釧路市議会 > 2017-03-17 >
03月17日-08号

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  1. 釧路市議会 2017-03-17
    03月17日-08号


    取得元: 釧路市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-07
    平成29年第1回 2月定例会             平成29年第1回2月定例会        釧 路 市 議 会 会 議 録  第 8 日             平成29年3月17日(金曜日)─────────────────────────────────────── 議事日程  午後3時45分開議日程第1 議案第1号から第31号まで及び報告第3号並びに陳情第1号(委員長報告、討論、表決)日程第2 議案第32号 副市長の選任について同意を求める件日程第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件日程第4 意見書案第1号 二次医療圏の設定に関する意見書     意見書案第2号 無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書     意見書案第3号 海洋ごみの処理推進を求める意見書     意見書案第4号 指定給水装置工事事業者制度に更新制の導入を求める意見書日程第5 意見書案第5号 国民健康保険における子どもに係る均等割額の軽減等に関する意見書日程第6 意見書案第6号 新たに創設される給付型奨学金の規模拡充を求める意見書日程第7 意見書案第7号 「テロ等準備罪(共謀罪)」法案に関する意見書日程第8 意見書案第8号 「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」について慎重な検討を求める意見書 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 会議に付した案件1 諸般の報告1 日程第11 日程第21 日程第31 日程第41 日程第51 日程第61 日程第71 日程第8 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席議員(28人)   議 長 16番  月 田 光 明   副議長 17番  畑 中 優 周       1番  伊 東 尚 悟       2番  山 口 光 信       3番  三 木   均       4番  高 橋 一 彦       5番  続 木 敏 博       6番  戸 田   悟       7番  草 島 守 之       8番  河 合 初 恵       9番  大 越 拓 也       10番  森     豊       11番  大 澤 恵 介       12番  金 安 潤 子       13番  工 藤 正 志       14番  秋 田 慎 一       15番  松 橋 尚 文       18番  松 永 征 明       19番  鶴 間 秀 典       20番  村 上 和 繁       21番  梅 津 則 行       22番  岡 田   遼       23番  松 尾 和 仁       24番  宮 田   団       25番  松 永 俊 雄       26番  酒 巻 勝 美       27番  佐 藤 勝 秋       28番  渡 辺 慶 藏 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席を求めた者 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本会議場に出席した者 休会前に同じ 但し、板橋重幸選挙管理委員会事務局長出席 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議会事務局職員 休会前に同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  午後3時46分開議 △開議宣告 ○議長(月田光明) 皆さんご苦労さまです。 出席議員が定足数に達しておりますので、休会前に引き続き会議を開きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △諸般の報告 ○議長(月田光明) 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(森利文) 報告をいたします。 ただいまの出席議員は28人であります。 次に、本日付で松橋尚文議員外7人から意見書案第1号二次医療圏の設定に関する意見書、意見書案第2号無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書、意見書案第3号海洋ごみの処理推進を求める意見書、意見書案第4号指定給水装置工事事業者制度に更新制の導入を求める意見書、村上和繁議員外6人から意見書案第5号国民健康保険における子どもに係る均等割額の軽減等に関する意見書、工藤正志議員外5人から意見書案第6号新たに創設される給付型奨学金の規模拡充を求める意見書、松永俊雄議員外3人から意見書案第7号「テロ等準備罪(共謀罪)」法案に関する意見書、民生福祉常任委員会梅津則行委員長から意見書案第8号「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」について慎重な検討を求める意見書、以上8件の提出がありましたので、お手元に配付いたしました。 次に、本日の議事日程は日程第1 議案第1号から第31号まで及び報告第3号並びに陳情第1号日程第2 議案第32号日程第3 諮問第1号日程第4 意見書案第1号から第4号まで日程第5 意見書案第5号日程第6 意見書案第6号日程第7 意見書案第7号日程第8 意見書案第8号であります。 以上で報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第1 議案第1号ほか上程(委員長報告、討論、表決) ○議長(月田光明) 日程第1、議案第1号から第31号まで及び報告第3号並びに陳情第1号を一括議題といたします。 順次、各委員長の報告を求めます。 最初に、総務文教常任委員長の報告を求めます。 2番山口光信委員長。 ◆2番(山口光信議員) (登壇) 今定例会において、当総務文教常任委員会に付託されました各案件のうち、3月10日の本会議で議決されたものを除く案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、5日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳入各款については、地方交付税の合併の算定がえ特例の減額2年目を迎え、地方交付税の削減が顕著な影響を示し始めた中での予算となっている。そうした中で、市営住宅使用料について、管理戸数を減らす目的で戸数を600戸削減したり、苛酷な市税延滞金の徴収など、市民生活を脅かすものが含まれている。国・道の補助金についても、不要不急の大型工事がある一方で、問題の多いマイナンバー制度については、補助金そのものが限られ、市の一般財源で事業の大半をせざるを得ないなどの問題点がある。 歳出第2款総務費の一部については、個人情報の漏えいやセキュリティーなどの問題が指摘されるマイナンバー関連番号制度関連システム改修事業費に2,100万円を措置し、国民保護対策費自衛官募集事務費など地方自治体としては取り組むべきものではないものも予算化されている。また、収納業務に係る予算は、他自治体と比べて滞納処分の件数が突出するなど、「滞納したらまずは滞納処分ありき」の予算となっている。 歳出第8款土木費の一部については、解散・清算の見通しもないまま、組合員の土地を一方的に差し押さえし、賦課金徴収を迫りながら、法律と定款を無視して総会すら行わないなど、問題の多い民間土地区画整理組合に多額の補助金を支出することになっている。 歳出第11款教育費の一部については、市民の強い反対があったとしても、新図書館が開館を迎えるのに資料購入費は500万円の増額にとどめている。学校給食調理場の修繕等に充てる学校給食センター管理運営事業は4,100万円を超える必要額がありながら、わずか185万円しか予算措置しないなどの到底容認できない内容となっている。学校配当予算が低額に抑えられ、父母負担が増加していること、プール授業が年に1日しかないなど、子どもたちの健全ですこやかな成長を保障するものとはなっていない。 歳出第14款諸支出金については、国民健康保険料の負担軽減のための政策的繰り入れを引き続き見送るなど、市民負担の軽減に資するものとはなっていない。 歳出第15款職員費については、臨時職員、嘱託職員をふやしながら正職員を削減し、労働強化につながる職員配置を反映した予算になっている。 よって、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳入各款、債務負担行為、地方債、歳出第2款総務費の一部、同第8款土木費の一部、同第11款教育費の一部、同第13款公債費、同第14款諸支出金、同第15款職員費について反対する。 