旭川市議会 > 2024-02-26 >
02月26日-02号

  • "指定居宅介護支援等"(/)
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  1. 旭川市議会 2024-02-26
    02月26日-02号


    取得元: 旭川市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和6年 第1回定例会                令和6年 第1回定例               旭川市議会会議録 第2号――――――――――――――――――――――●令和6年2月26日(月曜日)         開議 午前10時00分         散会 午前11時47分――――――――――――――――――――――●出席議員(32名)        2番  横  山  啓  一        3番  笠  井  ま な み        4番  あ  べ  な  お        5番  上  野  和  幸        6番  中  村  み な こ        7番  小  林  ゆ う き        8番  植  木  だいすけ        9番  江  川  あ  や       10番  駒  木  お さ み       11番  皆  川  ゆきたけ       12番  たけいし  よういち       13番  石  川  まさゆき       14番  沼  﨑  雅  之       16番  ま じ ま  隆  英       17番  塩  尻  英  明       18番  髙  橋  紀  博       19番  高  木  ひろたか       20番  中  野  ひろゆき       21番  え び な  安  信       22番  高  橋  ひでとし       23番  菅  原  範  明       24番  佐  藤  さ だ お       25番  石  川  厚  子       26番  能 登 谷     繁       27番  品  田  と き え       28番  高  見  一  典       29番  高  花  え い こ       30番  中  村  のりゆき       31番  安  田  佳  正       32番  松  田  卓  也       33番  福  居  秀  雄       34番  杉  山  允  孝――――――――――――――――――――――●欠席議員(2名)       1番  のむらパターソン和孝      15番  金  谷  美 奈 子――――――――――――――――――――――●説 明 員  市長             今 津 寛 介  副市長            中 村   寧  副市長            菅 野 直 行  総合政策部長         熊 谷 好 規  総合政策部市政補佐官     桝 井 正 将  行財政改革推進部長      浅 利   豪  女性活躍推進部長       片 岡 晃 恵  総務部長           和 田 英 邦  総務部総務監         川 邊   仁  市民生活部長         林   良 和  福祉保険部長         金 澤 匡 貢  福祉保険部保険制度担当部長  松 本   賢  子育て支援部長        浅 田 斗志夫  保健所地域保健担当部長    向 井 泰 子  観光スポーツ交流部長     菅 原   稔  農政部長           加 藤 章 広  建築部長           中 野 利 也  土木部長           太 田 誠 二  消防長            松 尾   彰  教育長            野 﨑 幸 宏  学校教育部長         品 田 幸 利  社会教育部長         佐 藤 弘 康  水道事業管理者        佐 藤 幸 輝  上下水道部長         沖 本   亨  監査委員           大 鷹   明  監査事務局長         高 田 敏 和――――――――――――――――――――――●事務局出席職員  議会事務局長         酒 井 睦 元  議会事務局次長        林 上 敦 裕  議事調査課長補佐       小 川 智 之 議事調査課書記        髙 橋 理 恵  議事調査課書記        岡 本 諭 志――――――――――――――――――――――●会議録署名議員         6番  中 村 み な こ        24番  佐 藤 さ だ お――――――――――――――――――――――●議事日程日程第3 議案第1号ないし議案第27号日程第4 報告第1号日程第5 報告第2号日程第6 報告第3号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――●追加議事日程日程第7 議案第28号 令和6年度旭川市一般会計予算について日程第7 議案第29号 令和6年度旭川市国民健康保険事業特別会計予算について日程第7 議案第30号 令和6年度旭川市動物園事業特別会計予算について日程第7 議案第31号 令和6年度旭川市公共駐車場事業特別会計予算について日程第7 議案第32号 令和6年度旭川市育英事業特別会計予算について日程第7 議案第33号 令和6年度旭川市介護保険事業特別会計予算について日程第7 議案第34号 令和6年度旭川市母子福祉資金等貸付事業特別会計予算について日程第7 議案第35号 令和6年度旭川市後期高齢者医療事業特別会計予算について日程第7 議案第36号 令和6年度旭川市水道事業会計予算について日程第7 議案第37号 令和6年度旭川市下水道事業会計予算について日程第7 議案第38号 令和6年度旭川市病院事業会計予算について日程第7 議案第39号 旭川市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第40号 旭川市新型コロナウイルス感染症対策基金条例を廃止する条例の制定について日程第7 議案第41号 旭川市水道事業等及び下水道事業設置等に関する条例及び旭川市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第42号 旭川市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第43号 旭川市消防手数料条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第44号 旭川市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第45号 旭川市無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第46号 旭川市指定通所支援事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第47号 旭川市指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第48号 旭川市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第49号 旭川市障害福祉サービス事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第50号 旭川市障害者支援施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第51号 旭川市養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第52号 旭川市特別養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第53号 旭川市軽費老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第54号 旭川市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第55号 旭川市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第56号 旭川市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第57号 旭川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第58号 旭川市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第59号 旭川市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第60号 旭川市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第61号 旭川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第62号 旭川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第63号 旭川市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第64号 旭川市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第65号 旭川市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例を廃止する条例の制定について日程第7 議案第66号 旭川市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第67号 旭川市建築基準法施行条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第68号 旭川市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第69号 旭川市水道事業等給水条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第70号 旭川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第71号 旭川市地域保育所条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第72号 旭川市愛育センター条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第73号 旭川市いじめ防止等連絡協議会等条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 議案第74号 包括外部監査契約の締結について日程第8 議案第75号 市道路線の廃止について日程第9 議案第76号 市道路線の認定について――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――●本日の会議に付した事件1.議案第1号 令和5年度旭川市一般会計補正予算について(原案可決)1.議案第2号 令和5年度旭川市国民健康保険事業特別会計補正予算について(原案可決)1.議案第3号 令和5年度旭川市動物園事業特別会計補正予算について(原案可決)1.議案第4号 令和5年度旭川市公共駐車場事業特別会計補正予算について(原案可決)1.議案第5号 令和5年度旭川市育英事業特別会計補正予算について(原案可決)1.議案第6号 令和5年度旭川市介護保険事業特別会計補正予算について(原案可決)1.議案第7号 令和5年度旭川市水道事業会計補正予算について(原案可決)1.議案第8号 令和5年度旭川市下水道事業会計補正予算について(原案可決)1.議案第9号 令和5年度旭川市病院事業会計補正予算について(原案可決)1.議案第10号 旭川市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第11号 旭川市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第12号 旭川市農業振興基金条例の制定について(原案可決)1.