伊達市議会 > 2021-03-04 >
03月04日-03号

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  1. 伊達市議会 2021-03-04
    03月04日-03号


    取得元: 伊達市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    令和 3年  3月 定例会(第1回) 令和3年第1回伊達市議会定例会議事日程(第3号)                          令和3年3月4日(木)午前10時開議 日程第 1 一般質問          開 議 (午前10時00分) △開議の宣告 ○議長(小久保重孝) ただいまから本日の会議を開きます。 出席議員数は18名であります。 議事日程に入る前に報告をいたします。現在議場内では新型コロナウイルス感染症の対策としてマスク着用としていますが、演壇に飛沫防止パーティションを設置していること、質問席は人と人との距離が保たれていることから、演壇及び質問席では適宜マスクを外して発言することを可といたしますので、ご了承願います。 △会議日程 ○議長(小久保重孝) 本日の議事日程はお配りしたとおりであります。 △一般質問 ○議長(小久保重孝) それでは、日程第1、一般質問を行います。 一般質問の通告は9名であります。通告順に従い、順次発言を許可いたします。 なお、議事の都合により、質問者の発言時間は、会議規則第57条第1項の規定により30分以内に制限いたします。したがって、質問については簡潔に要領よくお願いをいたします。なお、制限時間になりましたらブザーでお知らせをいたしますので、あらかじめご了承願います。 それでは、通告順に従い、7番、小倉議員の質問を許可いたします。 7番、小倉議員。          〔7番 小倉 拓登壇〕 ◆7番(小倉拓) よろしくお願いいたします。私は、通告に従い、第1回市議会定例会において一般質問をさせていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。 1点目、伊達市における新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。昨年末に伊達市において発生したクラスターに見られますように、我が地域においても新型コロナウイルス感染症に対して現在進行形の対応が行われております。こうした現状の中、行政による対策という観点において以下の3点を質問させていただきます。 1点目、感染症情報に代表されます情報の公開方法とその一般的な流れについて伺います。 2点目、新型コロナウイルス感染症の影響による公共施設の利用制限や地域のイベントの自粛について現状と今後の考え方について伺います。 3点目、アフターコロナ時代に向けての行政の対応、対策について伺います。 大きく2つ目でございます。伊達市における新型コロナワクチンの接種について。連日の報道にありますように、我が国においても新型コロナワクチンの接種が始まっております。ついては、伊達市における新型コロナワクチン接種についての対応について以下の3点質問させていただきます。 1つ目、実際に伊達市民がワクチンの接種を行うまでの一般的な流れについて伺います。 2つ目、新型コロナワクチン接種についての情報提供の在り方について伺います。 3点目、基礎疾患のある方や施設や病院等に長期入院されている方など、そうした場合の集団接種がなじまない方に対する対応方法について伺います。 3点目でございます。伊達市における新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営についてでございます。学校教育現場においては、新型コロナウイルス感染症の対応に追われ、業務量の増加に伴う教職員の負担増が課題となっていると聞いております。つきましては、伊達市教育委員会としてどのように考え、どのような対策を行っているかについて以下3点質問させていただきます。 1つ目、公立学校における教職員の業務負担増の現状の認識について伺います。 2つ目、公立学校教職員業務負担増に対しての現時点での対応について伺います。 3点目、今後子供たちに対して持続的な学習機会の提供を担保するために学校運営において実施していくべき必要な対応策や方向性について伺います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(小久保重孝) 市長。          〔市長 菊谷秀吉登壇〕 ◎市長(菊谷秀吉) 小倉議員の新型コロナウイルス感染症対策についてのうち、情報公開までの流れ及び方法についてのご質問からお答えをいたします。 感染症の発生状況等に関する情報につきましては、確認された感染者に対して北海道が積極的疫学調査を行い、個人情報の保護に留意した上で北海道のホームページ等で公表されております。 次に、公共施設の利用制限及びイベントの自粛についてでありますが、現在感染拡大防止のため多くの公共施設で条件つきの利用としており、イベントにつきましても多くの事業で中止、または延期をしております。今後もこれまでと同様に国や北海道が示す基本的対処方針等に基づき対策を講じるほか、適切な感染予防対策が実施可能か検討した上で判断してまいります。 次に、アフターコロナ時代に向けた対応についてでありますが、これまでの感染症対策に加え、ワクチン接種を行ってまいります。 次に、伊達市における新型コロナワクチンの接種についてのうち、ワクチン接種を行うまでの流れについてでありますが、市からワクチン接種券を送付された対象者は、自ら接種の予約をし、会場にて接種を受ける流れとなっております。 次に、ワクチン接種についての情報提供の在り方についてでありますが、現在国から示されている情報や市の準備状況については、ホームページで周知をしているところであり、今後は配付されるワクチンの量や接種スケジュールが確定し、本市の接種計画が定まった後に広報紙をはじめ様々な方法で周知する予定であります。 次に、集団接種がなじまない方に対する対処方法についてでありますが、医療機関における個別接種のほか、接種施設からの巡回接種により実施することも可能なことから、それぞれに合った方法を検討いたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(小久保重孝) 教育長。          〔教育長 影山吉則登壇〕 ◎教育長(影山吉則) 小倉議員の伊達市における新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営についてのうち、公立学校における教職員の業務負担増の現状についてのご質問からお答えいたします。 公立学校に対しては、文部科学省が示す学校の新しい生活様式や北海道教育委員会からの指針に基づく様々な取組が求められ、特に衛生面に関する業務の負担が増加しているものと認識しております。 次に、公立学校教職員業務負担増に対しての現時点での対応についてでありますが、本市においては緊急雇用対策事業やスクール・サポート・スタッフ配置事業を活用し、9名の方が各学校においてコロナ禍で増えた業務等のサポートを行っております。 次に、学校運営において実施していくべき必要な対応策や方向性についてでありますが、次年度も継続されるスクール・サポート・スタッフ配置事業により引き続き負担軽減を図るとともに、GIGAスクール構想によるICT教育の推進など、児童生徒がコロナ禍にあっても継続的に学習できる環境の構築を図ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) それでは、追加質問させていただきたいなと思います。 まず、1つ目ですけれども、今し方の答弁におきまして北海道のホームページ等で感染症の発生状況等々が公開されているというふうにありました。伊達市のホームページを見てみますと、市のホームページにも市内の感染者の状況が出ております。道が疫学調査を行いというふうにありますけれども、恐らく保健所かなと思いますけれども、その保健所と市のやり取りの現状というか、流れについて教えてください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 感染者が確認されましたら、保健所のほうで疫学調査を行い、その方が市町村名を公表するというふうに申入れがあった場合につきましては、北海道のほう、保健所のほうで市町村のほうに連絡が来るという流れになっております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) ありがとうございます。保健所が中心になって動くというのが感染症法の建てつけでございますので、ぜひとも保健所とのやり取り、密にやっていただけるといいかなと思っております。 また、伊達市は、人権擁護の条例が定められておりますけれども、施設からクラスターが出ますと、思っている以上に心ない誹謗中傷がきたりすることもありますので、ぜひとも個人情報の保護ということに配慮しながら、丁寧に情報提供していただけるといいかなと思っております。 2点目でございます。地域のイベントの自粛等々、感染症ということもありますので、刻一刻と状況も変化いたします。国のオリンピックの状況に関しましてもなかなか確定が、混乱ぶりがマスコミで報道されている状況にあります。そういった中ですので、一概に断定的に物事は進められないかなとは思っておりますけれども、地域の大きなイベントであります伊達武者まつりの開催の可否について現時点でどのようにお考えになっているのか質問させていただきます。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) これは、道内の感染状況に大きく影響してくると思います。と申しますのも市内の人方が集うイベントについては、そろそろやってもいいのではないかと思っていますが、しかし市外から多数来る場合、これは道内の感染状況がどのような状況にあるかによって判断をせざるを得ませんので、これについては現時点でまだ判断をしかねると、こういうことだろうと思っています。
    ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 今市長からご答弁ありましたとおりだと理解しております。国のオリンピックも昨日か今日のニュースですか、海外の観客を入れない方向でというふうにあります。伊達市においても市外からの方が入ってくるというリスクはあるのかなとは思います。さはさりながら、イベントがこのまま自粛が続いているという状況も望ましいものではありませんので、オリンピックが現時点での予定が7月末、海外からの観客を入れない形での開催という方向でという報道があります。パスポートがあるわけではないので、市外の観光客を制限するすべというのは難しいかもしれないですけれども、ぜひとも何らかの対策を講じて武者まつりをはじめとするイベントを少しずつですけれども、条件つきで始めていただけるとありがたいなと考えております。 あわせまして、地域の公共施設の利用制限についてでございます。昨年の春頃、コロナウイルスがどおんと出たときには、一斉閉館などの措置が取られていたやに記憶しております。その後第2波というのですか、第3波というのですか、秋口の大きな感染拡大の際には主催団体、もちろん感染症対策を徹底して制限をつけてということでございますけれども、一斉閉館のような措置は取らなかったように思います。現時点でも伊達市のホームページでは、赤字で条件つきで開設しております、開館しておりますという文字がほとんどの施設についております。閉館の措置を取ったときと秋口から現在に至る中で条件つきで開設をしているというところのその変遷の経緯とかお考えについて教えてください。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) 昨年第1波で広がったときには、どのようなウイルスなのかということもまだ不確かな面が多かったので、危険を回避するために全館閉館という措置を取っておりました。1年間たって、どのような状況で広がっていくかとか、どのような感じで感染が拡大するかというのもある程度見えてきましたので、それを回避する方法を取りながら開館していくのは可能ではないかということで、各施設ごとに考えながら条件をつけて開館しているという状況であります。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 当初は大事を取ったということで、現時点では対策の方法もマスクだとか換気だとか情報もたくさん出てきたので、その対策を取った上で条件つきで開設というふうに理解をさせていただきました。感染症ですので、とんでもなく大きなパンデミックがもう一回起きた場合には当然変更含みではございますけれども、引き続きこの条件つきで開設をしていくという現状の流れが続くと理解してよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) そのとおりでよろしいと思います。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) ありがとうございます。先ほどイベントのところでも申し上げたとおり、経済を回すという意味で、自粛ももちろん大事ですし、安心、安全を担保することも大切ですけれども、状況を見ながら、市の公共施設がそうであったようにちょっとずつ条件をつけながら緩やかに物事を動かしていくということが大事だろうなというふうに考えております。 続きまして、ワクチン接種の部分でございます。恐らくこのワクチンというのが一つ大きな希望の光なのかなというふうに考えております。国のほうでも担当大臣が決められまして、報道発表等々があるかと思います。現時点で、もちろん輸入状況とかで、マスコミでもやっていますけれども、3月末から接種が始まると言っていたのがずるずる後倒しになってきている状況がございます。輸入の状況に応じて、こちらも計画どおりいかないのは重々承知しておりますけれども、情報量が少ないのも承知しておりますけれども、現時点でのワクチン接種スケジュールについてご説明お願いいたします。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 市が実施いたしますのは、まず65歳以上の方のワクチン接種になりますけれども、それにつきましても報道等では4月26日の週から全国の自治体に向けてワクチンを配送するというコメントだったと思うのですけれども、届くという話ではなかったのです。ですので、いつどのぐらいの量がどのくらいの頻度で届くかというのは全く今分からない状況になっておりますので、実際接種計画を策定するにしても非常に難しい状況になっております。ただ、そこが明らかになりましたらきちんと接種計画を策定して、市民の方に受けていただけるように準備をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 伊達市のホームページ新型コロナワクチン接種についてというページに順番が1から5までですか、書かれております。医療従事者など、その次が高齢者、基礎疾患のある方、高齢者施設などの従事者、最後がその他となっております。この一番最初の医療従事者などという部分でございますけれども、医療従事者への先行接種が都会ですか、始まっているという報道もあります。伊達市においてこの医療従事者への先行接種、優先接種の現時点での現状をお教えください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 医療従事者に対する優先接種ですけれども、こちらにつきましては北海道が調整を行うことになっておりますので、実際市が行うという作業はございません。ただ、2月9日に保健所のほうから入手したデータによりますと、本市における医療従事者は大体1,410名くらいというふうに聞いております。ただ、その方たちに対するワクチン、接種するワクチンもいつ頃届くのかというのはまだ未定の状況となっております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 現時点でそうすると伊達市でまだワクチンを接種した方は医療従事者も含めて一人もいないということでよろしいですか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) おっしゃるとおりでございます。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 続いて、伊達市のホームページに出ています接種順位でいくと、医療従事者など現時点でのお答えの中でまだ誰も受けていないということですけれども、続いてが65歳以上の高齢者になっております。これが報道で、河野大臣が3月2日の記者会見で4月23日までに送付するというような、ワクチンを送付すると言っておりまして、各市町村にいらっしゃる65歳以上の高齢者全員に一斉届くのはもう無理であろうということで、65歳以上の接種対象者に対して十分な量が届かないのはもはやはっきりしております。さらに、その記者会見の中で、65歳以上の方に接種するその順番というのですか、65歳以上の中での優先順位については、自治体の裁量に任せるとおっしゃっております。そうした現状の中で、65歳以上の方で早く打ちたいわという方に対してどのような順位づけをするのか、現時点での想定をお教えください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 今のところ65歳以上の方の中でさらにそこを詳細に区分けして接種を進めるという考えは持っておりません。といいますのもそこを細分化しますとかなり作業が難しくなるということと、例えばご夫婦で打った場合に年齢を区切りますとそこで打てる方と打てない方が出てきたり、特に今伊達市ではカルチャーセンターでの実施を考えておりますけれども、地区からの移動の確保ということも考えておりますので、そうしますと細分化するということが本当に効率的に実施できるかどうかというふうに考えると、やはりそれは難しいのではないかというふうに考えておりますので、今のところは細分化というふうには考えておりません。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) おっしゃるとおりだと思います。そうすると、先着順に、予約をした早いもの順にするのか、もしくは伊達市にいる65歳以上の接種対象者の分が確保できてから接種が始まるのか、どちらを想定されていますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 接種をするに当たって予約を取ることになるのですが、全地域を一斉に予約の対象としますと電話が殺到するということもありますので、今考えている方法としては地区ごとに区切って実施をしていきたいというふうに考えております。そうすることで医療手段の確保もそうですし、予約のしやすさということも担保できるのではないかなというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 理解いたしました。地区ごとにということで、そうすることによって、伊達はそんなに人口が多くないですけれども、交通の問題とか殺到の問題も若干解消できるのかなと理解いたします。 地区ごとというと、どの地区が最初とかというのが市民が興味があるところかなと思いますけれども、現在想定されていたらお教えください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 現在のところまだそこまでは詰めておりません。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 理解いたしました。 今伊達市の65歳以上の接種対象者という話をさせていただいておりますけれども、実際に伊達市において65歳以上で接種対象者となる人数何人ぐらいおりますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 現在のところ1万2,502人というふうに想定しております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 結構1万人以上という多い数字になっているかと思います。予約制でございますので、計画的に接種を行っていくのだろうなというふうに思いますけれども、もちろん人によるのですけれども、このコロナ禍の不安の中で早くワクチンを打ちたいなという方も多くいらっしゃるかと思います。先ほど部長のほうの答弁で一斉に予約が入ったときの混乱状況の想定もあったかと思います。予約のやり方、電話なのかなと思いますけれども、どのように予約を取るのかということについてお教えください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 直営は難しいというふうに考えておりまして、民間事業者への委託で対応しようというふうに考えております。方法としましては、ウェブと電話での予約受付というふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 市で電話を受けるのではなく、外注するということですね。 今1万2,000人ですか、65歳以上の高齢者ということで話を進めさせていただいておりますけれども、電話はともかくウェブという話がございました。私の質問の中のワクチン接種に対する情報提供の在り方という部分にも絡むのですけれども、高齢者からスタートするということで、できる方はできるのでしょうけれども、ウェブの情報を、インターネット情報を取るのがなかなか不慣れであったり、ネットの予約が不慣れであったりということの不公平感も出てくるのかなと思います。その辺の高齢者に寄り添う形での情報提供、予約のスムーズさという部分についてお考えをお聞かせください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 確かに高齢者が対象となりますので、ウェブでの予約というのはかなりハードルが高いのかなというふうに思いますが、今ご本人でなければ予約ができないという方法ではなく、ご家族ですとか誰かできる方が何人か分、ほかの方の分も含めて予約をできるということも可能にしたいというふうに考えておりますし、あと周知の方法につきましても従来の方法に加え、今地域のほうに出向いて自治会の役員さんともお話しさせていただいているところですけれども、やはり班回覧であったり、口コミというのがすごく効果があるというお話もいただいておりますので、その点も含めて地域の方々にもご協力いただきながら、希望する方が予約をきちんと入れられるように考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) いろいろ細かいところまで想定をされているようで安心しました。 今ご答弁の中で自治会をうまく活用するというお話もございました。当然この自治会の口コミといいますか、民生委員さんの訪問であるとか、そういったものというのが特に効果的なのかなというふうに私も考えております。その中で、例えばですけれども、自治会長さんであったり、民生委員さんが80代であるとか高齢の方のご自宅に行ったときに、ワクチン接種が始まったのですよというような情報提供をしたときに、なかなかネット情報とかスピーディーに情報が取れなかったりする現状がある方がそういったものに頼る、頼るというか、ことがあるかと思います。そのときに質問攻めに遭ったりする可能性もあるのではないのかな、副作用はどうなのとか医療的な知識も含めて聞かれることが多いかと思います。その民生委員さんであったり、自治会の担当者であったりする方に、このご時世ですから一斉に研修というのはなじまないかと思いますけれども、例えば想定問答集であったり、マニュアルというのですか、そういったものを配付準備等々、そういったお考えございますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) まだ正直そこまでは詰められていないというのが現状ではございますけれども、自治会の方とか民生委員さんが質問攻めに遭うといったときに、対応できるのは恐らく接種体制のことについてだけだと思います。そのほかの例えば副反応のことですとか効果のことですとか、そういう医療的なことについては、そこを担うというのはかなり負担が出てきますので、そこはやっぱりかかりつけ医の先生ですとか、あと専門の今後コールセンターも立ち上がりますので、そちらのほうで対応していただけるように考えています。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) ちょっと心配するのがもちろん民生委員さんが医療的な知識がふんだんにあるとかということではなく、聞かれたときにここに相談してくださいとか、そこに関してはというようなある一定のガイドラインが必要なのではないのかなというふうに思います。伊達市においても、各基礎自治体においても国からの情報が入ってこない一方で、あとは市町村の裁量に任せるといったような丸投げの状況に各市町村混乱しているかと思います。同じような構造で市から自治会にお願いをされる一方で、あとは民生委員の個々の知識や裁量に任せるというのは、ある意味規模の大小は変わりますけれども、同じような構造なのかなと思いますので、最低限のガイドラインは必要なのではないのかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 地域の皆さんとは今も進行形でお話はさせていただいているところですので、地域の皆さんのご意見等もいただきながら、ガイドラインといいますか、そういうものが必要であればもちろん準備はしたいなというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) もちろん不測の事態が山のように積み重なって今の現状が起きております。想定外という言葉ももう当たり前のように耳にする昨今でありますので、ぜひとも簡便なもので構いませんので、そういったもののご用意というのが必要だと思いますので、そちらも想定して進めていただけるとありがたいなと思います。 あわせまして、今かかりつけ医というお話がございました。もちろん伊達にはたくさんの病院がありますけれども、例えば昨日補正予算の議論の中で日赤病院の議論がございました。市長のご答弁の中で、公費が入っているので、日赤は公的病院だと。地域において必要な医療機関、重要な重要な医療機関であるという表現をされていたやに記憶しております。