音更町議会 2008-12-05
平成20年模擬議会 本文 2008-12-05
日程第3
46
◯議長(
山岸美代さん)
日程第3
会期の決定を議題とします。
お諮りします。
会期は本日1日間にしたいと思います。御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」の声多数〕
47
◯議長(
山岸美代さん)
異議なしと認めます。
会期は本日1日間と決定しました。
日程第4
48
◯議長(
山岸美代さん)
日程第4 町政に対する
一般質問を行います。
3名の方より、
質問の通告があります。
質問者の順序と、その要旨については、
一覧表を配付しておりますので、御了承を願います。
これから、順番に
質問を許します。
10番
議員西川綾香さん、登壇願います。
49 ◯10番(
西川綾香さん)〔登壇〕
議員番号10番、
帯広大谷短期大学生活化学科地域社会システム課程1年の
西川綾香です。
まず、今回のこの
模擬議会で
質問する機会をいただいたことを感謝申し上げます。
きょうに向けてクラスで話し合ったことを、私が代表して
質問させていただきます。
質問は、
ごみの
ポイ捨てと
不法投棄の
実態と
対策についてです。
私
たちの
通学路を初め、
生活の中で、
ごみの
ポイ捨てや
不法投棄を目にしたり、新聞で関連する
記事を見ることもあります。先日も、「
地デジ完全移行でテレビの
不法投棄が懸念される」という
記事がありました。また、コンビニの
ごみ箱への
家庭ごみの
持ち込みや、
ごみ箱の撤去が問題になるなど、
ごみ処理に関する
モラルが問われています。
ごみの
ポイ捨て、
不法投棄は、町の美観や
生活環境を損ね、
観光地としての
価値を下げるばかりでなく、
ごみ処理に責任を持つ
町行政にとっても、その
費用や人手など大変で、大きな問題かと思います。
そこで、その
現状と
対策についてお伺いしたいと思います。
まず、第1に、
ポイ捨て、
不法投棄の
現状についてお教えください。
ごみが捨てられる
場所の特徴、捨てられる量、また、その量は
有料化の前後でどう変化したか、さらに、その
回収や
防止のために
音更町ではどのような取り組みが行われ、それらの
回収や
防止にかけられている
費用と、動員している
マンパワーの
実態をお教えください。
第2に、
ポイ捨て、
不法投棄防止対策として、今後新たに何か
対策を考えているのか、具体的にあったらお教えください。
私としては、
ポイ捨て、
不法投棄の
最大の
原因は
モラルの欠如にあると思います。したがって、
最大の
防止策はさまざまな場面での
教育や啓蒙かと思いますが、
教育の効果が出るには時間がかかりますし、
ごみをゼロにすることはできないかと思います。捨てる人の
モラルばかりを嘆いていても始まりません。捨てる人もいれば、拾おうという人もいます。
そこで、
回収において、一人ひとりの
倫理観が発揮しやすい
仕組み、つまり、落ちている
ごみを拾いやすくする
仕組みが大切だと考えますが、いかがでしょうか。
現状では、心ある人が
ごみを拾っても、家まで持って帰って自宅の
ごみとして処理するしかないと思います。これでは、拾おうと思っても、なかなか拾えないと思います。拾いやすくする
仕組みとは、この、拾おうという思いを行動につなげやすくする
仕組みです。
私
たちとしては、こんな方法はどうかと考えました。昔は、町なかにもっといっぱい
ごみ箱が設置してあったと聞きます。本当は、それを復活させればいいのではと思いますが、そうすると、恐らく
家庭ごみの
持ち込みを初め、未分類の
ごみが捨てられたり、散乱して
ごみ処理費用が膨大になることが予測されます。
そこでまず、
学校や会社と協定を結び、
ポイ捨てごみの
回収専用ごみ箱を設置し、通学や通勤の途中で拾った
ごみは無料で
回収してはいかがでしょうか。専用の
ごみ袋も用意します。協定を結ぶことで、
家庭ごみの
持ち込みの抑止はかなりできるのではないかと思います。是非、検討していただければ幸いです。これは、
てんぷら油の
回収と似た方法です。
てんぷら油でできることは、