議案第13号 旭川市空家等及び空地の適切な管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第14号 損害賠償の額を定めることについて(原案可決)1.議案第15号 損害賠償の額を定めることについて(原案可決)1.議案第16号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第17号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第18号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第19号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第20号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第21号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第22号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第23号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第24号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第25号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第26号 指定管理者の指定について(原案可決)1.議案第27号 指定管理者の指定について(原案可決)1.報告第1号 専決処分の報告について(報告済)1.報告第2号 専決処分の報告について(報告済)1.報告第3号 専決処分の報告について(報告済)1.議案第28号 令和6年度旭川市一般会計予算について(提案説明)1.議案第29号 令和6年度旭川市国民健康保険事業特別会計予算について(提案説明)1.議案第30号 令和6年度旭川市動物園事業特別会計予算について(提案説明)1.議案第31号 令和6年度旭川市公共駐車場事業特別会計予算について(提案説明)1.議案第32号 令和6年度旭川市育英事業特別会計予算について(提案説明)1.議案第33号 令和6年度旭川市介護保険事業特別会計予算について(提案説明)1.議案第34号 令和6年度旭川市母子福祉資金等貸付事業特別会計予算について(提案説明)1.議案第35号 令和6年度旭川市後期高齢者医療事業特別会計予算について(提案説明)1.議案第36号 令和6年度旭川市水道事業会計予算について(提案説明)1.議案第37号 令和6年度旭川市下水道事業会計予算について(提案説明)1.議案第38号 令和6年度旭川市病院事業会計予算について(提案説明)1.議案第39号 旭川市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第40号 旭川市新型コロナウイルス感染症対策基金条例を廃止する条例の制定について(提案説明)1.議案第41号 旭川市水道事業等及び下水道事業設置等に関する条例及び旭川市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第42号 旭川市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第43号 旭川市消防手数料条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第44号 旭川市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第45号 旭川市無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第46号 旭川市指定通所支援事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第47号 旭川市指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第48号 旭川市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第49号 旭川市障害福祉サービス事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第50号 旭川市障害者支援施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第51号 旭川市養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第52号 旭川市特別養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第53号 旭川市軽費老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第54号 旭川市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第55号 旭川市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第56号 旭川市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第57号 旭川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第58号 旭川市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第59号 旭川市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第60号 旭川市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第61号 旭川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第62号 旭川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第63号 旭川市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第64号 旭川市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第65号 旭川市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例を廃止する条例の制定について(提案説明)1.議案第66号 旭川市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第67号 旭川市建築基準法施行条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第68号 旭川市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第69号 旭川市水道事業等給水条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第70号 旭川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第71号 旭川市地域保育所条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第72号 旭川市愛育センター条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第73号 旭川市いじめ防止等連絡協議会等条例の一部を改正する条例の制定について(提案説明)1.議案第74号 包括外部監査契約の締結について(提案説明)1.議案第75号 市道路線の廃止について(提案説明)1.議案第76号 市道路線の認定について(提案説明)1.休会について(決定)――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――           開議 午前10時00分―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) ただいまから、開会いたします。 本日の出席議員は、ただいまのところ32名であります。 よって、開議の定足数に達しましたので、これより休会前に引き続き会議を開きます。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) 本日の会議録署名議員には、6番中村みなこ議員、24番佐藤さだお議員の両議員を指名いたします。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) ここで、事務局長から報告をいたします。 ◎議会事務局長酒井睦元) 御報告申し上げます。 まず、欠席議員について、本日の会議に1番のむらパターソン議員、15番金谷議員からそれぞれ欠席する旨の届出があります。 議事日程について、本日の議事日程は休会前の続行でありますが、さらに、お手元に御配付申し上げております議事日程追加表のとおり、本日の議事に追加をいたします。 なお、その朗読は省略いたします。 以上。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) それでは、これより本日の議事に入ります。 日程第3、議案第1号ないし議案第27号の令和5年度旭川市各会計補正予算とこれに関連を有する議案及び単独議案の以上27件を一括して議題といたします。 本案につきましては、いずれも補正予算等審査特別委員会にその審査を付託した案件でありますが、本特別委員会委員長から審査結果の報告書が議長宛て提出されておりますので、これより本特別委員会委員長口頭報告を求めることにいたします。 補正予算等審査特別委員会 委員長 17番 塩尻英明議員。 ◆塩尻英明議員 (登壇) 本特別委員会に付託を受けておりました議案第1号ないし議案第27号の令和5年度旭川市各会計補正予算とこれに関連を有する議案及び単独議案の以上27件につきまして、その審査経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、審査経過でありますが、本特別委員会は、2月20日から22日まで、委員会を3回開催し、理事者に対し、審査に必要な資料の提出を求めながら、付託議案に対する質疑のみをまず先に行い、さらに、一切の質疑が終了した後、各会派1名による代表者会議において結論の取りまとめに当たるなど、その運営に努めてまいった次第であります。 審査過程における主な質疑項目につきましては、後日、印刷物として御配付させていただき、直ちに付託議案に対する本特別委員会としての結論を申し上げたいと思います。 すなわち、議案第1号ないし議案第27号の以上27件につきましては、いずれも全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、極めて概括ではありますが、本特別委員会審査経過と結果の報告を終わらせていただきます。 何とぞ、本特別委員会決定どおり議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(福居秀雄) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御発言ありませんか。(「なし」の声あり) ○議長(福居秀雄) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 本案に対する委員長報告は、いずれも原案どおり可決であります。 お諮りいたします。 本案については、いずれも委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」の声あり) ○議長(福居秀雄) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) 日程第4、報告第1号、専決処分の報告についてを議題といたします。 これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御発言ありませんか。(「なし」の声あり) ○議長(福居秀雄) 御発言がなければ、以上で理事者からの報告を終わります。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) 日程第5、報告第2号、専決処分の報告についてを議題といたします。 これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御発言ありませんか。(「なし」の声あり) ○議長(福居秀雄) 御発言がなければ、以上で理事者からの報告を終わります。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) 日程第6、報告第3号、専決処分の報告についてを議題といたします。 これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御発言ありませんか。(「なし」の声あり) ○議長(福居秀雄) 御発言がなければ、以上で理事者からの報告を終わります。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) ここで、お諮りいたします。 この際、日程の一部を変更し、日程第7から日程第9までの議案第28号ないし議案第76号の以上49件を一括して議題とし、提出者の説明を求めることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」の声あり) ○議長(福居秀雄) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定し、日程第7から日程第9までの議案第28号ないし議案第76号の令和6年度旭川市各会計予算とこれに関連を有する議案及び単独議案の以上49件を一括して議題といたします。 それでは、これより、市政の方針について、市長の説明を求めます。 今津市長。 ◎市長(今津寛介) (登壇) 皆様、おはようございます。 令和6年度の市政方針を申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。 令和6年1月1日、能登半島地震が発生いたしました。お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 本市においては、1月10日から応急給水応援隊として水道局の職員を珠洲市及び七尾市に派遣して以降、避難所における健康管理業務応援として保健所の職員、医療支援業務応援として市立旭川病院の職員をそれぞれ金沢市に派遣し、現在も義援金の募集、義援物資の支援体制や市営住宅での受入れ体制等を整えております。 今後も、国や北海道、関係団体と連携しながら取組を継続してまいります。 本市では、防災拠点としての役割を果たす新庁舎を起点とし、国土強靱化の考えの下、中長期的な視点に立ったインフラ整備や災害への備えの重要性を日頃より常に意識し、確認しながら、改めて防災、減災の取組を進めてまいりますことを、まず冒頭申し上げます。 私は、よりよい未来に向かって旭川を前進させるため、市民の皆様と約束した公約の実現に、職員とともに全力で取り組んでまいりました。その結果、昨年は市民待望の旭川空港で初めてとなるLCCによる国内定期路線の誘致が実現しました。冬まつり期間中には大変混雑し、ほぼ満席となるなど、若年層やインバウンドといった新たな人の流れを創出しました。 いじめ防止対策につきましては、全国初の組織体制となるいじめ防止対策推進部を創設したことにより、令和6年1月末現在、市立小中学校におけるいじめの認知件数は、前年同月末と比べて約3.6倍となりました。 いじめ防止対策推進法では、いじめにより30日以上の欠席の疑いがあると認める事案は不登校重大事態として調査を行うこととされておりますが、昨年度まで本市では認定されたことはありませんでした。しかし、児童生徒の保護者が学校や教育委員会に加え、市の専門窓口にも相談でき、状況を把握できるようになったことから、教育委員会と協議を重ね、12件の重大事態の認定に至りました。 法に照らして重大事態が発生しているにもかかわらず、不適切な対応をすることはあってはなりませんし、重大事態の疑いの段階で、被害者の救済を最優先に、解決に向け取り組まなければなりません。引き続き、いじめ防止対策「旭川モデル」を着実に運用し、いじめの未然防止、再発防止に努めてまいります。 子育て支援策については、中学生までの医療費無償化や大学生等への返済不要で1人当たり4年間で最大80万円の奨学金を創設しました。 健幸福祉都市の実現に向けては、昨年6月にスマートウエルネスあさひかわプランを策定し、市政アドバイザーの宇都宮啓氏によるセミナー開催など、健康寿命の延伸に向けた取組をスタートさせました。 企業誘致は、IT企業進出支援補助金を創設した成果もあり、過去30年で最多となる6件の実績を上げることができました。 除排雪の充実については、生活道路の排雪回数2倍を実現するとともに、冬季の視界不良時においても安全に作業できるように、除雪車両の一部に映像鮮明化装置の導入や、排雪運搬車両へのETC2.0の搭載など、除排雪DXの取組を進め、市民に協力を求める雪対策基本条例も制定しました。 女性活躍については、女性活躍推進部を創設し、デジタル人材の育成や就労支援、女性起業家の育成など、女性が社会の様々な場面でより活躍できる環境づくりを進めました。また、今年1月から、旭川大雪圏域の1市7町の共同でパートナーシップ宣誓制度を導入しました。複数自治体での導入は道内で初めてとなります。 新型コロナウイルス感染症対応については、北海道や医師会などと連携し、医療関係者の御尽力をいただくとともに、平岡康子感染症対策官に、主に医療機関や高齢者福祉施設等で集団発生時の指導などの対応に当たっていただいております。また、積極的にワクチン接種を進めたことで、本市の接種率は全国の接種率を大きく上回り、感染予防や重症化予防に寄与しております。 ヒグマ対策については、電気柵の設置等により市街地への侵入は防げております。しかし、郊外部での出没は続いておりますので、引き続き、ヒグマ対策協議会で効果的な対策について検討し、関係団体と連携しながら、市民の安全確保に努めてまいります。 また、持続可能な財政構造の確立や市民サービスの向上、職員の働き方改革などを推進するため、行財政改革推進部を創設しました。RPA等のICTツールを活用することで、職員の時間外勤務について約2千300時間の削減効果が生まれております。また、ノーコードツールを活用し、職員自らの手でアプリを開発し、庁内業務に合わせたDXを推進することで23のアプリが本格運用されており、業務負担の軽減が図られております。さらに、AIチャットボットを導入し、市のホームページ上で、24時間、市民の問合せに答えることができるようになりました。引き続き、回答精度を高めるなど、ブラッシュアップを進めてまいります。 第65回旭川冬まつりは、4年ぶりにフルスペックでの開催となりました。私自身が株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの関係者の方に直接お願いしたところ、御理解をいただいて、ドラゴンクエストのキャラクターとあさっぴーが登場した大雪像、ダンジョンをイメージした巨大迷路やオリジナルグッズなどが実現しました。さらに、連日の花火では、ドラゴンクエストのオープニングテーマが流れ、観客から大きな歓声が上がり、その様子は、ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二氏がSNSでも発信してくださるなど、高い評価をいただきました。 雪像制作に当たっては、極寒の中、延べ8千人の自衛官の皆様に1か月にわたり御協力いただきました。陸上自衛隊第2師団の皆様には、改めて、心より感謝申し上げます。 あさひかわ街あかりイルミネーションは、実行委員会と協力し、電球数を14万球から21万球まで増設、各種行事と相まって、旭川の新しい冬の魅力がスタートすることになりました。 一方で、課題が山積していることも事実です。 まず、人口動態についてです。 社会減については、令和3年が542人、令和4年が314人、令和5年が110人と、着実に持ち直しつつあり、よい兆候が見てとれます。しかしながら、若年層の転出傾向は依然として続いており、働き手の減少や消費の低迷など、地域経済の縮小に直結する重要課題であることに変わりありません。 財政面においては、財政調整基金を取り崩す予算編成が続いているとともに、財政力指数が中核市平均を下回る脆弱な財政構造にあります。加えて、エネルギー価格、物価高騰の影響や人件費の増などにより、経常的経費が急増しており、市税等の自主財源を増やす取組や、国、道の補助金等の獲得、歳出を見直す取組がこれまで以上に必要です。 また、財政規律を守った上で、廃棄物処理施設の整備や小中学校校舎等の耐震化に加え、スポーツ、文化など、市民生活に関わりの深い施設の老朽化・耐震化対策等も着実に推進しなければなりません。 今年は、本格的にアフターコロナがスタートする一年になります。ニューノーマルと言われるような個人の価値観も社会の在り方も大きく変わっていく新たな時代において、国内外の潮流をしっかりと見極めながら、本市の持つ課題を真正面から受け止め、その上で旭川の力を最大限発揮し、世界に輝く北海道の拠点都市として新時代旭川を創造してまいりたいと存じます。 このたび、子育て支援、女性活躍、人材確保などによる人口減少対策、中小企業支援、1次産業振興、企業誘致、新規創業などの地域経済対策、観光振興、中心市街地活性化、公共交通対策などの交流人口の拡大、働き方改革、新庁舎の利便性向上、歳入歳出の見直しなどのDX・行財政改革、いじめ防止、除排雪、防災、減災、感染症対策などの市民生活の安全、安心を5つの柱として旭川新時代・創造予算を編成しました。 ただいまから、令和6年第1回定例会の開催に当たり、市政運営についての考え方を申し上げます。市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 初めに、いじめ防止・教育・子育て支援についてです。 令和3年4月に認定されたいじめ重大事態については、いじめ問題再調査委員会に対して、真相解明と再発防止の提言を求め、諮問しております。現在、聴取、検討、提言について着実に進められてきており、引き続き進捗を見守り、答申を待ちたいと考えております。 旭川モデルをさらに推進するため、いじめ防止とともに青少年の健全育成につながる(仮称)いじめ防止・青少年育成サポーター制度を創設し、地域や団体の皆様とともに子どもたちを見守る取組を進めてまいります。また、これらの取組については、基金の創設を検討し、全国からも御支援をいただきながら着実に推進してまいります。 いじめから児童生徒の生命と尊厳を守り、全ての児童生徒が安心して生活し、学ぶことができる社会の実現を目指し、旭川モデルが全国の自治体で活用可能ないじめ防止の仕組みとなるよう引き続き取組を進めてまいります。 増加傾向にある不登校の児童生徒に対しては、教育支援センター、ゆっくらすの分室を日章小学校に設置し、ICTを活用した支援拠点とするため、専任指導員を増員し、児童生徒の学びの継続と社会的自立に向けた環境を整備してまいります。 インクルーシブ教育の推進のため、小中学校に看護師2名を含む補助指導員14名を増員し、100名体制としてまいります。 また、特別支援保育実施施設を増やすための支援を継続するとともに、医療的ケアが日常的に必要な児童へ対応するため、市立神楽保育所や民間の保育所等での受入れ体制を整えてまいります。 さらに、医療的ケア児等コーディネーターや医療的ケア児への支援に関する知識、技術を有する看護師を配置し、医療的ケア児等の相談に対応する総合窓口を設けます。 子どもたちの教育や生活の場の環境改善も重要な課題です。今年の夏までに冷房が未設置の全市立小中学校の保健室や多目的教室などにルームエアコンを設置し、全74校の普通教室に簡易クーラーと遮熱カーテンを設置するとともに、先行して22校の普通教室や職員室にルームエアコンを設置する工事に着手します。残り52校への設置についても、令和7年度以降、速やかに進めていく計画としております。 加えて、放課後児童クラブ、児童センターや市立保育所の事務室を含め、令和6年度に冷房の設置を完了させてまいります。 