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  1. 札幌市議会 2015-12-10
    平成27年第 4回定例会−12月10日-04号


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成27年第 4回定例会−12月10日-04号平成27年第 4回定例会                平成27年   第4回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 4 号 )            平成27年(2015年)12月10日(木曜日)          ―――――――――――――――――――――――――――議事日程(第4号)  開議日時 12月10日 午後1時 第1 議案第10号(市長提出)   (1件に対する委員長報告等) 第2 議案第1号から第9号まで、第11号から第16号まで、第18号から第22号まで(市長提出)   (20件に対する委員長報告等) 第3 議案第23号、諮問第1号(市長提出追加日程 決議案第1号 追加日程 意見書案第1号から第6号まで 第4 札幌市選挙管理委員及び補充員の選挙  ――――――――――――――――――――――――――
    〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第10号 公の施設の指定管理者の指定の件(身体障害者福祉センター) 日程第2 議案第1号 平成27年度札幌市一般会計補正予算(第4号)  議案第2号 平成27年度札幌市土地区画整理会計補正予算(第1号)  議案第3号 平成27年度札幌市国民健康保険会計補正予算(第2号)  議案第4号 平成27年度札幌市後期高齢者医療会計補正予算(第2号)  議案第5号 平成27年度札幌市介護保険会計補正予算(第3号)  議案第6号 公の施設の指定管理者の指定の件(藤野野外スポーツ交流施設)  議案第7号 公の施設の指定管理者の指定の件(市民交流プラザ文化芸術劇場及び文化芸術交流センター))  議案第8号 公の施設の指定管理者の指定の件(豊平館)  議案第9号 公の施設の指定管理者の指定の件(地域生活支援センターさっぽろ)  議案第11号 公の施設の指定管理者の指定の件(老人休養ホーム)  議案第12号 公の施設の指定管理者の指定の件(豊平川さけ科学館)  議案第13号 札幌市職員の退職管理に関する条例案  議案第14号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例案  議案第15号 札幌市職員給与条例等の一部を改正する条例案  議案第16号 札幌市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第18号 財産の取得の件(街路用地)  議案第19号 財産の処分の件議決変更の件(住宅団地用地)  議案第20号 町の区域を変更する件  議案第21号 平成28年度当せん金付証票発売限度額を定める件  議案第22号 市道の認定及び変更の件 日程第3 議案第23号 固定資産評価審査委員会委員選任に関する件  諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦に関する件 追加日程 決議案第1号 北海道新幹線札幌駅のホームを現駅に併設するよう求める決議 追加日程 意見書案第1号 ブラッドパッチ療法保険適用及び脳脊髄液減少症治療推進を求める意見書  意見書案第2号 地方大学機能強化を求める意見書  意見書案第3号 夜間中学の整備と拡充等を求める意見書  意見書案第4号 多子世帯保育料負担軽減策の実施を求める意見書  意見書案第5号 遺伝子組換え食品表示義務の拡大を求める意見書  意見書案第6号 林業・木材産業成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書 日程第4 札幌市選挙管理委員及び補充員の選挙  ――――――――――――――――――出席議員(68人)  議   長       鈴 木 健 雄  副 議 長       恩 村 一 郎  議   員       村 山 拓 司  議   員       村 松 叶 啓  議   員       松 井 隆 文  議   員       中 川 賢 一  議   員       成 田 祐 樹  議   員       かんの 太 一  議   員       岩 崎 道 郎  議   員       松 原 淳 二  議   員       竹 内 孝 代  議   員       わたなべ 泰行  議   員       前 川 隆 史  議   員       平 岡 大 介  議   員       田 中 啓 介  議   員       中 山 真 一  議   員       伴   良 隆  議   員       阿部 ひであき  議   員       小 竹 ともこ  議   員       北 村 光一郎  議   員       中 村 たけし  議   員       林   清 治  議   員       村 上 ゆうこ  議   員       小 口 智 久  議   員       好 井 七 海  議   員       丸 山 秀 樹  議   員       池 田 由 美  議   員       太 田 秀 子  議   員       村 上 ひとし  議   員       石 川 佐和子  議   員       飯 島 弘 之  議   員       こじま ゆ み  議   員       佐々木 みつこ  議   員       宗 形 雅 俊  議   員       よこやま 峰子  議   員       小須田 悟 士  議   員       山 口 かずさ  議   員       小 川 直 人  議   員       しのだ 江里子  議   員       長谷川   衛  議   員       福 田 浩太郎  議   員       國 安 政 典  議   員       小 形 香 織  議   員       細 川 正 人  議   員       長 内 直 也  議   員       五十嵐 徳 美  議   員       山 田 一 仁  議   員       こんどう 和雄  議   員       峯 廻 紀 昌  議   員       桑 原   透  議   員       三 宅 由 美  議   員       ふじわら 広昭  議   員       大 嶋   薫  議   員       伊 藤 理智子  議   員       坂本 きょう子  議   員       高 橋 克 朋  議   員       勝 木 勇 人  議   員       宮 村 素 子  議   員       三 上 洋 右  議   員       武 市 憲 一  議   員       小 野 正 美  議   員       畑 瀬 幸 二  議   員       福 士   勝  議   員       伊与部 年 男  議   員       本 郷 俊 史  議   員       涌 井 国 夫
