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  1. 札幌市議会 2011-12-14
    平成23年第 4回定例会−12月14日-05号


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成23年第 4回定例会−12月14日-05号平成23年第 4回定例会                平成23年    第4回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 5 号 )            平成23年(2011年)12月14日(水曜日)           ――――――――――――――――――――――――――議事日程(第5号)  開議日時 12月14日 午後1時 第1 議案第15号(市長提出)   (1件に対する委員長報告等) 第2 議案第2号、第13号、第14号、第16号から第25号まで(市長提出)   (13件に対する委員長報告等) 第3 陳情第7号、第9号、第12号から第14号まで    意見書案第1号(総務委員会提出提出)   (6件に対する委員長報告等) 第4 諮問第1号(市長提出追加日程 意見書案第6号から第9号まで
    追加日程 意見書案第2号から第5号まで 第5 札幌市選挙管理委員及び補充員の選挙  ―――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第15号 公の施設の指定管理者の指定の件(身体障害者福祉センター) 日程第2 議案第2号 平成23年度札幌市一般会計補正予算(第6号)  議案第13号 公の施設の指定管理者の指定の件(藤野野外スポーツ交流施設)  議案第14号 公の施設の指定管理者の指定の件(地域生活支援センターさっぽろ)  議案第16号 公の施設の指定管理者の指定の件(豊平川さけ科学館)  議案第17号 札幌市体育施設条例の一部を改正する条例案  議案第18号 札幌市特定非営利活動促進法施行条例案  議案第19号 札幌市児童福祉施設条例の一部を改正する条例案  議案第20号 札幌市児童心療センター条例案  議案第21号 札幌市こども医療費助成条例の一部を改正する条例案  議案第22号 札幌市国民健康保険条例の一部を改正する条例案  議案第23号 公立大学法人札幌市立大学中期目標を定める件  議案第24号 平成24年度当せん金付証票発売限度額を定める件  議案第25号 市道の認定及び変更の件 日程第3 陳情第7号 北海道電力による泊原発3号機のプルサーマル発電計画白紙撤回等に関する陳情  陳情第9号 北海道電力による泊原発3号機のプルサーマル発電計画白紙撤回等に関する陳情  陳情第12号 北海道電力によるプルサーマル発電計画白紙撤回に関する陳情  陳情第13号 北海道電力による泊原発3号機のプルサーマル発電計画白紙撤回泊原発1号機、2号機を現段階で再稼動しないことを求める陳情  陳情第14号 北海道電力泊原子力発電所に関する陳情  意見書案第1号 泊原子力発電所3号機のプルサーマル発電計画白紙撤回等を求める意見書 日程第4 諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦に関する件 追加日程 意見書案第6号 後期高齢者医療制度保険料引き上げを行わないことを求める意見書  意見書案第7号 APECでのTPP交渉参加表明に断固抗議し、撤回を求める意見書  意見書案第8号 国民皆保険制度の堅持に関する意見書  意見書案第9号 電磁波による健康被害から子どもを守るための対策を求める意見書 追加日程 意見書案第2号 介護職員処遇改善交付金事業の継続を求める意見書  意見書案第3号 鳥獣被害防止対策の充実を求める意見書  意見書案第4号 円高から中小企業を守る対策を求める意見書  意見書案第5号 国民生活の安心と向上を図る基金事業の継続を求める意見書 日程第5 札幌市選挙管理委員及び補充員の選挙  ――――――――――――――――――出席議員(66人)  議   長       三 上 洋 右  副 議 長       大 嶋   薫  議   員       伴   良 隆  議   員       阿部 ひであき  議   員       小 竹 知 子  議   員       北 村 光一郎  議   員       川田 ただひさ  議   員       植 松 ひろこ  議   員       中 村 たけし  議   員       林   清 治  議   員       村 上 ゆうこ  議   員       山 口 かずさ  議   員       丸 山 秀 樹  議   員       石 川 佐和子  議   員       木 村 彰 男  議   員       金子 やすゆき  議   員       飯 島 弘 之  議   員       こじま ゆ み  議   員       佐々木 みつこ  議   員       宗 形 雅 俊  議   員       よこやま 峰子  議   員       小須田 悟 士  議   員       宝 本 英 明  議   員       しのだ 江里子  議   員       福 田 浩太郎  議   員       國 安 政 典  議   員       小 形 香 織  議   員       小 倉 菜穂子  議   員       伊 藤 牧 子  議   員       村 山 秀 哉  議   員       細 川 正 人  議   員       長 内 直 也  議   員       五十嵐 徳 美  議   員       長谷川   衛  議   員       峯 廻 紀 昌  議   員       桑 原   透  議   員       林家とんでん平  議   員       三 宅 由 美  議   員       阿知良 寛 美  議   員       芦 原   進  議   員       谷 沢 俊 一  議   員       伊 藤 理智子  議   員       坂 本 恭 子  議   員       村 松 正 海  議   員       山 田 一 仁  議   員       こんどう 和雄  議   員       高 橋 克 朋  議   員       勝 木 勇 人  議   員       鈴 木 健 雄  議   員       恩 村 一 郎  議   員       ふじわら 広昭  議   員       三 浦 英 三  議   員       本 郷 俊 史  議   員       涌 井 国 夫  議   員       宮 川   潤  議   員       井 上 ひさ子  議   員       宮 村 素 子  議   員       武 市 憲 一  議   員       小 野 正 美  議   員       畑 瀬 幸 二  議   員       福 士   勝  議   員       猪 熊 輝 夫  議   員       西 村 茂 樹  議   員       伊与部 年 男
