• 選挙管理委員の選挙(/)
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  1. 神石高原町議会 2020-12-18
    12月18日-04号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 2年第10回12月定例会       令和2年第10回神石高原町議会定例議会会議録(第4号)1. 招集年月日 令和2年12月18日1. 招集場所 神石高原町議会議場1. 開   議 12月18日 午前10時00分宣告(第4日)1. 応招 議員  1番 柏 床 由 夫         2番 小 川 善 久          3番 林   憲 志         4番 横 山 素 子          5番 久保田 龍 泉         6番 小 川 清 治          7番 木野山 孝 志         8番 藤 田 晃 己          9番 寄 定 秀 幸        10番 橋 本 輝 久1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条規定により説明ため出席した者職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長補佐森 山 郁 夫     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子1. 本会議に職務ため出席した者職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書とおり            午前10時00分 開議 ○議長(橋本) 皆さん,おはようございます。 7番木野山議員から遅刻申出が出ております。 ただいま出席議員は9名であります。定足数に達しておりますので,ただいまから令和2年第10回神石高原町議会定例会を再開します。(説明員を報告) 直ちに本日会議を開きます。 本日議事日程は,お手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第1,一般質問を行います。 本定例会における一般質問は,基本条例第13条規定により,一問一答方式により行います。質問時間は,質疑及び答弁を含め1議員1時間を限度といたします。 通告が9名よりありました。通告順にこれを許可します。 ◆3番(林) おはようございます。 私は,今回12月議会一般質問,2問質問を通告しております。 まず,1問目でございますが,新型コロナと共生し輝く神石高原町にというタイトルでございます。 新型コロナウイルス第3波襲来で,全国的な感染拡大に歯止めがかかっておりません。本町では,まだ感染者はおられませんが,冬流行シーズン到来とともに,住民は不安に感じておられると思います。 このたび質問では,新型コロナウイルス感染により特に重症化しやすいと言われる高齢者介護事業所在宅介護対応をお聞きします。また,議員が聞き取り調査する中で,各支援制度周知不足があるではないかと思われる案件もあります。経済持続と住民健康両立を目指し,町としてどのような予防策を施し,また不幸にも感染者が確認されたとき体制はどうなっているか,再度お聞きします。 具体的な通告内容は,1,介護事業所新型コロナウイルス感染を疑われる患者,新型コロナウイルス感染者が発生した場合対応はできていますか。また,在宅で発熱患者緊急搬送はどのように行いますか。実際,どういった動きになるか説明を求めます。 2問目は,介護事業所職員1人に5万円慰労金が自立支援型グループホーム職員に支払われていない場合や支払われる運営形態介護事業所でも申請をしていないという事業所もあります。この平等化や申請簡素化はできないでしょうか。 3問目,コロナ禍における収入減で後期高齢者医療保険料減免制度がございますが,これもあまり周知されていないように思います。現状,申請は何世帯中何件あるか,現況と対応をお聞きします。また,国民健康保険減免申請は,前回一般質問から増えたでしょうか。現況と対応をお聞きします。 4問目は,新型コロナウイルス患者が発生した場合,家族や介護・医療従事者等嫌がらせや中傷をしないことをうたった条例設置などを行うべきではないでしょうか。 5問目は,町内でもマスクをされておられない方がおられるように思います。マスク,手洗い,3密回避など,コロナ感染対策徹底を再度図るべきだと思いますが,対応をお聞きします。 以上です。 ◎町長(入江) おはようございます。 今日と来週月曜日2日間は一般質問でございますけれども,答弁につきましては町民方にもご理解いただけるように,可能な限り分かりやすい答弁に心がけてまいりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いをいたします。 林議員ご質問です。 新型コロナウイルスと共生し輝く神石高原町にというテーマ質問ですけれども,初めに介護事業所新型コロナウイルス感染症が疑われる患者,感染患者が出た場合対応についてでございます。 発生した場合対応を想定し,神石高原新型コロナウイルス感染症に関する福祉サービス調整本部を設置をいたしました。感染した場合は,保健所からその連絡があり,調整本部構成員情報共有をします。保健所が中心になり,濃厚接触者を早期に特定し,併せて施設清掃,消毒を行います。入所施設や通所系サービスで発生した場合,感染拡大防止を前提に可能な限りサービスを維持します。 在宅で対応ですけれども,発熱等でコロナ感染を危惧される場合,まずかかりつけ医に相談し,受診をしていただきます。本人が自力で病院に行けない場合,救急車で救急搬送が考えられますが,その際には行動履歴を明確にされ,コロナ疑いがある旨を消防署に示す必要があります。 2番目介護事業所職員1人5万円慰労金,平準化や簡素化ができないかというご質問ですけれども,議員ご質問事業は,新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業でございます。この事業は,介護保険指定サービス事業所が対象で,自立支援型グループホームは対象となっていません。また,国庫補助事業で県が主体で実施をしており,町が実施した事業ではないため,町は対象者拡大,平準化や簡素化を行うことはできません。 3番目後期高齢者医療保険料減免制度が周知されていないというご質問ですけれども,減免制度につきましては,町ホームページや広報で周知をしているところでございます。コロナウイルス感染症拡大が長期化し,該当される方が増えることが予想されますから,改めて告知放送等で周知をしていきます。 国民健康保険税減免申請件数は,9月時点と同様で,現在7件です。制度周知につきましては,広報,ホームページ告知放送等で行っておりますが,今後も納付相談等際,個々状況に合わせた対応を丁寧に行ってまいります。 4番目新型コロナウイルス患者が発生した場合誹謗中傷ことをうたう条例設置ができないかというご質問ですけれども,新型コロナウイルス感染者へ誹謗中傷やデマが相次ぎ,新型コロナに関連した差別などを禁止する条例を制定した自治体もあります。コロナウイルス感染症偏見や差別が広がらないよう条例制定することも一つ対策と考えておりますので,他市町条例を参考にして検討してまいります。 5番目マスク,手洗い,3密回避など,コロナ感染対策徹底を図るべきではないかというご質問ですけれども,発達障害,感覚過敏,脳障害,皮膚病気,呼吸器病気など,様々な原因でマスク着用を控える方がおられます。マスクをつけていないことで差別や偏見につながることがあるため,社会全体理解が必要だというふうに思います。そういった方以外は,告知放送や広報を通じ,マスク,手洗い,3密回避など対策を引き続き周知をしてまいります。 以上です。 ◆3番(林) 1問目質問介護事業所対応に対する再質問でございますが,これは9月議会でも聞きましたが,調整本部構成員というは,医師とか福祉サービス関係者,行政等関係機関というところが情報を共有していくっていう,これが組織であろうかというふうな理解をしてるんですが,まだ神石高原町では新型コロナが発生しておりませんが,発生したときために,慌てないために,想定した訓練であるとか,例えばどういう手段で情報を共有するか,Eメールなか,電話なか,手紙ではないでしょうけど,そういうふうなことっていうは,慌てないため想定訓練というはされるんでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 議員ご質問件でございます,福祉サービス調整本部については,これまで2回会議を持っております。8月28日,10月28日に行いました。10月28日においては,議員も言われますような,発生した場合を想定したシミュレーション形式で行いました。具体的には,ある事業所で発生した場合にどういう形で各介護事業所間で連携していくか。その点では,実は例えば情報共有といいましても,名前であるとか,性別,それから利用者であるとか,そこ職員であるとか,いろんなことが想定をされますが,その情報をどこまで共有していくかっていうがまだその時点では確認できておりませんでしたので,そこらを10月28日会議以降では整理をしておったところです。 また,連携方法ということでございますが,これについてはメールであるとか,ファクスであるとか,そういった形を想定をしております。 議員言われますように,まだ本町においては発生をしておりませんが,有事際を想定して,3回目会議も実はやっていきたいと思っておるんですが,なかなかこういう状況ですのでまだできてない状況です。有事に備えて万全な体制を取ってまいりたいというふうに考えております。 ◆3番(林) 介護事業所とかで起きた場合,やはり介護事業所運営中で動かれる場合が多いと思うんですけど,その中で役場なり,行政なり,ほか機関が加わっていくということになると,逆に混乱をするようなことがあると思うんで,しっかりとその辺は調整とかをしていただきたいと思うんですが,例えばこれは報道であったんですが,介護事業所でもしクラスターが発生した場合,県から感染症医療支援チームっていうが来るっていうふうに聞いたんですが,そのような対応もあるんでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) そのような場合もあるというふうに思ってます。ただ,それは規模によると思いますので,かなり大きなクラスターということになれば,そういったチーム導入があろうと思います。 ◆3番(林) 分かりました。 だから,そういうふうな想定もできてるわけという理解でよろしいですね。いろんな様々な方が入ってくる。今までやってた状況じゃないことが起きたときに慌てないため想定っていうはしっかりしていただいておきたいなと思います。 それともう一点,例えば介護事業所で,答弁にもありますように,できるだけ可能な限りサービスを維持するようなことになっていくっていうことで,実際は介護事業所等中で感染を疑われる方とか感染者方とかをゾーニングで分けていくというふうになっていくかなとか思うんですが,その中で三原例ですが,この間も報道であったんですが,町が陰圧装置っていうを助成をして,空気がエアコン等で外部に流れないようなこと,今事業所とか病院でされてるところも多いんですけども,それを事業所ほうが手を挙げられて,これは国コロナ第2次補正であったんと思うんですが,メニューが,これを助成で出しておられる。三原市なんかは出しておられる。高齢者福祉課に聞いたんですけど,事業所が声を上げられたっていうんですが,本町ではそういうふうな陰圧装置助成とかっていうはされておられないんでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 本町においてそうした事業は設けておりませんが,記憶中では,たしかそういうものを使った国,県補助メニューもあったと思いますので,活用していただければというふうに思っております。 なお,そうした陰圧装置導入については,本町ではお聞きはしておりませんが,議員が言われますような,そうした効果的な機械があるところも情報提供いただきますので,そういったとこも関係機関に周知してまいりたいというように思います。 ◆3番(林) いや,僕は二,三事業所にも聞いたんですけど,自前で彼らというか,方々は実際やられてるんで,プロでそれは実際そういうことをやらないと安心・安全ためにならない。実際自前でやられてるとこも結構多いんですよ。それを早く周知があれば,これは国10分の10で補助でできたわけですから,そこをしっかりと周知していただきたいなというふうに私は思っております。自前で設置されたとこもあるし,ああそんながあるかって言われたとこもございました。しっかりとその辺ところはやっていただきたいなと思うんですが。 それで,今そういうことを現場手間を取らせないような形で,できるだけやっていただきたい,忙しいでしょうからね,プッシュ型で。どういう形になるか,担当課方もしっかりと検討していただきたいなと思います。 それと,今度在宅で救急搬送ことでございますが,今朝福山地区消防担当議員から,コロナを疑われる患者が280件ほど搬送があったっていうことを,緊急車両ですね,あったという報告を聞いたんですけども,これは答弁で緊急車両搬送際は,行動履歴を明確にされ,コロナ疑いがある旨を消防署に示す必要があるというふうな答弁をいただいてるんですよ,救急搬送をする場合。これは行動履歴を明確にするっていうことは,毎日日記をつけてるわけでもないですし,どういうふうにこれを明確にするかなと。明確じゃないと,救急車に乗れないでしょうか。そこをお聞きしたいんです。 ◎保健福祉課長(松井) 行動履歴という説明をさせていただきましたが,どういう状況があって,町外に行かれたとか,そういうようなところを言っていただくという意味ことでございます。といいますが,コロナが発生して救急車を活用されたときに,実は通常装備で救急車両で隊員方がやられとったんですが,コロナ疑いがあったということで,その後救急車をすごい清掃する時間があったということが,初期段階であったというようにお聞きしております。そういうことがありますので,そうなると通常今度は通報があったときに,また行かにゃあいけんですよね。そうなると,そういったところへ時間がかかると,通常業務に支障が生じるということがありますので,まずはコロナ疑いがあるかもしれないとか,そういったことを通報段階で言っていただくことによって,消防隊員が防護服,上下とか,ゴーグルをされるようでございます。要するに,そのため対策を取られて対応されるということがありますんで,そうなると次件にも対応できるというようなことを言われておりますので,行動履歴と言うたらちょっと誤解があったかもしれませんが,そういう意味合いでコロナおそれがある,ただ行かれないので救急車に来てほしいと,そういう情報共有をしていただきたいというところでございます。 ◆3番(林) いわゆるそういうところをしっかりと住民方に啓発ということが必要だと思うんですけど,行動履歴と言われたから,毎日日記をつけなくちゃいけないかなとか,自治体によっては,付表を住民全員に配ってるようなとこもあるんですよね,行動履歴をつけるようにっていうようなコピーみたいな紙を。そういうことをするかなとかとちょっと思ったもんですから,しっかりこのことは住民方とか,関係部門に啓発していただいて,救急車を呼ぶときは,コロナ疑いがあるというふうなことを明確に言うってことですよね。はい,分かりました。 それでは,介護事業所5万円慰労金が,自立型支援グループホーム職員に支払われていないということへ再質問ですけど,これは今聞いた中で,一つ前ことなんですが,申請をしていない事業所も結構まだあるようなんですよ,これを電話でいろいろ確認したら。忙しくて申請してないとか,いろんな様々な事業所事情がありますから,あるんですが,このことは町は把握しておられますか,これは全国的な傾向ようなんですけども。 ◎保健福祉課長(松井) 議員ご質問を受けまして,町内事業所にも聞き取りをいたしました。対象となる事業所が6事業所ありまして,そのうち1事業所が申請をされておりませんでした。12月中には申請予定であるというふうな回答をお聞きしております。 そうした国制度によって,現場へ尽力されとる方に対する慰労金でございますので,申請事務をしていただいて活用していただきたいという旨を添えて,事業所ほうとは話をさせていただいております。 ◆3番(林) 把握されて対応されてるということです。要は,手続が面倒くさいとか,そこを簡素化できないかっていうことなんですけど,こういうはばらまきというか,そういうことでいいんじゃないかと思うんですが,命に関わることなので。ばらまきという言い方は適当でないかもしれませんが,簡素化,そういうことっていうは対応っていうは考えられないでしょうか。ダブらないように,一々書類が書くがあるらしいんですよ。ダブって慰労金を5万円支払わないような形であるとかっていうことがあるらしいんですが,その辺申請方法を簡素化するということはできないでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 町長ほう答弁でもありましたように,この事業については国補助制度で,県が主体となってやるというところでございます。本町ほうで事務簡素化であるとかというところで取扱いということができませんので,なかなか町ほうとしては,そういうことができないというところでございます。 以上でございます。 ◆3番(林) なかなか難しい問題なんでしょうけど,これからもちょっと一つこういうことっていうはあるっていうことを思っていただきたいなと思います。 それで,グループホーム支援でございますが,再度お聞きするんですけど,これは今度新年明けに第3次コロナ補正が出ると思うんですけど,それにもこれは介護事業所に対してはほとんど出ないというふうな話をちょっと聞いたんですが,グループホーム方も介護的なことをされておる,最前線で高齢者方をお世話しているっていう,同じような仕事をされている。それを何で出ないかなというは思うんですけども,再度お聞きしますが,いかがでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 議員言われますように,本当にそうした介護現場で献身的にされとる中で,交付対象となるところ,ならないところというは理解がなかなかできない部分もありますが,先ほどご質問にも触れますが,国としましては,自立型そういうグループホームを対象としてないというところでございます。その理由として推測できるは,やはり自立をされてる方ホームなので,介護接触と言いましょうか,そういったものが少ないという判断であろうかと思います。そういったところ中で,先ほどもありました,慰労金交付事業も対象者を設定されとるところがありますので,本町としましては,そういったところ差も考えながら進めてはまいりたいと思いますし,町独自に実施しました,介護事業所や,それからグループホームへも対象とした3万円コロナに対する事業所へ支援事業を設けましたが,本町場合については,そういったグループホームを対象としておりました。今後,補正等も出た場合には,そういったところも国制度とかも参考にしながら検討はしてまいりたいと思います。現状では,そういう対象となる,ならないというところはあるわけでございます。 ◆3番(林) 介護事業所っていうは,町内に各地区にございまして,グループホームにしても,デイサービスにしても,特養にしても,同じグループがされてる場合があって,私んとこだけ出ないかなっていうふうなこともありますので,しっかりと対応していただきたいなと思います。 それと,後期高齢者医療減免制度ことに関して再質問をさせてもらうんですが,答弁中で納付相談等際,個々状況に合わせ対応を丁寧に行っていきますっていう答弁をいただいてるんですけど,この納付相談っていうは,例えば納付が遅れるとか,ちょっと待ってくださいとか,そういう相談ときだけに対応するんでしょうか。もともと後期高齢者と国民健康保険というは担当課も分かれてて,国民健康保険ほう減免制度があって,そこに行くと,後期高齢者減免制度も受けられるかもしれませんよみたいな感じで案内される場合が多いと思うんですが,私が思うに,この保険制度を今語ってもしようがないんですけども,各課を回ることになるわけですよ。だから,例えば私が思うは,プッシュ型っていうか,減免される可能性がありますよみたいな通知を各世帯に送れないかなとかっていう気がするんですよ。そういうはどうなんでしょうか。
