7月4日木曜日深夜でございますけれども,私どもの中央事業所の職員が住居侵入で逮捕される事件を起こしてございます。詳細な内容につきましては,現在確認中でございますけれども,事実が確認でき次第,厳正に対処してまいりたいと考えてございます。被害を受けられた方を初め,市民の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。この場でおわび申し上げたいと思います。
では,着席させていただきます。
それでは,平成25年度の
環境局事業概要につきまして,御説明申し上げます。
お手元にございます事業概要の表紙をおめくりください。
表紙の裏側に掲載しておりますのは,昭和47年に行われた神戸市の
人間環境都市宣言でございます。今日でも,本市の環境行政に通ずる基本理念であると認識いたしております。
目次に続きまして,1ページから7ページにかけては組織図を,8ページは出向職員など,9ページは人員配置表を掲載しております。
11ページをお開きください。
II主要施策から御説明申し上げます。
1.「はじめに」,「自然と太陽のめぐみを未来につなぐまち・神戸」の実現に向けてでございます。
先ほど申し上げましたように,神戸市は,昭和47年に
人間環境都市宣言を行い,「
人間環境都市・神戸」の実現を目指し,環境問題を市政の重点施策の1つとして取り組んでまいりました。また,
地球温暖化など地球規模の環境問題に迅速に対応するため,平成23年2月に「神戸市
環境基本計画」を初め,4つの基本計画を改定・策定し,平成23年9月に,神戸の恵まれた環境を将来の世代に引き継いでいく大きな道しるべを示すため,「神戸市
環境未来都市構想」を取りまとめました。さらに,平成25年3月に,低炭素社会の実現に向け,高い目標を掲げて先駆的な取り組みにチャレンジする国の「
環境モデル都市」に選定されるなど,健全な都市環境と災害に強い都市基盤のもとで市民が健康に暮らせる,人間中心の住み続けたい都市の実現を目指しているところでございます。
一方,
東日本大震災より得た教訓から,原子力に依存しない持続可能な
電力供給体制を早期に構築していく必要がございます。そのため,市民生活の安全・安心の確保,経済活動への影響の軽減,
代替エネルギーの確保や
地球温暖化対策の推進の観点から,本市としても
再生可能エネルギーの普及拡大や
省エネルギーの推進に一層取り組んでいかなければならないと考えております。
平成25年においては,引き続き4つの基本計画に基づく「低炭素社会」・「循環型社会」・「
自然共生社会」の統合的な実現を目指し,市民の暮らしぶりを変えていく施策を着実に進めてまいります。
2.平成25年度における主要施策でございます。
(1)低
炭素社会づくりの推進でございます。
1)「神戸市
環境未来都市構想」の推進では,神戸の恵まれた環境を将来の世代に引き継いでいくため,「神戸市
環境未来都市構想」を推進するとともに,平成25年3月に選定された「
環境モデル都市」の取り組みを着実に推進するため,将来像実現のための実行計画,いわゆる
アクションプランを作成し,市民・事業者と連携して,
PDCAサイクルのもとで具体的に進めてまいります。
さらに,
基本的取り組みの1つである
地域エネルギーマネジメントシステムの構築を目指し,事業化に向けた研究会の開催や市施設などにおける
省エネ設備導入効果の調査などを進めてまいります。
12ページをお開きください。
このほか,平成24年度から,
森林植物園北側の公有地において,約1.5メガワットの
太陽光発電事業を進めており,平成25年の夏から発電開始を予定しております。このような事業の実施により,本市の
再生可能エネルギーの普及拡大や
省エネルギーの推進を行ってまいります。
2)
住宅用太陽光発電システム設置補助事業では,家庭部門における
CO2削減を進めるため,
住宅用太陽光発電システムの導入にかかる経費の一部を補助してまいります。
3)
エネファーム普及事業では,家庭部門でのさらなる
CO2削減及び分散型電源の設置を進めるため,都市ガス・LPガスを
エネルギー源とした高効率なコジェネレーションシステムである
エネファームの導入にかかる経費の一部を補助してまいります。
4)節電対策の推進では,特に,電力需要が高くなる夏と冬に,電力需給の状況,効果的な節電方法の周知,節電を促す施策を推進し,厳しい
電力需給状況への対応を図ります。
また,市内の
中小事業者を対象として,電力の消費状況を調査・分析し,効率的な
エネルギー利用の促進を行う診断事業を実施いたします。
5)神戸市
地球温暖化防止実行計画進行管理では,平成23年2月に策定した「神戸市
地球温暖化防止実行計画」について,施策の実施状況及び施策効果などを把握・評価し,適切な進行管理を行うための地域協議会を設置し,削減目標の達成に向けた着実な取り組みを推進してまいります。
右側13ページをごらんください。
6)「こうべ
CO2バンク制度」のあり方検討では,平成24年度より開始した「こうべ
CO2バンク制度」を持続可能な制度とするため,引き続き
