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  1. 北広島市議会 2020-02-17
    02月17日-01号


    取得元: 北広島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-02
    令和 2年  第1回 定例会────────────────────────────────────────────────────〇出席議員(22名)     議  長 22番 野 村 幸 宏            副 議 長  1番 大 迫   彰           2番 藤 田   豊                  2番 木 村 真千子           4番 滝   久美子                  5番 坂 本   覚           6番 沢 岡 信 広                  7番 桜 井 芳 信           8番 青 木   崇                  9番 島 崎 圭 介          10番 久保田   智                 11番 山 本 博 己          12番 永 井   桃                 13番 人 見 哲 哉          14番 稲 田 保 子                 15番 小田島 雅 博          16番 佐 藤 敏 男                 17番 鶴 谷 聡 美          18番 佐々木 百合香                 19番 川 崎 彰 治          20番 橋 本   博                 21番 中 川 昌 憲────────────────────────────────────────────────────〇欠席議員(0名)────────────────────────────────────────────────────〇本会議に出席した説明員       市    長  上 野 正 三           監 査 委 員  川 村   豊       教  育  長  吉 田 孝 志────────────────────────────────────────────────────〇市長の委任を受けたもので出席した説明員       副  市  長  道 塚 美 彦           企画財政課長  川 村 裕 樹       総 務 部 長  中 屋   直           防災危機管理  米 川 鉄 也                                 担 当 部 長       市民環境部長  高 橋 直 樹           保健福祉部長  三 上 勤 也       子育て支援部長 仲 野 邦 廣           建 設 部 長  平 川 一 省       経 済 部 長  砂 金 和 英           経 済 部理事  水 口   真       水 道 部 長  藤 縄 憲 通           会 計 室 長  広 田   律       消  防  長  佐々木   伸           財 政 課 長  佐 藤   亮       総 務 課 長  杉 山 正 一           職 員 課 長  尾 崎 英 輝────────────────────────────────────────────────────〇教育委員会教育長の委任を受けたもので出席した説明員       教 育 部 長  千 葉 直 樹           教 育 部理事  津 谷 昌 樹────────────────────────────────────────────────────〇監査委員の委任を受けたもので出席した説明員       監 査 委 員  川 合 隆 典       事 務 局 長────────────────────────────────────────────────────〇本会議の書記       議会事務局長  藤 木 幹 久           書    記  金 田   周第1回定例会第1日目                                  開会 午前10時00分          (議 事 の 経 過)──────────────────────────────────────────────────── △開会宣言 ○議長(野村幸宏) ただいまから令和2年第1回定例会を開会いたします。ただちに本日の会議を開きます。会議日程につきましては、お手元に配布のとおりであります。──────────────────────────────────────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(野村幸宏) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員として、会議規則第81条の規定により、          16番 佐藤 敏男 議員          17番 鶴谷 聡美 議員 以上2名を指名いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第2 会期の決定について ○議長(野村幸宏) 日程第2、会期の決定についてお諮りいたします。本定例会の会期は2月17日から3月19日までの32日間といたしたいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。本定例会の会期は、2月17日から3月19日までの32日間と決しました。──────────────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○議長(野村幸宏) この際、報告いたします。 監査委員から、 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づく例月出納検査の結果について、 及び地方自治法第199条第4項の規定に基づく定例監査の結果について、 市長から、 地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分について、 それぞれ報告がありました。 これらの報告及び令和元年第4回定例会以降の議長の動静につきましては、いずれも写しをお手元に配布しておりますので、ご覧おき願います。 次に、お手元に配布しております令和元年第4回定例会最終日において議決されました 意見書第1号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書 から 意見書第7号 「子どもの貧困」解消など教育予算確保・拡充と就学保障、義務教育費国庫負担制度堅持・負担率1/2への復元、教職員の超勤・多忙化解消・「30~35人以下学級」の実現に向けた意見書 まで、 以上7件の意見書につきましては、12月20日付をもって、各関係機関に郵送により提出いたしました。 次に、市長から、令和2年度市政執行方針及び行政報告について、発言を求められておりますので、これを許します。 上野市長。(令和2年度市政執行方針・行政報告) ◎市長(上野正三) 令和2年第1回定例会の開会にあたり、令和2年度市政執行方針を申し上げます。 私が、市政の舵取りを担わせていただいてから14年が経過し、これまで市政運営にあたっては、「子育て環境の充実」、「定住人口の増加」、「地域経済の活性化」などを重点課題として、地方創生の実現に向けて着実に成長するまちを目指し、全力で取り組んでまいりました。 昨年は、元号が平成から令和となり、新しい時代を迎えました。本市におきましても、市民の皆様、道民の皆様に夢と希望を与え、北海道の新たなシンボルとなるボールパークの開業に向けた取り組みも進められ、新たな時代に向けたまちづくりがスタートしたところであります。 令和2年度は、第5次総合計画に掲げるまちづくりのテーマ「自然と創造の調和した豊かな都市」と目指す都市像である「希望都市」「交流都市」「成長都市」の実現に向け、計画に掲げる各種施策の着実な実行と個々の施策の成果をあげる総仕上げの年になるものと考えております。 わが国の経済情勢を見ますと、内閣府が発表した本年1月の月例経済報告では、「景気は輸出が引き続き弱含む中で、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの、緩やかに回復している」とされております。 また、北海道経済においては北海道の発表によりますと、「緩やかに持ち直しているものの、一部に弱い動きもみられる」とされており、消費税率引き上げ後の消費動向に留意するとともに、景気回復の実感を地域に波及させていく取り組みが必要となります。 現在、中華人民共和国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎患者の発生が複数報告され、国内においても肺炎患者の発生が確認されております。 北海道や医師会など関係機関との連携を密にし、情報の収集に努め、感染症対策など的確な対応を図るとともに、訪日外国人観光客の減少による経済への影響を注視していく必要があるものと考えております。 国では、人口減少や少子高齢化が進む中、持続的な経済成長を実現するため、経済財政運営と改革の基本方針2019において、先端技術をさまざまな産業や社会生活につなげる「Society(ソサエティ)5.0の実現を掲げるとともに、誰もが活躍でき、安心して暮らせる社会に向けた「人づくり革命」と「働き方改革」に取り組むとし、さらなる成長を目指すこととしております。 本市を取り巻く状況は、少子高齢化等の影響により、緩やかではありますが長期的に人口減少が続いております。 人口減少は、税収の減少や消費の低迷に伴う財政状況の悪化、労働力不足、地域コミュニティの衰退など、幅広い分野に影響を及ぼす可能性があり、定住人口の増加に向けた取り組みは重要な課題となっているところであります。 人口減少社会を見据えた持続可能なまちづくりの展開とともに、国が進める「Society(ソサエティ)5.0」、国土強靱化、地方創生など、日本社会を取り巻く情勢や社会の変化にも目を向け、時勢を踏まえたまちづくりに積極的に取り組む必要があります。 このような社会の大きな変革期においては、新たな時代に挑戦する気持ちが時代を切り拓く原動力になるものと考えております。 本市は、明治17年に広島県人、和田郁次郎翁ら103人が一村創建を目指し、入植してから136年を迎えます。これまで先人たちは、幾多の困難を乗り越え、優れた英知と情熱をもって、今日の北広島市の礎を築いてきました。 積み重ねてきた歴史や先人たちの偉業を振り返り、将来のまちづくりにつなげていくことは、私に課せられた使命であると考えております。 私は、本市が有する利便性の高い都市機能や豊かな自然等の魅力と資源を最大限に生かし、将来にわたって安心して暮らし続けられるまち、着実に成長するまちを目指して、全力で市政運営にあたってまいります。Ⅱ 主要施策の推進 次に、第5次総合計画の6つの基本目標に沿って、新年度の主要施策について申し上げます。第1章 支えあい健やかに暮らせるまち 最初に、「支えあい健やかに暮らせるまち」についての施策であります。 まず、健康づくりの推進につきましては、生活習慣病の重症化予防を重点に、健康相談や予防教室、受動喫煙防止に向けた啓発活動を引き続き実施するとともに、「第5次健康づくり計画」の策定を進めてまいります。 