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03月23日-06号

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  1. 釧路市議会 2020-03-23
    03月23日-06号


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    最終取得日: 2021-08-07
    令和 2年第1回 2月定例会             令和2年第1回2月定例会        釧 路 市 議 会 会 議 録  第 6 日             令和2年3月23日(月曜日)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議事日程  午後3時40分開議日程第1 議案第1号から第39号まで、第49号及び第50号並びに陳情第1号(委員長報告、討論、表決)日程第2 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件日程第3 意見書案第1号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書日程第4 意見書案第2号 プラスチックごみ減量対策を国の責任において取り組むことを求める意見書日程第5 決議案第1号 「民族共生の未来を切り開く」決議日程第6 互選第1号 釧路広域連合議会補欠議員互選件 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 会議に付した案件1 諸般の報告1 日程第11 日程第21 日程第31 日程第41 日程第51 日程第6 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席議員(28人)   議 長 15番  松 永 征 明   副議長 16番  松 橋 尚 文       1番  伊 東 尚 悟       2番  大 澤 恵 介       3番  山 口 光 信       4番  金 安 潤 子       5番  三 木   均       6番  高 橋 一 彦       7番  続 木 敏 博       8番  森     豊       9番  粟 屋   剛       10番  松 原 慶 子       11番  河 合 初 恵       12番  大 越 拓 也       13番  西 村 雅 人       14番  草 島 守 之       17番  秋 田 慎 一       18番  月 田 光 明       19番  畑 中 優 周       20番  村 上 和 繁       21番  梅 津 則 行       22番  板 谷 昌 慶       23番  岡 田   遼       24番  工 藤 正 志       25番  松 尾 和 仁       26番  宮 田   団       27番  酒 巻 勝 美       28番  佐 藤 勝 秋 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席を求めた者 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本会議場に出席した者 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議会事務局職員 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  午後3時40分開議 △開議宣告 ○議長(松永征明) 皆さんご苦労さまです。 出席議員が定足数に達しておりますので、休会前に引き続き会議を開きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △諸般の報告 ○議長(松永征明) 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(若生貴仁) 報告をいたします。 ただいまの出席議員は28人であります。 次に、本日付で議長から互選第1号釧路広域連合議会補欠議員互選の件の提出がありました。 次に、本日付で三木均議員外7人から意見書案第1号中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書、工藤正志議員外5人から意見書案第2号プラスチックごみ減量対策を国の責任において取り組むことを求める意見書、三木均議員外7人から決議案第1号「民族共生の未来を切り開く」決議、以上3件の提出がありましたので、お手元に配付いたしました。 次に、本日の議事日程は日程第1 議案第1号から第39号まで、第49号及び第50号並びに陳情第1号日程第2 諮問第1号日程第3 意見書案第1号日程第4 意見書案第2号日程第5 決議案第1号日程第6 互選第1号であります。 以上で報告を終わります。  ────────────────────  〔朗読せざるも掲載〕     2月定例市議会議案件名議長付議分) 議案番号      件              名互選第1号 釧路広域連合議会補欠議員互選の件                   (以上1件 議長提出) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第1 議案第1号ほか上程(委員長報告、討論、表決) ○議長(松永征明) 日程第1、議案第1号から第39号まで、第49号及び第50号並びに陳情第1号を一括議題といたします。  ──────────────────── △委員長報告 ○議長(松永征明) 順次、各委員長の報告を求めます。 最初に、総務文教常任委員長の報告を求めます。 25番松尾和仁委員長。 ◆25番(松尾和仁議員) (登壇) 今定例会において、当総務文教常任委員会に付託されました各案件のうち、3月13日の本会議で議決されたものを除く案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、5日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳入各款においては十分な財源が確保できず、厳しい財政運営が予想されるものとなっている。「個人番号カード交付等事業費」にかかわる国庫支出金では、マイナンバーにかかわる経費の全額を補填するものではなく、地方自治体への財政負担を強いるものとなっている。また、市税延滞金をこれまでの2,000万円を来年度は1.5倍の3,000万円に予算化をするなど市民に過大な負担を強いている。 歳出第2款総務費の一部について、番号制度関連システム改修事業費マイナンバー関連予算であり、今まで膨大な予算が使われている。しかし、マイナンバー制度にかかわる問題の多くは解決されていない。また、公共交通活性化事業費について、鳥取や桜ケ岡での新たなバスの乗りかえは、バスの利用者にとってはプラスにはならないと考えている。バスの利用者は現実的には減少しており、乗りかえ拠点を新たにつくったとしても、さらに減少することが考えられる。 歳出第11款教育費の一部について、就学援助の3費目の実施を来年度も見送りし、図書館の資料購入費については、釧路中央図書館の上限45万冊にはまだまだ不十分と言える。学校施設整備費についても、いまだに解体されない愛国小学校プレハブ校舎が残るなど問題が多い。 歳出第13款公債費について、港湾費が非常に多く、市の財政構造をゆがめていると言わざるを得ない。 