    住民課長(谷本) 今,議員がご質問をいただいた件なんですが,国民健康保険税ほうについて納付相談ときに個々状況に合わせて対応を行っておりますということで町長ほうから答弁させていただいたんですが,実際ところは,窓口ほうに,今議員がおっしゃられたように,納付が難しいっていうふうにおっしゃられる方とかに対して対応を行っております。今,プッシュ型っていうことをおっしゃられたんですが,もちろん窓口が国民健康保険税ほうは住民課となっておりますので,住民課ほうに来られていろいろ相談されれば,関係課ほうにご案内をしたり,関係課ほうから職員ほうが来て説明をしたりということはさせてもらってます。 全世帯に周知ができないかということなんですけど,これは9月ときもお伝えさせてもらったんですが,6月時点で全世帯へはこういう減免制度がありますということで全世帯へ周知をさせていただいておりますので,それ以外周知につきましては,また広報とかホームページ,データ放送,また1月広報紙ほうにも再度掲載ほうを予定をしておりますんで,そういった形で周知をさせていただきたいと思っております。 ◆3番(林) 分かりました。 私質問自体も周知につながればなとかと思って質問をしてます。 それと,26万5,400円を年間に国民健康保険を払ってる世帯が,様々なおうちがありましょうが,減免措置で5万8,600円返ってくるようなこともあるわけです。この値段というを見ると,コロナで減収されてる家庭には大変助かる値段じゃないかなと。こういうこと自体も具体的に分かれば,減免を受けられる可能性がある世帯が,これで手を挙げられるんじゃないかなとは私は思っております。 それと,今ことは終わりまして,次,デマや中傷に対する罰則条例設置ことに対する再質問でございますが,これは先進地で福島県白河市ですかね,これを調べたら,思いやり条例っていうを設置してて,新型コロナウイルス感染症をはじめとする疾病,障害,性別等を理由とした誹謗中傷または偏見に基づく差別的な言動(以下「不当な差別等」という),こういう社会的な孤立をなくし,市民一人一人が思いやりある心を持ち,互いに支え合う,住みよい地域社会を実践することを目的とする,そういうふうな条例を作ってるそうです。これは,具体的に大事なことは,新型コロナ誹謗中傷と,こういうことに対して市責任と市民責任を明確にしていくっていうことが大切なんじゃないかと私は思っております。 何で私がこれを言うかと言うと,長い間新型コロナウイルス感染が少なかった岩手県が,1人見つかったときに大変誹謗中傷があって,その方が引っ越しをされたとかっていう報道がありました。神石高原町も,まだ患者はおられませんが,もしそういうことがあったときに,しっかりとそういう対応ができるようなことを考えておくべきではないかと私は思っておるんですが,いかがお考えでしょうか。 ◎町長(入江) ご提案ありがとうございます。 私もいろんな事例をお聞きをしております。例えば,福山市幼稚園子どもがかかったりして,かなりその保護者方とかが誹謗中傷に遭われたとかというような事例もお聞きをしております。今思いやり条例ですか,そういったものも参考にして,早急に検討していきたいというふうに思います。 ◆3番(林) よろしくお願いします。 今5番目質問マスクことで,マスクを着用ことを徹底するべきっていうような通告中で,それができない人がいるっていうことも今答弁でいただいて,私,こういう質問趣旨ではなかったんですが,答弁でこういうハンディキャップというか,そういうをお持ちことを答弁いただいたので,この思いやり条例にもこういうふうなことを入れていくっていうことを,私は今答弁を聞きまして,そういうこと中で一連中で進めていっていただければなというふうに思っております。 それで,今マスクことでございますが,今私が一番質問したかったは,よく私場合,うっかりマスクをつけるを忘れる場合とかもあります。出かけて,車で戻ってマスクをまたしに戻るとか,私場合ですけど,家にはアルコール消毒をしてて,できるだけ3密回避をするとか,睡眠をたくさん取るとか,朝太陽を浴びるとか,これがNK細胞というか,活性化にいいというふうに聞いておりますんで,早寝早起きを私自身は心がけておるんですが,私は,今最後に広島県感染拡大で医療現場や保健所,介護事業所など最前線で頑張っておられる方,必死思いで経済活動を続けておられる方に,もちろん感謝と敬意を申し上げます。それと,最終的にワクチンや特効薬実用化で新型コロナウイルスと共生し,アフターコロナには新世界輝きが訪れますよう,本当に神石高原町が笑顔あふれる町になっていけばいいと思うんです。それで,大体一般質問っていうは,議員が考えた質問に対して執行側に答弁いただいて聞くんですが,ここで最後に町長に,今新型コロナ第3波が来て,湯崎知事や小池知事なんかもいろんな様々な声を上げられてて,今現状をどういうふうに捉えられて,これからどういうふうに神石高原町をコロナ対策に対して経済持続であるとか,安心・安全であるとかということをしていこうとお考えなか,町長気持ちをちょっと最後にお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 広島県も感染が拡大をしております。きのうですか,安芸太田町も感染確認が1人されたということで,県内では神石高原町だけが感染者確認がされてないという状況になりました。今までも,今年4月ぐらいからしっかりとした対応を町民方々が協力をしていただいて,感染防止を進めていただいた結果がこういうことに今なってるんだというふうに本当に感謝をしているところです。まずは,今後も感染防止策というものをしっかり取り組んでいく。その中で,新しい生活様式も取り入れながら,社会生活を維持していくということ。それから,今までも行ってきました,4月以降事業所支援として1億円以上も助成金という形で支援をさせていただきました。これは,非常に喜んでいただいてますけれども,今まだ拡大をしてますから,今後状況もしっかり把握をしながら,またこういったときにしっかりとした対応をする,お金も使っていくというふうに考えてますから,また議員皆さんにも相談をしながら迅速な対応をしていきたいなというふうに思ってます。しっかりと現状を把握することが重要だというふうに考えておりますから,直接事業所方々とお話をさせていただいたりヒアリングをしながら,その対応を進めていきたいというふうに考えております。 ◆3番(林) それでは,次質問に移ります。よろしくお願いいたします。 それでは,2問目質問ですが,地域と行政を結ぶ支所機能充実をというタイトルでございます。 令和3年度には新庁舎で業務開始予定というふうに聞いておりますが,新庁舎建設により支所機能や周辺地域行政サービスが低下するではないかというふうな危惧を持っておられる住民方も多いと思います。住民利便に寄り添うため,各地域にある協働支援センターと行政サービス分担などはどのようになっていくか課題もあると思います。町は,これから本庁と支所,協働支援センター関係をどのように位置づけ,民主的で質高い行政サービスを行っていくつもりなかをお聞きします。 具体的には,高齢化が進む中,移動手段乏しい住民ためにも行政サービス向上ためにも,各地区支所機能維持,充実を図るべきと考えるが,これから方針をお聞きします。 以上です。 ◎町長(入江) 地域と行政を結ぶ支所機能充実をというご質問です。 支所機能充実を図るべき,これから方針をというご質問ですけれども,合併からこの間,持続可能なまちづくりを進めるため,財政健全化を最優先課題として,公債費や職員削減に努めてきました。その結果,職員数については,合併当時228人おりました職員が,本年度当初で157人と71人大幅に減少,削減をすることができましたが,今後必要な行政サービスを維持していくためには,これ以上削減については十分な検討が必要ではないかと考えております。 今後行政運営に当たっては,主たる財源である地方交付税減少が避けられない,厳しい財政運営が見込まれます。限られた財源を効果的に活用し,集中と選択による事務事業見直し,またAI等先端技術を活用した事務効率化を併せてそういったものを進めていかなければならないと考えております。 支所在り方については,現在内部で検討を始めた段階であり,具体的な回答は今できませんけれども,協働まちづくりという原点に立ち返り,公共的サービス充実と地域的課題解決に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ◆3番(林) 町長所信表明にも,合併基本理念は,神石,三和,豊松,油木,4地区均衡ある地域発展であるというふうに書いてございました。これは,たがうことない理念であり,約束であるというふうに念も押されております。そういう意味で,支所,協働支援センターも含めて,各地域特色と資源を生かしたまちづくりと均等な行政サービスを行えることが必要と考えますが,地方交付税減少などで支所機能維持と再構築方向にかじを切らなくてはいけないというふうに私も思います。集落活性化地域拠点として支所をどう生かしていくか,また本庁と有機的なつながり,協働支援センターと配置により4地区均衡に支所機能,協働支援センター事業を通して,今現状発展しているとお考えでしょうか。もしそうでないとしたら,どのような改革,対応が必要とお考えでしょうか。 ◎町長(入江) もちろん所信表明で申し上げました4地域均衡ある発展,これは行政サービスも含めてでございますけれども,これは理念だというふうに思っていることは間違いありません。ただ,先ほども申しましたように,財政状況非常に厳しい状況があるということから,職員も削減をしております。決算を見ていただくと,性質別で見ると,なかなか経費削減については,かなり限界に来てる部分もあるというふうに思います。まだこれからもちろん考えていかなきゃいけませんけれども,性質別で見ると,明らかに人件費,物件費,補助費なんです。それ以外は,削減しても,一般財源に影響はそんなにないんです。扶助費を切るわけにはいきませんし,公債費を切るわけにもいきません。ですから,その中で考えていく必要があります。それで,行政運営というものを確実に行っていかなければいけない。だから,まちづくりと行政運営,自治体運営というところは,かなり密接な関係はありますけれども,幾らか分けて考える必要があると思うんです,行政事務いわゆる運営ですね,行政運営というところとまちづくり。協働支援センターと支所間というは,そういうことを踏まえて,協働まちづくりという理念がありますから,そういったことを基本にこれからまちづくりを進めていかなかければいけない。これからというか,協働支援センターができた段階で,そういうことを目標に今取り組んでいるところです。5年目になりますけれども,5年目やね,今,協働支援センターはなりますけれども,その在り方も支所行政事務サービスとまちづくりところをしっかりと役割分担をしながら考えていく必要があるかなというふうに思ってます。それは,今年しっかり,これからですね,今年というか,考えていかなきゃいけないなというふうに思っています。 それから,一つは,先進技術です。例えば,モニターを支所に置いておけば,支所と常に通じれば,窓口方が本庁職員と直接話ができるとかというようなことも考えていけば,行政サービスとしては低下をしないんじゃないかなということもありますから,そういったことも,いきなり実装するということではありませんけれども,実証実験とかをしながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆3番(林) 協働支援センターこの間成果発表があったんです。そのことに関しては,町として,ちょうど私は出席させていただいてないんですが,どのようにお考えなんでしょうか。均等に今4地区が発展してるっていうふうに見られておられるんでしょうか。 ◎町長(入江) 協働支援センターについては,この間4地区で発表していただきましたけれども,基本的に自主的に活動していただいてます。地域資源を活用した取組を積極的に今4地区で進められてます。その成果を発表いただいたんですけれども,それぞれ取り組む内容が違います。これは当たり前ことです,資源が違いますから。それはそれで,非常に取組としては評価をさせていただいております。今後は,そこと支所と在り方,役割分担等々をしっかり議論していく必要があるかなというふうに思っておるところです。 ◆3番(林) 取組が違う。各地域はいろいろ特色がございます。マンパワーも人材も違う。地域特色も違う。その中で,支所とうまく連携をして,行政サービスっていうか,そういうものが平準化していく。平準化っていうか,公平化っていうか,住民が満足がいくような行政サービスができていくとお考えですか。 ◎町長(入江) もちろんそれを進めていかなければいけないというふうに思ってます。 4地区が平準化するというか,行政事務についてはもちろんそうだというふうに思います。それは,サービス根底でございますから。ただ,まちづくりについては,先ほど言いましたように,資源も違います,人も違いますから,進め方は違ってくると思うんです。それはやむを得ないというふうに思っておりますけれども,それは地域で合意ができれば,それはそれでいいというふうに思ってます。 ◆3番(林) 分かりました。 それでは,今ちょっとおっしゃられたことですけど,IT化についてちょっとお聞きしたいんですけど,支所機能IT化です。これは,例えば住民票を取るとか,そういう発行機能。私は,職員さんもこれ以上減らしていただいては困るような気がするんですけど,こういう発行機能,住民票発行機能などもIT化していくというふうなことはお考えなんでしょうか。 ◎町長(入江) 世の中は,まさにデジタル化波が押し寄せてきています。神石高原町も同じだというふうに思ってますから,職員を減すとか減さないとかという問題ではなくて,そういったことで利便性が確保できる,省力化できるんであれば,導入していくべきだというふうに考えてます。 ◆3番(林) 住民票を例えば取るときには,いろいろ種類がございますから,幾らIT化してもちょっと聞かなくては分からないような,操作を聞かなくては分からないようなことがあるので,担当方はどうしてもいていただく必要があるかなと私は思っておるんですが。今,災害復旧とか,道路改良工事など,僕らは歩くと住民方に聞かれるが,あそこはどうなりよるんかとか,しょっちゅう聞かれるんですけど,そういうでもGISとか,今モニターを置かれるって言われましたけど,地理情報システムを使って,情報レイヤー化っていうか,重ねてそういう災害復旧状況が分かるとか,支所に行けば,そういうふうなこと,工事一覧,プライバシー問題もあるでしょうけど,そういうとこに配慮しながら,そういうことは支所機能でこれからできるようなことっていうはお考えじゃないでしょうか。 ◎町長(入江) 例えば,災害進捗状況とかというものは,紙ベースでもできると思うんです。本庁で管理を全部やってますから,それを見てもらえれば支所で分かると思うんですけれども,もう少しIT化というか,デジタル化するんであれば,例えばスマホでもその状況が全部分かるとか,そういうところまで行かないと,あまり支所で分かるとかというレベルでは意味がないかなというふうに思ってます。だから,そういうところにどこまで踏み込んでいくかというは,これから課題だというふうに思ってます。 ◆3番(林) 県災害復旧は,ホームページを見ると,こういうが載ってて,私はプリントアウトしたんです。大体しか分からんですね,こういうが。だから,どこまで見せるかっていうはございましょうが,スマートフォンも含めて,スマートフォンが扱えない方も含めて,様々な方向でそういうことも検討していただきたいなと思います。 また,よくもう一つ支所機能に関して要望が高いは,保健師さん配置ということがあると思うんですが,町長,今回所信表明でも,未病という考え方ということをおっしゃっておりましたが,これは例えば支所に保健師さんを配置して,相談窓口ような,病気予防ですよね,健康寿命を延ばすと,そういうことに対する相談窓口っていうことは,これからお考えじゃないでしょうか。保健師さん常駐ですね。 ◎町長(入江) 未病対応とかというは,一つは,先ほど言いましたように,デジタル化,デジタルデバイスとか,そういう機器を使って健康管理をしていくということを考えたりしてるんですけども,保健師についても,支所3か所へ1人ずつ配置すると,こちらが3人減るということですね。新しく採用すればですけれども,なかなかそういうことにはならないんで,例えばそういうところをデジタル技術を使って,支所に行ってもらったら対面で話ができるとか,本庁とつながってできるとか,それから情報をこちらからプッシュ型で発信するは,別に支所からでなくても,本庁からでもできるわけですから,そういったとこは何が支所で必要なかというところも含めて,今後も考えていきたいというふうに思っております。 ◆3番(林) この保健師さん配置って,結構住民要望が,私は歩いてて聞いたんで,ぜひともこの辺ことは前向きに検討していただきたいなと思います。デジタルでできることと,まだできないこともございますので,しっかりと対応していただきたいと思います。 私質問は,以上でございます。ありがとうございます。 ○議長(橋本) 以上で林議員一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は11時ちょうどとします。(午前10時51分) ○議長(橋本) 再開します。(午前11時00分)            〔7番 木野山孝志議員 入場〕 木野山議員が出席いたしました。 一般質問を引き続き。 ◆5番(久保田) おはようございます。 それでは,2番目ということで質問に入らせていただきます。 まず,さき町長選挙で激戦を制された入江町長,2期目当選誠におめでとうございます。町民負託を受けられ,安心して幸せに暮らせるまちづくりためにご奮闘いただけますようお願いをいたします。 また,現在コロナ禍中にあって,町内ではいまだ感染者が発生していないことはすばらしいことであります。医療従事者努力や町民皆様努力に敬意を表したいと思います。このまま感染者が出ないことを望みまして,私質問に入ります。 まず,農業振興策についてでございます。 1番所信表明で重点施策として,農林業,商工業振興を掲げられております。本町基幹産業は,農林業であることは言うまでもありませんが,農業従事者高齢化,耕作放棄地拡大等,農地存続は困難になりつつあり,地域農業を守る神石高原農業公社役割は重要になっていると思います。そういった中,誰もが挑戦できるまち神石高原町を創る会機関誌というものを選挙前に町民方に配布されましたが,その中で現在神石高原農業公社を核として農業組織再編,耕作放棄地拡大防止,農業従事者確保を進めると言われております。農業振興を図る上で重要なことであると私も認識をしておりますが,これらを具体的にどのように進めるか,お伺いをいたします。 2番目といたしまして,農業公社農作業受委託エリアはどうなっておりますか。田頭地区ある農業者方が,高齢になり,来年から米作りができないので,農業公社に米作り委託を要請されましたが,拒否されました。私も,その後農業公社に連絡をいたしましたが,事務方が出られ,分からないので担当者から連絡すると言われましたが,なしつぶてでございます。連絡はありませんでした。結局,ほか専業農家方にこの農地をお願いし,耕作を引き受けていただきました。約1ヘクタールでございます。田頭地区米作り委託と農地維持を拒否した理由と,全町を網羅した農作業受委託組織検討をするべきではないですか。対策をお伺いをいたします。 以上,1点目です。 ◎町長(入江) 丁寧なお祝いと激励お言葉をありがとうございました。 答弁を申し上げます。 初めに,農業振興策についてでございますけれども,農業公社を核とした農業組織再編,耕作放棄地防止対策,農業従事者若返り対策をどう進めるかというご質問ですけれども,まず今までは産直市場リニューアルや民間スーパー等と連携による農産物販路拡大,町独自ブランド化等により,一般農家所得確保・向上取組を重点的に実施してまいりました。これからは,いわゆる業である農業法人や農業公社等組織在り方や育成を民間企業も含めて考えていきたいというふうに思っております。 個々農家も高齢化しておりますけれども,集落法人も同様に高齢化してきており,今後法人管理農地維持も課題となってくることは明らかでございます。農地が維持できなくなると,広範囲において荒廃地が発生する可能性も高く,集落自体も維持,あるいは存続できなくなる可能性が高くなります。したがって,こういった農地維持管理のため,例えばまとまった農地を基盤整備により一括畑地化して,JA,民間会社等と連携し,高収益作物による経営安定と併せて地元雇用創出,若者就農希望者受入れ等も検討できないか,また農業法人統合や合併によるスケールメリットを生かし,機械装備効率的な運用,経営基盤強化,町内広域的な農地保全ができないかなど検討を進めたいと考えております。このため,次年度において課題検討ため協議会設立を考えており,関係団体や各機関ご意見を伺うこととしております。 2番目農業公社農作業受委託,エリアはどうなっているか,全町を網羅して農作業受委託組織を検討すべきではないかというご質問ですけれども,先に全町を網羅した農作業受託について基本的な考え方を申し上げたいと思います。 