• コピー機(/)
ツイート シェア
  1. 神石高原町議会 2019-06-12
    06月12日-01号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 元年第 3回 6月定例会       令和元年第3回神石高原町議会定例議会会議録(第1号)1. 招集年月日 令和元年6月12日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   会 6月12日 午前10時00分宣告(第1日)1. 応招 議員  1番 小 川 善 久         2番 林   憲 志          3番 赤 木 俊 二         4番 横 山 素 子          5番 横 尾 正 文         6番 橋 本 輝 久          7番 久保田 龍 泉         8番 小 川 清 治          9番 木野山 孝 志        10番 藤 田 晃 己         11番 寄 定 秀 幸        12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   参事      上 山   実     教育長     馬屋原 健 治   会計管理者   小 坂 依 文     総務課長    瀬 尾 浩 康   政策企画課長  岡 崎   謙     まちづくり推進課長                               矢 川 利 幸   住民課長    川 上 清 高     建設課長    高 石 徹 朗   産業課長    瀬 尾 明 彦     福祉課長    松 井 和 寛   保健課長    赤 木 まゆみ     環境衛生課長  松 本 真 典   教育課長    砂 田 香代子     1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり1. 会議録署名議員   第1番   小 川 善 久         第11番  寄 定 秀 幸            午前10時00分 開会 ○議長(松本) 皆さんおはようございます。 元号が令和に変わって,初めての定例会となります。元号が変わっても,何も変わったことはありませんが,気持ちも新たに淡々と町の発展と町民が安心して暮らせるまちづくりに取り組まなくてはなりません。神石高原町と住民の未来を描き,それに向かっていく姿勢が求められます。 本6月定例会は,一般質問からスタートしますが,条例改正,補正予算などの重要な議案を審議いたします。そして,災害復旧をはじめ,具体的に新年度予算が稼働し始める重要な時期でもあります。議員各位の真摯な審議と執行者の的確な答弁により,活発な議論を展開され,実のある定例会になりますようにお願いをし,開会をいたします。 ここで,町長より発言の申し出がありましたので,これを許可します。 ◎町長(入江) 皆さんおはようございます。 令和元年第3回神石高原町議会の開会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては,それぞれご多用の中を本定例会にご参集を賜り心から感謝を申し上げます。 また,先般は県内の議会広報コンクールにおいて4年連続となります最優秀賞を受賞されたのこと,心からお喜びを申し上げます。赤木広報常任委員長をはじめ,委員の皆様,議員各位には心から敬意を表したいと思います。 さて,6月も中旬に入り,出水期を迎えました。梅雨に入るのも時間の問題かというふうに思います。昨年の7月豪雨がきのうのように思い出されます。昨年は災害関連で1名の方がお亡くなりになられました。また,家屋をはじめ,道路,河川,農地等々で甚大で膨大な数の被害を受けました。被災された方々には改めてお見舞いを申し上げます。現在その復旧事業に鋭意取り組んでおりますが,箇所数が非常に多いため,工事が遅れていることも否めません。職員はもとより,建設業協会ともしっかり連携しながら全力で取り組んでおりますので,引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 昨年のような災害はいつどこで発生してもおかしくありません。行政においても昨年の教訓を生かし,事前にその備えをしっかりと行いたいと考えています。町民の皆様におかれましても,事前の備えなど万全な対策を講じていただきますようお願いを申し上げます。 本定例会では,10月に施行予定の消費税率の改定に伴う条例等の改正,補正予算等全62議案の提案を予定をしております。ご審議の上,全議案ご可決賜りますようお願い申し上げ,開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(松本) 全員出席でございます。 ただいまから令和元年第3回神石高原町議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第1,会議録署名議員の指名について,私から指名いたします。 1番小川善久議員,11番寄定議員を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第2,会期の決定についてお諮りします。 本定例会の会期は,本日から6月21日までの10日間といたしたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は本日から6月21日までの10日間といたします。 議会広報活動として,小川善久,林両議員及び報道各社の写真撮影を許可します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第3,一般質問を行います。 質問に入る前に,私より許可並びにお願いをしておきます。 議員にとって,一般質問は最も華やかな意義のある発言の場でもあり,議員各位の政策や意見を述べ,その実現を求める機会でもあります。また,町民の皆さんからも重大な関心と期待をされている大事な議員活動の場でもあります。行政全般にわたって施策の状況や方針について,建設的に議論する場でもあります。今回は重複する質問もかなりあります。後から質問される議員は重複をなるべく避け,違う視点や角度からより深まった質問をお願いをいたします。簡明な質疑,答弁を活発に行っていただくようお願いをいたします。そのために,本定例会における一般質問は一問一答方式により行います。 質問時間は,質疑及び答弁を含め1議員1時間といたします。 通告が10名よりありました。通告順にこれを許可いたします。 ◆7番(久保田) 皆さんおはようございます。 令和元年,最初の町議会定例会での一般質問をさせていただきます。 まず最初に,有害鳥獣処理施設についてお伺いをいたします。 この件については,3月定例議会での一般質問を通告をしておりましたが,時間切れのため質問がかないませんでした。その後同僚議員より同じような質問がありましたが,その中の答弁で,処理施設については2018年度国のモデル事業の結果を注視し検討するということでありましたが,この検討結果と今後の方向性についてお伺いをいたします。 なお,答弁は簡潔にお願いを申し上げます。 ◎町長(入江) 今日と明日一般質問でございます。議員各位はもとより,11チャンネル等で見ていただいている町民の方にもわかりやすい答弁となりますよう心がけますので,どうぞよろしくお願いをいたします。 有害鳥獣処理施設についてのご質問でございますけれども,広島県を通じて農林水産省に確認いたしましたところ,2018年度に国が実施したモデル事業の結果報告は,まだ公表がされていないということです。ジビエの活用等も含め,町といたしましては,焼却処理方法についてもニーズや調査をもとに検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆7番(久保田) 農林水産省やなんかのモデル事業を実施して,その結果報告が出ていないということなんで,国の方針が出なければ,本町は独自でやるというようなことは考えておられないということなんですね,そうすると。これは国がどうこう言うんでなしに,町独自の政策としてやろう思えば幾らでもできると思うんです,そこらはどうなんでしょう。 ◎産業課長(瀬尾) 国,農林水産省が2018年度に実施した,これモデル事業です,全国で17カ所行ってるわけなんですが,これも参考にしてまいりたいという考え方はいまだ変わっておりませんけれども,ただこれが最近になって県を通じて確認しましたけれども,まだ発表はされていないと。ただ,それを待っていては進まないので,その前段のほうでも書いてありますけれども,独自にアンケート調査というものを町民を対象として行っております。これは有害鳥獣に取り組む猟友会の方にお尋ねしてるわけなんですが,この中で回答があったのは,3月の議会でも回答させていただきましたけれども,施設をつくることには賛成だと,ぜひつくっていただきたいと。ただ,山からとってイノシシを下まで持っておりて持っていく手間,こんなことを考えるとなかなか持ち込みは困難であるというような内容でございました。こういったことを踏まえて,本町としてもこの有害鳥獣の処理,今は基本は埋設処理というものを考えておりますけれども,この処理方法については前向きに検討をしてまいりたいという考えでございます。 ◆7番(久保田) そうすると,いわゆるジビエといいますか,食肉処理ですよね,これはじゃけえ,考えずにいわゆる残渣,内臓とか骨とか,これの処理,焼却,この施設しか考えてないということなんですか。 ◎産業課長(瀬尾) 先ほどの町長の答弁にもありましたように焼却処理方法です,方法,ジビエも含めて総合的な検討をしてまいりたいというように考えております。 ◆7番(久保田) そうすると焼却でなしに,いわゆるジビエの活用,ジビエ料理ということを考えているということなんで,これはいつまでに結論を得られる予定ですか,ずうっと考えられるんですか。 ◎産業課長(瀬尾) 方向性を見出したいのは,本年度中には方向性を見出していきたいというふうに考えております。そうすることによって,国の補助金を充てにしていかないと,独自ではかなり難しい部分があります。国の事業を活用していくということになると,3年越しぐらいの計画というものが必要になってまいりますので,今年度中には方向性を決めて,もしするということであれば財源の確保のための3年間の計画にのせていきたいというように考えております。 ◆7番(久保田) 具体的なスケジュール,今初めてわかったんですが,国の事業を活用しよう思うたら,計画つくって,申請して,認可がおりるまで3年の計画ですよね。3年というたらまだ先ですよ,もうこの話はずうっと前から出とるんです,以前からね。ちょっと町長,いつも言われますよね,スピード感を持って事業をやるんじゃと,いつも言われますよね,これ一番わし大事な思うんですよ,もう目の前のこれ課題じゃと思うんですよね。 さきの私らの,議員との住民懇談会,これしましたけど,各会場ともとにかく有害鳥獣イノシシの被害を何とかしてくれえという声がどの会場もありました。それから処理施設はどうなんかということも,どの会場もあったんです。町長出ておられないからわかりませんが,切実な問題なんです,これ。ほじゃけえ,3年先を4年先を言ようたんじゃあ,ちょっとまあ取り組みが遅いんじゃないかなと思います。 ほれで,井関に今民間の方がやっておられますが,ここは町内のを全部受け入れですか。例えば,神石のほうからとってすぐそこへ持っていかれるような体制できとるんですか,できてないでしょう,たしか。だから,やっぱり町がかまにゃいけんのんですよ,こういう施設は利益が出んからどうのこうの言うんでなしに。ちょっとそこら辺はどうなんでしょう。 ◎町長(入江) 国の事業を活用するということで3年ぐらいかかると担当課長申しましたけれども,確かにスピード感は非常に重要だというふうに考えてます。今年度まち・ひと・しごと総合戦略の見直しを,第2期分を今年計画を立てますから,その中に盛り込んで,できれば来年度からその事業がスタートします,地方創生加速化交付金というのが,名前がそのまま生きてあるのかどうかはちょっと確認できませんけれども,いずれにしても国の補助事業というのは継続されるというふうに思いますから,そういったところにしっかり取り込んでいきたいなというふうに考えているところです。 ジビエの活用と有害鳥獣の処理というのは,ちょっと別に考える必要があるかなあというふうに考えてます。獣害対策についてはそれで,それで副産物としてジビエの活用をしていく。ジビエの活用につきましても,庄原市の例を挙げますと,非常に30年1月から実施がされてますけれども,運用開始されてますけれども,非常に経営的にはなかなか成り立っていないということがありますから,ジビエの肉だけを販売するということはなかなか難しいのかなと,何かと組み合わせてやるとかということを考える必要があるのかなあと,そういうことも総合戦略の中で取り組んでいけたらというふうに考えております。 井関の処理場については,産業課長のほうから答弁を申し上げます。 ◎産業課長(瀬尾) 井関地区に山くじらの会というのがありまして,イノシシが主なんですが,イノシシを解体して,それを182ステーション等で販売されているという状況がございます。 ただ,この受け入れにつきましては,全町からの受け入れではなくて,そこの山くじらの会の会員の方のみが対象となっている施設でございます。 ◆7番(久保田) ご答弁いただきました,少し前向きな答弁をいただいたかなというふうに思います。今年始まります総合戦略の中へ,このジビエを含めた,焼却施設も含めた対策を考えるということでございますので,ぜひともしっかりと考えていただきたいと思います。 国による支援というのをここへ持ってきとるんですが,ホームページを見てもらえたら十分出て,農林水産省のほうで継続してあると思いますんで,そこら辺の国の補助金ですね,これしっかり活用して,しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。 それで,まだもう一つこれあるんですが,平成29年8月に私たち産業建設常任委員会で島根県の美郷町に,これ2年前ですが,研修に行きました。ここはおおち山くじらでしたか,ここの生産組合というところでイノシシの食肉,解体,食肉というような事業をやっておられます。ここで私思ったのは,この処理施設で働いている方は地域おこし協力隊という制度を利用して,例えば解体を処理する人とか,缶詰工場がありました,そこでの運営の責任者をされたりとか,その制度を利用されとるんですよ。 ですから,もし本町でもこの総合戦略をして取り組むということでありましたら,この制度は,地域おこし協力隊の制度がありましたら全国公募したらいいんじゃないかなというふうに私も思うんですが。というのが,解体をする人はやっぱり研修せにゃいけんでしょう,どっかの処理工場へ行って研修せんとできんですから,そういう制度を利用して1年なら1年研修しに行って,そして施設ができたらそこで責任持ってやってもらうとか,そういうことを取り入れたらえんじゃないかなというふうに思いました。そこら辺もしっかり研究をしていただきたいというふうに思います。
    産業課長(瀬尾) 以前のこのジビエに関しても,ジビエ料理の専門家を本町に招聘して取り組んではどうかというような意見もご提案いただいております。それに加えまして地域おこし協力隊,こういった活用も可能ではないかということでございますので,十分参考にさせていただきたいというように思います。 ◆7番(久保田) それでは,次の百彩館についてお伺いをいたしたいと思います。 百彩館は,昨年10月に道の駅182ステーションと統合し8カ月経過をいたしましたが,最近は品物が少ないとか,売り上げが減少していると聞いております。この経営はどうなのでしょうか,平成30年度決算結果と運営についての今後の方向性についてお伺いをいたしたいと思います。 ◎町長(入江) 百彩館の運営についてのご質問ですけれども,昨年10月以降地域サポーターズクラブというものを設置をしていただきまして,そこのクラブとの意見交換を重ねる中で,地元産の農産物や加工品の販売を中心に置いた運営に切りかえ,町外からの来客者の確保に努めてまいるという方針で取り組んでまいりましたけれども,時期的にものがないということもありまして,売り上げは減少している状況であります。この結果につきましては,そのサポーターズクラブへお返しをするとともに,さらなる検証,検討を重ねるとともに,今後は加工品の生産販売の強化や集荷の利便性向上を図ることで商品の確保に努め,運営の安定化を目指していきたいと考えております。 平成30年度決算につきましては,産業課長のほうから答弁を申し上げます。 ◎産業課長(瀬尾) 有限会社油木特産販売の30年度における経営状況でございますが,この会社は平成30年9月30日をもって法人の解散をし,翌10月1日より有限会社さんわ182ステーション油木百彩館支店として営業を継続しておるところでございます。なお,解散後は代表取締役であった森重純也を会社清算人と定めて,令和元年,今年の5月29日付で清算会社の結了清算が終わったという状況でございます。 解散に向けまして,平成30年6月7日には,今後における百彩館の運営についてということで油木地区,それから豊松地区の町議会議員さん,それと出荷者協議会の構成員さん,それから協働支援センターあるいは商工会,百彩館の役員,そして町というメンバーの中で検討委員会を開催いたしました。翌7月3日には,百彩館の今後のあり方及び臨時株主総会を開催いたしまして,9月30日には解散の決議,清算人の選任という手順で行って,5月29日付で結了が完了したと。 簡単に申しますと,決算の状況でございますが,本会社は資本金が187株,1株が5万円ですから,935万円の資本金がございました。内,町からの出資金が95株の475万円でございます。清算時における累積赤字でございますが,908万8,858円,これが累積,最終決算時における赤字と。この内訳でございますけども,4月1日現在における今までの累積していた赤字が314万円余り,そして自社株を取得するための経費として460万円,そして冬季における赤字が134万円弱ということで,908万8千円余りが累積赤字ということになります。したがいまして,結果,資本金からこの908万8千円を引いた残り26万1千円余りですが,これが残金ということになりますので,これは本年度に入りましてから,一般会計の雑入として清算してまいりたいと。 なお,消費税の還付金もございます。これは還付加算金がまだ未確定でございますので,還付加算金19万円程度になりますけれども,これについても雑入のほうへ入ってくるという状況でございます。 ◆7番(久保田) 決算の状況は,清算までの状況ですね,これ詳しくお伺いをいたしました。済んだことを言ってもいけんのんですが,少しここで議論をさせてください。 前店長がされておるときは,前年の4月から9月まで売り上げが,前年度がマイナス348万円で,現在の店長にかわられて,これ昨年の10月から今年の3月までですね。売り上げのほうは,前年ですよ,前の年に比べて508万円ですよね,これ見たらね。うん,これ出とるです,決算書に。ということは,店長かわられて売り上げが増えたんか思うたら,逆に減っとるんですよね。いや,出とんです,これへ,決算書へ出とるです。 それで,昨年百彩館と道の駅の182ステーション,この統合の議案が出たりして,その前にも私も一般質問をしとったんですが,赤字も累積して大変売り上げが厳しいというのを聞いておりました。しかし,何で今会社を潰して統合するんかということを私しきりに質問もし,この議案にはまた反対もしてきましたけれども,結果,現在のところ182ステーションと百彩館との合併は売り上げが減りょうる,赤字は拡大しょうるというように私は捉えております。売り上げがやっぱりある程度増えんと,これ委託販売でしょう,手数料収入が主な利益になるわけだ。そうすると,従業員の給料も出ないわけですよ。売り上げが全然落ちとったんなら,全然給料なんか払えんでしょう。ですから,前年の前の店長の時代よりまだ悪うなっとるというのが今現状だろうと思います。 済んだことを議論してもいけんといいますけれども,やっぱりある程度総括というのは私はしてもらわにゃいけんと思います。総括した後でないと,これからどうするかという次の議論に私は入れないというふうに考えております。この総括を,いわゆる統合してえかったんか,悪かったんか,どうなんかと総括をしていただいて,次の議論へ入りたいと思います。 ◎町長(入江) 前店長と現店長との売り上げの差ということをご指摘をいただきましたけれども,先ほどご答弁申し上げましたように,経営を統合するときに百彩館についても産直市場として残していくと,もともと油木町で設置をされたものですから,地域の方々のご意見をしっかり聞きながら運営を考えていくということで,もちろんそういうことを含めて統合したわけです。 どういう形で運営していくかこれからは考えていきますよということだったんですけれども,先ほど答弁申し上げましたように,地元産の農産物をメーンに売っていくんだと,もともとそういう施設だったということで,サポーターズクラブ,また役員の中からそういう意見があったということで,前店長のときは町外からもいろんなものを購入をされて販売をされてました。ジャガイモがないときはジャガイモ,そういうものをいろんなところから販売をされてたんですね。でも,それはちょっと趣旨に反するんじゃないかというご意見があったようで,今それをやってないんですね。ですから,コンテナの数も結構空のコンテナがあります。それは,地域の方々のご意見ということで,果たしてじゃあそれをやってみてどうだろうかということで,今やってるところなんですね。結果,売り上げは減少しているということになっています。 じゃあ,それをそのままにしておくのかということはもちろん考えておりませんから,運営をしていますさんわ182ステーション,道の駅の有限会社としっかり議論をしながら,これからじゃあ今の結果を見てどういうふうな運営をしていくのかということをこれから考えていきたいというふうに思っております。 総括については,今総括する段階ではないというふうに私は思ってます。 ◆7番(久保田) 昨年9月にこれ資料をいただいたんですが,この統合に,百彩館と182ステーションの統合について役員会の議事録があるんですが,株主に株を額面どおりに買い戻すことを条件に早期の解散,賛成を要求したということをこれへ書いてあるんですが,ということは,もう町のほうが,もうこれをじゃけえ権力でもってやっておったというふうに私は認識をしておりまして,株主の人もしょうがないなあと,それに流されたんだろうというふうに思います。 というのが,先ほど産業課長の話に,決算の説明にありましたように,累積赤字と資本金が食っておると,ちょうど食い潰しておるというような状況の中で,このままだったら株は額面どおりにはならないと,恐らくかなり,これ6万円でしたか,1株5万円でしたか,5万円ではないと,かなり下がると思います。それを額面どおりに買い戻すから,これを賛成せえというようなことで,役員会の了承を無理やりとられたんだろうと思う,この書類を見たらですよ,要求というて書いてあるからね。早期の解散賛成を,賛成してくれえと要求したという,これへ書いてあるんです。ですから,町のほうはムショウクショウ,これを統合に持っていったというふうに私は理解をしております。 もうこれ決まったことですから,とやかくもう言ってもしょうがないんですが,要はこれから,今町長言われましたが,前の町長は,それはよそから,品物がないときにはやっぱりよそからもそりゃあ入れてこられますよ。とにかく売り上げを確保せんといけんのんですから。それをやめた途端,売り上げが減ったんでしょう,店長かわってから。ほんじゃあこのままでいくんですか,冬には品物はないですよ,冬には。秋口にかけてはあります,今から出ますからね,野菜,果物が。冬にはないんですよ,そりゃあ。だったら,この売上確保をどういうようにしていくか,従業員の給料をどうやって払っていくか。やっぱりある程度の売り上げをせんと,給料払えんじゃないですか。そこら辺は,私は役員でも何でもありません,神石の人間ですが,とやかく言えませんが,よく地元にしてもそうですし,役員会,役員会というても182ですか,今はもう,百彩館はもう潰しとるんですからね。そこでよく議論をしてやっていただきたいというふうに思います。 ◎町長(入江) 権力を使って強引にやったということには当たらないなあというふうに私は思ってますし,地域の意見をしっかり聞くということで進めてますので,先ほど申し上げましたように,サポーターズクラブへこの結果をお返しして,今こういう状況で,これからじゃあどういうふうにやっていくかと,赤字は全部行政が負担すればいいというもんでもありませんから,しかも今こういう状況を受けて,もうもちろん会社のほうでも次の段階を考えているところです。それをサポーターズクラブ,地域の方々と話をしながら進めていきたいというふうに考えておるところです。 ◆7番(久保田) 前町長時代には,次年度の事業計画というものを立てられて,例えば売上目標を幾らにするとか,そういうものを出しておられます,決算書を見たらあります。これ去年の決算書なんですが,平成30年度はこういうふうにやっていきますと3ページにわたって書いておられます。 ところが,今年の道の駅の182ステーションの決算書というか事業報告書,これを見たら,油木百彩館支店につきましてはサポーターズクラブの皆様のご支援をいただきながらどうのこうのというて3行しか書いてないんですよ。いや,本当ですよ,これ。これ182ステーションの議案書ですよ,この前来ましたよ。3行しか書いてないんで,売り上げをどれだけ持っていくとか,どういうふうにして努力してするとかというんが全然ないんですよ,どういうふうにしょう思うてんですか。もう百彩館は,もうこのままだったら恐らく潰れますよ。潰れますというか,潰してんだろうと思うんですが,よくわかりませんが,それでいいんですか。だから合併なんかしちゃあいけんというてわし言うたんですよ,どうなんですか,そこは。 ◎産業課長(瀬尾) 百彩館は設立当時から地元の方に愛される地域の活性化につながる施設だということで,そういう思いででき上がった施設でございます。そういった思いの施設を潰すという考え方は全く持っておりません。 昨年10月1日から会社は182ステーションのほうに変わりましたけれども,事務レベルの段階ですが,182ステーションの2階において,今度は百彩館支店の経営等についても毎月定例会を開催しているところであります。旧百彩館の役員でありました方を,2名も今度182ステーションの役員の構成員として加わっていただいております。サポーターズクラブ,あるいはそういった役員の方々の意見というものを尊重しながら,百彩館の経営について持続可能な経営についても考えていきたい,その具体的な方策として,現在事務レベルで出ていますのは,今開発中の料理ですね,商品,何ですか,いろんなこの間食べていただいたやつ。 ◆7番(久保田) 商品開発。 ◎産業課長(瀬尾) はい,商品開発。 そういったものも百彩館のほうでも販売していこう。そして,備後圏域には数多くの道の駅があります。そういったところで扱っている商品についても閑散期については置いていったらどうでしょうかということを,今度は役員あるいはサポーターズクラブのほうへ提案していきましょうというような案も持っておりますので,品数がないとどうしても来ていただいたお客さんがすっと歩いてそのまま帰っていくと,かなりさみしい状況も店員さんは感じておられます。 ただ,先ほど町長も言いましたが,まだ半年しかたっていない,そういった状況の中でなかなか結論がまだ見えてこないというのも現状でございますので,現段階ではそういったことで検討しておるというところでございます。 ◆7番(久保田) 売上目標は,大体どれくらい立てておられるんですか。というのは,従業員はそのままでしょう。だったら,ある程度の目標を立たんと給料出ないですよ。 ◎産業課長(瀬尾) 従業員の状況でございますが,正職員の数は変わっておりません。 ただ,パート職員については,10月1日以降は雇用していないという状況でございます。その部分については,人件費的には減ってきておりますが,当初合併していましたピーク時の売り上げが8,500万円前後ありましたので,これが今の当面の目標値ということになります。 ◆7番(久保田) 総括は8カ月しかたっていないのでまだ早いと,できないということなんで,ほいじゃあ,今年また1年待ちましょう。結果を見て,いい結果が出ればまた,そのときにまた報告してほしいというふうに思いますし,今後の展開なんですが,あそこへ,前店長のときには食堂もありまして軽食,これを出しておられましたが──時間も余りないんですが──出しておられましたが,店長替わったらもうすぐやめられた。こういうところで売り上げが落ちております。売り上げが落ちておるということは,従業員の仕事も減ってきとるということがあります。 それで,店長も百彩館と道の駅のかけ持ちをやられましたよね。4月からどうなんか知らん,今もかけ持ちをやっておられるんですか。そんなことで店長が務まるんかということを昨年の9月議会でも私質問したんですが,務まるようにか何かよく覚えておりませんが,副町長の答弁では務まるようにしっかり指導するという答弁が多分あったと思うんですが,どうなんですか。今も,今後もかけ持ちをされるんか,それとももう常勤というか,百彩館へずっとおって責任持って,あそこの店を責任持ってやられるようにするのか,どういうふうな考えでしょうか。 ◎副町長(森重) 店長につきましては,現在道の駅の部長と,それから百彩館の店長をかけ持ちということでございますが,今後組織の中で,統合して以降,これからどういった方向でこの収入を上げていくかということもありますが,会社の中でそういった人事についてはしっかりと考えていきたいと思っております。 ◆7番(久保田) 時間も限られておりますんでこればっかりできんのんですが,役員会等々もありますんで,しっかりこのことは本当議論してもらわんと,もうだめになりますよ,あそこ。店長がかけ持ちをしょうたんじゃあ,やっぱり常勤でおってせんと。それから店舗のリニューアル,店のリニューアルというようなことも先般の住民説明会でもありまして,どういうような要望もあるかわかりませんけれども,よく協議を,あの辺を協議をしていっていただきたいというふうに思っております。 次の財団法人の地域創造チャレンジ基金についてお伺いをいたします。 東京にある大槻美菜行政書士に依頼し財団を設立されたようですが,チャレンジ基金を運営する財団法人の運営費は毎年1千万円計上してありますが,どうしてそんなにかかるのですか。この財団が存続する以上毎年1千万円必要なのか,その内容となぜそんなにかかるのか,説明と見直しを求めます。 ◎町長(入江) チャレンジファンド運営事業についてでございますけれども,チャレンジ基金ですけれども,昨年度,今年度ともに,当初予算では運営補助金として1千万円を計上をしております。平成29年度に1千万円,それから民間の寄附もございましたから,ふるさと納税等々もございますが,平成30年の決算としては500万円ということになっております。この財団の特徴でありますいろいろなソーシャル的な寄附も集めていくということがございますから,そういうものが集まればもちろん運営経費にも回す部分もできると思いますから,補助金のほうも調整ができると思います,その運営についてですね。財団が安定してくるまでは,町からの補助金というものは今後も必要なのかなあというふうに考えておるところです。 ◆7番(久保田) これは今年度の当初予算,令和元年度の当初予算に計上してありまして,議論をいたしましたが,少し時間がなかったということで議論が深まりませんでした。 令和元年の財団は,いわゆる3千万円の当初予算ですよね,3千万円。3千万円の当初予算で,この前予算書を,議案書を受けましたが,それを見ると1千万円やっぱり運営費で上がっとるでしょう,1千万円ね。ほれで,私が言いたいのは,3千万円の事業をするのに何で1千万円も毎年毎年かかるんか,非効率ですよ,効率が非常に悪い。そう思いませんか。 ですから,これは見直しをすることはできんのんかということを今回質問したんですが,この予算を見ますと,運営費と役員手当に60万円,給与が433万円,旅費,交通費が200万円,支払手数料が300万円。これが,運営費がこんなにかかるのに,誰に支払うんかとちょっと聞きましたら,これ東京の人に支払うんですね。役員は,参事らおられるから多分参事らがもろうてんでしょうが,給与とかね,これ東京の人でしょう。旅費,交通費200万円,東京とか来りゃあ,そりゃあかかりますよ,旅費じゃあ,宿泊じゃあ,何じゃあ全部すんですから,そこら辺何とかならんのですか,これ町費ですよ。 町長,そう思いませんか。そりゃ,町長公約だからどうでもやりたいのはわかりますよ。わかりますが,昨年の豪雨災害なんか見てください。国の補助,新しく町の補助ができましたよ。しかし,それにかからんちっちゃい10万円以下,5万円以下ですか,10万円以下の,例えば田んぼののり面が,畦がずったとか,水路がちょっと壊れたとか補助金にかからん分があるでしょう。それは,地域でボランティアで直してくれえというて言われたんですよ。ほで,2万円の予算がつきました。これは1カ所当たり2万円じゃないんですよ。地域でやって,やられたところにお茶代だけでも出しましょうかというて2万円ですよ。1カ所当たりでなしに,地域で,住民の人は非常に困っちゃったんですよ。そういうところにはお金をつけんこうおって,何でこれ東京の人へこんなに予算出すんですか。わしは全くわかりませんよ,もうちょっと町民が喜ぶようなことをされたらどうなんですか。 ◎町長(入江) もともとこのチャレンジ基金につきましては,補助金という考え方から投資,出資という形で資金が循環をする仕組みをつくりたいというふうに考えて,そういう考えのもとに進めてます。しかも町のお金だけではなくて,民間からの寄附金,ふるさと納税等々もありますけれども,そういうものを,寄附をその資金に充当していこうという新しい取り組みでスタートしてるところです。 このお金があるから災害の補助金が少ないとかということではないというふうに思います。それはそれで別の問題だと思います。2万円が,例えばじゃ20万円になるのかというのはまた別の話ではないかなと。 ◆7番(久保田) 違う,違う,違う。 ◎町長(入江) 4万円でも3万円でもいいですけれども,そういう問題ではないんじゃないかなと,私はちょっと別の,それは別の話だなあというふうに考えてます。 もともとスタートしたときは,やっぱりスタートアップのときは,軌道に乗せるのにやはり専門家の意見,スキルが必要だということで,東京のもともと外資系の証券会社におられた方ですけれども,そういう方をお願いをして進めてきたわけです。これが,地域で今後は運営ができるような形に持っていこうということで,それはもともとそうですから,そういったことで今その話を進めているところですから,その地域で運営ができるような形になれば経費のほうもぐっと減ってくるんだというふうに思ってます。 ◆7番(久保田) 財団の運営について,民間から寄附を募っているということなんですが,今までどれくらい寄附がありましたか。 ◎政策企画課長(岡崎) 29年度,30年度で1,100万円の寄附が,いただいております。それから,ふるさと納税が昨年度二百数十万円入ってますので,今指定寄附とふるさと納税という制度を使って,寄附が230万円ぐらい入ってます。 ◆7番(久保田) いや,だから,全部で。 ◎政策企画課長(岡崎) 大変済みませんでした。 平成29年度,30年度で1,400万円の寄附が入っておると思います。 ◆7番(久保田) 寄附については,29,30年度で合計が1,400万円。1,400万円あるんですね,寄附が入っとるということなんで,これが寄附が増えれば町からの出資が,出資というか運営費を出すのは減ると思いますんで,これをどれくらいまで,寄附ですからね,相手のお金を待たにゃいけんのんですよね。だから,そりゃあまあ予算も上げるということは非常に難しいと思うんで,できるだけこれは寄附を増やしてもろうて,PRしてもらって,町のお金をできるだけ出すことをやめるようにしていただきたいと思います。 それから,投資の内容なんですが,株式購入や私募債の購入ということの,これは法人の投資方法だろうと思うんですが,これファンドの相手は個人も対象になっておりますよね,個人も。それと,個人の場合は株式買うというても,法人じゃないからできませんし,個人の場合はこれはどういうふうにされるんです。 ◎政策企画課長(岡崎) 提案をされるときは個人で提案をされることがあると思いますけれども,これをチャレンジ基金の対象の支援先と定めるときには,法人なりをしていただくことになっております。 ◆7番(久保田) 法人。 ◎政策企画課長(岡崎) 法人になってもらいます。 ◆7番(久保田) 法人なり。 ◎政策企画課長(岡崎) 法人格を持っていただくようにします。 ◆7番(久保田) そうすると,個人は対象にならないということなんですね。 いや,この議案書では個人も何とかかんとか書いてあった,この議案書,この前来た議案書に,個人。法人と個人。個人も対象にするようなことがこれへ書いてあったんですよ。 ◎政策企画課長(岡崎) はい,そうです,合っています。 ◆7番(久保田) 後で読んでください,これへ書いてある。 ◎政策企画課長(岡崎) ええ,そうです,そうです,合っています。 ◆7番(久保田) だから,個人の場合はどういうふうに。 ◎政策企画課長(岡崎) じゃけえ,法人なりをしてもらう。 ◆7番(久保田) 投資というか,これやっぱりお金を貸してんかなあ思うとんです。じゃけえ,個人の場合,申請があっても法人格を持つようにすると,してもらうということなんですね。はい,わかりました。 それともう一件,創造チャレンジ基金のもう一点なんですが,これ町の300万円出資して,法人にしてあるんですよね,町の出資ですね。その場合,議会から監査,この役員というほどではないんですが,監査を出すことはできないんですか。町の出資なら,全然議会もかんでもいいんじゃないかなと思うんですが,かむ言うちゃあいけんのですが,いわゆる監査ですよ。町の行政だって,民間の代表委員の方と議会選出の監査委員おられますよ,今でもよくやってくれておられると私は思いますよ。だからこれ,町全額の出資したあれでしょう,全然民間のはないんですから。 ですから,こういうことを,これを立ち上げるときに私質問をしたと思うんですが,いわゆる監査はどうなんかなあ言うたら,それはできませんというて,課長多分おっしゃったと思うんですが,わし何でできんのんかなあ思うて今質問するんですが,そこら辺どうなんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 出資は,町が出資をして一般財団法人をつくって設立をしております。 一般財団法人の経営については,財団法人の理事会,それから評議員会で決定されるということになっておりまして,理事,それから監事については,理事会の承認,それから評議員会の承認ということで,財団内部で決定をされていただいております。ですから,財団が第一義的に理事,監事を選任をするということになります。ただ,町が出資をしておりますので,今定例会にも報告事項として申し上げておりますけれども,1年間の経営状況については報告をさせていただくということになっております。 以上です。 ◆7番(久保田) はい,わかりました,要は出されないというように受けとめました。 それでは,次の質問に入ります。 予算審議における賛成討論の内容について確認をさせていただきます。 町紹介PR事業は,議員各位の意見を尊重しての事業執行を望むということを,賛成討論の中にありますが,これ見直しをどのようにされたか,お伺いします。 ◎町長(入江) 三つ,三つ,ちょっと全部言ってもらいたいんですけど。 ◆7番(久保田) ああ,全部かな,失礼。失礼,失礼。 2番目,チャレンジ基金の運営は,計画などの十分な吟味や保証人の設定なども考慮され,厳格な審査を望む。どのようにされましたか。 次の3番,予防接種事業は,重要性を認識され,弱者の立場に立った施策を望む。どのようにされましたか,お伺いをいたします。 ◎町長(入江) 3月の予算審議の件,賛成討論対応でございますけれども,1番目の町の紹介PR事業についてですが,町を戦略的にPRする目的で町内,福山圏域から広島県内全域,そして関西圏から全国へと系統的に,雑誌への掲載や政策提言を図案化,ラッピングトラックを全国へ展開するなどの事業を計画していたところでございます。3月定例議会において,その事業手法等々について十分煮詰まっていない,議論が深まっていないというご指摘を受け,再度内部協議を重ねてきたところでございます。 3月定例会において,まるごとにっぽんで出展ですけれども,それ以外はやらないというふうに私が答弁をしております。今回,しかしながら,その定例会以降に年賀状がありましたけれども,郵便局と連携してやる年賀状につきましては,郵便局も含め強い要望もございました。大変,まるごと以外はやらないと申し上げておりましたけれども,この年賀状の取り組みだけは取り組ませていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。ほかにつきましてはご指摘のとおり取り下げる,今回そういう補正予算としております。PR事業活動をやめるということではなくて,どうすれば戦略的で効果的に実効性があるかということをこれからも検討して進めていきたいと考えております。 2番目のチャレンジ基金の運営ですけれども,平成29年度の財団法人設立の段階から資金の拠出は,出資または私募債の引き受けで行うということでスタートをしております。その定例会のご意見を受けて,理事会でも協議をされた結果,融資ではないので保証人や担保設定という方法をとることは困難だということでございます。財団の案件評価検討委員会へは公認会計士,中小企業診断士の資格を持つ大学教授に入っていただき,専門家の視点で厳格に審査をいただいております。 先ほども申し上げましたけれども,もともと補助金からお金が回る仕組みをつくろうということで,このチャレンジ基金を設立したものでございます。ですから,補助金にあっても全て保障とか担保設定をしているものではありません。 次の3番目の予防接種事業ですけれども,高齢者等インフルエンザ予防接種事業と高齢者肺炎球菌ワクチンの接種補助事業につきましては,3月定例議会において答弁をさせていただいたとおり,本年度は前年度同様に自己負担はなしということで実施をさせていただきます。今定例会の補正予算で358万円の増額を提案をさせていただいております。 以上です。よろしくお願いします。 ◆7番(久保田) 答弁いただきましたが,まるごとにっぽんのブース利用以外は見直すということを私らの前では言われましたよね。ほいで,議会広報にもこれとこれ出しておるんですよ,町議会だより,みんなの町議会,これコピーしてきましたが。 そうすると,議長,これはどうなるんでしょうか。議会が虚偽の報告を町民の皆さんにしとるということになると思うんですよ,これはあと協議されんといけんのんじゃないんですか。いや,これ使い道が適切なのかというて,これ議会広報へ出とるんです。ほしたら結果が,まるごとにっぽんのブース利用以外は見直すというて言うて,今の答弁ではトラックのラッピングはやめました,それから何じゃったか,月間タウン誌の情報誌とかいろいろあります。それで,年賀はがきだけは郵便局から要望があったから,これは復活します,復活というか予算どおりしますという答弁ですよね。そうすると,これが住民の方へ配っとるの,これ違うんですよ。これはあと,議長,あと協議をお願いします。 もう時間がありませんので,次のチャレンジ基金の保証人の問題,これは3月議会でも同僚議員のほうから質問がありましたし,また予算審議のときの中にも私質問したんですが,お金を貸すんでないから担保は必要ないという理事会で決定されたと,担保というか,保証人ですか,保証人は必要ないということなんですが,これも我々の議会のほうの賛成討論の中を,理事会のほうが認めんかったと,ひっくり返したということになります,結局は,結論からいうと。あそこまで保証人を立てにゃいけんのじゃないかという質問もあった中で,保証人もなし,担保もなし,無利息,無利息,こういう事業をこのまま進めていっていいのかどうか,今年は予算通しましたからあれですが,また継続されるようでしたら,しっかりこのことはまた私は議論をせにゃあいけんというふうに思っております。 次の,最後の予防接種の見直しについては,これは,町長の提案は自己負担を,インフルエンザについては千円自己負担,肺炎球菌については2千円自己負担ということを求めておられましたが,これはこれまでどおり無料で予防接種を行うということで,大変町長よく譲歩をしていただいたと私は思っております。また,高齢者の方も大変喜んでおられるというふうに思っておりますんで,ぜひとも高齢者福祉の充実につながるというふうに思いますので,ぜひとも続けていっていただきたいというふうに思います。 時間もありませんので,最後にちょっと苦口を申し上げておきます。 5月28日から31日まで,議会では議員と住民の方との対話集会を開催しました。出席された方から町行政に対し,また我々に対し厳しい意見や貴重なご意見を賜りました。まことにありがとうございます。しかし,残念なことに,町行政の最高責任者である町長,副町長はどの会場にも出席されませんでした。牧野前町長,垰本前副町長はどこかの会場に出席されておりましたが,こういう姿勢でいいのでしょうか。一応申し上げまして,質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松本) 以上で久保田議員の一般質問を終了します。 ここで休憩といたします。 再開は11時15分とします。(午前11時05分) ○議長(松本) 再開します。(午前11時15分) ◆3番(赤木) おはようございます。 それでは,通告に従いまして2点,私は切田養鶏所跡地の活用,方向性と子どもの貧困の現状とその対策ということに関しまして質問をさせていただきます。 まず最初に,切田養鶏所の跡地,これの方向性についてお伺いをいたします。 三和地区高蓋,切田にある養鶏場の跡地ですけれども,これ何年か前に近隣県に本社を置く大手小売店から跡地を活用したいという話があったというふうに聞いております。その後,その計画はなくなったという話は聞いておりません。現状はどうなっているんでしょうか。 そして,話が進んでないとするならば,その原因は何か,それに対しての対応はどうなっているのか,これに関しましてお伺いしたいと思います。 ◎町長(入江) 切田養鶏場跡地の方向性でございますけれども,候補地の選定や地域住民への説明などを経て,農業版企業誘致の実現に向けて平成30年度は企業,県の関係機関,町で月一回程度の調整会議をしてきたところでございます。 現在課題となっている事項としましては,食鳥処理を行う施設の候補地を町外で選定をされており,100万羽規模の食鳥処理に要する用水が確保できる候補地の決定,また既存の鶏ふんの処理問題,実施する場合の国庫補助金の採択等の課題があるというふうに認識をしております。 事業着手のめどはまだ立っておりませんけれども,課題の解決に向け,今後もこの調整会議を開催して課題解決を図っていきたいと考えておるところです。 以上です。 ◆3番(赤木) 今も継続中であるということは,農業版企業誘致の可能性も十分あり得るという理解をさせていただきました。 その課題なんですけれども,食肉処理を行う施設というのは町外なので,これは特に我が町としてはそこまで関係があるところではないというふうに理解しております。もう一つの,特に問題になってくるのは現在の鶏ふんの処理に関しまして,これはどういうふうにするのか,現在あそこは民有地ですので,民有地であるならば,本来はその養鶏業者の方が行うべきであろうというふうに考えておりますし,また,これが近年流出して近隣の市にご迷惑をかけたというふうな現状がございます。また,豪雨というか梅雨の時期もやってきておりますので,こういうことに対しましてどういうふうにしていくかというのを早急に解決しないといけないのではないかというふうに考えているのですけれども,その件に関しましてはどのようにお考えでしょう。 ◎町長(入江) この切田の大量の鶏ふんについてですけれども,議員おっしゃられるとおり近隣の町に流れたりするということが現実としてあります。非常に量も多くて,どういうふうに処理をしていったらいいのかということを今町も県と一緒に,民間の所有施設でありますけれども,行政も一緒に今考えているところでございます。