平成26年 12
月緊急議会 平成26年
根室市議会12
月緊急議会会議録 平成26年12月27日(土曜日)午前10時0分開会〇
議事日程 日程第1
議案第101号
日程第2
報告第22号〇
出席議員(17名) 12番 議 長 田 塚 不二男 君 4番 副 議 長 小 沼 ゆ み 君 1番 議 員 鈴 木 一 彦 君 2番 〃 橋 本 竜 一 君 3番 〃 神 忠 志 君 5番 〃 工 藤 勝 代 君 6番 〃 波 多 雄 志 君 7番 〃 千 葉 智 人 君 8番 〃 足 立 計 昌 君 9番 〃 北 川 實 君 10番 〃 本 田 俊 治 君 11番 〃
五十嵐 寛 君 13番 〃 佐 藤 敏 三 君 15番 〃 滑 川 義 幸 君 16番 〃 久保田 陽 君 17番 〃 遠 藤 輝 宣 君 18番 〃 壷 田 重 夫 君〇
欠席議員(1名) 14番 議 員 永 洞 均 君〇
出席を求めた者 市 長
長谷川 俊 輔 君 教 育 委 員
会委員長 松 下 洋一郎 君 代 表 監 査 委 員 中 本 明 君 農 業 委 員 会 会 長 佐 藤 幸 男 君
選挙管理委員会委員長 水 見 信 一 君〇委任を受けた
説明員 副 市 長 石 垣 雅 敏 君 総 合 政 策 部 長 岩 山 幸 三 君 総 務 部 長 佐 田 正 蔵 君 市 民 福 祉 部 長 高 橋 雅 典 君 水 産 経 済 部 長 野 田 敏 君 建 設 水 道 部 長 星 山 祐 二 君 会 計 管 理 者 布 川 克 巳 君 病 院 事 務 長 竹 本 勝 哉 君 消 防 長 宗 像 淳 君 総 務 課 長 藤 田 隆 人 君 財 政 課 長 大 島 裕 司 君
水産港湾課長(兼)
水産加工振興センター所長 園 田 達 弥 君 総 務 課 総 務 主 査 伊 東 英 輔 君 教 育 長 寺 脇 文 康 君 教 育 部 長 今 井 泰 和 君 教 育 総 務 課 長 高 橋 稔 君 監 査 委 員
事務局長 杉 本 茂 雄 君 農 業
委員会事務局長 泉 博 文 君
選挙管理委員会事務局長 三 浦 良 和 君〇
出席事務局職員 議 会 事 務 局 長 垣 通 鎮 夫 君 議 会 事 務 局 次 長 池 端 昭 一 君
議会事務局議会総務主査 小 野 み さ 君 議 会
事務局議会担当 愛 澤 英 王 君 議 会
事務局議会担当 田 邊 剛 士 君────────────────────────
○
議長(
田塚不二男君) おはようございます。 本日は休会の日でありますが、
議事の都合により、ただいまから
平成26年
根室市議会12
月緊急議会を開会いたします。 今
緊急議会の
議会期間は、本日12月27日の1日間といたします。 これより本日の
会議を開きます。 はじめに、
会議録署名議員に、3番
神忠志君、11番
五十嵐寛君を指名いたします。 ここで
事務局長からの諸般の
報告をさせます。
◎
議会事務局長(
垣通鎮夫君) おはようございます。 御
報告申し上げます。 はじめに、
会議の
出席状況でありますが、ただいまの
出席は17名、
欠席は1名であります。
欠席のうちで
欠席する旨届け出のありました
議員は
永洞議員であります。 本日の
議事日程及び諸般の
報告は、お手元に御配付のとおりでありますので、朗読を省略いたします。 以上で
報告を終わります。
○
議長(
田塚不二男君)
議事に入る前に、
市長から
行政報告について発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
長谷川市長。
◎
市長(
長谷川俊輔君) おはようございます。
議長のお許しをいただきましたので、はじめに、このたびの爆弾低
気圧による
被害状況並びに
災害復旧に関する
要望活動について
行政報告をいたします。 まず、
被害状況につきましては、現在調査中でありまして、12月25日現在で取りまとめた途中経過での主な
被害状況報告となりますが、
水産被害につきましては、
漁船転覆3隻、
船体損傷160隻のほか、
漁協施設においては市場、
製氷工場など18カ所、
昆布乾燥機、
資材倉庫、漁具などにおいては176件の
被害が各漁協を通じて
報告を受けたところであります。 また、
農業被害につきましては、牛舎の全壊や損壊、
D型ハウス損壊など、56カ所の
被害が農協を通じて
報告を受けたところであります。 住家、物置、
