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平成30年度予算審査特別委員会(第6号) 本文 2018-03-16
平成30年度予算審査特別委員会(第6号) 名簿 2018-03-16

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  1. 音更町議会 2018-03-16
    平成30年度予算審査特別委員会(第6号) 本文 2018-03-16


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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  会議の経過 開議(午前 9時30分) ◯委員長(大野晴美さん)  おはようございます。  報告します。ただいまの出席委員は19名で、定足数に達しております。  これから本日の委員会を開会いたします。  議案第7号平成30年度音更町水道事業会計予算を議題とします。  説明を求めます。  鈴木建設水道部長。 2 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  おはようございます。  上下水道会計予算書の1ページをお開き願います。議案第7号平成30年度音更町水道事業会計予算について御説明申し上げます。  第2条、業務の予定量であります。本年度の業務につきましては、給水件数1万7,500件、年間総給水量は413万立方メートル、給水量の1日平均は1万1,315立方メートルを予定しております。主要な建設事業といたしましては、新たな施設整備として第3次拡張事業7,370万円、既存施設の更新整備として施設更新事業3億5,359万6千円を予定しております。  第3条、収益的収入及び支出、2ページに移りまして、第4条、資本的収入及び支出につきましては、実施計画明細書において御説明申し上げますので省略させていただきます。  第5条、企業債につきましては、第3次拡張事業及び施設更新事業に伴う起債の限度額をそれぞれ7,370万円、2億980万円としております。  第6条、一時借入金の限度額につきましては1億円としております。  3ページをお開き願います。第7条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、営業費用と営業外費用間に限って項の金額の流用を可能とするものでございます。  第8条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員11名、臨時職員3名、嘱託徴収員3名分の職員給与費1億291万7千円及び交際費3万円としております。  第9条、たな卸資産の購入限度額につきましては、新規設置用量水器197個分の購入費309万5千円としております。  続きまして、4ページから7ページまでの平成30年度音更町水道事業会計予算実施計画につきましては、明細書にて説明いたしますので省略をさせていただきます。
     8ページの平成30年度予算実施計画明細書をお開き願います。収益的収入及び支出の収入でございます。  1款1項1目給水収益につきましては、当年度の水道料金調定見込額であります。  2目負担金につきましては、197件分の口径別負担金及び他会計負担金であります。他会計負担金は、下水道、簡易水道などその他の会計からの徴収事務等負担金及び一般会計からの消火栓移設負担金を計上しております。  3目その他営業収益につきましては、各種手数料であります。  2項営業外収益、1目受取利息及び配当金につきましては、預金利息及び下水道事業会計への会計年度内への短期貸し付けに伴う利息でございます。  2目長期前受金戻入につきましては、受贈財産評価額からその他まで、長期前受金の本年度収益化額でございます。  3目雑収益につきましては、広告収入ほかでございます。  以上、1款水道事業収益の本年度予定額を10億3,184万6千円としたところでございます。  10ページをお開き願います。収益的支出でございます。  1款水道事業費用、1項営業費用、1目原水及び浄水費につきましては、浄水場などの管理、1市4町2村で構成されます水道企業団からの受水費及び水質の管理に要する経費でございます。なお、企業団からの受水につきましては、年間受水量166万750立方メートル、受水費1億2,605万4千円を予定し、平成30年度の予定総給水量における水道企業団からの受水割合は40.2%と見込まれるところであります。  次に、2目配水及び給水費につきましては、約370キロメートルの配水管及び量水器の維持管理に要する経費でございます。  12ページをお開き願います。3目総係費につきましては、損益勘定支弁の職員給与費及び水道料金の賦課徴収に要する経費などであります。なお、職員給与費につきましては、一般職8名、日額臨時職2名、嘱託徴収員3名分を計上したところであります。  4目減価償却費につきましては、建物、管路、機械設備など有形固定資産及び企業会計システムソフトウエアなど無形固定資産の本年度減価償却額であります。  5目資産減耗費につきましては、有形固定資産帳簿価格の除却費であります。  2項営業外費用、1目支払利息につきましては、企業債利息73件分及び一時借入金利息であります。  2目消費税及び地方消費税につきましては、本年度分の消費税及び地方消費税納税見込額であります。  3目雑支出につきましては、水道料金の過年度還付金でございます。  3項1目予備費につきましては20万円としております。  以上、1款水道事業費用の本年度予定額を9億312万2千円としたところでございます。  14ページをお開き願います。資本的収入及び支出の収入でございます。  1款資本的収入、1項1目企業債につきましては、第3次拡張事業債及び施設更新事業債の発行予定額でございます。  以上、1款資本的収入の本年度予定額を2億8,350万円としたところでございます。  15ページをお開き願います。資本的支出でございます。  1款1項1目第3次拡張事業費につきましては、4件の配水管布設工事費を予定しております。  2目施設更新事業費につきましては、15件の配水管更新工事、浄水場及び駒場第1、第2低区配水池の設備更新工事3件、また、6件の更新設計委託料を予定しております。  3目量水器整備事業費につきましては、8年ごとの計量法に基づきます量水器の取り替え2,613個分の購入費及び取り替え工事費でございます。  16ページをお開き願います。2項固定資産取得費、1目有形固定資産取得費につきましては、新規設置用の量水器197個分の購入費でございます。  3項1目企業債償還金につきましては、企業債の元金償還71件分でございます。  4項1目予備費につきましては20万円を計上したところであります。  以上、1款資本的支出の本年度予定額を7億7,992万円としたところでございます。  17ページをお開き願います。平成30年度音更町水道事業予定キャッシュフロー計算書でございます。内容といたしましては、当該年度の現金収支の状況を業務活動、投資活動及び財務活動の三つに区分し、それぞれの経済活動による現金の動き、そして事業期間内の現金の増減状況をあらわした計算書でございます。おおむねではございますが、1の業務活動が収益的収支に係る現金の動き、2の投資活動と3の財務活動が資本的収支に係る現金の動きというふうにごらんいただければわかりやすいかと存じます。  平成30年度におきましては、業務活動によるキャッシュ・フローが4)の4億3,057万7千円のプラスに、投資及び財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては5)、6)の合計でございまして、4億5,978万4千円のマイナスとなり、それらの合計では2,920万7千円の資金が減少する見込みとなったところでございます。  18ページから22ページの給与費明細書につきましては、臨時、嘱託を含めた企業職員17名分の給与費の内容を明らかにする資料となっておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  23ページをお開き願います。債務負担行為に関する調書でございます。委託業務2件について掲載したところでございます。  24ページをお開き願います。平成30年度の予定貸借対照表でございます。本年度予算の執行によります平成30年度末時点の財務状況の見込みを示しております。  まず、左側の資産の部でありますが、1、固定資産の有形固定資産につきましては、イの土地からトの建設仮勘定までの有形固定資産の年度末残高の見込みが79億498万3千円、これに(2)無形固定資産の電話加入権及び企業会計ソフトウェアを加えました固定資産合計が1)の79億704万8千円となっております。  2、流動資産につきましては、(1)現金・預金と(2)未収金の合計で2)の8億1,621万2千円となっており、これらを合わせました資産合計を87億2,326万円と見込んだところでございます。  なお、この現金・預金の7億9,787万3千円につきましては、先ほど17ページにてのキャッシュ・フロー計算書におきまして最下段の資金期末残高と同額となっているところでございます。  続きまして、右側上段の負債の部をごらんください。3、固定負債につきましては平成32年度以降に償還予定の企業債及び修繕引当金の合計で、3)の41億2,622万8千円となっております。このうち修繕引当金につきましては、平成30年度に浄水場池等の外壁塗装改修工事を予定していることから、対前年度1,675万9千円減の1,356万1千円としております。  4、流動負債につきましては、平成31年度償還予定の企業債、未払金及び賞与引当で、4)の2億6,562万7千円となっております。  5、繰延収益につきましては、償却資産の取得に係る特定財源等の受入額で、収益化額を控除した残高の合計が5)の9億8,602万8千円となっております。これらを合わせた負債の合計額を6)の53億7,788万3千円と見込んだところでございます。  次に、下段の資本の部でありますが、6の(1)資本金のうち、イの固有資本金は企業開始時の町からの資本金、ロの繰入資本金は企業開始後に追加された町からの出資金、ハの組入資本金は、利益剰余金の処分等による増資の累計額でございます。これらの資本金の合計が7)の29億2,670万2千円となっております。  7、剰余金の(1)資本剰余金につきましては、土地など非償却資産などの扱いで繰り延べ収益とならない建設特定財源等の合計でございまして、イの受贈財産評価額とロの工事補償金を合わせた残高で7,368万1千円となっております。  次に(2)の利益剰余金でありますが、イの当年度未処分利益剰余金は平成30年度の純利益、平成29年度利益剰余金の繰越額、言いかえますと29年度の純利益、それから、その他未処分利益剰余金変動額、これは平成28年度の確定済みの純利益の合計で、3億4,499万4千円となっております。  これらを合わせた資本合計が9)の33億4,537万7千円となり、負債と資本の合計が資産合計と同額の87億2,326万円となったところでございます。  26ページをお開き願います。平成30年度予定貸借対照表の注記表でございます。1点目といたしまして、会計処理や各数値の算定根拠など重要な会計方式に関する注記、2点目といたしまして、ファイナンス・リース取引のうち、リース契約による経理を要しない賃貸借契約物件についての未経過リース料相当額を注記し、各財務諸表の補足事項としたところでございます。  28ページから32ページまでは、平成29年度決算見込みの予定貸借対照表注記表及び損益計算書となっておりますので、御参照いただきたいと存じます。  33ページをお開き願います。企業債に関する調書でございますが、第2次拡張事業から施設更新事業までの平成30年度末現在高見込額は、72件、43億6,857万8千円で、対前年度2,534万3千円の増となってございます。  34ページ、35ページにつきましては、24ページ、25ページの平成30年度予定貸借対照表の明細となっておりますので、説明を省略させていただきます。  以上、説明とさせていただきます。御審査のほどよろしくお願い申し上げます。 3 ◯委員長(大野晴美さん)  説明が終わりましたので質疑を行います。質疑ありませんか。  高瀬委員。 4 ◯委員(高瀬博文君)  貸借対照表を見させていただいて、かなりいい形での予算組みと、最終的な決算内容になってくるのかという感じをしながら見せていただくわけですけれども、今回施設更新で3億5千万ですか、こういう形で毎年やっていただいているんですけれども、減価償却費が3億6千万ぐらいですか、この関係ですと。そうすると、かなり前倒ししながら有効な手立てをしていただいていると思うんですけれども、この部分に関して借り入れが2億5千万ぐらいになっているように思うんです。そうしますと、当年度でこの施設更新のものに対して1億5千万ぐらいですか、その年の年度の現金を使って、償還は減らしているというふうに思うんですけれども、その辺の見解を一つお願いしたいと思います。  それと、施設更新において今後どのような形での事業内容になっていくか、この2点まずお聞かせをいただきたいと思います。 5 ◯委員長(大野晴美さん)  井原上下水道課長。 6 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  まず資本的収支の施設更新事業費の考え方といいますか、今年度の予定している内容といいますか、それと借入金額との兼ね合い、それから内部留保資金との考え方だと思いますけれども、今年度につきましては、予算書のほうの資本的収入のほうで、ページでいきますと14ページになると思うんですけれども、企業債のほうが前年度と比較して2億540万とかなり多く借りているように見受けられますが、実はこの前年度の当初予算につきましては政策予算を除いた当初予算でございまして、前年度はここにおいては2億100万ぐらい借りている形になります。それで、今年度、それを差し引いても6千万ぐらい前年度より企業債の借り入れ残高が多くなっております。  これにつきましては、平成29年度の決算見込みにおきまして資金残高が約9億円を超える見込み……。28年度です。なったものですから、29年度はちょっと起債の借り入れを抑制しております。そして29年度の決算におきまして現金の資金残高が8億円程度という形になりましたので、これを見据えまして、平成30年度におきましては同等の資金残高を確保するように企業債の借入額を調整しております。  それとあと更新事業に係る今後の見通しなんですけれども、一応10年ぐらいのスパンで更新事業に係る予定の事業費を推計しております。この中で、毎年約3億円強の事業費を投入すれば今後10年間は回していけるのかなというふうに考えております。 7 ◯委員長(大野晴美さん)  高瀬委員。 8 ◯委員(高瀬博文君)  はい、了解をいたしました。これから3億ずつということで、ある程度試算内容もしっかりした中でぜひ運営をしていただきたいと思うんですけれども、この更新において、新しい技術としてオメガライナー工法というのを最近よく見るんです。それというのは、管路を上から掘って移設して完全に交換するんじゃなくて、50メーターなら50メーターの間を両側掘削しておいて、管路更生工法というんですか、硬質の塩化ビニールを中に入れて、蒸気で熱するとびたっと管路が更生するという技術が今随分都会で、はやっているようです。これを使うと、交通の便ですとか、非常にいいと思うんですけれども、その辺の情報を持っていらっしゃるかどうか。それとともに、今後こういうことを検討していけるかどうかもお聞きしたいと思います。これは上下水道両方です。 9 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 10 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  今、委員おっしゃられましたオメガライナー工法なんですけれども、うちの下水道事業で今現在採用させていただいております。柳町地区と緑陽台地区、団地造成時に造成された下水道管がございまして、それの補強工事として、毎年一定程度の規模をそういったオメガライナー工法に基づいて、その工法を採用して工事をさせて、補強させていただいております。 11 ◯委員長(大野晴美さん)  高瀬委員。 12 ◯委員(高瀬博文君)  ちょっと私試算的なものわからないものですからお聞きするんですけれども、従来の更新工事とこのオメガライナー工法で更新した場合、費用対効果といいますか、どのぐらい金額的に下回っていくのか、金額的には変わらないけれども、回りの影響が少ないから楽だとか、その辺、メリットを教えていただきたいと思います。 13 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 14 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  お金の、現在の下水道の工事なんですけれども、掘削して新たな管を敷設する、それからオメガライナー工法で管の補強するという工事でいきますと、オメガライナーでいきますとメーター6万ぐらいと。それから、掘削する、で、新たな管を設置するといたしますと10万以上かかるということでございます。それから現地の施工で申しますと、道路を必ず新たなルートで掘削していかなくちゃなりませんので、交通の問題とか、あと道路の復旧とか余計な経費が当然かさむことになりますので、極力オメガライナーを使えるところについてはその工法で施工していきたいというふうには考えております。 15 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 16 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  どちらかといいますと、今、課長がおっしゃったのは、言っていただいたのは下水のほうの話になっちゃって。上水のほうでは、まだちょっと実績とか……。先ほどちょっと、水道の企業会計なのであれなんですけれども、水道のほうでは、その実績という部分については、取り組みはしておりません。あくまでも課長言ったのは下水の部分の話でございます。ただ、安全費等については、今課長の説明があったとおり、開削よりは、その推進といいますか、オメガライナーのほうが、やらなくていい部分の費用も出てくるかとは存じます。  以上でございます。 17 ◯委員長(大野晴美さん)  高瀬委員。 18 ◯委員(高瀬博文君)  感覚的には下水管より上水管のほうがこの方法はいいのかなと思ったんですけれども、下水管でも十分使えるんですね。そうしますと、今後、地震等による断裂にも強そうな試験データが出ていますので、ぜひこういう方法で効率的な運営をお願いしたいと。  以上です。 19 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 20 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  今、委員から、全国各地でそういう実績等も出てきているということでございますので、当然費用も考えながら、取り入れるものは取り入れてまいりたいと考えます。  以上でございます。 21 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  平山委員。 22 ◯委員(平山 隆君)  今までも説明は何回か聞いていると思うんですけれども、ちょっと済みません、本当の質疑の質疑でいくようなことになろうかと思いますけれども、先ほど高瀬委員の、更新については10年スパンで行っているということでありますけれども、毎年3億円。これについては、今回はこの10年スパンはいつからいつまでの年度でもって想定しているのか。  そして、更新のこの地域的な部分を見てみると、かなりランダムになっておりますけれども、この更新しているところについては、あくまでも古い管から更新しているのかどうか、これについてもこの際お聞きしたいと思います。  それから、漏水対策なんですけれども、漏水対策については、100%水が漏れないということはないと思うんですけれども、これに対する、漏水対策についての課題も含めた中での現状についてお聞きしたいなと思います。
