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  1. 神石高原町議会 2007-06-21
    06月21日-02号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    平成19年第 3回 6月定例会       平成19年第3回神石高原町議会定例議会会議録(第2号)1. 招集年月日 平成19年6月21日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 6月21日 午前10時00分宣告(第2日)1. 応招 議員  1番 小 川 清 治         2番 久保田 龍 泉          3番 寄 定 秀 幸         4番 丸 山 達 夫          5番 豊 田 耕 三         6番 赤 木 健 二          7番 佐 伯 卓 師         8番 木野山 孝 志          9番 松 本 彰 夫        10番 村 上 克 朗         11番 瀬 尾 征 爾        12番 小 林   貢         14番 渡 邊 俊 徳        15番 小 坂 大 輔         16番 矢田貝 克 治        17番 藤 田 晃 己         18番 岡 崎   奠1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員 13番 片 山 元八郎1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      牧 野 雄 光     副町長     上 山   実   教育長     佐 竹 秀 朗     会計管理者   赤 木 憲 次   総務課長    垰 本 昌 則     企画課長    平 井 卓 志   住民課長    藤 岡 健 三     福祉課長    西 本 伸 廣   保健課長    馬屋原 康 弘     環境衛生課長  吉 津 賢 秀   産業課長    前 原 孝 史     建設課長    橋 本 龍 之   学校教育課長  宗 田 秀 信     生涯学習課長  近 藤 秀 夫1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    福 場 卓 郎     書記      吉 田 浩 子1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(岡崎) おはようございます。 片山議員が届け出の欠席、ほかは全員出席でございます。定足数に達しております。 ただいまより平成19年第3回神石高原町議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡崎) 日程第1、一般質問。 一般質問を昨日に続きまして、通告順にこれを許可します。 ◆9番(松本) おはようございます。 本町にとって大きな課題であります県立神石三和病院も、今大変重大な局面を迎えていると思います。予定どおり来年の4月に移管するとすれば、大変忙しく、また厳しくなると思います。移管問題については、県当局との交渉も山場を迎えていますし、検討委員会が設置され、8月には提案が出される予定になっています。この時期にこの問題について質問することは、町長と県当局との交渉に支障が出たり、また検討委員会の提案に影響が出ては困りますから、質問についてもどうするのか考えましたが、影響の出ないと思われる範囲で質問をしますから、回答もその点を考慮していただきたいと思います。 まず、県当局は県職労との交渉の中で、神石高原町が最終的な回答を示さないから県の方針が出せないと言っています。そして、受け皿として期待していた地域医療振興協会が辞退したことにショックを受け、町が直営で運営することも選択肢の一つであると回答をしています。しかし、私が考えるには本末転倒で、県病院の移管を一方的に決めた県が誠意を持って本町の要望に具体的な回答を示すべきだと思います。そのことによって、本町も具体的な検討に入れると思います。来年の4月1日から移管するためには、県は本町の要望事項に具体的な回答を早く示さなくてはなりません。そのために、一番大きな要望である財政支援については、6月の県議会に補正予算を提案しなくてはなりませんが、その予定はありません。このように具体的な協議が進まない中では、来年の3月末の移管は無理ではないかと思います。 また、瀬戸田病院も民間の医療法人への売却が白紙となり、現在膠着状態となっています。今後の具体的な方針を明確にして、その具体化に向けて取り組まなくてはなりませんが、そのためには県との合意が必要だと思います。県との協議はいつごろを目標に進められているのか、伺います。 協議がおくれ、移管が延びれば、単純に考えれば本町とすれば喜ばしいことかもしれませんが、具体策もなく延びれば、職員も住民もあきらめと失望が大きくなり、県も病院を充実せず、機能を低下させたまま、だらだらと続けることになるのではないかと思います。今の段階では来年の3月末は無理と思いますが、移管の時期と病院の形態を早く決めて住民に安心を与えるべきだと思いますが、今後の基本的な方針、取り組みについて伺います。 次に、不燃ごみ粗大ごみ中間処理施設を総合的に考えるべきではないか、伺います。 17年9月に同じような趣旨の質問を行いましたが、そのとき町長は、町が予算をつけてまで行うことはできないと答弁をされています。しかし、現在不燃ごみの多くはオガワエコノスに委託されています。しかし、クリーンセンターを運営している三和環境開発が熱心にまた丁寧に分別を行っておられますから、ごみの量も減っています。また、一方では、町には多額の予算を計上して豊松に立派な最終処分場を設置してあります。この最終処分場を有効に活用し、オガワエコノスに委託しているごみの量を減らすことが予算の削減につながります。また、将来的には粗大ごみの収集、中間処理クリーンセンターで行うよう総合的に検討すべきではないかと思います。そして、その計画に沿って、当面必要な施設、急ぐ施設から整備すれば有効に財源を使えると思います。クリーンセンターの裏にある約2ヘクタールの町有地を有効に活用することで、立派な施設もできると思います。この土地は、ご承知のように排水管が詰まっていますから、いずれかさ上げが必要だと思いますが、それとあわせて施設の整備を考えてはどうかと伺います。 全般的には多額の予算も必要だと思いますので、今すぐとはできないかと思います。当面、委託するごみの量を減らし経費を削減するためには、シュレッダー式破砕機を設置して分別したごみを破砕機にかけ、さらに容量を減らして埋立処分すれば、大幅に経費の節減につながります。今回の補正予算破砕機が計上されると聞いていましたが、今回は見送られています。この理由と今後の予定について伺います。 現在、オガワエコノスに委託されているのは、1トンが15万円から18万円必要ではないかと思います。これを少しでも減らすためには、ストックヤードを設置して分別を細かく行い、リサイクルできないものは破砕機で容量を減らし、埋立処分をすることで委託料の削減を図ることができます。現在は、ベニヤ板で臨時のストックヤードをつくって作業をされています。ストックヤード破砕機、それにこん包機を整備すれば、ごみの減量化、経費の節減につながります。また、豊松の最終処分場で現在処分されているのは、ガラス、陶器くず、RDFの残渣で、月に2トンぐらいです。ここでもう一度確認したいのですが、最終処分場の地元と町が交わした覚書か協定書の内容はどうなっているのか、明らかにしていただきたいと思います。もっと埋立処分ができるごみがたくさんあると思います。施設を有効に活用して、経費の削減を図る必要があります。不燃ごみ粗大ごみ中間処理施設を総合的に検討される意思があるのか。また、当面の措置としてストックヤード破砕機、それにこん包機を整備することが必要と思いますが、町長の見解を伺います。 最後に、広島牛改良センター記念館の貴重な資料の保存について伺います。 広島牛改良センターは、来年3月末で庄原に統合されます。非常に残念なことでありますが、どうすることもできません。今後、施設を有効に活用することが大切だと思います。この施設内にあります記念館には、大正天皇のひつぎを引いた豊万号の衣装を初め、神石牛の改良の変遷、沿革などの資料、写真など、多くの貴重なものが保存をされています。先日、改良センターで伺いましたが、これらの資料の保存や今後の扱いがはっきりと決まっていないとのことであります。いずれにしても、現在のままでは公表もされず、だれが管理するかもしれない状況になるおそれがあります。貴重な資料がもったいないことだと思います。県と協議して本町が譲り受け、大切に保管し公表して、神石牛の歴史を後世に残すために活用すべきだと思いますが、町長の見解を伺います。 また、神石牛の改良に大きな役割を果たし、神石郡の畜産農家のみならず、経済の発展にも大きな実績を残した種畜場、そしてその後の広島牛改良センターが幕を閉じますが、今までの歴史を振り返り、大きな実績に敬意を表し、この地域の和牛の生産がますます発展することを願って、盛大に閉所式なるものを行うべきだと思います。聞くところによりますと、県にはそのような予算は計上されていないとのことであります。町長から要望して、仮称ですが閉所式なるものを盛大にとり行っていただきたいと思います。あわせて、神石牛の歴史とそれを支えた種畜場改良センターの功績と歴史を後世に残すためにも、記念碑の建立を県に要望すべきだと思いますが、町長の見解を伺います。 以上で1回目の質問を終わります。 ◎町長(牧野) おはようございます。 松本議員の質問にお答えしたいと思います。 まず、病院問題でございますが、今松本議員の方からも質問の中でありましたが、職員との交渉の段階で云々がございましたが、私はその職員の交渉の内容については知る由もございませんので、そんなことは聞いておりませんが、町の方が態度をはっきりしないから県の方も決まらないというのは、まさにおっしゃるとおり本末転倒だと思っております。移管をお願いする方がこれこれの条件でしてほしいというのが、通常のやり方だろうと思います。それを受ける方が何にも決めてくれんから出す方ができないというのは、まさに本末転倒で、こんなことが県の段階で言えるのかなと。これはちまたの話だろうと思います。本当の話じゃないと思いますが、これが本当、県がそういうことを正式にうちの者へ申したのなら、私も重要な問題だと取り上げますが、職員交渉でそういうことが出たというのは私が知らないところですから、その程度にしておきたいと思います。 それから、今特に要望しておるのは当面の運営資金として、これは協議会でも額を示されておりまして、当面の運営資金として財政支援は15億円、これは新年の早々に副町長の方から保健部長あるいは病院局長を通して知事の方へということで行っておりますし、ちょっとおくれて、私が直接知事の方へそういう要望書を、同じ要望書を提出しております。それは、財政支援は15億円と、あと人的な支援、医師あるいはそのほかの医療機関に必要なそういう職員等々の支援も、支援といいますか、そういった紹介も含めて支援をお願いしております。ですから、今6月定例で云々もございましたが、当面の15億円のあれですから、6月で計上してないから支障があるというとこにはならんと思います。 それと、今病院の存続に向けて検討するために、医師と医療経営コンサルタントなどの専門家による神石高原病院機能あり方検討委員会をつい先日設置して、いろいろと検討を始めております。これが8月の段階で中間報告ということをお願いしておりますので、その段階ではおおむね方向性は出る、病院の形もおおむね概要が出るというふうに思っておりますので、その時点では町民の方へもオープンにしてもいいかなというふうに思っておりますし、もちろん議会の方にはその前段でお示しをするということを思っております。いずれにしても、私が持論として申し上げとるのは、神石高原町の町は夕張のようにずっこけたけど病院だけ残るということも、それも論外でございますから、高原町が存続できる範囲内で病院も存続、共存できる、それをそういう形で病院経営のあり方といいますか、病院の形も縮小ということになると思いますが、病院を拡大するということにはならんと思いますので、どちらかというと縮小型あるいは療養型を目指すところでございますが、療養型というのはいろいろと問題点もありますが、そうしたことを考えております。 