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平成30年第3回予算特別委員会( 6月20日建設分科会)

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  1. 府中市議会 2018-06-20
    平成30年第3回予算特別委員会( 6月20日建設分科会)


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    平成30年第3回予算特別委員会( 6月20日建設分科会)               平成30年第3回府中市議会定例会             予算特別委員会建設分科会会議録  平成30年6月20日午前10時0分、予算特別委員会建設分科会を第一委員会室において開会した。 1 出席委員   主査   山口康治         副主査  森川 稔   分科員  田邉 稔         分科員  安友正章   分科員  芝内則明         分科員  加島広宣 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   建設産業部長   若井紳壮    まちづくり課長  杉島賢治   整備保全課長   河毛茂利    産業振興課長農委事務局長                             池田弘昭   環境整備課長   伊吹公雄 1 事務局及び書記   事務局長     赤利充彦    議事係長     山路英利 1 本日の会議に付した事件   議案第58号 平成30年度府中一般会計補正予算(第2号)について            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
                   午前10時0分 開会 ○主査山口康治君) ただいまから予算特別委員会建設分科会を開催いたします。  これより議事に入ります。  予算特別委員会に付託されました議案第58号「平成30年度府中一般会計補正予算(第2号)について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者から説明を求めます。  若井建設産業部長。 ○建設産業部長若井紳壮君) それでは、議案第58号、一般会計補正予算(第2号)を配信いたします。  なお、補足説明についてはございません。 ○主査山口康治君) これより、議案第58号中、本分科会審査区分となっている部分に対して質疑を行います。  なお、歳入のうち、本分科会審査区分と歳出のところであわせて質疑を行っていただくようお願いいたします。  それでは、歳出のうち、7款商工費とこれに関連する歳入について、質疑のある方は順次御発言を願います。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) まず、今回、建設委員会に所属することになりました。今後ともよろしくお願いいたします。  商工費の15ページになります。観光宣伝に要する経費がございます。内容は角倉邸の改修と伺いました。この角倉邸を改修されることはよしといたしまして、そもそもこの改修計画がいつごろ決まったものなのか。また、平成30年3月に改定されています総合計画を見たところ、実施計画がされていなかったように思うんですけれど、これはいきなり出てきたのかなという思いも感じてしまうので、今後の計画内容もあわせて教えていただければと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 角倉邸の建物につきましては、学術的な調査は行われておりませんが、江戸時代末期に建築されたと思われます。今までに、道路拡幅等時代背景によりまして、改築等を重ねながら、町並みで最も古い商家として、比較的原形をとどめ、今日に至っているものと思われます。店舗、座敷のある表側と、奥座敷の間に、坪庭、渡り廊下、便所を持ち、ウナギの寝床のように奥深い、典型的な坪庭のある上下風商家であります。欄間、天井、手すりなど、内部の意匠には洗練されたデザインが用いられ、かつての角倉家の栄華が見られており、わび、さびを感じることができる、価値ある空間として残されております。  現在、空き家であることから、所有者の方と歴史的建造物保存活用について協議を行ってきたところでございます。民泊施設への改修整備についての承諾はいただいております。建物については、建築の専門家に学術的な調査を依頼して検証した上で、改築設計を行う予定にしております。  計画内容でございますが、このたびの民泊施設改修整備につきましては、上下まちづくり協議会が中心になって進めていただいております。協議会の会議には、市なども参加しており、建築の専門家民泊施設運営者からの助言、ノウハウの提供を参考にしながら、建物の歴史的価値を保存するとともに、上下町の歴史や魅力を情報発信する場、まちづくりにかかわる人たちの交流の場や情報交換をする場として活用を期待しており、最適な運営形態活用方法を検討しているところでございます。  いつごろからの話かということでございますが、上下まちづくり協議会から話をお伺いしたのは昨年度ぐらいから、所有者の方も含めた協議等を行っております。  総合計画には現時点では計上はされていません。総合計画のほうが先に内容ができて、その後に整備計画が出ておりますので、その当時には計画を計上しておりません。 ○主査山口康治君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 昨日、私も現地の角倉邸をちょっと見させてもらいましたが、当然、空き家になっていて、老朽化も激しいんだと思うんですけれど、この予算内容で改修ができるのかなと思ってしまったのが1点。あと、先ほどの御説明によりますと、昨年度から上下まちづくり協議会と話があったと説明がございましたが、そうした改修計画がつくられていないのか、発表されていないのか、よくわからないんですけれど、そういった計画はないんですか。