ごみででもできるのではないでしょうか。車をとめてまで拾うか、また、そのことが事故の
原因になりはしないかなど、検討すべき点はありますが、工夫をして、実施してみる
価値はあると思います。その
教育効果を含めると、一石二鳥ではないでしょうか。
以上、長くなりましたが、答弁をよろしくお願いします。
50
◯議長(
山岸美代さん)
ただいまの
質問に対する答弁を求めます。
山口町長。
51
◯町長(
山口武敏君)
環境問題の中でも、個々の
モラルが問われております
ごみ処理対策につきまして、貴重な御
意見、御提言をいただき、先ほど来から大変感銘をしているところでございます。
初めに、
ごみの
ポイ捨て、
不法投棄の
実態と
対策についてお答えをいたします。
ごみの
不法投棄は、安全で快適な
生活環境を脅かし、町の美観が損なわれるばかりではなく、その撤去に労力と多額の
費用が伴う、許すことのできない行為であります。このため、町では広報紙などで、正しい
ごみの排出に協力を呼びかけておりますが、一部の心ない人の行為は後を絶たないのが
現状であります。
まず、
不法投棄の
実態についてでありますが、
ポイ捨ては道路、公園、空き地などさまざまな
場所に、また、
不法投棄は比較的量の多いもの、大型のものが、河川敷や道路脇や山林など、人目につかない
場所に捨てられており、いずれも法に触れる行為であります。
これらが、
有料化前後でどう変化したかにつきましては、件数、量に、大きな変化はないものと考えております。その要因といたしましては、現在、環境問題が大きくクローズアップされており、また、
有料化に伴う
ごみの適正処理の議論や積極的な啓発活動の取り組みなどにより、
生活環境の美化に対する
住民意識の高まりがあると思われます。
また、
不法投棄対策につきましては、御
質問にもありますように、
倫理観や
モラルの欠如がその
原因と考えられますので、平成16年4月に、
音更町住みよい
生活環境づくり条例を制定し、町と
町民等が一体となって、住みよい
生活環境の実現に向けた取り組みを進めておりますが、今後も引き続き、広報紙や小
学校の出前講座などで啓発を図ってまいります。
また、
ポイ捨てや
不法投棄禁止など、各種啓発看板を作成し、町内会などからの相談に応じながら設置をさせていただき、一定の効果が上がっておりますが、
費用といたしましては、年間約50万円要しております。人員の面では、環境保全課の職員3名と作業員2名で対応しており、年間業務全体の1割程度を占めているものと思われます。
ごみの
不法投棄は、廃棄物処理法違反でありますので、可能な限り、投棄者を特定し指導しており、時には警察の協力をいただきながら対応しているのが
実態でございます。
次に、御提案の拾いやすい
仕組みづくりにつきましては、町では既に、
町民や企業、団体によるボランティア活動で、
ごみ拾い等の環境美化活動が行われており、集められた
ごみは無料で収集しておりますし、個人が道路清掃などで集めた
ごみは「ボランティア
ごみ」と表示して、ふだんの
ごみの日に出していただければ、無料で
回収しております。これらのことは、「
ごみカレンダー」とともに配布しております「
家庭ごみの分け方・出し方」に記載し、町のホームページでも掲載しているところであります。
なお、
学校や企業と協定を結ぶ取り組みにつきましては、
現状の収集体制の面から対応が難しいと考えておりますが、今後も従来の手法で可能な限り、
ごみ拾いなどの活動や、大量に捨てられた
ごみを発見したときには、町に通報していただくよう協力を求めるなど、
不法投棄の根絶に取り組んでまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。
十分な回答にはなっておりませんけれども、御
意見は
意見として尊重しております。私どもも、今までの経過の中で、いろいろな紆余曲折をしながら、今日の
ごみ収集の方法が最適な手法であるというふうに今までもやっているわけでございまして、御
意見についても、これからの