また、健康づくりを支援するため市民ボランティアである「健康づくり推進員」などと連携し、健康情報を発信するなど、健康づくりの活動を推進してまいります。 食育の推進につきましては、「第2次食育推進計画」に基づき、健全な食生活が実践できるよう継続的に講演会などを開催し、食に関する知識の啓発を図ってまいります。 保健予防の推進につきましては、疾病の早期発見のため、引き続きがん検診を実施するとともに、無料クーポン券の配布や未受診者への個別勧奨を実施するなど、受診率の向上を図ってまいります。 定期予防接種につきましては、新たにロタウイルスワクチンの予防接種を実施するとともに、従前から実施している予防接種につきましても、周知・啓発に努め、接種率の向上を図ってまいります。 ピロリ菌対策につきましては、胃がんをはじめ、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの主な原因となるピロリ菌検査を中学生を対象として、引き続き実施してまいります。 フッ化物洗口の推進につきましては、子どもの歯と口腔の健康の保持を図るため、引き続き保育園児と小学生を対象に実施してまいります。 医療体制の充実につきましては、北広島市医師会などと連携し、夜間急病センター及び在宅当番医制により受診体制を確保するとともに、歯科医療につきましても千歳歯科医師会と連携し、休日等における急病患者への対応を行ってまいります。 国民健康保険につきましては、「データヘルス計画特定健康診査等実施計画」に基づき、加入者の健康の保持増進のため、特定健康審査の受診率向上を図り、特定保健指導重症化予防事業を実施してまいります。また、ジェネリック医薬品の利用促進により、医療費の適正化に努めてまいります。 安心して出産できる環境づくりにつきましては、通院にかかる費用や特定不妊治療への助成、妊産婦健康診査、乳幼児健診、赤ちゃん訪問などを実施してまいります。また、産科の誘致を目指し、引き続き開設経費に対する補助制度を運用してまいります。 妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援につきましては、子育て世代包括支援センターを中心とし、関係機関との連携により、一人ひとりに寄り添った支援を行い、子育て不安の払拭を図ってまいります。 また、産婦の心身の回復促進、授乳や沐浴などの技術を学ぶことで育児不安の解消につなげる産後ケア事業を実施してまいります。 子ども医療費につきましては、安心して子育てができるよう、引き続き中学生までの入院及び通院医療費の一部を助成し、子育て世帯の経済的負担を軽減してまいります。 保育環境につきましては、新たに策定した「第2期子ども・子育て支援プラン」に基づき、共働き世帯の増加や働き方の多様化等により、増大している需要に対応できるよう、保育施設や学童クラブの受け入れ体制の充実を図るなど、計画の推進に努めてまいります。 また、特に保育ニーズのあるゼロ歳から2歳に対応するため、新たに市内保育所等の保育士を対象に就労支援に向けた「きたひろ手当」を交付する事業を実施し、保育士の雇用の促進と受け入れ体制の確保を図ってまいります。 子どもの貧困対策につきましては、「子どもの貧困対策計画」の策定を進めるとともに、子どもに学力や学習意欲、個性や才能を伸ばす機会の提供を図るため、新たに中学生を対象に学習塾や習い事の費用の一部を助成する「子ども未来応援事業」を実施してまいります。 子どもの権利擁護につきましては、引き続き啓発活動などを行うとともに子どもの権利に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、「第3期子どもの権利推進計画」の策定を進めてまいります。 児童虐待防止対策につきましては、児童虐待等に関する専門的な相談対応や継続的なソーシャルワークによる指導・助言及び関係機関との調整等を行う「子ども家庭総合支援拠点」の設置に向けた検討を進めてまいります。 福祉人材の確保につきましては、介護や障がい、保育の事業所における人材不足が課題となっていることから、引き続き就労促進のための就労支援金の交付、就労を支援する「人材バンク」のほか、くらしサポーター研修会合同相談会保育士体験セミナーなどを実施し、福祉人材の確保に努めてまいります。 地域福祉活動につきましては、民生委員・児童委員など、地域福祉活動を実践される方々と連携しながら、地域の支援ネットワークを強化するとともに、災害時における避難行動要支援者への支援体制の充実を図ってまいります。 地域福祉推進体制の充実につきましては、高齢者や障がい者等に関する次期計画の策定に向け、保健・福祉・医療等の関係者及び公募による委員で構成される保健福祉計画検討委員会を開催し、市民ニーズを踏まえた計画の策定を進めてまいります。 障害福祉につきましては、「障がい支援計画」に基づき、障がい児・者が地域社会で安心した日常生活を送ることができるよう、各種福祉サービスの適切な提供や相談支援の充実、雇用の場の確保などに努めてまいります。 障がい児の通所支援につきましては、サービスの利用促進を図るため、引き続き市独自の利用者負担の軽減を行ってまいります。 働きづらさを抱える方々への就労支援につきましては、新たに北海道と協働して多様な方々への就労支援を行い、地域での自立した生活を促進してまいります。 介護給付につきましては、介護支援専門員の資質向上を図るとともに、医療事務従事者による縦覧的点検等により、重複請求の防止を図り、介護給付等費用の適正化に努めてまいります。 地域支援体制の推進につきましては、日用生活上の支援が必要な高齢者が住み慣れた地域で生きがいを持って在宅生活を継続していくために、新たに北広島市内全域を統括する生活支援コーディネーターを配置するなど、地域における支援体制の強化・充実を図ってまいります。 低所得者援護の充実につきましては、生活保護の適正な実施を図るとともに、生活困窮者自立支援法に基づき、生活保護に至る前の困窮者に対し、相談支援事業をはじめとする各種サービスを引き続き提供してまいります。第2章 人と文化を育むまち 次に、「人と文化を育むまち」についての施策であります。 まず、「(仮称)北広島市防災食育センター」につきましては、防災機能と食育機能を併せ持つ複合施設としての整備に向け、準備を進めてまいります。 学校施設の大規模改修につきましては、引き続き大曲中学校の校舎において工事を実施するとともに、大曲東小学校の校舎において実施設計を行ってまいります。 また、防音機能の更新につきましては、緑陽中学校の校舎及び講堂において実施設計を行ってまいります。 子どもたちへの支援につきましては、子どもたちが夢や希望を持ち、心豊かにたくましく成長できるよう、引き続き夢の実現に向けた「子ども夢チャレンジ応援事業」を実施してまいります。 小中一貫教育につきましては、引き続き小中学校9年間を通じた系統的な教育を行うとともに、さらなる小中一貫教育の充実に向け、令和3年度に開催する「小中一貫教育全国サミット」の準備を進めてまいります。 高等学校等生徒交通費助成につきましては、将来のまちづくりを担う人材育成や切れ目のない子育て支援制度の構築に向けて、引き続き、高校生等を対象に通学に要する費用の一部を支援してまいります。 コミュニティ・スクールの推進につきましては、開かれた学校づくりを進めるため、従来の西部中学校区に加え、新たに大曲中学校区及び緑陽中学校区で学校運営協議会を設置し、取り組みを推進してまいります。 放課後子ども教室につきましては、引き続き地域の教育力を活用して、さまざまな体験や学習活動を実施し、放課後における児童の安全・安心な居場所の確保に努めてまいります。 教育相談体制の充実につきましては、スクールカウンセラーの配置により、児童生徒の心の悩みの深刻化や問題行動の未然防止等に努めてまいります。 旧島松駅逓所につきましては、老朽化対策などの今後の整備・改修に向け、「整備基本計画」の策定を進めてまいります。 昨年、追加指定された特別天然記念物野幌原始林につきましては、「保存活用計画」の策定に向け、現況調査を進めてまいります。 スポーツの振興につきましては、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、「スポーツ振興計画」の策定を進めてまいります。 大学との連携につきましては、星槎道都大学及び北海学園大学との包括連携協定に基づき、大学が有する英知や人材を生かしたまちづくりを進めてまいります。第3章 美しい環境につつまれた安全なまち 次に、「美しい環境につつまれた安全なまち」についての施策であります。 まず、地球温暖化対策につきましては、太陽光発電システム省エネルギー機器等への補助を継続し、再生可能エネルギーの利用を促進するなど、地球温暖化防止のための施策を推進してまいります。 環境の保全につきましては、「第2次環境基本計画」に基づき、大気・水質・悪臭・騒音・空間放射線量率の継続的な監視や測定を行ってまいります。 また、「第2次環境基本計画」は令和2年度で終了することから、第3次計画の策定を進めてまいります。 環境啓発につきましては、小・中学校での自然観察会やエコ講座、エコクッキング、市民や事業者が交流できる環境ひろば等市民団体等と協働して開催し、学習機会や情報提供の充実を図ってまいります。 北広島霊園につきましては、効率的な管理・運営を目指すとともに、引き続き市民サービスの向上を進めてまいります。 また、霊園内の未利用地におきまして、墓地区画の増設を行ってまいります。 火葬場につきましては、引き続き札幌市里塚斎場火葬場利用サービスを継続してまいります。 動物衛生等管理につきましては、市民の安全な生活を確保するため、畜犬の管理、専門事業者による野犬の掃とう、スズメバチの駆除などを実施してまいります。 生活排水処理につきましては、合併浄化槽の設置補助を引き続き実施し、生活排水の適正処理に努めてまいります。 ごみ処理につきましては、家庭系一般廃棄物の減量化及び生ごみ分別を推進するため、引き続きごみステーションでの啓発、世代別啓発、ミックスペーパー拠点回収に関する周知啓発に取り組み、埋め立てごみの減量に努めてまいります。 また、事業系一般廃棄物につきましては、引き続き事業所を訪問し、実態に合った排出方法を事業所とともに検討するなど、分別の推進と埋め立てごみの減量に努めてまいります。 広域ごみ処理につきましては、本市と千歳市、長沼町、南幌町、由仁町及び栗山町の2市4町で構成する道央廃棄物処理組合におきまして、令和6年度の広域化による焼却施設の稼働を目指し、事業を進めてまいります。 「緑の基本計画」につきましては、現計画が令和2年度で終了することから次期計画の策定を進めてまいります。 緑化の推進につきましては、富ヶ岡などの市有林を市民やボランティア団体との協働により、体験学習の場として活用するとともに、市民の憩いの場としての森づくりに取り組んでまいります。 親水公園の保全につきましては、輪厚川の景観保持や環境整備を市民と協働で実施し、市民に親しまれる憩いの場を提供してまいります。 公園の整備につきましては、設置から相当の年数が経過し、遊具の劣化の著しい公園について、改築、更新を進め、利用者の安全確保に努めてまいります。 市民交流広場につきましては、市民相互の交流の拠点として、多くの人が多目的に活用できるように、庁舎の隣に設置し、4月下旬のオープンを予定しているところであります。 千歳川流域の治水対策につきましては、東の里遊水地が令和2年度から供用開始となりますが、河川堤防の強化など早期整備が図られるよう、引き続き関係機関に要請してまいります。 