また、ほかの場所の改修計画があるのか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 今回の補正をいたします300万円につきましては、建物について、建築の専門家に学術的な調査を依頼し、それを検証した上で、設計を行う予定の経費を計上しております。工事につきましては来年度を予定しております。  計画ですけれど、現時点計画はございません。 ○主査山口康治君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) そうしますと、来年度から工事が始まるということで、工事費は別途かかってくるという考えでよろしいんでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 今年度の設計等を踏まえまして、工事費等を積算していきたいと思っております。 ○主査山口康治君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 先ほど民泊に利用する形に改修されるという説明があったんですけれど、民泊は何名ぐらいが宿泊されるようになるのか、もう少し細かく説明をお願いします。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 今回の補正で調査、設計をする中で、具体的に使えるような部屋でありますとか、その辺を詰めていきたいと思います。あくまでも予定ではございますが、五、六部屋ぐらいかなと思っております。 ○主査山口康治君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) その民泊を運営される方は、どなたを考えていらっしゃるんでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) この施設を運営していただくことにつきましては、今後、上下まちづくり協議会等と詰めまして、具体的にどういう団体にやってもらうのかといったところはこれから詰めていくと思います。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 300万円で設計費がメーンということで、取りかかりだと思うんですけれども、問題は来年度以降の工事費とか、先ほどまだ決まっていないと言われた運営主体が誰で、その維持管理がどうなっているかというのが明確でないんですけれども、来年度以降の財源のめどはついているんでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 今年度の事業につきましても、県の補助金をいただきまして、2分の1補助をいただいております。来年度につきましても、県には来年度工事ということでお願いしているといった状況でございます。やはり2分の1補助がもらえるのではないかと思っております。  維持管理につきましては、施設の運用により経費を捻出していただきたいと思っております。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 釈然とはしないわけですけれども、この内容が観光コンテンツ開発支援事業補助金ということになっている以上、コンテンツが明確でないと、県の補助金もそう簡単には出ないと思うわけです。一般質問で、上下の観光のことが述べられていましたけれども、今後どういう形で上下の観光を進めるのかという中で、民泊がなぜ必要なのか。その対象として、外国人インバウンドといったものをどう抱えるのか。そのときに、上下観光対象、ただ、通りすがりじゃなしに、滞在型にするとか、そういった内容を含めたコンテンツが必要だと思うんだけれども、その辺はどう考えられているのですか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) この民泊施設改修整備につきましては、先ほども申しましたように、上下まちづくり協議会が中心となって進めていただいております。協議会の会議には市等も参加をしておりますことで、これから民泊施設運営者からの助言でありますとか、ノウハウ提供を参考にしながら、この建物の歴史的価値を保存するとともに、上下町の歴史や魅力を情報発信する場、まちづくりにかかわる人たちの交流の場や情報交換をする場として活用を期待しております。最適な運営形態活用方法を今後検討してまいりたいと思います。  上下の観光につきましては、世羅町、神石高原町等とも一緒に協議を行いながら備後圏域といったところと連携を図って、回遊性を持ち、上下町に少しでも観光消費額をふやしていく取り組みの中で、この民泊施設も一つの手段であろうと考えております。現状でいきますと、上下町には広島市から朝11時ぐらいから約15名程度の外国人ツアーということで入られて、剣道体験とかされて、昼食、翁座を見学されたり、少し買い物されて、もう夕方には帰っていかれるという状況です。宿泊施設等も十分ございませんので、こういった民泊施設を活用して、少しでも上下町、府中市へお金が落とせる仕組みをつくっていきたいというところでございます。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) しっかりその辺を煮詰めていただきたいと思うわけですけれども、上下白壁通りを見てみますと、角倉邸だけじゃなくて、この前改修した瀬川百貨店、その瀬川百貨店上下まちづくり協議会じゃなしに、地域おこし協力隊のもとで改修して、あそこも民泊にしたいという意向も聞いたりしたこともあるわけですけれども、それ以外のところについての拡張といいますか、角倉邸以外の民泊の拡張の見通しというか、計画は持っておられるのでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 現在のところ、計画はございません。