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  1. 神石高原町議会 2021-06-15
    06月15日-01号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 3年第 4回 6月定例会       令和3年第4回神石高原町議会定例議会会議録(第1号)1. 招集年月日 令和3年6月15日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   会 6月15日 午前10時00分宣告(第1日)1. 応招 議員  1番 柏 床 由 夫         2番 小 川 善 久          3番 林   憲 志         4番 横 山 素 子          5番 久保田 龍 泉         6番 小 川 清 治          7番 木野山 孝 志         8番 藤 田 晃 己          9番 寄 定 秀 幸        10番 橋 本 輝 久1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  池 田 孝 介   未来創造課長  岡 崎   謙     住民課長    内 藤 佳 治   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長  森 山 郁 夫     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    矢 川 利 幸1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    砂 田 香代子     書記      国 重 修 示1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり1. 会議録署名議員   第1番   柏 床 由 夫         第 9 番  寄 定 秀 幸            午前10時00分 開会 ○議長(橋本) 皆さん,おはようございます。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので,これより令和3年第4回神石高原町議会定例会を開会します。(説明員を報告) また,さきの議会運営委員会で,本会議において省エネ対策として服装をクールビズに努めることとしました。暑い方は上着を取っていただいても結構です。 町長から挨拶があります。 ◎町長(入江) おはようございます。 令和3年第4回神石高原町議会定例会の開会に当たり,ご挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては,コロナ禍,また大変ご多用の中,本定例会にご参集賜り,心から感謝を申し上げます。 初めに,固定資産税納税通知において事務的ミスが発生したことについてご報告とおわびを申し上げます。 先日,固定資産税納税通知を発送した際に,一部の方に誤った地目表記で課税明細書を送付しました。本来は雑種地と表記すべきところを,ゴルフ場と表記したものが36件,鉄道用地と表記したものが1件ございました。さらに,課税明細書の封入誤りが2件ありました。対象者の方全員に謝罪し,課税明細書の差し替えを行ったところです。関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くおわびいたします。原因についても明らかですので,今後徹底した再発防止に努めてまいります。誠に申し訳ございませんでした。 次に,新型コロナウイルス感染症対策についてご報告を申し上げます。 全国で猛威を振るっております新型コロナウイルスですが,本町においても5月中旬以降3例の感染が確認されています。変異株,変異型なども拡大しており,誰がいつどこで感染してもおかしくない状況です。その有効な対策としてのワクチン接種が全国で進められています。本町におきましては,町内医療機関のスピード感あふれる対応,また役場職員との緊密な連携により,新聞,テレビなどで取り上げられるほどスムーズに接種できている状況でございます。町民の方からも,早くできて安心できる,神石高原町民でよかったなどうれしいお言葉を頂戴しております。医療機関,関係者の皆様に対し,町民を代表し,心から感謝を申し上げます。今後は,国内,県内で大勢の方の接種が実施され,社会生活地域経済の回復が進むことを期待しているところです。町といたしましても,引き続き感染防止対策地域経済等現状把握を行いながら,様々な面においてその対策を講じてまいりたいと考えております。議員各位におかれましても,引き続きご指導賜りますようお願い申し上げます。 次に,内閣府へのスーパーシティ構想の提案についてご報告を申し上げます。 具体的な内容につきましては,一般質問等で答弁申し上げますので,基本的な考え方のみお伝えをさせていただきます。 今,神石高原町は,人口減少,少子化,高齢化,過疎化等により多くの課題を抱えています。その多くの課題それぞれにその原因となるものがございます。課題を解決するためには,その原因を究明し,取り除くか,それに変わる何かを見いださなければならないと考えております。私たちは,その課題の根底にある原因と言われるものを新しい技術,特にデジタルという技術を活用し,克服しようとしています。それが,現在申請しているスーパーシティ構想です。単に流行に流され,取り組むということではなく,トップランナーとして手を挙げることで国や県の支援,また多くの企業がその技術,知見,資金をも提供してくれることになります。非常に大きなネットワークを構築することができ,スーパーシティ構想以外でも町内の様々な分野における課題解決の可能性につながります。20年先,30年先の近未来では,今私たちが提案している便利なデジタル社会が必ず実現しています。それまで待てばいいのではという意見もありますが,そのとき確立されたデジタル社会のサービス,いわゆる完成した商品を購入するためには,それだけで膨大なお金が必要となります。膨大なお金だけ払って,ほかに何も生まれないという状況と,費用も分担し,課題解決に向けた多くの可能性を秘めているこのたびのスーパーシティ構想,どちらを選択するか明白ではないでしょうか。本定例会でもろもろご説明申し上げますので,ご理解,ご支援賜りますようお願い申し上げます。 終わりになりましたが,本定例会では本日からの一般質問をはじめ,請負契約の変更,各会計補正予算,条例改正,第三セクターの経営状況等について,全25議案と報告6案件を提案申し上げます。ご議論いただき,全議案ご可決賜りますようお願い申し上げ,開会に当たってのご挨拶といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(橋本) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は,会議規則第125条の規定により,1番柏床議員,9番寄定議員を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第2,会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は,本日から6月25日までの11日間とすることにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は本日から6月25日までの11日間と決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第3,諸般の報告をいたします。 議長公務については,4月23日に開催された広島県町議会議長会定例議長会に出席いたしました。この会議において任期満了に伴う役員が選任され,会長に海田町議会桑原議長,副会長に安芸太田町議会中本議長がそれぞれ満場一致で選任されました。また,広島県内陸部振興対策協議会第55回通常総会は書面による決議を行ったところであります。 議会運営委員会所掌事務調査及び総務文教常任委員会議会広報常任委員会所管事務調査について,各委員長からお手元に配付したとおり報告書が提出されています。説明は省略します。また,林議員から令和3年6月10日付で議会広報常任委員会委員長の辞任願が提出され,本日開催の議会広報常任委員会において委員長辞任が許可されました。新たに小川善久副委員長が委員長に,また柏床委員が副委員長に選任されました。任期については,いずれも明日16日から令和4年12月7日までとなります。 次に,地方自治法第235条の2第3項の規定による令和3年2月分から令和3年4月分までの例月出納検査の結果報告書,地方自治法第199条第9項の規定による定期監査結果がお手元に配付したとおり提出されております。朗読は省略します。 以上で諸般の報告を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第4,一般質問を行います。 質問に入る前に,私より許可並びにお願いをしておきます。 一般質問は,大所高所からの政策を建設的立場で議論すべきであることや能率的議会運営が必要なことを十分理解し,内容のある次元の高い質問を行っていただくようお願いいたします。本定例会における一般質問は,基本条例第13条の規定により,一問一答方式により行います。新型コロナウイルス感染症予防のため,質問時間は質疑及び答弁を含め1議員40分を限度といたします。 通告が8名よりありました。通告順にこれを許可します。 ◆8番(藤田) 皆さん,おはようございます。 質問する前に,今回のコロナウイルス感染症対策に当たりましては,町長,副町長をはじめ保健福祉課を中心とした職員の皆さん,医療施設医療従事者,また介護施設介護従事者の皆さんのご苦労とご心配をおかけしていることに対しまして厚くお礼を申し上げます。 それでは,質問に入ります。 マスクを取らせてもらっていいですかね。 ○議長(橋本) どうぞ。 ◆8番(藤田) 今回の私の質問は,新型コロナウイルス感染症対策についてのみお尋ねいたします。 昨年来より蔓延しております新型コロナウイルスは,1年以上たった今日,いまだ終息のめどが立っておりません。広島県においても緊急事態宣言が発令されており,私たちも不自由な生活を強いられておりますが,本町においては福祉保健課を中心に素早い対応をしていただき,5月より高齢者のワクチン接種も始まり,少しは町民の気持ちも変わりつつあると思いますが,現状の把握と対策についてお伺いいたします。 現在までの接種状況について。次に,今後の接種計画について。次に,町内事業者,飲食業,観光業など,コロナウイルス感染拡大により,厳しい経営環境に置かれていると思いますが,担当課としてどのように認識しておられるかお尋ねいたします。それから,これからの支援の必要性について。次に,医療施設介護施設,従事者,関係者への支援の必要性はないのか。次に,保育所,小・中学校における感染症の影響と対策についてお尋ねいたします。 ◎町長(入江) 藤田議員の答弁の前に少しお時間をいただきます。 皆さん,胸に黄緑色のリボンをつけられていますね。私もここへつけてます。これはシトラスリボンといいまして,コロナ感染者医療従事者等に対する偏見,差別などを防止する目的,意思表示のためのリボンでございます。民生委員を中心に有志の皆さんが心を込めて作られ,無料で配布をされているものです。製作いただきました皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。町民の皆様もその思いをしっかりと心にとどめ,感染者への,また医療従事者等への偏見などないようお願いを申し上げます。 