府中市議会 2017-09-14
平成29年建設常任委員会(9月14日)
洗浄方法といたしましては、配水管の中にスポンジ状のボールを何回も通して、水圧をかけてボールが配水管の中をこすることによって、内部についているさびを落とすという方法でございます。
○
委員長(
居神光男君)
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) それでは、予定キャッシュフロー計算書の現金が減額になっている理由は何ですか。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 今回の委託料は営業費用でございますので、収益的収支における支出が増額をすることとなります。この財源としては、当初予算に上げておりました収益収支の差額分を予定しています。これによりまして、現金が変動しますので、キャッシュフローでは減額となるものでございます。
○
委員長(
居神光男君)
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) ちょっとこれも通告していなかったんですけど、新聞で話題になっているのであれですけど、水道事業を県で統合するという話が新聞に出ていましたけれど、もう既に県から
府中市に話があったのかどうか、お願いします。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 県で水道事業の広域連携について検討が進められております。8月21日に県内の全市町と県の関係部局を構成
委員とする広島県水道事業推進会議の幹事会というのが開催をされております。そこで
説明がされたという状況でございます。
具体的なことは、県からこれからそれぞれの市に
説明があるのではないかと考えております。
○
委員長(
居神光男君) ほかにありませんか。
加納委員。
○
委員(
加納孝彦君)
小川委員の関連になるんですけど、2ページの補正の委託料の
部分で、先ほど赤水対策の予定として言われたんですが、春先からずっと対策をされてきた中で、現状と、今まで対策をされてきた予算はどうなっているのか、教えていただければと思います。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 鋳鉄管を使っている管の口径の大きいところはそれが多いわけでございますが、そういった想定される区間を夜間12時から3時、4時ぐらいまで、消火栓を明けたぐらいに水を一気に流すことによって、管の中を洗うという作業を四、五日続けてやってきております。また、そういった赤水が出たという情報をいただいたところは、配水管の管末あるいは途中に水をぬくところが要所要所にあるんですが、そういった水抜き作業を随時対応してきている状況でございます。
○
委員長(
居神光男君)
加納委員。
○
委員(
加納孝彦君) その対応をされて、大変な労力をかけられたんだろうと思うんですけども、なかなかそれが終息をしないということなんでしょうか。現状では、件数は少なくなっているようにも聞くんですが、完全に対策をするための今回の補正でよろしいですか。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 配水管に夜間一気に消火栓並みに出しても、一時的なのかなと考えております。中にこびりついているものも多少は取れるのかなとは感じておりますが、やはり今回のようにボール洗浄をすることによって、ある程度のものが解消できるのではないかなとは考えております。
○
委員長(
居神光男君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) なければ、
本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
続いて、討論を行います。
討論はありませんか。
〔討論する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) なければ、
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
居神光男君)
起立全員であります。
よって、
本案は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○
委員長(
居神光男君) 次に、決算
議案の審査を行います。
御承知のように、決算審査は予算執行が予算に従って適正にかつ能率的・合理的に行われ、市民の福祉の増進に役立ったかどうかを検討するという観点からなされるものであります。
平成28年度歳入・歳出決算書とともに提出されております主要な施策の成果に関する
説明書、財産に関する調書及び監査
委員の各会計決算資料などを参考にされ、審査に当たっていただくようお願いをいたします。なお、決算に対する指摘は質疑終了後に取りまとめますので、その際に御発言をお願いいたします。
まず、
議案第66号「
平成28年度
府中市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの
説明を求めます。
若井建設産業部長。
○
建設産業部長(
若井紳壮君) 特にございません。
○
委員長(
居神光男君) これより
本案に対する質疑を行います。
質疑のある方は、順次御発言を願います。
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) 減価償却費というのは幾らになるのかなと思いまして、実は、
府中市下水道事業経営戦略というのを出されていますけれど、それの投資財政
計画というのがあるんですけれど、ここのどこに当たるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 今回、下水道事業の経営戦略を
平成28年度末で作成をしております。その中で、先ほど
委員さんがおっしゃられましたように、投資財政
計画というのがございます。これは、国で定められている法非適用企業の様式によって作成をしているものでございます。国の様式により、現在行っている特別会計の維持管理経費を収益的収支あるいは建設改良費のような投資的経費を資本的収支に分けているものでございます。特別会計では、公営企業会計のように、資産を取得した段階で減価償却費を積み上げて計算をするようにはなっておりませんので、国の様式においても、計上するようにはなっていないということであります。
○
委員長(
居神光男君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) なければ、
本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
続いて、
本案に対する意見、指摘事項がありましたら順次御発言を願います。
〔発言する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) 特に御意見等がないようですので、
本案に対する意見、指摘事項はないものとさせていただきます。
続いて、討論を行います。
討論はありませんか。
〔討論する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) なければ、採決いたします。
本案は
認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
居神光男君)
