○議長(
木村司)
一括質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、
一括討論に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 討論終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、表決に付します。 第17回
定例会議案第4号から第11号について、ただいまの
委員長報告に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、第17回
定例会議案第4号から第11号は、
委員長報告どおり決定いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) 報告第3号を議題といたします。 説明を求めます。
環境衛生部長。
◎
環境衛生部長(
椿勇喜) 報告第3
号平成30年度
苫小牧市
霊園事業特別会計補正予算(第1回)の
専決処分につきまして御説明申し上げます。 この
専決処分は、本年9月4日発生の台風21号及び9月6日発生の
北海道胆振東部地震により被害が生じた高丘第一霊園の倒木及び
のり面に発生した
地割れ箇所への
緊急対応として、
地方自治法第179条第1項の規定により9月26日付で仮復旧及び本
復旧工事等に伴う
補正予算を
専決処分いたしましたので、
地方自治法第179条第3項の規定により御報告するものでございます。 今回の補正は、第1条
歳入歳出予算の補正で、
歳入歳出予算をそれぞれ5,850万2,000円増額し、総額を8,847万5,000円とするものでございます。 内容につきまして、5ページをお願いいたします。 初めに、
歳出事項別明細書から御説明申し上げます。 第1
款霊園事業費1項1目
一般管理費1,380万2,000円の増額は、主に今回の災害による倒木の撤去や
地割れ箇所への仮
復旧工事を、
秋彼岸前に早急に行う必要があるため、
既定予算の流用により対応した経費でございます。 同じく1項2目
災害復旧費4,470万円の増額は、市民の皆様の安全を十分に確保するためにも一日も早い復旧が必要であることから、
支障木、
危険木の撤去や
地割れ箇所の本
復旧工事を行うための経費でございます。 次に、4ページにお戻り願います。
歳入事項別明細書について御説明申し上げます。 第3
款繰入金2項1目
霊園管理基金繰入金5,850万2,000円の増額は、仮復旧及び本
復旧工事などの
災害復旧に係る費用を補正するため、
霊園管理基金を繰り入れるものでございます。 改めて、このたびの件で市民の皆様や
関係者の皆様に多大なる御心配や御不便をおかけいたしました。今後は、市民の皆様の安全を十分に確保するとともに、誰もが安心して墓参できる霊園を目指し、その維持、管理に引き続き努めてまいります。 以上、報告第3号の
補正予算に係る
専決処分についての説明とさせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
木村司) 質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、討論に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 討論終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、表決に付します。 本報告を承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、報告第3号は、承認することに決定いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) 報告第4号を議題といたします。 説明を求めます。
都市建設部長。
◎
都市建設部長(
粟野茂) 報告第4
号専決処分について御説明申し上げます。
別表訴えの
相手方に対し、
未払い家賃を支払うよう来
庁要請をし、
分納誓約を結びましたが、誓約後も納入がないことから、
電話催告、
文書催告などの対応を行ってまいりました。 しかし、それでも支払いに応じないため、
市営住宅に係る
賃貸借契約を解除し、
当該市営住宅を明け渡すよう請求してきたところでございます。 その後も毎月
当該市営住宅を明け渡すよう請求を行ってまいりましたが、それでも明け渡さないことから、これ以上の対応は困難と判断し、
地方自治法第180条の
専決処分について、第2号の規定により、平成30年11月15日付で
専決処分をし、11月21日付で
札幌地方裁判所苫小牧支部へ提訴したため、
地方自治法第180条第2項の規定により、御報告をするものでございます。 以上、簡単ではございますが、報告第4号につきまして、御説明と御報告を申し上げます。
○議長(
木村司) 質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、報告第4号は、終了いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) 報告第5号及び第6号は
損害賠償に関する案件でありますので、
一括議題といたします。
一括説明を求めます。
環境衛生部長。
◎
環境衛生部長(
椿勇喜) 報告第5号及び第6号の
専決処分につきまして、御説明申し上げます。 この
専決処分は、
ごみステーションの
ごみ箱の
車両接触事故による
損害賠償の額を定めるもので、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により御報告し、承認をお願いするものでございます。 事故の内容につきましては、平成30年9月5日、台風21号の影響により、
苫小牧地区は
最大風速21.6メートル、最大瞬間風速32.6メートルに達する強風に見舞われ、午前2時ごろ、
苫小牧市有珠の沢町7丁目408番411の
住宅近隣の
ごみステーションに設置された
ごみ箱が強風により飛ばされ、
当該住宅敷地内に駐車中の
相手方車両に損害を与えてしまいました。 同じく9月5日午前9時半ごろ、
苫小牧市東開町5丁目541番12の
住宅近隣に設置された折り畳み
式ごみステーションが強風により飛ばされ、
当該住宅敷地内に駐車中の
相手方車両に損害を与えたものでございます。
相手方と協議の結果、
示談内容について合意しましたので、いずれも平成30年10月23日に
専決処分をいたしました。
損害賠償の額につきましては、
車両修理費用として、報告第5号につきましては22万1,368円、報告第6号につきましては11万6,942円となっております。 この
損害賠償金につきましては、本市が加入をしております
全国市長会市民総合賠償補償保険により
相手方に直接支払われておりますことから、
損害賠償に係る
予算措置はございません。 このたびの事故により、損害を与えてしまいました
相手方には大変御迷惑をおかけしたことに深くおわびを申し上げる次第でございます。 平成30年11月末現在で市が設置しております
ごみステーションの総数としましては8,887カ所あり、そのうち市が設置している木製などの
ごみ箱は全市に1,943カ所、折り畳み
ごみステーションは全市に1,935カ所でございます。これらの
ごみ箱の安全な使用や事故の
未然防止のため、日々の
収集委託業務や
指導員9人の
巡回等により
