• 344(/)
ツイート シェア
  1. 廿日市市議会 2020-12-11
    令和2年環境産業常任委員会 本文 開催日:2020年12月11日


    取得元: 廿日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1   ~~~~~~~○~~~~~~~     開会 午前9時31分 ◯委員長 ただいま出席委員が7名であります。定足数に達しておりますのでこれより環境産業常任委員会を開きます。それではこれより付託案件審査を行います。今次定例議会において本委員会審査を付託されました案件は議案第90号廿日市墓地設置及び管理条例の一部を改正する条例など2件であります。ここで本日の委員会の進め方について確認ですが、議事の進行上初めに日程第1について執行部からの説明及び質疑を行います。次に日程第2、日程第3の審査について議案ごと執行部からの説明及び質疑を行った後、必要であれば議員間討議を行い、討論及び採決を行います。なお議員間討議を行う場合、議員間討議・討論及び採決の間は執行部の方は退席されて結構です。   ~~~~~~~○~~~~~~~    日程第1 火葬場市営墓地への指定    管理者制度導入について 2 ◯委員長 日程第1、火葬場市営墓地への指定管理者制度導入についてを議題といたします。直ちに当局の説明を求めます。 3 ◯環境政策課長 火葬場市営墓地への指定管理者制度導入について、御説明申し上げます。  1の目的でございます。本市が設置する火葬場霊峯苑及び隣接する霊峯墓苑、第二霊峯墓苑及び第三霊峯墓苑において、火葬場霊峯苑を核とした一体的な管理体制を築き、管理運営効率化及び墓地に係る相談対応迅速化によって施設使用者満足度向上を図るため、令和4年度から指定管理者制度導入し、施設管理運営を行う指定管理者を募集しようとするものでございます。  2の施設概要でございます。最初火葬場及び墓地位置関係でございます。上が広島方面、下が岩国方面で、エコセンターはつかいちから広島岩国道路上の高架を渡った先に今回指定管理者制度導入対象施設がございます。青色の部分火葬場霊峯苑となっており、この霊峯苑を中心に隣接する左下が霊峯墓苑右側の黄色の部分が第二霊峯墓苑、上側の赤色の部分が第三霊峯墓苑となっております。  それでは説明資料に戻りまして、それぞれの施設概要についてでございます。  (1)の火葬場霊峯苑は、平成12年4月1日に開設しており、建物の構造は鉄筋コンクリート造の2階建てでございます。施設内容火葬炉人体炉4基、動物炉1基で稼働しているほか、告別室収骨室といったお別れの儀式に使用する施設や待合室、トイレなど火葬執行中の待ち時間に使用する施設を備えております。火葬件数につきましては直近5年間の年間の平均でございますが、人体が約1,130件、小動物等が約1,200件でございます。次に(2)の霊峯墓苑でございますが、開設年月日が昭和56年4月1日で墓地形態及び区画数でございますが、墓所で744区画でございます。施設内容トイレ水くみ場ごみ捨場を備えております。続いて(3)の第二霊峯墓苑でございますが、開設年月日平成9年4月1日で、墓地形態及び区画数は墓所で828区画でございます。施設内容駐車場水くみ場ごみ捨場を備えております。最後に(4)の第三霊峯墓苑でございますが、開設年月日平成31年4月1日で、墓地形態及び区画数については樹木葬墓が100区画合葬墓が6,000体が埋蔵可能となっております。施設内容駐車場水くみ場を備えております。  次に、3の業務の範囲でございます。火葬場につきましては指定管理者が行う業務として死体等火葬火葬場使用許可使用料徴収事務施設及び設備の点検及び維持管理、軽微な修繕でございます。右側の枠内でございますが、市が引き続き行う業務として、軽微な修繕を除く施設及び設備修繕や炉の更新、増設などの大規模改修、また、自動ドア保守点検業務など他の公共施設と一括して発注している業務指定管理対象外火葬場に係る事務でございます。次に墓地についてでございますが、指定管理者が行う業務は、施設維持管理、第三霊峯墓苑への焼骨の埋蔵等、軽微な修繕でございます。右側の枠内でございますが、市が引き続き行う業務といたしましては墓地使用許可使用料及び管理料徴収事務使用者相続等に係る各種届出受付、公募及び抽選会の開催や軽微な修繕除く施設及び設備に係る修繕指定管理対象外墓地に係る事務でございます。  次のページでございますが、4、指定管理者制度導入の検討についてでございます。(1)の指定管理者制度導入メリットでございますが、大きく分けて2点ございます。1点目といたしまして、アのサービス向上でございます。