なかなかいい手法がないなと,金額も相当な額になるということで,非常に頭を悩ませているんですけれども,先般ある方のご紹介をいただいて,非常におもしろいというか,焼却炉なんですけれども,そのものを,有機物を燃料としてガス化して,そのガスでそれを燃やすということで,非常に1,000度近い高温で処理すると,煙とかにおいもないと,基本的にしかも燃料がほぼ要らないということで,また熱が出ますから熱利用もできますし,発電もそれ用の発電があるということで,そういうものをちょっと紹介をいただいたんですね。鶏ふんの処理についても処理が可能じゃないかということで,これからちょっと検討をするということで,今具体的な検討をいただいているところです。法的な対応ももちろんありますから,同時にその法的な対応をどういうところが課題になるのかというところも含めて,今検討いただいているところでございます。 ◆3番(赤木) 非常に処理のめどが立っているということで理解していいんでしょうか。なかなかそういうことも必要ではあると思うんですけども,例えばそういう施設をつくるとした場合,この設備に関しては恐らくかなりの金額がかかってくるというふうに思っております。そしてまた,その鶏ふんの処理のこの金額といいますか,いずれにしても先ほども申しましたように本来は養鶏業者の責任ではないかと思うんですが,そこのところお金の流れというのはどういうふうになってくるのか,あるいはその養鶏業者の責任というのはどういうふうになってくるのか,この件に関しまして町としてどういうふうに考えていらっしゃるかをお伺いしたいと思います。 ◎町長(入江) この紹介をいただいた焼却施設ですけれども,非常に高額なものでございます。それでめどが立っているかということでは,めどは立ってるということではないんですね。 ただ,今検討をいただいてると,鶏ふんも処理できるだろうということで検討いただいてます。相当なお金がかかるんじゃないですかという話をしたら,10億円以上かかるんだという話でしたけども,それが今北海道で1基稼働をしてるんですね,実際に。本土側でも取り組みたいと,非常に有益なというか,有効な施設でありますから,本土側で一つモデル的にやりたいというふうに言われてます。基本的に,その本体の費用についてはほぼ要らないような状況で検討をしたいというふうに言っていただいてます。そんなことがあるのかというふうに思われるかもしれませんけれども,まだまだちょっと夢のような話ですけれども,現実的に業者の方ともお会いしましたし,北海道でも運用を開始してるということで,一度見にも担当が行ったらどうかという話をしているところです。 鶏ふんの処理についても,ざっくり2億円から3億円程度かかるんじゃないかと,どういう処理の方法があるかというのもまだ具体的になってないんですね,県と協議をした中でも。ですから,そういったことを鑑みると,ほぼ負担が要らない状況でできるんであれば,その切田養鶏場は広いですから,あそこの再開発という部分も含めて検討の余地はあるのかなあというふうに思っているところでございます。 まだまだこれでよし,じゃあめど立ったぞということではありません。もともと個人の施設ですから,基本的には個人が費用負担をして処理されるのが道理ですけれども,なかなかそれが難しいということで,今も例えば雨で流れたりするとうちの環境衛生課の職員も行って,本当くそまみれになってその対応をしてるんですね。ですから,そこは一緒になって考えていこうというスタンスで今は考えております。 ◆3番(赤木) 何かもう焼却炉の件に関しましては,非常に本当かなあみたいなところがあるんですけれども,実にうまい話なんで裏があってはいけないなとは思うんですが,やっぱりその施設をつくる場合,場所の選定とか非常に重要になってくると思うんですよ。例えば,今現在産廃処理の施設が町内にございますけれども,ここも非常に煙とかで問題になって,非常に微妙なところといいますか,処理場所とかに関しましてそういうのもあると思うんですが,そこら辺のことはどういうふうに思ってらっしゃるんですかね。 ◎町長(入江) この業者と話というか,説明を聞くときには環境衛生課長も同席をしてますけれども,基本的にはそんな大きな施設ではないんです。30トンぐらいのトレーラーで移動ができるようなものだというふうに言われてます。 先ほど申し上げましたように,もちろんそのダイオキシンとか,そういうものは法的にはクリアする必要が絶対ありますから,そういうところは問題ないと,今現実もう稼働してるんで,そこはタイヤを燃やしてるようですけれども,全くにおいとか煙もないということで,もちろん出れば,それはもう運用できないわけですから,そこは対応をしっかりしていきたいと。地元ももちろんその近くでないと,その鶏ふんを例えば遠くへ運ぶということは難しいですから,その切田の中にということになると思いますけれども,そこはもう少しこの話がどんなものかとかということが具体化したら,地域の方々ともしっかり話をさせていただきたいと。まだ,しかも夢のような話ということなので。ただ,ものがもう今稼働してるということでありますから,実現性はかなり高いんじゃないかなあというふうに思ってます。 ◆3番(赤木) この件に関しましては非常に希望的でございますんで,ぜひとも話をしっかり煮詰めていただいて,実現に向けていっていただきたいというふうに思います。 それと,先ほどの鶏ふんの話ですけれども,本来は業者がするというところでしたけれども,従来の流れですと,例えば町が行った場合は強制執行とか,そういった形を行いまして,その請求を業者のほうに行うという流れではあると思うんですが,その辺の回収の見込みとかあるんですか,例えばそういうお金を請求した場合。 ◎産業課長(瀬尾) 今ご指摘ありましたように,民間から発生された,事業者から発生された産廃物ですから,基本民間,その業者が処理するというのがこれが責任であります。ただ,その業者が万が一できなかった場合,あるいは倒産したようなケースの場合で周りの周辺の町民等に迷惑をかける,これは何とかせんといけんという事態の場合には,行政代執行という手法がございます。その事業者にかわって行政がそれを処理して,ただし,それを処理するための経費はその事業者に請求すると。 ただ,その請求した場合にどうなのかっていうご質問でございますけれども,そういった経営状況まではっきりとまだ調べた段階ではございませんけれども,本来であればその業者が処理しなければならないものが今の現状にあるということは,そういった能力を有していないというのが私の考え方でございます。 ◆3番(赤木) ということは,例えば今現状環境的に非常に問題になっている状況もございます。そういった中で町が,今の話ですと町が最悪かぶってその鶏ふんの処理を行っていくというふうな形になっていくというふうに聞こえたんですが,それで間違いないんでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) そうならないように今,先ほどもありましたけども,大手農業版の企業さん,あそこでブロイラーを飼いたいというお話も進めておりますし,また先ほど町長からもご紹介ありましたけれども,まだ現実的になるかどうかというのはわからんですが,もう北海道のほうで実践されてる業者のほうからもそういった提案がありますので,そういったことを模索する中であの処理ができればいいなという考え方でございます。 ◆3番(赤木) ちょっと希望的な話なんで,課題解決に向けて頑張っていただければというふうに思いますし,課題解決の暁には農業版の企業誘致も可能であるというふうな話でありましょうから,ぜひともこれは頑張っていただきたいなというふうに考えております。 次の質問に参ります。 続きまして,子どもの貧困の現状とその対策についてということで質問をさせていただきたいと思います。 全国的に子どもの貧困ということが問題になっております。平成25年6月には,子どもの貧困対策の推進に関する法律というのが成立いたしました。それほど子どもの貧困が国として取り上げていかなければならないほど問題になっているというふうな話ですね。平成28年度国民生活基礎調査による子どもの貧困率というのが13.9%で,約7人に1人が貧困ではないかというふうにされております。また中国新聞,これが独自で行った試算によりますと,広島県内では9万1,774人で19.5%が貧困という調査もされております。 子どもの貧困の問題ということは,ちょっと説明させていただきますけれども,所得が低いことによって教育の機会を得ることができなかったり,その所得が低いことによって家庭内でのストレスが高くなっていく,そのことによって,それを子どもが受けることによって精神的に不安定な状態となっていって,例えば勤労の意欲,その現状を見て子どもたちが勤労に対する意欲,これが失われていったり,もしくは子どもたちのストレスになっていって,それが自己肯定感の減少とかストレスにつながっていって学力も低下していくというふうなことを,これは国際NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンというのがそういったことを調査をしております。 そういうことで,非常に子どもの貧困というのは,子どもたちの未来を奪っていくというふうで,非常に大事な問題ではないかというふうに思っておりますけれども,またそれが次の世代までそういうふうにつながっていくという可能性も高いということでございます。これは非常にこの社会としても望ましいことではないというのが国の見解でございますし,我々もまたそういうふうに思っております。 そういった社会情勢,子どもの貧困が叫ばれている中で,じゃあ我が町の現状というのはどういうふうになっているのか,そしてどのような対策をしていっているのかというのをお伺いしたいというふうに思っております。 ◎教育長(馬屋原) 子どもの貧困対策についてでございますが,先ほど議員おっしゃったように,この子どもの貧困対策に関する法律というのは,子どもの将来がそのまま生まれ育った環境によって左右されることのないように,貧困の状況にある子どもが健やかに育成される環境を整備をするとともに,教育の機会均等を図るため,子どもの貧困対策を総合的に推進をすることを目的とした法律でございます。 神石高原町の現状についてでございますけれども,神石高原町独自のこういった調査等は実施をしておりませんので,十分な把握はできていないというのが現状でございます。 ただ,いろんな状況がございますので,教育委員会の対策といたしましては,子どもの教育環境を支えるということで,就学援助がございます。平成30年度より事前に入学等の準備ができるように,小・中学校入学前に就学援助費の支給を行っているというところでございます。 また,子育て支援といたしましては,スクールソーシャルワーカーの配置等も現在行っているところでございます。このほか,町としましては生活支援,保護者に対する就労支援あるいは経済的支援等があります。そして,子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会を実現することが求められているのではないかなというふうに考えております。 以上であります。 ◆3番(赤木) 現状を教育委員会として独自の調査は実施してないということで,十分な把握ができていないということですけれども,恐らく先ほど中国新聞等の調査の統計を出しましたが,これは就学援助金もしくは奨学給付金をもとに出されたものだというふうにお伺いしております。 ちなみに,先ほどの就学援助金というのは町内一律に入学した児童・生徒に対して給付をするもんですけれども,例えば月々,例えば学用品とか体育実技用品あるいは通学用品とか修学旅行費,PTA会費,そして学校給食費などを別に給付する,そういう制度があると思うんですけれども,これに関して,これから例えば子どもの貧困と,貧困率というのを推測するのは可能なんでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) この貧困率というのは,非常に複雑名計算をもって出されているものだというふうに把握しております。したがって,この貧困率と当町が実施しておる就学援助率というのが同一かどうかというのはわかりませんが,ほぼ似通った数字にはなるかなあというふうに思っております。 先ほど議員おっしゃったように,この就学援助ということにつきましてはさまざまな,とりわけ子どもたちが安心して勉強ができるように学用品費の購入等々に充てていただける,そのために先ほど申しましたように入学準備がきちんとできるようにということで,前倒しをして今お支払いをしているというところでございます。 ◆3番(赤木) 先ほどおっしゃられた前倒しをしてお知らせしているというのは,これは多分貧困世帯にかかわらず,全児童・生徒に対して行っているものだというふうに認識しておりますけれども,そうじゃない状況っていうのはどうなんでしょう。 ◎教育長(馬屋原) この就学援助制度というのは,全家庭にということではございません。あくまでこの就学援助制度というのは,こういう要件に該当される方は就学援助費のお支払いに該当しますので,申請をしてくださいというふうな文書を全家庭に配付をしております。それによって申請が上がってきまして,その申請を認めて就学援助費を支給するということになっておるわけでございます。 ◆3番(赤木) ということは,当初おっしゃられた全家庭用の,例えば入学前に給付される就学援助とは別に,またそのいわゆる申告された家庭に対して就学,もしくは奨学金があるというふうな理解でよろしいんでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) 就学援助費というのは,あくまで申請に基づいてこちらのほうが支援をしていくというお金でございますので,奨学金等々はまた違うものでございます。 奨学金等というのは,もちろん所得等にも関係してきますが,また別の申請の様式になっておりますので,就学援助費とは全く異なるものでございます。 ◆3番(赤木) ごめんなさい,ちょっと説明が悪かったのかもしれませんが,我が町としての施策として入学前に,例えば小学校入学時,中学校入学時には幾ばくかの給付金を出しているというのは一つありますよね。給付金というか,その補助,それとはまた別なものであるという認識をさせていただいておりますが,これが先ほどの話では,大体全国平均的なものというふうにお伺いしたんですけれども,もう一度お伺いしますが,例えば貧困家庭といいますか,給付をしてほしいという内容がほぼ全国平均並みにあって,これの給付というものをちゃんと行ってるよという周知というのはどれぐらいなされてるんでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) 先ほど申しましたように,就学援助金については全家庭に,全保護者に周知をしております。ただ,そこから該当要件を記載しておりますので,その該当要件に当たる方は申請をいただきたいというふうな流れになっておりまして,先ほどからおっしゃってる給付というのは,小・中学校入学の祝い金というのは,町のほうが給付をしているという,これとは全く別の制度でございます。 ◆3番(赤木) 理解いたしました。ありがとうございます。 それでは,今の話をまとめますと,随分子どもの貧困に対しては,町としてはそれなりの手当てを行い,また周知もしているので,恐らくはそういう家庭は少ないであろうという理解でよろしいんですかね。 それと,先ほどちょっとお話をされましたけども,スクールソーシャルワーカーという単語が出てきましたが,これは恐らくソーシャルワーカーですんで学校を中心としていろいろな課題に対して連携していくものだと思うんですが,これに関しまして,子ども,これの行動と,スクールソーシャルワーカーの使い方と,そしてそこからのフィードバック,そういうのがあるかどうか,お伺いしたいと思います。 ◎教育長(馬屋原) スクールソーシャルワーカーでございますが,現在教育委員会の所属として2名のスクールソーシャルワーカー,今年度1名増やしましたので,2名のソーシャルワーカーの方にご活躍をいただいておるということでございますが,このスクールソーシャルワーカーというのは,児童・生徒が生活をしていく中でさまざまな問題を抱えている子どもと,そして家族を支える専門職ということでございます。学校とか,家庭とか,地域で暮らしやすい生活の支援でありますとか,このスクールソーシャルワーカーの方は社会福祉士とか,精神保健福祉士等々の資格を持っていらっしゃいますので,そういった方々に福祉制度の活用などを通して児童・生徒の支援を行うということでございます。そして,その相談を待ち受けてるだけではなくて,学校と連携をしながら家庭訪問を行っていただいたりというふうな取り組みもやっているというのが現状でございます。 ◆3番(赤木) スクールソーシャルワーカー,配置を2名ということでございますけれども,このスクールソーシャルワーカーは,どういうところから要望を受けて,あるいは恐らく学校の現場から要請を受けてであるとか,教育委員会あるいは福祉の関係から要請を受けてお伺いすると思うんですが,具体的に学校からどの程度それに対しての要望というか,要請があってスクールソーシャルワーカーは動いていらっしゃるのでしょう。 ◎教育長(馬屋原) 基本的には学校を通しての要望があって,そして出向いていただいているということでございますが,どれくらいという,その案件によってもかなり違いますが,このスクールソーシャルワーカーの方はやっぱり保健課とか,福祉課との連携が容易にできるということで,それぞれつながりを持っていただいておりますので,いろいろな家庭の状況においては保健課と連携をしたり,あるいは福祉課と連携をしたり,そして学校と総合的に考えていろんな対策をとっていくというふうなことにとって,非常に有効な一つの私はスクールソーシャルワーカーの役目だろうというふうに考えておりますが,毎日ということではございませんで,お一人の方は週1回ということでございます。したがって,それまでにそれぞれの学校からいろいろ要望を聞きまして,そして学校を通して保護者の方に連絡をして,日程を設定をしながら,そして訪問をしていただいているということでございます。もう一方は隔週というのが原則なんですが,ただし要望があればスクールソーシャルワーカーのご希望,日程を調整できれば対応していただけるというふうなことにもなっておりますし,学校のほうから講演というか,お話をしていただきたいというのも最近出てきておりますので,そういったときにはその要請をされた日にちに都合が合えばご参加いただいているというような状況でございます。 ◆3番(赤木) 済みません,スクールソーシャルワーカーからのフィードバック,例えば大体で構いませんけれども,大体何件ぐらいのところにどれだけの児童がいて,あるいはその中の細かい問題があると思うんですけども,そういったものというのは教育委員会としては把握してないのかというのがお伺いしたいんですけども。 ◎教育長(馬屋原) 何件というところまでは,具体的には私は把握しておりませんが,このスクールソーシャルワーカーの方は,そういった訪問が終わりましたら,訪問をしていただいたら必ず教育委員会のほうにおいでいただいておりますし,そしてそこの訪問の状況であるとか,そういったことをお話を聞かせていただく,そして,必要があれば福祉課であるとか保健課と連携をするというふうな流れになっておるところでございます。 ◆3番(赤木) でしたら,例えばスクールソーシャルワーカーの方を通して,あるいは学校の現場を通してその家庭の,個々ではないですけれども,全体の状況というのはある程度教育委員会として把握をしているというふうに考えてよろしいんでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) その相談内容について,あるいは対応については把握をしております。 ◆3番(赤木) その中で貧困と,家庭の貧困においての就学の困難とか,そういった話もやっぱり入ってくるというふうに理解してよろしいんでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) いろいろなご相談,それに対する対応がございますので,それはさまざまな要因がございます。貧困のみの要因だけではございません,さまざまな要因がありまして,それを解決していく,あるいはいい出口を見つけていくというところの相談に応じていただいているということでございまして,その貧困の状況が全てではございません。 ◆3番(赤木) 今回は子どもの貧困というテーマでお伺いしてるので,それに関しましての質問なんですけども,その子どもの貧困というのを,例えば今の話ですとスクールソーシャルワーカーも,教育関係においては学校の要請において動くというふうな話でございますけれども,例えばそういう中で貧困,子どもが貧困している状態を発見するのは,じゃあやっぱり学校の現場がメーンになってくるというふうな話だった,先ほど就学援助金の件も含めて考えているんですけども,それはその認識でよろしいんでしょうかね。 ◎教育長(馬屋原) 家庭の貧困の状況というのが,どういったところをもって貧困の状況かというのは非常に難しいと思います。学校はさまざまな子どもたちの状況を見ながら,そういったことについては把握しておるつもりでございますし,こういったスクールソーシャルワーカー等も通しまして,いろんなお話を聞く中でやはり把握をしていくというようなことをとっております。 ◆3番(赤木) 貧困,貧困というとすごく言葉にインパクトがあるので,貧困というと大変なことだなというふうに思われると思うんですが,私が言う,ここで貧困という定義においては,要するに就学,上の学校に,例えば高等学校であるとか,さらにその上に行くのが困難であるとか,もしくは学用品を購入する費用がちょっと厳しいとか,そういう程度のことになってくると今回は思っております。例えば,都市部のように生きるための糧が,昼の給食しかないというケースは,恐らく神石高原町ではまれだと思うので,そこら辺のところだと思うんですけども,まさかそういう給食のみが生きる糧という家庭はないと思うんですが,これあるんでしょうか。 ◎教育長(馬屋原) 現在の私の認識では,そういうご家庭はないというふうに思っておりますし,神石高原町は,おかげで給食費の無償化というところを数年前から取り組んでおるところでございますので,そういった心配はないんではないかと思っております。 ◆3番(赤木) 来年度から高校とか,さらに上の段階に行く場合においても,国も給付型の奨学金等の制度を発足させますし,全体的な流れとしてはその子どもの貧困という内容も行政のできる範囲ではいいほうに向かっているのかというふうに考えておりますけれども,いずれにしても一番最初に冒頭申しましたように,子どもの貧困というか,その貧困によって子どもたちのその将来が断たれてしまうというのが非常に懸念されるところでございますので,ぜひとも教育委員会,もしくは福祉課,保健課においては,そういうことがないように,もしくはそういうことを発見した場合には早急な対応をしていただきたいというふうに思っております。 ◎教育長(馬屋原) ご指摘のように,今でも連携を進めておりますが,また今後もそういった連携を進めながら状況把握に努めていきたいと思っております。 ◆3番(赤木) 以上で質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で赤木議員の一般質問を終了します。 ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午前11時52分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時15分) ◆9番(木野山) 昼一でございます。よろしくお願いいたします。 私は,このたび182ステーションのリニューアルについて,それから小・中学校生徒の通学時の健康管理についての2点について質問をさせていただきます。 まず,182ステーションのリニューアルについてでございます。 182ステーションのリニューアルは,予算の追加補正と工期の延長がなされ,本年度中の完成を目指し,着工の運びとなりました。実施設計の変更は認められず,ハード部分については設計どおりでございますが,売上増に寄与すると考えられる運営面でのソフト部分の計画変更は可能であるということでございます。 リニューアルに関する全容というのはしっかり議論ができ,全容はある程度予想の範囲内にございます。