設置状況の確認や補修など随時対応しており、特に風が強い日などには
事前点検も行ってきたところですが、その中でこのたびの事故が発生したことは大変申しわけなく思っております。 事故が発生した後ではありますが、再びこのような事故が起きないように、直ちに
ごみ箱の総点検を実施いたしました。今後は、
指導員による巡回や
収集業務を行っております
委託業者による
設置状況の把握など、予防的な措置を含めた適時適切な対応に努めてまいりたいと考えております。 大変申しわけございませんでした。 以上、報告第5号及び第6号の
専決処分についての説明とさせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
木村司)
一括質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、
一括討論に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 討論終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、表決に付します。 最初に、報告第5号を表決に付します。 本報告を承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、報告第5号は、承認することに決定いたしました。 次に、報告第6号を表決に付します。 本報告を承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、報告第6号は、承認することに決定いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) この場合、市長より
行政報告があります。 市長。 (
岩倉市長 登壇)
◎市長(
岩倉博文) このたび、
消防本部所属職員が、
北海道迷惑行為防止条例違反の容疑により逮捕された事件につきまして、
被害者の方や関係の皆様を初め、市民及び議員の皆様に心から深くおわび申し上げます。 事件の概要ですが、
消防本部総務課所属の30代
消防主事が
北海道消防学校に教官として派遣されていた期間中の平成30年6月7日、江別市の
共同住宅において
女性宅を盗撮した容疑により、6月8日14時5分、
江別警察署に逮捕されました。翌6月9日、札幌区検察庁に送検され、同日取り調べ後に釈放されました。なお、8月8日付で不
起訴処分となったものであります。 市民からの負託を受けて公務に携わっている
市職員がこのような事件を起こしたことは、市民の信頼を損なう極めて重大な事態と受けとめており、まことに遺憾であります。
当該職員につきましては、8月29日付で
消防長から停職3月の
懲戒処分を行いました。また、
管理監督責任として、上司である
消防長及び
消防本部次長を
厳重注意処分としております。 これまでも、綱紀の粛正や
服務規律の遵守につきまして、指導、啓発を行ってきたところではありますが、改めて職員一人一人が公務員としての責任、自覚を持った行動を徹底するよう指導、啓発を強化するとともに、全
職員一丸となって市民の
信頼回復に努めてまいりますことを申し上げ、
行政報告とさせていただきます。
○議長(
木村司) 質疑に付します。
池田謙次議員。 (
池田謙次議員 質問席へ移動)
◆19番議員(
池田謙次) それでは、何点かお聞きをしたいというふうに思います。 当初十数項目用意したのですけれども、簡潔にお聞きをいたしますので、答弁もよろしくお願いしたいというふうに思います。 今市長から報告がありましたが、まず最初に、今までもいろいろな
議会ごとに報告がありましたけれども、今回は道の
迷惑行為防止条例違反容疑ということで逮捕されました。 まず、簡潔に、
最高責任者である市長として、今の
報告内容に、どのような思いというか認識でいるのか、その御見解をお聞きしたいというふうに思います。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
佐々木副市長。
◎副市長(
佐々木昭彦) 服務を担当する副市長として一言御答弁をさせていただきたいと思います。 今回の
消防職員の逮捕につきましては、被害に遭われた方はもとより、関係する全ての皆様に心から深くおわびを申し上げますとともに、
市職員がこのような事件を起こしたことは、信頼を大きく損なう、極めて重大な事態であると受けとめているところでございます。 これまでも綱紀の粛正や
服務規律の遵守について指導、啓発を行ってきたところでございますが、結果として十分であったと言えず、職員一人一人が公務員としての責任や自覚を持った行動を徹底するよう指導し、全
職員一丸となって市民の
信頼回復に努めていく考えでございます。 以上でございます。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) 副市長、具体的なことはまた聞きますけれども、今副市長もおっしゃったように、ある意味で
議会ごとにいろいろな報告が出されました。そして、多くの市民の方、そして議員の方々も、その都度、もう再発防止に全力を挙げていきたいということはもう耳にたこができるほど聞きました。そして今回、いろいろなことがあって、そして今回、道の迷惑行為防止条例の違反で逮捕ですよ、副市長。ちょっともう一度きちんと答弁してください。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
佐々木副市長。
◎副市長(
佐々木昭彦) 今の御指摘、全くのそのとおりだというふうに思います。 私どもも、これまで何度もこういった形での事件に対して、このようにおわびをするということに対しては大変心苦しく思っているところでございます。 ただ、我々としては、もう、この場で言えることは、二度とこういうことが起きないよう、職員全員が一致、このことを意識して取り組んでいくということを申し上げるしかございませんが、このことについては、結果をしっかりとお示しできるように今後とも努力をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) 副市長、大変恐縮でありますけれども、もう言っている答弁がもう信憑性がないのです。その都度その都度あるたびに、申しわけない、そして全力で。それがずっと、副市長、続いているのです。だから出席している議員も市民の方も、もういいかげんいいのではないのかというふうに思っていると私は思うのです。 副市長はいいですから、市長、
最高責任者としてどうなのですか、一言下さい。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
岩倉博文) 先ほど
行政報告でも申し上げましたように、このたびの事件、そしてこれまでのことを指摘いただいておりますけれども、そこは、私も含めて、この市役所に所属する全ての職員が一人一人、今回の事態を重く受けとめ、今後に向けて、その犯したことの重さ、軽さということではなく、公僕、公務員として、しっかりと市民の皆さん、そして議員の皆さんにそういう指摘を受けないような日々というものを意識をしながら、しっかりと歩みを進めていくという強い覚悟を持つ必要があるのではないかというふうに思っておりまして、これまでの内部研修等々の見直しも含めまして、しっかりと対応していかなければならない重大な事態だということで考えておりまして、改めて市民の皆さんにおわびを申し上げたいと思います。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) 今市長、さまざまなセミナー、いろいろな講習会をやりましたという話だが、以前も私言ったように、要は、誰がではなくて、それは市の職員、また皆さんが、今まで事あるごとに、セミナーやりました、講習やりました、そして議会のたびにいろいろな報告がされている。つまり、皆さんが、講演会、セミナーというものの効力が少ないのだということを証明しているという、裏返しをすれば、それを皆さんが言っていることと同じなのですよ。 ちょっとこれは後でまたさらにやりますけれども、ちょっと具体的に、今回、消防の話ですから