火葬場霊峯苑が日常的な墓地維持管理に係る相談窓口となることにより閉庁日の迅速な対応が可能となり、利用者満足度向上につながるほか、指定管理者創意工夫による提案により、さらなる市民サービス向上につながることが期待できることが上げられます。2点目は、イの職員事務削減でございます。火葬場及び墓地維持管理火葬場使用許可事務などに係る職員事務削減につながることが上げられます。次に(2)指定管理者制度導入に当たっての留意点でございます。ア、火葬業務の安定的な供給の確保といたしまして、指定管理者による業務体制の構築や設備の故障の未然防止が重要である一方、大規模災害が発生したときなどの不測の事態の際には、市も即時に対応できるようにしておく必要があることから、単に指定管理者管理委託するのではなく、市と指定管理者連絡体制を構築し、連携を密に取りながら、パートナーとして情報、管理方法を共有していくことで考えております。次に、イの地元業者への配慮といたしまして、指定管理者制度導入後にあっても、維持管理等の再委託に当たっては、できる限り地元業者に発注するよう指定管理業者に配慮を求めていくことで考えております。  5の指定期間でございますが、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間でございます。  次に6、応募資格でございます。火葬業務の安定的な供給を目的とし、現に火葬業務に関する業務委託地方公共団体から受託しており、かつ10年間継続して火葬業務に関する業務委託地方公共団体から受託した実績を有することという要件を設けようとするものでございます。そのほかの応募資格は、廿日市指定管理者制度運用ガイドラインに準ずることとしております。  最後に、7の今後のスケジュールでございます。令和3年3月定例会において、火葬場及び墓地の設置及び管理に関する条例の一部改正及び債務負担行為の予算に関する議案を上程する予定でございます。さらに、来年度に入りまして令和3年4月に指定管理者を募集し、6月の指定管理委員会審査を経て、7月に指定管理者選定候補者を決定いたします。その後、令和3年9月の定例会指定管理者指定議案を上程する予定でございます。議決をいただきましたら、10月に指定管理者基本協定を締結し、令和4年4月から指定管理者制度に移行する予定でございます。  以上で、火葬場市営墓地への指定管理者制度導入についての説明を終わります。 4 ◯委員長 以上で説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。なお委員質疑終了委員外議員質疑を行います。それでは委員の方の質疑はありませんか。 5 ◯林委員 まず今現在かかっておられる工数いうんですかね、それがどの程度かというのをまず最初に、今かかっておられる工数いうんですか、これに指定管理に移行されようとしている部分の工数がどの程度かかっておられるかというのをまずお聞きしておきます。
    6 ◯環境政策課長 工数というのは職員の携わっている人役的なものでしょうか。    (林委員「そうです」と呼ぶ)  火葬場墓地を合わせて1人1.2ぐらいの中で今回その指定管理者制度導入することによって1人まではいかないんですが、0.8人役ぐらいの削減が可能ではないかと見込んでおります。 7 ◯林委員 その上で、やり方がこれを見ておりましたら、火葬場に関してが主体で墓地のほうは補足的な見回りというような感じが見受けたんですけど、火葬場の許可いうんですかね、今がどのようで今後委託になったときにどのようになるのか。 8 ◯環境政策課長 指定管理者制度導入する前というか、現在においては亡くなられてから遺族の方を代理してほとんど葬祭業者の方がまず本庁なり支所のほうに死亡届火葬許可の申請に行かれて、火葬場使用予約をまず電話で入れられて、その後一旦火葬場にお越しいただいた中で火葬場施設使用許可の手続を取っていただくと。これが現在の流れでございまして、指定管理導入してからもこの流れ自体は変更ございません。 9 ◯林委員 ここへもう一つ相談体制迅速化というところが満足度向上につながると書いてあるんですけど、その辺が現在と指定管理にした場合でどのように違うのか。 10 ◯環境政策課長 この迅速な対応についてでございますが、これは隣接する3つの墓苑における相談苦情対応ということでございまして、現在は例えば閉庁日にもそういった事態があるのですが、閉庁日明けの月曜日での対応を現在しているところでございますが、火葬場においては正月の1月1日と2日のみ閉めておりますので、それ以外は火葬場には職員が常にいるという状況の中で維持管理における苦情相談がそちらに入るようになれば即座に対応が可能になるというメリットがございます。 11 ◯新田委員 閉庁日は今までは受付とかそういったものはされてなかったんですか。