モデル事業を実施するなど,検討を進めてまいります。
7)
神戸環境マネジメントシステムKEMSに基づく取り組みでは,今後もKEMSの
社会的認知度を高め,
中小事業者へ普及を図ってまいります。
8)
エコタウンまちづくりの推進では,1人でも多くの市民が環境に配慮した行動を選ぶことができるよう,地域ぐるみで「
エコタウンまちづくり」に取り組んでおり,その広がりを通じて,環境に配慮した持続可能なまちづくりを進めてまいります。
9)市の事務・事業から排出する
温室効果ガスの削減及び
再生可能エネルギー導入促進に向けた率先的な取り組みでは,市が率先的に施設の
省エネルギー化や
再生可能エネルギーの導入を進めるなど
地球温暖化対策を推進し,市民・事業者における
地球温暖化対策への取り組みを促してまいります。
14ページをお開きください。
10)
次世代自動車の普及促進では,
次世代自動車の普及を促進するため,
民間事業者の
次世代自動車導入に対する補助を引き続き実施いたします。
また,公用車にも
プラグインハイブリッド車,
クリーンディーゼルパッカー車などを導入するとともに,パッカー車の安全性向上を図るため,
オートマチック車への切りかえ導入を重点的に実施いたします。
11)
バイオマスエネルギー有効利用調査事業では,
再生可能エネルギーに位置づけられている
クリーンセンターの発電について,さらなる有効利用を図るため,
実地調査研究を実施いたします。
(2)
循環型社会づくりの推進でございます。
1)「もったいないやん!KOBE」運動の展開では,地球環境問題に対する市民・事業者・行政による3者協働の取り組みを進めるため,「もったいないやん!KOBE」運動を展開し,環境問題に取り組む市民の裾野の拡大を図ってまいります。
右側15ページをごらんください。
2)
リサイクル工房の運営では,3Rについて市民啓発を図るため,地球における環境教育の拠点として
リサイクル工房などを運営しており,大型ごみとして収集した家具・自転車の一部に簡単な修理を行い,市民に提供するなどの取り組みを行ってまいります。
3)ごみの減量・資源化と分別ルールの徹底では,さらなるごみの減量・資源化を推進していくため,ワケトンなどキャラクターを利用した啓発を進めるとともに,各事業所と区との一層の連携強化を図ってまいります。
4)
資源集団回収の支援では,「燃えるごみ」に出されている古紙類の資源化を一層促進させてまいります。また,新聞・段ボールに比べ,資源化が進んでいない「雑がみ」について,「燃えるごみ 減らそう生活」トライやる事業において,市民周知をさらに進め,世帯当たりの
資源集団回収量において
政令指定都市第1位を目指してまいります。
16ページをお開きください。
5)
焼却灰リサイクル事業ですが,
クリーンセンターで発生した焼却灰は,セメントの原料として再資源化が可能であることから,兵庫県の
焼却灰リサイクル事業に参画し,ごみの組成や再資源化のコストなどの課題を検証する
モデル事業を実施いたします。
6)
リサイクルセンターの運営では,資源区分として全市で収集された缶・瓶・
ペットボトルの資源化を促進してまいります。
7)
事業系一般廃棄物の減量・資源化の推進では,平成25年4月から
事業系一般廃棄物の排出区分を変更し,これまでの4区分のうち「不燃ごみ」を「粗大ごみ」にまとめ,「粗大(不燃)ごみ」として3区分にし,また「不燃ごみ」「粗大ごみ」に含まれる
プラスチックを「可燃ごみ」とし,熱回収することとしております。
また,排出区分の変更に伴い,分別の徹底,減量・資源化の推進について周知・啓発を行うとともに,市の処理施設への搬入物の展開調査,
クリーンステーションにおける
事業系ごみの開封調査と
排出事業者への指導を強化してまいります。
8)
産業廃棄物対策の推進では,
産業廃棄物処分の許可業者に産業廃棄物の適正処理の指導を行うとともに,
排出事業者に対しても適正処理が行われるよう指導してまいります。
また,
排出事業者・処分業者などに対する啓発・指導や監視・パトロールを行い,不法投棄・野外焼却などの不適正処理の未然防止に努めてまいります。
右側17ページをごらんください。
ひまわり収集及びひまわり110番の実施では,地域や身近な人たちによるごみ出しの協力が得られず,かつごみを持ち出すことが困難な高齢者や障害者に対して玄関先でごみを収集する「
ひまわり収集」を行っております。
また,収集車両にひまわり110番のステッカーを張って表示・運行し,市民生活の身近なところでの事件・事故の初期対応などを目的に,日常業務の中で見守り活動を行っております。
また,環境局の事業場を「地域の安全・安心を守る事業場」として位置づけ,市民が助けを求めてきた場合に一時保護を行うほか,AEDを設置しており,まちかど
救急ステーションとして消防局から登録されております。
10)中間処理では,燃えるごみは衛生的処理及び減容化を目的として
クリーンセンターで焼却しており,焼却処理に伴う公害を防止するため,各
クリーンセンターに
