広島市議会 2021-09-21 令和 3年第 3回 9月定例会-09月21日-03号
実際の黒い雨降雨地域が宇田雨域よりも広範囲であったと推認されること,黒い雨を直接に浴びた人は無論のこと,黒い雨を浴びていなくても放射性微粒子を含む水を飲み,野菜を摂取することで内部被曝による健康被害の可能性があると指摘し,原爆の放射能により健康被害が生じることを否定することができない人は全て被爆者と認めるとしております。
実際の黒い雨降雨地域が宇田雨域よりも広範囲であったと推認されること,黒い雨を直接に浴びた人は無論のこと,黒い雨を浴びていなくても放射性微粒子を含む水を飲み,野菜を摂取することで内部被曝による健康被害の可能性があると指摘し,原爆の放射能により健康被害が生じることを否定することができない人は全て被爆者と認めるとしております。
この線引きは広島管区気象台の宇田道隆技師が原爆投下直後に聞き取り調査をしてまとめた宇田雨域を基準に決められたものです。つまり,黒い雨降雨地域の範囲は科学的知見ではなく,聞き取り調査を基に決められたものです。
意見書案第9号 衆議院議長 参議院議長 あて 内閣総理大臣 厚生労働大臣 広 島 市 議 会 議 長 名 原子爆弾被爆地域の拡大を求める意見書案 広島市と広島県が平成20年度に大規模な調査を実施した結果,広島原爆による黒い雨の降雨地域が従来いわれてきたいわゆる宇田雨域よりも広いことや,未指定地域
また,ワーキンググループの報告書には,「宇田雨域の外側でも黒い雨が降った地区が存在する可能性が示されたことは重要である」という委員の意見も併記をされております。 こうしたことから,今回の報告は,宇田雨域の外側で雨が降ったという本市の調査結果を否定しているわけではないと受けとめております。 また,先日の検討会では,放射線影響研究所が発表した原爆直後の雨の分布についても報告がありました。
こうした中,広島市が,黒い雨を含む原爆被爆体験による心身への健康影響や黒い雨の体験状況について,平成20年度に大規模な調査を実施した結果,黒い雨の降雨地域は,いわゆる宇田雨域よりも広いこと,未指定地域で黒い雨を体験した者は,心身健康面が被爆者に匹敵するほど不良であり,放射線による健康不安がその重要な要因の一つであることが明らかになりました。
大体,雨が卵形に降るわけがなく,この,いわゆる宇田雨域をつくるとき調査にかかわった4人の気象台の職員の1人である北勲氏も当時の限られた資料による不十分なものと認めております。今回のアンケート結果を踏まえた国要望を行うに当たっては,卵型の降雨地域に限定することなく実態を踏まえた降雨地域の見直しもはっきりと求めるべきだと考えますが,いかがでしょうか。
◎衛生局長(矢野周作君) 放射能が含まれている雨が降雨した地域は,この気象シミュレーションによりますと,従来の降雨地域,いわゆる宇田雨域の範囲とほぼ同程度でございますが,一部東方向にはみ出して降雨,落下していると,そういうふうな結果となっております。