治山・治水につきましては、生活環境の保全や山地災害防止のため、市有林の除伐を実施してまいります。 また、河床洗掘の著しい輪厚川における災害を未然に防止するため、局部的な改修を実施してまいります。 北海道胆振東部地震への対応につきましては、特に被害の大きかった大曲並木地区の復旧工事である宅地耐震化工事を開始するとともに、被災された方々の生活再建と地区の復興に向けた取り組みを進めてまいります。 国土強靱化につきましては、北海道胆振東部地震をはじめ、大規模自然災害に対する備えを計画的に進め、市民等の命と財産を守り、持続可能なまちづくりを推進するため、「強靱化計画」の策定を進めてまいります。 防災対策につきましては、災害時における円滑な応急対策のため、地震、風水害等を想定した避難所開設・運営訓練や水防訓練、図上訓練等を継続し、地域防災への取り組みを強化してまいります。 また、職員の災害対応能力の向上を図るため、防災資機材取り扱い研修等を実施してまいります。 自主防災組織の育成につきましては、自主防災組織や自治会、町内会等が行う防災訓練、防災資機材の購入などの防災活動に対する助成金の交付や出前講座を継続し、地域防災力の向上に努めてまいります。 指定避難所及び福祉避難所につきましては、避難所の円滑な開設・運営のため、引き続き防災資機材などの整備や見直しを進めるとともに、関係団体とも連携を図り、女性への配慮、ペット取り扱いなどの避難所開設・運営等についてのルール化を進めてまいります。 札幌圏消防通信指令の共同整備につきましては、石狩管内における消防力の強化に向けた準備を進めてまいります。 交通安全対策につきましては、「第10次北広島市交通安全計画」に基づき、交通安全施設整備による交通環境の整備充実を図るとともに、市民、関係機関等と連携し、交通安全活動を計画的に推進してまいります。 防犯対策につきましては、「第3次北広島市犯罪のない安全で安心なまちづくり推進計画」に基づき、市民や関係団体、関係機関との連携を強化し、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。 また、防犯意識の普及と啓発活動を実施する防犯活動団体や、夜間における交通安全の確保と犯罪の防止を図るため、街路灯を維持する自治会等に対し引き続き支援を行うとともに、環境負荷の少ないLED化を推進してまいります。 消費生活につきましては、消費生活センターにおいて、相談窓口を設置し、特殊詐欺などに対応していくとともに関係団体との連携を強化し、消費者被害の防止に努めてまいります。 また、消費生活に関する啓発活動などを実施している北広島消費者協会に対し、支援を行ってまいります。 恒久平和の実現につきましては、「平和都市宣言のまち」並びに平和首長会議の一員として、市民一人ひとりの平和に対する意識高揚を図るため、引き続き「平和の灯」の維持管理や被爆体験講話、平和パネル展などの普及・啓発活動を実施してまいります。 人権意識の啓発につきましては、人権擁護委員との連携により学校での人権教室や啓発活動等を実施し、偏見や差別などがなく、全ての市民が平等で暮らしやすい人権尊重の社会づくりを目指してまいります。第4章 活気ある産業のまち 次に、「活気ある産業のまち」についての施策であります。 まず、農業の担い手育成につきましては、引き続き公益財団法人道央農業振興公社との連携による新規就農者の研修や農業後継者等育成事業を行ってまいります。また、農業後継者の確保と定着促進を図るため、新規就農者への資金の交付のほか、新規就農から3年間、農地賃借料への助成を行ってまいります。 農地の保全につきましては、農業施設の長寿命化等を図るため、地域の活動組織が実施する維持保全向上活動への支援を行うとともに、農地の明暗きょ排水整備や遊休農地復元等の農地改良に対し、道央農業協同組合と連携して、支援を行ってまいります。 都市住民との交流につきましては、市民農園や直売所、観光農園、農家レストランの整備促進を図り、グリーン・ツーリズムを推進するとともに、6次産業化等の取り組みへの支援を行ってまいります。 経営規模の拡大につきましては、農地中間管理機構による農地の集積に協力する農業者に協力金を交付してまいります。 エゾシカ等による農業被害への対応につきましては、自衛防除を推進するため、くくりわなの購入費用などについて助成を行うほか、鳥獣被害防止対策協議会の事業活動により、農業被害対策の充実を図ってまいります。 商工業の振興につきましては、小規模事業者に対する経営指導を行う北広島商工会に対し、支援を行ってまいります。 地域商店街の活性化につきましては、各地区の商工業者が実施する地域の特性を生かした商店街のにぎわいと活性化を図る事業に対し、支援を行ってまいります。 買い物不便者対策につきましては、市内食料品取り扱い店等が実施する買い物サービスや公共交通の促進に向けた周知を行うなど、買い物不便解消に向けて取り組んでまいります。 地域の消費拡大による経済の活性化につきましては、北広島商工会が実施する「商工業魅力発信事業」に対して支援を行ってまいります。 中小企業者等融資につきましては、中小企業者等の円滑な資金調達のため、金融機関への預託金により低利で融資を実施するとともに、利子及び保証料の補給を行ってまいります。 住宅リフォーム支援につきましては、快適な住環境の整備、地元の産業振興や雇用の安定を図るため、引き続きリフォームに係る費用の一部について助成を行ってまいります。 企業誘致につきましては、輪厚工業団地を中心に誘致活動を行うとともに、進出企業に対し、企業立地促進条例に基づく固定資産税の課税免除や雇用奨励金を交付してまいります。 創業支援につきましては、産業競争力強化法に基づく「創業支援等事業計画」の作成を進め、北広島商工会等関係機関と連携した支援体制を整備し、コミュニティビジネス創業支援や起業に向けた支援を行ってまいります。 観光の振興につきましては、市内の観光資源やイベント情報等を市内外にPRするとともに、マーケティング情報の収集を充実し、多様化する観光ニーズに対応してまいります。 また、観光協会の独立法人化に向けた取り組みにつきましても、引き続き支援をしてまいります。 都市型観光につきましては、「観光基本計画」に基づき、市内の集客施設や宿泊施設のほか、近隣自治体や観光関係団体と連携し、本市の魅力を体験・体感できる都市型観光を推進するとともに、ゴルフツーリズムなどの地域資源を活用した観光プロモーションを行ってまいります。 サイクルツーリズムにつきましては、エルフィンロードや旧島松駅逓所などの地域資源を活用した「ツール・ド・キタヒロ」を開催してまいります。 雇用対策につきましては、国や北海道、近隣市町村等と連携を図りながら、女性、高齢者、障がい者、外国人などの多様な人材の受け入れに関する支援について、検討してまいります。 季節労働者の通年雇用につきましては、各種事業を展開する季節労働者通年雇用促進支援協議会に対し、支援を行ってまいります。 高齢者の就業機会につきましては、高齢者の社会参加の促進や生きがい対策につながる就業機会の確保を行うシルバー人材センターに対し、支援を行ってまいります。 地域職業相談室の運営につきましては、職業相談や求人情報の検索などを地元で容易に行なえる「ジョブガイド北広島」を国との連携により運営するとともに、市相談員による就業相談を実施してまいります。第5章 快適な生活環境のまち 次に、快適な生活環境のまちについての施策であります。 まず、市街地の整備につきましては、市街化区域と市街化調整区域を区分する区域区分の見直しを令和2年度に実施することから、引き続き北海道と協議を進めてまいります。 また、「都市計画マスタープラン」につきましては、現計画が令和2年度で終了することから、次期計画の策定を進めてまいります。 JR北広島駅周辺につきましては、「駅西口周辺エリア活性化計画」に基づき、駅前広場や未利用市有地を中心に一体的な土地利用を検討し、市の顔にふさわしいまちづくりを進めてまいります。 また、JR上野幌駅周辺につきましては、引き続き駅のバリアフリー化に向けて、関係機関との協議を進めてまいります。 「公営住宅長寿命化計画」につきましては、今後の市営住宅の適正な管理運営のあり方や住宅ストックの有効活用と長寿命化に向けた効果的な取り組み等を明確にするため、計画の見直しを行っております。 木造住宅の耐震化の促進につきましては、耐震診断及び改修費用の一部を助成し、地震に対する安全性の向上を図ってまいります。 空き家対策につきましては、「空家等対策計画」に基づき、適切な管理が行われず、防災・衛生・景観上など、地域住民の生活に影響を及ぼすおそれがある空き家等に対し、必要な措置を講じるとともに、次期計画の策定を進めてまいります。 市道の整備につきましては、通学児童や地域住民の安全と利便性の向上、車両の円滑な走行空間を確保するため、生活道路の整備を進めるほか、共栄南1号線、南9号線、輪厚三島線などの道路整備を実施してまいります。 また、大曲椴山線は、令和2年度に農場橋の供用開始を行うとともに、道路用地の取得や道路工事を実施してまいります。 橋梁の長寿命化につきましては、「橋梁長寿命化修繕計画」に基づき、北進橋等の補修工事を実施するとともに、今後、補修を計画している橋梁の実施設計等を進めてまいります。 舗装の補修につきましては、「舗装補修計画」に基づき、老朽化が進む輪厚中の沢線、大曲工場2号線など、計画的な補修を進めてまいります。 照明灯の維持補修につきましては、安全で円滑な交通を確保するため、状況に応じて、補修や更新を行うとともに、設置から30年以上経過した道路照明灯を対象に、LED照明への更新を進めてまいります。 道道の整備につきましては、札幌恵庭自転車道線延伸区間の早期完成が図られるよう、引き続き関係機関に要請してまいります。 地域公共交通につきましては、「地域公共交通網形成計画」に基づき、モビリティ・マネジメントの実施やバスの利用促進など、持続性のある利便性の高い公共交通網の形成に向けた施策に取り組んでまいります。 生活バス路線の維持・確保につきましては、市内完結路線である「さんぽまち・東部線」を運行するバス事業者に対し、運行経費を補助するとともに、高齢者を対象にバス利用の促進に向けた助成事業を実施してまいります。 また、運転免許自主返納者に対して、交通事故防止対策の推進、外出機会の促進など、日常生活における足の確保に向け、バス及びタクシーに利用できる助成事業を実施してまいります。 除排雪につきましては、冬期間の円滑な交通と安全性を確保するため、交差点の雪山除去や通学路をはじめとした歩道除雪の充実に努めてまいります。 また、地域除雪懇談会で作成した除雪マップを基に、地域の実情に応じた雪対策に取り組んでまいります。 上水道事業につきましては、「水道事業経営戦略」に基づき、計画的かつ効率的な事業運営に努めるとともに、策定から3年が経過することから、令和3年度から10年度を新たな計画期間として経営戦略の見直しを行います。 また、安全で安心な水道水の安定供給を図るため、老朽施設の更新、基幹管路及び西の里配水池の耐震化を進めてまいります。 下水道事業につきましては、「下水道事業経営戦略」に基づき、経営の早期安定化に努めるとともに、ストックマネジメント計画に基づき、下水道施設の維持管理及び改築・更新の最適化を図り、安定的な下水道サービスの維持継続を推進してまいります。 下水汚泥、生ごみ、し尿・浄化槽汚泥から生成される乾燥汚泥につきましては、基準に適合した汚泥肥料として、緑農地還元を行っていくため、し尿等の分析を実施するとともに、乾燥汚泥の製袋・保管及び運搬業務を実施してまいります。 