ですけども,その姿が見えない中で,町民の皆さん方の関心度は非常に高く,期待と不安が入りまじっております。その意味におきまして,改めてもう一度以下についてお伺いをいたします。 一つ,新設されるフードコートについて,店舗展開の具体的な内容,現在のたこ焼き屋さんと店舗との関連,提供される食品メニューのコンセプト,また費用対効果と売上目標,また考えられるフードコートに付随する施設。 2番目に,産品の確保は大丈夫か。エブリイ,また新設のJA店舗の出荷要請に対する対応の予測,また出荷者側の皆さんの高齢化による供給体制が弱体化をしておりますが,それの対策,また出荷販売手数料についても,3店舗とも違うようでございます。今後の対応策をお伺いをいたします。 3番目に,リニューアルされる新店舗の外装,外観と,また店舗展開,商品の構成,加工品の割合などどうなるのか,また陳列をするやり方,陳列方式,また外販の出荷体制についてお聞きします。 4番目に,百彩館は統合後半年を経過しました。経営状況について課題は見えたでしょうか。それに,課題に対する今後の方策。 5番目に,新たに一角を占めるということになりました観光協会との連携をどのように考えるか。 以上,5点について質問をいたします。 ◎町長(入江) 182ステーションのリニューアルについてのご質問でございます。 まず初めに,フードコートについてですけれども,フードコートは軽食や飲み物を提供することで,滞在するお客様や立ち寄り客の休憩,休息時にご利用いただき,道の駅182ステーションの利用度を高めていただくことを狙っているところです。 現在のたこ焼きや握り天を販売しているブースは廃止し,軽食類の販売はフードコート内に集約をいたします。 提供するメニューのコンセプトは,地元農産物等を使用し,調理が簡単であること,そして直販所の農産物を使用し,フードロスにも配慮できる商品として開発をしております。 売上目標は,現在売店と軽食を合わせて約5千万円ですけれども,1千万円増の年間6千万円を目指しているところでございます。 費用対効果についてでございますが,これは事業全体での目標となりますので,フードコート個別での効果の検証は難しいと考えておりますけれども,フードコートへ立ち寄られたお客様に軽食等をきっかけとして182ステーションへの愛着と関心を持っていただくことで効果は上がるものと考えております。 2番目の産品の確保は大丈夫かというご質問ですけれども,販売物の確保につきましては出荷者の皆さんに大変ご協力をいただいており,昨年度の販売額で見てみますと,エブリイで対前年比101%,182ステーションで対前年比105%と微増ではありますが,伸びつつある傾向にあります。また,JA福山市の新店舗オープンにより販路はさらに拡大されますが,産品の確保が大きな課題と認識をしております。商品確保のために,農家の育成や集荷体制の構築についても検討してまいりたいと考えております。 また,販売手数料に関するご質問でございますけれども,町が過半数を出資する第三セクターであるため,経営の動向を注視し,時には指導をしてまいりますが,一つの会社でございます。会社経営ということでございますから,会社の役員のお考えを尊重してまいりたいと考えております。 3番目の新店舗の外装,外観と店舗展開についてのご質問ですけれども,このご質問につきましては,後ほど産業課長から答弁を申し上げます。 4番目の百彩館の運営でございますけれども,油木百彩館支店の経営開始から半年がたち,パート部門の人件費削減や地元産品に特化した販売戦略に取り組んでまいりました。まずは年間を通してみないと,総合的な課題というものはなかなか出てこないのかなというのが現場の声であります。 昨年10月以降,地元の方々の意見交換をしっかり聞かせていただくということで,地元サポーターズクラブを設立し,そのクラブとの意見交換を重ねてまいりました。その中で,地元産の農産物や加工品の販売を中心に置いた運営ということがございまして,そういった形に切りかえ,町外からの来客者の確保に努めているところです。時期的にものがないということもありまして,昨年比で売り上げは減少しているのは事実でございます。 この結果につきまして,サポーターズクラブへもお返ししながら,さらなる検証,検討を重ねながら,改善に向けて取り組んでいきたいと思います。今後は,また集荷の利便性向上を図ることで商品の確保等に努め,運営,経営の安定化を目指していきたいと考えておるところでございます。 5番目の観光協会との連携でございますが,観光協会は,現在はきのこの森の管理センターに事務所を設置していますけれども,道の駅のリニューアル後は道の駅内のコンビニの前にあります,今は売店になってますけれども,そこに事務所を移転する予定でございます。移転後の事務所は道の駅の玄関口,施設の中でも玄関口に位置してますし,いわば道の駅の一等地になるところでございます。以前もこの道の駅内に観光案内コーナーを設け,観光協会との連携を図ったこともございました。道の駅に来られるお客さんから多数町内観光名所に関するお問い合わせがあることは事実です。今後は観光等についてお問い合わせをいただいた場合,即座に観光協会による十分な対応が可能となり,利用者の希望に迅速に応えることができるというように考えております。これは,道の駅,観光協会はもとより,町内の各観光地にとっても非常に大きなメリットにつながるというふうに考えております。情報のやりとり等をしっかり共有をすることによって,今まで以上の効果が促進できるというふうに考えているところです。 以上です。 ◎産業課長(瀬尾) それでは,今後の店舗等の外装,外観,展開等についてご説明をいたします。 まず,1点目の新店舗の外装,外観と店舗の展開はについてのご質問でございますが,新たに新築する産直市場店舗の外装や外観については,野菜の劣化を防ぐための空調にも最大限に配慮をしながら,外からの光を取り入れるというような工法をしてまいりたいというふうに考えております。また,壁の色についても,これまで議会からもカープ色,神石高原町はトマトも赤,それからカープ,広島県もカープが赤ということで,そういったカープ色を取り入れるなどのご提案をいただいておりますので,来客者に喜んでいただけるよう,その辺についても工夫をしてまいりたいというように考えております。 2点目の商品の構成,加工品の割合等についてのご質問でございますが,カテゴリーごとの割合はこれまでと同様というふうに考えております。ただ,新たな取り組みとなるフードコートで販売予定の新メニューやクラフトビール,こういったものの売り上げについては大幅な増額,先ほど町長の答弁にもありましたが,約1千万円ほどの増を見込んでいるということでございます。 3点目に,陳列方式についてのご質問であります。 これまでは3段方式,3段に商品を陳列しておりましたけれども,リニューアル後はお客様に見えやすく,かつとりやすくしていただくために平台を考えております。従来は出荷者に陳列していただいておりましたが,リニューアル後は,空になったコンテナ,それから山盛りになっているコンテナとばらばらにありましたので,出荷者の陳列だけではなしに,職員が陳列をしていくという方法も検討しておるところでございます。また,動線につきましても,特に女性に人気の高い青果コーナー,これを入り口付近に設置するなどして,楽しくお買い物ができる陳列方法を目指してまいりたいというふうに考えております。 最後に,外販出荷のご質問でございますが,現段階では外販出荷,要するに店舗外での販売というのは,予定はしておりません。 以上でございます。 ◆9番(木野山) 店舗の展開の具体的内容ということで質問をしたんですけども,フードコートがなぜ必要かということについて質問したんではない,これはもう何度も議論をいたしましたんで,フードコートは,私は必要ないのかなとは思ってましたけども,これはつくられるということで,それを前提としてどんなフードコートになるんかなあという,どういうイメージなんかなあと思って,それをお聞きしたんですよ。 例えば,フジグランの2階にあるじゃないですか,食堂みたいなんがね,あんな感じなのかな,あるいはあまた,高知に行ったら団体で行ってわいわい騒ぐようなフードコートがあるじゃないですか,注文をして,グループで行って楽しむような,そんな感じのイメージなんかなと思ったりして,いわゆるいろんな店舗が,テナントでもいいですから入って,お客さんがそこに行って注文して食べて,こちら側で食べると,そんな感じのお店なんかなあと思ってたんですよ。どうもそこら辺が,皆さんようわからないかと思うんですよ。ビールを売って,黒田先生の提案される新メニュー,この間議員も食べましたけども,そんなもんだけ並んどって,そんなんがフードコートというか,お客さんを引きつけるようなフードコートになるんかなあと思って,そこら辺の考えをちょっと聞きたいなあと思ったんですよ。そこからちょっと。 ◎産業課長(瀬尾) フードコートの具体的なイメージですけども,今ある野菜コーナーがありますけれども,産直コーナー,その位置にフードコートができます。正面から入っていくと,右側のほうには大体20脚ぐらいのテーブル,椅子等が設置してありまして,向こう側のほうに,正面より奥側のほうに,カウンター越しに奥のほうで料理をつくる厨房がありまして,注文を受けて商品を販売していくと。 今までは売店で買っていただいても,休んで,座って食べるところがなかったというところから,1日滞在型を目指しておりますので,そういった座って食事をしていただいて,また遊具のほうへ遊びにいったり,買い物をしていただいたりと,そこでおなかいっぱいになったら観光地をめぐっていただくというようなコンセプトでしておりますので,店のイメージというのは,先ほどご紹介いただきましたフジグランのように,カウンターの奥のほうに厨房があって,そこで販売して,そこで休んでいただくというようなイメージのものを計画しております。 ◆9番(木野山) フードコートとして予定をされているのは,今の野菜の販売をされてる棟ですよね,かなり大きいです。ほんで全体の,比べてみると高原の風よりもちょっと広いですかね,そんな広くはない,高原の風は向こう側に休むところがあったりするし,厨房もかなり広いから,全体でいうと高原の風のほうが広いかもしれませんが,食べるところは見ればこっちのほうが,この図面で見ると新しいフードコートのほうが広いんかなというような,似たような感じを受けるんです。ほんで奥側にカウンターがあって,これ厨房があるんかどうか,厨房があるんですかね,そこも気になるんですよ,その辺をちょっと。 ◎産業課長(瀬尾) 先ほども答弁いたしましたけども,カウンターの奥のほうには厨房がございます。そこで注文いただいた料理をつくって販売していく,提供していくということでございます。 ◆9番(木野山) 以前,百彩館との関連でお聞きしたときに,百彩館の厨房を利用をして,あそこで商品をつくるとかなんとか言われてなかったですかね,前回の,それはどういうことだったんですかね。 ◎産業課長(瀬尾) 新しくリニューアルした厨房には,スチームコンベクションというような器具がございません。それが百彩館の厨房にはありますので,そういったことで百彩館の厨房も活用していきたいと。その機械を移動するところまで今は考えてませんので,百彩館でもできた商品を182と同じように販売していきたいという考え方でおりますから,厨房は両方を活用しながら,商品も両方で販売していくというような考え方でおります。 ◆9番(木野山) ということは,百彩館の厨房も利用して,つくる商品は百彩館の食堂でも売り,182のフードコートでも売ると,構想としてはそういうふうになってるんですかね。 最初に言いましたけども,商品の構成は,ですから我々が試食したような感じのものが少し広がるぐらいで,例えばうどんとか,神石牛ラーメンとか,そういうふうなものとか,あるいはこの間のドラマで言われたコンニャクのステーキとか,いろいろあるじゃないですか。そういうなほうなもんまで広げていくのか,それともそうではなしに,黒田先生の提供されるものだけに限ってそこで売るのか,その辺の構想はどうなんでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 今現在の商品開発は,専門家に来ていただいておりますけれども,リニューアル後は職員がつくっていかなければならないので,職員でも簡単につくれるようなメニューということで考えております。ラーメンとかということになりますと,何か施設的には分離せにゃいけんとか,そういったことも出てきますので,今のところはラーメンとかというのはメニューの中には含まれておりません。先ほども言いましたように,職員が簡単につくって提供できるもの,しかも地元産の農産物を活用して販売できるものということで,商品開発をしております。 ◆9番(木野山) ということは,ラーメン,うどんのようなものはつくらないと。ですから,イメージとしてだんだんわかってきましたよね。コンニャクのステーキぐらいは,できるこたあできるんか,できないことはない。となると,一緒にお伺いをしたんですけども,いわゆるあそこのたこ焼き,握り天,あるいは今の売店のところで売られてるソフトクリームですかね,その辺は今のご回答ですと中に入れるということですが,そんなんも並列的に並べられるということなんですかね。
    産業課長(瀬尾) 今の売店で販売しているものも,それからソフトクリームの機械等については,厨房の中へ全部入れます。 ◆9番(木野山) どこへ行ってもたこ焼きとか,ああいう握り天みたいなものは外で売って,外で食べて,テイクアウトされてますよ,何で中に入れられるんかなというのが,一つ疑問があるね。 それと,クラフトビールですけれども,これクラフトビールは製造はしないということだったんで,今は岡山の業者に頼んでいろいろやっておられます,800万円じゃないわ,やっておられますわね,ほんで,完成をすると入札をしてどっかの業者に本格的につくっていただくと,だからこちらではつくらずに,できた完成品を売るだけですよね,クラフトビールは。ですから,そのクラフトビールも売るコーナーもつくると,一角にということなんじゃろうと思うんですよ。そうすると,そのクラフトビールを売るのと,今のいろんなフードコートで提供する商品とのコラボみたいなのは,どのように考えられるんです。もうビールはビールだけで売っていくんですかね。 ◎産業課長(瀬尾) ビールの陳列でございますが,今回の商品開発の代表的なものというふうな位置づけて考えておりますので,当然売店,正面へ入ってきたらクラフトビールが見える箇所にも陳列したいと思ってますし,それから産直コーナーのほうの加工部門のところにも陳列していきたいと,目につきやすいところに置いていきたいというふうに考えています。 ◆9番(木野山) イメージは大体わかったんですけど,売上目標については,売店と軽食を合わせて今5千万円,それを1千万円増の6千万円を目指すというふうにご回答されましたけども,決算のこれをもろうて見たんですけど,売店が2,200万円,軽食が812万円ですか,合わせても3,300万円ほどしかならんですよね。これが5千万円というて書いてあるんですけどね,最初からこれ計算が迷うとるんかなあと思うんですわ。 ほんで,こういう計画で,1千万円増やしても四千何万円ぐらいしかなりませんが,この1千万円の増というのが目標ですけども,本当に売れるのかなというのがほんまに心配ですわ。売店の2,200万円はソフトクリームの売り上げがかなり売り上げに貢献をしたから伸びたというふうに決算書に書いてございます。そこで私が思ったんは費用対効果で,厨房で中でつくられるお店の方が何人携わられるのかわかりませんが,今ソフトクリームのところにはお二人おられて,それからこっち側の軽食というか,たこ焼きのところへは2人か3人おってですよ。そういう人が全部そこに入って1千万円売り上げがあればええけど,原価をいろいろ計算すると,これかなり費用対効果といいますか,損益分岐点等を計算してみれば,厳しい数字ではないかなと思うんです。最初の目標は,3千万円何ぼしか売れてないのに5千万円というて書いとってん時点から,どうも計画がずさんじゃなと思うんですよ。だから,1千万円というのがどっから出てきたんかな,それもようわからん,積み上げた部分が。その辺からどうもこのフードコートのが,今百彩館の食堂は往生されておりますけども,そんなふうになってはいけないなあと思ってあえて質問したんですよ。そこらは見込み,予測,どう思われてるんですか,再度聞きたい,これを本当に売れるんかなと,そんだけ。 それで,高原の風はバイキング方式で売っとられますよ,それとの競合もありますから。ビールなんか幾らぐらいが上がりというか,原価になって何ぼで売られるんか,1本当たりがね。それもロットがあるでしょうからね,何本売るのを目標にするんか。1千万円売るんだったら,ビールかなり売らんとその目標に達しないと思うんですわ。その辺の細かい積み上げをした上での計画なんか,非常に私は疑問です。その辺をお願いします。 ◎産業課長(瀬尾) カテゴリーごとの売り上げの件でございますけれども,これは百彩館の総会の資料の数字でございますが,ごめんなさい,182ステーションの。 売り上げの推移ということで,22年度から30年度まで示したもの,この中へカテゴリーごとの売り上げを示しております。今ご指摘がありました30年度にあっては,本店のほうの売店の売り上げが2,220万円余り,そして軽食のほうの売り上げについては820万円弱ぐらいで,自販であるとか,そういったものも含めて,これ以外にも含めての5千万円ということで考えております。その部門の現状の5千万円よりも,さらに1千万円強ということでの計画にしております。 それと,2点目は何だったかな,もう一個何だったっけ。 売上増の1千万円の内訳でございますが,そこまでの詳細な内訳というものは今手元には資料はございませんので答弁できませんが,店のほうに確認しましたら,1千万円増の計6千万円を目指すということでお聞きしております。 ◆9番(木野山) 先ほど言いましたその費用対効果の人件費の部分とか,原材料の部分の分析とか,そういうのをやっぱりもう少しやってもらわんと,何でそのたこ焼きが中へ入るんかもようわからんし,ソフトクリームが,それもようわからんのですけど,そういった部分も含めて1千万円目標のもっと細かい資料を我々に示していただきたいなというのがございます。 時間もありませんので次へ行きますが,フードコートにつきましては,ビールの原価についても非常に疑問があって,それからビールもつくらないんですから,原材料は神石高原町のものを,産品を使うというふうに言われましたけれども,いまだにビールの大麦ですかね,そういう分のも何も動いてないというふうにもお聞きをしております。そこら辺の計画性ももう少し,1年たったらできるんですから,計画性が,もうできてないとこれは前へ行かないんではないかなと私は思ってるんです。時間がないんですが,二,三分でその点についてもう少しちょっと具体的な構想をお願いいたします。 ◎産業課長(瀬尾) メインでありますフードコートで販売するビールの原価のご質問でございます。 これは,改めましてそういったものについてお示ししていきたいというふうに思います。以前は,自分ところでつくってたら幾らで,利益が幾らというのはお示ししておりますけれども,今後は外注してからでき上がったものを販売していくわけですから,それを外注したらどれくらいの経費が1本当たりかかって,何本売っていく計画なので利益がどれくらいありますよというような資料をご提案していきたいと思っています。 あわせまして,そういった地元産の産品を原材料としてやっていく上で,六条麦であるとか,そういった原材料の生産についてどのように考えているかについてもお示ししていきたいというふうに思います。 いずれにしましても,このフードコートで販売するメニュー等については,同じ施設内に,これは貸出施設でありますが,高原の風というものがございます。そこと競合しないような商品というものを考えておりますので,そっちにないようなもので販売していくというふうに考えております。 ◆9番(木野山) 次に産品の確保ですけども,これは非常に大きな課題というふうに認識をされておるということでございます。農家の育成や集荷体制の構築について検討をしてまいりたいというふうなご答弁です。これは本当に早急にやってもらわんと,産品をつくっておられる農家の方も言われておりましたが,もうきついんじゃというて,これから農協も出せ,出せ言うてくるけえのうというようなことを言うておられました。ですから,その辺をどのように指導していくのか,これは,私は農業専門でないんでよくわからないんですけども,その辺のところは早急に検討をしてもらっていかねば,商品がそろわんのではないかなと,今でも棚の奥のほうの,3段の棚の奥のほうはもうすっからかんですよね,抜けておりますよ。ですから,商品がもう足りないんですよね,と思います。ですから,今度店舗が大きくなったら,ますます足りんようになります。 私は,そういう産品も含めて加工品をもう少しエリアを増やして,加工品をもう少し広く売るスペースをとっていけば,その産品の少ないところへも対応できるんかなというふうには思うんですけどね。加工品を少し伸ばしていくという方向性をとっていただいたらどうかなというふうにも思います。その辺,もう少し具体的に検討してまいりたいということですけども,その検討内容,このように,こういうにしてみたいんだというふうなところがありましたらご回答をお願いします。 ◎産業課長(瀬尾) 先ほどの町長の答弁にもありましたとおり,JAがこの6月にはオープンします。出荷者にとっては,販路がどんどん拡大していくということは,これは大変いいことでありますが,一方で出荷する品薄につながっていくというようなことであります。 本町の場合,考えていかなければならないのが,特に冬季における品薄のときの商品確保でございます。議員ご指摘のように加工品の,そのときこそ加工品を増やしていくべきじゃないかというご提案をいただきましたけれども,今の商品開発の中でも豆であるとか,それからショウガ,それからニンニク,なかなかちょっと回転率が悪い商品も中にはございます。これが冬場にとれるかというと,そうでない,それをピューレにすることによって,真空パックの中へピューレにして入れることによって,それを必要なときにぱきんとおって,冷蔵庫に保管しておきながらぱきんと折ってすぐに調理に使えると,主婦目線でのそういった利便性を考えた,なかなか売れにくい商品を加工品として販売していこうというようなことも考えております。 一方で,軒先までという概念は今持っていないんですが,せめて集荷場まではとりに行きたい,今町がエブリイの商品の集荷を行ってますけれども,これをもうちょっと最大限活用できないかということで,早急に取り組んでいきたいという考え方を持っております。何を言おう思うたかな。 はい,以上です。 ◆9番(木野山) パイが限られとるから,もう一つ増えるわけですから,それと農協さんは専門の方がおられて各戸を回るとかというようなことも聞いたりするんでね,なかなかこれは農家にとって本当に,つくったら売れるんですから,これほどいいことはないんで,いい話なんじゃけど,182ステーションあるいは百彩館の商品が品薄になると売り上げが確保できないという状況もありますんで,できるだけ豊富な商品を取りそろえていくということが大事なんかなと思います。はい,何か,はい。 ◎産業課長(瀬尾) 申しわけありません,先ほど言い忘れたことを思い出しました。 これは,町民の方からもご提案いただいた件なんですが,冬場に農家さんにとったらこんな曲がったようなものは売れないという判断をされて,出荷されてないようなものが結構あるんだと,そういったものも実際には売れるんだと,だからそういったものも少ないときには集荷して,店から来るのを待つんではなしに,家まで回って集荷することによって商品の確保に努めるよう努力せよというような声もいただいております。農家さんにもそういったことを周知しながら,曲がったもんでも売れるんですよというようなことも啓発してまいりたいというように考えてます。 ◆9番(木野山) やはりそういったものも含めて,加工品のほうへ力を入れるような形でのご支援というのができてくると,またルートも広がるんかなと思うんですよ,百彩館も含めて。 以前に我々が長野県か,視察へ行ったときにはほんまに売れない,もう捨てるような商品を加工して,瓶に詰めてジュースにしたり,缶詰にしたりしてかなり売っておられて,そのスペースが店舗の中ではかなり閉めてます,3分の1ぐらい加工品だったような気がするんじゃけどね,そんな感じでやっておられました。