     議   員       堀 川 素 人  議   員       松 浦   忠  ――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ―――――――――――――――――― 〇説明員  市   長       秋 元 克 広  副 市 長       町 田 隆 敏  副 市 長       板 垣 昭 彦  副 市 長       吉 岡   亨  交通事業管理者  交 通 局 長     相 原 重 則  水道事業管理者  水 道 局 長     渡 邊 光 春  病院事業管理者  病 院 局 長     関   利 盛  危機管理対策室長    河 原 正 幸  市長政策室長      岸   光 右  総 務 局 長     野 崎 清 史  市民まちづくり局長   池 田 佳 恵  財 政 局 長     藤 原 知 朗  保健福祉局長      瀬 川   誠  子ども未来局長     村 山 英 彦  環 境 局 長     谷 江   篤  経 済 局 長     荒 井   功  観光文化局長      小 西 正 雄  建 設 局 長     若 松 郁 郎  都 市 局 長     京 谷   篤  会 計 室 長     木 村 義 広  消 防 局 長     佐 藤   有  教育委員会教育長    長 岡 豊 彦  教育委員会委員     阿 部 夕 子  選挙管理委員会委員長  常 田 豊 明  選挙管理委員会委員   小 谷 俵 藏  選挙管理委員会委員   笹 出 昭 夫  選挙管理委員会委員   湊 谷   隆  人事委員会委員長    大 塚 龍 児  人事委員会事務局長   堀 口 洋 一  監査委員        藤 江 正 祥  監査事務局長      吉 澤 政 昭  ――――――――――――――――――事務局出席職員  事 務 局 長     本 間 章 弘  事務局次長       小 島 祐 司  政策調査課長      中 田 光太郎  議 事 課 長     酒 井 欣 洋  調 査 係 長     石 堂 正 章  議 事 係 長     深 井 貴 広  委員会担当係長     斉 藤 匡 朋  委員会担当係長     八 代   吟  書   記       太 田 真 司  書   記       下 間 孝 洋  ――――――――――――――――――       開 議 午後1時1分  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) ただいまから、本日の会議を開きます。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) 出席議員数は、65人です。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) 本日の会議録署名議員として岩崎道郎議員、坂本きょう子議員を指名します。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) ここで、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長本間章弘) 報告いたします。  去る12月7日、市長及び教育委員会教育長から、石川佐和子議員文書質問に対する答弁書が、また、人事委員会委員長から、議案第13号 札幌市職員の退職管理に関する条例案、議案第14号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例案、議案第15号 札幌市職員給与条例等の一部を改正する条例案に対する意見書が提出されましたので、その写しを各議員控室に配付いたしました。  本日の議事日程議案審査結果報告書は、お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔報告書巻末資料に掲載〕  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) これより、議事に入ります。  日程第1、議案第10号を議題とします。  地方自治法第117条の規定により、細川正人議員の退席を求めます。  (細川正人議員退席) ○議長(鈴木健雄) 委員長報告を求めます。  厚生委員長 丸山秀樹議員。  (丸山秀樹議員登壇) ◆丸山秀樹議員 厚生委員会に付託されました議案第10号 公の施設の指定管理者の指定の件(身体障害者福祉センター)について、その審査結果をご報告いたします。  本件は、札幌市身体障害者福祉センター指定管理者として公益社団法人札幌身体障害者福祉協会を指定するものですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(鈴木健雄) ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 質疑がなければ、討論に入りますが、通告がありませんので、採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 異議なしと認めます。  したがって、本件は、可決されました。  ここで、細川正人議員の入場を求めます。  (細川正人議員入場)  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) 次に、日程第2、議案第1号から第9号まで、第11号から第16号まで、第18号から第22号までの20件を一括議題とします。  委員長報告を求めます。  まず、総務委員長 北村光一郎議員。  (北村光一郎議員登壇) ◆北村光一郎議員 総務委員会に付託されました議案5件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第1号 平成27年度札幌市一般会計補正予算(第4号)中関係分、議案第12号 公の施設の指定管理者の指定の件(豊平川さけ科学館)及び議案第15号 札幌市職員給与条例等の一部を改正する条例案の3件についてですが、主な質疑として、衛星通信ネットワークシステムについて、更新により、災害時でも国等への確実な情報伝達ができ、円滑な消防・救急活動が可能となるとのことだが、どのような機能の強化が図られるのか。白石清掃工場の整備について、高効率の廃棄物発電装置を導入していることから、ほかの清掃工場に比べ、機械への負荷が大きく、きめ細やかな管理が重要だが、どのような基準で行っているのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第1号中関係分、第12号及び第15号の3件は、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第14号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例案についてですが、質疑はなく、討論を行いましたところ、日本共産党太田委員から、否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第14号は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第13号についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。