それから、来年の4月の移管は困難な情勢になっておるんじゃないかと言われておりますが、おっしゃるとおり瀬戸田病院の移管問題も今宙に浮いておりますし、一向にその方は進んでおらないという状況でありますので、県としては瀬戸田病院を、そっちの方を先に決着してからこちらに入るということですから、1年ぐらいはおくれるんかなという感じもしております。 それから、2点目の不燃ごみ粗大ごみ中間処理施設の総合的にということでございますが、総論として今松本議員が言われたことは私も同感でございます。しかし、今いろいろの事情があって、即そのようなところには行かないというところもありますので、今クリーンセンターでやっておることは、不燃物の破砕機、そして空き缶等を処理するプレス機のオーバーホールを行い、それぞれ順調に稼働して効率的な処理ができておると思っております。今までの議会の中でも、最終処分の効果を早期に高めるためにも中間処理の総合的な検討をと、ご意見を伺っておりますが、そこで容器の包装外のプラスチック破砕機、またペットボトル並びに容器包装プラ圧縮機の導入を検討しております。 最後言われた最終処分場の契約の内容でございますが、もう少し埋め立てができるものがあるんじゃないか、それはそういう一面もございますし、地元の契約もありますが、しかし有毒でないというものは余り地元の人も敬遠されずに、着工前の契約ですからどんな有毒なもんが来るかという、1つは非常に危機感持たれたと地元の人は思っておりますが、しかし現状ではそんなことはないと。もう少しいろいろなものが埋め立てられる、地元とのそれは協議になると思いますが、そういった協議も始めていきたいと、有効利用の面からもお願いしたいというふうに私も思っております。 それから、広島牛改良センターの件でございますが、これは今県との協議は、あそこの100年近く続いた和牛の試験場としてスタートし、いろいろな面で神石牛の天下に名声を博したその拠点の施設である、そういう歴史に残る拠点施設でありますので、それをもう一歩、これからの和牛の生産に跡地利用、要するにハード部門を積極的に県の方へ接触してきました、今日まで。それは何とか方向性はついて、受け皿としても全農なりあるいは和牛改良組合ということで大体方向づけはできておりますが、今おっしゃるようなソフト面については、記念館というものは、あれは移転してもうちょっと将来に残すための何はしたいと、それは県の方もそのことは言われております。予算措置としてそんなにたくさんではありませんが、それは言われておりますので、それはこれからの交渉ではそこを求めていきたいというふうに思っておりますが、閉所式に伴う式典ですか、記念碑の建立。これは、大体閉所式というのは静かに質素にやるというのが通常でございますので、災いを転じて福となすという発想の転換も必要かなと思っておりますので、これもひとついいアイデアかなと思っておりますので、このソフト面も提案していただいたので、できるだけそういう方向に近づけていきたいというふうに思っております。それは閉所式でなしに、今度改良センター跡地利用はこうするんだという一つの出発点にもなるわけですので、閉所だけでなしに出発点としての一つの考え方で、そういうセレモニーも考えてみたいというように思っておりますので。 以上、簡単でございますが、答弁にかえます。 ◆9番(松本) 県病院については、県の方が例えば職員団体との話あるいは本町との話に使い分けていると、言葉を使い分けているというのが明らかでありまして、これは交渉の中でも指摘されたそうですが、現実に職員団体の方にはそう言って逃げているし、本町の方にはいろんな理由で明らかにされていないと思いますが、いずれにしても町長の言われたように県の方からはっきりと方針を示さないと前へ進まないと思いますので、積極的に協議をお願いをしたいと思います。 それから、ごみ処理ですが、総論的な大きな計画というのはすぐには無理かと思いますが、どういいますか、たちまち場当たり式に物をそろえるというのではなくて、大体大きな計画を立てて、その中で当面破砕機とかこん包機とか圧縮機が要るという、それについては私もそういう考えで、一度に整備しろというのではないですが、後から二重投資にならないように総合的な計画を立てて、このためにはこの破砕機が要るんだということで進めていただきたいと思いますが、今言われましたようにプラスチック破砕機ができれば、かなりごみも少なくなって最終処分場へも捨てられるのではないかと思いますが、これはいつごろ購入をされる予定か、伺います。 現在ある破砕機は旧神石町から来た破砕機でありまして、この破砕機というのは1つあればすべてが万能ということではありませんから、やはりプラスチックなどのごみをするにはそれ専用の破砕機が要りますし、それがかなり容量が多くなりますから、それをやることが必要だと思いますし、今手すきの時間といいますか、それを利用してかなり綿密に分別をしておられます。ですから、そのためにはやはりストックヤード、ごみをストックしとく施設が、それは今の工場、RDFの中でできますから、これはブロックを積んで囲えばいいわけですから、そういったことはぜひ早急に取り組んでいただきたいというふうに思います。 私が言ったのは、豊松との協議の中でどのような協議になっているのか、全く議会の方には明らかにされておりませんし、合併協で計画をしたときには、当初家庭から出る不燃ごみについても、その最終処分場へ持っていくんだというようなことで協議を進めていたと思いますが、それがいつの間にかRDFの残渣と瓶とガラスくずと陶器だけということになって、せっかくの施設が有効に活用されない。その施設があるのに、そこへ埋め立てせずにオガワエコノスへ、先ほど言いましたトン15万円から18万円の処分料を出して持っていくというのは非常にもったいない話だと思いますし、町長の言われたように、やり方によってはそんなに危険なものはないと思いますので、何か協定書はないとかという話も聞いたんですが、地元との協定書がないということはあり得ないと思いますが、その内容がどうなって、どこが何がどのようになって今のいろんなほかのごみがそこへ処分できないのか、その点を伺います。 ◎町長(牧野) 先ほど松本議員が質問の中で、公設民営ばかりでなしに町が直営でとするのも選択肢の一つであると回答している。これは、私が直接聞いたんではありませんが、職員との団体交渉で職員側からどうも出たらしく、今の県病院の県の職員から、公設民営になれば民間の要するに職員になる、それを避けて町が直営でしてほしい。そうすると、公設公営、要するに町立病院ということです。それは、局長が非公式のような形で副町長に言われたと。ですから、私はそれは早速行って拒絶をしております。公設民営を、合併前からそういうことを県からも聞いて、我々がそれを中心に検討してきた今日まで、今になって公設公営、要するに町立病院でやりなさいというのはいかにも飛躍し過ぎとる、だからそれはできませんと、はっきり私の方から断っております。ですから、県の方もそれは全く非公式に言うたんで、それは何とかという言いわけをしょうりましたが、確かに交渉の段階で出たことは事実らしい。ですから、交渉の時期が我々からいえば遅い、もう最近になってしたんですから。最初、公設民営化を旗上げをするんなら、まず職員との交渉もその辺のところでスタートしないといけないのを今日まで延ばしてきて、それは病院の職員という位置づけでなしに、一般県の吏員だという位置づけで簡単にやれるというのが病院局でどうもあったらしく、そういう言い方もしておりましたから、吏員だからどこへでも回せるんだと、一般職の方へ回せるんだというような考えがあったらしいんですが、そのことは否定しております。 それから、最終処分場等々については、副町長なりあるいは担当課長から説明をさせます。 ◎副町長(上山) 破砕機の問題含めて出ましたが、まず第1点目の、破砕機を6月補正で今回どうして見送ったかという質問でございましたけれども、要求では上がってきたんですが、検討いたしました。これが、そうはいっても金額がかなりなものでございまして、費用対効果ということで調整をしろというふうに今指示をしてございます。例えば、オガワエコノスへ出すのがこんだけになるんだよというのを、5年から10年とかという若干アバウトなこともございましたが、そうはいっても10年たてば逆転するんだよというようなこともございまして、もうちょっとそこを詰めろということと、単町でやるんではなくて補助事業ということも考えられるんではないかということで、そこら辺をきちっと整理をして出してこいということで、予算査定のときに指示をしたという経過がございまして、今回上げてございませんが議論の俎上にはのってございまして、それプラス、今のその単体だけがやるということもあるんですが、今の中間処理場というのもございますんで、裏が、今言うふうにいずれにしても土を埋めて、あそこの排水ですか、あの処理もしなくてはならないというのが一部事務組合時代からの課題で残っているようでございますので、それとあわせてできることがないかと、そういうことを今調整をさせてございますので、9月議会に補正でその単体でお願いするか、長期的にこの方が補助事業にとっていいということになったら新年度へ向けて調整するかということで検討しているという状況ですので、ご理解をいただきたいというふうに思います。 それから、豊松との協定書については、ちょっと環境衛生課長の方からお願いします。 ◎環境衛生課長(吉津) お答えいたします。 地元との協定書並びに覚書が存在するのかどうかというふうなご質問でございますけれども、当時、地元からの要望書が提出されておりまして、それに答える形で回答書というものが出ております。そういう形でございます。要望書に関しましては、最終処分場に搬入できるもの等を掲げてございます。先ほどのご質問にありました破砕機容器包装以外のプラスチック等を破砕したものが搬入できるかということは、その要望書にも中に搬入できるというふうに記載してございますので、これは可能かというふうに思っております。 また、ストックヤードの件ですが、今議会でブロック積みの軽易なものを2倉ほど新設したいというふうに要望いたしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上です。 ◆9番(松本) 要望が出て回答が出されたということで、それに基づく協定書がないというのもどうも不思議な気がしますが、全然ないんですか、協定書なるものは。 ◎環境衛生課長(吉津) 私どもの手元の方には、協定書、覚書の中には入っておりません。再度調査をさせていただきたいというふうに思います。 ◆9番(松本) それはさらに調査していただきたいと思いますが、プラスチック類とか容器のプラスチック、それが埋立処分できるということでしたら、どうして今までやってなかったんですか。 ◎環境衛生課長(吉津) 正確には、要望書には5ミリ程度というふうに記載してございますけれども、破砕をいたしまして搬入するということになっております。したがいまして、今その機械が云々ということでございますが、それが実現をすれば可能かというふうに存じます。 ◆9番(松本) 法律でもプラスチック類というのは埋立処分ができるごみになっておりますから、これはできるわけでありまして、さらに5ミリというとやはり破砕機がなくてはなりませんが、さらに地元と協議を深めて、できる限り有害でないものはそちらへ持っていくような努力をしていただきたいというふうに思います。 先日、現場へ行ってお話を聞きますと、最近鉄の価格が上がったということで、小型家電など全部中国へ向けていくらしいんですが、それは皆安くても買い取ってくれるということでかなりごみの量が減ってはいますが、仮に今オガワエコノスへ委託される場合に、そういった金になる分だけをよその回収業者が持っていって、全く金にならない、どうにもならないものだけをオガワエコノスへ委託するということになりますと、オガワエコノスにしても余りうまいところがなくなるわけですが、そうなった場合は、委託料は同じような単価で引き取ってくれるわけですか。 ◎環境衛生課長(吉津) 業者との協議事項になろうかというふうに思います。今後、検討させていただきたいというふうに思います。 ◆9番(松本) では、その件はそれにして、今の覚書の中で、プラスチックごみ以外にこれから搬入が可能な、その最終処分場へ搬入可能なごみはどんなものが記載されていますか。 ◎環境衛生課長(吉津) 不燃物の貴金属類等がございます。これも、先ほど申しましたように破砕処理したものというふうになってございます。