ごみ行政の中で十分生かせる面は生かしてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと存じます。
52
◯議長(
山岸美代さん)
答弁が終わりました。
西川議員、よろしいですか。
10番
議員西川綾香さん。
53 ◯10番(
西川綾香さん)
丁寧な答弁をいただきましたので、再
質問は控えさせていただくこととし、感謝とお願いを申し上げて、私の
質問を終わります。
これから、ますます経済や財政は逼迫していくことも予測される中にあって、協働の
まちづくりが必要だと言われています。そうであればなおさら、
ごみの
ポイ捨て、
不法投棄対策に、予算や人を割く余裕はないと思います。これらの
費用や労力は、捨てさえしなければ使わないで済むお金であり、労働力であり時間です。これをもっとほかのことに使えば、よりよい
まちづくりができるはずです。
言うのは簡単ですが、実際にその
仕組みを考えるのは大変かと思います。しかし、さまざまな人から
意見を聞くなどの研究調査を含めて、何とか、より有効な施策を実施していただきたいと思います。ちなみに、ボランティアでの
ごみ回収も必要ですし、すばらしいことですが、一人ひとりが日常
生活の中でさりげなく、ついでに拾える
仕組みが考えられるといいと思います。
今回の質疑は
模擬議会ですが、この中で実現可能なものは、是非、実際の
行政、
まちづくりに取り入れていただけることをお願いして、私の
質問を終えさせていただきます。
どうもありがとうございました。
54
◯議長(
山岸美代さん)
以上で、10番
議員西川綾香さんの
質問を終わります。
休憩(午前10時27分)
55
◯議長(
山岸美代さん)
ここで、10分程度休憩いたします。
再開(午前10時38分)
56
◯議長(
山岸美代さん)
休憩前に引き続き、
会議を開きます。
次に、8番
議員両
澤秀美さん、登壇願います。
57 ◯8番(両
澤秀美さん)〔登壇〕
私は、
帯広大谷短期大学で司書の勉強をしている両
澤秀美です。
本日は、
音更町の図書館政策について
質問させていただきます。
私
たちの短大では、
音更町図書館で実習をさせていただくなど、御世話になっております。
音更町図書館は、小
学校への団体貸し出しなどの面において、ほかの図書館にはない活動をしている活発な図書館です。また、その選書に関しても、小
学校に必要な本をきちんと調査した上で購入するなど、すばらしい図書館だと思いました。
しかし、正職員の司書の方が2名であり、その他は臨時職員という構成であるということは、このすばらしい図書館のサービスを継続していくには、大変なのではないかと感じました。
また、選書では、さすが図書館員だと思いましたが、参考図書ではまだまだ足りないものが多かったり、毎年変わっていくコンピューター関係の資料が古いものが多く、図書費が足りないということも実感しました。
音更町の
まちづくりの施策では、「こころを育む学びのまち」を上げています。
学びのまちというためには、学生だけではなく、
学校を卒業した社会人にとっては唯一の勉強の
場所であると考えられますので、自分で
関心を広げられる図書館の充実をお願いしたいと思っています。
58
◯議長(
山岸美代さん)
ただいまの
質問に対する答弁を求めます。
赤間
教育長。
59
◯教育長(
赤間義章君)
大変貴重な御
意見、ありがとうございました。
それでは、
音更町の図書館施策について、お答えをいたします。
初めに、職員の構成についてでありますが、本町の図書館には、現在、10名の職員を配置しており、それぞれが役割を分担しながら図書館の運営を行っております。
このうち、司書資格を有する職員は、正職員が2名、臨時職員が6名で、それぞれの担当業務を申し上げますと、正職員については、事業計画や予算の調整、執行、図書の選択など、図書館運営の根幹となる企画、総務的な業務を担当しております。
また、臨時職員については、図書の貸し出しや予約、利用案内など、利用者に直接サービスを提供する窓口業務を主に担当しております。
これらの業務を遂行するに当たっては、全職員が組織の一員であることを自覚して、意欲的に責務を果たしておりますので、利用される方々には、満足していただけるサービスが提供されているものと受けとめております。
