厚真町議会 2019-06-13
06月13日-01号
△
伊藤富志夫君
○議長(渡部孝樹君) 最初に、伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 第2回
定例会一般質問を通告どおり始めていきます。 今回私は、1項目めも2項目めも、
災害復興計画が進んでいく中で、こういう点でもどういうふうになっていくか、またはこういうふうにしてもらえればというような思いがあって、一般質問を行っていきます。 まず、1項目めは
高齢者福祉施設の整備と人材確保でありますが、これは所管も違ったりしますので、町への一般質問ではこういうふうに思っております。
高齢者保健福祉計画整備充実と
人材確保政策を目指してということで、町の福祉関係でぜひともこういう問題を復興計画の中ででも意識というあたりを考えております。 地震後からいろいろ回ってきました。その中で特に今思って感じていることは、ついの住みかということを非常に考えております。とりわけ単身または2人世帯の高齢者のついの住みかであります。具体的には、全壊家屋の仮設に入られている高齢者の方とお話ししても、その後の住宅については本当に悩まれています。これは全壊だけではもちろんありませんが、その後、ついの住みかをどういうふうにしていくかということを本当に悩んでおります。私の住んでいるルーラル地区でも同じであります。 移住定住で既に30年過ぎましたが、最後の最後に連れ合いが亡くなって1人になって、そして今の持ち家で今後住んでいくのかどうか、この辺が非常に悩ましくなっていきます。最終的にはどういうふうにするかという問題が出てきます。そういうところで、どうしても私は、町内、厚真町の
高齢者福祉計画、ここにぜひとも一定の視点を、そういうものに対する回答をつくり出していってもらえないか。とりわけ地震後、復興計画立てていくときに、健やかで安心な厚真町というテーマがあります。そういう意味では、こういう問題をしっかり考えていくことが必要だと思っております。 具体的な話にいきます。とりあえず町内の
社会福祉施設を、いま施設に入りたい、しかし入れない、こういう背景状況を調べてみました。
特養老人ホームの豊厚園は30人、
グループホームやわらぎは20人、
生活支援ハウスともいき荘は21人、民間ですが、
グループホームえがおでは17人と聞いております。合計すれば88人であります。もちろんダブりもありますし、施設のそれぞれ性格がありますから、一緒にすぐ比較というふうにはなりませんが、こういう数に対してどういう対応をするかということが求められてきます。先ほど言いましたついの住みかという点だけで、老後を安心して暮らせる住宅または
サービスつき高齢者住宅のような住宅の必要性が出てくるのではないか、そういうふうに思っております。 そこで聞きますが、先ほどの待機者の数、一概に全部じゃありませんけれども、かなりの数があります。そういうついの住みか的な厚真町内にあります施設のさらなる
高齢者福祉住宅や
サービスつき高齢者福祉住宅の建設などの考えをお持ちでしょうか、または持っていなくてもそれに対してどういうような考え、対策をお持ちでしょうか、お伺いします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君)
高齢者福祉施設の整備と人材という質問要旨の中で、まずは高齢者の皆さんの安全・安心したついの住みかをどう確保していくかという点に絞っての質問だということでございますので、それについてお答えさせていただきたいと思います。 ご存じのように、町として今現在、
高齢者保健福祉計画・
介護保険事業計画、これがちょうど第7期に差しかかってございます。平成30年度から令和2年度までの間をその計画期間としているところでございます。この計画期間においては、伊藤議員がご質問のような、例えば
サービスつきの高齢者住宅あるいはそれ以外の高齢者の皆さんが共同で安心してお住まいをするという、そういった施設の建設計画は、今の計画上はございません。 ただ、最近の
グループホームあるいは特養等の待機者の数を調べますと、重複している方々もおりますが、かなりの人数に上がっているという、そんな施設からの報告もございますので、これらについて
コスト計画策定が必要でございますので、その
コスト計画策定に向けての調査等を重ねていく中で、新たな計画にどこまで組み込めるか、あるいは並行して、現在、
復旧復興計画を策定する作業を始めてございますので、そういった中においてどう整合性を立て、あるいは当然、事業主体も含めてさまざまな手法、いろいろと選択肢を検討しながら、実際にどの程度の部屋数が必要なのか、これらについてあわせて検討してまいりたいなと、そのように思っております。 ただ、国の方針としては、ご存じのように、できる限り自立した生活を保障していこう、在宅での住まいを保障していこうという、そういった流れもございますので、施設の中に全て収容するという方向から大転換をしている国の方針もございます。そういったものと厚真町の被災状況と、それから、被災された方々が自力再建あるいは日常生活を取り戻すための住まいの確保、これらもあわせて検討していかなければならないというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 今言われたように、待機者の数は非常に多いという状況、そして、それに対しての対応では、
コスト計画等を今後も調査して、どうするかというあたりの計画以降だというふうに受けとめました。ぜひとも、この復興計画の中ででも落とさない、1つ緊急のような課題であると思っています。ですから、落とさないでひとつその辺を進めていただきたいというふうに思います。 2点目も実は関係していますので、次の2点目に入らせていただきます。 今言われましたように、私もこれをまた読み、そして考えましたが、A-7プランによれば、これは29年度の実際のデータで、65歳以上が1,727名、65から74までがそのうちの737人、75以上が990人という、これは29年度です。介護認定は、最初の前期高齢者の方は24人、後期は248人となっております。 ところが、これがよく問題に言われる2025ですか、いわゆる団塊の世代が75になる、このときに介護なり医療関係の問題は2025問題というような形で出されておりますが、2025年になりますと、もちろん推定ではあります。あくまでもA-7プランのデータで見ていくと、人数的には20人しかふえません。1,727が1,747、人数的には20人なんです。しかし、先ほどの前期高齢者、後期高齢者の数でいくと、これが前期は26人、後期は68人ふえて、特に後期は1,058人となっていきます。介護予定者もかなりふえていきます。44人というふうに数がなっていきます。 そういうことを鑑みても、この点でも本当にこれからの介護施設などの問題、
特養老人ホームや
グループホームの福祉施設の問題、これらが現状で果たしていいのかという問題になります。これをどういうふうに町の福祉計画では、そういうところへアプローチしながら、この2025時点での対応を考えられていくのか、その辺が2点目の質問であります。私は簡単に、整備・拡充についてどんな考えを持っているかという言葉で書いてしまいましたが、ぜひ2025の時点でのそれぞれの対応というか、特養や介護施設などの対応をどういうふうに考えておられるか、その辺を2点目お聞きしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) お尋ねの2025問題、令和に直しますと令和7年ということになります。人口推計の手法がさまざまございます。厚真町でも、地方創生のための総合戦略の前提として人口推計をとらせていただきました。また、ポストA-7のプランの中でも、高齢者に絞っての人口推計をとったという状況の結果が、先ほど伊藤議員がおっしゃっていました2025年に第1号の被保険者が1,747名になるんではないかと。それから、その内訳として前期高齢者、後期高齢者の内訳も一応推計をしていると。また、当然介護認定率についても、どちらかというとハイリスクのほうに偏った見方をしているというところでございます。 ただ、あくまでも令和7年度の推計値ということでございます。全体人口としては、厚真町の先ほど申し上げました人口推計のビジョンを見ても、令和2年度をピークに高齢者全体の人口も減っていくのではないかと、こういう見方をしているところでございます。ただ、全体として平均寿命が伸びていく中で、後期高齢者の方がどうしても割合として多くなっていくということになりますので、当然、後期高齢者の方の割合が多くなれば介護認定率も高くなっていくのではないかと、そういう前提に基づいて、国の一定のルールに基づいて推計値をとったわけでございます。 全体として、現在の要介護度3以上の重症な方々が多くなっていくという前提を置いて、それでは特養をどの程度用意すればいいのかということに単純に結びつけることなく、やはり日本全体としては介護予防にとにかく努めましょうと、できる限り健康な方、いわゆる年齢がいっても介護度が高くならないような、そういう取り組みをしましょう、あるいは医療と介護の連携を強めていって、自宅で尊厳のある生活を保障していきましょうという、そういう国の流れのもとに、厚真町でも
地域包括システムの構築を目指しておりますし、また、苫小牧市を中心とした1市4町の定住自立圏の中でも、最重要課題として今後取り組みを進めていくというところでございます。これらに関しては、
苫小牧医師会でも相当課題視してございまして、今後重点的に取り組んでいきたいということで、さまざまな機関が連携を密にしているところでございます。 そういう流れの中で、コスト計画を立て、そして、その中で本当に必要な特養の部屋数は幾らなのか、あるいは
グループホームみたいな施設がどの程度要るのか、それから、話はちょっと戻りますが、サ高住的な施設あるいは高齢者の
共同福祉住宅がどの程度必要があるのか、やっぱり慎重な分析をしていかなければならないというふうに考えてございます。どれ一つとっても個別に判断することなく、
地域包括ケアシステムの構築を前提とした全体像を描いていく必要があるのではないかなと、そのように思っております。 答えに直接なっていないかもしれませんが、令和7年度の現在の推計値を見て慌てて増床することが、果たしてそれぞれの事業体にとって経営上可能かどうかも含めて検討していく必要があるなと思います。 ただ、厚真町として、高齢者の皆さんが安心して厚真町で住んでいける、そういう状況を保障することは、町として当然の責務だと考えてございますので、それぞれ現在、福祉事業を展開する事業体と懇談も密にしていって、しっかり将来の安心を描き切っていきたいなと、そういうふうに思っております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) どう答えていいのか、上手に丸め込まれている気がしますが、幾つか気になる言葉があるんです。慎重の分析だとか、あと、単純に結びつけることなくとか、介護予防、いわゆる在宅のところを中心にというか、というような流れ、国の流れという言葉で言われますけれども、現実、一人ひとりがそういうことになったときに、本当にそれに応える施設なり対応なりがあればいいですよ。現実は非常に大変な状況に今なっているというのが私の認識です。そういう意味では、本当に慎重な分析は、真面目に慎重に分析して、実態をきちんと把握して、的確に施策をつくっていく、こういうことはぜひお願いしたいと思います。 災害復興でとても大変な状況でいるというのは私も承知していますし、財政的な問題、予算の問題もありますから、そうそこにぽんぽんといくというふうには思っていませんが、前段述べたように、ついの住みかなり、その後、自分がどういう事態になるかわからない状態に対して、町がいつもこういう受け皿があるという安心は、やっぱりこの厚真町が本当に福祉の町だということを支えてくれるものになっていくと思いますので、ぜひその辺は、どうも言葉だけ聞いていると、やらないんだなという感じを受けてしまいますので、本当にしっかり厚真町独自の福祉政策、きちんとつくり上げていってもらえればと思っていますので、よろしくお願いします。 最後、3つ目です。これが恐らく今、一番キーになってくるんです。①と②を訴えてきましたが、結局、③番の人材の問題が、どの施設も悩んでこれがうまくいっていませんので、なかなか先が見えてこないというか、例えば今の話、1つの定員をふやしたところで、人材が確保できるかどうかというほうが心配になる現状であります。そういう点で、人材問題を町の福祉計画の中ででも、どういうふうにしたら人材が確保できていくのかというのを真剣に取り組んでいかないと、なかなか突破口がないなというのが率直な、この間の話をしていて思うことであります。 一方で、うまくいっているところもあるというふうに聞いているんです。職場環境や仕事の成長を感じられる、そういう取り組みをつくり上げていっているところなんかは、割合、人材というのは一定確保されているというふうに聞いています。ある意味、うまくいっているところの研究、そして、何をどう進めていったらいいかというところを1つ、今後、人材確保についての福祉計画をつくり出していってもらえればと思っています。 先ほど広域の話がありました。1市4町でも同じきっと課題だと思うんです。やっぱりこの問題1点ででもどういうふうに対応したらいいかと。今度、養護学校ができますけれども、やっぱり苫小牧市が中心になって、こういう人材がつくれていけるような機関をつくるなり、そして対応する、何かそういう手を見つけていくことはできないでしょうか。そんなようなことを思っております。どうですか、この③について。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) ③という質問でございますが、いわゆる介護施設の介護人材をどう確保するかという、そういうご質問だと思います。
先ほど施設整備のところでも触れましたが、当然、事業者の意欲だとか、実はそれより重要なのは人材確保、こういった課題を抱えていて、単純にすぐ施設を開設できるという状況にはないという状況を、我々も非常に憂いている状況でございます。そういう意味で、特にご質問の介護人材の確保については、町としてもさまざまな工夫をしてまいりました。 今現在展開している事業としては、介護職員の
初任者研修受講者の補助事業、それから
インターンシップの支援事業、それから
就労支援金事業、こういったものを展開しているわけでございますが、残念ながら平成30年度については、震災もございまして十分な取り組みになっていなかったということで、結果につながっておりませんでした。 ただ、令和元年に入って、
