令和 2年 第6回定例会(2月) 令和2年 第6回
苫小牧市議会定例会会議録 令和2年2月20日(木曜日)午前10時01分開議───────────────────────────────────────●議事日程(第1号) 日程第1
開会宣告 日程第2
会議録署名議員の指名 日程第3 会期の決定 日程第4 諸般の報告 日程第5 報告第1号
専決処分について 日程第6
市政方針及び
教育行政執行方針 議案第10号~第17号 (令和2年度予算) 議案第18号・第19号・第24号・第25号 (令和2年度
予算関連議案) 日程第7 議案第2号 令和元
年度苫小牧市
一般会計補正予算(第7回)について 日程第8 議案第3号 令和元
年度苫小牧市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)について 日程第9 議案第4号 令和元
年度苫小牧市
介護保険事業特別会計補正予算(第4回)について 日程第10 議案第5号 令和元
年度苫小牧市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)について 日程第11 議案第6号 令和元
年度苫小牧市
水道事業会計補正予算(第3回)について 日程第12 議案第7号 令和元
年度苫小牧市
下水道事業会計補正予算(第3回)について 日程第13 議案第8号 令和元
年度苫小牧市立病院事業会計補正予算(第1回)について 日程第14 議案第9号 令和元
年度苫小牧市
公設地方卸売市場事業会計補正予算(第2回)について ──────────────────────────●本日の会議に付議した事件 日程第1
開会宣告 日程第2
会議録署名議員の指名 日程第3 会期の決定 日程第4 諸般の報告 日程第5 報告第1号
専決処分について 日程第6
市政方針及び
教育行政執行方針 議案第10号~第17号 (令和2年度予算) 議案第18号・第19号・第24号・第25号 (令和2年度
予算関連議案) 日程第7 議案第2号 令和元
年度苫小牧市
一般会計補正予算(第7回)について 日程第8 議案第3号 令和元
年度苫小牧市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)について 日程第9 議案第4号 令和元
年度苫小牧市
介護保険事業特別会計補正予算(第4回)について 日程第10 議案第5号 令和元
年度苫小牧市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)について 日程第11 議案第6号 令和元
年度苫小牧市
水道事業会計補正予算(第3回)について 日程第12 議案第7号 令和元
年度苫小牧市
下水道事業会計補正予算(第3回)について 日程第13 議案第8号 令和元
年度苫小牧市立病院事業会計補正予算(第1回)について 日程第14 議案第9号 令和元
年度苫小牧市
公設地方卸売市場事業会計補正予算(第2回)について ──────────────────────────●
出席議員(28名) 議 長 6番 金 澤 俊 君 副 議 長 21番 藤 田 広 美 君 議 員 1番 喜 多 新 二 君 〃 2番 山 谷 芳 則 君 〃 3番 板 谷 良 久 君 〃 4番 触 沢 高 秀 君 〃 5番 竹 田 秀 泰 君 〃 7番 宇 多 春 美 君 〃 8番 神 山 哲太郎 君 〃 9番 大 西 厚 子 君 〃 10番 大 野 正 和 君 議 員 11番 牧 田 俊 之 君 〃 12番 首 藤 孝 治 君 〃 13番 橋 本 智 子 君 〃 14番 佐々木 修 司 君 〃 15番 小野寺 幸 恵 君 〃 16番 原 啓 司 君 〃 17番 木 村 司 君 〃 18番 矢 嶋 翼 君 〃 19番 桜 井 忠 君 〃 20番 谷 川 芳 一 君 〃 22番 池 田 謙 次 君 〃 23番 越 川 慶 一 君 〃 24番 松 井 雅 宏 君 〃 25番 岩 田 薫 君 〃 26番 松 尾 省 勝 君 〃 27番 小 山 征 三 君 〃 28番 冨 岡 隆 君 ──────────────────────────●
説明員出席者 市長 岩 倉 博 文 君 教育長 五十嵐 充 君
監査委員 玉 川 豊 一 君 副市長 佐 藤 裕 君 副市長 福 原 功 君 消防長 脇 坂 恭 敬 君
総合政策部長 木 村 淳 君
総務部長 山 本 俊 介 君
財政部長 斉 藤 和 典 君
市民生活部長 片 原 雄 司 君
環境衛生部長 椿 勇 喜 君
福祉部長 柳 沢 香代子 君
健康こども部長 桜 田 智恵美 君
産業経済部長 金 谷 幸 弘 君
都市建設部長 粟 野 茂 君
病院事務部長 佐々木 薫 君
上下水道部長 宮 田 哲 也 君
教育部長 瀬 能 仁 君
総合政策部参与 町 田 雅 人 君 ──────────────────────────●
事務局職員出席者 事務局長 園 田 透 君 主幹 宮 沢 照 代 君 副主幹 能 代 恵 子 君 主査 小 坂 喜 子 君 〃 高 尾 宣 慶 君 〃 吉 田 裕 一 君 書記 西 野 公 康 君─────────────────────────────────────── 開 会 午前10時01分 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) ただいまから、第6回
市議会定例会を開会いたします。
議員各位の御参集を賜り、感謝申し上げます。 今定例会に付議する案件は、お手元に配付のとおり、令和2年度各
会計予算を主とした内容であります。
議会運営について御協力のほど、よろしくお願いいたします。 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) これより本日の会議を開きます。 ──────────────────────────
○議長(金澤俊)
会議録署名議員の指名を行います。 12番、13番の両議員を指名いたします。 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) 会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長の報告を求めます。
板谷良久委員長。 (
板谷委員長 登壇)
◆3番議員(
板谷良久) 第6回
市議会定例会の会期等を協議するため、2月18日午後1時から
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果を御報告いたします。 今議会に付議する案件は、報告1件、議案31件の合計32件であり、その主とする案件は、
令和元年度各
会計補正予算及び令和2年度各
会計予算であります。 また、代表質問6人の質問通告もございます。 したがいまして、会期はこれらを十分勘案し、本日から3月13日までの23日間と決定いたしました。 以上、御報告申し上げ、各位の御賛同を賜りたいと思います。
○議長(金澤俊) お諮りいたします。 ただいまの
議会運営委員長の報告に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 御異議なしと認めます。 よって、会期は、本日から3月13日までの23日間と決定いたしました。 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) 諸般の報告を行います。 報告の内容は、
議員各位のお手元に配付いたしました報告書のとおりであります。 御了承願います。 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) 報告第1号を議題といたします。 説明を求めます。 消防長。
◎消防長(脇坂恭敬) 報告第1号の
専決処分につきまして、御説明を申し上げます。 この
専決処分は、
市所有自動車の
物損事故に係る2件の
損害賠償額を定めるもので、
地方自治法第180条の
専決処分について、第6号の規定に基づき、
損害賠償の額を
専決処分いたしましたので、
地方自治法第180条第2項の規定により御報告するものでございます。 私から、表中上段の
専決処分につきまして、御説明申し上げます。 事故の内容でございますが、
令和元年9月14日午前10時25分ごろ、
消防本部所属職員の運転する消防車が、苫小牧市矢代町1丁目28番の
市道交差点を直進しようとしたところ、左側から右折してきた相手方が消防車の左前方に接触し、車両を損傷させたものでございます。 相手方と協議の結果、
示談内容につきまして合意いたしましたので、令和2年1月21日に
専決処分をいたしました。 事故の
過失割合は、市側が30%、相手方が70%で、
損害賠償の額は9万4,530円でございます。 なお、この事故に係る賠償金につきましては、
当事者双方の賠償金を相殺した結果、相手方への支払いがなくなりましたことから、
予算措置はございません。 また、
当該事故に係る処分につきまして、令和2年2月13日付で運転者に対し
厳重注意処分を行っております。 このたびの事故は、
丁字路交差点を通過する際に、相手方が交差点内の安全を確認することなく右折したため、回避し切れず
相手方車両と接触したものでございます。
安全運転を励行する立場にある者として、今後も、より一層、
安全運転を徹底するとともに、
交通ルールの遵守と
交通安全意識の徹底に努め、
再発防止に取り組んでいく所存でございます。まことに申しわけございませんでした。 以上、報告第1号、表中上段の
専決処分につきましての御説明とさせていただきます。
○議長(金澤俊)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(粟野茂) 引き続きまして、報告第1号の表中下段の
専決処分について、御説明を申し上げます。 事故の内容につきましては、
令和元年12月27日午前11時ごろ、
都市建設部所属の
職員運転の
市有自動車が、苫小牧市日吉町4丁目101番7の
市道交差点を直進中、左側から
当該交差点に進入してきた
相手方車両と接触し、車両が損傷した
物損事故でございます。 相手方との協議の結果、
示談内容について合意いたしましたので、令和2年1月31日に
専決処分をいたしました。 事故の
過失割合は、市側が20%、相手側が80%で、
損害賠償金の額は、
車両修理費の3万4,731円でございます。 なお、この事故に係る賠償金につきましては、
当事者双方の賠償金を相殺した結果、相手方への支払いがなくなりましたことから、
予算措置はございません。 また、
当該職員の事故に係る処分につきましては、令和2年2月13日付で
厳重注意処分としたところでございます。 このたびの事故につきましては、交差点を通過する際、相手方に一旦停止の義務があったものの、路面凍結によりスリップした状態で交差点に進入してきたため、
相手方車両を回避できずに接触したものでございます。
安全運転を励行する立場にある者として、今後も、より一層、
安全運転を徹底するとともに、各職員に対しまして、
交通ルールの遵守と
交通安全意識の向上、徹底に努め、
再発防止に取り組んでまいりたいと考えてございます。 このたびはまことに申しわけございませんでした。 以上、報告第1号、表中下段の
専決処分について、御説明と御報告を申し上げます。
○議長(金澤俊) 質疑に付します。
池田謙次議員。 (
池田謙次議員 質問席へ移動)
◆22番議員(
池田謙次) それでは、ただいまの2件の報告につきまして、質疑をさせていただきますけれども、後でまた、市長なり副市長の御見解をお聞きしますけれども、本当に毎回のように、このように事故があり、私を初め何人かの議員も毎回のごとく、ここを何とかゼロを一つ目指して、しっかり取り組んでいただきたいという質疑をもう何十回もされているわけで、もう本気になって、いよいよ令和も2年になりまして、庁内一丸となって市長を先頭にぜひ努力していただきたいなという思いで、確認も含めて、副市長の目がきついですけれども、よろしくお願いします。 まず、今の報告を聞いて、
令和元年の9月と12月、そして私も
報告内容、
損害賠償の原因を見ますと、見た方はよくわかると思うのですけれども、実は、ともに一言一句たがわず全く同じ内容で紹介をされておりました。これを紹介しますと、交差点において、
市有自動車が左側道路から
当該交差点に進入してきた
相手方車両と接触したことによる
物損事故とありますという、全く両方とも同じ内容です。 それで、9月には、消防車がというから消防関係の車ということで、12月は
都市建設部ということで、自分も民間にいたときに、これは冬、9月と12月ですから、入る前と入った後でありますけれども、大きい道路というのは、
皆さんプロですからわかるように、そんなに大きな、どちらかというと、よほどの過失がない限り、事故というのはなかなかないのです。そのかわり一番危ないのは、消防長なり
都市建設部長もわかるように、こういう信号機のない交差点というのが実は一番危ないし、事故の発生率が一番高いわけです。そして冬場になるという、これは申しわけない、車を運転される部署について、私は常識だと思います。 そこを踏まえた上で、確かに割合が7対3であり8対2ということはあるかもしれません。でもこれは、きっちりこちら側が、そういう一番危ない場所なのだということを認識すれば、私は回避できたのではないのかなというふうにすごく思うものですから。そして、これは総務部になりますか、9月にこの事故があって、
総務部長、これは職員の方にはどういうふうに徹底をされたのか、まずお聞きしたいというふうに思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(山本俊介) ただいま
池田議員のほうから、毎回のように
交通事故による
損害賠償報告があるとの御指摘で、今年度は昨年の12月議会に続き2回目の報告でございます。 このたびの事故は、優先道路を走行していた公用車に対しまして、側道から交差点に進入してきた
相手方車両と接触した事故でございますが、交差点の事故ということもありまして、市側にも
過失割合が発生することとなり、大変申しわけなく思っているところでございます。 昨年9月以降の
職員研修としましては、10月に業務上運転する機会が多い職員を対象に、市内の
自動車学校に出向きまして、自身の
運転適性能力を診断し、特性を把握するとともに、教習車を使用した
体験型交通安全研修を実施したほか、本格的な
冬道運転となる前の11月にも、
自動車学校の指導員を講師として、
冬型事故の特性や凍結路面でとるべき車間距離などを学ぶ冬道の
交通安全研修を実施したところでございます。
○議長(金澤俊)
池田謙次議員。
◆22番議員(
池田謙次) 部長、ありがとうございました。 部長、大変申しわけありません。今言ったように、冬道の安全、
交通安全研修をやりました、何をやりましたと、毎回のごとく、その事故のたびに、研修をやりました、何をやりましたということです。揚げ足をとるわけではありませんけれども、先ほど言ったように、その3カ月後の12月の事故も、それは確かに冬に入っていたかもしれませんけれども、先ほど言ったように全く状況が同じなのです、過失が多少違ったとしても。そうすると誰が見ても、9月に事故があって、総務部が部長を中心に職員の方に安心・安全の研修を徹底したというけれども、私はそれが生かされていないのではないかというふうに私は思うのですけれども、この点についてどうですか、担当の副市長。誰よりも庁内で一番