歳出第14款諸支出金について、特別会計繰出金国民健康保険の中に政策的繰り入れが全くなく、国保料の市民負担の軽減にはつながらないと考える。よって反対する。 議案第8号令和2年度釧路駐車場事業特別会計予算について、釧路錦町駐車場においては、1階テナント、2階事務室が長い間入居されず、依然として見通しが立たない状況であり、予算案には反対する。 議案第21号釧路職員定数条例の一部を改正する条例について、上下水道部の職員3名減や、教育委員会学校職員で7名減となっているなど、市民生活や学校運営にマイナスの影響を与え、職員に過重な負担を強いるものとなっている。よって議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第15款職員費とあわせて反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳入各款、地方債、歳出第2款(総務費の一部)、同第8款(土木費の一部)、同第11款(教育費の一部)、同第13款(公債費)、同第14款(諸支出金)、同第15款(職員費)、議案第8号令和2年度釧路駐車場事業特別会計予算、議案第21号釧路職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、債務負担行為、一時借入金、歳出第1款(議会費)、同第6款(農林水産業費の一部)、同第16款(予備費)、議案第9号令和2年度釧路動物園事業特別会計予算、議案第17号釧路市長の在任期間に関する条例を廃止する条例、議案第18号釧路市附属機関に関する条例及び釧路市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部を改正する条例、議案第22号釧路市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例、議案第23号釧路市議会議員その他非常勤職員等公務災害補償等条例の一部を改正する条例、議案第24号釧路債権管理条例の一部を改正する条例、議案第25号釧路基金条例の一部を改正する条例、議案第30号地方自治法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例、議案第35号釧路市立高等学校教育職員等の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例、議案第36号土地処分の件、議案第49号釧路職員定数条例の特例に関する条例、議案第50号釧路職員退職手当支給条例及び釧路企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の特例に関する条例につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(松永征明) 次に、経済建設常任委員長の報告を求めます。 2番大澤恵介委員長。 ◆2番(大澤恵介議員) (登壇) 今定例会において、当経済建設常任委員会に付託されました各案件のうち、3月13日の本会議で議決されたものを除く案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、4日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第7款(商工費の一部)については、多くの市民が不安を持ち、半数近くの道民が「誘致に期待していない」IRは、現時点においても実現への見通しは、全くない。また、北海道においては予算計上すらしていない。そういう中で、釧路市がIR関連予算統合型リゾート構想推進費」を計上することは疑問である。経済産業省が実施している「キャッシュレスポイント還元事業」と違い、マイナンバーカード取得者だけを対象とする「域内消費活性化支援事業」は、そもそも公平性に欠ける。骨太方針2019において、今後、政府は「行政サービス民間サービス共同利用型キャッシュレス決済基盤の構築」を目指しており、その際、マイナンバーカードは、個人情報の「名寄せ」の役割を果たすことになる。その意味では、この事業はその危険な誘導策となり得る。よって反対する。 第8款(土木費の一部)については、釧路火力発電所に伴う道路整備予算が含まれている。補修そのものは、住民から求められているが、事実上、特定の企業への支援ともなり、疑問である。10年以上にわたり市営住宅を申し込み、いまだかなわず「先が見えない市民」からの切ない声に応えていない。また、入居修繕費の増額提案について、対応する考えもない。よって反対する。 歳出第9款(港湾費)については、令和2年度の事業費総額52億3,000万円に上る国直轄港湾工事において、釧路市負担は7億8,450万円になり、今後、さらに24億円の負担が予定されている。過大投資と言える事業への大きな負担は、苦しい暮らしを続けている市民の理解は得られない。よって反対する。 議案第11号令和2年度釧路水道事業会計予算及び議案第14号令和2年度釧路下水道事業会計予算については、道内10大都市の中で、水道料金は上から3番目、下水道使用料は1番目、そして、水道料金下水道使用料を合わせた額は一番高く、市民負担が大きい。基幹管路の耐震化など必要な事業の財源確保に当たっては、可能な限り市民負担の軽減に留意すべきである。起債と給水収益のバランスをとり、市民負担軽減財政運営を求めたが、その姿勢は示されなかった。よって反対する。 議案第16号令和2年度釧路港湾整備事業会計予算については、西港区第3埠頭は整備してから22年、第4埠頭は17年以上経過している。そして、現在、貸付地も含めて13万平方メートル以上の造成地が売却されていない。さらに今後の見通しも示されていない。過大投資の結果であり、反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第7款(商工費の一部)、同第8款(土木費の一部)、同第9款(港湾費)、議案第11号令和2年度釧路水道事業会計予算、議案第14号令和2年度釧路下水道事業会計予算、議案第16号令和2年度釧路港湾整備事業会計予算につきましては、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第2款(総務費の一部)、同第5款(労働費)、同第6款(農林水産業費の一部)、同第12款(災害復旧費)、議案第7号令和2年度釧路魚揚場事業特別会計予算、議案第12号令和2年度釧路工業用水道事業会計予算、議案第13号令和2年度釧路農業用簡易水道事業会計予算、議案第15号令和2年度釧路公設地方卸売市場事業会計予算、議案第26号釧路手数料条例の一部を改正する条例、議案第32号釧路公設地方卸売市場業務規程の一部を改正する条例、議案第33号釧路市営住宅条例の一部を改正する条例、議案第34号釧路港湾施設管理条例の一部を改正する条例、議案第38号損害賠償の額の決定等に関する件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情第1号自家増殖を原則禁止とする種苗法改正の取り下げを求める意見書の件につきましては、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(松永征明) 次に、民生福祉常任委員長の報告を求めます。 1番伊東尚悟委員長。 ◆1番(伊東尚悟議員) (登壇) 今定例会において、当民生福祉常任委員会に付託されました各案件のうち、3月13日の本会議で議決されたものを除く案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、5日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第2款(総務費の一部)について、個人番号カード交付等事業費に多額の予算を計上するものであるが、個人番号カードの最終目的は国家による個人情報を収集するものである。