それでは,藤田議員新型コロナウイルス感染症対策についてのご質問に答弁申し上げます。 初めに,現在までのワクチン接種状況ですけれども,6月14日現在,昨日現在ですけれども,65歳以上の方,対象者が4,320人おられます。そのうち1回目の接種が終わった方が3,348人,接種率は77.5%でございます。同じく65歳以上で2回目の接種を受けられた方が1,710人,接種率は39.6%でございます。次に,16歳から64歳までの対象者の方ですけれども,対象者は3,555人おられます。そのうち1回目が終わった方が1,304人,接種率は36.7%,2回目が76人,接種率は2.1%となっている状況です。県内でも非常に高い接種率だと考えております。 次に,今後の接種計画,予定でございますけれども,現在,町立病院豊松診療所神石へき地診療所吉實クリニックの四つの医療機関で16歳以上を対象に接種をしています。8月末を目途に希望される方の接種をおおむね完了できると考えております。なお,12歳以上の接種につきましては,6月14日,昨日対象者に接種券を送付し,予約受付を6月18日から予定をしております。現在進めております16歳以上の接種と併せてスムーズに接種できるよう取り組んでまいります。 次に,町内事業者は非常に厳しい経営環境にあると。担当課の認識というご質問ですけれども,緊急事態宣言が発出され,また期間が延長された現下,町内の多くの事業者の皆様には感染症の拡大防止と人流の抑制にご理解,ご協力をいただき,本当に感謝しております。特に影響が大きい業種である飲食店,観光施設の方には直接お話をお伺いし,何とか耐えしのいでおられる状況やコロナ終息後への期待など,生の声を聞かせていただきました。大変厳しい経営環境にあることを認識をしているところです。 次に,これからの支援についての必要性ですけれども,支援の必要性というものは感じておりますけれども,その内容につきましては国,県などの動向も踏まえ,検討していきたいと考えております。その際には,直接的な給付の支援だけではなく,アフターコロナでの新しい生活スタイルにマッチする事業展開等々を,そういったものに対する支援も検討してまいりたいと考えております。 次に,医療施設介護施設,従事者,関係者への支援はどうなっているかとのご質問ですけれども,新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金が設けられました。これは,接種回数の底上げを図ることを目的に,診療所でのワクチン接種が週100回以上かつ4週間以上接種した場合,上乗せ交付されるものでございます。その他,1日50回以上接種した場合,1日10万円を交付される制度も設けられました。今後,補助申請スケジュールが示される見込みです。その他,ワクチン接種では介護施設従事者優先的接種を実施いたしました。 次に,保育所,小学校における感染症の影響と対策ですけれども,保育所におきましては,保護者,児童,また職員も様々な場面で新型コロナウイルス感染症の影響を受けております。特に,親子遠足,参観日,発表会など保育所行事で保護者のご理解を得ながら,中止,また感染予防対策など3密にならない工夫をし変更,縮小などさせていただいているところです。対策につきましては,所内への外部からの接触を避ける対策も徹底し,保護者の送迎時についても密を回避するよう取り組んでいます。また,職員はマスクの着用で子どもたちに表情や声が伝わりにくくならないよう,身ぶり手振りを大きくしたり目の動きなどを工夫し,子どもたちに分かりやすい保育に取り組んでいます。今後も,複数回の検温や体調確認,施設,おもちゃ等の消毒,常時冷暖房をしながらの換気の徹底を図りながら,子どもたちが伸び伸びと遊び,成長できるような保育を行ってまいります。 小・中学校におきましては,教育長のほうから答弁申し上げます。 以上です。 ◎教育長(馬屋原) 小・中学校における感染症の影響と対策でございますけれども,小・中学校における新型コロナウイルス感染症の影響は様々な場面で出ている状況でございます。緊急事態宣言発令後,授業や学校行事等においては,実施時期の変更,延期,縮小などで対応しているところでございます。また,3密への対応や基本的な感染対策として,登校時の健康状態の把握など感染源を絶つこと,手洗い,マスクの着用,消毒等感染経路を絶つこと,また十分な睡眠等,抵抗力を高めるなど取組を継続しております。さらに,感染者等児童・生徒に対する差別,偏見,いじめ,誹謗中傷などの対象とならないよう十分な配慮や注意を求めているところでございます。今後も,地域の感染状況を踏まえまして学習活動を工夫しながら可能な限り学校行事部活動等も含めた学校教育活動を継続し,子どもたちの健やかな学びを保障していきたいと考えております。 以上でございます。 ◆8番(藤田) ワクチン接種が順調に進んでおるようでございまして安心しております。そうした中で,町内の各医療施設ごと接種人数が分かればお知らせ願いたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) まず,町立病院でございますが,1日当たりで報告させていただきます。町立病院が現在のところ72,続いて豊松診療所が1日当たり30,神石へき地診療所ですが1日の場合がありますが1日当たり200ぐらいですね。半日のところが120から130です。吉實クリニックが140ぐらいになっております。 以上でございます。 ◆8番(藤田) ありがとうございました。 施設の規模等から勘案して町立病院が非常に少ないようなんですが,これは何か原因があるんですかね。 ◎保健福祉課長(松井) これについても,医療機関とも調整をして現在の体制で進めておるところでございます。やはり町立病院,規模を言われますように大きいわけでございますが,入院患者もいらっしゃるわけでございますからそちらへのスタッフ配置というところもあるわけで,コロナワクチンの接種に当たっては72で平日は行っていただいておるわけでございます。 ◆8番(藤田) 私はそういったことが分からんので,ちょっと町立病院が対応が少しまずいんかなと思ったんですが,そうばっかりはいかんのですね,入院患者がおられるということで。それで町民全員が予約されるということはないと思いますが,現在予約率というのはどのぐらいいっとりますか。 ◎保健福祉課長(松井) 失礼いたします。6月14日現在で65歳以上の方でございますが,4,320の方に接種券を送付しておりますが,議員言われます予約数については3,616でございます。およそ83%の方が予約をされとるというところ。続きまして,16歳から64歳が3,555人の方に接種券を送付しておりますが,昨日までで予約数が2,000でございます。56%程度のご予約をいただいております。 以上でございます。
    ◆8番(藤田) この予約されない方も感染される可能性があるわけですが,このパーセンテージを高めるというような強制はできないわけなんですが,受けられる対策といいますか,啓蒙といいますか,そういったことはやられないでそのままでいかれるわけですか。 ◎保健福祉課長(松井) ワクチンの接種に関しては,国のほうから来年の2月までは受けれる体制を存続することということが出ておりますので,そうした相談窓口というようなことは継続していく必要があろうかと思います。ただ,現在のようにコールセンターを今4人程度配置しておりますが,どこかの段階でコールセンターのほうはやめて小規模にすることは考えておるところでございます。しっかりと事務の方に,接種するしないはご自身の考えによるわけでございますが,そうした機会については続いて推奨してまいりたいというふうに考えております。 ◆8番(藤田) ありがとうございました。 それで,予約された日に来られない方があるかと思いますが,ワクチンの廃棄というのは今までありませんか。 ◎保健福祉課長(松井) 現在のところ,1回6人分が残念ながら廃棄のことがありました。温度管理の問題でありました。そうしたロスが生じないように医療機関としっかりと連携をして,大事にワクチンを扱いながら進めてまいりたいと思います。 ◆8番(藤田) ありがとうございました。 町長をはじめ職員の方は,自分の身を守るというよりも町民の先頭に立って陣頭指揮,町民との接触があるわけですが,早く接種されても当然だと思いますが,どの程度町長はじめ職員の皆さん,接種されておられますか。 ◎保健福祉課長(松井) 現在のところ,職員のほうは,ワクチン接種に当たっていただく職員については基本的に接種をして配置するようにしております。すみません,数字のほうはちょっとはっきりと覚えておりませんが,七,八十人程度は打っとるというふうに思っております。すみません,また数字のほうは確認いたしましてご報告はさせていただきます。 ◆8番(藤田) 数字はいいんですが,全国でも首長が早く打ったということでいろいろと新聞,テレビで報道されておりましたが,私は町長がコロナウイルスに感染してダウンするようなことがあってはならんわけですから,並びに職員にしても先頭に立って打たれて,私は当然だと思いました。 それでは,次に参ります。 町内事業者が厳しい経営環境にあると認識されておるわけですが,具体的には現在考えられていないということでございますが,5月中旬から6月20日まで緊急事態宣言が発出され,公共施設の使用禁止,町内指定管理施設営業自粛を要請されております。営業自粛を要請するからにはそれなりの補償が必要だと思いますが,その点についてお尋ねいたします。 ◎町長(入江) 先ほどのワクチン接種の件ですけれども,私も60歳から64歳が対象になったときに予約の状況を見たらかなり空いてたので,6月3日だったと思いますけども,1回目は接種をいたしました。ということで,これからもしっかり頑張っていきたいと思います。 今の各種支援の関係ですけれども,観光施設につきましては私も直接いろいろ話をお聞きします。確かに使用の制限をしましたから,キャンプ場とかそういうところはキャンセルを全部してるんですね。確かに延長前もそうでしたけども,今回また6月20日までということでかなり大きな影響を受けてるということがあります。そこは今具体的に国,県の支援策がどういう形で,給付金ですけれども,そういったものがどういった形で入ってくるのか,また雇用の関係とかの調整金もありますから,そういったものを含めて総枠で今調査をしてるところです。それによってどういう形で支援ができるのか考えていきたいと思いますし,町有施設以外に観光施設,どういう形のものが影響をどういう形で受けてるかということを今調査をしているところでございます。 ◆8番(藤田) しっかりと対応していただけるということで安心いたしました。今までの各種支援金は前年対比30%以上売上減少という条件が多かったわけですが,昨年の4月頃から既に売上げが減少しているわけですので,これからの支援金については前年対比という考え方は変えてほしいと思いますが,その点について意見があればお願いします。 ◎町長(入江) 議員言われるとおり,去年から落ちてますから去年と比較ということにはなかなかならないということで,一昨年と比較をして,制度をつくるときは,今も検討しているものはそういう形のものを想定をしています。 ◆8番(藤田) お願いしときます。 次に,アフターコロナでの新しい生活スタイルにマッチする事業展開に対する支援とは,少し具体的な説明があればお願いいたします。 ◎政策企画課長(池田) 失礼します。町長の答弁でもありましたように,特に飲食,それから観光施設については約30店舗について聞き取りをさせていただきました。その中で特徴的でしたのが,昨年ですと見通しが立たないとかもうこれ以上やっていけないとかというような声が大半だったんですが,もちろんそういう声もありますが,今回傾向としてあったのが,今こういう状況だけど,これから町内,特にワクチン接種も進んで,これから頑張っていこうと思うというような声がかなり多うございました。