店舗等、建物の
被害につきましては、
高潮による
床上浸水が107件、暴風による建物の
トタン剥離や
壁剥離などが160件などとなっております。 また、
海岸施設につきましては、斜路19件、通路2件、
護岸等7件となっております。 ライフラインにつきましては、国道44号、酪陽から穂香間、道道35
号根室半島線の本町1丁目から弥生町1丁目間が一時通行どめとなり、また17日から18日にかけて、歯舞1丁目から4丁目、友知、豊里、光洋町1丁目、3丁目、4丁目など、2,363戸が停電となったところであり、
被害総額につきましては、現在取りまとめ中でありますが、まだ完全に積み上がっておりませんので、これまでの
被害額の積み上げから推計いたしますと、最終的には20億円を超えるものと思われます。 次に、
災害復旧に関する
要望活動についてであります。 去る12月22日、
関係国会議員及び各
省庁に対し、このたびの爆弾低
気圧による
被災状況の
説明と
要望活動を行ったところであります。
関係国会議員につきましては、
道内選出国会議員をはじめ、衆参の
災害対策特別委員会の
委員長並びに理事を中心に、合計37名の
議員を訪問したところであり、
要望内容につきましては、
1つとして
公共施設復旧経費の
全額国庫補填、2つとして
避難所開設など
被災者救済経費の
全額国庫補填、
3つ目として
港湾区域における
防災機能の
整備拡充、
4つ目として
被災事業者への
運転資金及び
設備復旧資金の
緊急援助、
5つ目として
被災者への
生活救援資金の
緊急援助の5点について
要望してきたところであります。 また、
関係省庁に対する
要望につきましては、農林水産省において、
中川農林水産大臣政務官に直接お会いし、
当市の
被害状況を
説明したほか、水産庁の
水産施設災害対策室長並びに
加工流通課の
担当課長補佐に対し、
当市の
水産業者並びに
水産加工業者への
支援について要請したところであります。
国土交通省においては、
港湾局長、
港湾局海岸・
防災課長、
港湾局技術企画課技術監理室長と面談し、今回の
高潮災害の詳細な
原因究明や
被災した
港湾施設の迅速な
復旧、
再発防止に向けた
港湾施設の
あり方等について要請と
意見交換をしたところであります。 中小
企業庁においては、
企画課経営安定対策室の
担当課長補佐と面談し、
被災した
市内中小企業への
経営支援や
設備投資に対する
補助について
意見交換をしてまいりました。
総務省においては、
自治財政局長、
大臣官房審議官、
財政課長と面談し、
特別交付税の
重点配分について要請するとともに、内閣府においては、
防災担当参事官と面談し、
意見交換をしてきたところであります。 いずれの
省庁においても、今回の
高潮災害につきましては、連日、
全国ニュースで報道されていたことから
認知度も非常に高く、
復旧・
復興に対し、全面的に協力していく旨の発言をいただいたところであります。 また、24日には北海道庁に出向き、山谷副知事及び
危機対策課長と面談し、
災害救助法の適用並びに
被災者支援に対する道の応分の
支援について、要請をしてきたところであります。 私といたしましては、今後
被災状況の全容や、
被災額等が固まり次第、再度、国、道に対し
支援を要請していくとともに、
当市の
復興に
全力を挙げて取り組んでまいります。 以上であります。
○
議長(
田塚不二男君) 今回の
高潮による
被害につきましては、ただいま
行政報告があったとおりでございますけれ
ども、
市議会といたしましても、
被災された皆様に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 ただいまから
議事に入ります。 それでは、
日程第1、
議案第101号を議題といたします。 本案について
提出者の
説明を求めます。
財政課長。
◎
財政課長(
大島裕司君)
議案の1
ページをお開き願います。
議案第101
号平成26年度
根室市
一般会計補正予算(第6号)について
説明いたします。 今回の
補正は、今月16日から18日の低
気圧による
被災者支援及び
災害復旧のうち、特に緊急に
年内での
措置や着手を要する
経費の追加に伴い、第1条、
歳入歳出予算の
補正に
記載のとおり、
歳入歳出予算の
総額に
歳入歳出それぞれ2,148万円を追加し、