議案第8号平成29年度釧路市駐車場事業特別会計予算については、錦町駐車場の維持管理と建設時の重たい債務を、錦町駐車場の使用料徴収だけでは確保することができず、基金の取り崩しと、河畔駐車場の収入に頼るいびつな構造が続いている。テナントスペースもあいたままで、建設時の甘い見通しの結果が今日においても重たいツケとなっている。 よって、反対する。 議案第21号釧路市職員定数条例の一部を改正する条例については、生活保護ケースワーカーの2名減、ごみ及び資源物排出指導業務等の見直しで、環境事業課で5名減、学校用務員・事務補をそれぞれ4名ずつ減とするなど、市民生活にマイナスの影響を与え、職員に過重な負担を強いるものとなっている。 よって、反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳入各款、債務負担行為、地方債、歳出第2款総務費の一部、同第8款土木費の一部、同第11款教育費の一部、同第13款公債費、同第14款諸支出金、同第15款職員費、議案第8号平成29年度釧路市駐車場事業特別会計予算、議案第21号釧路市職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、一時借入金、歳出第1款議会費、同第6款農林水産業費の一部、同第10款消防費、同第16款予備費、議案第9号平成29年度釧路市動物園事業特別会計予算、議案第17号釧路市青少年問題協議会条例の一部を改正する条例、議案第18号釧路市いじめ防止対策委員会条例、議案第19号釧路市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第20号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例、議案第22号釧路市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第23号釧路市税条例等の一部を改正する条例、議案第31号工事請負契約の締結に関する件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(月田光明) 次に、経済建設常任委員長の報告を求めます。 24番宮田団委員長。 ◆24番(宮田団議員) (登壇) 今定例会において、当経済建設常任委員会に付託されました各案件のうち、3月10日の本会議で議決されたものを除く案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、4日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会いたしました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第6款農林水産業費の一部について、農業、水産とも深刻な後継者不足、新規就農などを含めた担い手対策が極めて不十分である。 歳出第7款商工費の一部について、いかに観光対策で専門職とはいえ、1人1,000万円で4人もの採用は認めがたい。 歳出第8款土木費の一部について、繰り返し求めてきた住宅エコリフォーム補助制度の拡充が全く省みられず、現行のまま他都市と比べて著しく見劣りするままに据え置かれているのは納得できない。 歳出第9款港湾費及び議案第16号平成29年度釧路市港湾整備事業会計予算について、西港第2埠頭の国際バルク戦略港湾建設で、見通しが定かではないまま大型港湾整備を強引に推し進め、多額の地元負担が伴う計画には賛成できない。また、西港の土地売却、水面貯木場埋立事業の双方とも、土地売却の相手先が定まっておらず、成り行き任せの感が否めない。 よって、反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第6款農林水産業費の一部、同第7款商工費の一部、同第8款土木費の一部、同第9款港湾費、議案第16号平成29年度釧路市港湾整備事業会計予算につきましては、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第5款労働費、同第12款災害復旧費、議案第7号平成29年度釧路市農業用簡易水道事業特別会計予算、議案第11号平成29年度釧路市水道事業会計予算、議案第12号平成29年度釧路市工業用水道事業会計予算、議案第13号平成29年度釧路市下水道事業会計予算、議案第14号平成29年度釧路市公設地方卸売市場事業会計予算、議案第15号平成29年度釧路市設魚揚場事業会計予算、議案第24号釧路市手数料条例の一部を改正する条例、議案第30号釧路市工場立地法準則条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(月田光明) 次に、民生福祉常任委員長の報告を求めます。 21番梅津則行委員長。 ◆21番(梅津則行議員) (登壇) 今定例会において、当民生福祉常任委員会に付託されました各案件のうち、3月10日の本会議で議決されたものを除く案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、4日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第2款総務費の一部について、マイナンバー制度が膨大な費用・経費がかかっていながら、市民にとってほとんどメリットがないまま、制度自体はどんどん進んでいる。 よって、中止・撤回の立場から反対する。 歳出第3款民生費について、乳幼児医療費の無料化の拡大が、平成29年度予算でも盛り込まれず、まだ他地域に比べても立ち遅れている。 よって、乳幼児医療費助成拡大の立場から反対する。 歳出第4款衛生費について、ごみの分別や減量に逆行し、結果として、市民に重たい広域連合負担金を課す予算となっている。 よって、反対する。 議案第2号平成29年度釧路市国民健康保険特別会計予算について、平成28年度より保険料が上がって、市民の負担増となっており、政策的繰り入れもゼロである。 よって、反対する。 議案第5号平成29年度釧路市後期高齢者医療特別会計予算について、釧路市においては、75歳以上においてほとんどが年金生活の中で、医療費・保険料が大きな負担であり、滞納処分も厳しくなっている。 よって、反対する。 議案第6号平成29年度釧路市介護保険特別会計予算について、新しい総合事業(介護予防・日常生活支援総合事業)において、「緩和した基準によるサービス」の単価は、現在の90%に設定され、介護事業所の経営を苦しめることになろうとしている。 よって、反対する。 議案第10号平成29年度釧路市病院事業会計予算について、新棟建設事業そのものには反対ではないが、医師確保の見通しが持てない中で、市民の新棟建設への理解もまだ得られないままで、それを進める予算になっている。 よって、反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第2款総務費の一部、同第3款民生費、同第4款衛生費、議案第2号平成29年度釧路市国民健康保険特別会計予算、議案第5号平成29年度釧路市後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号平成29年度釧路市介護保険特別会計予算、議案第10号平成29年度釧路市病院事業会計予算につきましては、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第11款教育費の一部、議案第3号平成29年度釧路市国民健康保険阿寒診療所事業特別会計予算、議案第4号平成29年度釧路市国民健康保険音別診療所事業特別会計予算、議案第25号釧路市手話言語条例、議案第26号釧路市阿寒町コミュニティ施設条例の一部を改正する条例、議案第27号釧路市国民健康保険条例の一部を改正する条例、議案第28号釧路市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例、議案第29号釧路市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等の基準等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、報告第3号専決処分報告の件(交通事故損害賠償額の決定等)につきましては、報告のとおり承認すべきものと決しました。 次に、陳情第1号「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」について慎重な検討を求める意見書の件につきましては、採択とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(月田光明) 次に、石炭対策・関連エネルギー調査特別委員長の報告を求めます。 5番続木敏博委員長。 ◆5番(続木敏博議員) (登壇) 今定例会において、当石炭対策・関連エネルギー調査特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 また、当委員会の付議事件であります「石炭産業振興対策及び石炭火力発電所の立地促進に関する件」につきまして、前委員会以降の審査の中間報告をいたします。 当委員会は、3月15日に開会し、付託案件及び付議事件の審査を行い、本日、採決を行って閉会いたしました。 