現状では,農業公社のみで対応は,人的にも,装備的にも不可能ですから,JA,公社,集落法人,民間会社,農地集積農家等と連携による対応が必要ではないかと考えております。ただ,公社にしろ,集落法人や農業関連企業等にしろ,経営ということがございますから,経営がやっていける方法も含めて考えていかなければなりません。行政が直接対応することはできませんので,農業関係組織方々協力を得ながら,どういった組織であればどこまでできるか,意見を伺いながら進めていきたいと考えております。 公社でございますけれども,農業公社自体につきましても,設立当時は農業法人等組織もない中で,地域農地を守るために設立をされました。農地保全全般を担ってきたものですが,その後集落法人等も設立され,当時とは状況も変わってきています。まさに,今過渡期ではないかというふうに思っております。いずれにいたしましても,来年度検討するため協議会で,今後農地在り方,組織検討等も含めて考えていきたいと考えております。 個別案件については,産業課長に答弁をさせます。 以上です。 ◎産業課長(豊田) 失礼いたします。 農業公社案件につきまして,私ほうから公社より聞き取りをいたしました範疇になりますけれども,内容についてご報告をさせていただきたいと思います。 まず,農業公社でございますが,農作業をお受けするエリア,これにつきましては特に定めているわけではございません。三和に限る,豊松に限るということではございませんが,現状では利用権設定をして管理をしておる農地,あるいは農作業受託を行っているものについては,豊松地区及び三和地区になっているという状況でございます。また,田植とか稲刈り等作業ご依頼であれば,圃場条件にもよりますけれども,できるだけお受けをしているというふうにお聞きをしております。 このたび田頭地区からご依頼件でございますが,公社ほうは,まず三和営業所ほうでご連絡ほうをお受けをしたようでございますが,三和ほうで対応ができないということで,豊松本社ほうへ案件を引き継いだようでございます。豊松本社ほうでは,初めて方,初めてご依頼件ということで圃場条件確認も必要でございますから,ご要望確認も含めてご自宅ほうへ訪問させていただいて,お話を聞かせていただく予定としておったようでございますが,原因としまして,連絡ほうも遅れたようでございますが,先般訪問調整ためご連絡をさせていただいたところ,もう解決をしたというようなニュアンスで,大丈夫ですよと,よろしいですというようなご回答であったというふうに伺っております。結果的にお断りをしたような形になってしまったということで申し訳ありませんが,以上が聞き取った内容経過でございます。よろしくお願いいたします。 ◆5番(久保田) 答弁いただきましたけれども,高齢化して耕作放棄地が増えまして,農地維持管理ということにつきましては待ったなしというように私は思っております。新年度,協議会を設立されて,ご意見を伺うというような予定ようでございますけれども,これは時間猶予というんですか,これは本当にないと思います。この協議会を設立されて,新年度1年,新年度というか,令和3年度に1年かけてこの協議会を設立されてご意見というか,各団体意見を伺って,それで具体的にどうするかということを検討されるわけなんですが,そこら辺スケジュールというはどういうふうになっておりますか。 ◎町長(入江) この協議会で検討するを1年ということではなくて,協議会を設立して,組織もしかして統合とかということももちろん視野に入れてますから,そういった話になれば,それぞれ組織ご都合もございましょうから,一概にいついつまでにどういうふうにするということはありませんけれども,それはスピード感を持って,議員言われるとおり,農地の管理については待ったなし状況じゃというふうに思ってますから,そういったこともその協議会中でしっかりお伝えをして,早急に進めていきたいと考えております。 ◆5番(久保田) 町長,常々スピード感を持って事業を進めていくということを言われておりますんで,これも本当に待ったなしでありますから,ぜひともスピード感を持ってこれはやっていただかないといけないというふうに思います。 耕作放棄地維持管理ということなんですけど,昨年から永野南テレファーム会社が来て耕作放棄地を再生して,今野菜を作っております。町長がこれを実現に移したことで,私は高くこれを評価しております。今,若い人が七,八人来て,農作業をしておられますけれども,先般も11月終わりにちょっと行ってみたんですけど,ホウレンソウ収穫をされておりました。それで,これはコンテナへ入れて,2トントラックへ積んで出荷されるときじゃったんですけど,これをどこへ持っていくんですかと聞いたら,愛媛県大洲にテレファーム本社がありますから,あそこへ持っていってカット野菜をすると言われて,あそこへカット野菜加工場ができておりますから,あそこまで持っていくって言われたんです。それで,ちょっと愛媛県ほうまで行ったら,輸送コストもかなりかかるんで,そこまで行くは大変じゃろうというて言うたんですが,いや,今はそういう加工場がないから,あそこまで持っていかにゃあいけんのんじゃというようなことで,これは何とか近場でするようなことをして,あそこも農地再生ができておりますよね,永野南はね,ほんで新規就農者もああいう若い人が来てくれておりますんで,ここへ答弁にもありますように,新規就農者確保ということを所信表明でも言っておられますんで,そういう若い方を全国公募するとかなんとかして,地元でそういう農作業担い手方が少ないということになれば,そういう方法もすぐできるんじゃないかというふうに思うんですよ。テレファーム人というんは今七,八人来ておられまして,その中で住民票が2人ほどここへ置いとるよと言われました。あの当時ですよ。今は,またどうか分かりません。11月終わりに,ああ言われたんです。できれば,ああいうせっかく若い人が来てくれておるんだから,住民票もここへ置いていただいて,何とかここへ定住してもらうような政策をこれから考えていってもらわんと,貴重な人材というか,戦力と私は思っておるんで,あそこは畑再生になりましたけれども,水稲再生,米作り,こういうこともやっていただければいいんじゃないかなというふうに思っておるんですが,そういうふうな考えはどういうふうにされますか。 ◎町長(入江) 南へ来ていただいてるテレファームという会社ですけど,今は楽天農業株式会社という,楽天直系会社になっているんですけれども,確かにあそこでできたものを愛媛県大洲まで持ってカット野菜をしているんです。会社とすれば,神石高原町内にカット野菜工場を設置したいという思いはずっと持ってます。ただ,農地が今南で今年から3ヘクタールか4ヘクタールぐらいなんですけれども,全然それじゃあ足りないんですね,カット野菜工場を造っても。ですから,農地が欲しいとずっと言われてますから,うちも産業課と連携して農地を探してるんですけれども,まとまった土地でないと駄目なんですね。ここが3反,ここが3反とかじゃあ,ちょっと難しいと,機械移動とかで。まとまって5ヘクタールとか10ヘクタールあると非常にありがたいといって。それと,畑がいいんだというふうに言っているんで,なかなかそういうところはないんです。だから,田んぼをこれからそういう活用していくということを考えていかなきゃいけないかなというふうに思ってます。ですから,米以外作物を作っていく。それは,楽天農業にかかわらず,農協とか,いろんなところと連携をして,トマト等も大規模に作るとか,ブドウを作るとかということをこれからは考えていく必要があるなというふうに思ってますけれども,今楽天農業についてはそういう状況で,随時進めているところです。冬はなかなかちょっと作りにくいということがあるんで,土地を今福山でも探しているということで,福山土地改良区と連携しながら農地を探していただいてます。ですから,それができれば,神石高原町内にカット野菜工場を造る。20人から30人雇用が要るって言ってましたけれども,そういったことも今進めているところです。 住民票も移してほしいということを言ってますから,そこは今後も引き続きお願いをしていきたいというふうに思っております。 ◆5番(久保田) 農業公社話をしようと思うたら,ちょっと楽天テレファームほうへ行ったんですけど,農業公社を基本として,今せっかくあるんですから農業公社がね,これを各地区に支店ということで,そういうふうな規模というか,公社維持,体制強化というんですか,そういうことは考えておられませんか。公社を基本としてですよ。今,聞くところによりますと,豊松に本社がありますから,豊松地区は農地維持管理はされておるようなんですけど,三和営業所方も三和地区はしよるんでしょう,要望があればね。木津和までしか,例えば米を作ってくださいと言われても,来てんないらしいんです。だから,さっき質問したように,田頭方がお願いしても,行きませんよと言われたと言うんです。そう言ってんですよ。だから,例えば神石なら神石へ少人数でいいですから支店というか,農作業を受委託される組織を作るとか,そういうふうなことは考えられんですか。いわゆる公社を基礎としてです。 ◎町長(入江) まさに,そういう公社を単独で支店みたいなもの,支所みたいなものを各地区に置くということではなくて,そこ地区にある農業法人とか,そういうところとしっかり連携をして,そういった取組をしていく。公社は第三セクターで,核になってやることができると思うんですけど,今まで受委託ノウハウも持ってますから,そういったところを地元集落法人,高齢化してなかなか活動が難しいようなところがありますから,そういったところと連携をしてやる,もしかしたら統合するということも考えますけれども,そういったことをしっかり進めていく,規模感も出していくし,経営内容も,公社も今状況ではそんなにもうかってるという状況でもないんです。ですから,経営中身も考えながら,ただ受委託だけではなくて,集落法人と連携をして規模拡大をしながら,その地域農業,農地を守っていくということを今後新しい協議会中で考えていきたいなというふうに思います。 ◆5番(久保田) そうすると,公社というは,今体制を維持するだけことですか,公社自体はです。というが,公社昨年,これは決算書なんですが,見ますと,町補助金が年間500万円出ております。あとは,新規就農者補助とかなんとかで,大体1千万円ぐらい補助が出ております。それで,これがあるから何とかやっていきよってんじゃろうと思うんですけど,採算が合わんようなとこもあるんです,米を作っても,畑もそうなんですけど。じゃけえ,それはしようがないとしても,農業福祉という考えもありますから,農地を維持するためには,採算は合わんでも,何とかして補助金も出さざるを得ないんじゃろうと思うんですけれども,それは出されてもいいです。とにかく農地維持ということを考えて,この農業公社を基本として各地区維持管理,これを進めたんが早いんじゃないかと思うんです。あと,JAとか,ほか民間会社とか,農地集積農家と協議されるよりは。そこら辺,これからまた新年度に向けて対策をされると思うんで,しっかりと皆さんと意見というか,検討されて,早急にやっていただきたいなというような思いもあります。 それと,公社ほうへ聞き取り調査をされたようですけど,もういいですと言われたというは,解決したからいいですと言われたんですよ,あれ。 いや,課長,そうなんですよ。私は実際にお願いして,専業農家方にお願いしたから,解決したからいいですというて言われたんです。私はちょっとあのとき公社はもうちょっと誠意を持ってほしいなと思ったは,連絡しても連絡がなかったんですよ,実際に私ところに。これじゃあ,町ほうが資本金をほとんど80%,公社は1,200万円資本金を出して,町が1千万円ぐらいでしょう,町資本金がね。じゃけえ,第三セクターとはいいながら,ほとんどは町管轄ということになっておるんですよ,公社は。だから,もうちょっと誠意を持ってやってほしいなという思いで今回これを出したんですが,そういうことです。この問題につきましては急ぐと思うんで,早急に取組をしていただきたいというふうに思いますので,ひとつしっかりお願いしておきたいと思います。それじゃあ決意をお願いします。 ◎町長(入江) まさに,耕作放棄地問題は,待ったなし状況でございます。ただ,ちょっと離れたところに1反私田んぼを守りたいというも,もちろんそういう気持ちはありますけれども,そこを経営として成り立っていくかどうかというはもちろん考える必要がありますから,そういったことも含めて,協議会で早急に対応していきたいというふうに思います。 ◆5番(久保田) 次質問に行きます。 ふれあいタクシーについてでございます。 本年5月より,タクシー利用料金は900円に引き上げられましたが,低年金高齢者方には負担になっております。一方,利用料金が900円になって,理解を示される利用者方もおられます。そういった中,議会として令和2年3月,今年3月です,予算議会,同僚議員賛成討論中で,ふれあいタクシーについて病院利用者については料金を考慮することと附帯意見を添えられましたが,その結果をお伺いをいたします。 2,9月定例議会質問で,病院へ利用料金を600円に据え置いた場合,財政負担はどうなるか,改めて検討したいということ回答でございましたけれども,その結果をお伺いをいたします。 3,コロナウイルス影響で外出自粛や定期受診等間隔が伸びた例があります。今年5月から11月まで予算支出について,昨年と今年対比をお伺いをいたします。 4,先月は,町長選挙,議会議員選挙が執行されましたが,車がなく投票に行けない人が多いと感じました。来年は衆議院議員選挙が行われますし,国,県レベルの選挙は必ず行われます。投票所までタクシーを利用した場合,片道が900円で往復1,800円かかります。これを割引するとか,配慮はできないものか,お伺いをいたします。 以上です。 ◎町長(入江) ふれあいタクシーについてご質問ですけれども,病院利用者に関する附帯意見結果はというご質問です。 現在,町では持続可能なまちづくりを進めるため,各種事業見直し作業等を行っていますが,各種社会保障制度をはじめ,様々な制度や仕組みを維持していくためには相応負担も必要だと考えております。ふれあいタクシー自己負担額については,ご承知とおり,事業開始後年々事業費が増加し,町財政に与える影響が大きいということから,監査委員や議員皆様から見直し提案を受け,昨年地域公共交通協議会において議論をいただき,自己負担一部見直しを決定をしたところでございます。 自己負担割合については,改正前は約2割でございましたが,改正後は約3割となっており,利用料金に対する応分な負担となっているんではないかと考えております。また,本年度はコロナ影響を受け,高齢者皆様経済的負担を軽減をするため,5千円商品券を配布し,ふれあいタクシー乗車時に利用していただく支援も行ってきたところです。 今回料金見直しについては,利用者皆様に概要を記載した文書個別送付や広報等を通じ説明をさせていただいており,この目的等々をおおむねご理解をいただいているものと考えております。 2番目病院へ600円に据え置いた場合,財政負担はどうなるか,改めて検討した結果はというご質問ですけれども,本年度は新型コロナウイルス感染症影響で,外出自粛など移動そのものが減少をしております。ふれあいタクシー利用にも,その影響が見られます。正確な数値にはなりませんが,昨年並み利用があったとした場合,約280万円から320万円程度財政負担増になると見込んでおります。 3番目5月から11月まで予算支出,昨年度比を伺うというご質問ですけれども,11月分につきましてはまだ最終集計が出ておりませんので,5月から10月分まで6か月分集計となりますけれども,ふれあいタクシー支出額は前年度同期間3,514万円に対し2,492万3千円で,昨年度比約29%減となっておる状況です。 4番目先般町長・町議会議員選挙で車がなく投票に行けない人が多いと感じた,タクシー料金を割り引くとか,配慮ができないかとご質問ですけれども,高齢者等交通弱者日常移動手段確保を目的に導入したが,このふれあいタクシー制度でございます。議員が言われる,車がなく投票に行けない方がどの程度おられたか分かりませんけれども,そうした方に優先的に利用していただきたいというふうに思います。 料金につきましては,確かに一定負担がかかりますけれども,相乗り利用ができますので,近所方とかお知り合い方に声をかけていただいて,複数でご利用いただければ,1人当たり負担額も低く,少なくて済むと思います。利用者皆さんで工夫もお願いしたいというふうに思います。 現段階では,選挙時における利用料金減額等については考えておりません。 以上です。 ◆5番(久保田) 病院利用見直しですよね,病院利用利用料金見直し,これについて私が一人言うたように思われてもいけんんですけど,私一人が言ようるんじゃないんです。今年3月議会に反対討論,賛成討論もありましたよね。その中でも反対討論もあった中でも,ふれあいタクシー事業につきましては,病院行き運賃差別化など,料金体制再考を求めるということを言っておられます。ほんで,賛成討論中にも,ふれあいタクシーについては,病院利用者について考慮することということを言っておられまして,議会ほとんど方,議員方はそういうふうに,今年3月予算議会ではありましたけれども,そういう意向だったです。それが5月から600円が900円にそのまま引き上げて,今回今までに至っとるというようなことなんで,ここはもうちょっと考慮されたんがえかったんじゃないかなというふうに私は思います。回答では,地域公共交通協議会議論を経てこの料金を定めたから見直しはしないという回答だったように思うんですけど,新年度に向けて,できることなら議員意向も考えていただいて,朝令暮改じゃないと思うんですよ,これね。900円は引き上げても,病院利用だけ方はせめてどうかなということを言っておるんで,ひとつ再考していただきたいというふうに思います。 なお,今コロナ関係でタクシー利用が非常に減っておるようなことも言われております。今年5月から11月予算支出につきましても,昨年同時期に比べまして,昨年は3,514万円が,現在では2,492万円,約1千万円近い利用が減っておるということで,これは役場財政負担が少なくなるということになりまして,当局にされては少し楽になったような気もされるんじゃないかと思うんですが,でもそれも利用が落ちとるということで,外出が今されておりませんので,今先ほど言いましたように,病院受診間隔もかなり長くなっているというようなことで,病院利用だけは,コロナが収まりましたら何とかこれは再考していただきたいというふうに思いますので,ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 ◎町長(入江) もちろん病院通院等々料金については,議員皆さんご意見をお聞きして検討してきたところ,どういった形でできるかなということを検討したんですけれども,なかなかそれがいい方向がなかった,いい方策がなかったということで,現在に至っているわけですけれども,その内容については,ちょっと後で総務課長が具体的な,こういうふうに検討したけども,こうだったということをお知らせをさせていただきますけれども,そういったことを完全に無視してやってるわけではないということをちょっとご理解いただきたいというふうに思います。 ◎総務課長(瀬尾) 議員ご指摘ふれあいタクシーにつきましては,病院利用につきましては高齢者皆様負担増につながってるんじゃないかということは,確かに負担増につながってるとは思っております。 今回,こうして今年5月から利用料金一部見直しを行った経緯でございますが,もともと平成29年度からこのふれあいタクシー事業をスタートさせてきました。町内移動を含めて,それ以外町外医療機関を利用されるふれあいタクシー関連事業がございますが,29年度決算が5,800万円程度かかっておりました。次30年度が7,500万円程度,そして令和元年度も同様に7,400万円から500万円程度負担がかかっている状況があったと。毎年非常に利便性が高いので多く方に利用していただきましたが,その一方で財政的な負担が相当あったと。こうした状況中で,町に与える費用的な負担を考慮して,制度見直しをしたらどうかというような提案があったと思います。その見直しについては,いろんな手法があって,一律的な料金見直しももちろん検討してまいりましたし,病院に限って料金見直しをしない方向で,病院以外利用料金引上げを行うというようなことも検討してまいりました。検討した結果,やはり病院利用が全体3割程度です。3割から4割に行くか行かないかなんですが,病院を据え置いて,その他利用だけ料金を引き上げたときには,基本的に540万円程度財政的な効果があるだろうと。そのうち,今年タクシー料金一律料金引上げがありまして,それが300万円程度通常分として値上げがありますから,財政的な効果というは240万円程度しか上がってこないということで,今回は一律的な見直しによって財政的な効果を900万円程度と試算してましたが,全体事業費を抑制するためには,全体見直しをすべきじゃないんかというところで判断をしてきました。