     それと、災害対策なんですけれども、例えば震度6だとか7だとか、直下型の地震による、あるいは、そういう形の中での本管あるいは中間的な管の損傷だとか、そういう対策についての考え方についてこの際お聞きしたいなと思います。 23 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 24 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  まず更新事業費のその10年間の推移している経過期間でございますけれども、これは毎年やっておりまして、今年度は平成30年度から平成39年までの間ということで、毎年スライドさせております。  それと更新箇所につきましては、主にうちの場合塩ビ、塩化ビニール管の水道管の更新を率先して進めております。これにつきましては町道の改修する箇所、毎年いろんな箇所に町道の改修をやっておりますので、その改修に合わせて入れ替える、更新する場所と、町道の改修の見込みが当分ないというところで塩ビの耐用年数が50年近くなるというところにつきまして更新事業費を投入しております。  それとあと漏水対策でございますけれども、一応平成28年、29年で各要所要所、減圧弁、減圧施設の近くに流量計を設置させていただきました。その中で、今後夜中の水量等を把握、それで把握することができますので、そのデータの蓄積により、漏水が発生し始めているかどうかということを推測可能となります。今まではどうしていたかといいますと、当然夜中の配水量の変動を見ておりまして、それが極端にふえるようであればどこかのエリアで漏水が発生しているという形で、今度漏水エリアを絞って調査に入るというような形で漏水対策は行っております。  それと災害対策に関係することでございますが、平成30年度までに施設の、配水池等の耐震改修が完了しております。それから、配水管につきましても新たな、例えば第3低区配水池とか、そのエリアから新たな耐震管で水道管を布設して、メーンの商業施設があるところ、病院があるところまでおおむね耐震管のルートで、新たな耐震管を整備したりをしております。  実際問題災害が起きた場合にどういう対応をするかといいますと、一応考え方といたしましては、その重要な施設に向かっての水道の供給を優先いたしましてその後の対応に当たるという形で緊急マニュアル等の整備を終えてはおります。  以上でございます。 25 ◯委員長(大野晴美さん)  平山委員。 26 ◯委員(平山 隆君)  はい、わかりました。更新については、毎年スライドしながら行って3億円ということのようであります。塩化ビニールですけれども、水ですから、当然きれいな水でありますから、例えば水あかがたまってだんだん管が細くなるとか、そういうことはないと思うんですけれども、あとは先ほどの漏水対策、28年、29年流量計で行ったということでありますけれども、これは機械処理の中で全てそういったデータが蓄積されて漏水箇所がだんだん特定化されていくというような、いわゆる余り人手使わなくても、機械が勝手に夜調査しながらその辺のデータが手に入るというような形なのか、これを参考にお聞きして終わりたいと思います。 27 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 28 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  各施設といいますか、原水、減圧弁施設に設置している流量計につきましては、電送で浄水場のほうにデータが送られまして、浄水場のほうでデータを蓄積するという形をとっております。そこのデータが入りますので、日の動きとか今後データを蓄積していけば、前年の今の時期はどうだったかとか、そういった形のデータの比較ができますので、今度それを見ながら私どものほうで、漏水が極端に発生していればそのエリア、減圧しているエリアですね。そのエリアを中心的に漏水の今度調査を始めるといった形に利用できるというふうになっております。 29 ◯委員長(大野晴美さん)  平山委員。 30 ◯委員(平山 隆君)  この際ですから、公共の管についてはそのような対策で現況進められているということは理解したんですけれども、公共的な管から私管に入っている管での漏水、あるいは空き家等に係るやつについては多分とめているからそういうことはないと思うんですけれども、個人やなんかについての漏水があった場合について、そういったときの調査の、調査というんですか、町のほうで、担当のほうでその辺の状況というのが把握できるのか。あるいは、漏水に係る料金は当然かかってくると思うんですけれども、それらについての料金の支払いあるいは還付というのはどのような仕組み、仕組みといいますか、手続等も含めてお聞きしたいと思います。 31 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 32 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  個人の施設の漏水に関するお話だと思うんですけれども、とりあえず個人宅におきましては水道メーターをつけております。水道を使用している使用していないにかかわらず毎月検針を行っておりますので、例えば空き家であったとしても、水道メーターが動いていれば何らかの形で漏水が起きた、もしくは使われているというのが発見できる形になっております。  それとあと、その漏水に関する料金の問題でございますが、一応うちのほうの要綱といたしましては、自分が故意に水を流したときは別ですけれども、機器の故障により漏水が発生したときにつきましては、うちのほうで料金の減免をとるという形をとらせていただいております。 33 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  質疑がなければ、本会計に対する質疑を終わります。  議案第8号平成30年度音更町下水道事業会計予算を議題とします。  説明を求めます。  鈴木建設水道部長。 34 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  それでは、予算書の36ページをお開き願います。議案第8号平成30年度音更町下水道事業会計予算について御説明申し上げます。  第2条、業務の予定量でございます。本年度の業務につきましては、処理件数1万6,800件、年間処理水量は437万立方メートル、1日平均処理水量は1万1,973立方メートルを予定しております。主要な建設事業につきましては、新たな管渠整備として、建設事業1億4,846万1千円、既存施設の更新整備として改良事業1億3,500万円の実施を予定しております。  第3条、収益的収入及び支出、第4条、資本的収入及び支出につきましては、実施計画明細書にて御説明いたしますので省略させていただきます。  37ページをお開き願います。第5条、債務負担行為につきましては、平成30年度に新たに排水設備工事改造資金の融資を受ける方に対する利子補給の期間と限度額を定めるもの及び、当該融資の債務不履行時の融資機関の損失補償を定めたものでございます。  第6条、企業債でありますが、起債の目的といたしましては、公共下水道事業、十勝川流域下水道事業、資本費平準化債及び下水道事業債(特別措置分)であります。限度額につきましては、それぞれ表に記載したとおりでございます。  38ページをごらんください。第7条、一時借入金の限度額につきましては5億円としております。  第8条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、営業費用と営業外費用間に限って項の金額の流用を可能とするものでございます。  第9条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員3名分の職員給与費2,068万2千円としております。  第10条、他会計からの補助金につきましては、下水道事業に対する一般会計からの運営費補助の金額を1億7,273万4千円としております。  第11条、利益剰余金の処分でございます。本年度の資本的収支不足額を補填するため、当年度利益剰余金見込額のうち1億7,355万7千円を減債積立金として処分することとしております。  39ページから42ページの平成30年度音更町下水道事業会計予算実施計画につきましては、明細書にて御説明いたしますので省略させていただきます。  次に43ページ、平成30年度音更町下水道事業会計予算実施計画明細書をごらんください。収益的収入及び支出の収入でございます。  1款1項1目下水道使用料につきましては、当年度の使用料調定見込額であります。  2目一般会計負担金につきましては、雨水処理に係る一般会計からの負担金を計上しております。  3目その他営業収益につきましては、図面複写等の手数料でございます。  2項営業外収益、1目一般会計負担金につきましては、汚水処理に係る一般会計からの負担金を計上しております。  2目一般会計補助金につきましては、一般会計からのルール分、言いかえますと繰り入れ基準に該当しない経費に対する運営補助でございます。  3目長期前受金戻入につきましては、受贈財産評価額から受益者負担金まで、長期前受金の本年度収益化額でございます。  4目雑収益の汚泥処理施設共同利用負担金でございますが、19市町村で運営しております中島処理場の廃止、移転に伴い汚泥の処理を十勝川浄化センターの既存施設を利用することとしていることから、19市町村の衛生部局より施設利用料負担金として1市3町が受け取るものでございます。  以上、1款下水道収益の本年度予定額を11億5,078万2千円としたところでございます。  45ページをお開き願います。収益的支出でございます。  1款1項1目下水道管渠費につきましては、管渠施設などの維持管理費であります。  2目下水道ポンプ場費につきましては、音更木野汚水中継ポンプ場等の維持管理費でございます。  3目下水道処理場費につきましては、十勝川温泉浄化センターの維持管理費でございます。  4目総係費につきましては、一般職1名分の人件費、水道事業会計への徴収事務等負担金のほか一般事務に要する経費でございます。  47ページをお開き願います。5目流域下水道運営費につきましては、十勝圏複合事務組合の十勝川浄化センターに係る運営分担金で、汚水流入量割合による本町負担分でございます。  6目減価償却費につきましては、処理場、ポンプ場、管渠等有形及び無形固定資産の30年度の減価償却額でございます。  7目資産減耗費につきましては、有形固定資産帳簿価格の除却費であります。  2項営業外費用、支払利息につきましては、企業債償還利息168件分及び一時借入金利息でございます。  2目利子補給金につきましては、下水道接続に要する排水設備改造費用の借り入れに対する利子補給金でございます。  3目消費税及び地方消費税につきましては、本年度分の消費税及び地方消費税納税見込額でございます。  4目雑支出15万円につきましては、下水道使用料の過年度還付金でございます。  3項1目予備費につきましては10万円としてございます。  以上、1款下水道費用の本年度予定額を9億5,835万7千円としたところでございます。  49ページをお開き願います。資本的収入及び支出の収入でございます。  1款資本的収入、1項1目企業債につきましては、記載のとおり、公共下水道事業債から下水道事業債(特別措置分)まで4件の発行予定でございます。  2項1目一般会計出資金につきましては、企業債元金償還に対する一般会計からの出資金でございます。  3項1目国庫補助金につきましては、管渠整備などに対する公共下水道事業交付金でございます。  4項分担金及び負担金、1目負担金につきましては、下水道受益者負担金の当年度調定見込額でございます。  以上、1款資本的収入の本年度予定額を5億2,452万1千円としたところでございます。  50ページをお開き願います。資本的支出でございます。  1款1項1目下水道建設費につきましては、音更町2号幹線汚水管新設工事、開進地区汚水管新設工事及び調査設計のほか、九線大和地区雨水管新設工事などを予定してございます。  2目下水道改良費につきましては、柳町地区の汚水管更生工事、音更木野汚水中継ポンプ場電気設備更新工事及び耐震設計のほか、十勝川温泉浄化センター電気設備更新工事を予定しております。  2項固定資産取得費、1目有形固定資産取得費につきましては、マンホール等の点検に入ります際に設置いたします有毒ガス検知器及び公用車1台の購入費を計上しております。  2目無形固定資産取得費につきましては、十勝川流域下水事業に対する建設負担金を施設利用権の取得費として計上してございます。  51ページをお開き願います。3項1目企業債償還金につきましては、企業債の元金償還162件分でございます。  4項1目の予備費につきましては10万円としております。  以上、1款資本的支出の本年度予定額を10億2,291万2千円としたところでございます。  52ページをお開き願います。平成30年度音更町下水道事業予定キャッシュフロー計算書でございます。本年度におきましては、営業活動によりますキャッシュ・フローが3)の4億7,530万2千円のプラスに、投資及び財務活動によるキャッシュ・フローが4)、5)の合計額、合わせまして4億8,354万4千円のマイナスとなり、合計では6)の824万2千円の資金が減少する見込みとなったところでございます。  53ページから57ページの給与費明細書につきましては、企業職員3名分の給与費の内容を明らかにする資料となってございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。  58ページをお開きください。債務負担行為に関する調書でございますが、委託業務2件と排水設備改造資金の利子補給について、当年度の状況を掲載したところでございます。  続きまして59ページをお開き願います。平成30年度予定貸借対照表でございます。本年度予算の執行によります30年度末時点の財務状況の見込みを示してございます。  まず左側の資産の部でございます。1、固定資産の(1)有形固定資産につきましては、イの土地からトの建設仮勘定までの年度末現在高の見込みが131億4,110万4千円、これに(2)の無形固定資産のイ、施設利用権を加えました固定資産合計額は、1)の144億1,920万8千円となっております。  2、流動資産につきましては、(1)現金・預金と(2)未収金の合計で2)の2,923万8千円となっており、これらを合わせました資産合計を144億4,844万6千円と見込んだところでございます。  なお、現金・預金の346万3千円につきましては、先ほど52ページでキャッシュ・フロー計算書最下段の資金期末残高と同額となってございます。  続きまして、右側上段の負債の部を御参照ください。  3、固定負債につきましては、平成32年度以降に償還予定の企業債で、3)の59億2,860万2千円となってございます。  4、流動負債につきましては、平成31年度償還予定の企業債、未払金及び賞与引当金で、4)の6億9,423万1千円となっております。  5、繰延収益につきましては、償却資産の取得に係る特定財源等の受入額で、収益化済み額を控除した残高の合計が5)の63億5,270万9千円となっております。  これらを合わせました負債の合計額を6)の129億7,554万2千円と見込んだところでございます。  次に、下段の資本の部でございます。6の(1)資本金につきましては、イの固有資本金からハの組入資本金までの合計で7)の9億5,736万9千円となってございます。  7、剰余金の(1)資本剰余金につきましては、土地など非償却資産などの扱いで繰り延べ収益とはなりません建設特定財源等の合計でありまして、イの国庫補助金とロの受益者負担金を合わせた残高で3,859万6千円となっております。  次に(2)の利益剰余金でありますが、イの当年度未処分利益剰余金は、平成30年度の純利益、平成29年度利益剰余金の繰越額、これも言いかえますと、平成29年度の純利益、それから、その他未処分利益剰余金、こちらは28年度の純利益額、決定額でございますが、変動額の合計で4億7,693万9千円となっております。  これらを合わせました資本合計が9)の14億7,290万4千円となり、負債と資本の合計が資産合計と同額の144億4,844万6千円となったところでございます。  61ページをお開き願います。平成30年度予定貸借対照表の注記表でございます。水道事業会計と同様に、重要な会計方針等に関する注記を掲載しておりますが、2の予定貸借対照表に関する注記の(1)企業債の償還に係る一般会計の負担におきましては、負債に計上いたしました企業債のうち、ルール分、基準内繰り入れとして今後一般会計から出資を受ける見込みの総額について注記したところでございます。  なお、63ページから67ページまでは、平成29年度決算見込みの予定貸借対照表、注記表、損益計算書となってございますので、御参照いただきたいと存じます。
     68ページをごらんください。企業債に関する調書でございますが、公共下水道債から下水道事業債(特別措置分)までの平成30年度末現在高見込額は、166件、66億1,913万3千円で、対前年度3億5,365万9千円の減となっております。  69ページ、70ページにつきましては、59ページ、60ページで御説明申し上げました30年度予定貸借対照表の明細となっておりますので、御参照いただきたいと存じます。  以上、説明とさせていただきます。御審査のほどよろしくお願いいたします。 休憩(午前10時32分) 35 ◯委員長(大野晴美さん)  説明が終わりましたが、ここで休憩をとりたいと思います。10分程度。 再開(午前10時43分) 36 ◯委員長(大野晴美さん)  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  質疑を行います。質疑ありませんか。  平山委員。 37 ◯委員(平山 隆君)  これも確認かもしれませんけれども、下水の新設、経済建設委員会の資料を見ますと、開進地域、九線大和、あるいは雨水処理管についても九線大和地区が新設で載っているわけでありますけれども、私も今回一般質問でこの地域の生活基盤整備という形の中で質問させていただきました。30年度でもって3年目になろうかと思いますけれども、年々敷設距離が伸びているのかなという感じであります。30年度については汚水管新設が660メートルということでありまして、一般質問でも申し上げましたが、やはり下水のできると建物の新築状況がどんどん変わっていきますから、そういう意味では非常に伸びているということについては歓迎するところであります。  一定の計画を持ってこの汚水管の新設については行っていると思いますけれども、これが順調に進んでいるのか。一般質問で言ったかもしれませんけれども、だんだんやはり補助が、補助の枠が年々ちぼまっているということであります。計画は計画として、今年度についても、30年度ですね。この660メートルというのは順調にいく見込みで考えているのか。さらに、来年については設計委託が千メートルということであります。そういう意味では、3年間倍増した形の中で施設整備を行うという計画のようであります。先ほど申し上げましたように、順調に計画どおり進んでいるのかどうかということをまず1点お聞きしたいなというふうに思っております。  それから、雨水処理なんですけれども、この当該地域についてはまだまだ生活環境が、特に九線大和については全くなされていないということであろうと思います。幸い地籍調査については、国等の関係もあってこの地域については全部終わっていると思うんですけれども、そういったことでは、これからこういった生活環境の整備を行える地域であろうというふうに思っております。  ことしの雨水管の新設については300メートルということでありますけれども、ここについてはこの1本で全部が済むわけではないと思いますけれども、これについても年次的に雨水管の新設を行っていく計画があるのか、まずはお聞きしたいと思っております。 38 ◯委員長(大野晴美さん)  井原上下水道課長。 39 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  まず1点目の開進地区の雨水管整備の今後の整備計画と見通しといいますか、今後の見通しの関係でございますが、本年度、平成30年度で660メートルの新たな汚水管の敷設を計画させていただいております。これにつきましては、一般質問の中でも答弁させていただきましたが、社会資本整備総合交付金を受けての整備を行っております。昨年度までは要望に対して8割以上の事業費の採択がございまして、29年度まで計画どおりおおむね進んでおります。30年度につきましては、現段階では要望額に対して50%程度の交付しかできないかもしれないというお話をいただいておりますので、実際に内示が出てみないと実際の金額がどうなるかというのはわかりませんが、一応現段階ではそのようなお話が来ております。  来年度以降なんですけれども、調査費で千メートルぐらいを計画しております。一応調査を先行させていただきまして、補正予算等何かあれば、それに逐次対応できるような形をとりたいと思っております。