審査において、釧路火力発電所の建設に関する市民周知に係る事項などについて議論されました。 採決の結果、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第7款商工費の一部につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 当委員会でなされた審査が、石炭産業の長期安定政策確立と安定振興に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。 ○議長(月田光明) 次に、都心部市街地整備特別委員長の報告を求めます。 28番渡辺慶藏委員長。 ◆28番(渡辺慶藏議員) (登壇) 今定例会において、当都心部市街地整備特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 また、当委員会の付議事件であります「釧路駅周辺、北大通及び北大通隣接地区都市機能充実と、都市機能充実に資する民間事業の誘発促進に関する件」につきまして、前委員会以降の審査の中間報告をいたします。 当委員会は、3月15日に開会し、付託案件及び付議事件の審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 審査において、防災等の視点を含む釧路駅周辺まちづくり及び中心市街地の活性化について議論を行いました。 採決に際し、日本共産党議員団所属委員から、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第8款土木費の一部について、JR北海道によるJR単独では維持不可能な路線の発表以来、釧路市のJRの路線維持の取り組みは大変不十分なものと言わざるを得ない。鉄道高架化に直接影響する花咲線、釧網線の路線維持の見通しが不透明なままで、鉄道高架化を前のめりに進めることはできない。 また、鉄道高架化土地区画整理事業を一体とした駅周辺整備は、多額の事業費となることが予想され、市の財政状況からいっても実施に移せる段階ではない。鉄道高架事業によらない防災を基本としながら、白紙に戻して再検討すべきである。 よって、反対するとの態度表明がありました。 採決の結果、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第8款土木費の一部につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算中、歳出第7款商工費の一部につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。 当委員会でなされた審査が、釧路駅周辺地区、北大通及び北大通隣接地区都市機能充実に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。 ○議長(月田光明) 次に、議会広報特別委員長の報告を求めます。 12番金安潤子委員長。 ◆12番(金安潤子議員) (登壇) 当議会広報特別委員会の付議事件であります「議会活動の広報に関する件」について、審査の概要を報告いたします。 当委員会は、閉会中の1月13日及び今会期中の3月16日に開催し、審査を行いました。 1月13日の審査では、市議会だより第50号の紙面内容の確認と「議会報告会会場別開催概要」の内容等について協議をいたしました。 また、今会期中の3月16日の審査では、市議会だより第51号の発行予定と紙面構成の検討、広報委員会所管事業に係る申し送り事項に関しての協議を行いました。 以上で報告を終わります。 ○議長(月田光明) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ────────────────────
    委員長報告に対する質疑 ○議長(月田光明) 各委員長の報告に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △議案第17号ほか15件討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 議案第17号から第31号まで及び報告第3号の以上16件に対する討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △議案第17号ほか12件表決(可決) ○議長(月田光明) 最初に、議案第17号から第20号まで、第22号から第24号まで及び第26号から第31号までの以上13件を一括採決いたします。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △議案第25号表決(起立全員・可決) ○議長(月田光明) 次に、議案第25号釧路市手話言語条例を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立全員〕 ○議長(月田光明) 起立全員であります。 よって、本案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △議案第21号表決(起立多数・可決) ○議長(月田光明) 次に、議案第21号釧路市職員定数条例の一部を改正する条例を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(月田光明) 起立多数であります。 よって、本案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △報告第3号表決(承認) ○議長(月田光明) 次に、報告第3号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は報告承認であります。 本案を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり報告承認と決しました。  ──────────────────── △議案第1号ほか15件討論 ○議長(月田光明) 次に、議案第1号から第16号までの以上16件に対する一括討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 最初に、25番松永俊雄議員の発言を許します。 25番松永俊雄議員。 ◆25番(松永俊雄議員) (登壇) 私は日本共産党議員団を代表して、議案第1号、同2号、5号、12号について、反対の立場で討論を行います。 2017年度の国の予算は、アベノミクスの破綻による税収の伸び悩み、5兆円をはるかに超える大軍拡予算、それを暮らしと福祉につけ回して、国民負担をふやした上で、地方交付税制度の改変など、国民、市民にとっては非常につらい中身になっています。私はこういうときこそ、住民の福祉の増進を図るべき地方自治体の役割が問われると考えています。ところが、蝦名市政3期目のスタートとなる2017年度予算案は、道内他都市に比べて釧路で特に深刻にあらわれている貧困と格差の広がりに対して、また市民所得の伸び悩みと言うよりは、減少に見られる非正規雇用の広がり、経済の停滞などに対して観光での新たな取り組みはあるものの、全体として力のないものであり、期待を裏切るものと言わざるを得ません。 市長は一つ上のまちづくりとうたい上げていましたけれども、それがどこに具現化しているのか、私にはいまだに見えません。年度ごとの予算には、その時々の特徴とめり張りがあるのが当然だと思いますけれども、どこに蝦名カラーがあるのか、味気のない中身と言わざるを得ません。中でも私は新図書館の図書資料整備費が3,000万円の要求だったのに対して、たったの500万円しか予算措置されなかったことには驚きを通り越してあきれてしまいました。さまざまな議論があった新図書館整備に当たって、共通しているのは、すばらしい図書館になってほしい、市民の期待に応える図書館をつくってほしい、この思いではありませんか。いよいよ開館まであと一年を切った中で、誰もが期待していた新図書館の肝心な中身、図書資料の整備がふたをあけたらこれでは余りにも情けない現状だと言わなくてはなりません。 広域化を目前にして2年連続の国保料値上げは、政策的繰り入れがゼロだったという事実と相まって、結果として9割を超えるほとんどの加入者に負担増を押しつける結果となりました。後期高齢者医療制度での国による低所得者負担軽減措置の廃止によって、1人1万円もの値上げになるのに対しても何の対策も講じておりません。国言いなりです。そればかりか、払えなければ情け容赦ない滞納差し押さえを続けるとしている姿勢には憤りさえ覚えます。しかも、これに関連する予算案には、差し押さえによる換価金額まで盛り込んでおり、到底認められません。 深刻の度を増している釧路の地域経済に対しても、水産、農業など基幹産業への対策で特に目新しいものもなくて、私が最も今力を注ぐべきと考えている担い手対策、後継者対策も通り一遍であり、力強さは全く感じられません。市民所得の減少、地域経済の停滞を打開するには、基幹産業を中心にして、地元中小企業の新たな支援、条件を生かした食品製造など、力強く応援して、販路拡大も含めた取り組みがいよいよ求められているのに対して、そうした新たな取り組みは余りにも少な過ぎます。結局、国と道言いなり、市民の暮らしと経済を置き去りにした政治姿勢と予算案だと言わなくてはなりません。 