やはり今も十分な検討も行ってはおりますが,基本的に考え方としては,世代間公平性,負担在り方をどう考えていくかというところを一番に検討すべきかなと思ってます。無料で走らせるわけにはいきません。自己負担を幾ら程度徴収させていただくか考えたときには,やはり900円程度がベストなんじゃないかなと思っております。町公共交通自体が1億円程度事業費がかかってます。1億1千万円から1億1,500万円,そのうち7割がこのふれあいタクシーです。その7割事業費ほとんど今過疎債起債を借りて有利に事業を行っていますが,このお金は後年度方が返していくことになりますということで,高齢者へ配慮も当然必要なんですが,後々借入れを返していく方負担こともトータル的に考えたときには,やはり今回見直しはやむを得ないんじゃないかなと考えております。 今後については,今年状況も踏まえて,利用者皆さんがコロナ影響中で来年度どういった利用をされるかについてしっかりそういったところも検証しながら,どうあるべきかについて引き続き検討していきたいと思っております。 ◆5番(久保田) いろいろ事情を説明いただきましたが,財政的な負担もかなり増えているというようなことで,総務課長もなかなか厳しい判断をされているようでございます。いろいろ事情はあるかとも思いますけれども,利用者ことも考えていただきまして,これを全部してほしいということを言ようるんじゃないんで,病院というは高齢者方は特に体が弱くなったり,病気がち方が多いですから,そういう方面にしっかり配慮してほしいなということで申し上げておりますので,ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 それから,次質問に行きます。 医療福祉充実についてでございます。 令和4年に新町立病院が開院して,地域医療を考えるとき,民間医療機関連携は不可欠と言われております。民間と連携はどのような構想をお持ちですか。お伺いをいたします。 また,2番目といたしまして,神石高原町として地域医療あるべき姿を求めた場合地域医療計画策定中身をお伺いをいたします。 3番目として,地域医療計画中で,町立神石へき地診療所医師確保方策について,これは入れられるでしょうか,どうでしょうか。お伺いをいたしたいと思います。 ◎町長(入江) 医療福祉充実についてご質問です。 これから地域医療を考えたとき民間と連携は不可欠と言われる,具体的な構想はというご質問ですけれども,本町医療施策は,町が直営で行うことは困難であり,これまでも指定管理者や個人診療所と連携して取り組んできたところです。10月から個人診療所を町営化し,神石ですね,町営化し,指定管理者で医療を維持しているところです。人口減少が進む中,また医療人材確保が困難である中,民間と連携した地域医療を確保してまいりたいと考えております。 2番目計画策定中身でございますけれども,地域実情に応じて,医療提供体制確保を図るために策定をする計画です。今年10月から指定管理者による町立へき地診療所を設置をしました。先ほど言いました,神石ですね。昨年は,訪問看護ステーションが閉所されるなど,医療人材確保が一層厳しい状況があります。そういった課題に対応すべく,広島県が平成30年3月に策定しました広島県保健医療計画(第7次)を基本とし,医師確保やコロナ対策,デジタル技術を活用した医療施策等を柱に計画を策定してまいりたいと考えております。 それから,地域医療計画中に町立神石へき地診療所医師確保方策について入れるかというご質問ですけれども,医療を維持するためには,医師確保はもちろん欠かせません。町立神石へき地診療所をはじめ,町立病院等を含めた町全体医療体制維持ため医師や看護師を確保する計画を策定をしたいと思います。例えば,広島県及び広島県地域医療支援センターと連携をさらに強め,医師確保に努めるなど,そういったことを盛り込んでいきたいと考えております。 以上です。 ◆5番(久保田) 民間医療機関と連携ということを言われておるんですけど,これは町立病院指定管理者,陽正会と連携や,町内では吉實クリニックさんがおられますけども,ここと連携とか,そういうことを考えておられるんですか。その具体的な連携ですよね,どういうふうにされようとしておるんですか。 ◎町長(入江) もちろん町内そういう民間医療機関,歯科,歯ですね,とかそういうところも含めて,総合的な医療提供をどういうふうにこれから進めていくかということを明文化するという,そういった計画になると思います。 また,デジタル技術を活用する場合は,町内民間以外ところと,大学も含めてですけども,そういったところと連携可能性を模索するような計画にしたいと思います。 ◆5番(久保田) 地域医療計画なんで,私は,医療につきましては町立病院が核となって,全町的に網羅した医療ですね,これをされるんで,町立病院機能ですよね,これを民間病院,歯医者さんもそうなんですけど,ほか吉實クリニックさん,そういうところと連携して相互受診をされたり,そういうことをされるんかなと思った。思ったんですよ,その地域医療計画をこれから立てられると言うから。そういうふうに思うたからちょっと質問をしたんですけど,そうじゃないですね。町立病院は,あくまでも町内地域医療核は核なんですけど,連携在り方がちょっと分からんかったから,どのようなことをされるんかなと思ったからちょっと質問したんですけど,そこら辺はどうなんですか。 ◎町長(入江) もちろん町内医療機関とは今も連携をしてますから,そういったものを点々。ただ,今町にそういう町医療計画というがないんです。ですから,明文化をしながら,もう少し具体的にこういう場合はこういうふうな医療連携をしていくとかということを一緒に考えていく。そういったことを計画に盛り込んでいきたいと考えております。 ◆5番(久保田) 町立病院話になるんですけど,新年度から地域医療計画を策定されるということで,これは新年度1年かけるということなんですか,新年。それで,今町立病院診療科科目がそれぞれありますけれども,現在診療科目ですね,これは当然維持されると思うんですけど,内科,外科,眼科と,それから整形,脳神経,リウマチ,総合外来と,かなり科があるんですけど,これは当然維持されると思うんですけど,整形外科診察につきまして,今は週1回診察になっております。以前は,月2回ということ,以前ですね,二,三年前は月2回ということだったんですが,これが週1になって,これはかなり努力されたなと。これは,私も評価をされとるんですけど,これがもう一歩踏み込んでいただいて,週1がもう少し週2になるとか,常勤になるとか,そういうふうなことも地域医療計画中に入れられて,ぜひとも整形外科先生を常勤医がおっていただいたら一番理想じゃないんかなというふうに思うんですけど,ここまでことを医療計画中へは入れられるんですか,どうですか。 ◎町長(入江) 整形については,月に2回だったが,世羅病院から来ていただいて,これも先ほど言いました広島県,県にお願いをして,そういう形を取っていただいたんですけれども,かなり金曜日午後だったかな,金曜日ですよね,金曜日にすごい待合も大勢患者さんが待たれてたということで,非常にニーズが高いということがありますから,そういったことも調査をしながら,必要であればその追加も考えていくんですけど,ただうちが来てくださいと言うて,すっと来てもらえるもんではありませんから,そこは県とか医療センターと連携をしながら,こちらはこういうニーズがありますということをしっかり訴えながら,そういった計画にもそういうものを盛り込んで要望していくとかということは入れていきたいというふうに思います。 ◆5番(久保田) ぜひとも整形外科先生常勤ですよね,できればお願いをしたいというふうに思いますんで,ひとつ努力をしていただきたいと思います。 また,町立病院あるいは町立神石へき地診療所医師確保につきましては,これは指定管理者であります陽正会協力は欠かせないというふうに私も思っております。強く働きかけていただいて,医師確保をお願いしたいというふうに思います。町立神石へき地診療所,今は院長先生が頑張ってやって診察をしていただいておりますけれども,その後ことを今から動いていかないと間に合わないと,急には間に合わないというようなこともありますので,ぜひとも一緒になって医師確保ということを取り組んでいただきたいと思いますので,ひとつ町長その辺決意ほどをお願いしたいと思います。 ◎町長(入江) 神石診療所につきましては,もちろん今議員が言われるように,地域医療に非常に重要な施設だというふうに思ってますから,それを維持するために町立にもしましたから,しっかり先生と話をしながら継続できる仕組みを作っていきたいと思います。 ◆5番(久保田) ありがとうございました。 これは関連質問になるんですけど,コロナウイルスことなんですけど,議長,よろしいでしょうか。 ○議長(橋本) はい。 ◆5番(久保田) コロナウイルスが今猛威を振るっておるんですけど,名前を上げても,報道でありましたからいいと思うんですけど,町立病院本部が今クラスターが発生しておりますよね。それで,入院患者,職員方がかなり方がコロナにかかっておられるということをきのうもテレビで言っておりましたよね。それで,町立病院は行き来があるでしょう,本部だから。陽正会本部じゃからね,大丈夫なんかなと思うんですが,そこら辺はどうなんですか。保健福祉課長,どうなんですか。 ◎保健福祉課長(松井) 議員ご質問でございます。 先週週末にクラスターが発生したというところを踏まえまして,私どもも本部でございますから,そちらで発生したということで,こちらほうと状況はということで確認をしたところ,結論から言いますと,行き来がなかったというところでございます。これについては,保健所も即座に対応されまして,保健所と町立病院側とやり取りをされまして,その実態をまず把握されました。そういうところを踏まえて,今週月曜日からふだんどおりに診察をされておるというところでございますので,そういうことも確認した上で現状があるわけでございます。 ◆5番(久保田) 分かりました。 濃厚接触者とか,感染が出たらいけんので,ぜひともそういうことないように,皆さんが一緒になって取り組んでいかなきゃならんというふうに思っております。 これから年末年始にかかります。コロナウイルスに加えまして,インフルエンザ等受診機会が重なると思います。町立病院や町立神石へき地診療所医療従事者方には患者さんためにしっかりと頑張っていただきたいというふうに思っております。 それから,時間がありませんが,町民と対話についてでございます。 行政が取り組んでいること,取組趣旨や思いが町民に伝わっていないということを言っておられます。理解してもらうため取組はどうされるですか,お伺いをいたします。 ◎町長(入江) 町民と対話についてご質問です。 行政取り組んでいることやその趣旨,思いが伝わっていないということで,その取組をどうするかというご質問ですけれども,行政情報を伝達,発信するため手法としては,広報やホームページ,フェイスブックなどがございます。広く聴く,広聴活動ですね,広く聴く活動としては,まちづくり懇談会やようこそ町長室,また地域から要請があった場合には直接出向いていくなど,そういった取組を行っているところです。しかし,なかなか目的や思いが伝わっていないという現実がありました。そこで,担当課に情報発信在り方,スピード感,タイミング等について検討するよう指示をしたところでございます。情報は,内容がしっかりと伝わることが大切,重要だというふうに思います。そのことを再度検討してまいります。議員各位と一体となって,正確な行政情報発信に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆5番(久保田) 行政情報や町が取り組んでいる内容が正確に伝わっていない,本意が伝わっていないという現実があったということなんですけど,これは例えばどういうふうな政策が伝わっていなかったと感じられたんでしょうか。差し支えなければ,お聞かせをいただきたいと思います。 ◎町長(入江) これは,私がこの間も選挙がございましたから,選挙,この間町長選挙がありまして,いろんな方と話をする中で,具体的なことは申し上げませんけれども,例えば事業見直し,補助金削減等々についてこちらこういったことでこういうことをやってるんですということが伝わってなくて,ただ単に,ああこういうことだなという端的なところしか伝わってなかったという部分がありました。具体的に,いや,こうこうこういうことでこういう現状があって,こういうことに今取り組んでるんですよと,その結果として今こういう例えば補助金削減をやってるんですということを言ったら,ああそういうことかと,全然そんなん分からんかったというような意見が多くありましたから,やはりきちんと説明する必要があるなというふうに思ったところです。 ◆5番(久保田) 具体的には中身については難しいということなんですけど,以前牧野町長ときに,かなり前になりますけど,行政報告会をされたと思うんですよ,多分2年か3年ぐらいされたと思うんで,最後頃は参加者が少なくて,取りやめられたというようなこともあったんですけど,こういうことは考えておられませんか。今は,ようこそ町長室とかまちづくり懇談会等をやられているようでございますけれども,これでもいいんですよ。町民方が来ていただいて,いろいろ話をされれば,それでもいいと思うんですけど,そういう行政報告会というんですか。我々は,議会報告会を年1回はやっておりまして,そこではかなり町民方から厳しい意見も聞くんですよ。それで,私らも時々厳しい意見を言うて叱られることもあるんですけど,執行者側もこういう取組をされたらどうかなと思うんですけど,そこら辺考えはどうなんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 町長が答弁を申し上げましたように,担当課で情報発信在り方をしっかり検討するようにという指示を受けています。議員言われるように,行政報告会というが過去にあったというふうに私も承知をしておりますけども,そういったことは振興会を中心に,それから協働支援センターを中心に行っていただくようにお願いは何回もしておりまして,各地区でこの4年間で2回ずつぐらい回数では回っておるわけではありますけれども,それでもなかなか情報が伝わってないということがありましたので,さらにそういった,どういった行政報告会形にすればいいかというを今から検討してまいりたいというふうに考えております。どうかよろしくお願いします。 ◆5番(久保田) ありがとうございました。 ぜひとも町民方へ行政情報が正確に伝わるような方策を考えてやっていただければというふうに思います。 時間になりましたので,終わります。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で久保田議員一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午後0時01分) ○議長(橋本) 再開します。(午後1時15分) ◆1番(柏床) それでは,議長から発言機会をいただきましたので,一般質問を行いたいと思います。 このたびから,立場は変わりまして,こちら側から一般質問をさせていただくことになりました。ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 それでは,質問通告書に従って質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに,農地荒廃状況と今後対策についてということでお伺いをしたいと思います。 1番として,農地この10年荒廃状況についてお伺いしたいというふうに思っています。 この間,農業を取り巻く情勢は厳しさを増しました。とりわけ,農用地荒廃が進行していますが,この間農業委員会も調査を行っておられ,荒廃状況が進んでおります。直近10年間推移が具体的な数値で,水田,畑地について何ヘクタールほど荒廃が進んだか,お聞かせ願いたいというふうに思います。 それから,2番目として,今後対策について,これは先輩議員も午前中に問われましたが,今後も農地荒廃は進んでいくものと思われます。荒廃地対策があれば,どのようなお考えがあるか,お伺いをしたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 柏床議員ご質問にお答えをします。 農地荒廃状況と対策についてというご質問です。この10年間荒廃状況についてお答えをいたします。 農地荒廃状況ですが,公表数値であります農林業センサス経営耕地状況で答弁をさせていただきます。農林業センサスで耕地面積を確認しますと,2010年が1,294.2ヘクタール,うち田が945ヘクタール,畑が311.2ヘクタールで,2020年は速報値で1,017.6ヘクタール,うち田が752.7ヘクタール,畑が235.1ヘクタールで耕作をされています。よって,2010年から2020年10年間で276.6ヘクタール,そのうち田んぼが192.3ヘクタール,畑が76.1ヘクタール耕地面積が減少しています。その面積多くが,そのまま不作付地あるいは耕作放棄地として拡大しているではないかと考えておるところです。 2番目今後対策についてでございますが,農地荒廃化,不作付地拡大は,町としても以前より危惧をしており,住民高齢化と相まって,年々増えていくことが想定されます。ただ,町内全て農地荒廃を防ぐことは無理だと考えておりますので,基盤整備済み農地や1団としてまとまった農地,地域や集落維持発展に欠かせない農地等,真に維持すべき農地については,最後セーフティーネットような農地維持組織が必要ではないかというふうに考えております。そのために,次年度に対応を検討するため協議会を設立し,農業公社を含めて町内法人や基幹農家,関係機関と情報連携を図りながら対応策を検討することとしております。また引き続き,中山間地域等直接支払や多面的機能支払等交付金事業で農地保全取組により集落支援を行ってまいりますので,集落自らも荒廃農地拡大防止をお願いしたいというふうに思っております。 以上です。 ◆1番(柏床) 私も少し数値的に調べさせてもらいました。直近10年間ではそうなんですが,2000年センサスデータからちょっとお話をしたいというふうに思います。 2000年とき傾向値,田畑,これは樹園地を除きますが,1,685.4ヘクタール,田が1,254ヘクタール,畑が431.4ヘクタール,これは作付や経営耕地されていたときです。直近今数字でご回答いただきましたが,2010年から2020年まで耕地面積減少率が21.3%,田については20.3%,畑が24.4%と,やっぱり2000年から高齢化と人口流出がかなり進んだ時期でありますので,畑が約4分の1という進行度で行っております。それから,2000年から2020年までを比べます。これは,2000年1,685.4ヘクタール,そして2020年1,017.6ヘクタールということで,傾向値で言えば,667.8ヘクタールという大きな数字が不作地となっています。田に至っては501.3ヘクタールと,すごく,多分これは中山間地未整備地田が荒廃していったものと,私はそういうふうに見ております。それから,畑地については,2000年から2020年間に196.3ヘクタール,2010年から2020年までは76.1ヘクタール減少でしたが,その間20年,とりわけ2000年から2010年まで不作地が増えておるという状況が現状だろうと思います。経営耕地で言えば39.6ヘクタールと,約4割が減少していると。田に至っては40%,畑は45.5%という大きな数字でございます。 2番目にお伺いしました,午前中も質問が先輩議員からありましたけど,セーフティーネットような農地維持組織,協議会を設立して考えるということでございますが,法人にせよ,専業農家にせよ,高齢化になっておりますので,どこまでどういうふうな協議会を設置して組織化をするか,具体的にどういうふうな構想でおられるか,農協と法人と民間企業とかというような考えがあれば,お聞かせ願いたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 耕作放棄地については,確かに高齢化というところもありますけれども,空き家になった,その空き家方が作られたというところがそのまま耕作放棄地になってるというとこもかなりあるというふうに思います。そういったとこは,出られた方と話も必要ではないかと思いますけれども,組織としては,検討内容ですね,組織検討内容としましては,先ほども申し上げましたけれども,ただ単に今集落法人等を一つにしても,同じ経営をやるんであれば,同じなんです。そうではなくて,全部を田で作るんではなくて,畑地化をするとか,そして高収益作物を作る。