その情報には、納税、所得、資産、社会保障、病歴等にとどまらず、民間も利用することになれば趣味嗜好、信用情報、行動履歴等膨大な情報が一元管理されることになる。このような危険性については、まだ国民的議論が進んでいないため、個人番号カード交付促進は認められない。よって反対する。 歳出第3款(民生費)について、北海道後期高齢者医療広域連合負担金として、21億円以上支出するものであるが、本市にとっては多過ぎる負担額である。そもそも後期高齢者医療保険には、負担金や保険料が際限なく上がるなどの制度上の欠陥が幾つもあり、国において廃止を検討すべき制度である。よって反対する。 歳出第4款(衛生費)について、釧路広域連合負担金として15億円以上支出するものであるが、本市にとっては多過ぎる負担額である。そもそも釧路広域連合清掃工場長寿命化総合計画は、工事費に係る問題点が多く、この高額な工事費は市民の負担増につながるものである。よって反対する。 議案第2号令和2年度釧路国民健康保険特別会計予算について、国民健康保険料については、多くの市民から保険料の引き下げの要望が出されている。そのため一般会計から繰り入れをして、国保料引き下げを繰り返し要望するも、それが全く反映されなかった。よって反対する。 議案第5号令和2年度釧路後期高齢者医療特別会計予算について、そもそも75歳以上の人だけを入れる医療保険制度は、医療費がかさむ高齢者を差別するものであって、国によって廃止を検討すべきである。しかも被保険者1人当たりの年間保険料推計値は前回の改定時に2,700円引き上げたにもかかわらず、今回は4,853円もの大幅引き上げをし、7万1,794円になってしまう。このような連続的引き上げは、消費税増税新型コロナウイルスによる不況が起きている中、市民の理解は得られない。よって反対する。 議案第6号令和2年度釧路介護保険特別会計予算について、第1から3段階までの保険料は下がっているが、これは消費税増税による低所得者に対する支援策であって当然のことである。介護保険料は基準額を引き下げない限り、全体の引き下げにならない。釧路市の基準額は依然として年7万320円のままで釧根の全自治体の中で最も高いものとなっている。よって反対する。 議案第20号音別町交通安全運動推進委員会条例等を廃止する条例について、阿寒地区音別地区交通安全指導員をいきなり無償ボランティアに変更することは、これまで報酬をもらって指導員をしていた市民からすると極めて不利益な変更である。指導員と話し合いをした結果、反対意見は出なかったと答弁があったが、これを契機に退職者が複数出ていることは問題視すべきである。地方公務員法の改正があったとしても、有償ボランティアとして継続は可能であるのに市は取り入れようともしなかった。よって反対する。 議案第28号釧路放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について、現行の放課後児童クラブの基準は、児童1人当たり1.65平方メートル、1クラス児童厚生員2人となっているが、本案は市長の判断で別に定めることを可能にするものである。そうなると放課後児童クラブの規制緩和にほかならない。運用上はこれまでと全く変わらないという答弁があったが、そうであるなら条例改正の必要性が乏しい。よって反対する。 議案第29号釧路国民健康保険条例の一部を改正する条例について、本案は、国保料賦課限度額を3万円引き上げ、99万円に引き上げるものであるが、給与所得891万6,000円を頭打ちにして、それ以上の所得層は全て賦課限度額の国保料というのは真の累進課税制度の考え方とは矛盾する。また5割軽減、2割軽減の層がふえるといっても、1世帯当たりの国保料は賦課限度額の引き上げもあることから、僅か807円引き下がるにすぎない。これでは国保料を抜本的に引き下げてほしいという市民の願いに背を向けることに等しい。よって反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第2款(総務費の一部)、同第3款(民生費)、同第4款(衛生費)、議案第2号令和2年度釧路国民健康保険特別会計予算、議案第5号令和2年度釧路後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号令和2年度釧路介護保険特別会計予算、議案第20号音別町交通安全運動推進委員会条例等を廃止する条例、議案第28号釧路放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、議案第29号釧路国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第10款(消防費)、同第11款(教育費の一部)、議案第3号令和2年度釧路国民健康保険阿寒診療所事業特別会計予算、議案第4号令和2年度釧路国民健康保険音別診療所事業特別会計予算、議案第10号令和2年度釧路病院事業会計予算、議案第19号釧路印鑑条例の一部を改正する条例、議案第27号釧路介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例、議案第31号釧路市立高等看護学院条例の一部を改正する条例、議案第37号釧路市共栄ふれあいセンターの会館機能施設等指定管理者の指定の件、議案第39号損害賠償の額の決定等に関する件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(松永征明) 次に、石炭対策関連エネルギー調査特別委員長の報告を求めます。 18番月田光明委員長。 ◆18番(月田光明議員) (登壇) 今定例会において、当石炭対策関連エネルギー調査特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 また、当委員会の付議事件であります「石炭産業振興対策及び石炭火力発電所の立地促進に関する件」につきまして、前委員会以降の審査の中間報告をいたします。 当委員会は、3月18日に開会し、付託案件、及び付議事件の審査を行い、本日採決を行って閉会しました。 審査においては、炭鉱技術研修事業への新型コロナウイルスの影響などについて、議論が行われました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、商工費の一部について、新産業創造等事業補助金1億9,950万円、釧路炭鉱保安確保等整備事業補助金2,000万円、釧路炭鉱新事業取組支援事業補助金1,000万円、計2億2,950万円を釧路コールマイン株式会社に支出するものであるが、市内の他の企業・団体と比べて優遇し過ぎである。この助成金は令和元年度からの2カ年度継続事業であるが、我が会派は昨年度2月議会で「火力発電への前のめりのてこ入れは、市民の誤解を招きかねない。したがって、市民に対して丁寧な説明、情報開示を求める。」という意見を付して賛成した経緯がある。しかし本年度9月議会では市債4億円を突如同社に貸し付ける議案を出すなど、直接的ではないものの「火力発電所前のめり」という疑念の余地ある石炭行政になっていると言える。2カ年事業だからといって、昨年と同じ態度表明をするわけにはいかない状況である。