なお、今後の職員構成に関しましては、財政健全化に取り組んでいる
現状もありますので、正職員をふやすことは難しいと思っておりますが、社会の動向や時代の趨勢等を十分に踏まえ、図書館に勤務する方々が意欲を持って良好なサービスを提供していける方策について、検討してまいりたいと考えております。
次に、参考図書等の整備についてでありますが、これまで本町では、厳しい財政状況下においても、毎年800万円の予算を年度当初から計上して、計画的に図書の整備を進めております。また、このほか、例年、
町民の方々の善意によりまして、図書の購入費を指定寄附金としていただいておりますので、これらの浄財を有効的に活用させていただきながら、参考図書等の整備を行っております。
なお、図書の選定に当たりましては、各
学校や利用者からの要望を反映させるとともに、図書館協
議会で御
意見を伺うなど、多くの方々の意向を踏まえて、図書を購入しておりますが、御承知のように、図書にはさまざまなジャンルがありますので、おびただしい出版物の中から、利用者の希望に沿った資料をそろえるということは、予算上の制約等も伴ってまいりますので、時には、容易におこたえできない場合も生じております。
しかしながら、今は、全国の図書館が連携協力して、相互に図書の貸し出しを融通し合う
システムが整ってきておりますので、それらも有効的に活用しながら、可能な限り利用者ニーズに対応しているところであります。
最後に、図書館の充実についてでありますが、図書館に求められる学習ニーズは、多岐にわたっておりますので、その全てを一挙に実現していくことは、大変難しいものがあります。しかしながら、出版物の状況や資料の内容、検索の方法など、図書館として、常に新しい情報を迅速にとらえていくことが、変化の激しい今日の社会においては、極めて大切なことであります。
したがいまして、今後においても、
町民の方々の学習ニーズと、新刊書の出版状況を的確に把握し、できる限り、利用者の意向に沿った図書の整備を進めてまいりますとともに、
学校やボランティア、関係機関との連携をさらに強化しながら、図書館活動の充実、拡大に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。
以上で、答弁とさせていただきます。
60
◯議長(
山岸美代さん)
答弁が終わりました。
両澤
議員、よろしいですか。
8番
議員両
澤秀美さん。
61 ◯8番(両
澤秀美さん)
御答弁ありがとうございました。
御答弁への感謝とともに、図書館について要望するに至った気持ちを述べて、私の
質問を終わりたいと思います。
地方において、魅力ある町をつくっていくために、
生活基盤の水準、例えば、医療、福祉、道路整備の水準などを都会並みにすることは重要であり、そのためにお金がかかるということが、現在、地方の町がどこでも抱えている状況だと思います。
ただ、もし、ほかの町と同じ水準を保つこと、今の状態より悪くしないことを考えているだけなら、ほかの町の後追いであり、大都会のミニチュアにすぎなくなってしまいます。大都市に住むことができない
人たちが、仕方なく住む町としか思われなくなったら、悲しいことではないでしょうか。何か新しいことを始めることができる町、新しい何かをやろうとする人を育てる町が、
自分たちの住むところであったら、また、ここに住んでいること自体が誇らしい町であったらというのが私の思いです。
図書館というところは、使わない
人たちにとっては本を置いているだけに見えるかもしれません。また、小説好きの人が集まるだけの
場所に見えるかもしれません。しかし、自分の知らない分野の情報を取り寄せたり、複数の情報を知って、それを見比べたりできる
場所、現在はやっているものばかりではなく、過去の思想の財産を見ることのできる
場所と考えるなら、新しい何かを始める人のサポートの場に図書館はなり得るはずですし、今現在、優れた図書館と言われているところは、すでにそのようなサービスに入っていると聞きます。