正月の1、2ですよね、それ以外は土日でも受けておられたんですよね。 12 ◯環境政策課長 まず火葬受付については毎日受けております。先ほどの受付とお話したのは墓地苦情相談に対するもので説明したところでございます。 13 ◯新田委員 そしたら業務的には今までと変わらないということで、今そういった増えた苦情とかそういったものの対応ができるということで、業務的には変わらないということですね。 14 ◯環境政策課長 市の職員の立場から言うと、いろんなごみ箱がいっぱいになってるとか、水道の水が止まらなくなったとか、そういった相談とか苦情に対しての対応がなくなると。これを指定管理者業者において日々行っていただくということになるので、そこが変わる点でございます。 15 ◯新田委員 そのようなのを満足度につながるということと、指定管理者創意工夫による提案によるさらなる市民サービス向上というのがうたってあるんですけど、例えば今みたいな苦情対応とかそういったものになってくるのか、また別に何か市のほうとして期待されてることがあるんですか。 16 ◯環境政策課長 そのほかで言いますと、供花というか生花や線香の販売、そういった物販の販売や、あと考えらえることとしては、火葬場までのアクセスの向上というか、例えばシャトルバスを駅から出すとか、そういったのが期待できると考えております。 17 ◯新田委員 先ほどの職員削減ということであったんですけど、具体的には市の職員今何人おられて民間に変わると何人ほどごっそり減るというのが出てますか。0.8人とかいうのは対人員に対しての減少率だったと思うんですけど、具体的には何人減るというのが出てますか。ここにうたっておられるんで。 18 ◯環境政策課長 具体的に何人というのが先ほど申しました人役になろうかと思うんですが、1人までは減らないぐらいの削減が可能ではないかと考えております。 19 ◯岡本委員 事務削減で1人じゃなしに0.8人分が減るということなんですが、逆に指定管理料はどれぐらいかかるようになるんですか。 20 ◯環境政策課長 指定管理に移行した際は約6,300万ぐらいを見込んでおります。 21 ◯岡本委員 メリット事務量削減するのがメリットになっておって、人件費に換算すれば五、六百万の話なんでしょうが、指定管理に移行すると委託料が今言われたような6,800万ということで、あまりメリットが感じられないということと、サービス向上というのがあるので、そこがどれだけ市民の方に指定管理にしてサービスがぐんとアップして効果が出るというのなら、まだ話も分かるんですが、その辺のバランス的にどうなんでしょうか。メリットとして指定管理にすることがあるのか、大きいのかという点についてお聞きします。 22 ◯環境政策課長 今委員おっしゃられましたように、まずコストの削減面でいいますと、職員事務削減効果が大きいものと考えております。そのほかにつきましては市民サービス向上ということで、火葬場においてはそこまで見込めない状況ではございますが、その隣接する墓地を含めることによって墓地利用者におけるサービス向上は期待できるものと考えております。 23 ◯岡本委員 6,800万を指定管理として支出して、それに対する費用対効果がもう十分にあるというふうな認識を持っておられるということですか。 24 ◯環境政策課長 費用対効果の面においても十分効果が発揮できるものと考えております。 25 ◯岡本委員 それと応募資格ですが、なるべく地元業者にということもどこかありましたが、この資格に該当する業者廿日市市内に何社ぐらいあるんでしょうか。 26 ◯環境政策課長 地元企業の活用という面で言いますと、これは再委託に係る部分を想定しておりまして、指定管理業者自体においては1つ目に書いてございます公共団体委託を受託している業者とか、10年以上自治体からの火葬業務を受けていることというこの要件を満たすということになります。 27 ◯岡本委員 指定管理者選定候補者を選ぶとかいろんなスケジュールがありますが、それは再委託ということなんでどうなるの。廿日市市内に競争というかお互いに提案を、いいものを出して競争してどこかを選ぶというような方向じゃないということですか。 28 ◯環境政策課長 この再委託につきましては、火葬業務ではなくて維持管理に係る業務についての再委託でございます。なのでその施設にかかるいろんな、例えば施設清掃業務とか剪定業務とかそういったものを発注する際には市内業者を活用してくださいっていうことでございます。 29 ◯岡本委員 何で令和4年から指定管理に移行しようというそういう方向を立てられたんですか。なぜこれまでしなかったのかということと、なぜ令和4年からそうしようというふうに思われたのかをお聞きします。 