歳入歳出予算の
総額を
歳入歳出それぞれ169億6,435万1,000円とするものであります。これらに対する財源といたしましては、次
ページに
記載のとおり、繰越金で
措置するものであります。 次に、
補正内容につきまして、別冊の
事項別明細書により
説明をさせていただきます。
事項別明細書の3
ページをお開き願います。 3
款民生費、1項1目
社会福祉総務費300万円につきましては、
条例に基づき、
被害を受けた方々に対する
災害見舞金であります。なお、各
被災世帯に対しましては、
被害状況と
世帯人員の区分により1万円から5万円を支給するものであり、82件分を計上する
内容であります。 次
ページへ参ります。 7
款商工費、1項2目
商工業振興費は1,239万2,000円でありますが、19節
負担金補助及び
交付金の
中小企業振興施設補助金439万2,000円につきましては、
被害を受けた
商店街の
街路灯の
復旧に339万2,000円と
商店街振興組合事務所の
備品整備に100万円の
補助金が内訳となってございます。また、20節
扶助費の800万円につきましては、
高潮により
被害を受けた
商工業者を
対象とした
早期の
事業再開にかかる
費用の
負担軽減などを目的に支給する
災害救済一時金であります。なお、各
被災事業者に対しましては10万円を支給するものであり、80件分を計上する
内容であります。 5
ページの8
款土木費、5項2目
住宅管理費180万円につきましては、
被災者の入居に備えた
市営住宅3戸程度の
修繕経費であります。 次
ページへ参ります。 14
款災害復旧費、1項2目
道路橋りょう災害復旧費228万8,000円につきましては、車両及び
歩行者の通行に支障となっている
説明欄に
記載の2路線にかかる
復旧工事費であります。 7
ページの2項1目
公立学校施設災害復旧費200万円につきましては、
被災をした小・中学校及び
教員住宅の
復旧経費であります。 以上の結果、
歳出合計欄に
記載のとおり今回の
補正額は2,148万円となるものであります。 以上で
説明を終わります。よろしく御審議願います。
○
議長(
田塚不二男君) 本案について質疑を行います。 御発言ありませんか。
鈴木議員。
◆(
鈴木一彦君) それでは、
説明書の4
ページでございますが、
商工業振興費の
扶助費、
商工業者高潮災害救済一時金800万円の
関係で若干お聞きをしておきます。 まず、ただいまの御
説明で、これが80件で、それぞれ一律10万円という御
説明をいただきました。その80件でありますが、現在
担当課で押さえられている
被災された
件数が80件という意味なのか、それとも現在
対象となる
件数があって、そのほかに今後見込まれる予備的なものを含めたものなのかということが
1つと、それからその10万円という
金額の根拠、
考え方についてまず教えていただければと思います。
○
議長(
田塚不二男君)
水産経済部長。
◎
水産経済部長(
野田敏君) まず、80件という
件数でございますけれ
ども、現在所管のほうで押さえている
件数については、53件ということで把握をしておりますが、この中には現在まだ連絡がとれない、もしくは
確認ができてないものも若干ございます。それから、我々が押さえ切れてないものもあるかということも含めまして、80件という
件数を想定しております。 それから、10万円の根拠ということでございますけれ
ども、
1つは、お手元の要綱にもございますとおり、私
どもとしては
被災資産の整理だとか
早期営業再開にかかる
費用のあくまでも
負担軽減ということで、
一般家庭に対します
見舞金の
条例等の
金額等も勘案をしながら、10万円という
金額を決定したものでございます。
○
議長(
田塚不二男君) 鈴木君。
◆(
鈴木一彦君) わかりました。 それでは、もう最後になるんですけれ
ども、今回の
補正は、前段
説明ありましたように、緊急的な
措置ということでとられたものでありますので、ぜひこのような形で
被災された方にも
支援等ができればというふうに思います。 ただ、
商工業者、特に
商店等にとりましては、こういう
見舞金等々も本当に大事なことですけれ
ども、何といっても市民の
皆さんが買い物をしたり、そのお店に行って飲食したりというのが一番の