以下、さらに具体的に述べてまいります。 議案第1号一般会計予算では、歳入各款のこれは地方交付税の改変算定がえなどによる削減があらわれている中で、不要不急の大型事業を推進する一方、国が進めるマイナンバー制度に伴う取り組みなどによって、結果として多額の市民負担が押しつけられ、これに対して5,000件を超える機械的な対応、差し押さえに走るなど、とても賛成できません。 歳出第3款民生費については、子育て支援が人口減対策の中でも特に重視されなければならないときに、乳幼児医療費の無料化拡大に踏み出すこともなく、全国、全道を見ても大きく立ちおくれたままになっているのは理解しがたいところであります。 歳出第6款農林水産業費では、先ほども述べた急務である担い手対策、後継者対策に本腰を入れた取り組みが求められているのに対して極めて不十分だと言わなくてはなりません。 歳出第7款商工費の一部には、いわゆる日本版DMO設立に向けて1人1,000万円で4人、合わせて4,000万円というのは、いかに専門的識見があるとはいえ、著しくバランスを欠いて認められません。 第6款土木費では、住宅エコリフォーム補助制度が強い拡充の要求にもかかわらず、現状維持のままであり、他都市と比べて見劣りすること甚だしく、もともと議会の意思を受けてスタートしたこの制度が現状にいつまでも押しとどめられるなら、議会軽視と言わなければなりません。 第9款港湾費では、過大な経済効果を演出した西港第2埠頭の国際バルク港湾建設で12億円の国直轄工事負担金が求められ、先の見通しが定かでないまま突き進むのは適当ではありません。 次に、議案第2号国民健康保険特別会計については、国保の広域化を前に北海道の試算でも釧路市の国保料は高いのに対して、無策のまま駆け込み的に2年連続の値上げは市民生活をないがしろにした市長の政治姿勢が如実にあらわれたものと言わなくてはなりません。 第5号後期高齢者医療特別会計では、国による低所得者層の負担軽減措置が2年続けて打ち切られることによって、所得の少ない高齢者の保険料が上がり、しかもこのままだと来年も引き続いて引き上げることにつながる全く配慮のない仕打ちであり、とても認められません。 議案第16号港湾整備特別会計では、水面貯木場埋立地の売却、土地利用の明確な見通しがないままであり、西港の土地売却でも精度が低く、相手次第、成り行き任せの大ざっぱな予算計上であり、賛成できるものではありません。 私は討論の最後に、改めて市長の政治姿勢に触れなければなりません。 子どもの命や健康に大きなかかわりを持つ給食センターの施設補修がいかに新しい給食センター建設の準備が進むとはいえ、ほとんど放置されている現実は全く理解に苦しむやり方です。いずれ新しくするので、今お金をかけるのは無駄金だとも言うのでしょうか。施設がその機能を求められている以上、必要な施設整備補修をネグるべきものではありません。 市民生活の現状、貧困と格差が釧路では特に深刻の度を増しているときに、公共料金の値上げ、市民負担の増大を求める姿勢は、さらに2018年度に予想される水道料金の値上げと相まって、ますます市民生活を圧迫するものとして重大であります。民のかまどに思いをめぐらす姿勢にこそ転換すべきであることを求めます。ましてや経済対策ではないなどと強弁しながら、阿寒湖畔にカジノ誘致を推し進めようとするなど、とても理解できません。 今議会の議場では、イランカラプテ、これが随分飛び交いましたけれども、アイヌ文化にもともとばくちはありません。市長が幾ら阿寒の自然とアイヌ文化との融合、その中でのIRカジノの位置づけを力説しようとも、アイヌ文化とカジノ、ばくちは全く相入れないものだと、そのことを強調して私の討論を以上で終えます。 ○議長(月田光明) 次に、23番松尾和仁議員の発言を許します。 23番松尾和仁議員。 ◆23番(松尾和仁議員) (登壇) 私は平成29年度の釧路市各会計予算について、市民連合議員団を代表して、原案賛成の立場で討論を行います。 釧路市の平成29年度予算案全般を見ると、一般会計は972億円と、対前年度と同額となりましたが、平成28年度一般会計の当初予算では、20億1,500万円の財源対策を行ったのに対して、平成29年度一般会計の当初予算案においては、さらに10億8,400万円多い30億9,900万円の財源不足が見込まれる非常に厳しい状況にあり、決して予断を許さない財政状況であることは間違いのない事実であります。 しかし、このような中にあっても、我が会派の代表質問で指摘したように、蝦名市長の3期目の初年度である平成29年度予算案は、これまでの都市経営戦略プラン、釧路市まち・ひと・しごと創生総合戦略をベースとした今後の釧路市のまちづくりの方向性を示す意味でも、非常に重要な意味を持つ予算案であります。 現在、人口減少、超高齢社会の到来を見据えながらも、新たなまちづくり指針となる釧路市まちづくり基本構想の策定が進められていますが、次の10年を見据え、市みずからが戦略を持って各施策の分野を総合的かつ包括的に横断した展開が可能となり、都市の質を高め、雇用を生み出し、今後も持続的に発展していく礎となる実効性ある計画となること、また釧路市まちづくり基本構想と緊密に連動する形で、まちづくり基本条例に明確に位置づけられている市民主役のまちづくりが着実に進展することを強く望むものであります。 さて、平成29年度予算案においては、全体を通して将来を見通したまちづくりを進めるという大きな視点が貫かれており、特に観光政策において4大プロジェクトの推進を背景とした世界一級の観光地を目指した戦略的な観光施策が重点化されており、庁内における推進体制の整備拡充とともに、日本版DMO、観光資源の磨き上げ、ストレスフリーの環境づくり、国内外への情報発信という取り組みが明確に位置づけられ、加えて長期滞在などやMICE誘致を推進し、地域特性を最大限に生かした魅力ある滞在型観光地域づくりによる交流人口の拡大を図るなど、今年度策定した第2期観光振興ビジョンとともに、観光地域の新たなリーディング産業として成長していくために、全市を挙げて取り組むことについての市長の決意が示されているものであります。 さらには、阿寒湖温泉地区におけるアイヌ施策の推進についても、伝統あるアイヌ文化の継承と発展、国際的なブランド化に向けた組織体制の強化も含め、重点的な施策の構築がなされたことは、非常に高く評価できるものであります。 また、観光面での雇用創出に加えて、新たな雇用を生み出す産業の強化として、産業支援体制の構築、域内循環の促進、販路開拓支援など、地域の活力を高めるために産業力を強化し、雇用をつくり出すこと、女性や若者の就労や創業支援、雇用拡大にも意を用いた施策が示されていることは、人口減少に立ち向かう意味でも、非常に重要な取り組みであります。 さらに、昨年に引き続き釧路の食の高付加価値化、地場産品の販路開拓、農林水産業の成長産業化などに取り組むとともに、道内7空港の一括民間委託を見据え、ひがし北海道の拠点空港として釧路空港の利便性の向上や機能強化、国際バルク戦略港湾としての西港の整備の促進、釧路コールマイン及び火力発電所建設への支援も重要な取り組みであります。 さて、我が会派として今後も危機感を持って最重要施策の一つとして取り組む必要があると位置づける、安心して子どもを産み育てられる環境づくりについて、新たに幼児教育にかかわる保護者の負担を軽減するとともに、これまでと継続して多子世帯への保育料軽減措置、ゼロ歳児の受け入れや障がい児保育事業の拡充、ひとり親家庭などへの支援などが盛り込まれ、徐々に施策の拡充が図られていることは評価しつつも、今後より一層の子育て支援策の充実に向けた施策の展開と予算措置を強く求めるものであります。 また、新たに地域包括ケアシステムの構築に向け、在宅医療と介護の連携に関する相談窓口を市立釧路総合病院に設置し、医療・介護関係者の情報共有ツールの新たな導入により、高齢者に対する継続的で適切な支援体制を構築することと、あわせて認知症の初期段階での集中支援に取り組むため、医療職・福祉職や認知症サポート医による支援チームを創設するなどの高齢者を支える仕組みづくりのほかにも、特別養護老人ホーム施設整備への支援、介護人材確保事業の継続、市立釧路総合病院の新棟の建設に向けた事業継続とともに、高等看護学院の改築への着手、市民の健康増進、障がい者や障がい児を日常的に介護している家族の負担軽減などを進めることも地域での安心な暮らしを支える意味でも、非常に重要な施策であり、評価できるものであります。 さらに、平成29年4月施行を予定している釧路市手話言語条例は、手話の理解促進と普及に関する取り組みの拡充にとどまらず、障がいのあるないにかかわらず、誰もがその存在を尊重し、人としての尊厳を持った暮らしへの理解を深める一助となるものであります。 さまざまな議論があった新図書館も、併設する文学館とともに、平成30年2月のオープンが予定されています。今後はさらなる蔵書の充実とともに、生涯学習の拠点施設として市民に親しまれ、愛される図書館、文学館となり、中心市街地のにぎわい創出にも資するよう、最大限の準備を行っていくことを求めるものであります。 