• 辞職勧告決議(/)
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  1. 札幌市議会 2010-09-21
    平成22年第 3回定例会−09月21日-01号


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成22年第 3回定例会−09月21日-01号平成22年第 3回定例会                平成22年    第3回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 1 号 )            平成22年(2010年)9月21日(火曜日)           ――――――――――――――――――――――――――議事日程(第1号)  開会日時 9月21日 午後1時 第1 会期の件 第2 議案第1号から第18号まで(市長提出)  ―――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 会期の件 日程第2 議案第1号 平成21年度札幌市各会計歳入歳出決算認定の件  議案第2号 平成21年度札幌病院事業会計決算認定の件  議案第3号 平成21年度札幌中央卸売市場事業会計決算認定の件  議案第4号 平成21年度札幌軌道事業会計決算認定の件  議案第5号 平成21年度札幌高速電車事業会計決算認定の件
     議案第6号 平成21年度札幌水道事業会計決算認定の件  議案第7号 平成21年度札幌下水道事業会計決算認定の件  議案第8号 平成22年度札幌一般会計補正予算(第3号)  議案第9号 平成22年度札幌介護保険会計補正予算(第1号)  議案第10号 平成22年度札幌公債会計補正予算(第2号)  議案第11号 札幌駅前通地下広場条例案  議案第12号 札幌消防手数料条例の一部を改正する条例案  議案第13号 札幌火災予防条例の一部を改正する条例案  議案第14号 公営住宅新築工事請負契約締結の件  議案第15号 財産の取得の件(公園用地)  議案第16号 財産の処分の件(清田6条1丁目所在地)  議案第17号 市道の認定及び変更の件  議案第18号 二級河川の指定の変更についての意見に関する件 追加日程 決議案第1号 札幌市と大田広域市との姉妹都市提携に関する決議  ――――――――――――――――――出席議員(65人)  議   長       福 士   勝  副 議 長       宮 村 素 子  議   員       山 口 かずさ  議   員       宝 本 英 明  議   員       小 川 直 人  議   員       しのだ 江里子  議   員       飯 島 弘 之  議   員       小 嶋 裕 美  議   員       佐々木 みつこ  議   員       宗 形 雅 俊  議   員       横 山 峰 子  議   員       福 田 浩太郎  議   員       國 安 政 典  議   員       村 上   仁  議   員       小 倉 菜穂子  議   員       伊 藤 牧 子  議   員       長谷川   衛  議   員       佐 藤 右 司  議   員       峯 廻 紀 昌  議   員       桑 原   透  議   員       林家とんでん平  議   員       村 山 秀 哉  議   員       細 川 正 人  議   員       阿知良 寛 美  議   員       芦 原   進  議   員       伊 藤 理智子  議   員       坂   ひろみ  議   員       佐 藤 典 子  議   員       三 宅 由 美  議   員       恩 村 一 郎  議   員       ふじわら 広昭  議   員       大 嶋   薫  議   員       長 内 直 也  議   員       五十嵐 徳 美  議   員       村 松 正 海  議   員       山 田 一 仁  議   員       近 藤 和 雄  議   員       高 橋 克 朋  議   員       谷 沢 俊 一  議   員       三 浦 英 三  議   員       青 山 浪 子  議   員       坂 本 恭 子  議   員       小 野 正 美  議   員       畑 瀬 幸 二  議   員       勝 