    ○議長(鈴木健雄) 次に、財政市民委員長 小川直人議員。  (小川直人議員登壇) ◆小川直人議員 財政市民委員会に付託されました議案3件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第1号 平成27年度札幌市一般会計補正予算(第4号)中関係分については、マイナンバー制度の開始に伴い、区役所業務が増加するため、臨時職員の雇用にかかわる経費を追加するものなどですが、質疑はなく、討論を行いましたところ、日本共産党伊藤委員から、否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第1号中関係分は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第20号及び第21号の2件についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(鈴木健雄) 次に、厚生委員長 丸山秀樹議員。  (丸山秀樹議員登壇) ◆丸山秀樹議員 厚生委員会に付託されました議案第1号 平成27年度札幌市一般会計補正予算(第4号)中関係分、議案第3号 平成27年度札幌市国民健康保険会計補正予算(第2号)、議案第4号 平成27年度札幌市後期高齢者医療会計補正予算(第2号)、議案第5号 平成27年度札幌市介護保険会計補正予算(第3号)、公の施設の指定管理者の指定に係る議案第9号及び議案第11号の6件について、その審査結果をご報告いたします。  質疑はなく、討論を行いましたところ、日本共産党池田委員及び市民ネットワーク北海道石川委員から、議案第1号中関係分について、否決すべきものとの立場でそれぞれ意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第1号中関係分については、賛成多数で可決すべきものと、その他の議案5件については、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(鈴木健雄) 次に、建設委員長 伴 良隆議員。  (伴 良隆議員登壇) ◆伴良隆議員 建設委員会に付託されました議案5件につきまして、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第1号 平成27年度札幌市一般会計補正予算(第4号)中関係分及び議案第2号 平成27年度札幌市土地区画整理会計補正予算(第1号)の2件についてですが、主な質疑として、繰越明許費について、法に定める要件には該当せず、適正な手順で事業を進めていれば措置する必要はなかったと考えるがどうか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案2件は、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第19号 財産の処分の件議決変更の件(住宅団地用地)についてですが、主な質疑として、事業用定期借地権に基づく賃貸借契約の締結に当たり、土地の購入を希望した企業が当該借地を買うことができない場合、契約の満了に伴い、どうなるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第19号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第18号及び第22号の2件についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(鈴木健雄) 次に、経済委員長 しのだ江里子議員。  (しのだ江里子議員登壇) ◆しのだ江里子議員 経済委員会に付託されました議案5件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第16号 札幌市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例案についてですが、主な質疑として、病床数の適正化について、療養環境の改善や経常収支の向上につなげるため、個室化を進めるなど、さらなる削減に取り組むべきと考えるが、どうか。また、今回の改正により、入院患者の病態に応じた体制整備を図るとのことだが、病床の再編に伴い、看護職員労働環境は改善されるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第16号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第1号 平成27年度札幌市一般会計補正予算(第4号)中関係分及び公の施設の指定管理者の指定に係る議案第6号から第8号までの4件についてですが、主な質疑として、市民交流プラザに関連して、事業の運営に当たってはにぎわいの創出や経済効果の観点も重要であるが、管理者には十分な実績がないため、市が主導しながら、目標を定め、検証していくべきと考えるが、どうか。魅力的な事業展開を期待する一方、費用面の認識も重要であり、供用開始に向け、適正な準備が必要と考えるが、今後どのような経費を見込んでいるのか。開業まで施設は担当部が所管するとのことだが、本市の文化芸術の質の向上に資する事業であり、文化部が取り組む重要な使命と考えるが、どう連携していくのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案4件は、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(鈴木健雄) ただいまの各委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 質疑がなければ、討論に入ります。  通告がありますので、順次、発言を許します。  まず、田中啓介議員。  (田中啓介議員登壇) ◆田中啓介議員 私は、日本共産党所属議員を代表して、ただいま議題となっております議案第1号から第9号、第11号から第16号、第18号から第22号までの20件中、議案第1号 一般会計補正予算(第4号)、議案第14号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例案の2件に反対、残余の議案18件に賛成の立場から、討論を行います。  議案第1号 一般会計補正予算は、歳入歳出予算補正総額で6億3,890万円となるものですが、マイナンバー制度に関する予算が組まれているため、反対です。  今回の補正は、個人番号カードを窓口で交付するために、臨時職員を配置し、健康増進事業等検診システムの再構築と同時に、マイナンバーと接続できるシステム改修が行われるものです。  