そのとき、窓口やフロアにいて、利用者と直接接し、利用者の必要とする資料を膨大な量の中から選び出し、紹介する司書の役割は大きく、その責任は重いと思います。また、そのための知識と技術は、大学の勉強だけで済むものではなく、仕事についてからも勉強し続けなければできないものだと聞いています。しかし、そのようなサービスをしたいと頑張っていても、数年後にはやめざるを得ないことが決まっているとするならば、どうでしょうか。それは、回り回って、図書館のためにはならないと思います。
このように述べましたが、現在の
音更町図書館がよい図書館であると思っています。また、財政的な理由で、
質問した内容の実現が簡単ではないこともよくわかっております。しかし、それでもなお、今回のような
質問をいたしましたのは、
現状をよしとするのではなく、さらに魅力的なサービスは何かと考え、実行し、
町民とともに成長を目指すことこそが魅力的な図書館をつくり、ひいては魅力的な
まちづくりにつながるのではないかと考えたからです。
そして、魅力的な図書館づくりのためには、資料と図書館司書が大切であり、そのような要望を持っている人がいることを示したかったからです。図書館学を学んでいる
立場からの、私の思いでした。また、さらなる魅力的な図書館づくりというテーマは、是非、検討課題に入れていただきたいと思います。
本日は、
模擬議会にての
質問の機会をいただき、ありがとうございました。
62
◯議長(
山岸美代さん)
赤間
教育長。
63
◯教育長(
赤間義章君)
大変貴重な御
意見、ありがとうございました。
事前に通告書をいただいたときから、おっしゃりたいことは多分そういうことだろうなと思って、非常に重く受けとめて答弁をさせていただいております。是非、待遇改善できないか、そちらの方向で、検討を進めていきたいと、このように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
以上です。
64
◯議長(
山岸美代さん)
以上で、8番
議員両
澤秀美さんの
質問を終わります。
次に、25番
議員山口美優さん、登壇願います。
65 ◯25番(
山口美優さん)〔登壇〕
私は、
帯広大谷短期大学社会福祉科の
山口美優です。
福祉の
まちづくりについて、社会福祉科を代表して
質問及び提言をさせていただきます。
このたび、
模擬議会に参加するに当たり、
音更町の
現状について、学生同士で話し合いを持ちましたところ、次のような問題点が上がりました。
まず、町内公共施設の利用情報や、コミュニティバスを初めとする公共交通機関の運行情報がわかりにくいということです。
また、町内にはさまざまな障害者が暮らす施設や、障害者が働く場があるにもかかわらず、そうした活動やその成果が見えにくいということです。
私
たちは、大学へ入学後、町内外の社会福祉施設で実習を行わせていただいておりますが、そこでは、さまざまな授産商品が製作、販売されていました。しかし、それらを町内で目にすることは少ないように思います。
社会福祉を勉強していて感じることは、障害者への偏見をなくし、私
たちがより身近に感じることができるようにするためには、もっと障害者と触れ合う機会を持つこと、授産商品などを通じて、そうした方々の暮らしや御苦労に触れることだと思います。
そこで、
音更町では、福祉の
まちづくりに関して、どのような工夫や取り組みをしているのか、
質問いたします。
また、このような問題を解消する一つの具体的手段として、私
たちは、「地域
住民・障がい者と学生とで一緒につくる
生活情報紙の発行」を考えました。
既に町から発行されている「広報おとふけ」は、町から
町民に伝えたい情報を伝える媒体ですが、私
たちが提案するこの
生活情報紙は、
町民が必要としている身近な情報を掲載、提供するものです。例えば、その中に、コミュニティバスや公共交通機関の時刻表や、町内にある商店の活性化のために各種の情報を掲載したり、また、社会福祉施設等による授産商品の紹介もしてはどうかと考えました。
こうした情報紙を、地域
住民・障害者と学生とが一緒になって共同制作し、定期的に発行できれば、福祉の