30 ◯環境政策課長 これまでも本市において指定管理制度をもうどんどん導入してきている状況ございますが、そういった中でこれまでは火葬場単独で考えておりましたので、そこまでのメリットがちょっと見いだせない状況がございましたので、直営で業務委託という形をとってきておりましたが、このたび新しく第三霊峯墓苑ができたり隣接する墓苑が増えたこともございまして、そういった墓地をセットにすることによってメリットが見いだせたという判断に基づいております。 31 ◯委員長 先ほどの確認なんですけども、指定管理料のところは環境政策課長、再度お願いいたします。暫時休憩いたします。   ~~~~~~~○~~~~~~~     休憩 午前9時58分     再開 午前10時15分   ~~~~~~~○~~~~~~~ 32 ◯委員長 休憩を解きまして再開いたします。 33 ◯環境政策課長 先ほどの御説明いたします。まず現在の経費でございますが、火葬場墓地を合わせて約5,700に対して指定管理導入したら約6,300万円で、これは指定管理にかかる対象の経費を比較したところでございますが、これに市の職員の先ほど申しました0.8人役の削減、これを見込みますと経費の削減トータル年間70万、5年間で約350万の削減効果を見込んでおります。要するに、市の職員にかかっていた人件費指定管理業務のほうに計上されてくることによって、現在の5,700から6,300に事業費自体は上がりますが、市のほうの職員の0.8人役の事務削減が行われることと、先ほど申しました市民サービス向上、こういったところで導入をすると判断したものでございます。 34 ◯委員長 よろしいでしょうか。そのほか意見ございませんでしょうか。 35 ◯大畑委員 軽微な修繕などということなんですが、どの辺が軽微なのか。よそでは10万以下だとか決めてるところもあるんですが、その辺は協議されるのかどうかということと、西浄苑のほうは今までどおりということなのかお聞きします。 36 ◯環境政策課長 まず軽微な修繕でございますが、金額的には10万円を今のとこ考えております。例えば施設トイレが詰まったとかそういった修繕になります。それと2点目の御質問をもう一度お願いしてよろしいでしょうか。    (大畑委員西浄苑、吉和の」と呼ぶ) 37 ◯環境政策課長 西浄苑につきましては、今回の指定管理者導入には含めてございません。 38 ◯大畑委員 今業務委託なんですが、火葬場墓地墓苑と合わせて指定管理者にするということで、業務委託のままでは難しいということなんでしょうか、伺います。 39 ◯環境政策課長 業務委託のままでも可能ではございますが、一つは火葬場施設使用許可とかそういった権限を指定管理導入することによって付与ができるということと、そのほかで市民サービス向上が図れるっていうところで、指定管理に移行するっていうものでございます。 40 ◯大畑委員 墓苑のほうなんですけれども、民間の墓苑だと例えば灯篭などはそこの民間の事業者が片づけてあげるだとかいうことがあるんですが、今はどのようになっているのかということと、それから指定管理者制度になってその辺がサービス向上になるのかどうか伺います。 41 ◯環境政策課長 まず灯篭の清掃というか収集でございますが、これは現在も市のほうが業務を発注しております。指定管理導入後も業者によって同様の発注が行われるものと考えております。 42 ◯委員長 そのほか意見、質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯委員長 委員からの質疑がないようでしたら委員外議員質疑を行います。なお、既に他の委員が行った質疑と同様の質疑は控えてください。質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯委員長 これをもって質疑を終結いたします。   ~~~~~~~○~~~~~~~    日程第2 議案第90号 廿日市市墓    地設置及び管理条理の一部を改正す    る条例 45 ◯委員長 日程第2、議案第90号廿日市墓地設置及び管理条理の一部を改正する条例を議題といたします。直ちに当局の説明を求めます。 46 ◯環境政策課長 議案第90号廿日市墓地設置及び管理条例の一部を改正する条例について、提案理由及び内容の御説明を申し上げます。  議案説明書の1ページを御覧ください。  1の提案の要旨でございますが、地元管理組合で管理を行っている二重原墓苑について、公の施設としての墓地を廃止しようとするものでございます。市営二重原墓苑について、今後の管理運営について地元管理組合と協議を行った結果、地元管理組合において経営を行いたいとの申出を受けたため、このたび公の施設としての墓地を廃止しようとするものでございます。二重原墓苑の位置でございます。