既に、陶器類、ガラス製品は持っていっておりますけれども、先ほど申しました不燃物、貴金属類が可能というふうに思います。今後予定しております、先ほど申しました容器包装以外のプラスチックがございます。さらには、RDF製造過程における残渣というものが記載してございます。 以上です。 ◆9番(松本) 鉄くずなどは大抵5ミリ程度に小さくするというのは非常に、破砕機でできるのかどうかそこまでわかりませんが、場合によると圧縮して押さえた場合、容量を少なくしたものは入れられる、捨てられるようにもっと協議を深めていただいて、何回も言うようですが、できる限りそこで処分をして外部へ委託を少なくしていただきたいというふうに思います。 非常に現場では小まめに分別をされまして、かなり努力をされておりまして、職員の努力と意識によって経費の節減がかなりできるというふうに感じました。特に、ご承知だと思いますが、その現場では暖房をとるためにストーブを、廃油のストーブを購入して、それで大体1日に40リットル処分をしながら暖房も兼ねてやっているということで、大変いいことだなあと感心をしたわけですが、そういうふうに現場ではいろいろ苦労をされて経費の節減に努めておられますから、やはり町としてもそれにこたえるような対策なり対応をしていただきたいというふうに思います。 先ほど副町長から、起債なり補助事業でということがありましたが、私が調べた範囲では、現在のうちのような施設では恐らくその補助事業は該当しないのではないかなというふうに思いますから、せいぜい起債対応ではないかなと思いますが、そういった場合、先ほど環境衛生課長も言われましたように、破砕機で処分すれば豊松の最終処分場で処分できるわけですから、できる限り9月の早い時期に補正予算でも破砕機の購入を検討をしていただきたいというふうに思います。それとあわせて、地元との協議もさらに深めていただきたいと要望をしておきます。 それから、広島牛の改良センター記念館のことですが、記念館そのものはかなり老朽をしておりますから、これを移築するというのはちょっと難しいのではないかなとも思いますが、これは現場の方とかそこのOBの方の話によると、やっぱり皆さんに公表するためにはそこでなくて、例えば町の図書館とも言われたんですが、図書館では狭いかなと思うんですが、新たに多くの人が自由にといいますか、オープンに出入りできるようなところで保存をして公表した方が、多くの皆さんの目にとまると思いますから、そういった方向での県との協議も進めていただきたいと思います。 現在は、例の不審火の関係で、記念館から重要な物は全部上の会議室の方へ移動をしておられます。現場の話によると、余り手をかけない割にはきれいに保存されているということですから、これはもう二度と手に入らないもんですから貴重な資料ですから、ぜひそういったことが大事に保管されて、皆さんの目にとまるように県と協議をしていただきたいと思います。 それから、閉所式というのは仮称ですが、先ほど町長が言われましたようにこれからの跡地利用の出発点ということで、そういったセレモニーもぜひ検討をしていただきたいし、県の方にも協議してそういった予算も県の方から出していただいて、できる限り盛大にやっていただきたいと思います。 ○議長(岡崎) 答弁要りますか。 ◆9番(松本) 予算対応。補正予算の対応、見積もり。などで言やあ、破砕機
    ◎副町長(上山) それでは、破砕機のことについてのご質問がございました分につきましては、私も現場の声を聞いてます。ですから、着々とこの間の補正というか当初もそうですが、現場の声を聞きながら機能がいいようにつくっていくっていう部分では、整備をしてきているつもりでございます。大きなのが今破砕機というのが残ってまして、現状では今の予算で十分できるんですが、それを購入するということになりますと額がかかるということで、もうちょっと慎重に検討しろと、何でも買やあええというもんじゃないよということでやってますので、これは今松本議員が言われました部分の整理を、私が答弁したことも含めてですが、9月に向けて整理をしますので、そのときに説明が明確につくと。予算つけてもいいという状況でしたらつけるし、まだ無理だったら無理だというふうにまた答弁をさせていただきたいということで、お待ちをいただきたいというふうに思います。 ○議長(岡崎) これで松本議員一般質問を終わります。 ちょっと休憩。(午前10時44分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午前10時45分) ◆12番(小林) 議長の許可をいただきました。クールビズということで対応してもよいということでございますが、私はちょっと首のつきぐあいが異常があるんでしょうか、折り合いが悪いので、あえてこういうスタイルで、皆さんと同調できない点はお許しを、ご容赦願いたいと思います。 質問に先立って、2月7日からの不審火によっての罹災者、また地域の方々に心からお見舞いを申し上げます。と同時に、一刻も早い解決を願っておるものでございます。 また、6月8日に降りましたひょうによって、6月11日現在で農作物に3,424万円の被害があったとの産業課の報告を聞いております。これこそ歴然とした天災と言えます。被災されました方々に対しましてお見舞いを申し上げます。そして、行政としてもできる対応を願っております。 さて、5点について、町長、教育長にお尋ねをいたしますが、既に質問を終了した同僚議員と重複するかとも思いますが、私なりにお尋ねをさせていただきます。きのうはきのう、きょうはきょうといったところでよろしくお願いをしたいと思います。 1点目に、不審火抑止策と事後対応策ということでお尋ねをいたしますが、不審火非常事態宣言が発令されたのが、不審火と思われる火災が20件発生した5月7日であります。今や過去の全国連続発生件数を抜いて不名誉なワースト記録となっており、神石高原町は全国に不名誉な名をとどろかせたわけであります。被火災内容は比較的限られた物件と言われますが、町民に直接、間接的に与えた被害は甚大であります。精神的不安感を募らせ、心労ははかり知れないものがあります。捜査に当たっておられる警察関係者は当然かと思いますが、殊に非常勤でありながら連続的警戒に専念されている消防団員には、敬服すると同時に同情せざるを得ません。初不審火発生から4カ月を経過した今日、合計29件に至っても、いまだ犯人が摘発されず、解決のめどが見出せない事態であると聞き及んでおります。まことに残念至極であります。このところ2週間、発生が途絶えていますが、このまま犯人の摘発に至らないとすれば解決したことにならず、終息したとも言えず、住民の不安を払拭したことにもならないわけであります。一日も早く解決し、住民の不安払拭につなげなければならないと思います。また、予期しない災難であり、被災された物件、地域、及び延べ1,120人が出動している非常勤消防団に対しては、できる支援、対応が必要かと考えます。住民の不安払拭にどう対処するのか。また、被災物件、地域消防団に対しての対応、支援はどのように考えているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 2点目に、行政懇談会の内容、成果とその反映についてでございます。あわせて、出前町長室の所見についても伺います。 新年度に入って、5月10日、油木ふれあいプラザ会場を皮切りに、全地区を対象に行政懇談会が開催されております。2年半の牧野町政の成果、財政再建元年の位置づけの説明、諸改革と実行しようとする各プロジェクトの方向性、それらの推進に住民との協働の理解を得る目的で、行政懇談会が開催されたものと理解をしております。今回は、前回に不満の声が大であった質疑応答時間の多い設定と改善されての適切な対応であると思っております。出前町長室は初めての試みでありますが、タイムリーだと思います。いずれも、行政、議会、住民が一体となって取り組むに必要不可欠であり、時宜を得た対応であると考えます。牧野町長の政治理念に新しく加えられた信頼と合意の意図がうかがえます。すべての会場が終了していないが、現時点までの状況はどうであったのか、その対応についてお聞きをします。 1つ目に、町長の自己評価、成果に対しての住民の評価はどうであったのか。意図する財政再建を理解いただけたのか。また、住民からの提言があったのか。採用すべき事項、方向転換すべき事項があったのか。また、出前町長室の所見についてもお伺いしたいと思います。 3点目に、安田上地域に上水道施設をということでお尋ねをいたします。 さきの3月議会にかかわっての新年度予算説明の全員協議会で、上水施設についての議論の中で、今後、簡易水道施設については総合計画を策定しないと事業が許可されない、それも、現在施設の統廃合長期計画にあるものに限るとの環境衛生課長の説明があったところでございます。安田上地域に上水道施設をという提言をしたところでございます。新年度予算内容審議の中での話であり、その際、深い言及は避けましたが、前担当課長は検討したいとの答弁をしています。もともと合併前、東油木、南油木に続いて安田上地域の上水を考えたいとの町長答弁が記録に残っています。安田上の施設は、合併時の建設計画に入っていたものであります。今回作成された長期総合計画に明記されていないのがおかしいわけであります。仮に漏れていたとすれば、当然盛り込まなければならない事業、盛り込むべき事業であります。 この地域には、消防署、森林組合、斎場やすらぎ苑、安田上集会所、安田ライスセンター等の公共的施設、コマツレンタル、安田工業、大阪精工、もち屋、歯科医、別荘等、数多くの事業所等が存在します。狭小面積の中にこれだけ多くの施設がある地域もまれであります。消防署がありながら日常的な水源がいまだ不足であり、改善されないまま民家からの調達を仰いでいるという実態であります。消火栓の一つもなく、放水試験も無論できない状況であります。このような消防署がどこにあるのか。また、神石高原町を縦断する国道沿線であり、井関団地とは違って神石高原町の中心点でもあります。将来的には、公的施設が集結するであろう嘱望される地域でもあります。上水事業の取り組みをするにしても、隣接周囲地域がすべて整備済みであり、当面、水源の心配をせずに接続できるという最も恵まれた条件でもあります。現在施設の統合という県の事業許可の趣旨に合致した事業効果の高い事業であります。町長、ここはちゅうちょなく集中と選択が発揮できる決断の場であります。施設整備の決断をいただきたいと思います。 4点目に、再編後、初年度の公民館機能は発揮されているかということでお尋ねをいたします。 19年度から、過去の15公民館を4地区公民館10分館とし、各地区公民館に町職員を配置し、高蓋、来見分館には分館長職務代理者を配置、他の8分館は地区館長に分館長を兼務させ、対象分館自治振興会に36万円の活動補助することで、公民館の再編をしてスタートをしたところでございます。各地区の公民館は順調に体制が整って、期待どおりの運営ができておるのか、お尋ねをしたいと思います。 支障がなかったら、決まっておる各館長名がお示しいただければと思います。できていないとしたら、どこに問題があるのか。勤務時間、勤務日数、勤務時間数、報酬等に問題はないのか。非常勤の館長が、4ないし5分館の館長を兼務することに問題はないのか。住民と協働とはいえ、酷であると理解をしております。町としての教育行政の基本体系として、人づくりを通した地域づくりの観点から、未来を開く人と文化の創造を基本理念とするなど、グレードの高い目標を掲げているわけで、この命題に対処するとしたら、プロ的というか、専念できる体制でないと不可能と考えられます。片手間でできることではなく、中途半端な位置づけが、地区館長を受けてもらえない原因となっていないかと考えるわけでございます。受け手がないとすれば、当面どう対処するのか。いずれにしても、再編された中での公民館長職は大変なことに違いないわけであります。担当課は、ボタンのかけ違い的なとも思われる人探しこそやっているが、根本的問題を解決せずに、地区に丸投げに近い。このままでは、将来も納得して館長を受けてもらえるとは思えないわけであります。まちづくりの基幹にかかわる重要な任務として再認識し、行政として将来を見据え、有能な職員を専門的に研修させ配置して、人づくりを通した地域づくりに専念させるなど、じっくり考え直して再再編をし、再出発の気持ちを持たれるべきではないかと考えます。 最後に、油木高校への地元生徒の志願率、在籍率アップに全力をという点についてお尋ねをします。 