蝦名市長は、市政方針において、これまでの2期8年間の市政運営や施策の展開について触れながら、域内循環、人材育成・雇用、安全・安心、拠点性をテーマに、諦めることのないできる道探しを推し進め、地域経済のプラス成長を目指し、持続的な発展の基盤を整えてきたこと、また地域の経済情勢、市の財政状況は依然として厳しい状況にありながらも、ひがし北海道の拠点都市として、陸海空のネットワークである高速道路や港湾、空港などの整備による一定の広域的な拠点機能が整ってきた今こそ、地域経済の活性化、雇用の創出に全市を挙げて取り組むことが重要であり、3期目の市政運営は新たなもの、新たなことに挑むだけではなく、今あるもの、今あること、その価値自体を高めていくことに全市を挙げて取り組み、一つ上を目指したまちづくりを市民の皆様とともに進めていくとの蝦名市長の決意と方針が力強く述べられていることは、我が会派がこれまで主張し、市長に求めてきたものとその思いを同じくするものであり、大いに賛意を表するものであります。 我が会派としては、蝦名市長とともに、今後もその思いを共有し、夢と希望あふれ輝くふるさと釧路市の未来を目指し、ともに釧路市のまちづくり、市民生活の向上に力を合わせていくことをここに表明し、平成29年度の各会計予算案への賛成討論といたします。 以上でございます。 ○議長(月田光明) 以上をもって討論を終結いたします。  ──────────────────── △議案第3号ほか8件表決(可決) ○議長(月田光明) 議案第3号、第4号、第7号、第9号及び第11号から第15号までの以上9件を一括採決いたします。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △議案第1号ほか6件表決(起立多数・可決) ○議長(月田光明) 次に、議案第1号平成29年度釧路市一般会計予算、議案第2号平成29年度釧路市国民健康保険特別会計予算、議案第5号平成29年度釧路市後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号平成29年度釧路市介護保険特別会計予算、議案第8号平成29年度釧路市駐車場事業特別会計予算、議案第10号平成29年度釧路市病院事業会計予算、議案第16号平成29年度釧路市港湾整備事業会計予算の以上7件を一括採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(月田光明) 起立多数であります。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。  ──────────────────── △陳情第1号討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 陳情第1号に対する討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △陳情第1号表決(採択) ○議長(月田光明) 陳情第1号「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」について慎重な検討を求める意見書の件を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員長報告のとおり採択と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第2 議案第32号副市長の選任について同意を求める件(同意) ○議長(月田光明) 日程第2、議案第32号副市長の選任について同意を求める件を議題といたします。  〔岩隈敏彦副市長退席〕  ──────────────────── △提案説明 ○議長(月田光明) 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(蝦名大也) (登壇) ただいま議題に供されました、議案第32号副市長の選任について同意を求める件につきましては、氏名の欄が空白になってございますので、岩隈敏彦とお書き入れを願います。 岩隈氏は、平成25年から副市長を務めておりますので、その経歴につきましては省略をさせていただきます。 引き続き副市長を務めるに極めて適任と存じ、ここにご提案いたした次第でございます。 何とぞよろしくご同意を賜りますようお願いを申し上げます。  ──────────────────── △質疑 ○議長(月田光明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △委員会付託・討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(月田光明) 議案第32号を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案を同意と決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(月田光明) 起立多数であります。 よって、本案は同意と決しました。  〔岩隈敏彦副市長着席〕  ──────────────────── △副市長就任挨拶 ○議長(月田光明) この際、副市長の選任に同意されました岩隈敏彦さんから発言を求められておりますので、これを許します。 岩隈敏彦さん。 ◎副市長(岩隈敏彦) (登壇) 貴重なお時間をいただき、一言ご挨拶を申し上げます。 ただいま不肖私の副市長再任につきまして議会のご同意を賜りました。まことに身に余る光栄と存じ、心からお礼を申し上げます。 今釧路市は依然として厳しい地域の経済情勢や市の財政状況にありますものの、地域経済の活性化と雇用の創出に取り組むことが求められております。このようなときに再びその重責を担わせていただくことになり、身の引き締まる思いでございます。 もとより微力ではありますけれども、今後とも市勢発展のため、名塚副市長とともに市長の補佐役としてその職責を全うしてまいる所存であります。 議員の皆様におかれましては、これまでにも増してご指導、ご鞭撻を賜りますように心からお願いを申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第3 諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件(同意) ○議長(月田光明) 日程第3、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明 ○議長(月田光明) 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(蝦名大也) (登壇) ただいま議題に供されました諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件につきましては、氏名の欄が空白になってございます。ここにお書き入れを願いたいと思います。 伊藤明日佳、長内栄子、小野武、高橋加奈子、渡辺厚子とお書き入れをお願いを申し上げます。 伊藤様、長内様、小野様、高橋様、渡辺様につきましては、現在、人権擁護委員を務められておりますので、その経歴につきましては省略をさせていただきます。 いずれの方々とも、人格、見識にすぐれ、人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦するに極めて適任と存じ、ここにご提案いたした次第でございます。 何とぞよろしくご同意を賜りますようお願いを申し上げます。  ──────────────────── △質疑 ○議長(月田光明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △委員会付託・討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(月田光明) 諮問第1号を採決いたします。 本案を同意と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第4 意見書案第1号二次医療圏の設定に関する意見書      意見書案第2号無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書      意見書案第3号海洋ごみの処理推進を求める意見書      意見書案第4号指定給水装置工事事業者制度に更新制の導入を求める意見書3件(可決) ○議長(月田光明) 日程第4、意見書案第1号から第4号までを一括議題といたします。  ──────────────────── △提案説明・質疑・委員会付託・討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 各案につきましては、提案説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(月田光明) 意見書案第1号から第4号までの以上4件を一括採決いたします。 各案を原案可決と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は原案可決と決しました。  ────────────────────  〔朗読せざるも掲載〕 意見書案第1号   二次医療圏の設定に関する意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日         提出者  釧路市議会議員  松 橋 尚 文                 同     松 尾 和 仁                 同     山 口 光 信                 同     三 木   均                 同     大 越 拓 也                 同     鶴 間 秀 典                 同     梅 津 則 行                 同     佐 藤 勝 秋  ……………………………………………………………………   二次医療圏の設定に関する意見書 国が設置した「医療計画の見直し等に関する検討会」では、第7次医療計画の「医療計画作成指針」等の見直しが必要と考えられる事項を中心に意見の取りまとめが行われた。 その「意見のとりまとめ」の中で、二次医療圏の設定については、「人口規模が20万人未満であり、且つ、二次医療圏内の流入入院患者割合が20%未満、流出入院患者割合が20%以上となっている二次医療圏については、入院医療を提供する区域として成り立っていないと考えられるため、設定の見直しについて検討することとする。」とされている。 広域分散型で人口減少や高齢化が進行する北海道において、人口要件を絶対的なものとして二次医療圏を見直すことは、広大な医療圏を設定せざるを得ないこととなり、二次医療圏に求められる機能を考慮すると、実情にそぐわないものである。 よって、国においては、二次医療圏の見直しに当たっては、人口規模だけではなく、面積や自然環境等の地理的条件、交通事情等の社会的条件を踏まえて検討することとし、都道府県の自主的な判断に基づく柔軟な取り扱いが可能となるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧 路 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣  宛 厚生労働大臣  …………………………………………………………………… 意見書案第2号   無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日         提出者  釧路市議会議員  松 橋 尚 文                 同     松 尾 和 仁                 同     山 口 光 信                 同     三 木   均                 同     大 越 拓 也                 同     鶴 間 秀 典                 同     梅 津 則 行                 同     佐 藤 勝 秋  ……………………………………………………………………   無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、通信環境の整備、とりわけ無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備は喫緊の課題となっている。 平成26年度に観光庁が行った「平成26年度訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査結果」によると、旅行中最も困ったこととして、無料公衆無線LAN環境に関することが30.2%と最も高く、特に公共施設や観光施設におけるWi-Fi環境の普及や利用手続きの簡便性の面での課題が指摘されている。 政府は、防災の観点から、平成32年までに約3万箇所のWi-Fi環境の整備を目指しており、また、空港や駅・鉄道、宿泊施設など人が多く出入りする場所には、民間での設置を働きかけている。 Wi-Fi環境の整備促進は、インバウンドのさらなる増加だけでなく、災害時において防災拠点となる公共施設等の通信手段の確保にも大きく貢献する。 よって、政府においては、下記の事項について取り組むよう強く要望する。              記1 鉄道・バス等の公共交通機関やホテル・旅館等の宿泊施設などの民間施設に対するWi-Fi整備支援事業を一層拡充すること。2 日本遺産・国立公園等の観光拠点や観光案内所におけるWi-Fi環境の整備を一層促進し、観光地の機能向上や利便性向上を図ること。3 防災の観点から、防災拠点である学校、市民センター、公民館等の避難所・避難場所、災害対応の強化が望まれる公的拠点である博物館や自然公園等の被災場所へのWi-Fi環境の整備を行う地方公共団体に対して、財政的支援措置を導入すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧 路 市 議 会 内閣総理大臣 総務大臣  宛 厚生労働大臣  …………………………………………………………………… 意見書案第3号   海洋ごみの処理推進を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日         提出者  釧路市議会議員  松 橋 尚 文                 同     松 尾 和 仁                 同     山 口 光 信                 同     三 木   均                 同     大 越 拓 也                 同     鶴 間 秀 典                 同     梅 津 則 行                 同     佐 藤 勝 秋  ……………………………………………………………………   海洋ごみの処理推進を求める意見書 昨年、全国を襲った台風と台風崩れの温帯低気圧は、各地に甚大な被害をもたらした。中でも、氾濫した河川から流れ出た流木は、漁業被害をもたらし、海岸に漂着した大量の流木の処理に長期間を要する事態が発生した。 以前は、海岸保全区域外での漂着物対策に「地域グリーンニューディール基金」を利用できたが、現在は「海岸漂着物等地域対策推進事業」だけであり、しかもこの事業は災害対応を想定したものとはなっていない。 海洋ごみは災害関連のものだけではない。2015年のG7エルマウ・サミットにおいて、プラスチックごみによる海洋汚染が取り上げられ、海洋ごみ対策は世界的課題として初めて認識された。また2016年のG7伊勢志摩サミットにおいても、海洋ごみの発生抑制及び削減に向けて対処することが確認されている。 海洋ごみは、国内外を問わず多様な地域由来のものが混在しており、市町村が自ら発生抑制策をとっても問題解決につながらない状況にある。特に、その約7割は河川由来との指摘があり、河川管理者に任せられているごみ処理に加え、これらの発生源対策は市町村にとって重要な課題である。 よって、政府においては、海洋ごみの処理の推進並びに発生抑制及び削減に向けて下記の事項に取り組むよう強く要望する。              記1 海洋ごみの主要な発生源となっている河川については、国管理河川を除く河川管理者の厳しい財政状況を考慮して、国による新たな発生源対策を進めること。2 地域グリーンニューディール基金のような、市町村が機動的に活用できる海洋ごみ対策を進めること。3 海洋プラスチックごみについては、国際社会と連携してその発生抑制及び削減に努めるとともに、マイクロプラスチックを含む海洋ごみの量・分布等の実態の調査をさらに推進し、国民生活への影響を回避するための研究を進めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧 路 市 議 会 内閣総理大臣  宛 環境大臣  …………………………………………………………………… 意見書案第4号   指定給水装置工事事業者制度に更新制の導入を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日         提出者  釧路市議会議員  松 橋 尚 文                 同     松 尾 和 仁                 同     山 口 光 信                 同     三 木   均                 同     大 越 拓 也                 同     鶴 間 秀 典                 同     梅 津 則 行                 同     佐 藤 勝 秋  ……………………………………………………………………   指定給水装置工事事業者制度に更新制の導入を求める意見書 指定給水装置工事事業者制度は、平成8年の水道法改正以来、全国一律の指定基準を持って運用されてきた。しかし、平成25年度末の厚生労働省のアンケート調査により、所在不明な指定工事事業者は約3,000者、違反行為件数は年1,740件、苦情件数は年4,864件など、トラブルが多発している実態が明らかになった。 現行制度では、新規の指定が登録されるだけで、廃止、休止等の状況が把握されづらく、水道事業者による指導・監督等が困難になっていることや、工事事業者が複数の水道事業者から指定を受けている場合には、水道事業者による講習会を受講する工事事業者の負担が大きいことが指摘されている。 水道利用者の安心・安全を確保するためには、不適格事業者を排除し、水道の継続的なメンテナンスを確実に行う必要がある。 