インターンシップ支援事業と就労支援金の事業、これを活用した事案が1件ございました。これから先は、さらに町内の福祉法人としっかりと懇談をしていきながら、人材確保についてさらなる深掘りをしてまいりたいなと、そのように思っております。 また、当然、パイをふやす、いわゆる挑戦者をふやすことがまず1つ、行政としては一番支援しやすい形かなと、そのように思っております。そういう意味では、新卒あるいは高校生にどうアプローチしていくか、それから、若い方々が福祉分野に目を向けていただく、あるいは可能性を感じていただくような、そういった取り組みが必要ではないかなと、そのように思っております。 また、当然ながら最終的には、伊藤議員がおっしゃったように、問題は事業者の中の事業所のモチベーションをどう維持していくか、あるいは高めていくか、それが鍵になっていくんだろうなと、そういうふうに思っております。 以前の一般質問でお答えしましたように、実際の報酬そのものについては、全国と比較しても比較的町としては遜色のない、厚真町内の事業所が支給している報酬については、遜色がないという状況だと我々は判断しておりますので、肝心なのは、各事業所での就労環境あるいはモチベーションをどう高めていくか、そういう取り組みにかかっているのではないかなと、そのように思います。 それらに関しては、行政が直接手を差し伸べることがなかなか難しいということもございますので、先ほどから頻繁に引用しております町内の福祉法人と行政との懇談会を重ねながら、お手伝いできるもの、あるいは町として人材確保に有効な手は、まだ可能性のあるものについてはどのようなものがあるのか、町内の福祉法人としっかりと懇談を重ねていきたいと思います。 また、もう一つ提案がありました。もっと広域で取り組めないかということに関しても、1市4町の定住自立圏構想の枠組みの中でも、町としても提案をしてまいりたいなと、そういうふうに思っております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 先ほど言われたようなことの積み重ねが大事だと思います、私も。町内の福祉施設との懇談会は非常に大事で、そしてそこで出てくるものに対して、町が本当にサポートをしっかりできるかどうか、この辺が今度、職場の中での環境づくりにつながっていくと思っていますので、ぜひともその辺をしっかりやってほしいのと、先ほど言われたとおりです。1市4町との関係でも、どこでもきっとこの課題はあると思います。だから、どういうふうにしたらこれが、例えば広域の中ででは何とかうまくいっているという、こういうものがつくり出せるか、これもぜひ考えていただければと思います。よろしくお願いします。 大きな2項目めに入ります。 これも先ほど前段で言いましたように、
災害復興計画の中で、とりわけ今日は、前回もそうでしたが、私の住んでいるルーラル・フォーラム地区での具体的な話になっていきますが、それでも
災害復興計画の中で、どの地域でも同じような問題というか悩みがあると思うんです。私はこの点で自分のところで、きょうは選挙後初めての一般質問ということで、私自身はどこにしっかり依拠してやるかというあたり、意識していますので、再びこの問題でやっていきたいというふうに思っております。とりわけ百年記念公園の問題、そしてルーラル・フォーラム地区の問題ということで進めていきます。 今、本当に町の宅地土壌の問題で、町と、一歩ずつですが進めております。ただ、住民はまだまだこの地に、先ほど言ったついの住みか、ここを本当についの住みかにしていいかどうか、まだ工事が具体的に進んでいない、全壊されていても、具体的にどうするかという話を伺えば、やはりついの住みかにするかどうかの悩み、これがありました。 そういう意味で、百年記念公園は、私がこだわるのは、私は20年前にこのルーラルに移住してきましたが、本当にあそこ、いつもよく散歩しました。散歩してほっとする自分が結構あのときありました。そういうことを思うと、この間もまた歩いて、そして、百年記念公園のところにいろんな施設があります。名目はこうです。歴史遺産の伝承や独創的な文化の形成、これはあの入り口にある大きな看板、今は倒れてしまって埋もれてしまっていますが、それを払って読むとそういうことが書かれております。 その歴史遺産として、厚真町の歴史を見ていただこうということだと思います。子供たちにも大人たちにも、ああいうところへ行って見てもらおうと。屯田兵屋、鍛冶屋、砂鉄屋、炭焼き小屋、水車小屋、これらが1軒ずつ建っております。そしてその説明もきちんとされてあります。まさに歴史遺産の伝承、独創的な文化の形成をスタート当初は意気揚々と立ててあったと思うんです。 しかし、現在は本当に悲しくなります。とにかくルーラルの裏側に走っている導水管、あそこの導水管も完全に壊れてしまっていますので、むき出しになっていますし、そして、10メーターぐらいの道路がもうずっと裏道は走っています。ですから昔の面影はありません。 そういう意味でいくと、まず聞きたいのは、この導水管、もちろんこれから工事をやられて直った後の話ですよ。導水管の工事の終了後、あの昔あった遊歩道とか散策路、これは復旧されるのか、そして、さらにこの百年記念公園はどういうふうになっていくのか、まずこれをお伺いします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 現在の百年記念公園の惨状、これについては、導水管の布設工事が終わって、速やかに緑化作業をして、そして百年記念公園を再整備していくという、そういう住民説明を繰り返してきた、このスタンスには変更はございません。ただ、昨年9月6日に発生した地震によって、導水管そのものが大きく破断をしたという状況でございます。これが修復期間が全体として3年ぐらい見込んでいるということもございますので、その修復を待って、百年記念公園をどう修繕していくかということになろうかと思います。 また、百年記念公園は平成元年に供用を開始しているということでございます。ちょうど厚真町が、当時、開庁90周年事業として企画した中の大きな事業でございました。それは開庁100年に向けて10年間かけて整備していこうと、そういう構想で始まったものでございます。面積にして24ヘクタールという大きな公園でございます。その公園の整備のコンセプトとして、厚真町の開拓の歴史をそこに表現していきたいということでございました。 ただ、施設としては、厚真町全体の120年の歴史を振り返られる、あるいはなぞっていける、そんな状況であるかどうかというのは、非常に皆さん方にとっては十分ではないのではないかという、そういう評価がされるような状況でございます。それらに関しても、もう一度、厚真町として立ちどまって、あの百年記念公園をどういう活用の仕方、あるいは町民の皆さんに利用していただきやすい公園にしていくべきか、もう一度検討する必要が、そんな時期に来ているのではないかなと、そのように思っております。 ただ、そうはいっても検討するのに時間が必要です。その間、壊れた建物をそのまま放置しておくわけにいきませんので、基本的には早急に全部撤去するというふうに考えてございます。また、屯田兵屋は唯一修繕が可能かなという、そんな報告も受けておりますので、それらについて個別に十分検討していかなければならないというふうに考えております。 いずれにしても、せっかく10年間かけて整備しようとした大きな公園でございますので、公園としての位置づけは今後も変えていくつもりはございません。ただ、先ほど申し上げましたように、あそこに厚真町の120年の歴史を表現し切れるかどうかというのは、ゆっくり考えてみるべきかなと思います。 ちょっと話はずれますが、当然、復旧・復興計画の中で、昨年の震災の遺構、これについてもしっかりと検討していかなければならないと、私はそう思っております。そういう意味では、震災遺構と百年記念公園の役割分担、こういったものも検討していかなければならないのではないかなというふうに考えてございます。 フォーラム地区に関しては、環境保全林として、住民の皆様あるいは町外の方々が森で自分の体を癒やしていくと、そういう思いもあって環境保全林を整備してきておりますので、その一連の流れで、百年記念公園の位置づけあるいは活用方法、整備の方法についても、十分検討し直していく必要があるのではないかなと考えてございます。当然、今現在利用されている方々、散策中心に憩いの場として活用されていることだと思いますので、そういったものは大切にしてまいりたいなと、そのように思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) これから計画立て直しというか、つくり直しのような話でしたが、私も1つずつ中に入って見たんです。例えば木炭業の歴史の建物は苫小牧からの寄贈で、その人の名前もちゃんと書かれて置いてあります。そういうようなものもあるんです。そのほか、昔使っていたような道具類、軽舞小学校に行けばいろんなものがたくさんありますけれども、あのぐらいのものが幾つもあるんです、あそこには。 ですから、ぜひそういうものの取り扱いもひとつやってもらいたいのと、建物によって全然まだびくともしていないものもあるんです。一番奥の水車小屋なんかは全滅状態です。ですからこれはもう早急に、やっぱり危ないですから撤去という問題はあると思うんですが、ぜひ利用価値のあるものは、何でも壊すのでなくて、やっぱり利用できるようなことも含めて考えて、次の計画というか、そういうものに対しての取り組みも考えていただきたいんですけれども、いかがですか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) とりあえず被災した建物については撤去すると。その後、安全を確保した上で、当然、緑化、植栽、こういったものは進めていかなければなりませんし、せっかくの水辺がございますので、今現在も蛍を育てている方々もいて、蛍の観賞を楽しみにしている方々もたくさんいらっしゃる。そういう自然環境が非常に豊かなところだということはご承知のとおりだと思います。そういう環境はしっかり守っていって、それと、先ほど言いましたように、120年の歴史を果たしてあの場所で表現し切れるかどうか、それがふさわしいか、それから、これから考えていかなければならない震災遺構、新たな震災遺構の場所もこれから検討していく中で、全体厚真町としてのさまざまな公園あるいは交流の場の再配置、そういったものも一緒に検討していく中で、これまでの歴史をなぞるところがどこがふさわしいのか再検討していきたいと、そのように考えてございます。 ただ、ルーラル地区にある今現在の人々の森の中での憩いの場所という位置づけ、それから自然環境が非常に水辺も含めて豊かだということは明らかですので、そういった活用については、今現在の百年記念公園の中心になるのではないかなと、そういうふうに思っております。ただ、展示物を並べておけばいいかどうかというのは再検討する余地があるかなと、そういうふうに考えてございます。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 具体的にその中のものとか建物で十分使えるようなものに対しては、どういう対応をされますか。撤去ですか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 先ほど申し上げました屯田兵屋が修繕するのに値あるかなというふうに報告を受けておりますので、それについては危険のないように修繕をさせていただく。それ以外については、基本的にはひとまず撤去というふうに考えてございます。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 撤去というのは壊すということですか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 解体するというふうに考えていただければと思います。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) よくまず見てみてください。あれにも随分、恐らく30年以上前ですが、町が恐らくかなりの予算をかけてつくり上げたものだと思うんです。それを今度はもう、そういうものの表現がそこだけではというような言い方で、すぐ壊せばいいという問題じゃないと思うんです。その辺はよく見て、使えるものをどう再利用できるかも考えて進めていただけませんか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) それらについては、担当課長がおりますので、細かな建物について、現状について説明させていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事(佐藤義彦君) 今の百年記念公園にございます建物の現状でございますけれども、先ほどから名前の出ています屯田兵屋につきましては、ドアの外れ、裏の排水の関係が多少壊れてございますので、修繕可能かと思ってございます。また、鍛冶屋、装蹄所、それから炭焼きの物置などは、ドアが外れている程度ですので、こちらについてもその辺を修繕させていただきたいと。そのほかの炭小屋につきましては今、全壊しております。こちらについては危険ですので撤去させていただきたいと。また、あずまやにつきましても、かなり椅子等の壊れ、傾き、屋根の壊れなどが発生してございます。こちらについても、再度調査の上、危ないものについては撤去させていただきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) よく見に行けば、本当に利用ができるかどうかもよくわかりますし、中にあるものだって利用できる、これは大事なものだということで確保が必要だと思うものは、軽舞小学校などの施設もありますから、ぜひそこへ入れて進めていただければと思います。 続けます。今、百年記念公園に限っての話でしたが、ルーラル・フォーラム地区では、同じような施設ではないんですけれども、例えばあずまやの家が、みはらし公園のところが危ない状態に、木に寄りかかって、その木で支えられている状態です。それと、フォーラムでいうと、アスファルトがないところがありますよね。歩道もゆがんじゃって、ああいうようなところの、これは直近の話ですけれども、やり直しというか、しっかりやっていく話など、ちょっとどういう計画でいるのか教えていただけますか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 災害復旧、町が管理しているものについて災害復旧を進めていくということでございます。その地区によって緊急度がございますので、優先順位をつけながら改修工事をしていくということでございます。 今、具体的に、いわゆる町道の不陸が発生している、それから公園にあるあずまやの状況、話が出ましたので、その2点についての復旧計画をとりあえず現課のほうから説明させていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君)
建設課災害対策担当課長。
◎