来年度以降も約1億円以上の事業費を計画し整備を進めたいと思っていますが、いかんせん社会資本整備総合交付金の交付内容によってもそこら辺はちょっと変動するかなというふうには考えております。  それから、九線大和の雨水整備でございますが、事業費的には、ちょっと金額的には少ないんですけれども、まずは、近くの河川に流入させるための雨水管整備をまず今年度3カ所……。済みません。全部で河川に流入させる雨水管の整備を3系統、3道路で予定しておりまして、今年度はそのうちの1カ所を予定しております。九線大和第5号道路といったですか、その路線で今年度は計画しております。 40 ◯委員長(大野晴美さん)  平山委員。 41 ◯委員(平山 隆君)  雨水についてはことしから、3カ所のうちことしは、30年度については1カ所を行うということで、川というのは、これは流末は第2鈴蘭川に流すというような形なんでしょうけれども、これについての確認と、それから、雨水処理についてはここを先行させるというその一つの理由についてもお聞かせいただきたいと思うんですけれども、多分東側のほうについても雨水施設についてはまだ整備がなされていないというふうに思っているわけでありますけれども、これについてお聞きしたいというふうに思います。 42 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 43 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  実はこの九線大和の雨水管整備につきましては、流末は、委員おっしゃるとおり第2鈴蘭川ということになっております。昨年まで都市計画のほうで調査設計を進めて、雨水本管の整備ということで、今年度からは下水道事業のほうで整備することといたしたものでございます。実は平成29年度も一部整備されているところがございまして、この3カ所の落とし口のうち、既に落とし口は3カ所つながっております。今年度は……。失礼いたしました。去年度その2カ所の落とし口の整備を終わっております。今年度は、その3カ所計画しているうちの1カ所、その部分の落とし口の整備と雨水管の延伸を計画しておりますので、そういった形で、今年度につきましては九線大和の第5号道路という形で計画したところでございます。 44 ◯委員長(大野晴美さん)  平山委員。 45 ◯委員(平山 隆君)  この辺については斜面が西から東のほうに下っているわけでありまして、特に大雨になりますと九線道路が川みたいな状況になって、のめないときには民地のほうにも流れていくというような状況になっております。今回の整備については宅内についての雨水管新設ということでありますけれども、この九線道路沿いについては道路の雨水ますから結局河川のほうに流すというような、従来の敷設された基盤整備でもって今後とも当面の間対応していくというような理解でよろしいのかお聞きしたいと思います。 46 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 47 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  今、委員のほうから九線の部分のお話もございましたが、昨年まで、今、課長からありました都市計画のほうで雨水の浸透試験等調査を、難浸透地域ということで、水はけが余りよくないエリアとなってございます。その辺のデータをもちまして、昨年までは調査と、一部流末の部分の落ち口を2カ所整備させていただきましたが、あくまでも雨水でございますので、財源的にも有利な下水道のサイドでの雨水整備というふうに今考えてございますが、落ち口につきましては、委員おっしゃったとおり、第2鈴蘭川は北海道の管理する川でございますので河川流入量は規制されております。ですから、その流入の範囲内での雨水流入は認められておりますので、その範囲の中で、まずは浸透が悪い部分を処理して、将来的には、その後に場合によってはそういう、インフラですから道路等も出てくるのかもしれないんですが、今のところはまず雨水を優先して、もちろん汚水は生活に直結しておりますので、そういう整備を順次進めていくというふうになろうかなと想定はしております。  以上でございます。 48 ◯委員長(大野晴美さん)  平山委員。 49 ◯委員(平山 隆君)  せっかくここまで聞きましたので、この辺の地域の雨水処理の計画と、それから、今回は、この地域については35ヘクタールの要は道条例による家が建つような形になってきております。下水ができると当然住宅も建ってきますし、住宅が建ってくるとやはり水処理が必要になってくると思います。流末が、お話しありました第2鈴蘭川ということであります。九線大和地区の雨水については、傾斜からいっても全て第2鈴蘭川のほうに流末を持っていくのか、そして、それに対する河川の断面というんですか、受け入れ容量というのは、当該地域、この辺の地域の雨水が、ある程度住宅が張りつき、そして雨水がのみ込める状況の中での河川断面になっているのかもあわせてお聞きしたいと思います。 50 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 51 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  現在雨水管の本管の整備を計画している管につきましては、第2鈴蘭川に流せる流量に見合った関係で整備してございます。一定量以上の雨が降りますと、それは当然今の雨水管のレベルでは全て流せるというか、災害、ゲリラ的な雨になりますとちょっとそれは不可能なことになるかもしれませんが、現在河川、第2鈴蘭川で持っている計画水量に見合った形で流せる流量分で配管、雨水管の整備を行っているところでございます。 52 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 53 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  宅地を整備しますと、当然雨水が発生した場合に宅地内から排除するという形になりますので。ただ、今、委員おっしゃった34条、条例指定区域内も現在は浸透ます等で流出抑制をして、あくまでも河川の流入許可流量より超える場合は流出抑制をしていただく手続をとってございます。ですから、今、課長が言いました雨水においても一定の流入量、計算はされているわけですが、全部舗装したり流出係数が変わりますと抑制の対策はある面必要になる可能性もありますが、一般的には鈴蘭川はその辺を想定して改修されているというふうに考えてございます。 54 ◯委員長(大野晴美さん)  平山委員。 55 ◯委員(平山 隆君)  宅地内の浸透ます、なかなか流末が遠いだとか、あるいは流すのに困難性があるというような形の中で、ちょっと私の地域性のことで申しわけないんですけれども、2号道路なんですが、特に2号道路については、東側のほう、道路造成しているわけでありますけれども、浸透ますが薄いというようなことで……。浸透ますですね。ますが浸透ますですから、例えば今回のような雨の降った日、まだ地盤が凍っている、十分に満足のいく浸透がなされていないと。そして、雨が大量に降ると、あそこは国道241から下がっているちょうど低みに当たるものですから、どうしても水がそこにたまる、そしてそれに対して浸透がなかなか追いつかないというような状況にあるわけでありますけれども、当該地の現況把握については承知されているのか、そして、ここについての現況における対策等について対策をとる必要があるのかどうかもこの際お聞きしたいと思います。 56 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 57 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  委員のほうから宅地内の水の処理ということの部分のお話かと存じます。この件につきましてはどの地域におきましても、まず九線大和につきましては透水試験をやってございます。流下能力、砂利層と、それから粘土層がかんでいたりする場合で浸透能力が当然異なってまいります。ただ、河川の集水、河川の考え方としては、集水面積に対する流入を計算して河川断面決めておりますので、浸透能力等は余り考慮はされていないと私が承知している範囲では考えてございます。ただ、宅地宅地で浸透能力に差があるというのは委員おっしゃるとおりですが、それに対して今町として、例えば調整池をつくるとか、宅地造成をするわけではございませんので、そこまでは考えてはございません。  以上でございます。 58 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 59 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  済みません、2号道路の浸透の。はい。2号道路につきましても、今、委員おっしゃられた浸透ます一部配置していることかと思います。そこにつきましても、おっしゃるとおり冬ですとか、浸透能力の部分にちょっと目詰まりを起こして能力が悪いという部分もあろうかと思いますので、まずできることとしては、余りにも能力がないところは砂利層まで例えば抜くとか。本当は雨水処理できる管路とかあればそれはつなぐことが一番理想的なわけですが、ますそのものの能力にもし限界とか維持管理等に問題があった場合は、局部的に改修という形もとれるかとは思います。  以上でございます。 60 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  高瀬委員。 61 ◯委員(高瀬博文君)  毎年決算になると、監査委員のほうから適切な更新とともに有収率の向上をしてくださいという指摘があると思うんです。予算ですから、そういうものが予算上計上されていないんですけれども、実際に今有収率がどの程度で経過していて、そして町としてはこれを上げるための事業、もしくは不明水、俗に言う不明水、どこから入っているかわからないけれども数字が出てくるというものがあると思うんですけれども、そのような対応をどういうふうに考えていくかという点とともに、例えば、有収率が10%上がりましたと。そうしますと誰が得するといいますか、受益者がその分安くなるのか、それとも町が手出しが少なくなるのか。その不明水、有収率を上げるための費用が莫大にかかるから逆に有収率を上げることによって負担がふえるのか、その辺、本当に概算でいいので、からくりを教えていただきたいと思います。 62 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 63 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  下水道に関する有収率のお話でございました。下水道の有収率でございます。決算の内容で申し上げますと、直近3年で申し上げますと、平成26年で83.4%、平成27年度で87.6%、平成28年度が74.7%と。当然皆さん御存じかもしれませんが、平成28年度におきましては台風があったと。そういう年におきましては有収率が下がるという傾向が出ております。委員おっしゃいましたように、やはり地下水の流入が多い年につきましてはこういった形で有収率が下がると。ひいては下水道の処理量が大きくなるということの状態になっております。  この有収率を上げるためにはどうすればいいかということなんですけれども、今現在うちのほうでやっておりますのが、柳町と緑陽台の地区の古いコンクリート管を管更生をやっております。コンクリート管で、ちょっと古いものですからやはり地下水の浸透が懸念されるということで、それを鋭意進めております。このほかにつきましては、例えば木野地区で冠水したという事実がありましたように、上流で冠水しますとどうしても下水道のマンホールのほうに雨水の流入が発生いたします。そういったことによりどうしてもやっぱり防ぎ切れない事情もございますので、あとは、例えば、それぞれの宅地に設置しております公共ますの破損により、その破損箇所から雨水が流入すると。そういった事象も発生しますので、そういった箇所は、見つかり次第うちのほうで修繕をかけていっております。  そういった形と、あと、どうしても雨降ったことにより、例えば雨降っている時期にその地区の流入がというか、下水の流れが悪いという御連絡をいただいた箇所につきましては、降っているときにその状況を確認しに行って、例えばマンホールとかそういったところで地下水の流入がないか、そういった調査も鋭意進めております。発見した場合においては、例えばマンホールの継ぎ目の補修をしたりそういった形で、大きく進めるということはなかなかこの地下水の問題で難しいんですけれども、そういった形で進めさせていただいております。  あと、有収率が上がることによって誰が得をするかというお話でございましたけれども、実は流出した、十勝川浄化センターに流した汚水を処理するのに1市3町で、必要な経費はみんなで流入量に応じて分担していることになっております。有収率が上がれば、当然うちの町の下水処理場に流す量が減りますので、分担金という形で手数料といいますか処理費が落ちる形になります。収益的にそこら辺で、収支のほうでその下がった金額はプラスになるという形にはなります。 64 ◯委員(高瀬博文君)  町の手出しが少ない。 65 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  はい。 66 ◯委員長(大野晴美さん)  高瀬委員。 67 ◯委員(高瀬博文君)  そうしますと、ある程度更新をしながら一つ一つ対策を打つよりしようがないというように聞こえるんですけれども、例えば先日、10日ほど前に雪まじりの大雨降りました。あちこちで冠水しましたと。こういうときには、処理量といいますか、流末の一番後ろでは物すごい量がやっぱり出てくるものでしょうか。通常に比べて何%ぐらいの不明水になるか。そういうものの積み重ねの中で有収率というのは決まってくると思うんですけれども、特異的な部分の中でこのぐらい地下浸透、不明水が発生していますというのがわかれば教えていただきたいと思います。台風のときに、28年、台風が多かったときに76.7%で、10%近く、七、八%ですか、年間で下がっています。理論的にはわかるんです。実際に日々の中で本当にわからない水というのはどういう形でどういうふうになっているかということを教えていただきたいと思います。 68 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 69 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  今ちょっと御質問にございました毎日のといいますか、たくさん流入があったときの水量と平常時との数字はどうかということなんですけれども、その数字は今ちょっと持ち合わせてございません。先日雨が降って、雨解けといいますか雪の解けた水がたくさん発生したときには、やはり流域下水道の処理場のほうで流入量が多くなります。ということで、流入制限といいますか、ある程度流入を抑制するようなことも発生している事案がございます。だから、そうした特異なときにはそれぐらいの処理量が出てくるということが生じます。そういうときは、うちの下水道の管、延長あるものですから、そこで滞水しながら、量を見ながら流入させるという調整をしているという運転もしております。  数字的に申し上げますと、なかなか、今すぐ申し上げられないんですけれども、今手元にあるのは1カ月単位での流入量の数字しかございませんが、平成27年の9月におきまして、この月、平成28年の9月と比較させてもらいます。平成27年の9月におきましては30万8,252立米の流入がありましたと。これは実は28年9月におきましては53万9,558立米の流入という、そういった形で、うちの町の流出量はその雨水の量によって変わってくるという事象が発生しております。 70 ◯委員長(大野晴美さん)  高瀬委員。 71 ◯委員(高瀬博文君)  そうしますと、30万に対して53万ですから、7割近く一気にそのときだけは不明水が発生すると。それが全体としての有収率に影響しているんだというふうに理解すればいいんでしょうか。そうしますと、本当に雨が少なくて、非常に乾いた時期ってあります。そのときが一番有収率が高いという数字をもとに、そういう雨のときにはどういう形で有収率が、不明水が発生しているというものを1回データ的なものをとっていただいて今後の対策に生かしていただければなと思います。  先ほど答弁いただいたところで、量が多くて流入制限したというお話がありましたけれども、東京都あたりは、オーバーフローしたらそのまま直に流していろんな問題が起きていますけれども、それでボート会場が使えないみたいな話も出ていますけれども、そういう意味ではないですよね。確認だけしておきます。 72 ◯委員長(大野晴美さん)  井原課長。 73 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  今のことにつきまして、そういうオーバーフローしたとかそういうことでございませんで、処理する順番をちょっと、送る量を抑制してそういうことにならないような調整運転をしているということでございます。
    74 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 75 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  高瀬委員から今データのお話も、確かに雨降るたびにこういった問題は発生しております。御承知のとおり流域で、今受け入れの話もありましたので、受け入れしているところでございますので、広域的にこれは、問題は音更だけの問題じゃないということで、この辺は担当のほうと話を詰めまして、データを近隣連携してとれるものはとってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 76 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかにありませんか。  方川委員。 77 ◯委員(方川克明君)  先ほど平山委員から漏水、災害対策に係る答弁いただいたわけですけれども、先般政令・札幌市の清田区で上水・下水道管の口径配水管などの継ぎ手などの老朽化などから突発事故が起きたわけで、約8千世帯ぐらい断水したというようなことがあったわけで、この音更町の地域におけるこのような先般の清田区での漏水による断水、そういう事故がないように対応していただきたいなというふうに思います。これは要望です。  それから、上水・下水道事業における今日的な状況として、専門工務職場、民間職場における専門技術者の不足が特に心配されています。相当前から東京都、大阪、政令・札幌市などもそうですけれども、そのような対策が考えられています。町の指名業者での専門技術者の継承、育成について、地域の技術力について町は今どのように捉えているのかをお聞きしたいと思います。特に町の工務職場における専門的な技術の継承、育成、計画的な人事施策というものを、上水・下水道職場におけるそのような対応というのはどのようになっているのかをお聞きしたいと思います。  そして、私が思うには、専門的な技術を有した職員が退職したその後、退役者も応援として使っていけれるんじゃないかというふうに私は思っているんですけれども、町はそういう技術の継承、育成、そういう専門技術の職場の計画的な人事施策というものは十分なされているのかどうかについて2点ぐらい質問したいと思います。 78 ◯委員長(大野晴美さん)  方川委員、清田区の事故等を例に出されていますけれども、それは上水……。 79 ◯委員(方川克明君)  あれは水道です。 80 ◯委員長(大野晴美さん)  水道ですよね。下水道に特化した形でその部分のことも答弁すればいいという形でいんですか、下水道に特化する。 81 ◯委員(方川克明君)  今の協議している部分でいいです。 82 ◯委員長(大野晴美さん)  いいですか。はい。  井原課長。 83 ◯上下水道課長(井原愛啓君)  まずは水道の話なんですけれども、水道の事故について、清田区で発生した事故についてということで、うちの町ではどういうふうな、そういった形で対応とれているのかというお話でございますが、大きくはうちの水源は大牧の浄水場からの水源と、それから広域の水道企業団からの水の供給ということで温泉の地区に配水池がございます。今回の事故は、清田区の場合は、配水池からすぐ出たところで漏水が発生したために配水池の水がすぐなくなってしまったと、そういった事情でございました。  うちの町も実は平成14年におきまして、温泉地区で大規模な漏水が発生しております。