安全対策をやっている福原副市長ですから、ぜひ御答弁をお願いしたいというふうに思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。 福原副市長。
◎副市長(福原功) 服務を所管する副市長として御答弁をさせていただきます。 このたびの2件の
報告事案につきましては、道路状況に違いはあったものの、交差点内での接触事案であり、教訓が生かされないという御指摘を受けても仕方のないものと感じてございます。 9月の事故を受けまして、先ほど
総務部長からお答えしましたように、専門家を講師に実技を含めた研修を実施したほか、
階層別研修にも交通安全に関する研修を複数回実施するなど、職員一人一人の
交通法規の遵守や
安全運転の励行について、意識を持ち続けてもらえる効果的な
取り組みをいかに行っていけるかが肝要であると考えてございます。 加えて、業務中に事故を起こすこと、また、事故に巻き込まれることということは、
過失割合がどうのこうのではなくて、市の財産である公用車を損傷し、業務に支障が出ることであり、結果、市民の皆様に迷惑をかけることにつながるということを強く意識づけをさせる必要があるものと考えてございます。特に冬道の運転では、かもしれない運転を徹底し、公私を問わず
交通事故や違反の当事者にならないことを日常的に指導し、このような報告を今後、なくなるよう取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(金澤俊)
池田謙次議員。
◆22番議員(
池田謙次) ありがとうございます。 副市長、済みません。もう一ついいですか、お聞きしたいのですけれども、今の答弁を聞いても、前回もずっと同じなのですよ。そして、目指すと言う。それは、事故はゼロというのはなかなか難しい。でも、それに向けて努力するということは大事で、ただ一つ私が言いたいのは、先ほども言ったけれども、9月と12月の事例というのはほとんど同じです。ということは教訓が生かされていない。今までのことも含めて、教訓が生かされていないとなると、抜本的にちょっと研修とか、その内容を変えなければだめなのかなと私は思うのです。以前に私が質疑したように、おととしですか、
札幌あたりが余りにもそういう不祥事が続いたので、もう札幌も全国で堰を切ったように先頭を切ってルールを変えたと、規定を変えたということがあったではないですか。もうそろそろ苫小牧も、これだけ毎議会のごとくあるというのはちょっと異常だと私は思うのですけれども、その点どうですか、見直しの件。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。 福原副市長。
◎副市長(福原功)
処分基準等は、いろいろ見直しをかけてきているところでございます。先ほど私が御答弁申し上げましたのは、これまで議員からもありましたように、事故が起きるたびに、研修をしますと、徹底をしますという答弁を過去繰り返してきたと思います。私は、それだけではないという思いで先ほど御答弁させていただきました。自分はもらい事故を受けたからとかそういったことではなくて、業務中に限って言いますと、業務中に事故を起こすことは、結果、市民の迷惑につながるのだよということを公務員として本当に強く意識づけることが、今までは研修をして交通安全、
交通事故に気をつけましょうというものをもう一歩踏み込んで、業務に支障が出ることは市民に迷惑がかかるのだということを意識づけるというものがさらに必要ではないかと感じて、先ほど御答弁を申し上げたところでございます。
○議長(金澤俊)
池田謙次議員。
◆22番議員(
池田謙次) ありがとうございます。 最後にします。これは市長に聞きます。私は港議会でもいろいろな事故は毎回のようにやっていますから、言ったのですけれども、市長も聞いていましたから、やはりこれだけの2,000人弱の大きな団体組織になると、それは確かに今言ったように、研修の中身が、やってもだめだから効果がないではないかと、誰が考えてもそのとおりかなと思います。それが一つと、それともう一つは、これだけの多くの人間が、市長を中心にあるわけで、組織体があるわけですから、やはり単純に言って組織論からいうと、やはり私は、現場の気の緩みもあるかもしれない、でもそれ以上に、前回も触れたけれども、市長なりトップの皆さんのその心に緩みとか甘さがあるのではないかというふうに私はどうしても思わざるを得ないのです。 市長もわかるように、これは3年間です。事故だけをとった数字を私もいただきました。それで、28年が17件、29年が16件、そして30年は15件、要は横ばいです。今副市長が言ったように、皆さんがいろいろなことをやっているのですと、力込めて頑張りますというのだけれども、要は数字というのは正直ですから、市長、要は横ばいではないですか。ここに私は、今言った研修の中身、制度ということともう一つ、職員の皆さんの気の緩みというか甘さを、しっかり市長が先頭を切って、もういよいよ見直し、いろいろなルールの改革も含めて、私はしていただきたいと思います。最後に市長はどうですか、御認識。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(岩倉博文) たびたび御指摘を受けている点でありますが、そのことについては大変残念に思いますし、申しわけないというふうに思います。 市全体として、あるいはそれぞれの部署で、この
交通事故・違反をなくす
取り組みというのは、やっていることはやっていますけれども、結果として数字が横ばいだと、効果が出ていない。ゆえに視点を変えて取り組んでいく必要があるのではないかというのは御指摘のとおりだと思います。
部長会議でも、毎月のように発生した事故あるいは違反の
担当部長から説明をさせるような
取り組みをここ数年ずっとやっておりますし、
事故違反の目標数値を置くというのも考えてみればおかしなことなのですが、目標を設定して取り組んでいることも事実でありますが、それがなかなか目標管理ができない事態ということでありますので、これまでのようなやり方では、まだまだ無理だと。 しかし一方で、各部の
取り組みで、各世帯への
戸別訪問事業がふえているとか、さまざまな公用車の走行時間がどんどんふえている。であればこそ、やはり事故、違反を防ぐような
取り組みも一方では取り組んでいかなければならない。ましてや世の中全体が、日本の社会、
運転マナーの劣化ということが、
あおり運転等々で毎日のようにお茶の間に映像が流れている今の日本でありますので、ゆえに我々公僕として市民の安心・安全を守る立場の公務員がこうした公用車で事故を起こすということは、さまざまな取り巻く状況を考えると大変深刻に受けとめなければならないというふうに思っておりまして、たびたびの御指摘でありますけれども、これからも粘り強く、今回、
過失割合が少ない、あるいは多いということに関係なく、しっかりと公用車を運転中についての事故、違反がないように、改めて取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 といってもこれまで何度も最後同じ言葉で締めていますので、数字で出すしかないなというふうにも思っておりまして、新年度、令和2年度、また改めて
チーム一丸でこのことに取り組んでいきたいと思います。
○議長(金澤俊)
池田謙次議員。
◆22番議員(
池田謙次) わかりました、市長。 強い御決意がありましたので、市長からも具体的に令和2年という話がありました。私も令和2年、今年度において、本当に事故報告がないように願っております。ぜひ市長を中心に一丸となって目指していただきたいというふうに思います。要望にしておきます。 以上です。ありがとうございました。
○議長(金澤俊) 他に。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 御異議なしと認めます。 よって、報告第1号は、終了いたしました。 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) 議案第10号から第17号は、新年度予算案であり、議案第18号、第19号、第24号及び第25号は、予算に関連する案件でありますので、一括議題とし、
市政方針、
教育行政執行方針及び新年度予算案並びに関連議案の説明を求めます。 市長。 (岩倉市長 登壇)
◎市長(岩倉博文) 令和2年度のまちづくりに挑む、私の所信と施策の概要を申し上げ、市民ならびに議員の皆さんのご理解とご協力を賜りますよう、心からお願いいたします。 昨年5月の新天皇陛下の即位に伴い、新たな時代が幕を開け、今年は市長就任4期目の折り返しの年となります。私は、これからの時代にふさわしい苫小牧を市民の皆さんとともに創造するため、引き続き一生懸命、市政の舵取りに励むことをお誓い申し上げます。 令和2年度は、苫小牧中央インターチェンジ(仮称)の供用開始や児童相談複合施設の開所など、実現に向けて粘り強く努力を重ねた成果が現れる1年となります。いずれも、市民の皆さんの強い思いが実を結ぶものであり、大変喜ばしい事でありますが、一方では、今なお本市は多くの課題を抱えており、今後も1つひとつの解決に向けて挑戦し続けなければなりません。 私は、公約の基本スピリットの1つに“挑戦する市政”を掲げています。まちの将来にわたる持続可能性を見据え、これからの時代認識を市民の皆さんと共有しながら、近未来に向けた戦略に果敢にチャレンジしてまいります。 平成から令和へと時は流れ、経済・社会のグローバル化に伴う国際化の進展、AIやIoTに代表される先端技術の導入など、社会情勢の変化のスピードは加速度を増しています。また、急速に進む少子高齢化により、我が国は世界的にも類を見ない超高齢社会を迎えています。 政府は、少子高齢化に真正面から立ち向かう必要があるとして、1人ひとりの個性と多様性が尊重され、それぞれが能力を発揮でき、生きがいを感じることができる一億総活躍社会の実現を目指しており、この方向性は、「苫小牧市男女平等参画都市宣言」に掲げる理念と相通じるものであります。 本市においても、生産年齢人口の減少による人手不足や地域社会の担い手不足が顕在化しており、少子高齢化への対策のほか、人生100年時代を見据え、性別や年齢、障がいの有無、国籍などに関係なく、誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる地域社会の実現に向けた対応が求められます。 政府が実施する生産性向上への
取り組みや子育て支援策、社会保障の基盤強化策などに迅速かつ的確に対応するとともに、本市の独自性を加えた施策に
取り組み、将来にわたり活気があふれるまちづくりを進めてまいります。 私は、4期目のテーマを「快適都市を目指して ~笑顔あふれるふくしのまちづくり~」とし、目標として「財政基盤のさらなる強化、そして20年先を見据えたまちづくりの実践」を掲げています。 次の時代を担う世代が伸び伸びと育つことができる環境を作り、失敗を恐れずにチャレンジする若者を後押しするとともに、これまでご苦労いただいた世代の皆さんが住み慣れたところで、日々元気に過ごしていただくために、温もりのある仕組みづくりに知恵を絞ってまいります。引き続き、みんなで支えあい、みんなで助けあう、そして、ちょっとした心遣いが響きわたるコミュニティづくりに励み、今年も「warm heart!→ふくしのこころ」をまちの隅々まで響かせてまいります。 また、行政費用の抑制と市民サービスの進化を追求する
取り組みに力を注ぎつつ、次の時代に向けて新たな行政改革をスタートさせます。1つの実践が複数の効果を生み出す相乗効果を促すことにより、人口減少時代においても安定した市政運営が可能となる財政基盤のさらなる強化につなげてまいります。 4月からは、053(ゼロごみ)大作戦~ステージ5~を展開します。過去4回の053大作戦により、ごみの減量とリサイクルの推進は大きく前進しました。さらなる高みを目指して、“053のまち とまこまい”にチャレンジします。今回の大作戦は、ごみの減量、リサイクルの推進、まちの環境美化の3つのテーマに原点回帰し、各種事業に取り組んでまいります。 市政最大の課題である人口減少対策に向けては、第2期となる「苫小牧市総合戦略」を策定します。本市は成長戦略としてものづくり産業のさらなる展開、臨海ゾーンにおけるロジスティクスの展開、臨空ゾーンにおける国際リゾートの展開にチャレンジしており、近年は多くの投資を呼び込み、北海道全体の発展に貢献しています。今後もこの動きを確実に進め、北海道経済を支える産業拠点都市として、未来に向かって挑戦し続けるまちの実現を目指し、人口減少の抑制と地方創生の
取り組みを推進してまいります。 私は、2年前の市長選挙において市民の皆さんとのお約束として、5つの基本政策と25項目50施策の公約を掲げました。これら全てを4年間のうちに達成できるよう取り組んでおり、6月に取組状況をお示しします。 次に、市政運営における基本政策について申し上げます。 地域活動の促進につきましては、まちづくりの重要なパートナーである町内会との対話を通じて、地域が抱える課題の解決を図るとともに、市民に対し、広く町内会活動への理解を深める
取り組みを進めてまいります。また、将来にわたり持続可能な地域づくりを進めるため、町内会同士の連携や交流を図る
取り組みを支援してまいります。 市民自治の推進につきましては、市民であることが誇りに思えるまちを築くという理念の下、企業市民や関係団体との連携を深めるとともに、まちかどミーティングをはじめとする広聴事業を通じて、市民と行政との対話を充実させ、多くの声をまちづくりにいかしてまいります。 男女平等参画の推進につきましては、市民会議において、市民、団体、企業と協働するために企画した推進事業を実施するほか、DV被害者等の保護活動を行う民間シェルターの支援を継続し、男女平等参画社会の実現に向けた
取り組みを進めてまいります。 行政改革につきましては、現行の「行政改革プラン-NEXT STAGE-」の計画期間がまもなく終了することから、この5年間の
取り組みを検証してまいります。 4月からは、新たな計画となる「苫小牧市行政創革プラン」をスタートさせます。行政費用の抑制と市民サービスの進化へのチャレンジを継続しつつ、今後は、時代にマッチした行政のイノベーションが重要との認識の下、行政改革の考え方を一新し、発想の転換による創造改革を推進してまいります。 また、将来にわたって、市民ニーズやさまざまな行政課題に対応するため、「財政基盤安定化計画 Second Stage」に基づき、財政基盤の強化を進め、健全な財政運営に努めてまいります。 次に、予算編成について申し上げます。 令和2年度は、政策マネジメント予算編成として、政策効果の高い予算を意識して編成しました。 「苫小牧市総合計画第6次基本計画」と「笑顔あふれるふくしのまちづくり」で展開する施策を進めるため、限られた財源の効率的かつ効果的な活用により、政策予算の一般財源は、45億2千万円、早期発注事業として、4億円を計上しました。 当初予算は、 一般会計 81,506,000千円 特別会計 32,685,128千円 企業会計 22,157,866千円 合 計 136,348,994千円となりました。 各会計の予算案は、議案第10号から第17号であり、関連する議案は、第18号、19号、24号ならびに25号であります。 なお、各
会計予算と関連議案の詳細につきましては、予算委員会において、ご説明します。 次に、重点施策について申し上げます。 ごみの減量とリサイクルの推進につきましては、まちぐるみの