物価上昇による家計の負担増が続いていることから、令和5年度に引き続き、学校給食費を令和4年度と同額とし、保護者の負担増とならないよう支援してまいります。 旭川市立大学及び旭川市立大学短期大学部については、昨年、ベトナム国家大学ハノイ校日越大学やハロン大学との間で学生や職員交流などに関わる覚書を締結しました。イリノイ州立大学とは、学長に交換留学について提案をさせていただき、御理解をいただきました。今後も、国内外の大学と連携し、旭川市立大学の価値を高めるとともに、学生の教育環境の充実に向けた取組も進め、令和8年4月の新学部設置に向け、必要な支援を行うなど、公立大学法人と連携して取り組んでまいります。 次に、デザイン創造都市についてです。 私は、これまで、国内外のデザイン創造都市との連携を深め、あさひかわ創造都市推進協議会の方々などとも協力し、デザイン創造都市旭川の存在感を高めてまいりました。こうした関係者が一体となった取組が実を結び、ドバイ、ソウルといった名立たる都市との競合に見事勝ち抜き、今年10月に、全世界から49都市の代表が集うユネスコ創造都市ネットワークにおけるデザイン分野のサブネットワーク会議が本市で開催される運びとなりました。 この会議は、本市の歴史、文化、自然、そして家具、木工をはじめとするものづくりやデザインに触れていただく絶好のチャンスとなります。サブネットワーク会議に加え、6月に開催される国際家具デザインコンペティション旭川や旭川デザインウィーク、さらには、大阪・関西万博共創プログラムのプレイベントの旭川開催といった国際的イベントを契機として、デザイン創造都市旭川が国際的に高い評価を得てさらに魅力を発信することができるよう、官民が一体となってしっかりと取り組んでまいります。 デザイン創造都市としてのまちづくりを一層進めるため、新たにデザインシステムを導入します。デザインシステムとは、デザイン創造都市にふさわしいデザインと統一感をつくり上げ、市民に対し、デザイン創造都市としての認識度を高めていくとともに、国内外に向け、デザイン創造都市としてブランディングをしていくための取組です。 我が国を代表するデザイナーの下、デザインを作成し、段階的に進めていきます。まずは、市役所の取組としてホームページやポスターなどの様々な広報媒体のデザインルールを定め、このルールの下、統一されたデザインの広報物などを製作し、市役所及び市内の様々な場所で発信してまいります。 次に、除排雪先進都市についてです。 昨年12月は、24時間降雪量が観測開始以来最高となる41センチ、また、1週間の降雪量が過去20年間で最大の102センチと記録的な大雪となり、暖気によりざくざく路面が発生するなど、除排雪事業者の皆様には、年末年始も返上し、最大限の対応をいただいたものと改めて感謝申し上げます。 令和6年度の除排雪予算は、労務単価、資材単価の上昇、働き方改革に対応するため、前年度を上回る約36億2千万円を確保します。 除排雪作業の安全確保や人材不足の対策として、映像鮮明化装置の増設、積雪センサー、ライブカメラの本格導入などによるDXの推進、官貸除雪車両の増強などに加え、除雪車両の運転免許取得支援金を取得希望者の増加に合わせて拡充します。 除排雪の向上には市民の皆様の協力が不可欠であり、昨年、雪対策基本条例を制定しましたが、道路への雪出し行為や違法駐車への対応を強化するため、テレビCMやSNS、広報車、街頭放送などの多様な手法を検討し、効果的な周知、啓発を進めてまいります。 加えて、持続可能な除排雪体制の構築のため、北海道と連携し、中心市街地などで、道道、市道の管理区分を交換して効率的に除雪する交換除雪の導入を検討してまいります。また、例えば、デジタルツールを活用し、市民の皆様から地域の除排雪状況の写真データを送っていただき、位置や状況を作業中の除雪車両に伝達し、対応する取組等も検討してまいります。 続いて、健幸福祉都市についてです。 本市の高齢化率は、令和6年1月現在で35.1%と全国や北海道よりも高くなっており、高齢の方々をはじめ、全ての市民の皆様が生き生きと暮らしていけるよう、スマートウエルネスあさひかわプランを着実に実行して、健康寿命の延伸につながる様々な取組を進めてまいります。 4月にリリースするあさひかわ健幸アプリでは、毎日の歩数やイベント参加等で健幸ポイントをためていただき、抽せんで健康に関する商品や地場産品などが提供される取組を実施するなど、歩くことをきっかけに、気軽に楽しみながら健幸づくりに取り組めるよう支援してまいります。 また、ヘルスケア向上のため、市有施設に設置する体組成計を2台増設し、総合体育館には体水分量や筋肉量等を測定できる高精度の体成分分析装置を設置します。 さらに、旭川未来創造ポストに寄せられた御意見を反映し、がん患者の就労や社会参加を支援するため、がん治療に関わるアピアランスケア用品の購入費用を助成します。 地域共生社会の実現に向けては、地域まるごと支援員を2名増員し、ひきこもりやごみの処分などの複合的課題を抱える方への個別支援に加え、除雪ボランティアの調整など、地域づくり支援を充実してまいります。 また、民生委員、児童委員の負担軽減と人材確保のため、タブレット端末の配付台数の増加に加え、専用ポータルサイトにAI機能を付加し、活動の効率化を支援してまいります。 新たに介護職員初任者研修を市の主催により開催し、さらに、研修受講料への補助制度を創設することで、介護人材の確保と支援に取り組みます。 また、介護予防活動の支援の充実に当たっては、高齢者の補聴器の購入費用を助成するとともに、介護予防インストラクターの派遣回数を拡充し、高齢者における要介護状態の発生をできる限り抑制してまいります。 福祉タクシーの利用料金等の助成については、身体障害者手帳の個別等級から総合等級に見直すとともに、精神障害2級の方を対象に加えるなど、対象者を拡充した新たな制度の運用を開始します。 全国手話言語市区長会手話劇祭を9月下旬に本市で開催し、手話文化や魅力を広めてまいります。また、開催に向けて、宿泊施設等と連携を図りながら、筆談対応など、参加者の受入れ準備を進めてまいります。 次に、食・一次産業についてです。 旭川市の農家戸数は、令和2年度までの10年間で約35%減少し、同年には65歳以上の農業者割合が約58%となるなど、担い手の減少、高齢化による労働力不足が深刻となっています。 この課題の解決を図り、持続可能な農業の実現に向けて、スマート農業、省力化技術の導入支援による効率化の促進や販路拡大に対する支援に加え、新たに慣行栽培より高付加価値となる有機農業への転換に対して支援してまいります。また、サツマイモやシャインマスカットなどの新たな可能性を秘めた農作物の導入支援や6次産業化等にも取り組んでまいります。 有機農業の取組として、大阪府泉大津市とオーガニックビレッジ宣言を行います。生産地である本市と消費地との共同宣言は全国初となる試みです。この宣言の下、泉大津市の学校給食への有機米提供、米だけでなく旭川産食材も取り入れた給食の日、グリーンツーリズムの受入れといった取組を実施します。 旭川は、多様な農産物の産地であるとともに、北海道一円から様々な農畜産物や海産物が集まる集積地でありますが、これまでその魅力を十分に発揮できていたとは言えません。 フードフォレスト旭川構想は、地域に集積する素材の付加価値向上や新たな食の体験を創出することで、料理人や料理研究家、食にまつわる事業者、家具やクラフト職人などを呼び込み、地場の農産物はもとより、旭川で加工される食品や食に関わるサービスの価値向上に取り組むもので、生産から流通、食の提供に至るまでの過程を有機的に連携させる取組です。 この具体化に向けては、石川俊祐CDPが市内の食産業などを探求した結果を踏まえ、ファーストステップとして朝御飯を中心とした「朝のあさひかわ」プロジェクトを開始してまいります。まず、朝のあさひかわをブランディングしていくことで、最終的な目標として、新たにデザインド・イン・アサヒカワとして生み出される商品やサービスを国内外に発信して域外から資金を得ることで地域活性化を目指します。 続いて、経済・まちづくりについてです。 交流人口や関係人口を増加させることによる地域経済の活性化も進めます。 昨年12月のジェットスター・ジャパンの就航に続く新規就航路線の獲得に向けて、さらに積極的にプロモーション活動等を展開します。 今年1月に株式会社星野リゾート代表取締役社長の星野佳路氏に市政アドバイザーに就任いただいており、アドバイスをいただきながら、大雪カムイミンタラDMOと連携し、欧米豪からのスキー客誘致に向けた取組や、日本航空、全日本空輸、エア・ドゥとも連携した情報発信などを通じて交流人口のさらなる拡大を図ります。 これらの取組を進めるには旭川空港の人材確保も急務であることから、保安検査業務や地上支援業務に従事する新規採用者を対象にした奨励金制度を、空港が所在している道内の自治体で初めて創設いたします。 JR北海道については、令和元年度から2期にわたって取り組んできたアクションプランの総括的検証報告会が先月に実施されたところであり、今後、国から示される予定の支援の方向性等を踏まえ、国や北海道、沿線自治体と連携して路線の維持に向けた取組を引き続きしっかりと進めてまいります。 中心市街地の再生に向け、今年度設置された買物公園のあり方検討会議での議論を踏まえ、買物公園エリアの将来像を描いた未来ビジョンが今年3月に策定される予定です。この未来ビジョンを実現するための第一歩として、買物公園内に滞在できる空間の設置やモビリティー運行などの社会実験を実施し、その効果検証や本格実装に向けた検討などを進めてまいります。 また、市民文化会館の建て替えについては、今年度中に策定する基本構想の下、基本計画の策定に着手し、検討を進めてまいります。 さらに、新・道の駅については、今年度に実施したアンケート調査結果を踏まえ、庁内関係部局による協議を行うとともに、他都市の事例を調査し、課題の整理や設置の可能性等について検討してまいります。 次に、観光・スポーツ・文化についてです。 一昨年までのコロナ禍にあっては大幅に落ち込んでいたインバウンド需要が回復しつつあり、今月開催された旭川冬まつりも多くの外国人観光客でにぎわっていました。アドベンチャートラベルやスノーリゾートなどをはじめ、四季折々の観光資源を生かしたインバウンド需要の増大が見込まれることから、外国人の満足度やリピーター率の向上のため、観光施設等でのWi-Fi設置状況の調査や、ウェブサイト、案内表示、飲食店のメニュー、さらには医療提供時等の多言語対応の検討を進めてまいります。 スポーツ環境の充実に向けては、花咲スポーツ公園について、今年度中に策定する再整備基本構想の下、総合体育館の再整備に向けた基本計画の策定に着手するとともに、花咲スポーツ公園全体についても、基本計画の策定に向けて庁内で検討を進めてまいります。また、東光スポーツ公園については、令和12年度までの事業完了を目指してまいります。 今年開催されるパリオリンピックには、旭川スポーツみらいアンバサダーの北口榛花選手が陸上女子やり投げ日本代表に内定しております。北口選手をはじめ、旭川ゆかりの選手が出場する際には市民一丸となって応援していきたいと思っております。 また、9月に開催予定の旭川ハーフマラソンは、将来のフルマラソン化も視野に、旭川大雪アリーナをスタート、ゴール地点とし、プラタナス並木や北彩都を巡る新コースでリニューアルスタートします。 文化の振興については、旭川ミュージックウィーク2024の開催に加え、市民文化会館が開館50周年、中央図書館と彫刻美術館が開館30周年を迎えるため、それぞれ周年事業を開催し、文化、芸術の発信と市民が文化に触れる機会を創出してまいります。 国際交流については、大韓民国水原市との姉妹都市提携35周年を記念し、水原市での記念行事に代表団や文化芸術団、市民訪問団等とともに訪問し、交流を深めてまいります。 次に、ゼロカーボンについてです。 地球温暖化の影響による気候変動を誰しもが自分事と捉え、多くの方が日々の生活の中で脱炭素に向けた行動に結びつける、まさに一人の100歩より100人の一歩の取組が必要です。 市民の意識向上を図っていくとともに、世界に貢献するサステナブルデザイン都市旭川を目指すための象徴的な取組として、旭山動物園においてゼロカーボンZOOの実現をさらに進めます。現在は、園内の剪定枝等を燃料としたペレットストーブの導入等を行っており、令和6年度は脱炭素に向けた取組内容を整理します。将来的には、電力の自給自足など温室効果ガスの排出量と吸収量の均衡が図られた施設として、世界への発信を目指してまいります。 