農協とか民間も含めて,今出口ところもいろんなことが検討されると思いますから,そういったある程度スケール規模を持った耕作面積というものを確保できるような形で,そこに若者が入って農業従事ができるような形を作っていけたらなというふうに思ってますけれども,これは相手がありますから,公社だけでやれることではありませんから,そこはしっかり議論しながら進めていきたいと思います。 ◆1番(柏床) 次質問に移る前に,農地現状についてお伺いして,皆さんに知っていただきたいなということで質問をさせていただいた次第でございます。 では,2番目に農業振興対策についてお伺いをしたいと思います。 1番目として,農業基本的振興対策についてどうお考えでしょうか。 農業基本的振興対策について,地域農業,基幹的組織,農業法人においても,組織再編や規模拡大,さらには米以外高収益作物へ転換,そのため農地整備,民間企業と連携,少量多品目栽培で農家所得向上と農地保全,農業者若返り対策と所信表明にはございますが,具体的な事項があればお聞かせ願いたいというふうに思います。 それから2番目として,農業者高齢化に伴う生産減少,離農状況について,今後農業後継者育成についていかがお考えかということでございます。 農業法人以外一般農家も高齢化しておりまして,高齢ために離農される農家も出てきています。産直市場へ出荷も高齢化しており,このままでは出荷量減少が懸念される状況にあり,今後農業者育成についてお考え方をお伺いします。 3番目として,地域特産物,今トマト,ブドウがございますが,これ以外開発は考えがおありかどうかということをお伺いしたいというふうに思います。 次に,4番目として,これは見解だけでよろしいんでございますが,さんわ182ステーションと油木百彩館,合併しまして今一つ会社になっておりますが,この販売手数料に差があることについて出資者として見解をお伺いしたいというふうに思います。第三セクター経営方針であることから,会社方針でありますから多くは言いませんが,出資者として見解は現状でいいかどうなか,農業者としたらいろいろ今意見が出ておりますので,そこをお伺いしたいというふうに思います。 それから5番目として,教育委員教育長ほうへお伺いします。 学校給食地産地消給食について,今1学期に1回やっておられるようですが,それ生産者紹介を,今ICTとかが発達してますので,動画で紹介していただけないかなということはできないかなということでお伺いしたいというふうに思います。 それから6番目として,農業改良普及員を兼ねた農業アドバイザー配置ができないかということで質問させていただいております。JAには,農業指導員がおられますが,私思っているは,農業普及ということで,家庭菜園を含めた農業というような事項もご回答にありますが,その農業を少しでも普及していく取組ために,私はぜひアドバイザーという形で配置,常勤でなくてもいいんですが,そういうふうな取組をしていただけないかなということで,以上6点についてお伺いします。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 農業振興対策について六つご質問をいただきました。 まず初め農業基本的振興対策についてでございますけれども,私任期1期目においては,一般農家所得向上支援策を重点的に実施をしてきました。今,2期目につきましては,農業法人や農業公社等農業組織在り方や育成について検討してまいります。町全体農地維持につきましては,個々農家も高齢化しており,今後ますます荒廃化が進んでくる可能性があります。集落法人自体も同様に高齢化してきており,法人管理農地維持についても同様だというふうに考えます。こうした農地が維持できなくなると,広範囲において荒廃地が発生する可能性が高く,地域集落にも大きな影響を及ぼしてきます。したがいまして,JA,民間企業等と連携,積極的な関わり中で高収益作物へ転換や新規就農希望者雇用等,法人組織拡大も含めて農業団体在り方を検討していきたいというふうに考えております。具体的な取組はこれからですし,経営が成り立たなければ若い人雇用も生まれませんから,課題は大きいと思いますけれども,農業関連組織方々と調整や意見交換をしながら進めていきたいというふうに考えております。 2番目農業者高齢化による生産減少,離農に対して今後農業後継者育成についてご質問ですけれども,農業だけでなく,商工業においても後継者不足は課題でありますけれども,新たに農業経営を始めるには初期投資が高く,これは材料関係等ことですけれども,収入も不安定な部分もあり,農地確保も大変大きな課題でございます。そういったことから,農業後継者育成には非常に苦労している状況でございます。一般農家育成につきましては,なかなか若者による就農が困難な状況で,新たに機械装備をそろえて就農することはお金もかかりますから,ほぼ不可能に近いんじゃないかというふうに考えております。このため,例えば離農される農家とマッチングにより,農業用機械や農地をまとめて借り受けて就農する方法や半農半Xような,別に収入を求めながら少しずつ農業経営を始めてみるような方法,また退職後Uターン者を含めた退職者新たな就農支援,家庭菜園をされているような方ステップアップ支援等多岐にわたる方策を考える必要があろうかと思っております。昨年リニューアルしました182ステーションやエブリイ,JA福山市ふくふく市等,販路拡充はできておりますので,引き続き出荷協議会と連携により生産者支援と出荷量確保には力を入れていくこととしております。また,農業後継者育成確保につきましては,町外から定住対策やまちづくり施策と一体となった取組中でも進めていきたいというふうに考えております。 3番目地域特産物トマト,ブドウ以外開発についてですけれども,農業所得向上を図るには,まずは販路確保であると考えております。産直市場リニューアルやエブリイと連携なども,小規模経営農家を含めて農業生産者所得向上に向けた施策,販路拡充取組でございます。そういった意味では,現在トマト,ブドウについては,いわゆる市場という大きな販路を確保しており,品質いいものであれば,生産量にかかわらず,価格も含めて,全て販売できるという大きな強みがあり,町としては引き続き振興作物として支援をしてまいります。新たな地域特産物開発などは,販路に詳しく,取扱いある農協や全農と連携,栽培指導等,農業技術指導所等と協力や指導が必須であり,ゼロから新しい特産品開発ということは,現状では考えておりません。ただ,そういった関係機関より,新たな作物など,提案とか推進依頼がありましたら,生産者所得向上につながる,そういったことも含めて,当然町としても全面協力しながら支援,拡大していきたいと思います。また,コンニャクや花卉,ブルーベリー等,今ある特産品については引き続き振興作物としてしっかり支援をしていきたいというふうに考えております。さらに,少量多品目生産ものでも,特に所得向上につながるような農産物があれば,出荷協を通じて栽培振興を図っていきたいというふうに考えております。 4番目駅182ステーションと百彩館販売手数料差についてご質問ですけれども,現在さんわ182ステーション販売手数料は15%,油木百彩館販売手数料は18%と,3%差があることは,ご承知とおりです。会社方針として,統合前手数料ままにされてますから,町として特に申し上げることはございませんけれども,油木百彩館昨年売上げ約6千万円うち差額3%,15%と18%3%は,単純計算すれば180万円になりますので,さんわ182ステーション手数料に合わせれば,さらに1,200万円相当売上げが必要となるというふうに思います。現状では大変厳しい状況にありますから,会社判断もやむを得ないではないかと考えております。また,出資者としても,百彩館運営につきましては,活用方法も含め,現在模索を続けているところでございます。 5番目地産地消給食関係は,後ほど教育長ほうから答弁をされます。 6番目農業改良普及員を兼ねた農業アドバイザー配置ですけれども,議員言われるとおり,農業振興,農産物生産拡大,品質向上,病害虫対策等においては,生産現場で身近な営農指導員存在は大変重要であり,その影響は大きいものというふうに思います。特に,新たな農産物を栽培されるような場合は,なおさらだというふうに思います。県農業技術指導所も企業的農家や法人等を対象としており,個々農家指導までは現状ではできない状況があります。町が営農指導を考えるよりも,専門は農協,JAであり,現に営農指導員を配置をされ,個々農家指導や栽培指導に当たっておられます。曜日によって各地区グリーンへも待機をされますので,せっかくおられる営農指導員さんですから,新たな農産物紹介や栽培指導等も含めて,まずは農協ほうで対応をお願いしたいというふうに思っております。 以上です。 ◎教育長(馬屋原) 学校給食で地産地消給食について,生産者紹介を動画で紹介ができないかというご質問でございます。 現在は,地産地消と食育を推進し,特色ある教育を行うことを目的とした神石高原ランチを学期に1回実施をしているところでございます。そして,紙媒体により食材や生産者思いなどを紹介をしております。ご指摘動画による紹介でございますが,ICT機器が充実してまいりましたので,今まで取組と併せて活用に向け検討してまいりたいと考えております。 ◆1番(柏床) それでは,1番目振興対策について,1期目は販売所ですよね,リニューアルを含めて,JIN(神)プレミアムを含めて,ご検討をいただいて実施されましたが,最終的には私は売上げだろうと思うんです。その結果がどうであるかというもまた1期目が済んだわけですから,今度その実績についてご検討をしていただくが本来ではないかというように思います。そういうことで,これは今日はすぐ出ませんので,4年間を通したとき事業実績がどうじゃったかというは,また次でもいいですし,決算時期でもいただければというように思います。 それから,農業法人や農業後継者組織在り方,育成ということでありますが,一般農家育成,そして新規農家ということになると,大変ハードルが高うございます。国補助事業も年収350万円というような収入がないと国補助は受けられないということで,大変ここについて,新規を含めて,IUターン含めて,どういうちょっと構想があるか,あればお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎産業課長(豊田) 新規就農者取扱いについてご質問でございます。 産業課としましては,新規就農者考えとしましては,いわゆる企業的な農業経営者育成,それからそれとは別として,産直市場へ出荷をしていただけるような農家育成,それぞれ分けた整理をして,それぞれ対応を図っていきたいというふうに考えております。 若い方新規就農,先ほど柏床議員さんも言われましたが,国補助事業,農業次世代人材育成投資事業ですが,先ほど言われましたように,所得が非常に高いということで,ハードルが非常に高くなっておりますけれども,これについては企業的農家育成ということで,トマト研修制度で採用させていただいてますが,そういったトマト農家新規就農者について,こちら事業を活用しながら,確実な就農をするということで今取組をさせていただいているところでございます。 それから,一般農家方につきましては,先ほど町長も言いましたように,これは一つ方法ということではなくて,いろんな方がおられますので,いろんな方がいろんな機会を持って新たな取組,または質向上,量拡大というような指導を,支援等も含めて,させてもらいながら出荷量確保と品質向上について産業課ほうでも指導していきたいというふうに思いますし,生産者所得向上につながる取組ということであれば,それはそれでまたしっかり取り組んでいきたいというふうに考えます。よろしくお願いします。 ◆1番(柏床) 農家所得向上も必要だろうと思いますが,高収益作物へ転換ということでご回答いただいておりますけど,高収益作物というは言葉で言うは簡単ですが,何を作れば高収益になるか,そこらがなかなか難しいだろうと思うんです。農協へ行っても,農業指導員さんは,油木で言えば常駐されて,牛ほうも兼務でおられますし,週に1回油木と豊松を兼ねて来られてますけども,ただ今に言う高収益作物をどういうふうな形で見つけていくか,または開発していくかというは,そこを真剣に考えないと,少量多品目でいく場合にでも,産直存続も含めてですが,この開発が大変重要なところになってくるだろうと思うんですが,そこらお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 ◎町長(入江) なかなか高収益作物ってないよねという話なんですけれども,一般的な農家方がちょっと試しでやるということではなくて,私が言ってるは,ある程度規模を出していく。先ほど言いましたように,農業公社と集落法人統合とか連携によって,例えば一つ組織が40ヘクタール,50ヘクタール,もっと大きな規模で経営をしていく。基盤整備も,今は米ですね,ほとんど水田ですけれども,20ヘクタール基盤整備をする中で,10ヘクタールは畑地化しようと。そのうち5ヘクタールはトマト団地を作っていくというところであれば,そういったかなり大きな規模であれば,国補助事業とか,そういったものも活用できると思うんです。若者も採用できるというふうに思ってますから,そういうことを考えています。それは,トマトだけじゃなくて,ブドウもこれからは可能性は十分あると思いますし,そういった意味です。 ◆1番(柏床) ありがとうございます。 それでは,2番目として,生産量減少,離農に対して農業後継者育成ということで,前回楽天と提携で,離農農家を継承するような事業があったと思うんですが,楽天さんも今3ヘク,永野南へ来られるようですが,実際に離農したとこの農家で事業継承ができたような実績があるかないか,あればお聞かせ願いたいと思います。 ◎町長(入江) 今楽天農業がやってるブリッジプロジェクトという,橋渡しというか,1軒ブドウ農家と協議をしていたようですけれども,その対象者も若者も入ってきたようですけども,なかなかちょっといろんな問題があって,課題があって,それは実現をしなかったという事例があります。確かに,本当に今一からそろえるというは非常に難しい。今やってる人をそのまま引き継いでいく,事業承継みたいな形でしていくことというは可能性が高いと思いますから,そういったものを進めていきたいと思います。また楽天農業ほうもそういう話をしていきたいというふうに思ってます。 ◆1番(柏床) うち集落でも,ブドウをたくさん棚作られて,高齢化で息子さんが継承しないということで,地元法人もそこをしようかというようなことがありますけど,マンパワー的にできるかできないかというようなことがありますので,そういうマッチングが取れれば,非常に農業継承もできていくだろうと思いますので,そこは少しポイントとした取組になるかなというふうに私は考えていますので,ぜひそういうような離農農家を継承できれば,人口流出にもつながりますし,荒廃地防止にもつながろうと思います。 それで,私も今年からにわか農業で百彩館へ出荷していきましたけど,なかなか兼業農家と言っても,私は考え的に兼業農家を進めていけばいいと思うんです。一気に大きい組織までいきませんし,今ご回答いただいたように半農半X,兼業農家,それから家庭菜園から始めて,5年間である程度規模までするとか,そういうふうな農業という業を普及していって,産直なり,売るところはたくさんあるんですよね。今言う,182関係が二つあります,エブリイあります,ふくふくがあります。そういう面では,まだ発展する余地はあると思うんで,そこは考えていかなけりゃあいけんと思うんですが,作付って,米だったら1年ですよね。タマネギでも半年前に植えたりしますけど,その作付計画というは必要になってきますから,そういう面では計画的農業なはずなんです,種をまいときゃあ売れるというもんでなし,育つというもんでもないので。そこは,私が言うように,アドバイザー的な人がおられれば,かなり変わるんだろうと思います。そういうことも少しお聞き願って,地域特産トマト,ブドウ以外開発はということで打ち出していただきますけど,とりわけ,今トマトとブドウは定着してきてますが,これも量産すれば多分売れるだろうと思うんですけど,私思いは,兼業農家があくまで,今に言う,旧油木とか,均衡ある発展と町長がありましたけど,兼業農家が産直へ出したりとか,少量変わった特産というか,今白菜を作れと言うたら,皆年寄りは白菜を作るんですよ。タマネギと言うたら,タマネギをみんな作って,そこで集中するのでなかなか売れないとか,値崩れするとかというんがあるんで,そういったとこ作物開発ですね,野菜なんか,そういうようなとこも考えていって,農家方にこれ作ってみ,売ってみということで,少しでも多く農業収入を得ればというふうに思ってるんで,そこら特産になるほど開発じゃないんですけど,そういうようなとこの行政として補助というか,そこら辺を農協がするか,どこがするかどうかは別として,そこらお考えをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎産業課長(豊田) 生産物作付考え方でございますけれども,確かに産直市場なんかを見てみますと,一つ時期,一つ季節に同じものが大量に出荷されるということは重々承知をしておりますが,町ほうでこの時期にこれを作れとか,この地域はこれを作りましょうとかっていうことがなかなか指導がしにくい。生産者ほうで産直市場状況などを確認をしてもらいながら,市場価格なんかも参考にしてもらって,自分判断で一定程度作付計画はしてもらった上で出荷をしていただきたいというふうに現状では考えております。よろしくお願いします。 ◆1番(柏床) 農家はエブリイとかへ出されてますけど,私思いは,今から始める人,家庭菜園から増やそうと思う人にどういうふうな手だてができるかなというところを裾野から広げるという基本的な考え方でちょっと今話をさせていただいておりますので,そういう意味で受け取りいただいて,ご検討を願いたいというふうに思います。 そうはいっても,なかなか新しいものを作るというは大変です。旧油木ときにギンナンを植えて,やろうということで,今ギンナンが余っとるような状況がありますが,そういうふうに思っておりますので,そういう大きなとこでなしに,裾野というとこでお聞き取りいただければというふうに思います。 それから,4番目ことです。 これは,182と手数料差なんですが,これは基本的に私は,町民,農業者としたら,平等であるべきだろうと思います。産直できた経過,町が出資して産直市場を作ったという経過は,基本的には地元農業振興と農家所得を上げるために,そのために作ってるわけです。極端に言えば,3%違ったら,油木から182に持っていきゃあ売れるんです。そけえ持っていきゃあええがのうという論理も立ますが,1万円売らんと300円差が出んじゃないですか。14キロあるんで往復2リッター要るんで,約300円要るんです。100円ものを1万円売ろうと思うたら100個売らにゃあいけん。それって基本的には無理な話なんで,そこらがいけにゃあ,さんわ182に持ってけえと言うんでなしに,ちょっと今後ご検討願いたいというふうに,会社ほうですからね,思うんですけど,出資者としてお考えを再度町長ほうへお伺いして,この質問はやめたいと思います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 確かに,15%と18%差を何とかしてほしいという話を私もお聞きをしております。会社事情もありますから,いろいろ議論は今もしているところです。油木百彩館へ出されたものを182で売るということは,調整をしながら会社ほうでやってます。ただ,油木へ出されたものを道駅で売っても,手数料は18%ということ。もちろん移動経費がかかりますからね,そういう形も今やってるところですけれども,どういう形が望まれるというか,形になるか,検討していきたいというふうに思います。 ◆1番(柏床) 会社ことですから,これ以上は聞きません。 次に,地産地消学校給食です。 最近動画が出て,TIKTOKとか,いろいろありますけど,今本当じゃったら農業者が給食ときに教室へ行って,私たちが作ったんですよというてさせてあげるが一番だろうと思うんです,コロナもありますし,一般者が入るということもあるんで。食と農,食育を含めて,動画で今度は,今なぜ今議会で言わせてもらっているかと言うと,予算づけもしてほしいなということもありますし。それから,最後農業コーディネーター話もしてるんですけど,そういう方が井関黄金里へ行って動画を撮られて,その動画を学校へ提供するとか,ホームページに上げるとか,そういうことができるだろうと思うんですが,私としては一つだけお願いしたいは,9月が野菜物がおいしい時期じゃないですか。ですから,9月にせめて2回地産地消給食でもできないかなということをちょっと教育長にお願いとお伺いをしたいなというふうに思ってますが,よろしくお願いします。 ◎教育長(馬屋原) 確かにおっしゃるとおり,動画で子どもたちに紹介をするというは,大変インパクトあるものだろうと思います。