庄原市議会 2020-01-07 01月07日-04号
本市が誘致した和牛TMRセンターは、混合飼料、いわゆるTMRの有効利用による和牛振興と非主食用米の活用による水田農業の振興を目的とするもので、平成30年3月に活動をしました。この和牛TMRセンターは、TMRを製造供給する施設として全農広島県本部が整備し、年間1万2,000トンのTMRを製造し、繁殖子牛・肥育合わせて約4,500頭の給餌量を予定しております。
本市が誘致した和牛TMRセンターは、混合飼料、いわゆるTMRの有効利用による和牛振興と非主食用米の活用による水田農業の振興を目的とするもので、平成30年3月に活動をしました。この和牛TMRセンターは、TMRを製造供給する施設として全農広島県本部が整備し、年間1万2,000トンのTMRを製造し、繁殖子牛・肥育合わせて約4,500頭の給餌量を予定しております。
TMRとは、混合飼料、完全飼料などとも呼ばれ、牛の栄養を考え、繁殖や肥育等の飼養状況に応じて粗飼料と濃厚飼料を混ぜ合わせ、餌として与える方法でございます。TMRの利用による効果として、飼養の省力化による増頭や飼養意欲の継続、肉質の向上や発育の斉一化によるブランド価値の向上などが期待がされるところです。
その仕組みを構築するため、本市においては、全農広島県本部が整備を計画しているWCS用稲、飼料用米を原料とした混合飼料の製造エ場、いわゆる和牛用TMRセンターの誘致を進めているところでございます。
WCS用稲は、これまで畜産農家が個人用の飼料確保のため、取り組まれていましたが、平成25年度に広島県酪農業協同組合が、WCS用稲を活用した乳用牛の混合飼料の工場として、TMRセンターを整備されたことにより、平成26年度から契約栽培による作付けが増加し、今年度は、105.6ヘクタールの作付けとなっております。
また、市内産の飼料用米・飼料用稲を活用した混合飼料・乳酸発酵米を製造する工場の誘致を進め、和牛農家の経営安定化や地域資源の有効活用のみならず、新たな雇用確保につなげてまいりたいと考えております。林業の分野では、県内最大の森林面積を有する本市にとりまして、豊富な森林資源を活用した産業の振興、活性化が大きな課題と認識いたしております。