建設課災害対策担当課長(伊藤文彦君) ただいまご質問のございました道路の復旧、フォーラム地区の道路の復旧につきましては、既に工事を発注済みでございまして、今後、近いうちに現場のほうの復旧工事に入る予定でございます。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事(佐藤義彦君) あずまやについては、ルーラル地区にあるあずまやについてだと思います。そちらについては、今かなり壊れている状況でございますので、危険ですので、撤去の仕事を発注させていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 最後の最後にします。 今は直近の非常に具体的な話になりましたけれども、きょうの質問の私自身のテーマは、復興計画の中のここの部分をどういうふうにしていくかということを意識して質問しております。ルーラルは、フォーラムもそうですけれども、私はこの地域が本当に厚真町の移住定住の肝というか、大事な地域だということで思っております。 そのルーラルを、今後、今こういう状態の中でどういうふうにしていくかということは、耐震の土壌の問題も一歩ずつ進んでいますが、その先のさらに10年、20年、30年といったときに、本当に安心して暮らしていける計画づくり、これが求められて、今すぐじゃなくても、やっぱり求められているんでないかというふうに思います。その辺を町は今後の計画の中ででもしっかり位置づけていただいて、昔ありましたルーラルパークシティ構想、こういうような大きな構想を、今そこだけでやれというふうには、そんなふうには言いません。しかし、しっかりこの地域をどういうふうにしていくんだというあたり、私たち住民にしてみると、やはり町の動きを気にしているというか、注視しております。どうでしょうか、②、復興計画とか、さらなるルーラルパークシティ構想など、そういうものを予定しているか、つくっていく考えなどありますか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 大前提のルーラル・フォーラム地区の宅地の安定化、いわゆる耐震化、これについては地域の説明会も開催しておりますし、既に予備調査が終わり、そして本格詳細調査に移行しているところでございます。その結果を待って、実際に耐震化工事を進めるということになりますので、当然、耐震化工事については、基本的にこの地殻変動による地すべりだとか、さまざまな影響を今後安定化させるという前提の対策工事を進めるということでございますので、今、伊藤議員がご心配の向きの安心して暮らせるかどうかというところについては、しっかりと対策を打っていく。これについても今年度の下期着工の予定でございますので、できる限り早い完成をさせていきたいと、そういうふうに思います。もうしばらくお待ちいただきたいと思いますし、その対策工の詳細な中身については、詳細な調査が終わった段階で、また改めて住民の皆さんに説明をしていきたいと思います。当然、それによって安心が担保されるということでございます。 その次に、当然、厚真町全体として、それぞれの地域ごとの地域再生計画も策定していきますし、厚真町全体としての復興計画を策定していく、そんな予定でございますので、それぞれの中で厚真町の輝きを再度取り戻すためには、どういったインフラがあるいは災害に強いまちづくりとはどういうものなのか、しっかりと地域として話し合っていきたいなと、そういうふうに考えてございます。 その中で話題として、平成3年に策定した田園公園化構想、直訳するとルーラルパーク構想について、今、引用していただきましたが、当然、計画の中身は、厚真町全体が基本的に田園だと。田園で公園化を進めていこうと、そういう壮大なテーマで、厚真町全体のテーマとして取り組んできた、そういう経過がございます。当然、その背景には、当時、昭和60年代から平成三、四年にかけて全体としてバブル的な社会現象が起き、そして厚真町周辺も非常に大規模開発に沸いていた、そんな時代を社会背景として、厚真町全体の今後の取り組みについて、自然環境を生かして厚真町全体を公園化していこうと、そういう壮大な構想でございました。 ただ、その時点も今も厚真町の景観、被災があって厚真町の誇る自然景観は今損なわれておりますが、厚真町の潜在力あるいは位置づけ、これについては、その後の第2次総合計画、第3次総合計画、第4次総合計画、ずっと踏襲してきておりますので、今後変わることなく、新たな復興計画の中でもそれを意識しながら取り組んでいきたいなと、そういうふうに考えてございます。 その中で特に中核の、厚真町にとって移住政策の柱であるルーラル・フォーラム地区については、しっかりと地域の再生計画の中で、今後の整備計画あるいは環境をどう守っていくか、そういったことも地域の皆さんと、あるいは関係機関としっかりと協議を進めながら、復旧・復興計画に位置づけていきたいなと、あるいは書き込んでいきたいと、そういうふうに思っているところでございます。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 今言われたことを本当にしっかり、私たちも頑張りたいと思っています。一歩ずつやって、厚真町と、そして今私たちが住んでいる場所の安心して暮らせるまちづくりを、そして、最初の1項目で言いましたけれども、きちんと福祉がされている、こういうこともしっかりやれるようなまちづくりを進めていかれれば思いますので、よろしくお願いします。 終わります。
○議長(渡部孝樹君) 以上で伊藤議員の一般質問を終わります。
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△森田正樹君
○議長(渡部孝樹君) 次に、森田議員。
◆(森田正樹君) 令和元年第2回定例会に伴い、一般質問を2項目通告します。 最初に、防犯カメラについてということで、1点目、2点目は町長にお聞きし、最後の3点目は教育長にお聞きしたいと思います。 私、昨年の第4回定例会でも防犯カメラということで一般質問いたしました。その中でいろいろ町長からもお話が出たんですけれども、それ以来9カ月という、9月の東部地震が終わって9カ月余り、その中で車上荒らしとか、いろんな窃盗とかというものが発生しています。被害に遭われた方、車上荒らしなどいろんなものが、自分の財産です。窃盗につきましても、皆、自分の個人財産が奪われるということはとても悲しいことだと思っております。 その中で、仮設住宅に住む人やら町民の方々、とても日々不安な生活をしていると思うんです。それに対して、不審者、いわば窃盗や車上荒らしする人たちを監視するという関連で、厚真町内を防犯カメラだらけにしろとは言いません。必要なところ、駐車場とかそういう部分で1カ所、2カ所つけていただいて、その中で検証していく必要があるのではないかと思いますが、町長、どう思いますか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 昨年9月6日被災以降の特に北部地域の方々が、市街地の仮設住宅に身を寄せていただいている状況、その分、逆に裏を返せば北部地区が人目がなくなるということで、非常に防犯上心配ではないかという、そういうご質問だと思います。 前回の一般質問のときにもお答えいたしましたが、個人個人の資産を全て防犯カメラを設置することによって守るのは非常に難しいだろうと。行政として、それらに関して全て設置するということはいかがなものかという話をさせていただきましたが、かわりに、効果的な場所に防犯カメラを設置して、犯罪抑止力効果を高めていきたいというお答えをさせていただきました。 それで、時間はかかりましたが、今回の補正予算で、富里の公園付近に、ちょうど道路が集積してくるところですので、あの場所に防犯カメラを設置し、抑止力あるいは犯罪が起きたときの検証がしやすいような、そういう設置をする予算を計上させていただいているところでございます。 それ以外に、平成30年度の当初予算で予算を計上していた公共施設に設置する防犯カメラ、これが実は秋発注を予定していたがために年を越してしまったと。平成31年に設置することになって、その設置するまでの間に、こども園等で車上荒らしが発生してしまったということでございました。これらについては設置がおくれたことをおわび申し上げたいと、そのように思います。 今現在、こども園あるいは各学校に防犯カメラを設置してございますので、その防犯カメラの調整も含め、どこまで実際に確認作業ができるのか、記録として有効なのか、それぞれの建物の管理者が検討しているところでございます。そういった防犯カメラの設置効果あるいは防犯カメラの管理、こういったものもしっかりと検証していかなければならないなというふうに考えてございます。 また、市街地につける提案もいただきましたが、これらについても、やはり個人のプライバシーを保護するというところで、カメラを設置することを拒否する事例も札幌あたりで聞かれてございます。そういう意味では地域性もあるし、その地区の特徴もそれぞれございますので、これらについては慎重に検討していかなければならないなというふうに考えてございます。 この後、学校に通学する子供たちの安全も含めて、教育委員会としての見解も答弁するようになってございますが、全町的にこれだけ広大な厚真町でございますので、防犯カメラだけで犯罪抑止するのは非常に難しいと考えてございます。現在、北海道警でも厚真町を含めた被災3町について警ら活動、今まで以上に、平時以上に重点的に取り組んでいただくために、定員を増強して、厚真町で言えば北部山間地中心に警ら活動を強めていただいております。これとあわせて、やはり住民の皆さんの目が必要だと思いますので、町民の皆さんと連携を密にして、犯罪の抑止に努めてまいりたいなと、そのように考えてございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 北部地区の防犯カメラにつきましての検証はこれからだと思うんですが、その検証の中で、空き家というか、建物にそういう人たちが入らないようなという形での防犯カメラだと思うんです。だから、そういう部分ではもう少しふやしてもいいのかなと思うんです。 というのは、そこまで行くまでにいろんな道のりがあると思うんです。その中で、空き家重点というか、あいているところの多いところの拠点のところにもう一つふやすとか、そういう考え方があるのかと、それと、北海道警察、警ら隊が回っていただいているという観点から、それは震災当時よりも、震災当時は毎日のように回っていただいた、そういうふうに私も見ていました。 だけれども、今回も9カ月もたちまして、警ら隊の警察の方、大変ご苦労されてお回りされていると思うんですけれども、時間帯とか暗い、どの時間帯に回られているのかという情報というのは、ここでは多分言えないとは思うんですが、何日、どのくらいの日に回っているのかという、何台で回っているとかという情報も、ここでは多分言えないと思うんですけれども、やはり町民がそこら辺の不安を解消するためにでも、警ら隊の動き等を把握、どのようになっているのかというのがわかれば、町民は安心するのではないかと思うんですが、その点はどうでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 北海道警察のほうの定員数を増員して、そして厚真町を中心に被災地の警ら活動を強化していますという話については、責任ある立場の方々から説明を受けました。それ以上、どういう展開をしているのか、それを警察が公表していただけるのかどうかはわかりませんので、後ほど町から照会をしてみます。ただ、照会した結果、町民向けにその警ら活動の計画そのものが公表できるかどうかは、ここでお約束できませんので、大変申しわけありませんが、そういう答えでご勘弁いただきたいなと、そのように思います。 それからその前に、個人個人の家、あるいはある程度まとまった集落あるいは集合地区に、防犯カメラをつけてはいかがかなという提案もございましたが、先ほど言いましたように、北部山間地に向かう道路は、富里大橋、それから松浦橋の前後で1本に全て集約されていますので、そこに抑止力を高めるために、目立つように高感度の防犯カメラをしっかりと取りつける予定でございます。そこを抜けないと車両は抜けていけませんので、そういう意味では抑止効果が高いのではないかなと、そのように考えてございます。 また、個人個人の資産のほう、あるいは防犯を高めていく、そういったものについては、個人の努力にある程度お願いするところがあるかなと思います。今現在、市場では非常に安価な防犯カメラシステムも出回っているようでございますので、それらも含めて町として紹介をしていく、こういったことはできるのではないかなと、そのように思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 防犯カメラについて、一度アンケート調査というか、今、町で銀行など金融機関は防犯カメラがついています。だけれども、そういう商店街、企業について、2点目の話なんですけれども、その部分で一度アンケート調査をしていただいて、そういう商店街、銀行、それからサービス業、農家、自営業という形で、必要か必要でないか、その項目は行政のほうにお任せしますが、そういうアンケート調査は1回していただいて、そこでそれに対して必要であるということになれば、そこに対しての助成をしていくことが必要でないかなと思うんですけれども、それはどうお考えでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 前回の一般質問でもご説明申し上げましたように、個人個人の資産の管理は個人個人で責任を負っていただく。ただ、札幌の事例のように、個人ではなくてその地域、例えば商店街だとか繁華街が犯罪を起こしやすいような、そういう状況にある地域について、一人一人の責任ではなくてエリアの犯罪リスクを下げるために設置を促すと、それに対して補助するという前例はございます。今言ったように個人個人の資産とは別問題でございますので、それは切り離していただきたいと思います。 そういう意味では、全員に、自分たちの資産を守るために防犯カメラを必要としていますかというアンケートを仮にとった場合には、当然町が応援しますという裏返しになりますので、それは誤解を招く行為だと思います。あくまでも犯罪が多発しそうな環境のエリアをどうするかという問題は、警察と十分に協議したり議論していかなければならない問題だと思いますので、住民の皆さんに直接アンケートをとるというのは、我々の行政としてのアナウンスを間違うことにつながると思いますので、それは今のところ考えておりません。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) ちょっと私の言い方がまずかったのか、個人個人というのではなく、商工会とかそういう団体についてのという意味でのお話をしたので、個人個人の財産につきましては個人が自分で管理する、それは当然のことだと思うんです。商店街とか企業とか、大きなところにアンケート調査をできればしていただいて、もしつけたいという企業があれば助成するという形ができないのかという、町長に質問なんですけれども。