すごく売り上げにも貢献をしてるというふうなことでした。 ですから,加工品,加工品っていうたらもう全部業者に任すんですけども,加工品をつくる加工品製造場というんか,加工場をやっぱり整備するということが大事なんかなと思いますよ。今182の隣にありますけど,そういうのもお金をかけて,ジュースをつくる機械を二,三台入れると,いろんなやり方はあろうと思うんですけど,研究はしていただいて,そこら辺へもお金をかけていただければ,農家の方のそういう6次産業化への取り組みもますます進んでいくのかなというふうに思います。我々ももう少し先進地を視察に行こうとは思ってるんですけども,そういった方向性を持って,単なる外観のところだけではなしに,そういうふうなところへも支援していくというご姿勢が必要なんではないかなというふうに私は思います。 ちょっと百彩館も,今日同僚議員がいろいろお聞きして,もう議論は尽くされて,余りいい,どうすればいいかというところについては,一番多くのところの肝心なところの煮詰めができてないかなと,どうすればいいんかというのがまだ決まってない,一番肝心なところができてないかなというふうにも感じましたけども,ここの地元サポーターズクラブのご意見を参考にして,地元産の農産物や加工品の販売を中心に運営をしたところが,売り上げが減につながっておりますというふうに書いてある。だからこれは,この意味をどういう意味かなと思って考えれば,地元産だけ売ったんでは売り上げが伸びないというふうにサポーターズクラブへお返し,この結果についてお返しするとともにと,こう書いてありますから,お返しされたんですかね。 ◎産業課長(瀬尾) 現段階でこういった結果ですよということは,サポーターズクラブのほうにはまだお返しはしておりません。サポーターズクラブからのそういったご意見を反映したような10月以降を,経営をしてまいりました地元産を中心に,結果はこうなりましたよということで,それはもう売り上げの減というのが明らかなことですから,そういったことになりましたよということをお返しする中で,ただ,これは会社経営でございますので,サポーターズクラブだけの意見を言うわけにはいきません。当然行政側のほうからあれせえ,これせえと言うとおりになるとも考えていません。当然会社経営ですから,会社の役員さんの中での意見というのが尊重される中で経営されていくものだというふうに考えております。ただ,その結果の報告については,これからお返ししていきたいというふうに考えてます。 ◆9番(木野山) いろいろあって,油木の百彩館を運用されてきた役員の皆さん,いろいろあって,やはり地元産でお客さんを呼ばんと,普通スーパーが売ってるようなものを売ったんではどこでもある店なんだから,お客さんはその油木の人だけに限られる,地元の人だけに限ってしまって,遠くのほうから来てもらえんようになるから,地元のやっぱり特産物というか,それを求めてくるお客さんを増やしたいというふうな言い方じゃったし,それが正解だというふうに言われてたんですけども,実際は,半年ぐらいの結果ではそこまでつながらず,売り上げは伸びんかったよということなんかなと思います。 ですけど,一番肝心な売り上げを伸ばすところが,やっぱり結論が出ないじゃないですか。前の店長の名前を言うちゃあいけんですけど,前店長さんは一生懸命,それではいけないんでいろんな商品をあちこちから仕入れて,商品を豊富にしながらやっていこうかな,イベントをどんどん増やされてやったんじゃけど,売り上げはまたなかなか伸びんかったというふうな結果ですよ。これどっちがえんかというても,ようわかりませんわな。ですけども,地元の商品をしっかり宣伝をして,来ていただくんだったら,そのようにやっぱりコーナーを設けるとかして,それだけそろわんかったらこっち側のコーナーにほかの外販のものをそろえるとか,いろんな店舗の仕方があろうと思うんですよ。そこらを含めながら早急にどうするかを考えていかないと,このまま行くと,今日同僚議員が言っておりましたけども,じり貧になってしまう。 じり貧になってしまう,地元の方は182ばっかりするんなら百彩館もやってくださいよと,先般議員の懇談会で言っておられました。町長の答弁も,30年6月の答弁をちょっと拾ってみたら,182ステーションとの連携については,人事交流とか販売戦略とか,そういう特色を持った営業をやっていきたいと,そうしないと売り上げは伸びんのんだと。182と百彩館が競争しとっても,それは足の引っ張り合いになるんで,一緒にやっていくんだというふうに言われて統合ができたんです。僕は統合反対だったんですけども,それで統合ができた。 ほったらそのように,やっぱり最初の目標を考えて,そこを押さえて,半年でまだ結果は出ないんだろうと思うんですけども,そこを押さえながら,次にはやっぱり地元が言われるように,最後に町長,去年の6月にこう言っておられますよ。百彩館のリニューアルは,方向が決まれば進めたいと,検討し,そのとおりやることは当然だからやっていきたいというふうにも答えておられます。ということは,今度は182がうまく伸びていったら,百彩館のリニューアルも視野に入れていかないといけないんです。もう百彩館の経営になっとるんですからね。油木特産販売という株式会社はもうなくなったんだから,一緒になってリニューアルも考えていくという方向性を出していかないと私はだめだと思うんですよ,そこら辺どうですか。 ◎町長(入江) 先ほどご答弁申し上げたとおりでございまして,もちろん町のほうも半分以上の出資をしているわけですから,ここの運営についてはもちろん口も出すというか,サポートをもちろんさせていただくわけですけれども,やはり会社は一つになっても,やっぱり施設としては今までの経過がございますから,そういうことも含めて今のサポーターズクラブ,ここは意見を聞くだけではなくて,いろんな盛り上げる協力もしていただくということで設置をしていただいておりますけれども,とりあえずはそこをやっぱり重視して,一緒に取り組んでいきたいというスタンスでいます。 もちろん会社が一つなわけですから,本当にもう競争しても意味がありませんから,一緒に考えていくということは今ももちろん考えているところです。それに基づいて,必要な施設というものはこれから改修していく必要があるなというふうに思ってます。 役員会という話がありましたけれども,ここは第三セクターでありながら一つの会社ですから,会社経営という中で,もちろん会社の従業員の人も役員の人も考えられてるというふうに思うんですね。もちろんうちも一緒に考えていきますけれども,そこが第一番かなというふうに思ってます。 先般も,役員会の中でもこの百彩館の売り上げについていろいろな議論がありました。今言われるように地元のもんだけで売ってたんじゃ絶対売り上げは上がらんよというような意見もありました,役員の中でも。でもうちは,町とすればそういった意見を踏まえて,会社がとりあえず地元のものを優先して置こうという方向性を今出してやられてるわけですから,そこをしっかり見守っていきながら,しかし,このままでは売り上げが上がっていかないことがございますから,議論もしっかりこれからもしていきたいというふうに考えております。 ◆9番(木野山) 道の駅というのは,ご存じのように自動車でお客さんが来られるわけですよね。だから,移動される方は道の駅というのがあれば必ず,あ,ちょっとここへ寄ってみようかなと,町の玄関口なん,恐らくここへ行けばその地域の特産品があって,どんなもんがあって,名物はどんなもんがあるかちょっと見てみようかなと,観光地はどんなんがあるか,ここへ来たらわかるかなあというふうな形で,いろんな町の姿勢とか,この町はどうしょうるんかとかというような情報もちょっと寄ってみたらわかるかなというんで,恐らく道の駅を見たらすぐ寄られると,道の駅というのはそんなもんですわ。そんなもんです。 ですから,ここに外観はどうするんかと,うちの議員も言って,真っ黒けじゃいけんよと,赤いカープのがえんじゃないかという提案もされましたけども,そういった感じの,道の駅はそういうワンストップで町の情報が吸収できる情報源の一つの大きなコンテンツですわ。町長も言っておられたじゃないですか,大きなテーマパークみたいなもんにしたいなあというふうなことも言っておられましたじゃないですか。そういったことで,外観も大事じゃし,観光協会があそこの,今言われた182店舗の玄関口に居座ってはというふうに言われましたけども,これは観光協会や道の駅を含めた町の玄関口でありますよというコンセプト,意識を持たないといいことにならんかなあと僕は思うんですわ。 私は,観光協会があそこへ,182へ絶対行くのがいいということでローソンへ一遍入ったことがありますけども,それじゃあちょっと狭かった,うまくいかなかったですけども,やはり観光協会があそこへ入ることによって本当の町の情報源になる,道の駅という特性を拾ったらコラボしてすごいものになる。ということは,外観の中で観光協会もただ観光協会がありますという看板だけではなしに,おいでんしゃあ神石高原町か,何でもいいですけど大きな看板を上げて,一つのやっぱりパークにしていく必要もあろうかと思うんですよ。そこら辺のところを考えながら,観光協会との連携をどう考えますかというのを私は質問をしたんですよね。ですから,観光協会さんにももう一つ仕事を受け持ってもらやあどうか思うんですよ。やっぱり町のそういう施策の発信源であるという部分の仕事も,単に観光のところだけ紹介するんではなしに,そういったもんの発信源にもなっていただくように観光協会さんへもひとつお願いをして,一緒にやっていくという姿勢が必要かなというふうに思います。ちょっとだけ,それ,はい,もう時間がない。 ◎町長(入江) 大変いいご提案をいただきましたので,観光協会ともしっかり議論をしていきたいと思います。 ◆9番(木野山) それと,いつも思うんですけども,第三セクターの会計ですよね。会計について,以前から公設民営ということで,公設,公が施設をつくって民営ですよね,今やっておる民の方に委託じゃないですけど,指定管理かなんかで運営をしていただくというシステムになっております。今の報告,議会でも報告されますけども,いわゆる民営の部分の会計はこうやっていただいて,我々もいろいろ審議するんです。 ですけども,今の第三セクターの会計において公の部分ですよね,公の,いわゆる施設をつくった部分の会計については,もう一般の,歳入,歳出の一般の企業会計の中に舞い込んでしまっておって,このたび3億円でリニューアルをしても,それは1年償却で,それで終わってしまうんですよ。もう恐らくこのたび入札も済んで今工事に入ってますから,3月の補正予算で金額確定をしたらそれで終わりですわ,ほんで9月に決算のときにもう一遍言いますけども,それで終わってもうその施設そのものの会計はもうそれで終わりです。もう見よう思うたら,財産目録かなんか見るしかないんです。 私が思うに,この施設の部分についても,事業会計か,あるいは特別会計みたいなのをつくって,一つの独立した会計を一つつくっていかれたらどうかなと。いわゆる貸借対照表ですよ,公の会計にして,その建物の管理あるいは原価ですよね,1年で全部終わるんでなしに20年,30年と,いわゆる耐用年数もあるんですから,そのかけたお金は20年,30年で費用を配分をしていくと,これ費用ですから,年間の費用。それを配分をして,道の駅には幾らお金がかかっとって何ぼもうかったかというのが,それを見てわかるようにしていくべきだと私は思うんです。もし財政法の13条の特別会計を超えたときにやりなさいというのは載ってますけども,それに合致するようでしたら,私の提案として,いわゆる今の病院事業会計と同じように,一つ施設についての会計をもう一個つくっていただきたいなと,そうすると我々も議論がしやすい。 病院事業会計は,ご存じのように減価償却するじゃないですか。その減価償却部分は補助金で放り込んで,均等になるようにしてますよね。ですから,病院事業会計でこのたび新しい病院をつくるのに1億3千万円,そっから出ますよね。それはそのお金じゃ思うんですよ,基金に積んだお金じゃ思うんですよ。ですから,このたびの第三セクターの部分についても長期的にそうやって,減価償却の部分については補助金でもいいですから,あるいは第三セクターのもうけからでもいいですから補充をしていって,要するに流動化資産としてためていくというふうにやっていくと,長期的に見て基金の造成にもつながるし,いいんではないかなと思うんですわ。今のまんまでは,もう施設そのものの会計がそこでわからんようになってしもうてる。じゃけえ,病院事業会計と同じようなものをつくっていかれたら,第三セクターにかけてつくっていかれたらどうかなというのを一つ提案をしたいんですけど,どうでしょうか。病院の場合は,指定管理のあれは見られんですよね,見せてもらえない,ここは見れますから,第三セクターは,そこをお願いしてみたいなと。 ◎町長(入江) 減価償却とか,その資産の決算の計上ですけれども,基本的には第三セクター,指定管理者で出してますから,それは第三セクターといえども民間の会社ですので,そこの決算の中に減価償却とか,そういう資産として決算のBSとかPLにそれを計上するということはできないというふうに私は考えております。私はというか,できないですね。 ただ,町の施設ですけれども,将来継続的に運営をしていく,維持していくという面では,まさに木野山議員さん言われるように,そういった何らかの措置というか,考え方が必要ではないかなというふうに思ってます。町も今公会計制度の導入を進めていまして,その中ではバランスシートとか,そういうものをつくっていきますから,その施設ごとの内訳みたいなものはできると思うんですね。ですから,町は補助金があるからそういうことはしなくていいというのは昔の考えだと思うんですけど,今はそうではなくて,やはり耐用年数がありますから,それに基づいて,例えば目的基金みたいな形で積んでいく,特別会計ということではなくて,一般会計の中にそういったものをつくっていくというのは,これからは考える必要があるかなというふうに思ってます。 病院事業につきましては,地方公営企業法によっても規定をされてますから,そういう会計を設置をしなければいけないということで今やってるんです。ただ,多分あれは金額が大きいということでやってるんだと思うんですけれども,その法律に基づいてやってるので,第三セクターについてはその法規定が,今それはないので別な形でそういう考えを実行していくというのはありかなというふうに思ってます。 ◆9番(木野山) いや,それで,そのとおりなんだと思うんですけども,もう一つ突っ込んでいただいて,第三セクターにはいわゆる固定資産の建物とかという勘定はないじゃないですか。そこを管理しとるわけで,その建物は町の所有じゃけえね,第三セクターは持ってないわけですから。 だから,全体で見ようと思えば,普通の民間の企業の全体で見ようと思えば,固定資産部分を町で特別会計で持っとけば,両方こう見れば全体の流れと利益がどうなっとるんか,どのくらい営業はどうなっとるんか,備品を購入するんでも,このたびどの地区だったか知りませんけども,第三セクターの備品を買うのは非常にルーズじゃと,何でも何でも買うとるよというふうなご意見もあったですけども,そういうふうにしておくと,備品についても常に議会のほうに,特別会計じゃけえね,見れる,そこで我々もチェックもできるし,買うほうもそういう目で,やはりいろいろなことを,営業の展開をするわけですから,そんなに簡単にあれもこれも言うたように買うてもらえらあというもんじゃあなくなってくると思うんですわ。だから,そういうふうな形での一つの会計を,わしは財政法にいけないよと書いてなかったらつくってみてもいいんじゃないかなと思うんじゃ,つくってみて,ほんでまた公会計一緒にやればいいんじゃないですか,どうですかね。 ◎町長(入江) そんなに大きな,大きな財産というか,100億円とかという世界ではありませんから,特別会計をつくるまでもないとは思います。今の減価償却とかというのは公会計の中で,先ほど言いましたように出てきますから,それを今の第三セクターの決算と合わせれば,合わせるというか一緒に見れば,資産と負債の部分とかというのはバランスシートとかでもわかるとは思いますので,そういったことで対応していけたらと思いますし,備品についても町が買うわけですから,予算を全部ご承認いただくわけですから,その中で議論をいただければいいのかなというふうに思います。 ◆9番(木野山) それでは,またこの議論は次回ということで,4分しかないんで,もう一つ,小学校児童・生徒の通学時の健康管理ということで,そちらのほうへ移らせてもらってええですかね。 去年は非常に気温,夏ああいう天候で,日差しも強くて非常に暑いというんで,冷房管理も学校へ全部今年されるんですかね,そうなりました。通学時においても,交通安全の関係でもいろいろ今世間騒がれておりますけども,非常に日差しも強いんで,これに対して何かいい,熱中症になっては困る,子どもたちがせっかく通うのに。ですから,通学時のときにおいて何かいいアイデアはないかなと思って,ちょっと質問というか,お願いをしてみたいんですけど,はい。 ◎教育長(馬屋原) 児童・生徒の通学時の健康管理,特に熱中症対策ということでございますけれども,各学校においては,登下校中の熱中症対策として,基本的に帽子をやるとか,あるいは水筒を持参をさせ水分補給をするというふうな指導を行っているところでございます。また,全ての小学校では毎日の集団下校の集まりというのを実施をしております。下校する前に全校生徒を集めておりますが,その場で児童の健康状態の観察をし,そして下校時の留意点等を確認をしているということでございます。 今後,もう少し強化をしていきたいというのは,個々のやはり健康管理ということで,小学校では連絡帳というのがございますので,その連絡帳の中に,例えば今日は体調不良ですとか,風邪ぎみですとか,あるいはいろいろなことがあって寝不足です,あるいは朝食を今日は都合があってとっていませんというような何らかの連絡ができるようなことができれば,さらに個々に対する対応が,十分な対応ができるんじゃないかなというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ◆9番(木野山) 事前に各学校の生徒指導規定というんですかね,書いたんやら,生活の決まりとかいただけました。見ると,非常に細かく,挨拶しましょうとかいろいろ書いてございまして,そのとおりにならんかったらどういうふうに対処しようかという対処の仕方までずうっと細かに書いてあって,これはすばらしい取り組みだなあというふうに思って,元気ないい子が育っているんだなあというふうに感心をいたしました。 その中でここに書いてあるように,帽子の着用については小学校は全員帽子かぶるようになってますよね。ただ,神石小学校は制服がないんですね,何か。ですけど,帽子は着用しなさいというんで,中学校の場合にはそういう規定が全然なくって,帽子の着用はないんですよ。そのかわりジュースを飲んでもええよと,ジュースというか,健康ドリンクみたいなのは携帯してもいいというふうな水分補給について規定がございます。ですから,そういった部分においてもいろいろ努力目標とかつくられてるんで,私が思ったんは,中学生も帽子をかぶるような形の,何か施策ができないかなと思って質問をいたしました。よろしくお願いをいたします。時間がないんで,よろしくお願いします。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で木野山議員の一般質問を終了します。 ここで休憩とします。 再開は14時30分とします。(午後2時16分) ○議長(松本) 再開します。(午後2時30分) ◆1番(小川善) 通告書どおりに2点,大きく分けて2点お聞かせください。 まず最初に,企業誘致の進捗状況と今後の事業手法についてお聞きいたします。 企業誘致の進捗状況について質問します。 企業誘致専任の担当職員をつけて企業誘致を行われております。3月議会の予算質疑において,地元企業の要望を聞いて回っていると答弁がありました。この聞き取りは,誰のために,何を知りたかったのか,この聞き取りによって何がわかったのか,これから企業誘致する場合,どれくらいの規模の企業をどうやって誘致するのかを含めて,企業誘致の説明をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 企業誘致の進捗状況と今後の事業手法というご質問でございますけれども,企業立地を推進する上で地元企業を回り,課題等を把握することにより企業立地のニーズを捉えるため,昨年度から地元企業を回らせていただいております。地元企業を回らせていただいて,多くの企業の方が従業員の確保に苦慮されている現状を目の当たりにしたところでございます。 我が町においての企業誘致は,高速道路沿線の市町の多くが取り組んでいる大規模工業団地を造成しての企業立地などは,大変厳しいと考えております。むしろ小規模な団地を複数用意したり,ICT,情報通信技術ですけれども,そういったものを活用し,働く人のワーク・ライフ・バランスや利便性を高めるサテライトオフィスのような,時間や場所の制約を受けずに柔軟に働ける企業を誘致していくのが現実的ではないかというふうにも考えております。例えば,今月から事業開始する予定の油木地区仙養地域で実証実験に関係する企業等に立地を促してまいりたいと考えております。もちろん一般的な企業誘致についても,情報収集等をしながら積極的に取り組んでまいります。 また,地域資源を生かした農林業,観光を切り口とした企業,あいています公共施設等々を利用してもらえるようなさまざまな業種の参入にもしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆1番(小川善) 企業立地のニーズを捉えるためとか,ちょっと言葉自体は難しかったんですが,神石高原町で工場や事業所の新設や増設をする場合の利点とか欠点を知ろうとした,そのために企業から聞き取り調査を行ったということだと思います。その結果,従業員の確保に苦慮されていると言われているということがわかったということなんですが,その従業員の確保に苦慮している原因というものは何でしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 従業員の確保に苦慮している原因ということでありますけれども,現在毎日,ほぼ毎日企業さんから従業員の募集が我々のところにも回ってきます。非常に多くの企業が従業員の募集をされておりますが,なかなか入ってこないというところがあります。それはいろんな多角的な条件があろうかと思いますけれども,例えば俗に言う田舎であるとか,雪が降るとか,そういったことが,自然現象があるんだろうというふうに思いますし,例えば商店がないとか,そういったこともあるかもしれませんし,さらに言えば,現在最低賃金も上がってきておりますので,そういった部分もあろうかと思います。一概にこれというのは,なかなか把握がしにくいところであります。 以上です。 ◆1番(小川善) 田舎で雪が降って,商店がない,賃金も安いということが原因だということではあるんでしょうが,それの解決策,改善策というのは何か考えられとりますか。 ◎政策企画課長(岡崎) 根本的な解決策を町がどういうふうにしていくかということにはなかなかなっておりません。ただ,現在中小企業の方々が対象ですけれども,中小企業の方々の融資,利子補給補助金を用意をしたり,それから店舗などの整備補助金を用意したり,固定資産税の免除など,そういった町としてはできる限りの事業を用意をしておりますし,それからまち・ひと・しごと総合戦略の中で,雇用促進奨励金で町内の方を雇用していただければ1年後に奨励金を出すというような制度もして,あれやこれやしておりますけれども,根本的な解決には至ってないのかなあというのが現実です。 ◆1番(小川善) それっていうのは,結局勤められる方が,そのいろいろな施策というのを知っとられないということがあるんでしょうか。それから,補助金が出るとかということに関しても,ここで勤めたら幾分かは町からの融資があるんだということが知られてないから来る人が少ないということなんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 十分なPRをしておるということでいえば,不十分な点があるのかもしれませんけれども,町といたしましては個人への定住対策,それから企業さんへの産業支援対策を打っておりますので,そのPRが,さらにPRをしていきたいというふうに考えております。 ◆1番(小川善) 先ほど仙養地域で実証実験に関係する企業等とありましたが,これは楽天がドローンを使った実験というふうに聞いております。それにかかわる企業が幾つかあるということだと思いますが,この事業の概略を説明いただけますか。 ◎政策企画課長(岡崎) これは,令和元年度に総務省が過疎地域の活性化事業として提案事業がありまして,その提案事業に本町が提案をして,採択を受けたものであります。令和元年度に1年間を通じて,1年間で先ほど言いました油木地区仙養地域を中心に,ドローンを活用して防災対策であったり,それから農産物の集出荷であったり,それから配食サービスであったり,そういったことが可能になるかどうかっていうことを各ドローンに関係する企業の方々,それから知見をお持ちの防災アドバイザーの方々と一緒になって,そういった防災であったり,産業振興がドローンを使ってどういうふうにできていくかということを1年間かけて実証していく,そういった事業であります。 ◆1番(小川善) 先ほどの企業立地のことに関係してなんですが,その場合に,この実証実験に関係する企業等と言われておりますが,等ということは何社か合同で研究されるということになるんでしょうか,それとも一個一個のことを別々の企業が研究をされるということでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) この実証実験につきましては地元の方々,それから地元の消防団の方々,それからいわゆるドローンを使っておられる企業の方々,それからドローンだけではなくて,慶應のSFC,研究団体ですね,それから先ほど議員言われました楽天の方々にも入っていただいて,複数の団体が一つの目的を共有しながら,ここの部分はこの企業さんに担っていただくとか,ここの部分は一緒になって実証実験をしていきましょうというようなことをする共同体をつくって,その中で各種の実証をしていくというものであります。 以上です。 ◆1番(小川善) そういうところで,企業に来てもらえるという,企業を誘致するということがその中でできるというふうに考えてもよろしいんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) それが一足飛びに企業誘致につながるかということであれば,十分なことはわかりませんが,ただ神石高原町でいえば,そういったいわゆるドローンというもの,先端の技術を使ったフィールドがあるよと,そこでいろんなことを研究する場所として神石高原町がありますよというアピールになる,例えば全国でいえば,住宅密集地ではドローンを飛ばすことはできません。ただ,神石高原町でそういった住宅密集地がないということであれば,今ドローンを開発をされたり,それから実験をされてる企業さんは,そういった規制のないところ,いろんなところを探しておられます。そういった探しておられるところ,神石高原町はそういったフィールドがあるんですよというようなことは非常に企業さんにとって有利な環境にあるんではないかなあということで,企業誘致にもつながるんではないかということで,この事業を取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆1番(小川善) わかりました。 ちょっと提案というか,お願いなんですが,最近,最近なんですが,テレビで見たのに,ドローンを使って鹿から農作物を守るというようなのをテレビでやってたんです。それは,企業名を言ってもいいんかわからんのですけど,セコムドローンだったと思うんですが,その防犯対策としてAIを使って,この敷地に入ったらドローンが勝手に飛んでいく,それをずうっとカメラが追っていくようなものを研究されておりました。それを使って鹿対策をしたらすごく有効だったというふうに聞いております。近くに来たらドローンが追いかけていく,やっぱり音がしますよね,刈り払いのようなミーンというような音が,それを聞いてやっぱり動物が逃げるということで,鹿対策というのに有効じゃないかということをやられておりました。それは飛んでいって,実際に敷地から向こうへ行ったらまたドローンが自動的に帰ってきて,また充電器のところまで自動的におりていくというようなところまで一つの流れとして装置を考えられとりました。やっぱりそういういようなのもちょっと,できれば研究していただければ猿,イノシシ対策にもなるんじゃないかと思っております。それが一応お願いということで,ちょっと次の質問をさせてください。 地元の企業としては,人手が足りないというて今も言われてました。一方住民の声としてよく聞くのが,町外へ出ている自分の子どもを実家に帰らせようと思っても働く場所がないから,だから企業を誘致してもらわにゃいけんのんだというてから言うことの声がよくあるんですが,それについてどういうふうにお考えでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 働く場がないというご意見があるということでありましたけれども,働く場は,現在ケーブルテレビの中にも載せておりますけれども,求人をされておる町内の企業さん,非常にたくさんございます。実は,町内にこれだけ企業があるっていうのを町民の方も実は十分ご存じではないのかなというようなことも思っております。そういった意味で,もっと町民の方にも神石高原町にはこんなにたくさんの企業があるというのをPRしていかんといけんなというふうには考えておりますが,実際はたくさん求人を求められとる企業さんはいらっしゃいます。 以上です。 ◆1番(小川善) ということは,そのPRということをすれば少しは理解してもらえるのかなと思いました。 ただ,私が総文で研修へ行かせてもらったんですが,島根の江津市で行われているビジネスプランコンテストの担当の課長に聞いたんですが,事業を行ったら,その結果,今までに地元にはなかったような企業,デザインを担当するような企業とか,印刷をするような企業とか,そういうようなちょっと今まで地元にはないような,町に出んと就職できなかったような企業がやっぱり地元にもできてきたというようなことがあって,就職を選択する範囲が広がったというて聞いておりました。つまり,企業を誘致する場合も,地元にある企業とかぶらないものも考えていくような必要があるんじゃないかなと思うんですが,いかがでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 町内の方々の要望であったり,それから町内の企業さんの要望など,いろいろな方々のお話を聞いた上で,より神石高原町にふさわしい企業を誘致をするという観点から,今後も企業誘致に邁進をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆1番(小川善) それでは,よろしくお願いします。 続きまして,JIN(神)プレミアムとまるごとにっぽんについてお聞きいたします。 神石高原町で輝く「もの・ひと・こと」の中から特にすぐれたものを募集して,申請されたものの中で審査をして,JIN(神)プレミアムというブランドに認定してます。過去2度公募された中で,5件しか選ばれていないというのが現状であります。もっと多くの認定者が出てしかるべきではないかと思っております。JIN(神)プレミアムに認定された場合のメリットがわからないことや,またメリットの割に認定基準や申請書類の多さなど,申請自体が煩雑であることなどから認定者が増えないのではないかと私は思っております。町としての検証はいかがでしょうか。これからのJIN(神)プレミアム事業の展開もお聞きしたいと思います。 また,続きまして,浅草にあるまるごとにっぽんのブースを昨年まで備後圏域で借りておりました。本年度は神石高原町単独で出展することになりましたが,町内への利点というものはありますか。出展品目に変化はあったのか,出展は誰でもできるのか,手数料,ほかに販売するにはどういったような手続が必要かという答弁をお願いいたします。 ◎町長(入江) JIN(神)プレミアム事業についてですけれども,過去2度の募集によって認知度は徐々に向上をしてきています。申請の相談も増えてきているという状況です。これはメリットの部分になるかと思いますけれども,認定者へはPR物品を提供し,活用していただいておりますし,町のホームページ,フェイスブックのトップページへ掲載をする,またイベント情報などもフェイスブックにも掲載をしているところです。引き続き,広く認定申請をしていただけるようPRをしていきたいというふうに考えておりますけれども,認定者へのメッリトを出すためには一定程度の広告宣伝費等々も必要になるのかなというふうに考えております。 JIN(神)プレミアム事業を将来的には,JIN(神)プレミアムの商品は町の特産品と,特別な産品というイメージができるぐらいのブランド品とすることがゴールではないかなというふうに考えております。 それから,まるごとにっぽんについてですけれども,ブースへの出展方法ですけれども,昨年度までは備後圏域連携協議会として出展をしてきました。今年度からは,その枠組みを引き継ぎながらも,実質的には神石高原町単独で出展をしております。知名度の低い本町と,JIN(神)プレミアム認定品を代表とする特産品を首都圏においてPRをしていく,これまでも町内産品を出展していましたけれども,今年からは品目を増やしていくことができます。4月以降新たに12品目が出品をされています。JIN(神)プレミアム認定のブルーベリージャム,神石高原最中は,早くから出品もしていただいておるところです。 取引につきましては,まるごとにっぽんの運営会社と町内事業者の直接取引という形になります。食料品は買い取り仕入れで,送料は事業者負担,工芸品は委託販売で手数料15%,送料は事業者負担でございます。出品を希望される場合は政策企画課にご相談をいただき,最少発注数や納品期間,希望卸価格,販売価格などの必要事項と,可能であればサンプルを提供いただければ運営会社と調整をしていきます。 以上です。 ◆1番(小川善) JIN(神)プレミアムに対しての認定申請なんですが,申請書が5ページぐらいに及びます。それに誓約書や住民票の写しや登記事項証明書,登記簿謄本,写真やパンフレット,必要な許可証の写しなど,すごく申請が煩雑で大変ではないかと思うんですが,その辺はどう考えられますか。 ◎政策企画課長(岡崎) JIN(神)プレミアム商品の認定申請に当たっては募集要項をつくっておりまして,先ほど議員が言われたように提出書類を求めております。それが5ページ,それから登記事項証明であったり,パンフレットであったり,それから加工品であったら許可証なども写しを出してくださいというふうにしております。 これが煩雑ではないかというようなご質問ですけれども,このものを見た上で,これはJIN(神)プレミアム,言うてみれば非常に価値の高いものでありますよということを町として認定をするという意味がありますので,それをはかるためにはある一定程度の書類というか,書いたものは出していただいた上で審査をしておるということでありまして,ある意味そういった面倒なんだけれども,この面倒なところをクリアすればJIN(神)プレミアムに認定されて,価値が高いものとして町が認めたというステータスになるための一つのハードルであるかなというふうに考えております。ですので,若干の手間はお願いをしたいというふうには考えております。 ◆1番(小川善) 自治体が一つの企業に対してそういう補助をするでもないですけど,それを推奨するということになると,やっぱりそこまでせんとなかなか皆さんからの理解が得られんのかなとは思っております。 ただ,町で赤と黒のプロジェクトというて神石牛,まる豊とまと,ピオーネ,コンニャクってありますけど,今神石牛しかJIN(神)プレミアムには選ばれていない。もっとこれは町のほうが主体となって認定させてもらいたいところにお願いに行うというような形ができないかなと思ったんです。やっぱり出してくれというてから,出してくれんかったらもうそれで終わりになってしまうんじゃなくて,町のほうからぜひこれはやっぱり町の特産品として認めたいのでお願いしたいんだということが必要ではないかと思うんですが,いかがでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 昨年来,議員各位から待ちの姿勢ではなくて,攻めの姿勢で行けというようなお声がけもいただいておりますので,我々もいろいろな商品の販売をされておるところで,そこの商品,これは非常に価値があるもんではないですかと,申請してみてはどうですかというふうなお声がけは非常にたくさんいましております。問い合わせもだんだん来ておるのが状況です。 ただ,先ほど言われました赤と黒のプロジェクトの赤,例えばトマトなんだろうと思いますけれども,トマトがなかなか基本全量系統出荷というような形になっておって,系統出荷をされとるところについては防除であったり,それから堆肥であったり,肥培管理をこういうふうにしなさいというような基準があるんですけれども,それ以外のところについては非常に厳密な基準が敷かれてないんだろうというふうに思われます。そうすると,そういった多くのつくり方があったり,そういったものへ全部基準をはめていくというのは非常に困難を要するということで,なかなかトマトであったり,ブドウであったりはなかなかこのJIN(神)プレミアムに,そのトマト単体というか,トマト全部が,町内のトマト全部を認定するというなかなかそういうふうな,町内のブドウを全部認定するというようなところまでは至っていないというのが現状であります。 ◆1番(小川善) 達人ネットワークってありますよね,これも認定はされてませんよね。人でも認定されてないし,ことでもものでも認定されてないというのもちょっとおかしいんじゃないんかなと思ったんですがいかがでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 達人ネットワークの中に入っておられる方にも認定されてないんではないかというようなことがありましたが,全部が,全員お声がけはしておりませんけれども,ある方というか,そこへ入っておられる方にはお声がけはした例があります。 ただ,いいえ,私はそんなことはいいですからというようなことで,いまだにこだわり楽人の会の皆さん方の認定にはなってないというのが現実です。ただ,お声がけは今からも続けてまいりたいというふうに考えております。 ◆1番(小川善) こだわり楽人の会だけじゃなくて,そのJIN(神)プレミアムというものにも登録できるとは思うんです。でも,それをやっぱり,それこそ申請が煩雑じゃないんかと思うんですが,だからそういうところがその人,人というか,ものというかによってもいろいろ変えてもいいんじゃないんか思うんですが,例えば商売柄でこの商品を売ろうとかというものに関してはやっぱりある程度の線引きが要るかもしれないし,今までずうっとやってきたことに対してこれを,この人はJIN(神)プレミアムの人だみたいな感じだったら,やっぱりそこはもうちょっと余裕を見てあげるほうがえんじゃないかと思うんですが,いかがでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 認定の基準については,地域性であったり,技術性であったり,独自性であったり,信頼性,安全性,それから将来性であったり,積極性というような,もうこの五つの項目でもの,ひと,こと,それぞれ審査内容を加えております。 ただ,議員言われるように,そういった非常に技術力を持った積極的な方がたくさん町内にはいらっしゃるというふうに考えておりますので,広くこのJIN(神)プレミアムの制度をPRをして,お声がけをしてまいりたいというふうに思っております。 ◆1番(小川善) できるだけそういう方も手伝ってあげて,もしそういうのがちょっと難しくてわしはしとうないわとか,できんわとかということがあれば,それこそちょっと手伝ってあげるという姿勢も大切なのではないかと思います。 続きまして,まるごとにっぽんについてなんですが,雷門をくぐって,浅草寺にぶつかって,左折して浅草ロックというようなところにあって,人通りもまずまずある,確かに宣伝効果というのが期待できると思われがちなようなところにありますが,2メーター掛け2メーターのブースが,使用料が330万円ぐらいとか,販売手数料が百何万円要るとかというて,合わせて450万円というのはちょっと余りにも東京価格のような感じがするんです。2016年にできたんですかね,できた当初は20個ぐらいの市町村が,ブースがあったって聞いたんですが,昨年が14件,今年が12件って減少しとります。それが,費用対効果を言ってえんかどうかわからんのですが,ちょっと割に合わんのじゃないかと思うんですが,いかがでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 費用対効果の観点でいえば,昨年,一昨年については備後圏域という名前で出しておりましたので,その中で六つの市町があって,六つの市町の中の特に神石高原町と福山市と,それから一昨年は三原市が出しておりましたが,昨年は福山市と神石高原町が出しておりました。その中でいえば,四,五品目しか神石高原町の品目が取り扱われてなかった。ただ,今年になって備後圏域とはいいますけれども,神石高原町が中心になって備後圏域の取り組みとして出しておりますので,その中では4月以降十数品目が,町内のものが東京のまるごとにっぽんで販売をされております。 売り上げがどれぐらいになっているかということで言うと,まだ十分売り上げが上がっておりません。4月の段階,5月の段階で10万円弱,町内のものだけでいえば10万円弱です。うちの神石高原町(備後圏域)というブースでいえば六十数万円売れておりますけれども,それが町内のものでいえば10万円程度ということになりますが,今までは本当に数品目しか売れてなかった。それで,神石高原町という名前を東京で出展することによって全国の方が,多くの方が見ていただく,パンフレットも見てくれる,そういった意味でいうと,金額には乗らないところのPR効果があっておるんだろうというふうに思っておりますし,まだ始まったばかりですから,今からどんどんこの品目も上がってくる。 それから,実はあす東京のまるごとにっぽんのバイヤーが神石高原町に参ります。ですので,そのバイヤーがいろいろな商店に行って,品目を見て,それをこうすれば東京で売れるようになりますよとか,これぐらいの価格設定をするともっとよくなりますよといったことを指摘をしてくれるように,あした来ます。そういったことで町内の産品をブラッシュアップもできますし,全国に売っていくということで,今費用対効果としてはそれほどにはなってませんけれども,いずれはよかったというふうなことになるんではないかというふうに今期待をしております。 ◆1番(小川善) 昨年14市町あったので,今年やめられているところというのは,北海道の幌加内町,それから兵庫県の淡路島,これは淡路市と洲本市と南あわじ市が一緒になって淡路島として出されておりました。山口県の萩市,北九州市圏域,そして北九州市の周り,それから熊本県の菊池市がやめられております。今年その分新しくやられることになったのが,岩手県の平泉町と一関市,奥州市が一つの共同体で出されております。高知県は,れんけいこうち広域都市圏という名前で2ブース借りられておるんですけど,そのかわり高知県全体で2ブースを借りてるという形です。神石高原町は,先ほどのように備後圏域から神石高原町だけになった。鹿児島県の西之表市はと種子島とで一つになってる。だから,どっこも結構有名なところばっかりが残ってるんですよね。有名なところか,あとはある程度の市になってるところ,都市部,やっぱり町がこれと対抗してといえばいいんかわからんのですけど,ずっと継続していくということが難しいんじゃないんかと思うんですが,その辺はいかが思われますか。 ◎政策企画課長(岡崎) 本年も,広島県でいえば呉市を中心とした広島圏域,それと神石高原町を中心とした備後圏域で二つブースを出しておりますけれども,そういった有名であるところがあそこに出しておるんだから,神石高原町のようなところではなかなか継続はできんのんじゃないかというようなご意見でありましたけれども,余り有名でない神石高原町だからこそ,町長が言うように全国に名前を売っていって,全国で広く神石高原町は頑張っとるよと,それから全国の方から移住・定住の方々を迎え入れようとすると,こういった多くの方々が,全国の多くの方々が来てもらえる場所に神石高原町の名前を持っていくというのは非常に大切なんだろうというふうに思います。 あわせて,広島県が銀座に出しておりますTAUというところがありますけれども,そこの中で県内のもの,産品を売っておりますけれども,本町のものが出ておるかといえば,2品出ております。2品しかありません。それから府中市が中心に,府中市商工会が出しておりますNEKIっていうところがありますけれども,これは神石牛を使ってお好み焼きをするところですが,そこにも産品のコーナーがありますが,それについては実は何も取り扱いをいただいておりません。 ということで,いろんなところで出す機会はありますけれども,あったとしてもなかなか本町のものが広く知れ渡らないという意味でいうと,このまるごとにっぽんで出していって神石高原町の魅力を発信をしていくというのは,非常に効果があるんではないかなあというふうに考えております。 ◆1番(小川善) 現在販売されているものというのは,どういうような経緯で売られてるんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) これは本町にあります182ステーション,それからスコラ,それから帝釈峡の遊覧船のところとティアガルテンと,あとは豊松ストアを見て回って,そのリストをここの運営会社に送っております。写真つきで送っております。その写真つきで送ったリストの中から,向こうの運営会社がこれが必要であるというのを選択をして,工芸品については委託販売ですので手数料はいただきますけれども,それ以外は買い取りで売っていただいておりますので,向こうの運営会社が必要だと思われる,これ売れると思われるものをピックアップをして出しておる。ただ,神石高原町がブースをつくっておりますので,神石高原町のものをできるだけ販売をしてもらうようにということで申し入れはしております。 以上です。 ◆1番(小川善) 5月26日に実際に行ってみました。什器がありまして,什器の上の天井から神石高原町という看板が,ネオンじゃないな,蛍光サインがありました。その下にこれぐらいの高さのものがありまして,その一番上の一番目立つであろうところは,福山のキャラクター,縫いぐるみが置いてありました,座っておりました。その横に金太郎が飾ってありました。ありゃ,おかしいなあというて,話がちょっと違うんじゃないんかな。最初聞いとったのは,備後圏域でやっとって,皆さんが手を引かれるから,神石がそれをやりょうるということは,神石のもんだけなんかな思ようたら,一番目立つところは福山のそういうキャラクターがあって,下のほうを見たら味つけのりがあって,こっちへホタルイカがあって,こっちへスナック菓子があって,何か全然うちの商品じゃないんじゃないのっていうなんがありました。一応神石高原町,下のほうに小さい字で括弧して備後圏域にはなっとるんですけど,これだけ神石高原町がお金出しとって,よそからはどれぐらい,それへ入ってくるんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員言われましたように,正面にキャラクターとして置いておるものは,福山市のローラちゃんを置いてます。それについては神石高原町のもの,四仙人がいますので,四仙人に変えてもらうように話はいたしております。それから,その隣に金太郎という話がありましたけれども,あれは神儀で使う大口です。ですから,神石高原町のものです。それから,その隣はしゃぐまであります。これは神石高原町の渡り拍子で使うものですので,神石高原町のものであります。 そこの下に,大きな2メーター角のものの中にたくさん神石高原町のものでないものがたくさんあったというふうに言われましたけれども,実は今でいえばまだ半分以上は,産品でいえば半分以上は神石高原町のものでないところの福山市のもの,それから福山市の中の田島のものが多々,たくさんあります。 