よって反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第7款(商工費の一部)につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 当委員会でなされた審査が、石炭産業長期安定政策確立安定振興に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。 ○議長(松永征明) 次に、都心部市街地整備特別委員長の報告を求めます。 14番草島守之委員長。 ◆14番(草島守之議員) (登壇) 今定例会において、当都心部市街地整備特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 また、当委員会の付議事件であります「釧路駅周辺地区、北大通及び北大通隣接地区都市機能充実と、都市機能充実に資する民間事業の誘発促進に関する件」につきまして、前委員会以降の審査の中間報告をいたします。 当委員会は、3月18日に開会し、付託案件及び付議事件の審査を行い、本日採決を行って閉会しました。 審査においては、防災等の視点を含む釧路駅周辺まちづくり、及び中心市街地の活性化についての議論を行いました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第8款(土木費の一部)について、鉄道高架を基本とした都心部まちづくり基本計画(事業構想編)策定経費であり、市の身の丈を超えた巨大投資につながる。防災の視点を生かすと強調しているが、鉄道高架にした上で北大通を2車線化するのであれば、災害時の車避難において、渋滞を引き起こし、逆に被害を拡大する危険も大きい。よって反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第8款(土木費の一部)につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号令和2年度釧路一般会計予算中、歳出第7款(商工費の一部)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 当委員会でなされた審査が、釧路駅周辺地区、北大通及び北大通隣接地区都市機能充実に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。 ○議長(松永征明) 次に、議会広報特別委員長の報告を求めます。 11番河合初恵委員長。
    ◆11番(河合初恵議員) (登壇) 当議会広報特別委員会の付議事件であります「議会活動の広報に関する件」について、審査の経過を報告いたします。 当委員会は、閉会中の1月20日及び今会期中の3月19日に開催し、審査を行いました。 1月20日の審査においては、市議会だより第64号の紙面内容と、昨年実施した議会報告会の開催概要を確認したほか、今年度2回目の意見交換会に係る当日の対応などについて協議しました。 3月19日の審査においては、市議会だより第65号の発行予定及び紙面構成と、1月28日に実施した意見交換会の開催概要を確認したほか、来年度の議会広報事業について協議しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(松永征明) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ──────────────────── △委員長報告に対する質疑 ○議長(松永征明) 各委員長の報告に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △議案第17号ほか22件討論省略 ○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 議案第17号から第20号まで、第22号から第28号まで、第30号から第39号まで、第49号及び第50号の以上23件に対する討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △議案第17号ほか20件表決(可決) ○議長(松永征明) 最初に、議案第17号から第19号まで、第22号から第27号まで、第30号から第39号まで、第49号及び第50号の以上21件を一括採決いたします。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △議案第20号ほか1件表決(起立多数・可決) ○議長(松永征明) 次に、議案第20号音別町交通安全運動推進委員会条例等を廃止する条例、議案第28号釧路放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の以上2件を一括採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 両案に対する委員長の報告は原案可決であります。 両案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(松永征明) 賛成多数であります。 よって、両案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △議案第1号ほか17件討論 ○議長(松永征明) 次に、議案第1号から第16号まで、第21号及び第29号の以上18件に対する一括討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 最初に、20番村上和繁議員の発言を許します。 20番村上和繁議員。 ◆20番(村上和繁議員) (登壇) 日本共産党議員団を代表し、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算、議案第2号令和2年度釧路国民健康保険特別会計予算、議案第5号令和2年度釧路後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号令和2年度釧路介護保険特別会計予算、議案第11号令和2年度釧路水道事業会計予算、議案第14号令和2年度釧路下水道事業会計予算、議案第16号令和2年度釧路港湾整備事業会計予算、議案第21号釧路職員定数条例の一部を改正する条例及び議案第29号釧路国民健康保険条例の一部を改正する条例の以上9件について、一括して反対討論を行います。 まず、これらに反対する第一の理由は、今回提案をされている一連の予算案が深刻さの度を増す新型コロナウイルスへの対応という点で極めて不十分なものであるからです。私は、代表質問の中で、新型コロナウイルスの大流行という新たな局面のもとで、抜本的に予算を組みかえるか緊急に補正予算を提案することを求めましたが、市は必要な施策を講じる点では否定はしませんでしたが、予算の裏づけについては答弁を避けました。感染防止や中小業者の売り上げの激減、雇いどめを含めた雇用危機に対して、市としてどう立ち向かうのか、これは予算の裏づけなしには進めることはできません。市が緊急に設けた無担保、無利子融資には賛成しますが、緊急時という点から考えれば、市税の滞納者が活用できないことなど、問題もはらんでいます。北海道は、令和2年度の予算成立直後に早くも補正予算の編成に取りかかりました。こうした対応こそ地方自治体に求められているのではないでしょうか。 私たち日本共産党議員団は、新型コロナウイルスに関して、委員会の審議の中で積極的な提案を交えて論戦してきました。市立病院については、PCR検査の実施、病床削減の撤回、感染病床の増床、学校の一斉休校にかかわって、子どもの居場所としての学校の活用と給食の提供、廃棄する食材の福祉団体などへの寄附、障がい児虐待リスクの高い子どもへの訪問を柱とした個別支援の強化、24時間教育電話相談窓口の開設、市税、国保料等の徴収猶予や換価の猶予の実施、滞納処分と延滞金の凍結、新型コロナに特化した減免の実施、学童保育の体制強化、国保法第44条減免の活用やひとり親の失業した場合の支援の強化、利用者が激減している介護施設、障がい者施設の経営支援など、多岐にわたる提案をしました。