具体的にどういうことを事業展開をされようと思ってるのですかというような質問をする中で,やはりこれまでだったら店舗のほうへお客さんが来られるとか来られないとかというような話が多かったんですけども,テイクアウトとか配達ですね,それからお弁当を作って外へ出していくとかということをやっていきたいとかという声もかなりありました。ですので,昨年のような支援もまた検討はいたしますが,そういったデリバリーとかという辺りについての事業展開を考えていらっしゃる店舗様のほうにもそういった支援をやっていけたらというような思いでおります。 ◆8番(藤田) 分かりました。 昨年11月,12月,今年2月,3月に取り組んでいただいたPayPay株式会社とのキャンペーンですね,この効果は非常に大きかったと思いますが,再度取り組んでいただく。ないでしょうか。その考えについてお尋ねいたします。 ◎副町長(森重) PayPayの実施については,大変な効果があったということでございます。1回目の昨年2月,3月には2千万円程度,また10月,11月では4,500万円から5千万円程度の町負担を,これは国費を充てておりますが,町負担しておりますが,そういった町内循環があったということで効果はありますが,これをまたこれから継続していくということはこの財政的な状況も見ながら判断しなければなりませんが,一部の事業者さんにも声を聞きましたが,このPayPay効果は非常にありがたいが,これが継続するものではなくて一時的なものになるというような心配もされております。一旦は極端に上がるけど,急激に落ちるということで商品の調達であるとかもろもろなことも心配な部分もあるということを聞かせてもらっておりますので,そういった実態も踏まえながら,またこれが持続をして今後ずっとできることでもないんで,その辺の状況を見極めながら今後判断をしてまいりたいと思います。すぐここで実施を行わないということは判断できておりませんので,検討してまいりたいと思います。 ◆8番(藤田) 分かりました。 もう一点,プレミアム付商品券も昨年取り組まれたわけですが,これも波及効果が多かったと思うんですが,これについてはどうですか。 ◎副町長(森重) 今回,2遍目の75歳以上の高齢者へ向けての商品券の配布をさせていただいているところです。ちょうど今皆さん活用いただいてるのじゃないかと思います。プレミアム商品券につきましては,これも効果は確かにあろうかと思いますが,これも一時的な消費喚起ということになってまいりますし,これまでもコロナにかかわらず消費喚起の事業として執り行っておりましたので,その辺を先ほどのPayPayであるとか高齢者の皆さんへの商品券の活用,状況を見ながら判断をしてまいりたいと思います。 ◆8番(藤田) お願いいたします。 次に,厚労省から出されております国の緊急小口資金であるとか総合支援資金,住居確保給付金,それから経産省から出されております中小企業等再構築促進事業,そういった国の有利な資金があるわけですが,これ,インターネットを使われるような経営者の方は存じておられますが,一般的な年寄りの方は存じておられない方が多いと思うんです。そういったことをケーブルテレビ等でしっかりと情報を流していただくということが大事なんではないかと思いますが,そこら辺の見解をお願いいたします。 ◎政策企画課長(池田) 必要な情報については情報発信をするようにしてまいりたいと思いますし,また商工会等とも連携しながら適切な情報発信をしてまいります。 ◆8番(藤田) 経産省の事業再構築の支援なんかでも100万円から6千万ぐらいまで事業費充当で補助率が3分の2というような予算もあるわけですが,これ私,教えていただいたときがもう時期が遅かったんで準備ができないんで,いろいろ考えてみてもちょっと無理だなと思って挑戦しなかったんですが,こういったことを早めに担当課は多分掌握できるんで,早めに町民の方に知らせてほしいと思います。 今回のコロナウイルス感染症は,今まで経験したことのない事態であります。国,県の支援策で足りない部分は思い切った支援策をお願いしたいと思います。経常経費に基金を取り崩すということは許されんことでございますが,今回の事態は10年に一度,いや一生に一度あるかないかの事態です。基金を取り崩してでも町民を守ってほしいと思いますが,町長の決意をお尋ねいたします。 ◎町長(入江) コロナが発生してから町も様々な支援策をつくって実施をしてきたところです。それももちろん今議員言われたように,町内の事業所を潰さない,経営を維持していただくという強い思いを持って,議員の皆様にはご理解をいただきながら進めてきたところです。それは今ももちろん変わってはおりませんから,しっかり必要なところへはそういった支援をしていきたいと考えております。 ◆8番(藤田) ありがとうございます。 次に,保育所の職員,学校関係者,先生ですね,ワクチン接種はどのようになっているんでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) まず,保育所については,既に町内の医療機関では16歳まで接種年齢を引き下げておりますので,その枠の中で申し込んでいただいておるというふうに思っております。ほぼほぼの方が1回目の接種が完了されております。そういう状況でございます。6月中に1回目を接種されておりますので,2回目はもう6月中には完了する見込みでございます。 ◆8番(藤田) 全員ですか。 ◎保健福祉課長(松井) 失礼いたしました。その方は町内の住所を持たれる職員であるわけでございます。町外から来られてとる方については打たれてないというふうに思います。といいますのは,指定管理施設,指定管理による保育所が2か所ありますんで,そちらのほうは10名弱の方が打たれてないというふうに聞いております。 ◎教育長(馬屋原) 学校の教職員でございますけれども,町内に在住されておる学校関係の職員は県費,町費含めて約3割の方が町内でございます。町内に籍を置かれてる方は順次打たれてるんだろうと思いますが,約7割の方が町外から通っていただいているというふうな状況でございますし,かなり年齢の若い方が非常に多いというふうな状況でございますので,なかなか接種は進んでないんではないかなというふうに思いますけど,最近近隣の市町でも接種が急速に進んでおりますので,夏休み等々含めて接種していただけるんじゃないかなというふうに考えております。 ◆8番(藤田) 学校にしても大半が町外ですから,感染にしても町内よりは町外が多いわけですから,早く接種していただいて子どもにうつさないようにしてもらうことが大事だと思いますので,そこらも啓蒙をよろしくお願いします。 それから,12歳からの,中学生ですかね,このワクチン接種はいつどのようにどういった場所でやられるんでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 先ほど町長申し上げましたように接種券を昨日発送しております。およそ230人の方々に送付しております。その方について7月4日から接種できるよう進めてまいります。6月18日から予約はさせていただいて,7月4日から接種できる日を設けております。 ◆8番(藤田) これは,保護者がそれぞれ医療施設へ連れていって接種するんですか。学校でされるんですか。 ◎保健福祉課長(松井) 失礼いたしました。医療機関に保護者が,保護者の同意された方が医療機関に連れていっていただいて接種するというところでございます。学校でということは考えておりません。 ◆8番(藤田) 分かりました。 いろいろとお答えいただきました。ありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(橋本) 以上で藤田議員一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は11時20分とします。(午前10時49分) ○議長(橋本) 再開します。(午前11時20分) ◆5番(久保田) それでは,失礼いたします。2番目ということで質問をさせていただきます。 初めに,新型コロナウイルス感染症対策について質問をいたします。 先ほどの質問と重複するところもあると思いますけれども,通告しておりますのでこのまま質問をさせていただきます。 初めに,医療従事者の方をはじめ,新型コロナウイルス対策に携わっておられる方にお礼を申し上げます。新型コロナウイルス感染症発症以来1年5か月経過し,世界中で猛威を振るう中,いまだ終息に至らずウイルスとの闘いが続いております。神石高原町では,感染者が確認されたとはいえ最小限に抑制できていることは,町民の皆様の感染予防に対する努力のたまものであります。また,医療関係者の方々は新型コロナウイルス感染症発症以来,町民や患者の命と健康を守る使命のもと,感染リスクにさらされながら通常医療に加え,新型コロナウイルスワクチン接種を行う等感染防止に向けた献身的な努力をされております。私はここに医療従事者の方をはじめ協力されている町職員の方,新型コロナウイルス対策に携わっている全ての人に対し,最大限の敬意と感謝を表すものであります。本当にありがとうございます。 さて,広島県は5月8日から6月1日まで新型コロナウイルス集中対策を発表されましたが,感染者拡大により期間中の5月16日には広島県に緊急事態宣言が発出され,県民の外出自粛要請,飲食業界の時短営業や休業要請,出勤者の7割削減等,県知事からの要請が行われました。これは6月20日まで延長されております。そこで,本町における事業関係者の方々にも大きな影響が出ていると思われ,該当事業者への経済支援をお伺いするとともに,コロナを抑え込み,安心・安全な生活を送るためには早期のワクチン接種を町民の方は望まれており,その内容につきましてお伺いをいたします。 1,広島県は無症状者を対象にしたPCR検査を,無料での検査を実施してるが,町内事業者の検査はどうなるのでしょうか。また,個人の検査はどうするのでしょうか。また,検査キットは個人で確保するのか,県が配布するのか。検査場は,広島市,福山市,三次市と都市部に集中しており,町立病院では検査を受けることができないのか等詳しい情報が必要です。広島県の事業とはいえ,町と広島県と情報共有し,情報発信すべきではないでしょうか。 2,現在65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種が進んでおり,神石へき地診療所吉實クリニックでは16歳以上の一般の方の接種も進んでおります。ある自治体では,これ以前ですが,保育所クラスターが発生しており,また学校現場での感染防止のため,保育士,学校教員への先行接種をすべきではないでしょうか。また,一般の方の接種計画も併せてお伺いをいたします。 3,ワクチン接種後,特に2回目の接種後,発熱,倦怠感等の副作用が指摘されておりますが,ワクチン休暇を取り入れるよう事業者への働きかけをすべきではないでしょうか。 4,広島県は,コロナウイルス集中対策費を入れた緊急経済対策572億円余りの補正予算を編成いたしまして,これは5月14日に県議会のほうで成立をされております。影響を受ける事業者の支援,協力金の詳細と町独自の支援策についてはどうされるのかお伺いをいたします。 5,3月定例議会におきまして,ワクチン接種の会場までのタクシー代について町内で使える商品券を配布するとのことでありましたが,ふれあいタクシーでの病院利用者料金の600円を見直すように再度の再考を求めたいと思います。 以上,1回目の質問です。 ◎町長(入江) 久保田議員のご質問に答弁申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策についてのご質問でございます。 