広島市議会 2010-03-26 平成22年第 1回 2月定例会−03月26日-06号
広島市が2020年,核兵器廃絶の年に被爆地で平和の祭典を開催しようという崇高な理念を本当に生かすためには,古代オリンピックの精神に立ち返ったオリンピックを目指すことが必要です。古代オリンピックは293回も続きましたが,その莫大な経費は開催都市の負担でなく,ギリシャ全土の善意と寄附で賄われたそうです。
広島市が2020年,核兵器廃絶の年に被爆地で平和の祭典を開催しようという崇高な理念を本当に生かすためには,古代オリンピックの精神に立ち返ったオリンピックを目指すことが必要です。古代オリンピックは293回も続きましたが,その莫大な経費は開催都市の負担でなく,ギリシャ全土の善意と寄附で賄われたそうです。
昨年6月の一般質問でも申し上げましたけれども、被爆県にある市の市長として、やはりこの問題でも、本当に人類の存亡がかかった問題ですから、きちっとイニシアチブを発揮してほしい。特に今年は5月にニューヨークでそういう国際会議があるわけですから、やっぱり市長も市民の皆さんに、施政方針演説で高らかに核兵器廃絶する、平和の問題というのを訴えていただきたい、そのように思っておりました。
この変化を促した根本の力は,世界諸国民の世論と運動であり,とりわけ被爆国日本での長年の核兵器廃絶を目指す闘いが重要な役割を果たしました。この流れを一層力強いものとしなくてはなりません。そのためには,ことし5月の核不拡散条約再検討会議を成功させなければなりません。 5月2日にはニューヨークで反核運動の国際共同行動が行われ,日本からも被爆者を先頭に1000人以上が参加する予定です。
ことしは広島,長崎の被爆から65周年を迎える節目の年であります。折しも5月には国連本部においてNPT,核兵器不拡散条約会議が開かれ,10月には名古屋でCOP10,生物多様性条約締約国会議が予定されており,両会議において,核のない平和な世界の構築への期待が高まりつつあります。 こうした中で,我が国における平和にとって,まさに重要課題である沖縄に駐留する米軍の普天間飛行場移設問題があります。
││ この訴えは、核兵器廃絶と恒久平和を願う私たち被爆国民の心からの叫びである。 ││ しかし、核兵器は未だに世界に約2万1千発も存在し、核兵器の脅威から、今なお人類││は解放されていない。
今年度の予算に関しては,一つ目の「『万人の夢』の実現」については,平和市長会議を中心に,2020ビジョンキャンペーンの一層の展開を図ることやヒロシマ・ナガサキ議定書のNPT再検討会議での採択を目指すこと,さらに核兵器廃絶に向けた国際世論の喚起に取り組むことや次世代への被爆体験の継承・伝承に努めることを言及されています。
しかしながら,ある被爆者の方が,別にオバマ大統領が来られても,私たちの生活に何ら変化はありません。逆に,オバマ大統領が広島を訪問されるようなことがあれば,核の発射ボタンを持った方が同行されるそうです。そのことの方が私は嫌ですとおっしゃられました。被爆者の方々は,核兵器が廃絶されるまで,米国大統領の来訪を望まれていないのではないかと感じた一言でありました。
この訴えは、核兵器廃絶と恒久平和を願う私たち被爆国民の心からの叫びである。 しかし、核兵器は未だに世界に約2万1千発も存在し、核兵器の脅威から、今なお人類は解放されていない。2000年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議では、全面的な核兵器廃絶を約束したはずだが、2005年の同会議では実質合意できず、核軍縮はもとより、核不拡散体制そのものが危機的状況に直面している。
この機会に世界で唯一の被爆国である日本が,国是となっている非核三原則を法制化し,核廃絶の国際的なリーダー役を果たすべきと思います。 世界で最初の被爆県の自治体として,政府に対して非核三原則の早い時期での法制化を求めるものであります。よろしくご審議のほどをお願いをいたします。 なお,意見書の提出先は,内閣総理大臣及び衆議院議長,参議院議長でございます。
広島,長崎が被爆した直後から,核兵器による破壊から人類を救うためには主権国家の連合体である国際連合では不十分であり,国家を超えた権威と権限を有する世界連邦機構をつくるべきだという世論が世界各地で期せずして起こりました。アインシュタイン博士やラッセル卿,湯川秀樹博士,シュバイツアー博士,チャーチル氏などの著名人たちも熱心にその必要性を強調したということです。
また,東京日野市の我が党の議員は,ことしの9月議会の一般質問で中学生の修学旅行先に被爆地訪問をと提案しました。 唯一の被爆国である日本の子供たちのうち,一体何人が広島市の平和記念公園を訪れているのでしょうか。
3点目の質問でございますが、被爆者の認定についてでございます。原爆被爆者に対する救済措置については、先に参議院で成立いたしました原爆症救済法でありますとか、あるいは昨年12月に在外被爆者に対する被爆者健康手帳の申請要件の緩和など、国政としての救済措置がより積極的になっております。
昭和20年,1945年8月,広島は人類史上最初の被爆都市となりました。それに続いて被爆した長崎は永遠に,人類史上最後の被爆都市であらねばなりません。 壊滅的に破壊され尽くされた両市の市民は,その後の努力によって都市を復興させるとともに,核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を全世界に訴え続けてきました。
市長みずから平和市長会議に加わり、呉市も平和都市宣言を行っていること、さらに呉市は元来被爆者の多く住むまちであり、被爆者はもちろんのこと、市民の願いも殊さら核兵器廃絶には強いものがあること、こうした願いにこたえるために日本政府に議定書採択について行動するよう強く求めるべきではございませんか。
市長みずから平和市長会議に加わり、呉市も平和都市宣言を行っていること、さらに呉市は元来被爆者の多く住むまちであり、被爆者はもちろんのこと、市民の願いも殊さら核兵器廃絶には強いものがあること、こうした願いにこたえるために日本政府に議定書採択について行動するよう強く求めるべきではございませんか。
広島市と長崎市は被爆都市としての平和理念を共有して、2020年のオリンピック共同開催の可能性を模索しております。両市はオリンピック招致検討委員会を設置し、近隣都市に検討委員会への参加を呼び掛けているが、参加に前向きな都市もあれば、そうでもない都市もあるのが実情です。
このオリンピックの招致につきましては、複数都市による開催あるいは資金調達の問題など、本当に多くの課題がありますけれども、議員が御指摘されたように平和の祭典でありますオリンピックが被爆地である広島、長崎を中心に開催をされるという、この夢が実現をされれば、これは大変大きな意義があると思っております。呉市としまして、できる限りの協力をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
このオリンピックの招致につきましては、複数都市による開催あるいは資金調達の問題など、本当に多くの課題がありますけれども、議員が御指摘されたように平和の祭典でありますオリンピックが被爆地である広島、長崎を中心に開催をされるという、この夢が実現をされれば、これは大変大きな意義があると思っております。呉市としまして、できる限りの協力をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
爆心地から1.5キロメートルの距離に位置する被爆建物です。64年前の8月6日の原子爆弾の炸裂により即死者36名,重軽傷者71名,行方不明の方1名を数え,留学生の死者も出しております。まさに被爆の実相を伝える全人類的な財産ともいうべき価値とともに,戦前戦後の広島の歴史を物語る重要な建物であり,市が責任を持って保存・活用すべきことは言うまでもありません。