木 勇 人  議   員       鈴 木 健 雄  議   員       馬 場 泰 年  議   員       笹 出 昭 夫  議   員       高 橋   功  議   員       本 郷 俊 史  議   員       涌 井 国 夫  議   員       宮 川   潤  議   員       井 上 ひさ子  議   員       堀 川 素 人  議   員       猪 熊 輝 夫  議   員       西 村 茂 樹  議   員       川口谷   正  議   員       伊与部 年 男  議   員       湊 谷   隆  議   員       三 上 洋 右  議   員       武 市 憲 一  議   員       大 越 誠 幸  議   員       宮 本 吉 人  議   員       佐 藤 美智夫  議   員       松 浦   忠  ――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――説明員  市   長       上 田 文 雄  副 市 長       小 澤 正 明  副 市 長       中 田 博 幸  副 市 長       生 島 典 明  交通事業管理者  交 通 局 長     下 村 邦 夫  水道事業管理者  水 道 局 長     小 山 高 史  病院事業管理者  病 院 局 長     吉 田 哲 憲  危機管理対策室長    北 野 靖 尋  市長政策室長      秋 元 克 広  総 務 局 長     中 西 浩 二  市民まちづくり局長   若 林 秀 博  財 政 局 長     金 崎 健太郎
     保健福祉局長      岡 村 龍 一  子ども未来局長     橋 本 道 政  環 境 局 長     山 崎   亘  経 済 局 長     井 上 唯 文  観光文化局長      梶 原   隆  建 設 局 長     渡 邊 光 春  都 市 局 長     宮 浦 哲 也  会 計 室 長     飯 塚 和 惠  消 防 局 長     松 井 英 樹  教育委員会委員     臼 井   博  教育委員会教育長    北 原 敬 文  選挙管理委員会委員長  富 田 新 一  選挙管理委員会委員   高 橋 忠 明  選挙管理委員会委員   大 西 利 夫  選挙管理委員会委員   上瀬戸 正 則  人事委員会委員長    荒 木 哲 彦  人事委員会事務局長   森   裕 傑  監 査 委 員     谷 本 雄 司  監 査 委 員     窪 田 もとむ  監査事務局長      紙 谷 健 治  ――――――――――――――――――事務局出席職員  事 務 局 長     早 瀬 龍 宏  事務局次長       本 間 章 弘  政策調査課長      熊 木 隆 春  議 事 課 長     出 井 浩 義  議 事 係 長     田 口 繁 治  委員会担当係長     木 村 卓 哉  委員会担当係長     冨 永   智  書   記       太 田 知 孝  書   記       早 坂 友 秀  ―――――――――――――――――― 〔午後1時1分開会〕 ○議長福士勝) ただいまから、平成22年第3回札幌市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  ――――――――――――――――――議長福士勝) 出席議員数は、65人です。  ――――――――――――――――――議長福士勝) 本日の会議録署名議員として佐藤右司議員青山浪子議員を指名します。  ――――――――――――――――――議長福士勝) ここで、報告をいたします。  去る9月6日に、義卜雄議員から、地方自治法第126条の規定に基づき、議員辞職願が提出され、閉会中でありましたので、当職において、同日付でこれを許可いたしました。  次に、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長早瀬龍宏) 報告いたします。  過日、札幌オンブズマンから、平成21年度札幌オンブズマン活動状況報告書が、人事委員会委員長からは、職員の給与に関する報告及び勧告の写しが提出されましたので、各議員控室に配付いたしました。  また、市長から、法人の経営状況説明書公立大学法人札幌市立大学平成21年事業年度業務実績に関する評価結果が、監査委員からは、監査報告2件が提出されましたので、各議員控室に配付いたしました。  