景観づくりにつきましては、美しい街並みの創出や花のまち北広島をPRするため、花のまちコンクール、花いっぱい運動、オープンガーデン見学会などを引き続き実施してまいります。 また、市民団体による「花マップ」の作成を支援してまいります。 広聴活動につきましては、複雑・多様化する市民要望の把握と市政に対する相互理解を深めるため、「きたひろしま市民の声」をはじめ、出前講座や出前トーク、市政懇談会などを実施してまいります。第6章 にぎわい・活力あるまち 次に、「にぎわい・活力のあるまち」についての施策であります。 まず、北海道日本ハムファイターズ・ボールパーク構想につきましては、2023年の開業に向け、ボールパークからもたらされる価値と機会をさらに多くの方々に感じていただけるよう、官民一体となった機運の醸成や市民理解及び市民参画を促進してまいります。 また、北海道日本ハムファイターズや近隣市町村など、関連する関係機関とより一層の連携を図り、交通や観光などさまざまな分野での取り組みを展開し、北海道の新たなシンボルとなるボールパークが、価値と魅力のあるエリアとなるよう、各種準備を進めるとともに、周辺道路の拡張や上下水道などの各種インフラについても整備を進めてまいります。 定住人口の増加に向けた取り組みにつきましては、老朽化、遊休化した既存住宅の活用が課題となっていることから、これまでの取り組みについて検証するとともに、既存住宅の流動化に重点を置いた新たな住宅施策の取り組みに向けて、検討を進めてまいります。 東京北広島会につきましては、引き続き会員数の拡大を図るとともに会員の交流の場を設けていくほか、本市の情報発信及び首都圏からの情報収集に努め、本市の発展につなげてまいりたいと考えております。 ふるさと納税につきましては、市の知名度向上や来市につながる寄附金制度となるよう、提供事業者及び返礼品の拡充を図るとともに、事業者との連携による新たな返礼品の開発などに取り組んでまいります。 UIJターン新規就業支援につきましては、 市内への定住促進を目的に、東京圏から転入及び就業した方に対し、引き続き移住支援金の給付を実施してまいります。 シティセールスにつきましては、住みよいまち北広島の魅力を市内外の方々に知っていただけるよう、市内を周遊するイベントの実施のほか、動画やインターネット、PRグッズを活用して発信してまいります。 市民参加と協働につきましては、市政情報の提供や実施手法の充実に努めるほか、「協働指針」に基づき公益活動団体への支援を行ってまいります。 また、市民協働のさらなる推進を図るため、公益活動団体への支援のあり方について整理を行うなど、「協働指針」の見直しに向け、検討を進めてまいります。 地域コミュニティの推進につきましては、町内会・自治会活動に対し、引き続き支援を行うとともに、活動の拠点となる地区住民センターや住民集会所の適正な維持管理に努めてまいります。 また、西の里地区における公共施設の整備につきましては、引き続き検討を行ってまいります。 公共施設につきましては、「公共施設等総合管理計画」及び本計画に基づく個別施設計画により、各施設の適正な維持管理に努め、施設の長寿命化を図ってまいります。 市民の法律相談につきましては、日常生活を営む中で直面する法律上の問題や疑問を解決するため、弁護士による無料法律相談を実施してまいります。 男女協同参画につきましては、男女が互いに尊重し、協力し合える社会の実現に向け、「第2次きたひろしま男女共同参画プラン」に基づき、女性法律相談やパネル展、セミナー等を行うとともに次期プランの策定を進めてまいります。 また、ワーク・ライフ・バランスの推進に向けて、意識啓発を進めるとともに、ワーク・ライフ・バランスに取り組む企業への支援を行ってまいります。 多文化共生につきましては、近年の訪日外国人の動向や企業の雇用状況などを踏まえ、外国人が滞在し、暮らすことのできる環境づくりに向けた取り組みについて検討を行ってまいります。 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」につきましては、推進期間を1年延長し、令和2年度を最終年とするため、令和3年度からの第2次総合戦略の策定を進めてまいります。 また、人口ビジョンの見直しについても着手をしてまいります。 行財政改革につきましては、人口減少や少子高齢化などの社会構造の変化により効率的な行政運営、歳出の見直し、新たな財源確保等が求められていることから、時代に即した行政運営や財政的課題に対応した新たな大綱及び実行計画の策定を進めてまいります。 行政組織の見直しにつきましては、簡素で効率的な執行体制に向けた組織再編に努めるとともに、新たな行政課題に対し迅速・柔軟に対応する組織体制の整備を行ってまいります。Ⅲ 予算案の概要 次に、令和2年度の各会計予算案について申し上げます。 一般会計の歳入についてでありますが、市税につきましては、地方法人税の偏在是正措置による制度改正に伴い、法人市民税が減少する一方、新築家屋の増などによる固定資産税等の増が見込まれることなどにより、市税全体では前年度当初比0.3%増の77億6,590万7千円を見込んでおります。 また、普通交付税につきましては、幼児教育・保育の無償化に係る経費が算定されたことに伴い、前年当初比2.6%増の38億9,500万円、臨時財政対策債は17.6%減の7億円を見込み、一般財源総額については地方消費税交付金の増加などもあり、前年を上回る額を確保したところであります。 歳出につきましては、ボールパーク構想に向けたインフラ整備に引き続き取り組むほか、人口減少対策や子育て支援をはじめとした社会福祉施策の充実を図るとともに、公共施設の老朽化対策などの安全で安心なまちづくりを進めてまいります。また、北海道胆振東部地震からの復旧・復興に向けた施策に取り組んでまいります。 令和2年度当初予算額は、ボールパーク構想にかかる経費の計上などに伴い、前年度当初予算比と比べ6.8%増の281億7,790万千円と過去最大の予算規模となっております。 また、特別会計の総額は、120億8,352万5千円で、1.3%の増、企業会計の総額は67億2,909万3千円で23.2%の増となり、全会計の総額は、469億9,052万円で、前年度当初予算と比べ7.3%の増となるものであります。Ⅳ むすび 以上、令和2年度の主要施策及び予算の概要について、ご説明を申し上げました。 昨年は、日本各地で台風等の自然災害が発生した年でありました。こうした状況を見ますと、日ごろから災害への備えを講じる必要があり、改めて防災力の向上に努めていく必要があるものと考えております。 私は、災害からの復興をはじめ、ボールパーク構想の推進や地域の活性化、防災対策の充実など、まちづくりのさまざまな場面で、多くの市民の皆さんのご支援をいただきながらまちづくりを進めており、感謝の思いを胸に、一歩一歩着実に歩みを進めてきたところであります。 今後のまちづくりにおいて、大きな価値、そして財産となるボールパーク構想。このボールパーク構想は定住人口や交流人口の増加、雇用の創出等に寄与するとともに、本市が目指す都市像の実現に大きく寄与する「究極の地方創生」であると考えております。 令和2年度は、ボールパーク構想の推進とともに、子どもの貧困対策や保育士の処遇改善など、子どもたちの個性や才能を伸ばし、成長を支える施策にも積極的に取り組むこととしております。 次代を担う子どもたちや市民の皆様が、安心して生活でき、笑顔があふれるまちづくりを進めてまいります。 江戸時代後期の儒学者の言葉に、「春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら慎む」とあります。この言葉は春の風のように人に優しく接し、秋の霜のように厳しく自己を抑制することを意味するもので、私は、市政運営にあたって常に厳しく自らを律し、市民の皆様と対話を重ねながら、北広島の発展に努めてまいります。 市議会議員の皆様並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願いを申し上げ、令和2年度の市政執行方針とさせていただきます。 続きまして、令和2年第1回定例会の開会にあたり、行政報告を申し上げます。1 次期総合計画の策定について まず初めに、次期総合計画の策定についてでありますが、これまでに総合計画推進委員会や市議会特別委員会での審議、市民懇話会を開催するなど検討を進めてきたところでありますが、3月10日に市民の皆様と将来のまちづくりについて考える機会とするため、芸術文化ホールにおいて総合計画フォーラムの開催を予定しております。 フォーラムでは、総合計画推進委員会委員の方々にパネリストになっていただき、本市のまちづくりについてパネルディスカッションを行っていただくほか、6次産業化による商品の試食会を実施するなど、総合計画を通じて、市民の皆様にまちづくりについての関心を高めていただきたいと考えております。 今後につきましても、引き続き令和3年度からのスタートに向けて、策定作業に取り組んでまいります。2 北海道日本ハムファイターズ・ボールパーク構想の推進について 次に、北海道日本ハムファイターズ・ボールパーク構想の推進についてでありますが、1月24日に近隣14市町村で構成される「北海道ボールパーク圏域連携勉強会」を開催し、学識経験者による圏域連携をテーマとした講話や意見交換を実施したところであります。 本勉強会の内容は、2月25日に開催を予定しております「第2回オール北海道ボールパーク連携協議会」において、各関係機関とも共有を図ってまいりたいと考えております。 また、1月29日に北海道日本ハムファイターズによる記者会見が行われたところであり、ボールパークエリアの名称については、「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)」となり、新球場の名称は「ES CON FIELD HOKKAIDO( エスコンフィールド北海道)」になると発表があったところであります。 新球場につきましては、災害時には広域避難場所として利用できるほか、非常用発電機や給排水の確保などの防災機能も有しており、いよいよ雪解け後からは建設工事もスタートいたします。 これらの内容につきましては、2月18日から22日まで市内の各地で開催予定の「市民説明会」において、球団からはスタジアムや周辺機能について、本市からはインフラ整備等に伴う今後の工事スケジュールなどについて、説明をさせていただく予定としているところであります。 ボールパークに伴う各種工事につきましては、本年より新球場建設のほか新設道路や周辺道路に関する各種工事が始まります。 工事期間中におきましては、市民の皆様にはご不便をお掛けいたしますが、事故のないよう万全を期してまいります。 今後につきましても、開業に向けた各種整備を進めていくほか、市民の皆様やボールパーク推進期成会とともに、さらに機運を高められるよう、球団や関係機関との協議を進めてまいります。3 JR北広島駅周辺の土地利用について 次に、JR北広島駅周辺の土地利用についてでありますが、駅西口周辺エリアにおいてボールパークへのアクセス機能整備とあわせ、駅周辺エリアの魅力と価値を高めるような市有地の効果的な活用及び民有地を含めた一体的な土地利用、機能整備を進めるため、「駅西口周辺エリア活性化計画」を策定したところであります。 策定にあたっては、1月17日及び18日に、住民説明会を開催し、約60名の方にご参加をいただき、各市有地の活用方法などについて、意見や提案をいただいたところであります。 今後につきましても、計画に基づき、公募型プロポーザル提案募集を検討し、市の顔にふさわしいまちづくりを進めてまいります。