まさに今この未曾有の危機の中で市民の皆さん、かかりつけ医がいるか、いないかも含めて医療に対する期待というのは物すごく大きいものだと思っております。ぜひとも日赤病院がこの地域にあってとても大切な医療資源、社会資源だという観点から、行政と日赤病院との協力、共闘、そういったものがまさに日赤が市民から信頼される必要な病院だということの証明になるのではないのかなと私はちょっと考えたりしております。こちらから日赤さんにいろいろ協力体制を促すというような部分について、市長、どうお考えでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 昨日いろいろご質問ありましたけれども、今一般市民にとっては病院というのはみんな一緒なのです。まず、急性期なのか、慢性期の病院なのか、療養系の病院なのか、それから救急病院なのか、救急も一次救急、二次救急、三次救急まである。それから、一般病院と公的病院の違い、公立病院の違い。なぜ公的病院に対して国が交付税措置して、それをあえて市がやるのかということも皆さんもう一緒なのです。多分私の受け止め方としては、そういうことは全くない中で、感情的に行ったら態度が悪かったとか、ここが根本原因としてあるので、昨日のご指摘を踏まえながら、広報の中で今申し上げたそこら辺の病院の区分、日赤の役割、それから日赤への期待というものを数字とかそんなものから広報で示していきたい。ご指摘のように、今回もコロナ対策も日赤があればこそいろんなことができるわけで、疑い病床の確保とか、それからそういう隔離病床の確保とか、これは一般病院では絶対無理ですから。ここがなかなか市民の人は分かってくれないということをぜひお伝えしていきたいなと考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) ごく一部だとは思うのですけれども、日赤病院さんに対して悪感情を持っているというような議論も昨日ございました。まさにそれを払拭するのがこういう緊急事態だからこそ日赤があってよかったと、コロナが終息したときに市民の多くが思っていただけるように情報の共有をしていただけると、そういった姿勢が大事なのではないかなと思っております。 続きまして、先ほどご答弁いただきました市から送付の接種券というのがございます。この接種券というものがどういうものなのか、どういう形状というのですか、どういった形で送付されるのか、その接種券のことについてお教えください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 接種券は、A4サイズよりやや小さめのものだというふうに聞いております。接種券2回分と予診のみの券、これは予診はしたけれども、接種できないと判定された場合にも費用が発生しますので、その予診のみの券が2回分、あと予防接種を受けた場合に予防接種済み証というのがありますので、そちら2回分、これが一つのA4よりやや小さめのものなのですけれども、そちらに一括して載っているシール形式のものになっているというふうに聞いております。それにつきましては、スケジュールが決まりましたら対象者の方に郵送でお送りすることとなっております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) スケジュールが後倒しになるかもしれないですけれども、国としては4月23日までに接種券を送付するというスケジュールを示しております。印刷をして、郵送で送ってというスケジュールを考えたときに、そのスケジュール感というか、調整というか、間に合うのかなというちょっと危惧しておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 対象者に対する接種券の印刷につきましては、今年の1月1日が基準日となっておりますので、そこで対象者を抽出して、印刷は今かけている段階で、今月の中ぐらいから下旬までには届くというふうに思っております。ただ、そこに同封する接種のスケジュールが定まらないというのが問題でして、そこはワクチンがどのぐらいの量、どのぐらいの頻度で届くのかということが明確にならない限りここが定まりませんので、それを待っての発送になるというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) おっしゃるとおりだと思います。接種券だけ配って、あとワクチンが届いていないという状況は余計混乱が生じるのかなと思います。さはさりながら、いろいろ不測の事態もつぶさに想定をして、スムーズに発送ができるようにご準備のほうお願いしたいなと思います。 続きまして、接種会場の部分でございます。接種会場、先ほどカルチャーセンターを想定しているというふうにおっしゃっておりました。カルチャーセンターですけれども、現在春先、夏場、秋口、利用したいなということで予約をお願いすると、12月ぐらいまでコロナワクチン接種会場になるので、予約できませんという回答が来ると伺っております。そのカルチャーセンターの利用状況、予約状況、その対応について現状お教えください。 ○議長(小久保重孝) 教育部長。 ◎教育部長(星洋昭) カルチャーセンターにつきましては、一般的には3か月先の予約を受け付けているという状況になっております。今回の新型コロナウイルスのワクチンの接種に当たって健康福祉部のほうと協議して、カルチャーセンターの大ホールを中心とした1階の特定のスペースを一定期間そのために占有したいということで、通常利用される方々には多少なりは影響あるのですけれども、現在の社会福祉の状況を考えますと一番優先するべき事項であるというふうに考えたところから、現状は9月いっぱいを想定して利用については控えていただくように申込みあった場合についてはお願いしているというところでございます。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 今お答えありましたとおり、最優先事項がコロナのワクチン接種だというのは十分理解をしております。その一方で冒頭武者まつりの例を引き合いに出して、イベントも動かしてほしいですということをお願いをいたしました。また、実際カルチャーセンターをはじめとする公共施設というのですか、公的な建物についても条件つきで現在動かし始めているという状況にございます。コロナ禍にあって、飲食店や観光業を中心にコロナの影響が直撃して経済が停滞している現状がございます。例えばカルチャーセンターは公共施設ですので、大ホールも含めて条件つきで一般市民に開放をし、大ホール等々を持っている民間事業者というのですか、想定されるのはホテルの大ホール等々ですけれども、そういった部分を市の公費で借り上げて、そちらのほうを接種会場にして、カルチャーセンターに関しては条件つきの開放ということでイベントに使うという形はどうかなというふうに考えております。経済対策も含めて、民間事業者救済の部分も含めて、大ホールを有している民間事業者の施設を接種会場にするという考えについてはいかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) まず、基本的に駐車場スペースがあまりにもなさ過ぎて、それが1つと、やっぱり床面積が小さいということがあって、ある程度の距離、問診やってと、そういう面積的な問題があるということで、残念ながらベストなのがカルチャーセンターということになりました。ただ、その送迎等につきましては、民間のバス事業者、あるいはタクシー事業者を活用することによって、落ち込んだそういった方々への救済にもなれるかなと。今のホテルのようなケースは、もし何かあれば我々に相談していただければ違った活用も考えて、いずれにしてもこのコロナによって失われた経済の回復に対しては、様々な機会にそういった事業者のために取り組んでいきたいなと。今回の場合については、バス、タクシー業者のためにやりたいなというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) ぜひとも飲食業に対する補助もまだまだもっとあってもいいのかなというふうには感じておりますし、それ以外の事業者においても苦しんでいるところがたくさんございます。また、駐車場の問題ももちろんあるかとは思いますけれども、接種券で予約を取りながら、一斉に接種する方が集まる状況にはないのではないのかなというふうに想定されます。また、公共交通のお話もございました。都会の話ですけれども、観光業のバスをお金をかけて改装して、そのバスの中でワクチン接種を準備をしているという報道もございました。すみません。何が言いたいかといいますと、いろんなことが想定できますし、アイデアと工夫次第で民間事業者も社会資源として捉えた中でいろんなことができるのではないのかなと思っております。さはさりながら、国からの情報がさほど多くない現状にもありますので、できること、できないことを判断しながら、かつ柔軟にこのコロナワクチン接種というものをやっていく必要があるのではないのかなというふうに考えております。ぜひとも柔軟なアイデアでお願いをしたいなと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、学校教育の部分でございます。ご答弁の中で、特に衛生面に関する業務の負担が増加していると、学校教育現場では増加しているというふうにございました。恐らく除菌、消毒、検温という部分での業務が課題になっているのかなというふうに思っておりますけれども、そうしたものの対策としてスクールサポートスタッフの配置など9名が加配されているように答弁でございました。この9名のスクールサポートスタッフ等々の配置についてですけれども、こちらは今年度の3月で終わるものなのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 教育部参与。 ◎教育部参与(櫻井貴志) お答えいたします。 スクールサポートスタッフ等の配置に関わってですが、令和3年度も引き続き配置できるように国の補正予算の中で行っていきたいと考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 今のお答えを聞いて安心いたしました。今までいたスタッフが年度が替わって急にいなくなるというのは、なかなか多分学校現場も大変でしょうし、コロナもワクチンの話はありますけれども、ワクチンの話自体も流動的でございますので、まだまだコロナと闘っていかないといけないなというふうに考えておりますので、ぜひ引き続き、むしろ9名で足りるのかなという思いもあるぐらいでございますので、引き続き子供たちのためにマンパワーといいますか、人的な配置お願いしたいなというふうに思っております。 最後に、アフターコロナの話も1点目させていただきましたけれども、恐らく学校教育現場、子供たちに対する学習に対しても、このコロナということでいろいろ変わってくるのかなというふうに思います。答弁の中ではICT教育の推進などというふうにあります。リモート学習などという言葉もありますけれども、今後例えば学校教育の中で感染症の基礎知識を授業の中で教えるであるとか、あとはコロナにかかってしまったよとかということに関しては誰が悪いわけでもないので、その道徳教育といいますか、差別を行わないというような教育についてどのように今後進めていくのかをお聞かせください。 ○議長(小久保重孝) 教育部参与。 ◎教育部参与(櫻井貴志) 議員が指摘のとおり、このコロナに関わる感染症については、当然次期教科書等にも多分記されてくるのではないかなと我々は考えております。ただ、それまでにタイムラグがございますので、今ご指摘いただいたとおり、これまでどおりきちんとした感染症に対する知識、それから予防に関する知識等、学習を深めていただくように現場のほうには働きかけるとともに、誹謗中傷、そういったことについても学校のほうでも徹底して実施してまいりたいなというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) 私も小学校5年生の息子がおりまして、学校でこんなこと先生言っていたよという話は伺っております。我々大人が思っている以上に学校では緻密に丁寧に指導をしているというのは、息子からの話ですけれども、認識をしておりますので、ぜひ今ご回答があったように引き続き丁寧にやっていっていただけるといいなと思っております。 今ありましたとおり、ICT教育が増えてくると、これは避けられない部分ではありますけれども、リモート学習のようなものも徐々に増えてくるかと思います。ややもするとこのリモート学習というものに関しては、受け身一辺倒になってしまうことも想定されます。抽象的ではあるのですけれども、人と人とのつながりですとか友達同士の関係というのが切れないような配慮というのはいかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 教育長。 ◎教育長(影山吉則) リモート学習ですとかICTのツールを使った学習については、当然万能ではございませんので、これまでどおり紙ベースの教科書もありますし、先生方の教室には当然のように黒板もあります。チョークもあります。ですから、いろんな形でICTを使うことによって望ましい教育活動ができる場面もあれば、あるいは人対人、つながりを持ってやっていく協働的な学びというのも今私どもも上げておりますので、そういったところが当然出てきますので、常に学校現場では校長を中心に様々な学習活動の取組についての工夫改善を今進めているところでありますので、教育委員会といたしましてもいろいろなところで支援をしてまいりたいなというふうに思っております。 ○議長(小久保重孝) 7番、小倉議員。 ◆7番(小倉拓) ありがとうございます。学校というのは、学力の向上だけが目的ではなく、人間関係の構築の場でもあり、本当にいろんなことを学ぶ場でもございますので、その中に新たにICTという技術も入って、今教育長おっしゃったようにハイブリッドで、こういったものが取り入れられてかえって学習のチャンネルが増えたというのが望ましいなというふうに思っております。 また、特にICTが入ってくることで受け身になりがちな学習でもあるかもしれないですけれども、今ご答弁ありましたように自主性を持った子供たちが育ってくれるといいなというふうに思っております。 今回の質問で冒頭アフターコロナ、ウィズコロナというような話も若干させていただきました。その一方で、ご答弁にもありましたとおり、国からの情報はほとんど入ってきておりません。市の担当者もマスコミの報道で初めて知ったというような状況も多くあると聞いております。ただ、このコロナというものが恐らくアフターコロナ、そういった時代になってくるのかなというふうに思っております。国からの情報が入ってこないので、何もできませんということではなく、このコロナを教訓にすると国からは望んだ情報はまず下りてきませんよと。そこで地域で自主的に主体性を持って、さっきの学校教育もそうなのだと思うのですけれども、国からの情報を受け身で口を開けて待っているのではなく、情報がないのが前提条件という形でこの地域、この行政、政策進めていく必要があるのかなと個人的に思っております。ぜひ引き続きコロナと闘っていくに当たってよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小久保重孝) 暫時休憩いたします。          休 憩 (午前10時49分)                                                    開 議 (午前10時54分) ○議長(小久保重孝) ただいまより会議を再開いたします。 次に、5番、岩村議員の質問を許可いたします。 5番、岩村議員。          〔5番 岩村和則登壇〕 ◆5番(岩村和則) 私は、令和3年第1回定例会におきまして、さきの通告に従い、一般質問をさせていただきます。今回の質問は、大きな質問2点であります。 まず、大きな質問1番目として、有害鳥獣駆除対策と大滝ジビエ支援についてであります。小さな1番目といたしまして、鹿を一度に複数頭捕獲するための大型の囲いわなが本市の支援により有珠地区に設置されたという新聞報道がありました。ハンター主体の駆除から農家の団体も駆除に取り組む姿勢が見られ、環境が変わりつつあります。鹿の警戒する習性により捕獲まで時間を要しますが、鹿の習性を知り、餌づけがうまくいくと大量捕獲に効果ができることが他自治体の事例から分かっています。今後ハンターの高齢化、猟友会の人材不足や本市の財源を考えると、今後わなでの捕獲が進むと考えるところであり、効果次第では他地区への設置も望まれます。本市としての今後の考えをお伺いいたします。 小さな2番目といたしまして、農家の被害だけでなく、市内にて鹿と車両等との衝突事故が増えております。市民の生活道路を脅かし、命にも関わる問題です。特に鹿の通り道とされている事故現場の多い場所の防御対策が必要と感じるところであります。本市としての考えをお伺いいたします。 小さな3番目として、野生鳥獣の食肉活用ができるジビエ工場が本市の支援を受け、大滝区の法人により設立、稼働いたしました。駆除ありきでなく、命の再生というプロセスから近年各地で注目されております。本市においては、年間800頭以上の鹿が駆除されていることから、本市の経済環境事情の一つでもあります。これから開校する伊達開来高校にてだて学や本市の食育プロジェクトの一環、または大人のだて学にても学ぶ価値がある題材だと感じております。低カロリーで栄養価の高い鹿肉は、他の自治体でも学校給食として実績があり、命の貴さを学ぶ機会として採用されております。今後も大滝ジビエの流通を側面支援することにより、駆除、再生、流通、学びと多角的に生かせると感じるところであります。本市としての考えをお伺いいたします。 次に、大きな質問の2番目として、自治体公式ラインアカウント登録による市政情報や災害時の住民周知の拡大強化についてであります。小さな1番目として、近年住民と双方向のワン・ツー・ワンコミュニケーションやターゲティング配信を活用する自治体が増えつつあります。本市も国内での利用率が一番高く、リアルタイムで既読率の高いラインの活用を検討し、市政情報や緊急時の市民防災速報を行うのが有効的であると考えます。本市には様々な市民への周知方法が用意されていますが、将来を見据え、スマートフォン社会の現代をうまく活用した情報インフラの見直しもいずれ必要ではないかと感じるところであります。本市のお考えをお伺いいたします。 以上、大きな質問2点です。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小久保重孝) 市長。          〔市長 菊谷秀吉登壇〕 ◎市長(菊谷秀吉) 岩村議員の有害鳥獣駆除対策とジビエ支援についてのうち、囲いわなについてのご質問からお答えをいたします。 先般有珠地区へ設置した囲いわなにつきましては、地域の要望を受け、伊達市鳥獣被害防止対策協議会において国庫補助金を活用し、購入したものでありますが、その効果の検証や各地域の実情、要望等を踏まえ、対応していく考えであります。 次に、鹿と車両の衝突事故についてでありますが、事故の実態を把握した上で、必要に応じて関係機関と調整して注意喚起などの策を検討してまいります。 次に、大滝ジビエの流通の側面支援についてでありますが、大滝ジビエの担い手は現在地域おこし協力隊として活躍していることから、隊員の活動に支障のない範囲において事業化の準備を行っているところであります。大滝ジビエの食材提供を希望する市内の飲食店もありますが、新型コロナウイルス感染症の関係で外食産業が大きな影響を受けている中、ジビエ肉の流通経路の確保は困難と思われます。また、学校給食への提供などは、販路としても食育などの視点からの取組としても一つの候補ではありますが、この先事業開始後、安定供給の見込まれる状況になったときに食材としての利活用を図るための協議を行ってまいりたいと考えております。 次に、自治体公式ラインアカウント登録による住民周知についてでありますが、ラインは国内の利用者が8,000万を超え、国や地方自治体での活用事例も多いことから、今後市民に対する新たな情報伝達手段として活用できるよう研究を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) それでは、順次再質問させていただきます。 その前に、前回も有害鳥獣の件やらせていただきまして、本市の現状、また他の自治体の現状というのはよく理解いたしました。また、国や道の支援がないと現状打破ができないなということも理解しつつ、それでもやはり農家の方の切実な思いもありまして、今回再質問させていただきます。 2年前ですか、令和元年度に聞いたときに鹿の捕獲頭数が大体800頭台半ばだったと思います。現在分かっている範囲で、今年度まだありますけれども、大体鹿の捕獲されている頭数というのは伊達市管内でどのぐらいの頭数捕られているのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 1月末現在の数字でございますけれども、エゾシカに関しましては997頭という数字になってございます。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 997頭、ほぼ1,000頭、これは鹿が当然増えているという考え方もありますし、伊達市内の鹿を捕獲する能力が高まったという捉え方もできると思います。1,000頭といいましたらどれだけすごいかといいますと、周辺自治体で壮瞥町が大体220頭です。隣の洞爺湖町で90頭から100頭、豊浦町で120頭です。大体9倍から10倍、下手すれば10倍。室蘭市なんか50頭ぐらいしか捕れていないわけです。それだけすごい頭数が捕れているわけですから、農業被害もこれは大変なものだなと思っているところであります。先ほど捕獲の能力が高まったということなのですが、猟友会、伊達市内でもやはり全道的に高齢化が進んでおります。猟友会の、例えば広報なんかでも募っておりますけれども、加入状況とか近況なんか分かればお知らせ願いたいのですが。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 申し訳ありません。それについては手元に今資料がございませんので、数字についてはよく分かっておりませんけれども、猟友会自体は大体数が、会員が横ばいもしくは微減というふうに伺っております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。
    ◆5番(岩村和則) 猟友会さんが横ばいな状態で、ちょっと聞いたところによると若い人なんかも入ったということで、少し安心しています。 今回有珠町に鹿を大量捕獲するための大型の囲いわなが有珠山の近くの外輪山の周辺で設置されました。私もその設置の日に農家の人に呼ばれて、見に来いと言われて行ったのですが、どれだけ大きいかといいますとこちらの市長席からこっちの議長席全部入るくらい、7メーターの3メーターの高さ2.7メーターという大きいネズミ捕りだと想像していただければいいと思います。これどういう状況かといいますと、今まで鹿を捕るのにほとんど猟友会の鉄砲頼りだったのです。それが農家の人もとうとう意識が変わりまして、自分たちも捕獲に携わろうということで、この囲いわなを協議会さんから補助していただいて、納入に至ったわけです。ただ、今まで狙って撃っていたものを今度は餌づけで、餌でおびき寄せて、そのわなの中に入ってもらうというのは今までない観念ですから、非常に難しいことであります。農家の人たちも今日私が一般質問するときには、せめて1頭は捕っておきたいと言ったのですが、なかなか捕れません。鹿の習性ですごく警戒心が強くて、そのわなの周りには足跡はいっぱいあるのですが、なかなかそこまで入ってくれないと、時間を要すると。一回箱の中に入ってしまえば、そこが安全だと思えばいよいよ扉を閉める装置をやっていこうと思っています。隣の壮瞥町さんなんかも設置してから2か月間ぐらい捕れなかったと。鹿の習性を知るというのは、農家の人たちというのは農家のことに関してはプロですけれども、鹿のことに関してはプロではないのです。これから実績が伴ってきて、他地区にも設置が可能になってきたとすれば、やはり農家の人たちが鹿の習性を知る機会が、チャンスが欲しいということで、協議会さんでも自分らでやってもいいけれども、鹿の習性を詳しい人に聞きたい、講習会なんかも用意していただきたいなという希望を持っております。今後そのような希望があった場合、本市としても協議会に携わっているわけですから、企画されるような用意なんかは考えられるでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 今議員おっしゃったように、そういう地域の要望、もしくはそういう機会を設けてほしいという話がございましたら、協議会の中で十分それについては皆さんで話をして、現在も例えばくくりわなの資格を取ってもらうとか、そういうことも各農家の方もやってもらっていることもありますし、あとJAのほうにも協力していただいている部分もありますので、いろんなやり方を踏まえて、少しでも被害を減らすというやり方は可能だと思います。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) ぜひ希望があった場合、要望に応えてあげてほしいなと思っております。 2か月ぐらい前ですか、壮瞥町で一斉捕獲作戦というのがありました、鹿の。町の職員、猟友会、また農業関係者が出て、2日間国道を遮断して、住民周知して、鹿を捕っているという形です。洞爺湖町は、有珠農業改良普及所さんも道内でも最新の取組をやっているということで、町でドローンを持っていまして、ドローンに熱感知器をつけまして上空飛ばして、鹿の大群のいる場所を察知して、それを猟友会に教えて、そこに行ってもらうというような最先端の取組もやっています。豊浦のほうは、電牧を増設して、鹿を捕るというよりも回避しているような形です。伊達も1,000頭というのはすごい、昨日調べたところ有珠地区の世帯数924世帯です。1件に1頭当たるぐらいの鹿が捕れているわけですから、やはりこれはもう個体数を減らしていかないと現状が打破できないなと思っております。ぜひ鹿の捕獲に関してどんどん前進していってほしいと思っています。 次に、2番目の鹿と車両との衝突事故に関してです。伊達警察署のほうで鹿衝突事故マップというのがありまして、主に国道、道道での出来事なのです。国道、道道となると、いかんせん市のほうではちょっと管轄しづらいのではないかなという部分もありましたが、市民の鹿との衝突で例えば昨年暮れ、12月の20日だったと思います。