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  1. 札幌市議会 2017-03-29
    平成29年(常任)総務委員会−03月29日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成29年(常任総務委員会−03月29日-記録平成29年(常任総務委員会  札幌市議会総務委員会記録            平成29年3月29日(水曜日)       ────────────────────────       開 会 午後2時28分     ―――――――――――――― ○阿部ひであき 委員長  ただいまから、総務委員会を開会いたします。  報告事項でありますが、長谷川委員からは、欠席する旨、連絡がございました。  それでは、議事に入ります。  議案第63号 札幌特別職職員給与に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。  質疑を行います。 ◆平岡大介 委員  私から、今回の議案にかかわって質問いたします。  代表質問でも、職員の不正、不祥事問題について取り上げさせていただきましたが、改めて質問いたします。  麻生球場官製談合円山動物園指名競争入札に係る不正、煙突アスベスト虚偽報告のみならず、わいせつ事件暴力事件飲酒運転など、たび重なる不正、不祥事が繰り返される中で、また、今回の特別職給与減額条例案を発表した直後に職員残業代不正受給が、そして、昨日、28日にも職員による窃盗事案が明らかとなり、この間の不正、不祥事の問題は、当然、今回の特別職減給だけにととまらず、しっかりと今後の原因究明再発防止策を講じていかなければなりません。  そこで、改めて、今後どのように再発防止策に取り組んでいくのか、伺いたいと思います。 ◎粟崎 職員部長  まず、一連契約事務に関する再発防止策としては、一般競争入札の拡大や情報公開の徹底といった契約制度見直しを実施するとともに、契約事務に係る研修充実強化を行っております。さらに、定期内部監査において、再発防止策に係る点検項目を盛り込むことにより、実施状況を継続的に確認するなど、実効性を高める取り組みもあわせて行ってまいりたいと考えております。また、一連不祥事については、仕事進め方を初めとして、管理職の知識やチェック不足上司部下コミュニケーション不足などに起因する点もあったことから、改めて管理職への研修充実強化を図っていくこととしております。  具体的な取り組みとしては、まずは、新年度の早い時期に、全部長職、全課長職に対して、管理監督やマネジメントを行う上で重要なコンプライアンス、契約事務人事服務管理公務員倫理などに関する研修を行うこととしております。あわせて、人事評価の活用などにより、管理職能力向上を図り、不祥事を未然に防止できる職場風土をつくってまいりたいと考えております。 ◆平岡大介 委員  不祥事が続いたこの間、つまり減給を決断するまでに市長はどのように行動されたのか、その点を伺いたいと思います。 ◎粟崎 職員部長  昨年11月、官製談合防止法違反本市の元職員が逮捕された際には、まずは、直ちに全局長を集めて、市長から訓示を行い、注意喚起を図ったところです。その後、役務契約事務については、再発防止に向けて制度見直しを行うことや、全庁に対して、業務執行状況点検を行うことにあわせて、留意点の周知を図るよう指示があり、その取り組みを行ったところです。さらに、新年度に向けては、再発防止を徹底するため、管理職能力向上に向けた取り組み仕事進め方職場風土の改革を進めるよう指示があり、先ほどお答えしたような取り組みを進めていくこととしております。 ◆平岡大介 委員  このような不正や不祥事が起こった際に、市長が迅速に対応していくというのは最も大事なことですが、このように不祥事が続いている大変な時期に、市長がみずから各部局に出向いて行って、局長部長などの役職者のみならず、一般職員に対しても直接声をかけていく、積極的にコミュニケーションをとることが大事だと私は思います。
     例えば、この間、朝会などで市長が直接一言述べるような場面などはあったのでしょうか。そういったことが行われたのか、伺いたいと思います。 ◎粟崎 職員部長  市長職員と直接話をするような機会を設けているのかというご質問かと思います。  例えば、区役所などの各職場市長みずから定期的に訪問しており、現場での職員働きぶりを直接視察するとともに、職員と話す機会をつくっております。また、そういった職場訪問の際には、若手職員などとランチミーティングを開催し、業務に係ることはもちろんのこと、市長経験談や私生活などについてもお話をいただいているとお聞きしており、職員には貴重な機会となっているのではないかというふうに考えております。  そのほか、雪まつり雪像制作やその他のイベントに携わった職員被災地派遣に向かう職員などに対しては直接激励を行ったりしていただいております。また、年末年始の挨拶などでは、全職員に対して、直接、ねぎらいの言葉、はたまた注意喚起言葉をいただくことなどもございます。さまざまな機会を通じて、職員に直接思いを伝えていただいているものと考えております。 ◆平岡大介 委員  先ほど、再発防止策の中で、上司部下コミュニケーション不足があり、そういったところもしっかりと考えていかないとならないという話がありました。私は、日ごろから、市長が、各局の一般職員に対し、例えば先ほど激励をしているといったこともありましたが、何か困っていることはないかとか、コミュニケーションをとって職員の気持ちを聞いて、市長の意向を伝えていくことが今後ますます重要になるのではないかというふうに思っています。市長職員と顔を合わせて意見交換する機会をさらにふやしていくべきと求めておきます。  本市職員による談合契約違反、傷害、暴行、わいせつ行為などの不正、不祥事は、昨年度は、免職3人を含む20人、13件で、今年度は、免職5人を含む39人、26件です。これは、昨年度と比べて2倍の数です。これだけの不正、不祥事が繰り返され、ふえているということは異常事態です。  前段に述べられた再発防止策がきちんととられ、改善されていくのか、そして、原因究明も含めて今後の対応を我が会派としても注視していきます。このことを申し上げて、質問を終わります。 ○阿部ひであき 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○阿部ひであき 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○阿部ひであき 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第63号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○阿部ひであき 委員長  異議なしと認め、議案第63号は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後2時37分...