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 回答をそらすような話になって申しわけないんですが、仮設店舗に関して、隣の町で残念な犯罪が起きました。それを受けて、仮設店舗については民間の団体で支援をしていただいて、厚真町でも既に仮設店舗への防犯カメラは設置済みです。やはり周りから見て安全確保、セキュリティが十分に確保されていないような錯覚を受けるのか、どうしてもターゲットにされやすい状況だということで、NPO法人のほうでつけていただいた経過はございます。 話はもとに戻りますが、商店街等で犯罪が起きやすい環境かどうかというのも含めて、商工会あるいは警察、こういった機関としっかりと意見交換はさせていただきたいと思います。厚真町としては非常に安全な町というふうに我々は認識しておりますが、残念ながら被災を受けた以降、確かにさまざまな車両が、あるいは交通量がふえる、あるいは当然見なれない方々が町の中を歩くということになりますので、皆さん方が不安に思われていることも十分理解できます。そういう意味では、様々な方が出入りするから危険だ、あるいは犯罪が起きやすいということではないんだと思いますが、念のために、商工会あるいは地元の駐在と十分にそういった意見交換する機会は設けさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 防犯カメラは、これから本当に必要不可欠となってくると思うんです。都会では当初から犯罪が多い、人口も多いですから。だけれども、だんだん地方のほうでも大きな犯罪、大小の犯罪が新聞とかテレビで放送されています。今後も必要不可欠なので、そういうことを念頭に入れながら、今後、防犯カメラについて考えていただきたいと思っております。 続きまして、防犯カメラについての学校、それと、こども園の設置の関係なんですけれども、それについてこれからの検証だと思います。その中で中学生とか部活動すると、夜暗くなってから帰る道のりだとか、そこら辺の危険な箇所というのは何カ所か出てくると思うんです。その中で防犯カメラの設置、まずは防犯灯を設置しないと防犯カメラが機能しないというのもありますから、そこら辺の防犯灯、防犯カメラ、きちんとしたところ、危険なところに設置してほしいなと僕は思うんですけれども、教育長、どう思いますか。
○議長(渡部孝樹君) 教育長。
◎教育長(遠藤秀明君) とりわけ地域の住民全体を含めて、特に将来を担う子供たちの安全の確保というのは私たちの願いでございますし、また義務であるというふうに考えております。 そうした中、教育委員会におきましては、特に児童・生徒の通学路の安全確保または交通安全という観点から、北海道等の道路管理者であったり、または警察、それとPTAの関係機関、こういった方々を構成員とする厚真町通学路安全推進会議というものを平成29年9月に設置いたしました。そうした中で推進会議を年2回ほど開催しております。通学路の交通安全、また防犯灯設置などの取り組みを行っているところでございます。 本年は、この1学期中に各学校で、新たに震災後の道路状況も変わりましたので、通学路というものを再点検をしていただきまして、そういったところで危険な箇所、また課題であろうと思われる箇所を抽出していただいた上で、2学期には安全推進会議の中でそういったものを報告し、また、推進会議の構成員のメンバー全員での現地確認を行った上での今後の方向性、それから計画、検証というものを繰り返しながら、安全確保を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 また、先ほどの町長の答弁とも重なるところでございますが、本年、小学校に防犯カメラを設置しております。鹿沼小学校、中央小学校、それぞれ校舎に、敷地内に侵入してくる者を、1つにはそれを監視する、もう1つについては抑止力という意味も含めて設置をいたしました。現在、そうしたカメラの監視能力といったものの検証であったり、また、抑止能力があるかどうかは、なかなか検証はしづらいところでございますけれども、そういったことも含めて検証を重ねているところでございます。 今後の通学路安全推進会議、2学期に予定しておりますが、その際に、1学期中に確認いたしました通学路における箇所の確認、それとさらに加えて、通学路に関しましても、こういった防犯カメラの合理的な設置がどうなのか、また、抑止力がどうなのかということも含めて、ちょっと話題にしてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 学校の防犯カメラにつきましての検証は、今後いろいろお話が出てくると思うんですけれども、その関係で、児童・生徒の通学路の安全の会議とか、役員の方がいろいろお話しされていると思うので、私はそれにそんなにわあわあ言うことはないんですけれども、やはり起きてしまったら困るので、起きないようにどうしたらいいかということで、本当に皆さんで、児童・生徒の安全・安心にかかわることですから、今後も、多岐にわたる会議でいろんな意見等が出ると思いますが、それに向けて安心・安全な児童・生徒の通学路ということでいっていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。 それでは、2項目めにいきたいと思います。 2項目めの動物愛護についてなんですけれども、今回、震災後、動物、私もペットがいるのですけれども、猫、犬を飼われている方が厚真町にも多くおられます。その中で、やむを得ずペットを手放す方が中にはいるようで、その中で野良犬、野良猫等がふえている状態ではないかなと思っております。これからふえる時期、出産して子猫がふえる時期になってくるので、動物愛護ボランティアなどの支援を受けながら、命を助ける補助制度というか、そういう部分で考えてもらえないかなと思っております。 なかなか見えないんですよね、ああいう野良猫、野良犬というのは。ふえている状態かというのは見えないと思うんですけれども、私の周りを見ましても二、三匹たまに通るんです。どこかで餌を与えて、外で外飼いをしているということがあるのかなと。来たら餌を上げる、かわいいですから。その部分で愛護の精神は必要だと思うんですけれども、それにつきましてはふえるので、ある程度ふえないような体制を町でとって、不妊手術なりやっていくことが必要ではないかなと思うんですけれども、町長、その部分ではどう思いますか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) お尋ねの動物、特に犬、猫に関して命を助ける補助制度、命を助けるという大きな命題ですが、基本的に、質問の内容を聞いていますと、いわゆる不妊に関する制度設計ができないかという質問だと受けとめてよろしいでしょうか。 〔「はい」と呼ぶ者あり〕
◎町長(宮坂尚市朗君) 当然、動物の愛護及び管理に関する法律がございます。ペットに関しては所有者が責任を持つということになってございまして、市町村に関しては野犬掃討に関する条例は持っておりますが、それ以外の責任は基本的には所有者だということになります。 きのう、参議院で動物の愛護及び管理に関する法律が改正されました。それによってさらに所有者の責任が重くなったと。犬、猫にGPSで追跡できるマイクロチップを埋める責任が明記されたということでございます。いわゆる野に放すなと。もし放した場合には責任を追及されると、あるいは管理し切れない場合は、不妊手術もペットを飼っている人がしなさいということになってございますので、そういう法律の方向、それからこれまでの改正経過を受けて、以前、一時的に市町村が避妊手術のための補助金を出していた先例もあったんですが、全ての自治体は廃止いたしました。基本的には個人の責任ですよと明確になったということでございますので、一般論としては、いわゆる避妊手術に関して町が補助する制度は、法律の趣旨からいってすべきではないという通常の解釈になります。 ただ、もう一つは、厚真町の場合は被災地という、そんな事情もあったり、それから、仮設に入ってどうしてもペットを維持できなくなる、そういう実情もわかります。そういう意味で、被災して間もなくのころ、ボランティアの団体が北部山間地に入って、野良化している猫だとか犬を保護して、飼い主のもとあるいは里親を探すという、そういう取り組みをしていたのも承知してございます。ただ、このごろはそういうボランティアの方々の活動が町内でされているというのは、我々は承知しておりませんので、一段落したのかなというのは正直なところでございます。 町としても、北部山間地の地域の野犬の状況なんかも当然見て歩いておりますので、これまで被災後は1件だけ対象になった案件がございましたが、それ以降、目立った状況にないと。それから、北部山間地の自治会長、自治会の代表の方とも意見交換させていただきましたが、とみに多くなったとは受けとめていないという状況だというように報告を受けています。そういう意味では、先ほど話の途中にご紹介したボランティア団体が厚真町で活動を停止したのかなと、そういうふうに感じているところでございます。 それとは別に、発災以降、町内にあるペットホテルというのか、そこで避難されている方々の愛犬を一時保護していただいたと、そういう実績もございます。そういった事業者の方からの意見としては、心配な事案ではあると。今後注意深く見守っていかなければならないし、もしそういう野良がふえる状況にでもなれば、そういった方々が中心になってボランティア団体等の活動、これが地域として受け入れができ、ボランティア活動をなされる団体があった場合には、そのときにその活動を支えることが我々ができるかどうか、それはその時点でまた協議をさせていただければなと、そのように思います。 今、積極的に町として避妊手術の制度化をするというのは、話はもとに戻りますが、この法律の趣旨に反するという状況だということをご認識いただければなと思います。それから以降、状況が変化すれば、また随時検討していきたいと、そのように思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 町長のお話から、ペットホテルという、町内にあるHAYAさんというところで、私も震災後すぐペットを1カ月余り預かっていただきました。本当に助かりました。いろんな話を聞きながら、その当時、先ほど町長も言いましたけれども、ボランティアの方が入っていただいて、北部山間地区のほうに行って保護して、里親探しとかいろいろなことをしていただいたというお話を聞いております。 そこでなんですけれども、町では不妊手術とかというのの補助はできないということでお聞きしましたが、野犬とか野良猫については、道のほうに言えば無料で不妊手術していただけるというお話で、町のほうに事業者のほうから何度も言っているんですけれども、全然話が進んでいないという状況を聞いているんです。その点どうなのかなと。それだったら町かなと思ったんですけれども、道のほうで無料でやっていただけるというお話はその事業者のほうが言って、ボランティアのほうに言えば、またそういう形でも出動できますよというお話もしていました。そういうお話というのは町のほうに届いていないのかなと思って、どうなんでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 動物の愛護及び管理に関する法律で、唯一、猫を引き取る義務があるのは確かに北海道なんです。それは事情があってです。ペットを飼っている方々のさまざまな事情によって保護する。その後、今、不妊治療して帰すという話はちょっと私も聞いておりませんので、担当のほうがおりますから、北海道でどういう対応をしているのか説明させていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(中村信宏君) いわゆる地域猫の取り組みです。野良猫を一度確保して不妊、去勢をしまして、それを地域に帰すという取り組みでございます。 これに関して、今、道内で実施しておりますのは旭川市1件でございます。こちらのほうも中核市でございまして、保健所を市で持っております。獣医、手術ができる施設も市で確保している、かつそのような現状で、ただ、住民から猫が1,000匹以上ふえてとても困っているんだ、こういった苦情が出まして、法整備がない中、取り組んでいるということで聞いております。ただし、道からの補助は一切受けておらず、旭川市単費でやっているということで確認をしております。 私が情報収集した結果では、全国的な公益財団法人がございます。 〔「北海道はやっている」と呼ぶ者あり〕
◎
町民福祉課参事(中村信宏君) 北海道はそのような補助はしておりません。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 道のほうでは補助はしていないという見解なんですか、全く。そうすると、私が言いました事業者のほうからのお話というのは、違うということの考え方でいいということなんでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 当然、北海道という認識と、実はそれ以外に公益財団法人等が補助しているケースは日本にはあります。その財団に申請をすると補助をいただける。それは行政がやった場合は補助の対象にならなくて、民間団体が、例えばボランティア組織がやった場合には、不妊治療費に1件当たり幾らという、1年の総体予算の中で手当てをしてくれるスポンサーがいるということです。そことひょっとしたら認識されているのかなと。北海道としてはない、ただ全国組織は確かにあると。そのボランティア活動しているところも、そういった財団から支援をもらって、補助を受けて、不妊治療の負担軽減につなげているという話は我々も承知しております。その違いではないでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 私の聞き間違いかもしれませんけれども、そういう形でも、本町としてはそことのタッグを組んで、町の今の実態のある野良犬とかそういう部分のものについての不妊手術という考え方というのは、依頼されないとやらないんでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) この財団の補助内容については、後ほど詳しく担当のほうから説明いたしますが、あくまでもボランティア活動されている方々に対するスポンサーとして支援をするということでございますので、行政がやった場合は行政が全て責任をとりなさいという、そういう立て分けになっていると思ってございます。 そういう意味で、先ほど申し上げましたように、発災以降、ボランティア活動されていたというのは認識しておりますが、そういった方々を、被災地の特別な取り組みとして、今後は急を要した場合に対応する場合もあるかもしれません。ただ、それは今現在、北部山間地の自治会、地域内の方々の認識としては、特に野良がふえている状況ではありませんということでございます。 