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 今お話を聞いていますと、瀬川百貨店も改修が行われ、今現在どのような状況なのか、はっきり私も確認ができていないんですけれども、何か、総合的に上下町の観光という面で、計画立って物事が進んでいないと感じてしまうんですけれども、そこらあたり、例えば、民泊にされると言われているんですけれども、広島からは十数名ぐらいの外国の方が上下に出入りされているという、先ほど民泊に五、六名じゃあ、十数名はよそへ行かないといけない状況になると思うんですが、そのほかにも、上下町内民泊を考えていらっしゃるような、届け出をされているところというのはあるんでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 今のところ市では、他の民泊施設という情報は聞いていない状況です。  瀬川百貨店につきましては、現在、天領上下ひなまつりでのひな人形の展示でありますとか、アマチュア横丁などの開催など、イベントを中心に活用されている状況でございます。今後は、上下町における地域づくりの拠点やにぎわいの創出、まちづくりにかかわる人たちの交流の場や情報交換をする場として、この角倉邸と合わせて活用したいと考えております。 ○主査山口康治君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 民泊は、今、旬というとあれなんですけれども、他の地域も頑張って民泊というものも考えているとマスコミ等でも聞くんですが、その民泊に取りかかるに当たって、非常に手続等も煩雑で、なかなか難しいという話も伺うんですが、民泊を進めるに当たって、アプローチができる方ですとか、進めるために間に入ってあげられるような方というのはどなたになられるんですか。もう個人の方に任せて民泊を進めるというような考えなんですか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 上下まちづくり協議会で中心になっていただきまして、この民泊施設の運営、維持管理等も、今後協議を詰める中で整理していきたいと思っております。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  安友分科員。 ○分科員安友正章君) 民泊という事業につきましては、先日、6月15日に住宅宿泊事業法が改正されました。民泊するためには規制が入っていて、年間のうち180日のみの運営を許可すると。こういう環境の中において、余り民泊を安易に考えると、それに伴う管理とか、いろいろ諸問題が発生する可能性があるので、ここは今の6月15日に施行された住宅宿泊事業法をチェックされて取り組まれたほうがいいと思います。今、民泊は、日本全国でいろいろ展開していますけれども、観光インバウンドにおいては、この法律の施行によって問題を抱えているのが現状であって、今後の推進の仕方はその辺を考えていただいたらいいと思います。  それと、上下町には歴史的文化とか、非常に貴重なものがいっぱいある。それを観光事業として推進する。日本は国の政策で、これからは観光立国として推進していかなきゃいけない。こういう中で国の政策が出て、それが外国人訪日客をふやすとか、国内事業の展開の機会をふやすとか、その数値目標として、海外のインバウントであれば、2020年度には3,000万人、2040年度には4,000万人という数値目標を政府は掲げている。それで、2016年度の日本の海外のインバウンドについては、大体2,600万人から2,700万人という訪日客が来ていて、やはり国の政策と県の政策、地方の政策は、これからは一体化して事業を展開していくことが今後の我々の課題である。それで、府中市においても、この推進というのは、やはり大切な観光事業として捉えて、私はある意味で稼ぐ観光事業とするために、いろんな手を打って、そのチャンスをうかがうということに対しては非常にすばらしいことだと思います。  そこで、上下観光事業に関しては、今、上下府中市の中の上下であって、府中市の観光協会上下観光事業に対する役割と現状については、どのような形で府中観光協会上下の今の観光事業に携わっていらっしゃるのかというところを少し聞いてみたいと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 府中観光協会でございますが、上下には観光協会上下支部がございます。その事務局上下歴史文化資料館事務局を担われております。その中で、ガイド協会の方にツアー等で来られた方のガイドを頼んだりといったこと、あと、ひなまつりとか、各種イベント等にも、上下支部がかなりかかわられて実施されていると思われますので、やはり観光協会を使った中で、行政として上下の観光を充実させていきたいと思います。 ○主査山口康治君) 安友分科員。 ○分科員安友正章君) それでは、府中観光協会について、今、人員等はどのような配置をされているのでしょうか、ちょっとお聞きしたいんですけれど。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 府中観光協会は、現在、まちづくり振興公社から2名を派遣していただいて、府中観光協会を担っていただいている状況でございます。 ○主査山口康治君) 安友分科員。 ○分科員安友正章君) ちょっと驚いたといえば驚きましたね。  府中市の観光事業を推進する司令塔ですよね。やはり府中観光協会を中心として、府中市の文化遺産上下の歴史と文化の町の推進は基本的には司令塔がいないとなかなか観光事業を推進するっていうのは難しい。そこにおいて、今、観光協会の2名の方でやられているというのは、ちょっと観光事業を推進する上での体制づくりとしては考えられる方向がいいんじゃないかと私は思うんですけれど、いかがでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 議員がおっしゃられますように、体制につきましては、観光協会が市役所から出た以降、ここ数年、特に人材が十分に足りていない状況も続いておりますので、市としましても、やはり人材を含めて、体制づくりは考えていかないといけない課題であると認識しております。