排ガス処理設備などを設置し,さらに,焼却余熱は発電などに有効利用しております。
大型ごみなどについては,破砕・選別を行い,資源物は売却し,可燃物は
クリーンセンターで焼却することにより,埋立処分地の延命化を図っております。
11)最終処分では,
一般廃棄物のうち焼却不適物及び
不燃性廃棄物については,
布施畑環境センター及び
淡河環境センターで埋め立てを行っております。埋立処分に伴う浸出水については,
排水処理設備を設置し,浸出水の浄化に万全を期しております。
18ページをごらんください。
また,市は
フェニックス事業に参画しており,
クリーンセンターから発生する焼却灰は,
神戸沖埋立処分場に搬入しております。
12)11次
クリーンセンター整備事業では,既存施設の老朽化などに対応するため,第11次
クリーンセンターをポートアイランド第2期に整備してまいります。
平成25年度は,プラント及び建築工事の設計に着手し,現地着工を行います。また,
環境アセスメント条例に基づく事後調査を行うとともに,引き続き建設予定地の一部を取得してまいります。
13)し尿処理では,北区,西区の農村地域など,
くみ取り処理を必要としている世帯に,おおむね月2回の収集を行っております。また,汚泥浄化槽は許可業者により収集しております。仮設トイレについては,
市立小・中学校を中心に,
災害用仮設トイレを800基備蓄しております。
右側19ページをごらんください。
(3)
自然共生社会づくりの推進でございます。
1)市民参加型の
生物モニタリング「みんなでつくる
KOBE生きものマップ」の運用では,
生き物マップを利用した「季節の生きもの探し」をもとに,市民・市民団体などから寄せられた生き物の目撃情報の登録件数が増加しており,これらのデータを今後の
環境影響評価などに活用してまいります。
2)田園地域における
生物多様性保全再生モデル事業では,水田での冬期湛水の実施や,不耕作地を湿地環境として利用する事業に継続して取り組み,
生物多様性向上への効果を検証してまいります。
3)子供を含めた市民啓発の推進では,生物多様性をわかりやすく解説したリーフレットなどをさまざまな機会に活用し,より効果的な普及・啓発を推進してまいります。
20ページをお開きください。
(4)健全で快適な都市環境の創造でございます。
1)
路上喫煙防止対策では,
路上喫煙禁止地区での過料徴収や市民・事業者・市の協働による市内全域での
啓発キャンペーンなど,喫煙マナーの向上と環境美化のさらなる推進を図ってまいります。
2)環境教育の充実では,ごみの減量・資源化や
地球温暖化防止,
自然環境保全活動への動機づけとなる環境教育を引き続き実施してまいります。
3)
不法投棄防止活動では,クリーン110番などへの市民からの不法投棄・野外焼却の通報に対し,北区及び西区に設置した「
不法投棄防止協働サテライト」を効果的に活用しながら,迅速に対応してまいります。
また,山間部などへの不法投棄に対し,「
民間不法投棄監視員」を初めとした地域との連携による監視活動の強化を強めてまいります。
4)
大気汚染対策では,各種法令に基づく規制・指導を徹底するとともに,固定発生源,移動発生源の両面にわたる対策を実施してまいります。
右側21ページをごらんください。
また,新たに環境基準が設定された
微小粒子状物質,いわゆるPM2.5の対策や化学物質による環境汚染などの課題についても,各種対策を検討・推進してまいります。放射線・放射性物質についても,
空間放射線量率を毎月測定し,市内の概況を
ホームページにて公表してまいります。
5)
水質汚濁対策では,河川・湖沼・海域などの公共用水域や地下水の常時監視及び各種調査を行うとともに,工場・事業場の排水対策などの各種施策を推進してまいります。
6)
土壌汚染対策では,土壌汚染による健康被害を防止するため,「
土壌汚染対策法」に基づき,大規模な土地の形質変更の届けなどについて指導し,汚染区域の指定を行うとともに,
汚染土壌処理業者に対しては,周辺環境に影響を及ぼさないよう監視,指導に努めてまいります。
また,土地所有者などが自主的に実施した
土壌汚染状況調査による土壌汚染が確認された場合には,法に準じ適切に処置を講ずるように指導してまいります。
7)環境常時
監視システムの運営では,
大気汚染状況などを把握するため,
一般環境大気測定局など24局,大気観測車1台を配置するとともに,発生源である市内の主要工場を対象に,
二酸化硫黄濃度などの常時監視を行ってまいります。
22ページをお開きください。
微小粒子状物質,いわゆるPM2.5については,自動測定器を引き続き9局に導入するとともに,本市の
ホームページ上に兵庫県からの
注意喚起情報が発信されている旨を表示するなど,市民への適切な情報提供に努めてまいります。
8)
環境影響評価では,今後も神戸市
環境影響評価等に関する条例の適正かつ円滑な運用により,大規模な開発事業による環境影響の未然防止に努め,市民の健全で快適な環境の確保に努めてまいります。
また,
環境影響評価条例の改正について,全面施行を平成25年10月1日に予定していることから,制度改正が円滑に行われるよう努めてまいります。