この間、我が党は、再三、マイナンバー制度の問題と危険性を指摘してきましたが、既に個人情報漏えい事件と、制度を悪用した詐欺事件も全国で多発しています。情報漏えいが起こるたびにさらなるセキュリティーの改修が必要となり、将来にわたり莫大な税金がつぎ込まれることになります。また、警察と税務署が内偵調査を口実に規制なく番号を使えることなど、国民のプライバシーが侵害され、国家権力による監視社会に突き進むものです。さらに、この制度は、新たな大型公共事業として大手企業が群がる利権や癒着の温床になっていることが明らかです。百害あって一利なしのマイナンバー制度は、国に対して中止を求めるべきです。  議案第14号に反対する理由は、人事評価制度が盛り込まれているからです。  本市は、1996年から人事評価制度人事委員会の規則として導入しています。今回、条例化することで、これまで以上に職員の自主性や自立性を上から抑え込み、職員へさらに精神的・身体的負担を課すことにつながることが危惧されます。能力・成果主義による人事管理は、過度な競争で職場の人間関係を壊し、住民本位の仕事やサービスの低下を招くことが懸念され、問題です。  我が党は、これまでも一貫して問題点を指摘してきましたが、憲法に基づく全体の奉仕者として中立・公平、安定性を確保し、公務員としての専門性の保障、組織的に職務を遂行する体制を確保することが求められています。市民の権利と福祉の向上のためにその能力を発揮すべきであり、人事評価制度は、その役割を大きくゆがめるものにつながることから、反対です。  なお、今定例会に提案されている指定管理者制度の点について、一言、申し上げます。  利用者、特に高齢者、障がい者などが利用する教育・福祉・医療分野の施設や地域の住民が利用するコミュニティ施設では、利用者との信頼関係の構築と、職員の専門性と経験の蓄積が求められることから、指定管理者制度の導入はすべきではありませんでした。2014年度は、133施設に指定管理者制度が導入され、3,386人が働いていますが、非正規職員が67%で、賃金は正職員の6割程度にすぎません。指定管理者制度は、低賃金、不安定雇用を生んできました。官製ワーキングプアを解消するためには、制度のあり方そのものを抜本的に見直すべきです。  以上で、私の討論を終わります。(拍手) ○議長(鈴木健雄) 次に、松浦 忠議員。  (松浦 忠議員登壇) ◆松浦忠議員 私は、ただいま上程されている全案件について、賛成であります。  本来なら反対すべきものも中に幾つかありますが、秋元市長が就任する以前からの案件でありますので、この議会は市長へのご祝儀ということで賛成に回りました。しかし、大事なことを指摘しなければなりませんので、指摘をしておきます。  この中で、議案書7ページ、議案第1号の繰越明許費、第2条のところですね。この繰越明許費は、地方自治法の第213条にも書かれているのですが、本来的に、繰越明許費というのは、予算を計上して、災害その他、人知が及ばない、そういう状況のときに初めて繰越明許となるものであります。  ところが、今回の場合は、災害があったかといったら、災害もない。人知の及ばないことかといったら、全くそうではない。むしろ、人知も及ぶし、率直に言うと、人間が適正な対応をしていなかった、怠慢である、こう指摘せざるを得ません。  それは何かといったら、土木費の、今度は9ページをめくると、繰越明許費、第7款 第2項で道路橋りょう費、そして、事業名街路新設改良で4,550万円となっているのですが、これは、JR篠路鉄道高架事業の中身であります。  実は、どういうことが繰越明許の対象になっているかといえば、高架事業をやるわけですね。今、地上を走っている線路を、高く、コンクリートの橋をつくって、その上に走らせる。これは、従来は、線路は線路で構造物をつくる、そして、駅舎をつくるときには、その線路の上に駅舎をつくったら、基礎部分は建築として別にまた構造物をつくる、こういうことであったのです。  しかし、たまたま、平成25年以前に、国内で同じような自治体で事業をやっているところが、経費の節減でそれを合理的にやろうということを考えて、そして、線路を乗せている橋梁の足の部分、橋脚部分、ここに上屋の建築の基礎になる部分をぴたっとひっつけた。いわゆる線路を乗せる橋脚の基礎に建物の建築の基礎をつけて一体化し、そのことによってかなり経費が節減できた。そこで、平成25年に、国土交通省の担当の課が、事業をやっている全国の自治体の担当者を集めて、こういう事例があるので、経費節減なので、これをよく検討して対応していただきたいと、わかりやすく言えばこういう勉強会をやったんですよ。これが25年です。そして、26年度が過ぎました。  いよいよ平成27年に、この建物、あるいは駅周辺の具体的な設計にかかるということになって、設計案をまとめて、6月に国土交通省に承認をとりに出張いたしました。そうしましたら、国土交通省では、あれ、これは、おととし、皆さんにこういうことを検討してくださいよということで勉強会を開いたよね、それはどこへ行ったのと、わかりやすく言えば。これは昔のやつでしょう、経費を節減していないでしょうということで返されてきたんです。6月ですよ。さあ、そこで、今度は、やり直すとなったら、これから設計書をつくってコンサルタントに頼んで、そして上がってきてからとなったら、これは、全然、間に合わぬということで、それじゃ、繰越明許という手法があるから、それを使って繰り延べするかと、中身はこういうことなんです。  これは、本来であれば、6月にそれが返ってきてからでも、既に他都市でやっているわけですから、その内容を聞いて、そして、篠路の条件を当てはめてやれば、こんなもの、すぐに設計できるんです。間に合うんです。それもやっていない。  基本的に、本件の場合は何が正しい地方自治法上の会計の扱いかといったら、これは、予算を減額補正するんです、4,550万円を。そして、来年度、改めてこれを計上して、やりますと。減額補正の理由は何だといったら、さっきのようなことで、もうチョンボしていました、やるべきことをやっていませんでした、申しわけない、こういうことになるのですよ。  そうすると、その担当の課長だとか職員を市長はどう評価するかといったら、15%の特別昇給枠、6年に1回、1号俸の特別加算がある。少なくともこの延伸の対象になる。もっと言えば、昇給を4号俸にさせるかどうか、場合によっては、1号俸か2号俸か、昇給を減額する、これが人事評価なんです。この対象になる事項なんです。  したがって、私は、ここは、しっかりと、新市長、とりわけ担当している副市長、吉岡副市長、あなたは、しっかりとこういうことについて点検をして、そして、適正な業務執行に当たらないと、秋元市長の補佐役としての職務を全うできていない、こういうことになっていくんです。私が吉岡副市長の人事案件で反対したのは、ここにあるんです。ずっと見ていて、私は、このことを懸念したから反対したんです。  したがって、今後、こういうことのないように、3人の副市長は市長をしっかりと補佐するように、そのためにあなた方は3人もいるんですから。私が出たときまでは、助役は2人だったんです。  それからもう一つ、局長もそれぞれいるけれども、札幌市の条例を見ると、事務分掌では、市長から仕事の分任が具体に定められている条例は課長までなんですよ。