取り組みである大作戦シリーズとして、053大作戦~ステージ5~を実施します。 Refuse(もらわない)、Reduce(減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再生利用)の4Rの推進により、市民、企業市民、団体の皆さんとともに各種事業を展開し、053Cityの裾野を広げてまいります。 新たな事業として、生ごみの減量に積極的な市民や団体にインセンティブを付与するほか、ボランティア清掃で回収されたごみを再資源化につなげる
取り組みを推進してまいります。 さらに、海洋プラスチックごみの問題については、関係機関と連携し、海岸清掃やセミナーを実施してまいります。 また、市民のみなさんが安心して暮らしていけるよう、ふくしのまちづくりにふさわしいごみ収集の在り方について、検討してまいります。 造成中の沼ノ端第2埋立処分場は、工事を継続し、秋頃の供用開始を目指すほか、単独稼働となった沼ノ端クリーンセンターの安定運営に努めるなど、衛生的な市民生活の実現に取り組んでまいります。 防災体制の充実につきましては、各種計画の見直しを進め、市民の防災意識の向上を図り、地域防災力を強化することで、火山や地震・津波、近年多発する風水害など、多様な災害への対応力をさらに高めてまいります。 また、防災行政無線のデジタル化に合わせて、屋外スピーカーの設置範囲拡大を図り、迅速かつ効果的な情報伝達のための環境整備を進めることで、災害発生時等における市民の的確な避難行動につなげてまいります。 まちなかの活性化につきましては、CAP(まちなか再生総合プロジェクト)プログラムパート4をスタートさせ、まちづくりに携わる団体や将来の担い手である子どもたちなど、多くの意見を取り入れた事業を展開し、まちなかの新たな誇りや愛着の醸成を図り、日常的なにぎわいの創出に取り組んでまいります。 また、3回目となる駅前イルミネーション事業の実施により、駅前のイメージアップを図るとともに、周辺の商店街などとの連携を深め、まちなかのにぎわい創出につなげてまいります。 旧サンプラザビルの対応につきましては、公共的な見地からの権利集約に取り組んでいるところですが、残された土地所有者との訴訟において、市民の皆さんにご心配をおかけしていることは、誠に不本意であります。 今後も司法の場において、本市の正当性を主張していくとともに、1日も早い駅前の再生と活性化の実現に努力してまいります。 企業立地の促進につきましては、ダブルポートを有することに加え、苫小牧中央インターチェンジ(仮称)の開設による利便性向上をPRしてまいります。 また、今春竣工が予定されている東港区の温度管理型冷凍冷蔵庫を核として、関係機関・団体とともに、食と物流が一体化した産業基地やフードロジスティクスの形成に取り組んでまいります。 さらに、企業の誘致活動を進める中で、脱炭素化や再生可能エネルギーを活用した環境への配慮、技術革新などによる新たな事業展開に取り組む企業に焦点を当てながら、ニーズに応じた支援に努めてまいります。 苫小牧港につきましては、真古舞地区中央北ふ頭及び商港地区南ふ頭などの整備を進め、滞船・混雑緩和と複合一貫輸送機能の強化による、物流機能の効率化を図るとともに、生産性及び地域産業の競争力向上に努めてまいります。 また、国際コンテナターミナルにおいては、4基目のガントリークレーン設置に向けた整備を進め、より安定的かつ効率的な荷役体制の確立に努めてまいります。 海外ポートセールスでは、北海道の知名度、苫小牧港の優位性をいかし、今後も成長が見込まれる農水産物の輸出拡大に向け、関係機関と連携して取り組んでまいります。 雇用・労働環境の整備・充実につきましては、就職マッチングサイト“とまジョブ”を活用し、若者やUIJターン希望者へ市内企業の魅力発信を強化してまいります。 また、合同就職説明会を札幌市で開催するとともに、民間の合同就職説明会への助成を充実し、企業の採用力向上を図ることに加え、専門家による個別コンサルティングや職場環境改善への助成など、働きやすい職場づくりへの支援を行い、従業員の定着率向上を目指してまいります。 さらに、女性や若者を対象に研修や職場体験を行う就業支援事業を継続するほか、北海道立苫小牧高等技術専門学院の入校生への技能習得奨励金を創設し、人材育成と雇用の確保に取り組んでまいります。 公共工事の発注者としても、早期発注や着手時期の弾力化等を通じて、受注者の人手不足への対応等に努めてまいります。 新千歳空港の拠点形成強化と周辺環境対策の推進につきましては、北海道内7空港の民間委託による運営事業が開始され、地域経済の活性化への大きな契機を迎えています。新千歳空港は、北海道のリーディングゲートウェイとして、さらなる航空ネットワークの拡大や広域観光の振興、交通の要衝としての機能強化が期待されており、本市としても、北海道全体の成長に向けて関係自治体や運営事業者等と連携を強化してまいります。 また、24時間運用拡大に伴う、住宅防音対策や地域振興対策を着実に進めてまいります。 さらに、在日米軍再編に伴う千歳基地での日米共同訓練の対応においては、市民の安全確保と生活環境を守るとともに、再編関連訓練移転等交付金を活用し、航路下地域の環境整備や市民生活の利便性向上を図ってまいります。 本市の成長戦略の1つである、臨空ゾーンにおける国際観光リゾートの形成は、雇用の創出や地域経済の活性化に大きく寄与するものであり、今後もIR(カジノを含む統合型リゾート)誘致へのチャレンジを継続するとともに、国際リゾート構想の具現化に向けて、市街地の魅力を向上させるためのエリアコンセプトを策定し、交流人口の増加につなげてまいります。 地域福祉の推進につきましては、地域住民が抱える課題が複雑化、多様化していることから、暮らし全体を受け止める相談支援を行ってまいります。 また、ひきこもりやニートなど社会的に孤立している方に対しては、本人だけではなく世帯の課題として捉え、社会とのつながりを回復できるようサポートするほか、生活困窮者に対しては、就労や住居確保の援助を行うなど、それぞれのライフステージの変化に応じた柔軟かつ包括的な支援に引き続き取り組んでまいります。 さらに、地域共生社会の実現に向けて福祉各分野の上位計画となる「第3期苫小牧市地域福祉計画」を策定し、地域における多世代の交流促進や、共に支え合い、助け合える地域づくりを進めてまいります。 子ども家庭総合支援拠点と室蘭児童相談所分室の機能を有する児童相談複合施設は、令和3年1月の開設を目指して整備を進めており、児童相談の充実に向けて体制の強化を図ってまいります。 子育て支援の充実につきましては、「第2期苫小牧市子ども・子育て支援事業計画」に基づき、小規模保育施設の整備により、待機児童が発生している3歳未満児の受け皿を拡充するとともに、保育人材の確保及び負担軽減の
取り組みを継続してまいります。 公立保育所においては、「苫小牧市新保育所整備計画」に基づき、みその・しみず保育園の統合、ひまわり保育園の民間移譲を進めてまいります。 また、市内全ての児童センターの利用対象者を18歳まで拡大するほか、植苗小学校に新たな放課後児童クラブを開設し、児童の健全育成を支援してまいります。 さらに、ひとり親家庭の支援として、中学生を対象とした学習支援事業を拡充し、子どもの学力向上や居場所づくりを推進してまいります。 子どもを持ちたい夫婦に対しては、これまで実施してきた不妊・不育症治療の助成に加えて、不妊検査費用を助成するコウノトリ検査事業を開始し、不妊原因の発見につなげ、早期に治療を受けられるよう支援してまいります。 市民スポーツの推進につきましては、我が国で半世紀ぶりに夏季オリンピック・パラリンピックが開催されることを踏まえ、全国初のスポーツ都市宣言のまち苫小牧から、東京2020大会を盛り上げてまいります。 6月15日にオリンピックの聖火リレーを市内で開催するとともに、卓球男子日本代表に決定した本市出身の丹羽孝希選手をオール苫小牧で応援してまいります。 8月には、パラリンピックの聖火リレー開催に伴う採火式を実施するほか、パラスポーツ体験会を継続開催し、障がい者スポーツの普及や市民理解を図ってまいります。 また、ナショナルトレーニングセンターに指定されている白鳥王子アイスアリーナの電光掲示板と照明設備を改修し、氷都とまこまいのシンボル的施設の魅力向上に努めてまいります。 さらに、老朽化したスポーツ施設の整備を計画的に実施し、安全で安心して利用できる施設運営を行い、スポーツ合宿誘致や市民の健康づくりに役立て、スポーツによる活気あるまちづくりを推進してまいります。 次に、総合計画で掲げる5つのまちづくりの目標に沿って、主な施策を申し上げます。 はじめに「共に支え合い健やかに暮らすまち」について申し上げます。 保健予防対策の充実につきましては、4月1日に施行する「苫小牧市受動喫煙防止条例」の周知に努めるとともに、新たに飲食店全面禁煙化補助金を創設し、受動喫煙のない環境づくりを推進してまいります。 また、新たにスタートする「苫小牧市自殺対策行動計画」を推進し、生きることの包括的な支援を行うほか、「第2次苫小牧市健康増進計画」に基づき、がん検診や歯周病検診の受診率向上に
取り組み、市民の健康寿命の延伸につなげてまいります。 医療体制の整備・充実につきましては、新たな公立病院改革プラン策定に向けた検討を進め、市立病院の健全経営に努めるとともに、今後も周産期・救急医療など東胆振・日高圏域の中核病院として必要な医療機能を堅持してまいります。 高齢者福祉の推進につきましては、苫小牧版地域包括ケアシステムの深化に向けた
取り組みを進めてまいります。特に、医療介護連携センターを活用し、多職種連携の強化を目的とした研修と、関係機関同士の連携ルールづくりに
取り組み、円滑なサービス提供体制を構築してまいります。 また、現在実施している介護職員就業支援事業を拡大し、介護人材の確保を図り、安定したサービスの提供に努めてまいります。 障がい者福祉の推進につきましては、医療的ケア児の短期入所など在宅支援に向けた
取り組みを進めるとともに、障害者雇用奨励金事業など企業への支援を継続しながら、障がいのある方の就労支援に取り組んでまいります。 また、福祉トイレカー“とまレット”の活用や“あいサポート運動”、手話の普及促進に努めてまいります。 8月には、本市で初めて“いけまぜ夏フェス2020 in とまこまい”が開催されます。全道各地の障がいのある児童や、その家族が一堂に会する多彩な交流の場であり、当該イベントへの協力を通じて、障がいの有無に関わらず、互いに支え合い、誰もが暮らしやすい地域社会の実現を目指してまいります。 次に、「明日を拓く力みなぎる産業のまち」について申し上げます。 農水産業の振興につきましては、新規就農の働きかけや、農業の有する多面的機能を維持・促進させる地域の共同活動に対する支援を継続してまいります。 また、ホッキ貝やマツカワに代表される魚種豊かな前浜の魅力ある水産物の周知に努め、消費拡大に向けた支援を行ってまいります。 林業の振興につきましては、森林の持つ公益的機能と木材等生産機能を維持するため、市有林を適正に管理するとともに、森林経営の健全化を図ってまいります。 また、10月には皇族殿下のご臨席を賜り、苫東・和みの森において第44回全国育樹祭が開催されます。関連行事を通じて、森林を守り育てる
取り組みを進めてまいります。 中小企業の振興につきましては、3月に開設する各種支援策をまとめた中小企業支援ポータルサイト“とまサポ”の周知を行い、中小企業の利便性向上を図るほか、「苫小牧市中小企業振興計画」の三本柱である創業促進、人材確保・育成、販路拡大等の機会創出に努めてまいります。 商業の振興につきましては、とまチョップポイント事業を含めた既存事業の利便性向上に努めてまいります。また、新たに創業促進・商業にぎわい事業として、Wi-Fi設備導入等のICT化、防犯対策、インバウンド受入れのほか、商店街と学校との協働を支援してまいります。 工業の振興につきましては、テクノセンターによる技術指導や技術研修などをより一層充実させ、ものづくりに取り組む企業の技術力向上や高度化、さらには技術者育成を支援してまいります。 また、苫小牧工業高等専門学校と協働で運営する技術相談窓口C-base(シーベース)、(公財)道央産業振興財団や市内金融機関などの産学官金連携を継続するほか、大学等の試験研究機関や先進企業の技術、知見を活用する市内企業を支援し、地域産業の活性化を図ってまいります。 観光の振興につきましては、ウポポイ(民族共生象徴空間)の開設により、多くの方がこの地域を訪れることから、北海道や白老町をはじめ、近隣自治体と連携し、観光誘客に取り組んでまいります。 また、本市とゆかりのあるアニメーション作品等を活用し、まちの知名度向上に努めてまいります。 さらに、SNS等を活用した情報発信の強化や外国人観光客の受入環境整備に引き続き取り組むなど、インバウンドを含む交流人口の増加を図ることで、地域経済の活性化を目指してまいります。 苫東開発の推進につきましては、第3期の「苫小牧東部開発新計画の進め方」に基づき、物流、エネルギー、情報の優位性をいかした産業やプロジェクトの誘致に取り組んでまいります。 特に、道産品の付加価値を高める食関連基地としての展開を図るほか、自動走行や再生可能エネルギー関連などの新たな展開も見据え、関係機関と緊密に連携し、関連企業や技術・研究開発拠点の誘致に取り組んでまいります。 次に、「学ぶ喜びがあふれる文化の薫るまち」について申し上げます。 教育行政につきましては、「苫小牧市教育大綱」の基本方針に基づく「
教育行政執行方針」により各種施策を進めてまいります。 苫小牧駒澤大学につきましては、令和3年4月の校名及び学科変更の準備を支援するとともに、引き続き教育資金の補助による学生確保への協力を行うなど、安定した運営に向けて大学側と緊密な連携を図ってまいります。 国際交流の推進につきましては、民間提案制度を活用し、異文化交流事業や在住外国人へのサポート体制を強化し、まちの国際化を進めてまいります。 姉妹・友好都市交流につきましては、ネーピア市と姉妹都市盟約締結40周年を迎えることから、市民訪問団を派遣し、市民間交流を深めてまいります。 また、国内交流につきましては、はちとまネットワークに基づく八戸市との連携を強化し、フェリー航路を活用した各種事業の深化による相乗効果を図り、両市の発展につなげてまいります。 市民ホールの整備につきましては、民間資本を活用した官民連携手法であるPFIによる事業の実施に向け、実施方針の策定など、必要な準備を進めてまいります。 次に、「自然と環境にやさしいまち」について申し上げます。 自然環境の保全につきましては、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターが実施している自然観察会や、いのちの授業などの啓発事業を通じ、自然や生態系に対する市民理解を促進し、人と自然の共生を図ってまいります。 公害の防止と地球環境の保全につきましては、老朽化した大気汚染常時監視測定機器の整備・更新などを計画的に行い、安定的な環境監視に努めてまいります。 また、地球温暖化対策として、住宅用新・省エネルギーシステム補助事業対象機種の見直しや、民間事業者とともに環境保全に関する啓発を行うなど省エネルギーの推進を図ってまいります。 生活衛生の充実につきましては、お墓に対するニーズ調査結果などを参考に霊園の整備に努めるほか、高丘霊葬場の改修を進め、より安定的な施設運営に取り組んでまいります。 次に、「安全・安心で快適に暮らすまち」について申し上げます。 居住環境の充実につきましては、市営住宅の建替え及び除却事業を引き続き実施し、管理戸数の適正化をさらに進めるほか、既存住宅の計画的な維持修繕に努めてまいります。 また、「苫小牧市空家等対策計画」に基づく解体補助制度の拡充や、各種団体との連携による利活用の促進を図るとともに、相談会の開催など空き家の適切な管理を促す