南久保内のほうで女性が運転する軽自動車が鹿と衝突いたしまして、その衝突した軽自動車が路面に飛び出して、反対車線から走ってきた夫婦の車と衝突して、助手席の奥さんが亡くなっております。同日、奈井江だったかな、ちょっと忘れましたけれども、道東のほうで同日鹿と衝突して、鹿が原因で、その鹿が飛ばされて、反対車線の車両が衝突して重傷を負ったという事故もございます。昨年伊達署管内、伊達署管内ですから豊浦、洞爺湖町も入ります。86件鹿が衝突しているということであります。主に半分以上は伊達市内での衝突だということなのですが、その点どの辺が危ないかというのは把握されていますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 伊達警のほうの出している発生マップ、もしくは開発建設部のほうで出している衝突マップもあります。こちらを見ますと、伊達市内で発生している多くの場所は、ちょうど洞爺湖町と伊達の境、有珠の地区、それから歴史の杜のちょっと西側なので、恐らくシャミチセ川の辺りかなと。それとあと、453のほうの大滝から美笛のほうに抜けるところが多いというような状況になっているというふうに認識しております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) おっしゃるとおりです。加えて事故マップのほう見てみたのですが、やはり多いのが長和町の高速の橋桁から壮瞥町にかけて、そこが赤い点がいっぱい記されております。それと、有珠町の俗に言うメロン街道、まなびの里パークゴルフ場の入り先と出先の部分が通り道とされていて、昨年我が町民でも私の知っている限りで8人衝突されています。なぜか白い車ばかりなのです。それと、先ほどなかったのですが、最近多くなってきているのが黄金の部分です。黄金に藍染め屋さんの畑があるのですが、手塩にかけた藍染めをいいだけ蹴散らして、20頭ぐらいぞろぞろ出てくると。産栄舎の卵屋さんの境までが非常に危険だとされています。私もその通り道に防護柵ネットを立てたらいいのではないかなと思ったのですけれども、鹿というのはそこが通れなくなったら、またどんどん、どんどん通れるところを探してくるのです。ですから、切りがない話なのです。 鹿の習性を調べてみると、車のスピードに応じて鹿は突進してくるということが分かったのです。鹿というのは、グループで行動しています。雄1匹に女性数頭、ハーレムの状態で、子鹿ということで、先頭で必ず雄鹿が出てきます。自分の体を挺して、敵だと思っているのです。敵に体当たりして雌と子鹿を通らせるというようなことが考えられております。できるだけ車のスピードをダウンさせる啓発をするということで、看板設置なんかが有効的ではないのかなと。例えば総務部長、大滝からこの市役所まで通勤されていますけれども、往復されていますけれども、大滝ということは鹿が大変多いので、鹿に出会う機会というのは多いと思うのです。どうでしょうか。この通勤で出会ったことはありますか。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) 通勤始めてもう十四、五年になるのですが、しょっちゅう出ます。どちらかというと、伊達の中というよりも壮瞥町のほうが多く見受けられる状態になっているというふうに感じております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 伊達市と言ってほしたかったのですが、多分伊達でおいしいものを食べて、壮瞥に遊びに行っている、それを見かけているのだと思います。 鹿と出会った、または衝突したことのある人に聞いたら、やはり一度ぶつかったところはスピードをダウンと。ただ、全く鹿のことを感じていない人は、どんどん、どんどんスピードを出していくので、危険な区域とされているところに市として、本来市としてやるべきなのか、どこがやるべきなのかはちょっと迷ったのですが、管轄を超えて、住民の命の危険があるということで、注意喚起で看板なんかがいいのではないかなと思っています。 調べたところによりますと、高速道路とか道路公団ですとこういった簡易的なよく見る鹿のマークだけの看板、これがあるだけでも大分違ってくると思います。自治体で行っているところはあるのかなと思ったら、町なのですが、津別町で、ちょっとぼけて見えないかもしれないですが、津別町と書いて、津別町自らが注意喚起しているという看板もあります。費用かかりますけれども、大きな通り道というのはもうポイントが分かっているわけですから、そこでスピードをダウンさせると。車がスピードをダウンしていると、鹿もそれなりのスピードでやってきますので、事故の確率はだんだん少なくなってくるのではないのかなと思うところなのです。この看板設置についてご検討なんとかというのは考えられますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) これは、先ほどの鹿の住所だって不定ですから、西胆振全体に居住して往来しているのだと思いますし、あとは北海道全体で考えると、かつては道東に相当数いたのが西へ西へと広がってきて今日に至っているということと、それからもともと私が市長になった平成11年に当時の虻田町の町長が中島の鹿対策をやってほしいということで中央陳情まで実はやっているのです。ただ、今でもそうなのですけれども、道の上のほう、それから国、まだ認識がちょっと甘いのです。すぐ前年比こんなに下がっているとかこうだとかああだとかと言って、そして被害額も割と我々の実感よりも少なく出てしまうのです。被害額が、農業被害額が。そういうこともあって、非常にそういう点では私も何回か市長会のときに今の話を申し上げさせていただきましたけれども、もっと国なり、北海道庁が認識を新たにしてくれないと、これは実際例えば伊達市でいうと今1,000頭近い捕獲という話出ましたけれども、この前も道来たときに言ったのは、室蘭市の鹿も我々が捕っているかもしれないのです。住所不定ですから。それを全部伊達市が負担しているというこの実態を、本来は広域行政というのは都道府県の仕事なのです。それをなぜ市町村がやらなければいけないかという疑問も申し上げてきたのですけれども、今の看板の件、これも都道府県道、市町村道、国道といろいろありますけれども、これはやはり広い立場でやっていかないと、看板を設置しても全然認識がなかったら意味のない看板になってしまうので、これはもっと広い立場でお願いをしていくというのが本来の筋で、単独自治体でやっても効果は限定的だと、こういうふうに考えていますので、これは市長会なり、そういう場で要望していきたいなと、このように考えております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 理解いたしました。以前市長のほうから頑張れば頑張るだけ鹿が捕れるという意味合いもこの1年半で理解できましたし、やはり広域で今後も考えていただきたいのと、同時に道のほうにもう少し認識していただいて、鹿だからシカトされているような感じも見受けます。ぜひ認識して、改善してもらうようにしていただきたいと思います。 次に、3番目の大滝ジビエの支援についてでございます。通告にて私のちょっと認識違いで、大滝の法人が稼働したと言いましたけれども、大滝の個人事業主がこれから稼働するということで、これから将来の話としてお話ししたいと思います。質問したいと思います。 いずれにしても、駆除とジビエというのは、その確立された中で進むというのは大変大事なことであって、やはり鹿も命があります。そのことを再生ということ、鹿の命を再生ということで食肉活用して、例えば子供たちなんかに給食で活用したらいいのではないのかなと。各地で取り組んでおります。教育長にお伺いしたいのですが、教育長も道東のほうに住まわれていた、または勤務されていたことがあると聞いております。この給食に関して、例えば道東のほうなんかは鹿がたくさん捕れますので、盛んだと思うのですが、給食で取られている事例のある学校なんてあったのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 教育長。 ◎教育長(影山吉則) 民間の業者さんで鹿の肉の缶詰めを作ったりですとか、私も食べさせていただいた経験は持ち合わせておりますが、学校給食の部分で私が直接的に知り得たという経験はございません。ただ、いろんな情報の中で、学校給食の中でジビエを取り入れているという給食もございますので、そのことで先ほど市長の答弁にもございましたけれども、学校給食の提供となりますとやっぱり一定程度の安全性の確保ですとか、様々な制約が当然学校給食の中でありますので、そういったところがクリアされていくことによって次の段階に進んでいくのだろうというふうには思っております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 理解いたしました。将来的な話なので、まず今ジビエ1人で活動する予定です。これが今後市で側面支援と先ほど言いましたけれども、金銭的な支援というのは個人には難しいわけですから、陰ながら販路の拡大を応援していくという忖度が必要だと思っております。従業員が増えて、売上げが増えてというような、そういう回転をしていかなければ無理だなと思っています。 先ほど給食の件で、反対の七飯町、ここは給食で積極的に採用されていて、北海道の給食コンクールで最優秀賞も取っております。これは鹿肉を使ったというよりも、子供たちに地場で捕れる鹿、たくさん捕れるのだよということと命の大切さを学ばせるコンセプトがこの賞の受賞になったと思います。それと、2日前、ちょうど豊浦町に仕事で行っていましたら豊浦の広報をたまたま見る機会ありまして、豊浦町でアイヌ料理を給食に採用しているということで、ちょっとこちら見ていただきたいのですが、アイヌ伝統のシャケ汁とキノコ御飯、それと鹿肉のこれはあえものというのですか、これを給食に採用されているということです。給食というのは、恐らく普通の厨房さんなんかよりも子供たち大勢に食べさせるわけですから、チェックが厳しいと思うのです。鹿肉もかなり精度が高くないと、将来的に使えないというのは重々承知しております。今後ジビエが発展していって、給食で使えるようになったときには伊達市としても採用していただきたいなと思っていますが、この件について、市長、ご見解どうでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 非常に私個人的にはこの取組を期待しております。チャレンジしようという精神が非常にいいということと、そしてまた大滝でやっていただけるということと、これに対しては全面的に支援していきたいなと思いますが、やはり基本的には自分がしっかりまずやるということ、支援ありきではなくてやっていただけると我々としても支援のしがいがあると。最初から支援だ、支援だと来られるとあまりかわいくないのですけれども、この方は非常にいい方なので、自分でやろうというガッツ丸出しでやっているので、我々は大いに本音は支援していきたいなと。ですから、ここは給食になれば教育委員会とも関わってきますので、保存の方法とか、またいろいろありますので、そういう点を含めて教育委員会と共に検討していければなと思います。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 理解いたしました。 1つちょっと聞き忘れたのですが、鹿が1,000頭捕れているということの伊達市の経済環境事情の一つでもあります。今度この春に伊達開来高校が開校いたしますが、その中でだて学において伊達の経済を子供たちで話し合って、将来の伊達がこうあってほしいという授業を行うということです。これは議員にとっても、また伊達市民にとっても大変関心のある授業だと思うのです。興味あると思います。鹿のことも含めていい題材だと思うのですが、例えば公開授業だとか、議場のようにユーチューブで放送するとか、そういったことは考えているのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 教育長。 ◎教育長(影山吉則) 私が校長をしているわけでないので、勝手なことは申し上げられないのですが、一般論としてお聞きいただきたいというふうに思いますが、今道立学校はおおむねほぼ全日程いつでもどうぞと、ウエルカムということで公開をいたしますよというのが道教委からの指導の一環として受けておりますので、ただ今般コロナの問題がございますし、あるいはコロナを抜いたとしても不審者の問題がございますので、それなりのチェックはありますけれども、授業公開というのは基本的になされておりますので、様々な取組がされていくのだろうとは思います。そしてまた、それ以外にも公的なイベントとして、いわゆる公開授業週間ですとか、研修授業としての公開ですとかといろんな形を学校では取り組んでおりますので、そういった中で鹿になるのか、どうなるのかというのはそれぞれの教育課程の中で校長を中心に判断されていくことになろうと思いますが、当然選択肢としては十分有効なものではないかなというふうには考えております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 今コロナ禍でなかなか公開授業というか、参観もできないとありました。先ほどユーチューブと言いましたけれども、ユーチューブで公開していいものかどうかもちょっと分からないのですが、もし可能であればユーチューブを、学校で経費がなければ市長と議長の判断でこの議場を教室に貸し出して、この放送を利用して、そこに議員も、また市長も交ざったり、元校長の教育長も交ざって一緒に議論するなんていうのは面白いのではないのかなと思います。私も伊達高校の卒業生の一人として、できるだけ人気の高い高校になってほしいと、倍率になってほしいなと思っています。ちょっと路線外れてしまったのですが、だて学についてお聞きしました。 それと、今年から長生大学、コロナの関係でできるかどうかは分からないのですが、長生大学でも大人のだて学ということでやられるということです。例えばほかの地区でも長生大学さんで鹿肉を使ったレシピ講座なんかやられているということなのです。これからジビエができたときに鹿肉のレシピ講座なんていうのも考えられますが、どうでしょうか、そういった見解として。 ○議長(小久保重孝) 教育長。 ◎教育長(影山吉則) 先の話ですので、今は何とも言い難いところはございますけれども、長生大学の年間スケジュールの中で様々な講師の方に授業に来ていただいておりますので、そういったジビエの関係で専門の方で伊達で頑張れる方がいらっしゃって、そういった事業が展開されていく中においては、長生大学の担当者のほうでもやはりそういった講師の一人として考えていくということは十分あり得る、将来的にはあり得るかなというふうには思います。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 理解いたしました。ぜひそういう講師の方が市内におればやっていただきたいなという希望を持っております。 それでは、大きな2番目の自治体のラインアカウント登録による住民周知についてであります。現在伊達市で俗に言うSNSという発信の中では、フェイスブックが利用されております。ご答弁でもありましたように、ラインの国内シェアが8,000万人を超えていると。正確にはラインジャパンの調べによると8,400万人のアクティブユーザーが属しているというのです。日本の人口が1億3,000万人ですから、割り返すと大体67%の方が情報行き渡っているということになります。つい先日、3月の1日にヤフージャパンとこのラインが経営統合いたしまして、さらにユーザーが増えるという予測になっております。 そこで、ラインに比べてこのフェイスブックなのですが、国内では8,000万人超えに対して2,700万人の利用なのです。今後近場では苫小牧市、あと室蘭市、登別市、これはもう既にラインでの住民周知というのが始まっております。伊達が一歩遅れているのかなと思うのです。何で今日こんな質問をしたかというと、住民周知としてフェイスブックというのは、どちらかというと若い人はスマートフォンで見ることができます。でも、年配の方ですとどちらかというとデスクに座ってパソコンでフェイスブックを見ていると。モバイル的ではないのです。移動しての情報を得ることができないものだと理解しています。ラインにするとやはり危機管理上、これからいろいろな災害の面を考えるといいのではないのかなと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) ラインを使った情報提供等は、非常に有効な手段だと認識しております。ただ、今行政改革の一環で窓口改革とかを行っておりますし、それらの手続等が整理されてから取り組むべきかなとも考えておりますので、今すぐラインのほうのツールを使いながらということは、今のところは考えていないという状況であります。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 理解いたしました。ただ、総務の担当の方にも聞いたら、様々なSNSが混在していると。いずれ時期を見て、周知まとめていきたいなという希望を持っておられました。 今回市長の市政執行方針の中に住民周知にはプッシュ型通信もうたわれておりました。そのプッシュ型通信というのは、いろいろなソフトがございますが、これはどれを指しているのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) スマホでアプリを登録していただきますと、こちらのほうから出したい情報を流したときにスマホのほうに自動的に届く。メールの場合だと受信に行かなくてはいけないのですけれども、プッシュ型だと自動的にスマホのほうに情報が届くという形になっておりますので、より情報を見ていただく可能性が高くなるというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) ぼくも今回この質問をするのにプッシュ型通信、伊達で何があるのかなといろいろ調べましたら、伊達市くらしの情報アプリというのがあります。こちら自分でスマホにインストールして、通知されるというシステムです。こちらは意外と、広報なんかにも出ているのでしょうけれども、住民に周知されていないような気がいたします。また、自分で勝手にインストールするわけですから、伊達市の人口でどのぐらいの人がインストールしているかというのは分からないと思うのですが、想像でどのぐらいの方がインストールして活用されていると思うでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) 想像と言われましても、ちょっと想像つかないところでございます。ただ、役所の人間は入れるようにしていると思いますので、数百人ぐらいの規模ではいるのではないかなとは考えております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) ちょっと難しい意地悪な質問だったような気がいたします。大変失礼いたしました。 これがラインであれば、室蘭市さんのお話聞くとお友達追加にどんどんなっていくので、人口の何人ぐらいが加入しているよと、また流したと同時にどのぐらいの比率の人が既読して読んだかというのがリアルタイムで分かっていくということです。事務行政改革の仕事がたくさんこれからある中で検討していくということなのですが、できるだけ早い段階でぜひやっていただきたいなと、そういう思いでございます。 なぜ今回このような質問したかというと、危機管理のさっきの話ししたのですが、つい一月ほど前、ちょうど臨時会か何かあった日だと思うのですが、早朝長和町で電柱が倒壊する事故がございました。早朝6時半ぐらいだったと思います。同僚議員から朝8時に電話来まして、こういうわけだから、うちの近くの電柱が倒れたから、通行止めだから早く出たほうがいいということで、朝8時に有珠町の自宅を出ました。当然そこが通行止めですから、行く道として伊達カントリー倶楽部まで上がって回っていこうということで伊達カントリーまで行ったのですが、トンネルがございます。そこでトラックがあずっていまして、そこも通行止め。もう行くことができなくて、ただ車の中で渋滞に巻き込まれながら、移動中に連絡があればなと。帰ってきてから住民の人に怒られたのですが、広報車一つ回っていないと。市では把握していないのかと言われたのですが、そのときは市としては把握されていたのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) 伊達カントリーのほうのトンネルのトラックの状況というのは把握しておりませんでした。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 危機管理室があるわけですから、長和からこっちの伊達市内の人はあまり関係ない話ですが、有珠町、また通勤の時間ですから、大変死活問題でございます。早い情報を得ていただいて、住民に周知していただく。お昼には全国ニュースにはなっていたぐらいですから、せめて広報車を走らせていただくような配慮が必要ではないのかなと思います。 最後になりますけれども、市長の施政方針の中でピンチをチャンスにというお言葉がございます。今までピンチをチャンスにこのコロナ禍でやるには、市長もやられてきた政策の中で住民の移住政策というのがございます。千葉県の木更津市でラインを使って移住する人とラインの無料電話で市の担当者が話して、直接物件を映像でライン電話で見せながら緻密に進めているというような政策がございます。まさしく伊達市も田舎と言ったらあれなのですが、コロナの感染率が確率が低いわけで、移住にはもってこいの土地ではございます。これからコロナのことを考えると移住がどんどん、問合せ等も少しはあると聞いておりますが、ラインなんかも使って、市の担当者がきめ細やかに、また相手方の人の顔を見ながら移住政策を進めるということもできますので、この件について市長のご見解最後いただければと思います。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) まず、その前にさっきの広報車の話ですけれども、何でもかんでも市がやるということは、これは不可能に近いと思います。これは、それぞれの行政機関というのがあって、道路を管理する人、そういう組織がやらないと、我々がすべからく情報を収集して市民に伝達するということは、これは困難なことだと思いますので、もう一つはそういう場合に例えば警察署なり、道路管理者なりが我々に連絡よこして、市はそれに対してFMラジオを使って流すというような仕組みにしていかないと、広報車を回すということはやったとしてもほぼ効果はありません、まず聞こえないとかという。ですから、そこら辺は冷静に我々は議論していく必要があるのではないかと、こう考えます。 それから、今の移住政策ですが、千葉県とか長野県とか今は非常に人気が高くなっている。それは、首都圏に日帰りでも行けるという場所が根本的にあります。東京都内から近いということが絶対条件で、我々北海道伊達市まで来ていただくとなると、相当覚悟して来るということが私の経験からもございます。その際に我々が必要なのは、単に今みたいな話だけではなくて、ネタを持っていなければいけないのです。伊達に来たらこんないいことがありますよというネタがないとなかなか来てくれない。私が市長になったときに選挙で1軒1軒回ったときに感じたことは、当時は戦後高校を卒業して東京に集団就職なり、あるいは大学に行って、定年退職後、当時はまだ60歳の定年ですから、早期退職って50代で早期退職があった時代で、年金も60でもらえた時代なのです。ですから、今はまず65で年金、しかも年金だけでは足りないというので65過ぎても就業するという時代になってくると、この伊達が65過ぎても有利な地域であるという条件が満たされないとなかなか難しいと。ただ、最近は結構60前に割増し退職といって昔の20年前に戻りつつある状況もありますので、我々単に伊達がいいところだから来てくれということではなくて、やっぱりもう一つネタを持っていかなければいけないのではないかということで、ここは今検討しているのは農業を軸にして、新規就農を含めていろんな多様性のある地域としての存在をつくっていきたいなと。これは口で言うのは簡単ですが、新規就農を受け入れてくれる人がいないとなかなかできないということを含めて、今農協さんを通じながら取組をやっておりますので、できればそういうものをネタに持ちながら移住相談して、実際に伊達に移住してくれるというシナリオがきちっと回るようにしていきたい。その際には特に伊達の市街地ではなくて、それぞれの地域に移住していただける可能性が高いので、そういう点では市内全域に大きな影響を与えるのではないかということで、そこはしっかりと取組をしていきたいなと、こう考えております。 ○議長(小久保重孝) 5番、岩村議員。 ◆5番(岩村和則) 市長のほうから今特色を持った目玉になるものが必要だということで、私も先日札幌の業者の方と話ししていたら、やはり伊達の野菜、これが大変人気が高いと。伊達のほうを通る機会があったら、必ず道の駅に寄って野菜を買って帰るのだということを言われていました。この野菜を中心にぜひ移住政策の目玉にしてほしいというのと、先ほど広報車の件で何でもかんでも市がと申しましたが、高齢者、80歳以上の頼りにしているのは広報車と回覧板でございます。スマホだとか持っていませんので、その辺理解した上で今後進めていただきたいと思っています。 以上です。ありがとうございます。 ○議長(小久保重孝) 暫時休憩いたします。          休 憩 (午前11時40分)                                                    開 議 (午後 1時00分) ○議長(小久保重孝) ただいまより会議を再開いたします。 午前中に引き続き一般質問を行います。 それでは、6番、荒井議員の質問を許可いたします。 6番、荒井議員。          〔6番 荒井秀樹登壇〕 ◆6番(荒井秀樹) 私は、通告に従い、第1回市議会定例会において一般質問いたします。今回は大きく3点であります。 1、大滝地区の今後のビジョンについて。伊達市と大滝村は、2006年に合併して伊達市となり、15年たちました。人口減少や高齢化が進む大滝地区でより住みやすい環境についての整備、自然散策などの観光、またはスポーツなどのイベントや合宿などによる関係人口の拡大などを考えていく必要があると思います。つきましては、以下の点についてお伺いいたします。 