消防長、具体的に、昨年の6月はストレッチャー事故、これもちょっと指摘しました。そして2月にはミラーの破損、連続の事故を通して、そのときも質疑をさせてもらって、たしか、
消防長、並々ならない、消防として全力を挙げて再発防止に取り組むという、これはちゃんと残っていますけれども。 それで今回はこのような形で、今度は逮捕です。それを受けて、
消防長としての認識と、その見解を聞かせてください。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
消防長。
◎
消防長(脇坂恭敬) 職員の逮捕という事実を本当に重く、そして厳粛に受けとめ、このような不祥事が二度と起こらないよう、一層の綱紀粛正の徹底を図るとともに、職員一同、いま一度、公務員としての基本に立ち返り、市民の生命、財産を守る
消防職員としての自覚と責任を持ち、強い決意で再発防止と市民の
信頼回復に向け、全力で取り組んでいるところでございます。 被害に遭われた方を初め、市民の皆様並びに議員の皆様に深くおわびを申し上げます。 本当に申しわけございませんでした。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) 余り突っ込んでもと思いますけれども、今
消防長もいろいろなお話をされて、綱紀粛正であり、いろいろな形でという。
消防長、ちょっと具体的に、今後の策として、具体的にですよ、こういうことをやりながら消防としてゼロを目指すのだという、その具体策を教えてください。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
消防長。
◎
消防長(脇坂恭敬) これまでの研修といたしましては、所属長から所属職員へ伝達あるいは資料の回覧等が中心でございました。職員一人一人にとって不祥事の問題が他人事ではなく、自分のこととして認識するという点では効果が不十分だったのではないかと反省しております。 ただ伝達するのみの研修とならないよう、今後は内容を工夫し、みずから考え、自分の問題として捉えることができるよう、職員全体に伝わるよう、効果的な実施方法を取り入れ、公務員倫理はもちろん、不祥事防止を追加して、研修後には、研修テーマに沿ったレポートの作成を通じて職員の実情に応じた具体的な不祥事防止対策を行っているところでございます。 また、職場で具体的な事案をもとにグループで討議を行い、不祥事の発生原因などをみずから考え、話し合う機会を設けております。 今後もより効果的な実施方法をいろいろと工夫しながら、不祥事を自分のこととして、自分の問題として捉え、不祥事を起こしたときは、社会はもちろんのこと、職場や家族にも大きな影響を与えるということを認識し、職員一人一人がしっかりと行動できるような取り組みを繰り返し実施し、再発防止に努めていきたいと考えております。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次)
消防長、今さまざま言われたことについて今すぐ検証なんかできませんので、少なくとも新年度に入って1年間、今さまざま
消防長がおっしゃったことに真剣に取り組んで、職員一人一人の意識を高揚するということですから、少なくとも、嫌らしい言い方かもしれませんが、1年間、消防として、新年度、絶対起こしませんよという決意と、副市長、これは消防だけではない、職員全体の問題ですから、同じく、さまざまな手だてをしながら、新年度の1年間、ないですよという決意でいいのか、その認識、
消防長と副市長。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
佐々木副市長。
◎副市長(
佐々木昭彦) 今議員の御指摘にもありましたように、これは一消防の話だけではなくて、私ども全員、市の職員としての自覚、それから今後のこういった事件、事故を二度と起こさないというような決意がもう本当にしっかりしていなければ、また繰り返されるということになると思います。 ですから、今議員がおっしゃったように、このことを教訓にして、全職員に対してしっかりとこのことの重大性を伝えていきたいと。そして二度とこういったことの報告をしなくても済むようにしたいというふうに考えております。
○議長(
木村司)
消防長。
◎
消防長(脇坂恭敬) 議員から御指摘がありましたとおり、職場の実情に応じた具体的な再発防止策を講じているところでございますが、今後さらに不祥事や事故、違反がないように万全を尽くしていきたいと考えております。 また、交通事故・違反につきましては、公務中も、あるいは私用であっても、常に公務員としての自覚を持ち、車の運転に最善の注意を払い、事故、違反がないように努力していきたいと考えております。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) 副市長、
消防長、期待をしていますので、少なくとも1年間はこういう報告のないように御努力をしていただきたいというふうに思います。 それで、ちょっと済みません、市民の方にもいろいろな御意見がありまして、その中身がいい、悪いではなくて、例えばこの6月に逮捕されて以来、詳細にもあったように聞きましたけれども、この停職3カ月というのは本当に妥当なのかどうなのか、本当に素朴な意見がちまたで多くあるのですけれども、その根拠を示して、ゆえに3カ月というものが妥当なのだよと、逮捕されていても妥当なのだということを教えてください。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(山本俊介) 職員の処分につきましては、職員の懲戒及び訓告、注意に関する基準に基づきまして、副市長を
委員長とする
苫小牧市職員賞罰審査委員会により、過去の類似事案の処分内容を参考に量定を判断しているところでございます。 今回につきましては、被害に遭われた方に精神的な苦痛を与えたことに加えまして、北海道を初め関係機関に大きな影響を及ぼしている一方で、
相手方と示談が成立しまして不
起訴処分となっていることなどを考慮しまして、総合的に判断したものでございます。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) よくわかりません。 1つは、札幌市で、ことしの初めか昨年に、札幌もたび重なる職員の不祥事がずっと続いていて、札幌は独自で、報道もされました、厳罰を独自でさらに厳しく、ぐっと引き締めて、そういうものの再犯防止も含めてゼロを目指して頑張ろうという、札幌は踏み切って行いましたけれども、