部長、局長については、その所管のポストについて、その傘下にいる課長の業務をそれぞれ掌握して職務の執行に当たるとしか、これ以外はどこにも書いていないんです。そういう解釈しかないんです。  したがって、ここに出ている所管の局長、あなたもしっかりせんきゃだめだ。このことを申し上げて、特に、局長になったら年間1,000万円の所得がある、こう言われております。民間で1,000万円の所得をもらっている社長は、今、札幌市内の地場の会社で一体何%いるか。このこともしっかり肝に銘じていただきたい。私は、これを厳しく指摘して、討論とさせていただきます。 ○議長(鈴木健雄) 次に、石川佐和子議員。  (石川佐和子議員登壇) ◆石川佐和子議員 私は、市民ネットワーク北海道を代表し、ただいま議題となっております議案第1号 平成27年度札幌市一般会計補正予算(第4号)に反対、残余の議案19件には賛成の立場で、討論をいたします。  議案第1号においては、歳入歳出予算の総額に追加する6億3,890万円中、いわゆるマイナンバー制度関連として、総務費、保健福祉費、合わせて1,740万円が含まれ、また、2,027万1,000円の債務負担行為補正が計上されています。議案中の検診システムについては、健康管理に関しておくれている現行システムの機能拡充の観点から重要と考えますが、システム機能拡充とあわせて、個人情報漏えい等が危惧されているマイナンバー制度、つまり情報提供ネットワークシステムを利用した情報連携の開始に備えた業務対応もあわせて行うとして2,377万1,000円の補正をするものであり、これには賛成できません。  マイナンバー制度関連の2015年度予算は既に21億2,844万円となっており、今回の補正でさらに追加するものであり、マイナンバー制度の導入に向けた取り組みに対し、市民ネットワークは、一貫して反対の立場で意見を申し上げてきました。既に通知カードの発送が始まっていますが、頻繁に誤配達の報道がある中、札幌市においても、区役所窓口で住民票発行機の操作ミスで個人番号の誤った交付があり、また、不着による返戻が約10万件と当初見込みの10倍となっているなど、セキュリティーとは別の次元でマイナンバー制度は既に破綻していると言わざるを得ません。  個人情報漏えいの8割が人為的ミスや故意によるものと言われており、万全のセキュリティーはありません。また、特定個人情報保護委員会のメンバーに欠員があり、情報管理体制を監視する第三者機関として十分に機能しないまま、2016年1月から制度が開始されるという事態は、非常に危険であり、国の無責任さを露呈しております。また、報道によりますと、マイナンバーを保管した各自治体のシステムをつなぐ中間サーバーのソフトウエア開発がおくれているとも指摘をされています。国は12月までを予定としていますが、何回も予定を延期しており、接続時にふぐあいが起これば、中間サーバーが一番問題だろうとも言われています。全国2カ所の中間サーバーに全国民の最新の情報を集約する中で、一度、情報が漏えいすると被害は甚大です。  日本年金機構から大量の個人情報が流出し、国が情報をコンピューターで管理しても安全ではないことが明らかになっている中、2016年12月からは住民票等のコンビニ交付が開始予定となっているなど、拡大利用が宣伝される一方、リスクに対する説明が極めて不十分であり、米国や韓国等での成り済まし被害の深刻さなどからも、市民の不安が広がっています。むしろ、個人番号カードを申請しなくても、手続上、何ら困ることはなく、市民がみずからを守るためにカード申請しないことも選択できることをもっと積極的に市民に周知すべきです。法定受託事務とはいえ、個人番号にさまざまな情報をひもづけた利用範囲拡大に市民の不安が募る中、市民の個人情報連携等を行う準備を進めることは、市民のプライバシーの侵害や情報漏えいの危険性を増大するものであり、市民の生命と財産を守ることにつながらないと考えることから、議案第1号について反対をいたします。  以上で、私の討論を終わります。 ○議長(鈴木健雄) 次に、中山真一議員。  (中山真一議員登壇) ◆中山真一議員 維新の党の中山でございます。  私は、議案第15号 札幌市職員給与条例等の一部を改正する条例案に反対、残余の議案については賛成の立場から、討論を行います。  議案第15号は、本市一般職員の給与と特別職職員の期末手当の引き上げが一体となった議案であります。まず、本市一般職職員の給与については、平成14年以降、一昨年まで、都合3年間の据え置き期間を除き、一貫して引き下げられてきました。今回は、特に若年層に配慮した引き上げということもあり、人事委員会の勧告どおり、引き上げには同意いたします。一方、議員報酬は、平成4年以降、24年間、据え置かれてきました。このたびの本条例案が了承されますと、第6条及び第7条により、連動して議員の期末手当が引き上げられることとなります。  少子高齢化・人口減少社会を迎え、厳しい財政状況が続いている中、徹底した行財政改革が求められています。こうした中、さまざまな行政課題を解消し、市民生活を向上させるために、まず、議員みずからが身を律していく必要があると考えます。現時点において、議員の期末手当を引き上げるにふさわしい状況にはないと考えます。金融政策と財政出動によって、この3年間、経済が上向いてきたとはいえ、この北海道、札幌の現場において地域の皆さんと話をしていても、給料が上がって生活がよくなったという話はほとんど聞こえてこないのが現実です。限られた市政の経営資源の中で、市民の信頼に応えていくという観点からも、市民からの理解は、到底、得られません。市民生活に影響のない範囲での行政コストは、可能な限り減らしていくべきであり、そうでなければ、その財源を少しでも子育てや福祉、除排雪など本当に市民が求めているものに充当すべきと考えます。  本議案は、本市一般職職員の給与と特別職職員の期末手当の引き上げが一体となった議案でありますが、この特別職職員の期末手当の引き上げには同意しかねます。以上の理由から、議案第15号に反対いたします。  なお、議案第1号 一般会計補正予算には、議員の期末手当の引き上げに係る議会費が含まれております。本来であれば、修正案を提出したいところでありますが、1人会派では提出することができません。本補正予算のそれ以外の部分については賛同するものであり、あわせて、市民生活に直結するものが数多く含まれていることも鑑み、議案第1号については、やむなく賛成をいたします。  以上で、私の討論を終わります。 ○議長(鈴木健雄) 以上で討論を終了し、採決に入ります。  この場合、分割して採決を行います。  まず、議案第1号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(鈴木健雄) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、議案第14号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(鈴木健雄) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、議案第15号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(鈴木健雄) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、議案第2号から第9号まで、第11号から第13号まで、第16号、第18号から第22号までの17件を一括問題とします。  