広島市議会 2019-02-20 平成31年第 1回 2月定例会−02月20日-02号
高速5号線については,事業着手後,トンネルが通過する地区の住民から地表面沈下や土砂災害等を危惧する声が上がり,平成20年度に事業を一旦中断し,高速5号線トンネル安全検討委員会による3年近くにわたる審議,検討がなされた後に事業を再開していますが,これまでの経過を振り返ってみたいと思います。
高速5号線については,事業着手後,トンネルが通過する地区の住民から地表面沈下や土砂災害等を危惧する声が上がり,平成20年度に事業を一旦中断し,高速5号線トンネル安全検討委員会による3年近くにわたる審議,検討がなされた後に事業を再開していますが,これまでの経過を振り返ってみたいと思います。
高速5号線事業は,平成12年度に着手されてから地域住民からは,地盤沈下や土砂災害等を危惧する声が上がり,広島県と広島市は平成20年度に事業を一旦休止し,5号線トンネル安全検討委員会を設置しました。当委員会によって安全なトンネル工事が可能であると評価した報告書が取りまとめられ,平成24年12月に県知事と市長はそれを受けて工法を一部,シールド工法に変え,5号線事業の再開を決定しました。
その後,高速5号線のトンネル上にある地区の住民から,地表面沈下や土砂災害等を危惧する声が上がったことから,県,市,高速道路公社は平成21年9月に学識経験者による高速5号線トンネル安全検討委員会を設置して,3年近くにわたり科学的見地から審議・検討を行いました。
トンネル安全検討委員会でも全く議論されていません。なぜ,今になって5号線に避難口が必要となったのか,経緯をお尋ねします。 そもそも,1.8キロメートルの5号線トンネルに避難口整備は法的に不可欠なものなのかもお尋ねしておきます。 この地域は,盛り土の深い地域であります。
トンネル安全検討委員会の報告書では,山岳トンネルでの一般的な施工方法でございますナトム工法と,幅広い土質に適用可能なシールド工法について比較検討を行った上で,いずれの工法でも安全なトンネル工事は可能であると評価されています。
中山地区については,トンネル安全検討委員会において,道路の防災対策も含めて,地形条件を考慮した施工方法を検討すべきとの評価を受けています。 こうしたことを踏まえ,高速道路公社において具体的な施工方法を検討し,先月末に関係地権者の方々に計画案の説明を行ったところでございます。
このたび,沈下を抑制する工法の採用により,工事費は110億円増加しておりますけれども,広島高速5号線トンネル安全検討委員会の委員長を務められた方でさえ,掘って見なければわからないと,発言をされております。トンネルの直上の民家は,全部買い上げてもらえるのではないかなどのうわさもあるようです。事業費も補償費もどこまで膨らむかわかりません。
今回の事業再開の判断に当たり,トンネル安全検討委員会の報告書を踏まえ,県,市,公社においてトンネル施工方法の検討を行った結果,最も地表面沈下の抑制にすぐれ,工事期間が短く,早期整備が可能であるシールド工法の採用を決定いたしました。 このことに伴い,トンネルの工事費は,当初計画の約80億円から約110億円増加し,約190億円になると試算しております。
トンネル安全検討委員会では,トンネル施工が原因となって大規模盛り土造成地の滑動崩落を引き起こすようなことはないとの議論がされております。本市としては,盛り土造成地の耐震対策については,トンネル施工と切り離し,別途取り組む問題と整理しております。
広島都市圏の自動車専用道路網を構成する広島高速道路のうち,山陽自動車道広島東インターチェンジ方面と都心を連絡する広島高速5号線については,広島高速1号線福木トンネル工事に伴い,地表面沈下が発生した問題を契機として,平成21年9月に広島高速5号線トンネル安全検討委員会を設置し,トンネル建設に伴う周辺地域への影響を確認するとされて以来,約3年にわたって事業の凍結状態が続いている。