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 7款、商工業振興に要する経費で、府中家具販路開拓支援事業補助金があるわけですけれども、これも県の補助金かどうかわからないんですけれども、何か、政策的に補助金が出るから計画にはないけれども、途中から補正が出るという傾向が強いんじゃないかなと思うわけですけれども、この府中家具販路開拓支援事業は、どうして最初から計画的にやれなかったのかということと、それから、見本市へ出展する経費というふうに前に聞いたことがあるんですけれども、その内容について教えていただければと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 平成30年度当初予算の査定におきまして、同様の予算要求を行いましたが、残念ながら予算を確保することができませんでした。本市の地場産業である府中家具グループ見本市へ出展することにより、本市の地場産業としてブランド力認知度の向上、販路開拓等の効果は大きいものと考え、6月補正で再度予算要求をして計上させていただいたものでございます。  出展の内容につきましては、東京で開催されます大規模な見本市がございます。世界からも来られたりする見本市がございます。それに今年度も出展をされると聞いております。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) どういう見本市かというのがよくわからないんですけれども、こういった販路拡大に対する補助というのはほかにもいろいろあると思うんですけれども、この家具の販路開拓見本市、これに対して何をブランドとしてそこへ出して、どういった効果をねらっているのかというのがよくわからないんです。それと、もう一点、そういった販路開拓に関しては、東京にアンテナショップNEKIがあるんですけれども、そことの連携を含めて、どう考えられているか、教えてください。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 出展完了後に、実績報告書の提出を求めます。その中で、出展の効果についても記載をしていただくこととなっておりますので、あわせてグループでの見本市出展であることから、家具組合さんとの意見交換についても今後考えてまいりたいと思っております。  それと、東京アンテナショップとの連携につきましては、NEKIでの事前告知チラシの配布でありますとか、カタログやパンフレットの設置を考えているところでございます。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) そういった販路開拓に対する補助金を毎回やられているにもかかわらず効果が余り表に出ていないというのがありますので、府中ものづくり家具業界がかなり衰退している現状の中で、盛り返すぐらいの力をどうやってやるのかというのが重要になるんで、その辺、しっかりと見ていただきたいというのもあります。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  森川副主査。 ○副主査森川稔君) 先ほど田邉分科員の質問についてお聞きするんですけれども、この見本市というのは、見本市の中にいろんな設備をつくって、それを展示するというものに対して支援をするということなんですか。それとも、先ほど田邉委員が言われたように、出展をするに当たっていろんな工夫をしたり、知恵を出すという部分に対しての支援なのか、ちょっとその辺を明確に教えていただければと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 東京に出展される会場の場所代でありますとか、運送賃等々がかかりますので、そういった費用の一部を補助するものでございます。 ○主査山口康治君) 森川副主査。 ○副主査森川稔君) 補助するんであれば、先ほども言われたように、効果を上げるということからすると、今までどおりのそういったスペースとか、展示に対するものが主になると、効果はなかなか見えてこないんじゃないかなと思うんですね。ですから、そういったところをもう少し工夫されて補助金を出すという形をとられたらいかがかなと思うんですけれども。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 見本市の当日のときに商談等もかなり件数があるということは昨年度から聞いておりますので、そういった商談機会をふやしていただいて、少しでも多くの取引を行っていただきたいというのは切に願っているところでございます。
    主査山口康治君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査山口康治君) 続いて、8款土木費とこれに関連する歳入について、質疑のある方は順次御発言を願います。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 土木費の急傾斜地崩壊対策工事費がございますが、こちらの場所と、また急傾斜地はたくさん府中市にもあろうかと思いますけれど、今後の計画等を教えていただければと思います。 ○主査山口康治君) 河毛整備保全課長。 ○整備保全課長河毛茂利君) 今回の工事箇所でございますが、河面町の大平になります。5月に落石が発生いたしまして、それに対応する工事でございます。  工事の内容でございますが、落石防護のためのネットを設置する工法を考えております。この工法は、道路のり面ネットで覆って、最上部が支柱やワイヤーで立ち上がっており、ネットで落石を受けとめるものでございます。  今後の計画についてでございますけれども、ここの工事につきましては議決後に測量設計業務を発注して、工事の発注が平成30年10月を予定しております。