そのときには木野地区におきまして大きな断水になったという経験がございましたので、そのエリアの断水の原因といたしましては、鉄を食べるバクテリアというものが地中にいたということが結論づけでございました。それを受けましてその後、その水道管をバイパスさせる工事をやっております。その後に、一応今その漏水が起きた場所が旧かんぽの宿のすぐ北側だったものですから、その道路のもう1本北側のほうに安全を期すために新たな耐震管ということで水道管のバイパスをつくって対応しております。  それから、大牧地区の給水につきましても、駒場地区におきまして、駒場第1、第2、それから第3低区配水池ということで三つの配水池がございます。第1、第2低区配水池につきましては創業当時の古い管なものですから、第3低区配水池を築造した後に、それから緑陽台地区に向けて新たな耐震管でバイパス的な要素で1本整備しておりますので、特異な事情がない限りはある程度対応できるのかなというふうには考えております。 84 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 85 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  2点目の職員の専門技術力といいますか、工務職場の話でございます。現在は、上下水道課の職員につきましては主に下水道協会、それから水道の部分は水道協会さんが主催する技術研修等に担当職員を行かせて研修を受けさせて、あとは現場での日常のやりとりで技術力をできるだけ保ってまいりたいというふうに考えてございます。また、指名業者さんにつきましては、音更の場合、大体三十数社、四十社弱、5年ごと登録を更新をしております。その更新の際に各業者さんの中の資格者の確認把握等を行っておりまして、その指名更新の制度を行っているところでございます。済みません、指定業者さんの部分でございます。済みません、指名業者ではございません。  退職者の活用ということでございます。私の知る範囲では、退職される御本人の意思もあろうかと思いますが、技術力がある職員が、先ほど、災害時、それから日常時も身近にいていただいて若手職員の育成に当たっていただければ、それは担当としてはありがたいことかなと考えてございます。ただ、具体的に私たち所管のほうで対策は今とってはいないと考えてございます。 86 ◯委員長(大野晴美さん)  方川委員。 87 ◯委員(方川克明君)  私が言っているのは、定年退職して、再任用3年、5年とかあるんですけれども、その後のことも視野に入れてお話ししているんであって、それは臨時的任用職員だとか嘱託職員での応援体制を求めるだとか、それは人事施策でできることでないかというふうに僕は思っているんです。そのことを言っているんですけれども。 88 ◯委員長(大野晴美さん)  それでは特別に。  高木副町長。 89 ◯副町長(高木 収君)  済みません、上下水道企業会計の関係なものですから、これは私、直接ではないんですけれども、今人事の関係で話があったものですからお答えさせていただきます。  方川委員さんのおっしゃったのは、特にこういう専門的な、下水道だとか上水道だとかという一般の土木技術職とはちょっとまた違った、本当に経験とかそういったことが必要な特殊な部門のやっぱり技術力だろうという観点だと思います。まさにそのとおりだと思います。例えば水道、札幌なんかは、水道局とかそういうところで直接最初から雇用します。私たちの町のように音更町の職員として採用するとかじゃなくて、もう企業局で一発採用してずっと定年まで企業局の職員で通す、こういったやり方を大きなところではやっています。その場合は当然、上水か下水かはありますけれども、その道一筋で行きますので、その中で当然管理職になる方だとかいろいろありますけれども、その道一筋と、こういった方がたくさんいますので、そういったやり方で対応しているところももちろんあります。  ただ、私たちのような、このような町の規模では、企業会計とはいえ、企業会計で採用してずっとそこまで退職でいるということは、これは人事ローテーション上もできませんので、庁内の技術部署のところと、そこのほうをまた回ったりして経験する中で、広く行政の中の技術職としてのいろんな知識だとかそういったことを身につけながら町民対応に当たっているといった面がございますので、ずっと下水道とか水道一筋にということは、これは私たちの町ではできません。  ただ、そのOBの活用ということなんですけれども、今は一応定年制がありますので、それで再任用ということになったときに、そういった主に水道だとか下水道に長く技術的なところで携わられた方が希望していただければ、当然再任用という形の中で、5年間になりますけれども、そこで、水道か下水道のところで従事していただくということは十分可能だと思います。ただ、ここはいろいろ、やはり御本人の生活設計の問題ですとか考え方もありますので、私たちが希望してもなかなかそうはならない場合もあります。そういうことが出てくればもちろんそのようにしたいと思います。実際には今そういう体制では、そういうふうな再任用でOBの人が上下水道の部署にいるということはありません。  その中で私たちはじゃどうやってやっているのかということになるんですけれども、これは、今いる在職者、ここが今一生懸命やっている。そういう過去のOBの人がいたときの技術的な継承、ここをしっかり現場をこなしながら、いろんな災害やなんかにも直面しながらそういった技術力をきちっと、そして現場対応能力を身につけさせてもらって、その中で上下水道のしっかりした町民へのライフラインを確保していると、これが今の状況でございます。  あとは、どうしても、今指定業者というお話もあったんですけれども、給排水の指定業者というのは町内にはたくさんありますので、そういった方の民間の力もかりながら、特に災害となれば、やはり機動力を持っている設備、機械等々を含めて民間の力をかりますので、そういう専門的な民間の方との応援体制というのはしっかりでき上がっていますので、そういった中でやらせていただいているといったのが実情でございます。 90 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  質疑がなければ、本会計に対する質疑を終わります。 休憩(午前11時26分) 91 ◯委員長(大野晴美さん)  説明員入れ替えのため休憩いたします。 再開(午前11時28分) 92 ◯委員長(大野晴美さん)  休憩前に引き続き会議を開きます。  審査で残した問題を含め、本委員会に付託された案件全般について総括的質疑を行います。質疑ありませんか。  榎本委員。 93 ◯委員(榎本 基君)  きょう、今回の質疑の中で大雪の話をしましたが、きのう、きょうと暖かくて、余り大雪の話はそぐわないんでないかなと思いながら質問させていただきます。3月1日の大雪の日に、私の知っている方が、1人は成人男子というか大人です。再任用で勤めていて、車で朝出かけて、帰るときになったら帰れんくなったという人が1人いました。その人は、職場のところに車を置いておいたら、出口の近くに車がとまっていて出てこれなくなって、歩いて帰ってきたんです。  それからもう1人は、もう1人というかもう1組は、高校生なんですけれども、3月1日は卒業だったんです。よせばいいのにカラオケに行って、帰ろうと思ったら大雪で、バスはとまっているわ、お母さんに迎えに来てと言ったら、こんなときに迎えに行けないといってお母さんも冷たくあしらったものだから、仕方なくて2人か3人で歩いてきたらしいんです、帯広の駅の近くから本町まで。相当距離あるんです。そして、このぐらいの道を並んで歩いてきたという話を聞いて、あなた生きているからいいけれども、間違ったら死んでしまうよと。まさかカラオケでお酒は飲んでいなかったんだろうと言ったら、飲んでいませんと。真面目な高校生ですので飲んでいなかったと思いますけれども、そういうことが起きているんです、あの3月1日の日。大雪で、歩いて来たという例が私の知っているだけで2件あったんです。  それで、いろいろ考えてみましたら、国道縁にいろんな建物があったり、町の施設もあったりいろんな施設がありますけれども、この間新聞読んでいたら、帯広市役所が、帰宅困難者というんですか、市役所を開放したという新聞記事見ていて、ああなるほど、こういうことをやれるんだというふうに思いまして、何とかそういう方法が、オホーツクのほうで吹雪で亡くなった方も5年前ですか、ありましたし、そういうときに、公共の施設のどこかを開放して、そこなら一晩休めるよとか何時間休めるよとかという、そういう避難所といいますか、そういうのをできないかなというふうに思っています。  ここは線路はありませんので、列車がとまるというよりも、バスがとまったら、帰ってこれなくなってしまうんです。そういうのもあって、高校生なものですから、ホテル泊まるお金もなければ、カラオケぐらいに行くお金ぐらいしかなくて、とぼとぼと歩いて帰ってきたようでありますけれども、そういう何かできないかなと。そういう対策を考えられないかなと思いまして質問をさせていただきました。  駐車場も、例えばコンビニとかいろんなところがあって、公共の施設もありますし、大型施設も国道縁にはありますので、そういうところと、例えば一時的に車を避難させてもらうとか、そういう協定が町とそういうところが結べたら車を置いてこれるんでないかと。そして、車の中でエンジンかけてとまっていると排気ガスで死んでしまいますので、そこのところはどうするかというのはありますけれども、まずは休めるようなところを町が確保できないものかなということが1点であります。  それからもう一点は、公園のトイレの話も質問をいたしましたけれども、いろいろ考えてみて、私、議員になってからトイレの質問を、最初のころですけれども、した記憶があります。私、この間ある会議で、さっぱり町会議員はトイレのことまでやってくれないというような話を聞きましたけれども、私は音更の施設のトイレを全部一回見て回ったことがあります。そして、女子トイレも見なければなりませんので、家内を連れて、女子トイレはおまえ見れと。男子は俺見ると。僕が女子トイレ見たら、怪しまれたら困りますので。そうやってトイレを見た記憶がありますけれども、トイレは余りいい話、これから昼飯ですから、余りしたくないんですけれども、これは実に重要な課題なんです、トイレをどうやって整備していくかというのが。  あのころと違って、今のトイレは洋式トイレ、あのころはほとんどが和式で、洋式にしてくださいという要望が多かったんです。そして学校も、和式だったのを洋式にほとんどしたんです。今は、洋式トイレもそうですけれども、ウォシュレットというんですか、あれをつけてくださいという要望のほうが強いんでないかと思うんです。それができなかったら、便座を温める装置をつけれないかと、そういうふうに要望が変わってきていると思うんです。この役場庁舎も、それからコミセンだとか施設も私のいる雄飛が丘会館も洋式トイレに一部なっていますけれども、そういうふうに変わってきているんです。  それで、せめて便座を、暖かい便座で座れるようなトイレに改修できないか、いろんなところ。そういう計画を、公園の水洗化というのをあと何ぼあるんですかと聞いたら17と答弁ありましたので、ことし一つですので、やるのが。そうしたら17年かかるということなんです、17終わるまで。だから、これのスピートアップも含めて一度トイレの点検をしていただきたいというふうに、点検と改修計画をつくっていただきたいというふうに思いますので、ぜひお願いします。  それからもう一つ、冬場のトイレを使えるようにぜひしていただきたいというのをそのときも申し上げたんですけれども、冬場トイレ使う、トイレを使えるようにすると凍るという心配があるんです。それでなかなか、冬場はシャッターおりていて閉めているトイレが多いんですけれども、散歩をしている人が実に多いですので、ここのトイレは冬場でも使用できますよとか、ここのトイレは冬場使えますよという表示をするとか、コミセンの例えばダイヤありますよね、時刻表。こんなでっかいやつ、回ってくるやつありますよね。それに、ここのトイレは冬場使用できますとか、例えばここは洋式ですよとかという印をつけてくれて一緒に配れば、町民も見て、ああここ使えるんだというふうなことになるんでないか、わかるんでないかなというふうに思いますので、ぜひ御検討をいただければというふうに思います。  以上です。 94 ◯委員長(大野晴美さん)  岸本総務部長。 95 ◯総務部長(岸本 保君)  私のほうからは1点目のこの間の大雪のときの帰宅困難者対策ということで、一時的にでも、徒歩でおうちに帰られる方が一時的に休める場所、あるいは車を一時的に置ける場所を確保できないのかというようなお話でございます。今のところそういう、例えば駐車場の関係で言いますと、国道沿いにあります大型の商業施設との間でそういう一時的に車を置かせていただくというような協定を結んでいるということはありません。ただ、今後こういうことが起こるというのも事実だと思いますので、その辺はそういうことが可能かどうか検討させていただきたいと思います。  それから、帯広市役所が帰宅困難者のために市役所を開放したというのも記事で読ませていただきました。たくさん働く方が中心街にいらっしゃって、そこから帰る方が困るというんで多分市役所をあけたと思うんですが、音更の場合、役場をあけるということには恐らくならないと思います。ですので、国道沿いの公共施設、木野支所とか、それからコミセンとか、地域会館がもしあれば、そういうところがもし対応可能であればそういうことも今後検討していかなければならないのかなというふうには担当としては思っているというところで、いずれにしても今後の検討課題とさせていただきたいということで御理解いただきたいと思います。 96 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木建設水道部長。 97 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  トイレの関係でございます。まず、現状で冬期開設しているトイレは4公園ございます。むつみアメニティパーク、緑陽台近隣公園、高速の下にありますハイウェイ記念公園、それと鈴蘭公園でございます。委員おっしゃった他の公園も、散歩という話も前もあったかと思うんですが、そこは今冬は開放していない、それ以外は開放していない状態でございまして、公園サイドとしてはまず水洗化を重点的に今進めているところでございます。先ほど17カ所の話も、なかなか、年1カ所程度という状況ではございますが、冬期の部分につきましては、凍結の問題、それから管理の問題等もございます。また、便座の電気を入れる関係、施設の費用等も当然かかってまいりますので、公園だけで散歩する方の対応というのは、ちょっとどこまでできるのかという部分はあるかと思います。  また、例えば会館等の関係も、日常は鍵をかけていたりするかと思いますので、それは建設水道だけではちょっとその辺は話できませんので、関係部局ともいろいろ相談はさせていただきたいなというふうに考えてございます。  以上でございます。 98 ◯委員長(大野晴美さん)  鈴木部長。 99 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  申しわけございません。トイレの、使用できるか、ここは使用できますという周知、住民の皆さんへの、コミバスのところのバス停のところとかその辺につきましても、町民の方が、あいているということを知らない町民の方もおられるかと思いますので、周知のほうも検討してまいりたいと考えます。  以上でございます。 100 ◯委員長(大野晴美さん)  榎本委員。 101 ◯委員(榎本 基君)  ここの役場のこの部屋を例えば避難所にしたほうがいいということを言っているんでなくて、共栄コミセンとか木野コミセンとか、例えば国道縁でしたら木野支所ですか、あそこも、木野何とか、支所のところに会館ありますよね。そういうふうなのができるんであれば、そういう対応があればいいなということでありますので、ぜひ御検討していただきたいというふうに思います。  それからトイレの件は、いろんなところにトイレがあると思うんです。コミセンとか会館とか役場とか支所とか、それから公園とかいろいろあると思うんです。全部部署が違うので、役場の中で一度横断的に、今言っていただいた三つ以外にこういうところは冬場でも開放できるよとか、そういうのを御相談して、やっぱり話しして、できるんであれば町民に冬場トイレだけ開放するとか、そういうふうなことをしていただきたい。地域の会館もあるんですが、僕のいる雄飛が丘もそうですけれども、何もやっていないときは鍵あいていないんです。何か会議をやったときに管理人さんから鍵をもらってきて鍵をあけて使うということになっていますので、ふだんはあいていないので、そういうのをどうするかということを含めて御検討を役所の中で一回話し合って、こういうところのトイレは開放できるよとかこういうところはできないよとかというのをつくっていただいてやっていただければと。  それから、私コミバスの時刻表の話ししましたけれども、例えばそういうものに載せてもらうとか、ここは開放できるよとか、大雪のときの一時避難所はここですよとかというのもありますし、防災のしおりみたいなやつも出ていますので、それに地図上で、ここのトイレは冬場使えるとか使えないとかという表示をしてもらって町民の皆さんに周知していただきたい。  それから、私もよくむつみ公園とか高速道路の下通るんですけれども、外側から見ていたら全くわからないんです。冬場使えるトイレなのか使えないトイレなのかってわからないんです。だから、トイレそのものにも表示をしておくということも必要でないかなというふうに思っています。ぜひ御検討いただければということで、終わります。 102 ◯委員長(大野晴美さん)  要望といたします。  小野町長。 103 ◯町長(小野信次君)  榎本委員さんから大雪の降ったときの避難をするところというお話ですけれども、切実に今、二つの例を出しながらお話しいただいたというふうに思っています。今一番我々が初めての経験ということが多いことだと思うんです。大雪はいっぱいあったと思うんです。しかし、今榎本委員からおっしゃるように、そういった対処の方法の中で、この予算委員会の中でも一部出ていたと思いますけれども、こういった中でのときにどうするのかということを、それぞれの考え方があろうかと思いますけれども、雨、それから風であったり、そういった中での防災ということが大方中心だったというふうに思います。国含めても、例えば四国ではあれだけの何年か前に雪が降ったとか。じゃそれにどうするかという対処方法について今、自治体もそうですけれども、この経験をどうやって生かしていくかというのが改めて冬に対するものだと思います。  それから、冬に避難所の訓練もやったということも、これもお話の中に出て、予算委員会の中でも出ましたけれども、そういったことを含めて、大きな環境が変わったときにじゃどうすればいいのかという、やはりその時点その時点で変化がした中で対処方法を考えていかなければならないんでないかなというふうにも思いますし、場所は開放しますよという言葉ではできるけれども、この間もお話しあったと思うんですけれども、そこにどうやってじゃ開放しに行くのかということからすら、本当に雨のときと、雨であれば予知して、先に行って開放したり避難所開設ができるということはあるけれども、雪の場合というのは、あそこにあるじゃないかという話だけではこれなかなか通らないので、ぜひこの機会に、今榎本委員さんからお話しあったようなことも含めて、部長からもお話しありましたけれども、そういったことについて、我々だけじゃなくて、議会も含めてこのことを真剣に考えていく時期、時代に入っているのかなというふうにも思っております。  またあと、便所の話ですけれども、公園の中のトイレ、これをもっとしっかりしたもの、ウォシュレットであったり、電気を入れなさいという話しあるんですけれども、これ公共のトイレで一番悩むところです。壊されるんです。僕も今榎本委員さんおっしゃったところ全部見ています。ドア一つにしても便座一つにしても全部破壊されるんです。こういったことも含めて真剣に考えながら、全部開放すればいいということもあるんですけれども、そういうことも含めて、これからそういったことの対処の方法の中で、ウォシュレットであったり、あるいは便座の電気が入るということ、こういったことも含めながら、どんな方法がいいのかということもこれから改めて考えていかなければならないというところがあると思います。  それからもう一点、会館を何とかならないかと。地域会館。これは、皆さんそれぞれ地域会館お持ちの中で、市街地ならわかると思うんですけれども、誰かが管理者になって、地域会館の管理人になってやっているという中で、管理人になってくれる人さえなかなか厳しい中で、地域会館までじゃあけれるのかどうかということも、素材としては上げて考えてみたいなということはありますけれども、その辺も、地域で話し合いながらまたやってもらわなければならないところでもあるかなというふうにも思っています。ぜひ、今お出しいただいたことに全て対応できるかについては別ですけれども、大きく時代が変わってきたということも含めて、今のいただいたこともしっかりと受けとめながら、検討できるところは検討してまいりたいというふうに思っています。よろしくお願いいたします。