9)河川・側溝の美化では,市内を流れる県管理の主要河川について積極的に河川の美化に取り組んでおります。
また,側溝・暗渠については,市民によって引き上げられる汚泥や,市民での作業が困難な箇所について計画的に清掃を行ってまいります。
右側23ページをごらんください。
(5)
緊急雇用創出事業の
環境局関連分でございます。
1)
路上喫煙防止啓発事業では,ぽい捨て
防止重点区域にて,啓発活動や
路上喫煙者などへの注意活動,
キャンペーン活動などを実施してまいります。
2)緑の
カーテン啓発事業では,市民・事業者を対象に市内2,200カ所に種子・植栽ネットなどを配布するとともに,地域の方々が取り組む緑の
カーテンづくりの支援を行ってまいります。
3)
中小事業者の
節電推進事業では,市内の
中小事業者を対象として,診断員を派遣し,電力の消費状況や調査・分析することで効率的な
エネルギーの利用や効果的な設備改善などについて提案を行うことで節電対策を支援してまいります。
主要施策の説明は以上でございます。
なお,24ページ以降には,参考として,より詳しく事業概要や25年度予算などを掲載しておりますので,後ほど御参照ください。
以上で,平成25年度事業概要につきまして,説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願い申し上げます。
6 ◯委員長(
平井真千子) 当局の説明は終わりました。
それでは,これより質疑を行います。
事業概要並びに環境局の所管事項について,御質疑はございませんか。
7 ◯委員(森本 真) 家庭ごみの分別についてお聞きします。
包装容器プラスチックの回収が始まって,いろいろ出し方等々が変わってきたわけですけども,23年4月にこういう保存といいますか,保存版でつくられているんですけども,最近,新しくつくりかえられたというふうにお聞きしているんですけども,どこが具体的に変わったのか,お答えいただきたいと思います。
8
◯大森環境局長 特に,やり方を変えたという点はなかったかと思いますけれども。
9 ◯委員(森本 真) 実は,これが古いやつで,これが新しいやつなんです。文言等は変わっていないんですけども,
ペットボトルのところの書き方が変わっておりまして,最初のほうは,シャンプーとサラダ油,新しいほうは,化粧水とシャンプーと洗剤ということになって,いわゆるサラダ油が消えたんですね。それは何か理由,御存じでしょうか。
10
◯大森環境局長 いわゆる容プラ──
ペットボトル等を含めまして,どこまできれいにするかというのは非常に難しい問題かなというふうに思ってございます。我々の認識としては,さっと流す,汚れをとる程度でいいんではないかなというふうにも思って──実際上はそれでいいんではないかなというふうには思ってございます。ただ,やはりどうしても家庭内で丁寧にやられる方とか,そういう方もいらっしゃるので,例示としてそういう形で挙げさせていただいたということかと思います。
11 ◯委員(森本 真) 実は,サラダ油の出し方でもめまして,どれくらいきれいに洗うんだというか,油そのものはなかなか水で洗ったってとれないということもあって,これは回収に来たというか,そこの
クリーンステーションの番をしている人が,これは汚れているからといってはじいたのがあるんですけども,それが実は,長田にたくさん外国人の方も住んでおられまして,その方たちが出したというのがほかの中身でわかって,ちょっと一悶着があったんです。
それで,外国人の方には古いタイプのやつが出されておりまして,ここにはサラダ油というのが載っているということなんですけども,私が言いたいのは,いろいろ工面して,いろんな要望を聞いて変えられたと思うんですね。変えられたんだけども,外国版は平成23年4月の古い版でそのままいっているみたいなんですね。これ,余り数は多分出ないというふうに思いますけども,訂正するというか,日本語で市民の皆さんに渡っている分と同じようにしていただいたら,もめごとも少なくなるんかなというふうに思いますし,それが,例えば,市営住宅のところに日本語版とハングル版とベトナム版が並んでいたりするんですけど,ちょっと見たらちょっと違うやないかということも言われていますので,外国版のほうも訂正していただきたいと思いますけども,どうでしょう。
12
◯大森環境局長 時期時期にもよると思いますけれども,今後はわかりやすいようにまた改めさせていただきたいというふうに思います。
91ページをごらんください。
9人権の尊重されたまちづくりの推進につきまして,御説明申し上げます。
(5)犯罪被害者等への支援でございますが,犯罪被害者,その家族や遺族が再び平穏な生活を営むことができるよう,犯罪被害者等への総合相談窓口を設置し,支援団体との連携により支援の充実を図ってまいります。
92ページから93ページには,10国民年金を,94ページから98ページにかけて11国民健康保険についてまとめておりますので,後ほどごらんください。