初めに,PCR検査についてでございます。 広島県では,令和3年4月1日から県内の感染状況をいち早く把握するために,全県民を対象とするモニタリング事業を実施しておるところです。県内7か所で無料で実施をされています。検査キットを配布する会場やドライブスルー形式のものがございます。また,事業所検査では,第1弾として広島市,福山市の事業所,10名以上の団体を対象に業務で出張や県外への往来をした方,業務上県外の方と接する方々を対象に5月28日まで無料で実施されました。現在は,第2弾として感染者が発生した事業所等を対象に実施をされています。本町では,町立病院にPCR検査機器が設置されています。発熱等の症状があるなど,医師が必要と認めた方についてPCR検査を行っております。現在は,症状がない方の場合は検査は行っておりません。希望者の状況等を見ながら医療機関と協議をしてまいります。また,情報発信のところですけれども,県が実施するPCR検査状況や概要を町ホームページ等で周知してまいります。 次に,保育士,学校教職員への先行接種ですけれども,ワクチンの先行接種に関してですが,介護施設の従事者は国の示す優先順位に位置づけられ,高齢者と一緒に接種することを前提に本町でも優先接種を行いました。ある保育所でクラスターが発生し,自治体の独自の判断で保育士を先行して接種されました例もありますが,神石高原町では幸いそのようなクラスターは現在発生をしておりません。また,5月31日から16歳以上のワクチン接種を実施しています。接種を希望され,接種券をお持ちであれば接種をできる環境にあります。町外の方,例えば保育所の指定管理者等については,現在検討をしているところでございます。 ワクチン休暇の事業者への働きかけですけれども,ワクチン休暇をめぐりましては河野規制改革担当大臣が経団連に対し導入の検討を要請し,企業の間では休暇制度を見直すことで働く人が接種しやすい環境を整える動きが広がっているというふうに伺っております。本町として事業所に対し積極的にワクチン休暇導入の働きかけということは,現段階では考えておりません。国の状況を見守りたいというふうに考えております。 次に,緊急事態宣言による影響,事業者への支援,町独自の支援についてですけれども,広島県の事業者支援でございますけれども,感染症拡大防止協力支援金を感染状況に応じ支給することとしております。内容につきましては,緊急事態宣言の発出以降では,県からの時短または休業要請に協力した飲食店等に対して1日当たり3万円から最大20万円の協力金が支給されます。本町関係分について広島県に問い合わせましたけれども,ご回答はできないということでございました。把握がちょっとできていない状況がございます。本町独自の支援策につきましては,事業者の方への聞き取りも行いながら,真にどういうところにどういった支援が必要か調査をしているところです。国,県などの支援策を踏まえた上でまた検討してまいりたいと考えております。その際は,直接的な給付だけではなく,アフターコロナでの新しい生活スタイルにマッチする事業展開等々に対する支援も検討したいと考えております。 5番目のワクチン接種会場までのタクシー代の件ですけれども,ふれあいタクシー利用料金600円の再考についてのご質問ですけれども,昨年度今後の財政負担等を考慮し,持続可能な制度とするために利用料金の引上げを行ったところです。料金の見直しについては,現在のところ考えておりません。 以上です。 ◆5番(久保田) まず,PCR検査でございますが,これは県の事業でやっておられます。この前ちょっと中断がありましたけれど,先日からまた2回目の検査を今実施されておるようでございます。それで,今緊急事態宣言ということで県知事のほうから要請がございまして,検査会場がここだったら福山でしょ,近いといったら,三次もあるのはあるんですけど。福山まで行かにゃあいけんということでわざわざそこまでまた検査に出にゃいけんということなんですよね。ほいで,私思ったのは,町立病院へ,今答弁にもありましたけど,せっかく検査機器が町のほうで補正予算組んで置きましたよね,検査機器をね。あれをもうちょっと活用できんのんかなと思って,今回どうなんじゃろうかと思ってあれをしたんですけど,医療機関と相談するということなんですけど,どうなんでしょうか。今町立病院ワクチンのほうで忙しいとは思うんですけど,あれは検査ですからお医者さんのほうが直接関わりということはないと思うんですけど,そこら辺はどうなんでしょうか。町立病院がそれはちょっと忙しいけえできんと言われれば仕方がないとは思うんで,そこら辺はしっかりお願いをしてみられてはどうなんです。多分,町立病院じゃったら町民の方はちょっと心配なけえ検査受けてみようかという方,おられるんじゃないかと思うんですけど,そこら辺どうなんでしょう。 ◎保健福祉課長(松井) 議員言われますように検査体制が県全体で,県も強くそうやってやられとるということで体制は広がっとるというふうに思っています。ただ,言われますように少しここから,町からですと距離もあるというところは理解するところでございます。医療機関の事情もいろいろお聞きもしておりますが,今言われますようにやはり心配であるというような方もいらっしゃるわけで,実施に向けてどういう課題があるかとか体制づくりといったところ,あと料金についても医療行為でないというところでそうした取組も必要になってまいりますので,少し現場のほうと,医療機関としっかり協議しまして可能な限り実施ができるように検討してまいりたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ◆5番(久保田) 分かりました。しっかり町立病院とも協議をして,実施に向けて,多分そんなにはおられないと思うんですけど,一応できるんですよと,そういう発信はしといたほうがいいとは思うんですけど,これは料金のことを課長言われましたけど,これ県が無料でしとんでしょ。ほんじゃけ,町長,県知事のほうへ要請されたらどうですか。うちは町立病院でするからひとつ,県のほうで無料でしとるんだから,ひとつそこら辺の費用のことはお願いしますということを,それはもうトップ同士でやられたんが私はいいと思うんですけど,そこら辺しっかり要請をお願いしたいなと思うんですけど。決意をお願いします。 ◎町長(入江) 先ほど課長が申し上げましたように医療機関町立病院とその体制等々について協議をしながら,私のほうもその費用の負担について県のほうに,議員言われるようにちょっと問合せをしてみたいというふうに思います。 ◆5番(久保田) ほいじゃあ,お願いします。 次の保育所と学校教職員の先行接種なんですけど,先ほど同僚議員もこの件について質問がありまして,接種率というか保育所につきましては1回目は完了しとると言われたんですね。ほいで,2回目が今月中に完了だったですかね。ほいで,指定管理者の職員の方はまだということじゃったですね。指定管理者の職員の方も同じ町内の保育所なんですよね。ほんじゃけ,そこら辺融通利かせてとにかくぱっぱっぱっぱっ打てばいいと思うんですよ,町内の人に限らずね。そこら辺もうちょっと,子どもがやっぱり感染したらいけんでしょ,そう言われても。そりゃ高齢者の人も大事かも分かりませんけど,やっぱり子どももね,そりゃ小・中学校も一緒ですよ。小・中学校も一緒と思うんで,そこらぱっぱっぱっぱっ臨機応変にされたらどうなんですか。先ほどの教育長の答弁で教員の方は7割の方が町外から来ておられるということで,その接種率につきましてはちょっとあまり,町内の方は進んでいると思うんですけど,町外の方ね。その方は夏休みがあるからそのときにされるようなことを言われましたけれども,まだ夏休みといっても1か月以上あると思うんですよ。ほんじゃけ,そこら辺どうなんでしょうか。もうちょっと教職員の人へも先行で接種するような方策はできんのでしょうか。 ◎町長(入江) 学校のほうは,教育委員会のほうですけれども,保育所につきましては先ほど申し上げましたように指定管理の保育所二つ,油木と豊松がございます。そこの保育士さんについてはまだ接種ができてない,接種券が届いてないということでですね。届けばできますからあれなんですけれども,届いてないということで。先行的に検討はできるんですけれども,まだ15歳から64歳までが1,500人ぐらい予約ができてない,町内の人間がですね,町民の方ができてない状況がありますから,そういったところも含めてできるだけ町民の方を優先したいということも今内部で検討してますから,そういったバランスのところを考えながら検討していきたいと。保育所については数も少ないですから,検討していきたいというふうに考えております。 学校については,先生のほうが多いんで教育委員会のほうで答弁お願いします。 ◎教育長(馬屋原) 学校の教職員のほうですが,先ほどもご答弁申し上げましたけれども,かなりの方が町外から来られてるということと町外の方それぞれの市町で状況はやはり違うと思うんですが,やはり大きいところは集団接種会場を設けてどんどん進んでいるということでございます。ただ,先ほど町長申しましたように町外から通勤される職員の方に対しても,町民の方の接種が完了する時期を考慮しながらやはり幾らかまた町と検討していきたいというふうに思っております。 ◆5番(久保田) 町民の方を優先するという気持ちも分かります。分かりますが,私が思ったのはやっぱり子どもたちもかかってはいけんなと。直接関わりがあるのが保育所の方,教職員の方でありますので,そこら辺も思いましたので,先行でできんかなというあれもありましたが,そこら辺はひとつ何とかして検討していただければなというふうに思います。 次に,全体の接種計画をお伺いしようと思ったんですが,これは8月末をめどに全員ができるであろうという,希望者はできるだろうということでございましたので,これはそのように急いでしていただければというふうに思います。 それから,ワクチン休暇の件でございますけれども,先ほど答弁では国の状況を見ながら,ワクチン休暇の働きかけについては今は考えていないというようなことでございましてちょっと消極的かなというふうに思います。というのが,ご案内のように1回目の接種より2回目の接種の副作用のほうが大きいと。発熱とか倦怠感が出る確率が多いようなことをもう言われております。それで,ワクチンを打った明くる日は熱が出て,出ない人もおられるようです。しかし,大抵が発熱があるようでございます。それで,明くる日仕事を休まなにゃいけんというような場合に,やっぱりこれは事業者もそうなんですが,働く人の,そういう人の健康というかあれも支えにゃいけんのんじゃないかなというふうな思いがあるんで。国の動向はどうなるか,河野大臣が働きかけも経団連のほうへされとるんでしょうけれども,町は町でもうちょっとここら辺をきめ細やかな事業展開をされたらどうかなと思うんですが,今全然考えてないということですね。 ◎町長(入江) 国の段階では,経団連に対してそういう要請をしているということがあります。町がするとすればどういう形で要請をするのか,またその国の状況というのは,例えばその補償の問題とか休ませてくださいということになりますから,ワクチン休暇をですね,そういったところのじゃあそれの代わりというものはどうなるんかとかということを国の状況を見守りたいと,今後のですね,ということもちょっと考えているというところです。ですから,町が直接,皆さん休ませてあげてくださいねということはストレートに言えるかどうかというところを今考えているというところでございます。 ◆5番(久保田) ここは事業主のほうへワクチンを打った後,今言われたように休ませてくださいということを町からお願いするということは難しいかも分かりませんけれども,大抵の人は本当,今から若い人は打たれると思うんです。