    104 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  守屋委員。 105 ◯委員(守屋いつ子さん)  介護保険関連の部分なんですけれども、若干気になる部分がございまして、3点質問をさせていただきます。一つには、条例の一部改正で出てきております、参考資料の中に、57ページから音更町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例が出ております。この中で、もろもろちょっと気になる部分もありますけれども、一つには、71ページ、指定認知症対応型共同生活事業の取り扱い方針等で、何かというと、身体的拘束の適正化ということで、音更町、今までなかった条例にこれをつけ加えているということなんですけれども、ここについて、この適正化ということのこの内容と、これが3カ月ごとのそのための検討する会議を設けるということなんですけれども、この期間の関係が、この3カ月というのが、どういう基準でこれを設定したのかということをまず確認させていただきたい。  もう一つは、保険料の、今回第7期介護保険計画ということで第1号被保険者の基準額、これが5,100円ということで一定提示されております。この間、介護保険もさまざまな予防的な方策をとってきております。そういう上で、どれだけ町として検討をされたのか。最初の予定では5,050円というのが聞かれておりました。その中では、その後の話、内容としては、消費税分だとか10年以上勤続の介護福祉士の処遇改善の問題ということで、それは要因になっているということでありましたけれども、まずここの当初の予定から50円上がった、これも非常に大きな金額だというふうに思うんです。その要因、また、高齢者の生活状況といいますか、いろんな社会保険の負担だとかそういうところから見て本当にこれが必要なのかというふうにちょっと疑問になるところなんですが、そこの検証をどのようにされたかお伺いしたいというふうに思います。  この介護保険の問題についてはさまざま今までも何度も質問等で確認しながらやってきておりますけれども、一般会計からの繰り入れというのは法定分、12.5%が町の一般会計からの繰り入れというふうになっているのは重々知っております。しかし、不足分とか、保険料の引き上げを抑えるために繰り入れを行っている自治体もある。それは、いろいろちょっと調べたところ、会計検査院の報告なんかでも、その実際の自治体名は書いていないんですけれども、あるということが報告されております。  確かにこれが恒常化してしまうことを防ぐという意味で指導をさせていただいているという、そういう文章もありますけれども、状況によっては、日常的な繰り入れということではなくて、この年度、保険料引き上げを抑えるという上でもここを少し研究してみる可能性があるんじゃないかというふうに思います。それで、そのことも踏まえての今回の引き上げだったのかということをお伺いしたいというふうに思います。  以上です。 休憩(午前11時57分) 106 ◯委員長(大野晴美さん)  少し早いですけれども、昼食休憩といたします。  再開を1時とします。 再開(午後 0時59分) 107 ◯委員長(大野晴美さん)  少し早いですけれども、委員会を再開いたします。  古田保健福祉部長。 108 ◯保健福祉部長(古田康弘君)  御質問のまず1点目でございます。身体的拘束の規定を整備する関係でございますけれども、今回町の条例に、71ページにございますように第7項として、身体拘束の適正化を図るため次に掲げる措置を講じなければならないということでございます。この3カ月に1回の検討委員会の開催、1回以上の開催ということにつきましては、国の基準でございます地域密着型基準、それから地域密着型予防基準の基準に従って、本町におきましても同様に定めるものでございます。  なお、ここでは省略がなされておりますけれども、この第118条の第5項におきましては、利用者または他の利用者等の生命または身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き身体的拘束を行ってはならないということで規定させていただいているところでもございますし、そのときの状況などについても、記録を、理由を付して記録しなければならないというのがその前段の第5項、第6項で規定されているところでございます。それを踏まえましての第7項ということで、身体的拘束の取り扱いの適正化を図るものということで今回条文に追加させていただいたところでございます。  それから、介護保険料の当初試算で5,050円であったものが5,100円に変更となったという部分でございますけれども、ここにつきましては、当初私ども12月段階では5,050円ということでお示しをしていたところでございます。この内容につきましては、介護保険の改定率、それから消費税の改定分も含んだ上での5,050円という設定でございましたが、その後年明けまして1月になりまして、国のほうで、新しい経済政策パッケージというものにおいて、平成31年10月から介護福祉士の処遇改善を行うという通知が厚生労働省からあったわけでございます。それらに関しての国の考え方を参考といたしまして再度介護保険料の影響額を試算したところ、大変申しわけございませんけれども、50円の増額をしなければならないという結論に至ったところでございます。  それから、一般会計からの介護保険特別会計の繰り入れのお話でございますが、法定の繰り入れというのは12.5%ということでなっております。これにつきましては、本町におきましては、平成12年に出されました厚生労働省の介護保険課長からの事務連絡で、法定割合を超えて繰り入れることは行うべきでないという通知がございます。それの通知によりまして介護保険財政を運営しているところでございます。  以上でございます。 109 ◯委員長(大野晴美さん)  守屋委員。 110 ◯委員(守屋いつ子さん)  まず介護保険の保険料の関係です。これは当初から見たら50円引き上げたということで、そこの理由については聞いておりましたのでわかります。ただし、この介護保険料を決めるときには一定やっぱりサービス利用量、サービスがどれだけ使われるかというところも当然算定の基準の中に入ってきます。そういうときに、今、先日の新聞にも健康寿命が延びてきているという記事がありました。というのは、それぞれの被保険者の方が日常的にすごく努力しているというのがこの中にあらわれているのかなというふうに思います。音更としても、生きいきプランだとかでもそのあたりは介護予防だとか健康づくりだとかそういうところで、評価しているんですけれども、施策を持って行おうとしているんですけれども、そういう中で、この介護保険料のそこの、介護保険の給付の算定等するときに、今までの認定者、利用者だとか未利用者だとかそういうものを勘案したときに、今回この50円引き上げをしなければならないという算定がされたのは、これから多分利用も今までの効果として減ってくるんじゃないかということも当然考えられるというふうに思うんですけれども、そういう点での検討というのはされたのか。  例えば、介護認定申請しながらも使わなかったという、サービスを使わなかった、この部分というのが非常に伸びてきているなというふうに、26年、27年、28年のこのデータを見ると未利用者が減ってきている。これは、使わなくても大丈夫だという、そういうことで減っているかなというふうに、よく考えてそう思うんですけれども、これっていうのは伸びていく可能性というのはあるんじゃないかなというふうに思うんです。そこのあたりはどのように加味したのかなというところが一つ気になります。どういうふうに反映させたのかなというところなんです。  そして、一般会計の繰り入れ、平成12年の厚労省の通知がありました。これも見ておりますけれども、この中に法定繰り入れ、これを禁じるということではなくてというか、文章の解釈なんですが、超えるべきではないというふうな文言だったかと思うんですけれども、いわゆるこの中で罰則だとかそういうことは規定されていないということでもありました。だからこそそこを活用した自治体もあったのかなというふうに思えるんですけれども、これは今そこで、私はここについてはやっぱりもっと研究していただきたいなというふうに強く思うんです。この介護保険の会計の中だけで、そして一般会計の12.5%だけで間に合わないときには、やっぱりこういう方法も講じていく必要があると思うんです。だから、ここは本当に研究していく必要性があるというふうに思います。ここのところの、やっぱりこれから課題として持っていってほしいなというふうに思うところです。  あと身体拘束の関係です。これはここに、今までの条文の中に入ってこなくて、まず今回独自に改正案として入れてきていると思うんですけれども、この身体拘束というのは非常に当然慎重にしなければならない、慎重ということよりも、認めてはいけないと思う項目ではあるというふうに思うんです。それはなぜかというと、やっぱりこれはその人の人格を否定してしまうものになってしまいます。それを率先してこの中に上げていくということで、私は非常に問題だというふうに思うんです。これはこの条文に取り入れていかなければならない項目なのか。3カ月ごとにこの状況を確認するということでいい項目なのか、その辺の認識についてもお伺いしたいと思うんです。  当然前提にはやむを得ない理由という、緊急、安全ということで項目を上げているというふうに思いますけれども、この身体的拘束の適正化ということになったら、これを入れることで容認してしまうと思うんです。そこのところは、これはやっぱり認められないなという思いにいるんですけれども、ここを加えたこの理由というのは、もう一度はっきりさせていただきたいと思います。 111 ◯委員長(大野晴美さん)  高木副町長。 112 ◯副町長(高木 収君)  3点御質問いただきまして、最初の介護保険料の関係なんですけれども、守屋委員おっしゃったように、健康寿命が延びていると。これは大変いいことだと思っています。本町においても介護予防事業というのに一生懸命取り組んでおります。それに参加していただいている方もたくさんいらっしゃると。これが、介護保険を使わないで済めば一番いいことなんで、これをやっぱり一番力を入れなければならないことだと思います。ただ、一方で、後期高齢者に代表されるように、やはり75歳以上のお年寄りの方というのはどうしてもふえている。全体が、総体がふえているという事実もあります。その中で、介護保険を使わざるを得ないということになれば、それなりのやっぱりサービスは必要だと。そして何よりも、介護保険料の改定に当たっては、国の介護保険の報酬等の改定、こういったことを踏まえた中で、本町においてもサービス基盤充実していると思いますけれども、そういったことの見合いの中で総体的に勘案されて決めさせていただいたと。それについても、できるだけ町民の方の負担が多くならないように担当としても十分配慮した中で御提示を申し上げて、御協議をいただいた中でこういった月基準額で5,100円というのを示させていただいたという経緯でございますので、そこは御理解をいただきたいと思います。  それから、法定外繰り入れのお話なんですけれども、これもやはり、国がこの介護保険制度をつくったときに、町というか自治体の場合は12.5%というルールの中で国費を入れて、あとは介護保険の2号保険者とかそういったところの全体の中で制度設計をしてこのルールができ上がっている。それが介護保険として成り立っていくという、存続していくという前提のもとに国の制度設計によってきちっと行われた、つくられた制度だというふうに思っています。できてから結構年数もたっているという中でいろんな問題点等々指摘されているのは私も承知しておりますけれども、やはりこれは国が全体の中でつくった制度設計、それを自治体がそれぞれの中で一定程度運用しているということでありますから、これはルールの中できちんとやらせていただくというのがやはり筋だろうというふうに思っています。  それから、最後の身体的拘束の関係なんですけれども、先ほど部長のほうからも御答弁させていただきましたけれども、これをやりなさいとか奨励しますということでは決してございません。こういったことをやむなく処置しなければならない場合にこういった、人権といいますか、そういう方のちゃんと権利を守るためにむしろこういう委員会を、ちゃんと3カ月に1回とか検討委員会をやらなければいけないとか、あえてそういう人権を守るために規定をされたものだと。逆にそういう意味でこれは必要な規定なんじゃないかなというふうに思っていますので、そこも御理解いただきたいと思います。  以上です。 113 ◯委員長(大野晴美さん)  守屋委員。 114 ◯委員(守屋いつ子さん)  介護保険料については、国の一定算定基準に基づいて算定をしていくということで、そのまま踏襲しているというのは今までもそうなんですけれども、自治体としてできること、介護保険に関しては、国の介護保険制度の中で、それぞれの自治体はそれに基づいてサービスをつくったり、当然こうやって介護保険料を設定したり等しておりますけれども、何ができるか、町として独自にできるものというのもあると思うんです。それが介護保険料をどのようにぎりぎりまで負担増を抑えていくか、ここに最大の自治体としての役割があるんじゃないかというふうに思います。  それで、この間ずっと見てきますと、本当にどんどん、3年ごとにぼんぼんこうやって介護保険料が上がっていく。ただ、年金生活者の方々は年金が合わせて上がっていくわけではないです。そのほかの社会保険料の負担も大きくなっていく、そういう中で本当に生活は大変だというふうに思うんです。そこにやっぱりきちんと思いを寄せていただきたいというところです。  いろいろ指摘させていいだきましたけれども、この介護拘束については本当に、これ一定、1回そこでやむを得ないねということになった、それをそのまま3カ月後に検討するということになるんでしょうか。ちょっとそこだけお願いします。 115 ◯委員長(大野晴美さん)  古田保健福祉部長。 116 ◯保健福祉部長(古田康弘君)  このたびの基準では3カ月に1回以上ということでございますので、別に1回と決めているわけではございませんので、その必要に応じ検討委員会は開催していただけるものというふうに認識しているところでございます。 117 ◯委員長(大野晴美さん)  守屋委員。 118 ◯委員(守屋いつ子さん)  この検討委員会というのは、どういうメンバーで構成するのかというところもお伺いいたします。 119 ◯委員長(大野晴美さん)  古田部長。 120 ◯保健福祉部長(古田康弘君)  大変申しわけございませんけれども、この検討委員会に関する運営につきましては、まだ国から詳細な情報が手元にというか役所に届いておりませんので、今後その情報が届き次第、町としても、あるいは事業者等においても周知をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 121 ◯委員長(大野晴美さん)  守屋委員。 122 ◯委員(守屋いつ子さん)  まだ詳細がわからないというのは、平山委員からも若干聞いたんですけれども、こんなにまだ詳細がわからない中で音更はつくってしまうんですか。これは、それこそ言っているように、もっと自分の自治体で、音更でどういうものをつくっていくのかは、国、道からおりてきた段階で検討してこういうものに反映させていくというふうにならないんですか、これは。そこをお願いします。 123 ◯委員長(大野晴美さん)  古田部長。 124 ◯保健福祉部長(古田康弘君)  タイムラグというのはこれに限らずあるものでございまして、まずは条例に規定させていただきまして、詳細な情報が届き次第その運用を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 125 ◯委員長(大野晴美さん)  守屋委員。 126 ◯委員(守屋いつ子さん)  これからこの詳細が来るということなんですね。そういう中で、ここを利用される方の人権、ここを損なうようなことは絶対あってはならないことですので、その辺だけはぜひそういう方向で、これだけではないんですけれども、進めてはいただきたいというふうには思います。この経過を見守りたいというふうに思います。 127 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  宮村委員。 128 ◯委員(宮村 哲君)  やってもいいかい。 129 ◯委員長(大野晴美さん)  はい。宮村委員。 130 ◯委員(宮村 哲君)  所管ということでありますけれども、今回の予算で提案した中身でありませんので、それを御理解いただいて、鴨川委員が申し上げておりました種子法にかわる条例制定ということで制定が、種子法が廃止になって、4月1日に廃止されるというようなことがありまして、道に種子法にかわる条例制定をということで、道は昨年の8月に新条例制定を検討する考えを示しておりましたけれども、ことしの2月に入って道議会で一転して消極姿勢ということに変わってしまったということが報道されているわけであります。この種子法につきましても、今安倍政権になって一番政権がわいている最中でありますけれども、一番先には、農協の改革といいながら農協の共済、金融をはらせというようなことで、これはやはり官邸主導型というふうに、安倍一強、官邸主導型と常に新聞報道等に言われているわけであります。  この種子法の廃止につきましても農水省の幹部の方も全く知らない中でぽっと出されて、この協議も質疑についても、廃止については10時間程度で終わったというようなことも流れているわけであります。これは18年までは担保するけれども19年からは未定というようなことの国の方針が出ているわけでありますけれども、御承知のようにこの音更町の、音更農協中心かと思いますけれども、農家の方が採集、萌芽やって、厳選に厳選をして農家に配ってまいていただいて、例えば小麦一つにとりましても、北見圃場、試験場かと思いますけれども、なかなか10俵の小麦って言ってもとれなかったことありましたけれども、ここ、28年度は別にして、27年、29年が本当に10俵以上とれて、こんなに小麦がとれるのかというぐらいその効果があったということにあるわけですから、このことについては農協を代表する道中央会も道に要請していることは事実でありますし、それから、私は音更町の小野町長にお願いしていきたいことは、この音更町、一音更町でなくして、十勝を挙げて道に、そして道議に、国にかわる条例を出して守ってほしいなということをお願いしておきたいわけであります。  そうでないと、これは外国から、あるいは企業、外国というより一般の民間が入ってきてその種子のやるわけですから、今までは低価格で農家に配付していたものが、企業がやることによっていろんな面で高い種子を買わなければやっていけないような状態にもなってくるわけでありますし、この実例も出ているわけでありますから。そして、企業の言うとおりに、この種を使いなさい、この肥料を使いなさい、資材を使いなさいと。販売したものは私の言うとおりにこう販売しなさいというような方向に変わっていく危険がありますから、何としても今までどおり、あと1年間をかけて農家を守るために要請してほしいなということをお願いしたいと思いますし、そうでないと、せっかく農業後継者が農業を継ぎたいといっても、不安定的なことばかりが入ってきますと、農業の後継者も後を継ぎにくい、そのようなことになっていくだろうと思いますし、私は日本の食料基地は北海道だと思っています。北海道の中の十勝、音更だと思っていますから、この食料を守るためにも、安定して供給するためにも、何としても道にひとつ要請をしてほしいということを小野町長に心からなるお願いを申し上げて、要望意見として終わります。 131 ◯委員長(大野晴美さん)  小野町長。 132 ◯町長(小野信次君)  今、種子法ということで、先般鴨川議員からもお話しありました。多くは今宮村委員さんの心配なされていることが農業者団体も含めての心配だというふうに思ってはおります。しかしながら、今宮村委員からもお話がありましたが、国としてこのことに関して物事を取り進めていることは事実でありますけれども、しかし、農業者団体初め、そしてまた特に北海道は過去NON-GMということで、遺伝子組み換え云々という、大豆のことも含めまして北海道独自でこれを守ってきたわけでありまして、そういった中で、今宮村委員さんから御指摘のように、そこも崩されそうだというお話であります。