平成17年の合併直後の3月議会、18年3月、さらに今年3月議会でも同様な質問をさせていただき、なお今議会でも同じ趣旨の質問をさせていただきます。 油木高校の存続が神石高原町の将来にわたっての大きな課題であり、原点であることは言うに及びません。牧野町長は、新町の初代町長に就任直後、油木高校の存廃は新町の将来にかかわると言われております。教育長は持論が、油木高校が本町教育の城であり、目指す目標は油木高校への進学であるとも明言されております。また、県教委から、高校を再編整備を進めているが、小規模校でも地元中学からの進学率、地域支援の状況によって存続を検討するという方針の中で、地元中学校からの進学率、在籍率が高く、地域の熱意も強いので統廃合の対象にしないとの回答を得、小さくても特色ある学校づくりを求められておる中で、実態は国公立へ進学率、クラブ活動の成果を上げている。産ビ科の特色づくりに注目しているとも述べられ、さらに志願率は神石中が47.4%、油木が57.1%、三和が54.5%、豊松地区が54.5で、おおむね5割を超えていると思っていたが、志願率49.1%でショックを受けた。行政指導も困難な部分もあるが、今後も重点的に取り組みを進めていきたい。さらに、60%の目標も掲げてみたい。油木高校の存続がかかっているのでPRもしっかりしていきたい等々、述べられたところでございます。 油木高校を取り巻く周囲の思いは一致し、環境も改善整備されつつあり、教育内容も充実し、評価すべき成果も評価に値します。そんな高校に、地元からの生徒が親元から通学できるとしたら有利であります。地域的にも子供が行き交いすることは元気のもとであり、あらゆる点で得策であります。今年度、油木高校への在籍生徒数の確保にかかわって、定員割れを解消できる環境にありながら、現実はショックとなる違った結果となったわけであります。いかんせん悲しいことであります。何とかして志願者がふえ、定員確保ができ、在籍率アップできないものだろうかと考え、望む一人であります。少子化が著しい中、神石高原町にとって志願者を必要であり、言ってみれば金の卵であります。この金の卵を、志願の芽をつまずに受け入れる体制を築いてほしい。それぞれの理由はそれとして、油木高校を志願する生徒を地域外へ誘導する手法はいかがなものか。高校側の言い分では、中学校の進路指導、動きがわからないとおっしゃっております。そこらを取り持つのが教育委員会の役目、出番ではないかと。旧高校の情報交換をしながら、中学校の進路指導の一考が必要と考えますし、また連携不足ではないかと考えます。地元生を地元高校へできる対策、手法、方策をどう考えているか、進路の方向づけに入る時期に備えて事前から対応策の必要があると考えます。 通学バスの問題はどう考えているのかということですが、この体制も整えておく必要があります。通学バスの問題でこの3月に、話では通学バスの問題で志望校を変更した生徒も生じたことも理由にありました。それから、地元生を地元高校へ、進路指導での中高の調整はできないのか。 以上、5点申し上げまして、1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(岡崎) ここで休憩といたします。 再開は11時15分といたします。(午前11時02分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午前11時15分) 小林議員に対する答弁を求めます。 ◎町長(牧野) 小林議員の質問にお答えいたします。 まず、第1点の不審火抑制策と事後対策、こういったことについてお答えをいたします。 不審火が発生いたしまして4カ月が経過しております。その間、地域住民の皆さんにあっては不安な日々を過ごされております。この不審火が続く中、住民の不安をなくすためには早期解決以外にないと考えております。捜査当局におかれましても、広島県警察を挙げて捜査体制を強化しておりますが、いまだに解決に至っておりません。町といたしましても、早期解決のため捜査当局に全面的に協力し、地域住民の不安を一日でも早く解消するように取り組みたいと考えております。 被災物件、地域消防団に対しての対応、支援はというお問いでございますが、地域住民への支援については、5月7日に発令した神石高原町非常事態宣言を受け、自治振興会を中心に自主的に警戒活動を続けられ、みずからの地域はみずからが守るという高い危機意識により実施されておられ、心強く思っておるところでございます。地域住民の不安を一日でも早く解消するために早期解決を願っていますが、いまだ解決に至っておりません。町といたしましても、早期解決に向けて捜査当局に全面的に協力していくように考えております。 なお、被災物件に対する支援については、一連の不審火が解決に至っていないため、現時点で申し上げることはできませんが、昨日、寄定議員の質問だったと思いますが、緊急の度合いでしていきたいと、ある程度のことはしていきたいというふうに申し上げておりますので、ここでもそのように申し上げておきたいと思います。 次に、消防団に対する支援についてでございますが、これも瀬尾議員の答弁にしておりますとおり、町としてはこの不審火による特別警戒活動に対して、活動交付金として団員数に3,300円を乗じた金額を、6月6日付で各方面隊、本部、各分団会計に支給をしております。そのほかについては、今後の状況により検討する必要がありますが、長期間の継続するようであれば、新たな対応も検討するように考えております。6月補正では計上しておりません。 それから次の、2点目の質問でございます。行政懇談会の内容、成果とその反映について、出前町長室の所見はということでございますが、出前町長室行政懇談会の自己評価、成果に対しての住民の評価でございますが、さきにも申し上げましたが、出前町長室については初めて面談させていただいた方が多く、内容も地域、住民生活に密着した事項が多くあり、今後の私の町政推進の参考になるものと考えております。また、私自身が直接懇談するわけですから、できることはその場で回答できることも一つの成果だと考えております。行政懇談会につきましても、本年度はまだ途中でございますが、2年目を迎え、一定の成果を果たしていると評価しております。私に対する住民の評価につきましては、この取り組み自体については住民の方々から激励もいただいております。私自身、継続する価値があると確信しております。この行政懇談会なり出前町長室というのも、相手が応じてくれなくなるというのが一番の危機感持っておりまして、そういうところがないように、これからの協議は進めていきたいというふうにも思っております。 次に、意図する財政再建を理解していただいたかと、この質問でございますが、本年を財政再建元年と位置づけ、取り組みを行っておりますが、職員はもとより、地域においても機会あるごとに、将来へ向けた財政再建の展望をお伝えしているところでございます。また、広報紙、町ホームページにおいても、財政状況、行財政改革大綱も掲載しております。細かい部分は別として、概要は大体理解をしていただいているというふうに思っております。ただ、財政再建だけでは住民要求というのは満たされないと思いますので、それはそれとしてきっちりやりますが、昨日も答弁したように、やはり将来の展望が持てる事業にもやっぱり行政対応していかないと、住民の要望にはこたえ切れないというふうに思っておりますので、自転車操業的にはなると思いますが二本立て、一方では財政再建をやる、一方では住民福祉の向上なり町の将来の発展の基礎を、そういったものについても目配りをしていきたい、対応していきたいというように思っておるところでございます。 住民からの提言への対応でございますが、出前町長室におきましては即答できることはしております。要望につきましても積極的に取り組む所存でございますが、町行政の大きな部分については持ち帰り、関係部署との協議をしております。また、行政懇談会での要望なり提言などは、定例幹部会において報告、周知し、検討を行い、採用すべきこと、方向転換による事項があれば、連携をとりながら対応していきたいと考えております。 最後に、出前町長室の所見ということでございますが、これはいろいろと小林議員は想像も豊かでございますので、あなたの何にお任せをしますから、適当に評価なり何をしていただきたい、このように思います。 それから、次の安田上地域に上水道をと、こういうことでございますが、この答弁をいたします。安田地域における水道施設の整備事業については、平成13年度当時に計画され、事業実施いたしましたが、水源の確保等が困難ということで、安田上地域では給水することができなかったと、このように記憶しております。一番の問題は水源の確保であります。神石高原町における水道計画の見直しの中で、今後検討していきたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 以上、私に求められた質問に対して答弁といたします。 ◎教育長(佐竹) それでは、小林議員の質問にお答えいたします。 初年度の公民館機能は発揮されているかとの質問でございます。まず、体制でございますが、油木公民館に館長が不在であるということはございますが、館長、町職員、臨時職員の3名体制で人的な体制は整い、充実していると思っております。事業につきましても、昨年9月、公民館運営計画を策定し、さらに公民館事業計画の指針も定め、職員、運営委員さんに配付し、公民館活動の推進に努めているところでございます。 また、各地区で公民館運営委員会を立ち上げ、今年度の事業計画を策定し、それに基づき事業実施に向け、館長さんはもとより町から派遣しております職員、また臨時職員それぞれ頑張っており、事業の実施については推進されていると思っております。油木公民館においても今年度事業計画が立たれ、事業を実施しておりますけれども、公民館長不在ということで地域への対外的折衝、また指示、命令等に関して影響が出ているのであろうと思っております。 館長の位置づけについてでございますけれども、今年度公民館再編で、各地区館長さんには少なからず動揺や不安を抱かれたことと思います。また、再編初年度であり、地区館と分館や自治会との事業のすみ分けなど、課題もありましたが、各公民館とも事業計画に沿って運営がなされており、また自治会で選んでいただいております分館担当者の方の連絡会議を通して、分館の取り組みも定着の状況がうかがわれております。公民館は、人づくりという面から教育活動の推進が基本であり、手段として各種事業を推進しておりますが、何もかにも一度にできるものではございません。社会や地域の情勢を見ながら教育活動を行うという基本スタンスで、館の運営、これをお願いしているところでございます。 受け手がないとすれば、どう対応するかということでございますけれども、実はきのう運営委員会を開催する日程調整を行いまして、運営委員会と連携し、専任に勤めることを第一として進めてまいりたいと思っております。専任に至らない場合、これにつきましては、昨日瀬尾議員の方で答弁したとおりでございます。公民館の再再編の見直しということも質問にございましたが、4地区の公民館については方針のとおりとさせていただきたいと思っております。将来を見据え、職員を専門的に研修させ、この分野へ配置というご質問もございましたが、社会教育主事の資格を有している職員、これは庁内13名ございます。おります。また、資格を持っていない職員も、県の研修や公民館運営協議会等の研修に参加して研さんに努めております。今後とも、職員の研修や人的配置も含め、公民館活動の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。 なお、公民館の館長でございますけれども、神石公民館、これが東谷欣一さん、それから豊松公民館が日谷邦彰さん、三和公民館が小林和枝さんでございます。 次に、油木高校への地元生徒の志願率、在籍率アップに全力をということで、第1点目の地元生を地元高校へできる対策、手法、方策はないのかについての質問でございますけれども、方策といたしましてはやはり油木高校のPRであり、これが有効な手段であると思っております。生徒、保護者、また地域の方が油木高校に対する認識を高めていただくと、また認知をしていただくということが重要であろうと思っております。油木高校におきましては、学力の向上、またスポーツの振興等、日夜努められており、また町の広報紙にも毎月特別枠を設け、油木高校の情報提供、PRも行っております。中学校の対応といたしましては、生徒や保護者へ関連情報の提供や油木高校への訪問を実施するなど、進路指導に努めているところでございますが、一つ一つのことをきっちりとやっていくということが必要であろうと思っております。