旭川市議会 2023-09-20 09月20日-03号
子どもの頃、水ぼうそうにかかった記憶のある方も多いと思いますが、水ぼうそうは、一度かかり治った後も、実はウイルスは体の中の神経節に生涯隠れていて、加齢による免疫力の低下や過労、ストレスが引き金となって再発症することがあり、それが帯状疱疹と呼ばれるものであります。帯状疱疹は、生涯で約30%の方が罹患する疾患です。50歳を境に発症率は急激に上昇し、60歳代から80歳代でピークを迎えます。
子どもの頃、水ぼうそうにかかった記憶のある方も多いと思いますが、水ぼうそうは、一度かかり治った後も、実はウイルスは体の中の神経節に生涯隠れていて、加齢による免疫力の低下や過労、ストレスが引き金となって再発症することがあり、それが帯状疱疹と呼ばれるものであります。帯状疱疹は、生涯で約30%の方が罹患する疾患です。50歳を境に発症率は急激に上昇し、60歳代から80歳代でピークを迎えます。
帯状疱疹の原因は、水痘、いわゆる水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスで、水ぼうそうに初感染した後も、体内の神経節に潜伏し続け、ストレスなどにより免疫力が低下するとウイルスが再び体内で活性化し、帯状疱疹を発生するなど、80歳までに約3人に1人が発症すると言われております。
◎保健所地域保健担当部長(向井泰子) 帯状疱疹につきましては、水ぼうそうの罹患後に、神経節に潜伏している水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化して発症する病気ですが、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく届出対象疾患には含まれておらず、国内における患者の発生状況につきましては、限定された地域で実施された疫学調査の報告のみとなっておりますが、1997年から2011年にかけて宮崎県で実施された
子どものときに感染した水ぼうそうのウイルスが原因で、水ぼうそうが治った後もウイルスが体内の神経節(顔面の三叉神経、脊髄神経、座骨神経)に潜伏しています。過労やストレス、加齢、病気などで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して発症します。
帯状疱疹は、水痘、いわゆる水ぼうそうに初感染後、治癒しても体内に知覚神経節に潜伏し続ける水痘帯状疱疹ウイルスにより発症する疾患です。加齢や過労、ストレス、抗がん剤治療などで免疫が低下すると、抑制できなくなったウイルスが再び体内で活性化し、神経に沿って症状が現れます。
水痘(水ぼうそう)が完治した後も体内の神経節に隠れて、免疫細胞の攻撃をかわし、何十年も潜伏するウイルスです。2014年から全ての小児に水痘ワクチンの定期接種が始まり、水痘患者は劇的に減りましたが、その結果、帯状疱疹患者が増加していると言われています。特に、高齢者が罹患する確率が高く、全国の自治体でも帯状疱疹ワクチンの公費助成の動きが増えています。