こうしたときだからこそ、市として最大限の市民の生活防衛策、中小企業の経営支援に乗り出すべきではありませんか。私たちの提案についても、直ちに施策に取り込み、必要な財源を確保するよう強く要求します。 2つ目の反対理由は、現在提案されている予算案が貧困と格差の拡大の中で、市民の生活を温め福祉の増進に寄与しない予算編成になっているからです。私は特に問題と考える以下の5つの点について反対討論を展開します。 1つ目、多くの地方自治体が人口減少に直面し、少子化に歯どめをかけるのか、このことが最重要の課題であることは多くの方が認めています。少子化にストップをかける施策として、子どもの権利を尊重しつつ子育てと教育にかかわる保護者の経済的負担を軽減することが大きな効果を生んでいることも代表質問で紹介させていただきました。子どもの医療費に関する無料化の拡大、国保料の子どもの均等割の軽減、学校給食費の無償化については、地方消費税の増税に伴う釧路市に対する地方消費税交付金の増額分4億6,000万円、地方交付税に創設された地域社会再生事業費約2億円、市税の増加分3.6億円と具体的に財源も示した上での提案でしたが、市は検討することさえしませんでした。子どもの医療費無料化制度は、釧路管内の自治体と比べても最低ランクの助成内容となっています。こうした子育て支援、教育支援の貧しい施策を今後とも続けるのでしょうか。釧路市議会が子育てサークルの皆さんと懇談をしたときに、釧路は子育てしにくいまちと厳しく指摘されたことに対して、何ら顧みる点はないということでしょうか。 2つ目、市民の強い要望となっている市営住宅についてはどうでしょうか。経済建設常任委員会で共産党委員は、10年間にわたって申し込みを続けている市民の実態を紹介しました。この方は現在70代。まだ働いていますが、年金は10万円に届きません。アパートの家賃は3万5,000円。今は働いているので何とか暮らせていますが、退職したらとても生活費は捻出できません。まさに先が見えないのです。今の市営住宅の問題の矛盾が、この方の場合には集中的にあらわれているのではありませんか。それは、入居のための修繕費が市民のニーズからかけ離れた低額に抑え込まれているからです。市営住宅の空き家のうち修繕不能の住宅が154戸、政策空き家は557戸、これを除いても773戸の空き家があります。市が予算措置をしている修繕費はこの中のほんの一部しか修繕できません。共産党議員団は、何も全ての空き家を修繕しろと求めているわけではありません。せめてあと35戸、それでも空き家の5%にもなりません。その修繕費すら上乗せしないということは、どういうことなのでしょうか。 3つ目は、港湾と鉄道高架事業についてです。 予算案に示された国直轄港湾工事は、52億円の事業費を超え、市の負担金も7億8,000万円を超えています。依然として貸付用地も含め13万平方メートル以上の土地が売却されていません。西港開発の過大投資が誰の目にもはっきりしています。次年度の予算案には、鉄道高架を基本とした都心部まちづくり基本計画の事業構想編の策定経費が盛り込まれています。防災の視点を強調していますが、ここに来てその矛盾が拡大しています。もともと伊東市長の時代に一旦凍結した鉄道高架事業を再検討することとなった最大の理由は、巨大津波が襲来したときに都心部にいる車両をスムーズに郊外に避難させるためには、鉄道高架にしたほうがよいというのが出発点でした。しかし、ここに来て市の検討は、北大通を片側1車線化に絞り、逆に都心部での車の通行を妨げる方向に向かっています。万が一大津波が来たときに、片側1車線の北大通、共栄大通で発生が見込まれる大渋滞はどうするのか。市は、通過車両の台数を減らすと答弁しましたが、肝心の新設される南北の接続道路の車両台数すら答弁しませんでした。特別委員会で、車線を減らすな、車での避難ではなく、車をとめての避難をと次々懸念を表明する意見が出たことは、新聞にも報道されています。これだけ議論が割れているのですから、事業構想編の次年度内の作成そのものを凍結するべきではありませんか。 4つ目、国保会計への一般会計からの政策的繰り入れは、次年度も0です。今年度と比べわずかに軽減になったとはいえ、高過ぎる国保料の一番の原因がここにあります。介護分も含めると1人平均の保険料は10万891円です。非正規雇用で働く人、年金生活者、零細業者が国保加入世帯の大半ですので、負担は限界です。介護保険料は1人当たり平均で基準額は7万320円と釧根一高くなっています。後期高齢者医療保険料の1人当たりの平均額の推計値は7万1,794円です。つまり、75歳を過ぎた高齢者のひとり暮らしの方は、この3つで年間24万3,000円も保険料を支払っているわけです。なぜこうした保険料となっているのか。根本には、国の負担が縮小したことが原因ですが、市としての負担軽減の努力が足りない。それが典型的に出てくるのが国保です。保険料の一律軽減のために、一般会計から政策的繰り入れをすることには、国のペナルティーもあります。しかし、特定の目的を持って政策的繰り入れをすればいいわけで、子育て支援という目的で子どもの均等割の廃止のための政策的繰り入れならペナルティーはありませんし、2018年度から創設をされた子どもの人数によって国保の道への納付金を減ずる制度を実質的に活用することも可能です。こうした努力を一切せずに、高過ぎる国保料、介護保険料後期高齢者医療保険料を市民に課していることを強く批判します。あわせて上下水道料金を合算した負担額が全道の人口の多い10市の中で一番高いことも申し上げておきます。 最後は、図書館資料購入費、学校整備予算について述べます。 図書館利用者等意向調査でも、図書館活動を充実するため、あるいは今後の利用のために何が重要かという設問に、最も多く回答があったのは蔵書の充実です。それなのに、図書館の資料整備のための臨時費は、小学校へ貸し出す読書活動サポートセットを除くと500万円。しかも一般会計からの支出はありません。愛国小学校には、使わなくなったプレハブ校舎の撤去が毎年教育委員会から予算要望されながら、5年続けて予算化が見送られました。図書館の資料購入費、小中学校の整備費が不足しているからです。 5つの点で、今回の予算案の問題点を指摘をしました。福祉の増進、子育て支援、教育の充実を柱に抜本的な予算の組みかえをしない限り、市民生活に資する予算とはなり得ない、これが私の結論です。あわせて職員定数の削減を行わず適正な職員定数に増員することも求めます。 最後に改めて令和2年度釧路一般会計を初めとした9つの議案に反対を表明して討論を終わります。 ○議長(松永征明) 次に、22番板谷昌慶議員の発言を許します。 22番板谷昌慶議員。 ◆22番(板谷昌慶議員) (登壇) 私は、令和2年度の釧路市各会計予算案について、市民連合議員団を代表して、原案賛成の立場で討論を行います。 初めに、蝦名市長が市長に就任以来、釧路市が直面していた課題に真っ正面から向き合い、財政の健全化に取り組まれ、都市経営戦略プランを策定し、財政健全化推進プラン、市役所改革プラン、そして地域経済のプラス成長を目指し政策プランを取りまとめ、域内循環、外から稼ぐといった柱立てを行い、これまでさまざまな施策の展開を進められてきました。さらには、ひがし北海道の拠点都市として、陸海空のネットワークである高速道路や港湾、空港など広域的な拠点機能の整備を進めてこられたことは高く評価するものであります。 