1、住民にとって生活に不便なこと、または今後の課題は把握しているか。 2、伊達市の中でも特に自然豊かなエリアであり、研修や体験ツアーとして活用していく考えはあるか。 大きく2点目、地域おこし協力隊について。総務省としては、今後さらに地域おこし協力隊を増員していく方針であり、令和2年度から協力隊員の活動に要する特別交付税措置についても上限額を引き上げている状況であります。本市においてもこの制度をさらに有効的に活用して、分野別に特化した人材を募集していくべきと考えます。つきましては、以下の点についてお伺いします。 1、本市の現状と今後の方向性について。 2、おためし地域おこし協力隊の期間を長くして創設された地域おこし協力隊インターン、新設された地域プロジェクトマネジャーについて検討していく考えはあるか。 最後、3番目になりますけれども、国鉄胆振線代替バス事業について。国鉄胆振線代替バス事業は、伊達市から倶知安町まで運行しているバス事業であり、通学や通院などで利用されている方もいますが、利用者は年々減少傾向にあります。今後は、時間帯別の利用者数や利用区間など状況を分析して、代替バス事業を継続するか、ほかの交通手段にするか検討していくことが必要と考えます。つきましては、以下の点についてお伺いします。 1、伊達市民の利用者の状況を把握しているか。 2、今後の方針について見直していく考えはあるか。 以上、3点であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(小久保重孝) 市長。          〔市長 菊谷秀吉登壇〕 ◎市長(菊谷秀吉) 荒井議員の大滝地区の今後のビジョンについてのうち、住民生活の不便なこと、今後の課題についてのご質問からお答えをいたします。 大滝区においては、交通や雪の問題が挙げられますが、高齢化が進み、生活支援を求められる方には大滝区独自の支援事業で送迎や除排雪などのサービスがあり、今後についても課題の把握や解決に努めてまいります。 次に、豊かな自然を生かした研修や体験についてでありますが、北湯沢温泉から歩くスキーコースまでのアクセス道路の整備を進めるとともに、旧中学校やグラウンドなどを含めた施設を活用し、研修を通した観光や地域振興策を図ってまいります。 次に、地域おこし協力隊についてのうち、本市の現状と今後の方向性についてでありますが、現在大滝区内において1名の隊員を雇用しており、地域資源を活用した誘客や地域振興策の検討、SNSを活用したPRを主な活動としております。今後につきましても地域特性を生かした地域の振興や観光資源のブラッシュアップ、特産品の開発などを中心に活動してもらえる人材を募集していきたいと考えております。 次に、地域おこし協力隊インターン等の検討についてでありますが、詳細な制度内容等について示されていないことから、情報の収集などを行い、有効な施策と判断された場合は検討していきたいと考えております。 次に、国鉄胆振線代替バス事業についてのうち、伊達市民の利用状況についてでありますが、大滝伊達間において通学や通院等を目的としたバスの利用が一定数見られるものの、喜茂別町と往来するための利用はごく少数であると認識しております。 次に、今後の方針についてでありますが、事業の財源となる国鉄胆振線代替輸送確保基金を令和3年度に全額取り崩す見込みであるため、旧国鉄胆振線沿線の自治体と道南バス株式会社で組織する胆振線代替バス連絡協議会におきまして市民の移動手段を確保しながら、効率的な運行ができるよう路線の見直しも含めて検討を行ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) それでは、順次再質問させていただきます。 質問の前に、こちらにいる皆さんは合併のときもよく知っておりまして、私のほうが知らないことも多いかと思います。ただ、あえて私自身大滝のことはよく知りませんけれども、大滝出身ではない私がやることに意味があるかなということで、私自身のことも問いかけるという意味も含めて質問させていただきます。 あと、質問の中で伊達地区のことを伊達、大滝地区のことを大滝と言ったり、伊達市全体のことは伊達市全体という形で話していきたいというふうに考えております。 今回この質問をするに当たって、答弁ありましたけれども、まず私が見たのが平成17年2月に発行されました新市建設計画というところを見ました。今年の3月にも改定されていますけれども、その中に合併の効果、あるいは懸念される事項の対応というところが書いてありました。その中で、いろんなことが書かれていましたけれども、その中で今回書いてある交通の問題とかも触れてあります。答弁にもありましたけれども、交通や雪の問題ということで、大滝区独自の支援事業で送迎や除排雪のサービスとありますけれども、この大滝独自の送迎というのはどこからどこまでのことをいいますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 大滝総合支所長。 ◎大滝総合支所長(西藤毅) 送迎につきましては、大滝区内の公共施設までの送迎に対する事業でございます。 以上です。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) こちらの事業なのですけれども、社会福祉協議会と連携しているのかなと思ったのですけれども、通院を対象にしているという認識でよろしかったでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 大滝総合支所長。 ◎大滝総合支所長(西藤毅) 事業につきましては、社会福祉協議会のほうに委託をしています。通院につきましては、また独自の事業がございまして、通院の事業はまた新たに自宅からバス停までの送迎をしている事業でございます。 以上でございます。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。 やはり生活していく上で必要な手段ではありますので、通院だけではなくて買物とかも含めてサポートができるようになればいいなというふうに思いますけれども、この辺を働きかけていく考えはありますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 大滝総合支所長。 ◎大滝総合支所長(西藤毅) この事業につきましては、大滝村時代からやっていまして、時代の流れに伴いまして商店等も大分少なくなりました。今現在セコマ1件という形になってございますので、買物をするに当たっては伊達のほうに行って、買物をして帰ってくるという方が多分多くなると思いますので、その辺については今の事業を拡大して送迎できるような形を取りたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) ぜひ考えていただきたいと思います。というのも、皆さん御存じかと思いますけれども、平成17年から平成27年で、令和2年の国勢調査はまだ出ていませんので、人口の推移そこまで分かりませんけれども、平成17年、合併直前に約3万7,000人ぐらいいました、人口が。平成27年には3万5,000人ぐらい、今は、市のホームページですけれども、1月末現在で約3万3,400人となっています。その人口が少しずつ減っているというのはあるのですけれども、その中でやはり一番気になるところが児童数が減っているということと、65歳以上の方が平成17年665人いまして、平成27年は逆に667名と。人口が減っているにもかかわらず高齢者が増えている。割合に関して言うと、平成27年のときでさえ48.7ですか、そのぐらいの割合になっているということもありまして、先ほど言いましたように高齢者の方、特に65歳以上になると免許を返納されてくる方も増えてくるということなので、やはり交通手段を確保するというのが非常に大事なのではないかなというふうに思っておりますので、その辺今後も進めていただきたいというふうに考えております。 それと、今の話につながるのですけれども、私が所属しています会派でも2019年の7月に大滝地区で懇親会をやりました。そのときに住民にどういうことが課題、問題になっていますかということを聞くと、幾つかありましたけれども、やはり移動手段、買物でバス停から家までがちょっと遠いということです。そういうこともあって、最初は荷物もないのですけれども、買物した後に家まで重い荷物を持って帰るのが大変という話もありました。あとは、バス料金がちょっと高いのではないかなという意見もありました。こういう意見があるので、後でまたバス交通の話はしますけれども、交通手段が非常にこういうところになると重要なのではないかなというふうに思っております。 それと、大滝地区に関してですけれども、今人口が減っているということもありまして、大滝を離れて伊達のほうに移り住むという方もいたり、ほかの地区に移るという方もいて、空いている家も多くなっているのではないかなというふうに思っていますけれども、空き家対策というのは伊達市のほうでもやっていると思うのですけれども、大滝のほうの空き家状況とかというのは把握していますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 大滝総合支所長。 ◎大滝総合支所長(西藤毅) 大滝の空き家状況につきましては、私どもも一般民間の事業者にお願いして、業者にお願いをして売りの広告を出している方もいらっしゃいますけれども、うちのほうとしてもそういう情報を出しているかどうかというのは業者のホームページを見ないと分からない状況でございますので、私どもで押さえているのはごく少ない空き家住宅しかありません。 以上です。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。 空き家対策事業というのは、都市計画のほうでも進めているかなと思うのですけれども、その辺大滝のほうは都市計画のほうで把握していますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 建設部長。 ◎建設部長(大和田一樹) 建設部のほうで空き家の状況の把握というものをしてございまして、大滝区では昨年当初の段階では80件程度の空き家があるということを押さえてございますが、その利活用というところまでは現在検討中ということでございます。 また、公営住宅のほうも約80件ほどの空きがございますので、そちらのほうも合わせて利活用の検討を進めていくというようなことを考えてございます。 以上です。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 約80件ぐらいということですけれども、出ていく方もいれば、大滝に入ってくる方というのもいまして、その中で一番最初にやっぱり心配するというのが家だと思うのです。それを探すときに何も手段がない中で、ではどういうふうに家を探すというところもありますし、何年住むか分からない状態でいきなり家を建てるとかというのもなかなかこれは難しい話だと思うのです。これを大滝に関して移住とか、例えば3か月なり、半年なりお試しで住みたいといった方に何らかの形で市がバックアップをするような体制というのも考えていってほしいなと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) ご指摘のとおり、いつも大滝で課題になるのが新たに大滝に住もうと思ったときにアパートがないのです、基本的に。それで、公営住宅という話にもなるのですけれども、公営住宅には当然制限があります。また、古い公営住宅がありますので、快適性という問題もあるので、しかも年々、これは大滝に限らずですけれども、空き家が増えている状況の中にあって、やっぱり抜本的なことを考えなければいけないということと、特に大滝地区についてはアパートがないという事情を考慮して、この空き家をうまく活用していくという方策を考えていかなければいけない、そういう時期に迫っているのではないかと、こう考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。ぜひ今答弁ありましたように大滝のバックアップ、大滝に住んでもいいかなというふうに考えてもらえるような支援をしていただきたいというふうに思います。というのもなかなか仕事を離れて、また大滝で何かするという場合に、実際に家を建てるとかというときにローンとかも含めてお金の面も心配ということもありますので、あとは不動産業者が大滝に多分ないということもありまして、その辺のサポートがあると非常に心強いのではないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、2番目です。大滝は、皆さん御存じのように自然豊かなエリアでありますけれども、これを生かさない手はないということなのです。私も今まで聞いていまして、道路整備ということが答弁にもありました。北湯沢温泉から歩くスキーコースまでのアクセス道路の整備とあります。今まででもノルディックスキーコース、スウェーデンのオリンピックの選手だったり、この間も日本代表のパラリンピックの選手が合宿していましたけれども、そういうようなところに選ばれるぐらいのコースであると認識しております。私が聞いた中では、選手、一般人ではないです。選手の場合は、泊まっている北湯沢温泉からそのままスキーコースへ行ったということもあるようでした。実際滞在型の観光ということを考えると、北湯沢温泉からそのままスキーのクロスカントリーのコースまで行けるというのが非常に観光につながるのではないかなというふうに思います。ここにアクセス道路の整備を進めると書いていますけれども、具体的にどのぐらいの段階で計画していくという話はあるのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 実は、今ご指摘のあったようにスウェーデンチームが合宿した際に当時のオリンピック委員長が来ていただきまして、ホテルからストレスなしで練習場まで行けるということが非常に大きかったこと、それから練習コースとしてフラットなコースとアップダウンのあるコース、2種類があるそうなのです。フラットなコースを好きな監督さんもいれば、アップダウンが好きな監督さんもいる。これはマラソンもみんなそうらしいのですけれども、そういう点からいくと今ご指摘のあった道路についてはある意味フラットに近いコースなので、練習コースとしても使える可能性があるということもあって、実は今内々で国の交付金事業にのれるかどうか検討してもらっている最中であります。できればホテルから旧中学校の総合グラウンドまで車でも行ける、それから今途中から歩道も専用コースになっているので、併用できるようなコースできないかという検討をしている最中であります。大滝の場合やっぱり観光を目玉としてやっていかなければいけないので、午前中も質問あったジビエの話を含めて、旧中学校の周辺、ホテル、これをいかに結べるかということが大きなテーマになってくるのではないかと思いますので、これはまだ交付金事業にのっかれるかどうかという検討でございますけれども、私としてはぜひこれはやらなければいけない道路ではないかと、こう確信しております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) このコースが実現すると、今まで来なかったお客さんも、特にアスリートと言われるような、そういう人たちの需要も増えるのではないかなというのと、今までバスで多分移動しなければいけないとか車で移動しなければいけなかったのが楽しみながらスキーコースまで行けるということになりますと、やる方が増えるのではないかなというふうに思います。 今市長から答弁ありましたけれども、こちらの道を通るときに近くに火葬場とかもあったと思うのですけれども、その辺の対応というのは考えられていますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 実は、あの火葬場をどうするかということがありまして、検討したのですが、ダイオキシンは対策しなくてもいいという火葬場らしいので、数百万程度で解体できるというふうに担当で申しておりましたので、この道路が決まれば対応していきたいなと。それから、あそこにお墓がありますので、ここは木でブラインドみたいな形で整備していけば問題ないのかなというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。現時点では問題はなさそうということなので、積極的に進めていただきたいというふうに思います。 それと、先ほど市長からもありましたけれども、旧グラウンド、この辺を活用して施設ということですけれども、あの辺はやっぱり自然のフィールド、新しく建物を建てる必要はないと思うのです。今ある自然の中で何かできないかということなのですけれども、そこでやっぱり必要となってくるのは、そこにいる指導者なり、人だと思うのです。実際大滝にも伊達にもガイドをやられている方はいます。そういう人たちがいるといないとでは全然違うと思うのです。私も最近伊達、大滝、有珠辺りもいろいろまちを見る機会があったのですけれども、ガイドの人がいると、なぜここにこれがあるのだというストーリーがありまして、それを聞いてから見るのと見ないのとでは全然やっぱり違うというところもありまして、ぜひこういうところも進めていただきたいというふうに思います。 それで、私も書きましたけれども、研修とかツアー、そういうものもただ呼び込むのではなくて、現地のガイドの人たちをうまく活用して、そういうのを進めていくということが必要なのではないかなというふうに思います。こういう方たちは仕事がないと、多分仕事ある札幌とかそちらに行ってしまうので、ぜひ地元での需要、仕事をたくさん生み出していくということが必要と思いますけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 問題は、施設を造ってもご指摘のように人がいないと施設が死んでしまう。逆に人がいても施設がないと、その地域は死んでしまうということがあるので、ここは双方相互にやっぱり両方うまく立ち上がっていかなければいけないと思いますので、ご指摘のようにせっかく大滝は、先ほど申し上げましたけれども、もう観光に全てをかけていきたいなと考えています。そのためには従来型の観光の発想ではなくて、今ご指摘のあった体験とかも盛り込んでやらなければいけない。大滝のいいところは冬もあるということです。これを活用していくということで、これは人と施設とある程度総合的にやっていけるような計画をつくっていきたいということと、せっかく合併して、合併の振興基金というのも12億積んでありますから、金のほうは心配しなくてもいけるのかなという気がしていますので、将来のために今こそ前向きに投資する時期ではないかなと、こう考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。お金の心配はそんなにということでしたけれども、ぜひ冬も進めていただきたいというふうに思います。 そして、冬というと今ノルディックのコースがありまして、以前に道路を一部横断するところがありまして、そこが危ないということがありまして、アンダーパスを造りました。夏はそれでいいのですけれども、冬は何かそこをうまく通れないというのがありまして、そこも例えばトンネルを少し広げるとか少しの工事で済むのであれば、選手、特に1秒を争うような選手たちが練習をする上でやはり道路を横断するというのは非常に危険ということもありまして、この点も考えていただきたいと思います。その点についていかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) これは、最初高橋尚子さんに1周6キロのマラソンの練習コースなんて日本全国にはないよと言われて、その気になってやって、最後は残っていたのが1か所だけあるのです。今ご指摘のあった点は、やったのだけれども、狭かったということもあるので、これは今の道路の整備全体の中で検討していきたい。ご指摘のように平面コースは、絶対避けなければいけないので、そこは平面コースのないような道路を造っていくということで検討していきたいと考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。 それと、先ほどお金の話もありましたけれども、今全部コースも無料になっていますけれども、これだけ整備されたコースであれば、無料から多少有料になってもサービス、施設を充実させるのであればそれも一つかなというふうに思います。今現時点ではロッカーもない、休憩所のキートス・マヤに関しても使い勝手はいいかもしれないのですけれども、無料ということで、あまりいろんなものがないという状況でありますので、その辺も利用する方が100円なり、200円なりだけでも出すというのでは全然反対がないのではないかなというふうには思ったりしていますので、その辺も検討をお願いします。 続きまして、次に行きます。地域おこし協力隊についてです。現状1名の隊員を雇用しておるということで、SNSを活用したPR宣伝ということです。私自身もSNSどのぐらい活用されているのかなということで検索しましたけれども、昨日時点で地域おこし協力隊のフェイスブックページのフォロワーというのは1,204人もいるのです。参考までに伊達市役所は1,465人なのです。協力隊が迫るぐらいのフォロワー数がいるということでした。フェイスブックと書いていましたけれども、今はインスタグラムというので写真、画像に特化したSNSもありまして、そちらもフォロワーが1,000人以上いるという状況で、非常に多く発信して、より多くの人に求められているという感じで思いました。最近の投稿でも大滝の四季を動画で撮影して、大滝ケーブルとやっている企画というのもありました。ということで、SNSを活用した活動は非常に今されているのではないかなというふうに思います。今までこの制度、多分一番最初から今の方も含めると3名活動しているのかなというふうに思いますけれども、その3名の方、まだ今継続されている方もいますけれども、今までの成果というのはどのように捉えておりますでしょうか。
    ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 今議員おっしゃったように都合3名の方が協力隊として活動していただいております。一番最初に来ていただいた方につきましては、非常に写真だとか、今おっしゃったSNSに詳しい方であって、今まで地域の方が見逃していたとは言いませんけれども、当たり前にあった風景、それからそういう環境、自然環境なんかにつきましてもたくさん公開して、紹介していただいたと。それから、今でいいますとドローンなんかもあるのですけれども、それの前に空撮したようなやつも上げていただいたりとか、今までと違った角度で大滝を非常に紹介していただいたり、あと個人で撮った写真をたしかミニ写真集みたいなことで作っていただいたりとか、そういう記憶がございます。 現に今も活躍していただいている隊員につきましては、午前中岩村議員のお話もありましたけれども、狩猟のハンターの資格を取っていただいて、起業に向けて準備を着々と進めている。今まで誰も手をつけようとしなかったジビエという部分に目をつけていただいて、今年の8月の本格オープンに向けて今いろいろ準備をしていただいている最中でございます。 もう一名の方は、いろいろ事情がありまして、この2月いっぱいでお辞めになりましたけれども、大滝の観光等そういう目的でやっていましたけれども、地域資源をきちっと見直していただくとか、あと地域の住民の方との関係なんかも良好にいったものというふうには判断しておりますので、ある程度一定の成果はあったものというふうに考えてございます。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 私もそのように思います。最初にいた方の写真集も拝見したことありますけれども、非常に大滝の四季について、野生動物の写真もあったかと思うのですけれども、非常に大滝の魅力を紹介するにはいいのではないかなというふうに思っておりました。 あと、ちょっと気になったのが通常1年更新で3年ということですけれども、前の方は1年間ということで、継続しなかったという経緯がありました。どういう事情か分かりませんけれども、多分お互いのミスマッチというのですか、求めるものがもしかしたら違ったのかもしれないというふうに思いまして、その方がそうかは分かりませんけれども、そこで今回提案させていただきましたけれども、今まではおためし協力隊という名前でありましたけれども、そちらが2泊3日ということだったので、それが今年の4月以降協力隊インターンという形で、期間も2週間から3か月という形に延びました。こちらもちゃんとしっかりお金も出るということで、国のお金が出るということなので、そちらでもしお互いにこういう事業でということであれば、いきなりというのはあれなのですけれども、2週間、3か月やってみて、やっぱりよかったと、もしくはやっぱり違うかなというのをお互いのミスマッチを防ぐと、そういうことも狙いでやっているかと思いますけれども、ぜひこういうことも検討していただきたいと思いますけれども、この辺いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 市長答弁の中にもございましたけれども、細かい内訳が実はまだ示されていないところもありまして、そこら辺をしっかりと把握した上で対応できるのではないか。といいますのは、これは年度当初に予算を組まないと交付税措置されないものではございませんので、この制度をしっかり勉強した上で、まだ募集はしておりませんけれども、募集段階で例えば補正を組んでこの部分もやることも可能ですし、そういう対応はできると思いますので、一度しっかりとその制度を勉強させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 制度を見るということで、あとは今すぐではなくても必要があれば補正ということでありました。同じように地域プロジェクトマネジャーというのも新設されました。こちらは、交付税措置されるのが最大650万円となっております。1市町で1人なのですけれども、早速ちょっと調べてみたら福岡の赤村というところで施設のマネジャー、施設の管理者、複合施設の管理者をやりませんかというので出ていました。月額で32万から40万ぐらい、年度で480から600万円出しますよ、その代わりしっかり管理者としてやってくださいというのがありました。