最後に,保健福祉局予算について御説明申し上げますので,99ページをごらんください。
平成25年度保健福祉局予算でございますが,一般会計及び国民健康保険事業費,介護保険事業費,後期高齢者医療事業費から成っております。
保健福祉局予算額合計は4,913億9,465万円で,対前年度比2.3%の増となっております。
なお,100ページ以降には,2会計別予算内訳を記載しておりますので,後ほどごらんください。
以上,簡単ではございますが,保健福祉局事業概要について,御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
20 ◯委員長(
平井真千子) 当局の説明は終わりました。
それでは,これより質疑を行います。
事業概要並びに保健福祉局の所管事項について,御質疑はございませんか。
21 ◯委員(浦上忠文) 保健福祉関係の委員会に所属したのは,生まれて初めてでありまして,この委員会に入ったら一回聞いてみたいということが1つだけありまして質問するんですが,88ページの生活保護の保護率の表示の問題なんですが,いまだに,これ,パーミルでやっていますよね。
これ,多分,厚生労働省がこれでやっているから,こういうふうにしているんやということになるんやと思うんですが,非常に少なかったときでは,こういう表示でないと意味がないなということやったと思うんですが,今や,これ,例えば,東灘区でも,パーセントで言ったら1.4,市中で言うたら3.2ですよね。こんなんこそ,本当に実際のパーセントでいったほうが,こんなに多いんかということでいろんな問題を考えるときにも非常に役立つんやないかと思うんですが,その辺,いかがなもんでしょうかね。
22 ◯今西保健福祉局長 生活保護の実態につきましては,地域によって大きな差があるということでございまして,特に,生活保護が非常に多い地域というのは,大都市に限られているわけでございます。地域によりますと,本当に先生が言われるような,パーミルで言わないと,なかなか0.幾らというようなパーセントになるような地域も全国には非常に多いということでございまして,全国的には,そういう観点でパーミルを使えというようなことになっているわけでございます。
ただ,先生がおっしゃるように,実態としては,神戸市におきましては,非常にパーセントでも表示すべきような状況になってきていることも事実でございますので,先生がおっしゃるように,大都市においてはパーセントで表示するということも適正かもしれませんけれども,一応,これは,全国統一での仕事ということになっておりますので,そういう表示にさせていただいているということでございます。
23 ◯委員(浦上忠文) それは,田舎と言ったら失礼ですが,大体,大都市ですわな。大都市か,住んでいるのは都市で,しかも,神戸市はまだ大都市制度や何やらということも,市長さんや何やらもおっしゃっている状態ですし,例えば,パーミルのほうが適切やという意味は,ようわからんが,例えば,少ないところは0.01%とか,そんなんのほうがわかりやすいわけやないですか。
これ以上,こういうことに対してしつこくは言いませんが,私の性格をよく御存じやと思いますが,ひとつ本当に生活保護の問題に取り組んで──僕はやめろといっているわけとちゃいまっせ。こんなにたくさんやから,一体どうしたらいいんやろということの福祉全体にかかわってくる問題ですから,もうちょっとわかりやすい情報の提供に努力されたらいかがということを申し上げまして,質問を終わります。
24 ◯委員長(
平井真千子) 他に御発言。
25 ◯委員(森本 真) 特別養護老人ホームの待機者数について,まずお伺いします。
今,待機者数は,保健福祉局の調査でどのくらいになっているでしょう。
26 ◯今西保健福祉局長 今,待機者数の総計は,これは,24年の9月30日現在でございますけれども,待機者数は5,805人ということでございます。
27 ◯委員(森本 真) 5,805人が特別養護老人ホームのどこか,複数の方もおられるかと思いますが,申し込んでおられるんですけども,なかなか入れないというようなことなんですけども,実は,借上住宅の懇談会のところに保健課長さんが参加されておりまして,こういうふうに言っているんですね。現在,神戸市において,特養の待機者が1,000人を超えている状態の中で,これは,在宅におられる特養の入所の必要性の高い方の数値ではありますが,これらの方々は,おおむね1年ぐらいお待ちいただければ,入所が可能という,それは,市内の特養問わずというふうな考えで申せばでございますというふうに言われているんですが,5,805人が待っておって,必要性の高い方1,000人は,おおむね1年ぐらいで入れるというふうに言っているんですけど,本当に入れるんですかね。
28 ◯今西保健福祉局長 今5,805人の方の待機者があるということを申し上げましたけれども,その中には,老健など他の施設に入居されている方もいらっしゃるわけでございまして,特に緊急度が高いと思われますのは,在宅で要介護度の高い3以上の方だというふうに思ってございまして,この方々は,約1,300人いらっしゃるという状況だというふうに思ってございます。この方々につきましては,特養における自然退所者の方,それから新規整備数を考えますと,ほぼ1年で入居ができる状況だというふうに考えてございます。