さて、我が国は少子高齢化という大きな危機に直面する中で、国と地方ではこれに立ち向かうため、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、それぞれの特徴を生かした自立的で持続可能な社会を目指し取り組みを続けておりますが、人口減少に歯どめがかからない状況が続いております。このような中、国の令和2年度地方財政対策では、人づくり革命の実現や地方創生の推進、地域、社会の維持再生、防災・減災対策に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、地方税、地方交付税などの一般財源総額は、前年度比で約7,000億円の増加となったところであります。 釧路市の令和2年度各会計予算全般を見ますと、一般会計では令和元年度を42億円上回る995億円と、合併後3番目に大きい積極的な予算規模となったところであります。 一般財源総額は、令和元年度予算との比較ではプラス2.9%、約15億円の増となっており、そのうち市税では法人市民税は税制改正により減収が見込まれるものの、個人市民税や固定資産税などにおいて増収となる見込みであることから、令和元年度当初予算と比較して、全体でプラス1.7%、約3億6,000万円増の見込みとなりました。このことは、雇用が生まれる地域の経済環境をつくるなど、これまで蝦名市長が行ってきたプラス成長を目指した取り組みが、人口が減少している中にあっても、個人市民税などの増という成果としてあらわれてきたものと評価するものであり、今後も引き続きさまざまな取り組みを進めていく必要があるものと認識しております。 また、企業会計、特別会計においては、全会計で前年度比1.2%増の約810億円となっており、強靱化、防災の考え方を取り入れた安全・安心な地域づくりなど、市民生活に必要な施策はしっかり盛り込まれた内容となっております。 このような財政環境の中、令和2年度予算は健全で安定した財政運営を確保していくために、経済活動を活性化し、市民の所得の向上を図り、個人市民税など、市税の増収に結びつく取り組みに集中し投資をすることを重視し、編成されたものと理解しております。 また、釧路市まちづくり基本構想に基づき、このまちに生まれ育つ人が生きがいを持って暮らし続けられること、医療や福祉、教育など、生活基盤が充実し、誰もが健康で安心・安全を実感できること、そしてまちと人がつながりを強めて力を結集することが夢と希望があふれる未来につながることを目指し、5つの政策テーマのもと、経済の活性化につなげるための投資に重点を置いた施策が予算に盛り込まれたところであります。 地元企業の振興と地域経済を担う人材の確保では、企業の持つ強みを引き伸ばし、釧路市ビジネスサポートセンターk-Bizの事務局体制を強化し、企業の売り上げ増と雇用創出を通じた地域経済の活性化を図るとともに、商工会議所や地元企業などとの連携協力体制を構築し、企業の情報や魅力などを発信して、発信を通して若い世代の地域定着を図ることとしております。 地域資源を生かした世界一級の観光地域づくりでは、観光立国ショーケースの最終年であり、釧路、阿寒、音別、それぞれの地域特性を生かした観光振興の取り組みを展開し、インバウンド誘客に向けた受け入れ態勢の整備を地域一丸となって進め、目標達成に向けて各種施策の取り組みを加速させるとともに、令和3年度、アジア圏で初めて北海道で開催されるアドベンチャー・トラベル・ワールド・サミットの実行委員会に参画し、欧米豪から本地域への誘客促進に取り組むこととしております。 学力向上と幅広い連携による子どもたちの可能性の拡大では、北海道教育大学との連携により、中学校の放課後サポート学習を導入するなど、中学校における学力向上に重点的に取り組むとともに、地域が持つ自然や歴史、文化、産業など教育資源を生かした学習や地域企業と連携して取り組むキャリア教育などを通して、次代を担う子どもたちが地元に愛着や誇りを持つ人材として育つよう、取り組むこととしております。 蝦名市長は、市政方針におきましても、このまちを元気にしたいと願う市民の皆様の熱い思いとともに、夢と希望にあふれる未来へ子どもたちにたすきをつなぐため、まちづくり基本構想の理念のもと、各分野における施策事業を着実に推進し、目指すべきまちづくりの実現に努めていくと述べられております。新年度予算は、その確固たる意思を持った実効性のある予算として重点化が図られており、まちづくりへの意欲が強くあらわれているものと確信しております。 我が会派といたしましては、蝦名市長の確固たる意思を評価し、これまで蓄えられてきた知識と培ってきた地域の力を結集し、力強く前進し、目指すべきまちづくりが実現できると確信し、市長とともに釧路市のまちづくり、市民生活の向上に力を合わせていくことをここに表明し、令和2年度の各会計予算案への賛成討論といたします。 ○議長(松永征明) 以上をもって討論を終結いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △議案第3号ほか7件表決(可決) ○議長(松永征明) 議案第3号、第4号、第7号、第9号、第10号、第12号、第13号及び第15号の以上8件を一括採決いたします。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △議案第1号ほか9件表決(起立多数・可決) ○議長(松永征明) 次に、議案第1号令和2年度釧路一般会計予算、議案第2号令和2年度釧路国民健康保険特別会計予算、議案第5号令和2年度釧路後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号令和2年度釧路介護保険特別会計予算、議案第8号令和2年度釧路駐車場事業特別会計予算、議案第11号令和2年度釧路水道事業会計予算、議案第14号令和2年度釧路下水道事業会計予算、議案第16号令和2年度釧路港湾整備事業会計予算、議案第21号釧路職員定数条例の一部を改正する条例、議案第29号釧路国民健康保険条例の一部を改正する条例の以上10件を一括採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(松永征明) 起立多数であります。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △陳情第1号討論省略 ○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 陳情第1号に対する討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △陳情第1号表決(起立少数・不採択) ○議長(松永征明) 陳情第1号自家増殖を原則禁止とする種苗法改正の取り下げを求める意見書の件を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決をいたします。 本件を原案のとおり採択することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立少数〕 ○議長(松永征明) 起立少数と認めます。 よって、本件は不採択と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第2 諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件(同意) ○議長(松永征明) 日程第2、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明 ○議長(松永征明) 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(蝦名大也) (登壇) ただいま議題に供されました諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件につきましては、氏名の欄が空白になっておりますので、伊藤明日佳、そして長内栄子、小野武、高橋加奈子、そして渡辺厚子とお書き入れを願います。 