苫小牧市としてはどうですか。現状が、申しわけありません、ここまでもう毎回のように続いているものですから、一回きちんと、もう少し内容を見直してもいいのではないかと思うのですけれども、その点どうですか。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(山本俊介) 札幌市では、職員の不祥事が相次ぎましたことから、抑止力を高める目的を含めて
懲戒処分の見直しを行ったと私どもも報道で承知してございます。 本市でも、綱紀の粛正や
服務規律の遵守の観点から、これまでも
懲戒処分の基準の見直しを行ってきておりまして、今後も、社会状況の変化等、必要に応じて見直していく考えでございます。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) 見直していくということで、ぜひスピード感を持って、市民の方が納得できる、なぜかというと、先ほどの市長の報告でも、市民の方に対する信頼をしっかり回復するのだという御答弁もあるものですから、これはやっぱり大事な、それで全てとは言えませんけれども、大事な視点なので、ぜひスピード感を持って改善をしていただければなというふうに思います。 最後にいたしますが、こうやってずっと続いていて、なかなか改善がされないのですけれども、実は市長は、昨年の6月の事故報告の際にはこのように述べております。 やはり上にいる者が範を示すことで、内部で、そのような公務中あるいは私用であっても、車の運転には最善の注意をするというのは、公務員、公僕として当然の姿勢だというふうに思いますという答弁をしました。誰が聞いても私もそうだなというふうに思います。公務中であろうが私用であろうが、ずっと自分の根っこには、公僕というか、そういう姿勢があるわけですから、全く市長の言うとおりであるというふうに思います。 今回は、現場、いつも現場にありますけれども、以前も触れたように、私は、その現場の、言い過ぎかもしれません、現場のそういう気の緩みが、私はやっぱり上につかさどるトップの皆さんの、理事者の、上に立つ皆さんの、私は気の緩みかというふうに思います。現場だけがひとりでに緩むなんてことは絶対にない。それは当然組織ですから、組織論からいってもそうだというふうに思います。 それで市長、最後に私は、申しわけない、今現場のそういうさまざまな処分も出ました、それでいろいろな答弁もありました、一つ言わせていただけければ、大変恐縮でありますけれども、上に立つ皆さんの、理事者側の、絶対になくするのだという、その姿勢がきちんとされていないと、私はまた起きてしまうのかなというふうに思うものですから、
最高責任者の市長のその思いをいま一度御答弁ください。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
岩倉博文) 今回のような事件、あるいは議員御指摘いただいたように、交通事故・違反、あるいは不適切な事務処理等々、本当に17万市民の市役所、日々をしっかり守るべき
苫小牧市として、非常に恥ずかしい思いがいたします。 その上で、システム、組織としてという視点、もう一つは、職員一人一人という視点ということでしっかりと自覚を促し、常識と非常識のしっかりとした分別がわかるような、これも常識だと私自身は思っておりますけれども、そういうことを、公務中であれ、公務外であれ、公僕としての使命ということをいかに意識しているのかどうかという点だというふうにも考えておりまして、今後、上に立つ者が率先してそのような姿勢で、業務中であれ、あるいは業務外であれ、生活面でもそういう姿勢を示していく、そういう組織にしていかなければならない、その先頭を私が走らなければならないということでございますので、今回の問題あるいはこれまでの経過等々を、もう教訓にしてということは通用しないというふうに思いますので、一回リセットをして、一人一人あるいは組織全体として、この問題を公僕としての使命ということを考えていきたいという決意であります。
○議長(
木村司)
池田謙次議員。
◆19番議員(
池田謙次) ただいま市長から、最後に本当に力強いお言葉をいただきましたので、本当に1年間、少なくとも1年間、この不祥事なりがないことを期待して質問を終わらせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
木村司) 他に。
谷川芳一議員。 (
谷川芳一議員
質問席へ移動)
◆20番議員(
谷川芳一) それでは、池田議員の質問が大方、市長の決意や役所の今後の考え方を今お聞きしていたのですが、私はこの種の問題というのはなかなか難しいもので、なかなか本人も、本質的には
被害者のほうが、非常に私は、一生涯背負って、こういう問題で生きている女性も多々います。 たまたま私の知人の高校生の女の子も、ストーカーに遭ったり、またこのように盗撮に遭ったようなことで非常に心に傷を持って、異性に対しておびえながら、今もこうやって治らないということで、お嫁にも行かないという女性もおります。恐らく表になっているのは氷山の一角ではないかと私は推察しております。 そういう中で、公務員たる地位にいる、それは今御存じのように、テレビ、雑誌でもよく出ます。盗撮が学校の先生、そして
警察官、そういうような立場の人がそういう人に至っている。今こういう人たちは幼児性があって、再犯率が非常に高いという中で、今回、答弁を聞いていますと、3カ月の停職でいろいろ教育をしていくということで、その停職が解けて今社会復帰をしているというふうに私は、この日にちからいったら理解をするわけですけれども、私はもう少し、加害者もさることながら、
被害者のことも考えたときに、本当にこの程度のことで、この加害者も直るのか、反省をするのかなというのは不安に思っています。 ましてや今回は、教官という立場にいながらこういうような行動を起こすということは、消防でもそれなりの人材を人選して送ったはずです。にもかかわらず、こういうようなことを起こすということは、私は本当に皆さんがこれから教育するということに自信を持ってやっていけるのかといったら、難しいのではないかと。道に出向するのに、誰でも彼でもと、そんなふうには人材を選んでいないはずです。いろいろ吟味して、今までの実績を見ながら、こういう事態になったことは本当に残念で、至極仕方ない話ですけれども、私はやっぱりこの
被害者のことを考えたり、また加害者の再犯率を考えたときに、もっともっとしなければいけないことがあるのではないかというふうに今お話を聞いていて思っています。 私は実は、きょう今ここで質問するつもりはなかったのですが、今答弁を聞いていて、その方のお話を聞きながら、非常に込み上げてくるものがあったので、あえて質問させていただいているのですが、そこで、この方は実際問題、日ごろは成績優秀だと、こういうことでこられたと思うのです。ところがこういうふうに走るというのは、大体幼児性を持ったような人がこういうことをやるというのが、警察等々の犯罪の分析で出ております。 そういう中で、この方が今3カ月の停職、不起訴になったからいいなんていう気持ちにあってはならないし、またそういうことを戒めるためにも、あなた方は、この方が社会復帰する前に、どういうふうに本人に戒めを行ったのかということを私は知りたいと思う。例えば、このことについて反省をして、きちんと文書か何かを書いて、また
消防長なり、また市長に上げて、そういうものを見て、そういう個々に指導して、やっていくような反省部分が見られるのかということを考えて、そういう個々の細かいことを、コンサル的なことも含むのですが、そういうことはやられたのか。やったとしたら、そういうものをあなた方はきちんとそれに向かって指導しているのかということをお聞きしたいなと思います。