     議   員       堀 川 素 人  議   員       松 浦   忠  ――――――――――――――――――欠席議員(2人)  議   員       小 川 直 人  議   員       川口谷   正  ―――――――――――――――――― 〇説明員  市   長       上 田 文 雄  副 市 長       小 澤 正 明  副 市 長       生 島 典 明  副 市 長       渡 部 正 行  交通事業管理者  交 通 局 長     下 村 邦 夫  水道事業管理者  水 道 局 長     北 野 靖 尋  病院事業管理者  病 院 局 長     吉 田 哲 憲  市長政策室長      秋 元 克 広  総 務 局 長     井 上 唯 文  市民まちづくり局長   橋 本 道 政  財 政 局 長     金 崎 健太郎  保健福祉局長      加 藤 敏 彦  子ども未来局長     大谷内 則 夫  環 境 局 長     若 林 秀 博  経 済 局 長     渡 邊 光 春  観光文化局長      山 崎   亘  建 設 局 長     宮 浦 哲 也  都 市 局 長     阿 部 宏 司  会 計 室 長     飯 塚 和 惠  消 防 局 長     遠 藤 敏 晴  教育委員会委員     池 田 光 司  教育委員会教育長    北 原 敬 文  選挙管理委員会委員長  高 橋 忠 明  選挙管理委員会委員   上瀬戸 正 則  選挙管理委員会委員   大 西 利 夫  選挙管理委員会委員   富 田 新 一  人事委員会委員長    大 塚 龍 児  人事委員会事務局長   今   義 範  監 査 委 員     谷 本 雄 司  監査事務局長      大 居 正 人  ――――――――――――――――――  〇事務局出席職員  事 務 局 長     早 瀬 龍 宏  事務局次長       本 間 章 弘  政策調査課長      熊 木 隆 春  議 事 課 長     出 井 浩 義  広報担当係長      池 田 清 美  議 事 係 長     田 口 繁 治  委員会担当係長     木 村 卓 哉  委員会担当係長     冨 永   智  書   記       早 坂 友 秀  書   記       大 山 佳 洋  ――――――――――――――――――  〔午後1時1分開議〕 ○議長(三上洋右) ただいまから、本日の会議を開きます。  出席議員数は、65人です。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) 本日の会議録署名議員として阿部ひであき議員、中村たけし議員を指名します。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) ここで、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長早瀬龍宏) 報告いたします。  川口谷 正議員、小川直人議員は、所用のため、本日の会議を欠席する旨、届け出がございました。  また、長利危機管理対策室長から、所用のため、本日の会議を欠席する旨、届け出がございました。  本日の議事日程議案等審査結果報告書は、お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔報告書巻末資料に掲載〕  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) これより、議事に入ります。  日程第1、議案第15号を議題とします。  委員長報告を求めます。  厚生委員長 飯島弘之議員。  (飯島弘之議員登壇) ◆飯島弘之議員 厚生委員会に付託されました議案第15号 公の施設の指定管理者の指定の件(身体障害者福祉センター)について、その審査結果をご報告いたします。  本件は、身体障害者福祉センター指定管理者として社団法人札幌身体障害者福祉協会を指定するものですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(三上洋右) ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 質疑がなければ、討論に入りますが、通告がありませんので、採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。  したがって、本件は、可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) 次に、日程第2、議案第2号、第13号、第14号、第16号から第25号までの13件を一括議題とします。  委員長報告を求めます。  まず、総務委員長 よこやま峰子議員。  (よこやま峰子議員登壇) ◆よこやま峰子議員 総務委員会に付託されました議案3件につきまして、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第2号 平成23年度札幌市一般会計補正予算(第6号)中関係分及び議案第16号 公の施設の指定管理者の指定の件(豊平川さけ科学館)の2件についてですが、主な質疑として、消防団員公務災害について、東日本大震災で多くの方が殉職しており、適切な補償を行うのは自治体の責任であるが、補償の実施状況はどのようになっているのか。米里サッカー場復旧作業について、市民の利用頻度が高く、例年どおり利用できることが望ましいが、どのように取り組むのか。さけ科学館指定管理者は、専門性の高い運営が求められることから、非公募により取り組むべきと考えるが、なぜ公募することとなったのか。例規・法令検索システム等運用業務について、債務負担行為の期間を5年間と設定したのはどのような理由からか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第23号 公立大学法人札幌市立大学中期目標を定める件についてですが、主な質疑として、大学の最大の地域貢献は優秀な人材を輩出することと考えるが、卒業生の進路状況についてどのように評価、分析しているのか。グローバル化社会に通用する人材育成には、プレゼン能力を高め、英語等の語学教育が必要だが、どのように取り組むのか。教員評価制度について、短期間での成果ではなく、長年の研究の積み重ねが正しく評価されるべきと考えるが、具体的な評価項目はどのようになっているのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(三上洋右) 次に、財政市民委員長 三宅由美議員。  (三宅由美議員登壇) ◆三宅由美議員 財政市民委員会に付託されました議案3件につきまして、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第18号 札幌市特定非営利活動促進法施行条例案についてですが、主な質疑として、法改正に伴い、NPO法人の所轄庁が道から市に変更となるが、事務量の増加に対し、財源措置はされるのか。複雑多様化する地域課題の解決やきめ細かなサービスの提供には、新しい公共の担い手として期待されるNPOとの協働が今後ますます重要となるが、具体的にどのような取り組みを行っていくのか。NPOに補助金等を支出しながら、使途や効果を何ら検証していないが、今後、決算監査や指導を実施する考えはあるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第18号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第2号中関係分及び議案第24号の2件についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。