ほんで,接種した翌日は発熱がして,ちょっとこりゃ今日は休まにゃいけんのという事例が必ず出ると思うんですよね。そこら辺も無理なことかも分かりませんけれども,ひとつしっかりと検討して,どういう支援ができるかということをお願いをしておきたいというふうに思います。 それから,4番目の緊急事態宣言によって影響を受ける事業者への支援内容ということなんですけど,先ほども同僚議員のほうから質問がありましていろいろと支援も考えておられるようなんですが,直接的な支援でなしにアフターコロナ,コロナ後を見据えての支援を考えておるというような答弁もございまして,具体的にどういうふうなことを考えておられます,いわゆるコロナ後,アフターコロナのことなんですが。 ◎政策企画課長(池田) 端的に申し上げますと,店舗での飲食からテイクアウト,持ち帰りとかをこれから展開していかれるような店舗の方,それからこれはなかなか難しいかもしれないんですが,デリバリーとまたそういった店舗以外での食べ物の供給を行うようなことを展開されている事業者様への支援等を考えております。また,直接的な給付だけではなく,といいますのは,答弁のほうでも町長申しましたように,国,県のいろいろな協力支援金とか雇用調整事業助成金とかそういった辺りに該当しないような業者さん等の調査なんかも行いながら考えていきたいと思っております。 ◆5番(久保田) 飲食業界につきましては,持ち帰りというかデリバリー,弁当を作って持ち帰ってもらうと,そういうことが対応かも分かりませんけれども,観光業界とかというのはどうなんでしょうか。いわゆる宿泊関係。 ◎政策企画課長(池田) これにつきましても,例えば宿泊関係でいいますと町内そうたくさんはないんですけど,例えばキャンプ場を抱えている施設,またログハウスを抱えている施設,それから一般的な宿泊業をされている事業者さん等いろいろ種類の違うものがございますが,そういった辺りも,例えば先ほど言いました国,県の事業に該当するようなところと,またそれには該当しないような宿泊,キャンプ等をやっているところでは同じような支援にはならないけども,それなりに支援を考えているところですが,具体的にじゃあどのような休業,特にうちの町のほうが休業要請をかけているところにつきましては,1日当たりどのぐらいの収入が下がっているかという辺りを現在調査しているところでございます。そういったところを踏まえながら新たな支援を考えていきたいと思っています。 ◆5番(久保田) 分かりました。今いろいろ調査をしておられるようでございますので,ひとつ要望があればできるだけ沿っていただければというふうに思います。 それから,ちょっと前へ戻るんですけど,協力金ですよね。これ,頑張る中小事業者応援金というんで,これは今年の3月の補正予算で一事業者最大30万円というような応援金がありまして,令和2年12月から令和3年2月のいずれかの月の売上げが30%以上減少していることということで,これも3月補正通して,これ今実施されております。それから,新規の事業で雇用事業者支援金,これは新年度,今年度から4月の補正だったと思うんですけど,補正予算通して雇用事業者支援金ということは出ております。これは,令和2年4月から令和3年3月の連続する6か月の減収割合の方を対象にされとるということで,10%以上の減収で従業員の方掛ける1人当たり8万円,上限が160万円というような,これが新規の今年度分で出ております。これから,これは今年の3月までの対象ですけど,今度新しく新年度になって4月,5月,今6月ですか,じゃけえもし国からの給付金が新たに,給付金というか地方創生臨時交付金,これが来ましたら4月からの今度,4月以降というか現在までの事業者の減収になった方を対象とするということ,これいつまで大体される予定でございます。いわゆる4月からこっちですよ,6月までになるんか,7月までになるんかというようなこともあるんですが,そこら辺どういうふうに考えとるか。 ◎政策企画課長(池田) 議員さん言われましたものは,大まかに言うと令和2年度と令和元年度との比較するものに対してのそれぞれの頑張る中小事業者応援金,雇用事業者支援金でした。それ以前にも緊急支援金とか雇用維持助成金とか名称は違うんですけども,それぞれをやってきたんですけども,令和3年度4月,5月,6月以降についてはまだ現在はそういったこれまでやってきたものの続きのような支援制度というのはまだできていません。それは,国,県の今の協力金等との動向,兼ね合いを見ながらこれから検討していくところでございます。 ◆5番(久保田) 分かりました。今緊急事態宣言中で恐らく20日には解除されると思いますけれども,とにかく6月いっぱいは非常に厳しい状態が続いておると,業者の方ですね,事業者の方は厳しい状態が続いているというふうに思いますので,多分国のほうも給付金が幾らか来るんじゃないかと思っておりますので,県もそうなんですけど,県のほうも226億円の,先日ですね,これ多分通ったと思いますので,県のほうも多分この支援金をしてくると思いますので,できるだけスピードを持っての給付金の支給をしていただければというふうに思いますので,その辺ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 それから,タクシー代のことでございますけれども,商品券を先日75歳以上の方へは配布されたということで,これを今利用されておると思いますけれども,私いつも言っておりますが,病院利用につきましては見直しをしてほしいという思いでございます。令和3年度のふれあいタクシーの予算につきましては6,120万円予算計上されておりますけれども,令和2年度のこの事業費は幾らでございましたか。 ◎総務課長(瀬尾) 令和2年度のふれあいタクシーの実績でございます。ふれあいタクシー事業で約5,400万円程度の実績となっております。 ◆5番(久保田) 令和2年度の決算が,3月までなんですが5,400万円,かなり以前と比べたら減っておるというふうに思います。これは,コロナの影響があったりして病院へもちょっとやめとこうかというようなことがあったり,定期受診でも期間が長くなっておるというようなことで利用も少なくなっております。5千万円ぐらいなら何とか財政のほうのやりくりできるんじゃないかなというふうに思っておりますが,財政当局,ひとつその辺よろしくお願いしたいんですが,町長,現在のところ考えてないという答弁をいただきましたが,今後は考えていただけるか,私は期待して聞きます。 ◎町長(入江) 今後は,先ほど議員言われたように動向を見て,実際にこのコロナの関係で今利用が減っていると,だからお金もかかってないという状況ありますから,そういうことも踏まえて考えていきたいというふうに思いますけれども,将来を見据えた制度ですから,そこはご理解いただきたいと思います。 ◆5番(久保田) 分かりました。その辺の財政的なこともあると思いますけれど,ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 ワクチン接種につきまして,接種の完了見込みが8月中をめどというようなご答弁をいただきました。我が神石高原町の接種率につきましては,県内の自治体でトップをいっているということで,これは大変すばらしいことであります。まさにスピード感を持って動いていただいておるというふうに思っております。医療従事者の方,また役場職員の方,これからご苦労があると思いますけれども,もう一踏ん張り頑張っていただきまして安心・安全なまちづくりができますようによろしくお願いを申し上げまして,時間少しありますけれども,私の質問に代えさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で久保田議員の一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は13時20分とします。(午前11時56分) ○議長(橋本) 再開します。(午後1時20分) ◆6番(小川清) 午後から1番ということで一般質問をさせていただきます。 コロナ禍の中でございますが,医療関係者の皆さん,またコロナ対策に関わる皆様方に感謝と敬意を表するものでございます。 それでは,早速質問に入らさせていただきます。 スーパーシティ構想についてということで,同僚議員もこの後私を含めて5人,かなり話題に上がっているのかな,町民の関心の深いところかなというふうに思います。中国新聞の5月8日付備後地域版でございますが,大きくスーパーシティ特区指定神石高原町が申請という地域版のトップのところに発表されております。中身的には,提案は11項目のテーマで構成をされておりまして主な構想として,全町民にスマートフォンの配布,町独自のちょっと言い方が違うかもしれませんが,携帯電話通信事業者,通信会社の設立ですね。それから,インターネットによる遠隔医療,また道路網で物資の配送や山林の管理,それらのデータを管理するデータセンター,またバイオマス発電所の整備。こういったことを行って不便な負の循環を解決し,田舎のモデルとして全国に広げたいというふうに言われております。人口減少に歯止めがかからない,高齢化率は高くなっていく現在,なぜ我が町にスーパーシティ構想が必要なのか。国に申請をするまでの経過をお伺いをいたします。 ◎町長(入江) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。 スーパーシティ構想のご質問です。 国に申請するまでの経緯でございますが,初めにスーパーシティ構想に対する私の思い,基本的な考え方でもありますけれども,お伝えをさせていただきたいと思います。 今,神石高原町は多くの課題を抱えています。その課題の原因は,人口減少,少子化,高齢化などが挙げられるということは皆さんもご承知のことと思います。さらに,この原因を生み出した要因というべきものは1970年代の高度成長期における日本の経済構造の変化だというふうに私は考えています。今回はその件につきまして詳しくは立ち入りませんけれども,50年前,60年前からの社会生活環境の変化は多くの利益をもたらしました。が,逆に人口減少,過疎化等の大きな問題も生み出したことは否定できないというふうに考えております。本町においても人口減少が原因となる問題は,総所得の減少,税収の減,事業所や商店,飲食店等の減少,学校の統合,働く場の減少など挙げれば限りなく切りがないような気がしています。私たちが住んでいる中山間地域にとって,経済の急成長は多くの課題を生み出しましたが,急成長に伴う様々な分野における技術の発展,技術開発は,逆に私たちが抱える多くの問題点,課題の解決につながる機会も与えてくれました。それがデジタル技術を基盤としたIT,IoTやICTでございます。やっとその時代が訪れたんだと思っています。 私は以前から,進化した昭和30年代のまちづくりということを考えていました。進化,進むですね。皆さんも昭和30年代を思い出してみてください。私はまだ子どもでした。同じ地域の人たちが,集落民が共同で田植をしたり稲刈り,コンニャクを栽培し,子どもは大勢いました。大きな子どもから小さな子どもまで一緒に日が暮れるまで山や川で遊びました。年が上の子は下の子にいろいろなことを教えました。この虫は刺すから触っちゃ駄目とか,木登りのときの枝の使い方,食べられる木の実の見分け方。何をするにも集落でやる,地域でやる,共同して助け合って進める。家族は何世代も同居し,大勢でにぎやかに暮らしていました。私はそんな集落,家族の生活がまた訪れる時代が来たと考えています。昔みたいな苛酷なしんどい作業は新しい技術を頼ればいいし,仕事も会社が東京や海外であってもリモート,バーチャルで十分できる,可能な時代になりました。