29 ◯委員(森本 真) これ,机上の数字でやっていると思うんですけども,それにあわせて,こうも言っているんです。特定の施設を選ばなくて,特養という施設であれば,市内には87カ所の特養が神戸市内にできていますので,その中であれば,在宅におられる入所の必要性の高い方,要介護の──先ほど,局長が言われたように──3から5の方であれば,おおむね1年以内にお入りになられるだろうというふうに思っていますと。言われたところと一緒ですけど。
87カ所,施設を選ばないでというふうに書かれていますが,87カ所の神戸市内の施設に入ろうと思ったら,入所者はどうしたらよろしいんですか。
30 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 入所の手続でございますが,まず,入所希望者につきましては,お近くのケアマネジャーのほうに申込書を出しまして,ケアマネジャーが申込者に対しまして,この制度の説明等を行った後,その記載内容なり,審査,こういうのを行いまして,そして施設のほうにケアマネジャーのほうから申込書が提出されると。その後は御案内のとおりですが,それぞれ入所基準というのがございますので,その審査を経て,入所を決定していく,こういうふうに流れていくものと考えています。
31 ◯委員(森本 真) 具体的に手続を聞きますが,ケアマネジャーさんは,87カ所の特養,どこでもいいというふうに本人が言えば,何カ所に手続をするんですか。
32 ◯上田保健福祉局高齢福祉部介護保険課長 一般的には,御本人さんの御希望をお聞きしまして,お近く,もしくは御家族・御身内がおられるようなところの区域の特養というふうに申し込みをされるというふうには伺っておりますが,箇所数的には大体数カ所程度をお申し込みになられるんではないかなというのをケアマネジャーから伺ったことはございます。
33 ◯委員(森本 真) 具体的に言いますね。87カ所のうち,どこの特養でもいいから入りたいなというふうに思ったら,ケアマネジャーさんは,87カ所に申し込むんじゃないですか,具体的な実務として。
34 ◯上田保健福祉局高齢福祉部介護保険課長 具体的な実務を申し上げますと,87カ所全てに申し込みをするんではなくて,市内の中で,やはりお待ちの方が少ないエリアのところが実はございますので,その辺のところの特養にお申し込みになられるんではないかなというふうには考えております。
35 ◯委員(森本 真) そうすると,上田課長さん自分で言ってはりますから,おおむね1年以内にはお入りになられるだろうというふうに言っていて,委員の皆さんにそういう状態なのかなというふうに言わしめているわけですけども,本当に入れますか。
36 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 先生御案内のとおり,要介護とか,緊急性が高い場合につきましては,別途,神戸市のほうで介護保険施設の入所相談センター,これも用意しておりまして,特に,施設入所の緊急性が高い要介護者に対してケアマネジャーを通して,特養とか老健,こういうことを紹介してございますので,本当に急がれる方については,そういったルートもあると,こういうふうに考えてございます。
37 ◯委員(森本 真) そういうことであれば,例えば,借上住宅の入居者のうち,まだ皆さんも資料を持っていないと思いますけど,緊急に入所が必要な入居者というのはどれくらいおられるか,把握されていませんよね。
38 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 まだ把握していません。
39 ◯委員(森本 真) そういう実態でいろいろ委員会で述べられているんですけども,5,805人が今の段階でのそちらのつかんでいる申込状況,それも1人1人というか,複数を申し込んでいても1に束ねるということですけども,先ほど,局長も言われましたけど,1,000人あくから1,000人が入れるんだというふうに言われるけども,実際には,先ほど言ったように,1,300人が,基本的に言ったら3から5,4から──私のもらった資料では,在宅と限らなかったら,4から5で2,700人,施設に,老健に入れる方もおられると思いますけども,1,300でも,結局300人は入れないし,高齢化がずっと続いているから,もっと入りにくくなるんですけども,簡単に入れるもんじゃ全然ないんですよ。なかなか待っていても,順番──順番待ちじゃないから,入所判定委員会で決めるというふうになっていますから,そういう意味では,もっとたくさんつくることも必要だし,たくさんつくることが1つあると思うんですけども,今まで,ちょっと小規模特養,国の方針もあって小規模特養をつくってきましたけども,待機者が保育所のようにゼロというふうになるように,特養をつくるべきじゃないかと思いますけども,考えはどうでしょうか。