本日の議事日程、請願・陳情受理付託一覧表は、お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕  ――――――――――――――――――議長福士勝) これより、議事に入ります。  日程第1、会期の件を議題とします。  (大嶋 薫議員議長」と呼び、発言の許可を求む) ○議長福士勝) 大嶋 薫議員。 ◆大嶋薫議員 会期設定の動議を提出いたします。  本定例会会期を本日から10月29日までの39日間とすることを求める動議であります。 (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長福士勝) ただいまの大嶋議会運営委員長の動議に対し、所定の賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。  動議のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長福士勝) 異議なしと認めます。  したがって、本定例会会期は、本日から10月29日までの39日間と決定されました。  ――――――――――――――――――議長福士勝) 次に、日程第2、議案第1号から第18号までの18件を一括議題とします。  いずれも、市長の提出によるものです。  提案説明を求めます。  上田市長。  (上田文雄市長登壇) ◎市長上田文雄) ただいま上程をされました平成21年度決算を中心といたします諸案件につきまして、逐次、提案の趣旨とその概要をご説明申し上げます。  私の2期目の任期も最終年度を迎えましたが、これまでの間、市民の皆様、そして、市議会の皆様を初めとする多くの方々のお力添えをいただきながら市政を運営してまいりました。この場をおかりいたしまして、深く感謝を申し上げる次第でございます。  この3年余りの間にも、社会保障経済、雇用などの制度疲労が顕在化するなど、時代は大きく揺らいでおります。また、我が国の景気は、世界的な金融危機に端を発しました急激な景気後退局面から持ち直しつつあるものの、雇用情勢は依然として厳しく、市民の将来に対する不安感が払拭されるまでには至っていないところであります。  このように、将来に確たる見通しを持つことができない不確実な時代であるからこそ、私は、市民の力、市民の英知を結集することにより、未来を切り開いていけるもの、あるいは、切り開いていかなければならないものと確信をいたし、市民自治が息づくまちづくりを根本に据えて、市民とともに考え、ともに悩み、ともに行動するまちづくりを進めてまいりました。  今年度は、これまで取り組んでまいりました市役所改革においても、市民参加のさらなる実践の一つとして市民評価を実施し、生活者の視点で札幌市における事業必要性やあり方について真剣に議論、検討していただき、貴重なご意見をちょうだいいたしました。これからも、市政運営のさまざまな場面で、自治基本条例を初めとする市政運営の基本的な枠組みであります3条例を実践する取り組みをしっかりと継続していきたいと決意を新たにしているところであります。  また、ことしは、ロシア・ノボシビルスク市との姉妹都市提携20周年、中国・瀋陽市との友好都市提携30周年の記念すべき年であります。私は、外国との友好親善は、さまざまな国の異文化と触れ合うことによって、異なる立場や考えに対して寛容な精神を持ち、さらには、互いを理解し、認め合う豊かな文化をはぐくむ力になると考えます。そのような思いから、今後、韓国の大田広域市との姉妹都市提携を行いたいと考えているところであります。  そして、このような力をはぐくむことは、外国人に対してだけではなく、日本人同士であっても、異なるものを理解し、認め合うことで新しい価値を発見し、新しい文化を形成する動機が生まれ、平和な社会をつくり、創造性あふれる都市としての魅力を高めていくことにつながっていく、このように考えております。  残された任期はあとわずかとなりましたけれども、今後とも、市民の皆様や、ここにおられる議員の皆様と手を携えて、札幌市民だれもが幸せを感じ、元気に活動できるまちを目指して、全力を挙げて市政を運営してまいりますので、皆様方におかれましては、引き続き一層のご協力を賜りますようお願いを申し上げます。  それでは、平成21年度各会計決算につきまして、その概要を説明させていただきます。  