また、市としても率先して対策を進めるため、総合庁舎の室温を19度に設定する「ASAHIKA.WARMBIZ」の取組を継続することに加え、全市立小中学校の照明のLED化を進めるとともに、公用車に電気自動車を導入します。 市内中小企業が排出する二酸化炭素量の見える化を支援する補助制度を新設し、省エネルギー化とコストの削減などに向け、産学官金が連携して取り組んでまいります。 地域木材の地元利用は、輸入材に比較して運搬等に係るCO2が削減でき、あわせて、住宅の省エネルギー化を促進することでさらなる削減効果が認められます。また、林業、木材産業の活性化による新たな産業クラスターの創出にもつながります。 そのため、地域木材を活用した高性能住宅の新築工事に対する補助制度を大幅に拡充し、旭川産材を一定以上活用した場合には使用量に応じて補助額を加算するとともに、子育て世帯、または2世帯住宅にはさらに加算することで1戸当たり最大500万円の支援を実施し、ゼロカーボンの推進、子育て支援、経済活性化などにもつなげてまいります。 次に、女性活躍・若者・市民参加についてです。 女性活躍を推進するためには、女性の抱える様々な悩み、課題に、より積極的に対応していかなければなりません。そのため、特に、本市の女性相談窓口への相談実績が全体の1%未満と少ない20歳未満の女性などにも支援を届けるため、SNSを活用した相談窓口を開設するとともに、旭川未来会議2030の提言を踏まえ、働く女性が抱える多様な悩みや課題に対応し、キャリア形成を実現していくために、対面式での相談窓口及び退勤後にも相談できるよう夜間にオンライン相談窓口を試行で設置するなど、若年層や働く女性がより活躍できる環境づくりを進めます。 若者がとどまるまち、一度、市外に出て経験を積んだ若者が戻ってこられるまちの一助として、市政アドバイザーの岸博幸慶應義塾大学大学院教授に御協力いただき、地元の企業、あるいは旭川市立大学などの高等教育機関や産業支援機関とも連携した起業体験プログラムを中学生等に提供するなど、若者たちに地域産業の魅力を伝え、起業やまちづくりへの意識を醸成し、将来的には、旭川から第2のグーグルやアップルなどGAFAのような企業が生まれることを目指してまいります。 次に、DX・市役所改革についてです。 昨年11月6日に新庁舎がオープンしました。これで終わりではなく、ここからがスタートです。4年後に、行かなくてもいい、行っても簡単の日本一の窓口を目指すとともに、職員の働き方改革をセットにした庁内DXを推進することで、9年後にデジタル行政日本一を目指し、市民の利便性向上と業務効率化の両面から取り組みます。 特に、職員の残業時間については、DXの推進などもあり、令和5年4月から12月までの累計で前年比約1万4千時間の削減となっておりますが、令和6年度はさらに時間外勤務の削減を図り、ワーク・ライフ・バランスの推進に努めてまいります。 また、令和2年度の全庁業務量調査の結果、職員の業務のうち、42.3%は専門性が不要で定型的な作業、いわゆるノンコア業務であることが判明しています。よりクリエーティブな業務に職員が取り組むことができるよう、また、同時に時間外勤務の削減にもつながるよう、業務効率化を図るため、ノンコア業務の外部委託の導入可能性調査を行ってまいります。 先日、若手職員による働きがい改革ワーキンググループの活動報告会に出席し、提言を受けました。引き続き、全ての職員が働きやすい環境づくりを進めてまいります。 さらに、休止となっていた旭川市史につきましては、デジタルアーカイブの手法により再開いたします。 加えて、オンライン予約が可能な市有施設の増加や電子決済の導入により、市民の利便性を向上させます。 地域のDX推進に向けては、地域情報共有プラットフォーム、くらしのアプリを4月から運用が開始されるあさひかわ健幸アプリと連携させ、地域での健幸づくりを推進することで、ダウンロード数の増加を目指します。また、町内会等と連携し、高齢者の見守り機能や小中学生のアイデアをアプリに実装する取組を進めることで、地域活動の活性化や課題の解決につなげてまいります。 財政状況の改善に向けては、DXや外部委託の推進による業務の効率化や職員の時間外勤務の削減に加え、公共施設保有量の最適化や施設の管理運営手法の見直しなど、歳出削減の取組とともに、財源確保が必要です。 ふるさと納税については、基準が厳格化された制度改正に的確に対応しながらも、より旭川の魅力を生かした商品の発掘や開発、プロモーションを実施することで、令和6年度には寄附額35億円を、令和8年度には寄附額50億円を目指します。 また、企業版ふるさと納税については、今年1月から、旭川信用金庫や一般社団法人旭川青年会議所と連携するなど、寄附見込み企業を開拓していくとともに、企業の皆様と事業構築を進め、より多くの寄附を募り、旭川活性化の財源としてまいります。 以上、旭川新時代・創造予算の主要10項目について申し述べました。 100年使える庁舎に続く大規模事業や買物公園の在り方等に関する計画は、まさに新時代旭川の象徴となる施策にほかなりません。新たなまちづくりの拠点としていくために、市民の皆様や議員各位、さらには、専門家の声を聞き、優先順位を考慮しながら、民間活力の導入や公共事業の平準化を図るなど、公共施設のマネジメントにしっかりと取り組んでまいります。 あわせて、市税等の自主財源を確保し、財政規律をより確かなものにするため、地域経済の活性化を着実に推進することはもとより、国や道の補助金の積極的な活用やふるさと納税の推進、受益者負担適正化の取組、DXによる業務の効率化を実行し、将来負担の軽減と必要な投資の両立を責任を持って進めてまいります。 同時に、アフターコロナへと大きく時代が変わっていく転換点においては、前例にとらわれず、失敗を恐れず、まちの力を信じて挑戦していく気概こそが未来を切り開くと確信しています。世界に輝く北海道の拠点都市旭川の未来を想像し、真に持続可能な旭川の礎を創造するため、旭川新時代・創造予算を力強く進めていく決意です。 市民の皆様と議員各位におかれましては、市政推進に格別の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、ますますの御健勝と御活躍を祈念申し上げ、令和6年度の市政方針といたします。 ありがとうございました。(拍手)(降壇) ○議長(福居秀雄) 次に、教育行政の方針について、教育長の説明を求めます。 野﨑教育長。
    ◎教育長(野﨑幸宏) (登壇) おはようございます。 教育行政方針の説明に先立ちまして、令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。 最初に、令和4年9月に調査報告を受けたいじめの重大事態に関わりまして、亡くなられた女子生徒に対しまして、心から哀悼の意を表しますとともに、御冥福をお祈り申し上げます。 現在、再調査が行われているところですが、教育委員会といたしましては、旭川市いじめ防止対策推進条例の制定をはじめ、いじめ防止対策を最重要課題として取組を進めてまいりました。引き続き、市長部局と一体となって、いじめの未然防止や早期発見、重大化防止の徹底を進めていく所存であります。 さて、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行となり、社会が以前の活動を取り戻しつつある中、教育においては、様々な制約を受けたコロナ禍での経験を踏まえて、持続可能な社会のつくり手の育成と、多様な個人それぞれが喜びや生きがいを、地域が幸せや豊かさを感じられる社会の実現に向けた取組が一層求められています。 このような動向を踏まえた上で、旭川市教育大綱の基本方針であります、主体的に学び力強く未来を拓く人づくりの実現を目指し、関係機関等との連携を図りながら教育行政を推進してまいります。 以下、学校教育、社会教育の順に、教育行政推進の重点的な取組について申し上げます。 初めに、学校教育についてであります。 子どもたちがふるさと旭川への愛着と誇りを持ち、それぞれの夢や目標の実現に向けて生きる力を育み、未来へと羽ばたくことができるよう、安全で安心な教育環境を整備するとともに、学校、家庭、地域の連携、協働を推進し、令和の時代の豊かな学びの実現に取り組んでまいります。 令和6年度におきましては、第2期旭川市学校教育基本計画に基づき、3つの重点的な取組を進めてまいります。 重点的な取組の一つ目は、子どもたちに未来を生き抜く力を育むであります。 確かな学力の育成につきましては、各学校において、健康面に配慮しながら、ICTを活用した個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実することにより、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を進めてまいります。 そのため、教職員向けの研修会や学校訪問等を通して、本市の先進校による実践事例を普及させるとともに、全国学力・学習状況調査の結果分析に基づき作成した指導の改善策や、日々の授業づくりの要点をまとめた授業ポイント集の活用促進を図ってまいります。また、タブレット端末の持ち帰りを、かばんの重さ等に配慮しながら、全ての小中学校で実施してまいります。 英語教育につきましては、各学校にALT及び小学校外国語活動サポーターを派遣するほか、長期休業期間に児童生徒を対象としたイングリッシュ・チャレンジ教室を実施するとともに、教員の英語力や指導力の向上を図る研修会を開催いたします。 いじめ防止対策の充実につきましては、旭川市いじめ防止対策推進条例や旭川市いじめ防止基本方針に基づく施策を推進し、学校、教育委員会と市長部局が一体となったいじめ防止対策「旭川モデル」の一層の充実を図ります。 また、いじめの未然防止に向け、関係機関や団体と連携した人権教育等の実施や、生活・学習Actサミットの開催を通じ、児童生徒の主体的な活動の支援に取り組んでまいります。 さらに、スクールカウンセラーの派遣により、各学校における相談体制の充実を図るとともに、いじめ対策に係る研修や学校訪問の実施により、いじめの積極的かつ幅広い認知や迅速な対処等の組織的な対応を徹底してまいります。 不登校への対応につきましては、教員による教育相談や家庭訪問と併せ、スクールカウンセラーによる支援を継続し、未然防止や初期対応の徹底を図ってまいります。 また、不登校児童生徒の登校再開や社会的自立に向け、教育支援センター、ゆっくらすにおいて、通室できない児童生徒に対し、オンラインによる対応など、ICTを活用した支援に新たに取り組むとともに、教員や保護者等を対象とした講演会を開催するほか、関係機関とも連携し、児童生徒一人一人の状況に応じた対応や保護者への支援を進めてまいります。 豊かな心の育成につきましては、道徳教育の一層の充実に向け、引き続き、研修会を開催し、授業改善を図ってまいります。 また、児童生徒に命の大切さや思いやりの心を育成するため、生命の安全教育やSNSに関する学習を全学校で実施するとともに、パラアスリートを講師とした体験活動等を実施してまいります。 健やかな体の育成につきましては、児童生徒自らが目標を持って生活し、運動に取り組むことができるよう、教員研修を通じて体育授業の改善を進めるなど、学校における体力向上等の取組の充実に努めてまいります。 学校給食につきましては、安全、安心を確保するため、給食調理施設の適正な維持管理や職員研修の実施など、衛生管理と安全管理の徹底を図ってまいります。 また、学校給食を通じ、食の大切さはもとより、地産地消、地域の食文化などについて幅広く学ぶことができるよう、生産者との交流なども行いながら食育を進めてまいります。 物価上昇による家計の負担増が続いていることから、令和5年度に引き続き、令和6年度においても、学校給食費を令和4年度と同額とし、保護者の負担増とならないよう支援してまいります。 子どもたちの多様な個性を伸ばす教育の推進につきましては、児童生徒のふるさと旭川への理解を深め、郷土への愛着と誇りを育むため、キャリア教育等で活用できる地域人材や施設のリストを拡充し、各学校における地域の教育資源を効果的に活用した特色ある教育活動の推進を支援してまいります。 特別支援教育につきましては、増加傾向が続いている特別な支援が必要な児童生徒の教育的ニーズにきめ細かに対応するため、専門員による具体的な助言や研修により教員の専門性のさらなる向上に努めるとともに、補助指導員を増員し、医療的ケアを含めた児童生徒の支援体制の充実を図ってまいります。 重点的な取組の2つ目は、子どもたちの学びの環境を整えるであります。 