今は,こういった紙媒体でやっておりますので,これを動画にして子どもたちに紹介をする,そして今進めているは,特に神石高原ランチときには放送も活用してやっておりますので,そういったところを合わせて今後に向けて検討してまいります。 ◆1番(柏床) ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 最後に,農業アドバイザー件でお話しさせていただきます。 今,農業振興対策について,るる私も説明して,お答えをいただきましたけど,今私が申しましたように,私は農業裾野を広げようという思いで,そっから5年先,10年先神石高原農業を少しでも前向きにやっていくにはコーディネーターが絶対必要なんかなと。家庭菜園を含めて,そこで電話したら来てくれるとか,私もチンゲンサイは好きでしたから,チンゲンサイを種から作ってと言ったら,先輩農家人が,そりゃあぎょうさん虫が食うけえやめてえたほうがええって言われたんですが,そのとおり種から苗をした時点で虫がつくようなことになりますんで,その知識を持ってアクティブに動けるようなアドバイザーがおられれば,それで冬期間はどういうふうな作物が今度検討されるかというを1年通して考えて,農業振興を図っていただきたいと思いますので,農業アドバイザー件はなかなか,はい,分かりましたとは多分言われないと思うんです。だから,この12月予算前に質問させていただくということで,ぜひ農業アドバイザーこともご検討をいただきたいというふうに思います。 最後に,町長思いだけを一言お願いします。 ◎町長(入江) 確かに,議員が言われるとおりだと思いますけれども,先ほど申しましたけども,農協営農指導員さんと連携もこれからしっかり進めていって,どういった活用というか,お願いすることができるかということも含めて考えていきたいと思います。 ◆1番(柏床) ぜひ,農協と関係もありますが,技術的には農協ほうが指導は上だと思うんで,私言うは,裾野を広げるという普及活動をさせていただきたいということで,以上,農業振興については終わりたいと思います。 次に,平成30年7月豪雨災害発注をされて,現在進捗状況についてお伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 平成30年7月豪雨災害進捗状況でございますけれども,現在も町内建設業者方は鋭意復旧に取り組んでいただいております。補助金復旧事業については,本年6月までに2地区を除き全て発注を終えたところです。この中で,公共土木施設は現在件数で87件完成,率にして46%です。農地・農業用施設は現在180件完成で,率にして57%完了となっております。林道を含めた全体では,53%完成進捗となっているところです。 完成めどですけれども,いまだ県災害もあります。県工事が完成していない状況もありますので,同じペースでいきますと,今年度を含め,あと2年程度必要となると思います。災害復旧スパンというか,原則は3年でございますけれども,来年度繰越しをして復旧に当たらないといけないかなというふうに考えているところです。 以上です。 ◆1番(柏床) ありがとうございました。 1点,繰越しで来年1年ありますけど,業者方も鋭意努力されてるので頑張っていただきたいということですけど,一つ皆さんが気にされてるが,農地災害復旧です。うち田はいつ直るんかとか,畑はいつ直るんかとかということでありますが,農地に限って現在進捗状況についてだけお聞かせ願いたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎建設課長(高石) 農地でございます。田んぼと畑でございます。完了件数は126件率にして65%現在完了となっております。来春は3年目に入ります。それまでこの冬期間に大部分完成を請負業者と協議をさせていただきながら,全体が早く終わりながらでもありますが,農地についてできるだけ優先をして取り組んでいただくということで協議をさせていただいております。 以上です。 ◆1番(柏床) ありがとうございます。 町民皆さんもそれが一番気になっているところなかなと。いつ作付ができる,直るんかなということで,こればっかりは業者能力もございますので,お聞かせしていただいたということで終わります。 最後に,町道長寿命化についてお伺いしたいというふうに思います。 町道,農道については,町道についてはアスファルト舗装が老朽化してるとうかがえるとこがたくさんあります。計画的な補修は行っているか,また今後対応はということで,耐用年数を過ぎて,クラック,ひび割れができると,水が少しあるとこは穴があくんですよね。そういうとこが一番生活道路1級,2級については,車がちょうど通るところですので,そういうとこも含めて,基本的に計画とかがあるというか,今後どうされるかというとこをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 道路長寿命化についてご質問ですけれども,平成26年度に道路ストック総点検を行ったところです。その中で,現在局部的に補修などを実施しておりますけれども,来年度におきまして補修すべき路線計画を策定する方向で今検討しております。それに基づいて補修を進めていきたいというふうに考えております。 ◆1番(柏床) 過去に私がそちら側にいたときに,この議会常任委員会で現地を見させていただいたこともありました。せっかくお金をかけて調査したものでございます。それから以後年が経過しておりますので,状況も変わっているだろうと思うので,建設課皆さんも大変ご苦労だろうと思うんですが,現地に行って確認して優先順位をつけながら,町民方から電話があっても,現地へ行ってこう確認して,ここが一番必要であるんですよというようなお答えができるような計画にしていただければというふうに思っております,これはマンパワーも要ることでございますし。 それと,私も支所におったりした経験もありますが,道路穴ぼこが空いたりしております。路線委託というか,業者ほうも大変今手いっぱいで,あとパトロールを委託しておりますけど,そこもなかなか重要路線だけなので,今支所も人が少なくなったので直接出ていくことはなかなかできないだろうと思うんですけど,住民末端でそこが一番困っているとこなので,できればそういうふうな小回りがきけばええかなというお願いと,それから今言うたように,計画を作るんであれば,そういうふうな現地で踏査した形で計画をお作り願いたいなというふうに思っています。ちょっとそこら方向性だけお聞かせ願いたいと思います。 ◎町長(入江) 確かに,現場に一番近いところでそういった対応をするべきだというふうに私も思ってますから,担当課と協議をしながら進めていきたいと思います。 ◆1番(柏床) どうもありがとうございました。 少し早く済まそうと思ってたんですが,時間がたちました。今後,これから4年間皆さんところにお世話になると思いますが,できるだけ私は簡単に,皆さんに分かりやすい,町民人でも分かりやすいような答弁なり質問なりをしていきたいというふうに思ってますし,どうやってこの町を発展させていくかというは,町ほう思いと一緒でございますので,皆さんご協力をお願いして,私本日一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で柏床議員一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は14時20分とします。(午後2時07分) ○議長(橋本) 再開します。(午後2時20分) ◆2番(小川善) それでは,2番小川です。 町長所信表明から質問をさせていただきます。 このたび町長所信表明というものは,ほか人が羨ましがるような,そんなすてきな住みたいような町にしたい,そういう思いがあって描かれていると思いました。これまで行われてきた,誰もが挑戦できるまちというは,どちらかというとやる気ある人なら町内外を問わず応援しますよっていうようなスタンスだったと思っております。そこからもう一歩進んで,町民に寄り添うような感じとなり,安心,幸せ,さらなる挑戦という言葉が目立つような所信表明だったと思っております。安心というは,感染症とか,天災など,何か危険なことがあっても,議会や行政,そして町民が一丸となって,いち早く解決できる環境,そういうが安心できるということように書かれておりました。幸せ定義というも,自分がよければというだけではなくって,自分以外人も応援できるように,子どもや孫,近所知り合いとかがいろいろ頑張ってる人を見たら,それを応援できるような,そういう応援をすることが,また幸せ,幸福感を味わえるんじゃないかというようなことが書かれていました。そういうことを踏まえて,多く重点施策というものを考えておられるように思いました。 本日は,たくさん重点施策中から,医療体制と商工業振興,そして教育3部門中から5点ほど取り上げてお尋ねしたいと思います。 医療分野から,地域医療あるべき姿を求めると言われておりますが,地域医療あるべき姿というものはどのようにお考えかということです。 それと,商工業振興から3点ほど,事業転換や事業承継へ取組も積極的にありますが……。 ○議長(橋本) 小川議員。 ◆2番(小川善) はい。 ○議長(橋本) ちょっと一つずついきますか。
    ◆2番(小川善) 一つずつでよろしいですか。 ○議長(橋本) 地域医療についてを1回いきますか。そのほうが分かりやすいと思いますんで,そうしてください。 ◆2番(小川善) それでは,一つずつ。 ○議長(橋本) よろしいですね。 ◆2番(小川善) はい。 ○議長(橋本) 町長,よろしいですか。 ◆2番(小川善) それでは,医療分野から地域医療あるべき姿を考えると言われておりますが,地域医療あるべき姿というものをお答えをお願いします。 ◎町長(入江) 小川議員ご質問です。 医療体制について,地域医療あるべき姿とはというご質問ですけれども,住民が住んでいる地域で必要なときに適切な医療を受けられることが地域における医療あるべき姿というふうに考えております。県地域医療構想等上位計画を基に,本町地域医療計画を策定し,患者視点に立った医療提供,安全で信頼される医療提供を目指してまいります。 以上です。 ◆2番(小川善) 神石地区では,民間クリニックを町立化したり,新病院も建設中ですが,必要なときに適切な医療を受けられるようにするためには,何が必要となると思われておりますか。 ◎町長(入江) 基本的に,豊松については,町立病院から支所を使って,毎日ではありませんけれども,診療所をやってますけれども,ほかところはほぼ毎日診療所があって,そこにそこ地域人は行くことができますから,かかりつけ医まではいかないにしても,そこ地域にそういったものがあるということは,必要なときに適切な医療を一義的に受けることはできるんじゃないかなというふうに思ってます。 ◆2番(小川善) 適切な医療っていうは,どのあたりまで医療ことを言われておるんでしょうか。それから,県基本構想というか,地域医療構想を見てても,適切な医療というが分かりにくいです。というが,自分がどういう病気になっているかというがはっきりとしないのに,どこ病院を選んでもいい,それは個人に任せるような言い方になっとります,県地域医療構想は。この医療機能を自主的に選択するということっていうが,すごく難しいような感じがしています。それを地域,地域と言って,例えば手骨を折った,こういうときにはどこへ行けばいいか。これが,その地域病院へまず行くか,それとも地域といって福山,府中広域連携となっていますんで,そこへまず第1番に行かないといけないか,その辺をどういうふうに考えておられるかということからお聞かせください。 ◎保健福祉課長(松井) 議員お尋ね医療計画というものでございます。言われるように,大変広い考え方で本当に書かれておるものです。少しここで整理をしていただきたいが,まず今回言いました,町長ほうからありました,別な議員も質問されました,第7次広島県保健医療計画に基づいてという形で答弁させていただいております。これは,福山・府中二次保健医療圏という中で,この保健医療圏というが,府中・福山地区で医療機関,病床数とかも整理しながら,入院をするときに速やかに行けるような,そういう構想になっております。議員が言われるように,もう少し高度な医療とかありますよね。そういったものが今度は,参考に言いますと三次医療とかということになります。じゃあ一次,二次,三次とありまして,一次っていうが市町作る。今回,町長がマニフェストに抱えております地域医療計画,本町医療計画ということで,それが第一次になろうかと思います。議員が言われますように,本当に医療がどこがいいかっていうは,それはそれぞれご判断になると思いますが,本町としましては,受けたいときに受けられるとか,そういう身近な医療であったり,できるだけ……。例えば,高齢化すると遠くへ行かれませんよね。そうすると,近くでそういった医療が受けられると,そういうところをしっかりと捉えて,住民方が本当にどういう医療をニーズとして必要とされておるか,そして本町としてどういう医療ができるか。これは一つ理念としては本当に必要なときに必要な医療がということになるんですが,経営観点も必要になってまいりますから,全て高度医療が本町でできることではないので,それは福山地区専門病院へ行くとか,そういったところを明確にしながら,あるべき姿を計画に盛り込んでいきたいと,そういうふうに考えております。 ◆2番(小川善) ちょっとすごく難しいんですが。 私,今度新しい病院ができます。住民方から言われます,新しい病院ができても,今までと同じような感じだったら,どんどん人が病院から離れるんじゃないかという意見は聞きます。それがどこを指して言ようってんかということなんですが,例えば医療機器が新しくなったりとか,病院が新しくなっても,そのときには行くけど,じゃあ先生は全然変わらない。そのときに,先生何が悪いんかということなんですが,先生が例えば総合的に診てもらえることがなかなか難しいということを多分住民方が思われているんじゃないかなと思います。先ほど,手が折れたときにどうするかということを言ったんですが,そこへ行ったときに,これは手が折れとるんじゃないで,ひびが入っとるだけでとかということが分かってもらえる。ここは,例えば手じゃなくって,本当はもしかしたらこの辺が,内臓がおかしいんじゃないかとかというようなことまで診てもらえるというような先生が本当は住民人は欲しいんだと思うんです。だから,このときに,そこで治してもらえるだけではなくて,せっかく医療連携されているんなら,そこからどんどんどんどん紹介をしていってもらえるということ,紹介してもらって,また帰ってきてもらえるというようなことが一番必要なことなかなと思っております。専門先生がおらんからいけんというてからよく言われるんですけど,今専門になり過ぎている,細分化し過ぎてて,例えばさっき言ったように,手がいけないというて,手だけじゃなくて,手先生がいたりとか,神経先生がいたりとか,物すごく細分化されております。じゃから,この人は名医だとか言われる先生でも,実際は手じゃなくて足が得意な人かもしれない。そういう人からいったら,ちょっと自分場違いなところでやってるなとかというようなこともあるかもしれない。そういうときに,最初町立病院から,患者さんは分からないんで,この人にとっていい病院をどんどん紹介していただけるというところが,いい病院になるんじゃないかと思っております。それも,1か所病院で,うちはこういうは診れないからここを紹介するではなくて,多分あなたはここが悪いからここを紹介するみたいな言い方ほうが,患者さんも分かっていただけると思うし,それも一つじゃなくて,患者さんが何個か選べるようなふうなところを紹介していただければいいと思うんですが,そういうことも含まれたような町構想となるんでしょうか。 ◎町長(入江) 基本的に,手を折ったかなというようなときも,地域診療所へ行っても,多分診ていただけるんです,それは間違いなく。これは折れとるようだから,もっとどっかへ行きなさいという紹介をしてくれると思います。町立病院に来られても,そこではレントゲンとかちゃんと撮れますから,診療所でも撮れるとこもありますけれども,レントゲンを撮って,これは折れてるから,どこどこへ行ってくださいという紹介を今もやってるんです。町立病院で全部じゃあ手術しましょうとかということは,今はなってないです,外科先生も常勤にいないですから。それは件数とか,費用もかかりますよね。いろんな手術をするというたら,物すごい経費がかかりますから,それはそういう専門ところでやっていただいたらいいと思うんです。それが,福山・府中二次医療圏計画中でそういうふうに規定をされているんです,その中で補っていきましょうということで。ですから,それはそれでいいと思うんです。もちろん若い人とかは,自分でああちょっとこれはどうかなと思ったら,福山整形とことかへ行かれると思うんです。それはそれで,そういう形ができる人は,そういうふうにやってもらったらいいと思うんです。そうでない高齢者人とかというは,地域でちょっとおかしいから行ってみるというところがないといけないなと。そこで完結するわけではないですけれども,そこからもう一つ専門とこに紹介をするとかということは,今もできてると思うんですけれども,さらにそこを今計画っていうものがないですから,そういったものをしっかり作っていって,いろんなところと連携ができる仕組みを作っていこうという,そういう計画を作ろうとしてるんです。 ◆2番(小川善) ということは,紹介をするにしても,紹介をする選択肢が増えるという感じになるんでしょうか。だから,今多分患者さんが抱えられてるところで,私が聞いた範囲ですけど,地元町立病院がこれはもうちょっといい病院が紹介しようということができないんじゃないんか,自分よりもなかなかいい病院というものが紹介しにくいんじゃないかというようなことを聞くことがあったんです。そういうときに,いろんな病院を紹介できるようなシステム,体制というものができていれば,もっと患者さんが安心して町立病院にまず診に来てもらえるというような形ができるんじゃないかなと思ってるんです。整形病院に行くにしても,そこからすごく待ち合い時間が長くかかるとかということも聞きます。そういうところに飛び込みで行くよりは,ちょっと紹介をしてもらって行けるというほうがスムーズにいけるかなと。だから,そのためにも各医療機関ともっといろんなところが紹介できるような体制づくりができていればよいかなと思うんですが,その辺はどうなりますか。 ◎保健福祉課長(松井) 議員お尋ね件ですけども,そういう紹介をしていくっていう仕組みとしては,地域連携機能と言いましょうか,連携室ようなとこがありますので,今現状でもそういったところで連携は取れていると思います。それが少し分かりづらかったり,言いにくかったりとか,そういうとこから生じていることなんかなと思いましたので,そこは地域住民ニーズがそういうとこにある,必要とされとるとこがあるということで理解をいたしましたので,計画中で現状をまず少しそういうケースがどれぐらいあるか,紹介したとか,そういったとこもしっかり現場声とかを聞き取りながら,やはり計画策定に当たって,医療サービス供給側だけが寄って作るということではなくて,議員が言われましたように,住民目線に立って,必要とされとる医療がどこまでを要求されとるかというようなとこもしっかり捉えながら作っていきますので,議員ご質問件については,しっかりと現在できているところとできてないところを整理しながら進めていきたいというふうに思います。 ◆2番(小川善) この問題は,ちょっと難し過ぎます,私には。 次,続きまして商工業振興ということをちょっとお聞かせください。 事業転換や事業承継取組とはということを,その取組も積極的に行うっていうこととありますが,行政が何をどういった企業に行うか。さらなる挑戦という項に人材確保対策ため組合設立に挑戦するとありますが,人材確保ため組合とはいかなるものかと,あと小規模団地整備模索とありますが,どのような業種企業をどれぐらい集めた団地となりますか,お答えください。 ◎町長(入江) 商工業振興についてご質問です。 事業転換,事業承継へ取組とはというご質問ですが,企業経営においては常に社会動向に注視しながら,自社事業内容と事業継続を念頭に置いた経営が求められるというふうに思います。不採算部門から脱却ためには大規模な事業転換も必要です。また,スムーズな事業承継は,企業持続可能性を担保する上で不可欠と考えております。現在コロナ禍で,いろいろな企業状況を聞く機会を得ました。雇用確保観点からも,企業経営継続を支援していくことは必要であり,商工会や法人会と連携し,その仕組みづくりを検討をしてまいります。 2番目人材確保ため組合とはというご質問ですけれども,産業界においては全業種で人材不足が深刻化している状況です。本町においても,多く業種で人材が不足し,ハローワークで求人もままならない状況でございます。