯委員(浦上忠文) 保健福祉関係の委員会に所属したのは,生まれて初めてでありまして,この委員会に入ったら一回聞いてみたいということが1つだけありまして質問するんですが,88ページの生活保護の保護率の表示の問題なんですが,いまだに,これ,パーミルでやっていますよね。  これ,多分,厚生労働省がこれでやっているから,こういうふうにしているんやということになるんやと思うんですが,非常に少なかったときでは,こういう表示でないと意味がないなということやったと思うんですが,今や,これ,例えば,東灘区でも,パーセントで言ったら1.4,市中で言うたら3.2ですよね。こんなんこそ,本当に実際のパーセントでいったほうが,こんなに多いんかということでいろんな問題を考えるときにも非常に役立つんやないかと思うんですが,その辺,いかがなもんでしょうかね。 22 ◯今西保健福祉局長 生活保護の実態につきましては,地域によって大きな差があるということでございまして,特に,生活保護が非常に多い地域というのは,大都市に限られているわけでございます。地域によりますと,本当に先生が言われるような,パーミルで言わないと,なかなか0.幾らというようなパーセントになるような地域も全国には非常に多いということでございまして,全国的には,そういう観点でパーミルを使えというようなことになっているわけでございます。  ただ,先生がおっしゃるように,実態としては,神戸市におきましては,非常にパーセントでも表示すべきような状況になってきていることも事実でございますので,先生がおっしゃるように,大都市においてはパーセントで表示するということも適正かもしれませんけれども,一応,これは,全国統一での仕事ということになっておりますので,そういう表示にさせていただいているということでございます。 23 ◯委員(浦上忠文) それは,田舎と言ったら失礼ですが,大体,大都市ですわな。大都市か,住んでいるのは都市で,しかも,神戸市はまだ大都市制度や何やらということも,市長さんや何やらもおっしゃっている状態ですし,例えば,パーミルのほうが適切やという意味は,ようわからんが,例えば,少ないところは0.01%とか,そんなんのほうがわかりやすいわけやないですか。  これ以上,こういうことに対してしつこくは言いませんが,私の性格をよく御存じやと思いますが,ひとつ本当に生活保護の問題に取り組んで──僕はやめろといっているわけとちゃいまっせ。こんなにたくさんやから,一体どうしたらいいんやろということの福祉全体にかかわってくる問題ですから,もうちょっとわかりやすい情報の提供に努力されたらいかがということを申し上げまして,質問を終わります。 24 ◯委員長(平井真千子) 他に御発言。 25 ◯委員(森本 真) 特別養護老人ホームの待機者数について,まずお伺いします。  今,待機者数は,保健福祉局の調査でどのくらいになっているでしょう。 26 ◯今西保健福祉局長 今,待機者数の総計は,これは,24年の9月30日現在でございますけれども,待機者数は5,805人ということでございます。 27 ◯委員(森本 真) 5,805人が特別養護老人ホームのどこか,複数の方もおられるかと思いますが,申し込んでおられるんですけども,なかなか入れないというようなことなんですけども,実は,借上住宅の懇談会のところに保健課長さんが参加されておりまして,こういうふうに言っているんですね。現在,神戸市において,特養の待機者が1,000人を超えている状態の中で,これは,在宅におられる特養の入所の必要性の高い方の数値ではありますが,これらの方々は,おおむね1年ぐらいお待ちいただければ,入所が可能という,それは,市内の特養問わずというふうな考えで申せばでございますというふうに言われているんですが,5,805人が待っておって,必要性の高い方1,000人は,おおむね1年ぐらいで入れるというふうに言っているんですけど,本当に入れるんですかね。 28 ◯今西保健福祉局長 今5,805人の方の待機者があるということを申し上げましたけれども,その中には,老健など他の施設に入居されている方もいらっしゃるわけでございまして,特に緊急度が高いと思われますのは,在宅で要介護度の高い3以上の方だというふうに思ってございまして,この方々は,約1,300人いらっしゃるという状況だというふうに思ってございます。この方々につきましては,特養における自然退所者の方,それから新規整備数を考えますと,ほぼ1年で入居ができる状況だというふうに考えてございます。 29 ◯委員(森本 真) これ,机上の数字でやっていると思うんですけども,それにあわせて,こうも言っているんです。特定の施設を選ばなくて,特養という施設であれば,市内には87カ所の特養が神戸市内にできていますので,その中であれば,在宅におられる入所の必要性の高い方,要介護の──先ほど,局長が言われたように──3から5の方であれば,おおむね1年以内にお入りになられるだろうというふうに思っていますと。