こういうのが制度として分かっているということで、皆さんも分かっているかと思いますけれども、今すぐということではなくて、もしこういう方がいたらこの制度が利用できるのではないかということで、逆かもしれないですけれども、公募するのではなくて誰かいたらこういうのがありますよという形で提案すると。そうすると、仕事がない中でもこういう提案があれば、これが仕事になって移住につながるということもあるかと思います。 それと、1点ここで私が言いたかったのが協力隊の募集経費というところが国から200万ということで補助されます。いろいろな地域の公募のポスターを見たのですけれども、地域おこし協力隊、うちに来ませんかというポスターがあるのですけれども、内容がまちの風景だったり、その作業、あとは観光品とかを載せているのです。それが募集だけではなくて、まちのPRに非常につながっているのではないかなというふうに思いました。その経費自体を自分たちのまちが持つのではなくて、その地域おこし協力隊のPRをしながら、自分たちのまちがこういうまちだよということが宣伝できる非常にいい機会ではないかなというふうに思っておりますので、この辺ちょっと今後検討していただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 地域おこし協力隊を募集するに当たりまして、私どものほうで募集の活動経費というのは企画のほうで行っておりますJOIN、総務省のほうでやっております。あれでやっていますそういう地域おこしフェアなどのときに、実はうちの担当職員をそこに同席させまして、そこで併せて地域おこし協力隊を募集するというような形を取ってございます。なぜこんなやり方をしているかといいますと、地域おこし協力隊単体での募集の例えばフェアというのがないわけではないのですが、これになりますと非常になかなか集客力が弱いというのが実態だそうでございます。なので、どちらかというと地方への移住も含めたそういうフェアがありますので、その中で興味のある方に来ていただくみたいな、合わせ技みたいな形をやるほうが効果的ではないかという形を取っております。ですから、その中でいろんな伊達市のPRもしている関係もございまして、あえて今議員がおっしゃったようなPRのためのものというのは作ってはいないのですが、ただ確かにいろいろお金の使い道としては使えないわけではないので、そういうので併せてうまく大滝の例えば地域資源をPRするようなものとかというのも作れないわけではないのかなという気はいたしております。ただし、動画とかなんとかという話になりますと結構な実は金額かかるという過去の経験からこれを分かっておりますので、そういうのも含めて何が効果的か、費用対効果も含めて、そういうところは少し勉強させていただいて、使えるものは使うというような判断にしていきたいと思います。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。確かに協力隊の募集だけではなかなか難しいということで、移住と一緒にということは理解しました。 もしこのお金が使えるのであれば、やはりポスター、洗練されたポスターというのは非常に効果があるというふうに思っております。例えば伊達も温暖な住みやすいまち伊達とか自然豊かな癒やしになる大滝というのではなくて、もうちょっと逆に例えばこんな大雪の中あなたは暮らせますかとかぐらいでもいいのですけれども、何かちょっと何だ、これというようなところとか、例えば大滝は本当に何もないというのではなくて、それをあなたが発見してくださいというような、何かそういうようなメッセージも込めたポスターなりということでちょっと注目すると。皆さん多分全国一律いろんなこういうポスターがあるので、なかなかそこに埋もれてしまうと思うのですけれども、伊達独自の特色を出してもいいのではないかなというふうに思いますので、この辺今後ぜひ検討していただきたいというふうに思います。 続きまして、次の国鉄胆振線代替バス事業についてというところであります。こちらは、いろいろ考えなければいけないのではないですかと私が言いたかったのですけれども、既にもうその先をいっていまして、協議会がありまして、市長は胆振は胆振でという話が報道にも出ておりました。今回この問題、以前平成25年とか27年ぐらいですか、その当時からも一般質問なり、予算決算常任委員会で度々議論してきた問題だと思うのです。ただ、今回車両更新ということ、そして基金の残高も少ないということもありまして、やはりもう本当に決断しなければいけないという時期に来たのではないかというふうに思っておりました。 それで、今回利用者なのですけれども、今通学や通院などを目的としたバス利用が一定数見られるとありますけれども、ここの人数、利用者が少ないのはなぜか、もしくは増えないのはなぜかということを分析されたことはありますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 利用者の状況につきましては、過去には大滝には病院があったり、喜茂別には高校があったりということで、後志管内と胆振管内での利用がそれなりにあったという時期がございますけれども、近年は利用実態としては伊達大滝間、それと喜茂別倶知安間の学生さんの通学の利用が多い状況にあるというふうに分析してございます。こういう状況でございますので、利用の実態の変化とかバスの車両の更新時期ということもありまして、基金の残高も令和2年度末で1,700万、令和3年度では車両更新がなくても底をつくというような状況になりますので、このような中で何らかの検討が必要だという時期に来ているということは間違いないと思います。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。 実際に利用する方が減って、喜茂別のほうへ通われている方も今はいないというふうに認識しております。こういう状況の中で、今公共交通ワークショップというのが開催されていたと思いますけれども、その中でどういうバス利用がいいかとかというのもいろいろ議論されたかと思いますけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 今作成中でございます地域公共交通の計画というものの作成のために公共交通のワークショップというのを今年開催いたしました。その中には大滝の方にも参加をいただきまして、地域公共交通の中での胆振線の代替バスについてもいろいろな意見が出ましたけれども、大滝の現状を知ってもらえたと。要するに伊達の方にも大滝の交通の状況を知ってもらって一緒に考えてもらえたというようなことで、喜んでいたというような意見も出てございました。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。大滝の方も一緒にということで、これは非常に重要なことだと思います。 それで、今後どういうふうにしていこうかというところでありまして、伊達倶知安間を仮に走らせないとしても、伊達から大滝を結ぶといった場合に間に壮瞥町もあります。この辺壮瞥町とどういうような連携、例えばそこを乗換えするのか、もしくは壮瞥町と協議をしながら伊達、壮瞥、大滝という形で結んでいくのか、その辺の協議というのももうされていますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 実は、この協議会は倶知安町の町長が会長なのですけれども、私を除いた4町長が全員まだ当選1回ということもあって、全然話進んでいなかったのです。それで、私のほうから声かけて、過日初めて会議が開かれたという現状であります。その中で壮瞥町とは事前に話をしまして、大滝と壮瞥、伊達を結ぶ路線について検討しましょうということで、これからまず大滝と壮瞥、伊達を結ぶ路線について担当者レベルで協議をしていきたいなと思っています。ここのポイントは、先ほど答弁しましたようにほとんどが実は通学者、学校通学者に限られてきているという現状の中で、先ほどご質問あった買物とか通院とか、そういうものをどうするかということになりますと、これはもうちょっと住民により近い立場で意見を聞いて検討していくべきではないかと。 それと、もう一つは、黄金地区でタクシーの実証実験やりましたけれども、なかなか車を離さないというこの事情の中でどうすべきかというのは、公共交通をできるだけやるためには車を手放してもらいたいということもあるのですが、そこと住民の意思、利便性というこの問題の中で十分議論して方向づけをしていければなと、このように考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 確かに公共交通不便なところほど車を手放さないという現状は、私も認識しております。これがどちらが先かという問題もありますけれども、公共交通が充実すれば車運転しなくてもいいかなというふうになればいいかなと思っております。ただ、その場合に今のバスの状況でいいのかというのもあります。 先日、大雪の日でしたけれども、3月2日にちょっと試しに、私実際大滝までバスで行ったことがなかったので、バスで行ってみました。多分行きは5人ぐらい、ちょうど通学の時間だったので、壮瞥ぐらいで2人降りたりとか、支所のところまで行くと私一人しかいないという状況でした。こういう状況の中でなかなか利用者が少ないということと、先ほど市長も言われたとおり、大滝あるいは壮瞥のほうから伊達にという人の流れ以外は本当にまばらな感じなのです。だから、そのために、今までずっとさんざん議論されていますけれども、あんなに大きなバスを走らせるかというのもあるので、可能であればデマンドバスという形で、それがどういう状況か分かりませんけれども、例えば朝だけは固定ダイヤ、それ以外はデマンドという形の複合でもしやれるのであれば、そういうところもできないかなというふうに思いますけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) それで、実は令和3年から更新ということになりまして、伊達大滝間については2台、倶知安喜茂別間については2台と。今までは7台更新していたのですけれども、取りあえず4台更新ということにしまして、ご指摘のように定時バス、これは通学中心に、それからデマンドバス、あるいはデマンド交通をこれは不定期にということで検討していかなければいけないなと。例えば通勤で使う人もいるかもしれませんので、あるいは通院で、ここら辺もありますから、そこら辺は先ほど申し上げたように住民に当たってみないことにはどういう反応があるかということと、こうすれば車を手放してもいいよということもあるかもしれませんので、より大滝に寄り添う形のような交通手段を、かつまたコストを下げるということも可能ではないかというふうに考えていますので、これは検討して、なるべく早く結論を出していきたいなと思っています。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。誰がどのようにするかというのは取りあえず分かりませんけれども、やっぱり住民が困らないという形の運用をしていただきたいというふうに思います。 それと、バスが仮に減った場合に、北湯沢温泉へ行く方も結構いらっしゃるのですけれども、野口観光さんとかその辺も含めて、例えば宿泊のお客さんは札幌からだけではなくて、伊達大滝間はバス送迎限られた中で1便なり、2便なりするよとかというのもあると非常に助かるのかなと思いますけれども、その辺も働きかけていただけないでしょうかという感じなのですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 実際にホテル関係でやっぱり伊達市の人口少ないのです。それで、今回伊達市民が泊まってもいいというやつやりましたけれども、やっぱり利用数が、絶対数が人口少ないものですから、そこら辺は何とも言えませんけれども、できるだけいろんな立場から検討を加えていきたいと。そして、できるだけデマンドに近い形でやっていかないと利用は多分ないと思うので、できるだけ住民に寄り添う形の交通システムを考えていきたい。そのためにはもう一つ大事なことは通信手段、ここら辺も検討を一緒にしていかないと、こんなことあったのです。私大滝の自治会長さんにお願いして、バス乗ってくださいと言ったら本当に乗ってくれたのです。ところが、夫婦で伊達に買物に行くのに予定時間に行ったらバス行ってしまった後だというのです。よくありそうな話ですよね。どうしても人乗らないものだから、運転手さんも乗らないと決めつけて、時間より早く過ぎていったということがあるので、ここら辺の告知という問題にもなるとやっぱり情報の伝達だということありますので、ここら辺もセットで検討していきたいなと考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。公共交通プラス情報の伝達というのも非常に大事だと思いますので、その辺も一緒に絡めて考えていただきたいというふうに思います。 それと、これバス事業者に今後もずっと依頼していく、今回バス更新するので、このままなのでしょうけれども、今後22年度ですか、にどういうふうにしていくかというのを考えていくということがありまして、その中で選択肢がバス事業者しかないというのではなくて、バス事業者もあるし、例えば伊達市がやるとか、ほかの選択肢もあるという中で選ぶというのがいいのかなと。何か1つだけに、ここしか頼るところがないのではなくて、複数あるほうがいいのではないかなというふうに思うのですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 当然雇用という問題もありますし、いかに大滝に住んでもらうかということもあるので、バス会社だけに頼るということではなくて、大滝に住んでいる人を雇用していくということも含めて検討すべきではないかと、こう考えております。そのためにはやっぱり車の免許の種類もありますので、市直営でやるということも選択肢の中に十分考えてもいいのではないかと、こう考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。幾つか選択肢を持って、その中で一番利用が高いというところを選択してやっていただきたいというふうに思います。 最後、1番目から3番目まで大滝について全体的にちょっとお話をさせていただきました。今回大滝の問題点を私なりに考えて、課題をどうやって解決していこうかということもありました。先ほど市長も言われていましたけれども、やはり人の力というのが非常に大きいなというふうに思います。今回ちょっと思ったのですけれども、合併から15年たちましたけれども、大滝出身の方がその後職員になられた方というのがいるのかという把握していますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) 合併してから市の職員になった大滝出身者はいないということで理解しています。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) 分かりました。 どちらがどうというわけではないのですけれども、今後そうなっていくと大滝のことをなかなか詳しく生まれ育ったまちのことをお話しできる人がいないという感じになっていくのかなと思いまして、先ほど協力隊の話ししましたけれども、協力隊の今の方は非常に大滝のことを知っていて、1度私も案内してもらいましたけれども、いろんなことを調べて、よく勉強されているなというふうに思いました。今後若い職員の中には大滝に行ってくださいと言われたら通勤も大変だしということで思われる方もいるかもしれませんけれども、ぜひ若いうちに大滝も会議とかで行くだけではなくて、半年でも1年でもいいから住んで、地域の住民と一緒に考えると、生活するというのが非常にその後の財産になるのではないかなというふうに思っております。ぜひ意欲ある職員、手を挙げて大滝に行くということも考えていただきたいと思いますけれども、この辺いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 大滝出身者の新卒もいない代わりに、もともと大滝村の役場にいた人もだんだん減ってきていまして、ですからいや応なく市で採用した若い人が大滝に行かざるを得ないということになります。そうなると、前半で質問のあった住宅問題とか、これが実は出てまいります。それで、その住宅問題も含めて、有利な点を若い職員に与えれば、家賃ただだったら俺行きますというやついるかもしれませんので、そういうことを含めて、住環境の整備を含めて、さっきの中古住宅の話ありましたよね。それを含めて、例えば市が買い取って職員住宅にするとかということを含めて大滝の問題については検討していきたいなと、このように考えております。 ○議長(小久保重孝) 6番、荒井議員。 ◆6番(荒井秀樹) ありがとうございます。非常に前向きな答弁で助かりました。私も多分自分が20代の頃だったら、ええっと思っていたのかもしれませんけれども、だんだん年とともにああいう自然の中で住むのもいいなというふうに思ったりします。なので、やはり知らない土地に行って、知らない人たち、住民と交流するというのが非常に大事だと思いますので、これは今後の伊達市を担うそういう人たちにぜひとも経験していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上とさせていただきます。 ○議長(小久保重孝) 暫時休憩いたします。          休 憩 (午後 1時51分)                                                    開 議 (午後 1時58分) ○議長(小久保重孝) ただいまより会議を再開いたします。 次に、8番、田中議員の質問を許可いたします。 8番、田中議員。          〔8番 田中秀幸登壇〕 ◆8番(田中秀幸) 私は、令和3年第1回定例会に当たり、さきの通告に従って一般質問させていただきます。今回は大きく2つの点についてお伺いをいたします。 1点目は、令和3年度市政執行方針についてでございます。市長は、令和3年度市政執行方針において新型コロナウイルス感染症により従来の生活様式からの転換が図られている状況であり、本市においても外出機会の減少や消費、経済規模の縮小及び税収等の減少がまちの活力の低下につながりかねない問題であると認識し、激動する社会情勢を見据えた柔軟な対応が求められている状況であると述べ、また予算編成の基本方針においても新型コロナウイルス感染症の長期化による市税の減収と人口減による普通交付税の減額も予想されると述べられています。そこで、市政へ臨む基本姿勢として、産業基盤の強化、補助から投資へ、市民とともに改革の3項目を重点政策として位置づけていることから、次の点についてお伺いをいたします。 (1)、新型コロナウイルス感染症による危機を契機とした2地域居住や働き方の変化を踏まえたICTを活用した新しい仕組みづくりが重要であるとありますが、仕組みづくりの具体的な考えをお伺いをいたします。 (2)、本市の未来を担うリーダー、伊達人育成のための試みであるみらい塾の開催状況をお伺いをいたします。 (3)、産業基盤の強化について、本市の強みである多種多様な農畜産物の他産地との差別化への取組や新規就農者の獲得への取組は、これまでも施策として取り組んでいると認識しておりますが、これまでの成果と課題をお伺いをいたします。 (4)、補助から投資へについて、中心市街地の空洞化に危機感を持ちながら有意義な土地利用の在り方について検討を進めるとありますが、具体的な考えをお伺いをいたします。 (5)、市民とともに改革について、本市の財産である人材を発掘し、市民力の価値を高めるとありますが、本市における市民力の考えをお伺いをいたします。 大きな2点目は、令和3年度教育行政執行方針についてでございます。 (1)、新型コロナウイルス感染症の拡大と長期化は、教育現場においても困難をもたらしているかと心配するところであります。そこで、教育現場において学校の新しい生活様式を踏まえた取組やICTを活用するGIGAスクール構想が一気に推し進められたとありますが、教育現場の現状をお伺いいたします。 (2)、地域とともにある学校づくりの推進のうち、異校種間の連携、接続について指導内容の連続性や系統性を重視した連携、北海道伊達開来高等学校と教科指導を中心とした連携とありますが、具体的なお考えをお伺いをいたします。 以上、2点について1回目の質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小久保重孝) 市長。          〔市長 菊谷秀吉登壇〕 ◎市長(菊谷秀吉) 田中議員の令和3年度市政執行方針についてのうち、ICTを活用した新しい仕組みづくりについてのご質問からお答えをいたします。 現時点において具体的な施策は検討しておりませんが、今後市内未整備地区の光ファイバー網を整備することから、在宅勤務をはじめとしたテレワークなど新しい働き方に対応できるよう受入れ態勢の整備を検討していく必要があると考えております。 次に、みらい塾の開催状況についてでありますが、22名から申込みがあり、コロナ禍にもかかわらず毎回15名程度の塾生が参加していただいているところであります。また、10月から全6回の日程で開催し、本日が修了式となっております。 次に、産業基盤強化についてでありますが、これまでの成果といたしましては、道内での気象条件の優位性を生かして生産される伊達野菜の知名度の向上への寄与が挙げられます。 また、新規就農者につきましては、平成29年度以降11組16人を研修生として受け入れ、そのうち10組15名が現在営農されております。課題といたしましては、農業者の高齢化や後継者の不在による担い手不足が今後ますます進行することであると認識しております。 次に、有意義な土地利用の在り方についてでありますが、空洞化が始まっている中心市街地全域について地域としての価値を保持するため、民間事業者との協働による再開発事業などの手法を含め、有効な土地利用を検討していきたいと考えております。 次に、市民力の考え方についてでありますが、将来においても活力を失わず、希望が持てるまちづくりを進めていくためには、市民主体のまちづくりが大変重要であると考えております。これまでも市民と策定した第7次総合計画をはじめ、ワークショップや市民ファシリテーター育成講座などを開催し、まちづくりを担う人材の掘り起こしと育成につながる取組を行ってまいりました。今後も時代の潮流を踏まえながら、多くの市民が活躍できるよう市民力を高める取組を行っていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(小久保重孝) 教育長。          〔教育長 影山吉則登壇〕 ◎教育長(影山吉則) 田中議員の教育行政執行についてのうち、教育現場において学校の新しい生活様式を踏まえた取組やICTを活用するGIGAスクール構想の教育現場の現状についてのご質問からお答えいたします。 学校における新型コロナウイルス感染症については、手洗いやせきエチケット、換気といった基本的な対策に加え、感染リスクが高い3密を徹底的に避けるための身体的距離の確保といった文部科学省が示す学校の新しい生活様式に対応した学習活動が現在も展開されております。また、GIGAスクール構想については、ネットワークを含むハード面の整備は今年度で終了し、令和3年度からは本格的に授業等で活用していくこととなりますが、ICT支援員の配置により教員への研修や様々な学習機会でのサポートを行いながら積極的に推進してまいります。 次に、異校種間の連携や接続と北海道伊達開来高等学校と教科指導を中心とした連携についてでありますが、中1ギャップなどを未然に防止するため、小中学校間の連携と情報共有を徹底するなど、異校種間の連携強化に取り組んでまいります。 また、北海道伊達開来高等学校との連携については、主要5教科を中心に市内中学校への乗り入れ授業や部活動等においては高い専門的技術を持った方々を招聘し、指導いただくなど、小、中、義務教育学校と高校との連携した取組を支援してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) それでは、順次再質問をさせていただきます。 まず、2地域居住についての質問からさせていただきます。まず、約16年ほど前、国土交通省が2地域居住について推進をしておりまして、当時の考え方としては価値観が多様化する日本人の暮らし方、あと住まい方、幅を広げることで農山漁村等における地域社会の再編と維持とを結びつけるというような言い方をしております。当時は、団塊の世代が大量定年を迎えるということで、そういった見据えた考え方でありましたけれども、今回この新型コロナウイルス感染症の拡大と長期化により企業の働き方、あと地方移住のニーズといいますか、半分都会、半分田舎のような、これは都心部で行われているようですけれども、そんな暮らしのような新たな生活スタイルの事例が増えているようでございます。また、2地域居住への促進ということで全国自治体が協議会を設立されまして、道内65市町村もそれに参加をするという予定だそうでございます。これがたしか来週この協議会が行われるということです。それで、まず伺いたいのは、これまで本市もいろいろ移住に関して取り組んでまいりました。それについて移住等への取組について今までどのような取組があったのか、まずお伺いをいたします。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 移住等の取組につきましては、ウェルシーランド構想として進めてまいりました伊達版安心ハウスとか優良田園住宅から始まりまして、移住相談はもちろんのこと移住体験、それと移住フェアなどに参加するなどの取組を行ってまいりました。昨年からは、伊達物産公社のコミュニティ推進室に移住に関する業務を委託しておりまして、西いぶり生涯活躍のまち構想推進協議会の総合窓口としての西胆振の移住相談も行っているというところでございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) たしか2013年ぐらいからですか、伊達ウェルシーランド構想、今ご説明がありました安心ハウスですとか私も記憶しております。ただ、先ほど言ったこのターゲットといいますか、高齢者が安全、安心というニーズに応えれるものでした。ただいまの答弁にありました生涯活躍のまち推進協議会の総合窓口が今ご説明ありました物産館のコミュニティ推進室がたしか企画、実施をしていると思うのですが、現在の活動内容をお伺いをいたします。