議員の方にも、何かいい方策等があればご助言をいただきたいと思っております。 次に、通学の問題はどう考えているのかの質問でございますが、確かに通学の方法により志望校を変更した事例はあると思いますが、路線バスの便の増便というふうなことも、またスクールバスにいたしましても、油木高校を志望する生徒は多分油木地区以外の生徒であろうというふうに思われ、スクールバスの利用は大変困難であろうと、現状では困難であろうというふうに思っております。寄宿舎の方も改修整備をされておりますので、その利用が最優先であろうというふうに思っております。 次に、地元生を地元高校へ、進路指導の中で中高との調整はできないのかについての質問でございますけれども、油木高校の取り組みの成果、これは顕著にあらわれてる中で、油木高校への評価、これは住民の方、また保護者、生徒、また先生方も同様であろうと思っております。ただし、定員枠があるという中で、油木高校を志望する生徒が一人でも多く受験ができるよう、町内中学校の連携が図れるようタイムリーな対応ができるように努めてまいりたいというふうに考えております。 また、町内の小・中高の連合校長研修会も毎年実施いたしております。改めて進学に向けての中高連携が図られるよう、調整を図ってまいりたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、町教育の財産として町民一人一人が油木高校の充実と発展を願う機運を高めていくということが必要であり、高校、また育てる会と連携を図りながら、また中学校とも調整を図りながら取り組んでまいりたいと思っております。 以上です。 ◆12番(小林) 1点目の不審火についてでございますが、昨日に続いてご答弁でございます。お気持ちはよくわかりますし、それ以上やり方ないなというふうな気持ちもとくとわかっております。今、緊急非常事態宣言が発令されて、いまだ続行中でございますが、私はこの犯人摘発ができるまでは解除するべきでないと、このように今思ってます。といいますのが、これが整理できないと、いつまた発生するかもわからないという事態ですから、住民の不安というのは解消できない。ですから、やはり町の姿勢として、この宣言を継続しながら、今町長がおっしゃるところに結びつけていただきたいというふうに思います。辞書を引いてみますと、検挙とは被疑者を監所に引致することというふうに書いてございます。そういうふうなことで、加害者といいますか犯人といいますか、そういう人に対しては、人間的な面で問題もあろうかと思いますが、善良な町民にとってはこれははっきり整理をして、後、起こらないようなことにするためにも、ぜひこれは継続すべきだと、そのように思っております。ですから、放火だとすれば根気よく検挙に徹して、不安払拭に全霊を注いでいただきたい、このように思います。 それから、物件あるいは地域消防団に対しての支援でございますが、特別手当として3,300円ということをご回答でございますが、これは当然だろうと思います。以後については、状況によっていろいろあろうかと思いますが、もう一つ、私は精神的な面があると思うんですが、消防団員の方は、仮に今起こってなくとも、常に神経を使ってストレス解消の間がない。お互いはそういう立場になって、晩には晩酌をいただいて気分をよくしてストレス解消もできるわけですが、消防団は本当に気の毒だと。こういう職にあることですから、お互いに通ってきた道とはいえ、非常に気の毒だというふうに思います。この面のケアを何か考えることはないだろうかというふうに思うんですが、現実は具体的なことはないわけですが、何かないものだろうか、そのように思います。 それから、物件についての支援でございますが、先日産業課長からひろしまの森づくり県民税の使途について説明がありまして、この今回の被災物件について適用されるかもというふうな、はっきりしたご答弁ではなかったわけですが、そのようなことも言われました。私らも承知しておりますが、県民税というのはことしからの新設、できたものでございまして、この使途については回覧にも配付してございましたが、まだまだ明快に処理されてないと、まだ不明瞭という点もあろうかと思います。そういう中で、産業課長のお話のように、ある程度めどが立つものなのか。この点について、お聞かせをいただきたいと。具体的な可能性といいますか。 それと、今の被災物件については、各地域によって早急に修復したいという意向もあるわけでございます。そういう中で、認可がおりないと着工できないというのが、町の補助事業にいたしましても事前に完了しておるものについては非常に難しいという面もございます。そういう面で、この辺の手続的にどうなのか。そこらあたりが示されるべきではないかと思います。 それから、今の森林税を活用する場合と、もう一点は町の活性化事業といいますか、そういう面で、公的施設の助成がございます。半額、2分の1ですか、こういうのもあると思うんですが、これらについてもかっては非常に、そこら辺の取次ぎといいますか、支払い条件が非常に厳しいわけであります。これは当然のことであります。この厳しいのはいいんですが、今回の事態というのはまた変わった事態でございます。ですから、緩和しなさいとは言いませんが、しゃくし定規面も必要とは思います。しかし、事情が事情だけに、寛大といいますか寛容といいますか、親切な対応をお願いしたいと思います。アドバイスもしながら、一緒に考えてあげたい。やはり町から補助するとすれば一定の枠を超えるわけにはいきませんが、そこらあたりの説明の仕方とか対応の仕方というのは被害者にとっては非常に問題でございますので、そこらあたりをお願いをしたいと思います。 ◎町長(牧野) 最初の非常事態宣言の解除の件でございますが、私もきのう新聞社の方ともお話をしたわけですが、今2週間ばかり火災発生しておりませんが、これで何カ月が済んだらどうとかというのはタイミングを見て、解除しないというのも、ずうっとするというのも、これは問題。ですから、本当一番難しい、スタートよりもラストが難しいっていうのは認識しておりますが、タイミング見て、情勢見ながらやるということでご理解をいただきたいと思います。 それから、消防団員に対する精神的な疲労等々のケアでございますが、ケアになったかならないかはわかりませんが、きのうも申し上げましたように、議長と私で方面隊の夜警をしておる団員に対して、激励と見舞いということで一巡はしております。ですから、まだ長く続くようなら、こういったこともまだもう一回ぐらいはしなきゃならないかなというようにも思っております。 それから、物件に対するあれですが、具体的に今ここでまだ、担当課長どういうふうに押さえておるかわかりませんが、今ここでどうこうというところはちょっと控えさせてもらいます。対応は担当課の方でやっております。ですから、ここでこれこれというのはちょっとまだ時期尚早かなと思っております。その辺のとこでご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ◆12番(小林) 2点目の行政懇談会についてですが、時間が非常になくなっておりますので、私の一方的な言い方だけするかもしれませんが、要望としてお聞きいただきたいと思います。行政懇談会ですが、今回1時間の質問時間が設けられました。この中で、大体質問の要約をとられたことも聞いておりますが、どこの会場が具体的にどうかということはわかりませんが、特定な人に非常に長い時間が与えられるということがある。ですから、これは非常に障害になるといっちゃあ当人にとって失礼な話ですが、これはやっぱり大勢の人から意見を聞けるシステムをつくっていただきたい、このことをお願いしときます。 それから、出前町長ですが、直接物申すという人が町長とじきじきに面談されるのが非常にいいことだと思ってます。それから、牧野雄光町長の人間性ともども売り込む最適の場でも、根気よく継続をしていただきたい。それから、私の想像に任すと言われても、私は町長の考えを聞いておるんであって、私の想像は私でするわけです。そこらはぜひ。 それから、安田上地域の上水道については見直しの時期には考えるということでございますが、深入ってお聞きしたいのは、いつごろ見直しをするのかということもお聞きしたいわけですが、時間がございませんのでとめさせていただきます。 それから、公民館問題ですが、昨日、きょうはきのうの答弁のとおりだとおっしゃいましたが、当面決まらない場合は代行を理事者でということで、課長のご指名だったんかと私は受けとめておりますが、違いますか。私は、町の本庁の課長が地区へ出て、それを兼務するというのが、果たして代行するというのがいいことかどうか、これは一考の余地があると思います。 それから、これについて提言をさせていただきますが、私は4地区館を束ねて、公民館長を常勤として、それに加えて、今地区館へ派遣している町職員も事務職としてすべての世話をしてもらうと。事務職には、今13名の資格を持った職員がいらっしゃるということもございました。ですから、そういう人を、やっぱり地区を知った人が私は公民館の中の運営の軸になるべきだというふうに思いますので、そういう職員を地区別に、やっぱり研修、資格もありますし、研修も受けさせて配置すべきというふうに思っております。時間が参りましたので、終わります。 ○議長(岡崎) 答弁を求めます。 ◎環境衛生課長(吉津) 水道の見直しということでございますけれども、今後補助事業を行うためには、10カ年の水道事業計画を策定し、国から承認を得ることとなっております。平成21年度が策定期限となっているため、その計画を21年度までには策定したいというふうに考えております。 以上です。 ◎教育長(佐竹) 油木公民館長の代理ということで、これは議員が申されたように、もし見つからない場合は教育委員会管理職による代行ということでございますが、特に、これは1つは指示命令系統というふうなものもございます。ということで、最大限の館長専任についてもやってまいりますけれども、仮にいない場合は、やはり指示命令系統が十分できるというふうな部分を含めて、教育委員会の管理職というふうにしたところでございます。 それから、館長を常勤、また職員を配置すると、そして経験のある職員を配置するというふうなものもございますが、これは今再配置をしたばかりで今後の検討課題ということになろうと思いますけれども、やはり人事は全体的な部分もございますので、そこら辺については協議をしながら進めさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(岡崎) 答弁漏れはありませんか。いいですか。            (小林議員「はい」の声あり) 休憩といたします。(午前11時49分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午前11時50分) ◆10番(村上) ちょうど食事前になりまして、質問だけになろうかと思いますが、いろいろな時代が変わってきておりまして、この、私質問をしておりますトウモロコシによる価格の上昇によります家畜農家への影響についてでございますけれどもが、非常にこの広島県でも、福山地域事務所の方としましても、この神石郡和牛の里の再構築プロジェクトの計画なり、またブドウなりブルーベリーやなんかの部分で、農業に関する施策を22年度までに構築するという提案をさせていただいております。 そうした中で、食べ物を生産する農業にとって当たり前の常識が崩れ始めておりまして、高騰する石油価格が各世界でバイオ燃料の拡大を招き、大量の作物がエネルギーに転換しております。また、稲わらの飼料は大半を安価な中国産に頼ってきているところでございますが、中国で牛の伝染病、口蹄疫病が発生いたしまして、麦わらを、わらなりがそういう経過して日本へ入り込むおそれがあるということで、国が2005年度5月から輸入の措置をとっております。そうした不足ぎみであります。食糧や飼料の輸入している我が国にとっては、我々地域にとっても人ごとではございません。穀物の価格の上昇や家畜に与える飼料のコスト増大につながり、ひいては食肉、また乳製品の値上がりを招くおそれがあり、またこのJAの全農の配合飼料の供給価格は、昨年の10月期より3期連続値上がりしているようなとお聞きします。 そこでまず、飼料の値上がりに対する本町の助成策があるのかを、まず1点お伺いします。 次に、本町の生産米の適正生産数量は、どう変更、移行しているのか。