さらに,季節労働的に人材を求める場合は深刻度を増してきます。そこで,国事業を活用し,全業種,全業界が一緒になって人材融通をし合う仕組みづくりを今考えているところです。 3番目小規模団地整備とはというご質問ですけれども,小回りきく産業団地は,整備に係るハードル,場所や整備や法令等々ですけれども,そういったハードルも高くないと考えております。以前,こういった小規模団地があったらいいというような話もお聞きをしております。どういった業種で,どういったレベルでニーズがあるかなど,細部で調査検討をしてまいります。 以上です。 ◆2番(小川善) 企業経営において,常に社会動向に注視しながら自社事業内容と事業継続を念頭に置いた経営が求められているということですが,これは普通,通常これしか企業をやっている人は考えてないと思います。だから,このために企業はやられていると言っても過言ではないと思うんですが,不採算部門から脱却ために大規模な事業転換も必要となるとありますが,例えばこれは町として何ができますか。 ◎政策企画課長(岡崎) 町として,事業転換ことについて何ができるかというようなお話でありますけれども,町に一般財団法人チャレンジ基金という財団法人がありますけれども,その財団法人中には,相談をいただければ,新しい事業に取り組みたいと,ある企業さんがその事業を発展的に別な業態に転換をしたい,その事業計画を作っておるんだが,どうだろうかというような相談があれば,財団法人には,大学先生であったり,それから会計士先生方も,専門的な知識を持っておられる先生方もいらっしゃいますので,そういった支援は当然できるものというふうに考えております。また,これは今回コロナ状況で,国新しい3次補正が出るやに閣議決定されておりますけれども,その中にも中堅であったり,中小企業経営転換支援ということで,事業再構築補助金というものが用意をされておるようであります。そういった意味もありまして,国も事業転換であったり,事業承継ことも非常に注視をしておるんだろうというふうに思いますので,商工会と連携をしながら,法人会とも連携をしながら,企業さんに情報提供もしてまいりたいし,補助金紹介もしてまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(小川善) 不採算部門というが分かってる人はいいと思うんです。分かってて,それを脱却したい,じゃあそれをこういうことに変えたいという人は,こういう制度を利用してやられればいいけど,ずるずると知らない間に不採算部門が悪化していって,なかなか元に戻せない状態になっているということがよくあるんじゃないか。そういうときに,町が何かしてくれるかなと思ったんです。これは,ここ企業はもうかってないから,これは何とかしてあげようというようなことがあるかな。それは,多分町としてはできないんじゃないかということで,私もここはおかしいかなと思って,聞きました。不採算部門が分かっている方は,そういうようなチャレンジ基金会社を利用して,そこを脱却するように新しい事業展開までそこが支援,紹介をしてくださるでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 財団法人中身で言えば,企業さん経営内容把握というか,企業さん経営内容を監査法人ように中に入ってその経営がどういうふうになっとるんかっていうを洗い出して,それを正常な形に戻していくようなアドバイスをするというような事業はチャレンジ基金は持っておりませんけれども,企業さんが今事業体から別事業体,それから別な業態を今から構築をしていきたいという提案があった場合には,今本体事業も併せてその計画を審査をしてまいりますので,その中では指導をすることができるんだろうというふうに思いますが,今議員が言われるような,企業体力がどれぐらいあって,どういうふうにすればいいかというような,そういう相談は直接的には商工会であったり商工会議所が窓口になるんだろうというふうに思います。 ◆2番(小川善) 分かりました。 事業承継についてお聞かせください。私,地域が寂れていくという姿というを見ました。ここは開かれてるなと思った店があって,商店が何軒かあって,人が何人か住んでて,ここはちょっと町だなというような感じがありました。ただ,それが1軒食料品店がやめられ,その隣ほう店がやめられというふうになってくると,今度は食べるものも買えないとか,必要なものが買えないとかというようなことになり,どんどんどんどん人がいなくなって,今は歯抜けようなところになっているも見ました。お客さんである住民というものは,欲しいものがない,選ぶものがない,商品を自分でいろいろ選ぶこともできないし,それが定価で売られているから何か買う気がしないみたいな感じで,お客さんもそこへ行かれない。今度,売ってる店も,お客さんが来られないから,せっかく新しい商品を仕入れても売れない。売れないから,ずっと持っとかないといけない。また次商品も仕入れられないみたいな感じで悪循環,悪循環になっていって,こんなところへ自分子どもなんか後を継がせようとは思わんわみたいな感じが普通だと思うんです。そういうことで,どんどんどんどん商店がなくなり,寂れていって,町全体がこれは住みづらいわということで,町に住んでた人もどんどん近隣住みやすいところに移住をされているというが現状にあると思います。そういう場合に,事業承継とかということができれば一番よろしいんじゃないかと思っております。ただ,行政は大型店舗に来てもらうとかということはできるかもしれない。だけど,個人商店まで事業継承みたいなことができるかということがすごく心配になります。実際には,個人商店ほうを助けてあげられるようなほうが本当は町活性化にはなるんだと思うんですが,その辺ことも事業承継取組中で考えられておりますか。 ◎政策企画課長(岡崎) 商工業発展であったり,それが反対になれば衰退ということになりますけれども,そういった継続的にそれがずっと続いていけば,過疎とか,過密ということがなくなるんだろうと思いますけども,そこについては非常に大きな問題でありますので,なかなかお答えをすることはできませんが,いわゆる議員ご指摘個人商店事業承継については,9月議会にも上程をさせていただきましたけれども,本町で事業承継支援事業,支援補助金を作りました。その中は,事業所増改築をするために,その増改築をしてでも自分事業を次者に託したいというような方がいらっしゃる場合には,本町もその補助金を用意しますというようなことで,今回補助事業をさせていただきましたけれども,この中で,9月に始めましたが,今1件そういった取組がありますので,自分事業を誰かに引き受けてもらいたい,自分息子でも他人でもいいですが,そういった思いを持っておられる人がいらっしゃったら,そういったことを商工会であったり,我々ところにお伝えをいただければ,広島県中にも事業承継エキスパートもおりますので,そういった相談会もありますし,我々本町でも補助金も用意をしておりますし,そういった自分代で終わるんではなくて,誰かに引き継ぎたいというようなことがありましたら,気軽にご相談をいただければ,現に今も事業承継ができつつある事例がありますので,そういった事例もお話を申し上げることができますので,そういった相談があれば相談をいただければというふうに考えております。 ◆2番(小川善) これは,だからこの町にはこういう商売が必要だといって考えておられる方が,ただ自分では続けられないから,その後を誰かに継いでほしいというときにも探してもらえるということになるんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) いわゆるマッチングという話になりますけれども,これも広島県事業承継ネットワーク協議会というがありますので,そこで,いわゆる変な話,募集をして,誰からこういった企業があるので,これを継いでやろうという人はいらっしゃいませんかというを公募じゃないですけど,広く知らしめます。そういった取組をしていますので,ご相談をいただければ,広島県にもおつなぎを申し上げますので,そういった相談があれば,お話をいただければというふうに思います。 ◆2番(小川善) それでは,人材確保ため組合についてお聞きします。 これは,私も以前から考えておりました,何かこういうことができないかということで。ただ,資金面や法律面で,なかなかハードルが高うて実施には至りませんが,例えば人材派遣ような形だったら,資本金が2千万円以上ないといけないとか,資格取得をするためには実務経験が必要だとか,あと雇用を前提とする紹介派遣場合には,3か月とか6か月期限がついているとか,などたくさんハードルがあって,なかなか難しい問題なかなと思いました。商売としてやるには,ちょっと難しい。だから,ここで人材共有化ということを考えられてるかなと思いました。カルテルような感じで,企業間協定みたいなを組まれて,そこで1人人材を囲うみたいな感じ考え方でよろしいんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) これは,議員がるる言われました,人材派遣をする場合に非常にハードルが高いということで,ただ現に人材が不足をしてるということを国もようやく認知をしたんだと思いますけれども,特定地域づくり事業協同組合という事業を総務省が作りました。これは,いわゆる農業者であったり,林業者であったり,製造業方々,町内にいらっしゃる全事業方々が一緒になって組合を作って,その組合中で人材を雇って,その雇った雇用者を例えば今回は建設業に非常に人が少ないので派遣をしてくれって言うたら,そこへ派遣をする。派遣をした建設業者は,派遣代を当然事業組合がありますからその事業組合に出していただく。出していただいた料金で事業組合を運営するんですけれども,運営するためには,都道府県,広島県特定地域づくり事業組合っていう認定を受けたら人材派遣ができるようなことになります。そこ組合運営経費2分の1は利用料金で賄いますけれども,その2分の12分の1,4分の1は国交付金で措置をされます。その2分の18分の1が特別交付税措置をされて,市町村がもう8分の1を出して,その事業組合と市町村が一緒になって国から補助金も入れて事業を運営していくというような事業が,この6月4日に法律施行がありました。これを本町でも取り組んでまいりたい。例は,島根県海士町が日本で一番最初にこの事業組合に取り組んでおりますので,設立をされていますから,そういった例をしっかりと勉強しながら,来年度どういった仕組みができるかというを取り組んでまいりたいというふうに考えています。 ◆2番(小川善) それはだから,業種とか,あと人材期限とかということも関係なく,運営ということになると,そこ事務員ような形人だけが運営に携わるような形になるんですか。建物みたいなも要るかどうか,そういうことまでちょっと分かる範囲で,どこまで決まっているか教えていただければと思うんですが。 ◎政策企画課長(岡崎) これは,法律ができたばっかりでありますから,十分には分かりません。それから,広島県でも事例がないということで,来年度広島県もしっかり今から勉強していきますという話ではありますけれども,この法律対象は,人口規模であったり,人口過密事業所などに照らして人材確保に特に支援が必要な地区として知事が判断した場合には対象になりますよ,それから10年更新が必要ですよとかというふうにあります。町長が答弁でも申し上げましたけれども,全業種,全業界が一緒になって取り組んでまいりたいというふうに町長が答弁しましたけれども,我々としては,町内業界皆さんが一緒になって入っていただいて,農業者も,それから商工業者方々も,いわゆる大きな企業皆さん方も一緒になってこの事業組合を作った上で,その事業組合を運営をしていきたいなと。これは,あくまでも今分かる範囲で答弁になりますけれども,今はそういった考えでいます。 以上です。 ◆2番(小川善) これで,今現状で問題が何かありますか,ここをどうしたらいいか,困ってるんだというようなことがあれば。 ◎政策企画課長(岡崎) この事業組合を作るため困っておることということかどうか,それをお聞きされとるかどうか分かりませんが,この事業組合を何で考えたかと言えば,町長答弁にも申し上げましたが,季節的労働が非常に不足をしているということと,それから毎月ハローワークから本町にも今月ハローワーク状況はどうですよという通知が来ますけれども,毎月多く事業主方が人材を求めていらっしゃいますが,毎月同じ業界方がハローワークに人材を求めておられるということでいうと,潜在的に慢性的に人材が不足しているんだろうというふうに思われますし,さらに町長答弁でも申しましたけども,季節的な労働については,さらに困っておる現状を我々が感じておりますので,こういった事業が国制度としてできましたので,いち早く取り組んでいきたいなというふうに考えておる次第であります。 ◆2番(小川善) バイトになるか,パートになるか,派遣される人は,月給としてもらえるんでしょうか。それともパートというか,アルバイト代みたいな感じで日給月給ような形になるか。また,そういう人が実際人材が不足してるという中で,それだけ人が集まるかどうかなど,お考えでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) これは,国施策考え方ベースになるところでありますけれども,潜在的に地方と関わりたいと言われる方がたくさん世の中にはいらっしゃるんだと。その中で,今までは関係人口であったり,ワーキングホリデーであったり,交流プロジェクトなどを行っていきました。そういった中で,地域おこし企業人であったり,地域おこし協力隊という一定程度期間を持った居住者が生まれてきましたよと。そこについては,一定程度手を挙げる人がいらっしゃるということであれば,もう少し一歩踏み込んでいけば,地域全体仕組みを仕事を組み合わせることで新たな雇用場が創設できるではないかということで,この地域づくり事業組合ができております。その中で言えば,組合で職員を雇用して事業者に派遣をするんですが,職員であれば,安定的な雇用関係を持ちなさいよと,それから一定給与水準を確保しなさいよというようなことは書いてありますが,詳細がまだ十分決まってないような状況でありますから,そこは今からしっかりと煮詰めてまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(小川善) 町民方から,いろいろ施策が分からないとかというような話を先ほどもされてたんですが,こういうことを,決まり次第,ちょこちょこ出していただければと思います。これが完全に完璧に100%できてから出されるんではなくて,今こういうふうに考えよるんだよっていうがあれば,住民ほうももっと分かりやすくなるんじゃないかと。だから,これは広報とかという問題じゃなくて,こういうできる過程というものも住民人に理解していただければ,もっと分かりやすくなるかなと思っております。 小規模団地整備ということですが,産業団地場合,関連がある企業に集まってもらうというほうがよいではないかと思っております。交通便も悪いので,大きな工業団地というは不可能だと思いますが,広い意味でテーマを決めて,小さい企業に集まってもらえればと思っておるんですが,いかがでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 町長が答弁申し上げましたように,具体を今ここでこういった団地を作りますというようなことがあるわけではありません。ですので,地域だけではなくて,福山であったり,庄原であったり,こういった管内でどういったニーズがあるかというをしっかり聞いた上で,福山北団地もできるやに聞いておりますので,そういった中で本町としてどんな産業団地ができていくかということを内部でしっかり検討してまいりたいというふうに考えています。 ◆2番(小川善) まだまだこれからできるということなので,これも逐次教えていただければと思っております。 続いて,教育についてお聞きします。 教育分野では,五感に訴える取組を子どもたちにしてあげたいということですが,現在ALT制度を利用して英語教育をされております。イベント的にスポーツ選手を呼んで講師として迎えたりとか,オーケストラなど音楽を聞かせるなどが行われておりますが,それとは違ったものとなるんでしょうか。 ◎町長(入江) 教育についてご質問ですけれども,五感に訴える教育とはというご質問です。 私は,1期目4年間,世界を相手にできる人材育成を訴えて取組を進めてきました。その取組は現在も行っているところです。その上で,さらに世界を相手にするためには,経験則が一層大切ではないかというふうに考えています。海外留学場合も,海外に行く前段取り,空港で体験,それら体験全てが身になる。体験は,そういった記憶に残ります。芸術を見る,音楽を聴く,演劇を鑑賞する,地元文化財や民俗資料に触れる,聞く,全て体験が子どもたち未来を作っていくではないでしょうか。今ICTが発達してますから,バーチャルで体験できるという意見もありますけれども,本物以上ものはないと思っております。あや取りとか,指を使うゲームとか昔話,山や川で遊ぶこと,五感に直接訴える教育,体験ですね,そういったものを今学校教育にプラスできれば,一層子ども豊かな成長につながるものと考えております。こうした取組は,今でも各学校で行われていますけれども,さらに充実をさせていきたい,そういった機会を増やしていく,本物を学び,町民みんなで育てた子どもたちは大きく世界へ羽ばたき,将来神石高原町を背負ってくれるものと確信をしております。 以上です。 ◆2番(小川善) これは,年間を通じて体験とか参加とかということをカリキュラムを組んでやられると考えられておるか,それとも今まで行われていたように,単発的なイベントような感じで,今月はこういうものを見てもらいましょうとかという感じで考えておられるか,どちらでしょうか。 ◎町長(入江) 行事をどういう形で学校ほうで決められてるか分かりませんけれども,決まった形ではなくて,その学級ごと,クラスごとに先生がこういう体験を今時期はしたほうがいいとかということを考えていただいて,決めていただいたらいいかなと。例えば,それを体験するため経費等々は,町が負担するよということで,そういった機会をしっかり増やしていただきたいなというふうに思っています。 ◆2番(小川善) じゃあ,今いろいろイベント的に行われていることがあります。そういうをもうちょっと増やして,子どもらにもっとたくさん経験をさせてやりたいという感じで捉えてよろしいんでしょうか。 ◎町長(入江) そういったことでいいと思います。例えば,コンサートを開くとか,いろんなもの,先ほども言われてましたけども,スポーツ選手を講師で呼ぶとか,そういうことももちろんありますけれども,もっと身近な,例えば辰の口古墳を見に行くとか,そういったもっと身近なところでも全然構いませんので,そういった機会をどんどん増やしていく。記憶に残ることがその子どもたち可能性を広げることだというふうに思いますから,そういった取組ことを想定してます。 ◆2番(小川善) 安心と幸せをもっともっと感じられるように,これから4年間頑張っていってほしいと思いますし,私もそれにご協力できたらと思いますので,なるべく早めにいろいろ逐次教えていただければと思いまして,今回一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で小川善久議員一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は15時30分とします。(午後3時15分) ○議長(橋本) 再開します。(午後3時30分) ◆6番(小川清) 議長お許しをいただきましたので,今日最後となりますが,一般質問をさせていただきます。 大きく分けて4点について質問をいたします。 2期目基本姿勢と構想についてということで,町長にお伺いをいたします。 誰もが挑戦できるまちから,2期目は安心,幸せ,さらなる挑戦をテーマに,町創造に邁進すると所信表明で述べられております。大きく分けて10項目あるその中で,なるべく同僚議員とダブらないように,その中で2点についてお伺いをしたいと思います。 所信表明に中では,その1点,森林環境譲与税を活用し,民間も含めた林業事業者活性化に取り組んでまいるというふうにございます。具体的な取組についてお伺いをいたします。 2点目であります。防災・減災対策ということで,その中でソフト面対策が必要であり,自助,共助により町民とともに取組を進めるとあります。どのような形で進めていかれるか,お伺いをいたします。 ◎町長(入江) 小川議員ご質問に答弁申し上げます。 2期目基本姿勢と構想についてご質問まず1点目,森林環境譲与税活用,林業事業者活性化に取り組むとあるが,具体はというご質問ですけれども,森林環境譲与税につきましては,平成31年3月に森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律成立に伴い森林環境税及び森林環境譲与税が創設をされ,令和6年度より国税として1人年額1千円が賦課されることとなりました。