児童生徒の安全確保につきましては、昨今の猛暑対策として、令和6年夏までに保健室、多目的室等にエアコンを整備するとともに、令和9年度までに小中学校全ての普通教室、職員室にエアコンを整備することを目指します。 学校の増改築につきましては、令和7年度2学期からの供用開始に向け、永山西小学校の工事を継続するほか、新たに、豊岡小学校の体育館についても、令和8年度からの供用開始に向け、工事を実施してまいります。 耐震化につきましては、日章小学校及び明星中学校の補強工事を継続するほか、雨紛小学校についても実施してまいります。 また、体育館のバスケットゴールの落下防止対策や窓ガラスの飛散防止措置等の非構造部材の耐震化に着手するほか、校舎内照明のLED化及び防犯カメラにつきまして、令和7年度の全小中学校への整備完了を目指し、順次、工事を進めてまいります。 小中学校の適正配置につきましては、児童生徒のよりよい教育環境を整えるため、旭川市立小・中学校適正配置計画に基づき、地域の実情を踏まえ、保護者や地域住民の理解を得ながら学校の統合や通学区域の見直しに取り組んでまいります。また、令和6年度で第2期の計画期間が終了することから、これまでの経過や児童生徒数の推移などを踏まえ、次期適正配置計画の検討を進めてまいります。 就学援助制度につきましては、関係部局と連携し、各種制度や相談窓口についても周知するなど、支援制度の活用に当たっての保護者負担の軽減ときめ細かな情報提供に努めてまいります。 重点的な取組の3つ目は、子どもたちをともに育て豊かな学びをつくるであります。 地域の理解と協力を得た学校運営に向けて、各学校におけるコミュニティ・スクールの取組を着実に進めてまいります。 中学校の部活動につきましては、休日の部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行に向け、各競技等に関する専門的な知識や技術を有し、部活動を単独で指導できる部活動指導員の配置拡充を図るとともに、市長部局や各競技団体等と連携した取組を進めてまいります。 グローバル化や情報化の進展で社会が急速に変化する中、全ての教員が教育を取り巻く環境の変化を前向きに受け止め、自律的かつ継続的に新しい知識や技能を学び続けることができるよう研修機会の充実に努めるとともに、研修履歴を活用した受講奨励を行うことにより教員の資質、能力の向上を図ってまいります。 また、一人一人の教員が持っている力を高め、発揮していくためには、教員がゆとりを持って子どもたちと向き合うことができる環境を整えることが重要であることから、保護者や地域の方々の理解と協力を得ながら、旭川市立小中学校働き方改革推進プランに基づき、学校における働き方改革を推進してまいります。 服務規律の遵守につきましては、教職員一人一人が教育公務員としての自らの責任の重さを再確認し、不祥事根絶に向け、強い危機意識を持って職務の遂行に当たるよう徹底してまいります。 次に、社会教育についてであります。 生涯を通じた学びの振興、個性豊かな文化の振興の着実な実施を目指し、市民の主体的に学ぶ意識の向上、学びの成果を地域に還元できる環境の整備、また、郷土への愛着を育むことを目的に、地域の魅力や資源を生かした学びの機会の充実と文化芸術活動の一層の支援を推進してまいります。 令和6年度におきましては、旭川市社会教育基本計画に基づき、5つの重点的な取組を進めてまいります。 重点的な取組の一つ目は、市民一人一人の主体的な学びの機会の充実であります。 多様なニーズに対応した学習機会、学習情報の提供につきましては、社会教育施設において児童生徒向けの体験学習やイベントの充実に努めるほか、公民館でのスマートフォン講座や情報モラル講座など、ICTを活用した事業を実施してまいります。 ジオパーク構想の推進につきましては、地域おこし協力隊の配置により体制の強化を図るとともに、貴重な地域資源を題材とした学校向けの講座やジオツアーを開催することで、教育や観光振興につながる事業の充実を図ってまいります。 開館30周年を迎える彫刻美術館におきましては、幅広い世代を対象とした彫刻教室を開催するほか、無料開館日を設けることで多くの方々に彫刻に親しむ機会を提供してまいります。 重点的な取組の2つ目は、市民の学びを支える環境の整備であります。 施設の老朽化が課題となっている市民文化会館につきましては、令和5年度に策定する整備基本構想における施設のコンセプトや機能を踏まえ、建て替えに向けた基本計画の策定に取り組んでまいります。 科学館におきましては、ドローンやAIといった近未来のライフスタイル変革につながる新しい技術を体験できる展示、イチマルタウンを新たに公開するなど、魅力ある常設展示の充実に取り組んでまいります。 公民館におきましては、ICTを活用した事業を展開するとともに、多くの方に利用していただけるよう、インターネット環境を整備し、活用してまいります。 開館30周年を迎える中央図書館におきましては、幅広い世代を対象とした講演会や図書館の歴史を振り返るパネル展示を実施することで改めて図書館の魅力を伝えるほか、旭川市子ども読書活動推進計画に基づき、全ての子どもが自ら読書に親しむことができる環境づくりを進めるとともに、電子書籍サービスの活用により読書環境の充実にも取り組んでまいります。 重点的な取組の3つ目は、地域における学びの循環であります。 シニア大学につきましては、学生が社会の担い手として学習成果をそれぞれの地域で還元できるよう、地域共生社会の実現に向けたカリキュラムの充実を図ってまいります。 生涯学習フェアまなびピアあさひかわにつきましては、生涯学習に取り組む市民団体等で構成される実行委員会が企画、運営することで、より市民が主体となり、学んだ成果を地域に還元する機会の一つとして開催いたします。 地域学校協働活動につきましては、新たにモデル地域を設定するとともに、地域と学校をつなぐコーディネーターを発掘、養成してまいります。 重点的な取組の4つ目は、市民の心を豊かにする文化芸術活動の充実であります。 北海道音楽大行進を皮切りに開催する旭川ミュージックウィークでは、空港で結ぶ友好都市提携による文化交流により豊中市から演奏者を招聘するほか、開館50周年を迎える市民文化会館におきましては、オーケストラ公演や子ども向けのミュージカル公演などの記念事業を開催し、多くの方が様々な音楽に触れ、鑑賞することができる機会を創出してまいります。 文化芸術団体への支援につきましては、演奏会や展覧会などを実施する団体に対し、経費の一部を補助するとともに、市民ギャラリーやリハーサルホールの運営を継続し、文化芸術活動の場の確保に努めてまいります。 文学資料館におきましては、旭川ゆかりの文学作品や漫画家等の紹介を引き続き実施するほか、SNSの活用など情報発信のさらなる充実に取り組んでまいります。 重点的な取組の5つ目は、郷土文化の保存・活用と郷土愛の育成であります。 博物館におきましては、ヒグマと人との関わりや上川盆地の自然と人々の関わりをテーマとした企画展を開催し、郷土の歴史や文化のほか、環境への関心を高める機会を提供してまいります。 アイヌ文化の普及促進につきましては、国の交付金やアイヌ施策推進基金を活用し、民間アイヌ文化施設を周知する取組を行うほか、アイヌ神謡集の著者である知里幸恵さんについて、その業績やゆかりの地等を紹介することでアイヌ文化への理解を広げるとともに、観光の振興につなげてまいります。 また、博物館においてアイヌ文化を紹介するイベントや市内小中学校向けのアイヌ学習プログラムを実施するなど、引き続きアイヌ文化の保存と伝承に取り組んでまいります。 優佳良織工芸につきましては、認知度向上や織子のスキルアップを図るために、織子が講師となって行う市民・観光客向けの織り体験を支援することで、技術の伝承と普及促進を図ってまいります。 以上、教育行政推進の重点的な取組について申し上げました。 変動性、不確実性、複雑性、曖昧性などのVUCAと言われる時代において、児童生徒や市民のニーズに対応した新たな施策を進めながらも、学校における学びや生活、文化芸術に親しむといった日常の取組を着実に推進していくことが重要であり、その積み重ねが、旭川市に関わる人々の将来にわたる持続的な幸福や豊かさ、地域に対する愛着の形成につながるものと考えます。 教育委員会は、市長部局や地域社会との連携の下、学校教育部と社会教育部が両輪となり、教育行政を全力で推進してまいります。市民並びに議員の皆様の一層の御支援と御協力をお願い申し上げ、教育行政方針といたします。 どうぞよろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(福居秀雄) 次に、議案第28号ないし議案第38号の令和6年度旭川市各会計予算の以上11件について、提出者の説明を求めます。 中村副市長。 ◎副市長(中村寧) (登壇) 議案第28号から議案第38号の令和6年度旭川市各会計予算について御説明申し上げます。 令和6年度旭川市各会計予算につきましては、人件費等の経常的経費が大きく増加する中、持続可能な市政運営を見据え、子育て支援や地域経済の活性化、地域コミュニティー活動の充実などに重点的に財源を配分したところでございます。 令和6年度の予算規模は、一般会計が1千715億7千万円、特別会計が1千264億5千987万6千円、総額で2千980億2千987万6千円となったところであります。令和5年度予算との比較では、それぞれ一般会計が1.4%の増、特別会計が2.2%の増、総額で1.7%の増となっております。 以下、各会計予算について、順次、御説明申し上げます。 一般会計予算については、民生費の増などにより、令和5年度予算と比べて23億円の増となっております。 歳出の概要については、款ごとに御説明申し上げます。 1款議会費については、令和5年度と比べて9万1千円減の4億6千612万5千円を計上しております。 2款総務費については、庁舎整備推進費の減等により、31億7千134万3千円減の92億7千692万8千円を計上しております。 主な事業としては、BPO導入推進費、女性のキャリアの保健室事業費、第二庁舎移転関係費等であります。 3款民生費については、定額減税補足給付金支給費の増等により、38億5千516万円増の776億4千474万3千円を計上しております。 主な事業としては、医療的ケア児保育支援費、いじめ防止対策費、介護予防高齢者補聴器購入助成費等であります。 4款衛生費については、缶・びん等資源物中間処理施設整備費の増等により、6億5千86万1千円増の136億4千777万5千円を計上しております。 主な事業としては、スマートウエルネス推進費、粗大ごみ収集デジタル化事業費等であります。 5款労働費については184万2千円減の9千403万4千円を計上しております。 主な事業としては、若者地元定着奨学金返済補助事業費等であります。 6款農林水産業費については、4千249万4千円増の18億5千812万8千円を計上しております。 主な事業としては、高付加価値農産物流通拡大事業費等であります。 7款商工費については、363万6千円増の79億2千542万3千円を計上しております。 主な事業としては、創造拠点運営事業費、国際家具デザインフェア旭川2024開催費、醸造文化活用産業観光振興事業費等であります。 8款土木費については、空港整備費の減等により、1億2千426万円減の146億6千230万5千円を計上しております。 主な事業としては、地域材活用住宅建設促進費、除雪費、全国川サミット開催負担金等であります。 9款消防費については、848万7千円増の10億6千363万9千円を計上しております。 10款教育費については、豊岡小学校増改築費の減等により、1億8千211万3千円減の83億6千30万1千円を計上しております。 主な事業としては、豊かな心を育成する教育推進費、いじめ問題対策推進費、優佳良織普及促進事業補助金等であります。 11款災害復旧費については、令和5年度と同額の5千830万円を計上しております。 12款公債費については、長期債元金の増等により、2億8千901万1千円増の172億3千229万9千円を、13款職員費については、給料及び諸手当の増等により、9億3千万円増の192億3千万円を、14款予備費については、令和5年度と同額の5千万円をそれぞれ計上したところであります。 次に、歳入の主要なものについて御説明申し上げます。 1款市税については、個人市民税の減等により、令和5年度予算と比べて8億円減の400億円を計上しております。 5款国有提供施設等所在市町村助成交付金については、120万5千円減の2億7千210万円を計上しております。 