まちづくりにつながると思いますし、私
たちも
音更町内の大学に通学する学生として、できる限りの協力をしていきたいと考え、提案をさせていただきました。
以上の点について、町の御見解を伺いたいと思います。
66
◯議長(
山岸美代さん)
ただいまの
質問に対する答弁を求めます。
山口町長。
67
◯町長(
山口武敏君)
貴重な御
意見、御提言をいただき、ありがとうございます。
初めに、
音更町では福祉の
まちづくりに関して、どのような工夫や取り組みをしているかとの御
質問について、お答えをさせていただきます。
町民と
行政が一体となり、魅力ある
まちづくりを進めていくため、
町民の英知を集めて策定した、
まちづくりの指針であります第4期
音更町総合計画に基づき、各種の施策を推進しているところであります。
福祉政策につきましては、「やさしさに満ちた健やかなまち」を基本目標に掲げ、子供から高齢者まで、
町民が地域の中で支えあいながらともに暮らしていけるような、医療、保健、介護、子育て支援、障害者支援、生きがい、敬老など、多様な施策の充実を図り、「住んでよかった、住んでみたい」と感じる町を目指しているところであります。
具体的な仕事の内容につきましては、福祉に限らず、積極的に広報紙やホームページを通じて、情報公開し、
町民の皆様にお伝えするとともに、施策部門別に具体的な内容をまとめ、ガイドライン、例えば「高齢者のための保健福祉ガイド」や「障害者福祉ガイド」、「保育園ガイド」、「社会福祉制度の概要」などを作成し、関係する皆様に配布し、制度の啓発に努めているところであります。
次に、御提言の
生活情報紙についてでありますが、大変すばらしい取り組みと感銘をいたしております。町の広報紙では伝えきれないものを補完し、身近な情報の掲載、提供を目的とした
生活情報紙の発行は、情報発信媒体として、極めて有効な手段であると受けとめております。
町では、平成18年に
まちづくり基本条例を制定し、町、
町民それぞれが役割分担し、
町民の参加とともに協力し合う協働による
まちづくりを進めているところであります。この御提言は、まさにその理念に合致する内容でありますので、是非、具体化し、実現できるよう、町としても積極的に協力をしていきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
今はまだ、具体的な内容になっておりません。是非、この情報紙作成に当たっては大賛成でもございますし、これからの
行政の流れとしては、そういう方向も非常に大切なものとして、
行政で考え、取り組んでいきたいと考えているところでございます。
68
◯議長(
山岸美代さん)
答弁が終わりました。
山口議員、よろしいですか。
25番
議員山口美優さん。
69 ◯25番(
山口美優さん)
再
質問をさせていただきます。
町として、積極的に協力するとの御答弁、ありがとうございました。
町長さんから前向きな考え方が示されましたので、もう一歩踏み込んで、町として具体的にどのような内容で協力していただけるのか、お尋ねいたします。
70
◯議長(
山岸美代さん)
答弁を求めます。
山口町長。
71
◯町長(
山口武敏君)
再
質問ということで、答弁をさせていただきます。
最初に答弁させていただいたとおり、
生活情報紙の発行については、極めて有効な手段であると考えておりますが、共同制作されるに当たって、どのような組織体制とするか、また、紙面構成や発行回数などなど、具体的な内容はこれから考えてつくっていかなければならないということでございますから、今の段階でこれとこれをするという決めつけた考え方よりも、現実問題、そういう組織体制ができた段階で、町としてもその中に加わり、そして、
皆さん方とともに、もしこの発行紙をつくる上での組織体制ができれば、町も積極的に参画をさせていただきたいと、そのように考えております。
ただ、今のところ想定されるものといたしましては、情報の提供、収集、紙面づくりの協力、さらには役場内に印刷室を備えておりますので、情報紙の印刷については十分活用していただけるものではないかなと。