完了は平成31年2月ごろになると思われます。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 急傾斜地工事の関係で、今回は平成30年10月に発注で来年の2月の完了ということを言われたんですけれども、落石が起きて通行どめになるようなケースに関しては、かなり急いでやらないといけないケースがあると思うんですね。昨年度、上下町のがけ崩れで通行どめになった件では、かなり放置されて、その後、工事が始まったと記憶しています。今現在も片側通行だと思うわけですけれども、この落石とか、がけ崩れに対する工事の対応というのは、程度に応じて、早急に対応しないといけない場合、ゆっくりできる場合等あると思うんですけれど、その辺の基準はどうなっているのかということと、それから、河面のネット落石防止工事に関しては、通行に対する影響は、工事期間中どの程度あるのか教えてください。 ○主査山口康治君) 河毛整備保全課長。 ○整備保全課長河毛茂利君) 今回の工事で申しますと、落石が発生いたしまして、翌日に現地の山腹の状況の確認を行っております。ここの道路につきましては、道路幅員が4メートルでございます。柳田橋と河面町の大平地区を結ぶ市道でございまして4メートルの道路に対して、大型土のうを2段積んで、落石のための応急対策はとっております。山腹部の落石や転石の撤去も行って、安全を確認して通行どめを解除しております。現在も現地パトロール、山腹の状況の確認を継続して行っております。山腹の状況につきましては、対応後の変化は現在のところありません。  応急対応の基準につきましては、今回の場合は、現地を確認して、大型土のうを2段積むことによって、道路のり面との間に約1メートルあり落石が起きてもそこへ石が落ちるようにという応急対策はできるだけ早く行います。安全が確保できると判断できれば、通行できることとしております。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 今回の場合は片側通行にはならないということ。 ○主査山口康治君) 河毛整備保全課長。 ○整備保全課長河毛茂利君) 今回の場合は、道路幅員が4メートルということでありまして、道路のセンターラインはないんです。3メートルになりますので、いわゆるセンターラインはございませんが、相互通行ということにはなりませんので、大型土のうを置いてある区間につきましては約12メートルになるんですけれども、離合する場合は、前後で待っていただくようなことにはなると思います。  済みません。工事期間中は車両通行どめになると思われます。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 今回の場合は緊急を要しないと思うんですけれど、先ほど質問した基準の中で、上下町の場合はもう完全にがけ崩れが起きて、応急処置をしてもなかなか通れないような状況だったと思うんです。そういった程度に応じて対応すると思うわけですけれども、大きいがけ崩れの場合も、同じように発注条件を待ってという形でやるのかということを質問したいと思うわけです。それで、その財源として自然災害防止事業債の起債を予定されているんですけれども、その事業債を起債されて、そこから財源を求めたら、割と早く対応できるんだったらそれでいいと思うんですけれども、その事業債は簡単にできるのか、その辺の条件みたいなものも含めて答弁願います。 ○主査山口康治君) 河毛整備保全課長。 ○整備保全課長河毛茂利君) 応急に対応するかどうかということにつきましては、道路の交通量と道路の構造等によると思います。交通量が多いところにつきましては、安全対策を図って、片側通行でも通行ができるように対応していくことになります。  あと、自然災害防止事業債の起債条件でございますけれども、地域防災計画に掲げられている災害区域において、災害の発生を予防し、または災害の拡大を予防するための地方単独事業であることとなっております。今回の工事につきましては、急傾斜地崩壊対策事業ということで自然災害防止事業の落石対策を行うものでございますけれども、工事費の予算がございませんので、6月補正をお願いしたものであります。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) もう一点、道路橋梁費の委託の概要と場所を含めて答弁願います。 ○主査山口康治君) 杉島まちづくり課長。 ○まちづくり課長杉島賢治君) 場所につきましては、府中市高木町の国府小学校西に位置します国府公民館と府中グリーンセンターの間の市道高木19号線になります。この市道を国府公民館の建てかえ、府中グリーンセンターの建てかえに合わせまして、6メーターに拡幅を予定するための用地測量の経費をお願いするものでございます。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査山口康治君) 次に、債務負担行為のうち所管に係る部分について、質疑のある方は順次御発言を願います。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 債務負担行為についてでございますが、地域交流センター(キテラスふちゅう)となっておりますが、このキテラスふちゅうには、一宮さん、そして、あわけんさんと、府中焼きを頑張ってつくっていただいていると思っておりますし、また、現在使用されている店舗の方から要望も出ていると思います。私が伺っているのは、外水道をつけていただきたいと、やはり油で床がべとべとになったりするということで、そのモップで掃除されて、モップを屋外で洗うための屋外水道をつけてもらえないかというのを聞いております。あと、夜になると、表がちょっと暗いということで、ライトアップのような形で、少し明る目にしてもらえないかというお話も伺っているんですけれども、この321万円はどういった費用になるんでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) この地域交流センターの平成31年度から5年間、単年度で64万3,000円の指定管理委託料になります。 ○主査山口康治君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 先ほど、私が少し伺っている要望を御説明させていただいたんですが、そこらあたりもぜひ検討していただければと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 現地のほうも確認をさせていただきまして、あと、入られている方等ともお話を伺い、対応できるものにつきましては対応させていただければと思います。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) キテラスの関係で、先ほど上下の観光の関係で観光協会についてもっと主導的にという話もあったわけですけれども、キテラスは府中焼きと観光協会が二つの建物に入っていると思うわけですけれども、その観光協会へ来られる利用状況が頻度が少ないんじゃないかなと思うわけですけれども、その状況についてお答えいただければと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 平成29年度の北館の利用者につきましては8,493人と聞いております。利用者は前年度より減少してはおりますが、南館利用者の方が、北館へ観光案内情報を求めに立ち寄られると聞いております。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 先ほどから出ていた府中の魅力をアピールするためには、人がよく集まるところがいいと思うわけですけれども、前も一般質問で同僚議員が質問されていましたけれども「道の駅 びんご府中」のアンテナショップもしくは交流テラスへ集中させたら、より上下町も含めて、観光案内を発信できるんじゃないかという意見もあったわけですけれども、そういった形で統合はできないのか、伺いたいと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 現在のところ予定はしておりません。情報発信を多チャンネル化することで、回遊性が向上されて、にぎわいの創出につなげることを期待しているところでございます。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 先ほど観光協会から2人が配置されていて、余りにも少ないということが述べられていましたけれども、その北館で8,493人、休みを入れると、1日二、三十人しか立ち寄っていない。それも休みがほとんどで、普通の日はほとんど手持ち無沙汰じゃないかと思うわけですけれども、そういった人的資源を集中的に配置して、観光をより効率的にするということを考えたら、その辺を再検討すべきじゃないかと思うわけですけれども、その辺どう思われますか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 観光協会の人員につきましては、やはり今の2人体制では不十分だろうと思います。平日ですとか、休日でも、観光PRに出たりとか、あと、市内での観光行事等にも参加しておりますので、やはりもう数名、理想が何名かはちょっとはっきりわかりませんけれど、やはり人的支援は今後検討してまいりたいと思います。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 北館に余り人が来ないということだと思うわけですけれども、一方で、南館になるのか、お好み焼きのほうはかなり繁盛しているということを考えたら、北館のスペースをより有効に利用するために、さらにお好み焼き屋をふやして、その知名度を上げるという案も考えられると思いますけれども、観光案内はびんご府中の道の駅で1人、アンテナショップで売る人が兼ねれば十分ぐらいな業務ができるので、その辺を考えてやればいいと思うわけですけれども、府中焼きをさらに拡大することに関してはどう思われますか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 現在のところ、施設の拡張の計画はしていない状況でございます。現在の施設で、府中焼きの体験教室等による備後府中焼きの普及啓発に努めてまいりたいと考えております。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) この地域交流センターが321万円、道の駅、多機能拠点施設が8,500万円ということで、いずれもこの指定管理料が上がるというふうに思うわけです。この指定管理は、そもそも管理業務に関する対価が管理料というふうに考えると、5年たってまた平成31年度からということでありますが、管理するのにその対価として同じ指定管理料ではできないという判断をされているということなんでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 地域交流センターにつきましては、今回、単年度64万3,000円ということで、増額ではなく同額です。5年間で321万5,000円を委託料の上限にしております。  道の駅、多面的機能拠点施設につきましては、年間で200万円の増額ということで、運営を指定管理者に行っていただいているこの間の実績などを踏まえまして、施設管理費として新たに維持管理経費の一部が必要と判断し、次期指定管理料に必要経費として計上したものでございます。 ○主査山口康治君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 必要と判断されたのは、業者じゃなくて、こちらで判断されたという考えでいいのかということと、仮に、今度は平成31年度に公募されると思うわけですけれども、そのときに、プラスされた部分が別に必要ないような応募がされた場合はどうなるんでしょうか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) この金額につきましては、指定管理費の上限の枠を設定するものでありまして、次期管理者の決定段階においては、管理候補者からの提案を審査し、額につきましても決定していくものであると思います。