よって、政府においては、業界団体との協議を十分に行いながら、下記の事項について取り組むよう強く要望する。              記1 指定給水装置工事事業者制度を更新制とすること。2 水道が生活密着型インフラであることに鑑み、配管技能者の適正配置の確認、管路の更新・耐震化等を通じて安全な水の供給を将来にわたって確保すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧 路 市 議 会 内閣総理大臣  宛 厚生労働大臣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第5 意見書案第5号国民健康保険における子どもに係る均等割額の軽減等に関する意見書(起立多数・可決) ○議長(月田光明) 日程第5、意見書案第5号を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明 ○議長(月田光明) 提案理由の説明を求めます。 20番村上和繁議員。 ◆20番(村上和繁議員) (登壇) ただいま議題に供されました意見書案第5号につきまして、提案者を代表いたしまして、私から提案理由のご説明を申し上げます。 説明は意見書案の朗読をもってかえさせていただきます。  …………………………………………………… 意見書案第5号   国民健康保険における子どもに係る均等割額の軽減等に関する意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日   提出者  釧路市議会議員  村 上 和 繁           同     松 橋 尚 文           同     松 尾 和 仁           同     大 越 拓 也           同     鶴 間 秀 典           同     梅 津 則 行           同     佐 藤 勝 秋  ……………………………………………………   国民健康保険における子どもに係る均等割額の軽減等に関する意見書 政府においては、保育士の処遇改善、待機児童対策など、各種の子育て支援策を講じているが、関係者からはさらなる対策を求められている。 平成27年5月に「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律」が成立し、国民健康保険の財政基盤の強化などの措置が講じられてきており、実施に当たっては、子どもに係る均等割保険料の軽減措置の導入が検討課題となっている。 現在、各都道府県において国民健康保険広域化の準備が開始され、都道府県による財政運営に向けた具体的な作業が始まっており、北海道においても保険料の応能割と応益割の案も示され始めている。 国民健康保険の均等割額は、加入者一人ひとりに「均等」にかかるもので、子どもがふえると保険料の負担が重くなる仕組みとなっており、これは子育てに関するさまざまな負担軽減を進めている地方自治体の政策とも相入れないものである。また、同じ医療保険制度でありながら、組合管掌健康保険や全国健康保険協会管掌健康保険にはない仕組みで、早急な見直しが求められている。 よって、国においては、子育て支援の観点から、国民健康保険における子どもに係る均等割額については、ほかの医療保険制度との公平性を保つためにも、国の負担による免除及び軽減の見直しを早急に行うよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧 路 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣   宛 財務大臣 厚生労働大臣 社会保障・税一体改革担当大臣  …………………………………………………… 以上であります。 原案どおり可決されますよう満場のご賛同をお願い申し上げます。  ──────────────────── △質疑 ○議長(月田光明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △委員会付託・討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(月田光明) 意見書第5号国民健康保険における子どもに係る均等割額の軽減等に関する意見書を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案を原案可決と決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(月田光明) 起立多数と認めます。 よって、本案は原案可決と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第6 意見書案第6号新たに創設される給付型奨学金の規模拡充を求める意見書(起立多数・可決) ○議長(月田光明) 日程第6、意見書案第6号を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明 ○議長(月田光明) 提案理由の説明を求めます。 13番工藤正志議員。 ◆13番(工藤正志議員) (登壇) ただいま議題に供されました意見書案第6号につきまして、提案者を代表いたしまして、私から提案理由のご説明を申し上げます。 説明は意見書案の朗読をもってかえさせていただきます。  …………………………………………………… 意見書案第6号   新たに創設される給付型奨学金の規模拡充を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日   提出者  釧路市議会議員  工 藤 正 志           同     松 橋 尚 文           同     松 尾 和 仁           同     大 越 拓 也           同     梅 津 則 行           同     佐 藤 勝 秋  ……………………………………………………   新たに創設される給付型奨学金の規模拡充を求める意見書 政府が創設を決めた給付型奨学金の対象は、住民税非課税世帯で、かつ成績優秀者に限定されたため、対象者が2万人で、学生55人に1人という割合となっている。 この20年間に、奨学金は貸与型で約5倍、貸与人数で約4倍と急速に拡大し、いまや学生の2人に1人は奨学金を借りている状況にある。 国民生活基礎調査では、この20年間で、「生活が苦しい」と答えた人が42%から60%へ「普通」と答えた人が52%から36%と変動しているが、これは中間層の所得が減少して貧困層が拡大し、また学費の値上げもあって、若者自身が借金をしなければ大学に進学できない社会に急速に変わってしまったことの証左である。 日本の大学の授業料は、国立の標準額が約54万円、私立は平均で約86万円で、入学金などを含めると大学進学1年目に納める額は国立で約82万円、私立は平均額131万円にもなる。これはOECD(経済協力開発機構)加盟国の半数で大学の学費が無償になっていることから見ても異常な高さである。 国民の所得が低下している中で、大学授業料は平成2年に比べて国立で約20万円、私立は平均で25万円も上がっており、経済的にはますます「狭き門」となっている。 学費や生活費を払えず進学を諦めざるを得ない、あるいはせっかく入学しても深夜までアルバイトで全然勉強できない状態が続き、さらには中退に追い込まれてしまうようなことがあってはならない。 よって、国においては、大学など高等教育予算の支出割合でOECD平均並みとし、新たに創設する奨学金の対象規模を拡大するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧 路 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 財務大臣    宛 文部科学大臣 厚生労働大臣 社会保障・税一体改革担当大臣  …………………………………………………… 以上であります。 原案どおり可決されますよう満場のご賛同をお願い申し上げます。  ──────────────────── △質疑 ○議長(月田光明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △委員会付託・討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ────────────────────