速谷神社の西側、山陽自動車道の側道から少し上がったところにございます。説明書にお戻りいただき、今後のスケジュールでございますが、施行日までの間に地元管理組合における運用規約の制定、墓地経営許可の手続、地元管理組合と市との間での土地使用貸借契約の締結を行う予定でございます。  2の施行期日は、公布の日から起算して4月を超えない範囲内において規則で定める日とするものでございます。  3の根拠法令でございますが、地方自治法第244条の2第1項でございます。  以上で、議案第90号の提案理由及び内容の説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。 47 ◯委員長 以上で当局の説明は終わりました。これより質疑を行います。 48 ◯山田委員 ちょっと今の説明で分かりにくかったんですが、これから市と新しい管理組合さんのほうで墓地の貸借契約を交わすという言葉があったと思うんですが、公の施設を廃止しようとするのになぜ貸借契約が必要なのかをちょっと知りたいんですが。 49 ◯環境政策課長 まず公の施設から外して、地元の団体のほうで墓地経営許可を取得していただきます。底地の土地については市有地でございますので、その市有地を墓地を経営する二重原墓苑の組合のほうに土地をお貸しするという中で、土地使用貸借契約を締結するというものでございます。 50 ◯山田委員 それこそ管理委託という考え方はなかったんでしょうか、というのが1点なんです。なぜかと言うと、要は公の施設を廃止するということになると、災害等で何らかの補修工事が必要になったときはそこから市の持ち出しは恐らく見込めないんじゃないかと思うんですよね。だからそういった協議もされているのかと、これまで公の施設であった以上は公的なお金があると思うんですよ、永代管理料として頂いていた。民間にまたそれをお任せするということになったら、そこで幾らかの管理料、もう今既存で所有されている方に対しての管理が今度移行するわけですから、そこである一定の金銭というか公金が新たな民間の管理組合へ渡らないといけないと思うんですが、そういったところの契約内容はどうなってるんでしょうか。 51 ◯環境政策課長 現在市営墓地として条例上に公の施設へ載ってる墓地でございますが、この中には市が直接管理運営をしている墓地と、地域で使用料管理料も徴収される中で地域において墓地の運営が行われてる墓地が条例に公の施設として載っているという、そごが生じている状況を解消するために地元の組合と協議をした結果、地元のほうで我々自分のとこで引き続き管理を運営を行っていきたいという申出を受けて条例から外すというものでございます。 52 ◯山田委員 ではその補修とかそういったところの契約内容と、もう一点、将来的にやってみたはもう一遍、公の墓地に戻してくださいということができるのかどうかですね。 53 ◯環境政策課長 まず先ほどの御質問にもあって御答弁漏れておりましたが、管理料等については市のほうは頂いてなく、地元の組合さんのほうで徴収なりをされて運用をされている状況でございます。それと、例えば大野地域においても高速道路の移転に伴う移転墓地というのがございますが、これは大野町時代においても維持管理委託契約を締結しておりまして、維持管理だけは地元で行っていただいておりました。もちろん軽微な修繕等についても、もう地元の組合で対応していただいているところでございます。 54 ◯山田委員 だからその大規模改修は市がみるということでいいんでしょうか。 55 ◯環境政策課長 大規模改修、例えば激甚災害のような大きな災害とかあれば、もちろん底地は市有地でございますので、そういう地盤自体に影響を受けるとか大きなものについては、市のほうで対応が必要ではなかろうかと考えております。 56 ◯山田委員 あともう一個、数年後にやっぱり市営墓地に戻せるのかどうかということですね。 57 ◯環境政策課長 すみません、御答弁漏れておりました。今現在も地元で管理運営を行っていくっていう中においても、将来にわたっての高齢化による管理を懸念されてる部分もございまして、そういった際、将来また市のほうへ戻したいっていう意向もあるのではなかろうかっていうふうには認識はしており、一定の条件、例えば市が引き受けた後の管理料を頂くとか、そういった諸条件をクリアしていただければ、受けることも可能ではないかと考えております。 58 ◯林委員 今の地元管理が大野のところと廿日市の平良のところは地元で管理しておられて、そごが生じるから市の市有地でありながら市の直営のところとやり方が違うから公の施設を廃止するという説明だったんですけど、そもそも地元で管理されるというのはどういう経緯から、大野の場合は高速道路ということがきっかけになっておられるんでしょうけど、そもそも直営と地元管理というのが2つの形態があるのがどういうことなのかをお聞きしたい。 