どうしても不妊治療するためには捕獲しますので、捕獲した場合に、個人の飼い猫なのか野良なのか区別が実際にできませんので、そういった問題が先例として係争があって、大変悩まれている自治体もあるということは我々承知しておりますので、法律がない中でやるのは非常にリスクが高いと。ただ、そのリスクを乗り越えるほどの状況かどうかというのは、まだ地域的には問題になっていないという認識が我々はあるということです。 ただ、ペットホテルの方は、そういった事例はあるから将来心配だよという話は私たちも聞いておりまして、注意深く地域の状況を観察しているということでございます。 今の全国組織の支援メニューについては、原課のほうから説明させていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(中村信宏君) 公益財団法人日本動物愛護協会という法人がございます。こちらで飼い主のいない猫の不妊去勢手術助成金という事業をやってございます。これにつきましては、動物愛護法の趣旨に基づきまして、飼い主のいない猫の不妊手術または去勢手術を実施する者に対し、その手術の一部を助成するといったものでございます。あくまでも飼い主がいない猫を一般の方が引き取って獣医さんのほうにお願いして手術をした場合、その手術の一部につき助成をするといったものでございまして、助成額のほうは不妊手術が猫1頭につき1万円、去勢手術のほうは猫1頭につき5,000円となってございます。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) 今の公益財団法人というか、やっているところを町民にある程度知らせる窓口というのは必要じゃないかなと思うんです。知らせることによって、町民が野良猫が来たら餌を上げているという現状があります。そういう部分では、餌を上げるということは捕まえるというか、いわば避妊させられる。結構、猫、犬は敏感ですので、餌を毎日くれる人のところには来るけれども、嫌いな人はいなくなるというか、すぐ逃げてしまうというのがあるので、そういう部分では、餌を上げて見てあげたいんだけれども、これがいっぱいふえたら困るなとかという考えの方もいると思うんです。 そういう部分では、先ほど説明されたように町民の方に周知すれば、連れていって、助成をもらって不妊手術してもらえるんだと思えば、やはり餌をやっている人の気持ちも違うと思うんです。そういう部分、周知させていただきたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 餌をやる行為が所有者に当たるかどうか、私もちょっと詳しく見解を述べられません。もし所有者になれば飼い主になるわけでございますので、そうすると先ほどから話題の法律の責任が負わされると。その責任を負った上で不妊治療をした場合は、当然自己責任ですから助成の対象にならない。そのかわりしっかりと管理してくださいよということになりますので、もう少し詳しい検証が必要かなと思います。 野良を単に捕まえて去勢あるいは不妊治療したら助成金はいただけます。だけれども、当然、餌をやったり管理するという行為はしてはならないのかもしれませんので、我々としてももう少し勉強した上で、間違いのない広報をさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 森田議員。
◆(森田正樹君) いろいろと動物愛護という点につきましては、本当に難しい部分だと思っております。だから町も、法律改正がありましたし、その部分でいろいろと今後、動物愛護の面では、町内で生きているもの、命あるものを大切にしていくという考え方からいろいろ検討されて、今後いい結果、いいものに、1つの命を守るということの意味でも検討していただきたいなと思います。 以上で終わります。
○議長(渡部孝樹君) 以上で森田議員の一般質問を終わります。 ここで休憩といたします。 再開を11時20分といたします。
△休憩 午前11時09分
△再開 午前11時20分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。
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△橋本豊君
○議長(渡部孝樹君) それでは、橋本議員。
◆(橋本豊君) それでは、第2回定例会におきまして一般質問の場を設けさせていただきまして、ありがとうございます。私のほうから3項目ほど町にお伺いをしたいと思います。 まず、第1点目につきましては、昨年の地震以降、特に北部地区の富里の高齢者生活自立支援センターが、地震の影響によりまして大変甚大な損害を受けました。また、建物等倒壊して、今なおそのままの現状ではありますけれども、高齢者生活自立支援センターならやまにつきましては、数年前より北部地区5自治会の皆さんの総意のもと、また、地区の役員さんが毎晩のように集まって、北部地区に多目的な施設をつくっていただけないかということで建設した施設であります。地震前は北部地区の憩いの場または地域の集会所として親しまれてきた施設でありますけれども、残念なことに昨年の地震で全く使えない現状であります。 また、ここ近年、3年ほど前より、厚真町社会福祉協議会で事業の一環としてほっとサロン等、町内3会場、その北部地区の1カ所として、ならやまを会場として使っていたわけでありますけれども、ほっとサロンにつきましても、北部地区5自治会、月1回の開催ではありましたけれども、30から50名程度の人が集まって、短い時間帯ではありますけれども、皆さん和気あいあいと憩い、その時間帯を有意義に過ごしていた場所でもありました。そういう施設等が今なお使えない現状であります。また、富里自治会におきましても集会所として使っていた場所であります。それにつきまして、今後、町はどういうような対応をするのかお伺いしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 橋本議員ご質問の高齢者生活自立支援センターならやま、この再建についての考え方ということでお尋ねでございます。 この施設については、議員ご紹介のように平成12年度に建設されたものでございまして、当初は介護予防に必要な施設として、そういう事業を展開する施設として建設をさせていただきました。建物の面積は304.54平米、機能訓練室や、それから調理指導室等を備えたものでございました。当初から社協が運営するいきいきサポート事業を展開してございましたが、平成18年度でこの事業そのものの開設場所、開設方法を変えたがために、一旦これらの事業は終了したという状況でございます。 その後、橋本議員がおっしゃったように一月に1回サロンを開催して、地域の高齢者の皆さんの憩いの場所としても活用されてきてございました。もちろん富里自治会のさまざまな会議、こういったものに使われてきていたものでございます。 それが9月6日の震災によって倒壊して、今もなお倒壊したままということでございますが、令和元年度予算で撤去する予定になってございます。撤去した後、新たな建設が同じ場所で同じ規模で、あるいは同じ目的でできるかどうかは、今後、楢山、富里地区を中心とした北部山間地の各自治会がどのように再建されていくか、地域の再生計画を議論していく中で、必要な規模あるいは設置場所等を検討していきたいというふうに考えてございます。 もう少し時間をいただきたいなと思います。いずれにしても北部山間地の中心的な地域でございますので、何らかの施設の再建は必要だろうなと、町としてもそう考えてございますが、地域の再生がどう図られていくか、それによって検討してまいりたいなと、もう少し時間をいただきたいと考えてございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) 北部地区の支援センターにつきましては、先ほど町長からそういう説明がありましたけれども、昨年の地震以降、震災で今なお北部地区の大半の方は仮設住まいではございますけれども、これから二、三年後につきまして、また地元に戻られた際に、そういう憩いの、皆さんが集まれる集会所があれば、これからの北部地区の活性化のためにも前向きに検討していただきたいと思います。 それでは、次、2点目についてお伺いしたいと思います。 2点目につきましても、昨年の地震以降、町内の公共施設等、また道路、橋梁等、大変亀裂が入って、通行に際しましても大変不便を来しているところではございますけれども、特に不陸している農地。先日、私も小学校の運動会に参加させていただきましたけれども、小さいお子さんたちが運動する、特にグラウンド、また学校周辺等、人の目線から見てもちょっと形が違うのではないかなという、そういう感じがいたしました。 特に、農業を営まれている農家の皆さんにつきましても、農地層、水田、畑、特に水田におきましては、あくまでも均平でないと田植え等に大変支障を来すわけでございますけれども、北部地区の農家の皆さんも、何とか水田をつくれる場所ぎりぎりまで田植えを終了させていただいたところでもございます。 その中で、特に水田の面につきましては、これから大変、今後作業するのに支障をきたすわけでありまして、また、自力で圃場整備するに当たりましても個人的負担が大きく、それにつきまして町は不陸を調整するための補助金等、そういう支援策は考えているのかお伺いしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 昨年の震災で、農業施設も含めた農業者の皆さんには大変ご苦労をおかけしていると、改めてお見舞い申し上げたいと思いますし、これまでのご努力に敬意を表させていただきたいと思います。 全体として280ヘクタールを超える農地の被害がございましたが、その後、秋から冬、春にかけて、さまざまな団体がご尽力をいただきまして、どうやら、土砂がかぶっている水田133ヘクタールを除いてことしの春の水稲の作付が終わったと。それ以外の畑についても、順調に営農を再開できたということに対して、ほっとしているところでございます。 ただ、そうはいっても、いざ田植えを始めてみたら、あるいは代かきを始めてみたら、意外と平らに見えた水田が不陸している場所が結構広がっているという状況は、関係機関からも報告を受けてございます。そうはいっても田植えの時期が迫っていて、何とか工夫して苦労の上、作付を終わらせたと。一部放棄した場所もあるという話は聞いてございます。そういう不陸した農地を今後どのように正整修復していくかというのは、今の非常に大きな課題だなと、そういうふうに捉えているところでございます。 この時点で、もう一度補助災害復旧の事業として採択を受けるというのは、非常に困難な状況だと既に回答も得ておりますので、それ以外の手法について北海道と十分に検討していかなければならないなと思います。町単独で支援をする程度の事業量におさまらないのではないかなと、そういうふうに心配しているところでございます。 今後、土地改良区も含め、JAも含めて関係機関で詳細な調査をして、そして北海道に要請活動をしていきたいなと、そのように思います。基本的には既存メニューを活用、運用していく形になろうかと思います。そのメニューについては、特定した事業について、今現在申し上げられる状況にはございません。いずれにしても、関係機関と連携を密にして、どの程度の秋の施工が必要なのか、この事業量そのものについて明らかにした上で、適切な補助事業の採択を目指してまいりたいと、そういうふうに考えてございます。万が一、適切な補助事業が確保できなければ、別な手段も講じていかなければならないというふうに考えてございます。 今現在、確定的なことは申し上げられない状況だというふうにご理解いただいて、今後の調査を待った上でのさまざまな行動に移らせていただきたいなと、そういうふうに思っております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) いずれにしても農業者の皆さん、不陸でことしの田植え等々、本当に苦労したという声は聞いております。それで、もちろんことしの秋の収穫が終わってからか、来春の新規の春耕に向けて、何とか改善をしていかなければいけないという農業者の皆さんの声が多数寄せられているところでもございますが、町としても前向きな姿勢で、少しでも負担のないようにご尽力、ご努力いただきたいと願うところであります。 続きまして、3つ目の質問に入りたいと思います。 私の地元高丘地区内の話になって恐縮ではございますが、今なお所有者、畑作等々含めて6名の方で共有している
農道橋がございます。それが昨年9月6日の地震におきまして、橋の橋桁、またその周辺に亀裂が入って、これから秋の収穫に向けて、トラック等々に稲刈りをしたもみ等々を積んで走るのが大変怖いというか、危険きわまりないということで、何とか町のほうで、最短でことしの秋の収穫までに新しい橋をつくっていただきたいという要請がございます。それに関して町はどう考えているのかお伺いいたします。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) お尋ねの高丘地区の私道橋、
農道橋とも思われるような私道橋でございます。実は私道橋については、基本的には所有している方が管理をする前提で、利用を河川管理者として認めているという状況でございます。余り難しい話はできませんが、法的な制約もあるということを前提にお話をさせていただきたいと思います。 ただ、そうは申し上げても、全く自分の資力である程度の規模の橋を管理するのは非常に難しいだろうと、そういうふうに認識しているところでございます。これまでもこの私道橋については、ある程度の些少の金額ではございますが、設置に当たっての補助制度を用意しているという状況でございます。 ただ、橋本議員がご心配の案件に関しては相当な規模の橋でございますので、これまでの過去の町として私道橋に対する補助制度の枠内ではとても修復が難しいだろうなと、そういうふうに評価しているところでございます。そういう意味では、今後、関係機関と十分に協議をして、そして修復に対する実現可能な支援策、こういったものを検討していきたいというふうに考えてございます。 あくまでも町がかけるということではなくて、今既に使われている方々が不便なく、あるいは安全に使えるように直すためにはどういう支援ができるか検討していくということで、ご理解いただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 橋本議員。
◆(橋本豊君) ありがとうございます。 地元の、特にその橋を利用されている農家の皆さんは、本当に今なお心配されていますし、もちろんこれから秋の収穫に向けて、本当にこのまま利用していて大丈夫かというすごく危機感を持っているのは事実ではございますが、町としても、今、町長のご説明のとおり、昨年の地震以来、復旧・復興で、そんな小さい橋に構っている時間はないというか、予算的なことももちろんございますけれども、やっぱり地元の声も何とか聞き入れていただいて、少しでもいい改善策またはそういう経費の面でも、全額とは言いませんけれども、少しでも地主の方の負担軽減になるような措置をとっていただきたいと思います。 以上をもちまして、私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。