○議長(
木村司) 答弁を求めます。
消防長。
◎
消防長(脇坂恭敬) ただいま議員のほうから、具体的なこの職員に対する指導がどうなっているのかというお問い合わせだと思うのですけれども、この職員につきましては、まず、先ほど議員からお話があったとおり、反省文ということでは、自分の内から出る部分では非常に反省している内容で、反省文を私のほうに出していただいていますと同時に、西日本豪雨のほうにボランティア活動に行って、自分は何てことをしたのだろう、そんなことも含めた内容で文書のほうは出していただいております。 あと、我々としては、臨床心理士のカウンセリングも受けながら、では今後どのような指導をしていけば再犯を防止することができるのか、そこを探りながら、本人としっかり面接を繰り返しながら、現在、本人が今考えていることを我々も取り組むように今努力しているところでございます。 今後とも、少なくとも私も含めて、消防全体の管理職としては、そういう目でしっかりと職員のほうを見ていきたいというふうに考えております。
○議長(
木村司)
谷川芳一議員。
◆20番議員(
谷川芳一) なかなかこれは精神的なもので、非常に取り組むのが難しい問題だから、後を絶たない事件だと。私の知っているよしでは、もう20年過ぎて、30年ぐらいになりますか、
苫小牧市の職員が、末広町で事故があったのを御存じの方はほとんどいないか。逮捕されてやめられた。立派な大学も出ている。そういう人がそういう事故を起こして、非常にやっぱり
苫小牧市もいっとき暗い雰囲気がありました。 そういうことを考えて、またこういうことが出ているということは、非常に私は残念でならないし、教訓が生かされていないなと。その中で、職場の今よく言われる、私も思い当たることもあるかなというようなことを反省しながら毎日考えてしゃべるようになりましたけれども、やっぱりセクハラ、パワハラ、ちょっと言っても、本人はそうでなくても相手にとっては非常に心に突き刺さって、嫌な思いをしているとかということで、そういうことがある方と、そういうことが何でもなくて、前に進んでいって、だんだんだんだんおかしくなるということもありまして、私はこの方が本当にこの程度のことで、
苫小牧市の処分がこの程度のことで、ここにいることがこの人の本当に社会復帰になるかという不安を持っています。 だから、ここでこの処分で残っていることがいいのか、また違う職場、また自分の、コンサルとか市内のいろいろな治療をしながら、こういうことにならないような、もとの病原、もとを見つけるために、この人の将来これから長いわけですから、人生100年の時代になったときに、本当にこれでいいのかなというふうに私は思っております。 ですから今このような話をしているわけなのですが、それにあわせて、やはりこの
被害者になった女性については、非常にこれから重いものを背負っていくことになると思います。そのことを考えたときに、この人というのは、加害者は本当にそこまでわかっているのか、そしてこの職場で本当に復帰できるのか、同じ環境でという思いもありますので、私は、いろいろ組合との兼ね合いも、雇用契約もいろいろありますでしょうけれども、この本人の一番いい道をやっぱり選択すべきだというふうに思いますし、私は今後、この人がきちんとした中で、
消防長を上司として、今後とも指導なり、また日ごろから、毎月でもいろいろ指導しながら、この人たちが無理してここにいることなく、恐らく世間の目も、同僚の目も厳しくなるでしょうから、そういうことにあって、またそっちのほうに走られても困りますので、ぜひそういうようなことで、ある意味では温かい目、ある意味では厳しい目で、やっぱりこういう人を見て、同じ犯罪、再犯率70%以上と言っています。そういうことにならないように十分これからやっていただきたいし、同じようなことを同じ人が起こしたときは、それこそもうここで答弁して、皆さん一生懸命言っていますけれども、取り返しのつかないことにもなりかねないので、ぜひそんなようなことで、本人ともこれからきちんと、監視するというのではなく、更生のためにきちんと指導していく。そういう形でやってほしいし、それで、そのためには、二度と間違いを起こさないように、ボランティアでも何でもして、周りからも理解していただけるように、外国の犯罪というのは、そういう小さなこととか、あと、そういうことがあったとき、非常にボランティア活動なりいろいろなことをして、皆さんにわかってもらうように、それで理解してもらえることもありますので、そんなことも含めてやっていただけるように、この加害者には十分重いものを背負って、今後ともしっかりしてやっていっていただきたいと強く要望して、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(
木村司) 他に。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 以上で、
行政報告は終了いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) この際、市長より市政に臨む
基本方針を述べていただきます。 市長。 (
岩倉市長 登壇)
◎市長(
岩倉博文) 市政に臨む
基本方針を述べるに当たりまして、一言御挨拶をさせていただきます。 本年7月1日執行の
苫小牧市長選挙の結果を受けまして、引き続き市政を担い、新たな政策に取り組み始めてからはや5カ月が経過いたしました。 本来であれば、さきの第17回
市議会定例会において、今後の任期における市政に臨む
基本方針を述べるべきところでございましたが、各議員の皆様の特段の御配慮をいただき、9月6日に発生しました
北海道胆振東部地震への災害対応及び広域支援活動を優先させていただきました。 また、
議員各位におかれましては、本市の災害対応はもとより、被害の大きかった厚真町、安平町、むかわ町に対してさまざまな御支援をいただきましたことにも、改めまして、感謝申し上げますとともに、この場をおかりいたしまして御礼を申し上げます。 被災地においては、いまだ災害の爪跡が深く、復旧、復興には時間を要する状況のため、引き続き支援をさせていただいている状況でありますが、本市におきましては11月13日に開催されました議員協議会で報告させていただきましたとおり、ほぼ平常を取り戻しております。 おかげさまを持ちまして、予定どおり12月議会を迎えることができましたので、これより改めまして、私の所信の一端として市政に臨む
基本方針を述べさせていただきます。 平成18年(2006年)7月11日の初登庁から、これまで3期12年、私は全力で市政を運営してまいりました。 市長就任時から、危機的な財政状況の改善を最重要課題と位置づけ、1期目には財政健全化の道筋を示すこと、2期目には財政基盤を確立することに力を注いでまいりました。 その結果、財政指標は確実に好転し、3期目では財政基盤の強化に取り組んだことにより、健全性は確保される状態で推移しているところです。 一方、全国的に人口減少と少子高齢化が加速度的に進行する中、本市においても生産年齢人口の減少による税収減が予測されるほか、社会保障費や公共施設の更新費の増加など、今後も引き続き厳しい行財政運営が求められます。 そのため、4期目のテーマである「快適都市を目指して」を実現するための目標として「財政基盤のさらなる強化、そして20年先を見据えたまちづくりの実践」を掲げ、安定した税収の確保はもとより税外収入確保に向けた取り組みに知恵を絞り、健全な財政の維持に努めるとともに、ものづくり産業のさらなる集積、臨海ゾーンにおけるロジスティクスの構築、臨空ゾーンにおけるIR(カジノを含む統合型リゾート)などの国際観光リゾートの展開にチャレンジしてまいります。 また、(仮称)市民ホールの建設や、積み残しの課題である