そのことも踏まえて、町村会の中でもこの話題は出てはおりますし、そしてまた、振興局を初め当然道議会でももんでいるわけですから。  しかし、今後の成り行きを見ながらということもありますけれども、逐次こういったお話を出していきたいというふうに思いますし、また、この後に、まちづくりの講演会の中で金子さんという方が来られますから、その方もまた詳しいお話があると思いますのでぜひそういうものをともども参考にしながら、そしてまたどういう運動の展開がいいのかということも、しっかりそのことも踏まえながら関係団体を含めて今の声を伝えていきたいというふうに思ってはおります。そういった中で、これからも我々も含めて気の抜くことのないような対応をしていければなというふうに思いますので、御理解をいただきたいなというふうに思います。 133 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  上野委員。 134 ◯委員(上野美幸さん)  2点ほど質問させていただきます。先日ちょっと私質問の場所を間違えたので、総括のほうでさせていただきます。町内の案内看板についてということで、先日町内の看板が町内で扱っている件がわかりました。立てるに当たっては潤いと思いやり地域づくり事業で補助をしているところもある、または業者の協賛によるものもあるということもわかりました。その中での質問をさせていただきます。  看板に対して、町民の方も個人情報保護法があり、この法律に伴い何かしらの対策が必要だと感じているようです。そのような意見をいただきました。この看板に対して町民の方が町のほうに相談されたことはあるのかということと、また、町民の方に町のほうから提案や助言をするようなことというのはあるのでしょうか。  もう一つ目が、先日も女性の防災について質問させていただきました。ほかの地域でも事例があるのでぜひお話ししたいと思い、また再質問させていただきます。東京都では女性視点の防災対策が進展していると記事が出ておりました。女性を囲んだ避難や女性の観点や視点からの防災についてのワークショップの研修開催の提案、女性から子供たちへ伝える防災の話、例えば外出先では必ず非常口を確認する、カーテンは閉めて寝る、食器の重ね方を変えてみるなどいつもの防災の話に加え、妊産婦が注意すべき症状や子育て世代の必需品、避難所でのペットの過ごし方など女性ならではの話題を意見してもらいながら進める研修会が地方でもふえているようです。そして、先月20日に帯広市で「災害に備えよう! 女性の視点を生かした防災対策」という研修会も行われているようです。東京都では今月『防災ブック』という本も発刊され、女性の防災に対しての視点が災害時に役立つというような方向で行っているのかなと私は感じています。このような事例を参考に、ぜひ町でも女性を中心とした研修会を行う考えはできるのか伺います。 135 ◯委員長(大野晴美さん)  渡辺企画財政部長。 136 ◯企画財政部長(渡辺 仁君)  それでは、まず私から町内会で設置している住居表示案内看板、その件について御答弁させていただきます。おっしゃるとおり町内会で設置しているこういった看板については、潤いと思いやりの地域づくり事業で補助といいますか、やってきた経緯があります。過去3年では7件実績がありまして、29年度、本年度は3件、前年、28年度が4件補助をしております。それで、まずポイントとして、これが個人情報保護の観点でどうなんだということなんですけれども、個人を特定できるものでありますから、これは個人情報になるということで理解しています。  それで、本年度そういった個人情報の取り扱いが町内会みたいな団体まで、人数制限がなくなったということがありまして、私、町内会の役員さんをお集まりいただいて、これに対して研修会というか、そういうことを行いました。ただ、そのときには町内会で管理している町内会の名簿とかそっちがメーンであったものですから、このような看板まではちょっとそこまではなかったのかなと思います。  ただ、扱いは、考え方は同じで、まずは、町内会でもこういったことに賛同できる人とできない人がいらっしゃるんです。会員であってもなくても、そういう場合はそういうことをするのに当たって同意をとる必要があると。同意をとるという必要があると。そういうのを踏まえて町内会としてこの看板を設置するという事業として正式に位置づけしていただくと。ですので、その看板自体が悪いんでなくて、ちゃんと同意をとって行ってくださいという。  ですから、考え方はそんなに前と変わっていないと思うんですけれども、そういったことに対して町としては、町内会からそういったプロセスを経て町に申請が上がってきたものについては助成させていただくという考えで進めております。そして、町に申請が上がったときも、ちゃんとその辺は大丈夫ですねという確認はしながら担当も進めておりますので。そういう対応をしているということでございます。
     それから、こういう相談があったかどうかということで、近年では1件ありました。そのときは、その看板を持っている町内会の会長さんにこういった相談がありますよということで情報提供して、解決をしてもらったという経緯がございます。  以上でございます。 137 ◯委員長(大野晴美さん)  岸本総務部長。 138 ◯総務部長(岸本 保君)  私のほうからは2点目の女性の視点からの防災対策ということで、女性を中心とした研修会あるいはワークショップなどが開催できないだろうかというようなお話だと思います。今のところ、これまでそういう女性にターゲットを絞った研修というのは実際まだできておりません。いろいろ、今帯広市でもやっておられたということですので、そういう事例を参考にして、男性では気づかないというか、我々で、我々男が考えてもなかなか見過ごしがちな点も多分あると思いますので、女性の目から見てどういう対策が必要なのかということも、これは重要だというふうに認識しておりますので、今後そういう事例を参考にしながら、できるところからそういう研修あるいはワークショップ、話し合いというんですか、そういうものも含めて検討させていただければなというふうに考えております。 139 ◯委員長(大野晴美さん)  上野委員。 140 ◯委員(上野美幸さん)  看板に対して、わかりました。実は町民の方からも、町のほうで研修会を行って勉強会があったということで、個人情報保護法については、そういうことを知ることができてすごくよかったということは町内のほうからも出ておりました。その町内の方からも、その看板を広告のようなものに有効活用できないかとかという意見も多々あったんですが、その中で、私が何カ所かの町内会のほうでこういうお話を聞かせていただいたときに、やはりどこの町内会も、町の取り組みがあってだとは思っていますけれども、防災についてかなりの関心と使命感を持ってとても取り組んでいる町内会があるなということで、私もちょっと感銘を受けたというところがありました。  その中で、この看板を、そこの地域の防災の避難所の経路を記入したり防災倉庫の位置を記載したり、または警察、救急車の番号を記載したり、文字が読めない未就学の子供たち、もしくは児童や女性、高齢者への認識の高まりがあるのではないかなという、そういう意見も出させてもらうと、町内のほうでもなるほどという話が出ていたんですが、そこをどうやっていっていいのかわからないというところもあって、町とぜひ相談したいという話をいただいてきました。その中で、文字が読めない子供たちでも、看板を見ることで親子で、家族で、友人たちと話し合うことができ、日ごろから防災に対しての意識が小さい子供たちから芽吹いていくのではないかなというふうに、私はそういうふうに感じておりました。  町のほうでもその看板が何基あるのかということは多分押さえているとは思うんですが、そのようなことを町内の方に助言というか提案していくということはできるのかということと、もちろんお互いの認識を確認し合って名前をじゃ記載していこうかということもあるとは思うんですが、一応保護法があるということで景観上どうしたらいいのかというのが町民の方の一番の何か思いもあるようなので、そのような助言や提案は町のほうからはできるのかなということでお伺いしたいと思います。  あと防災のほうなんですけれども、女性は、性別問わず手をかし、声をかけることができます。災害時に、このような研修を行うことには必ず役に立つと思いますので、ぜひ女性を中心とした防災研修会も行っていただきたいなということで要望いたします。 141 ◯委員長(大野晴美さん)  渡辺企画財政部長。 142 ◯企画財政部長(渡辺 仁君)  まず、町内会でそういった管理している部分の看板の把握となりますと、町が助成なりしたものというのは当然記録がありますから把握できるんですが、先ほど上野委員おっしゃったように、別なやり方でつくったものとか、あと町内会で独自で立てたものというのはやっぱり把握のしようがないというのが現実です。ただ、今おっしゃいました、今の案内看板を防災の経路とかいうふうにアレンジするといいますか、そういった地域のために使うというのは、それは潤いと思いやりの補助事業なものですから、町内会がそれを取り組むという前提が必要なんですけれども、それがそういった合意で行われるんであれば、当然それは町としても応援するべきことですので、そういったものについては担当のほうに相談してもらいたいというふうに考えております。 143 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに……。失礼しました。  上野委員。 144 ◯委員(上野美幸さん)  看板の撤去を考えていくと、やはり町内会の責任ということは今十分わかりました。それは、この潤い事業を出してあるという補助金があるということでタウンミーティングで町長が町民の方にお話をして、それがすごくすばらしいことだというふうに町民の方も感じているということと、松浦議員が先日質問しました、この潤い事業の周知と有効活用をということで、この看板が撤去するということになれば、撤去費用、運搬費用、人件費とかかって、またここから捻出するということにもなってくると思うんです。  それで、事業費も町のためにということで補助金が出ているということなので、私も一生懸命町内の方に呼びかけていきたいとは思うんですが、ぜひ町からもそういう有効利用ができるように、もしよければ提案していっていただきたいなということで、要望としてお願いします。 145 ◯委員長(大野晴美さん)  渡辺企画財政部長。 146 ◯企画財政部長(渡辺 仁君)  これから新年度に入って行政区長会議もありますので、そこでその事業の説明する場所もありますので、そういう場所を活用しながらやっていきたいと思います。 147 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかにありませんか。  山川委員。 148 ◯委員(山川光雄君)  2点お願いをしたいと思います。まず1点目は、町民要望でございますが、コミセンの冷房対策についてお伺いをいたしたいと思います。昨年の7月15日に37.1度という猛暑日がございまして、そのときにコミセンで健康講座がございまして、その受講した方から、このコミセンでの37.1度の会議室での講演に当たりまして非常に暑さを感じたということでございまして、コミセンに冷房装置をつけていただけないのかというような要望でございます。  その当日の状況を若干お話しさせていただきますと、主催者側では扇風機だとか扇子、うちわとか、そのほかに飲み物、水、氷を用意して講演会を進められたというようなお話でございます。そのようなことで、コミセンに冷房の設備を進めていただきたいということであります。  そこで1点目お伺いしたいのは、現在のコミセンにおきます暑さ対策について、扇風機などが設置されているようでございますけれども、その状況等について1点目はお伺いをまずしたいと思います。  2点目ですが、これは今回の予算には計上されていないというふうに思いますので、今後の施策の中で要望させていただきたいと思いますが、平成8年に景観づくり基本計画というのが策定されまして、その中で、私が、この基本計画の中にも載っておりましたけれども、景観がちょっとおくれている部分があるのではないかということで、要望させていただきたいと思います。  その景観の中の一つは、国道241号線沿いの沿道景観であります。大規模駐車場の景観が不足しているということが平成8年の基本計画の中で取り上げられておりまして、これにつきましては、行政と企業の協力で並木を整備するというような計画が示されておりました。それで私も、この国道241号線沿いの大型店舗施設についての駐車場と国道沿いについて、そのような緑化対策をする必要があるのではないかというように感じているわけでございます。  その景観づくりのもう一つは、国道241号線でありますが、本町に入ってきます9線から2号間の国道沿いの景観でありますが、ここもこの平成8年につくられた計画の中で景観がおくれているというような課題として上げられておりました。この241号線沿いには旧国鉄用地が並行してあるわけでありますが、その町有地は町のほうで毎年管理をして除草などされておりますが、一部その国鉄用地の跡地を、民地となっているところがあるようでございまして、そこの土地が、かなり木の大きくなったものだとか草が伸び切っているとか、そのような状況が見られるわけでございます。ですので、これらの地権者の方の御協力をいただきながら何とか国道241号の本町に向かう道路沿いの景観を進めていただきたいなというようなことを要望させていただきたいと思います。この景観については要望でございますので、今後施策の中で検討をお願いしたいなというふうに思っております。  1点目のコミセンの冷房対策について、現在の状況についてまずお伺いをさせていただいて、その冷房施設の整備を今後どのように考えられるかお知らせをいただきたいと思います。  以上です。 149 ◯委員長(大野晴美さん)  荒井町民生活部長。 150 ◯町民生活部長(荒井一好君)  コミセンの冷房、夏の暑さ対策というような御質問かなというふうに考えております。まず、総合福祉センターも含めましたコミセンの状況についてまずは御説明をさせていただきたいと存じます。まず共栄コミセンにつきましては、大集会室の窓6カ所に網戸がついております。あと、換気扇ではございませんが、換気機能のそういったような仕組みが共栄コミセンにはあるというような状況でございます。あと木野コミセンにつきましては、大集会室につきましては非常口に網戸があるというような状況でございます。総合福祉センターにつきましては大集会室の窓3カ所に網戸があると。網戸の状況をまず先に御説明をさせていただきました。  あと、暑さ対策ということでございますので、エアコンが入っておりませんので、扇風機の設置状況について申し上げますと、共栄コミセンにつきましては扇風機が1個、木野コミセンにつきましては3個、総合福祉センターにつきましては9個扇風機は用意しているところでございます。  コミセンへのエアコンの導入というような御質問かなというふうに考えますけれども、今、議員からも質問があったとおり、コミセンにはエアコンは設置されていない状況でございます。コミセンにエアコンを設置するというふうに考えますと、まずエアコンの設置費用がかかると。大集会室、いろいろな部屋、こういったものを考えていきますとかなりの多額な費用が発生するのかなというふうに考えます。また、あとエアコンの設置になりますと当然電気料がかかってくると。その後の維持管理に要するような経費、更新経費、そういったものもかかってくるのかなというふうに考えております。ですから、コミセンへのエアコンの導入つきましては大きな財政負担が伴うというふうに担当としては考えておりますので、現時点でエアコンの導入は大変難しいのではないかなというふうに考えております。  暑さ対策といたしましては、今、網戸の状況ですとか扇風機の状況も御説明を申し上げました。こういったことに加えまして、例えば去年の7月ですか、かなり暑い状況な状況での会議の開催ということもございましたので、例えば受け付けの段階ですとかそういった、あと使用者に対しまして管理人のほうから、窓をこまめにあけて換気に努めるですとか、あとできることとしましては、扇風機、少ないところもございますので扇風機の台数をふやすと。こういったことなどを考えながら現状で対応できる範囲で、できることからやってまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 151 ◯委員長(大野晴美さん)  山川委員。 152 ◯委員(山川光雄君)  昨年の特に7月は30度を超える日にちが大分長期間ございました。最近の気象状況は暑い夏が続くというような状況でないかなというふうに思うわけでございまして、今、部長のほうから答弁いただきましたように、とりあえず扇風機を設置していただいてこの暑いときに使っていただくような措置をとっていただく方法しか今のところないのではないかなというふうには私も思いますけれども、その辺のところをよろしくお願いを申し上げたいと思います。  それで、扇風機以外の冷房対策としてエアコンがあるわけでございますが、本町の庁舎改築に当たりまして冷暖房装置を設置するという計画になっております。空気熱ヒートポンプを設置するということで、庁舎は増改築されますと夏は冷房というようなことが行われるというような状況になろうと思います。そういうような状況の中で、コミセンが、町民の方々がそういったときに、使っていただくときに、暑いときには冷房が入るというような環境の中で地域コミュニティが育成されるということが私は大事でないかなというふうに思いますので、お金はかかることでありますが、今後検討いただきますように要望して終わりたいと思います。 153 ◯委員長(大野晴美さん)  要望といたします。2点目の景観づくり基本計画の点について、鈴木建設水道部長。 154 ◯建設水道部長(鈴木康之君)  2点目の委員おっしゃいました緑、景観の部分でございます。こちらにつきましては、委員おっしゃるとおり、当初は緑の基本計画ということで、北海道の指導もありまして、手元の資料では平成12年に策定し、将来の計画を策定したところでございます。その後町のほうで改訂計画をつくってございまして、26年でございますが、その中に、委員がおっしゃるとおり、町民、企業、行政一体となった緑づくりというところも触れてございます。  241号線というお話がございました。今はこれ、木野の部分の241沿線でございますが、現在のところは、その企業さんからは並木を一緒に植えたいとかそういう申し出はその後ない状況でございます。町としては、協働でございますので、企業様からそういう申し出があればそういう相談には乗っていきたいなとは思いますけれども、現状では241号近接の企業からはそういう具体的な申し出はないような状況でございますので、例えば民地でありましたら、企業さんが草刈り等日常の管理をされているというふうに押さえてございます。  現状ですが、以上でございます。 155 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  堀江委員。 156 ◯委員(堀江美夫君)  建設費の所管のときに空き家対策のことで皆さん御議論があったと思うんですが、いわゆる町民というか住民みんなの感覚でいきますと固定資産税が6倍になるという感覚で、更地にするとということでみんな解釈しているんで、仮に5万の今までかかっていた固定資産税が6倍になれば30万ということなんですが、そうなると25万で、50万の補助ということがあるので、25万の違いですけれども、単純計算しますと。それが10年で250万とかということになるので、現実にはなかなか民間、一般の方の感覚としてはちょっと大変だということを思っていると思うんですが、先般というか過去の高瀬委員のときに固定資産税が仮にどのぐらいかかるかということを試算していただいて、私の記憶では1.五、六倍だったというふうな記憶をしているんですが、皆さんきっと高いというイメージが、解体するとというイメージがついていると、私たちもそう思っていたんですが、現実には1.6倍だったかなと思うんですけれども、そのぐらいだということで、ということを考えれば、我々は議会で説明を受けてわかりましたが、一般の方はその辺のことがちょっとわかっていないんじゃないかなと思うので、これはもっと周知するべきというか、ということが大切だと思うんです。  ですから、でき得ることであれば広報あたりで、仮定の例ですけれども、もちろん所有者が全部音更町民とは限りませんけれども、そういう周知する、を図るとか、あるいは固定資産税の税金の納付書を送られる際に、いわゆる特定空き家まではいかないけれども、ちょっと不良の空き家が三十何件あったかなと思うんですけれども、そういうときに納付書の中に、試算としてこんなんでありますので御協力とかということを知らしめるというか知っていただくということも。  