取り組みを進めてまいります。 さらに、公園が安全・安心で快適に利用できるよう、公園施設の改築・更新と適正な維持管理を行ってまいります。 上下水道の整備・健全な維持管理につきましては、水道施設の耐震化や雨水管整備をはじめとする浸水被害の軽減などの災害対策を着実に進めるほか、経営的な視点から、より効率的な老朽化対策を推進し、持続可能な上下水道サービスの提供に努めてまいります。 また、モンドセレクション2019金賞受賞のとまチョップ水を活用した「おいしい水のまち苫小牧」のさらなるPRに努めてまいります。 道路の整備につきましては、引き続き、老朽化対策や除雪車運行管理システム活用による除雪作業の効率化など、快適な道路交通の確保を図るとともに、苫小牧中央インターチェンジ(仮称)の1日も早い供用開始に向け、関係機関との連携強化に努めてまいります。 また、道路施設へのネーミングライツは、新たな財源確保や本市と関連のある企業・団体のPRにつながることから、導入に向けた
取り組みを進めてまいります。 公共交通の充実につきましては、地域公共交通網形成計画を策定し、持続可能な交通体系を目指してまいります。 また、JR室蘭線・日高線の維持存続に向けて、北海道や沿線自治体など関係者と十分な協議を重ねてまいります。 消防・救急体制の充実につきましては、老朽化した消防車両を更新し、強固な消防体制の維持に努めるとともに、外国人に対応した多言語音声翻訳アプリや、聴覚・言語機能障がい者に対応した119番通報システムを導入し、市民の安全・安心の確保に努めてまいります。 交通安全の推進につきましては、高齢者ドライバーへの
安全運転補助装置の設置に対する助成の検討を進めるほか、未就学児が日常的に集団で移動する経路などへの交通安全施設の整備を進めるとともに、引き続き関係機関に対し、信号機設置等の要望を行い、
交通事故防止に努めてまいります。 防犯対策の推進につきましては、新たな「苫小牧市総合防犯計画」及び「苫小牧市防犯カメラ設置5カ年実施計画」に基づき、公園や通学路を中心に防犯カメラの計画的な拡充を進め、地域における効果的な犯罪抑止力の向上に努めてまいります。 消費生活の安定につきましては、「苫小牧市消費者教育推進計画」に基づき、次の世代への啓発活動をさらに進めるとともに、消費者トラブルに対する情報発信と相談体制の充実に
取り組み、消費者意識の向上を図ってまいります。 また、卸売市場法の改正を踏まえ、公設地方卸売市場における取引の公平性を保ちつつ競争力を強化し、安全・安心な生鮮食料品等の安定供給に努めてまいります。 現在、新型コロナウイルス感染症が世界各地で拡大しており、北海道内においても感染者が発生しています。 本市においては、発生状況等を注視するとともに、各関係機関と密に連携し、迅速で正確な情報提供と適切な感染症対策に努めてまいります。 以上、令和2年度のまちづくりに挑む、私の所信と施策の概要を申し上げました。 私たちの暮らす、郷土とまこまいは「人間環境都市」を理想の都市として、自然との調和・共生を図り、北の産業拠点都市として大きく発展を続けてきた歴史があります。 時代の転換期を迎え、地方創生の深化が求められる今、前例にとらわれず、機を逸することなく挑戦する組織風土こそが、困難な状況を打破し、戦略的な都市経営を実現していけるものと確信しています。 5月には、道内初となる地方版図柄入りナンバープレートの交付が予定されています。IRを含めた国際リゾート構想の実現へのチャレンジを重ね、活力のあるまちとして、知名度が向上した苫小牧の名が新たな形で、全国に向けて発信されていきます。 市政の舵を取るに当たり、次の世代が明るい未来に向かって、チャレンジすることができる土壌を築き、持続的な発展を目指す強い決意を発信し、令和2年度の歩みを進めてまいります。 市民ならびに議員の皆さんのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ、
市政方針といたします。
○議長(金澤俊) 教育長。 (五十嵐教育長 登壇)
◎教育長(五十嵐充) 令和2年度の
教育行政執行方針を申し上げます。 現在、我が国では、人口減少社会や加速度的に進歩する情報化など様々な分野において変革の時を迎えています。教育の分野でもその変革を適切にとらえ、教育基本法を改正するなど、人格の完成を目指して多くの具体的な改革が進められています。しかし、こうした改革の動きを単にとらえるだけでは、本市教育の発展は見通せません。教育やまち全体の課題に正対し、特色あるまちづくりを見据えた教育を推進するために、今一度、自らの足元をしっかりと見つめ直す必要があります。 苫小牧市教育大綱では、「未来の社会をつくるひとづくり」を教育の基本理念とし、持続可能な社会を形成するために、ふるさと苫小牧の未来を担い地域の中で学び続ける意欲に満ちた人材を育成することを目標としております。 家庭の力、地域の力を結集し、子どもたちの確かな学力の定着や豊かな人間性、健康な体を育成するための学校教育を支える取組が必要となります。 子どもたちの自立の力と共生の心を育む学校を核とした地域づくりを進める中で、特色ある教育を推進し、市民一人一人が苫小牧に誇りを持ち、生涯にわたって学び続けることが重要であります。そうした教育の一層の振興と充実に向けて、教育行政を推進してまいります。 以下、苫小牧市教育大綱の5つの基本方針に沿って、主な施策を申し上げます。 小・中学校間の一貫・連携した指導の推進につきましては、中学校区を1つのエリアとした取組による昨年度までの成果と課題を整理し、苫小牧型小中連携教育「苫小牧オール9(ナイン)」として継続発展させます。また、義務教育9年間で育む共通の目指す子ども像を設定し、確かな学力の定着と豊かな人間性、健康な体の育成についてエリアごとに計画を策定し、乗入授業や教員の合同研修などの具体的な方策を推進してまいります。 さらに、合築校舎が完成する苫小牧東小学校と苫小牧東中学校、同じ中学校区の若草小学校を研究指定校とし、併設や分離など様々な形の一貫・連携の在り方について検討してまいります。 ICT(情報通信技術)教育環境の充実につきましては、子どもたちが主体的・対話的で深い学びを進められるよう、タブレット端末の配備や無線LAN整備など、更なるICT環境の充実を図るとともに、教職員が十分に活用できるよう、フォローアップに努めてまいります。 外国語教育の推進につきましては、小学校における外国語科の新設や外国語活動の拡大、市の国際交流促進の視点、さらには特色ある教育として外国語教育を推進し、まち全体で英語を学び続ける環境づくりに努めます。 学校教育では、ALTを大幅に増員して中学校区に配置し、学校内で身近に英語に触れられる機会を増やします。また、長期休業中には、まちなかの施設でALTによるイングリッシュカフェを開催し、気軽に英語に親しむ場を提供します。その他、中学生の英語力向上に向けて英語能力検定等の活用促進や、学びなおしの場であるナナカマド教室でALTを活用するなど、生涯にわたって英語を学べる環境整備を進めてまいります。 読書教育の推進につきましては、子どもたちが自主的に読書活動を行う基盤として、学校図書館の蔵書の充実に努めるとともに、学校司書と司書教諭との連携や各学校との情報共有により、魅力ある学校図書館づくりを進めてまいります。 また、「読書大好き、苫小牧っ子」というスローガンによる全小・中学校の読書量増加に関する取組を進めてまいります。 授業改善の推進につきましては、先導的実践の普及を目的に設置している授業改善研究委員会において、国語科、算数・数学科、理科、外国語科、社会科の5教科全てで授業における「焦点化・イメージ化・視覚化」などの共通取組事項の徹底を進めてまいります。 また、本市の課題でもある算数・数学科の学力の定着を図るため、授業で活用できる指導案や資料等を提供してまいります。 新たな教育内容に係る研修の推進につきましては、プログラミング教育・外国語教育・道徳科等の学習指導要領改訂に伴い必要となる事項についての研修とともに、これから学校に求められる情報モラルや
LGBT等についても、市教育研究所主催の研修講座を実施してまいります。 特別な支援に関する人的配置の充実につきましては、特別支援教育支援員や介添員の適正配置に努めるなど、個々の状況に応じた教育を行うための環境整備を実施してまいります。また、特別支援学級の授業力向上に向け、子ども支援室に配置している特別支援教育相談員が学校を巡回し、指導方法の改善等の助言を行ってまいります。 特別支援学校開校に向けた環境の整備につきましては、令和3年度の開校に向けて道教委との協議を進めるとともに、施設整備や個別の教育相談など受入れ体制を整えてまいります。 特別支援教育の福祉との連携強化につきましては、特別な支援を必要とする子どもたちが一貫した支援を受けることができるよう、個別の支援計画を活用した福祉機関と学校との連携を進めるとともに、共通認識に立って支援ができるよう研修を実施してまいります。 通級による指導の充実につきましては、通級による指導研究委員会において、先導的実践の普及としての授業公開や市内通級指導担当教員の研修、相談の充実を図ってまいります。 道徳の授業改善の推進につきましては、道徳的な実践力を高めるため、子どもたちが考え、議論する道徳の授業となるよう改善に努め、市教育研究所に設置している道徳研究委員会において、資料提供や授業公開などに取り組んでまいります。 「こころの授業」の実施につきましては、外部講師を招き、命の大切さや人への思いやり、がん等の病気や健康について考えるなど、子どもたちが心と命について自ら気づくような指導の充実に努めてまいります。 「情報機器 利用の約束」の啓発につきましては、望ましい生活習慣の確立のための大きな課題である情報機器等の利用について、苫小牧市PTA連合会と協働で策定した利用の約束の啓発を進め、道徳の授業や入学説明会などにおいて活用してまいります。 体力の向上につきましては、たくましく生きて働く体の育成に向け、「体力向上アクションプラン」を策定し、全ての学校で子どもたちが目標を持って積極的に運動するよう取組を進めてまいります。また、体力向上に向け効果的な指導を行っている学校の実践例を周知し、先導的実践の普及を進めてまいります。 いじめ問題につきましては、いじめの予防と適切な対処を図るため、定期的ないじめアンケートや随時の教育相談により実態把握に努めるとともに、早期発見・対応ができる組織づくりを進めてまいります。また、子どもたちがいじめ問題を主体的に考える事業として「いじめ問題子どもサミット」を開催し、各学校での児童会・生徒会活動等における取組の充実を図ってまいります。 不登校問題につきましては、予防的対策として「不登校にならないための魅力ある学校づくり」、解決的対策として「不登校傾向のある児童生徒の早期発見」、「きめ細かくスピード感のある対応」の3つの視点を明確にして取り組んでまいります。 魅力ある学校づくりのため、共に支え助け合う風土のある学級経営、適切な児童生徒理解、確かな学力の定着について研修等により周知を図ってまいります。また、早期発見、きめ細かくスピード感のある対応のため、福祉などの関係機関と情報を即時に交換して適切な支援方法等を決定し、効果的にかかわることができる体制づくりを進めてまいります。 食育の推進につきましては、子どもたちが将来にわたって健康に生活していくための食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けられるよう、栄養教諭による食に関する指導の充実に努めてまいります。 学校給食の充実と安全につきましては、献立の充実や安全面、衛生面の観点から、老朽化した第2学校給食共同調理場の改築を進めてまいります。 また、食物アレルギーを持つ子どもたちが安心して給食を楽しめるよう対応食を提供するとともに、非常時に備え小・中学校に給食用非常食を配備してまいります。 健康の保持増進につきましては、フッ化物洗口の実施等による予防事業を継続するとともに、各学校において健康の保持増進を図る能力を育成するための保健教育を実施してまいります。 研修講座の設置につきましては、市教育研究所において、本市の課題に即した学習指導の徹底、今日的な教育課題や教員個々の課題への対応など、様々な研修講座を実施し、教員の資質能力の向上に努めてまいります。 先進地の視察につきましては、学力や体力向上、小中一貫・連携などの教育先進地を教職員や教育委員会が視察し、その結果を市内で還流し、授業改善委員会で活用してまいります。 地域とともにある学校づくりにつきましては、勇払中学校地区及び開成中学校地区へコミュニティ・スクールを本格導入し、家庭・地域住民が学校経営に参画する中で、協働して子どもたちを育てていく体制構築を一層進めてまいります。 学校施設の整備につきましては、苫小牧東小学校及び苫小牧東中学校等7校の改築事業を進め、耐震化や老朽化対策による学校施設の安全確保を図ってまいります。また、青翔中学校の増築や沼ノ端中学校の改修、小・中学校トイレ洋式化事業等により、子どもたちの学習環境の向上に努めてまいります。 就学支援の充実につきましては、義務教育段階における人口減少対策として、3人目以降の児童生徒の学校給食費を助成し、多子世帯の経済的負担の軽減を図ってまいります。また、必要とする時期に適切な支援が行えるよう、就学援助制度の周知を徹底してまいります。 学校の働き方改革につきましては、教職員が子どもたちに向き合う時間を確保するため、校務支援システムの利活用により勤務時間の把握に努めるとともに、学校業務の効率化やスリム化を図り、本来担うべき業務に専念できる環境の整備に努めてまいります。 また、「苫小牧市部活動ガイドライン」を試行し、部活動の在り方についても検証を行ってまいります。 幼小連携の推進につきましては、苫小牧型小中連携教育「苫小牧オール9」の取組の中で、幼稚園等との連携により、幼児期から中学校卒業までの連続した支援が進められるよう取り組んでまいります。また、幼児教育と小学校との学びを円滑に接続するため、スタートカリキュラムの充実を図ってまいります。 幼稚園等からの要請によるALT派遣につきましては、幼少期からの英語による体験を推進するため、要請に応じて幼稚園等へ年数回ALTを派遣し、遊びなどを通して外国語に興味関心を持つ契機となるよう取組を進めてまいります。 学校と家庭の一貫した指導の推進につきましては、家庭教育情報紙「ほーむ&すくーる(通称:ほ・む・す・く)」を継続発行し、学力向上等に関する情報提供を行ってまいります。 メール配信サービスの実施につきましては、「苫小牧市小・中学校保護者向け一斉メール配信システム」を活用し、非常変災に関する情報や緊急連絡はもとより、日常の安全にかかわる情報提供も行ってまいります。 保護者学習会等の充実につきましては、苫小牧市PTA連合会や各学校PTAと連携し、保護者が子育てや教育について考える機会を拡充してまいります。また、「情報機器利用の約束」の周知・普及を図るとともに、子育ての悩みや課題に関する各学校における学習会を開催するなど、学校と家庭が連携した取組を推進してまいります。 