出張はドローンで福山駅,広島空港まで15分,一っ飛びですね。先日,中国のドローン企業が笠岡市でデモフライトしました。中国では既に市販されているそうです。田んぼのほとりで,また山で森林浴をしながら仕事ができ,子どもたちは野山を駆け回り,多くを学ぶ。高等教育,子どもの塾すら基本はリモートを活用できる。子どもが増えるから,学校もまた再開できる。こんな進化した昭和30年代のまち,そんな町を目指したいと夢を語っているところです。その多くが実現可能な時代になりました。多くの課題を生み出した要因をデジタルなどの新技術を活用することで克服し,豊かで安心して幸せに暮らせる時代をつくる,取り戻すことができる時代が到来したのです。 でも,そんなに口で言うほど簡単ではありません。だから,実験しなければいけないのです。多くの人に関わってもらい,つながりをつくり,大きな大きなネットワークをつくり,知見を集約し,お金を集め,実験しなければならないのです。それが今回提案しているスーパーシティ構想,またDXの推進なんです。今やるからこそ価値がある,大きなメリットがあると考えています。 今回の申請の経緯ですが,2年ほど前から内閣府の職員,知り合いとまちづくりについていろいろ話し協議をしていた中で今回のスーパーシティ構想への提案へとつながり,今回の提案に至ったものでございます。 以上がスーパーシティ構想の申請までの経緯,私の思いを含めてお伝えをさせていただきました。 以上です。 ◆6番(小川清) ありがとうございました。 それで,このスーパーシティ構想,目的意識を持って取り組んでいかないといけないと思いますが,目的というものは町長どのようにお考えでしょうか。 ◎町長(入江) 目的は,もちろんその様々な新しい技術,デジタル技術が中心になりますけれども,そういったものを活用することによって,先ほど言いました課題となってる原因ですね,もとの原因を解決をしていく,緩和をしていく,そういうことが大きな目的だというふうに考えています。 以上です。 ◆6番(小川清) 目的は,先ほどの経過の中にも少し出てきたのかと思うんですが,問題点を洗い出して課題解決を行うと。そして,DXを推進することで豊かで安心して幸せに暮らせる進化した昭和30年代のまちづくりを取り戻す。こういったこともあるのかなというふうに思います。今申請ということで,来月には国のほうの申請が31自治体でしたかね,が手を挙げておるようにお聞きしておりますが,申請が通らなかったら全部が全部は取り組めないのかな。でも,19業者ですかね,19事業体がこの事業に手を挙げていろいろ発想をされて発案をされているのかなというふうにお聞きをしておりますが,この申請が国のほうで取り上げられても取り上げられなくてもできることはやっていくというお考えでしょうか。 ◎町長(入江) 現在,31の自治体が申請を提案をしてるということで,そのうち5団体程度が採択されるんではないかと。基本的にこのスーパーシティ構想というのは,法規制,法律がいろいろありますけども,規制がされてますけども,そういったところを緩和をするとか改正をしていくための大きな目的がございます。そういったことも考慮されて採択される,されないということになると思いますけれども,今考えてるのは採択がない場合でも今いろんな事業者が提案をしてくれてますから,そういったことをできることから進めていきたいなというふうに思ってます。経費の部分も,もちろん業者の負担,それから国,県の補助金,そういったものを採択されなくてもしっかりそういう協議をしながら獲得をしていきたいというふうに考えております。採択されなくてもできることから進めていくという考えでおります。 ◆6番(小川清) 採択されなくてもできるとこから取り組んで,DXの推進をしていこうということかなというふうに伺いました。このスーパーシティ構想,デジタルの活用の主役というものは,やはり町民が主役だというふうに私は思いますし,手を挙げて協力して新しい発想を出していこうという事業者,業者ですね,事業者の方も併せて主役になるのかなというふうに思います。町民の主役ということになると,町民のニーズが一番大事だというふうに思うんですよ。今の段階ではまだその辺のニーズというものが酌み取られてないんじゃないかなというふうに,初めて聞かれる方がいらっしゃるぐらいでしょうから,新聞見て初めて分かったという方が多いんじゃないかと思います。やはり主役である町民のニーズを酌み取ることで町民のための,町のための事業というふうになるというふうに思うわけですが,その辺の町民のニーズの酌み取りですよね。そういったことはどのようにお考えでしょうか。 ◎町長(入江) もちろんこの取組は,先ほども言いましたけども,デジタル社会,トレンドになってますけれども,それの波に乗るためにやってるわけではなくて,もちろん町民の幸せ,利便性とかそういった生活が豊かになるとかそういうことを目的にやるわけですから,このニーズも今は構想として提案をしています。こういうことがあったら町民にとって便利になるなとかいろんな健康管理も含めてですけれども,そういったことができるという構想上で今申請をしているところです。もちろん事業実施するときは,そのニーズももう少し具体的に聞きながら事業を構築していくことになります。 以上です。 ◆6番(小川清) 初期の最初の構想の段階ですからそうなのかなと思いますが,やはり行政で戦略を実現させていくための補助的なツールというふうに考えて,デジタル技術をどう活用するのかということがやはりこの事業の成功の鍵だというふうに思いますので,これが回っていくとすればそういった形のことをやはり主に捉えて取り組んでいただきたいというふうに思います。これは,この取組を導入して終わるというわけではなくて,それが始まりで,町民の,住民のニーズに合っているかということもやはり検証しながら進めていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) もちろん長い取組になるというふうに考えてますから,その都度その都度方向性も確認をしながら内容も変更ももちろんあると思いますけれども,そういったもちろん町民のためにやる,やるわけですから,そういったことは検証しながら進めていきたいと考えております。 ◆6番(小川清) ぜひ,特に行政は縦割りですから,11項目が縦で割れるとまとめ役がなかなか難しいんかなというふうにも思います。そういった提案をされた町内の業者もいらっしゃるんかなと,ちょっと伺ってはおりませんが,事業に取り組んだ会社だけがおいしいところを持って逃げたというようなことにならないように,やはり町民のための事業に推進をしていただきたいというふうに思います。初めですから,今の段階で町民の方が聞くと,行政のなんか押しつけで始まっとるんじゃないかなというふうにも思われる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。町民や事業者のニーズに合った発想で,そういった形で幅広くこの構想を活用していただきたいと思います。 私は,スーパーシティの最初の質問者ですから大まかなことを,方向性をちょっとお伺いをして,後また同僚議員が個々にいろんな質問もあろうかと思いますけど,大枠でそういった形で主役の町民,そういった町内のまた事業者,こういった推進を本気していこうという会社の人たち,そういった者を引き込んで,やはりデジタルサービスの提供によって今先ほどからあります目的達成ができるようにぜひとも,国のあれが取れなくても,特区が取れないとちょっとできない部分もあるのかなというふうに思うわけですが,その取組,町長の考えを,姿勢をもう一度お聞きしたいというふうに思います。 ◎町長(入江) まさに議員言われるように,主役は町民です。町民の生活が豊かになる,安心して幸せに暮らせる,そういった町をつくるためにいろいろな今ある課題をデジタル技術,新しい技術を使って克服をしていく,そういった取組ですので,しっかり議論もしながら,意見も聴きながらこれから一歩一歩進めていきたいと考えております。 ◆6番(小川清) 目的達成に向けて一丸となって取り組んでいただくことをお願いをして,私の質問を終わります。 ○議長(橋本) 以上で小川清治議員の一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は14時ちょうどとします。(午後1時41分) ○議長(橋本) 再開します。(午後2時00分) ◆4番(横山) それでは,本日最後となりました4番横山です。 一般質問させていただきます。 今回,私は一点のみ,スーパーシティ構想について質問をしたいと思います。 スーパーシティ構想の取組について。 新年度予算の柱でありますDX,安心・安全な暮らしを確立するために,今年度から新たに創設された未来創造課を中心にしてDXについて取組が進められていることと思います。スーパーシティ構想については,神石高原町が国に申請をしたという記事が新聞で報道されまして,町民の方も関心が高まっているように感じております。そこで,今回はこのスーパーシティ構想について,次の3点についてお伺いをしたいと思います。 まず初めに,このスーパーシティ構想を実現していくためには莫大な財源が必要になろうかと思います。もし,これが採択されれば,国からの補助金で計画が進められていくんだろうと思いますが,全国で31の市町が応募している中で採択されるのはたったの五つの市町と聞いております。大変狭き門となっているようです。採択されればこの大きな構想を進めていかれるんだと思いますが,もし採択されなかった場合,財源はどこから持ってこられるのか。初めにこの点についてお聞きします。 それから,2点目ですけれども,このスーパーシティ構想について報道されてから住民の方からも何回か私も質問を受けました。神石高原町は今から何をしようとしているのか,私たちは何を期待して待っていればいいのか,そういうような疑問を抱いておられます。このスーパーシティ構想について,内容が大変多岐にわたりますので,簡単に説明をするというのは本当に難しいぐらい大きな,壮大な構想です。しかし,この構想が役場の中だけではなく,住民にも丁寧に説明をして理解をしていただくことが必要なのではないでしょうか。この点について,今後の予定等をお聞きしたいと思います。 そして,3点目,今年度の最重要施策であります未病への取組ですけど,3月議会でもこの未病について質問をしたところです。さらに詳しく,また住民の方々,特に高齢者の方々にも分かりやすく具体的にどういうことができるのか,そしていつ頃実現ができるのか。その点についてお聞きします。 最初に,この3点についてご答弁をお願いいたします。 ◎町長(入江) 横山議員のご質問に答弁申し上げます。 スーパーシティ構想についてですけれども,採択されない場合,財源どうするのかというご質問です。 このスーパーシティ構想は,近未来のまるごと未来都市を描いたとき,その実現には,国のこの制度を改革すればいいのではないか,こんな提案はありませんかと国が公募したものに対して,本町が本町の近未来を想定し,応募をしたものでございます。したがって,現時点では,先ほど言いましたようにあくまでも構想のレベルです。事業規模を明確にした上,お金がどれだけかかるかとかということを具体的にした上での提案ではございません。現段階では,採択されるかどうかまだ分かりません。今月中ぐらいには分かると思いますけれども,採択された場合においても一つ一つの事業を各省庁とすり合わせ,事業化ができるかどうかを検討していくということになります。採択されなかった場合でも,本町で実現可能性があると判断した事業については,別途国や県,また提案いただいた企業等と相談,協議しながら実現に向けて事業を構築して協議をしていきたいというふうに思っております。 