復旧につながることになるのではないかなと私は思っております。それで、そういったことに対する
行政も
一定程度の役割を果たすべきではないかなというふうに私は
考えるんですけ
ども、その点について今
行政としてのお
考えがあればお聞きをして、終わりたいと思います。
○
議長(
田塚不二男君)
水産経済部長。
◎
水産経済部長(
野田敏君) 今回の
補正につきましては、今
議員おっしゃいましたとおり、緊急的に
年内にでき得る限りの
支援を行いたいということで組んだものでございまして、当然この後、例えば
災害復旧資金等の借り入れ等々を行った場合には、それらへの
金利負担の軽減だとか
信用保証の
関係だとか、さまざまな
支援策があるであろうと
考えておりますので、この辺は国、道にお願いするものは、それからまた市としてやれるものは、それから今
お話しになったとおり、それでなくても
大変市中の
経済が冷え込んで、
商店街では厳しい
状況に置かれている中でのこの
被災ということでありますので、できる限り
商店街が活気を取り戻せるようなこと、それから国等のこともいろいろ出てきておりますので、その辺もいろいろ総合的に勘案しながら、
支援を続けていきたいというふうに
考えております。
○
議長(
田塚不二男君) ほかに御発言ありませんか。
本田君。
◆(
本田俊治君) 今の
補正予算については、いろいろと
内容をお聞きしたんですが、それらも含めまして少しちょっと
確認させていただきたいんですが、
制度設計等については、いただいた資料の中で、今回要綱を設定されて取り組まれたということなので、ここに
記載のとおりですし、あとさまざまな
生活支援、
再建支援の
体系図もこうやってありますので、
内容についてはこれを読めば理解はできるかなと思いつつ、今回今この時点で緊急的な
対応をされたという
部分について
確認と今後の
対応について少しお聞きしたいなと思っています。 それで、今回の緊急的な
措置については、会派としてはもうぜひ早急にやっていただきたいと思っておりますので、この手続はまず賛成する立場で
お話ししますけ
ども、今回の
措置については
年内にまず執行できるかどうか、いつ支出されるのかという点で
確認しておきたいと思います。
○
議長(
田塚不二男君)
水産経済部長。
◎
水産経済部長(
野田敏君) この
高潮災害救済一時金の取り扱いにつきましては、本日議決をいただきましたら、この土日で、まずは私
どもが押さえている
被災事業所に訪れまして、制度の
概要説明と
申請方法についての
説明を行うつもり、また
報道機関等々もお願いをしながら、まずは周知の徹底に努めたいというふうに
考えております。 そして、
受け付け期間につきましては、一応12月29日月曜日から1月23日までの幅を持って設定をしております。
年内に支給されることが一番一助になると思いますので、月曜から
受け付けをしまして、29、30日で、要件を満たして
確認ができたものについては、すぐその場で
現金を交付したいと。また、
振り込みということであれば、それは
振り込みも
対応するということで、今
考えているところでございます。
年明け以降につきましては、
商工観光課の窓口でチェックをしながら、漏れがないように
対応していきたいというふうに
考えています。
○
議長(
田塚不二男君)
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(
高橋雅典君) 続きまして、
条例に基づく
個人見舞金の
支給方法についてでございますが、この
条例に基づく
給付準備につきましては、本日御承認をいただいた後に、29日に
資金前渡を受け、
対象全戸を訪問し、
現金給付を29日から31日のできるだけ
年内ということで、
給付体制につきましては、
現金を扱うものでありますので、
主査職をチーフとし、2人1組として3班
体制で地区を訪問したいというふうに
考えてございます。
○
議長(
田塚不二男君)
本田君。
◆(
本田俊治君) 早急な
対応をされるということで、ぜひ
大変皆さん厳しい
状況にあると思いますので、しっかりとした
取り組みをお願いしたいと思います。 それで、今回はそういう緊急的な
措置ということで、
企業に対して一律10万円の
お話と
一般家庭については
災害の
支援に対する市の
条例にのっとった形で進まれていると思うんですけ