4 市営住宅共栄団地の建て替えについて 次に、市営住宅共栄団地の建て替えについてでありますが、老朽化が進む共栄団地29棟126戸と、北の台団地4棟16戸を集約する形で平成25年6月より工事に着手し、整備を進めてきたところであります。 共栄団地につきましては、本年3月に5号棟20戸が完成し、これにより平成4年度から進めていた長寿命化計画に基づく市営住宅の建て替えについては、332戸すべてを完了したところであります。5 降雪状況について 次に、降雪状況についてでありますが、年末年始までは平年を大きく下回る降雪量と、異例の暖気と降雨により、市内全域が積雪0センチメートルで年始を迎えるという暖冬・少雪となっております。年明け後は、若干の降雪はありましたが、2月14日現在の降雪量は2メートル70センチ、平年を大きく下回る状況となっております。 今後につきましても、除雪シーズンの終了まで適切な除排雪を実施し、安全な通行の確保に努めてまいります。 また、今年も中学校や大学生の皆様、さらには多くの市民の皆様が、高齢者世帯などを中心に除雪ボランティア活動を行っており、地域の皆様から大変喜ばれているところであります。ボランティア活動に参加された皆様に心から感謝を申し上げます。6 令和元年10月から令和元年12月までにおける寄附について 次に、令和元年10月から令和元年12月までにおける寄附についてでありますが、現金による寄附につきましては、個人、団体などから7件、193万円、物品の寄附につきましては、団体から図書などの寄附3件、学校における無償修繕1件となっているところであります。 「ふるさと納税」につきましては、10月から12月までの3カ月間で、5,569件、9,779万4千円の寄附をいただいているところであります。 ご寄附をいただきました皆様に、心から感謝を申し上げますとともに、本市のまちづくりのため大切に活用させていただきたいと考えております。 以上、申し上げ、行政報告とさせていただきます。 ○議長(野村幸宏) 次に、教育長から、令和2年度教育行政執行方針及び教育行政報告について、発言を求められておりますので、これを許します。 吉田教育長。(令和2年度教育行政執行方針・教育行政報告) ◎教育長(吉田孝志) 令和2年第1回定例会の開会にあたり、令和2年度教育行政執行方針を申し上げます。 昨今の人口減少や少子高齢化、グローバル化の進展、人工知能やロボティクス等の先端技術の高度化により、今後の社会や生活が大きく変わっていくものと予想されております。 こうした急速な社会変化の中、未来の創り手となる子どもたちには、郷土の歴史や文化に誇りを持ち、支え合いながら生涯にわたり自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を身につけていくことが求められており、学校教育と社会教育とが密接に関わり合いながら、地域社会が一体となって子どもの成長を支えることが一層重要となっているところであります。 令和2年度から実施される新たな学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善をはじめ、道徳や小学校おける外国語の教科化、プログラミング的思考の学び、ICTを活用した情報活用能力の向上などが示され、変化の激しい社会に柔軟に対応できる資質・能力の育成が求められているところであります。 学校教育においては、子どもたちが主体的に判断し、行動し、自ら課題を解決する「生きる力」を育成してまいります。その実現に向け、学校、家庭、地域が一体となって、小学校から中学校への連続した学びが確かなものとなるよう、小中一貫教育の進化に努めてまいります。 また、社会教育におきましては、市民の主体的な学びや地域における生涯学習活動を支援するとともに、市民の多様なニーズに応じた学習機会の提供や学習成果等が広く生かされる機会の提供を通して、生涯学習社会の実現に努めてまいります。 令和2年度は、「北広島市教育基本計画」の最終年度としての仕上げの年となります。現計画のテーマ「大志をいだき学ぶまち・きたひろしま」のもと目標の実現を目指して、「北広島市学校教育の推進方針」、「北広島市社会教育の推進方針」をはじめ、各施策分野におけるプランに基づき、教育行政を推進してまいります。 あわせて、「北広島市教育基本計画」の政策、施策を検証の上、市の次期総合計画策定の取り組みや国・北海道などの教育動向を踏まえ、令和3年度以降の本市の教育施策を計画的かつ着実に推進するため、次期教育振興基本計画の策定を進めてまいります。Ⅱ 主な教育施策の推進 続きまして、教育行政の執行にあたりまして、教育基本計画の各分野における主要な施策について申し上げます。1 「生きる力」を育む学校教育の推進 初めに、「生きる力」を育む学校教育の推進についてであります。 幼児教育の振興につきましては、「北広島市幼児教育連携アクションプラン」に基づき、幼児教育と小学校教育との円滑な接続を図るため、引き続き交流会や研修会を実施し、幼稚園・保育所・認定子ども園・小学校・学童クラブ、それぞれの担当者間の共通理解や連携を深めるとともに、子ども発達支援センターと小学校との連携の充実を図り、子どもと保護者の安心感を醸成する取り組みを推進してまいります。 豊かな心を育む教育の充実につきましては、小中一貫して思いやりの心や人とかかわる力を育てるため、「考え、議論する道徳」授業を実践するとともに、小・中学校の系統的な学びができるよう改定した市独自の福祉読本を活用するなど、道徳教育の充実を図ってまいります。 確かな学力を育てる教育の充実につきましては、学力の向上を図るため、標準学力検査及び全国学力学習状況等調査の結果を各中学校区で共有・検証し、学校改善プランの充実を図ることにより、授業改善や個に応じたきめ細やかな指導、教員の資質向上につなげるとともに、それぞれの中学校で策定したスタンダードの実践に取り組み、小・中学校で一貫した学習・生活習慣の定着を図ってまいります。 また、教育委員会に専門的知識を持ち、経験豊かな教員経験者を指導主事として配置し、各種調査等の分析、教員課程や学校経営などの諸課題に関する指導・助言等を行ってまいります。 健やかな体を育てる教育の充実につきましては、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を踏まえ、各学校において体力向上プランを改善し、体育授業や日常における体力づくりの充実に努めてまいります。 学校給食につきましては、衛生管理を徹底するとともに給食費を改定し、献立の充実を図るなど栄養のバランスのとれた安全で安心な給食を安定的に提供してまいります。また、生涯にわたり健康的な食生活が実践できるよう、食の指導の充実を図るとともに「食育の環」を形成するため、学校や家庭、地域と連携をしてまいります。 災害時の炊き出しや食料の配送を行う防災機能と、アレルギー食の対応や小学校給食の安定提供を行う食育機能を併せ持つ複合施設「(仮称)北広島市防災食育センター」の整備につきましては、実施設計に向けた取り組みを進めてまいります。 防災及び命を守る教育につきましては、児童生徒が学校生活を通して災害時等に主体的に行動する力を育ててまいります。 また、小学校高学年の児童と中学校の生徒を対象に、心肺蘇生や自動体外式除細動器(AED)の取り扱いに関する授業を引き続き、実施してまいります。 学校ICT環境の整備につきましては、ICTを効果的に活用した教育や校務の効率化に資するよう、環境整備を進めてまいります。 特別支援教育の充実につきましては、特別支援教育支援員の全校配置や特別支援学級介助員の配置等により、特別な配慮を必要とする児童生徒の学習や学校生活の支援に、一層努めてまいります。 また、家庭、学校、教育委員会、教育支援委員会などが連携し、個々の教育的ニーズに対応したきめ細やかな教育の支援を行ってまいります。 社会の変化や課題に対応した教育の推進につきましては、子どもたちが成長する足跡を確かめながら、自己有用感を高め、夢や目標に向かって挑戦する人を育てる「きたひろ夢ノート」を活用するとともに、望ましい社会性や職業観、勤労観を育成する大志学(キャリア教育)を推進してまいります。 また、北海道日本ハムファイターズとのパートナー協定に基づく事業につきましては、学校教育活動の中にファイターズが有するさまざまな知見を共有させていただき、次代を担う子どもたちに夢と希望を与えるまちづくりの一助となるよう、取り組んでまいります。 外国語教育の充実につきましては、グローバル化に対応した人材の育成等を図るため、児童生徒の英語発音力やコミュニケーション能力、国際理解力の向上を目的に、小・中学校の外国語授業等に外国語指導助手(ALT)を派遣するとともに、英語に関する資格・検定試験の検定料を助成し、受検機会の拡大と英語力及び学習意欲の向上等を図ってまいります。 姉妹都市子ども大使交流につきましては、引き続き姉妹都市である東広島市と小・中学生の相互訪問を行い、児童生徒のふるさと意識の醸成を図るとともに、広島市で開催される原爆死没者慰霊式並びに平和記念式への参列などを通して、平和学習の充実を図ってまいります。2 信頼され、魅力ある学校づくりの推進 次に、信頼され魅力ある学校づくりの推進についてであります。 開かれた学校づくりの推進につきましては、コミュニティ・スクールの全市展開に向け、西部中学校区における取り組みを参考に新たに大曲中学校区及び緑陽中学校区において、学校運営協議会を設置いたします。 また、土曜授業を継続実施し、開かれた学校づくりをさらに推進していくとともに、多様な学習場面の提供を図ってまいります。 小中一貫教育につきましては、義務教育9年間を見通した系統表や指導計画等に基づき、小・中学校の接続を重視した教育活動を進め、学力や体力の向上、社会性の育成を図ってまいります。 また、令和3年度「小中一貫教育全国サミット」の本市開催に向け、実行委員会を設置するとともに、各校の研究を充実するための支援を実施してまいります。 就学援助、新入学準備金につきましては、経済的支援の充実を図るため、小・中学校に入学する予定の児童生徒がいる対象家庭に対して、入学前年の支給を継続して実施してまいります。 地域の教育資源を活用した学校支援につきましては、学校支援地域本部を中心に学校と地域住民が連携して子どもたちの学びや育ちを支援してまいります。 学校施設の整備につきましては、引き続き大曲中学校校舎の大規模改造工事を実施するとともに、大曲小学校の校舎において実施設計を行ってまいります。 また、防音機能の更新につきましては、緑陽中学校の校舎及び講堂において実施設計を行ってまいります。 このほか、大曲小学校の放送設備更新など施設・設備や周辺環境の整備を行い、安心安全で快適な教育環境の充実を図ってまいります。 学校における働き方改革につきましては、引き続き、部活動指導員を配置するとともに、転送電話機能の導入による勤務時間外における電話対応の負担軽減策を講じるなど、教員の専門性を生かしつつ、授業やその準備に集中できる時間や、児童生徒と向き合うための時間を確保するための環境を整備してまいります。3 やさしく支えあう教育連携の推進 次に、やさしく支えあう教育連携の推進についてであります。 家庭の教育力向上への支援につきましては、家庭の教育力に関する情報の発信や関係団体と連携した学習機会の提供を進めるとともに、家庭、学校、地域が一体となった子どもの生活リズムの向上に取り組んでまいります。 教育相談体制の充実につきましては、臨床心理士の資格を持つ子どもサポートセンター相談員やスクールカウンセラー、専門性を有するスクールソーシャルワーカーや心の教室相談員を活用するなど、学校や関係機関と連携した相談体制の充実に努めてまいります。 