だから、きっと皆さんの中でも常に6倍というイメージがまだあると思うので、そういうことは実際には結構違うんだよということを知らしめるためにも、いわゆる税務当局とか広報とかでその辺を知らせることも大切じゃないかなと考えるんですが、その辺の見解を伺いたいと思います。 157 ◯委員長(大野晴美さん)  岩舘建設水道部庁舎改修技術担当部長。 158 ◯建設水道部庁舎改修技術担当部長兼建築住宅課長(岩舘和昌君)  空き家対策の関係でございます。先日の委員会の中でも、数年前の予算委員会の中で固定資産税がどれくらい変わるのかというような資料を提示させていただいたというお話しさせていただきましたけれども、そのときの資料が手元にございますので申し上げますと、本町地区での土地の評価額、それから木野地区、それから十勝川温泉地区、駒場地区、それぞれの土地の評価額違うところで同じような住宅が解体された場合、税額がどれくらいになるのかというような試算をさせていただいております。このときの例で申し上げますと、70坪の土地に約100平方メートルの住宅が建設されていたといった場合に、これが30年、40年経過したような住宅というような意味でございますけれども、これが住宅が解体されることによりまして家屋の固定資産税が減るということ、それから、土地分については、固定資産税が上昇するということではありますが、一遍に6倍になるということではございませんでして、もともと評価額に対しまして課税標準額は70%まで低減した上で税率をかけているというようなこともございますので、土地分に関しましては、もともと例で申し上げますと7,520円だったのが2万430円、3.7倍に土地分では上がるんですけれども、家屋分で1万8,940円の減額があるというようなことで、合計しますと、土地と家屋合わせまして70坪の土地に住宅が建っていたのを壊した場合に、本町地区で言いますと1,490円の上昇ということで、そういう大きな金額ではないというようなことであります。  これが木野地区で言いましても、同じように土地の評価額によってこの計算はまた違ってきますので、上昇するんですけれども、木野地区で言いますと、今の条件で言いますと、土地・家屋合わせまして6,430円の上昇にとどまるというようなことであります。また、温泉地区、駒場地区につきましては、土地分、土地の税額が低いというようなこともありまして、家屋を壊したことによる税額のほうが上回るというようなことで、税額全体では下がるというようなこともございます。  ですから、こういったことにつきましては正確な情報をやはり周知していかなければならないのだろうなというようなことで、建物を解体したいんだけれどもというような相談あったときにはこのような情報を逐次説明しているわけですけれども、これについての周知については今特にやっていなかったのが現状でありますので、その辺は今後、今回空き家対策の補助金もつくるわけですから、その辺ホームページ上でも広報したりですとか、いろんな方法で周知していきたいというふうに考えているところでございます。 159 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。質疑がなければこれで……。  高瀬委員。 160 ◯委員(高瀬博文君)  4点質問させていただきます。まず1点目は、総合計画の推進委員会の審議経過というのが今年度の2月に、手元にあるわけですけれども、その中で一番評価が低いのが27年、28年、3.67というやつで、町道の整備促進、維持補修という中で、評価が進んでいませんよという形で出ております。その上で、予算委員会の初日にいただきました様式の中で、平成30年の行政コスト計算書という中でどういう実態かというのが見えてくると思うんですけれども、様式2の減価償却費としては53億4,100万円ですよと。その中で維持補修費としては1億9,600万ですよという数字であらわれてきているわけですけれども、この数字を見ても明らかなように、町道等に対する維持補修、更新といいますか、更新まではいかなくても、維持補修を含めてちょっと額がやはり予算的に少ないんじゃないかと。そういうのがはっきりあらわれてこういう審議会の評価になったというふうに私は読むんですけれども、いろいろ、予算ですから、選択と集中という意味を含めていろんなところで予算が計上されて、ここが、この部分が特に沈んでしまったような感じがするんですけれども、これをきちっとやっていかないとやはりインフラが私は劣化すると思っているんです。あるときにがさっといってしまって、余計にお金がかかるという感じがしますので、やはりここはきちっと腹くくって3億なり4億なりのお金を恒常的にここには投入していくという姿勢が欲しいなと思うわけですけれども、その辺の見解をまず第1点にお聞きしておきます。  2点目ですけれども、先般坂本副委員長が彩凛華の件で質問されていたんですけれども、私もこの点についてお聞きしたいと思います。まず大事なことはやっぱり彩凛華の充実といいますか、私も先般、町長からの一般質問の答弁の中で、彩凛華に物すごく人が地方からも来ているし、道央圏、道東圏含めていろんな人が本当に来て、ありがたい話ですという話をおっしゃっていました。私もいろんなところからお話を聞きます。そういう意味で彩凛華の評価、全道的に見ても、十勝川温泉で彩凛華やっている、見に行きたいというような評価はやっぱり全道的にあると思うんです。そういうものでPR効果が十分きているのかなと。その上で、私も実際にあったんですけれども、1月の10日過ぎですか、北見方面の方から、来たけれどもまだやっていないんですかと。実際にもうそろそろだなとは思っていたんですけれども、そのときはそういう形で、札幌の方も、今度ぜひ見たいという部分あると思うんです。  今回、やっていただいているのは観光協会ということでありますけれども、特にスマートインターをぜひ音更で、長流枝でつけると。そういう部分で関連づけた中で、一つの考え方として、大いに高速道を使ってスマートインターでおりて彩凛華見てもらいましょう、そういう形の中で、今のうちからこれを、今予算的には500万ぐらいですけれども、ふやして、そして事業主体を、実行委員会のようなものを立ち上げてもらって、そこで十分議論をしてもらって、もっとお金もかける、準備もする、そして本当に来た人が「わあ、すごいね」と言ってもらえるような一つの音更町のイベント的な考え方の中で取り組んでもらうことが、スマートインターも生きるし、高速道の流通にもなるし、十勝川温泉の発展にもつながっていくという部分で、今は来た人は、それはきれいだなという部分ありますけれども、やはり事業主体として、十勝川温泉という形の中で観光という位置づけしか持っていないので、その辺をもうちょっと広げた中で、高速道を使って札幌から来てください、北見から来てくださいと。そして長流枝のスマートインターでおりてくださいと、そういう流れをひとつ明快の中で町も方向性として出して実行委員会的な考え方の中で考えてもらえないかなということで、その考え方について答弁をもらいたいと思います。  それと3番目でありますけれども、教育長に誰も質問しないので質問させてもらいますけれども、体育施設あります。それも普通の体育施設じゃなくて全国レベルのといいますか、俗に言う充実した体育施設、こういうのは一つの町村で全部持つ、市で全部持つという姿というのはなかなか財政的に厳しいと。そういう中で、お互いに広域的な中でそれぞれの町が特徴を出しましょうという中で、現状として捉えるんであれば、帯広でいえば帯広の森陸上競技場ですか、そして明治オーバルスケートリンク、野球場も公式戦ができるような施設あります。そして音更も今回人工芝のすばらしい施設、サッカー場をつくりました。そういう中で、きのう音更中学校の卒業に教育委員会の田中職務代理が挨拶していましたけれども、その中で冬季オリンピック、平昌の話を随分しておられました。  その中で、私はカーリングという部分で非常に目についたんでありますけれども、今は主流が道内でいけば札幌と北見ですか。俗に言う常呂。これがもしか、十勝にもし拠点がもう一つできれば、ちょうど十勝からも高速で札幌まで2時間ちょっと、北見までも2時間ちょっとということで三角形のトライアングルできて、高速使ったカーリングの地域の張りつけができると思うんです。そういう部分で、現状としては十勝では現段階でカーリング場が、そのような役割をできるような施設があるのかどうか。小さなところはあるような気はするんですけれども、音更にあるとかそういうのが、十勝管内という考え方でいいと思いますけれども、そういうもので今現状で押さえている範疇をお聞かせをいただきたいと思います。  4点目でありますけれども、先ほど水道、下水道、先般には簡水ですか、個別排水等ありましたけれども、将来を見越した中できちっと技術を伝承する、そして今後とも企業会計をきちっと育てて将来につないでいくという意味を含めて一つの考え方として、技術系のトップという中で、例えば帯広市でしたら水道管理者ですか。特別職ですよね。そういう部分で、音更町でこれだけの人口いて、インフラもこれだけのものを持っていて、そしておかげさまで今のところ上下水道企業会計ともある程度順調に来ていると。大変なときに意味がないんで、今のインフラをいかに将来につないでいくかということに関して責任ある立場の特別職があってもいいかなと、そんな感じをするものですから、その辺含めて今後の企業会計のあり方等について質問させていただきます。  以上、4点お願いします。 休憩(午後 2時11分) 161 ◯委員長(大野晴美さん)  一旦ここで休憩といたします、10分程度。 再開(午後 2時24分) 162 ◯委員長(大野晴美さん)  それでは、委員会を再開いたします。  答弁を求めます。  教育長。 163 ◯教育長(宮原達史君)  まず私のほうからは3点目の体育施設、中でもカーリング場についてまず現状からお答えいたします。十勝管内、把握している情報では、帯広に民間の施設が一つ、それから屋外の施設として……。帯広は屋内です。屋外施設で音更と池田に一つずつあるということで、音更のカーリング場につきましては、オリンピックでテレビ中継されるような屋内の施設ではありませんので、正式な大会はできるようなカーリング場ではありません。  それで、お話にありました例えば札幌、それから北見、音更、十勝を三角形で結んでカーリングの振興ということのお話ですけれども、まず今現実的な話で言えば、体育施設の整備計画ではカーリング場の整備は盛り込まれていなくて、今のままで使っていくことになっております。  この計画がまた次期の計画になりましてそういう話が盛り上がってくると、次期総合計画の期間になると思いますけれども、その辺で話が出てくるのかなと思いますけれども、今例えばこの平昌オリンピックの後、ちょうど今混合ダブルスを青森でやっていますけれども、その人気がまたすごいらしくて、青森に九州からも観客が駆けつけているというような報道もありまして、これがもし音更でやっているとすれば、非常に集客といいますか、いろんなところからそれを目当てに音更にやってきてお金を落とすという夢が膨らむわけですけれども、今カーリングに手を挙げてしまうと二番煎じみたいなことを言われそうな気がしますので、地元のカーリングの団体といいますか、カーリングの協会もありますので、そちらのほう、実は結構シニアの大会では世界の大会にも出ている実力者の方もいらっしゃいますので、そういう方々も、今回のこのカーリングの日本女子の銅メダルを受けて、その銅メダルをとった後、私まだお話しする機会がありませんので、今度体育協会の総会のときにでもそういうお話をさせていただいて、カーリング場についてもお話ししたいと思いますし、まだ先のことになると思いますけれども、カーリングというスポーツをもとに地域振興にならないかという考え方の方も結構多いと思いますので、いきますけれども、ただ、スポーツというものをそういった集客だとかそういうものだけに使うというのはまた体育協会としての考え方とちょっとずれてくるところもあるかもしれませんので、その辺の整合性をとりながらお話はしていきたいと思っています。ちょっと急な御質問だったのでなかなかまとまりがないけれども、こんなところでよろしくお願いします。 164 ◯委員長(大野晴美さん)  副町長。 165 ◯副町長(高木 収君)  私のほうから、最初のまず道路の維持管理費等を含めた道路予算の関係だと思います。この行政コストの表を見ますと、確かに減価償却費が予算で53億4千万ぐらいかかるのに維持補修費は2億もないということなんですけれども、この減価償却費は御存じのとおり建物等々、全部もちろん入っています。維持補修費というやつの中には、予算上は工事請負費だったり、それから需用費の修繕費だったりというふうになりますので、予算の道路整備の金が全部ここに入っているというわけではないということもまた御存じのとおりだと思うんですけれども、実態的には30年度の予算では宅内道路等の整備で約2億円予算見ていますし、道路のオーバーレイだけでも7,500万というふうに大幅に29年度よりもふやして予算は見ております。それでも音更町の道路延長の長さからいって本当に追いつかないと。これは、今減価償却の例で具体的な数字としてお示しされましたけれども、まさにこれは実感として、追いついていないというのが実感です。  ただ、今も申し上げましたように、音更町としてもできるだけの予算は道路に割いています。まちづくり懇談会等々お邪魔すると、伺いますと必ず道路の要望が真っ先に出てくるわけなんです。ですから、これがいかに町民生活に密接な課題なのかということは私たちも痛いほど承知しております。その中で、やらせてもらえることはやらせてもらっているというふうに思っています。  すべからく今は長寿命化ということが国の中でも、自治体が抱えるインフラを整備していくという中で全て改築、新しくすることはできないという中で、改修、それから補修、そういったものにも起債を認めるような形になってきています。あるいは補助制度もつくられるようなことがあります。国のほうも、インフラを維持していくにはやはり長寿命化をしていかなければならないと。それに必要な自治体の財源措置も一定程度考えてくれています。
     町もそういった、ちゃんと公園等々、今もう既に、橋もそうです、橋梁もそうですけれども、全て長寿命化計画というのをつくりまして、国の有利な起債なんかもいただきながらやらせていただくと、そういったことで、危険なところとかそういったところは、予算と言っていられませんから、必ず点検をする中で優先度を判断しまして、危険なところはないような解消は真っ先に心がけますけれども、全てを一律に新しくしていくことのできない中では、道路ということの中でもお話しありましたけれども、全てのインフラについて言えることかと思いますけれども、最善を尽くしてやっていくということは申し上げたいと思います。  それから、彩凛華のお話をいただいたんですけれども、彩凛華、これは観光協会さんが中心になっているんですけれども、一応実行委員会で今もやらせてもらっているという中で、観光協会さんが中心になっています。町の職員ももちろん入っています。その中で、この中心となってやっていただいている観光協会さんを初め関係者の皆様には、大変手弁当の中で日夜やっていただいているということに対して敬意を表する次第です。私たちも、職員も一生懸命やらせていただいてもらっていますけれども、何といってもそこの力が大きいなと思っています。  それで、今高瀬委員からもお話しあったように、まさに道東を代表する一つの冬の風物詩、イベントになったと。育ってきたなというふうに思います。知名度が上がっていると。間違いないと思います。ちょっと聞きますと平日なんかでも、これは高速の影響もあると思うんですけれども、釧路ナンバーの車が多くて、そして中国の方等々入れてインバウンドの方が相当来ていたといったお話も伺っています。ですから、これはまさに交流人口という中では、国内だけじゃなくて、インバウンドの方にも大きな今は話題になっているんだなということで、改めて実感しています。  そんな中で、経済効果を高めていくということが回りめぐってこの地域の経済にも、音更町にとっても周辺にとってもいい影響を与えると。私もそう思います。そこにじゃどれだけ町費を入れるかということだと思うんです。その町費を、今500万というような形で補助をしていますけれども、これをどんどん大きくしていってイベントを充実させていく、これももちろん方法だと思います。ただ、私が考えるには、町はやはり土俵をつくるそのお手伝いなのかなと。ここでプレーヤーとして、主役として担っていただくのはまさに観光協会の人たちであったり実行委員会のメンバーの皆さんなのかなと思います。町はその中で側面的な支援なのかなと。土俵づくりなのかなと思っています。  そして、この事業が今後ますます大きくなっていくためには、むしろ町の手を離れて、独立した一つの観光事業として成り立つぐらいの。そうなれば収益的な事業もどんどん取り入れてやっていけると思うんです。来場者がこれだけ、4万7千人とか5万人というような規模になれば収益事業もいろいろ考えられると思うんです。そういったことになれば、まして町のむしろ手を離れて、一つの大きな事業として独立していくような形がいいのではないかなと。例えば、今一生懸命やられている、DMOの設立目指されていますけれども、そういったようなことも受け皿になり得るんではないかなというふうに思っています。そんなふうに町としては応援をしていきたいというふうに考えます。  それから、最後の上下水道事業、企業会計でやっている部分についての公営企業管理者的な特別職を配置してはどうだというお話だと思います。これは町も今まで検討した経緯がございます。管内的には帯広市さんしかこういう職を置いているところはございません。ほか、企業会計でやっておりますけれども、公営企業管理者的な特別職を置いているのは帯広市だけなんです。音更町の場合は、今のこの上下水道の規模、それに職員が今、少ない職員で対応していると思いますけれども、この職員の対応の中で何とかやらせてもらっていると。そういった中で、町長が水道事業、下水道事業、企業会計のいわゆる管理者を兼ねているという状況なんですけれども、これで、町長が管理者を兼ねている状況の中で、特段技術的な部分での不都合ですとか安全対策ですとか、そういったことの中で特に大きな問題は来していないのも事実なわけです。  ただ、今高瀬委員がおっしゃったのは、これから将来を見据えた中でひとつそういった配置もして、もっとこの企業会計を充実する、企業会計というよりもこの事業を、上下水道事業を充実する、簡水も視野に入れた中で一番大事なライフラインを充実する、その一つの姿勢として管理者というのはどうなんだということだと思っていますので、これについては今は、申し上げたように、検討した経過はあるんですけれども、現在、配置が必要だなというところまでには至っていないというのが実情でありますけれども、今後はこういった職についても引き続き検討はしてまいりたいと思っています。  以上です。 166 ◯委員長(大野晴美さん)  高瀬委員。 167 ◯委員(高瀬博文君)  まずカーリング場の話、一番先に出ましたので。十勝管内には室内において主たる競技大会をできるような施設はないというふうに今答弁あったと思うんですけれども、これは早かれ遅かれ、旭川も含むと思うんです。札幌、旭川、北見、そこで道東、十勝も間違いなく候補に上がってきて、先ほどは札幌、北見、音更という位置づけで三角形と言いましたけれども、旭川が入って四角形、これでお互いの地域で切磋琢磨する上でまた形ができれば、20年後に今の若い世代が育って、そして国際大会に臨むようなその環境づくりを私はあっていいと思うんです。  それをなぜ言うかというと、やっぱり地の利です。その日のうちに大会ありますよといったら、例えば十勝で、帯広、音更であれば、札幌から2時間半、北見から2時間以内、朝一の大会に全部地元から来て間に合うんです。そしてその場で終わって帰れるんです。そうすると、練習試合なり交流なりいろんな部分で、高速を使った中で冬期間であってもこういう交流ができると。そういう中で音更は立地条件がやっぱりいいと思うんです。そういう部分で、いち早く手を挙げることによって、十勝管内一つきちっとしたものがあればほかは手挙げれませんから、そういう部分での考え方をできないかなと。特にこれから魅力発信基地ということで、高速の近辺にそういうのができます。もしかその中に一つのカーリング場という部分で位置づけてあると、これは物すごい効果出ると思うんです。そういうものを含めて、魅力発信基地とともに一つの今後の音更町発展の目玉といいますか、そういう位置づけの中で、教育施設とはいいながら、戦略的にはそういう考え方の中で、これから若い人を育てるんだという部分での施設というふうに捉えていただいてひとつ御検討をいただきたいと思うわけです。  