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) コミュニティ推進室の取組といたしましては、コミュニティ活動の支援、コミュニティの新規立ち上げの支援、市民交流イベントの開催、市民活動ガイドブックの作成など市民活動の促進に係る事業のほか、先ほども申し上げましたが、西いぶり生涯活躍のまち構想推進協議会における移住、定住の総合窓口といたしまして協議会のホームページ、移住定住西いぶりの運営、SNSによる情報発信、移住、定住の相談を受け付けてございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 今回通告したのは移住に関してですので、その移住に関しての相談というところにちょっとまた触れたいと思いますが、相談の中身についてなのですけれども、以前の移住とは違って、先ほど同僚議員とのやり取りの中でも年齢層の話もございました。若い方もいるという報道等も最近よく目にします。完全移住ではなくて、その方の生活スタイルに合わせた移住を考えている方もいらっしゃると思うのですけれども、この相談の今現在の件数、あとは内容について把握はされていますでしょうか。いかがですか。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 相談の件数でございますけれども、コロナ禍の影響もございまして、これまで30件程度でございますけれども、そのうち3分の2程度がオンライン相談というふうになってございます。この3分の2のオンライン相談ということもございまして、当初のウェルシーランド構想のときとは相談者の年齢層が若くなってきているということでございます。移住に当たっての就職先とか中古住宅の相談をされる方が多くなってきたというふうに聞いてございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 先ほど同僚議員の中でも住居の話がございました。今仕事ということの話も具体的に出てきましたが、体制としては今言った住宅について、あとは移住後の仕事について相談を受けたことに対して、その対応として何か市としてか、また総合窓口としてか、それはどこか分かりませんが、行っていることは現在あるのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) そもそも移住と私が言い出したことでありまして、それは自分で選挙運動やった中で移住者が多いから、実はネタとして出しただけでありますけれども、実際に大きく今さま変わりしてきているのは、先ほど答弁したように若い人が増えてきていると。ということは、やっぱりコロナの影響も非常にあるということと、もう一つは、これは私の実体験なのですけれども、行き詰まりです。特に30代で、いい大学出て、企業に入って、企業と合わないというケースが非常に増えてきます。これが大体顕在化してくるのが30代前半。ですから、ここら辺をターゲットにすればいいのではないかと。その場合に就職という話出ました、仕事。多分に学歴が高いので、合わないのです、ここら辺は。ですから、我々が提案できるのは、こういう仕事をやりませんかという提案をしない限り、向こうに合わせる、向こうから言われたことに合わせるということはちょっと難し過ぎるので、それで私どもとしては新規就農であるとかということをやっぱり、特にこれからの若い人方というのは自然派志向が強いので、物を作るということに対しては非常に価値を見いだしている方が多いので、結構これはいけるのではないかなと思って考えています。したがって、私はひとつ若い人に対しては農業、これは従来の農業と違うということを徹底的に話をして、実際に若い人が農業をやったケース、成功するケースが多いのです、聞くところによると。ですから、特にITを活用した農業をやっていくためには若くないともう無理なので、そういう点では我々の側から提案するということで今実は準備していまして、提案する中身がないと提案できませんけれども、そこら辺は相手もあるので、ここで答弁はできませんけれども、こういう提案をしていきたいという準備を進めているところであります。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 分かりました。 その中に不可欠なのが情報通信の環境ということで、先ほど大滝区のやり取りもございました。昨日の予算委員会でもたしかNTTの事業についてのやり取りがあったと思うのですが、改めてこの事業当初の予定どおり進められているのか、その辺の進捗状況を伺いたいと思います。 ○議長(小久保重孝) 総務部長。 ◎総務部長(金子達也) 現在3月いっぱいで実施設計を完了して、令和4年3月末に全ての工事を完了するようNTT東日本のほうで進めているというふうに聞いております。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 現在順調に進められているということで、大滝区の環境も変わっていくということです。 先ほども大滝区の空き家の話がございました。以前のように移住のニーズも変わりつつあります。例えば先ほどふと思ったのが雪を求める方のニーズというのも当然あるわけです。今移住に関して新規就農の件、市長のほうからご答弁いただきましたけれども、以前は伊達のウェルシーランド構想など移住促進への取組を行ってきましたけれども、感染症の拡大、あと長期化によって生活様式が変わりつつということ、あと今言ったニーズの変化もあるということと、あとは生涯活躍のまち構想では市長は会長も務められております。それで、6市町の連携での取組というのが評価をされているということではありますけれども、この移住促進への本市の単体、今お答えいただいたことだと思うのですけれども、単体での考え、あとは広域での考えを含めてお考えなどをお伺いできればと思います。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 移住というのは、魅力があればこれは来てくれるわけですが、魅力をいかに発信できるかというのは、なかなか言葉としては難しい。ということは、道内どこ行っても自然は豊かでありますし、その中でどうやって違いを出すかということが非常に難しい。そういう中で、実は壮瞥町とは連携できるのかなと考えています。と申しますのも今まで野菜の種類が多いというのが実はあれは結果的にそうなってしまっただけで、これは道の駅に非常に効果がありました。しかし、これにはもう既に限界が来ています。いつまでもこれを言っていたら進歩がありません。それで、私は今トマトに資源集中をすべきではないかと、トマト。これは新規就農を含めて、人生100年時代の高齢者にも作らせるということも含めて、今までは多いということを売りにしていたのですが、これは道の駅があったからこそ生きたのです。これは売上げに限界が来ました。そうすると、今度農地がたくさん余ってきます。そしたら、新規就農はトマトを中心にやるべきだと。これをどんどんやっていかないと、これはロット、量です、ロットとしてもないとやっぱり動かせませんので、ここら辺は農協と今しっかりタイアップしてやっていきたいと考えています。そうなると、当然壮瞥町もオロフレトマトで有名ですから、取りあえず壮瞥の町長にも話していまして、伊達と壮瞥町はトマトで頑張りたいなというのが私の思いであります。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 以前に広域の質問は何度かさせていただきました。当然難しさもあるのでしょうけれども、今同僚議員、バスの話もございました。こういった広域での取組というのがますます増えていくと思いますし、特に1市3町での取組というのがすごく重大になる時代が来るのかなと常に思っておりました。先ほど総合窓口のコミュニティ推進室、4月から2年目を迎えるわけですけれども、今後もまた随時いろいろ確認をさせていただきたいと思っております。 次に、みらい塾の質問に移りたいと思いますけれども、人材育成ということで、重点政策の市民とともに改革という部分と関連があるので、併せて質問をさせていただきたいと思います。先ほどの答弁では、6回の開催で、本日が最終日ということでしたけれども、この全6回の開催のまず内容等を伺えればと思います。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 開催状況でございますが、6回の開催のうち3回につきましては石井先生からの日本経済や北海道の交通問題に関する講義を行っていただきまして、残りの3回につきましては石井先生のご紹介による企業にご講演をいただき、その後に関連するテーマに基づきグループワークを行ったというところでございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) あと、次にお聞きしたいのは塾生の年齢についてなのですけれども、たしかこの募集要項には高校生以上ということでした。答弁の中には、定員たしか20名だったのですが、22名の申込みをいただいたということです。それで、市政執行方針にあるのはあらゆる立場の人、あと年代の方が参加をされていたということですけれども、この塾生の年齢構成についてお伺いをします。あと、そこには学生はいらっしゃいましたか。その辺もどうでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 年齢構成等についてでございますが、20代から70代まで、各年代から参加をいただきました。最年少は21歳の室工大生でございまして、最年長は75歳の女性ということでございます。平均年齢でいいますと44.9歳、男性13名、女性9名というところでございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 70歳の方もいらっしゃったということです。 それで、これは令和2年度が初めての試みで開始したものであります。これについては、すぐ成果が出るというものではありませんけれども、今日を含めて全6回開催したことによってどういった成果を感じられているか、その辺のお考えなどお伺いできればと思います。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 今議員おっしゃっていただきましたとおり、簡単にすぐに成果が出るというものではないと思いますけれども、定員を超える申込みがあったということ、コロナ禍にもかかわらず毎回7割以上の参加をいただいたということからも、参加者の意欲が感じられたというところでございます。6回のうち1回だけグループワークを行わないで質疑応答の時間を設けたということがございましたけれども、そのときにも数多くの質問があったということなどから、関心の高さというものを感じました。それに参加者の帰りの際の表情を見ていても満足している様子がうかがえたということで、評価ができるものと考えてございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 部長はそういう成果ということで認識をいたしました。 それで、令和3年度また当初予算にもございましたが、2期生といいますか、2回目の募集をされると思いますけれども、1期生ももう一度この2期生に参加をできるのかというところと、これまでもワークショップ等、ファシリテーターの育成講座など、参加者のスキルをアップするというのはとてもつながっていると思っております。ただ、一方で参加者が固定してしまうという、課題と言えるかどうか分かりませんが、そういったことも考えておりまして、これは非常に以前から難しい問題でもありましたけれども、次年度の内容も含めて、そういった募集に関しての考えなどあればお伺いをいたします。 ○議長(小久保重孝) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(大矢悟) 2期目以降の対象者ということでございますけれども、今回の1期生を含めるかどうかということですとか今後のテーマ、継続年数などにつきましては、本日最終回を迎えまして、アンケートを配付しようと考えてございます。そのアンケートの結果を見て検討していきたいと考えてございますけれども、石井先生からご紹介いただいた講師の皆様のお話というものがこの地方都市においてはなかなか聞けるものではないと、非常に有意義なものであったということからも市民にとってよい機会と考えてございます。このこともございますので、石井先生を含めて内部、担当でも検討した後、今後どのような形で進めていくか具体的な部分についてこれから詰めていきたいと考えてございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) では、これから詰めるということで理解をいたしました。これは、予算委員会でもまた触れさせていただきたいと思います。 先ほど答弁の中に大学生が1人ということで、高校生がいなかったということです。みらい塾は夜の開催ですから、高校生にとってはちょっと参加が難しいのかもしれません。そういった理由であれば、次年度に向けての話になりますが、例えばこちらから出向くとか、そういった工夫も一つではないかと思っておりますので、これから内容等を詰めるということでありますので、次年度に向けてより多くの皆さんが参加ができるような、せっかくの機会ですから、新たに考えていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次に、重点政策のほうに移らせていただきます。まず、産業基盤の強化についてでございますが、新規就農の関係です。新規就農の獲得に向けては、これまでも農業人フェアですとか専門学校の卒業生などに誘致活動を行ってきたと認識しております。答弁の中には10組15名が現在営農されているということですが、その中にこういった今までのフェアに参加をした、あとは専門学校に誘致活動を行ったというこれの実績というのは、今の10組15名の方のうちそういった活動が実績につながっているというのはどの程度あるのか。これまでの数字とそういった成果というのはどう感じられていますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 10組15名のうち、就農フェアの関係で参加されている方が5組8名いらっしゃいます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 5組ということは約半分がこういった取組で就農されたということですから、成果としては大きいという捉え方でよろしいですかね。 以前部長の答弁の中に過去の課題をいろいろ整理しながら、またこういったものも取り組んでいくとおっしゃっておりました。現在確認をすると、伊達市の農業担い手育成センターの研修プログラム、これが見直しのために農業研修が一旦停止をしている状況なのです。この辺のご説明いただきたいのと、過去の課題も整理してということでありましたから、今後新たな取組についてのお考えなどを伺えればと思います。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) たまたま去年といいますか、昨年の今時期からコロナということもありまして、ちょうどいいタイミングと言ったらおかしいのですけれども、見直しのタイミングとたまたま重なったということもあります。受入先、去年もお話をしましたけれども、要は親方の負担の問題ですとかそういうこともありまして、今後ちょっと見直しを図りますということで答弁しております。その中で、JAとか親方も含めていろいろ皆さんで話をして、まず先ほど市長が一部答弁いたしましたけれども、品目をきちっと絞ろうということでトマトに関して、それからあと露地野菜ではブロッコリー、この2品目にまず絞っていこうということで話合いがなされてございます。 それからあと、今まではある程度人というのは来る人を来たら何とか受け入れるという状況であったのですけれども、そこにつきましても親方といいますか、指導者につけるのは原則1年1組、最大でも2組程度ということで、親方に対する、指導者に対する負担をなるべく軽減していきましょうというようなことで一応方針は考えてございます。 ただし、そういいながらもこれから新規就農者をどんどんある程度は増やしていくということも必要なことでございますので、より多くの研修生を受入れ可能にする方策というのも農協と今実は検討している最中でございます。これから先は、特に働き方といいますか、農家に関しましてもいろんな働き方がある、選択肢が増えてくる時代だと感じております。ですから、農業経営者の方々も今までみたく家族でやるのが中心ではなくても、法人経営、もしくはサラリーマン農家といいますか、例えば雇われ農家みたいな形ももしかしたら出てくるかもしれません。ですから、今後はいろんなことを考えながら受入れ、それから働き方について協議して、どういう研修がいいのかというのをまた皆さんで検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。
    ◆8番(田中秀幸) 分かりました。親方というのは、指導員のことをおっしゃっているのですね。分かりました。 この10組15名の実績数というのは、すごく大きな成果だなと私も感じております。理由としては、当初11組16名の研修生を受け入れて10組15名ですから、途中で諦めた方がいらっしゃらなかったという部分、あとはプログラムというか、流れを見ますと面談があったりするわけです。こういったところでしっかりと見極めているということ、あと先ほど親方というか、指導者、指導してくれた方の指導力もあるでしょうし、関係機関との連携などもあると思います。実績について、先ほども聞いたような話かもしれませんが、部長のお考えなど、この数字、10組15名という実数字も含めて、これまでの取組に対して部長のお考えなどを伺えればと思います。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 本当にこれだけうまくいったといいますか、受入れがしていただいたのは、JA伊達はじめそういう指導者の農家の方々のおかげだというふうに思っております。以前にも申し上げましたけれども、1度研修中に研修生と、それから指導農家の方々と一堂に会してちょっとお話といいますか、花見的なものをやったことがございました。その席でも研修生の方々、それから指導者の方々を含め、いろんな意見も聞くことができましたし、先ほど言いましたように本人、農家をやっている方もそうですし、指導者もそうですけれども、その奥様、家族のほうの負担が実はすごく大きいというのもそのときに分かったような次第でございます。ですから、本当にこれにつきましては、そういう関係機関の協力なしにはできなかったかなというふうなことで、非常に感謝しているというところでございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 分かりました。 次に、この関係でございますが、他産地との差別化というところで、これもこれまで例えば平成27年から5年間、伊達野菜のブランド化推進事業というのがございました。たしか高糖度トマトの産地化ですとか、あとはこれに向けたブランド化を目指したり、こういった事業だったと思います。札幌の大通ビッセや、あとは東京のプランタン銀座ですとか、こういったところでフェアを行ってきたと認識しております。これは既に終わっておりますけれども、あとは継続事業ですけれども、冬野菜の産地化事業、これも初めはホウレンソウだったと思うのですけれども、今では品種も増やしていると思うのですが、他にも様々な事業に取り組んでこられたと思います。様々な事業、これまでの事業の成果というものに対して部長はどのようにお考えなのか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(小久保重孝) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(石澤高幸) 今議員おっしゃったように産地化、それからブランド化、それから差別化なども含めて取組をいろいろやってきました。特にそういうフェアとか、あと札幌圏、首都圏への売出しの効果もあると思うのですけれども、品質を買っていただいて直接その農家と取引をしていただくような事例、それから札幌のマルヤマクラスのようにある程度一定の量を毎年きちっと取引してくれる事例だとか、特にやっぱり品質のよいものに関しては高く売れるのだという実績をつくれたのではないかなというふうに思っております。そういう点でいきますと、そういう意識が皆様の中に芽生えると全体の品質の底上げというものにもつながってまいりますし、ましてや先ほど言いましたように冬野菜のことに関しましていいますと、冬でも伊達に行くと取れたての野菜が食べれるよという実績もできました。おかげさまで冬野菜につきましては、伊達の道の駅に来るといいものが食べれるということも皆様の周知の事実となってございます。そういう成果を持てましたので、非常にこれらの取組につきましてはある程度うまくいったのではないかなというような考えでございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 分かりました。部長も今定例会が最後ということになりましたので、答弁の言い残しなどございませんか。大丈夫ですか。 今一定の成果が得られたということで確認をさせていただきました。次、市長に移りたいのですが、今後の話になります。先ほど述べたのが冬野菜産地化事業、初めはホウレンソウでした。当時は他の地域も取組が少なかったということによる希少価値というのもあったと思うのです。市場のニーズも高収益を得れるというような事業だったのでしょうけれども、高収益を得れるというものはだんだんと他の自治体も取り組んでまいります。価値も変化していく。また、ニーズも変化していく。先を見ていくというのが非常に難しい分野だなと感じております。先ほどから農業者の高齢化、あと担い手という問題もございます。市政執行方針に市長は新しい付加価値と、これを生み出していくということをおっしゃっていますが、あとは令和3年度から本格的に開始する農地集約、国営事業、これも投資とありますけれども、これも基盤強化につながると思います。どれ欠けてもできないということだと思うのです。これも今後の新たな付加価値を生み出す、これも含めて今後の市長のお考えなどを伺えればと思います。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 伊達市の特徴というのは、やっぱり気候がいいということは、これはデータからもはっきりしているわけであります。それと、地勢条件、土地のなり条件がこれもいいということもはっきりしている。しかし、それに甘んじてきたという歴史もあるということもこれははっきりしている。いかにしてそれをそしたら打破するのかということになりますと、例えばさっきトマトの話ししましたけれども、つい十何年ぐらい前に藤五郎というネーミングつけました。トマト農家も一生懸命頑張ろうとやってくれたのですが、残念ながらどんどん生産量は減ってきているのです。これを何とかカバーしなければいけない。それと、もう一つは、冬野菜、これは非常に圧倒的な人気があって、大手の流通からもぜひ力貸してくれと私自身にも言われていますけれども、これほど恵まれた条件があるというのは、私自身もそんなに実は気がついていなかったのですが、これをもっと形にしていこうと。 このときに既存の農家の皆さんは、もうなかなか担い手がいないわけでありますから、新規で農家を引っ張ってくるということがこれは最低条件となってきます。それから、大規模化していくということはいいことなのですけれども、必ずしもまちにとっていいことかと、これも疑問も残る。ということは、大規模化するということは農家戸数が減るということでありますから。もう一つは、土地の付加価値が下がるということにもつながるのです。つまり反収が低いものをたくさん作るということになります。ですから、私は、反収の高いものを作るということは土地の付加価値が上がるということにつながっていきます。先ほど申し上げた土地のなり条件、地勢条件、それから気候条件等を考えてくると、私はやっぱり反収の高いものを作っていくことが必要であると。これに対して仕掛けをきちっとして作っていくことが大事だと思いますので、今まであまり農協さんとはそういう意味で協力的ではなかったのですけれども、今回いろいろ農協と話しまして、ぜひ農協と一体となってこれはやっていくべきだとつくづく感じていますので、別にトマトだけ集中するわけではありませんけれども、取りあえず第1弾はトマトで頑張っていく、それと冬野菜、これはやっていきたい。 それと、もう一つ、私はこのコロナ禍で考えたことが人生100年時代、これはあちこちで言っていますけれども、年金がこれから減ってきます。それをどうやってカバーするのかというのは、農業をうまく活用できないかと。その中でストレスフリーで働ける職場としての農業を考えていきたい。これはすごく難しい課題なのですけれども、ぜひそういう取組をやりながら、老後は伊達で暮らして、ストレスフリーで所得も得れるというふうな地域づくりをやっぱりやるべきではないかというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 分かりました。 先ほどやり取りの中で、農業の法人化という話がございました。どこの地域でも法人化を増やしていこうという中で、さっき新規就農の質問をさせていただきましたが、先ほど世の中で言われる働き方改革、やっぱり農業分野にもあると思うのです。だから、法人化することによって新規就農を今までと違った受入れができるといった取組もできると思いますので、先ほどから農協との連携ということもございましたが、今後また具体的な話が決まりましたらお伺いをいたしたいと思います。 それでは次に、投資のほうに移りたいと思います。投資のほうは中心市街地の土地利用の質問ですが、建設部に関わる計画というのが過去も現在も幾つかございました、様々なもの。中心市街地を重点整備地域の範囲としているのは、私が議員になってから知っているのはバリアフリー計画、これについてお伺いしたいのですが、今の進捗状況などをお伺いできればと思います。 ○議長(小久保重孝) 建設部長。 ◎建設部長(大和田一樹) バリアフリー計画、平成30年度に策定をいたしまして、順次中心市街地の歩道、あるいは道路の整備というものをやってきてございます。近年でいいますと、駅前1号線、赤い橋から駅に向かっての道路の整備、それから道道滝之町伊達線の駅前からオオヤミートの間、こちらのほうの整備が現在終了をしているという状況です。