平成21年度は、私の施政方針でありますさっぽろ元気ビジョン第2ステージに掲げる、市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街の実現に向けた歩みを、より一層、市民が実感できる年と位置づけ、札幌行財政改革プランに基づき、聖域のない見直しを進めるとともに、第2次札幌まちづくり計画に掲げる、子どもを生み育てやすく、健やかにはぐくむ街、主体的な活動が生まれ、経済の活力みなぎる街、高齢者・障がい者へのぬくもりあふれる街、安全・安心で、人と環境にやさしい街、文化の薫る、都市魅力が輝き、にぎわう街という五つの政策の柱に沿って予算を計上いたしました。  その中でも、札幌駅前通地下歩行空間創成川通アンダーパス及びその親水空間整備を進めたほか、PFI手法を用いた市立札幌大通高等学校整備豊平川水道水源水質保全事業の設計を行うなど、経済対策という側面からも積極的に予算を計上したものであります。  この予算の執行に当たりましては、収入においては、可能な限り早期収入と増収に努め、支出においては、他部局や他団体との連携を深めるなど、職員一人一人の創意工夫と努力により、効率的かつ合理的な執行と経費の節減に努めたところであります。その結果、各会計とも、予算に計上した事業につきましては、ほぼ所期の目的を達成することができたと考えております。  しかしながら、札幌市の財政状況につきましては、市税が2年連続で減少する一方で、生活保護費などの扶助費の増加が見込まれるなど、依然厳しい状況が続いております。したがいまして、今後の財政運営に当たりましては、伸ばすべきものは伸ばし、変えるべきものは思い切って変えるという基本原則に沿って事業の選択と集中を進めるとともに、これまで以上に徹底したむだの削減を図ってまいりたいと考えております。  次に、主要な事業の執行結果につきまして、第2次札幌まちづくり計画の体系に沿いまして、その概要をご説明いたします。  第1に、子どもを生み育てやすく、健やかにはぐくむ街の実現に向けた施策の成果についてであります。  子どもを生み育てやすい環境づくりにつきましては、保育所について、新築及び増改築を行ったほか、新たに分園という手法を活用しつつ、整備を進めました。また、産婦人科救急医療対策につきましては、北海道との連携により救急電話相談対象範囲を全道域に拡大したほか、妊婦一般健診について、公費負担回数を5回から14回に拡大するなど、安心して子どもを産むことができる環境づくりを進めました。  次に、未来を担う子どもが健やかに育つ環境の充実につきましては、経済的な理由により修学が困難な学生、生徒への奨学金を1,169人に拡大して支給したほか、市立札幌大通高等学校の新校舎をPFI方式により施工いたしました。また、発達障がいなどにより特別な支援が必要な子ども学習活動を支える学びのサポーターを配置する小・中学校を139校から200校に拡大いたしました。  また、札幌子どもの最善の利益を実現するための権利条例の施行に伴い、子ども権利救済機関を新たに開設したほか、子どもの読書や美術体験などの機会をふやす取り組みを進めるとともに、児童虐待子育て不安などへの対応を強化するため、市内3カ所目となります児童家庭支援センターの設置に対する補助を行いました。  今後とも、地域での子育て支援体制や母子の保健・医療の充実に努め、子育てと仕事の両立を支援する取り組みを推進するとともに、未来を担う子どもたちが健やかに伸び伸びと育つ環境づくりを、学校や家庭、地域社会と連携しながら推進してまいりたいと考えております。  第2に、主体的な活動が生まれ、経済の活力みなぎる街の実現に向けた施策の成果についてであります。  市民の主体的な地域づくり支援につきましては、市民企業などからの寄附を原資といたしましたさぽーとほっと基金からまちづくり活動を行う団体への支援を行ったほか、地域住民創意工夫によるまちづくりを実現するためのまちづくりセンター自主運営をする地区を3地区から6地区に拡大するなど、地域まちづくり活動がさらに活性化する取り組みを進めました。  次に、札幌経済を支える企業、人の支援につきましては、緊急支援として新たな資金を創設するなど、中小企業向けの貸し付けの大幅な拡大を行ったほか、離職者若年層就業支援プログラムの充実を図りました。  次に、札幌らしい新産業の育成と企業の誘致につきましては、さっぽろスイーツ道産品のPRを行う拠点の運営に対する補助など、地産地消と食関連産業の振興に向けた事業を進めたほか、石狩市と共同で企業誘致活動を推進しました。  また、札幌市を取り巻く厳しい経済環境を踏まえまして、中小企業受注拡大地域の継続的な雇用の創出を図るための事業補正予算により追加して実施したほか、緊急的に1,213人分の雇用を確保し、間断のない経済雇用対策を行いました。  