○議長(渡部孝樹君) 以上で橋本議員の一般質問を終わります。
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△下司義之君
○議長(渡部孝樹君) 続いて、下司議員。
◆(下司義之君) 令和元年第2回定例会に当たり、私は3項目について質問させていただきます。 まず第1番目、ちょっと喉ががらがらしていて、いつもの美声が出ないので、申しわけありません。よろしくお願いいたします。 北海道胆振東部地震被災者義援金の状況及びその配分状況ということで、厚真町には全国から多くの災害支援をいただいています。とてもありがたいことだと思います。その中でも義援金は、被災者に直接支払われるお金として、住民の関心も高いものであります。 厚真町では、全世帯を対象に何らかの義援金が配分されている状況でありますが、申請したがまだ入金にならないという声が結構聞かれています。制度を知らなかったなどという声も聞かれています。現在の義援金の状況及び配分の状況の説明をお願いいたします。 この義援金につきましては、議会を通らないお金ということもありますし、実は一番声の多いのは、半壊に至らない方の義援金ということなんです。どのような状況になっているか、説明をお願いしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 下司議員から、災害に関する義援金の支給状況あるいは配分状況についてのお尋ねでございます。私のほうからも、改めて全国から寄せられたご支援に感謝申し上げたいと思います。 現在、5月末の状況でございますが、総額としては8億3,000万円ほどのご寄附をいただいてございます。その義援金の配分につきましては、副町長を長とする厚真町災害義援金配分検討委員会が決定して、支払い事務を所掌している状況にございますので、副町長のほうからこれまでの経過等について詳しく説明させていただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 副町長。
◎副町長(近藤泰行君) 義援金の配分等のスケジュール感あるいは今までの経過等についてご説明申し上げたいというふうに思います。 厚真町に寄せられました義援金総額は、現段階で先ほど町長が申し上げたとおり8億3,000万円。それから町とは別に北海道、これは全国から北海道の義援金の集約をされているところから厚真町へ配分、これは予定と言っていいんでしょうか、3次配分まで今明示されておりますが、厚真町に7億3,500万円ほどの義援金が配分される予定となっております。 全体の経緯をちょっと申し上げたいと思います。昨年10月29日から義援金の申請を開始いたしております。人的被害あるいは住家被害の義援金として1次配分、主に全壊の方から、被害の大きかったところからの配分に限定して、段階的にやってきているということでございます。 1次配分の支給を12月21日から被災者の口座への振り込みを開始いたしております。今月、6月5日までに7回の支給をいたしているところでございます。総件数で1,544件が今のところ支給済みと。ただ、支給しているのは、厚真町の義援金も実は1次配分、2次配分、3次配分ということで段階的に拡充をしてきております。この1次配分の分について今まで振り込んできたと、こういうことでございます。7回については、振り込みの予定では12月21日、1月30日、3月12日、3月22日、4月4日、5月20日、6月5日というのが過去7回支給したものでございます。 全壊、半壊の総数は、比較的数字が少ないということもあり、比較的順調に交付されてきたということがございます。ただ、それ以降の半壊に至らない一部損等の申請件数はほとんど全町にわたっておりますので、これらについて飛躍的に件数が伸びているという状況。それから、例えば一部損とか家財だけの被害という方もたくさんいらっしゃいますので、それと交付対象者、もらえる権利のある方については、例えば世帯主あるいはそこに住まわれている方ということになりますので、あるいはそこのどこに住まわれているかという所有権の問題もございますので、これらの審査に随分時間がかかっておりまして、一軒一軒、住宅の所有者、世帯主の確認というのが必要となります。そのために、現在も職員も実は増員してこの対応に当たっておりますけれども、件数が多いということもあって、実は最後の6月5日以降について若干時間がかかっているということでございます。 この後の予定につきましては、6月下旬から7月上旬ぐらいには次の配分ができるのではないかというふうに考えております。ただ、これ以降、6月下旬以降の配分については、厚真町の義援金の配分で2次配分、3次配分というのが今度来ます。これは住宅の損壊の修繕等のもの、あるいはそれらの割り増しをした配分、それと北海道が3次配分にまで今現在至っておりますので、これらの追加分の審査もあわせてやっておりますので、過去交付した対象者の分も合わせて、今度、割り増し分の配分をしなければいけないということもありますので、大変時間がかかっているということでございます。 今後の義援金については、1次配分で決定しました住宅の新築購入の義援金、約ですけれども9,000万円、2次配分で決定した義援金2億500万円を見込んでおりますし、住宅等の修理に係る義援金、これについてもさらに申し込みを受け付けて追加配分という予定になっております。 それと、制度を知らないと、周知されていないというふうにとられているのか、私は知らないという方もいるというふうに私どもも聞いております。これは半壊に至らないという、言葉がなかなかわかりにくい。これは私ども実は承知しておりまして、受け付けをしながら、もちろん窓口に来た方には十分な説明をしているつもりでございますが、さらに現在、全体で先ほど申し上げました1,500件ぐらいが過去もう申請されていますので、ほとんどの方は対象となっておりますが、残っている件数が約140件ほどございます。この件数については、知らないのか、実はそれほど被害がないので要らないという方も中にいらっしゃるものですから、これらについては個別に私どものほうから連絡をさせていただいて、全員対象者となるように、この後は続けていきたい。それと、広報等で周知もしっかりしていきたいというふうに思っております。時間がかかっておりますが、もうしばらくお待ちをいただきたいということでございます。 それと、今、町に寄せられている義援金の総額も、今の3次配分の中で若干端数が、まだ実は義援金、少額でございますけれども追加で来ている部分もございます。それと、北海道の義援金配分が全体の6割ほどにしかなっておりません。これは全道を広く被害状況を確認し、北海道に寄せられた総額で約52億円という義援金を配分するに当たって、慎重に進められておりますので、そういう意味では、最終的にこれらの義援金総額が全ての皆様に行き渡るには、まだまだ1年あるいは1年半程度の期間がかかるのではないかというふうに思っております。もちろん、道からの配分もなされないと、町としても皆さんのところに振り込みということはできないものですから、それらについて慎重にやっていきたいというふうに思っております。 それと、申請したが入金になっておられないという方、私どもも何件か聞いております。これは主にですけれども、2月以降、最後の申請をいただいて6月に振り込んだ以降の受け付けが1月下旬から2月ぐらいからなんでしょうか、それらの方について6月下旬から7月にかけて振り込むという予定でございます。これはちょっと件数が多くて審査に相当時間がかかっておりまして、職員も残業しながらやっておりますけれども、膨大な量なものですから慎重に審査をしなければいけないということで、もう少しお時間をいただきたいということでございます。 それと、今回の義援金の配分については、町の義援金で、各自治会については、各自治会員のコミュニティ維持あるいは再建等の費用として、1自治会100万円を同じく配分させていただいているという状況でございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 家屋の最初の被災状況に伴う義援金、一部損壊に至らないという、なかなかわかりづらい表現で、皆さんちょっと迷っていた方もいらっしゃったと思うんですけれども、これも含めて、1巡目の義援金の配付というのは7月いっぱいまでには完了しますよというふうに、私どものほうからは言ってもよろしいですか。
○議長(渡部孝樹君) 副町長。
◎副町長(近藤泰行君) おおむね1巡目は7月いっぱいでは出せるのかなと。ただ、対象者の中にどうしても、申請されたけれどもその権利がないとか、権利関係がいろいろございまして対象者にならない場合もございますので、100%とは申しませんが、基本は7月いっぱいには全体の方に行き渡るのではないかというふうに思っております。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) なかなかケースがすごく複雑というか、多岐にわたるようで、また配分状況も、これを適宜情報公開していくというのもなかなか難しいものがあるとは思いますが、疑問のある方は町に直接問い合わせていただければ、答えていただけるということでよろしいでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 副町長。
◎副町長(近藤泰行君) 相談窓口も担当課に設けてございますので、ぜひご相談をいただければというふうに思います。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 2つ目の質問に移りたいと思います。 職員数及び給与費等の財源ということで項目出しをさせていただきました。平成30年9月6日の震災以降、町では職員の雇用を積極的に行っていますが、現在の職員構成がどのようになっているかというのは非常に気になるところであります。また、職員の増員に伴う給与等の財源確保は十分なのでしょうかという、これは実は住民の方から不安の声も聞かれているんです。このことについて町長がどのように考えているか、現状についても説明いただければと思います。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 昨年発災した以降、当然、応急期の対策、それから避難された方々への支援、あるいは復旧に向かうための現場での必要な技術者、それから、今後発生する地域計画あるいは復旧・復興計画、こういった策定、さまざまなところで膨大な人材が必要になるというふうに考えてございます。 これまでの全国的な自然災害が発生したところでは、基礎自治体としてある程度の規模のまちが多かったと思いますが、それでもなお全国に対して、あるいは都道府県だとか国に対して人材派遣を要請して、応急期を乗り切ってきたというのが現実でございます。 町としても、発災後間もなくは、全道各地あるいは北海道、あるいは東北6県プラス新潟県のほうから、かなりの人数が派遣されてまいりました。それとあわせて国のほうの機関からもご支援をいただきましたが、何せあくまでも臨時的な措置でございまして、中長期にわたっての派遣はかなわないという状況でございました。その中で、町として独自に職員を採用することにさせていただきました。 定数条例は既に増員を議決していただいたとおりでございますが、実数として、9月6日以降新たに採用した人数が27名でございます。実際に震災前には101名いた職員が、採用27プラス、それから引き算として退職者が7名いたということで、実質、震災前と現在では20名の増加となっておりまして、121名が総員でございます。この中で、任期の定めのない、いわゆる通常の常勤職員が113名でございます。また、残り8名は任期つきの職員ということで採用させていただいております。また、このほかに定員数外になりますが、北海道を含めて派遣職員を派遣していただいてございます。これらが全員で5名、土木関係、林務関係あるいは人事交流職員、あるいは姉妹都市である奥州市からも派遣をいただいております。派遣職員が全員で5名おります。 全体としては、庁舎内で勤務している職員は121プラスこの5名で126名となってございますが、派遣職員については派遣元が給与を負担しているということもございますので、ご心配の人件費の増についてはというお尋ねでございますので、採用した27名についてお答えをさせていただきたいと思います。 令和元年度での予算措置として、27名分で1億8,900万円に上ります。この給与費の財源でございますが、基本的には、災害復旧のために採用した職員に対しては地方財政措置がされまして、おおむね8割は特別交付税で措置される状況にございます。それ以外に当然2割ほどは町として持ち出さなければなりませんが、あくまでも人材があって初めて復旧が早急に進むということもございますので、これまで被災地に対するそれ以外の特別交付税も含めてしっかりと確保してまいりたいと。今現在の見通しとしては、人件費の増額分については十分な手当てがされていく見通しだということをご承知おきいただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 今、常勤職員の説明を受けましたが、震災前と後で臨時職員の数というのはどのようになったのかも説明をいただけますか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 臨時職員に関しても、ОBを中心に窓口業務を担当していただいているところもございますので、全体像として総務課長のほうから説明を申し上げます。
○議長(渡部孝樹君) 総務課長。
◎総務課長(青木雅人君) 昨年との比較ということであれば増員になっているんですけれども、現状の数字だけしか今、押さえてございませんので、その数字を報告させていただきます。 まず、月額給で臨時職員等を雇っている方が89人、あと日額給、時給で雇っている職員が87人という状況にございます。 以上です。 〔「何人ふえていますか」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 暫時休憩します。
△休憩 午前11時59分
△再開 午前11時59分
○議長(渡部孝樹君) 再開します。 総務課長。
◎総務課長(青木雅人君) 昨年と比べまして、災害対策の関係で5人でございます。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 常勤職員がふえたということですが、単に臨時職員が常勤職員に振りかわったということではなくて、全体でふえたということでよろしいですね。
○議長(渡部孝樹君) 総務課長。