言われたところと一緒ですけど。  87カ所,施設を選ばないでというふうに書かれていますが,87カ所の神戸市内の施設に入ろうと思ったら,入所者はどうしたらよろしいんですか。 30 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 入所の手続でございますが,まず,入所希望者につきましては,お近くのケアマネジャーのほうに申込書を出しまして,ケアマネジャーが申込者に対しまして,この制度の説明等を行った後,その記載内容なり,審査,こういうのを行いまして,そして施設のほうにケアマネジャーのほうから申込書が提出されると。その後は御案内のとおりですが,それぞれ入所基準というのがございますので,その審査を経て,入所を決定していく,こういうふうに流れていくものと考えています。 31 ◯委員(森本 真) 具体的に手続を聞きますが,ケアマネジャーさんは,87カ所の特養,どこでもいいというふうに本人が言えば,何カ所に手続をするんですか。 32 ◯上田保健福祉局高齢福祉部介護保険課長 一般的には,御本人さんの御希望をお聞きしまして,お近く,もしくは御家族・御身内がおられるようなところの区域の特養というふうに申し込みをされるというふうには伺っておりますが,箇所数的には大体数カ所程度をお申し込みになられるんではないかなというのをケアマネジャーから伺ったことはございます。 33 ◯委員(森本 真) 具体的に言いますね。87カ所のうち,どこの特養でもいいから入りたいなというふうに思ったら,ケアマネジャーさんは,87カ所に申し込むんじゃないですか,具体的な実務として。 34 ◯上田保健福祉局高齢福祉部介護保険課長 具体的な実務を申し上げますと,87カ所全てに申し込みをするんではなくて,市内の中で,やはりお待ちの方が少ないエリアのところが実はございますので,その辺のところの特養にお申し込みになられるんではないかなというふうには考えております。 35 ◯委員(森本 真) そうすると,上田課長さん自分で言ってはりますから,おおむね1年以内にはお入りになられるだろうというふうに言っていて,委員の皆さんにそういう状態なのかなというふうに言わしめているわけですけども,本当に入れますか。 36 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 先生御案内のとおり,要介護とか,緊急性が高い場合につきましては,別途,神戸市のほうで介護保険施設の入所相談センター,これも用意しておりまして,特に,施設入所の緊急性が高い要介護者に対してケアマネジャーを通して,特養とか老健,こういうことを紹介してございますので,本当に急がれる方については,そういったルートもあると,こういうふうに考えてございます。 37 ◯委員(森本 真) そういうことであれば,例えば,借上住宅の入居者のうち,まだ皆さんも資料を持っていないと思いますけど,緊急に入所が必要な入居者というのはどれくらいおられるか,把握されていませんよね。 38 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 まだ把握していません。 39 ◯委員(森本 真) そういう実態でいろいろ委員会で述べられているんですけども,5,805人が今の段階でのそちらのつかんでいる申込状況,それも1人1人というか,複数を申し込んでいても1に束ねるということですけども,先ほど,局長も言われましたけど,1,000人あくから1,000人が入れるんだというふうに言われるけども,実際には,先ほど言ったように,1,300人が,基本的に言ったら3から5,4から──私のもらった資料では,在宅と限らなかったら,4から5で2,700人,施設に,老健に入れる方もおられると思いますけども,1,300でも,結局300人は入れないし,高齢化がずっと続いているから,もっと入りにくくなるんですけども,簡単に入れるもんじゃ全然ないんですよ。なかなか待っていても,順番──順番待ちじゃないから,入所判定委員会で決めるというふうになっていますから,そういう意味では,もっとたくさんつくることも必要だし,たくさんつくることが1つあると思うんですけども,今まで,ちょっと小規模特養,国の方針もあって小規模特養をつくってきましたけども,待機者が保育所のようにゼロというふうになるように,特養をつくるべきじゃないかと思いますけども,考えはどうでしょうか。 40 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 繰り返しになりますけれど,委員が先ほどおっしゃったように,特養の入所は先着順ではないということで,入所指針に基づいて優先順位,必要性の高い人から入所いただくというふうな制度になってございますし,万が一の場合は,先ほど言いました入所相談センター,こういったものも設けてございます。  