議案17件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(鈴木健雄) 異議なしと認めます。  したがって、議案17件は、可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) 次に、日程第3、議案第23号、諮問第1号の2件を一括議題とします。  本件は、市長の提出によるものです。  提案説明を求めます。  秋元市長。  (秋元克広市長登壇) ◎市長(秋元克広) ただいま上程をされました議案1件及び諮問1件につきましてご説明申し上げます。  まず、議案第23号は、固定資産評価審査委員会委員選任に関する件であります。  札幌市固定資産評価審査委員会委員であります山本剛司氏は、来る12月14日をもって任期満了となりますが、引き続き同氏を選任することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。  山本剛司氏は、昭和60年に公認会計士の登録をされ、現在、公認会計士山本剛司事務所所長をされているほか、平成24年12月から札幌市固定資産評価審査委員会委員に就任されている方であります。  次に、諮問第1号は、人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。  札幌市を職務区域とする人権擁護委員であります井上歳郎氏、大鹿祐太郎氏、田中シヅヱ氏、福岡 薫氏、山田明子氏の5氏は平成27年12月31日をもちまして、また、坂田祚子氏、高橋 剛氏の2氏は平成28年3月31日をもちましてそれぞれ任期満了となりますので、井上歳郎氏、大鹿祐太郎氏、坂田祚子氏、高橋 剛氏、福岡 薫氏、山田明子氏の6氏につきましては引き続き推薦することを適当と認め、また、田中シヅヱ氏の後任といたしまして濱田啓子氏を推薦することを適当と認め、議会の意見を求めるため、本案を提出したものであります。  井上歳郎氏は、現在、株式会社北海道教育互助センター代表取締役として活躍されており、平成25年1月から人権擁護委員に就任されている方であります。  大鹿祐太郎氏は、平成14年に弁護士の登録をされ、平成25年1月から人権擁護委員に就任されている方であります。  坂田祚子氏は、平成19年4月から人権擁護委員に就任されている方で、現在、札幌人権擁護委員協議会高齢者・障がい者人権委員会副委員長をされております。  高橋 剛氏は、昭和57年に弁護士の登録をされ、平成16年4月から人権擁護委員に就任されている方であります。  濱田啓子氏は、現在、医師として勤務するとともに、女性の社会的地位と職業水準の向上を図ること等を目的とする団体である日本BPW連合会副理事長としてご活躍されている方であります。  福岡 薫氏は、長く法務局に勤務され、平成22年1月から人権擁護委員に就任されている方で、現在、札幌人権擁護委員協議会副会長等をされております。  山田明子氏は、長く教職に携わり、札幌市立札幌中学校校長等を歴任され、平成25年1月から人権擁護委員に就任されている方であります。  以上で、ただいま上程をされました各案件についての説明を終わりますが、何とぞ原案のとおりご同意くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(鈴木健雄) これより、質疑・討論の通告がありませんので、採決に入ります。  議案第23号については同意することに、諮問第1号については推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 異議なしと認めます。  したがって、議案第23号については同意することに、諮問第1号については推薦することを適当と認めることに決定されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) ここで、日程に追加して、決議案第1号 北海道新幹線札幌駅のホームを現駅に併設するよう求める決議を議題とします。  本件は、総合交通調査特別委員会の提出によるものです。  提案説明を求めます。  総合交通調査特別委員長 國安政典議員。  (國安政典議員登壇) ◆國安政典議員 総合交通調査特別委員会の提出による決議案第1号 北海道新幹線札幌駅のホームを現駅に併設するよう求める決議について、提案の趣旨をご説明いたします。  北海道新幹線は、本年1月に、政府・与党整備新幹線検討委員会において、札幌までの延伸を5年前倒しし、平成42年度末の開業を目指すことが決定されたところであります。本市では、国の認可などから、JR札幌駅に併設して新幹線駅を設置するとの認識のもと、駅周辺におけるまちづくりの検討を進めてきております。  しかしながら、先般、北海道旅客鉄道株式会社が、新幹線札幌駅のホーム位置を、現認可案のほか、地下や東側、西側の計4案を検討している旨の報道があり、本市に対し、検討経緯に関する見解が示されました。本市は、現駅に新幹線ホームが設置されることを前提として、各交通機関との乗り継ぎ利便性の向上等を念頭に駅周辺のまちづくりの検討を進めてきた経緯があり、新幹線ホーム位置の変更はこの検討に大きな影響を与えるものであります。  本委員会では、このような経緯を踏まえ、同社に対し、現認可案のとおり、北海道新幹線札幌駅のホームを現駅に併設することを求めるべきとの結論に至り、このたび、本決議案を提出したものであります。  議員各位におかれましては、ただいまの提案趣旨をお酌み取りいただき、ご賛同いただくことをお願い申し上げ、提案説明を終わります。 ○議長(鈴木健雄) これより質疑に入りますが、通告がありませんので、討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  松浦 忠議員。  (松浦 忠議員登壇) ◆松浦忠議員 私は、ただいま上程されております北海道新幹線札幌駅のホームを現駅に併設するよう求める決議案について、賛成の立場でありますが、内容について幾つか指摘をしたいと思います。  まず、新幹線というのは、実は、私が工業学校を卒業して日本国有鉄道に就職した1959年、昭和34年4月1日に私は就職したのですが、その4月20日に着工されて10年の歳月、そして3,800億円、そのうち世界銀行からも融資を受けるというようなことで、これが東京オリンピックに間に合うように開業されたということであります。  私は、とりわけ新幹線には思い出深いものがありまして、昭和39年1月末に、当時、小田原市の鴨宮というところに新幹線の200キロの試験運転区間がございました。そこに、たまたま当時、私は信号制御関係の現場で保守点検をやっておりまして、協議会がありまして、北海道の代表として、当時、日本国有鉄道始まって以来、民間から総裁が出るということで、石田禮助さんという三井の大番頭ですが、当時90歳に近い人が無給で総裁になられて新幹線の建設などの指揮をとられたわけであります。