     以上で、報告を終わります。 ○議長(三上洋右) 次に、文教委員長 國安政典議員。  (國安政典議員登壇) ◆國安政典議員 文教委員会に付託されました議案第2号 平成23年度札幌市一般会計補正予算(第6号)中関係分及び議案第19号 札幌市児童福祉施設条例の一部を改正する条例案の議案2件につきまして、その審査結果をご報告いたします。  質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(三上洋右) 次に、厚生委員長 飯島弘之議員。  (飯島弘之議員登壇) ◆飯島弘之議員 厚生委員会に付託されました議案5件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第2号 平成23年度札幌市一般会計補正予算(第6号)中関係分及び議案第14号 公の施設の指定管理者の指定の件(地域生活支援センターさっぽろ)の2件についてでありますが、主な質疑として、財団法人さっぽろシュリーに関連して、役員への就任や基本金の出資などをしている立場の札幌市として、今回、貸付金の追加に至った責任をどう認識しているのか。事業収入の安定化のため、民間企業のノウハウの活用などに対する側面的な支援を積極的に行うべきと考えるが、どうか。今後、経営改善を積極的に進めるためには、経営感覚にすぐれた役員の配置などを含む運営体制のあり方の検討が必要と考えるが、どうか。経営改善計画の策定は、店舗で働く障がい者の理解を得ながら進めるべきと考えるが、どのように説明を行い、実際に理解は得られているのか。今後の事業展開において、訪問営業や取次店の拡大など、本部作業所を拠点としながら利便性が高まるような営業上の工夫が必要と考えるが、どうか。店舗の売り上げの経緯を見ると、今後も落ち込む可能性を踏まえた再建策が必要と考えるが、今年度の数字を最低とする根拠は何なのか。財団との貸し付け契約に当たり、個人保証を求めたことはあるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案2件については、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第20号 札幌市児童心療センター条例案についてでありますが、主な質疑として、施設の整備に関連して、老朽化している静療院の大規模改修ではなく、新築等を視野に入れた方がよいのではないかと考えるが、現計画の策定時にどのような検討が行われたのか。当初の改築計画の一部を見直し、新たに増築等を行うとのことだが、どのような内容で、利用者にとってどのようなメリットがあるのか。構造的に複雑な静療院の改修について、障がい特性に配慮した災害時の安全対策に関し、利用者や現地のスタッフからどのような声が寄せられ、それらにどう対応していくのか。静療院成人部門の跡施設にさまざまな施設を移転集約し、総合的なセンターが実現することによって具体的にどのようなメリットがあるのか。利用者関係団体への説明会について、計画確定までの節目節目に開催し、そこで聴取した意見を計画に反映させるべきと考えるが、どう進めるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第20号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第22号 札幌市国民健康保険条例の一部を改正する条例案についてでありますが、主な質疑として、今回の賦課割合の見直しにより、負担感の強い中間層の負担が減る一方、応能割のかからない世帯の負担がふえることをどう認識しているのか。いわゆる手おくれ死が起こっているという実態があるにもかかわらず、応益割の7割軽減を受ける世帯にまで値上げが及ぶ見直しを行うつもりなのか等の質疑がありました。  次に、討論を行いましたところ、日本共産党坂本委員から、否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。  続いて、採決を行いましたところ、議案第22号は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第21号についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(三上洋右) 次に、建設委員長 佐々木みつこ議員。  (佐々木みつこ議員登壇) ◆佐々木みつこ議員 建設委員会に付託されました議案2件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第2号 平成23年度札幌市一般会計補正予算(第6号)中関係分についてですが、主な質疑として、被災した河川の復旧経費補正予算に計上し、同時に、その全額を繰越明許とすることについて、予算の単年度主義を記した地方自治法に反していると考えるが、妥当性はあるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第2号中関係分は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第25号 市道の認定及び変更の件についてですが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(三上洋右) 次に、経済委員長 峯廻紀昌議員。  (峯廻紀昌議員登壇) ◆峯廻紀昌議員 経済委員会に付託されました議案3件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第2号 平成23年度札幌市一般会計補正予算(第6号)中関係分及び議案第13号 公の施設の指定管理者の指定の件(藤野野外スポーツ交流施設)の2件についてでありますが、主な質疑として、札幌芸術の森の取水設備復旧工事が来春になるとのことだが、春の早い段階における園内の川や池はどのような状態であるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第17号 札幌市体育施設条例の一部を改正する条例案についてでありますが、質疑・討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長(三上洋右) ただいまの各委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 質疑がなければ、討論に入ります。  通告がありますので、順次、発言を許します。  まず、坂本恭子議員。  (坂本恭子議員登壇) ◆坂本恭子議員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっております議案13件中、議案第22号 札幌市国民健康保険条例の一部を改正する条例案に反対、残余の議案12件には賛成の立場で、討論を行います。  