それから、現在既に寿浅からパレスホテルというのでしょうか、サンガですか、サンガまでの間については事業が着工してございますし、この令和2年度からは南大通、館山橋のところ、こちらのほうの調査も始まっているということで、こちらのほうは工事に着工するという段階に至るまでには、やっぱり国の予算のつき具合等もありますので、若干時間かかるかと思いますが、着実に進行しているという状況でございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) この整備どちらかといえば道路整備の事業でありますけれども、今お伺いした理由としては、2年後に駅前地区に新病院が建設予定であります。この構想は、駅前から日赤の間が重点整備地区だったと思うのですけれども、病院の建設が終われば駅前地区の活性化にも当然つながるでしょうし、それによって人の動きというのが変化していくだろうと予想されます。人が動くということは、経済の波及効果といったことも期待できます。この計画の中身を見ると、検証結果に応じてこの構想を次の計画を検討していく、見直していく、いわゆるPDCA、こういった形で見直しもあるのですけれども、この計画を策定した頃と今言った駅前地区というのが変わっていくわけです。これは、この見直しも今後は可能なのでしょうか。その辺のお考えなどお伺いできればと思います。 ○議長(小久保重孝) 建設部長。 ◎建設部長(大和田一樹) このバリアフリー計画というのは、5年置きに見直すというような計画になってございます。平成30年度に策定いたしましたので、令和5年度に見直しをして、新たな計画をつくるということになりますが、この平成30年度の段階ではもちろん新たな病院進出計画というものは全く白紙でございましたので、その時点ではそのエリアは入ってございませんでしたが、この5年後といいましょうか、令和5年度に向けての見直しの際には新しい病院の進出というものを踏まえて、当然ながら人や車の動線が変わってくるだろうというふうに思いますし、現在そこの地点に中心市街地から行くということになると網代町の通りと西小の前の通り、この2つしか街路がございません。したがいまして、その間の中に新たな道路整備等の検討というものも必要かというふうに考えてございます。その辺については、今後検討課題になるというふうに考えてございます。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 分かりました。 今の質問は、今進行中の計画についてちょっと状況を確認させていただきました。重点整備地区のほぼ中央に以前から議論されている旧商工会議所があったり、あとは空き地、あとは空き店舗も最近は増えてきております。また、このコロナ禍でも今後空き店舗等が増える可能性もございますが、市政執行方針に有意義な土地の利用についてと書いてありますが、これ具体的にもう少しお考えがあるのか、その辺をお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) ポイントは、地域住民の協力とご理解がいただけるということが大前提でありますけれども、できれば今ご指摘のあった地域を含めて、空洞化についてきちっと向き合うべきではないかということを含めて、今年の4月の人事ではしませんけれども、その後の人事の中で空き家と今の市街地の再編の専門部署を私は設置すべきではないかと。令和3年度中にその前提条件を整理していきたいなと考えて、本格的に市街地再編を取り組むということが今最も重要な課題ではないかと、こう考えております。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) まず、実際に立ち上げてからそこで具体的にもんでいくということです。以前も財政の関係で市長がいろいろ、今後の見通しというのももう出ておりますので、どのタイミングが必要かというのはやっぱりその辺も見極められるのかなと思っております。これも具体的な話がまた出ましたら議論をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、教育行政執行方針の質問に移りたいと思いますが、順番をまず変えさせていただきます。異校種間の連携、接続についてということの質問ですが、乗り入れ授業というのがございました。とてもこれは専門的な内容に思えますので、この辺の説明をもう少し具体的にご説明いただけますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 教育長。 ◎教育長(影山吉則) 乗り入れ授業と一般的に言われている言葉でありますけれども、いわゆる異校種間で例えば小学校の先生が中学校、逆が多いのですけれども、中学校の先生が教科専門性を持っておりますので、小学校に行くですとか、そういった場合国としては乗り入れ指導という言い方を公式にはしておりますが、指導ではとても分かりづらいものですから、それで私ども今回答弁で乗り入れ授業という言葉を使わせていただいておりますし、むしろそれが一般的になっております。主に小中学校の連携が世の中的には多いです。 そして、あとは中高というのもあるのですが、公式的には中高の場合ですと、この地域ですと登別市に登別明日中等教育学校という道立の一体型の中高一貫校がございます。その後、札幌市に札幌の市立として開成中等教育学校というのができて、今2校一体型であって、それ以外に全道各経済圏にいわゆる連携型と言われるようなのがあります。一番新しいところでは奥尻町、島、奥尻は高校を町立化したのですけれども、道立から町立へ移管したのですが、そこの奥尻中学校と奥尻高校と別々の学校なのですが、そこを教育課程上うまく接続をさせながら、教育課程の基準の特例という措置があるのですが、そういったものを使っていくと。そうなってしまうと、とても話が大きくなって、公式ではあるのですが、とても面倒なのです、言葉は乱暴な言い方ですけれども。そうなると、なかなかいろんな地域で取り組みにくいということがあるものですから、ここ数年中学校、市内の私どもの伊達市内の中学校から伊達高校と伊達緑丘高校へ要請をして、そして高校の先生が授業をしに来るというような取組をやっております。ですから、教育課程上はちょっとワンショット的な、投げ込み教材的な要素はありますが、そういった取組をしておりますので、その成果を踏まえて今後、まだあと伊達緑丘高校は2年間存続をいたしますけれども、伊達開来高校と、それから緑丘高校も存続しているうちは同様な形で市内の中学校と連携を図っていただいて、教科指導、中学生側にしてみると高等学校の専門的な授業を早く体験できて、高校というものをよく理解できると。そういうことによって進学の際のミスマッチを防ぐという要素もあります。さらに、高校側の教員にしてみると、入学してくる生徒たちにギャップ感を与えないために中学生の授業内容、あるいは中学生をよく知るということがございますので、相互にとてもよいことなので、それをさらに発展させていくように支援をしていきたいなというふうに考えているところです。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 2年後には開来高校が市内唯一の高校となるわけです。開来高校の生徒確保という部分の取組とはちょっと結びつかないかもしれませんが、この辺にも期待ができるのかなと思ってちょっと聞いておりました。 あと、もう一点は、高等教育、当然管轄が違いますが、昨年の3回定例会で問題解決をしようということで学生議会というような提案をさせていただきました。執行方針にもありますけれども、人材育成という部分では大いに高校も関わっていただきたいと思っています。さっきみらい塾の質問をさせていただきました。こういった取組も市長部局でも行っておりますので、今後、管轄は違いますが、言える範囲で結構ですから、市との関わりということでお考えなどを言える範囲で結構でございますからお伺いをいたします。 ○議長(小久保重孝) 教育長。 ◎教育長(影山吉則) 開来高校が既に開設の準備に当たってのいろんな説明会で出しておりますけれども、開来高校としてはコンソーシアムをつくっていきたいと。つまり開来高校に対して地域の自治体もそうですし、地域社会もそうです。あとは企業、それから役所、議会、そういったものの方をいろいろ高校に入っていただいて、高校教育の活性化を図っていきたいというところを重点化しております。その中で、今議員おっしゃったように、この地域の課題解決に向けてどんな考えが高校生としてまとめられていくかと。そういったところを大人の方と共同してつくり上げて、もしかするといい意味で高校生から何かいい提案があるかもしれません。そういったことに結びついていくということを今開来高校では着々と準備をしておりますので、今後また私どもも支援してまいりたいと思いますので、多くの方々の理解とご協力を賜りたいなというふうに考えているところです。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 準備中ということです。提案した私も具体化に向けて今後また動かせていただきますが、そのときはよろしくお願いいたします。 次に、GIGAスクールのほうに移りたいと思います。これは、本来であればたしか数年かけて、令和5年度に全部端末が普及されるという計画だったのですが、このコロナ禍で加速化が進んだということです。GIGA構想のほうです。この構想の推進の鍵を握るのがやっぱり教員の力量だと思っております。この答弁の中にはICT支援員の配置とございます。これ令和3年度の予算にもありますが、この支援員の中身についてもう一度ご説明いただけますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 教育部参与。 ◎教育部参与(櫻井貴志) ICT支援員の配置についてでございますが、この支援員の方には当然タブレット等の先生方の校務での活用の仕方、また授業で実際使うアプリの使用方法、そういったものを中心に研修等をしていただく予定なのですけれども、皆様もご経験があると思うのですけれども、例えば新しくスマホを初めて持ったときにはなかなか使いこなせなかったと。ところが、しばらくすると皆さん使えるようになってきたと思うのです。それがGIGA構想でも同じことが言えて、多分その段階で説明を受けたとしても使いこなすというところまではやっぱりなかなかいかないのではないかなと改めて我々教育委員会のほうでは考えております。ですから、そういう研修も大事にしつつ、まずは自由に先生方、それから児童生徒の皆様にどんどん使っていただくと。その中で考えられるのは、多分教員のスキルよりも児童生徒のスキルのほうがあっという間に高くなっていくことが予想されるのです。我々は、それはそれでいいのではないかと思っているのですけれども、ただそういうときに先生方が日常的に困ったこと、それをそういった支援員の皆様にフォローしていただくと。ですから、ふだんの決められた研修プラス日常的な研修、それらを補っていただくのを支援員の方々には我々は期待しているところであります。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) 細かい中身については、また予算委員会で触れさせていただきますが、今参与がご答弁いただいた中に子供のほうがスキルが早いと、ここが私ちょっと引っかかっていた部分が次の質問だったのです。将来的にデジタル教材が当然増えてくると思われます。また、今回全児童や生徒が端末に多く触れるということです。以前にも質問させていただいたのですが、教育行政執行方針にもあるのですけれども、情報発信による他者、社会に及ぼす影響や情報のモラル、あとは一番気になるのが確かな情報を見抜く力というのですか、このたびこのコロナ禍においても大人も情報にたしか振り回された社会でございました。こういった現場においても、この構想と同時にこういったことの指導もぜひ充実を図っていただきたいと強く願っておりますが、この辺のお考えなどを伺えればと思います。 ○議長(小久保重孝) 教育部参与。 ◎教育部参与(櫻井貴志) 今ご指摘いただきましたモラルの話でありますとか情報の取捨選択については、これまでもたくさんの問題等が本市でも出てきております。一方ではモグラたたき的に出てきた問題をやっぱり潰していかなければいけないと。それと並行して使い方であったり、自分にとって本当に必要な情報なのか、その情報をどのように活用していくのかといったことと、あと個人情報をむやみやたらに上げていくことの恐ろしさ、そういった部分も並行して指導していかなければいけないというふうにこれまでも考えております。ですから、1人1台端末でそういう端末に触れる機会が増えていくということは、そういった危険等も広がっていくということでありますので、改めて学校現場と協力しながら、そういった指導についても充実させていきたいと考えているところであります。 ○議長(小久保重孝) 8番、田中議員。 ◆8番(田中秀幸) ぜひ現場と連携を図っていただきたいと思います。 このコロナ感染症の影響というのが学校現場でも、あと児童生徒にとっても様々なことが奪われた令和2年だったと思います。ただ、学ぶこともあったと思うのです。ある中学3年生の女子生徒の一文を紹介します。コロナは私からいろいろなことは奪ったけれども、教えてくれたこともありました。コロナのこの3つの字を足すと君という漢字になります。相手、君のことを思いやってマスクをつけ、外出を控え、手洗いやうがいをすることを教えてくれました。私たち人間を試しているようですという文がありまして、これをちょっと触れることがありました。これが令和3年度も長期化される予想されます。こういったことを通じて学びに変えるというところでも勉強、学習とともにこういったこともぜひ現場ではご指導いただきたい。こういったことを強くお願いを申し上げまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(小久保重孝) 暫時休憩いたします。          休 憩 (午後 3時01分)                                                    開 議 (午後 3時12分) ○議長(小久保重孝) ただいまより会議を再開いたします。 次に、12番、渡辺議員の質問を許可いたします。 12番、渡辺議員。          〔12番 渡辺雅子登壇〕 ◆12番(渡辺雅子) 私は、第1回伊達市議会定例会において、さきの通告に従い、一般質問をさせていただきます。午前中からの長い時間でございます。もう少ししばらくお時間をいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。大きく2点に分けさせていただきます。 1点目、新型コロナウイルスワクチン接種について。ファイザー社から新型コロナウイルスワクチン第1弾が到着し、正式に承認されたワクチン接種について国立病院機構等の医療従事者の先行接種が開始されました。各自治体に届くのも間近であると考えます。ワクチン接種の今後の本市の体制について伺います。 1点目、市民への周知について。新型コロナウイルスワクチン接種対策室が設置されましたが、ワクチンの到着が未定なので、ワクチン接種に対するスケジュールを組むことはできないと思いますが、市民への周知はどのような方法でいつ頃から開始するのかお伺いします。 2点目、医療従事者への周知について。ワクチン接種する医療機関は、市内3か所程度と新聞報道にありましたが、最初に医療従事者が対象になると思います。その方々へはどのように周知するのか伺います。 3点目、接種会場への送迎について。高齢者、65歳以上の対象者は約1万1,200人、集団接種が中心と新聞報道にありました。高齢者の送迎などは考えているのか伺います。 4点目、問診に要する時間短縮について。問診に時間がかかると報道されております。本市ではその点についてどのような解消法を考えているのか伺います。 5点目、コールセンターの設置についてです。設置予定であれば期間や場所、またその相談内容についての周知はどのようにされるのか伺います。 6点目、ワクチン接種後の相談窓口設置について。ワクチン接種後の副反応や異変を生じた際の相談窓口はどこに設置されるのか。また、24時間体制で行われるのかを伺います。 大きな2点目、子育て援助活動支援事業についてです。子ども・子育て支援制度が平成24年にでき、その後平成27年には地域子ども・子育て支援事業として13項目の中で実施されてきています。その中に支援事業である子育て援助活動支援事業、ファミリーサポートセンター事業があります。本市においてこの事業は、市内のニーズを注視して、必要が生じたときには検討するとあり、現在行っておりません。この点について伺います。 1点目、相談件数について。本市には子育て支援センターが3か所設置されており、子育て援助活動支援事業は設置されておりません。ニーズを注視していく中で相談件数の増加はないか伺います。 2点目、子育て援助活動支援事業設置について。今後設置を検討するなどのお考えはあるのかお伺いいたします。 以上、大きく2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(小久保重孝) 市長。          〔市長 菊谷秀吉登壇〕 ◎市長(菊谷秀吉) 渡辺議員の新型コロナウイルスワクチン接種についてのうち、市民への周知についてのご質問からお答えをいたします。 現在国から示されている情報や市の準備状況についてホームページで周知しております。今後は、配付されるワクチンの量や接種スケジュールが確定し、本市の接種計画が定まった後、広報紙やホームページ、新聞折り込みチラシ、自治会回覧等、様々な方法で周知する予定であります。 次に、医療従事者への周知についてでありますが、医療従事者への接種は北海道が接種体制の構築と調整を行うことになっており、勤務先を通じて周知がなされると伺っております。 次に、接種会場への送迎についてでありますが、各地区のコミュニティセンターや会館などから接種会場までのバス運行を検討しております。 次に、問診に関する時間短縮についてでありますが、あらかじめかかりつけ医に相談することや予診票を事前に送ることで時間短縮を図りたいと考えております。 次に、コールセンターの設置についてでありますが、接種対象者への接種券送付に併せて市にコールセンターを設置する予定であります。相談内容については、国や北海道が設置を予定しているコールセンターに関することを含め、広報紙やホームページ、新聞折り込みチラシ、自治会回覧等様々な方法で周知する予定であります。 次に、ワクチン接種後の相談窓口の設置についてでありますが、医学的知見が必要となる専門的な相談は、北海道が設置を予定しているコールセンターが対応する予定でありますが、具体的な体制については明らかになっておりません。 次に、子育て援助活動支援事業についてのうち、相談件数についてでありますが、これまで子育て支援センターが受けた育児相談のうち、子育て援助活動支援事業に関する相談はありません。 次に、子育て援助活動支援事業の設置についてでありますが、現時点において設置の検討はしておりませんが、引き続き求められるニーズを正しく把握していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) では、再質問させていただきます。 コロナウイルスに関することで市民への周知についてですが、現在各自治会で説明会が開かれておりますが、密集を避けて一部の参加者で行われております。今の時点で何か所で説明が行われているのか。また、いつまで説明会が行われるのか、終了はいつ頃なのかお聞かせください。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 現在自治会役員の皆様にお話しさせていただいているのは、説明会という位置づけではなく、今現段階で考えている市の方向性をお話しして、それに対して地域としてどういう要望があるか、疑問点などをお聞きしているという段階で、まだ詳細なことは詰めておりませんので、説明会という位置づけにはなっておりません。実際のところ今黄金、稀府、あと東、有珠です、の地区には実施しているところです。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 随時まだ残り各地区あると思いますが、その終了というのはどのぐらいを予定にしておるのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 今月の中旬くらいを予定しております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 説明会というような捉え方でいたので、説明会という形で言わせていただきますが、私も参加させていただきました。自治会長、また民生委員、それから老人会の会長など、本当に代表の方々だけの説明でしたので、自治会長の中に、そういう問題提起をなさる方の中に今日のお話を聞いて、自治会長として皆さんに周知をしなくてはいけないのだろうかという質問がされたときに、その答えとして改めて市の広報等で周知すると話されておりました。この広報等々いつ頃になるか、現時点でお答えできる範囲でお知らせいただければと思います。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) まず、ワクチンの供給量が全く分からないということがありますので、接種計画が立てれない状況になっております。情報を小出しにするのは非常に混乱を招くというふうに思っておりますので、その点はある程度固まってからではないと周知はするべきではないのではないかなというふうにも考えておりますので、そこはやはり国の動きなども注視しながら、ある程度これでいけるというものが定まった後に考えたいというふうに思っております。ですので、今のところ時期については確定していないということになります。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。 それで、頂いた資料なのですが、65歳以上の高齢者に向けての説明だったかなと思います。接種券が郵送されることや接種に対するQ&Aや、また副反応についても安心して多くの方が受けられるよというような配慮が記載されているような資料を頂戴いたしました。すごく見やすくて、分かりやすいなというふうに思いましたし、字も大きくて、このような形でなっておりました。すごく中も大きな字で、私でも眼鏡をつけなくても見えるというような大きさで書かれていました。それで、これすごくいいなと思ったのですが、まだ発信までには至らない。中には予定というか、案的なものも入っているのは見て分かりましたけれども、今必要なのは、これだけ報道されていると国の情報はもちろん知らなければいけないかなと思うのですが、市民の方々の中で今本市としてはどういう体制で、どのような動きをなしているのかというちょっと細かい、本当にこの資料程度でいいのではないか、まだ変わるかもしれないけれども、今の時点でこのように考えていますよという点でもいいのではないかというような発信が必須ではないか、情報を発信するのは必須ではないかと考えるのですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 確かに出せる情報は幾つかございます。ただ、まだ接種体制について医師会との調整も済んでいません。進行中なのです。そのことも含めますと、今後変わり得る要素が本当にたくさんあるものですから、ある程度のやはり本筋が固まってからでなければ、ちょっとこちらとしては皆様にお知らせするのはいかがかなというふうに考えていたところです。もしお尋ねになりたいことがあればお電話等で聞いていただいても構わないのですけれども、もう少しお時間をいただければなというふうに思っております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。いち早く、皆さんの周りからいろいろと聞くのではなくて、市のほうのいろんな情報の周知ができる形があれば一番いいのではないかなと思っております。 接種券についてですが、これは郵送で送られてきて、返信するのを忘れていたり、またそのため受けようと思っていたのだけれども、受けないのだ、みんなが必ずというあれではないので、受けないのだと判断されてしまうような心配はないのかなとかいろいろ心配は出てくるのですが、このときの対応については何か考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) まず、接種券が送られたときに接種の予約をしていただく予約の方法なども同封しようというふうには考えております。その中で接種するかどうしようか迷っていらっしゃる方には、かかりつけ医の先生であったり、事前のコールセンターへの相談などで接種するか、しないかは判断していただきたいなというふうには思っておりますので、今のところそういう方法になろうかなというふうに思っております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 次ですが、問診に時間がかかるということで報道をやっぱりされておりました。1人にかなりの時間、65歳ぐらいまではまだ、だんだん年配、高齢の方になると話が通じないような感じもあるのではないかなということがありましたので、この辺のことを聞きたかったなと思うのですが、今回は接種券を送られるときに一緒に問診票も同封されるということを答弁いただきました。この点で、当日なのですが、接種を受けるときの問診というのは全くなくなるという形になるのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 高齢者が対象ということですので、やはり事前にお送りしても判断に迷うところがあったり、あと記入漏れ等もあると思いますので、現段階ですけれども、当日はきちんと予診票を確認するブースというのはきちんと設けたいというふうには思っております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 問診票を持ってこられた方に関しては、熱を測る程度のことで終了ですか。すぐそれで先生、かかりつけのお医者さんもいない方もいらっしゃると思うのですが、そのあれを見て、先生が判断をするということでよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 通常の予防接種の流れと同様に検温し、予診票の中身をチェックし、そのとき従事していただいた医師に接種が可能かどうかというのを判断していただくということになります。