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 200万円上げる根拠として、実績を踏まえるということを言われたわけですけれども、道の駅がオープンして以来、最初のころの実績はわかっていたんですけれども、それ以後、最近の産直市、アンテナショップ、レストランの利用状況は売り上げも上がっているのかどうか、その辺はどうなんですか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 毎月、定例的な会議を行っている中で、産直市につきましては、レジ通過者及び売上高も去年実績より上回っているとお聞きしております。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 産直市は上回って、ほかにアンテナショップとレストランはどうなのかということと、今、天満屋さんが指定管理者になっておられると思うわけですけれども、指定管理料を上げるような相乗効果的なものを含めて、何か工夫されたものがあるのかどうか教えていただきたいと思います。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) アンテナショップにつきましては、一部を産直市のほうに商品を移しまして、産直市でも販売していただいております。レストランにつきましては、昨年度より横ばいか、やや少ないといった状況をお聞きしております。  それと、天満屋さんとの相乗効果についてでございますが、イベントの共同開催によります集客力アップですとか、陳列商品の差別化によります来客者の利便性向上等が挙げられると思われます。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) それが実績を踏まえた200万円をアップする根拠になるんですか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 200万円の増額と天満屋ストアさんが運営されている府中天満屋は関係なく、道の駅としての指定管理料の200万円増ということでございます。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 平成31年度から公募される前に評価委員会を開かれるんですね、道の駅がどういった形で運営されて、これからどうもっていって、どういう効果を上げるかという。先ほど加島委員も言われていましたけれども、実績の際立ったものが言われなかった状況で、評価委員会もこれからというところで、200万円上げた状況で債務負担行為をしていると、天満屋さんやほかの業者を含めて、足元を見られるんじゃないかと思うわけですけれども、市はしっかりと手綱を引き締めて、財政的には厳しく見ていったほうがいいと思うわけですけれども、評価委員会の内容も含めて教えてください。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 評価委員会ですけれど、担当課は違うんですけれど、現時点で聞いているところによりますと、組織としましては、委員長には副市長、副委員長には教育長、委員には総務部長、健康福祉部長、建設産業部長、教育部長という構成になっていると聞いております。あと、外部委員を1名入れるということもお聞きしております。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) この指定管理者を選定される際に、もう四、五年前になろうかと思うんですけれども、事業計画書も提出されているのではないかなと思うんですが、そうした事業計画書に照らし合わせてきっちりされているのかどうかというような、見直しですとか、あと、事業計画書にない何か努力をされているとか、そういったチェックというのは、どなたがどのように行われているのか。 ○主査山口康治君) 池田産業振興課長。 ○産業振興課長池田弘昭君) 年度末で締めまして、事業計画書と各実績報告書の数字とかのチェックは担当課で行っております。今後は、先ほどの評価委員による評価をしていただく中で、シートを提出して、その中で評価をしていただくという格好になってこようと思われますので、最終的には評価委員会の中で最終判断になろうと思います。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 先ほどの評価委員会のメンバーですけれども、ほとんど市の部長クラス以上で、外部が1名だけとなると、よその状況含めて、評価が偏るんじゃないかなと思うわけですけれども、市民が日ごろ、かなり道の駅に関しては辛らつな意見を言われていると思うわけですけれども、より道の駅をよくするために、外部委員をもっとふやすべきじゃないかと思うわけですけれども、その辺を考えていただきたいと思います。  それともう一点、債務負担行為で環境センター施設整備工事が、これも平成31年度から33年度まで23億2,870万円という非常に額の多い工事が待っているわけですけれども、この新環境センターの工事内容、それから財源、また具体的なスケジュールについてお伺いいたします。 ○主査山口康治君) 伊吹環境整備課長。 ○環境整備課長伊吹公雄君) まず、工事内容としましては、現在の環境センターは稼動して35年経過しております。建屋や機械設備の老朽化が著しいため、汚泥再生処理センターとして施設の全面更新を考えております。  次に、財源としましては、国の交付金として環境省の循環型社会形成推進交付金、それと、起債としましては過疎対策事業債と一般廃棄物処理事業債を活用する予定としております。  