今後とも、市民が主体になった活力あふれる地域づくり支援を進めるとともに、足腰の強い経済の活力みなぎる都市を目指して、地元企業への支援や他の自治体と連携した新産業の育成、企業誘致等を積極的に行ってまいりたいと考えております。  第3に、高齢者・障がい者へのぬくもりあふれる街の実現に向けた施策の成果についてであります。  高齢者地域生活支援の充実につきましては、敬老優待乗車証利用上限額を5万円から7万円に拡大したほか、ねんりんピックの開催などによりまして高齢者社会参加機会づくり取り組みをいたしました。また、地域密着型の特別養護老人ホーム整備費補助などによりまして、高齢者地域で安心して生活できるような取り組みを行いました。  次に、障がい者の自立支援の促進につきましては、一定数の障がいのある方を雇用するなどの要件を満たす事業所に対しまして運営費補助を行ったほか、福祉サービスの利用に当たっての援助やさまざまな相談支援を行う拠点を14カ所から15カ所に拡充し、障がいのある方の地域の生活を支える取り組みを実施いたしました。  今後とも、高齢者の介護、保健福祉サービスの充実や社会参加の機会の拡充を進めるとともに、障がいのある方々が地域で自立と社会参加を実現することができるようにさまざまな支援を推進してまいりたいと考えております。  第4に、安全・安心で、人と環境にやさしい街の実現に向けた施策の成果についてであります。  地球環境問題への対応と循環型社会の構築につきましては、市民企業札幌市の3者が協働して太陽光発電を推進いたします札幌・サンサンプロジェクトを新たに立ち上げるとともに、新エネルギー省エネルギー機器の家庭への導入を支援する札幌エネルギーecoプロジェクトの助成の拡充などを行いました。  また、ごみの減量・リサイクルをより一層促進するため、平成21年7月から家庭ごみ有料化や雑がみ、枝・草・葉の分別収集などの新ごみルールを開始した結果、廃棄ごみ量は大幅に減少いたしました。特に、焼却ごみにつきましては、減量効果の継続が見込まれるために、平成22年3月末をもって篠路清掃工場の運転を休止いたしました。  次に、日常の身近な暮らしの安全の確保につきましては、新型インフルエンザの流行を受けまして、低所得者への新型インフルエンザワクチン接種費用補助を実施したほか、感染防御用具、抗インフルエンザウイルス薬などの備蓄整備を行いました。  次に、災害に強い安全なまち整備につきましては、市有建築物耐震化緊急5カ年計画に沿って、学校や区役所などの耐震補強に係る設計や工事を行うとともに、市有建築物長寿命化に向けて計画的な修繕を引き続き実施いたしました。
     今後とも、市民事業者・行政が一体となって、ごみの発生抑制、再利用、リサイクル取り組みや省資源・省エネルギーのための環境行動を進めるとともに、地域と協働いたしまして、防火・防犯に取り組むまちづくり活動支援を行い、安全で安心して暮らせる社会を実現してまいりたいと考えております。  第5に、文化の薫る、都市魅力が輝き、にぎわう街の実現に向けた施策の成果についてであります。  札幌の特色を活かした文化芸術の振興につきましては、文化芸術地域の融合を目指して、市民が利用できる文化活動拠点としてあけぼのアートコミュニティセンター整備したほか、より多くの市民が利用しやすいように時計台簡易エレベーターを設置いたしました。  次に、スポーツを楽しむ環境の充実と健康づくりの推進につきましては、雪に親しむことを目的として、札幌ウインタースポーツミュージアム施設整備や国体のスキー競技会への補助などを行いました。  次に、将来を見据えた魅力ある都市整備につきましては、新たなにぎわいと憩いの空間の創出を目指し、札幌駅前通地下歩行空間創成川公園親水空間整備を進めたほか、新幹線の延伸に向けての取り組みを強化するなど、都心の再生に向けた取り組みを進めてまいりました。  次に、新たな集客交流資源の創出と魅力の発信につきましては、藻岩山の魅力アップに向けた施設の設計に係る補助を行ったほか、札幌市とポートランド市の姉妹都市提携が50周年の節目を迎えたことを記念いたしまして交流事業などを行い、札幌魅力を発信いたしました。  今後とも、市民が気軽にさまざまな文化芸術スポーツを楽しむ環境づくりを進めるとともに、都心の魅力と活力を高めるためのまちづくりを進めるほか、観光やコンベンションの一層の振興を図ってまいりたいと考えております。  札幌市を取り巻く状況には依然として厳しいものがありますが、引き続き、市民とともに考え、ともに悩み、ともに行動しながら、市民自治が息づくまちづくりまちづくりの根本に据えて、市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街の実現に全力を傾けてまいりたいと考えております。  