そういう介護保険制度の全体の流れとしまして,在宅での,みとりといったことで,地域包括ケアシステムということで24時間型の重度に対するサービス,こういったものも新たに出てきていますので,今後,また次,第6期の計画になりますが,そういった地元,あるいは利用者のニーズを踏まえながら,施設整備の数等を決定していきたいと考えてございます。 41 ◯委員(森本 真) 決定する──たくさんつくっていただきたいと思うんですけども,借上住宅の懇談会の委員の中に,介護に精通する委員の方がこんなことを言われているんですよ。ひとり身で全く身寄りがない,成年後見人もついている,そして認知症がかなりひどくなっているといったら,別に神戸にいる必要がないわけですから,もうどこか──そっちというのは,文章なりにいくと,徳島なり,岡山なりに入れていただけたらありがたいなと。これは神戸市の考え方と同じですか。 42 ◯今西保健福祉局長 徳島とかに入れていただきたいなというようなお話は,私どもは,そんな考えは持ってございませんで,基本的には入所でお待ちいただく方ができるだけ市内で御入居いただけるように私どもは努めてまいりたいというふうに考えてございます。 43 ◯委員(森本 真) 事業概要もちゃんと書いてあるんですね。高齢者が住みなれた地域で安心して介護を受けながら暮らし続けられるように,身近な地域への施設,居住系サービスの整備も含めて計画的に進めていくというふうになっています。  この委員の先生,結構,介護保険のいろんなところで発言されておりますけども,こんな考え方をしていたら,神戸市で足りひんのやったら,ほかの県に,要は身寄りがない,それから認知症でかなりひどいという人が外へ行ってもらったらありがたいというような,こんな考え方をしていたら神戸の介護保険は成り立たないわけですから,本当に住みなれた地域で住んで──住むことは,神戸市民としての幸せだし,介護というか,地域で本当に──在宅と出ましたけど,みとりも含めて,安心して住める神戸の介護保険にしてほしいということと,こんな考え方はいかがなものかと思いますので,こういう委員はどうかなというふうに思います。  介護の問題はこれくらいにして,もう1つ,生活保護の質問,さっきありましたけども,5月から福祉パスがなくなって,かわりに移送費が支払われるということを聞いておりますけども,5月からなんで,ちょうど5月分,6月,2カ月ということになっていますが,病院や診療所にはいろんな手続をする書類が送られてきていますけども,実際,被保護者が身銭を先に切って,お金を使っていますけども,その移送費の返還といいますか,戻ってくるような仕組みと,あと,5月の利用状況といいますか,状況はどのようになっているでしょうか。 44 ◯小原保健福祉局総務部長 福祉パス制度,福祉パスの対象から生活保護制度の対象が除外されて,4月末でなりましたので,5月のデータという形でとっておりますが,5月の時点ですけども,委員おっしゃいましたように,償還払いという形をとっておりますので,その申請というのがどの時点でなされるかということがあろうかと思いますが,現時点で,6月14日時点で把握している数字で申し上げますと,特に,一番多いのは,当初想定しておりましたとおり,病院への通院に伴う移送費の件でございますが,5月の時点での通院に伴う電車・バス等の御利用件数というのは3,960件の申請を受けているところでございます。 45 ◯委員(森本 真) これは,いわゆる病院や診療所から通院で来ましたよという証明書が届いたのが3,960件ということで,現時点でよろしいでしょうか。 46 ◯小原保健福祉局総務部長 移送費の申し込みの手続といたしましては,当然,御本人の申請もあるわけでございますが,医療機関からの確認という手続をあわせて行うことになっておりますので,福祉事務所のほうへ医療機関のほうから通知が来た数字ということでございます。 47 ◯委員(森本 真) それは,通知が来た数字ということで,実際に申請をしていなかったら──詳しく言うと,医療保険が出ていて,そこの病院や診療所が手続をとっていなかったら上がってこない,実際通院していても上がってこないということでよろしいんですか。 48 ◯小原保健福祉局総務部長 医療機関のほうで,被保護者の方がどのような交通手段,例えば,徒歩で来られている場合もあります,これ把握できるものではございませんので,被保護者の方からの申請に基づいて医療機関が通院されたという実績を御報告いただくという手続になっております。 49 ◯委員(森本 真) 具体的に,件数というのは,1医療機関について1ということですよね。1保護者について1ではないですよね。ちょっと細かい話で申しわけないですが,この件数というのは。 50 ◯小原保健福祉局総務部長 支払いの件数ですので,何人の人数ということではございません。医療機関ごとに支払いをしますので,件数です。