伊藤様、長内様、小野様、高橋様、渡辺様につきましては、現在、人権擁護委員を務められておりますので、その経歴につきましては省略をさせていただきます。 いずれの方々とも人格、識見にすぐれ、人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦するに極めて適任と存じ、ここにご提案いたした次第でございます。 何とぞよろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。  ──────────────────── △質疑 ○議長(松永征明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △委員会付託・討論省略 ○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(松永征明) 諮問第1号を採決いたします。 本案を同意と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第3 意見書案第1号中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(可決) ○議長(松永征明) 日程第3、意見書案第1号を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明・質疑・委員会付託・討論省略 ○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、提案説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(松永征明) 意見書案第1号を採決いたします。 本案を原案可決と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案可決と決しました。  ────────────────────  〔朗読せざるも掲載〕 意見書案第1号   中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  令和2年3月23日         提出者  釧路市議会議員  三 木   均                 同     河 合 初 恵                 同     山 口 光 信                 同     森     豊                 同     大 越 拓 也                 同     梅 津 則 行                 同     岡 田   遼                 同     松 尾 和 仁  ……………………………………………………………………   中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書 従来、ひきこもりは主として若年・青年層の課題としてイメージされてきた。しかし最近では、就職氷河期世代も含め中高年層に及ぶ大きな社会問題としてクローズアップされてきている。 政府が中高年層を対象に初めて実施した全国規模の調査結果が昨年3月に公表されたが、40~64歳のひきこもりが全国で約61万人に上るという推計は、社会に大きな衝撃を与えた。ひきこもり期間の長期化や高齢化により、高齢者の親とともに社会的に孤立するケースも少なくない。 政府としては、これまで都道府県、政令市への「ひきこもり地域支援センター」の設置や「ひきこもりサポーター養成研修・派遣事業」を行ってきたが、今後は、より身近な場所での相談支援の実施や社会参加の場の充実など、就職氷河期世代も含めた中高年のひきこもりに対して、これまで以上に実効性ある支援と対策を講じるべきである。 よって、政府においては、中高年のひきこもりは、個々人やその家族だけの問題ではなく、社会全体で受け止めるべき大変重要な課題と捉え、下記の事項について早急に取り組むよう強く要望する。             記1 より身近な場所での相談支援を行うため、自立相談支援機関の窓口にアウトリーチ支援員を配置し、同行相談や信頼関係の構築といった対本人型のアウトリーチ支援を実施すること。また、自立相談支援の機能強化に向けたアウトリーチ等を行うための経費については、新たな財政支援の仕組みを創設すること。2 中高年のひきこもりにある者に適した支援の充実を図るため、市区町村による「ひきこもりサポート事業」のさらなる強化を図ること。具体的には、中高年が参加しやすくなるような居場所づくりやボランティア活動など、就労に限らない多様な社会参加の場を確保すること。さらには家族に対する相談や講習会などの取り組みを促進すること。3 「8050問題」など世帯の複合的なニーズやライフステージの変化に柔軟に対応できるよう、「断らない相談支援」や「伴走型支援」など、市区町村がこれまでの制度の枠を超えて包括的に支援することができる新たな仕組みを構築すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月 日                     釧 路 市 議 会 内閣総理大臣         宛 厚生労働大臣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第4 意見書案第2号プラスチックごみ減量対策を国の責任において取り組むことを求める意見書(起立多数・可決) ○議長(松永征明) 日程第4、意見書案第2号を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明 ○議長(松永征明) 提案理由の説明を求めます。 24番工藤正志議員。 ◆24番(工藤正志議員) (登壇) ただいま議題に供されました意見書案第2号につきまして、提案者を代表いたしまして、私から提案理由のご説明を申し上げます。 説明は意見書案の朗読をもってかえさせていただきます。  …………………………………………………… 意見書案第2号   プラスチックごみ減量対策を国の責任において取り組むことを求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  令和2年3月23日   提出者  釧路市議会議員  工 藤 正 志           同     河 合 初 恵           同     大 越 拓 也           同     梅 津 則 行           同     岡 田   遼           同     松 尾 和 仁  ……………………………………………………   プラスチックごみ減量対策を国の責任において取り組むことを求める意見書 海洋プラスチックごみを初めとするプラスチックごみの生態系への影響が深刻化する中、その対策は地球環境の将来を左右する重要課題となっている。 世界で生産されているプラスチックは年間約3億8千万トンに及び、そのうち800万トン以上が海に流出していると言われている。特に、5ミリメートル以下のマイクロプラスチックや、洗顔料、化粧品などに使用されているマイクロビーズを魚や鳥などの動物が飲み込み、人間がこれらを摂取することによる人体への影響も懸念されており、国際社会では使い捨てプラスチック製品の製造・販売・流通の禁止に踏み込む流れが強まっている。 