苫小牧駅前広場再生への取り組みにつきましても引き続き全力で取り組んでまいります。 市制施行70周年の節目から新しい一歩を踏み出すに当たり、改めて、生まれ育ったふるさと
苫小牧の近未来に向けた道づくりのため、私の力の全てを注ぎたいと決意しているところであります。 次の世代へもっとたくましい
苫小牧を引き継ぐことができるよう、各種施策をしっかりと推進してまいります。 以下、市民の皆さんと約束した公約に基づき、4年間で取り組む基本政策について申し上げます。 新たな行財政計画を策定します。 行政改革につきましては、総合窓口の設置や給与計算業務の民間委託などを掲げた現行の「
苫小牧市行政改革プラン-NEXT STAGE」を着実に進めるとともに、「新行政改革プラン2020(仮称)」を策定し、引き続き行政運営の効率化に取り組んでまいります。 また、将来にわたり財政の健全性を確保するため、人口構造の変化や公共施設の老朽化対応などを踏まえた財政シミュレーションを行い、現行の「財政基盤安定化計画」の後継となる計画を策定してまいります。 女性活躍社会の実現を目指します。 男女平等参画講演会や講座を実施するとともに、ワーク・ライフ・バランスをテーマにした官民合同研修を開催するなど、市民・団体・企業・行政が連携し、男女平等参画社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。 また、育児などを理由に離職した女性の復職を支援する、なでしこ就職応援事業を進めてまいります。 さらに、女性が活躍する社会の実現に向け、市役所の女性職員を対象に管理職への昇任意欲の高揚を図り、女性管理職の割合を現在の22%から段階的に30%へ引き上げてまいります。 人口減少を抑制します。 雇用機会の拡大及び生産年齢人口の確保に向け、IR(カジノを含む統合型リゾート)をはじめとする国際観光リゾート構想を推進し、観光産業の強化に取り組んでまいります。 また、立地企業への各種助成制度を見直し、さらなる産業の集積を図ることに加え、奨学金返還支援制度などを創設することにより、若者の市内就職を促してまいります。 多子世帯への生活応援制度につきましては、第3子以降を対象にした給食費の負担軽減や施設利用の割引制度拡充などを検討してまいります。
市営住宅の適正な管理に努めます。
市営住宅の整備につきましては、建物の長寿命化と民間住宅の活用などにより事業費の平準化を図りつつ、「
苫小牧市営住宅整備計画」に基づき、20年後の目標管理戸数約5,000戸に向けて段階的な削減を行い、管理戸数の適正化に努めてまいります。 また、
市営住宅管理業務につきましては、民間委託などの効果的な管理方法を検討し、サービス向上と費用削減を図ってまいります。 職員の資質の向上、コンプライアンスの徹底を図ります。 不適切な事務処理についての事例研究やロールプレイング形式の体験型研修など、より効果の高い職員研修を実施し、職員の資質向上を図ってまいります。 また、運転実技研修やドライブレコーダーによる発生原因の検証を行うとともに、新たにゴールド免許証の保有調査を実施し、公用車による事故違反の根絶を目指してまいります。 駅前広場を
苫小牧の顔として復活させます。
苫小牧駅前につきましては、旧サンプラザビル跡地の利活用に向けて地権者の協力のもと権利集約を最優先に取り組み、新たな顔づくりを進めてまいります。さらに駅前広場を再整備する際には、バスと鉄道の乗継拠点機能の強化を図るなど、公共交通の利便性の向上に努めてまいります。 また、駅前を明るくする取り組みとして、駅前広場を中心にイルミネーション及び集客イベントを実施するとともに、朝市の開催など、季節に応じた企画の実施についても検討を進め、まちなかのにぎわい創出に努めてまいります。 中小企業や商店街の活性化と農林水産業の振興を図ります。 中小企業の振興につきましては、創業促進や人材確保・育成、販路拡大などの支援を「
苫小牧市中小企業振興計画」に基づき着実に進めてまいります。さらに、店舗改装費補助金を利用者のニーズに見合った制度へ再構築するなど、商店街の支援を強化してまいります。 また、水産業の振興につきましては、
苫小牧産ほっき貝のブランド化に対する支援に加え、マツカワの種苗放流や公設地方卸売市場の活魚水槽の増設などを進めてまいります。さらに、林業分野におきましては、森林情報をデータベース化することで、民間事業者の円滑な森林経営に寄与するとともに、森林環境譲与税(仮称)を活用した森林整備の促進を図ってまいります。
苫小牧港のロジスティクス機能の強化を図ります。 北海道産の農水産品輸出拡大に向け、貯蔵・加工機能など、付加価値向上に資する食関連産業の誘致を進めるとともに、関係企業・団体はもとより、本年、連携協定を締結した八戸市などと連携し、海上輸送におけるロジスティクス機能の強化に取り組んでまいります。 また、さらなる物流の効率化と安定性を高めるため、混雑している西港区のふ頭再編やRORO船の荷役効率化を図るとともに、
北海道胆振東部地震を教訓とした大規模災害への対応を進めるなど、地域産業の競争力強化に資する物流機能の向上に取り組んでまいります。 観光産業の振興を図り、
苫小牧をPRします。 滞在型観光の振興につきましては、「
苫小牧国際リゾート構想」を主軸とした観光ハブを目指すとともに、ダブルポートを有する地理的優位性をいかしたフライ&クルーズの誘致を進めてまいります。さらに、増加傾向にあるインバウンドの受入環境の整備を進め、SNSなどのさまざまなツールを活用し、国内外へ情報を発信してまいります。 また、観光資源へのアクセス道路にネーミングライツを導入し、道路の修繕費用などの財源確保を図るとともに、本市及び本市に関連のある企業・団体のPRを実施してまいります。 新千歳空港の民営化を見据えた施策を展開します。 航路下地域住民との意思疎通を図り、ウトナイ交流センター展望施設を開設するほか、植苗地区道営住宅整備など、地域が望む振興策を進めてまいります。 また、国際線エプロン拡張などの新千歳空港の機能強化を図り、良好なアクセスをいかした多様な産業の誘致を進めるほか、観光やスポーツなどを通じた交流人口拡大を促進してまいります。 「
苫小牧版地域包括ケアシステム」の構築を進めます。
苫小牧版の医療・介護連携のルールづくりを進めるほか、多職種研修会を開催するなど、地域の特性に応じた連携強化に努めてまいります。 また、介護福祉施設の整備を進めるとともに、