このたび示された国民健康保険料賦課方式の変更は、応能割55%を50%にし、その分を応益負担である平等割につけかえるものです。中間所得層、200万円ないし400万円の世帯にとって保険料の軽減になるものの、これまで応益割で減免のなかった世帯で最大8,000円、2割軽減世帯で6,400円、5割軽減世帯で4,000円、7割軽減世帯、すなわち、収入98万円以下、所得で33万円以下の世帯には2,400円という負担増をつけ回すものです。しかも、7割軽減世帯国保加入世帯の30%以上を占めています。国保加入世帯平均所得は、2001年に140万円だったものが、ことしは96万円と32%も減少している実態にかんがみ、やっと暮らしている低年金生活者に対するこのような国保の値上げは行うべきではありません。  国民健康保険料が高過ぎて払えない現状に対して、本市は大量の資格証明書を発行し、正規の保険証を取り上げ、受診抑制があること、また、本市においても手おくれ死が現実に起きていることを私ども日本共産党が指摘しているにもかかわらず、実態調査にも乗り出そうとしない姿勢は、余りにも冷たいもので、保険者としての役割を全うしているとは言いがたい状況にあります。改めて、資格証明書の発行はやめるべきことを申し上げておきます。  だれもが安心して病院にかかることができるようにすべきであり、とりわけ、低所得者への負担をこれ以上ふやすことは許されません。国が社会保障制度全般を切り縮め、国民健康保険国庫負担を大幅に減らしてきたことが最大の問題ですが、本市が市民の生命と健康を増進するという地方自治法の立場に立ち、保険料のつけかえなど小手先の対応ではなく、全体の引き下げが必要です。  よって、本議案には反対です。  なお、議案第20号 札幌市児童心療センター条例案は、反対するものではありませんが、懸念されることについて申し上げます。  市立札幌病院静療院成人部門を本院へ移転するとともに、児童部門の所管を病院局から保健福祉局へ移管し、発達の障がいや心理的障がいのある児童の発達を支援するための施設としてセンターを設置するものですが、静療院成人部門跡施設改修事業における施設の大規模改修については具体的な整備計画が示されておりません。現段階では、静療院児童部門のほか、知的障がい者通園施設第二かしわ学園、知的障がい児通園施設かしわ学園肢体不自由児通園施設ひまわり学園とともに、発達障がいなどを診断し、治療やリハビリ、保育、家族支援などを行う発達医療センター知的障害者更生相談所まあちなどの施設を1カ所に集約する方向性となっています。障がい児・者の通園施設は、老朽化が進み、一日でも早く移転新築が求められているものですが、それぞれの施設利用者からは、個別スペース、訓練スペースは確保されるのか、交通利便性から言っても通えなくなる、場所が遠いため、さらに学校を早退する時間が早くなるという不安が出ています。利用している方たちからの不安や疑問、さまざまな要望が寄せられており、市としてしっかりとこれを受けとめ、計画に盛り込むことが求められています。  また、施設や病院で働く医師、看護師、介護職員などからもよく話を聞き、計画に反映すべきです。移転と同時の指定管理者の指定は考えていない旨の答弁もありましたが、施設を利用する障がい児・者とその家族などに不利益が生じないように特段の配慮が求められていることを改めて申し上げ、私の討論を終わります。(拍手) ○議長(三上洋右) 次に、堀川素人議員。  (堀川素人議員登壇) ◆堀川素人議員 私は、本定例会に提案されました議案第2号中さっぽろシュリーに対する札幌市の財政支援について、第22号 札幌市国民健康保険条例の一部を改正する条例案について反対の立場で、残余の議案については賛成する立場で、討論をいたします。  まず、議案第2号中さっぽろシュリーに対する札幌市の財政支援について申し上げます。  札幌市は、さっぽろシュリーが主力店舗パセオの大幅売り上げダウンによって本年度末に資金シヨートを起こす、破綻を避けるために、さっぽろシュリーに財政支援をし、助けなければならないとして本案を提出いたしました。  しかし、さっぽろシュリーは、どのような基盤の上に、この間、成り立ってきた団体でありましょうか。昭和51年、作業能力がありながらも、障がい等のために一般企業に採用されることが困難な方に職場を提供し、自立、更生を図るためとして、基本財産300万円、札幌市と複数の篤志家によって設立されたと聞いております。  まずは、札幌市のさっぽろシュリーに対する財政的関与の側面からお話し申し上げます。  当初はそれなりの売り上げもあり、順調に事業が展開したとのこと、しかし、平成に入り、徐々に売り上げが落ち込み、平成12年度にはさっぽろシュリーの破綻的財政状況が明らかになりました。破綻回避のため、平成11年度実績435万円の補助金が一気に5.7倍の2,500万円に膨らみ、なおかつ、1,500万円の貸し付けが発生いたしました。  しかし、調べたところ、この時点でのこの問題に対する議会での質疑は、残念ながら、皆無であります。このような状況の中で、この2,500万円の補助金支出は平成12年度から平成16年度までの5年間続き、平成17年度から本年度までの7年間は2,255万円が、毎年、補助金として支出されております。この12年間の補助金の合計は、何と2億8,250万円にもなっております。平成12年度の借り入れ1,500万円は、いまだに300万円、残債として残っております。そして、今回の1,200万円の新たな貸し付けであります。こういう状況が、これまでの札幌市のさっぽろシュリーに対する財政的関与の概略であります。  次に、札幌市のさっぽろシュリーに対する人的関与の問題についてであります。  どのような人的関与があって、今日のさっぽろシュリーに至っているのでありましょうか。財団法人さっぽろシュリーには、団体意思決定機関として、当たり前ではありますが、理事会があります。8名の理事がいます。その理事会の意思決定に基づき、理事長及び常務理事を中心とした事務局が執行機関として実務を取り仕切っております。このさっぽろシュリー理事長は、現在、2代目でありますが、現理事長は、昨年、就任いたしました。1代目、2代目の理事長は、ともに民間の方であり、非常勤であり、無報酬であります。このほか、7名の理事のうち、4名が札幌市役所現職及びOBであります。そのうちの1人は、現職で、保健福祉局局長が、あて職とはいえ、そのかなめをなしております。もう1人の理事は、執行機関のかなめをなしている常務理事としての立場を与えられています。その方が職責を果たしていたか否かは別でありますけれども、実質的な実務面での総責任者であります。当然、常勤であり、有給の理事であります。  この常務理事の職は、なぜか、団体発足当初、つまり、昭和51年から一貫して市役所現職時代は課長職であった者がついております。そして、常務理事の指揮命令下にある次長職も、現職時代は係長職であります。これを何と言うのでしょうか。この団体の監査役は、2名であります。そのうちの1名は、現職の保健福祉局障がい福祉部長であります。  