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  1. 札幌市議会 2018-10-05
    平成30年(常任)経済観光委員会−10月05日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成30年(常任経済観光委員会−10月05日-記録平成30年(常任経済観光委員会  札幌市議会経済観光委員会記録            平成30年10月5日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午前9時59分     ―――――――――――――― ○佐々木みつこ 委員長  ただいまから、経済観光委員会を開会いたします。  報告事項ですが、恩村委員からは、欠席する旨、連絡がございました。  それでは、議事に入ります。  議案第8号 平成30年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分を議題とし、理事者から補足説明を受けます。 ◎佐藤 招致推進部長  議案第8号 平成30年度札幌一般会計補正予算(第3号)のスポーツ局関係分について、その概要をご説明いたします。  まず、議案14ページをごらんください。  今回の補正予算は、ページ中段記載のとおり、第2款 総務費 第2項 市民生活費 第6目 スポーツ費に2,200万円を追加するものでございます。  これは、15ページに記載のとおり、平成31年3月に本市で2度目の開催が決定した2019ワールドパラノルディックスキーワールドカップ札幌大会に対する開催補助でございます。この財源につきましては、スポーツ振興基金から繰り入れて充当するものでございます。 ○佐々木みつこ 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆前川隆史 委員  今、ご説明がございました2019ワールドパラノルディックスキーワールドカップについて、簡潔にお伺いしたいと思います。  我が会派といたしましては、これまで、冬季オリパラ招致、特に初めてとなるパラリンピック招致を見据えて、障がい者ウインタースポーツ振興重要性について繰り返し訴えてまいったところでございます。このたび、2017年3月の開催以来、2年ぶりに障がい者スキー国際大会札幌開催されるということで、大変うれしく思っているところでございます。  前回大会では、冬季アジア大会の直後に同じ会場を使用して開催されまして、オリパラ開催をイメージできるようなモデル的な取り組みとなったと思っておりますし、また、この大会開催を機に、障がい者スポーツ理解や関心が深まりまして、心のバリアフリーというものが市民の心の中に育まれていく機会にもなったというふうに思っております。また、本当に障がい者スポーツの裾野が着実に広がってきているという印象も持っているところでございます。  そこで、最初の質問でございますが、今回のワールドパラノルディックスキーワールドカップ開催について、札幌市はどのように受けとめて、また、どのような大会にしていきたいと考えているのか、まず、お伺いしたいと思います。 ◎佐藤 招致推進部長  ただいまのこの大会の受けとめと、それから、どのような大会にしていきたいかということについてお答えしたいと思います。
     2017年3月に開催した大会では、国際パラリンピック委員会IPCと申しますけれども、役員を初め、参加選手からも、地元競技団体等運営能力子どもたちによる大声援など、市民のおもてなしについて称賛の言葉をいただいたところです。こうした国際パラリンピック委員会等による高い評価を背景に、主催者である日本障害者スキー連盟によって再び札幌開催地に選ばれたことは、大変喜ばしいことだと受けとめております。  2回目の開催に当たりましては、前回同様、大会を広くPRするほか、学校に授業の一環として観戦を依頼するなど、子どもを初め、多くの方に見ていただくことを心がけたいと思っております。また、地下歩行空間総合表彰式開催し、アスリートを間近に感じながら、みんなでたたえる機会を設け、選手にとっても励みとなり、かつ、障がい者スポーツへの市民理解を深める大会にしていきたいと考えております。  加えて、大会期間中、アスリートとの交流機会として、障がい者スキー体験会や、障がいの有無にかかわらず、アスリート一緒スキーを楽しむイベントを企画し、障がいのある子どもたち競技を始めるきっかけづくりを行う大会にもしてまいりたいと考えております。 ◆前川隆史 委員  前回大会では、たくさんの方々に大きな感動を与えて、大変に盛会に終わりました。今、ご答弁いただきましたように、今回も、小さい子どもたちを初め、多くの方に観戦していただきたいですし、また、表彰式もチ・カ・ホで開催して、なかなか競技会場に行けないような方も、パラアスリートに触れ、いろんな姿を見る機会もあるということで楽しみにしております。また、さまざまな困難を抱える人たちにもぜひお声かけしていただいて、世界各国パラアスリートたちのひたむきな姿から勇気希望をいただけるような機会にしていただきたいです。また、障がい者スポーツ理解をさらにさらに深めていく、そして、アスリート一緒市民一人一人が成長していけるような機会にもしていただきたいと思います。  次に、障がい者ウインタースポーツ国際大会誘致、そして開催についてお伺いしたいと思います。  今回のワールドカップのように障がい者スポーツ国際大会を継続的に開催していくことは、先ほどの答弁にありましたように、障がい者スポーツに対する市民理解の促進とか深まりが進んでいくことはもちろんですけれども、競技団体における大会運営能力の向上とか、大会を支えるボランティアの育成という観点からも、大変意義深いものがあるかと思っております。今後、札幌が2030年冬季オリパラ招致を目指す上では、今回のクロスカントリースキーバイアスロンに加えて、アルペンスキー、スノーボード、アイスホッケーや車椅子カーリングといったパラリンピック競技種目もぜひ対象として、積極的に国際大会誘致、そして開催へとつなげていくべきだと思うところでございます。  