苫小牧市医師会をはじめとする関係機関の協力の下、在宅訪問医や医療機関による在宅医療支援グループを編成し、在宅患者の医療体制強化に取り組んでまいります。さらに、医療的ケア児が身近な地域で短期入所などの支援が受けられる体制の整備を進めてまいります。 子どもたちの健康と安全を守る施策を実施します。 医療費助成制度の入院における助成対象を現行の小学生から中学生に拡大し、子どもたちの健康を守るとともに子育て世帯の経済的負担を軽減してまいります。 また、児童福祉分野における専門家の意見や市民の声を取り入れながら「児童虐待防止条例」を制定し、子どもの健やかな成長が守られる社会の実現に努めてまいります。 子どもたちに必要な施設の誘致、整備を進めます。 北海道が示した本市への室蘭児童相談所分室設置の方針を踏まえ、具体的な協議を進めるとともに、本市の子ども家庭総合支援拠点の設置に向けた検討を加速し、児童虐待対応を含めた相談体制の強化に取り組んでまいります。 また、適切な教育環境の整備に向けて、本市の所管施設を有効活用した特別支援学校の誘致を北海道に要望してまいります。 市民の生命・財産を守る施策を実施します。 消防署日新出張所の建て替えを進めるほか、大型水槽車を導入し、水利不便地域での消火能力を向上させるなど、消防力の強化を図ってまいります。さらに、エネルギー・産業基盤対応型消防水利システムに付属する大型ドローンなどの導入を国と連携して進めてまいります。 また、市立病院につきましては、健全経営に努めるとともに東胆振・日高医療圏の中核病院としての機能強化を図るほか、専門医などの確保にも効果的である、手術支援ロボットなどの先進医療機器導入の検討を進めてまいります。さらに、北海道自治体病院協議会の事務局を担うことにより、関係機関との情報共有、連携の強化を図り、医師の確保・充実に努めてまいります。 災害時でも安心な市民生活の確保に努めます。 小中学校にWi-Fiを段階的に設置し、災害時の情報収集や安否確認などの手段であるインターネットへの接続環境を整え、避難所の機能強化を図るとともに、利用者の多いSNSなどを活用し、災害や危機管理情報の配信を実施してまいります。 また、災害時の避難所におけるトイレ対策として、「(仮称)災害時トイレ整備計画」を策定し、マンホールトイレをはじめとするトイレ機能の整備を計画的に進めるほか、福祉トイレカー「とまレット」の緊急出動に備え、オペレーション業務を担う職員を育成し、災害対策強化に努めてまいります。 さらに、
北海道胆振東部地震における災害対応の検証を進め、災害に強い
苫小牧を目指し、市民の安全・安心の確保に努めてまいります。 受動喫煙防止条例を制定します。 受動喫煙による健康被害の防止を目的とした、「受動喫煙防止条例」を制定し、公共施設の段階的な施設内全面禁煙を推進するとともに、禁煙施設をわかりやすく周知してまいります。 また、民間施設における分煙設備などの整備に対する助成を行うほか、妊産婦への保健指導や禁煙に関する教室を開催するなど、分煙・禁煙を推進してまいります。 空き家、空き地対策を推進します。 空き家対策につきましては、危険家屋の対応や相談窓口の一元化を進めるほか、専門的な相談内容を受け付ける連携体制を確立し、増加する老朽家屋などへの対応を進めてまいります。 また、空き家の利活用につきましては、関係団体と連携し、売却や購入などの需給のマッチングを促進する仕組み作りを進めるとともに、解体に対する助成制度の創設を検討してまいります。 クリーンで快適なまちづくりを進めます。 「
苫小牧市災害廃棄物処理計画」の策定を進め、糸井清掃センター廃炉後の跡地を災害廃棄物の集積場として活用することを検討してまいります。 また、053大作戦ステージ5として「
苫小牧市一般廃棄物処理基本計画」の目標達成に向けた事業を展開するほか、家庭ごみの戸別収集を検証し、
苫小牧方式の収集方法を確立してまいります。さらに、食品ロス削減に向けて、フードドライブ運動や2510(ニコとま)運動などを推進してまいります。 霊葬場や霊園の施設整備を実施します。 霊葬場設備の経年劣化に伴う改修や死亡者数の増加に対応するため、火葬炉を7炉から8炉へ増設し、安定した施設運営を進めてまいります。 また、近年の墓地貸付数などの状況や共同墓の設置による利用者の状況を把握し、ニーズに応じた霊園整備を実施してまいります。 環境保全・地球温暖化への対応施策を実施します。 自然と地域の調和を保つため、有識者の意見を踏まえ、自然環境保全地区である拓勇樹林の整備を進めてまいります。 また、新・省エネルギーシステム助成につきましては、各家庭におけるエネルギーの一元管理を行うホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を対象機器に加えるなど、ニーズや省エネ効果を考慮し、助成内容を検討してまいります。 子どもたちの心豊かな成長をサポートする環境を整備します。 科学センターの移転改築につきましては、機能の拡充や宇宙ステーション・ミールを観光資源として活用するとともに、公共施設との複合化など、施設の在り方についても幅広く検討してまいります。さらに、現施設の壁面モザイク画の保存や再生を検討してまいります。 また、新千歳空港の深夜早朝発着枠拡大に伴う地域振興策として、沼ノ端鉄南地区に図書館機能を有する文化交流施設の整備を進め、子ども向けの絵本や漫画などの特色ある図書機能の充実を図ってまいります。 幼児を持つ家庭を応援します。 新たに供用を開始した北栄児童センターをはじめとする市内の子育て支援施設の利用促進を図るとともに、既存施設の空きスペースや新たに整備する公共施設内に室内遊戯スペースの設置を検討するなど、天候にかかわらず親子で安心して遊べる空間を提供してまいります。 直営保育所につきましては、「
苫小牧市新保育所整備計画」に基づき民間移譲を進めるとともに、直営を継続する保育所におきましては、障がい児などの受入拡充を進めてまいります。 とまこまいの文化・芸術活動の発展を目指します。 青少年ミュージックキャンプに参加した若手音楽家による
苫小牧音楽祭を開催してまいります。 また、美術博物館における展示環境の整備などを進め、地元企業の協力を得た美術展を開催し、芸術的価値のある作品に触れる機会を提供してまいります。 国際化を意識した施策を展開します。 国際友好都市との交流につきましては、秦皇島市との友好都市締結20周年記念事業で築いた新たな友好関係を踏まえて、医療や経済などを通じた幅広い分野での相互交流を図ってまいります。 さらに、平成32年(2020年)にネーピア市と姉妹都市締結40周年を迎えることから、市民訪問団を派遣し、市民間交流を深めてまいります。 また、海外派遣事業や国際理解講座、異文化交流事業など、市民の国際理解の促進と交流機会の増加に努めてまいります。さらに、海外留学を支援する制度の検討を進めてまいります。 大学教育との連携を深めます。
苫小牧駒澤大学への支援につきましては、奨学金返還支援制度・教育ローン利子補給制度を創設し、在学中の支援を検討するほか、職員派遣などの人的支援を検討してまいります。 また、高等教育機関と連携し、中高生を対象にした公開講座の実施や社会人を対象とした学び直しの場を提供するとともに、学生が企画したスポーツイベントを民間団体と連携して実施するなど関わりを深めてまいります。 私は4期目の基本テーマとして「快適都市を目指して~笑顔あふれるふくしのまちづくり~」を掲げました。3期目に続く、ふくしのまちづくりへの挑戦となりますが、一貫性を持ちつつも時代の要請に見合う新しい視点で施策を展開してまいります。 人口減少や少子高齢化といった将来への不安要素に直面する中、難しい市政運営が求められています。多様化する社会情勢を敏感に感じ取り、前例にとらわれず、真に必要な施策を判断することを強く意識していかなければなりません。
苫小牧市が20年先も発展を続けていくために、お示しした基本政策を確実に進めるとともに、市民の皆さんと目指すべき将来像を共有し、快適都市を目指してチャレンジを続けてまいります。 与えられた4年間、謙虚さを忘れることなく、決しておごることなく、より一層の決意と情熱を持って市政運営に取り組んでまいります。 市民ならびに議員の皆さんのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ、市政に臨む