59 ◯環境政策課長 昭和60年頃の広島岩国道路とかそういった高速道路の建設に伴っての移転墓地においては状況を把握できるんですが、そのほかにも従前から地域が担ってきた地縁墓地っていうものも今の公の施設として市の条例に載ってるものはございます。これは、まだ村とかそういった時代からのものをそのまま継承したものでなかろうかと思われるものもございます。 60 ◯林委員 そのときに直営のときと地元でやっておられるときのやり方というんですかね、普通、市の直営の場合は永代料をもらわれてというような形になってると思うんですけど、だから基本的には買われた人だけが対象なんですけど、地元で管理しておられるときには売買とかそういうふうな土地に対する所有権的な意味合いも売買があり得るのか、権利の売買があり得るのかどうか、ちょっとその辺がやり方が違うのかどうか。そこら辺についてお聞きします。 61 ◯環境政策課長 例えば移転墓地においては組合によってやり方がそれぞれ異なっている状況ございますが、中にはもちろん使用者が変わることもございまして、そういった中で組合のほうに組合費として納めていただいてるところもあったりしております。もともと高速道路の移転に伴うものなので、従前は移転補償として、もともと持ってた土地の割合なりに応じた形でその区画を所有されてる状況だと思いますので、そのときに使用料として頂いたりはしてないようには聞いております。 62 ◯岡本委員 施行期日ですが、交付の日から起算して4月を超えない範囲という表現なんですが、交付の日がいつになるかも分かりませんが、分かりませんというか議決の日から何日以内というのが交付の日になるんでしょうが、それから起算して4月を超えない範囲、これどういう意味があるのかということと、規則では令和3年4月1日とかになるんでしょうが、その辺の説明をお願いします。 63 ◯環境政策課長 まず交付の日でございますが、これは今回議案として提出しておりますので、議会最終日をもっての交付ということになります。施行日につきましては4月以内ということで、これを規則で定めるようにしているものなんですが、これはこの間に地元管理組合において新たな規約の制定なり、墓地の経営許可を取得していただくとか、先ほどから話出ておりましたが、土地の使用貸借契約の締結とかそういった諸準備に係る期間として4月という形で見ております。それと一点訂正でございますが、先ほどの交付の日は議会最終日と申しましたが、議会最終日の翌日が公布日となります。訂正させていただきます。 64 ◯委員長 そのほかございませんでしょうか。質疑を終結します。   ~~~~~~~○~~~~~~~    日程第3 議案第98号 令和2年度    廿日市市国民宿舎事業会計補正予算    (第1号) 65 ◯委員長 日程第3、議案第98号令和2年度廿日市市国民宿舎事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。直ちに当局の説明を求めます。 66 ◯観光課長 議案第98号令和2年度廿日市市国民宿舎事業会計補正予算(第1号)について、提案理由及び内容を御説明いたします。  補正予算書1ページを御覧ください。  第2条、業務の予定量の補正でございます。これは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により施設利用者が減少したことから、当初定めておりました予定人数を改めるもので、項目ごとに年間宿泊者2万6,000人を右端の9,500人に、年間休憩者6,200人を1,000人に、年間レストラン利用者4,500人を2,600人に、年間入浴者3,550人を2,000人にそれぞれ減少すると見込むものでございます。  第3条、収益的収入及び支出の補正については、補正予算書の8ページ、収益的収入及び支出明細を御覧ください。収入1款事業収益、2項営業外収益、2目雑収益、補正額4,344万5,000円の減額でございます。その内容でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により利用料金等の収入が減少し、経営状況が悪化した国民宿舎みやじま杜の宿について基本協定書に基づき、指定管理者が市へ納付していただく指定管理納付金を4,613万9,000円減額するものでございます。また、当該施設では毎年指定管理納付金に伴い、市が仮受けする消費税と市が施設維持管理等のために直接支出し、既に仮払いしている消費税を相殺して納付しているところでございますが、令和2年度についてはこのたびの納付金の減少に伴い、消費税の還付が発生する見込みであるため、消費税還付金269万4,000円を増額するものでございます。  