    △表決 ○議長(月田光明) 意見書案第6号新たに創設される給付型奨学金の規模拡充を求める意見書を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案を原案可決と決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立多数〕 ○議長(月田光明) 起立多数と認めます。 よって、本案は原案可決と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第7 意見書案第7号「テロ等準備罪(共謀罪)」法案に関する意見書(起立少数・否決) ○議長(月田光明) 日程第7、意見書案第7号を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明 ○議長(月田光明) 提案理由の説明を求めます。 25番松永俊雄議員。 ◆25番(松永俊雄議員) (登壇) ただいま議題に供されました意見書案第7号につきまして、提案者を代表いたしまして、私から提案理由のご説明を申し上げます。 説明は意見書案の朗読をもってかえさせていただきます。  …………………………………………………… 意見書案第7号   「テロ等準備罪(共謀罪)」法案に関する意見書  このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日   提出者  釧路市議会議員  松 永 俊 雄           同     松 尾 和 仁           同     梅 津 則 行           同     佐 藤 勝 秋  ……………………………………………………   「テロ等準備罪(共謀罪)」法案に関する意見書 政府は、実際に起きてもいない「犯罪」について、2人以上で「話し合い、計画」しただけで罪に問う「テロ等準備罪(共謀罪)」法案を閣議決定しようとしている。犯罪行為は「実行されたときのみ処罰される」というのが、近代の刑罰の基本である。 安倍首相は「テロ等準備罪」は過去3度廃案になった「共謀罪」とは別物であり「これを共謀罪と呼ぶのは全く誤りである」と述べている。それは、対象を「組織的犯罪集団」に限定していること、「犯罪の実行の準備行為が行われたとき」があって初めて処罰の対象となるから「共謀罪」ではないというのである。しかし、平成18年6月に提出された最終修正案には、この2点がほぼ同じ文言で盛り込まれている。 さらに1月26日の国会審議において、安倍首相が「組織的犯罪集団」について「そもそも犯罪を犯すことを目的としている集団でなければならない」と答弁していたが、2月16日法務省は「目的が犯罪を実行することに一変したと認められる場合には、組織的犯罪集団に変わり得る」との見解を示した。よって、捜査当局の判断で「一変」したと認めれば、一般の団体や市民も対象になり得るというものである。また2月27日の国会審議において法務大臣は、電話やメール、若者を中心に普及しているライン上のやりとりでも「共謀」が成立し得ると言明している。また、犯罪捜査のための通信傍受に関する法律(通信傍受法)の対象にはラインやフェイスブックなども含まれると答弁しており、将来、「テロ等準備罪(共謀罪)」の捜査に盗聴を持ち得る可能性を否定していない。 3月1日の参議院予算委員会において金田法務大臣は、法律の整備はテロ対策が主眼であると強調し、与党内においても法案に「テロリズム」の文言がないことから「テロ対策だとの説明との整合性がとれていない」と疑問の声が出た。また、法務大臣は「国際組織犯罪防止条約を締結し、テロを含む組織犯罪と戦うことは非常に重要な課題だ」と述べているが、この条約は「金銭的利益その他の物質的利益」に関連する重大犯罪の「合意」を処罰するため、国内法整備を義務づける内容でテロと明記しているわけではない。そして、そもそも日本は、テロ対策の国際条約を既に13も結んでおり、テロ対策の法律もある。 よって、政府においては、国民の基本的人権、「内心の自由」を脅かす「テロ等準備罪(共謀罪)」は、慎重な審議の上、制定しないよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧 路 市 議 会 内閣総理大臣 法務大臣    宛  …………………………………………………… 以上であります。 原案どおり可決されますよう満場のご賛同をお願い申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △時間の延長 ○議長(月田光明) 本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれを延長します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △質  疑 ○議長(月田光明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。  ──────────────────── △委員会付託・討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(月田光明) 意見書案第7号「テロ等準備罪(共謀罪)」法案に関する意見書を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案を原案可決と決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔起立少数〕 ○議長(月田光明) 起立少数と認めます。 よって、本案は原案否決と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △日程第8 意見書案第8号「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」について慎重な検討を求める意見書(可決) ○議長(月田光明) 日程第8、意見書案第8号を議題といたします。  ──────────────────── △提案説明・質疑・委員会付託・討論省略 ○議長(月田光明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、提案説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。  ──────────────────── △表決 ○議長(月田光明) 意見書案第8号を採決いたします。 本案を原案可決と決することにご異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(月田光明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案可決と決しました。  ────────────────────  〔朗読せざるも掲載〕 意見書案第8号   「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」について慎重な検討を求める意見書 このことについて、別記のとおり釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。  平成29年3月17日         提出者  民生福祉常任委員会                   委員長 梅 津 則 行  ……………………………………………………………………   「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」について慎重な検討を求める意見書 現在、国会議員による超党派の議員連盟が、国会での成立を目指している「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」は、父母の離婚等の後においても、子が父母と継続的な関係を持ち、その愛情を受けることが、子の健全な成長及び人格形成には重要とし、離婚等によって子どもと離れて暮らしている親(非監護親)と子の関係維持の促進を図ることを目的としたものである。 一方で、DV(配偶者からの暴力)や虐待にさらされている親子にとっての別居や離婚は、自分自身と子どもの身の安全を守るための、やむにやまれぬ最後の手段であり、実際には、加害者に居所を知られないよう細心の注意を払いながら「逃げ隠れ」の生活をしているというのが現状である。 今回の「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律(仮称)」は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」(DV防止法)に矛盾している内容が含まれているものである。 非監護親と子の交流に問題がないと認められる場合は、子と父母が継続的な関係を保つことが望ましいが、DVや虐待などの事情がある場合には、本法案の条文にある「特別の配慮」の具体的内容を明確化するなどの配慮が必要である。 よって、国においては、子どもの権利条約の趣旨に鑑み、子の最善の利益確保に向け、必要な法整備について慎重に検討するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成29年3月 日                     釧路市議会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣  宛 厚生労働大臣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △閉会宣告 ○議長(月田光明) 以上をもって今議会の日程は全て終了いたしました。 平成29年第1回釧路市議会2月定例会はこれをもって閉会いたします。 大変にご苦労さまでした。             午後4時59分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       釧路市議会 議 長 月 田 光 明         同   副議長 畑 中 優 周         同   議 員 伊 東 尚 悟         同   議 員 大 澤 恵 介         同   議 員 岡 田   遼...