私が何を言わんとするか、既に理解されたと思いますが、団体経営、運営という面から見れば、財団法人さっぽろシュリーは、世に多くある自立または自立しようとしている福祉団体とは似て非なるもの、似て非なるものであります。はっきり言えば、まさに札幌市の団体であり、出資団体であります。財政的関与においても、人的関与においても、自主・自立とはかけ離れていて、結果的には行政が自主・自立を妨げる働きを、長期間にわたり、なしてきた結果であります。無責任、甘え、うぬぼれ、天下り、まさに、この問題では行政の極めて深いやみがはっきりと示されております。  では、どう解決すればいいのでしょうか。  まず、言えることは、税金を使って解決することはしてはならないということです。関係した者すべての責任で負担すべきであります。このような不作為によってなした行為について、これまでは見逃されてまいりましたけれども、北海道の官官接待の問題、滝川の福祉助成の問題、あれでは、職員が、皆、責任をとってその負担を解決しております。札幌市の市民の財政支援で解決しようとするのはもってのほかであります。緊急であることをかんがみ、札幌市の支援を受けたいというのであれば、この不始末を平成12年度以降の理事、監事の共同責任であることを明らかにし、共同して始末することを条件に貸し付けに応じるべきであります。それ以外、貸し付けに応じるべきではない、こう断言しておきます。  また、出資から始まり、多大な補助金の支出、そして貸付金の存在、このような福祉団体はほかに存在していないということも明らかになりました。行政の公平な対応、これは行政の原則であります。そういう面からしても、今回の件については税金で対応すべきではないということを申し上げておきます。  次に、議案第22号 札幌市国民健康保険条例の一部を改正する条例案についてでありますが、反対の理由を申し上げます。  国民健康保険料賦課割合を変える、中間所得層の負担軽減を図るという目的でこの条例改正が提案されました。賦課の料率を変える、つまり、応益割負担が45%から50%に、応能割負担が55%から50%にという変更であります。結果としてどのようになるかといえば、低所得者層の負担がふえ、中間所得者層及び高所得者層の負担が減るという結果になります。つまり、厳しい経済環境にある者がより厳しく、恵まれている者が一層恵まれるという結果になります。札幌市は、応能負担の政令指定都市中の順位や高所得者層の高い保険料に対する苦情を気にしての変更と思われます。  確かに、保険料は高いと私も感じておりますが、それを低所得者層にしわ寄せをするこのたびの変更は、認めるわけにはまいりません。やじろべえの支えを移動して負担を変えるという政策は、一時しのぎの政策にしかすぎません。特に、健康に関する問題でありますので、新たな財源を求めてでも解決をしなければならない問題であります。  そこで、この場をかりて私の提案をさせていただきます。  議員及び職員の給与を削減し、その財源をつくり出すべき時期が来ているのではないかと感じております。北海道では、正規の給与が削減され、およそ年間300億円以上の財源を生み出しているとのことであります。国では、公務員給与の削減も語られています。札幌市でも話題になってはきましたが、いまだにこの給与の削減は実現されていません。もうそれを実現する時期が来ている、こう私は思っております。  どうか、皆さんには、この国民健康保険の料金の問題について、市民の健康の問題について、我々が身を削り、そして職員にも身を削ってもらって、しっかりとした制度にするようにご決断をいただきたい、このことを申し上げまして、私の討論といたします。  ありがとうございました。(拍手) ○議長(三上洋右) 次に、木村彰男議員。  (木村彰男議員登壇) ◆木村彰男議員 私は、札幌市議会みんなの党を代表して、平成23年第4回定例市議会市長提出議案中、議案第2号 平成23年度札幌市一般会計補正予算(第6号)については反対、他の議案については、賛成ではありますが、指定管理者の公募のあり方について、討論を行いたいと思います。  議案第13号、第14号、第16号は、指定管理者の指定を行うものでありますが、このうち、1件は最初から非公募、また、2件は公募するも応募団体が本市の出資団体から1団体しかありませんでした。  本来、指定管理者制度は、多様化する住民ニーズに、より効果的・効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減を図ることがその目的のはずです。民間企業の参入機会拡大を図るという制度の趣旨等を踏まえると、本市は、積極的に市内の民間事業者に門戸を開き、より新規参入が行われやすい制度設計に努めるべきであります。  しかしながら、実際は、応募資格や業務仕様書に困難な条件を付して、さらには、継続性やノウハウの蓄積、人材育成などの理屈をつけて、制度の趣旨とは反対に、むしろ、門戸を閉ざしているというのが現状なのではないでしょうか。競争がないままでは、事業者間の切磋琢磨が行われることはなく、サービス品質の向上や指定管理費の引き下げが望めないばかりか、むしろ、なれ合いや癒着などにより市民サービスの停滞も懸念されるところであります。  また、今回指定された団体の多くに市のOBが再就職していることから、札幌市職員の天下り先を確保するために権益を温存しているのではないかという疑念も市民の方からは多く聞かれております。市長におかれては、指定管理者制度の趣旨を十分に理解することをお願いするとともに、今後の指定管理者の指定に当たっては、すべて公募の原則を貫き、民間企業に雇用と創意工夫、ビジネスチャンスを拡大するべく、広くその場を提供することを要望いたします。  次に、議案第2号ですが、特に問題なのは、財団法人さっぽろシュリー運営費貸付金追加の件です。  今回の討論に先立ち、私は、中央区北8条西23丁目のシュリー本部に赴き、市の課長職OBの常務理事兼所長と、同じく係長職OBの次長と面談し、貸し付け依頼に至った経緯、資金ショートの影響、現在の経営状態をヒアリングするとともに、現場で靴の修理、かばんの加工等をする作業を視察してまいりました。経営については、ここ5年ほど売り上げが落ち続けており、慢性的な赤字体質が見てとれました。黒字店舗の一時的クローズが今般の危機につながったことは理解しても、1年を通じた売り上げが望めず、雪が降った直後の初冬期に売り上げが集中しており、年ベースの確実な売り上げ増は、現在のビジネスモデルを墨守する限り、難しいのではないかという判断に至りました。  私は、民間で20年以上、営業をやりながら生計を立ててきましたけれども、2人の市職員OBは、営業、物販の経験は全くない素人です。靴修繕と同時に、靴関連の商品をお客様に提案して、より大きな利益を生もう、そのような発想は全く見られませんでした。  また、財団を束ねる新聞社出身の理事長は、つい3年前にも、コンサドーレの減資をめぐって1億2,000万円の市税を消滅させた人物であります。この人たちに営業を今後ともゆだねるとすれば、37名の障がい者、そしてその家族、取引先は、再び資金ショートに見舞われ、路頭に迷うことになりかねません。私は、このような経営陣の一掃をなくしてシュリーの再建は果たすことができないというふうに考えます。  もう一つ、反対の理由は、今回の追加貸し付けに先立つ平成12年度貸し付け契約の条件です。  