いずれにいたしましても、若い方々の発想と熱意は、これからの福祉の
まちづくりに欠かせないものであり、さらに、協働の
まちづくりからも、町として、できる限り協力をさせていただきたいという考え方がございますので、是非、
学校の中においても、あるいは仲間の中においても、こういう情報紙を発行する上で必要な話し合いといいますか、組織構成等も積極的に参画をいただければ、同じ
山口同士でございますので、決してうそのないように、必ず実行してまいりたいと思いますので、今後、大いに期待をしておりますので、よろしくお願いしたいと存じます。
72
◯議長(
山岸美代さん)
答弁が終わりました。
山口議員、よろしいですか。
25番
議員山口美優さん。
73 ◯25番(
山口美優さん)
短大生は、在学期間が2年間と短いため、学生だけで具体的に実現していくことには限界があります。今後、町の担当部局の積極的な御協力や御助言をお願いし、
質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
74
◯議長(
山岸美代さん)
以上で、25番
議員山口美優さんの
質問を終わります。
これで、
一般質問を終わります。
閉会(午前11時03分)
75
◯議長(
山岸美代さん)
以上で、本日の
会議に付議された案件は、全て終了しました。
学生議員の
皆さんはもとより、町
議会並びに町
関係者の
皆さんの御協力に感謝します。
大変貴重で、すばらしい体験をさせていただき、ありがとうございました。
これをもちまして、
音更町
模擬議会を閉会します。
76
◯議会事務局長(
浜井信一君)
起立願います。礼。着席願います。
閉会後の
あいさつ
77
◯議会事務局長(
浜井信一君)
閉会に当たりまして、寺山副
町長より、ご
あいさつを申し上げます。
78 ◯副
町長(
寺山憲二君)
模擬議会の閉会に当たりまして、一言お礼を申し上げます。
山岸美代模擬議会議長のスムーズな議事進行によりまして、
模擬議会の全ての
日程が無事終了できましたことに対しまして、心から感謝申し上げます。
学生議員を代表して、
西川綾香さん、両
澤秀美さん、
山口美優さんから、
音更町の
まちづくりに対し、大変厳しい御
質問や御指摘、さらには、若々しい感性から生まれる貴重な御
意見、御提言をいただきました。これからの
まちづくりに大いに役立ててまいりたいと考えております。ありがとうございました。
また、
質問に立たれた3名の
学生議員と一緒になって、
質問のための事前調査や整理作業を行っていただき、本日、
議員席並びに傍聴席におられます
大谷短期大学総合文化学科の
皆さん、
生活科学科地域社会システム課程の
皆さん、
社会福祉科社会福祉専攻の
皆さん、さらには指導に当たられました先生、スタッフの
皆さんに、心から厚く御礼を申し上げます。
町民の
皆さんとともに歩む、協働の
まちづくりの第一歩は、
町民、
議会、そして
行政がいろいろな情報を共有することが第一であろうと存じますが、こうした
意味におきまして、
模擬議会を企画立案し、本日、大谷短大の学生の
皆さんと有意義な時間を共有させていただきました
音更町議会議員の
皆さんに改めて感謝を申し上げますとともに、学生各位が未来に向かって大きく羽ばたかれますことを祈念し、お礼の
あいさつとさせていただきます。
本日はどうもありがとうございました。
記念品贈呈
79
◯議会事務局長(
浜井信一君)
ここで、御協力いただきました
帯広大谷短期大学の
皆さんに、記念品を贈呈したいと思います。
山岸美代さん、前へお進みください。
模擬議会終了の宣告
80
◯議会事務局長(
浜井信一君)
以上をもちまして、
音更町議会の
インターネット中継開始を記念いたしました
模擬議会の全てが終了いたしました。
お疲れさまでございました。ありがとうございました。
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
議 長
署 名 議 員
署 名 議 員
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