というのは,海のものがたくさんあります。当然まるごとにっぽんも買い取りをして運営をしておりますので,そういったそのものをブースを運営するためにたくさんの産品を取り扱っておりますけれども,産品としては5月の段階では約半々ぐらいになっております。ただ,売り上げの上位は田島のものになっております。ただ,レモン蜂蜜とか,蜂蜜喉あめとかというのもあったというふうに思いますけれども,これは神石高原町産の蜂蜜を使ったものというものを沼隈で製造されてますので,そういった神石高原町にできるだけ近いというか,何か関係したものをよって,よって売ってくださいというようなお願いをしておりますので,順次町内のものが出ていくんだろうと,どんどん町内のものをブラッシュアップをしていって,商品を陳列をしていきたいというふうに考えております。 ◆1番(小川善) もともとが備後圏域でやられてたのが,備後圏域ではなく,神石高原町単体でやることになったということではあるんですが,そうするならば,よそのものを中心にして売ったようなこと,また売り上げ自体もそちらのほうが多いぐらいになるというのは,ちょっと問題があるんじゃないかと思います。 やっぱりこういう,もっと神石高原町内にでも観光協会が独自につくって販売されたりするもの,温泉の化粧水にしても,あそこは,まるごとにっぽんでは多分入浴コーナーみたいな感じで,そういう入浴剤みたいなのを集めたりとかというようなところもあったと思うんですけど,そういうのでも売れるだろうし,マスキングテープでも四仙人の入ったマスキングテープを観光協会がつくってられたのは,やっぱりそういうのでももっともっと神石高原町をアピールできるんじゃないかと思います。 海のものというても,海がないんで,余りうそを町外の人に教えるというのもちょっといかがかなという気もして,やっぱり備後圏域ではあるんですけど,そのブースの裏側には神石高原町というのはここにありますよという地図があって,その名産品とかがずうっと写真とかもあるんで,その中で余り全然かけ離れたようなものを売ってると,どこやらのやっぱり補助金じゃない,泉佐野市のような感じのことになっちゃいけんのんで,やっぱり地元のものは地元のものだけを出すようなことが必要じゃないかと思うんですが,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) 先ほど政策企画課長も申し上げましたように,今はまだものをどんどん選定をしている段階でございますから,備後圏域のものも去年からのつながりもありまして置いてますけれども,徐々に神石高原町のものを増やしていって,神石高原町のブースをつくり上げていきたいと。もちろん海のものを神石高原町のものですとだまして売るような気は一切ありませんし,神石高原町のほうをしっかりとこれからもPRし,販売していきたいと考えております。 ◆1番(小川善) 一個一個の事業というのはすばらしいと思うんです。何をするにしても,このJIN(神)プレミアムにしてもいいことだと思うし,ビジネスアワードにしてもそう悪いことじゃない思うし,ただ,そういうのが全部事業がばらばらになっとるような感じがするんです。 町とか県とかへいろんな申請を出すときにいつも言われるんが,ストーリーが大事だとか,物語が大事だみたいな感じは言われるんですけど,やっぱり先ほど話したように,ビジネスコンテストにしても,ビジネスコンテストをして,その優勝者や上位の入賞者に対して賞金をただ上げて終わりじゃなくって,そっから今度次の段階で,実施にそういう事業をしてもらわんといかんのじゃから,その事業の頭金として報償金を出す,もしくはまた融資先,こういう融資がありますよというのでチャレンジ基金,そういうのを紹介してやってもらう,それで起業してもらって,今までなかったような新しい業種の仕事場ができるというような流れにならんといかんはずなのが,もう全部一個一個で終わっているからおかしいことになっとるんじゃないかと思っとります。 さっきのJIN(神)プレミアムに対しても,こだわっていろんなものをつくって,そのつくったものにしたりしても,それから達人ネットワークのようなんでいろいろ,こだわっていろいろやってこられた方に対してそれを認定するということは,やっぱりすごく大切なことで,すばらしいことだと思うんですけど,それを今度はどこで紹介をするかというところが,またこういう流れが見えないから無駄になってるように,お金の何か無駄遣いのような感じで,皆さんから見られるんじゃないかと思います。やっぱりそういう流れを大切にしていただくということが一番大切だと思うんですが,町長,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) まさに議員おっしゃられるとおりでありまして,私もそういう全部のつながりをつくっていく,そういう想定のもとで事業を構築してるわけでございます。例えば,今のアワードにしても,うちが表彰したものについては全部事業化されてますし,そのチャレンジ基金のほうも,もし基金の部分とかということがあればということで相談にも乗っています。ですから,そういった連携してる部分もありますけれども,なかなか表に見えない部分もあるんだというふうに思いますけれども,議員ご提案のとおり,しっかり担当レベルでそこは連携をしながら,これからしっかりとその効果が発揮できるような取り組みを進めていきたいと思います。 ◆1番(小川善) 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松本) 以上で小川善久議員一般質問を終了します。 ここで休憩とします。 再開は15時40分とします。(午後3時26分) ○議長(松本) 再開します。(午後3時40分) ◆4番(横山) それでは,本日最後になりました。皆さんお疲れのことと思いますけど,一般質問をさせていただきます。 町長が就任されて3年目を迎えました。8つの挑戦というたくさんの種をまかれまして,意欲的にスピード感を持って進められておられます。今年はその挑戦でまいた種が形として見えてくる年になるだろうというふうに期待もしております。 そこで,今回の質問は挑戦の1,超高付加価値農業の実現について,挑戦の6,定住促進の強化について,挑戦の7,医療福祉サービスの充実,これらの現状,進捗状況についてお尋ねしたいと思います。 その中で,まず初め,1点目といたしまして,超高付加価値農業の実現ですけれども,先ほども質問がありましたが,JIN(神)プレミアムの認定が現在,ひと,もの合わせて5品目が認定をされております。これらのPRの効果は出ているのか,売り上げが上がっているのかどうか,現状をお聞きしたいと思います。 そしてもう一点,平成29年9月に楽天と5項目についての事業で包括の協定を結んでおられます。ドローン活用による物資の輸送,国内外に向けた産品の販路拡大,ふるさと納税の推進,町内事業者のIT利活用,そして高校と連携したIT活用の促進,この5項目についての進捗状況をお尋ねしたいと思います。 ◎町長(入江) 8つの挑戦についてのご質問でございます。 初めに,JIN(神)プレミアム認定状況とPR効果ということでございますけれども,現在5件の認定を行っております。売り上げにつきましては業者さんの情報ですので,正確なところは把握をしておりません。生産量等との兼ね合いで,一足飛びに売り上げが伸びるということは難しいことだというふうに考えております。まるごとにっぽんへの出品など販売チャンネルの提供やPRを行うことで,徐々に売り上げは上がっていくというふうに考えております。 次に,楽天との包括協定の進捗状況でございますけれども,一つ目のドローン活用による物資輸送でございますけれども,本年度採択をされました過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業において,物流に関する取り組みも実施する予定でございます。この事業の一翼を楽天に担っていただくべく,今協議しているところでございます。 二つ目の国内外に向けた産品の販路拡大ですけれども,町内外へ向け産品を売っていくことが目的でございます。民間では取り組みが始まっております。今後民と連携して,町としてどうかかわっていくかを模索していきたいと考えております。 3番目のふるさと納税の推進ですけれども,楽天ふるさと納税サイトを平成30年6月に開設し,町施策に対する寄附の受け付けを開始したところです。実績は1,249件,1,216万9,768円の寄附がございました。町施策に対する寄附金は,前年度対比で約2.2倍の増となっております。これからもしっかり推進してまいりたいと考えております。 4番目の町内事業者へのIT利活用ですけれども,楽天ショップへの町内企業の参入は現在ありません。楽天の知見を町内企業にPRする取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 5番目の高校と連携したIT利活用促進ですけれども,楽天が提供する教育プログラム,Rakuten IT Schoolに油木高校が選定され,1,2年生の12人が参加をしました。この取り組みはキャリア教育に通じるもので,本年度は耕作放棄地をテーマに課題解決能力を磨き,地域から日本全体へ視点を広げる課外学習をインターネットを活用したリモートワークで,楽天社員のアドバイスを得ながら昨年7月から11月にかけて取り組んだものでございます。12月には東京の楽天本社で成果発表が開催され,生徒はみずから考えて行動していく探究的な学びの姿勢,主体性等を身につける効果に期待が持てます。本年度もこの活動を継続する予定でございます。 以上です。 ◆4番(横山) JIN(神)プレミアムの認定に関しましては,先ほどの議員の質問にありましたので重複するところがあろうかと思いますが,同じような質問をすることもあるかと思います。それは私が納得していないことだと思って,ご答弁いただきたいと思います。 まず初めに,JIN(神)プレミアムの認定についてお尋ねをしたいと思います。 先ほどの同僚議員の答弁の中で,初めに町長がこのJIN(神)プレミアムの認知度は上がっていると言われました。どういうところを根拠に上がっていると思われるのか,お聞かせください。ちなみに,私はまだまだ認知度は低いと思っています,どうでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 認知度のことでありますけれども,今年に入りまして,JIN(神)プレミアムへの認定の問い合わせが4月以降たくさん,5件程度話が,全然別な業者さんというか,町内の方から連絡がありました。昨年はほとんどありませんでしたので,そういった意味でいうと幾分か認知度が上がっておるんではないかなと。それから,各所で町長がお出かけ町長室ではないですけれども,いろんなところへ行った場面でJIN(神)プレミアムの話をしておりますので,そういった意味でもあわせて認知度は徐々に上がっておるというふうに認識はしております。 ◆4番(横山) わかりました。 JIN(神)プレミアムの認定のことですけど,まず初めに,これ審査会がありますけど,審査会の構成員を教えてください。 ◎政策企画課長(岡崎) 審査員の構成員ですけれども,町長を除く幹部職員で構成をいたしております。 ◆4番(横山) じゃあ,ここにいらっしゃる課長さん全員で認定審査会を開かれているということですか,そういう解釈でいいですか。 ◎政策企画課長(岡崎) ここにおるのと,支所長が3名おりますので,その支所長3名を入れて審査会を構成をしています。 ◆4番(横山) この審査ですけど,技術性であったり,将来性であったり,独自性であったりとか,たくさん何とか性があったんですけど,どういうやり方で審査をされてるんですか。人数でいうたらたくさんいらっしゃいますよね,その方たちが一人ずつ得点をつけていって,それで最終的にいい得点の人が認定されるというやり方でしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員おっしゃるとおり,審査員が一人ずつ,項目ごとに地域性であったり,技術性,独自性,安全性,将来性,総合評価という六つの評価項目を点数化して,それを総合,全体で何点になるかによって,70点以上が認定になるということであります。 ◆4番(横山) 大変審査が難しいのではないかなと思うんですけど,技術性とか,将来性とか,独自性とか,何か審査基準がはっきりした,漠然としてるような感じがするので,例えば何か数字であらわすものがあれば,そのほうが審査がしやすいのじゃないかなと思うんですけど,どうやって技術性や将来性や独自性,生産性に点数をつけられているのかがちょっといまいち理解ができないんですけど,いかがでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 先ほども話がありましたけれども,申請書に申請者から,申請書の中にどういった地域性があったり,どういった技術性,この人は,このものについてはどんな高い技術を持っておって,どんな先進的な技術が取り入れられておるのかという観点を記入をいただきます。そういったことを一々全部書いていただきますので,煩雑だというふうな指摘がありましたけれども,その申請者がしっかりそこへ記入をしていただいたものをもって,それを事務局が申請者から聞き取りをして,それを審査員の皆さん方に説明をした上で判断をしておる。ですから,例えば糖度が何度以上とかというようなことは決めておりませんが,申請者がこれは技術が高いんだというような,いわゆる自分の自己PRをしていただいたものをもって,全員で審査をしているということであります。 ◆4番(横山) 今言われたように糖度ですとか,そういう数字で審査をしたほうがわかりやすいのかなというふうに思いますし,今から申請を出して認定してもらいたいという人が,どういうふうにしたら認定してもらえるんだろうか,例えばピオーネだったらどのくらい糖度があったら認定してもらえるんだろうとか,そういう具体的な数字がわかったほうが,よし,申請して頑張ってみようっていう意欲が湧いてくるような気がしますけど,例えば神石牛でしたらランクがありますから,あれはもうわかりやすいですよね。ですけど,そういう数字的なものがないから,どうやって審査をされてるのかなとも思いましたし,また認定してもらおうという意欲につながらないんじゃないかなというふうに思いました。 先ほどの答弁の中で,事業者さんの情報だから,売り上げが上がっているかどうかわからないっていうことだったんですけど,認定した以上は,町がブランドに認定したんだから,その後どのぐらい売り上げが上がったのか,売り上げに対して生産は大丈夫か,追いついているか,そういうところをチェックするのが,町がするべきじゃないでしょうか。認定したらしっ放しっていうのは何かおかしな感じがするんですけど,どうでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 認定したらしっ放しというご指摘ですけれども,認定したらしっ放しということにはしておりません。現在どういうふうな状況になっておるかというのは,逐一申請者に問い合わせはいたしております。 ただ,認定しているものについては増販が非常に難しいものであったり,それから今日申請したのであすからはすぐものが3倍掛けで生産ができるというようなものはありませんので,徐々に生産も,それから売り上げも上がっていくものと思っております。 1点,ブルーベリーについてはもう販路をどんどん広げていらっしゃいますが,正確な,この認定を下から幾ら利益が上がっというところは十分な聞き取りができておりません。ただ,販路はたくさん広がっておるというふうには聞いております。 ◆4番(横山) 認定をしたから売り上げが上がったかどうかというのは,そこはちょっと検証しにくいところだろうと思うんですけど,神石郡といえば,昔から神石牛はもとより,シイタケ,コンニャクというのがもう定番のところですよね,誰もが知っている産品。それに加えて,今ではトマトもありますし,ピオーネもあります,それからショウガだったり,ニンニクだったりあります。これらはなぜJIN(神)プレミアムにならないのか,今さっきの話を,先ほど質問の話を聞いていたら,やはりこっちから言うんじゃなくって本人が申請をされないと,こちらからは申請してくださいとは言われないみたいなので,じゃあどうして申請をされないのか。それは,プレミアムに認定されても特にメリットがないと考えるから申請されないのじゃないのか,ショウガでもすごいいいのをつくっておられますよね。それから,ニンニクもすごいいいのをつくっておられますよね。そういうていうたら,産品はたくさんあるんですよ,5品目ほどじゃないんですよ。そこらはどのようにお考えでしょうか,これからJIN(神)プレミアムに認定していく方向で考えていかれているのかどうかお尋ねします。 ◎政策企画課長(岡崎) 町といたしましても,JIN(神)プレミアムの認定商品を増やしていきたいというふうに思っておりますので,いろんな各業者さんにお声がけはいたしております。 ただ,先ほど議員が言われましたように,JIN(神)プレミアムになっても余りメリットがないがなというような指摘もありましたので,それに対しては,少しでもメリットが出るようなことを考えてまいりたいというふうに考えております。 今ケーブルテレビと交渉をいたしておりまして,JIN(神)プレミアムに認定をされた商品については,ケーブルテレビで一定期間流していこうというようなことを今計画をいたしております。それから,町のホームページのトップページに,1カ月間は認定商品は出回りますので,そういった,ただ目に見えないPRはしておりますけれども,なかなかメリットが出しにくいものでありますので,今からもメリットが出るように考えていきたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) さっきも認知度は上がっているというふうに言われたんですけど,私はまだまだ住民の人に知らない人たくさんいらっしゃるように思います。でも,JIN(神)プレミアムに認定されたら何がメリットか,何がいいことがあるか,1点は何かこんな立派な包装紙を,袋ですか,袋が使えるという,ああいう利点があるんですよね。あの袋を見て,住民の人,あれ何,どうやったらあれもらえるんっていう質問をいただきました。まだまだJIN(神)プレミアムは認知度が低いと私は思っています。 その中の神石牛ですけど,神石牛はもう誰もが知っている神石牛,これはもうプレミアム認定されなくてもみんなが知っている神石牛だと思いますけど,昨年東京の浅草の超一流のレストランで超一流の方々を集めて神石牛を食べていただいたというふうに聞いております。その後,その効果はどのようにあったんでしょうか。 ◎町長(入江) もともとJIN(神)プレミアムのこの認定制度をつくったときは,前もご説明させていただきましたけれども,町が公にPRをしっかりやっていくいいものはたくさんあるから,それをやっていくための認定制度なんですね。町が勝手にこれがいいから,これをホームページとかフェイスブックでPRする,いろんなところに持っていってPRするということはなかなか難しいだろうということで,JIN(神)プレミアムという認定制度を創設して,その認定をしたものについては町がしっかりお金もかけながらPRをしていこうということで,どんどんこれも拡大をしていくという思いで今進めているところでございます。 ですから,まだまだこれからだというふうに考えております。まだ今五つしかございませんし,先ほど政策企画課長が申し上げましたけれども,いろんなところに声はもちろんかけさせていただいてますから,申請が厳しいのか,メリットが伝わってないのかというところをもう少ししっかり丁寧に説明をしていきたいというふうに思ってます。 それと,神石牛のイベントですけれども,赤坂でやったんですけれども,今そこに来てくれてる人たちが,先般も自分の会社の運動会で神石牛を使いたいということで40万円分ぐらいを送ってくださいということで送りましたし,そこに来てくれてた人の子どもさんが通っているインターナショナルスクールで神石牛の丼を出したいから神石牛を送ってほしいということで20万円分ぐらい送ったりもしてますし,ふるさと納税でもかなり反響もありまして,ものが余りないから今は出せてないところもありますけれども,昨年は枝肉の半身を170万円で,半身をお返しの品として提供しますよという取り組みをしましたら,1週間で,年末ですけども2口出ましたから,それの寄附金を活用して,今肥育農家の支援をする取り組みをしているところです。神石牛,そういったところで徐々に扱い,しかも東京のお店からも神石牛を取り扱いたいという問い合わせもありますけれども,なかなか肉の提供が難しいというところがあってできてないところがありますけれども,PR効果は十分にあったのかなというふうには思ってます。 ◆4番(横山) 町長が今検証をされて,効果は出ているということでしょうか,はい。 ちょっと神石牛の話が出たのでちょっとあれですけど,ホームページでJIN(神)プレミアムのところをクリックして見てみました。そしたら神石牛が出て,神石牛のところをクリックすると,食べれるところの一覧と取り扱っているところの一覧というのがあって,食べれるところの一覧をクリックしました。だあっともうたくさん出てますよね。そしたら,油木百彩館のカフェって書いてあったんですよ。それはちょっと,今食堂を休止してあるのに,そういう間違った情報がホームページに載っている,少なくとも昨年9月までは食堂があったから,神石牛カレーが提供されていたので,そのことを書いてあるのかなと思いましたけど,10月以降は食堂を休止されてますよね。そのまま情報があるっていうのは,これはどうかと思います。訂正していただきたいと思いました。どうでしょう。 ◎政策企画課長(岡崎) 大変申しわけありませんでした。早々に訂正をさせていただきます。 ◆4番(横山) それから,まるごとにっぽんの話が先ほども出まして,いろいろお話を聞かせていただきましたが,まるごとにっぽんのブースには,プレミアム商品は優先的に置けるという約束はないんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 優先的に置ける約束ということですけれども,約束はできませんが,優先的に向こうのバイヤーに話をして,これを載せてくださいというふうにお願いをしておりますので,そういう意味でいうと優先的にPRをしてるということでご理解をいただければと思います。 ◆4番(横山) そのためのプレミアム商品ですから,高原町のブランド品ですから,そうあるべきだと思います。 そこに置く商品はバイヤーの方が選別されるんですか,こちらがこれを置いてくださいとは言えないんですよね。 ◎政策企画課長(岡崎) 結果的にはバイヤーが選別をしますけれども,こちらから商品については提供をしますので,これをお願いしたいというのはバイヤーに強く申し入れはしております。 ◆4番(横山) 今年度から年間450万円のブース料を払ってブースを獲得して,そこが神石高原町のコーナーなんですよね。先ほど話を聞いてたら,福山のローラちゃんがおったり,ほかな海の産品が置いてあったり,とんでもない話ですよね。450万円も高原町がブース料を払って,何でよその町の産品を置くんですか,どこまで高原町はお人好しなんだと私一人思ったんですけど,どうですか。450万円ってそんな安い金額じゃないですよ。1年間450万円でしょう,ちょっとおかしいんじゃないんでしょうか。 ◎町長(入江) 先ほども申し上げましたけれども,4月からでございます。それまでは備後圏域協議会で契約をしていました。今,先ほど申し上げましたように神石高原町の産品をどんどん増やしていくべく努めているところでございます。今現時点で12品目,ですから12品目ですから,じゃあ福山とかいろんなところ,備後圏域のものを全部撤去してそれだけぽつんと置いても,販売の効果は逆になくなるということがあります。ですから,今置いてあるものは今現時点ではやむを得ないのかなあと,商品をそろえるという部分ではやむを得ないのかなというふうに考えておるところです。ですから,徐々にこれから神石高原町の商品をしっかりとそこに並べられる取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) 今徐々にって言われましたけど,もう新年度が始まって4,5,6,3カ月たったんですよ。ですよね。4月から来年の3月までの1年間が450万円なんでしょう。でも,4月からもう450万円のブースの権利は発生してるんでしょう。それでもう3カ月,4,5,6,3カ月たったんですよ。今の時点で,もう6月の中旬ですけど,今の時点で徐々にこれからっていうの,それは私は納得できません。 ◎町長(入江) 早急に進めていきたいと考えております。 ◆4番(横山) はい,450万円の重さをもっと感じていただきたいなあ,私たち庶民にとって450万円ってすごい大金なんですよ。それを払って,よその町の産品を置いて,それで徐々に,徐々にって言ってたらもうすぐお盆が来るんじゃないんですか,何かそんな,ちょっと私は違和感を感じました。 それで,基本的はこちらからこれを置きたいっていう要望はするけど,最終的にはバイヤーさんが,じゃあこれとこれを置きましょうっていうふうに,多分そういうふうな流れだと思うんですけど,高原町は誰もが挑戦できる町です。さっき言ったように,ショウガとかニンニクとか,その神石牛だけでなく,豚肉もあります。いっぱいあります,そういうものを置きたいっていう人は誰もがチャレンジできるように,まるごとにっぽんへ置いて売ってみたいっていう人を応募して,募集かけて,置きたい人は誰でも挑戦できるような,神石高原町は挑戦のまちですよね,そういうのをやってみたらどうですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 先ほども町長が答弁いたしましたけれども,そういった意欲をお持ちの方がどんどん出ていただきたいというふうに考えておりますので,出店を希望される場合には私どものところにお話をいただいて,その最初を,発注数とか納品の期間であったり,それから希望の卸売の価格とか,そういったところを教えていただいた上で向こうに話をします。それから,あわせて商工会にもお声がけをさせていただいて,どんどん我々のところに情報をいただけるように,これから話をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) ぜひお願いしたいと思います。450万円,ブース料,何回も言いますけど,住民の税金です。ですから,それを払ってブース料を獲得したんであれば,住民誰もが,生産者が,みんなが挑戦できる,そういう仕組みにしていただきたい。今岡崎課長がそのように言われましたので,そのことを広く周知していただきたいと思います。 それから,JIN(神)プレミアムに関してもう一つ,いま一つJIN(神)プレミアム感っていうのが出てないような気がするんですよ。せっかく五つ選んであるんです。産直市場にも置いてありますけど,このような旗が置いてあって,そこにブルーベリーやなんか置いてますけど,全然,わあ,プレミアム商品だっていう,そういうプレミアム感がないんですよ。普通バックとかブランド品って,鍵のかかったこんなガラスケースに入ってるんです。私はもう見るだけですけど,そういうちょっとプレミアム感を出さないと,ほかの商品と同じように並べてあって,ここにJIN(神)プレミアムの旗がちょっと置いてあるぐらいじゃあ全然プレミアム感出ないと思います。認定されたんであれば,もっともっと,もっともっとプレミアム感を出してください。でないと,PR効果はないと思います。せっかくするんなら,そこまでやっていただきたい,どうですか。