スケジュールにつきましては、平成34年度の供用開始に向けて行っていきたいと思っております。まず、工事期間が2年9カ月必要となりますので、平成31年6月議会での承認をいただきまして契約締結を行いたいと考えております。今回は8月に入札公告を予定しておりますので、債務負担行為の補正をお願いしているところでございます。  なお、発注方式につきましては、設計施工一括発注方式を考えております。この方式は、いわゆる性能発注と呼ばれるものでございまして、プラントメーカーからの技術提案を求めるものとなりまして、これにつきましては環境省も推奨しております。  また、総合評価落札方式もあわせて考えておるところでございます。これにつきましては、価格と価格以外の要素として、維持管理費を含む総合的なコスト削減でありますとか、汚泥再生処理センターとしての性能・機能の向上、また資源循環、エネルギー回収などの社会的要素への対応等の事項を含めて、総合評価して落札者を決定していきたいと考えております。評価内容などの詳細につきましては、5回の開催を予定しております総合評価審査委員会におきまして順次決めていきたいと考えております。なお、総合評価審査委員会におきまして、発注仕様書でありますとか、入札説明書などの入札にかかわる部分の審議と、評価項目や審査点の配点、技術提案の評価方法などの総合評価にかかわる部分の審査を行うよう考えているところであります。
    主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 総合評価方式で、技術的な性能とか、環境を含めて、これから8月の入札に備えていくということですけれども、この環境センターとクリーンセンターは一般質問のときにいろいろ言われていましたけれども、そのときに、クリーンセンターに関しては広域化を含めて議論がなされて、それに伴って、最初の計画からだんだん変更された経過があるわけですけれども、環境センターに関しましては、広域化の議論はされていないのでしょうか。 ○主査山口康治君) 伊吹環境整備課長。 ○環境整備課長伊吹公雄君) 環境センターにつきましては、広域化の具体的な検討は行っておりません。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 新しい方式で、下水へ処理した汚泥水を流すということで、福山市にも関係ありますし、それから、その過程で出た残滓等の問題等をどう処理するのかというものもありますので、広域的なものを含めて、より効率的になるように考えていただきたいと思います。  それと、先ほど言われた総合評価審査委員会に関してメンバーがどうなっているのか教えてください。 ○主査山口康治君) 伊吹環境整備課長。 ○環境整備課長伊吹公雄君) 先ほどの広域化の検討に当たりましては、近隣の市町の状況等を把握しております。福山市は、ごく最近同じような形で汚泥再生処理センターを箕沖につくられておりますので、そういった点も考慮して単独という形にしております。  なお、下水への放流につきましても、流域下水道への接続となりますので、県にも、その辺は事前の説明等を含めて協議を行っているところでございます。  先ほどありました審査委員会の委員の内訳につきましては、外部委員が4人、内部委員が3人となっております。外部委員につきましては、広島県立大学の教授と准教授1名ずつ、それと県の職員が2名、内訳は、環境部門として東部厚生環境事務所の参事、それと、施設の関係としまして設備工事担当課のお二人となっております。内部委員につきましては、副市長、総務部長、建設産業部長の3名となります。 ○主査山口康治君) 田邉分科員。 ○分科員田邉稔君) 外部委員が内部委員より多いということで、客観的に評価を求められているという点については望ましいんじゃないかと思います。  それで、今回工事費が23億3,000万円近くあるわけですけれども、これの内容について、環境センター、クリーンセンターに関しては、そのために財政調整基金等の積み立てをあらかじめやるんだということが昨年来言われていたわけですけれども、今言われた過疎事業対策債、一般廃棄物処理事業債、特に過疎債については、ほかのところでもかなり多用されているのでなかなか難しいと思うわけですけれども、交付金を含めて、財源確保の可能性はどういう状況なんですか。 ○主査山口康治君) 伊吹環境整備課長。 ○環境整備課長伊吹公雄君) 財源の確保という点でございますが、まず国の交付金としまして、先ほど説明させていただきました環境省の循環型社会形成推進交付金、これは交付率が3分の1でございますが、環境センターの更新事業を地域計画にのせて、国へ計画を提出して、承認をいただいておるところでございます。当然、交付金は年度年度の予算がございます。全国的な予算配分となりますので、全国から要望が上がって、その枠内でおさまれば、当然3分の1がもらえるものと考えておりますが、もし仮に、要望額が上回るような場合等も考えられますので、国の交付金につきましては、広島県を通じて、最大限、満額の交付金をいただけるように、県を通じて要望を上げていきたいと考えております。  また、過疎対策事業債につきましても、分科員の御指摘がございましたように、枠がございますが、これにつきましても当然こういった大規模な事業になりますので、優先的に充てていただくよう財政との協議を重ねていきたいと考えております。なお、過疎対策事業債につきましては、平成32年度までの時限立法となっておりますので、現時点では平成32年度までが過疎対策事業債、平成33年度につきましては一般廃棄物処理事業債を充てるということを考えております。 ○主査山口康治君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査山口康治君) なければ、以上で議案第58号の本分科会審査区分における審査を終了いたしました。  分科会報告の作成については御一任願います。  以上で予算特別委員会建設分科会を散会いたします。                午前11時13分 散会...