次に、支出でございます。1款事業費用、2項営業外費用、1目消費税及び地方消費税、補正額170万1,000円の減額でございます。これは先ほど御説明いたしました理由により、当初納付する予定であった消費税及び地方消費税の納付が不要となる見込みであることから、その税額を減額するものでございます。  以上で、議案第98号の提案理由及び内容の説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。 67 ◯委員長 以上で当局の説明は終わりました。これより質疑を行います。 68 ◯山田委員 新型コロナウイルスの影響はやっぱり長期化することも視野に入れていかないといけないと思うんですが、これが長期化して杜の宿へ来られる方が今後も減り続け、市のほうへ入れるお金のみならず、経営そのものに影響を与えるようになったときに、今回補正予算でもその委託費の追加とかは出していましたが、杜の宿に対してはそういったことの協議は何かなされてるんでしょうか。 69 ◯観光課長 まず長期化への影響ということですが、まさにこのコロナの状況がいつ収束するのか見通しが非常に難しい状況ということで、今年度は特に5月から宿泊はほぼ皆無だったというところで、東洋観光さんとは協議を重ねております。そしてその協議の中で今後経営にできるだけこの影響が最小限になるようなやり方で今回、協定書も検討しないといけない。今回の減額、あそこは納付を頂く施設でございますので、幾ら頂くのかというところがポイントになっておりまして、現在の定額納付、かなり多額の納付金を頂くような仕組みになっておりますが、そのあたりも継続経営できるような協議を重ねて今後に備えていこうということで、協定書自体の見直しというものもできる規定になっておりますので、今回は不可抗力ということで協定書を見直しをすることもできるというところで進めているところで、今回のこの減額もその一つというところでございます。 70 ◯山田委員 コロナが長期化した場合はきめ細やかな指定団体との協議ということになると今受け止めさせていただいたんですけれども、やっぱり懸念するのが委託してやっていただいとる立場なんで、その方たちに赤字が食い込んでもちょっといけないなとは思うんですよね。とはいえ、そういった観光事業者さんっていうのは廿日市市は民間もたくさんあって、あまりにも公金ばっかりを入れていくと民間の事業者さんとの格差みたいなものが浮き彫りになってもいけないと思うんで、これは質疑じゃないんですが、今後コロナが長期化してそういった事態が発生したときはバランスにも配慮しつつ、やっぱり何らかの救済策は必要になってくるだろうと思うので、その辺のことをしっかりと協議していただければと思います。 71 ◯委員長 そのほか質疑はありませんか。 72 ◯角田委員 貸借対照表のほうを見ますといろんなことが分かるんですけども、固定資産としては一応ざあっと減価償却のほうも累計どんどんなってきて、そして流動資産としては一応現金預金が6億500万円ぐらいあると。その中でやっぱり貸借ですからいろいろと見てみると、自己資本にしても21億6,000万以上あると。その中ではっきり言いますよ、もう売りどきじゃないんですか。結局もうこの辺で東洋観光さんも含めて、そろそろ民間に処分したほうがいいんじゃないかということを思うんですが、その検討はなされないんですか。 73 ◯観光課長 もちろんこれまでも杜の宿の施設の在り方については民間への売却も視野に入れるというところで御答弁をさせていただいている状況です。まさに今回の状況で、今おっしゃられたように現金六億幾らあります。今後どうするのかというところで言えば、やはり売却を視野にするというのは大きな終身的な検討課題かなというところで、ただ、今はまだ指定管理2年目でございまして、今はまず東洋観光さんにこの指定管理期間しっかり立て直していただいて、健全な運営をしていただくというところを中心に置いておりますが、当然この施設をどうするのかというのはしっかり今回検討していきたいいうふうに思います。 74 ◯角田委員 結局2年あるということは、2年の猶予があるということなんで、やはり東洋観光さん自体もやっぱりそういうふうなこともやっておられますから、やはり民間でできることをいつまでも公がするべきではないというのはいつも元の市長も言われておりました。恐らく今の市長もそうでしょう。やはり手足を切るわけじゃなしに、無駄なものをとっていく、切っていく、その上でまだ資産があるうちにちゃんと有効利用する    (「売却」と呼ぶ者あり)  売却は売却でええんじゃけど。そういうものをちゃんと検討しなかったらどんどんどんどん負債増えるばっかりでしょ。特に宮島っていうのはほかにもっともっと使うとこがたくさんあるはずです。投資しなきゃいけないところもある。その中でやはり重荷になるものはやっぱりその辺はきちっと考えないといけないと思うんですが、部長どうでしょう。