安全確保のための関係機関の連携につきましては、学校、保護者、地域及び関係機関が連携し、子どもたちの登下校時の交通安全指導や通学路の安全点検、防犯対策などの取組を進めてまいります。 防災教育の充実につきましては、改訂した「苫小牧市学校防災マニュアル」に基づき、各学校で防災の全体計画を作成し、子どもたちの安全確保に向けて万全を期すとともに、防災教育の充実を図るため、関係する資料を各学校へ提供してまいります。 小1プロブレムに対応した幼小連携の推進につきましては、小学校入学後、新たな教育環境への適応につまずくことを解消するために、幼稚園等との引継ぎが円滑に行われるよう学校教育力向上エリア会議等を活用し、効果的な連携の在り方について検討してまいります。 特別支援教育に係る連携の強化につきましては、特別な支援を必要とする幼児についての幼稚園等訪問事業を継続し、小学校進学の際に支援が円滑に接続され、一貫した取組となるよう幼稚園等と学校との情報共有を進めてまいります。 協働体制の充実につきましては、地域や市民との連携を強化し、学んだ成果を地域で有効に生かすため、その活動状況や学習ニーズを把握し、出前講座やアーティストバンクなどによる支援に努めるとともに、多様な世代・ジャンルが交流できる取組を促進してまいります。 生涯学習推進事業につきましては、生涯学習推進計画に基づき、全ての世代が生き生きと活躍する学びの充実に向けて、「生涯学習だより」や「サークルガイド」などによる情報提供を行ってまいります。また、それぞれのライフステージに対応した学習環境の充実のため、「赤ちゃん、絵本のとびら事業」や「ナナカマド教室」、「障がい者へのICT支援事業」などの取組を継続してまいります。 美術博物館「あみゅー」につきましては、特別展では、ヒト型ロボットやそれをモチーフとする作品に焦点を当て、科学と芸術を領域横断的に紹介する「ロボットと芸術」を開催いたします。 企画展では、苫小牧市の水をテーマに川をとりまく生き物や人にスポットを当てた「川と生命inTo-makomai」、「八王子千人同心展」、「吉田傑ダンボールアート」、「総天然色!考古資料のあざやかな世界」などの開催を通じて、郷土への愛着と誇りを高め、豊かな感性を育む機会の充実に努めてまいります。 科学センターにつきましては、宇宙ステーション「ミール」など常設展示の活用をはじめ、科学センター学習や出前講座、市民・学校・関係団体との連携による科学体験事業、天文普及事業などを継続して実施することにより、子どもから大人まで生涯にわたって科学を学べる施設としての機能充実に努めてまいります。 文化振興事業につきましては、文化の薫り高く潤いのあるまちづくりの実現に向け、「PMFオーケストラ演奏会」や「札響親子しおさいコンサート」などの鑑賞型事業、音楽レベルを向上させ豊かな感性を育む「青少年ミュージックキャンプ」の実施により、多様な文化芸術に接する機会の確保に努めてまいります。 また、アウトリーチ事業や文化芸術振興助成事業などを通じ、広く市民が文化芸術に親しみ、芸術家の活動の場も拡充するよう、啓発と連携に努めてまいります。 以上、令和2年度の教育行政執行に当たっての基本方針と主な施策について申し上げました。 教育においては、豊かな人間性、正義感や公正さを重んじる心、人権や命を尊重する態度など、どんなに社会が変化しようとも時代を超えて変わらない価値のあるものがあり、本市の教育においても大切にされるべき基盤ともいえるものであります。 一方で、持続可能なまちづくりに向けて、社会の変化に対応していく資質や素養を育むため、現状把握に基づいた課題解決的な教育実践の充実や、特色ある教育を推進する中で、苫小牧に誇りを感じ、まちを愛し支えていこうとする気持ちを持ち続けることも重要であります。 幼少期から生涯にわたって学び続ける環境を整備していく中で、学校や地域が連携し、市民一人一人が共に豊かなまちにしていこうとする連帯と共生の心に満ちた「ひとづくり」に資するものとなるよう、施策を推進してまいります。 市民の皆様、議員の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 以上で、
市政方針、
教育行政執行方針及び新年度予算案並びに関連議案の説明は終了いたしました。 この場合、議長から申し上げます。 ただいまの
市政方針等に対する代表質問の内容通告は、明日正午までに、文書をもって通告されるようお願いいたします。 また、議案第10号から第17号、議案第18号、第19号、第24号及び第25号は、後日特別委員会を設置し、審議をいたしたいと思います。 よって、本件の議事は一時延期いたします。 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) 議案第2号から第9号は、補正予算でありますので、一括議題といたします。 一括説明を求めます。 議案第2号。
財政部長。
◎
財政部長(斉藤和典) 議案第2号
令和元年度
一般会計補正予算(第7回)について御説明申し上げます。 今回の補正は、第1条歳入歳出予算の補正、第2条継続費の補正、第3条繰越明許費の補正、第4条債務負担行為の補正、第5条地方債の補正でございます。 歳入歳出につきまして、それぞれ8億8,098万6,000円を増額し、総額を802億6,006万2,000円とするものでございます。 このたびの補正は、主に整理補正でございますので、事業費の確定や受給者数等の増減、単価や使用量の増減による執行の整理、財源更正などは説明を省略させていただき、増額補正する主な項目について説明をさせていただきます。 内容につきまして、事項別明細書の歳出から説明させていただきます。 26ページをお願いいたします。 第2款総務費1項8目コミュニティ施設費66万4,000円の増額は、事業費確定による減のほか、コミュニティセンター施設等整備費で、住吉コミュニティセンターのエレベーター修繕に伴う増でございます。 1項11目国際交流費22万4,000円の増額は、国の補助金を活用した翻訳機4台の購入費でございます。 2項1目企画調整費536万5,000円の減額は、執行整理による減のほか、公共交通路線維持費補助事業費で、市内バス路線における運行経費の増などに伴う補助金の増、旧サンプラザビル訴訟関連経費で、昨年5月から12月までの市の顧問弁護士への旅費及び日当などでございます。 2項4目スポーツ施設費1,904万5,000円の減額は、事業費確定による減のほか、沼ノ端スケートセンター休館補償金で、沼ノ端スケートセンター冷却塔改修工事に伴う施設の休館に係る補償費でございます。 31ページをお願いいたします。 第3款民生費1項1目社会福祉総務費8,568万9,000円の減額は、執行整理による減のほか、福祉ふれあい基金積立金で、同基金への指定寄附金2件を積み立るものでございます。 33ページをお願いいたします。 3項1目児童福祉総務費2,645万8,000円の減額は、執行整理による減のほか、未就学児交通
安全対策事業費で、国の補正予算成立に伴い、未就学児の交通
安全対策を行うため、防護柵や路面標示等を設置する経費で、あわせて繰越明許費の設定を行うものでございます。 なお、58ページと59ページに事業位置図を添付しておりますので、御参照願います。 34ページをお願いいたします。 3項3目児童福祉施設費1,263万4,000円の減額は、放課後児童クラブ運営経費で、執行整理による減のほか、植苗小学校放課後児童クラブ新規開設のための建物改修費でございます。 4項1目生活保護総務費123万2,000円の増額は、生活保護システム改修事業費で、制度改正に伴うシステム改修費でございます。 36ページをお願いいたします。 第4款環境衛生費2項4目衛生諸費211万5,000円の減額は、執行整理による減のほか、霊葬場指定管理費でふぐあいが発生した非常用発電機の更新費、霊園管理基金積立金で、霊園管理料の増によるものでございます。 37ページ、3項3目清掃施設費260万円の増額は、沼ノ端クリーンセンターのごみクレーン巻き上げドラム修繕などの突発的な修繕による増及び財源更正でございます。 38ページをお願いいたします。 第6款農水産業費1項2目農業振興費734万円の増額は、執行整理による減のほか、国営造成土地改良事業負担金で、平成24年度から
令和元年度に実施した排水路改修工事のうち、平成30年度までの工期分の地元負担金でございます。 43ページをお願いいたします。 第10款教育費1項5目諸費101万円の増額は、教育施設整備基金への指定寄附金1件のほか、運用利子を積み立てるものでございます。 2項1目小学校費の学校管理費2億6,283万1,000円の増額は、執行整理による減のほか、44ページの繰越明許費で行う校舎等改修費で、国の補助金の追加配当に伴う増と特別支援学校のための明徳小学校の改修費、小学校トイレ洋式化事業費で、国の補助金の追加配当に伴い、令和2年度に予定していた事業の前倒しによる増でございます。 2項3目小学校費の学校建設費4億7,910万2,000円の増額は、執行整理による減のほか、繰越明許費で行う清水小学校屋内運動場改修事業費、3項1目中学校費の学校管理費3,352万3,000円の増額は、執行整理による減のほか、繰越明許費で行う校舎等改修費と、45ページの中学校トイレ洋式化事業費、3項3目中学校費の学校建設費1億7,806万円の増額は、執行整理による減のほか、繰越明許費で行う啓北中学校校舎・屋内体育館改修事業費で、いずれも国の補助金の追加配当に伴い、令和2年度に予定していた事業の前倒しによる増でございます。 4項1目社会教育総務費161万2,000円の減額は、執行整理による減のほか、市民文化芸術振興基金への指定寄附金1件と、文化芸術振興助成事業での募金を積み立てるものでございます。 46ページをお願いいたします。 第12款諸支出金1項1目国民健康保険事業会計繰出金2,956万7,000円の増額は、保険基盤安定繰出金の増等によるものでございます。 47ページ、2項1目財政調整基金積立金8億3,860万6,000円の増額は、災害対策費指定寄附金5件、学校林立木売払収入及び運用利子のほか、令和2年度予算の財源対策として積み立てるものでございます。 2項2目減債基金積立金2億7,900万7,000円の増額は、今後の地方債償還財源として、基金の積み増しを行うものでございます。 2項3目公共施設整備基金積立金4億100万円の増額は、指定寄附金1件のほか、令和2年度予算の財源対策として積み立てるものでございます。 引き続き、歳入について御説明いたします。 11ページにお戻り願います。 第1款市税につきましては、市民税、固定資産税及び市たばこ税の収入見込みの増により、4億5,000万円の増額を見込むものであります。 第11款地方特例交付金につきましては、幼児教育無償化に伴い交付される子ども・子育て支援臨時交付金でございます。 第12款地方交付税につきましては、普通交付税の確定によるものでございます。 第14款分担金及び負担金から23ページの第23款市債までは、主に歳出に関連した増減でございますが、21ページの第21款繰越金及び23ページの第23款市債のうち1項7目臨時財政対策債は、確定額に合わせて補正するものでございます。 7ページにお戻り願います。 第2表継続費補正でございます。 継続費の変更は、みその・しみず保育園建替事業ほか6事業について、事業費の確定や進捗状況に合わせ、年割額の変更を行うものでございます。 8ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費補正でございます。 繰越明許費の追加ですが、民生費のプレミアム付商品券事業は、商品券の換金や事務について、今年度で完了せず、令和2年度にまたがることから、追加をお願いするものでございます。 次の未就学児交通
安全対策事業以降の7事業につきましては、先ほど御説明いたしました国の補正予算や補助金の追加配当に伴い、年度内での事業完了が見込めないことから、追加をお願いするものでございます。 9ページ、第4表債務負担行為補正でございます。 債務負担行為の追加は、令和2年度予算の早期発注事業として追加をお願いするものでございます。 なお、これらの債務負担行為につきましては、60ページから65ページに事業位置図を添付しておりますので、御参照願います。 10ページをお願いいたします。 第5表地方債補正でございますが、このたびの補正に伴う地方債として、限度額を4億8,215万5,000円増額し、総額を83億2,045万5,000円とするものでございます。 以上、簡単ではございますが、議案第2号
一般会計補正予算(第7回)の説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 説明の途中でありますが、この場合、暫時休憩いたします。 ────────────────────────── 休 憩 午前11時44分 再 開 午後 1時01分 ──────────────────────────
○議長(金澤俊) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案第3号、説明を求めます。
市民生活部長。
◎
市民生活部長(片原雄司) 議案第3号令和元
年度苫小牧市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)について御説明を申し上げます。 このたびの補正は、歳入歳出それぞれ3,418万5,000円を減額し、総額を163億3,521万8,000円とするものでございます。 今回の補正予算につきましては、主に整理補正でございますので、事業費の確定や件数等の増減による執行の整理などは説明を省略させていただき、主な項目について説明をさせていただきます。 内容につきまして、事項別明細書の歳出から御説明を申し上げます。 8ページをお願いいたします。 第1款総務費1項1目一般管理費1,062万4,000円の減額は、主に職員給与費の減によるもの、また、令和3年3月のオンライン資格確認等システムの本格運用に向け、市町村国保システムの改修費用を予算計上したことによるものでございます。 9ページ、第2款保険給付費1項1目一般被保険者療養給付費から12ページ、5項1目葬祭費までの各項目は、いずれも件数及び1件当たりの単価の増減によるものでございます。 第3款国民健康保険事業費納付金1項1目一般被保険者医療給付費分から13ページ、3項1目介護納付金分までの各項目は、いずれも額の確定による減及び財源更正でございます。 第5款保健事業費2項1目特定健康診査等事業費1,497万7,000円の減額は、健診委託料等の減によるものでございます。 14ページ、第8款諸支出金1項3目国庫支出金等返還金876万8,000円の増額は、平成30年度の道支出金の額の確定により、返還金が生じたものでございます。 続きまして、歳入について主なものを御説明申し上げます。 5ページにお戻り願います。 第1款国民健康保険税1項1目一般被保険者国民健康保険税6,855万8,000円の増額及び2目退職被保険者等国民健康保険税131万8,000円の減額は、いずれも被保険者の所得総額や被保険者数の増減によるものでございます。 第3款道支出金1項1目保険給付費等交付金2,177万円の減額は、主に保険給付費の減額や財源更正に伴い、その財源となる普通交付金が減額したものでございます。 6ページ、第5款繰入金1項1目一般会計繰入金2,956万7,000円の増額は、主に保険基盤安定繰入金などの国の交付決定により額が確定したことによるものでございます。 2項1目国民健康保険事業基金繰入金1億1,292万円の減額は、国庫支出金等返還金の財源として876万8,000円を取り崩しますが、国保税や基盤安定繰入金等の歳入が増額となり、赤字補填のための基金繰り入れが減額となりましたので、差し引き1億1,292万円の減額となるものでございます。 7ページ、第8款国庫支出金368万7,000円の増額は、主に歳出で説明をいたしましたオンライン資格確認等システムの運用に伴う市町村国保システムの改修費用に対する補助金でございます。 以上で、議案第3号令和元