私は、住宅の金銭消費貸借契約に何回も立ち会い、お客様が金融機関から融資の実行を受ける現場を見てきました。その際、締結された契約書と、ここにある貸し付け契約書、これです。これは大きく異なっております。それはなぜか。それは、債権者札幌上田市長とシュリーの理事者がこの契約書に調印しておるのでございますけれども、連帯保証人と担保の欄がございません。つまり、この貸し付け契約は、全くの無担保、無保証で貸し付けされているのであります。財団法人だったとしても、理事者が個人保証をしたり、個人の不動産等の物上保証を提供することは可能であって、もしそれが実現していれば民間の金融機関からの借り入れも視野に入ったはずなのであります。シュリーの理事者たちは、そのような判断も、また、個人保証をしてくれるようなサポーターもついには探すことができなかったのであります。  年末を控え、この話を私の知人の中小の会社の社長に申し上げたところ、無担保で札幌市が金を貸し付けてくれるのであれば、自分の会社にも貸してほしい、そう言っていました。当然のことです。私は、このような零細の納税会社の経営者、そして働く労働者、従業員にかわって、もう一度、すべての議員に訴えます。目的は手段を聖化することはございません。経営者の怠慢と無能の前に札幌市の税金を投入することは許されません。私は、本件を含む市長提出の一般会計予算に反対することを最後に訴え、討論にかえさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手) ○議長(三上洋右) 以上で討論を終了し、採決に入ります。  この場合、分割して採決を行います。  まず、議案第22号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(三上洋右) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、議案第2号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(三上洋右) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、議案第13号、第14号、第16号から第21号まで、第23号から第25号までの11件を一括問題とします。  議案11件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。
     したがって、議案11件は、可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) 次に、日程第3、陳情第7号、第9号、第12号から第14号までの陳情5件、意見書案第1号の意見書案1件、以上6件を一括議題とします。  委員長報告及び提案説明を求めます。  総務委員長 よこやま峰子議員。  (よこやま峰子議員登壇) ◆よこやま峰子議員 総務委員会に付託されました北海道電力による泊原発3号機のプルサーマル発電計画白紙撤回等に関する陳情5件につきまして、その審査結果をご報告いたしますとともに、総務委員会として提出いたしました意見書案第1号につきまして、その提案趣旨を説明いたします。  主な質疑として、福島第一原発の事故により、取り返しのつかない事態になったことについてどのように認識しているのか。市長は、各関係機関に対し、プルサーマル発電計画の凍結を申し入れ、後志管内の防災に係る会議へ参画を要請したが、具体的な回答はあったのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、採択すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。  続いて、総務委員会として提出いたしました意見書案第1号の提案趣旨をご説明いたします。  本意見書案は、泊原発で事故が起きれば、北海道全体が放射能に汚染され、農業、漁業など第1次産業及び観光産業は深刻な打撃を受けることから、陳情の願意に基づき、泊原発3号機におけるプルサーマル計画を白紙撤回することなど4項目について、政府及び北海道に対し、要望するものであります。  議員各位におかれましては、ただいまの提案趣旨をお酌み取りいただき、ご賛同いただくことをお願い申し上げ、提案説明を終わります。 ○議長(三上洋右) ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 委員長報告に対する質疑がなければ、意見書案に対する質疑の通告がありませんので、討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  松浦 忠議員。  (松浦 忠議員登壇) ◆松浦忠議員 私は、市政改革クラブを代表いたしまして、ただいま上程をされました意見書案について討論をいたしますが、まず、この意見書の中の3番目の「泊原発1・2号機については、高度な安全対策の構築がなされ、安全性について十分検討されるまで、再稼働を容認しないこと」、極めてわかりづらい話であります。  3.11以降、国民が期待して選んだ民主党政権、時の官房長官、全くわけのわからぬことで国民をだましてきました。  さて、皆さん、今、我々がしなければならぬことは何だろうか。きのうのニュースで、私たちがここに座っている、ニュートンが発見した重力、なぜ重力が生じるか、その原理となるヒッグス粒子というものの発見かというニュースがありました。まだ、我々の生活の中で、これまでもが解明されていない。ましてや、プロメテウス、ギリシャ神話のいわゆる火の神と言われているプロメテウスが人類に火を与えた。いわゆる燃える炎が出る火。ところが、プロメテウスの第二の火と言われる原子力、放射能による発熱、これについては、熱を発することは発見したけれども、これを短時間に消滅させる能力、これはいまだに発見もされておりません。それが、アメリカのスリーマイルの事故であり、あるいはまたソビエトの事故、そして、人類として一番悲劇を受けたのは、今から86年前の広島であり、長崎でありと。こういうことが何ら解明されていなくて、我々が、人間が、安心して生きられるというその条件が、我が日本において2度まで否定をされた。  こういう状況において、今、我々がしなければならないことは、いわゆる本州と地形的に分離、独立した北海道において、最も、これが、原子力を使わなくて、電力を賄えるのか、賄えないのか、このことを実証実験できる地であります。恐らく、九州、四国、北海道だと思います、私は。したがって、来年の春には、今の3号機もまた検査のために休むということになると思います。そうすると、全部、一回休ませて、本当に北海道の電力が足りないのか、足りるのか、やっぱり、私たちはこれの実証実験をしなければならないのではないだろうか。そして、本当に足りないのなら、何で補うのか、どこをどうするのか、やっぱり、このことをみんなで考え合って、そして、今、生きている我々も、我々の孫たちも、みんな、安心して暮らせる北海道をつくる。その北海道の人口の3分の1以上を占めるこの札幌で、そのことをこの議会できちっと取り組む。そのことが、今、この68人に課せられている使命ではないか。  幸いに、市長も、若きころ、堀川議員などと一緒に泊の原子力発電所反対運動の、理論的なその運動の中心をなしていた一人であります。