令和元年6月に大阪で開催された20カ国・地域首脳会議(G20)では、2050年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を採択したが、我が国は、1人当たりの使い捨てプラスチックの廃棄量がアメリカに次ぎ、世界で2番目に多く、年間約900万トンのプラスチックごみを排出し、約100万トンを東南アジア諸国に輸出している。ところが、輸出された大量のプラスチックごみが適正に処理されず、環境や海洋汚染を引き起こしていることが明らかになった。 有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約が改正され、汚れたプラスチックごみは国内処理が原則となり、東南アジア諸国が輸入中止に踏み出している。とりわけ、プラスチックごみの8割近くを占める産業廃棄物には対応し切れていない状態であり、抜本的な対策が急がれる。 よって、国においては、生産の段階からプラスチックごみ減量対策を国の責任において取り組むよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月 日               釧 路 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣  宛 経済産業大臣 環境大臣  …………………………………………………… 以上であります。 原案どおり可決されますよう満場のご賛同をお願い申し上げます。  ──────────────────── △質疑 ○議長(松永征明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △委員会付託・討論省略 ○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(松永征明) 意見書案第2号プラスチックごみ減量対策を国の責任において取り組むことを求める意見書を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案を原案可決と決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(松永征明) 起立多数と認めます。 よって、本案は原案可決と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第5 決議案第1号「民族共生の未来を切り開く」決議(可決) ○議長(松永征明) 日程第5、決議案第1号を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明・質疑・委員会付託・討論省略 ○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、提案説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(松永征明) 決議案第1号を採決いたします。 本案を原案可決と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案可決と決しました。  ────────────────────  〔朗読せざるも掲載〕 決議案第1号   「民族共生の未来を切り開く」決議 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  令和2年3月23日         提出者  釧路市議会議員  三 木   均                 同     河 合 初 恵                 同     山 口 光 信                 同     森     豊                 同     大 越 拓 也                 同     梅 津 則 行                 同     岡 田   遼                 同     松 尾 和 仁  ……………………………………………………………………   「民族共生の未来を切り開く」決議 アイヌ文化の復興・発展の拠点としてウポポイ(民族共生象徴空間)が北海道白老町ポロト湖畔に、4月24日誕生する。 先住民族アイヌを主題とした日本初の「国立アイヌ民族博物館」と「国立民族共生公園」等からなるこの施設は、国では年間来場者100万人の目標を掲げ、道内においては官民一体となって誘客活動に取り組んでおり、道内各地のアイヌ文化振興の取り組みや食・観光等の地域の多様な魅力とつなげることにより、国内外への総合的な情報発信の強化となり、国民理解の促進が大きく期待される。 また、北海道を訪れる観光客のさらなる増加は、新たな産業の創出・既存産業の活性化など相乗効果も期待されるところである。 よって、釧路市議会は、ウポポイ開設を機に、アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現が図られ、北海道が魅力ある大地であり続けるため、釧路市民の協力を得て「民族共生の未来を切り開く」決意をここに表明する。 以上、決議する。  令和2年3月 日                     釧 路 市 議 会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第6 互選第1号釧路広域連合議会補欠議員互選の件(互選完了) ○議長(松永征明) 日程第6、互選第1号釧路広域連合議会補欠議員互選の件を議題といたします。 お諮りいたします。 互選の方法につきましては、地方自治法第118条の第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。 これにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、互選の方法は、指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、議長において指名することに決しました。 釧路広域連合議会補欠議員に           3番 山 口 光 信 議員           17番 秋 田 慎 一 議員を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま指名いたしました議員を釧路広域連合議会補欠議員に選任いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、山口光信議員、秋田慎一議員を釧路広域連合議会補欠議員に選任することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 閉会宣告 ○議長(松永征明) 以上をもって今議会の日程は全て終了いたしました。 令和2年第1回釧路市議会2月定例会はこれをもって閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。             午後4時46分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       釧路市議会 議  長 松 永 征 明         同   副 議 長 松 橋 尚 文         同   議  員 高 橋 一 彦         同   議  員 森     豊         同   議  員 宮 田   団...