いじめの問題につきましては、いじめの未然防止に向け、「北広島市いじめ防止基本方針」等に基づき、学校等において啓発や学習機会を設けるとともに関係機関との連携を図ってまいります。 不登校児童生徒につきましては、各学校における教育相談体制の充実や小・中学校が一体となった取り組みにより、未然防止に努めるとともに、適応指導教室みらい塾における指導・支援など、きめ細やかな支援を進めてまいります。 健全育成活動の充実につきましては、家庭、学校、地域、関係機関との連携を強化するとともに、各地区における青少年の健全育成活動を支援してまいります。 青少年の安全対策につきましては、専任指導員による通学路や大型店舗などの巡回パトロールや札幌方面厚別警察署と連携した防犯教室等を実施するとともに、家庭・学校・地域と連携した取り組みを進めてまいります。 また、インターネット上でのいじめや犯罪被害などを予防するため、児童生徒や保護者への啓発活動を行ってまいります。4 学びあい、教えあう社会教育の推進 次に、学びあい、教えあう社会教育の推進についてであります。 市民の学習活動への支援につきましては、地域における生涯学習の推進を図るため、中央公民館に配置している専門職を中心に、各地区の生涯学習振興会や団体の自主的な生涯学習活動を支援するとともに、障がい児・者の学習機会と社会参加のきっかけづくりに取り組んでまいります。 また、学習成果の発表の場の提供や市民相互の交流促進を図るため、元気フェスティバルを開催してまいります。 国際交流につきましては、カナダ・サスカツーン市からの高校生の受け入れを北広島国際交流協議会との連携により行い、市民が異文化に触れる機会の提供や国際感覚豊かな人材の育成に努めてまいります。5 郷土愛を育む教育活動の推進 次に、郷土愛を育む教育活動の推進についてであります。 エコミュージアム構想の展開につきましては、エコミュージアムセンター「知新の駅」におきまして、郷土の歴史や自然に関する常設展などを継続するとともに、児童生徒の夏休み・冬休み期間に合わせた企画展や地域遺産にかかわる講演会や体験学習等を実施してまいります。さらに、「まちを好きになる市民大学」を継続し、「まるごときたひろ博物館員」を養成するなど、活動を支える市民の輪を広げるとともに、市民が主体的にかかわるエコミュージアムを目指してまいります。 文化財の保存と活用につきましては、老朽化が進む国指定史跡「旧島松駅逓所」の大規模改修に向けた耐震診断を実施するとともに、学識経験者などで構成する計画検討委員会を設置し、具体的な整備に向けた基本計画づくりに着手してまいります。 また、特別天然記念物野幌原始林につきましては、昨年の追加指定を受け、当該地区を将来にわたって保存・活用していくための保存活用計画の策定に向け、学識経験者などで構成する調査委員会を設置し、3カ年にわたり野幌原始林の現況調査を実施してまいります。6 生涯にわたる読書活動の推進 次に、生涯にわたる読書活動の推進についてであります。 図書館サービスにつきましては、幅広い世代にとって利用価値の高い図書館サービスを提供できるよう、資料の充実や映像及び音声による情報提供に努めてまいります。 図書館フィールドネット連携事業につきましては、引き続き各ボランティアと連携し、読書活動の普及に努めてまいります。 子どもの読書活動につきましては、引き続き、幼稚園、保育所及び小学校への図書巡回事業を行うとともに、地域や学校、ボランティアとの連携を深め、読書環境の充実を図ってまいります。 また、大曲地区における「地域まるごと読書支援モデル事業」を継続し、「まちなか司書」による小学校や保育所の巡回など、地域の子どもたちの読書活動を支援するとともに、その効果を検証してまいります。 学校図書館との連携につきまして、引き続き小学校においては、「豆次郎」の巡回事業や子どもたちが多彩な本と触れ合えるブックキャラバン等を実施するとともに、中学校においては司書の巡回配置を実施するなど、授業支援や読書環境の充実を進めてまいります。 また、次期教育振興基本計画の策定にあわせて、第3次北広島市子どもの読書活動推進計画の策定に着手してまいります。7 芸術活動の振興 次に、芸術活動の振興についてであります。 個性豊かな地域文化の振興につきましては、芸術文化活動にかかる団体への支援を行うとともに、優れた芸術文化活動に対する検証を行い、市民に広く伝え、成果がそれぞれの地域の生かされるよう、支援をしてまいります。 青少年の芸術文化活動への支援につきましては、引き続き、全道、全国及び国際大会に出場する青少年に対して、大会出場費等の助成を行ってまいります。 芸術文化活動の展開につきましては、地域の関係団体やボランティアと連携し、市民の皆様の生活に潤いと感動を与えるよう、取り組みを進めてまいります。 また、次期教育振興基本計画の策定にあわせて、「芸術文化振興プラン」の策定に着手してまいります。8 健康づくりとスポーツ活動の推進 次に、健康づくりとスポーツ活動の推進についてであります。 健康で生きがいのあるスポーツ活動の推進につきましては、スポーツ推進委員や市体育協会、生涯学習振興会などの関係団体と連携し、各種スポーツ大会や地域におけるスポーツ機会の提供を通して、健康・体力づくりを進めてまいります。 「きたひろしま30㎞ロードレース」につきましては、本市の魅力を積極的に発信する大会となるよう実行委員会と協働して開催してまいります。また、「きたひろしま30㎞ロードレース」においてファイターズラン部門を設けるなど、北海道日本ハムファイターズとの連携に努めてまいります。 競技スポーツの振興につきましては、ジュニアスポーツ活動の振興と子どもたちのスポーツ機会の充実を図るため、市体育協会や市スポーツ少年団など関係団体と連携協力して、スポーツアカデミー事業や各種スポーツ教室を開催してまいります。 また、引き続き、全道、全国及び国際大会に出場する個人・団体に対して大会出場費等の助成を行ってまいります。 本市の新たなスポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、「北広島市スポーツ振興計画」を策定してまいります。Ⅲ むすび 以上、令和2年度の教育行政執行にあたっての基本方針と主要な施策について申し上げました。 未来を担う子どもたちには、変化が著しく予測することが困難な未来が待ち受けています。こうした変化を前向きに受けとめ、個性の伸長を図り、よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していく力を身に付けさせることが、教育の使命であると考えております。 教育委員会といたしましては、こうした使命を果たすべく、学校、家庭、地域、行政の緊密な連携のもとで、一丸となって子どもたちの学びを支える体制を整えるとともに、市民の誰もが生涯を通じて豊かに学ぶことができる生涯学習社会の実現に向けて、教育の充実・発展に取り組んでまいります。 改めまして、市議会議員の皆様並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げまして、令和2年度の教育行政執行方針といたします。 続きまして、令和2年第1回定例会の開会にあたり、教育行政報告を申し上げます。1 幼保小連携事業について まず初めに、幼保小連携事業についてでありますが、昨年12月24日、石狩教育研修センターにおいて、「幼保小連携に関する研修会」を北広島市教育研究会との共催で開催し、北海道教育庁幼児教育推進局幼児教育推進センターから講師をお招きし、幼児教育と小学校教育の円滑な接続に向けてのご講演をいただきました。 また、1月17日には「幼保小連携入学前交流会」を開催し、今回から、新たに子ども発達支援センターの職員を加え、市内幼稚園・保育所・認定子ども園・小学校・学童クラブの担当者に参加いただき、情報交換を行いました。 これらの取り組みは、個々の子どもの発達や状況に応じて、育ちや学びの連続性を踏まえた教育活動を展開する上で、重要なものであると考えているところであります。2 令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について 次に、令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果についてでありますが、対象である小学5年生と中学2年生ともに全道平均を上回ったところであります。なお、全国との比較では、小学生男子及び女子並びに中学生男子につきましては体力合計点で全国平均を上回り、中学生女子につきましては、全国平均に及ばなかったものの、その差が縮まったところであります。 今後におきましても、中学校区単位で課題を共有しながら、体力向上に係る取り組みについて進めてまいります。3 北広島市青少年健全育成大会について 次に、北広島市青少年健全育成大会についてでありますが、子どもたちの健全育成を促す環境づくりのため、各地区の青少年健全育成連絡協議会との共催により、2月8日に中央公民館で開催したところであります。 第1部の青春メッセージでは、市民が青少年の考えや思いに触れる機会として、6名の中学生が「自分の将来」や「人との出会いの大切さ」などについて発表しました。 また、第2部のアンビシャス・フォーラムでは、各中学校の生徒会代表者が、「インターネット利用のマナーとルール」をテーマに活発な意見交換を行いました。なお、出された意見等につきましては、現在、市PTA連合会と連携して進めているアウトメディアの取り組みにも生かしてまいりたいと考えているところであります。 以上申し上げまして、教育行政報告といたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第3  同意案第1号 北広島市及び石狩教育研修センター組合公平委員会委員の選任について ○議長(野村幸宏) 日程第3、同意案第1号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 上野市長。 ◎市長(上野正三) 同意案第1号 北広島市及び石狩教育研修センター組合公平委員会委員の選任につきまして、提案理由を申し上げます。 現委員の橘功記(たちばな あつのり)さんは、本年3月31日をもって任期満了となりますが、市内に弁護士事務所を開設し、活動されている弁護士であり、人事行政に関する識見が豊富で、人格も高潔な方でありますことから再任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご同意のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。同意案第1条は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。同意案第1号は、委員会の付託を省略することに決しました。 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 討論を省略し、ただちに採決いたします。 同意案第1号 北広島市及び石狩教育研修センター組合公平委員会委員の選任についてを採決いたします。 本案を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ○議長(野村幸宏) 起立全員であります。同意案第1号は、原案同意と決しました。────────────────────────────────────────────────────