基本方針といたします。
○議長(
木村司) 以上で、市政に臨む
基本方針は終了いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) 議案第26号
苫小牧市
特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 説明を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(山本俊介) 議案第26号
苫小牧市
特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 この条例は、国家公務員に準じて
特別職の職員に支給する期末手当の支給割合の引き上げを行うものでございます。 改正の内容でございますが、期末手当の年間支給割合を0.05月分引き上げ、現行の4.4月分から4.45月分とするものでございます。 本年度は、12月期で0.05月分の引き上げを行い、現行の2.25月分から2.3月分とし、平成31年度以降は、6月期と12月期の期末手当が均等になるよう配分し、6月期、12月期ともに2.225月分の合計4.45月分とするものでございます。 施行日は、本年度分の改正につきましては公布の日、平成31年度分の改正につきましては平成31年4月1日でございます。 以上、簡単でございますが、議案第26号
苫小牧市
特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
木村司) 質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、討論に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 討論終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、表決に付します。 原案に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、議案第26号は、
原案どおり可決いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) 議案第27号
苫小牧市
一般職の職員の給与に関する条例及び
苫小牧市
一般職の
任期付職員の
採用等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 説明を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(山本俊介) 議案第27号
苫小牧市
一般職の職員の給与に関する条例及び
苫小牧市
一般職の
任期付職員の
採用等に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 この条例は、国家公務員の給与改定に鑑み、
一般職の職員の給料月額を改定するとともに、勤勉手当の支給割合を引き上げる等のため、関係規定を整備するものでございます。 改正内容について、添付しております議案第27号資料により御説明申し上げます。 1ページをお開き願います。 (1)の給料表改定率等でございますが、国の行政職の給料表改定率は0.17%、給料に地域手当、扶養手当等の諸手当を含めた給与改定率は0.5%で、これに準じて行う本市の行政職の給料表改定率は0.18%、給料表に実人数を当てはめた給料改定率は0.22%、給与改定率は0.49%となります。 また、医療職と医療看護職の給料改定率は、それぞれ0.1%、0.27%となり、再任用職員の給料表改定率は資料に記載のとおりでございます。 次に、(2)の勤勉手当の支給割合の引上げ等についてですが、職員の勤勉手当の支給割合を0.05月分引き上げ、期末・勤勉手当の年間支給割合を、再任用職員以外の職員は現行の4.4月分から4.45月分、再任用職員は現行の2.3月分から2.35月分とするものでございます。 また、平成31年度においては、6月期及び12月期の期末手当が均等になるよう支給割合を配分いたします。 なお、期末・勤勉手当の改定は、平成30年12月支給分から適用し、平成31年度分は、平成31年4月から実施、給料月額の改定は平成30年4月1日にさかのぼって適用するものでございます。 また、(3)モデル給与例として、各年齢別の年間給与支給額の改正前後の比較をお示ししておりますので、御参照いただきたいと思います。 次に、2ページ(1)
任期付職員のうち、特定
任期付職員の給料月額を改定いたします。金額の詳細につきましては資料に記載のとおりでございます。 また、(2)期末手当の支給割合の改定については、平成31年度から6月期及び12月期の期末手当が均等になるよう支給割合を配分いたします。 次に、給料改定率の内容について、3ページ、別表1の給料改正増減比較により御説明いたします。 これは、給料表の級別職員の改正前後の平均給料月額及び平均増加額等を示したものでございます。 まず、行政職職員について全体の平均を申しますと、合計欄のマルB改正前の平均給料月額29万5,315円が、マルA改正後の平均給料月額29万5,966円となり、増加額はマルCの月額651円、増加率はマルDの0.22%となるものでございます。 同様に3ページの下段に医療職職員、4ページに医療看護職職員の増減比較をお示ししております。 また、5ページから22ページまでは、行政職、医療職及び医療看護職の給料表の改正前後の給料月額及び間差額等をお示ししておりますので、御参照願います。 最後に、23ページ、別表5でございますが、この表は、これまで御説明いたしました給与改定を行うに当たって必要となる一般会計及び全会計における所要額を算出したものでございますので、御参照願います。 以上で、議案第27号
苫小牧市
一般職の職員の給与に関する条例及び
苫小牧市
一般職の
任期付職員の
採用等に関する条例の一部改正について、説明を終わらせていただきます。 御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
木村司) 質疑に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 質疑終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、討論に付します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 討論終結することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、表決に付します。 原案に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村司) 御異議なしと認めます。 よって、議案第27号は、
原案どおり可決いたしました。 ──────────────────────────
○議長(
木村司) 本日は、これをもって散会いたします。 明日から12月9日までは休会とし、12月10日午前10時から本会議を開きます。 御苦労さまでした。 ────────────────────────── 散 会 午前11時30分...