ども、今回こういった急ぎでやられる分については、否定するものでもありませんし、ぜひやっていただきたいんですが、
当市の場合、3・11の大きな
災害があったときに、単独で
条例をすぐ立ち上げて、
根室市としては
被災地に対する
支援策を
条例化をして動いていましたよね。そこの中をちょっと見ながら、じゃあ今回みたいに我が
地域でこういう
災害が起きた場合についてどうなのかなという中でいろいろ見ていくと、今回の急ぎでやられる分からして、例えば
生活支援をどうしていくんだとか、あるいは移転するための
費用ですとか現地で
企業を再開していくための
経費についても
支援するとか、そういったところについても少し具体的な整理を始めないといけないのかなと思いつつ、そういったお
考えを聞こうと思っていましたら、きょうの資料の中にかなり体系的に今後の
取り組みというふうに出てきていましたので、ここは
要望という形にだけしたいと思うんですが、現地で起きた
災害に対するしっかりとした
ルールづくりを今回の
災害を教訓にぜひ取り組んでいただきたいなと。いろいろ体系立てたものを含めて、
被害に遭われた方たちに対する早急な
復旧策、あるいは
商店街ですからこういった時期も重なっていますので、とにかく一日も早い
復旧復興という形で取り組めるような
仕組みづくりを地元のためにも
制度設計をしていく
必要性があるんじゃないかなと思いましたので、ぜひ御検討していただきたいなと思います。 それで、まだまだいろいろ
職員の
皆さんも毎日のようにまちに出て
災害復旧に当たられていますし、大変な
状況の中ですから、現時点で議論が必要かというと、まだまだ時間がかかるような気がするんですが、今回の3日間の
災害の中で、私たちのところにも、何で土のうを積んでくれなかったのかとか、水が上がってきているのに、そっちに向かって除雪をしていたとか、あとは
高潮の警報の出ている
タイミングや避難の
タイミングがちょっと遅かったんじゃないかとか、いろんな
意見が出ていますので、そういった
部分に対しても、いろいろ情報把握していただいて、今回のものについて整理されて、次に備えるといいますか、そういう形をとっていただきたいなと。幾つか言いましたけど、
総務のほうで押さえているようなことがありましたらちょっとお聞きだけしておきたいなと思います。
○
議長(
田塚不二男君)
総務部長。
◎
総務部長(
佐田正蔵君) 今
議員お話ありました
被災地域の方々の御
意見、それと
市長を交えて
町内会、それから
商店街と、そこでもういろんな御
意見伺っております。そういう
部分を今後我々としては改善しながら、見直すものは見直すという形の中で、
災害に強い
まちづくりを目指していきたいなと、こう思っております。
○
議長(
田塚不二男君)
本田君。
◆(
本田俊治君) あと、今回
緊急措置ということで、
全額一般財源による
補填をしていますが、先ほど
市長の
行政報告の中にも、
被害の規模としては20億円を超えるんじゃないかという
お話もありましたので、国、道に対するさまざまな
補填ということも当然これから出てくると思うんですけれ
ども、そういった
部分に対しても、緊急的な
措置として、一日も早く
復旧復興ができるような
財源措置というか手だてをしていただいて、予算の
措置についてもぜひやっていただきたいなということをお願いしておきたいと思います。 あわせまして、今お聞きしたような
内容を含めて
防災計画そのものの見直しもこれで必要になってくると思いますし、現在策定中の
総合計画、あるいは
港湾計画、
都市計画マスタープラン、更には7期の
隣接地域の
振興計画等にも、こういった
部分を考慮した形で
優先度を変えるような作業も必要になってくると思いますので、まずは
復旧復興作業に取り組んでいただきながら、そういった点についてもしっかり目線を置いて、
早期に
方向性を示すような作業もぜひしていただきたいと。
商店街の
皆さんの中には、これだけ何度も
高潮のたびに、あるいは大雨のたびに冠水してしまうような
地域では、今後
事業を再開するのは難しいというような
意見の方もいらっしゃいます。
中心市街地ですから、そこに対するしっかりした
制度設計、そこをどうしていくんだというプランニングが大事だと思いますので、今回の
状況をしっかり整理していただいて、
早期にそういった
方向性、