40 ◯山平保健福祉局高齢福祉部長 繰り返しになりますけれど,委員が先ほどおっしゃったように,特養の入所は先着順ではないということで,入所指針に基づいて優先順位,必要性の高い人から入所いただくというふうな制度になってございますし,万が一の場合は,先ほど言いました入所相談センター,こういったものも設けてございます。
そういう介護保険制度の全体の流れとしまして,在宅での,みとりといったことで,地域包括ケアシステムということで24時間型の重度に対するサービス,こういったものも新たに出てきていますので,今後,また次,第6期の計画になりますが,そういった地元,あるいは利用者のニーズを踏まえながら,施設整備の数等を決定していきたいと考えてございます。
41 ◯委員(森本 真) 決定する──たくさんつくっていただきたいと思うんですけども,借上住宅の懇談会の委員の中に,介護に精通する委員の方がこんなことを言われているんですよ。ひとり身で全く身寄りがない,成年後見人もついている,そして認知症がかなりひどくなっているといったら,別に神戸にいる必要がないわけですから,もうどこか──そっちというのは,文章なりにいくと,徳島なり,岡山なりに入れていただけたらありがたいなと。これは神戸市の考え方と同じですか。
42 ◯今西保健福祉局長 徳島とかに入れていただきたいなというようなお話は,私どもは,そんな考えは持ってございませんで,基本的には入所でお待ちいただく方ができるだけ市内で御入居いただけるように私どもは努めてまいりたいというふうに考えてございます。
43 ◯委員(森本 真) 事業概要もちゃんと書いてあるんですね。高齢者が住みなれた地域で安心して介護を受けながら暮らし続けられるように,身近な地域への施設,居住系サービスの整備も含めて計画的に進めていくというふうになっています。
この委員の先生,結構,介護保険のいろんなところで発言されておりますけども,こんな考え方をしていたら,神戸市で足りひんのやったら,ほかの県に,要は身寄りがない,それから認知症でかなりひどいという人が外へ行ってもらったらありがたいというような,こんな考え方をしていたら神戸の介護保険は成り立たないわけですから,本当に住みなれた地域で住んで──住むことは,神戸市民としての幸せだし,介護というか,地域で本当に──在宅と出ましたけど,みとりも含めて,安心して住める神戸の介護保険にしてほしいということと,こんな考え方はいかがなものかと思いますので,こういう委員はどうかなというふうに思います。
介護の問題はこれくらいにして,もう1つ,生活保護の質問,さっきありましたけども,5月から福祉パスがなくなって,かわりに移送費が支払われるということを聞いておりますけども,5月からなんで,ちょうど5月分,6月,2カ月ということになっていますが,病院や診療所にはいろんな手続をする書類が送られてきていますけども,実際,被保護者が身銭を先に切って,お金を使っていますけども,その移送費の返還といいますか,戻ってくるような仕組みと,あと,5月の利用状況といいますか,状況はどのようになっているでしょうか。
44 ◯小原保健福祉局総務部長 福祉パス制度,福祉パスの対象から生活保護制度の対象が除外されて,4月末でなりましたので,5月のデータという形でとっておりますが,5月の時点ですけども,委員おっしゃいましたように,償還払いという形をとっておりますので,その申請というのがどの時点でなされるかということがあろうかと思いますが,現時点で,6月14日時点で把握している数字で申し上げますと,特に,一番多いのは,当初想定しておりましたとおり,病院への通院に伴う移送費の件でございますが,5月の時点での通院に伴う電車・バス等の御利用件数というのは3,960件の申請を受けているところでございます。
45 ◯委員(森本 真) これは,いわゆる病院や診療所から通院で来ましたよという証明書が届いたのが3,960件ということで,現時点でよろしいでしょうか。
46 ◯小原保健福祉局総務部長 移送費の申し込みの手続といたしましては,当然,御本人の申請もあるわけでございますが,医療機関からの確認という手続をあわせて行うことになっておりますので,福祉事務所のほうへ医療機関のほうから通知が来た数字ということでございます。
47 ◯委員(森本 真) それは,通知が来た数字ということで,実際に申請をしていなかったら──詳しく言うと,医療保険が出ていて,そこの病院や診療所が手続をとっていなかったら上がってこない,実際通院していても上がってこないということでよろしいんですか。
48 ◯小原保健福祉局総務部長 医療機関のほうで,被保護者の方がどのような交通手段,例えば,徒歩で来られている場合もあります,これ把握できるものではございませんので,被保護者の方からの申請に基づいて医療機関が通院されたという実績を御報告いただくという手続になっております。
49 ◯委員(森本 真) 具体的に,件数というのは,1医療機関について1ということですよね。1保護者について1ではないですよね。ちょっと細かい話で申しわけないですが,この件数というのは。