    政策企画課長(岡崎) プレミアム感を出していくべく,今いろいろ内部で知恵を絞っておりますけれども,先ほど町長言いましたが,プレミアム感を出すには一定の広告費が当然かかってまいりますので,そういったことも考えながら,内部でどういったもの,どういった形をとればPR感,それからプレミアム感が出るのかというのを内部で検討してまいりたいというふうに思います。 ◆4番(横山) 別にお金をかけてPRしてください,広告をつくってとかというんじゃなくって,今度例えば道の駅をリニューアルされますよね。そしたらもうJIN(神)プレミアムコーナーという,ガラス張りのようなんじゃないけど,そういうコーナーをつくるとか,そんな感じのこと,広告をつくれと言ったわけじゃないんですけど,とにかくプレミアム感を出していただきたいというふうにお願いをしておきます。 認知度が上がっていると言われましたけど,住民みんなで高原町のプレミアム商品だっていうのをみんなが情報を,プレミアム感を共有できるJIN(神)プレミアムに今後していっていただきたいなというふうに要望をしておきます。 続きまして,楽天との包括協定の進捗状況でございます。 ご答弁を五つの項目に分けて答弁をしていただきました。 ドローンの活用ですけど,最近新聞で報道されましたのは,過疎対策事業の交付金2千万円で5台を購入して,高齢者への配食サービスや災害状況の把握,それから農産物の集荷,これらの実証実験を進めるというふうに新聞に載っておりましたが,楽天との協定でもドローンの活用の物資輸送の協定を結んでるんですけど,この過疎対策で5台使って仙養ヶ原で実証実験することと楽天との協定とは,これはもう一緒にするという解釈でよろしいんでしょうか。誰に聞けばいい。 ◎政策企画課長(岡崎) 一緒にするというか,楽天とは楽天の知見をいただきながら,その楽天も物流を独自で研究をされておりますので,その研究をするのに町と一緒に研究をしましょうということで,昨年12月に,29年12月に協定を結びました。 先ほど議員が言われた過疎対策事業の2千万円の事業についても,その実証実験をする上で楽天さんにも入っていただいて,それ以外の防災アドバイザーの方々にも入っていただいて,みんなチームになっていただいて,その事業を進めてまいりたいということであります。そういった意味でいうと,楽天さんと29年に連携協定を結んでおったことによって,楽天さんがこの過疎対策事業の一員になっていただける橋渡しになったという意味でいうと,この連携協定を結んでおったことが非常に大きなメリットがあったかなというふうに考えております。 ◆4番(横山) 何となくわかりました。何かドローンがよく出てくるのでちょっと,油木高校の魅力化でもドローンをやってますよね。あれは慶應大学と,それはまた全然別な話ですよね,油木高校の魅力化は魅力化でやっておられる。こちらでは,国の過疎対策事業と楽天と一緒になって,今の災害のときの状況把握なんかの実証実験をするという,そういう柱で今ドローン事業が高原町で進められているという解釈でいいですね。 買い物支援に役立てるとか農産物の集出荷とか書いてあるんですけど,町長はこの楽天との協定を結んだときに,この過疎地域のライフスタイルが変革をする,10年先を見越したわくわくしたような取り組みになるというふうに言われました。わくわく,すごい期待をしました。それで,この実証実験とか,もうどんどん前に進んでるようなんですが,実証実験をしただけじゃだめだと思うんですよ。実証実験,これ3年間でするんですよね,3年間の事業でしたよね。その後,じゃあいかにこの町で本当に買い物支援ができるのか,農産物の集出荷が実際本当にできるのか,私たちは本当に期待をして待ってて,10年先を待ってていいのか,本当に10年先なのか,何年先に実用化されるのか,ちょっとそのあたりを説明をしていただきたいと思います。 ◎町長(入江) この総務省の事業ですけれども,大きく四つあるんですね。防災・減災の取り組み,これは先般も防災科学技術研究所の先生をお願いして取り組みをすると。それから物流です,買い物支援もあるかもしれませんし,配食とかものを運ぶ実証ということと,一つはエアマップ,これからドローンをどんどん飛びますから,空の地図,交通整理をするような地図をつくることと,ドローンにかかわっている町内の企業とか,企業というか事業者,これからやろうとしてる事業者とか油木高校,それから慶應大学もそうですし,楽天とかもそうですけども,そういうところでコンソーシアム,協議体をつくろうと,それをベースに全国でドローンの取り組みをしてる市町村とのネットワークをして,情報交換をしようという四つの事業で2千万円です。 今年度で一定の成果を出す,実証ですから,実験をしながらどういう形であればそれが実装できるかというところまでは持っていく必要があります。これは総務省の委託事業でございますから,そういうふうになってるわけでございます。ですから,今年度である程度の方向性というのはもちろん出さなければいけませんから,それをもとに来年,再来年でどういう実装ができていくのか,実際に活用していけるのかというところをまた考えていくということでございますから,来年からはまた今の総合戦略等々にも盛り込みながら,新たな補助金等々も活用しながら進めていきたいなというふうに思ってますから,何年先ということには言及というか,今申し上げることはできませんけれども,早期に地域の方々が地域の方々のために活用できるような,そういった仕組みづくりを今検討しているところでございます。 ◆4番(横山) 災害が起きたときの災害の状況の把握なんかは,ドローンを飛ばせば空から写真が撮れて,それはすごくいいと思うし,私もイメージが湧くんですよ。でも,買い物支援とか農産物の集出荷,空をドローンが飛んで,過疎地域に住んでいるお年寄りの人が注文した豆腐や油揚げが飛んでくる,そんなことが本当にできるのか,私にとってはとても夢のような話で,実現できそうにないような気さえするんですけど,1年間実証実験して,その後は町でいろいろ検討されるんだと思うんですけど,本当にそれが実現するのかどうかちょっと不安もありますが,実証実験だけで終わっちゃうんじゃないんかなというふうにも思うんですけど,どうでしょうか。 ◎町長(入江) 買い物支援につきましては,もう実装してやってる地域もあります。ですから,どういう買い物の仕方かどうかわかりませんけども,実際にもう活用されてるところもありますし,ただ神石高原町には商店がない中で,どういうふうに進めていくかというのはこれから,要はドローンを飛ばすだけではなくて,どういうふうな注文をして,誰がそれを調達して,どういう形で販売をするのかとかというところも全部含めて考える必要がありますから,地域で一緒に考えていくと,行政だけが取り組む事業ではありませんから,そういうことで取り組んでいるわけでございますから,そこら辺は,じゃあ2年先には完全にこういう仕組みでできるとかということは今申し上げられませんけれども,実証ということでいろんな活用の仕方をこれから検討していくと,そういう事業でございますから,そういうふうに取り組んでいきたいと考えております。 ◆4番(横山) 少し,では期待をして,1年間ですね,実証実験をしてその後ということで,はい,また質問をさせていただくかもしれません。 それから,国内外に向けた産品の販路拡大というところですけど,産直市場の加工品の産品をインターネットによって楽天市場へ出店をするというあれなんですけど,楽天との連携の中に書いてあったんですね,産直市場の加工品の産品をインターネットにより販売,また楽天市場への出店ということなんですけど,これらは実際もうやっておられるんですか,楽天市場に出品をして販売ができてるんでしょうか。 ◎町長(入江) 以前この協定を結んだときに,たしか神石高原町で3店何か出店がありますみたいなことはちょっと聞いたことがあるんですけれども,ちょっとその確認ができてませんけれども,楽天への出店という部分では,ふるさと納税をとりあえずベースに町のPRをしながら,商品の紹介をしながら,その楽天ショップ,ECサイトにつなげていこうということを今,そういう流れで進めているところです。ですから,民間でふるさと納税サイトを活用して取り組む会社も団体もできてますから,徐々にそういった楽天のインターネットショップにつながっていくんではないかなあというふうに今は考えているところでございます。 ◆4番(横山) わかりました。 以前,統合後の百彩館においては農産物の集出荷の拠点として位置づけ,楽天ウエブを活用したネット販売を行うっていうふうにも以前答弁をいただいております。だから,百彩館をそういう拠点にしてインターネット販売をして売上増を目指すというふうに言われたと思うんですけど,そのような取り組みが今百彩館で行われているのでしょうか。 ◎町長(入江) 今はまだ百彩館ではそういう取り組みは行っておりませんけれども,先ほど言いましたように,ふるさと納税も1,200万円を超える金額が,実績がございますから,そういった面も百彩館も含めて進めていきながら,ECサイトの構築についてもこれから検討していきたいというふうに考えております。 ◆4番(横山) 百彩館の話が出たので,ちょっと百彩館の話に触れますけど,午前中も百彩館の質問がありましたが,今ネット販売をするどころではありません。野菜がないですから,全く。全くというか,たくさんありません。私もちょくちょく百彩館をのぞくんですけど,空っぽのかごがたくさんあるのでとても残念に思います。今油木高校が花の苗とかをたくさん出してくださってるので,それで玄関口は苗がいっぱい並んでいてにぎやかに,国道から見るとたくさんあるように見えるんですけど,いざ入ってみると空っぽのかごが並んでいます。 それで,午前中の答弁の中に地元の人の声ということで,地元のもの以外のものは置かないということで,あくまでも産直市場だから地元以外のものは置かずにやるというやり方で昨年からやられているようですが,私が思うのは,あそこはふだんは,平日は地元の人がほとんどなんです。土日がよその人が時々入ってきてくださるという感じなんですけど,その町外の人が来られたときに空っぽのかごを見たら,あ,百彩館へ行っても何もなかったよっていうことになるんですよ。それをまた帰ってほかな友人とかに言うんですよ。そしたら,百彩館には何もないっていう情報がぱあっと広まると思うんですよ。私のような地元の者は,今日はなかったけど,もう一週間したらもうそろそろ何か出とるかなと思って,また行きますよ。けど,町外の人はそうじゃないと思うんです。だから,お客がどんどん離れていくんじゃないかなと心配をします。昨年10月からですから,もうこの冬からこの春にかけても,本当そういう野菜がない時期がありましたから,どんどんお客さんが離れていくんじゃないかなというふうに懸念をしてます。さっきも話があったように売り上げも下がっている,それでもやっぱり町外のものは置かないほうがいいのでしょうか,どっちがいいんでしょうか。私は,ないときはないなりに町外のものでも入れて,かごをいっぱいにして消費者のお客様をお迎えするべきだと私は思いますけど,町長はどう思われますか。 ◎町長(入江) これにつきましても,先ほどもご答弁申し上げましたけれども,私も182ステーションの役員会で町長として挨拶をさせてもらいましたけれども,今の状況をどう考えているんですかと,会社として,会社の方針としては町外のものは置かないという方針で今進められてると思いますけれども,今横山議員さん言われたように,来た人は何もないじゃないかと,これ広まりますよと,これどうするんですかという話はしました。 でも,今はそういう地域の方々の声を聞きながらそういう取り組みをやってると,これから将来的に考えていくという話はされてましたから,もちろんこのまま看過というか,町としても半分以上出資してるわけですから会社のほうにもしっかり話をしていきたいと思いますけれども,会社の中でも,役員の中でも置くべきだとか,置かないべきだとかというような意見がありますから,もう少し会社のほうで議論をしっかり深めていただく必要があるかなと,こちらからああせえ,こうせえということはできるだけ言いたくはありませんから,そういったことはしっかり,もちろんアドバイスとかサポートはさせていただきますけれども,しっかり取り組んでいただきたいなというふうに考えております。 ◆4番(横山) 時間がなくなってきたので,わかりました。これからいろいろとサポーターズ会議でいろいろ議論されるんだろうと思いますけど,私がちょくちょく行くたんびに,店長はいらっしゃいません。店長と話がしたくても,いらっしゃいません。何か今道の駅のリニューアルが忙しいということで,ほとんどいらっしゃらないみたいなんですね。そういうので本当にいいのかなあというふうに,疑問にも思っています。時間がないので,それはそういうことで,店長にはやっぱり店にいていただきたい,いるべきだと私は思います。 産直市場の一つでもある百彩館ですから,もっと活用して,町の活性化の拠点となるように,町の活気を取り戻せるように,百彩館はもう本当に油木の人たちにとってはなくてはならないお店ですから,活気を取り戻せるようにしていただきたいと要望をしておきます。 次の質問に行きます。 挑戦6,定住促進の強化ということで,豊松地区の分譲団地,坪8円が大変話題を呼びまして,ホームページのアクセスが4万近くもあったというふうに聞いておりますが,その後募集を初めて,新平谷団地分譲の応募状況についてお伺いします。 それから,油木地区に新たな新岡団地の分譲計画があると聞いております。具体的な内容をお尋ねします。 ◎町長(入江) 定住促進の強化でございますけれども,新平谷団地分譲の応募状況でございます。 6月3日時点で,2件の申し込みを受け付けております。いずれも広島県外からの申し込みでございます。そのご家族には,ゼロ歳から5歳までのお子さんが5人おられます。 次に,新岡団地分譲計画の具体的な内容ですけれども,新岡団地分譲計画は,旧油木町時に整備しました後継者定住促進団地の東側に隣接する町有地,面積約1,700平米に整備を計画をしているところでございます。 現在,本敷地に何戸程度の区画整備が可能か,区画の配置や規模,整備費用等について検討を進めているところです。敷地の規模や形状から,1区画100坪程度の区画を3から4区画程度整備できればというように考えております。本年度の早期に販売条件等を決定し,分譲に向けた工事を行った後売り出しを行っていきたいと考えているところです。 以上です。 ◆4番(横山) 申し込みが2件あったということなので,大変うれしいことだと思いますが,これ5区画ありますから,まだ3区画残ってますよね。募集期間も6月28日までと書いてあったので,もう少しあるのでまだ応募があるかもしれませんが,もし6月28日を過ぎても応募がなかった場合,どうされるおつもりでしょうか。 今は町外の人に限るっていう条件ですけど,町内の人でももし希望があれば,やっぱり町内の人でも残っていただけるように,もし応募があれば町内の人でも購入できるような条件に緩和したほうがいいのじゃないかなと思うんですが,どういうお考えでいらっしゃいますか。 ◎総務課長(瀬尾) 豊松で今分譲を開始しております定住団地の件なんですけれども,今のところ2件の申し込みがありました。基本的に,この事業は町内の子育て世代を確保することを目的に行ってまして,対象となる方は基本的に町外の方ということにしてます。 ですが,この間分譲を行ってる期間にいろんな声を寄せていただいてまして,その中の声として,議員さんが言われるように今現在豊松に住んでると,アパートに住んでるんだけど,自分たちも分譲の対象にしてもらえないかという要望を聞かせていただいております。 確かに,町外から人口を増やす取り組みも必要なんですが,逆に町内の方を町外に転出させないということも大切な取り組みかなと思ってますので,もう少し状況を見ながら,そういった方たちも対象に取り込んでいきたいなと考えております。 ◆4番(横山) わかりました。 油木地区の新岡団地,これ3から4区画整備する計画というふうに言われましたが,販売条件等はこれから決められるということなんですが,大まかなことでも決まっていれば,これまた坪8円で販売されるのでしょうか。そして,町外の方に限定されるのでしょうか。大まかなことがもし決まっていればお知らせください。 ◎総務課長(瀬尾) 新岡につきましては,まだ十分な検討を行ってません。今の担当課としての思いなんですけれども,ここの土地については,旧油木町時代にちょうど隣接地に後継者を対象とした定住団地を整備してました。そのときの条件が,20年間の貸付地として貸与を行って,年間決められた金額を完納していただいた方に譲渡する仕組みにしてました。そういった制度を利用して定住をされている方等もありますので,その辺の以前の制度と整合性をとる必要があろうかなとは思っております。詳細については,もう少し時間をかけて検討をしていきたいと考えております。 ◆4番(横山) はい,わかりました。 時間が迫ったので,次に行きたいと思います。 3番目の医療・福祉サービスの充実についてですが,間違えた,小児科医療体制の構築と病児預かり制度の進捗状況をお尋ねします。 ◎町長(入江) 平成29年度からすこやか家族支援プロジェクト会議を中心に検討を行っておりますけれども,残念ながら町内への小児科医の確保や病後児保育の設置について,具体的な成果はまだございません。安心して子育てをしていただくため,助産師,保健師,精神保健福祉士による相談体制の充実を図っているところでございます。 中山間地域,人口減,少子化などさまざまな課題はございますが,小児医療体制の構築は若者の定住の大きなキーワードでございます。これからもあらゆる機会を捉え,小児科医療体制と病児預かり制度の構築に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◆4番(横山) これ平成29年の9月議会でも質問をいたしましたが,その後何か進展があったかどうかと思いまして質問をさせていただいたわけですが,残念ながら進展はなく,具体的な成果はまだございませんという答弁でございました。現状は厳しいということは私も十分承知しているつもりです。 でも,町長就任時に施政方針で小児科医療体制の構築,また病児預かり制度の構築の検討進めるというふうに掲げてございましたので,私は入江町長ならこの問題,何とかなし遂げてくださるのではないかと大いに期待をしておりました。30年の施政方針にも書いてありました。今年度の施政方針にも書いてあります。残念ながらまだまだ具体的に進んでいないようでございますが,先ほどの定住団地にしても,若い人にこの町に住んでいただきたいと思うのなら,教育,医療はとても大切なキーワードだと思います。井関第2定住団地にせよ,豊松の坪8円の団地にせよ,若い世代を呼び込むには,やはり教育環境,医療・福祉関係は必須だと思います。 人口が6月1日で9,000人を割りました。8,990人となっております。町に移住してくださる方がちらほらといいますか,何人かいらっしゃるんですけど,それでもやっぱり町を出ていく若者のほうが多いんだろうと思います。町で育った若者を外に出さない政策が必要ではないかなというふうに思います。特に若い女性,20代,30代の若い女性を町に呼びとめる政策をしたら,将来的にはそれが人口増につながるのではないかと考えます。この点について,町長,短く答弁をお願いします。 ◎町長(入江) 具体的に成果が出ないというのは,小児科医の招致とか病後児保育の設置について具体的にできてないということですけれども,すこやか家族支援プロジェクトの中で,関係の方々に非常にお世話になりながら,助産師,保健師,保健福祉士等々で相談医療とかいろんなことの取り組みはもちろん進んでいるわけですね。ですから,それはご理解いただきたいというふうに思いますし,何度も言いますけど,小児科医1人が来れば解決するというものではございませんから,そういった体制も含めて今後考えていきたいというふうに思います。 また,女性の移住ですけれども,それもこれから特徴的な取り組みを考えて取り組んでいきたいというふうに思います。 ◆4番(横山) 8つの挑戦について進捗状況などをお聞きし,私の意見も言わせていただきました。最初から八つも種をまかれたので,これに全て実をつけるというのは大変なご苦労があろうかと思います。今年は特に災害復興優先ということで予算を組まれておりますので,8つの挑戦の中でも絶対しなくてはいけないものだけを優先的に行って,とにかく災害復旧を最優先として,そして住民のご意見もしっかり耳を傾けて公明正大な町政に取り組んでいただきたいと要望いたしまして,私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(松本) 以上で横山議員の一般質問を終了します。 お諮りいたします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 あす6月13日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後4時41分 延会...