次に,住民への説明ですけれども,採択される,されないにもよりますし,事業化の実現性にもよってきます。事業化を進めていく場合には,当然住民の皆さんへの説明をしっかりと行ってまいります。 3番目の未病の取組ですけれども,未病への取組は高齢者だけの取組でもありません。全町民が対象であり,その取組の基盤となるデジタル化の推進は欠かせないというふうに考えております。現在策定中の,これ県の事業を使って策定をしてますけれども,基本構想では住民の方がウエアラブル端末,いわゆる身につける機器ですね,時計のようなもの,そういったものを想定してますけども,そういったものを着用していただき,体温や血圧,心拍数等々健康データを取得をして健康指導などに取り組む計画を今持っているところです。その他,位置情報,GPSがあれば位置情報を把握し,見守り支援や転倒通知により高齢者の安心・安全な暮らしをサポートできたらというふうにも考えております。実現の時期ですけれども,準備が整えば今年度,国や県の補助事業を活用してノウハウのある提案可能な企業も募集しながら実証実験に着手してまいりたいと考えています。 以上です。 ◆4番(横山) 1番目の質問は,もし採択されなかった場合,財源はどこから持ってくるんですかっていう質問だったと思うんですが,明確にはなかったと思うんですけど,国や県からご提案をいただいた企業とともに相談しながらというふうに言われたんですけど,具体的に財源はどうされるおつもりなんでしょうか。 ◎町長(入江) 実際に採択されなかった場合で事業を構築して取り組む場合,その事業規模にもよりますし,長いスパンで実証という形であれば,当初は少なくても済むと思いますけれども,国や県というのは国の補助金,交付金,県も同じですけれども,既に県の事業についてはDXの補助金とかも県も予算化をされてますから,そういったものを採択に向けて取り組む。それから,企業も,提案をいただいている企業等と連携しながら,例えばそういった試験機器の提供とかそういったものを活用しながらできるだけ町の財政負担がないように取り組んでいきたいと思いますけれども,これはまた事業の規模等々によりますから,そこは財政とも相談するというか,判断をしながら進めていきたいと考えております。 ◆4番(横山) 事業の内容について,また後で質問しますけど,2番目の質問の住民への説明のところですけど,採択されるかどうか分からない,今この時点ではまだ分からないんですが,採択されたとして,なぜこの町に今このスーパーシティ構想が必要なのかっていうのをやはり住民の皆さんにしっかりと納得していただけるような説明をする場が必要じゃないかなというふうに思います。先ほど答弁では,しっかりと説明をしてまいりますというふうに町長言われたんですけれども,具体的に今説明をする計画を立てておられるのか,どういう形で説明をされるのか。莫大な事業の構想ですからそう簡単にはできないのかなと思うんですけど,もし計画があればお答えください。 ◎未来創造課長(岡崎) 横山議員のご質問ですけれども,住民への説明という具体的な計画はないのかということであります。 今議会が終了した後に6月25日ですけれども,自治振興会の連絡協議会の役員の皆様方にお集まりをいただいて,その中で役員の皆様方にはこのスーパーシティ構想の全体的な流れの話はしようというふうに思っています。今は構想ですので,その構想をどこまで住民の皆さん方に伝えていくかというのは連絡協議会の役員の皆様方と相談しながら,例えば振興会の自治会の単位まで説明に行けとか,いやいや旧町単位の自治会の連絡協議会がさらにありますのでそういったところまで説明をしなさいとか,そういったことは連絡協議会の役員の皆様方と具体を話をしてこの事業を進めていきたい。それから,町長も言いましたけれども,採択になった場合は本当に具体の事業をどういうふうに何年かけてするかということを国と協議をしてまいりますので,それについてはその都度しっかりと住民の皆様方に説明はしてまいりたいというふうに考えています。 ◆4番(横山) ホームページを見たら提案書というのと概要版というのが二つありまして,提案書というとこ,ずっと100ページぐらいあったんですけど,それをずっと見てました。よく分からないまま見てたんですけど,その中で4月から5月にかけてアンケートを取るというふうに書いてあったんですよ。多分実施されてるような感じがしないのでされてないんだろうと思うんですが,アンケートで住民の皆さんにどういうことを聞く予定なのか,アンケートを取るだけなのか,そのアンケートの結果をこのスーパーシティ構想にどのように反映していくお気持ちがあるのか,その点についてお尋ねします。 ◎保健福祉課長(松井) アンケートの内容でございますが,ウエアラブル端末の導入に関して高齢者の方の理解,現状ですね,それから期待されること,そういったことにアンケートしたわけでございます。およそ600名の方へ65歳以上の高齢者の方にご案内をいたしました。ですので,スーパーシティ構想全体のということではなくって,ご質問のある未病に関するというところでアンケートしてまいりました。現在,集計中でございます。詳細についてはちょっとまだここの場で申し上げることはできませんが,導入に当たって導入されますか,されませんかというところだけは現在のところ取りまとめております。大体半々ですね。ウエアラブル端末を着用されますか,されませんかという,そういった大きなところで回答を集計したところについては,半々の方からそういうご意見,回答をいただいているところでございます。集計が完了しましたら,議員の皆さん,また住民の方々にご報告をさせていただきたいというふうに思います。 ◆4番(横山) 私は,てっきりスーパーシティ構想についてのアンケートかなと思ったんですよ,あのホームページ見た限りでは。じゃなくて,ウエアラブル端末の導入についてのアンケートを取られたということなので,分かりました。でも,そのウエアラブル端末が高齢者の方へのアンケートでちゃんと本当に理解をされて答えられたのかというのはちょっと疑問に感じます。私もちょっと最初よく分からなかったんですけど,ウエア,身につける,そういう機器,デジタル機器だというふうに聞いたんですけど,そこらはどうなんですかね。本当に理解をされた上でのアンケートのお答えが出ているんでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 本当にスマートフォンもそうですが,ウエアラブル端末と言ったらなかなかご理解いただけんと思いましたので,そこにはまずは理解していただくようにどういったもの,端末の具体例を示しながら絵とかイラストとか,それから文言ですよね,そういったものを記載しながらご理解いただけるように努めたわけでございます。私の反応といたしましては,今までこういったデジタル機器に関して高齢者の方に聞いたアンケートってなかなかなかったと思っております。そうした中で大方半分の人が導入を希望するとかというような方ありましたので,かなり関心が高いのかなというふうに思っています。ただ,高齢者と言われましても65歳以上の方を対象にしますのでまだはっきりと分かりませんが,やはり65歳から若い高齢者といいましょうか,そういった方は理解であるとか大分していただいとるんかなと思うんですが,やっぱり80代とかそういった方はなかなか導入に当たって理解といいますか,そういったところは少し課題が現状では難しいんかなと思ってます。ただ,今のアンケート結果を踏まえて今後のスーパーシティ構想の中の一つの柱とするウエアラブル端末の導入,そして未病の取組,そういったところへつながるような施策をそのアンケートを基に組み立てていきたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) 思わぬところでウエアラブル端末の話が出てきたので,後で聞こうと思ってたんですけど,また後でもう一回このことについて質問したいと思います。 このスーパーシティ構想は11の項目があって,あくまでも今は構想ですと言われました。事業が明確になってから本当は質問すればよかったのかなと思ったんですけど,構想とは言われつつ,でももう今月中に採択が出れば前に進めていかれるわけですから,もう現実がだんだん近くなってくるんだろうと思うんですけど,採択されない場合でも実現可能な事業については県とかと企業とかと相談しながら検討していくというふうに町長答弁されました。もし,これが採択されなかったとしても町長の頭の中で,この11の項目の中でこれだけは絶対やりたい,住民の理解を得て進めていきたいというのがあれば,もしあるとしたらどの項目になるんでしょうか。 ◎町長(入江) 基本的にいろいろな課題,先ほど言いました課題を解決していくそういったものの一つのツールとして今のデジタル技術を使っていくというのは,考え方として今持ってます。いわゆる町民全員がデジタル活用の環境ができれば,非常にいろんなことに取組が拡大できるというふうに考えております。今,11項目の中でぜひ進めたいというふうに考えているのは,神石高原町テレコム,スマホの話がありましたけれども,スマートフォンですね。スマートフォンは本当に今電話というよりもうコンピューターですから,スマートフォンを持ってることによっていろいろなことができます,それを介して。例えば先ほどのウエアラブル端末もそのスマートフォンを経由していろんな情報,データをやり取りをする。それから,こちらからプッシュ型でスマートフォンにいろんな通知をすることもできるということで,これももちろん今お持ちのスマートフォンはキャリアの電波を使ってますから,いろんなアプリケーションがひっついてきてますよね。そういったものはもう使いませんからなしにして必要なものだけ入れますけれども,そういった皆さんがスマートフォンを持っていただくことによっていろんなことがこれから可能性が広がってきます,活用できますから,そこはやりたいなと。神石高原町テレコムというのは,町が通信事業者になることで格安の通信料で電波が提供できるというか,通信環境が整備できるというものでございますから,はっきり言えば今かなり5千円ぐらいかかってると思うんです,スマホを持つのに1か月の通信料が。それが多分半額以下になるだろうというようなことも今想定してます。それから,遠隔医療の関係ですね。これは広島県の医師会とも今協議をしてますから,HMネット,広島メディカルネットワークにHMネットという個人のパーソナルヘルスデータのやり取りをしてるネットワークがありますけども,そういったものを活用する。これ,広島県の医師会もぜひ神石をモデルにやりたいという話をしていただいてますから,そういったものを進めていく。それから,ドローンですね。ドローンのドローン前提の社会を構築していくというのは今もやっておりますから,そういったもの。それから,いろいろドローンを活用して森林管理とかバイオマス発電はもう民間事業者がやると言われてますから,そこと連携をする。農業のほうもスマート農業でどう活用できるのかと。そういった11項目ある中でも今若干進んでいるものもありますから,そういったものを中心に進めていけたらというふうに考えてます。 ◆4番(横山) 分かりました。1番には神石高原町テレコム通信事業者,これは設立に向けていきたいと。これが1番の町長の肝煎りだというふうにちょっと聞いてはいたんですが,未病の分に戻るんですけど,未病というのは3月議会でも私聞きましたが,ウエアラブル端末を腕に着けて健康管理を町がするわけですよね。データセンターへ全部そのデータが行って,脈拍とか呼吸とかが,健康状態がデータセンターへ行って,そこでこの人はちょっと状態がおかしいよっていうのをいち早く情報をキャッチして即時対応するというのがあれですよね,テレコムを使った。その未病の取組というのは,今年度の最重要施策になってます。