年度苫小牧市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)の説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 議案第4号。
福祉部長。
◎
福祉部長(柳沢香代子) 議案第4号令和元
年度苫小牧市
介護保険事業特別会計補正予算(第4回)について御説明申し上げます。 今回の補正は、第1条歳入歳出予算の補正でございます。 歳入歳出予算につきまして、それぞれ474万3,000円を減額し、総額を139億403万9,000円とするものでございます。 今回の補正予算につきましては、主に整理補正でございますので、事業費の確定や利用回数などの増減による執行の整理補正などは説明の一部を省略させていただき、主な項目について説明をさせていただきます。 以下、内容につきまして、8ページ、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 第1款総務費1項1目一般管理費272万8,000円の増額は、主に時間外手当の増に伴う給与費の増などによるものでございます。 2項1目賦課徴収費100万円の減額は、事業費の確定によるものでございます。 9ページ、3項1目介護認定審査会費130万円の減額は、審査会の開催回数等の減によるものでございます。 3項2目認定調査等費326万5,000円の減額は、認定調査に従事する職員の雇用形態が当初見込みから変更となったことによるものでございます。 次に、10ページ、第2款保険給付費1項1目介護サービス給付費から18ページ、第3款地域支援事業費4項1目審査支払手数料までの各項目は、いずれも利用延べ件数や利用延べ人数の増減と事業費の確定によるものでございます。 第5款諸支出金1項1目償還金及び還付加算金20万円の増額は、過誤納償還金の増によるものでございます。 第6款基金積立金1項1目介護給付費準備基金積立金8,745万円の増額は、剰余金が当初の見込みよりも上回ったことによるものでございます。 続きまして、歳入について御説明申し上げます。 5ページにお戻り願います。 第1款保険料1項1目第1号被保険者保険料7,623万5,000円の増額は、当初見込みより被保険者数が増加したことに伴う調定額の増によるものでございます。 第3款国庫支出金1項1目介護給付費負担金から6ページ、第5款道支出金2項2目地域支援事業交付金までの各項目は、いずれも歳出に関連した負担対象額等の増減でございますので、説明を省略させていただきます。 なお、5ページの第3款国庫支出金2項5目保険者機能強化推進交付金2,245万6,000円の増額につきましては、このたび交付額の内示がございましたので、予算計上させていただいたものでございます。 6ページに戻りまして、第6款財産収入1項1目利子及び配当金2万3,000円の増額は、介護給付費準備基金の運用利子の増によるものでございます。 7ページ、第7款繰入金1項1目介護給付費繰入金から5目その他一般会計繰入金までの各項目は、いずれも歳出に関連した負担対象額等の増減でございますので、説明を省略させていただきます。 以上で、苫小牧市
介護保険事業特別会計補正予算(第4回)の説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 議案第5号。
市民生活部長。
◎
市民生活部長(片原雄司) 議案第5号令和元
年度苫小牧市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)について御説明を申し上げます。 このたびの補正は、歳入歳出それぞれ1,295万7,000円を減額し、総額を22億1,130万9,000円とするものでございます。 今回の補正予算につきましては、主に整理補正でございますので、事業費の確定や件数等の増減による執行の整理などは説明を省略させていただき、主な項目について説明をさせていただきます。 6ページの事項別明細書の歳出から御説明を申し上げます。 第2款後期高齢者医療広域連合納付金1項1目後期高齢者医療広域連合納付金153万6,000円の増額は、保険料納付金の増によるものでございます。 2目後期高齢者医療広域連合負担金1,395万1,000円の減額は、広域連合に支払う額が確定したことによるものでございます。 第3款保健事業費1項1目健康診査費249万2,000円の減額は、主に健康診査受診者の見込み数の減に伴う委託料の減によるものでございます。 7ページ、2目健康増進事業費19万9,000円の減額は、消耗品費などの事業費の減によるものでございます。 第4款諸支出金1項1目保険料還付金50万4,000円の増額は、過年度保険料還付見込み金額の増によるものでございます。 2項1目国庫支出金等返還金164万5,000円の増額は、平成30年度の制度改正に伴うシステム改修に係る高齢者医療制度円滑運営事業費補助金の精算により返還が生じたことによるものでございます。 続きまして、歳入について主なものを御説明申し上げます。 4ページにお戻り願います。 第1款後期高齢者医療保険料23万5,000円の増額は、保険料の収入見込みの増によるものでございます。 第3款受託事業収入303万4,000円の減額は、健康診査受診者の見込み数の減に伴う減額によるものでございます。 第4款繰入金1,383万8,000円の減額は、主に広域連合に支払う負担金等の額が確定したことに伴い、一般会計繰入金を減額するものでございます。 5ページ、第5款繰越金294万6,000円の増額は、前年度からの繰越額が確定したことによるものでございます。 第6款諸収入73万4,000円の増額は、主に先ほど歳出で御説明を申し上げました過年度保険料還付金に関連した広域連合交付金の増によるものでございます。 以上で、議案第5号令和元
年度苫小牧市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)の説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 議案第6号。
上下水道部長。
◎
上下水道部長(宮田哲也) 議案第6号令和元
年度苫小牧市
水道事業会計補正予算(第3回)について御説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、整理補正が中心となりますので、補正予算実施計画により、主な項目での説明とさせていただきます。 初めに、5ページをお開き願います。 収益的支出につきましては、第1款水道事業費用で5,369万3,000円を減額するものでございます。 1項1目原水費1,400万円の減額は、動力費等の減によるもの、2目浄水費223万円3,000円の減額は、委託料の減などによるもの、3目配水及び給水費2,000万円の減額は、配水管修繕件数の減などによるもの、4目受託工事費1,350万円の減額は、配水管移設工事等の減によるもの、5目業務費150万円の減額は、委託料の減などによるもの、6目総係費10万円の増額は、貸倒引当金繰入額の増などによるもの、7目給与費6,057万4,000円の減額は、職員の配置構成による減及び退職給付引当金繰入額の減によるもの、6ページ、8目減価償却費から2項3目消費税及び地方消費税までにつきましては、対象経費の確定等によるものでございます。 4ページにお戻り願います。 収益的収入につきましては、第1款水道事業収益で1,204万1,000円を増額するものでございます。 1項1目給水収益1,500万円の増額は、業務用水道料金の増などによるもの、2目受託工事収益900万円の減額は、受託工事件数の減によるもの、3目下水道業務負担金429万8,000円の減額は、対象経費の減によるもの、4目その他営業収益600万円の減額は、設計審査等の件数の減によるもの、2項2目水道利用加入金550万円の減額は、新規加入件数の減によるもの、長期前受金戻入400万円の増額は、対象経費の確定によるもの、3項1目その他特別利益1,783万9,000円の増額は、退職給付引当金戻入益の発生により、新たに計上するものでございます。 次に、8ページをお開き願います。 資本的支出につきましては、第1款資本的支出で1億1,708万5,000円を減額するものでございます。 1項1目新設工事費1,000万円、2目改良工事費5,850万円及び3目量水器施設費4,400万円の減額は、いずれも事業費確定によるもの、5目給与費700万円の減額は、職員の年代構成の若返りによるもの、6目固定資産取得費100万円の減額は、事業費確定によるもの、2項1目企業債償還金341万5,000円の増額は、前年度借入額の確定によるものでございます。 7ページにお戻り願います。 資本的収入につきましては、第1款資本的収入で8,470万円を減額するものでございます。 これは、1項1目企業債の対象事業費の確定によるものでございます。 次に、11ページをお開き願います。 債務負担行為に関する調書でございますが、施設整備に係る工事を前倒しし、発注するため、令和2年度予算のゼロ市債事業として、配水管改良工事費で1億1,600万円の限度額を追加するものでございます。 なお、これらの工事の位置図につきましては、13ページから15ページに添付しておりますので、御参照願います。 1ページから3ページ、9ページから10ページにつきましては、以上の内容を所定の様式に沿って文言整理したものでございます。 以上で、補正予算の説明を終わらせていただきますが、御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 議案第7号。
上下水道部長。
◎
上下水道部長(宮田哲也) 議案第7号令和元
年度苫小牧市
下水道事業会計補正予算(第3回)について御説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、整理補正が中心となりますので、補正予算実施計画により、主な項目での説明とさせていただきます。 初めに、5ページをお開き願います。 収益的支出につきましては、第1款下水道事業費用で6,808万1,000円を減額するものでございます。 1項1目管渠費1,647万8,000円の増額は、修繕費の増などによるもの、2目ポンプ場費2,100万円の減額は、動力費等の減によるもの、3目処理センター費2,322万3,000円の減額は、動力費の減などによるもの、4目総係費500万円の減額は、水道事業会計に対する業務委託料等の減によるもの、5目給与費2,783万6,000円の減額は、職員の配置構成による減及び退職給付引当金繰入額の減によるもの、6目減価償却費から2項3目消費税及び地方消費税までにつきましては、対象経費の確定等によるものでございます。 4ページにお戻り願います。 収益的収入につきましては、第1款下水道事業収益で2,400万円を減額するものでございます。 1項3目その他営業収益400万円の減額は、し尿処理収益の減によるもの、2項3目他会計補助金300万円及び4目長期前受金戻入1,800万円の減額は、いずれも対象経費の確定によるもの、5目雑収益100万円の増額は、災害対応に係る負担金収入等の受け入れによるものでございます。 次に、7ページをお開き願います。 資本的支出につきましては、第1款資本的支出で1億1,991万5,000円を増額するものでございます。 1項1目下水道築造費1億1,400万円の増額は、当初見込んだ単独事業費の減と国の補正予算等による交付金事業の追加による増を合わせたもの、2目負担金事務費20万円の増額は、受益者負担金の一括納付の増に伴うもの、3目給与費100万円の増額は、手当の増などによるものでございます。 なお、国の補正予算等による追加工事の位置図につきましては、11ページから13ページに添付しておりますので、御参照願います。 6ページにお戻り願います。 資本的収入につきましては、第1款資本的収入で9,152万4,000円を増額するものでございます。 1項1目企業債2,520万円の減額及び2項1目国庫補助金1億1,296万5,000円の増額は、対象事業費の確定によるもの、3項1目受益者負担金136万円の増額は、一括納付の増によるもの、5項1目固定資産売却代金4万2,000円の増額は、車両売却代金の増によるもの、6項1目寄附金235万7,000円の増額は、処理区域外からの公共下水道への接続に係る受益者負担金相当額の受け入れによるものでございます。 次に、10ページをお開き願います。 債務負担行為に関する調書でございますが、下水処理センターにおける汚泥運搬業務及び汚泥処分業務につきまして年度当初から行う必要があるため、汚泥運搬業務で1億2,300万7,000円、汚泥処分業務で5,296万5,000円の限度額をそれぞれ追加するものでございます。 1ページから3ページ、8ページから9ページにつきましては、以上の内容を所定の様式に沿って文言整理したものでございます。 以上で、補正予算の説明を終わらせていただきますが、御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 議案第8号。
病院事務部長。
◎
病院事務部長(佐々木薫) 議案第8号
令和元年度市立病院事業
会計補正予算(第1回)について御説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、主に整理補正でございますので、事業費の確定や単価、数量の増減による執行の整理補正などは説明の一部を省略させていただき、主な項目について説明をさせていただきます。 内容につきまして、4ページ、補正予算実施計画の収益的収入及び支出から御説明申し上げます。 第1款病院事業費用では、1億8,195万4,000円を減額するものでございます。 第1項1目給与費7,053万9,000円の減額は、退職給付引当金繰入額の減などによるもの、2目材料費2億5,942万4,000円の減額は、主に入院患者の減による薬品費及び診療材料費の減などによるもの、3目経費2,470万4,000円の減額は、修繕費の減などによるもの、4目減価償却費から5ページ、第2項3目消費税及び地方消費税まで、第3項1目過年度損益修正損につきましては、事業費確定などによる増減でございます。 第2項4目雑支出1億7,079万8,000円の増額は、貯蔵品購入費の仮払い消費税で、控除できない消費税を計上したことによるものでございます。 次に、3ページにお戻り願います。 収入について御説明申し上げます。 第1款病院事業収益では、4億9,661万7,000円を減額するものでございます。 第1項1目入院収益3億6,753万2,000円の減額は、年間延べ患者数を3,140人の減、患者1人当たりの収益を1,800円の減としたもの、2目外来収益1億4,222万円の減額は、年間延べ患者数を4,100人の増、患者1人当たりの収益を1,000円の減としたものでございます。第2項3目国庫補助金から8目その他医業外収益の各項目は、支出に関連した増減でございます。 続きまして、7ページの資本的収入及び支出を御説明申し上げます。 第1款資本的支出では、337万円を増額するものでございます。 第1項2目固定資産取得費570万円の増額は、再編関連訓練移転等交付金を活用し、医療機器を整備するものでございます。 次に、6ページにお戻り願います。 収入について御説明申し上げます。 第1款資本的収入では、655万円を増額するものでございます。 第6項1目国庫補助金は、支出に関連した増額でございます。 1ページから2ページ及び8ページから9ページにつきましては、以上申し上げましたことを所定の書式にてあらわしたものでございますが、2ページ、第6条で新たに棚卸資産購入限度額の条文を加えてございます。 以上で補正予算の説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(金澤俊) 議案第9号。