    △日程第4  議案第1号 北広島市市民交流広場条例の制定について ○議長(野村幸宏) 日程第4、議案第1号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第1号 北広島市市民交流広場条例の制定につきまして、提案理由を申し上げます。 この条例は、市民相互の交流の促進及び市街地の活性化を図り、市民生活の向上及び活力ある地域社会の形成に資するため、北広島市市民交流広場を設置し、その管理について必要な事項を定めるものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第1号 北広島市市民交流広場条例の制定については、会議規則第37条第1項の規定により、総務常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第5  議案第2号 北広島市上下水道事業経営審議会条例の制定について ○議長(野村幸宏) 日程第5、議案第2号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第2号 北広島市上下水道事業経営審議会条例の制定につきまして、提案理由を申し上げます。 この条例は、密接に関連する上下水道事業について、より効果的な審議会運営を図り、もって健全な経営に資するため、現行の水道事業経営審議会及び下水道事業審議会を廃止し、新たに上下水道事業経営審議会を設置するものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第2号 北広島市上下水道事業経営審議会条例の制定については、会議規則第37条第1項の規定により、建設文教常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第6  議案第3号 北広島市旧島松駅逓所整備基本計画検討委員会設置条例の制定について ○議長(野村幸宏) 日程第6、議案第3号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第3号 北広島市旧島松駅逓所整備基本計画検討委員会設置条例の制定につきまして、提案理由を申し上げます。 この条例は、旧島松駅逓所の大規模改修に向けた整備基本計画を策定するため、学識経験者等からなる北広島市旧島松駅逓所整備基本計画検討委員会を設置し、その組織及び会議の運営などについて必要な事項を定めるものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第3号 北広島市旧島松駅逓所整備基本計画検討委員会設置条例の制定については、会議規則第37条第1項の規定により、建設文教常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第7  議案第4号 北広島市特別天然記念物野幌原始林調査委員会設置条例の制定について ○議長(野村幸宏) 日程第7、議案第4号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第4号 北広島市特別天然記念物野幌原始林調査委員会設置条例の制定につきまして、提案理由を申し上げます。 この条例は、市道北進通線の整備に合わせて、約20ヘクタールが特別天然記念物野幌原始林に追加指定されたことに伴い、追加指定地の現況調査を実施するため、学識経験者等からなる北広島市特別天然記念物野幌原始林調査委員会を設置し、その組織及び会議の運営などについて必要な事項を定めるものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で、質疑を終了いたします。 議案第4号 北広島市特別天然記念物野幌原始林調査委員会設置条例の制定については、会議規則第37条第1項の規定により建設文教常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第8  議案第5号 北広島市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について ○議長(野村幸宏) 日程第8、議案第5号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第5号 北広島市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につきまして、提案理由を申し上げます。 このたびの改正は、令和元年の人事院勧告及び諸情勢を踏まえ、職員の給与等を改定するものであります。 主な内容といたしましては、人事院勧告における官民較差を是正するため、給料表の水準を平均0.1%引き上げるとともに、ボーナスの支給月数を引き上げるほか、住居手当の算出方法の見直しを行うものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。議案第5号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。議案第5号は、委員会の付託を省略することに決しました。 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 討論を行います。 (「討論なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 討論なしと認めます。議案第5号 北広島市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてを採決いたします。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。議案第5号は、原案可決と決しました。──────────────────────────────────────────────────── △日程第9  議案第6号 北広島市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(野村幸宏) 日程第9、議案第6号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第6号 北広島市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を申し上げます。 このたびの改正は、地方公務員法及び地方自治法の改正による会計年度任用職員制度の導入に伴い、フルタイム会計年度任用職員の補償基礎額に関する規定を整備するものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第6号 北広島市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例については、会議規則第37条第1項の規定により、総務常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第10  議案第7号 北広島市義務教育施設整備基金条例の一部を改正する条例について ○議長(野村幸宏) 日程第10、議案第7号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第7号 北広島市義務教育施設整備基金条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を申し上げます。 このたびの改正は、基金を学校教育の充実に資する事業に要する経費にもあてることを可能とするため、所要の改正を行うものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第7号 北広島市義務教育施設整備基金条例の一部を改正する条例については、会議規則第37条第1項の規定により、建設文教常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第11  議案第8号 北広島市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例について ○議長(野村幸宏) 日程第11、議案第8号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第8号 北広島市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を申し上げます。 このたびの改正は、道路構造令の一部改正に伴い、自転車を安全かつ円滑に通行させるための「自転車通行帯」に関する規定が新たに設けられたことから、所要の改正を行うものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第8号 北広島市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例については、会議規則第37条第1項の規定により建設文教常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第12  議案第9号 北広島市営住宅条例の一部を改正する条例について ○議長(野村幸宏) 日程第12、議案第9号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第9号 北広島市営住宅条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を申し上げます。 このたびの改正は、単身高齢者などが保証人を確保できない場合に、市営住宅入居の支障にならないようにするため、連帯保証人に関する規定を削除するほか、本年3月に共栄団地5号棟が完成することに伴い、所要の改正を行うものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第9号 北広島市営住宅条例の一部を改正する条例については、会議規則第37条第1項の規定により、建設文教常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第13  議案第10号 北広島市上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(野村幸宏) 日程第13、議案第10号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第10号 北広島市上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を申し上げます。 このたびの条例改正は、ボールパーク周辺整備に伴う下水道事業計画の変更に伴い、下水道事業の排水区域に共栄地区の一部を加えるものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第10号 北広島市上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例については、会議規則第37条第1項の規定により、建設文教常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第14  議案第11号 北広島市役所庁舎建設基金条例を廃止する条例について ○議長(野村幸宏) 日程第14、議案第11号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第11号 北広島市役所庁舎建設基金条例を廃止する条例につきまして、提案理由を申し上げます。 