考え方を示していただいて、今後のまちの開発につなげていただきたいなと。
意見として申し述べさせていただきますけど、何かお
考えがあれば聞いて終わりたいと思います。
○
議長(
田塚不二男君)
長谷川市長。
◎
市長(
長谷川俊輔君) ただいま
本田議員から
お話のあった件につきましては、御指摘のあった件はそのとおりでありまして、それを今市としても
全力を挙げて
対応をしているところであります。本格的な
復旧については、もちろん市で単独で
支援する
部分はありますが、大半は国、道の
支援でお願いするということでありまして、まずその前段になるのが北海道が決めます
災害救助法適用地にまず認定をしてもらわなければ国がなかなか動きづらいということで、先般24日の日も道にそれをお願いしてまいりました。先ほど言いましたとおり、20億円を超えるような
被害なんですが、
災害救助法の
適用基準というのは結構ハードルのほうが高いところでありまして、今うちの場合ちょっと、かなりそれに近づいていますが、まだクリアしてないと。それがクリアして結果が出ますと、道がすぐ認定しますんで、国も即動く
体制になっておりますので、
本田議員がおっしゃいました件につきましては、その方向で
全力を尽くして
対応したいと思っております。
○
議長(
田塚不二男君) ほかに御発言ありませんか。 神君。
◆(
神忠志君) ただいま議論のありました、特に
商工業振興費にかかわってであります。
緊急対策として急いで
年内に実施をするということでありますから、これはこれで積極的にやるべきだと思います。 それと、私
どもも
被災されたところを回って、大変感動的な話をお聞きしました。実は、これで商売をやめたいと思っていたけれ
ども、市の
職員の
皆さん、それから
社会福祉協議会をはじめとする
救援に駆けつけた
皆さんが非常に熱心に
救援をしてくれたことに感謝をして、
年明けにでも仕事を再開したいという、かなり高齢の方の
事業者の
お話を聞いて、そういうことが非常に重要だということを強く感じました。 そこで、今
市長から御答弁のあった
災害救助法というのがかなりハードル高い
状況で、このハードルを越えることによって、はじめて
商工業者に対する中小
企業庁等の諸制度に乗れるということだと思うんです。ですから、水産漁業
関係の
金額がはっきりしていませんから、
災害救助法の基準というか枠の中に乗れるかどうかという、
災害の
被害はできるだけ少ないほうがいいんですけ
ども、そこに乗ることによって、中小
企業等の非常に有利な諸制度があると思いますので、いろいろ数値を精査しながら、ぜひ
災害救助法の適用が受けれる条件を道とも相談して、早急にまとめていただきたいというのが1点であります。 それからもう一つは、何といっても漁業
関係、水産
関係の
被害もかなり大きいものありますが、同時にこの年末の大売り出しに稼がなければならない。商売で一番売り上げを上げなければならないときに、逆に借金をしなければならない
状況に追い込まれたというのが今回の
高潮被害であったかというふうに思います。それで、私も
商店街を歩いてみて感じたのは、何よりも我々自身が
商店街に行って、要らないものを買うということにはなりませんが、多少買い控えていたものを買って激励をするということが必要だと思うんです。 それで、今政府は早くから、衆議院選挙の前から緊急
経済対策を打ち出していました。その中のメニューの一つに、
地域振興券というメニューがあって、きょうの報道等でも明らかになったというふうに思います。本来
地域振興券的なことは一時しのぎの
経済対策だというふうには思いますが、一時しのぎが今必要だというふうに
考えています。ですから、政府がきょうあす中にでも、きょうは土日にかかりますから早々にその
地域振興券等の
地域経済対策のメニューを明らかにすると思いますので、それを見据えて早目に準備を検討していただきたいということだけを申し上げて終わりたいと思います。
○
議長(
田塚不二男君)
長谷川市長。
◎
市長(
長谷川俊輔君) 2点の御
意見も含めての
お話でありますが、まず1点目の
災害救助法、これはまさにそのとおりでありまして、
関係省庁も全部それぞれのセクトが決まって、水産業あるいは水産加工業は農林水産省でありますし、商工業対策は中小
企業庁。実際もう据えつけの銀行は動いていまして、全部現場に入って