6款地方特例交付金については、12億1千700万円増の15億2千100万円を計上しております。 7款地方交付税については、19億6千600万円増の364億1千800万円を計上しております。 9款地方譲与税については、7千306万4千円増の15億310万2千円を計上しております。 13款法人事業税交付金については、4千100万円増の6億7千100万円を計上しております。 14款地方消費税交付金については、4億7千100万円減の86億7千500万円を計上しております。 15款分担金負担金については、84万9千円減の4億693万6千円を計上しております。 16款使用料及び手数料については、2千27万1千円増の32億230万6千円を計上しております。 17款国庫支出金については、物価高騰対策重点支援地方創生臨時交付金の増等により、27億3千380万1千円増の398億205万5千円を計上しております。 18款道支出金については、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の減等により、6億2千996万4千円減の123億3千953万6千円を計上しております。 19款財産収入については、6千646万9千円増の2億675万円を計上しております。 20款寄附金については、あさひかわ応援寄附金の増等により、9億7千361万円増の29億9千286万6千円を計上しております。 21款繰入金については、財政調整基金繰入金の減等により、8億2千760万1千円減の41億1千191万8千円を計上しております。 23款諸収入については、商工費貸付金元利収入の増等により、6億6千259万3千円増の105億2千243万6千円を計上しております。 24款市債については、庁舎整備推進事業債の減等により、27億5千540万円減の84億7千900万円を計上しております。 次に、債務負担行為及び地方債については、それぞれ予算書の第2表、第3表で定めようとするものであります。 また、一時借入金については、借入れの最高額を200億円と定めようとするものであります。 以上、一般会計について御説明申し上げました。 次に、各特別会計予算の概要について御説明申し上げます。 国民健康保険事業特別会計については、令和5年度予算に比べて2億4千936万8千円減の356億8千398万8千円を計上しております。 動物園事業特別会計については、1億2千243万3千円増の19億1千446万7千円を計上しております。 公共駐車場事業特別会計については、1千63万2千円増の9千545万1千円を計上しております。 育英事業特別会計については、4千515万5千円増の2億7千852万1千円を計上しております。 介護保険事業特別会計については、12億426万5千円増の379億3千143万8千円を計上しております。 母子福祉資金等貸付事業特別会計については、5千351万3千円増の2億8千1万2千円を計上しております。 後期高齢者医療事業特別会計については、5億7千169万2千円増の65億3千998万8千円を計上しております。 水道事業会計については、令和6年度の業務予定量として、給水戸数17万1千400戸、年間総給水量3千230万6千300立方メートルなどを見込んでおります。 収益的収支については、水道事業収益が8千761万7千円増の68億7千331万2千円、水道事業費用が4億5千646万円増の61億4千805万9千円、また、資本的収支については、資本的収入が5億1千364万5千円減の32億3千852万8千円、資本的支出が4億7千863万円減の68億9千451万2千円を計上しております。 下水道事業会計については、令和6年度の業務予定量として、排水戸数16万6千200戸、年間総処理水量4千900万2千700立方メートルなどを見込んでおります。 収益的収支については、下水道事業収益が5億3千558万7千円増の95億2千258万8千円、下水道事業費用が7億9千156万4千円増の93億8千528万7千円、また、資本的収支については、資本的収入が2億1千894万1千円増の26億7千381万6千円、資本的支出が3億4千76万円減の53億2千503万8千円を計上しております。 病院事業会計については、令和6年度の業務予定量として、入院患者数11万1千325人、外来患者数21万3千597人などを見込んでおります。 収益的収支については、病院事業収益が5億8万5千円増の132億7千284万2千円、病院事業費用が4億6千631万円増の137億4千362万1千円、また、資本的収支については、資本的収入は3千285万5千円増の16億4千705万3千円、資本的支出が1億1千948万2千円増の22億3千949万4千円を計上しております。 このほか、3企業会計いずれも関係する条文等についてそれぞれ定めようとするものであります。 以上、令和6年度旭川市各会計予算の概要について御説明申し上げました。 よろしく御審議の上、議決いただきますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(福居秀雄) 次に、議案第39号ないし議案第76号の以上38件について、議案番号の順序に従い、順次、提出者の説明を求めます。 片岡女性活躍推進部長。 ◎女性活躍推進部長(片岡晃恵) 議案第39号、旭川市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。 本案は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令により、母子生活支援施設において自立支援計画の策定時に意見聴取等措置を行うことが規定されたほか、婦人相談所を女性相談支援センターに改めるなど、名称等の変更による文言の改正がなされたことに伴い、所要の規定の整備を行うもので、施行日は、令和6年4月1日としています。 以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 和田総務部長。 ◎総務部長(和田英邦) 議案第40号及び議案第41号につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第40号、旭川市新型コロナウイルス感染症対策基金条例を廃止する条例の制定につきましては、令和5年度における新型コロナウイルス感染症対策事業において当基金の残額全てが充当されることに伴い、廃止しようとするものでございます。 次に、議案第41号、旭川市水道事業等及び下水道事業設置等に関する条例及び旭川市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方自治法の一部改正に伴い、引用条項を整備しようとするものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 松尾消防長。 ◎消防長(松尾彰) 議案第42号及び議案第43号につきまして、順次、提案理由を御説明申し上げます。 議案第42号、旭川市火災予防条例の一部を改正する条例の制定につきましては、建築基準法が一部改正され、耐火建築物に係る防火規制の合理化等が行われることにより、消防法施行令の一部が改正されることに伴い、所要の規定の整備を行おうとするものでございます。 議案第43号、旭川市消防手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、同条例に定めます手数料を改めようとするほか、大規模災害等発生時の迅速な災害復旧のため、臨時的、緊急的な危険物の仮貯蔵等に係る手数料の免除規定を整備しようとするものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 林市民生活部長。 ◎市民生活部長(林良和) 議案第44号、旭川市印鑑条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 本案は、行政手続のオンライン化推進の一環として、証明請求者の利便性向上を図るため、印鑑登録証明書の交付申請においてオンライン請求を導入することに伴い、個人番号カードを使用することで印鑑登録証の提示を必要としない規定を整備するほか、所要の規定の整備をしようとするものであります。 施行日は、オンライン請求に係る規定の整備は令和6年4月1日、その他所要の規定の整備は公布の日としております。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 金澤福祉保険部長。 ◎福祉保険部長(金澤匡貢) 議案第45号から議案第50号までの6件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第45号、旭川市無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、デジタル社会の形成を図るための規制改革を推進するための厚生労働省関係省令の一部改正に伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。 次に、議案第46号、旭川市指定通所支援事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、児童福祉法に基づく関係省令の一部改正に伴うもので、本市が条例で定めている指定通所支援事業等の人員や運営等に関する基準について、所要の改正を行おうとするものでございます。 主な改正内容は、医療型児童発達支援の児童発達支援への一元化に伴う規定の整備、障害児及びその保護者の意思をできるだけ尊重するための規定の整備等となっております。 次に、議案第47号、旭川市指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第48号、旭川市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第49号、旭川市障害福祉サービス事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第50号、旭川市障害者支援施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、いずれも障害者総合支援法に基づく関係省令の一部改正に伴うもので、本市が条例で定めている障害福祉サービス等を提供する事業所等の人員や運営等に関する基準について、所要の改正を行おうとするものでございます。 主な改正内容は、利用者の意思決定の支援に配慮するための規定の整備、地域移行支援推進に係る規定の整備等となっております。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 松本保険制度担当部長。 ◎福祉保険部保険制度担当部長(松本賢) 議案第51号から議案第62号までの12件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第51号から議案第53号まで及び議案第56号から議案第62号までにつきまして、関連がありますことから、一括して御説明申し上げます。 これら10件の条例につきましては、いずれも介護保険法等に基づく関係省令の一部が改正されたことを受け、本市が条例で定めている介護サービスを提供する事業所等の人員や運営等に関する基準について、所要の改正を行おうとするものでございます。 主な改正内容でございますが、まず、議案第51号、旭川市養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第52号、旭川市特別養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第53号、旭川市軽費老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定及び議案第59号、旭川市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、施設長等の兼務の範囲の明確化や、協力医療機関との連携体制の構築に関する規定の整備等を行おうとするものでございます。 