それを財源として,森林整備及びその促進に関する費用に充てるため森林環境譲与税が昨年度より交付をされております。 本町におきましては,昨年度約1,500万円,本年度及び令和3年度で約3千万円,令和4年度,5年度で約4千万円,それ以降は4,900万円,およそですね,約4,900万円交付がそれぞれ予定をされています。 厳しい財源中で森林整備ため貴重でまとまった財源となります。今後,手入れが十分に行われてこなかった森林整備,間伐をはじめとする各種森林整備を重点施策として町内林業事業者皆さんご意見や今後全国的な実施事例等も参考にしながら,林業関係者雇用創出,人材育成,担い手確保につながるような取組を進めていきたいと考えております。 二つ目防災・減災対策では,ソフト面対策が必要で,自助,共助により町民とともにどういうふうに進めるかというご質問ですけれども,防災・減災対策につきましては,ハード整備による対策ももちろん有効ですけれども,昨今大規模災害検証中では,ソフト面対策が非常に重要となります。災害時に最優先しなければならないは,とにかく命を守ることです。行政に頼らず,住民一人一人が自分命は自分で守るんだという強い意識を持つことが重要です。そのためには,気象情報を確認したり,どういう状況になったら避難をするか,その際には何を持っていくかなど,一定知識と準備が必要となります。まさに,マイ・タイム・ライン整備です。また,自力で行動が難しい方,支援が必要な方もいらっしゃいます。そういった方々が地域どこにいて,どういう支援が必要なか,平時から地域で情報を共有することも重要だと思います。こうした自助,共助推進には,自主防災組織と連携,地域防災リーダー育成が欠かせません。本町自主防災組織は,町内全域で組織されており,県内でも数少ない事例で,強みでございます。例えば,本年は小畠自主防災組織で図上訓練が行われましたが,行政はサポート役に徹し,地域が主体となって行われた,すばらしい取組です。今後は,そうした地域主体的な取組を促進させることが重要だと考えます。それぞれ自主防災組織が防災組織を高め,活動を助長させるために必要な支援を行ってまいりたいと考えているところです。 以上です。 ◆6番(小川清) 森林環境譲与税件につきましてですが,森林,林業現状や課題に関する認識を共有して,林業・木材関係者,行政が一体となって町森づくり推進を図らなくてはならないと思いますが,そのために関係者から皆さんご意見や全国的な実施事例も参考ということですが,そのための委員会とか組織とかを作られるでしょうか。 ◎町長(入江) 現段階では,今年が3千万円ですか,約ということで,4年,5年,それ以降で4,900万円,多く金額になっています。今は,そういった協議会というような組織設置については考えておりませんけれども,当面は個々にヒアリングをさせていただくかなというふうに思っております。 ◆6番(小川清) 個々と言われましたが,これから先ほどもお聞かせいただいたように,国から来る交付金もだんだん増えてまいりますし,業界意見もあろうかと思います。将来を見据えて,そういった推進委員会,協議会,何になるか分かりませんが,そういった関係者と意思共有,また町森づくりについて考え方を推進していくためには,個々というよりは,そういった委員会を作られて推進されるべきだと私は思いますが,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) 先ほど申しましたように,4年,5年では4千万円を超える金額となりますから,議員言われるように,そういった組織を作っていくことも検討していきたいと思います。 ◆6番(小川清) 町内にはそういった組織も関係者組合等もございますんで,ぜひそういった方々を網羅した形ものを作っていただいて,推進していただきたいというふうに思います。 来年度予算もこれからでしょうから,ぜひ早めに立ち上げる準備をされていただきたいというふうに思います。 また,先般の選挙の中でも,いろいろ住民意見中に,民家裏山であるとか,隣接した山林等支障木,今ありますように,災害がいつ起きるか分からない,雨が降ったり風が吹いたりすると,家にそういった木がかやってこないか心配だというようなお話も伺っております。できたら,そういったところへもちょっと目的,使途が分かりませんが,使えるもんであれば,幾らか手当てができる,そういった形ものも考えていただきたいなというふうに思います。 それから,話はちょっと飛びますが,先般も保育所話が出ておりました。くるみ保育所も町内産木材を使った,温かみある,柔らかい感じすばらしい建物が出ております。ぜひこばたけ保育所には町内産木材を使ったものを利用していただくというようなことも,こういった協議会中でもあるんじゃないかなというふうに思います。その点,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) こばたけ保育所建設については,これから設計等々についても方針を決めていくというか,提案をいただいたりしますから,その中で確かに温かみある木材を活用するということは重要だと思いますから,そういったこともしっかり加味して進めていきたいと思います。 ◆6番(小川清) そういったこともお願いをしておきます。 次に,減災・防災対策についてでございます。 小畠自主防災会図上訓練例も取り上げていただいております。一つ気になるが,今年予算ときもございましたが,今年から防災訓練について補助金が削減されて,途中で補正でしたかね,コロナ対策で消毒とかといった形もので1点が3万円で補助金が出たということでございます。自主防災組織を活動させるためには,幾らか手当が必要だと思いますが,来年度予算についてどのようにお考えでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 自主防を対象とした補助金につきましてでございます。 補助金を廃止したということでございますが,この間町が助成をしておりました補助金を一旦見直しをしました。それは,広島県で30年発災を受けて,県内全域で自主防組織より機能強化に向けた研修会とか訓練を行っていただくために,県が独自補助制度を創出しました。今年は,そうした県補助制度を有効に使っていただこうということで,一旦町ほう制度見直しを行う,休止を行ってる状況です。この間,町補助金は5万円を上限にしておりましたが,県は10万円ということで,そちらほう利用をお願いしたところです。実際は,補助金をもらうためにいろんな要件がありますので,なかなか申請が多くは出てない状況でございます。来年度につきましては,県補助制度をどういうふうに続けていくか,状況を見ながら町ほうも考えていきたいと思っております。 ◆6番(小川清) 県補助制度ができたために,町ほうは一時休止というか,やめらたということです。あまりないというふうに今言われた,上限が10万円,いろいろ縛りがあるんだろうと思います。今まで形は,上限が5万円でしたが,非常に使いやすい補助金でもありましたし,ぜひまた復活をしていただきたいと思いますし,県ものが見やすく申請できて,いただける形であればですが,なかなか少ないんじゃないかなと聞いとるんですが,いかがですか。昨年出した形ぐらいは出てますか,県形が。 ◎総務課長(瀬尾) 実際は,県補助制度申請が出た団体はゼロです。やはり要件が少し厳しい要件があって,一定要件をクリアしていかなければいけないようになってます。一方で,町補助金はこの間はどんな訓練をされたとしても,1団体当たり5万円を上限に支給するということで,経費がかかっても,かかってなくても,一定額支援を行ってました。この間,補助金見直しをする中で,かかった経費に対する支援にあるべきじゃないかという考えで見直しも行ってるところです。本来どうあるべきかというところをいま一度今検証を行ってますので,もちろん皆さんにも使っていただかなければいけない。訓練もしっかり訓練を誘発させるような仕組みも必要だと感じておりますので,もう少し検証をしていきたいなと思っています。 ◆6番(小川清) ぜひ見直しがされなくてはいけない分もあったと思います。8割補助であるとか,2分の1補助であるとか,いろいろあろうかと思いますが,使いやすい形で自主防災会が活発に活動ができるような形で復活といいますか,考えていただいて,新年度予算ほうへもまた反映をしていただきますようにお願いをいたしておきます。 次質問ですが,感染症対策ということで質問をいたします。 新型コロナウイルス感染症対策ということで,広島県も全国でワーストスリーうちに入ってきたかな,今日ニュースを見ると,そんな形になって,まだまだ感染者が増えているということでございます。その中で,高齢者等へインフルエンザ接種実施状況は,今年についてはどのような状況でしょうか。 2番目に,町内経済状況把握はいかがでしょうか。 3番目に,感染者が発生した場合対応についてお伺いをいたします。 ◎町長(入江) 新型コロナウイルス感染症対策についてご質問です。 一つ目高齢者へインフルエンザ予防対策についてですけども,本年10月1日から高齢者インフルエンザ予防接種を実施をしております。コロナウイルス感染症対策ため,例年より20日程度早く実施をいたしました。10月接種者は,対象者はおよそ4,300人に対しおよそ1,800人が接種されております。接種率は42%弱でございます。30年度は9%弱,元年度14%程度と比較して,接種率は高くなりました。引き続き,告知放送等で接種を呼びかけてまいります。 次に,町内経済状況把握についてご質問ですけれども,新型コロナウイルス感染症対策で直接的な企業支援として給付金支給やプレミアム商品券発行など景気刺激策を行ってまいりました。その都度,企業へヒアリングや商工会を通じて情勢把握に努めております。一部改善している業種も見受けられますけれども,全体としては飲食等を中心に企業活動は停滞している状況と思われます。 3番目感染者が発生している場合対応ですけれども,発生した場合対応を想定し,神石高原新型コロナウイルス感染症に関する福祉サービス調整本部を設置をしたところです。感染した場合は,保健所からその連絡があり,調整本部構成員情報共有をします。保健所が中心になり,濃厚接触者を早期に特定し,併せて施設清掃,消毒を行います。入所施設や通所系サービスで発生した場合,感染拡大防止を前提に,可能な限りサービスを維持をしていきます。 発熱等でコロナ感染を危惧される場合,まずかかりつけ医に相談をし,受診をしていただき,本人が自力で病院に行けない場合,救急車で救急搬送が考えられますけども,その際には行動履歴を明確にされ,コロナ疑いがある旨を消防署に示す必要があります。 以上です。 ◆6番(小川清) 高齢者インフルエンザ予防接種でございます。例年よりはかなり多く方が接種を既に受けておられるということでございます。ここへ来て,寒さも増してきております。コロナ関係で,早くインフルエンザ接種を皆様がなされていると,個々に態勢を整えておられるかなというふうに察しております。 それで,次町内経済状況把握についてでございます。 一部改善してる業種も見受けられる,全体としては停滞している状況と思われると。やはり先般も提示がありましたように,飲食関係であるとか,宿泊関係であるとか,宴会関係であるとか,かなり落ち込んでいるかなというふうに思います。しかしながら,12月にも2回に分けてコロナウイルス感染対策概要ということでいただいていますが,14億5千万円余りコロナに対する感染症対策予算でございます。町ほうも,今回4月から8回ですね,12月が2回ありますから,8回補正予算ということで,国から交付金も含めて14億5千万円ということで,町独自事業が37事業ありますね。37事業,本当によく対応していただいてるというふうに思います。単町費が1億1千万円ぐらいありましたかね。本当に素早く対応していただいて,町独自町内業者に対する手当てであるとか,よくしていただいておると思います。本当にしていただいてるんですが,終わりが見えない深い闇中へ入ってるという,ここへ来て,また増えてますから,かなり厳しい。この年末から年始にかけて特に稼ぎどきにこういった形で蔓延が広がっているということで,厳しいものがあると思います。この後も,また21日に補正があるかなというふうにお聞きをしております。ぜひ住民声,企業声を聞きながら,スピード感を持って対応していただいていることを持続していただきたいなというふうに思います。 それから,感染者が発生した場合対応ということで,同僚議員からも先ほどありましたが,補正でしたかね,感染者が発生した場合特殊車両を利用するというために購入する予算を組んだと思うんですが,まだその話が出てこないかなというところで,購入ができたんですか,どんなんでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 購入済みでございます。ただいま手持ち資料ほうで納入期日等々はわかりませんが,納入をし,有事際に備えておるところでございます。 ◆6番(小川清) 購入はできとるようですが,今日同僚議員中でも,それを使ってどうこうという話が出てこなかったんですが,実際はまだ使われてないとは思うんですが,どういった準備で,どういう形で使われるんですか。 ◎保健福祉課長(松井) その車両使い方としましては,コロナウイルスに感染したと思われる方がPCR検査を受けていただく必要があるんですが,そうしたとき自力で行かれない人,そういう場合があります,例えば高齢者方とか,本当に発熱状態とかということで。通常は,その際保健所ほうがその方をお連れするわけですが,保健所ほうも県内で発生が多発すると対応が取れないということで,それに備えて町が購入したわけでございます。現在ところ,県からそうした車を使って輸送というところ要請は参っておりませんが,そうした使い方をするものでございます。 ◆6番(小川清) 準備は万端整ってるということで,感染が起こらないことを願うものであります。 次に行きます。 ふれあいタクシーについてお伺いをいたします。 同僚議員からもありましたが,新しい料金システムにこの5月からなりました。新料金システムになった後,利用状況,それから今後対応についてお伺いをいたします。 ◎町長(入江) ふれあいタクシーについてご質問ですけれども,利用状況と今後対応についてご質問です。 ふれあいタクシーにつきましては,本年5月に利用料金一部を改正をし,この間利用状況を注視してまいりました。新型コロナウイルス感染症影響により外出自粛など,移動そのものが減少しており,前年度より約3割利用が減少しているという状況です。県内において感染が拡大する状況が現在見られております。今後も町内移動が抑制され,利用も減ってくるかなというふうに思っております。 自己負担額につきましては,町が行っている他様々な事業とバランスも考慮する中で,利用料に対する適正な負担額となっているものと考えております。また,今年度はコロナ対策として,75歳以上高齢者皆様に対する経済的支援として,5千円商品券を配布をさせていただきました。ふれあいタクシーにもご利用いただけます。料金見直しについては現在考えておりませんけれども,見直し必要な状況,部分が生じましたら,検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆6番(小川清) ふれあいタクシー料金についてですが,75歳以上高齢者に経済的な支援として5千円商品券を配布をいただいております。ふれあいタクシーにも使えるということでございます。 最初設定がちょっと低かったかなという部分があって,1回900円ということになっておりますんで,やはり住民方からお聞きするのに,特に年金生活者方におかれましては,町が推進する,毎週1回百歳体操っていうがあります。特に,そちらに通っておられた方も,行って帰ると1,800円,それへ1か月行くと4回,1万円弱になりますよね。そういったことで,どうにかならないかというようなご意見もたくさんいただいております。その中で,現在見直しは考えておられないようですが,同僚議員中から,病院だけは考えてくれよというような話も予算編成ときにもございました。見直し必要な状況が生じたらと,こうあるんですが,どういった形になったら見直しをされる考えでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 見直し必要が生じた場合ということで回答させていただいてます。今後は,いろんな見方をしていく必要があろうかと思います。まず一つは,事業費推移がどうなっていくか。今は例年より3割減少していますので,去年,おとどし実績と比べると,かなり事業費は抑えられると思ってます。恐らく5千万円ぐらいになるんじゃないかと。去年,おとどしは7,500万円ぐらいだったんですが,それが来年度以降どうなっていくかというところをまず見たいと。そして,ふれあいタクシー事業全体が,町財政状況にどういう影響を与えるかというところが,もう一つです。そして,高齢者皆さん声,結構指摘をいただいてますが,高齢者皆さんがどういった利用を現実的にされてるか。ほとんどから1回から5回が9割を占めてます。そういった利用状況が本当にどうなっているか。負担が大きいんで,病院にも十分かかれない状況にあるかどうかとか,そういったところも見てみたいと思います。そして,病院以外利用もどういう状況になっているか。利用目的ですよね。そういったところも見ていって,総合的に判断していきたいなと思っております。状況を見て,高齢者方等を踏まえた,相当負担があって課題があるということであれば,どっか段階で一定見直しとか,ほかいい制度在り方がないかなというようなところも検証してみたいと思います。 ◆6番(小川清) これは,利用者負担ということで,負担も必要です。それから,先ほどからあるように,乗り合わせていくと1人当たりが安くなりますよということでございますが,乗り合わせができない方もいらっしゃるんですね。お隣近所がたくさんあれば,3人乗れば3分の1ですね。1軒だけしかないという方もいらっしゃいますんで,なかなか乗り合わせが難しいんかな。利用者方も,今まで使い方が荒っぽい方がいらっしゃったんで,いろいろと町ほうも策を練られまして,使用回数であるとか,いろんな面で改善といいますか,やっていただきました。ぜひ利用者負担と町負担と,どちらも釣合いが取れるように,折り合いが取れるような形で,ふれあいタクシーが持続して運行できるようにお願いをしておきます。 次に,最後になりますが,職員健康管理についてお伺いをいたします。 お聞きすると,疾病等で長期休暇中職員が複数いらっしゃるというふうにお聞きをいたしております。現状と課題,対策についてお伺いをいたします。 ◎町長(入江) 職員健康管理についてご質問です。 長期休暇職員が複数いると聞くが,現状と課題,対策についてご質問です。 12月1日現在で,引き続いて1か月以上期間病気休暇中職員は5名で,これは正規職員約3.2%となっております。現在,こうした病気休暇中職員が増加する傾向が全国的に見られ,本町も同様状況となっております。 なお,疾病,病気名前ですけども,そういったもの説明は控えさせていただきますけれども,全国的には精神及び行動障害による長期病休が全体半数以上を占めており,本町も同様状況と言えるんではないかと思います。 こうした状況を踏まえ,本年12月より精神保健福祉士による定期相談を行う機会を設置し,専門方に悩みを相談できる体制を整備したところでございます。 職員病気休職については,仕事へ適応や職場人間関係,家庭問題等,個々で様々な要因があり,原因が明らかになりにくい状況もありますけれども,町といたしましては,健康でいつまでも働き続けられる職場体制構築に引き続き努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆6番(小川清) 5人いらっしゃるようでございます。半分以上がそういった,ちょっと病んでおられるという方がおられるかなと思います。この場で深く議論する問題ではないと思いますが,他団体では,パワハラによるというようなこと事例があったようでございます。メンタルでサポートを強くお願いをいたしまして,質問を終わります。 ○議長(橋本) 以上で小川清治議員一般質問を終了します。 議事中途ですが,以上で本日会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これに異議ありませんか。             (「異議なし」声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。したがって,本日はこれにて延会といたします。 12月21日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後4時10分 延会...