生産目標数値の個々、個別の農家への配分はここ数年で変化していると思いますが、状況をお伺いいたします。 また、飼料米への生産補助金で、家畜農家との連携指導を行っていかないと、プロジェクトで示されておりますように、1万頭の和牛を構築するという名目に対しましても影響してくるのではないかと思いますが、そうした頭数が増加しないではないかというふうに心配しておるとこでございます。そこで、神石高原和牛の里の再構築プロジェクトが計画されている中に、集落法人等の連携による飼料自給率の向上と経営安定計画がありますが、その具体策について、3点ほどお伺いいたします。 ○議長(岡崎) 休憩。(午前11時53分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午前11時54分) 答弁を求めます。 ◎町長(牧野) 村上議員の質問にお答えいたします。 トウモロコシ等の価格が上昇しておるということでありまして、大変世界的な食糧不足といいますか、農産物の不足、あわせて高騰しておるという状況でございます。トウモロコシの価格は、貿易業の70%を占めるアメリカ産に大きく影響されております。最近におきましては、中国、東南アジア諸国などの高度成長による引き合いが強まっている上、アメリカがエネルギー戦略としてバイオエタノールの大幅な増産を目標として掲げ、各地にエタノール工場を建設するなどの要因により、シカゴの穀物価格は大幅に上昇をしております。シカゴ相場では、昨年6月に1ブッシェル2.3ドル前後だったものが、現在では4.2ドル前後まで上昇しております。これは、実に1.7倍もの上昇でございます。トウモロコシは飼料穀物の重要な部分を占めておりまして、国内飼料価格に大きな影響を与えています。子牛用飼料では、昨年6月から1袋1,061円が1,271円に、肥育用では1,323円が1,554円に高騰しております。トウモロコシアッペンでは882円が1,132円等に上がっております。これら飼料の値上がりにつきましては、畜産農家の収益に大きな影響を与えております。自給飼料の生産がますます大切になっておりまして、本町では飼料稲作をホールクロップサイレージにして、牛に供給しております。本年は約10ヘクタールの作付を見込んでおります。今後は、法人を中心とした生産拡大を図るとともに、えさ米の生産の研究もしてみたいというふうに思っております。 昨日の新聞に、飼料を本格国産化という見出しが農水の方針で出ております。穀物高騰による米、食品余り物を利用するということでございまして、確かに飼料穀物が上がっておりますが、日本の農業というのは生産コストが高くつく、ですから農産物が高い、国際価格と比較して。ですから、逆に国際価格が上がっておるんなら、日本の農産物に近い状態になってくると。ですから、日本の農業というのはある面では国際競争力がここでいけるんじゃないか、ある程度縮まってくるということですから、それこそこの時期に日本の農業を立て直すいいチャンスじゃないかと私は思っております。いろいろと、今までの酪農にしても和牛の飼育にしてもですが、飼料を購入飼料に依存しとった面が多分にあります。ですから、これを、やはりこれだけの神石高原町は面積もあります。荒廃地もあります。ですから、そういったところで飼料を栽培していけば、逆にコストが安くなるんじゃないかというふうに思いますので、ある意味ではチャンスかなと思っておりますので、そういった意味で、ひとつ畜産農家あるいは一般農家も元気を出して、この大きく変わる世界情勢に対応していただきたい、このように思っております。 詳細については、若干数字的なことも言われましたので、担当課長から答弁をさせます。 以上です。 ◎産業課長(前原) 村上議員からの質問でございますが、最近の穀物情勢は、皆さんご承知のとおり大変値上がりをしております。世界的なエネルギー需給の関係でのバイオエネルギーへの転換ということで、アメリカ、ブラジルあたりを中心に、すごい量のエタノール生産が今進んでるというのが実態であります。ですので、エタノール向けの穀物、ブラジルではサトウキビ、アメリカにおきましてはトウモロコシというものの需給が非常に強まりまして、他のものの生産が面積的に取ってかわられますので落ちて、そっちの方がまた値上がりするというような循環になってきておりまして、ほとんどの飼料穀物を外国からの輸入に頼っている我が国の畜産におきましては、非常に大きな影響を与えております。大体、末端価格におきまして飼料が今、昨年のこの時期と比べまして1年で約2割から3割の値上がりというような状況になっております。肥育等の農家におきましては、費用のうちのほとんどがえさ代というようなことでありますので、それだけもと牛も高いわけですから、もうけ代がどんどん縮まってくるというような事態になっております。 それで、議員さんお尋ねのえさに対する助成策はどういうものがあるかというようなことがありましたが、町独自ではこういうものはありませんで、全農関係におきましては全国配合飼料供給安定基金というのがありまして、そこの基金によりましてのえさの補てんをやっております。最近におきましては、トン当たり4千円程度の補てんをしてるようであります。それで、今の末端価格の2割程度の値上がりでとどまってるということになっております。 それから、米の適正生産数量といいますか、今の数量調整円滑化事業、いわゆる転作におきまして本町の状態でございますけども、昨年から、栽培する面積、作付面積での作付面積を配分するというやり方に変わってきております。その中で、19年度産につきましては、県から本町へいただいております配分面積が861ヘクタールの生産ということになっておりますけども、本年度の作付の計画によりますと、842.6ヘクタールの作付計画が農家の方から出されておりまして、まだ米をつくってもいいという面積が18.4ヘクタールほどあるというのが実態でありまして、米の作付がどんどん進んでいるという状況にはございません。むしろ転作のし過ぎという状況でございます。 飼料米の生産に対しましても、産地づくり交付金等の助成金を出す中でこれの奨励策をやっております。稲の発酵させる飼料、いわゆるホールクロップサイレージにして供給するという事業がありますけども、これをやりますと、集落の生産法人を今やっていただいておりますけども、生産法人でやった場合に10アール当たりの助成金は8万円余り出るというようなことです。これに、収量が、ロールベーラーでまとめてラッピング処理したもので1こん包が2,500円で今供給をしておりますので、16ぐらいがそれが生産できるだろうと思います。4万円ということになりますと12万円ぐらい、担当では、飼料、稲の生産では水揚げになるということにはなっております。 ですが、今は集団で栽培したものを中心ということでやっておりますので、個々がやられてもなかなかできないし、収穫作業というのが大変これが手間が要ります。米をつくるまでは通常の栽培方法でいいわけですが、収穫時におきましては、刈り取ってそれをロールに玉にしまして、また圃場から搬出して、それからラッピング処理をして倉庫に積み上げるという作業をしますと、刈り取り機からラッピングマシンからトラックからということになりますと、一つの作業へ六、七人ついてやるというようなことで、非常にそこら辺の効率がもうちょっとよくならないかなあと。その機械そのものも、一式買うと1,500万円ぐらいするそうですから、高いものにつきます。ですので、今は法人を中心にそれは推進しておりまして、現在町内で、ことしの作付約10ヘクぐらいになろうと思います。この機械装備一式は、草木の有機農業を考える会が一式所有して作業されておりますが、10ヘクが精いっぱい、今みたいに収穫の人数もかかるんでということで、その辺のより広げるためには、またもっと効率のいいやり方はないもんかという辺も研究する必要があろうかと思っております。 いずれにいたしましても、こういう時代でございますので、自給飼料をどうやって確保するかというのは大変重要な要件になろうと思いますが、どういうやり方をとっても、こういう圃場条件、地勢でございますので、アメリカから輸入する穀物価格のことを思ったら、3倍から4倍のコストの開きは出てくるものと思います。かなり効率よくやっても。その辺を畜産との中でどうやっていくかというのは、経営的には大変しんどい選択というものもあろうかと思います。 今、策定を進めております神石高原和牛の里プロジェクトにおきましても、これは事業としましては草地林地一体化事業ということで、飼料生産を基礎にした和牛生産を考えようという考え方で進めておりまして、特に最近できております、集団的に法人等との連携によりましての生産、そういうものを考えていきたいということで、今プランを練ってる途中でございます。いずれにいたしましても、今の飼料価格の高騰というのは畜産業界にとりましては大変難儀な課題で、穀物価格もちょっと今までのような波でなくて高どまりをしてくる傾向にありますので、その辺が経営に対して大きな影響を与えるものと思っております。 ◆10番(村上) いろいろ説明していただきましてわかりましたけれどもが、この中山間地域、我々の農家にほとんどの方が米が下落するということで、生産高を上げるということで借地で面積をふやしたり、機械を効率を高めて大型の機械を買ったりして生産コストを下げる努力に努めておられますけれどもが、農家は米価の下落におびえておられるのが現状ではないかと思います。これ以上米価が下がりますと、米づくりをやめる人がふえて放棄地がふえるというようなことで、今もご説明がありましたように適正の生産数量も、本町では18.4ヘクタールがまだ生産可能であるにもかかわらず、そんだけまだその田があいておるというような現状でございます。結局、魅力がないということでございまして、それに向ける和牛の方への復旧に対する関連をいかに今模索をしていくかということで、今草木の方で1グループが、そういう機械を1,500万円のを投入されまして頑張っていただいておりますが、こういう機械を多く地域に導入していただきまして、そういう田んぼをつくる意欲が増すように、できるだけ従来の転作助成の金を見直しをしていただきまして、使途や単価が地域に決められたように変更ができるというようになっておりまして、今ご説明がありましたように飼料米への支援策を、どこの市町村も今おっしゃりましたように12万円から15万円ぐらいは、各自治体が米に負けないぐらいの収入を確保するようなことに転作助成金も回しておられるのが現状ではないかと思います。そうした場合に、やはり機械の導入の資金援助なりを促進していただきまして、耕地がこれ以上荒廃しないようにしていかなくてはならないのではないかと思います。そうした部分についての策についてを、再度お伺いしたいと思います。 ◎産業課長(前原) 牛のえさの話から水田荒廃まで幅広い質問をいただいたわけですが、水田の荒廃という問題につきましては、有利な転作作物がないという辺から、これは主に起因してることでありまして、それと今の米価が引き合わないというようなことも、もう一つの要因としてあろうかと思います。 農地の有効利用ということで、今の自給飼料の確保の課題とあわせまして、もっと水田転作での有利な作物、特に最近は水田におきましてはちゃんとした排水を処理する中でのトマトとかブドウの栽培とかというものも考えておりますが、この排水をちゃんとしたものにするというのが一番の課題になっております。こういう地勢ですので、その辺も難しいわけですが。集団で、法人等によっての集団によりまして、できるだけ機械等のコストを下げながら何とか引き合う農業にしていただくということで、今集落法人等の推進を図っておるところであります。そういう中で、年をとってできない人の農地とか不在地主の農地でありますとか、そういう辺も一体的に耕作して、地域全体で農地の有効利用を図ろうというようなことの取り組みを進めておりますので、その辺もあわせて町としても推進してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆10番(村上) 適正生産数量で本町ではJAに委託をして、そういう政策の方針、政策者にJAになっていただいておりまして、その地域の審議会というか協議会もできておるんではないかと思いますが、そうした役割をJAが担っておるんではないかとも思うんですけれどもが、そうしたときに年々、今の言う生産数量が許容範囲内であるということでございまして、このビジョン、本町におけるビジョンが点検なり見直しをしていかなくてはならないのでしょうが、その見直しは町が中心となって行っておられるのか。