産業経済部長。
◎
産業経済部長(金谷幸弘) 議案第9号令和元
年度苫小牧市
公設地方卸売市場事業会計補正予算(第2回)について御説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、整理補正が中心となりますので、補正予算実施計画により主な項目での説明とさせていただきます。 初めに、4ページをお開き願います。 収益的支出につきましては、第1款市場事業費用で150万円を減額するものでございます。 1項1目市場管理費、50万円の増額は、人事異動に伴う人件費の整理及び賃金の増などによるもの、2項2目消費税及び地方消費税200万円の減額は、売り上げに係る消費税額の減額に伴う支払消費税額の減によるものでございます。 3ページにお戻り願います。 収益的収入につきましては、第1款市場事業収益で2,633万5,000円を減額するものでございます。 1項1目売上高割使用料1,360万円の減額は、昨年10月より卸売業者の売上高に対する市場使用料率を1,000分の5から1,000分の3へ引き下げた影響によるもの、2目施設使用料1,160万1,000円の減額、3目低温倉庫使用料113万4,000円の減額は、昨年10月より売り場等施設使用料を従来のおおむね半額に引き下げた影響によるものでございます。 なお、1ページから2ページ及び5ページから6ページにつきましては、以上の内容を所定の様式に沿って文言整理したものでございます。 以上で補正予算の説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(金澤俊) 以上で、説明は終了いたしました。 これより質疑に入りますが、質疑は先例により、一般会計の歳出は各款ごとに行い、一般会計歳入、特別会計及び企業会計は一括して行いたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号
一般会計補正予算第1条歳入歳出予算の補正を事項別明細書により歳出から質疑に付します。 第1款議会費、質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 質疑終結いたしました。 第2款総務費、質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 質疑終結いたしました。 第3款民生費、質疑に付します。 大西厚子議員。 (大西厚子議員 質問席へ移動)
◆9番議員(大西厚子) それでは、私からは民生費3項1目児童福祉総務費、未就学児交通
安全対策事業費につきまして質疑をさせていただきます。 補正予算額3,200万円が繰越明許費として計上されております。 それでは初めに、事業の目的についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
健康こども部長。
◎
健康こども部長(桜田智恵美) 事業の目的でございますが、
令和元年5月、滋賀県大津市の県道において、保育活動中に信号待ちをしていた保育園児2人が死亡、保育士を含む14人が重軽傷を負った痛ましい
交通事故が発生したことを受けまして、国は同年6月に、未就学児を中心とした子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保方策を早急に取りまとめ、対策を講じることといたしました。 その後、緊急の合同安全点検を実施し、対象箇所及び必要となる対策の報告を経て、
令和元年12月、国の安心と成長の未来を拓く総合経済対策の補正予算が閣議決定されました。本市におきましても、子供たちの命を守るための
取り組みを推進していくため、これまで以上により安全な交通
安全対策を実施するものでございます。
○議長(金澤俊) 大西厚子議員。
◆9番議員(大西厚子) ありがとうございます。 背景等も含めて、御答弁ありがとうございます。昨年5月の大津市の痛ましい事故を受けまして、子供の安全と命を
交通事故から守る対策であります。未就学児を中心とした子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保方策のための事業とのことでございます。緊急の合同点検を実施し、調査報告を経て国の補正予算が閣議決定したことを受けての本市の
取り組みとのことでございます。より安全な交通
安全対策の実施のためということでございます。 それでは、合同安全点検はどのように行われたのか、あわせて実施結果についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
健康こども部長。
◎
健康こども部長(桜田智恵美) 合同安全点検の実施結果でございますが、
令和元年7月に北海道から示されました点検実施要領に基づき、保育所、認定こども園、小規模保育施設、幼稚園など合計83施設を対象に事前調査を行い、提出された箇所について合同点検を実施いたしました。そのうち本市では市内の保育所、認定こども園、小規模保育施設の計36施設に事前調査を行い、34施設から点検箇所の提示がございました。提示されました内容をもとに、庁内の関係部署と道路管理者、地元警察、施設関係者との連携及び立ち会いの上で、8月に延べ68カ所の現地の合同点検を実施いたしました。 点検実施後、対策の必要性についての検討、協議を経まして、国道1路線、道道1路線、市道38路線の計40路線につきまして交通
安全対策を講じる必要がある旨を北海道を通じて国へ報告したところでございます。
○議長(金澤俊) 大西厚子議員。
◆9番議員(大西厚子) ありがとうございます。 合同安全点検、昨年7月に83施設を対象に北海道の点検実施要領に基づいて事前調査が行われ、そして本市としては8月に事前調査で、保育所、認定こども園、小規模保育施設の34施設、83のうちの34施設を、提示があった68カ所を、庁内の内部部署、道路管理者、警察、施設関係者で合同点検を現地で行ったということでございます。そして、協議の結果、対策を講じる必要があるところが40路線ということでございます。 そこで、今回の補正で対策をする箇所なのですけれども、議案資料58ページ、59ページにも地図上に示されておりますけれども、それではこの実施箇所と具体的な対策、どのような対策がとられるのか、あわせて対策を完了する時期の見通しについてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
都市建設部長。
◎
都市建設部長(粟野茂) 本事業の実施箇所につきましては、合同安全点検の結果、対策が必要と報告いたしました40路線のうち、国道、道道を除く市道38路線につきまして対策を実施する予定でございますけれども、その内訳といたしましては、車両が路外へ逸脱することによる人的被害の防止を目的といたしました防護柵の設置を28路線で延長451メートル、運転者に対し危険及び注意すべき状況を予告し、注意深く運転を促すために設置する路面表示やカラー舗装を7路線で14カ所、そのほか警戒標識を3路線で5カ所設置するなどの対策を予定しているものでございます。 また、対策時期につきましては、春先から工事着手が可能となるように契約手続を進め、令和2年8月上旬までに対策を完了させる予定としているところでございます。
○議長(金澤俊) 大西厚子議員。
◆9番議員(大西厚子) わかりました。ありがとうございます。 防護柵を28路線で延長にして451メートルを設置、路面表示をカラー舗装7路線で14カ所、警戒標識5カ所、これをことし8月上旬までに完了ということでございます。かなりの規模で対策ができて、子供の安全を守るための対策が充実するのではないかと、このように期待を申し上げたいと思っております。 そこで、この事業なのですけれども、国の事業として閣議決定とのことでございますので、補助はどのようになっているのか、3,200万円の事業費の財源構成についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
健康こども部長。
◎
健康こども部長(桜田智恵美) 本事業予算3,200万円の財源の内訳につきましては、このたびの国の補正予算の対象事業として1,680万円の国庫補助を見込んでおり、残る1,520万円は全額起債を充てる予定でございます。 なお、活用を見込んでいる起債は充当率100%となるため、財源負担の観点からもメリットがあるものと考えております。
○議長(金澤俊) 大西厚子議員。
◆9番議員(大西厚子) ありがとうございます。 国の補正対象事業で国から1,680万円、そして1,520万円が地方債で、充当率は100%となるということで、単年度負担の平準化のメリットということであると思います。国からの事業で財源の後押しも積極的に、もう本当に我が市はこれをどう活用していくかということを積極的に活用していただいたことを、それをスピーディーに対応していただいたことに大いに評価をさせていただきたいと思います。御尽力に感謝申し上げたいと思います。 そこで、先ほどお聞きしました、このたびの補正は市道にかかわる措置ということでございますが、事前調査後に報告をした市道外、国道1カ所と道道1カ所があるということで先ほどお話がありましたけれども、またそれとあわせて、道が窓口になった幼稚園や認可外保育施設などに関する対策についてはどのようになっているのか、事前調査で上げられた箇所など、ほかに対策が必要な場所はないのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
健康こども部長。
◎
健康こども部長(桜田智恵美) 本事業では市道に関する対策のみとなっておりますけれども、国道と道道につきましてはいずれも防護柵の設置を対策として報告しております。現在各道路管理者において検討が進められておりますが、実施時期につきましては未定と伺っております。 このほか、北海道公安委員会の対応として、信号機の青信号の点灯時間延長について2カ所報告しておりますが、こちらは今年度内に対応できる予定と伺っております。 また、幼稚園、認可外保育施設につきましては北海道が窓口となって事前調査を行っており、調査結果や点検の可否について確認をいたしましたが、実際に対象箇所を提出したのは認可外保育施設1施設しかなく、この施設の事業者が保育施設を運営する同一法人であったことから、認可保育施設とあわせて本市が対応したところでございます。
○議長(金澤俊) 大西厚子議員。
◆9番議員(大西厚子) ありがとうございます。 ただいま、北海道の公安委員会対応の青信号の点滅時間を延ばす箇所の報告があったところは年度内対応ということでありますし、また、幼稚園や認可外保育園は出された箇所は1カ所で、それが同一運営法人の認可保育園で市が対応できているということでこれはよいかなと思いますけれども、先ほど申し上げました国道、道道の各1カ所は実施期間未定ということでございます。大きな道路こそ対策が急がれるのではないかと思います。早期の実施を望みたいと思いますし、市からも国道、道道の早期対策を強く要望していただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。これは要望で結構でございます。 そこでお伺いしたいのが、キッズゾーンについてお伺いしたいと思っております。 今回の国から示された補正予算の交通安全緊急対策に盛り込まれた措置にこのキッズゾーンが盛り込まれていると思います。昨年11月に国から示されたキッズゾーンの創設についてということが、自治体に整備を促す通知が出されたということで伺っております。キッズゾーンは、主に小学校の周辺に設置されているスクールゾーンの未就学児版でありますけれども、保育施設などが近くにあることを運転手に注意喚起して、
安全運転や速度の抑制につなげるものでございますので、また、設置しているところは路面標示がなされているというのが多いようでございます。 その事例としまして目にしましたのは、この事故のあった大津市を初め群馬県の渋川市、愛知県の豊橋市で設置をされております。また、山口県でも県内に広める動きもあるという報道もございました。先ほどの本市の実施対策の内容に路面標示をカラー舗装にする7路線14カ所ということもありましたけれども、このキッズゾーンの設定についてのお考えについてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
健康こども部長。
◎
健康こども部長(桜田智恵美) キッズゾーンにつきましては、国の未就学児等及び高齢者運転の交通安全緊急対策に基づく施策として、小学校等の通学路に設けられておりますスクールゾーンに準ずる対策として創設されたものであり、保育所等の周囲半径500メートルを原則として、対象施設、道路管理者及び地元警察と協議の上で、地域の実情に応じて柔軟に設定すべきこととされております。 今回の補正予算では早急に着手可能な交通
安全対策から実施することとしたものでございますが、キッズゾーンの設定につきましては、対象施設や近隣住民の意向なども踏まえながら対応することが重要と考えておりますので、道路管理者や地元警察などの関係部局と連携をとりながら慎重に検討してまいりたいと考えております。
○議長(金澤俊) 大西厚子議員。
◆9番議員(大西厚子) ありがとうございます。このキッズゾーンは早急に着手可能な交通
安全対策の今回の補正ということもあり、また、関係部局との連携も必要だということで、今回は慎重に検討してまいりたいということでございます。本当にこの事業は大切な子供を守る事業でございますので、今後もしっかりと
取り組み、今後、国からの予算が出るかどうかはわかりませんけれども、市としても積極的に取り組む必要があるのではないか、このように思うわけでございます。 このキッズゾーンの設定についてもあわせまして、今後の
取り組みについてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
健康こども部長。
◎
健康こども部長(桜田智恵美) 今後の対策ということでございますけれども、今回は国の閣議決定による事業として御提案をさせていただいておりますけれども、今後の事業継続につきまして、現時点におきましては国からの詳細が示されていないところでございます。 今後、国における調査結果や対策の結果検証のほか、新たに開設する保育施設への対応、既存施設における保育活動内容の見直しなども考えられますので、国の動向を注視するとともに、関係機関や施設とも連携をとって情報共有を図りながら柔軟に対応できるよう努めてまいりたいと考えております。キッズゾーンの設定につきましては、先ほど御答弁させていただきましたけれども、対象施設や近隣住民の意向なども踏まえながら、こちらも慎重に検討してまいりたいと考えております。