したがって、今、議会さえその意思をきちっと示せば、この議会と、そして市長と、まさに二元代表がそろってそのことを北海道電力並びに総理大臣に対して求めていく、このことができるわけであります。今、私たちは、それをしなければなりません。  私は、原子力発電所を、今、廃止せよと言っているのではないのです。まず、北海道についていえば、なくてできるのか、できないのかを実証実験してみましょうと言っているのです。我が会派の堀川幹事長は、そのことを幹事長会議でも皆さんに求めましたが、残念だと言って、私に、ぜひ、このことは討論で皆さんに再度問いかけてほしい、こういう強い意向もありました。(発言する者あり)委員会だけではありません、これは。私は、委員会に出る立場にないから、出ていません、常任委員ではありませんから。したがって、本会議というのは最高の意思決定機関であります。このことを、皆さん、もう一回、よく考えてください。ここに北海道電力出身の小川議員もいます。しかし、何にかえても、どの立場にあっても、我々人類が生き延びていくということが最大の使命であります。このことをお互いに忘れないように、真剣に考え、そして、採決をしようではありませんか。求めていこうではありませんか。私は、このことを改めて皆さんに申し上げたいのです。  したがって、これは、なぜ反対をしなかったかといったら、報道機関は単なる反対しか報道しません。したがって、苦渋の選択で、よりよいということで賛成しました。これは、何も、今回だけで終わりではありません。まだ次もあります。1定もあります。したがって、今回については、苦渋の選択で、よりよい方向で賛同いたしましたけれども、次回の1定のときには、ぜひまた提起をしたいと思っています。  ぜひ、皆さん、よくよくお考えいただくことを、これは、私個人とか、あるいは堀川議員と2人とかということではなくて、私は、多くの札幌市民がこのことを求めておるという確信を持っております。ぜひひとつ、皆さん、有権者の皆さんに、いま一度、問いかけていただきたい。そして、1定ではぜひそういう方向で、再度、議決をしようではありませんか。  このことを皆さんに考えていただくことを求めながら、討論といたします。(拍手)(発言する者あり) ○議長(三上洋右) 松浦議員、着席してください。  以上で、討論を終了し、採決に入ります。  陳情5件は採択することに、意見書案第1号は可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。  したがって、陳情5件は採択することに、意見書案第1号は可決することにそれぞれ決定されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) 次に、日程第4、諮問第1号を議題とします。  本件は、市長の提出によるものです。  提案説明を求めます。  上田市長。  (上田文雄市長登壇) ◎市長(上田文雄) ただいま上程をされました諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦に関する件につきましてご説明申し上げます。  札幌市を職務区域といたします人権擁護委員であります薄木宏一氏、岡 五百理氏、小本惠子氏、田中健太郎氏、畑山昭信氏、花田永恵氏、松崎尚美氏の7氏は、いずれも平成24年3月31日をもって任期満了となりますので、岡 五百理氏、小本惠子氏、花田永恵氏、松崎尚美氏の4氏につきましては引き続き推薦することを適当と認め、また、薄木宏一氏の後任者といたしまして伊藤考一氏を、田中健太郎氏の後任者といたしまして小笠原 至氏を、畑山昭信氏の後任者といたしまして矢ノ目弘明氏をそれぞれ推薦することを適当と認め、議会の意見を求めるため、本案を提出したものであります。  伊藤考一氏は、平成15年10月に弁護士の登録をされ、現在、札幌弁護士会人権擁護委員会委員をされている方であります。  岡 五百理氏は、精神科医として、現在、札幌市精神科医会会長のほか、医療法人啓成会病院院長等をされており、平成21年4月から人権擁護委員に就任されている方であります。  小笠原 至氏は、平成9年4月に弁護士の登録をされ、現在、札幌弁護士会人権擁護委員会副委員長等をされている方であります。  小本惠子氏は、平成15年4月から人権擁護委員に就任され、現在、札幌人権擁護委員協議会常務委員をされている方であります。  花田永恵氏は、東京地方検察庁検事等を歴任され、平成17年7月から人権擁護委員を1期務められた後、平成21年4月から再び人権擁護委員に就任されている方であります。  松崎尚美氏は、社団法人日本青年会議所セネターズクラブ幹事等を歴任され、平成17年4月から人権擁護委員を1期務められた後、平成21年4月から再び人権擁護委員に就任されている方であります。  矢ノ目弘明氏は、長く法務局に勤務され、札幌法務局苫小牧支局長等を歴任された方であります。  以上で、ただいま上程をされました案件についての説明を終わりますが、何とぞ原案のとおりご同意いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(三上洋右) これより、質疑・討論の通告がありませんので、採決に入ります。  本件については、推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。  したがって、本件については、推薦することを適当と認めることに決定されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) ここで、日程に追加して、意見書案第6号 後期高齢者医療制度保険料引き上げを行わないことを求める意見書意見書案第7号 APECでのTPP交渉参加表明に断固抗議し、撤回を求める意見書意見書案第8号 国民皆保険制度の堅持に関する意見書意見書案第9号 電磁波による健康被害から子どもを守るための対策を求める意見書の4件を一括議題とします。  意見書案第6号は、自民党・市民会議、民主党・市民連合、公明党、日本共産党、市民ネットワーク北海道、市政改革クラブ所属議員全員の提出によるものであり、意見書案第7号は、自民党・市民会議、日本共産党、市民ネットワーク北海道所属議員全員の提出によるものであり、意見書案第8号は、自民党・市民会議、公明党、日本共産党、市民ネットワーク北海道、市政改革クラブ所属議員全員の提出によるものであり、意見書案第9号は、民主党・市民連合、日本共産党、市民ネットワーク北海道、市政改革クラブ所属議員全員の提出によるものです。  これより、質疑・討論の通告がありませんので、採決に入ります。  この場合、分割して採決を行います。  まず、意見書案第9号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(三上洋右) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。 ○議長(三上洋右) 次に、意見書案第8号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(三上洋右) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、意見書案第7号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(三上洋右) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、意見書案第6号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長(三上洋右) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) さらに、日程に追加して、意見書案第2号 介護職員処遇改善交付金事業の継続を求める意見書意見書案第3号 鳥獣被害防止対策の充実を求める意見書意見書案第4号円高から中小企業を守る対策を求める意見書意見書案第5号 国民生活の安心と向上を図る基金事業の継続を求める意見書の4件を一括議題とします。  いずれも、全議員の提出によるものですので、直ちに採決に入ります。  意見書案4件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。  したがって、意見書案4件は、可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) 次に、日程第5、札幌市選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。  この選挙は、本市選挙管理委員及び補充員が来る12月21日をもって任期満了となることに伴い、地方自治法第182条の規定に基づき、選挙管理委員4人及び補充員4人を選挙するものです。  まず、委員の選挙を行います。  この選挙は、投票により行います。  議場の閉鎖を命じます。  (議場閉鎖) ○議長(三上洋右) ただいまの出席議員数は、66人です。  投票用紙を配付させます。  (投票用紙配付) ○議長(三上洋右) 投票用紙の配付漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 配付漏れなしと認めます。
     投票箱を点検させます。  (投票箱点検) ○議長(三上洋右) 異状なしと認めます。  念のため、申し上げます。  投票は、単記無記名です。  お手元に配付の札幌市選挙管理委員被選挙人名簿記載の被選挙人のうちから1人の氏名を投票用紙に記入願います。  投票用紙の記入は、終わりましたか。  (「終わりました」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) これより、投票を開始します。  点呼に応じて、順次、投票願います。  点呼を命じます。  (氏名点呼、投票) ○議長(三上洋右) 投票漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。  (議場開鎖) ○議長(三上洋右) これより、開票に入ります。  会議規則第30条第2項の規定により、立会人に細川正人議員、恩村一郎議員の両議員を指名します。  両議員の立ち会いを願います。  (立会人、所定の位置に着く) ○議長(三上洋右) 開票を行います。  (開票) ○議長(三上洋右) 選挙の結果を報告します。  投票総数66票。  これは、先ほどの出席議員数に符合しております。  そのうち、有効投票66票、無効投票0票。  有効投票中 笹 出 昭 夫 さん 17票        小 谷 俵 藏 さん 16票        湊 谷   隆 さん 12票        常 田 豊 明 さん 12票        樋 口 修 二 さん  9票  以上のとおりです。  この選挙の法定得票数は、5票です。  したがって、笹出昭夫さん、小谷俵藏さん、湊谷 隆さん、常田豊明さんが本市選挙管理委員に当選されました。  次に、補充員の選挙を行います。  この選挙も、投票により行います。  議場の閉鎖を命じます。  (議場閉鎖) ○議長(三上洋右) ただいまの出席議員数は、66人です。  投票用紙を配付させます。  (投票用紙配付) ○議長(三上洋右) 投票用紙の配付漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検させます。  (投票箱点検) ○議長(三上洋右) 異状なしと認めます。  念のため、申し上げます。  投票は、単記無記名です。  お手元に配付の札幌市選挙管理委員補充員被選挙人名簿記載の被選挙人のうちから、1人の氏名を投票用紙に記入願います。  投票用紙の記入は、終わりましたか。  (「終わりました」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) これより、投票を開始します。  点呼に応じて、順次、投票願います。  点呼を命じます。  (氏名点呼、投票) ○議長(三上洋右) 投票漏れはありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。  (議場開鎖) ○議長(三上洋右) これより、開票に入ります。  会議規則第30条第2項の規定により、立会人に谷沢俊一議員、宮川 潤議員の両議員を指名します。  両議員の立ち会いを願います。  (立会人、所定の位置に着く) ○議長(三上洋右) 開票を行います。  (開票) ○議長(三上洋右) 選挙の結果を報告します。  投票総数66票。  これは、先ほどの出席議員数に符合しております。  そのうち、有効投票66票、無効投票0票。  有効投票中 馬 場 泰 年 さん 17票        大 越 誠 幸 さん 16票        坂 口 敏 春 さん 12票        佐々木 健 司 さん 12票        福 士   誠 さん  9票  以上のとおりです。  この選挙の法定得票数は、5票です。  したがって、馬場泰年さん、大越誠幸さん、坂口敏春さん、佐々木健司さんが本市選挙管理委員補充員に当選されました。  なお、選挙管理委員及び補充員の当選人に対しましては、会議規則第31条第2項の規定に基づき、当職より通知することとします。  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) 最後に、お諮りします。  お手元に配付の閉会中継続審査申出一覧表のとおり、各委員長から閉会中継続審査の申し出がありますので、このとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三上洋右) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定されました。  〔一覧表は巻末資料に掲載〕  ―――――――――――――――――― ○議長(三上洋右) 以上で、本定例会の議題とした案件の審議は、すべて終了しました。  これで、平成23年第4回札幌市議会定例会を閉会します。  ――――――――――――――――――      閉 会 午後2時43分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長        三   上   洋   右  署名議員        阿  部  ひ で あ き
     署名議員        中   村   た け し...