次に、議案第56号、旭川市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定、議案第57号、旭川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第58号、旭川市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第60号、旭川市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定、議案第61号、旭川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定及び議案第62号、旭川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、管理者の兼務範囲の明確化や身体的拘束等の適正化に関する規定の整備等を行おうとするものでございます。 このほか、議案第56号及び議案第60号におきましては、福祉用具の貸与の適正化及び販売に関わる事後対応に関する規定の整備を行うなど、所要の規定の整備を行うものでございます。 また、議案第53号及び議案第56号から議案第62号までにつきましては、デジタル社会の形成を図るための規制改革を推進するための厚生労働省関係省令の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。 次に、議案第54号、旭川市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定についてでございます。 初めに、旭川市国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、1点目は、国民健康保険法の一部改正による国民健康保険における退職者医療制度の廃止に伴う経過措置等に関わる関連規定の整備を行うものでございます。 2点目は、国民健康保険法施行令の一部改正により、国が定める賦課限度額の基準が改められたことに伴い、保険料の後期高齢者支援金等賦課限度額を引き上げようとするものでございます。 3点目は、低所得者に対する保険料の軽減所得基準額の算定において、被保険者数に乗じる金額を引き上げ、対象者を拡大しようとするものでございます。 このほか、所要の規定の整備を行うものでございます。 次に、旭川市国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部改正についてでありますが、都道府県単位化に伴い、令和6年度において保険料水準の統一が図られますことから、低所得者に対する本市独自の激変緩和措置を廃止しようとするものでございます。 次に、議案第55号、旭川市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 本案は、令和6年度から令和8年度までの3年間を計画期間とする第9期旭川市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定や、介護保険法施行令の一部改正等に伴い、新たな保険料及び段階の設定並びに低所得者の保険料の軽減等を行うものでございます。 次期第9期計画におきましては、基準額を現在の第8期計画と同額の月額6千190円とし、年間の保険料といたしましては7万4千300円を維持してまいります。また、保険料段階につきましては、第9段階以降を細分化し、これまでの全13段階から全15段階とすることで、所得の高い方に保険料を多く負担していただく一方、所得の低い方の保険料を据え置くとともに、第1段階につきましては、負担割合を国が示す割合まで引き下げることで保険料を軽減しようとするものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 向井地域保健担当部長。 ◎保健所地域保健担当部長(向井泰子) 議案第63号から議案第66号の4件につきまして、順次、提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第63号、旭川市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 本案は、動物の愛護及び管理に関する法律に基づく動物の不適正飼養者に対する規制軽減の一部が令和6年4月1日付で北海道から本市に移譲されることに伴い、本市条例について、動物愛護管理員に係る規定の整備等のため、所要の改正を行うものでございます。 施行日につきましては、令和6年4月1日としております。 次に、議案第64号、旭川市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定及び議案第66号、旭川市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、関連がありますことから、一括して御説明申し上げます。 本案は、いずれも介護保険法に基づく関係省令の一部が改正されたことに伴い、本市が条例で定めている介護老人保健施設及び介護医療院について、人員や運営等に係る基準について所要の改正を行うものであり、主な改正内容といたしましては、電磁的記録等に係るものや管理者の業務範囲等についての規定の整備などとなっております。 施行日につきましては、省令で定められた一部の規定の整備を公布の日、それ以外につきましては令和6年4月1日としております。 次に、議案第65号、旭川市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例を廃止する条例の制定についてでございます。 本案は、健康保険法等の一部を改正する法律附則第130条の2第1項の規定により、なお、その効力を有するものとされた指定介護療養型医療施設に係る経過措置期間の満了に伴い、当該条例を廃止するものでございます。 施行日につきましては、令和6年4月1日としております。 以上、よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 中野建築部長。 ◎建築部長(中野利也) 議案第67号の旭川市建築基準法施行条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を説明いたします。 本件は、建築基準法及び建築基準法施行令の改正により、建築物の耐火基準が緩和されるほか、新たに建築副主事が位置づけられ、小規模な建築物に限り建築確認事務を行うことができることとなるため、必要な規定を整備するもので、4月1日の施行を予定しております。 以上、よろしく御審議の上、決定くださるようお願いいたします。 ○議長(福居秀雄) 太田土木部長。 ◎土木部長(太田誠二) 議案第68号、旭川市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 本案は、道路法施行例の改正に伴い、道路占用料の額を改定するためのもので、施行日につきまして、令和6年4月1日を予定してございます。 以上、よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 沖本上下水道部長。 ◎上下水道部長(沖本亨) 議案第69号につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 議案第69号の旭川市水道事業等給水条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律の制定により水道法が一部改正され、水質または衛生の事務に関する権限が厚生労働大臣から環境大臣に、それ以外のものに関する権限が厚生労働大臣から国土交通大臣に移管されることから、厚生労働省令を国土交通省令に改めるほか、所要の改正を行おうとするものでございます。 なお、施行日につきましては令和6年4月1日とし、第11条の改正規定は公布の日としております。 以上、よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 浅田子育て支援部長。 ◎子育て支援部長(浅田斗志夫) 議案第70号から議案第72号までの3件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第70号、旭川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 本案は、特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、掲示に係る規定、電磁的記録等に係る規定のほか、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第71号、旭川市地域保育所条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 平成30年12月に策定した地域保育所の統廃合に係る地域別の計画に基づき、現在休所中である雨紛保育所について、地域と協議した結果、地域における就学前児童数の推移や全市的な保育に係るニーズ量の減少などから今後も利用児童が見込めない状況にあるため、令和6年3月31日をもって同保育所を閉所しようとするものでございます。 次に、議案第72号、旭川市愛育センター条例の一部を改正する条例の制定につきましては、児童福祉法の一部改正に伴い、引用条項を整備しようとするものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 品田学校教育部長。 ◎学校教育部長(品田幸利) 議案第73号、旭川市いじめ防止等連絡協議会等条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 本案は、旭川市いじめ防止等連絡協議会の庶務を担当する機関を教育委員会からいじめ防止対策推進部に改めようとするものでございます。 なお、施行日は、令和6年4月1日としております。 以上、よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 高田監査事務局長。 ◎監査事務局長(高田敏和) 議案第74号、包括外部監査契約の締結につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 本案は、地方自治法第252条の36第1項の規定に基づき、包括外部監査契約の締結に関し、議会の議決を得ようとするものでございます。 契約の内容といたしましては、包括外部監査契約に基づく監査及び監査の結果に関する報告を受けるため、令和6年4月1日から、1千200万円を上限とする額で、公認会計士、前田敬洋氏と契約を締結しようとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 太田土木部長。 ◎土木部長(太田誠二) 議案第75号、市道路線の廃止について及び議案第76号、市道路線の認定についての2つの議案につきましては、関連がございますので、一括して提案理由を御説明いたします。 市道の廃止、認定につきましては、起終点変更に伴う廃止、開発行為による帰属や新たな道路用地の取得などにより、1路線0.04キロメートルを廃止し、3路線0.35キロメートルを認定しようとするものでございます。 以上、よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(福居秀雄) 以上で、提出者の説明を終わります。 したがいまして、これより市政方針等に対する代表質問並びに各号議案に対する質疑に入る順序となるわけでありますが、議事運営の都合により、この場合、代表質問並びに質疑は、後日に譲ることにいたします。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) ここで、お諮りいたします。 本定例会は、議案調査等のため、明2月27日から2月29日までの3日間、休会することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」の声あり) ○議長(福居秀雄) 御異議なしと認めます。 よって、明2月27日から2月29日までの3日間、休会することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(福居秀雄) 本日の会議は、以上で終わりたいと思います。 なお、3月1日、本日に引き続き午前10時から会議を開きますので、定刻までに御参集願います。 3月1日の議事日程は、本日の続行であります。 それでは、本日の会議は、これをもって散会いたします。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――           散会 午前11時47分...