○議長(金澤俊) 大西厚子議員。
◆9番議員(大西厚子) ありがとうございました。わかりました。 子供の安全と命を守る今回の補正、3,200万円のこの予算を大事に有効に執行していただき、効果のある事業となりますよう、さらなる御尽力をよろしくお願いしまして、質疑を終わらせていただきます。 以上です。
○議長(金澤俊) 他に。 原啓司議員。 (原啓司議員 質問席へ移動)
◆16番議員(原啓司) それでは、私のほうからは、1項1目の社会福祉総務費のプレミアム付商品券事業費9,301万1,000円の減額の補正について何点かお伺いをしたいと思います。 非課税世帯にプレミアム付商品券の案内書が送付されて、実際に申請に来られた方が11月末で33.55%ということで、この数字をもうちょっと上げなければならないということで、1カ月この申請期間を延長したということになっております。 それで、この延長の1カ月の間でさらにどれだけ申請の世帯がふえたか、そして最終的に何%の申請率になったか、まず最初にお伺いしたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
福祉部長。
◎
福祉部長(柳沢香代子) プレミアム付商品券の非課税世帯の申請につきましては、当初申し込み期限の11月29日から12月27日の1カ月間の延長によりまして約120件のお申し込みがございまして、最終的な申請率は34.02%となっております。
○議長(金澤俊) 原啓司議員。
◆16番議員(原啓司) ありがとうございます。 120世帯がふえて34.02%という最終的な申請率ということになっておりますが、この9,301万円の補正、マイナスということと、最終的に34.02%ということで、数字的には大変厳しい数字かなと、1カ月延長はしましたけれども、到達点としては厳しいかなというふうに思っておりますけれども、この1カ月間、ふやそうということでさまざまなPR、周知ですとか努力をされてきたかと思いますけれども、どのような
取り組みをされたか、お伺いさせていただけますでしょうか。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
福祉部長。
◎
福祉部長(柳沢香代子) 申請期間の1カ月延長に伴いまして、市ホームページや市庁舎1階のロビーのデジタルサイネージでのお知らせ、それから新聞への掲載、事業者への新たなポスター掲示をお願いするなどの周知を行ってきたところでございます。
○議長(金澤俊) 原啓司議員。
◆16番議員(原啓司) 34.02%の方が申し込みをされて、商品券の引きかえ券が御自宅に送られるということで、そこからさらに銀行に行って商品券を購入するというステップがあって、さらに各お店ですとか商店のところに行って物を消費券で購入するということになると2段階もありまして、さらに実際にこの消費につながるというところではさらにこの34.02%から減るかなというふうに思いますけれども、この申請書のことでは、私の聞いた話では、中身を開いてみて、封筒にはプレミアム付商品券の案内ですということがはっきり書かれてはいるのですけれども、一回開いてしまうと、ちょっと何をしていいのかわからないといった御高齢の方の声なんかも聞いたことがありまして、それで実際困っていて、家族の方や、それから定期的に入っているヘルパーさんなんかにも聞いてみたけれども、なかなかちょっとどうしていいのかわからないという声も聞いたことがあったものですから、実際にそういう手続上の困ったことへの対応というか、そういう声が実際にあったのかどうかということと、その辺の認識についてお伺いできればと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
福祉部長。
◎
福祉部長(柳沢香代子) このプレミアム商品券の事業につきましては、まず対象の非課税世帯の方に申請書を全戸に郵送させていただきました。その後あらゆる媒体を活用して周知に努めておりましたが、庁舎内の2階のほうに特設窓口を設置しまして、お問い合わせいただいた場合には丁寧に対応しておりましたし、申請に来られた方についても御不明な点については対応させていただいたところでございます。 このたびの事業では、申請書に記載するべき内容の多くが国のほうで定められていたほか、機械処理の関係上で記載できる内容にも制限がございました。そうした制限の中でもなるべくよりわかりやすい書類、御案内ができるように努めてきたところではございます。同封している文書のほうにも、まずはプレミアム付商品券のお知らせということと、上のほうに申請期限、そしてお問い合わせの電話番号を上のほうに記載するというようなことでの工夫もしてきたところでございます。
○議長(金澤俊) 原啓司議員。
◆16番議員(原啓司) もうちょっと、だんだんと高齢の方がふえていく中で、なかなかその国からの示された情報をたくさん記載してわかりやすくというのは大変なのかなと思いますけれども、今後、検討といいますか、研究していく課題なのかなというふうに私も認識をしております。 今回このプレミアム付商品券の目的というか趣旨としては、子育て世帯、それから低所得者層への消費に与える影響を緩和するということの目的、消費喚起ということが目的だったかと思いますが、実際今お聞きした申請率でいいますと、全体の3分の1、3世帯に1世帯の申請ということでは、私は本来のそういう目的が達成できなかったというか、必要なところに行き渡ってなかったかなという印象は持ちますが、その原因としては、1冊4,000円で5,000円当たりの商品券が購入できると、最大5冊購入して2万円で2万5,000円当たりの商品券が購入できるということなのですけれども、消費税率が増税される中で生活も大変切り詰めていく中で、そういう4,000円の商品券を購入するというところがなかなか厳しい、その非課税世帯の現状になっているのかなというのを私も思いまして、そういうものが一つのこの数字の原因になっているのかなと思います。 それからもう一つは、先ほど言ったその手続上の煩わしさといいますか、それで、やらなければなと思いながら家のどこかにあるというのも一方ではあるのかなというふうに思っております。 この商品券は2月まで金融機関で交換、購入をしていただいて、使用期限は3月いっぱいまでというふうになっています。このスケジュールもこういう限られた中で使っていただくというのはなかなか大変なのかなと思っております。今回34.02%という申請率というふうになっていますけれども、やはり今回の事業の効果としては限定的だったかなと思いますし、事業的には大変厳しかったかなと思いますが、最後にその辺の市としての見解をお伺いして、終わりにしたいと思います。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
福祉部長。
◎
福祉部長(柳沢香代子) ただいま議員のほうからも御指摘いただきましたように、やはり現金を出して商品券を購入しなければならないというところがちょっと申請に至らなかったというような判断にとどまって、この30%台にとどまったのではないかということは、少なからず影響があったというふうには考えております。今回のその商品券事業では、過去に実施された臨時福祉給付金のように現金を給付するというものではなかったということで、やはり申請に至らなかった方もいたものというふうに考えております。 しかし一方では、今回の商品券事業に関しまして食料品や日用品を初め商品券利用登録店舗数も700店以上に御登録いただきまして、商品券を利用した方からは再度の購入を希望するお声もいただいているというようなことからも、購入された方からは評価というか有効性があったというふうにも思っているところでございます。
○議長(金澤俊) 他に。 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(金澤俊) 質疑終結いたしました。 第4款環境衛生費、質疑に付します。 冨岡隆議員。
◆28番議員(冨岡隆) それでは、私のほうからは、環境衛生費の沼ノ端クリーンセンター管理運営経費260万円、これについて質疑を交わしていきたいと思います。 この沼ノ端クリーンセンターの問題ですけれども、先ほど突発的なことで修繕を要すると、こういうことで説明がありました。それで、12月議会では小野寺議員が、これも補正が計上されまして、6,000万円、このうち基金4,500万円を取り崩して整備をしたわけです。そのときにも質疑を行いましたけれども、こういう突発的な理由から、何度もというか、私は12月で終わるのかなと思ったら、この1月でも、この2月の議会に補正が計上されました。 それで、なぜ何度もこういう補正を組まなければならないのか、これについてまずお伺いいたします。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
環境衛生部長。
◎
環境衛生部長(椿勇喜) 12月議会の補正予算につきましては、ごみの破砕物を炉のほうに供給いたしますコンベアを整備したものでございます。今回の補正につきましては、各種設備の部品交換や修繕を行うものでございます。12月の補正の内容及び今回の補正内容ともに、日々の運転管理やメンテナンスの中で調整しながら使用してきたところですけれども、使用の限界を迎えたところでございます。 なお、今回の補正予算につきましては、12月に比べまして部分的な修繕で小規模なものとなっております。いずれも緊急性を認めたために補正予算として計上させていただくものでございます。
○議長(金澤俊) 冨岡隆議員。
◆28番議員(冨岡隆) 12月議会で補正が提案されたときに、小野寺議員がこの長寿命化計画の問題を取り上げました。それで、15年間、沼ノ端クリーンセンターをもたせるために3年間かけてやったわけです。部長は前回、交付金の対象外であったということと、当時、使用可能で優先順位が高くないということから、大規模改修、つまり長寿命化計画の中でやらなかったのだと、こういう答弁をされました。今回はドラムの修理ということがあります。それで、もっと具体的に、その修理の内容というのはどういうものか、御説明をお願いいたします。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
環境衛生部長。
◎
環境衛生部長(椿勇喜) 御質問いただきました大規模改修についてでございますけれども、平成27年度から29年度までの3カ年で実施いたしました長寿命化工事につきましては、環境省の交付金を活用いたしまして、ごみ焼却施設の主要部分について実施したものでございます。 前回も御答弁いたしましたけれども、環境省の交付金制度におきましては、一部の部品交換のみといったような小規模な修繕につきましては交付金の対象外となっておりまして、今回の修繕の中身につきましては、ごみクレーンのドラムの交換や流量計など小規模な修繕を行うものとなっております。
○議長(金澤俊) 冨岡隆議員。
◆28番議員(冨岡隆) それで、部長、私は過去を振り返って聞いてほしいと思うのです。それで、前回、小野寺議員が質問したときにそういう答弁をされていて、ちょっとやらなければならないかなと思ったのだけれども、何度もこういう補正は、今小規模と言いましたけれども、しかし税金を使ってやるわけです。それで、ないだろうと、極端に言えば。それでちょっと私もちゅうちょしたのですけれども、また今回出されたので、過去の質疑をちょっとやはり説明したいと思うのです。 これは25年の2月22日、定例会で私がこの補正の問題、このときにどういう提案がされたかといいますと、これは24年度ですけれども、実際に2,940万円の当初予算に対して既に1億2,970万円、調べたらこういう補正が組まれました。23年度、これも当初予算2,940万円計上されておりますけれども、実際は補正を含めて5,868万円。もう1年度下がって22年度、これも当初予算2,700万円計上されていたのだけれども、4,327万円ということで、私は当初予算が本当に的確なのかという質疑を交わしました。それで、保全計画を立てて実際に整備計画も含めてちゃんと当初予算に計上すべきでないかと。当時、除雪費なんかは実際に雪が降ったらそれはもう出動しなければなりませんから、当然補正を組むということはありましたけれども、そういうものではなくて、やはりこの予算の組み方がおかしいのではないかということを私は質疑を行いました。 そのときに、そのときは沼ノ端クリーンセンターだけではなくて糸井が稼働しておりました。この糸井と沼ノ端のクリーンセンター、この
環境衛生部長、当時は前川さんでしたけれども、当時、両方とも故障した場合には大変なので、何かがあったときには順次補正を組むというような答弁だったのです。 ところが、大規模改修をやりました、もうどこか悪いところはないのかということで、15年稼働できるようにしようということで大規模改修をやって、沼ノ端クリーンセンター、こういうクリーンセンターが一つになったときには、部長はこういうふうに答えております。糸井の廃炉ができて、沼ノ端が一つになったときには、当然にも今のような形ではいけないと、突発的なこのやり方はしないということで、しっかりとした計画を立てて検討すると、こういうふうに答弁されているのです。 だから、このような当初予算で突発的なそういう修理は、糸井のセンターが一つになったときにはもうそういうことはやりませんということで述べているわけですけれども、これは部長、やはり今のようなこの財政の予算の立て方、
財政部長もいますけれども、やはりこれは改善すべき内容ではないのですか、お答えください。
○議長(金澤俊) 答弁を求めます。
環境衛生部長。
◎
環境衛生部長(椿勇喜) まず、過去に実施しております長寿命化の意味合いですけれども、長寿命化の私どもにおける意味につきましては、重大な事故発生ですとか機能停止を未然に防止するために、ライフサイクルコスト最小化の観点ということを踏まえた上で、日常の適正な運転管理と毎年の適切な定期点検整備あるいは施設の機能向上も考慮した適時の延命化対策を実施することにより施設全体を合理的に延命化するものという捉え方をしております。 その上で議員のほうから、糸井と、それから沼ノ端、2カ所あったときの話もいただきましたけれども、私どもといたしましては、施設を整備する上で一番大事だと思っているのは、まず施設の稼働をとめない、それから、とめることによって市民生活に決して迷惑をかけないということを最重点に常日ごろ整備計画を立てております。日々の点検や施設の経過年数などを勘案しながら直近の状況を把握いたしまして、更新や修繕が必要であると考えられる項目につきましては当初予算で予算化しているところでございます。 しかし、ごみ処理施設につきましては、非常に大型かつ複雑な機器を多数保有しておりまして、中には高温多湿や腐食性のガスなどにさらされまして劣化が進行している部分もございます。これらの施設を構成する全ての部品についてリアルタイムで状況を把握して予算化することは不可能でございます。そのため、日々の運転管理やメンテナンスの中でやむを得ず修繕が重なることもございまして、その際には補正予算の対応が必要となるところでございます。 今後につきましても、今回と同様の小規模な修繕につきましては、日々の運転管理やメンテナンスの中で適切な維持管理を行いながら、必要に応じて補正するなどした上で対応してまいりたいというふうに考えております。