市役所庁舎につきましては、平成27年8月から新庁舎建設に着手し、本条例に基づく基金などを活用して整備を進めてまいりましたが、全ての事業が完了し、所期の目的を達成したことから、本条例を廃止するものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 議案第11号 北広島市役所庁舎建設基金条例を廃止する条例については、会議規則第37条第1項の規定により、総務常任委員会に付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第15  議案第12号 財産の取得について 議案第13号 財産の取得について ○議長(野村幸宏) 日程第15、議案第12号及び議案第13号を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第12号及び議案第13号の財産の取得につきまして、一括して提案理由を申し上げます。 このたびの財産の取得は、ボールパークに関連する市道整備事業に係る用地を取得するものであります。 議案第12号につきましては、共栄278番3のうち、1万2,581.08平方メートルを取得するものであり、また、議案第13号につきましては、西の里40番及び41番のうち、9,816.82平方メートルを取得するものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。 議案第12号 財産の取得について、 議案第13号 財産の取得について、 以上2件につきましては、会議規則第37条第1項の規定により、ボールパーク調査特別委員会に付託することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。よって左様に決しました。──────────────────────────────────────────────────── △日程第16  議案第14号 市道路線の認定について ○議長(野村幸宏) 日程第16、議案第14号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第14号 市道路線の認定につきまして、提案理由を申し上げます。 このたびの市道路線の認定は、ボールパーク内の通行を確保するため、新設道路について、ボールパーク1号線外2路線を市道認定するものであります。 この市道の認定にあたりまして、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。議案第14号 市道路線の認定については、会議規則第37条第1項の規定により、ボールパーク調査特別委員会に付託することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。よって左様に決しました。──────────────────────────────────────────────────── △日程第17  議案第15号 令和元年度北広島市一般会計補正予算(第6号) 議案第16号 令和元年度北広島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) ○議長(野村幸宏) 日程第17、議案第15号及び議案第16号の以上2件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 道塚副市長。 ◎副市長(道塚美彦) 議案第15号 令和元年度北広島市一般会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由を申し上げます。 このたび提案いたします補正予算の総額は、3億4,038万7千円の減額で、これを既決予算から減じまと、予算総額は277億734万8千円となるものであります。 それでは、概要につきまして、ご説明申し上げます。 まず、歳出についてでありますが、 総務費では、子育て世代マイホーム購入サポート事業の補助件数の拡大や、バス等利用支援事業におけるバス等利用者の増加に伴い増額するほか、寄附金を地域振興基金に、減額補正などにより生じた一般財源を財政調整基金にそれぞれ積み立てるものであります。 民生費では、国民健康保険事業特別会計の補正予算に伴い、一般会計からの繰出金を増額するほか、寄附金を地域福祉基金に積み立てるものであります。 衛生費では、し尿処理受託経費の精算に伴い、長沼町、由仁町及び南幌町への返還金を増額するものであります。 農林水産業費では、寄附金を農業後継者等育成基金に積み立てるものであります。 商工労働費では、融資件数の増加に伴い、中小企業者等融資事業の補助金を増額するものであります。 土木費では、寄附金を緑のまちづくり基金に積み立てるものであります。 教育費では、光熱水費の増による小中学校給食運営経費の増額や、国の補正予算に伴い、小中学校5校の非構造部材耐震化工事及び大曲中学校校舎の大規模改造工事に要する経費の増額のほか、寄附金を活用し、奨学基金ほか3基金へ積み立てるものであります。 災害復旧費では、公共施設等地震災害復旧事業の事業費の一部について、支出科目を変更するものであります。 このほか、事業費の確定などにより、各費目において、それぞれ減額するものであります。 次に、歳入についてでありますが、 国庫支出金では、史跡等購入費補助金や小中学校施設の非構造部材耐震化事業補助金などを増額するとともに、事業費の確定により児童手当負担金などを減額し、合計で3億9,958万7千円を減額するものであります。 道支出金では、事業費の確定により児童手当負担金などを減額し、合計で1,888万円を減額するものであります。 市債では、小中学校施設の非構造部材耐震化事業債などを増額するとともに、事業費の確定によりまちづくり構想施設整備事業債などを減額し、合計で3千万円を減額するものであります。 その他、市税4,036万6千円、 寄附金729万2千円の増額のほか、 繰入金352万3千円を減額し、 繰越金6,394万5千円により、収支の均衡を図ったものであります。 次に、継続費補正につきましては、大曲中学校校舎大規模改造事業について、年割額を変更するものであります。 次に、繰越明許費補正につきましては、子育て世代マイホーム購入サポート事業ほか3事業について繰越明許費を設定するものであります。 次に、地方債補正につきましては、まちづくり構想施設整備事業債ほか5事業債の限度額を変更するものであります。 続きまして、 議案第16号 令和元年度北広島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、提案理由を申し上げます。 このたび提案いたします補正予算の総額は、8,156万4千円の増額で、これを既決予算に加えますと、予算総額は65億7,705万8千円となるものであります。 それでは、概要につきましてご説明申し上げます。 まず、歳出についてでありますが、 保険給付費では、一般被保険者療養給付費おいて、給付見込みの増に伴い、8,156万4千円を増額するものであります。 国民健康保険事業費納付金では、国保財政安定化支援事業や保険基盤安定制度などの基準内一般会計繰入金の増額に伴い、財源更正をするものであります。 次に、歳入についてでありますが、 道支出金の保険給付費等交付金を8,156万4千円、一般会計繰入金を2,043万千円増額するとともに、国民健康保険税を2,043万千円減額し、収支の均衡を図ったものであります。 以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(野村幸宏) 質疑を行います。 (「質疑なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) 質疑なしと認めます。以上で質疑を終了いたします。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。 議案第15号 令和元年度北広島市一般会計補正予算(第6号)のうち、歳出の総務費の企画総務費のうち企画振興経費、ボールパーク関連の土木費及びそれらに係る歳入、地方債の変更については、会議規則第37条第1項の規定により、ボールパーク調査特別委員会に付託することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。よってさように決しました。 議案第15号 令和元年度北広島市一般会計補正予算(第6号)のうち、歳出の議会費、総務費の財政管理費、交通対策費、市議会議員選挙費、災害復旧費、公債費、職員費及びそれらに係る歳入、繰越明許費の追加、地方債の変更については、 総務常任委員会に、 歳出の総務費の企画総務費のうち子育て世代マイホーム購入サポート事業、民生費、衛生費、教育費の教育振興費のうち幼稚園就園奨励費事業及びそれらに係る歳入、繰越明許費の追加については、 民生常任委員会に、 歳出の総務費の防災費のうちまちづくり構想策定事業、農林水産業費、商工労働費、ボールパーク関連を除く土木費、教育費の教育振興費の学校管理費、社会教育総務費、小学校給食運営費、中学校教育運営費及びそれらに係る歳入、継続費の補正、繰越明許費の追加、地方債の変更ついては、 建設文教常任委員会に、 議案第16号 令和元年度北広島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、 民生常任委員会に、 会議規則第37条第1項の規定により、それぞれ付託いたします。──────────────────────────────────────────────────── △日程第18  議案第17号 令和2年度北広島市一般会計予算 議案第18号 令和2年度北広島市国民健康保険事業特別会計予算 議案第19号 令和2年度北広島市霊園事業特別会計予算 議案第20号 令和2年度北広島市介護保険特別会計予算 議案第21号 令和2年度北広島市後期高齢者医療特別会計予算 議案第22号 令和2年度北広島市水道事業会計予算 議案第23号 令和2年度北広島市下水道事業会計予算 ○議長(野村幸宏) 日程第18、議案第17号から議案第23号まで、以上7件を一括して議題といたします。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。本件につきましては、提案理由の説明、質疑を省略し、議長を除く議員全員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。議案第17号 令和2年度北広島市一般会計予算ほか6件の予算案については、議長を除く全員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。 ○議長(野村幸宏) お諮りいたします。議事の都合により、明2月18日から2月25日までの8日間を休会といたしたいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(野村幸宏) ご異議なしと認めます。明2月18日から2月25日までの8日間を休会とすることに決しました。──────────────────────────────────────────────────── △散会宣言 ○議長(野村幸宏) 以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。これにて散会いたします。大変ご苦労さまでございました。       散会12時04分...