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 医師会との今懇談が進んでいらっしゃるところなので、まだ確定ではないと思いますが、30人程度という話を、その会場内にいらっしゃる医療関係の方が30人ぐらいということを聞いておりますが、医師は何名ぐらいとか看護師が何名ぐらいとかというその配分というのは何かあるのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 30名といいますのは、医療関係者が30名ではなく、誘導等も含めて、事務の担当も含めての30人ちょっとは必要ではないかと現時点では考えております。医師につきましては、この地域のマンパワーのことも考えなければいけませんし、接種する期間が2か月と1週間とかということも言われておりますので、短期間でかなりの数をやらなければいけないということもあります。そこをうまく調整して考えていかなければいけないのですけれども、そこを今医師会の先生方とどの程度ご協力いただけるのかを調整しているという段階になります。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。 65歳以上の対象者の中で長期の入院とか、また施設に入られている方は除いた1万1,200人という人数が出ておりました。集団接種で取りあえず行っていく予定ということも午前中の話の中で聞きましたし、全体的な話の中でも、また新聞報道の中でもお聞きしました。この接種なのですが、どこで接種を受けるのかというのをお聞きしたいなと思ったのですが、これはカルチャーセンター一本で行われるということでよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 集団接種に関しましては、カルチャーセンター1か所を考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 集団接種に関してということは、個人個人に行かれるという方はまた違う、日赤等々医療機関を使うという判断でよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 個別接種につきましては、まだどこの施設でできるかということが決まっておりませんので、計画が立てられない段階になっております。ただ、昨日も医師会の理事会があったのですけれども、その中で先生方からいただいたご意見としては、やはり集団接種になじまない方もいるだろうと。施設に入っていたり、長期入院されている方以外に在宅で介護を受けている方もいらっしゃるわけで、そういう方たちは集団接種での対応は難しいだろうということもありましたので、特に基礎疾患ある方は医療機関で受けたいというふうに思われるでしょうし、そこはやはり考えていかなければいけないねということでは共通理解ができたというふうに私は受け止めました。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) なかなかちょっとまだまだ前に進んでいない状況なので、見えてくるところが少ないかなと思うので、またしっかりと情報収集していきたいなと思っておりますが、今在宅でいられる方とかのことも上がりました。また、集団で送迎で1回30人を予定というような、集団の人数は30人ぐらいというふうに予定というふうにお聞きしております。その集団で行われる中で、そういう方々に対しては医師がそちらの在宅とかに行って打たれるのか、もしくは何か送迎、やっぱり送迎なのですけれども、そういうところ、病院に行って打つのか、その辺の考えはいかがになっていますか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) まだそこの点については具体的には詰められておりません。 ただ、今のファイザー製のワクチンが1バイアルで5回から6回分ということになります。一度解凍して希釈すると、6時間以内に使わなければいけないというかなり難しいワクチンになりますので、在宅に行って接種するといったとしても、5人いれば1瓶で足りますけれども、それが1人だと4回分が無駄になってしまうということになりますので、貴重なワクチンを本当に捨てることなくきちんと使うための方法を一緒に考えていかなければいけないかなというふうには思っております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。 それと、送迎に関してなのですが、各自治会にも要望されながら、各自治会の会館とか、またコミセンとかに集合していただきながら送迎されるというふうにお聞きしておりますが、その辺もう少し具体的に分かれば教えていただけますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) そちらについても詳細まではまだ詰め切れていないところであります。地域地域によって状況が違います。例えば大型のバスで回れるところもあれば、回れないところもありますし、希望する方がかなり奥のほうに住んでいらっしゃれば乗用車で行かなければいけない場合もあると思いますので、そこは地域の方々にご意見いただきながら考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 午前中の答弁の中でバスと、それからまたタクシーも利用していきたいというお話もあったので、きっと回れないところ、細々としたところはタクシーが運行されるのかなというふうに想像していますが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 今のところそういう考えで検討していこうかなというふうに思っております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 集団接種はカルチャーセンターで行われるというふうに先ほどお聞きしました。成人式等々は延期で、たしかカルチャーセンターで行われるのかなと思うのですが、その期間はどうなるだろうという心配の声もちょっと聞かれましたので、その辺お聞かせいただけますでしょうか。
    ○議長(小久保重孝) 教育部長。 ◎教育部長(星洋昭) 午前中もお答えしましたとおり、9月いっぱいまではカルチャーセンターの大ホールを予防接種用というふうに考えております。8月14日に成人式をやるという予定で今のところ考えていたところでのこのワクチンということになっていますので、ワクチンの接種状況不透明なところあると思いますけれども、まだ8月14日には終わっていないということを前提に、例えば体育館でどうかとか、別な会館やホテルで開催できないかというのを並行して今検討しているところであります。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。予定の8月14日はまだめどが立っていないということで確認しました。 そして、各地区の地域割りでやっていく、集団接種をやっていくというお話を説明のときも聞いたのですが、午前中もありましたけれども、具体的に30名ずつ、例えば人数的に黄金地区を例えとして出すと568名いらっしゃいます。その中で個人個人で行かれる方も何人かいらっしゃると思いますけれども、集団のその中に入れずに、そのバスには乗らなくて、その日に合わせて個人的にご夫婦で行きたいとか、また自分の車で行きたいとかという方々はその集団の中に入ってはいけない、個人のほうに行くという形になるのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 交通手段は別として、1時間当たりとか20分、30分当たり何名というのが決まりましたら、その単位でまず予約を取る形になります。その予約を取った方たちのうち、バスとかそういう送迎を使う方を把握して車を走らせるというふうに今のところは考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) ということは、個人で行かれる方も予約の中にこの時間帯に来てくださいという何か印をつけるところがあって、自分はバスではなくて自家用という印もあってというようなお考えでよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) どういう形になるかはまだ決められていませんので、はっきり申し上げられないのですけれども、予約をしていただきましたらその方に何月何日の何時から何時ということはお知らせしようというふうに思っておりますので、それを見て来ていただくということになると思います。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 30人枠の中、30人バスに乗りました。そのほかの何人か、10名ぐらいが個人で行くというふうになったときには、その辺の時間の枠は決まるのかもしれないのですが、オーバーするとかそういったときの待合とか、そういうところとかは確保される予定もカルチャーの中で用意しているのでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 密を避けるために、待合といいますか、接種に移動する前の場所もきちんと設けてあります。移動手段と接種の予約の受付というのはまた別に考えていただければというふうに思っております。決まった時間帯の定員というのがありますので、その方たちが自家用で来るのか、バスで行くのかというのはそのとき分かりますので、予約の段階で分かりますので、バスを利用する方たちに対してこちらがバスを用意して、カルチャーセンターまで運行するというふうに考えていただければというふうに思います。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 理解しました。30名枠の中にその個人個人も入るという形でよろしいですね。失礼いたしました。 コロナワクチンが届いた時点でということなのでしょうが、先行で医療従事者が1,410名いらっしゃるということで聞いておりますが、この辺の周知は先ほど医療関係施設、医療のその関係の中で伝えていくというふうな周知がされるということでしたが、受けるのもこの方々はその医療の現場で受けられるという形でよろしいのか、その辺のことはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 医療従事者の接種に関しましては、北海道のほうが調整することになるのですけれども、ファイザー製のワクチンがまず伊達市の分についてはJCHO登別病院のほうに入ります、伊達市の担当の分が。そこから連携施設ということで手を挙げた医療機関がワクチンをJCHO登別から受け取って、そして接種をするという、自分の施設の職員に接種をするということになります。今のところ接種ができるのはその連携施設というふうに決まっておりますので、連携施設として手を挙げなかった医療機関の方々については、そこの連携接種施設の医療機関と調整をして、そこに出向くなりして接種をしていただくというふうになるというふうに聞いています。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。多くの方が手を挙げてくだれば一番いいかなと思うのですが、厳しい中で医療従事者の方も受けられるのだなと把握させていただきました。 この先行接種が終わってから高齢者、65歳以上ということになって、最終的に一般の方々、16歳から64歳までの方ということで最終的に接種ということになるのですが、異動の時期でもあるのです、高校を卒業して就職とか進学。そういったときに異動の最中に接種というのはどういう形、その異動したところの住民票が動いていればそこに行くかなと思うのですが、住民票はこっちに置いたまま本人は学校に行っているというような形の場合は、こちらに来てもらうしかないということでよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 基本的に接種は、住民登録があるまちで実施するということになっております。ただ、住所地外での接種も認められておりまして、例えば住民票を置いてあるのだけれども、病気治療のために遠隔地の医療機関に長期入院している方もいらっしゃいますし、学生さん、単身赴任の方とかもいらっしゃると思います。そこら辺をきちんと接種状況などをリアルタイムで把握するために、最近報道でありましたワクチン端末というふうな言葉で言われていましたけれども、端末で接種券を読み取って、リアルタイムで接種状況を把握して、例えば伊達市で1回目受けたのだけれども、残りのもう一回を受けるときは伊達市ではないという方もいらっしゃるので、そういう状況もきちんと把握して、確認が速やかにできて、転出した先でまた接種ができるという、そういう仕組みができているというふうに聞いておりますので、そこの混乱はあまりないのではないかなというふうに想定しております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。安心しました。ちょうど自分の孫がその中に入っているもので、確認させていただきました。 また、コールセンター等は、先ほどの答弁の中で接種券と同じ時期にコールセンターも設置されるということを伺いました。このコールセンターなのですが、時間とかまだまだ全然分かっていないのかもしれないのですが、接種が9月に終わる頃、先ほどのカルチャーセンターが9月いっぱいと思っているということですので、それまでぎりぎりまでずっとコールセンター置いて、その後はなくなるという形にするのか、何日間か継続されるのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) まず、全くその点については分かりません。ただ、このワクチン接種が国が示している中では、接種期間が2月17日から令和4年の2月28日までというふうに期間が示されておりますので、その接種している期間は設けるべきだというふうには考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) ありがとうございます。 先ほどコールセンターを設けるに当たって委託して考えるとおっしゃっていました。その委託先とかというのはもう決まっていますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) ツーウェイコンタクトというところでお願いしようかなというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 本市でこのウイルスワクチン接種対策室をいち早く設置されたなというふうに感じております。大変に早い段階で設置されて、すごくいいことだなと思っておりました。今後のスケジュール等また随時閲覧できるものなどがあれば一番いいのですが、広報で、またいろんな方法でと先ほどの答弁の中にありました。ネット回線、またホームページ等々でもお知らせしていただくのではないかと思っておりますが、先ほどもお話ししましたとても分かりやすいこういうものができたときに、発信できるところは発信していくと、できるものもあるという話もされました。そういった中で、いろいろ周りの方にお聞きしたときに、朝もちょっと出たかな、同僚のほかの方に言っていたのかなと思うのですが、伊達市くらしの情報アプリいうのがあって、これは今もそこに付け足せられるような枠がたくさんまだあるよという話もありました。そういうのを活用して、今の現段階はここまで、また日に日に変わると思います、変わった時点でここまでというような発信をすることはできないのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 情報が次々更新されますので、タイミングよく更新できるものについては積極的に活用していきたいというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) その更新、発信という形を取るのは、接種対策室からということでよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 接種対策室と、あとは広報広聴係、そちらと連携しながら対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。コロナワクチン接種を受けるに当たって、不安をあおるような報道も最近あります。本市においても安心して受けられるような、多くの方に受けていただけるようなシステムとか情報等々をしていただければなと思っております。 また、スムーズにワクチンが接種できて、たとえ副反応が出たという際でも万全な対応ができるというような、安心して皆さんがしっかり受けていける、また協力していただける、自治会等々もみんなで協力するよというお話もありましたので、みんなで分かち合いながらというか、協力し合いながらやっていきたいなと思っておりますが、私自身も協力してまいりたいと思いますので、どうかワクチン接種終了するまで無事に皆さん受けられるように、また副反応等々出ないようにしていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、子育て援助活動支援事業について、これファミリーサポートセンターとこの後言わせていただきます。援助活動支援事業というよりもファミリーサポートセンターと言ったほうが皆さんのお耳にはなじんでいるのではないかということで、このようにさせていただきます。 先ほども最初にお話ししたとおり、この内容は地域子ども・子育て支援事業13項目の中の一つとされております。この事業に関する本市の考えとして、市内のニーズに注視して、必要が生じたときには検討すると明記されておりました。相談件数はないということでしたが、近隣の相談件数の中でも実際に困っている方が3件ほど今耳にしています。また、実際に困っている以外に相談をされるという方を入れると、10件以上がこの点で困っているというお考えがあるということでお聞きしております。この点を踏まえて、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(板宮恵) 第2期の子ども・子育て支援事業計画策定のときにニーズ調査を行いまして、議員がおっしゃられたのはそのときの数字ではないかと思うのですけれども、確かに一時的な子供の預け先について充実を望む声は幾つかありました。ただ、実際に窓口なり、電話なりでそういう相談が届いていないというところもありましたので、正直ニーズがつかみ切れていないというところが現状としてあります。もしそのニーズがあれば、やはりしっかりと考えていかなければいけないというふうには思っております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 先ほどの人数は今現在の人数なのです。この3件に10件以上の方の相談というのは今現在のです。調査をしたときのではありません。 保育所というのは、仕事をしていないと親御さんが預けられないという決まりがあります。預けるだけのお金もない。また、髪の毛も切りに行けないというような状況の方もいます。少しの気分転換もできないというお声も聞いております。また、コロナウイルス感染対策の中で実家にも帰ることができないし、また親御さんに来てもらうこともできないというような方もいらっしゃいます。このコロナ禍で特に精神的に負担もかなりかかっているのかな、そういった意味で相談件数も我々の耳の中に入ってきているのかなと思いますが、今の時点でこの点を聞いてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 実は、今の話聞いていまして、私市長になった頃に一時預かりというニーズが結構あって、そういう話があったのですが、その後立ち消えになって、全然そういう要望もなくなってしまったので、今ご指摘した点は本当に痛切に感じていまして、やっぱり専業主婦でやっていると、なかなか子供と一日いっぱい一緒にいるというのもこれまた結構大変なので、ここら辺は関係事業者、それから内部でも協議しながら、いわゆる一時預かりについての検討をしていきたいなと、こう考えております。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 一時預かりというのはされているところもありますので、そういうものとまたちょっとファミリーサポートセンターというのは違うのかなというのはあります。小学校入学前の、小さい低学年の小学生をお持ちの方でも今は学童にも入れない。学童も人数制限ありますということで、学童にも行けないという方がいらっしゃいます。挙げればもっともっと挙がってくるのかなと思うのですが、相談窓口として子育て支援センターというのがあるのですが、そこだけでの対応で賄えるのかなと思うのですが、今現状ファミサポはありません。その中で相談したいと思っても、ないものに対して相談というのがちょっときついのかなと思うのですが、その点いかがでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) ちょっと認識の違いもあるかもしれませんけれども、いずれにせよ子育て支援体制については、既存のいろんな児童館を含めて、学童保育を含めていろいろあります。ですから、今のご指摘の点を踏まえて、適切にどうすればいいのかということを、無理して施設を造るのではなくて、今あるものをいかに活用できるかということを踏まえながら判断していきたいなと考えます。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 前向きに考えていただくということで了解いたしました。 その答弁いただいて、次のことが言えなくなってしまったのですが、平成24年に施行されて、子ども・子育て支援法というのに基づいて、また平成27年度から5年を1期とする伊達市子ども・子育て支援事業計画というのを作成しております。市民の意見を反映した計画とするため、基礎資料を得るために実施したニーズ調査というのが先ほど部長が答弁していただいたところかなと思うのですが、この点も見させていただきました。ここでは何かあったときに見ていただける方がいるか、いないかという調査の中で、知人、友人、親族というのが多く、85%ぐらいあるのですが、その中でいずれもいないという方が12%いたということがこの1期目の調査の中ではされておりました。これがもう2期目に入っている状況ですので、またこの辺の調査というのも必要なのか、またみんなが声を出せる、どこかに声を出せるような状況はつくれないのかなという思いもありまして質問させていただいております。 また、市民の方の中からファミリーサポートセンターという事業を今起こしたいというようなお考えの方もいます。そういった方々に援助を行いたい会員さん、また援助を受けたい会員さん、その割合がどんどん上がってこなければファミサポという広報的なことも何もできないよというお答えをちょっと情報でいただいたのですが、事業を起こす上で問題点になるのはどの辺なのかということも踏まえながらお聞きしたかったのですが、先ほど市長がいろんな意味で今ある拠点を何とかしながら考えていかなくてはならないというお答えがありましたので、今後その辺を見据えながら計画、ファミリーサポートセンター的なものが出来上がっていくということで捉えてよろしいでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) 結構ありがちなことは、要望はするのですけれども、いざとなったら誰も来ないというのが結構こういったものは多いのです。保育所の入所もそうですけれども、調査ではすごい数がいるのだけれども、いざとなったらがくんと減ると。ですから、結構そこら辺のところは、私既存の組織とあえて申し上げたのは、既存のそういう子ども・子育てのための組織がいろいろありますので、そこを使わないでいきなりファミサポをやってしまって、民間のほうから事業者入れてしまったりなんかしたって、そもそも市の責任も問われかねませんので、しっかりニーズと、それからそう言っている人方のニーズ、それから受入れということをきちっとマッチングさせないと、思いだけはあるのだけれども、いざとなったらまた全然違っているわと、こういうふうになってしまうことが往々にしてこういう類いのものは多いので、そこら辺は事前に十分調査をしながら、できるだけ既存の組織を活用してやっていきたいなと。そうしないと、経費の無駄にもまたなってしまうので、ぜひそういう点で理解していただければと思います。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 今後そういう思いで市長もお考えの中に入れていただいておりますが、今の段階でいろいろと訴えていきたいという場所は、どちらにそういう場所、窓口を設置していただいているのか、まだこれからつくられるのか分からないですが、どういうところに相談に乗ってもらえるのかお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(小久保重孝) 市長。 ◎市長(菊谷秀吉) そもそも今のご質問の種類、本質をきちっと整理してお答えをさせていただきたい。特にうちの場合は、学童保育については子育て支援課から教育委員会のほうに振っておりますので、そういった組織上の対応もありますので、例えば幼児の段階なのか、それから低学年の段階なのか、その年代によってもまた対応が違ってきますので、今言った点をここで答弁してしまうと答え決まったように捉えてしまうので、きちっと問題を整理してお答えをしていきたいと、こういうことでございます。 ○議長(小久保重孝) 12番、渡辺議員。 ◆12番(渡辺雅子) 分かりました。 本当にニーズは高まっているというのが現状です。たかが小さな団体の中にそれだけの人数の方が相談に来ているということも現実でありますし、そういう方々が本当に困っているという声をまた預かり的なこともされながら見ているという現状もありますので、しっかりとこの辺のこと進めていただけたらと思いますので、市長、よろしくお願いいたします。 以上です。 △延会について ○議長(小久保重孝) お諮りいたします。 一般質問がまだ残っておりますが、本日はこの程度として延会にしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保重孝) 異議ないものと認め、そのように決定いたしました。 △次会日程の報告 ○議長(小久保重孝) 以上で本日の日程は終わりました。 明日は午前10時から会議を開きます。 △延会の宣告 ○議長(小久保重孝) 本日はこれをもって延会いたします。 ご苦労さまでした。          延 会 (午後 3時57分)...