以上、平成21年度各会計事業執行の概要についてご説明いたしましたが、議案第1号から第7号までの各会計決算につきましては、決算書のほかに、歳入歳出決算事項別明細書決算説明書、その他の決算に関する書類及び監査委員審査意見書を添付しており、また、継続事業年度が終了した継続費につきましては、報告第1号及び第2号の精算報告書をあわせて提出しておりますので、詳細につきましては、これらを対照、検討の上、ご認定をいただきたいと存じます。  以上で、各会計決算説明を終わりまして、次に、補正予算その他の諸案件の説明に入らせていただきたいと存じます。  初めに、議案第8号 平成22年度札幌一般会計補正予算であります。  最初に、歳入歳出予算の補正でありますが、補正項目の第1は、厳しい経済雇用情勢に対応するために地域経済対策を講ずるものであります。  その内容ですが、平成22年第2回定例市議会に引き続きまして、北海道緊急雇用創出事業臨時特例基金を財源とする補助を受けまして、観光などの成長が期待される分野における雇用創出事業や人材育成事業を実施いたしまして、合計219人分の新規雇用を確保するものであります。  また、今後、老朽化に伴う市有施設の更新が本格化することを踏まえまして、地元中小企業等の受注機会の拡大に配慮しつつ、積極的に道路、公園、体育施設などの長寿命化に資する修繕費や改修費を追加いたします。  補正項目の第2は、新たに国庫補助等の見通しを得た事項について予算措置をするためのものでありまして、自殺予防に係る普及啓発、人材養成などの取り組みや、床面積が275平方メートル未満の認知症高齢者グループホームや障がい者グループホーム・ケアホームなどを対象として、スプリンクラーの整備費に対する補助に係る経費を追加いたします。  補正項目の第3は、そのほかに年度内に新たに予算措置の必要が生じたものでありまして、札幌駅前通地区におけるエリアマネジメントやまちづくり活動を促進するために設立されます札幌駅前通まちづくり株式会社への出資のほか、不足が生じる見込みとなりました法人市民税の還付金や、母子家庭を対象とした経済的自立に効果的な資格取得を支援するための給付金を追加するものであります。  また、藻岩山の魅力アップに向けた周辺設備の整備に対する補助や、四ツ峰トンネルの本復旧に向けた工事費を追加することといたしております。  以上によります一般会計歳入歳出予算の補正総額は46億9,189万1,000円となり、この財源といたしましては、国庫支出金、市債等の特定財源5億9,824万9,000円を充て、差し引き40億9,364万2,000円の一般財源につきましては、地方交付税及び繰越金をもって充てるものであります。  次に、繰越明許費の補正でありますが、これは、先ほどご説明いたしました体育施設や学校における改修工事につきまして、年度内の執行が困難であると予想されることから、その事業費を翌年度に繰り越すために設定するものであります。  次に、債務負担行為の補正でありますが、これは、平成23年度中の竣工に向けた四ツ峰トンネルの本復旧工事につきまして、本年度中に契約を締結する必要があるために、債務負担行為を設定するものであります。  次に、議案第9号 平成22年度札幌介護保険会計補正予算は、平成21年度に概算交付されました国庫負担金や道負担金などの額が確定したことに伴いまして、その超過受入額について返還金を追加するものであります。  次に、議案第10号 平成22年度札幌公債会計補正予算は、このたびの一般会計の補正に伴う市債の整理を行うものであります。  次に、議案第11号は、札幌駅前通地下広場条例案であります。  これは、札幌駅前通地下歩行空間に多目的に活用できる場を提供し、札幌の目抜き通りにふさわしいにぎわいを創出することにより、集客交流の活性化、新たな産業の育成及び独自の都市文化の創造を図り、もって市民生活の質の向上に寄与することを目的として、札幌駅前通地下広場を設置することに伴い、その名称、位置、使用料等を定めるとともに、当該施設の管理を指定管理者に行わせる場合の管理の基準及び業務の範囲を定めるものであります。  なお、この施設は来年3月に供用を開始する予定であります。  次に、議案第12号は、札幌消防手数料条例の一部を改正する条例案であります。  これは、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部が改正されたことに伴いまして、消防法に基づく危険物の貯蔵所の設置許可申請等に係る手数料の額を引き下げるものであります。  