その協議会に出たご褒美に、鴨宮に行きまして試験区間で200キロの速度を出す列車に試乗いたしました。びっくりしました。  以来、それから47年がたつわけでありますが、今、こういう決議案を議会が出さなきゃならないということに対して、市長以下、行政の皆さん、そして、私を含めて、議員も、ちょっとこれは振り返って反省しなきゃいかんなと思っているんです。というのは、当初、新幹線は室蘭回りで苫小牧、千歳を経由して入ってくる。こういうことで、私が議員になった1983年の段階ではまだ高架になっていません。そして、線路の南側に新幹線用の用地がありました。昭和34年から東京オリンピックのころは、まだ、日本の国内も世界も産業の中心は鉄鋼でありました。いわゆる重厚長大と言われました。ところが、東京オリンピックを一つの境にして、だんだんと、電気計算機、いわゆる弱電、少ない電気でもっていろんなものを活用する、こういうような方向に産業の構造が変わってまいりました。  そこで、私は、1期目のときに、当時の市の幹部と話をしまして、苗穂と白石の間、東2丁目と3丁目か4丁目のあたり、2丁間だったか、道路がないために線路の縁の土地を活用できないということがありまして、当時の幹部と話をいたしまして、もう新幹線は室蘭回りがなくなることは間違いない、したがって、このいい場所の土地をむしろ活用するように道路をつけるべきだということで、実は、その当時、川口さんが建設局長で、担当の助役が神戸さんだったんですが、話をしましてここに道路をつけることにしました。もうその時点から、新幹線はいわゆる噴火湾回りはないということであります。そうすると、当時から、入ってくるとすれば倶知安から真っすぐ山の下を潜って入ってくる、こういうことになっておりました。そこで、当然、向こうの西側のほうには用地を確保していないわけですから、そうすると、どういう形で入れるかということは、札幌市も、当時の国鉄、そして、今のJRも含めて検討しておかなければならない課題であった。特に、新幹線の5線着工が決まった段階で、遅かれ早かれ来るわけですから、札幌市も、新幹線のホームをどうやってどこにつくるのかということについてJR側と協議をしなければならなかった。しかし、これが全く協議されていない。  私は、今の高架の担当部長に話をるる聞いたら、JRから説明がなかっただけなんですね。説明がないのではなくて、少なくとも工事費の3分の1を北海道と札幌市が半分ずつ負担するわけですから、およそ16.5%ですか、17.5%ですか、17.5%を負担するわけですから、したがって、このことについては協議しておかなきゃならぬ。  そして、今、協議する中でどういうことができるかといったら、例えば、今のホームで発着しているものは、できるだけホームを、例えば1番、2番を新幹線の着発ホームの専用にする。それじゃ、今、列車が着発している分をどうやってあけていくかとなったら、一つの検討方法としては、今現在の番線に入ってきて停留している、こういうものの乗降時間をできるだけ短くして、例えば、苗穂まで回送して、苗穂の運転区には車両を留置する線路がありますから、そういうところに留置しておいて、発車5〜6分前に入線させてくる。そういうこともできますし、いろいろな方法があるんです。そういうことは、別にプロでなくても、大体のやり方を聞いたら、検討すれば誰でもわかることなんです。  そういうことを、やっぱり札幌市はきちっとやっていかなかったら、この中にもあるように、地下鉄もそうですし、いろんなバスターミナルも含めて、そういうことで整備をしてきていますから、したがって、そういうことについて全く市側が対応されていない。今現在、市民まちづくり局の中に、総合交通、いわゆる新幹線推進室というのがあって、部長職の室長、課長、係長、担当者で4人もいるんです、4人も。空港も担当しているにしても、4人もいてですよ、JRが何も言ってこなかったから知らなかった、わかりませんでは、これは何をしておるのかということなんです。  したがって、私は、先ほど議案第1号のところの繰越明許費でも指摘しましたけれども、やっぱり、市の職員の業務に対する取り組みの仕方、これについても問題があると思っています。  それから、私は、人事にも問題があると思っています。例えば、新幹線室長なんかは、専門的なことがわからぬというのだったら、今のJRは、50歳でもって、一応、JR本体の仕事から外れて子会社に出向して、そして定年までいる、こうなっています。そうすると、50歳になった人で、例えば課長職なんかでも適当な人を札幌市として採用する、中途採用。そして、年数がたって、最後は部長あたりでやめてもらう。そして、本当に札幌市の職員の立場でしっかりとこういうことに取り組んでもらうと、こういう人事のあり方なども検討していかなきゃならぬのです。これらを含めて、全くやられていない。  前に堀川議員が指摘しましたけれども、上田市長のときに、3人の課長職を任期1年で採用したら、みんな非協力で、最終的に余り仕事もできないでやめていって、堀川議員が調査したら、希望を持って札幌市の課長職に入ったけれども、実際ははじき出されて何もできなかった、こういうことが議会でも報告されております。  やっぱり、人事制度というのは、きちっとしていくということが私は大事だと思います。そうでないと、立派な、記憶力のいい、そして、たくさんの税金を使って国立大学だとかを出た方もいらっしゃるけれども、実際に仕事についたら役に立っていないというのが今の私から見る実態であります。ハイヤー会社でも、古くから、役に立つ無線という会社があります。ぜひひとつ、わかりやすく、役に立つ市役所の職員になるように、市長、35年の経験を生かしてしっかりと指揮をしていただいて、そして、この新幹線の問題は、経費負担をなくして、そして、きちっと緻密なJRの列車の時刻表、通称ダイヤと言われていますが、このきちっとした活用によって、経費がそうかからなくて現行のホームの番線数、これで活用できるように、これ以降、早急に検討していただきたい。そして、JR側ときちっと互角に話ができる、こういう体制で挑んでいただきたいということを強く市長の側にも指摘をいたしまして、私の討論とさせていただきます。 ○議長(鈴木健雄) 以上で討論を終了し、採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 異議なしと認めます。  したがって、本件は、可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) さらに、日程に追加して、意見書案第1号 ブラッドパッチ療法保険適用及び脳脊髄液減少症治療推進を求める意見書意見書案第2号 地方大学機能強化を求める意見書意見書案第3号 夜間中学の整備と拡充等を求める意見書意見書案第4号 多子世帯保育料負担軽減策の実施を求める意見書意見書案第5号 遺伝子組換え食品表示義務の拡大を求める意見書意見書案第6号 林業・木材産業成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書の6件を一括議題とします。  