◎総務課長(青木雅人君) そのとおりです。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 先ほど交付税措置がされるという説明がありましたが、職員ですから、雇い入れから定年まで多年にわたるわけですけれども、この交付税措置というのは何年間保障されているんでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) その被災地の復旧がかなうまでということでございますので、町のほうから毎年申請をして、その内容を審査の上決定されているということでございます。あらかじめ地域おこし協力隊のように3年間が期限ですよという、そういう定めはないということでございます。 また、定数条例を変更したときに申し上げましたが、本則を変えないで、当分の緊急時に対応するために附則で対応させていただいたということでございますので、ある程度の期間でもとの人数に収れんさせていくという、そんな計画でおります。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) これは復興計画もしくは財政計画の中で、また見直した計画が提示されるということでよろしいですか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 財源の確保も含めて、職員の定数というのは非常に財政負担に重くのしかかっておりますので、それら財源の確保も含め、明らかにしてまいりたいなと思います。
○議長(渡部孝樹君) それでは、ここで休憩といたします。 再開を午後1時といたします。
△休憩 午後零時02分
△再開 午後1時00分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、一般質問を続けます。 先ほどの下司議員の一般質問の中で答弁に誤りがありましたので、町長のほうからお願いいたします。 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 先ほど職員数、それから給与費等の財源についてのご質問に対して、定員数外の併任職員の負担についてご説明いたしました。全体として5名でありますが、5名とも派遣元が負担するというふうにお答えさせていただきましたが、お一人、奥州市からの派遣職員については厚真町が負担をしておりますこと、訂正させていただきます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) それでは、下司議員。
◆(下司義之君) それでは、3つ目の質問に入らせていただきたいと思います。 復興に伴う地域協力活動に従事する地域おこし協力隊の募集というテーマでございます。 現在、厚真町では、1次産業も含め起業型地域おこし協力隊の募集を行っているが、平成30年北海道胆振東部地震により、復興に伴う地域活動に従事する人材が不足している。起業型以外の地域活動に従事する地域おこし協力隊の募集も行ってはどうかという質問でございます。 もともと地域おこし協力隊、厚真町は起業型に特化して今取り組みをしているわけですけれども、地域協力活動という幅広い分野での活動が対象になっている制度であります。そういう意味では、復興に伴い一時的に繁忙となるような分野への地域おこし協力隊の誘致というんでしょうか、そういう取り組みをしてはどうかということですが、いかがでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 地域おこし協力隊制度については、全道的にも厚真町は積極的に活用しているというふうに考えてございます。地域おこし協力隊に関して、リクエスト型と、それから自由に活動するパターンと2種類ございまして、厚真町の場合はその両方を活用させていただいてございます。 そもそも地域おこし協力隊とは、総務省のほうの要綱で、地域の活性化のために尽力する人材について交付税措置をするという、そういう枠組みでございまして、当然ながら、その先には疲弊する地域の定住につなげていくという、そういう大きな目標もございます。 今回お尋ねの、復旧に当たってそれぞれ業務が大変な分野にリクエスト型の地域おこし協力隊を活用してはと、そういう趣旨の質問だと思います。大きく考えますと、決してイレギュラーな話ではないとは思いますが、そもそも地域おこし協力隊は、基本的には町との雇用関係にない、そういう立場が前提でございますので、そういう意味では、使命と、それからそれぞれが自由に活動する範疇をどうやって役割分担するか、そういったところが肝になってくるのかなと、そういうふうに思ってございます。 先例で申し上げれば、東北震災の折に特別枠で復興に関する支援員制度が活用されました。これは当然、復興特別財源の中で、その枠組みの中で手当てされたものでございますので、現在、我々が活用している地域おこし協力隊制度とは似て非なるものということになります。町としても、復旧でなくて復興にかかわる人材を国のほうにも求めているところでございますが、民間のさまざまな経験を持たれた方々が、この復興にかかわる、あるいは地域活性化にかかわるということも、非常に効果が望める可能性もございますので、町としても今現在研究を重ねているところでございます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) きのうテレビで、政府も関係人口の見直しということで、ダブルワークというんでしょうか、都市で働いて地方で働いてという、そういうモデルも出てきました。厚真町は逆に言うと先進事例みたいな形になっているような気もしているわけですけれども、そういう意味で柔軟な形での地域おこし協力隊の導入をして、今、確かに厚真町の場合、災害の直後で復旧・復興ということが最優先なわけですけれども、逆な意味では、復興をステップにして次への飛躍ということもあると思うんです。そういう意味では、言葉はちょっとどうかとは思うんですけれども、ある意味、チャンスでもあるかなというふうに思うので、そこら辺を含みながら募集をかけるという方法はどうかなと思うんです。 というのは、ローカルベンチャーの今の制度だと、ちょっと時間がかかり過ぎる部分があるので、人数を限定した中ででも、以前やっていたような地域おこし協力隊を導入するということもあってもいいのかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 以前のようなという定義が非常に漠然としていますが、多分、リクエスト型の地域おこし協力隊のことだと思います。今現在は農業支援員という形で、リクエスト型の地域おこし協力隊を委嘱しておりますが、それ以外の方は、どちらかというと自由に厚真町の地域そのものを興す、あるいは事業を起こすという立場で、地域おこし協力隊として参画をいただいているわけでございます。 お尋ねの復興にかかわるということであれば、それが混在するというのか、いわゆるミッションと、それから復興に係る自由活動を保障するというものが混在するような、そんなイメージで提案されているんだと思います。我々も十分にその辺は研究をし、ただし、雇用関係にはないがために、その方々の活動とその先にある人生をどう保障できるか、あるいは厚真町の必要とする人材にどう我々の期待をアピールできるか、PRできるか、アナウンスできるかは、十分に検討しなければならないと思います。 ただ、全国から物心両面にわたって厚真町を応援したい、あるいは厚真町にボランティアで駆けつけてきていただける方々、あるいはさまざまな企業から厚真町の復興のためにお手伝いしたいという、そういう申し出もたくさんございますので、現地で活動する方をそういう意味の厚真町の復興支援員という、国の制度を活用できなくても地域おこし協力隊をうまく活用して、そして先ほど言いましたミッションと、それから自分たちの自由な活動、あるいは地域でのコーディネーター、そういった役割を担っていただけるかどうか、制度設計を町としてした上で募集をするということにしたいなと思います。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 厚真町には、ローカルベンチャーで応募してきたけれども、なかなか起業というところのハードルが高くてそこに合格できなかったという方も結構いらっしゃる。もしかすると、その中に今の地域活動には適しているというような人材もいるかもしれませんので、ぜひそういう意味では取りこぼしなく取り組みをしていただければと思います。 以上で質問を終わります。
○議長(渡部孝樹君) 以上で下司議員の一般質問を終わります。 これをもって全ての一般質問を終わります。 ここで暫時休憩といたします。
△休憩 午後1時10分
△再開 午後1時12分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△提案理由の説明
○議長(渡部孝樹君) 日程第5、提案理由の説明を求めます。 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 本日ご提案申し上げる案件は、議案12件、承認4件、報告5件であります。 議案第1号 厚真町
防災会議条例の一部改正について。 災害対策の強化を目的として、指定公共機関の者を新たに厚真町防災会議委員として任命するため、委員の定数について改正が必要となったことから、厚真町
防災会議条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第2号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について。 災害弔慰金の支給等に関する法律及び災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の一部改正に伴い、災害援護資金の貸し付けに係る利率を改定するとともに、保証人及び償還方法について、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第3号 厚真町
介護保険条例等の一部改正について。 介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定に関する政令の一部を改正する政令の施行に伴い、所得の少ない者に対する保険料軽減を図るため、厚真町
介護保険条例等の一部を改正しようとするものであります。 議案第4号 厚真町
学校給食センター条例の一部改正について。 学校給食センターの運営をより適正かつ円滑に行うために、新たに厚真高校校長などを委嘱するため、運営委員会の委員の人数について改正が必要となったことから、厚真町
学校給食センター条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第5号
北海道市町村総合事務組合規約の一部変更について。 議案第6号
北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更について。 議案第7号 北海道町
村議会議員公務災害補償等組合規約の一部変更について。 以上3件について、それぞれの組合において脱退する団体が生じ、組合の構成団体の変更について協議が必要になったことから、地方自治法の規定に基づき、組合規約の一部変更について議会の議決をいただこうとするものであります。 議案第8号 財産の処分について。 本郷地区の普通財産である未利用の土地、建物、構築物について財産の処分をしようとするものであります。 議案第9号 厚真町
過疎地域自立促進市町村計画の一部変更について。 厚真町
過疎地域自立促進市町村計画の事業名、事業内容、事業主体の追加、変更を行うため、議会の議決をいただこうとするものであります。 議案第10号 令和元年度厚真町
一般会計補正予算(第2号)について。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ14億4,522万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ141億5,872万8,000円とするものであります。 歳出における補正の主な内容は、総務費では、IRU事業、交通安全防犯等推進事業などの追加、民生費では介護保険事業特別会計繰出金などの追加、衛生費では、予防接種事業、半壊家屋解体費補助事業、家屋等解体費補助事業などの追加、労働費ではU・Iターン推進支援事業の追加、農林水産業費では、畑作構造転換事業、大型開発跡地整備運営事業の追加、商工費では厚真町プレミアムつき商品券事業などの追加、土木費では、空き家等対策推進事業、住宅地整備事業、宅地耐震化推進事業などの追加、教育費では、上厚真小学校プール整備事業、学校給食センター管理運営事業などの追加、給与費では、給料費、職員手当等費などの追加、災害復旧費では災害公営住宅建設事業の追加でございます。 この補正の財源として、国・道支出金、町債などの特定財源で13億229万1,000円、財産収入、繰越金の一般財源で1億4,293万2,000円と見積もり、収支のバランスをとったところであります。 議案第11号 令和元年度厚真町
介護保険事業特別会計補正予算(
介護保険事業勘定補正予算(第1号))について。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ150万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億4,170万円とするものであります。 歳出における補正の内容は、介護予防ケアマネジメント事業の追加であります。 議案第12号 令和元年度厚真町
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,324万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億4,124万7,000円とするものであります。 歳出における補正の内容は、職員人件費、豊沢地区配水管布設替事業の追加であります。 承認第1号 専決処分(平成30年度厚真町
一般会計補正予算(第19号))の承認について。 承認第2号 専決処分(平成30年度厚真町
一般会計補正予算(第20号))の承認について。 以上2件について、平成30年胆振東部地震に係る公共土木施設災害復旧費の支出のため、平成30年度厚真町
一般会計補正予算を専決処分しましたので報告し、承認を得ようとするものであります。 承認第3号 専決処分(平成30年度厚真町
一般会計補正予算(第21号))の承認について。 地方交付税の額の確定、寄附金の採納、国・道交付金、繰入金の財源更正及び剰余金の基金積み立て、災害対策事業の繰越明許など、平成30年度厚真町
一般会計補正予算を専決処分しましたので報告し、承認を得ようとするものであります。 承認第4号 専決処分(平成30年度厚真町
公共下水道事業特別会計補正予算(第8号))の承認について。 平成30年胆振東部地震に係る下水道施設災害復旧費の支出のため、平成30年度厚真町