次に、議案第13号 札幌火災予防条例の一部を改正する条例案は、関係省令の改正によりまして、燃料電池発電設備の位置、構造及び管理の基準に新たに固体酸化物型燃料電池に係るものを追加するなどの改正を行うものであります。  次に、議案第14号は、公営住宅新築工事請負契約締結の件であります。  これは、市営住宅の新築に係る主体工事でありまして、建物の規模は鉄筋コンクリートづくり地上9階建てで、戸数は63戸、延べ面積は5,619平方メートルであります。この工事請負契約につきましては、地方自治法施行令第167条の5の2の規定によります一般競争入札により、議案記載の請負業者が契約の相手方となりましたので、このたび、請負契約を締結しようとするものであります。  このほか、議案第15号から第18号までにつきましては、いずれも議案末尾に記載の理由によりましてご了解いただけるものと存じますので、説明を省略させていただきます。  なお、報告第3号から第8号までは、平成21年度決算に係る札幌市健全化判断比率及び各公営企業資金不足比率の報告並びに訴えの提起、和解、調停及び工事請負契約金額変更に係る専決処分の報告であります。  以上で、ただいま上程されました各案件についての説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長福士勝) お諮りします。  ただいま説明のありました議案18件のうち、議案第1号から第13号まで、第15号から第18号までの17件につきましては、議事の都合上、その議事を延期することとし、議案第14号につきましては、これよりその議事を続行したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長福士勝) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  これより、議案第14号に対する質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑を終了します。  (大嶋 薫議員議長」と呼び、発言の許可を求む) ○議長福士勝) 大嶋 薫議員。 ◆大嶋薫議員 委員会付託の動議を提出いたします。  ただいま議題とされております議案第14号を財政市民委員会に付託することを求める動議であります。  (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長福士勝) ただいまの大嶋議会運営委員長の動議に対し、所定の賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。  動議のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長福士勝) 異議なしと認めます。  したがって、ただいま議題とされております議案第14号は、財政市民委員会に付託されました。  ――――――――――――――――――議長福士勝) ここで、日程に追加して、決議案第1号 札幌市と大田広域市との姉妹都市提携に関する決議を議題とします。  本件は、全議員の提出によるものですので、直ちに採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長福士勝) 異議なしと認めます。  したがって、本件は、可決されました。  ――――――――――――――――――議長福士勝) ここで、報告します。  本日、宮川 潤議員から、会議規則第62条第1項の規定による文書質問が提出されました。  理事者におかれましては、9月27日までに答弁書を提出されるよう求めます。  ――――――――――――――――――議長福士勝) お諮りします。  本日の会議はこれで終了し、明日9月22日から9月26日までは議案調査等のため休会とし、9月27日午後1時に再開したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長福士勝) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  ――――――――――――――――――議長福士勝) 本日は、これで散会します。  ――――――――――――――――――      散 会 午後1時34分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長        福   士       勝  署名議員        佐   藤   右   司  署名議員        青   山   浪   子...