でも,今の話聞いてると,そういうテレコムがまずできないとそういうデータが飛ぶことできないし,データセンターができないとデータが飛ぶとこがないのかなと思うので,今年度の重要施策にはなってるけど,じゃあ未病の取組が今年度でどのぐらいまで進捗するんですか。どこまで進むのかなというふうに思うんですけど,でも令和3年度の施策じゃないですか。だから,3月の議会の広報にも載ってるんで,皆さんが未病というのはどんなことなんかって言われるんですけど,それが果たして令和3年度で,じゃあどこまで進むのかなというのがちょっと疑問に感じるとこなんですけど,お答えいただけますか。 ◎町長(入江) 令和3年度でどこまでという約束みたいなものはできませんけれども,今先ほど保健福祉課長が申し上げましたアンケートとかをやってる事業,計画づくりは,今県のDXの事業を使って活用して進めているところです。今既にスマートフォンをお持ちの方も結構おられるんですね。ですから,それと今のウエアラブルの端末を連携をさせるということは今でもできます,持ってる人ですね。例えば希望されてスマートフォンを持たれない方については,実証的に幾らか携帯電話を準備をして進めるということもできますし,今の神石高原テレコムというのは,立ち上げるというのは基本的に届出だけのようなので,会社をつくるようなことはないということを聞いてますから届出をするという形になると思いますので,これはできるだけ早く進めていきたいなと。今の未病の取組のウエアラブルのほうもそれと併せて連動してそっちもやっていきますけど,これがもし県の事業で採択を受ければ,それが神石高原テレコムができようができまいがそれは進めていくことできます,今のスマートフォンがあればできますから。データセンターも,それをデータセンターに送るということではなくて,このウエアラブルの機器とか健康機器を販売をしてる,製造してるような企業たくさんありますから,そういうところに手を,僕言いましたように公募して手を挙げていただいたところはもちろんデータ持ってるんですね。データセンターというか,データを集約するとこ持ってますから,そこのデータをそこにもちろんデータ行きますから,その活用をどういう形でするかというようなことをこれから具体的に業者が決まったら考えていきたい。私は今はしてませんけど,持ってます。睡眠とかいろんな心拍数とかありますけども,これは僕のは中国だと思いますけども,データ全部中国に行きます,多分。行ってます。スマートフォンと連動しなきゃ使えませんから,多分みんなそうです。今のドローンも,DJIのドローンも全部中国にデータは行ってます。今そういう仕組みになってるんですけれども,そことうまく連携をしながら進めていきたいというふうに考えてますから,ちょっと話がそれましたけれども,実際今年度中に実証はできるというふうに今考えてます。規模はどれぐらいの規模になるか分かりませんけれども,進めていきたいと考えております。 ◆4番(横山) 私がちょっとよく理解してない部分がたくさんありまして,じゃあ今年度中にできると,進められるということなんですけども,そのさっきのウエアラブル端末のことにまた戻るんですが,アンケートを取って半分ぐらいの方は導入したいというふうな意見があったというふうに先ほど言われました。私は腕にそういうものを着けることを住民がどのぐらい求めておられるのかというのをここで質問しようかと思ったんですけど,半分の人は導入したいというお答えがあったんですかね。ということなんですが,未病というのはそもそも病気になる前を早く見つけて病気にならないようにするのが未病の取組ですよね。体の変調ってやっぱり自分が一番よく分かってると思うんですよ。体が,あれ,今日おかしい,なんかちょっと血圧が高いなとか,今日はちょっとしんどいなとかというのは,自分が一番よく分かると思うんですよ。だから,もちろんデータで飛ばして早く察知するというやり方もあるけども,おかしいなと思ったときに,すぐちょっと病院に行ってみようって思ったときに住民は何を求めているかというと,やっぱり病院に行く交通手段なんですよ,今一番求めてるの。そうじゃないですかね。タクシーは確かにありますけど,今タクシーも値上げをされたということでいろいろ聞きますけど,やっぱりその病院に行きたいと思ったときにすぐ行ける交通手段,そこを町が支援をしていく。そっちのほうが私は先じゃないかなというふうに,アナログ的な考えかもしれませんが,データが飛ぶのがいいのか,早く一目散に車を手配して病院へ行くのがいいのか,そこはどっちがいいのか分かりませんが,私はそこを,住民の皆さんが本当に求めてるのは,腕にそれを着けて町で健康管理をされるよりかは自分で病院に行きたいという交通手段を支援してくれるほうがありがたいと思ってると私は思うんですけど,そこらはどのようにお考えですか。 ◎町長(入江) そういった考えの方もおられると思いますけれども,そういった病院へ行く交通手段として今ふれあいタクシー,片道900円でやってるところです。それを,例えばその可能性がある人に全部車を手配しておくとかそういうことはもちろんできませんから,そういった今の制度,ふれあいタクシーもそういった目的も含めて制度化してますから,そういったものを活用していただければいいのかなというふうに思います。 ◆4番(横山) これは,私が思っているだけで断定はできないんでいろんな考え方があろうかと思いますけれども,それとさっきのまたテレコムのあれに戻るんですけど,通信会社,格安でスマート代も半額,2千円幾らで済むようなテレコムを高原町が通信会社としてつくるという話ですけれども,今格安の携帯は,通信事業者は出てますよね,いろいろと。そういう若い人たちなんかもそういうのにどんどん変えておられますけど,無理に神石高原町がそういうテレコムを作る必要はないのかなと。そういう安い何とかモバイルとか何かああいうのがありますけど,そういうのを活用してこのデジタル技術,ウエアラブル端末を利用した未病の取組とか,それを利用すればいいのかなと。その独自のテレコムをつくる必要性はどこにあるのかなと思いますけど,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) あまりここで具体的な話というのはできないと思いますけれども,一般的に今皆さんが使われてるの,5千円ぐらい払われてるかなと。実際,MV何か新しいそういった形式のものを,神石高原テレコムもそういう形になりますけれども,そういった今キャリアが提供しているものよりも安く提供することを考えてます。しかもこの経費が,会社をつくっていろんな運用したりするというようなことは非常に難しいというか,人がたくさんかかってお金がかかるというようなこともないということですから,そんな経費をかけずに町民の方々に安い携帯,スマホの通信料でこういったサービスを活用していただく。また,こっちからプッシュ型でいろんなお知らせもできたりとかですね,将来そういった形ができるんであれば,これはやったほうがいいというふうに私は考えておる。だから,今話を進めたいなというふうに思ってるところです。 ◆4番(横山) そういうところも含めて,しっかり住民の方に理解をしていただいて進めていただきたいなというふうに思います。町が勝手に進むんじゃなくて,やっぱり住民の皆さんが納得できるような説明をして事業を進めていく必要があるのかなというふうに思います。それと,高齢者の見守りですけど,高齢者の見守り等もこのデジタル機器を使ってということなんですが,前も言ったんですけど,やっぱり見守りは,人が訪問をして,お年寄りのお顔を見て,元気ですかって声をかけるのが本当の私は見守りだと思うんですよ。データが行って,ああこけちゃったみたいですよとかそういうのよりか,人と人が接してコミュニケーションもできるし,そっちのほうが大事なんじゃないかなというふうに思います。確かに,時代はデジタル化がどんどん進んでいっているので取り残されてもいけませんが,でもそういうこの町は人口が少ないからこそ優しい行政も大切ではないかなと,人と人との触れ合いも忘れちゃいけないんじゃないかなというふうに感じております。今,見守りも郵便局とか,また新たに昨年両備信用組合さんとも連携を結ばれて高齢者の見守りなども協定内容に入ってますよね。だから,そういう人が見守る,温かい見守りを私は続けていってほしいなというふうに思うんですけど,この点についていかがでしょうか。 ◎町長(入江) もちろん,今見守りをやってるものを全てやめて全部そういった機器に頼るとかということではありません。補完的にそのシステムを使う,仕組みを使うというふうに今は考えています。見守りも郵便局とか両備としましたけども,その両備の職員の人とか郵便局の人がこっちが指定したところに見守りに行ってくれるわけでもないんですね。行ったときに転倒してたりとかそういう情報,ちょっとおかしいという情報は提供しますよということですし,今の民生委員さんすごく頑張っていただいてますけれども,例えば午前2回,午後2回ずっと回るということはできないですよね。でも,そういったデータから関知するということは,身につけていただければとにかく常に監視というか管理ができるわけですね,そのデータは。ですから,ちょっとおかしいということがあればまたそういう方々に連絡をする,家族に連絡するということができますから,そういった人と人の触れ合いを全部なしにしてデジタルに頼るということはもちろん考えてません。そういったことを補完する仕組みとして使っていけたらなというふうに考えてます。 ◆4番(横山) 分かりました。 今コロナ禍で高齢者の方,サロンとか百歳体操が中止になっておりまして出かけるところがなく,でもケーブルテレビで百歳体操が放送されてますので,それを見て皆さん自粛の間は家でやってくださいねというふうに今なってるんですが,もうデジタル化でいくともうそれは家でテレビを見て体操すればいいわけですよ。だけど,それじゃいけない。やっぱりみんなが集まって会話をしながら,おしゃべりをしながら体操をして,その1時間なら1時間を楽しく過ごして帰る。これが本当のお互いの安否確認にもなるし,コミュニケーションにもなるし,この人口の少ない町だからこそできることだと思うんですよ。だから,全てを全てデジタル化にすれば全てこの町の課題が解決するというわけじゃないと私は思っています。そこら辺もしっかりと考えていただきたいし,町長は人口減少している高齢化の町だからこそデジタル化を活用するべきだというふうに言われました。でも,私はこの町だからこそデジタルではなく,人と人のつながり,これを大切にしていく優しい行政が大事じゃないかなというふうに考えております。 このスーパーシティ構想は11も項目がありまして,あくまでも構想ですと言われたんですけれども,続いて明日も一般質問で同僚議員が質問されますので,時間もないですからもうこれで終わりますけれども,やっぱりもし採択をされてこの事業を進めていかれる場合は,しっかり議会の私たちにもしっかりと時間を取って説明をしていただきたいですし,先ほども言いましたように住民の皆さんが本当に納得していただけるぐらい説明の説明をしていただいて事業展開をしていただきたいなというふうに思っております。この構想が本当にこの町に必要なのかどうか,住民が求めているのかどうか,その辺りをもう一度精査して慎重に進めていくべきだと私は考えております。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で横山議員の一般質問を終了します。 お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 明日6月16日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後2時39分 延会...