医療機関,何回か行かれた医療機関の件数ですので,複数の医療機関にかかっておられたら2件という形になります。 51 ◯委員(森本 真) これは,具体的に言えば,医療保険が出ていて,月に1回か,2回か,もっとかかっているのかというのは,いろいろパターンがあると思いますけども,この数字で,いうたら,今まで福祉パスで行かれていた分のカバーができる数字なのかというと,ちょっとこれ,少ないんじゃないかと思うんですけども。今の状況でどうでしょう。 52 ◯小原保健福祉局総務部長 福祉パスも,今回の制度改正でIC化を実施いたしました。IC化を実施したということは,実績把握がとれるという大きな効果があるわけでございますが,これまでの分につきましては,実績把握はとれないシステムでしたので,これまでの件数がどれだけあったかという分については,私どもはデータを把握しているものではございません。医療扶助の考え方を国の考えに基づいて適正に実施しているわけでございますが,これまでも申し上げておりますとおり,必要最小限度の日数,それから経済的かつ合理的な経路・交通手段,それから比較的近距離にある医療機関を受診する,こういった運用基準がございますので,この基準に従って運用しているところでございます。 53 ◯委員(森本 真) 把握というか,今までは福祉パスがあったので,病院に行くのにそれを使っていたと。今回からは,有料になったので,移送費として払うことになったんだけども,最低限の生活を支えていて,移送費の請求がなかったらというか,償還払いになっているので,結局,2カ月ぐらいおくれますよね,本人の手元にお金が戻ってくることは。そういう意味では,生活が大変厳しい方もたくさんいらっしゃいますし,あと,本当にこの数字が,私の考えではもっとたくさんあるんじゃないかというふうに思いますし,そこら辺もちょっと始めたばっかりですけど,徹底していただいて,ケースワーカーに言ってくださいという手紙をつけていましたけども,ちゃんと通院などの医療費がもとに戻ってくるような対応をよろしくお願いしたいと思います。  もう1つは,病院や診療所のほうの手続,かなりややこしいですよね。毎回毎回,いつ来たかということと,どの経路を使ってというか,バスを使ったのか,何を使ったのかというのも全部,病院や診療所のほうでチェックして役所のほうに送るということになっているんですけど,もうちょっと手続が簡素化できるような取り組みも考えていただかないと,結構多いところもあるようでありますし,すごい手間がふえたということも言われておりますけども,簡素化できるところがあれば,ちょっとしていただきたいんですけど,いかがですか。 54 ◯小原保健福祉局総務部長 私どもも,これまで福祉パスの対象となっていたことから,診療所・医療機関,大きな病院等でも非常に件数が多くなる医療機関がございます。こういったところと具体的に実務的なお話,調整をさせていただきながら,できるだけ事務負担がかからないようにということで,一々記入いただくんではなくて,例えば,丸印を入れるとか,日にちを記入する形の様式に変更するとか,こういう形の事務の軽減にも努めているところでございますし,今後も,いろんな具体的ないいアイデア等があれば,それは実施していきたいと考えております。  ただ,医療扶助の移送費という分については,神戸は福祉パスがありましたので,これまでこういった事務がございませんでしたけども,他都市においては,当然,医療機関においてそういった事務を行っていただいているものでございます。そうした点から,事務の簡素化については,引き続いてよく協議しながら努力してまいりたいと考えております。 55 ◯委員(森本 真) 基本的に言えば,ちゃんと移送費として戻ってくることを100%保証できるような中身にしていただきたいのと,病院だけじゃないですけども,事務手続というのは結構大変──病院,いろんな書類もありますので,そういう意味では,できるだけ簡素化して,役所のほうの手続も,結局,書類がふえて,事務処理がふえているはずですから,それもできるだけ簡素化して,ちゃんとお金が──お金というか,移送費そのものが保護世帯に返るようにこれからもちょっといろいろ工夫していただきたいということで要望して終わります。 56 ◯委員長(平井真千子) 他に御発言がなければ,保健福祉局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  なお,委員の皆様におかれましては,保健福祉局が退室するまで,しばらく自席にてお待ち願います。 57 ◯委員長(平井真千子) 本日御協議いただく事項は以上であります。  本日はこれをもって閉会いたします。   (午前11時20分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. 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