特に、高速での交流人口という中で、毎年4年に1回国際農機展というのをやるんですけれども、これ帯広の広野のほうでやるんですけれども、駐車場も何もなくて、十勝大橋ですか、帯広のほうからピストン輸送するような状況です。それでも宿泊施設が全く足りないんです。そうしましたら、トマムから日帰り、トマムから通ってくる。ちょっと行くと、札幌からその日来て帰ると。そういう部分で、あそこにそういう形で魅力発信基地ができて、あの今後開発公社が計画する工業団地等ができれば、家畜品評会場と含めてあそこが世界農機展の大発信地にできていく可能性があるんです。これは物すごく全国的な、全道的な流れの中ではインパクトが強いと思うんです。私は、小野町長にはぜひその辺まで見越した中での十勝、音更のあり方を念頭に置いてほしいということで、カーリング場についてはこれ以上お話ししません。  それと、先ほど副町長から、十分維持管理含めてやっていらっしゃる。私もそういうふうに思っています。特に農村部に関しては、先日平山委員も質問しておりましたけれども、高速道路の廃材ですか、これ私の地域で実証実験して、3年で本当に地先の人もこれはいいものだということで一気に、私もお願いした経過があるんです。そういう部分で、新規の町道のほうはある程度そういうもので我慢しますから、特に幹線の今までできた舗装であるとか宅内道路ですか、これもうちょっと頑張ってください。特にことしのような雪が多くて雨が多い年は非常に道路が劣化しやすいです。今の状況だったら補修費というのは多分間違いなく足りなくなると思うんです。  その辺を含めてぜひある程度お願いしたいわけですけれども、これは中心的な納税者、そして固定資産税の払っている人というのは当然インフラというものに対して物すごく敏感なわけです。だから、先ほど副町長が言ったように、町内会のそういうところへ行ったら道路が言われるというのは、それは当然のこと。それをきちっとできないと、次の世代に渡すときに若い人残りません、こんなインフラの悪いところにいられるか。そこなんです。それをどこまで頑張れるかという意味でひとつよろしくお願いしたいと思います。  彩凛華ですけれども、私も、今答弁あったように、イベントとしての知名度は本当に上がっていると。同感です。町が前面に出てほしいというのは、そういう今後収益事業をするにしても、今の現状ですと、スマートインターからおりたら効率がいいよねとかそういうレベルなんです。そうじゃなくて、スマートインターもすぐつくらせます、そうすれば彩凛華がすぐ見れます、そうしたら交通量も交流人口もふえます、それをやっぱり町は全面的に応援する。今は事業主体があるということなので、今後収益事業もと言いますけれども、まだ私は過程だと思っているんです。当然予算もかかることでしょう。でも、それをやることがスマートインターの早期なつながりにもなりますし、やっぱりやってよかったねという事業になるような中で今から町も頑張っていただきたいと思います。  それと、最後にしますけれども、水道事業関係の管理者、これ俗に言うポストという部分で、技術系の職員物すごくいっぱいいらっしゃいます。どうしても特別職になっていくのは、そういう方たちが少ないというのが現状だと思うんです。そういう意味を含めて、技術職のトップとして管理者がいると。そこにピラミッド型の中で技術者のトップが、そういう方が特別職でいるよという考え方もあっていいんじゃないかと思うんです。そうすることが、先ほど方川委員もおっしゃっていましたけれども、技術の継承。そういう方がきちっといれば、町の人事の中で若い課長さんが来ても十分今後の体制を、教えれると言ったら失礼ですけれども、指導できる。  そういう部分で、長いスパンでもって長期的な見方をできる人がそういうところにいれば、特別職の報酬として1千万以上かかるにしても、それは企業会計の全ての中では絶対に私は利益が出てくると思うんです。それが町に貢献できるというふうに私は思うので、きょうあしたということは言いませんので、十分御検討をいただいて、あと答弁いただいて私は話しません。終わりです。 168 ◯委員長(大野晴美さん)  小野町長。 169 ◯町長(小野信次君)  大変に今現況を捉えて、そしてまた未来に向かって、そして後世にしっかりとつないでいくというお話を大局的なところからお話をしていただきましてありがとうございました。  まず一番最初に言われた町道の整備、高瀬議員が以前からお話を、この話、道路と橋を含めて、長い音更が生き抜いていく上で早く手がけるべきだと。あるいはそういった計画をしっかりと持つべきだというお話をされてきました。  今、副町長のほうからもお話しさせていただきましたけれども、できるだけこのことに向けれるような予算組みも考えながら、答弁を副町長のほうからしましたように、まだその分野のウエートは少ないと言われれば少ないかもしれませんけれども、できるだけそのことを含めて、インフラ、特にそれから長寿命化というお話がありましたし、そしてまた、答弁の中にもありましたように、今国もそのことに向けての起債というようなことで、国もそこに大きく予算を打ってくるということはできない中で、町は町の責任の中でやっていけという中での起債だということなので、御存じのとおりだというふうに思っております。  そういった中で、将来に、いつしか、この3年か5年後の近い将来にそこにしわ寄せが一気に来てしまうということを御心配なされてのお話だと思いますし、私たちもそのことをしっかりと受けとめながら、そういうふうに至らないように努めてまいりたいというふうに思っております。  また、彩凛華のお話なんですが、これは正直言って、十勝川温泉という一つのくくりのみならず、お話にあったように、音更の交流人口、そして音更の魅力、それから音更の全ての素材というものが凝縮されているんだよというお話だなというふうに思っております。その中で、なぜスマートインターという言葉がここに出てきたかということもまたひもといてくれたのかなというふうに思っています。音更がスマートインターを手を挙げたという中で、今高瀬委員さんがおっしゃってくれたように、音更の魅力は何なのだということを一つには気づかせてくれたことも間違いありません。そしてそんな中で、スマートインターということとあわせて、じゃ本当にそこにスマートインターが必要なのかというお話も堀江委員からありましたけれども、今皆さん方から大きな声、そして背中を押されていることを今担当部局のほうがそれをしっかりと磨きをかけながら、そして関係機関に働きをかけながら、また、先生方にも働きをしていただきながら今高瀬議員が提案してくれたような中身に今突き進んでいるところでもあります。  その中で彩凛華が今後どうあるべきかというのは、ここまで大きく、当初本当にわずかな規模でやったことが、ああいうふうに色づけがなされ、さらに今のような状態で、去年は6万4千人ぐらい、そして、それでもあそこの十勝大橋が言ってみればショートしてしまったという中で、これ以上ふえたときどうなるんだろうという言ってみれば今御指摘のように後づけになってきているというのも事実なことでもあります。ただ、それを踏まえて、これだけの全道あるいは全国、あるいはインバウンドから注目をされているということに正面からこれからもしっかりと向き合ってこのことに対処していかなければならないというふうに思いますし、また、実行委員会だけじゃなくてということでのお話で、町ももっと積極的にというお話がございました。  この中で、今回も若干予算の中で盛らせていただいておりますけれども、2次交通、札幌圏から含めて、そういった交流人口を増進していくという意味でのそういう手だてにも、これからまた改めてそこら辺も見ていきたいなというふうに思っております。  一つには、スマートインターが先なのか温泉が先なのかという時代じゃなくて、相まった中でその重大性をしっかりと受けとめなさいということでございますので、これからもそのことを肝に銘じながら進んでまいりたいというふうに思っております。  また、最後でありますけれども、水道管理者というお話、ただ単にそこに責任者を置くということよりも、そこで働いている人たちにしっかりと自分たちの意識を高めていただくためにもそういった考え方が必要じゃないかというお話でもありました。えてして私たちもそう考えることが大事だなという時期がいずれくるかもしれません。しかし、今現在とすれば、副町長からも答弁させていただきましたけれども、全体を眺めたとき、北海道全体を見たときに、まだ町村にあっても市にあっても、政令指定都市であったり、あるいは帯広市は管理者を置いてございますけれども、まだそういった段階には至っていないのがほとんどであります。  しかしながら、今お話がありました、また、午前中の中で方川委員さんからもお話しありましたけれども、そこで働く人たちの意欲もしっかりと持っていただいて、企業会計なんだから、そういう意識をしっかりと高めていくような土壌づくりも必要じゃないかというお話であったかなというふうに思っております。しっかりとそのことも将来を見据えながら、そういったことが必要だということが、検討の中でそういうところに達した時期にはまた皆さん方に御相談したいなというふうにも思っております。そしてまた、副町長からもお話しありましたけれども、このことについては、我が町としては何回か俎上の中で話題にはしながら今日まで来ているということもそのとおりであります。  ぜひいろんなこれからも御示唆いただければ、なおさら、今後にあって人口が減少というよりも、この4万5千をしっかりと、住んでよかったと。あるいは住み続けたいと言われるようなまちづくりということの御提言であったと思いますので、それを生かしてまいりたいと思いますので、これからもぜひ御指導賜りますようによろしくお願いをいたします。ありがとうございました。 170 ◯委員長(大野晴美さん)  教育長。 171 ◯教育長(宮原達史君)  カーリング場の件ですけれども、先ほど現状からというお話だったので、私、もうちょっと目先の話かと思って、人気のあるうちにというようなちょっと勘違いをいたしましてお話しさせてもらいましたけれども、今お話聞きまして、インターチェンジがある、それからこういう土地もいっぱいあるところですし、これからの伸びるスポーツのうちの一つでもあると思いますし、ここでカーリング場をつくって施設をつくる、そういうことになるとやはり選手も欲しい、選手を育てるという夢のある話もいただきましたので、現状、今隣町で盛り上がっているのを指をくわえて見ているのではなく、音更町でも将来こちらで盛り上がれるような、その拠点となるような施設、そういうことでの手を挙げれるような、そしてそういうものをつくるという打ち出せるような状況になればぜひやってみたいお話だと思いますが、今ここで明言はできませんので、その辺はこれからじっくりと考えさせていただきたいと思います。どうしても体育施設となるといろんな種類がありますので、この辺をバランスとりながら話をしていきたいと思っています。  以上です。 172 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに質疑ありませんか。  質疑がなければ、これで総括的質疑を終わります。  これから、平成30年度予算及び関係条例案について一括して討論を行いたいと思います。  御異議ありませんか。    〔「異議あり」の声あり〕 173 ◯委員長(大野晴美さん)  異議があります。  討論の方法については、改めて協議をすることとします。 休憩(午後 2時55分) 174 ◯委員長(大野晴美さん)  休憩いたします。 再開(午後 3時30分) 175 ◯委員長(大野晴美さん)  皆さんおそろいなので、委員会を再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま、議案第4号平成30年度音更町介護保険特別会計予算、議案第27号音更町介護保険等の実施に関する条例の一部を改正する条例案及び議案第29号音更町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例等の一部を改正する条例案について、一括して討論、採決をしていただきたい旨の申し出がありました。  お諮りします。  この際、議案第4号、議案第27号及び議案第29号について一括して討論、採決を行いたいと思います。  御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 176 ◯委員長(大野晴美さん)  異議なしと認め、そのように決定しました。  これから、議案第4号、議案第27号及び議案第29号について一括して討論を行います。討論はありませんか。  討論があります。まず、本件に対する反対討論の発言を許します。  守屋委員。 177 ◯委員(守屋いつ子さん)  では、議案第4号介護保険特別会計予算、そして議案第27号音更町介護保険等の実施に関する条例の一部を改正する条例案、議案第29号音更町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例等の一部を改正する条例案に反対する立場から討論をいたします。  安倍政権の社会保障削減の最大のターゲットは医療・介護分野ですが、その中でもシビアな給付抑制と負担増が行われているのがこの介護保険制度です。今回、平成30年度の介護保険特別会計の歳入歳出予算が示されたところであります。あわせて議案第27号の中では、平成30年度から平成32年度の第7期第1号被保険者の介護保険料を基準額で年間3千円引き上げ、6万1,200円とすることが提示されました。  介護保険は給付がふえれば保険料が上がる仕組みであり、3年ごとの見直しで保険料負担は増加しています。音更町においては第1期保険料は2,800円でスタートして、第2期で3,400円、第3期で3,600円、第4期で3,900円、第5期4,725円、第6期4,850円、これは第1号被保険者の基準額の月額の保険料でありますけれども、上がり続けています。18年前65歳だった方は83歳になり、介護保険料の負担と後期高齢者保険料、さらには医療費の負担増で、年金の引き下げの中、大変な生活を強いられております。1回行けば500円の負担が重くてデイサービスをやめ、引きこもっている方もいます。とても安心の老後を送れる状態にはないのではないでしょうか。  この介護保険制度、無収入でも保険料の負担があり、非課税の方でも、課税の家族と同居なら高くなる仕組みとなっております。町では12の所得段階に細分化し保険料を設定しているものの、負担が大きいのは事実です。介護保険制度は法改正に基づいて実施しなければなりませんが、町として独自にできるのは保険料の負担軽減に力を注ぐことではないでしょうか。  今回の算定に当たって、勤続10年以上の介護福祉士に月8万円相当の処遇改善を行うことも打ち出されておりますが、実施は消費税アップと引きかえと言われております。平成31年10月予定の消費税引き上げを見込んだ設定と思われますが、不確定要素を被保険者の負担増に反映するべきではないと思います。月額で250円の引き上げを認めることはできません。さらなる見直しを求めます。  そして、さらには議案29号、ここでは身体拘束等の適正化のために対策を検討するというものです。拘束は著しい人権侵害であり、介護保険制度の中で人員配置が緩和されていく、そのことによってこのような利用者に対する拘束という、そういう非人間的な行為が及ばざるを得ない状況をつくっていく、そういう今の福祉制度であり、本来の福祉制度では、人権を尊重していく、そういう暴力的な行為を排除していく、そこにまずは立たなければならない、そこが大きく脅かされているというふうに思います。  さらには、条例制定に当たって、国、道の指針が示されていない中で先取りしてこの条例を制定するのは認められないと思います。  この介護の社会化として導入された介護保険は、3年ごとの法改正によって、医療から介護へ、病院施設から在宅への流れが一層強まるとともに、サービス利用者の抑制や自立支援を重点的に促すものとなってきています。高齢者の特性を掌握した上で、生活実態を見きわめた上で不安が取り除かれる音更町の介護保険制度にしていただくことを強く求め、この議案第4号、議案第27号、議案第29号について反対の討論といたします。 178 ◯委員長(大野晴美さん)  次に、賛成討論の発言を許します。  ほかに討論はありませんか。  なければ、これで討論を終わります。  議案第4号、議案第27号及び議案第29号について一括して採決します。  本件は起立により採決します。  本件は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。    〔賛成者起立〕 179 ◯委員長(大野晴美さん)  起立多数です。  本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第1号から議案第3号、議案第5号から議案第8号、議案第20号、議案第21号、議案第23号、議案第24号について一括して討論を行います。討論はありませんか。  討論があります。まず、本件に対する反対討論の発言を許します。  次に、賛成討論の発言を許します。  松浦委員。 180 ◯委員(松浦波雄君)  平成30年度予算に賛成の立場から討論を行います。  内閣府の経済見通しによれば、我が国経済は、海外経済の回復が続くもと、雇用・所得環境の改善が続き、経済の好循環がさらに進展する中で、民需を中心とした景気回復が見込まれると見通ししています。音更町においても給与所得や農業所得の伸びが見込めると予測されているものの、実生活では生活物資の上昇などにより経済成長の恩恵を実感できるまでには至っていないというのが実態であろうと感じております。  このような情勢のもと、小野町長にとって初の本格予算編成となった平成30年度予算は、一般会計が平成29年度補正予算比3%増の201億7,300万円で、2年ぶりの200億円超えとなり、5特別会計と2企業会計を加えた全会計の総額は0.1%増の332億4,231万円となりました。一見大型と見える本予算でありますが、高齢人口の増加に伴う義務的経費が多く、政策によって自由に縮減できる裁量の余地は限られております。  このような厳しい条件の中で組まれた30年度予算を俯瞰するに、住民税課税世帯の小中学生の入院などの医療費無償化、医療的ケア児の支援、町独自の保育料軽減対策、(仮称)宝来認定こども園建設費補助を初めとする保育施設整備事業への補助、スマホ世代の母親の子育てを支援する母子電子手帳の導入、入学準備金の入学年度開始前支給など子育て支援対策を充実させるとともに、見守りを必要とする対象者への配食サービスなど、弱い立場にある高齢者にもきめ細やかな配慮が見受けられます。  また、経済対策では、交流人口の増加を狙いとする魅力発信エリア構想の実現に向け、先手を打った周辺道路の整備、隣接の町とともに観光振興が期待できる十勝が丘公園再整備事業、移住促進を企図した空き家を活用する短期移住体験施設の建設、そして農業者を守る大豆産地活性化対策事業など、細部にわたって目配りのきいた取り組みがなされていると思います。  これは理事者と町民各層との膝を交えたタウンミーティングで出された意見や要望から導き出され、町民が、住んでよかった、これからも住み続けたいと実感できる予算であると評価するものであります。  しかしながら、音更町も高齢化と相まって緩やかな人口減少に向かっており、医療・介護、インフラの保守整備など今後さらに義務的経費が増加し続け、そしてそれを補う財源を確保しなければいけないという重い課題も残されております。  この解決につながる施策の一つに魅力発信エリア構想事業及びスマートインターチェンジの設置があります。これについては、現在町が着実に布石を打っている手を緩めることなく、今以上さらに奮闘努力していただき、この事業の早期実現を達成していただくことを要望するとともに、予算委員会で出された意見に真摯に耳を傾け、引き続き「みんなでまちづくり」を進めていかれることを熱望し、賛成討論とします。 181 ◯委員長(大野晴美さん)  ほかに討論ありませんか。  なければ、これで討論を終わります。
     議案第1号から議案第3号、議案第5号から議案第8号、議案第20号、議案第21号、議案第23号、議案第24号について一括して採決します。  本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 182 ◯委員長(大野晴美さん)  異議なしと認めます。  本件は、原案のとおり可決されました。  以上で本特別委員会に付託された案件の審査は全て終了しました。連日御熱心に審査に当たられた各委員並びに説明員各位の御労苦に対し深く感謝いたします。  これで予算審査特別委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。 閉会(午後 3時45分) Copyright © Otofuke Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...