内容説明しているということもありますが、今神
議員がおっしゃいましたように、
災害救助法に適用になれば、国も自動的に
全力を投球できると。それがなければ、また非常に面倒なことになります。 実は、知事が
根室に来られたときに、激甚
災害法を適用してほしいという話をしたんですが、今回の場合は
地域的に狭いということもありまして、知事も動いていただいて、北海道と青森とか島根まで日本海ルートでかなり
被害があるんで、連携して激甚
災害地に指定ということで動いていただいたそうでありますが、ほかの県が余り関心を示さないというのは悪いんですが、なかったために、ちょっと実現できなかったという話を道では
お話ししていましたが、しかしながら
災害救助法については、これが適用になるならないはすごい違いがあるし、道としても
資金を出しやすくなるんで、本当に親身になって、振興局と常に連絡をとりながらクリアするように指導もいただいておりますので、ぜひ知恵を使って、
災害救助法適用になるような方策については、市としても
全力を尽くしてまいりたいと
考えております。 それから、今
地域振興券の話がありました。 これは北方領土問題未解決で、
根室市の
商店街が特に
被害を受けていると。その救済
措置として何年か前からかなりお願いをしているんですが、なかなか1自治体での適用は難しいということで、実現しておりませんでした。実は、ことしの12月にもお願いに行ったんですが、窓口は
総務省なんですが、やっぱり1地区は難しいということで帰されましたが、本当にきょうの新聞に出ていたとおり、
地域活性化の
補正予算の中で
対応できるというのがありまして、私もすぐ動かなければならないと
考えておりまして、これも
商店街の
皆さんもかなり喜ぶメニューでありますので、早速商工
会議所と相談して、緊急な
対応を要請をしてまいりたいというふうに
考えております。
○
議長(
田塚不二男君) 御発言ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田塚不二男君) 別に御発言もなければ、本案については原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田塚不二男君) 御異議なしと認めます。 したがって、本案については原案のとおり可決されました。 次に、
日程第2、
報告第22号を議題といたします。 本案について
提出者の
説明を求めます。
水産経済部長。
◎
水産経済部長(
野田敏君) それでは、
議案4
ページ、
報告第22号専決処分の承認を求めることについて御
説明をいたします。 今回の専決処分につきましては、
平成26年度
根室市港湾整備
事業会計予算の
補正措置として
平成26年12月24日に行ったものでありまして、これにつきましては、12月17、18日に発生をいたしました低
気圧被害災害による水産上屋修繕費の増額によるものでございます。なお、この詳細につきましては、別冊の詳細
説明書に
記載のとおりでありますが、補修の
内容につきましては、上屋11カ所のシャッター修繕に要する
費用でございます。 次に、条文予算に参ります。
議案5
ページの専決処分書をお開き願います。 第1条は総則の定めであります。 第2条は収益的支出の
補正でありまして、第1款港湾
事業費用を538万3,000円増額し、
補正後の予定額を4億529万1,000円とするものであります。 以上で
説明を終わります。
○
議長(
田塚不二男君) 本案について質疑を行います。 御発言ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田塚不二男君) 別に御発言もなければ、本案については原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田塚不二男君) 御異議なしと認めます。 したがって、本案については原案のとおり承認されました。 以上で12
月緊急議会の
日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもちまして散会いたします。 御苦労さまでした。 午前10時36分 休会 上記
会議の記録に相違ないことを証し、ここに署名する。
平成26年12月27日 議 長 田 塚 不二男 署名
議員 神 忠 志 〃
五十嵐 寛...