JA任せで協議会が協議した部分の内容なりは明確に公表されておるのか。どういうふうに透明性でそういうものが、皆さん政策、耕作者に公表されておるのか。この価格が飼料が高騰するときに、そうした住民が全体でこの地域の農業を考えるときに、そうした枠があいとるんだと、まだ十分米もつくってもろうてもいいというようなことなり、また転作なりの助成金の運用なりを町全体で、そういう協議会で町自体が方針を決めていくようなリーダーシップをとっておられるのかについて、お伺いいたします。 ◎産業課長(前原) こういう水田の農業構造改善、米の価格等のやり方、転作のやり方、それにつきましては町と農協が協議をしながら進めておるところでありまして、その辺で、農協へまるで任せているとかそういうものではございません。我々もそれなりのデータ等をいただきながら、お互い一生懸命協議して進めてるところであります。 ◆10番(村上) 最後になりまして、終わりたいと思いますが、今後の転作なり安定経営に生きようとする農民に、いかに産業として自立できる農林業政策が確立できますようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岡崎) これで村上議員の一般質問を終わります。 ここで、片山議員から一般質問の通告がありましたが、神石高原町議会会議規則第61条4項により、欠席した場合通告は効力を失うことになりますので、以上をもちまして一般質問を終結いたします。 ここで休憩といたします。 再開は13時30分といたします。(午後0時20分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午後1時30分)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡崎) 日程第2、報告第1号繰越明許費繰越計算書について(介護保険特別会計)を議題といたします。 朗読。 ◎議会事務局長(福場) 〔議案を朗読〕 ○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(上山) それでは、報告第1号案件の報告要旨を申し上げます。 平成18年度神石高原町介護保険特別会計の繰越明許費は、平成19年3月31日に介護保険制度改正対応システム改修事業175万2千円を翌年度に繰り越したので、法令の定めにより、報告するものであります。 詳細につきましては、総務課長より申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ◎総務課長(垰本) 〔詳細について説明〕 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(岡崎) ないようですので、質疑を終結いたします。 以上で報告第1号は終了しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡崎) お諮りいたします。 日程第3、報告第2号有限会社油木特産販売の経営状況について、日程第4、報告第3号有限会社神石高原直売公社の経営状況について、日程第5、報告第4号有限会社さんわ182ステーションの経営状況について、日程第6、報告第5号株式会社神石高原農業公社の経営状況について、日程第7、報告第6号株式会社帝釈峡スコラの経営状況について、一括議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(岡崎) ご異議なしと認めます。よって、日程第3から日程第7までを一括議題とすることに決します。 朗読。 ◎議会事務局長(福場) 〔議案を朗読〕 ○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。 ◎副町長(上山) それでは、報告第2号から第6号案件の報告要旨を申し上げます。 本町が出資して設立した法人、有限会社油木特産販売、有限会社神石高原直売公社、有限会社さんわ182ステーション、株式会社神石高原農業公社及び株式会社帝釈峡スコラに係る平成18年度分の経営状況について、法令の定めにより報告するものであります。 詳細につきましては、産業課長企画課長の方より申し上げます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(岡崎) 補足があれば。 ◎産業課長(前原) 〔詳細について説明〕 ◎企画課長(平井) 〔詳細について説明〕 ○議長(岡崎) 日程第3、報告第2号有限会社油木特産販売の経営状況について質疑を求めます。 ◆11番(瀬尾) 油木特産販売が質問の項目に上がってますが、各会社の雑収入の内訳を一応お聞かせ願いたいと思います。 ◎産業課長(前原) 油木特産販売における雑収入につきましては、資料の19ページにございます。資材ほかの売り上げが105万5,430円、それから食堂の使用料、新菜苑、19ページでございます。食堂の使用料ほかで新菜苑の97万9,452円、自動販売機の手数料が34万6,077円、神石高原からの公衆トイレの委託料が18万円、その他の雑収入が31万7,647円、合わせまして287万8,606円となっております。            (「この、その他というのは何なん」の声あり) 貯金利息などです。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。            (「全部なん」の声あり) 報告2号。2号についての質疑です。有限会社油木特産販売の経営状況の2号だけについての質疑。ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(岡崎) ないようですので、11番瀬尾君。 ◆11番(瀬尾) ことしの場合、今の百彩館ですが、考え方がよく私自身理解できないのが、ことしは百彩館は雑収の運営補助がなかったんですが、多分去年はあったと思うんです。運営補助を受けながら黒字を、運営補助というのは公的資金、これ税金であるわけです。黒字を出して所得税納めて黒字決算すると、営業外収益で税金をいただいて税金を払うということも生じてくるわけなんです。その辺のやはり運営補助自体の、この補助の支出ですよね、それをどのように理解すればいいかと思うんです。公的資金、税金を投入して所得税を払うというのは理解に苦しむし、少なくとも仮決算は3月31日までに大体出るはずですから、そこらを見込んでとんとんにいくようとか、若干赤字の補助をしていく。それで、その補助自体が運営補助ということになれば、欠損の補てん金の意味合いを持つと。そうすると、株主の2分の1以上を持った町が全額を一時立てかえの形でするのか。最終的に解散するときには、累積赤字を株主が皆出資相当において負担するのか。そこら辺までかかってくるわけなんです。その辺が、ことしは公的資金投入してませんが、去年の場合あったと思いますし、あとの各株式会社もそういう事例が出てくると思うんですが、その辺の考え方をお聞かせ願いたいというふうに思うんです。公的資金導入して黒字にして税金を払うというのが、本当にいい運用なのかどうか。 ◎町長(牧野) 原則的には独立採算でやるのが一つの目的というか、かがみにしとるわけですが、その中で、どうしても慣例として今までの運営補助金、雑入じゃことのというて入れたりしとんじゃけど、公的資金が入っとったんですが、それを私が就任してからこれも是正するようにということで、この18年度の各、どういいますか第三セクター事業においては、ほとんどそれはなくしております。ただ、そこのところの基本的な理念というか考え方を問われると、独立採算でいくんだから、単年度赤字になっても運営補助金はしないぞということまではいっとらんのですが、そうすることによって税金が払わんということも生じてくるし、公的資金を投入せずして黒字が出とったというたら、これは要するに独立採算でいっとるわけですから、そこのところをケース・バイ・ケースでいっとるんですが、基本的にこうじゃという考えも、私もちょっとその辺、今聞かれてどうかなと思っとるんですが、ケース・バイ・ケースでそのように努めていっております。 それで、182なんかの県から委託料がトイレ清掃等で来ておりますし、この百彩館については、あそこの新菜苑ですか、東城の食堂が入ってる、これの利用料といいますか賃借料が90万円余り入っとる。そういったところで、いろいろ特色はありますが、今のところは独立採算ベースに乗っとるというふうに思っとるんですが、それをより一層明確化するというのは一つのこれからの大きな課題だと思っておりますが、ただいまのところはそういうふうに思っております。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。 ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(岡崎) ないようですので、質疑を終結いたします。 以上で報告第2号は終了いたしました。 日程第4、報告第3号有限会社神石高原直売公社の経営状況について質疑を求めます。 ◆8番(木野山) 損益計算書をちょっと見ますと、商品の棚卸し高、それが仕入れ高に対する棚卸し高が、百彩館とか182ステーションに比べると極端に少ないんですよ。これは、どういう特色でこういうふうになってるのかお知らせをいただきたいと思います。 それと、瀬尾議員が言われましたけども、雑収入につきまして内訳が載っていませんが、恐らくこれは税務署等には法定の調査でつけて出す書類だと思うんですけども、口で言われてもわからんのんで、できればコピーでいただきたいんですけど。 ○議長(岡崎) まるごとについてね。ちょっとやっぱ、ついとらにゃ言えまあ。経理した者が来にゃあいけんわな。 休憩。(午後2時08分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午後2時10分) 前原課長の答弁があります。 ◎産業課長(前原) 商品の棚卸し高につきましては、保存がきくものの棚卸しの量等で影響してくるんだろうとは思います。この辺につきましてはそれぞれ比較して、もし資料ができればお渡ししたいと思います。それから、雑収入197万6千円余りありますけども、これは店外販売といいましても、ひろしま夢プラザ等へ店の商品を持っていったときの売上額がここへ上がっていると聞いております。ですので、その他の公的資金等じゃなくて、分類上は売り上げの方へ入れた方がいいんじゃないかということも決算のときに申し上げたんですが、そういう性格のものです。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。 ◆8番(木野山) 夢プラザの売り上げがここに入っとるんですか。それはおかしい。帳面おかしいでしょう。売り上げは売り上げに入れにゃあ。雑収入じゃあないですから。それはおかしいんじゃないですか。帳面、経理が。 ○議長(岡崎) 通常の売り上げにしとらんわけ。            (木野山議員「議長、売り上げが入るっていうなら、その原価はどこへ入っとるんですか。原価はどこへ」の声あり) 休憩。(午後2時11分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午後2時25分) ◎産業課長(前原) 雑収入の内訳でございますが、店外販売を行う際に、まるごと市場として場所代を払ってやってる。そこへ、また別な業者も来て一緒に販売活動をする。そういう中で、他の一緒にやるほかの店の方から場所代を別に払って、場所代といいますか、売り上げに対して何割とかという手数料をもらってるという部分が、このうちの191万548円。それから、自動販売機の手数料が9,120円、それから夢プラザの出店料の戻りということで書いてありますけども、5万6,405円ということになってます。合わせて197万6,073円です。ですから、ほとんどのものが店外販売のときに手数料をいただいとるというのがほとんどでございます。店外で約1億円近いものを売り上げております。 ○議長(岡崎) 報告第3号の質疑を求めます。 ◆3番(寄定) 今説明がありましたけど、自動販売機が手数料が9,120円というように聞きましたけどが、何台設置してあるんでしょうか。 ○議長(岡崎) 五、六台見ようたがのう、わからん。 休憩しましょうか。(午後2時27分) ○議長(岡崎) 再開いたします。(午後2時29分) ◎産業課長(前原) 自動販売機の台数等につきましては、また調査して報告させていただきます。 ○議長(岡崎) 続いて、報告第3号の質疑を求めます。 ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(岡崎) ないようですので、質疑を終結いたします。 以上で報告第3号は終了いたしました。 次に、日程第5、報告第4号有限会社さんわ182ステーションの経営状況について質疑を求めます。 質疑ありませんか。 ◆9番(松本) ええことなんですが、給料、手当がここが182が2,500万円で、まるごとが、町長が言ようちゃったですが1,800万円ということなんですが、それぞれの第三セクターの中での給料の基準とかというのは、皆それぞれの中で今は決めてある思うんですが、大体どのぐらい差があるんでしょうか、標準的に。 ◎町長(牧野) 大体大ざっぱな調査をしとるんですが、まるごとなら、あれは藤原どういう立場で行きょうんか。            (「店長しょうるけえのう」の声あり) 店長か。店長級は大体そろえておるわけです。ただ、まるごとが少し店長級は高い。というのは、店外販売しておりますから超勤にかなりなっとる。それは、その程度で許容範囲かなと思っております。それから、あとは農業公社、農業公社のことを言えば、農業公社が断トツ高かったのが、これは合併と同時に下げました、その店長並みに。それで、店長並みでいろいろなやり方があるんで、百彩館は店長はやや抑えてあるが、役員報酬が60万円ほど、1人料金4分の1料金、何かそういう形で、ですからそれを合算すれば店長も似たようなぐらいになる。大体そろえております。それで、今スコラと、企画課がやっておるスコラと仙養ヶ原の店長級の何がわからんので、これをちょっと調査の対象にしておりますが、大体そろえてきたという感じではあります。そういったことで、まるごとが若干高いということは言えます。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。 ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(岡崎) ないようですので、質疑を終結いたします。 以上で報告第4号は終了いたしました。 日程第6、報告第5号株式会社神石高原農業公社の経営状況について質疑を求めます。 ◆8番(木野山) 18ページの定款の一部変更というのが3号議案でありまして、変更されておりますが、この理由をお伺いしたいと思います。 3条と、それから21条も取締役を1人ふやされた、あれちょっとお聞きしたんですけど、もう一回お願いいたします。 ◎産業課長(前原) 神石高原農業公社の定款の変更におきましては、第3条、第21条を変更しておりますが、第3条第3号におきまして、事業の目的の項目を変更したり加えたりをしております。3号におきまして「地域特産品の開発、加工販売」を「農林水産物の生産、開発、加工及び販売に関する事業」と文言を変え、6号におきまして「堆肥の製造及び販売に関する事業」、7号におきまして「一般廃棄物の収集及び運搬に関する事業」を加えております。 3号におきましては、農業公社におきましてみずからの経営努力において利益をふやそうというようなことで、育苗施設等、夏場におきましては当然あいてる、遊休化するわけですが、そこにトマトの生産等を取り込みまして、そこでの利益を幾らかでも確保しようということで、農業の生産ということを取り上げております。農業を中心にしておりますが、将来の事業拡大等も考えまして、林産物、水産物をつけ加えてるということであります。 それから、6号で堆肥の製造及び販売に関する事業で、既にこれは行ってる事業をここへ載せております。 また、7号におきまして「一般廃棄物の収集及び運搬に関する事業」というのが加えておりますが、これは豊松陽光の里公社以前から一般廃棄物の収集業務に携わっておりましたけども、定款の中にそれをうたってなかったということで、これをつけ加えております。なお、町内の一般廃棄物の収集業者におきましてLLPの結成の動きがありまして、その中で、この一般廃棄物の収集運搬というようなことを定款にうたってない業者はそこには入れないというようなことが指導がありまして、この項目を追加したということであります。 それから、第21条におきまして「取締役を4名」を「5名」にしておりますが、このうち1名は、先ほどの農林水産物の生産にかかわりまして、特定農業法人とするためには農業従事150日以上の者を業務執行役員としなければならないということがありまして、1名を、今の参事中間さんを取締役にすることによって農業従事の日数を確保して、農業生産の特別な法人の資格を与えるという意味で、ここの取締役をふやしたということであります。 以上です。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。 ◆12番(小林) 4ページの運営補助金、説明では600万円の町補助を予定しておったものを150万円辞退されたということですが、これは実質的な判断なのか、ご指導なのか。採算がとれるからもらって、先ほどの質問のように課税対象になっては困るという意図なんか、こうなった理由はどうなのか。それと、以後について、これが補助金のベースがどのように考えられておるか、そこらあたりについて。 ◎産業課長(前原) 町が支出します運営補助金につきましては、18年度予算におきまして600万円を計上しておりました。これが、2月、3月におきまして決算状況を精査する中で、それまで150万円を3遍、450万円で支出をしておりましたけども、最後の150万円については、これは辞退するということが公社の側からありまして、その150万円を町としましては不用額というような処理としたわけでございます。2月ごろになりますとその年の決算状況等がほぼ推測できますので、その時点においての判断で、こういう形は本年度におきましても継続していきたいと思います。 なお、その後の決算状況等を見まして、予算の計上が課題であるというようなことが見込まれるときには、これの減額というのも、これは当然考えていかなきゃいけないと思います。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。 ◆8番(木野山) 関連じゃけど、先ほどの600万円というのは既に支出をしておって、また150万円返ってきたわけですか。それとも、そうでなしに正味の450万円を渡されたわけですか。その状況はどうなっとるんでしょうか。 ◎産業課長(前原) 運営補助金につきましては、150万円ずつ4回で払うということで計画しておりましたけども、3回までの支出で終わらせたということです。 ○議長(岡崎) ほかに。 ◆9番(松本) 損益計算書で、トマト工房が事業収入が435万1千円幾らで費用が667万4,749円と、これは損になっとると思うんですが、14ページのことしの計算書の案、19年度の計画の中でも事業収入の方が少ないわけですが、これは何か少々赤字になってもやっていかなくてはいけないという理由があるんでしょうか。 ◎産業課長(前原) このトマト工房におきましては、トマトの加工品、ケチャップ等をつくってるわけですが、ちょっと企業努力をいたしましてしっかりと販売していこうということで、ことしの方針を立てております。売って歩こうとか、いろいろなところへの売り込みをかけようということでやっております。昨年も若干の売り上げの伸びが見ておりますが、本年度もっと本格的な売り上げの伸びを見ていこうということにしております。ただ、完全に赤字を解消するまでに売れるかどうかというところの判断がもう一つつきませんので、こういう経理の予定にしております。 ◆9番(松本) ですから、ことしの計画書の場合はその販売経費など含めて、コマーシャル料ですか、そういったのを含めて費用の中へ入っとるわけですか。 ◎産業課長(前原) そういう面も加味しましてしっかり売るということと、それとある程度の量の確保してないと売り込みにも困るので、つくり置きという面でのストックを考えております。 ◆11番(瀬尾) 関連になるようなんですが、運営補助で600万円、450万円ということでしたが、これ相手側から辞退されたというても社長と町長一緒なんですが、百彩館もそういった事象があったようですが、少なくとも決算見込みを徴した段階で、やはりどれだけ補助するかというのを町長サイドから、辞退でなしに、町長サイドからやっぱり検証すべきだろうと思うんですよ。150万円辞退しますというても、結果的に前期の利益が240万円あるけど、最終的に100万円の黒字になっとるわけですから、もう100万円は少なく出してもよかったわけです。当該年度は均等割だけが7万円を出してますから、赤字だから均等割だけやけど。前年度の繰り越しが多かって、相殺したらまだ100万円残っとるんだから、これらを決算見込みを見たら、もう100万円少なく出しても舞は舞えとるんじゃないかという判断が、相手側から辞退された、辞退されたでなしに、やはり決算見込みを徴して、それで町側の、町長は両方のトップですけれども、出す方がやはりその辺はチェックをすべきだと思いますが、どうお考えでしょうか。 ◎町長(牧野) そのような傾向を最近ではとっとるわけです。合併した当初は私も即社長じゃったわけですが、余り深入ったところをしてなかったんで、今言われるように町の補助金を出して税金を払ったのが、一昨年だったですか、それは何とかできんか、それがもうぎりぎりの段階で、税理士も見ておったわけですが、それは定期的に見ることですから、ちょっと農業公社の会計の方がうっかりしとったというか、これ素人だから。これはちょっと問題があるというふうに、人事の異動も考えてやらざるを得ないかなというふうにも思っとるんですが、旧経営方針をそのまま持ってきておりますから、大分切るべきは切ったんですが、1つは農業公社というのは第三セクではありますが、もともと本質的に余り委託料を高くすれば、農地の所有者はそんならうちにはもう費用が余計要るから荒らすぞと、荒廃するぞと、そっちの方の選択をとられる。ですから、もう行政とすればどこまでが農地保全のために助成金を出すべきか、私がそこを一番に苦労しとるわけですが。べらぼうには出せんと思いますが、今のところ600万円をめどにということで、150万円ずつで小刻みに出しておりますから、そのとこがオーバーすることはないというところにいっとるんですが、それが前はもう600万円、700万円を当初予算に組んだら、すぐ向こうの会計へのしとったわけです。ですから、もう税務署もこらえへんということで税金を払った経緯もあります。それは是正しておりますので、まだまだこれは大変矛盾点もあるわけですが、しかし農家の農地の荒廃を防ぐ一つの手段ではあるというふうにも思っておりますので、今度はこれを、それだけでなしに先ほど定款変更もしましたが、積極的に農業公社が集落法人と同じような立場で農業をしていって、そこで利益を出すという団体に衣がえといいますか、経営の体質を変えていこうというふうにも思っておりますので、もうしばらくそういう目で見ていただきたいというふうにも思います。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。 ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(岡崎) ないようですので、質疑を終結いたします。 以上で報告第5号は終了いたしました。 日程第7、報告第6号株式会社帝釈峡スコラの経営状況について質疑を求めます。 ないですか。 ◆12番(小林) 先ほど、前報告に質問いたしましたように、管理委託料が79万4千円減額ということでございます。これは今までのような状態とは違うわけですから、どういうことでしょう。 ◎企画課長(平井) これは18年度の当初予算を編成する段階におきまして、より効率的な管理をしていただくように、いわゆる委託料を約10%カットをさせていただいたと、その結果でございますので、先ほど来のものとは若干違うと思います。 以上でございます。 ○議長(岡崎) 質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(岡崎) ないようですので、質疑を終結いたします。 以上で報告第6号は終了いたしました。 本日はこれで延会としたいと思いますが、ご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(岡崎) ご異議なしと認めます。本日はこれで延会といたします。 あす6月22日午前10時までに本議場にご参集ください。 ご苦労さんです。            午後2時48分 延会...