意見書案第1号は、自由民主党、民主党・市民連合、公明党所属議員全員及び市民ネットワーク北海道石川佐和子議員、維新の党・中山真一議員の提出によるものであり、意見書案第2号は、自由民主党、民主党・市民連合、公明党所属議員全員及び維新の党・中山真一議員の提出によるものであり、意見書案第3号は、民主党・市民連合、公明党、日本共産党所属議員全員及び市民ネットワーク北海道石川佐和子議員の提出によるものであり、意見書案第4号は、民主党・市民連合、日本共産党、改革所属議員全員及び市民ネットワーク北海道石川佐和子議員、維新の党・中山真一議員の提出によるものであり、意見書案第5号は、民主党・市民連合、公明党所属議員全員及び市民ネットワーク北海道石川佐和子議員の提出によるものであり、意見書案第6号は、民主党・市民連合所属議員全員及び市民ネットワーク北海道石川佐和子議員の提出によるものです。  これより、質疑・討論の通告がありませんので、採決に入ります。  意見書案6件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 異議なしと認めます。  したがって、意見書案6件は、可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) 次に、日程第4、札幌市選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。  この選挙は、本市選挙管理委員及び補充員が来る12月21日をもって任期満了となることに伴い、地方自治法第182条の規定に基づき、選挙管理委員4人及び補充員4人を選挙するものです。  まず、委員の選挙を行います。  この選挙は、投票により行います。  議場の閉鎖を命じます。  (議場閉鎖) ○議長(鈴木健雄) ただいまの出席議員数は、68人です。  投票用紙を配付させます。  (投票用紙配付) ○議長(鈴木健雄) 投票用紙の配付漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検させます。  (投票箱点検) ○議長(鈴木健雄) 異状なしと認めます。  念のため、申し上げます。  投票は、単記無記名です。  お手元に配付の札幌市選挙管理委員被選挙人名簿記載の被選挙人のうちから1人の氏名を投票用紙に記入願います。  投票用紙の記入は、終わりましたか。  (「終わりました」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) これより、投票を開始します。  点呼に応じて、順次、投票願います。  点呼を命じます。  (氏名点呼、投票) ○議長(鈴木健雄) 投票漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。  (議場開鎖) ○議長(鈴木健雄) これより、開票に入ります。  会議規則第30条第2項の規定により、立会人に宗形雅俊議員、峯廻紀昌議員の両議員を指名します。
     両議員の立ち会いを願います。  (立会人、所定の位置に着く) ○議長(鈴木健雄) 開票を行います。  (開票) ○議長(鈴木健雄) 選挙の結果を報告します。  投票総数68票。  これは、先ほどの出席議員数に符合しております。  そのうち、有効投票68票、無効投票0票。  有効投票中 川口谷   正 さん 15票        西 村 茂 樹 さん 15票        伊 藤 知 光 さん 14票        馬 場 泰 年 さん 14票        樋 口 修 二 さん 10票  以上のとおりです。  この選挙の法定得票数は、5票です。  したがって、川口谷 正さん、西村茂樹さん、伊藤知光さん、馬場泰年さんが本市選挙管理委員に当選されました。  次に、補充員の選挙を行います。  この選挙も、投票により行います。  議場の閉鎖を命じます。  (議場閉鎖) ○議長(鈴木健雄) ただいまの出席議員数は、68人です。  投票用紙を配付させます。  (投票用紙配付) ○議長(鈴木健雄) 投票用紙の配付漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検させます。  (投票箱点検) ○議長(鈴木健雄) 異状なしと認めます。  念のため、申し上げます。  投票は、単記無記名です。  お手元に配付の札幌市選挙管理委員補充員被選挙人名簿記載の被選挙人のうちから1人の氏名を投票用紙に記入願います。  投票用紙の記入は、終わりましたか。  (「終わりました」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) これより、投票を開始します。  点呼に応じて、順次、投票願います。  点呼を命じます。  (氏名点呼、投票) ○議長(鈴木健雄) 投票漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。  (議場開鎖) ○議長(鈴木健雄) これより、開票に入ります。  会議規則第30条第2項の規定により、立会人に國安政典議員、村上ひとし議員の両議員を指名します。  両議員の立ち会いを願います。  (立会人、所定の位置に着く) ○議長(鈴木健雄) 開票を行います。  (開票) ○議長(鈴木健雄) 選挙の結果を報告します。  投票総数68票。  これは、先ほどの出席議員数に符合しております。  そのうち、有効投票68票、無効投票0票。  有効投票中 猪 熊 輝 夫 さん 15票        小 林 雪 夫 さん 15票        柴 田 薫 心 さん 14票        佐々木   肇 さん 14票        佐 藤 隆 英 さん 10票  以上のとおりです。  この選挙の法定得票数は、5票です。  したがって、猪熊輝夫さん、小林雪夫さん、柴田薫心さん、佐々木 肇さんが本市選挙管理委員補充員に当選されました。  なお、選挙管理委員及び補充員の当選人に対しましては、会議規則第31条第2項の規定に基づき、当職より通知することとします。  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) 最後に、お諮りします。  お手元に配付の閉会中継続審査申出一覧表のとおり、各委員長から閉会中継続審査の申し出がありますので、このとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鈴木健雄) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  〔一覧表は巻末資料に掲載〕  ―――――――――――――――――― ○議長(鈴木健雄) 以上で、本定例会の議題とした案件の審議は、全て終了しました。  これで、平成27年第4回札幌市議会定例会を閉会します。  ――――――――――――――――――       閉 会 午後2時41分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長        鈴   木   健   雄  署名議員        岩   崎   道   郎  署名議員        坂  本  き ょ う 子...