1号線の被害を繰り返してはいけないとの,二葉山トンネルの関係住民の要望を受け,市は学識経験者等で構成する広島高速5号線トンネル安全検討委員会── 以下,検討委員会── を設置し,住民生活の安全を確認するための科学的検討を行うことを決めました。 検討委員会設置に当たっては,住民代表も一緒になって,委員の選定や規約を協議し,この間,9回の検討委員会の審議を見守ってきました。
こうした中,先月,広島高速5号線トンネル安全検討委員会が報告書を取りまとめ,県と市に提出をいたしました。私もこの報告書を読ませていただきましたが,地質工学やトンネル工学などの分野で日本でも屈指の学識経験者が委員として審議を重ね,多数の委員が家屋に被害を与えない状況で,安全にトンネル施工が可能との評価を下しています。
6月23日,第8回トンネル安全検討委員会が開催されました。委員会で必要とされた追加ボーリング調査が難航し,長らく具体的な審議・検討が進んでいませんでしたが,ボーリング調査の結果が出てからは,予想よりも岩盤がかたいこと,福木トンネルとは全く地質が違うことなどがわかり,今回の委員会では,建物に被害が生じない範囲で沈下を抑えて,トンネルを建設することが可能との意見が多数を占めました。
第8回トンネル安全検討委員会が,6月23日に行われました。その閉会間際に,委員長より,委員会の打ち切りが一方的に告げられました。土質や地下水の調査の解析結果が出され,いよいよ科学的検証をしていくというやさきです。傍聴者からも怒りの声が上がりました。こうした唐突な審議打ち切りは,撤回すべきことを求めて,質問を終わります。(拍手) ○金子和彦 副議長 市長。
そのため,広島高速5号線トンネル安全検討委員会の結論を早く出し,トンネル建設に伴う地区住民の安全性をきちんと確認した上で,問題がなければ,できるだけ早期に整備することが必要だと申し上げ,これに対して理事者からは,委員会の結果を踏まえ,できるだけ早期に県・市が協議して事業判断を行えるよう,手順を踏んで進めていきたいとの答弁がありました。
これを受けて,2009年に住民の安全を確認するため広島高速5号線トンネル安全検討委員会が設置され,これまで6回にわたって検討がされてきています。 そこで,お伺いをいたします。現在,事業の進捗状況はどうなっているのでしょうか。2013年度の完成予定ですが,今後の見通しをお示しください。また,トンネル安全検討委員会の目的と主な議論はどのようになっているのでしょうか。
11月27日,第6回広島高速5号線トンネル安全検討委員会── 以下,安全検討委員会── が開催されました。この安全検討委員会は,二葉山トンネルを掘ることにより地盤沈下や土砂災害を危惧,命や財産が奪われかねないと,計画の白紙撤回を求める声が大きくなる中,県・市が地域の住民生活等の安全性を確認することを目的に設置した委員会です。
一方,この高速5号線では,高速1号線福木トンネルの建設時の地盤沈下を背景として,地区の住民から不安の声が上がり,現在は学識経験者で構成する広島高速5号線トンネル安全検討委員会を設置して,トンネル工事に入る前に周辺地域への影響について検討を行っている状況です。
これは,広島高速道路公社に県・市の出資金を積み増しするというものでありますけれども,公社は高速1号線の地盤沈下被害に対する科学的な検証をせず,広島高速5号線トンネル安全検討委員会が二葉山トンネルの安全性を検討しているにもかかわらず,高速5号線事業を進めようとしております。検討委員会の調査結果によっては,中止もあり得る事業であります。
もう一つ,新年度予算には,高速5号線関連予算が2億6000万円組まれていますが,御存じのように,現在,広島高速5号線トンネル安全検討委員会で,トンネルの安全性が検討されています。その結論が出るまで5号線関連予算は凍結するのが,検討委員会に諮問した行政のとるべき態度ではないのでしょうか。