そこで、質問でございますが、2030年冬季オリパラ招致を見据えて、今後は冬季パラリンピック競技種目国際大会誘致、そして開催をどのように推進していこうとお考えなのか、お伺いしたいと思います。 ◎佐藤 招致推進部長  ただいまの冬季パラリンピック競技種目国際大会誘致開催の進め方についてのご質問にお答えしたいと思います。  冬季オリンピックパラリンピック開催を見据えるならば、札幌市としては、今回のノルディック競技を初め、アルペンスキーなど、ほかのパラリンピック競技種目においても円滑に大会運営を行うことができるよう、対象となる競技種目を幅広くターゲットにして国際大会誘致し、経験を積んでいくことが必要であると認識しております。  しかしながら、今回を例に挙げますと、主催者日本障害者スキー連盟でありますが、地元にはその下部組織がございませんことから、北海道と札幌スキー連盟バイアスロン連盟競技運営をサポートして成り立っているものであり、大会開催に向けては運営体制をしっかりと構築していくことが課題となっております。また、そのほかにも、スポンサー収入の確保といった財政面や、国際大会の基準をクリアしなければならないという施設面での課題もあります。  こういった課題を解決できるよう、札幌市としては、障がい者スポーツ競技団体地元競技団体とが連携し、一体となって大会運営できる体制づくりをコーディネートするとともに、パラリンピック開催に向けては、競技種目を広げつつ、国際大会も視野に入れながら、一つ一つ着実に大会誘致開催し、経験を積み重ねていこうという考えでございます。 ◆前川隆史 委員  いろいろ伺っていますと、乗り越えなければいけないところもたくさんあるようでございますが、障がい者スポーツ世界というのはまだまだ発展途上の段階でございます。そういった意味では、組織運営体制というものも、一つ一つ大会開催の積み重ねの中で成長させていく、お互いに成長してつくっていくといったことなのかなと思いますので、着実に経験をふやしていくような取り組みをお願いしたいと思います。  そのためにも、まずは前回に続いて今回のワールドカップをしっかりと成功させて、今後の他競技種目誘致に向けて経験をしっかり積んで、そしてまた、冬季オリパラ、さらには、本当に目指すべき共生社会の実現に取り組んでいただきたいとお願い申し上げまして、私の質問を終わります。 ◆村上ひとし 委員  私も、1点お伺いしたいと思います。  先ほど、佐藤部長から、IPCから札幌大会称賛をいただいたというお話もございました。障がいのある方たちが、世界トップアスリートとして、札幌でこうした大会を通じて市民と大いに交流も深めて、そして、障がいがあっても、さまざまなスポーツを通じて大きく自己表現ができるし、そのことによって市民にも希望勇気を与えられるという点では、すばらしい大会になってほしいなというふうに私も思っております。  そこで、ワールドパラノルディックスキーワールドカップ札幌大会参加する選手は、視覚に障がいのある方たちで、世界各国を転戦しているトップアスリートでありますが、2017年は15カ国から参加いただいて133名とお伺いしておりますし、2019年の予定では10カ国から参加をいただくということであります。来年3月の札幌大会では、ぜひ、選手たちには札幌で気持ちよく過ごしていただいて、市民に感動的なプレーを見せてくれることを大いに期待したいと思います。  そこで、お尋ねいたしますが、今後、札幌市が世界水準のソフト・ハード面におけるバリアフリー化を推進していく上では、各国からの選手を初め、大会関係者などの意見を生かしていくこと、また、そうした意見を関連する部局とも大いに連携してさまざまな点で取り入れていくことも重要だと考えますけれども、その点の考え方についてお伺いいたします。 ◎佐藤 招致推進部長  ただいまのパラアスリートからの意見をどのような形で生かしていくかという観点でのご質問にお答えしたいと思います。  これまでも、オリンピックパラリンピック冬季競技大会開催概要計画策定に当たりましては、3人のパラリンピアンを含む検討会を設置いたしまして、パラアスリートからさまざまな意見も聞いて進めてきたところでございます。加えて、2017年の冬季アジア大会前回IPCノルディックスキーワールドカップ大会においても、会場までのアクセシビリティーや会場内の動線など、パラアスリートなどからさまざまな意見を聞いてきたところです。  今後も、引き続きパラアスリートから貴重な意見を伺い、開催概要計画策定であったり、大会運営に生かすとともに、観光部門など関係部署とも情報共有しながら、札幌バリアフリー化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ◆村上ひとし 委員  ぜひ、大いにその意見を生かしていただきたいと思います。特に、世界各国を転戦する選手たちですから、いろんな国のいいところや、少し不十分な点も含めて、よく知っておられると思いますし、そうした国際的な意見をさまざま取り入れていくことは、観光の分野でも極めて重要だと思うのです。  今、札幌のホテルなどの宿泊施設を見ますと、障がいのある方にとって必ずしも十分な施設状況にないとも聞いておりますし、これからさまざまな国の障がいのある方も大いに札幌を楽しんでいただけるという点では、関連部局とも相談、連携して進めていただきたいということを最後に申し上げて、終わります。 ○佐々木みつこ 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○佐々木みつこ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○佐々木みつこ 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第8号中関係分を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○佐々木みつこ 委員長  異議なしと認め、議案第8号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午前10時14分...