50 ◯小原保健福祉局総務部長 支払いの件数ですので,何人の人数ということではございません。医療機関ごとに支払いをしますので,件数です。医療機関,何回か行かれた医療機関の件数ですので,複数の医療機関にかかっておられたら2件という形になります。
51 ◯委員(森本 真) これは,具体的に言えば,医療保険が出ていて,月に1回か,2回か,もっとかかっているのかというのは,いろいろパターンがあると思いますけども,この数字で,いうたら,今まで福祉パスで行かれていた分のカバーができる数字なのかというと,ちょっとこれ,少ないんじゃないかと思うんですけども。今の状況でどうでしょう。
52 ◯小原保健福祉局総務部長 福祉パスも,今回の制度改正でIC化を実施いたしました。IC化を実施したということは,実績把握がとれるという大きな効果があるわけでございますが,これまでの分につきましては,実績把握はとれないシステムでしたので,これまでの件数がどれだけあったかという分については,私どもはデータを把握しているものではございません。医療扶助の考え方を国の考えに基づいて適正に実施しているわけでございますが,これまでも申し上げておりますとおり,必要最小限度の日数,それから経済的かつ合理的な経路・交通手段,それから比較的近距離にある医療機関を受診する,こういった運用基準がございますので,この基準に従って運用しているところでございます。
53 ◯委員(森本 真) 把握というか,今までは福祉パスがあったので,病院に行くのにそれを使っていたと。今回からは,有料になったので,移送費として払うことになったんだけども,最低限の生活を支えていて,移送費の請求がなかったらというか,償還払いになっているので,結局,2カ月ぐらいおくれますよね,本人の手元にお金が戻ってくることは。そういう意味では,生活が大変厳しい方もたくさんいらっしゃいますし,あと,本当にこの数字が,私の考えではもっとたくさんあるんじゃないかというふうに思いますし,そこら辺もちょっと始めたばっかりですけど,徹底していただいて,ケースワーカーに言ってくださいという手紙をつけていましたけども,ちゃんと通院などの医療費がもとに戻ってくるような対応をよろしくお願いしたいと思います。
もう1つは,病院や診療所のほうの手続,かなりややこしいですよね。毎回毎回,いつ来たかということと,どの経路を使ってというか,バスを使ったのか,何を使ったのかというのも全部,病院や診療所のほうでチェックして役所のほうに送るということになっているんですけど,もうちょっと手続が簡素化できるような取り組みも考えていただかないと,結構多いところもあるようでありますし,すごい手間がふえたということも言われておりますけども,簡素化できるところがあれば,ちょっとしていただきたいんですけど,いかがですか。
54 ◯小原保健福祉局総務部長 私どもも,これまで福祉パスの対象となっていたことから,診療所・医療機関,大きな病院等でも非常に件数が多くなる医療機関がございます。こういったところと具体的に実務的なお話,調整をさせていただきながら,できるだけ事務負担がかからないようにということで,一々記入いただくんではなくて,例えば,丸印を入れるとか,日にちを記入する形の様式に変更するとか,こういう形の事務の軽減にも努めているところでございますし,今後も,いろんな具体的ないいアイデア等があれば,それは実施していきたいと考えております。
ただ,医療扶助の移送費という分については,神戸は福祉パスがありましたので,これまでこういった事務がございませんでしたけども,他都市においては,当然,医療機関においてそういった事務を行っていただいているものでございます。そうした点から,事務の簡素化については,引き続いてよく協議しながら努力してまいりたいと考えております。
55 ◯委員(森本 真) 基本的に言えば,ちゃんと移送費として戻ってくることを100%保証できるような中身にしていただきたいのと,病院だけじゃないですけども,事務手続というのは結構大変──病院,いろんな書類もありますので,そういう意味では,できるだけ簡素化して,役所のほうの手続も,結局,書類がふえて,事務処理がふえているはずですから,それもできるだけ簡素化して,ちゃんとお金が──お金というか,移送費そのものが保護世帯に返るようにこれからもちょっといろいろ工夫していただきたいということで要望して終わります。
56 ◯委員長(
平井真千子) 他に御発言がなければ,保健福祉局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局,どうも御苦労さまでした。
なお,委員の皆様におかれましては,保健福祉局が退室するまで,しばらく自席にてお待ち願います。
57 ◯委員長(
平井真千子) 本日御協議いただく事項は以上であります。
本日はこれをもって閉会いたします。
(午前11時20分閉会)
神戸市会事務局
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