起立全員であります。
よって、
本案は
認定することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○
委員長(
居神光男君) 次に、
議案第70号「
平成28年度
府中市
水道事業会計決算認定について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの
説明を求めます。
若井建設産業部長。
○
建設産業部長(
若井紳壮君) 特にございません。
○
委員長(
居神光男君) これより
本案に対する質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) 収益面での事業効果をあらわす有収率が前年度と比べて5.7%悪化しておるということで、
平成28年度が78.8%で、
平成27年度が84.5%ということなんですけど、悪化している理由は何なのか、教えてください。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) これは、昨年度の年間を通して漏水箇所が多かったことが影響しているのではないかと考えます。昨年度の漏水修理件数が235件でしたが、一昨年と比較して26件多くなっている状況でございます。また、漏水量も規模の大きいものがあったのが影響しているのかなと考えております。特に多かったのが高木町で、推定ですけど、時間15トンとか、中須町で時間2トンとかという、通常、給水なり配水管でも1トン前後というのが往々にして多いんですが、その中でも、特にそういった規模の大きいところが多かったのが影響しているのではないかと考えております。
○
委員長(
居神光男君)
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) 理由が漏水ということであれば、漏水調査とか老朽管の修理というのは、もっとスピードを上げて行うべきだと思うんですが、ただ、予算の関係があるので、なかなか難しいんだと思うんです。そうすると、一般会計から繰り入れることはできないのかどうか、お聞きしたいと思います。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 老朽管は多いわけでございます。先ほど指摘をいただきましたように、有収率を上げていくには、管の更新率を上げていく、あるいは漏水調査を継続して、速やかな漏水修理を対応していくことが重要になろうかと思います。
現在では、早期発注に向けて前年度に設計業務をやって、次年度の当初に
工事発注がすぐできるような体制をとっているところでございます。あわせて、耐震管を採用することによって、それが長寿命化にもつながりますので、そういったことをしながら、やっていきたいと考えております。
○
委員長(
居神光男君)
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) もう
一つ、漏水対策なんですけれども、そういうことはないんだろうとは思うんですけど、破裂してからわかるのか、それとも調査は、民間の人にお願いしてずっと続けられているのか、どういう調査をされているのかお聞きしたいと思います。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 今、業務委託で専門業者にエリアを設定して、どうしても日中ですと車が通ったり、いろんな雑音が入りますので、夜間の作業になります。水が出ると、かすかな音が出るわけなんですが、その音を拾いながら、それが漏水であるかどうかという判断は、やはり専門的な経験を積んだ人でないとなかなかわかりにくいというところもあります。市民の方から、路面へ水が出ているので漏水ではという相談もありますので、そういった市民の方からの情報も、漏水の修理をしていく上では非常に大切な情報源であると考えております。
○
委員長(
居神光男君)
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) 続いて、純利益が
平成28年度決算では2,705万9,000円ということで、
平成27年度が4,320万6,000円ということで、純利益が減少している理由は何か、教えてください。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) 純利益を構成する営業費用のうち、減価償却費がございますが、これが対前年比で申しますと、2,400万円余り増額となっているのが主な要因でございます。これは、
一つには、
城山浄水場を
平成27年度に1系の
沈殿池の
改修工事あるいは1系の
沈殿池の躯体の補修
工事、あわせて約1億6,000円余りが繰り越しとなって、
平成28年度へ資産計上されたということと、三河ダムの水力発電
施設が完成して、それが資産として計上することになったもので、それにより減価償却費がふえた状況でございます。
○
委員長(
居神光男君)
小川委員。
○
委員(
小川敏男君) 最後に、内部留保資金のことなんですけれど、資本的収支の不足額が1億3,475万円となっておりまして、その不足額は内部留保資金で補填することに、いつものようになるんだと思うんですが、現在、期末残高が10億1,345万円ですけれど、この中に内部留保資金があると思うんですが幾らなのかということと、資本的収支というのは、必ず不足額が出てくるものなのか。必ず不足額が出て、内部留保資金で補填するということなのかと。不足額が出ないことはないのかどうか、これもお聞きしたいと思います。
○
委員長(
居神光男君)
新谷上水下水道課長。
○
上水下水道課長(
新谷重良君) キャッシュフローでは、先ほど申されましたように、10億円余りとなっております。内訳につきましては、退職給付引当金あるいは修繕引当金などとして1億4,700万円、建設改良の積立金、利益積立金として2億5,400万円で、残りが内部留保資金などとなります。その中には、減価償却費でありますとか資産減耗費、繰延勘定償却費などが含まれます。先ほどの資本的収支での赤字補填が留保資金から充ててあるわけでございますが、これは資本的収支の収入の財源としては、起債でありますとか補助金、出資金ということになるわけでございますが、公営企業会計ということで、独立採算の原則ということで、事業に伴う費用は収益で賄うというのが原則でございます。そういった観点から、留保資金で補填していくというのは、やむを得ないことかなと考えております。
○
委員長(
居神光男君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) なければ、
本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
続いて、
本案に対する意見、指摘事項がありましたら順次御発言を願います。
〔発言する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) 特に御意見等がないようですので、
本案に対する意見、指摘事項はないものとさせていただきます。
続いて、討論を行います。
討論はありませんか。
〔討論する者なし〕
○
委員長(
居神光男君) なければ、採決いたします。
本案は
認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
居神光男君)
起立全員であります。
よって、
本案は
認定することに決しました。