公共下水道事業特別会計補正予算を専決処分しましたので報告し、承認を得ようとするものであります。 報告第1号 厚真町土地開発公社の業務等の報告について。 厚真町土地開発公社から経営状況に関する報告を受けたので、地方自治法の規定に基づき議会に報告するものであります。 報告第2号 厚真町
情報公開条例及び厚真町
個人情報保護条例の運用状況の報告について。 本町における情報公開及び個人情報保護制度の運用状況について、条例の規定に基づき議会に報告するものであります。 報告第3号 予算(平成30年度厚真町一般会計)の繰越について。 平成30年度厚真町一般会計の繰越明許費について、繰越計算書のとおり繰り越したので、地方自治法施行令の規定に基づき報告するものであります。 報告第4号 予算(平成30年度厚真町
簡易水道事業特別会計)の繰越について。 平成30年度厚真町
簡易水道事業特別会計の繰越明許費について、繰越計算書のとおり繰り越したので、地方自治法施行令の規定に基づき報告するものであります。 報告第5号 予算(平成30年度厚真町
公共下水道事業特別会計)の繰越について。 平成30年度厚真町
公共下水道事業特別会計の繰越明許費について、繰越計算書のとおり繰り越したので、地方自治法施行令の規定に基づき報告するものであります。 以上が、本日ご提案申し上げております議案の提案理由であります。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
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△議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第6、議案第1号 厚真町
防災会議条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課長。
◎総務課長(青木雅人君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第1号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第1号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第1号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
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△議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第7、議案第2号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(吉田良行君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第2号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第2号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第2号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
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△議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第8、議案第3号 厚真町
介護保険条例等の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(吉田良行君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第3号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 説明資料6ページの読みかえについてお伺いします。 これは令和元年度から2年度までの2年間の読みかえですか。それと、その後はどういうふうに変化するか教えてください。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(吉田良行君) 議員ご指摘のとおり令和2年度までの読みかえ規定でございまして、今回この条例改正は法の改正に基づいておりますけれども、法は消費税の10%への上昇を前提として、今回、施行令の改正を行っております。 それで、今年度分については今回改正をさせていただく内容となってございますが、2020年度以降、完全実施された場合には、改めて改定の通知をするという通知をいただいておりまして、今後、施行令の改正が行われた際に、またこういう形で条例改正が出てくるということになります。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。 次に、議案第3号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第3号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
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△議案第4号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第9、議案第4号 厚真町
学校給食センター条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
学校給食センター長。
◎生涯学習課長[
学校給食センター長](當田美範君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第4号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第4号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第4号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
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△議案第5号ないし議案第7号の一括上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第10、議案第5号
北海道市町村総合事務組合規約の一部変更、議案第6号
北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更及び議案第7号 北海道町
村議会議員公務災害補償等組合規約の一部変更を一括して議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課長。
◎総務課長(青木雅人君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第5号、議案第6号及び議案第7号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第5号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第5号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第6号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第6号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第7号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第7号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
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△議案第8号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第11、議案第8号 財産の処分を議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課長。
◎総務課長(青木雅人君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第8号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第8号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第8号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
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△議案第9号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第12、議案第9号 厚真町
過疎地域自立促進市町村計画の一部変更を議題といたします。 本案について説明を求めます。
まちづくり推進課長。
◎
まちづくり推進課長(藤岡隆志君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第9号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第9号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第9号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
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△承認第1号及び承認第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第13、承認第1号 専決処分(平成30年度厚真町
一般会計補正予算(第19号))の承認及び承認第2号 専決処分(平成30年度厚真町
一般会計補正予算(第20号))の承認を議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課参事。
◎総務課参事(高安正君) (議案書により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、承認第1号及び第2号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、承認第1号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、承認第1号について起立により採決いたします。 本案について、報告のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、承認第1号は報告のとおり承認することに決定いたしました。 次に、承認第2号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、承認第2号について起立により採決いたします。 本案について、報告のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、承認第2号は報告のとおり承認することに決定いたしました。
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△承認第3号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第14、承認第3号 専決処分(平成30年度厚真町
一般会計補正予算(第21号))の承認を議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課参事。
◎総務課参事(高安正君) (議案書により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、承認第3号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、承認第3号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、承認第3号について起立により採決いたします。 本案について、報告のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、承認第3号は報告のとおり承認することに決定いたしました。
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△承認第4号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第15、承認第4号 専決処分(平成30年度厚真町
公共下水道事業特別会計補正予算(第8号))の承認を議題といたします。 本案について説明を求めます。 建設課参事。
◎建設課参事(佐藤義彦君) (議案書により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、承認第4号に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、承認第4号に対する討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、承認第4号について起立により採決いたします。 本案について、報告のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、承認第4号は報告のとおり承認することに決定いたしました。
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△延会の宣告
○議長(渡部孝樹君) ここでお諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。 これについてご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 異議なしと認めます。 したがって、そのように決定いたしました。 本日は、以上をもって延会といたします。 どうもご苦労さまでした。 (午後2時30分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議長 署名議員 署名議員...