    75 ◯環境産業部長 今先ほど観光課長のほうが答弁させていただきましたけれども、まずは今指定管理者にしっかりと継続経営をしていただく、これは御予約いただいた方に御迷惑がかかることになりますので、まずそれが基本路線だろうと思います。ただ角田委員さんおっしゃったように流動資産もまだ6億3,000ぐらいでしたかね、あるという状況でございますので、売却といったところも視野に入れてそこは検討、まず研究しないといけないと思いますけれども、検討していきたいというふうには思います。ただ、今はまずは東洋観光さんと合人社さんですかね、合同でやっていただいておりますけれども、修学旅行生も戻ってきているところがございますので、しっかりとサービス提供していただきたいというふうに考えております。 76 ◯委員長 そのほか質疑ありませんか。 77 ◯大畑委員 反対意見を言うようなんですが、やはり国民宿舎ですし、今回コロナの関係で特別な状況になっていますけれども、公の施設としての役割はやっぱりあると思いますので、私は守ってほしいと思います。意見です。 78 ◯委員長 意見ね、回答は。 79 ◯大畑委員 じゃあ回答、答弁をお願いいたします。 80 ◯環境産業部長 おっしゃるとおりの部分もございます。そこも含めての検討になろうかと思います。ただ、宮島の場合は民間の旅館さんもあったりしますので、これまで宮島町時代から国民宿舎については議論が続いておりますけれども、そこの経緯も踏まえながら、また地元の民間の旅館さんの御意向といいますか考えもあろうかと思いますので、売却するにしてもそういったかなり深い調整が必要だと思っております。両方の御意見を頭に入れて調整をしていきたいというふうに思います。 81 ◯委員長 そのほか質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯委員長 ここで暫時休憩いたします。   ~~~~~~~○~~~~~~~     休憩 午前10時48分     再開 午前10時49分   ~~~~~~~○~~~~~~~ 83 ◯委員長 それでは休憩前に引き続き会議を開きます。これより必要であれば議員間討議を行いたいと思いますがいかがでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯委員長 ないようでしたら議員間討議なしと認めます。これより議案ごとに討論及び採決を行います。初めに議案第90号廿日市墓地設置及び管理条例の一部を改正する条例について討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯委員長 討論なしと認めます。これより議案第90号廿日市墓地設置及び管理条例の一部を改正する条例を採決いたします。本件は原案のとおり可決することに御異議はありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯委員長 御異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。次に議案第98号令和2年度廿日市市国民宿舎事業会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯委員長 討論なしと認めます。これより議案第98号令和2年度廿日市市国民宿舎事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。本件は原案のとおり可決することに御異議はありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯委員長 御異議なしと認めます。よって本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   ~~~~~~~○~~~~~~~    日程第4 所管事務調査について 89 ◯委員長 日程第4、所管事務調査についてを議題といたします。皆さんの忌憚のない御意見等いただき、具体的に調査したい案件があれば御提案をいただきたいと思います。 90 ◯山田委員 積み残しのものもあるんですけれども、やっぱり今このコロナ禍の中で地元の事業者さんの経営状況をどの程度把握しているのかっていうのは一応委員会としてやっといたほうがいいのではないかなと思うんですが、反面やっぱりこのコロナの中で集まる、所管事務調査をするときの時期にもよると思うんですが、ここら辺がちょっと難しいなと思うんですが。議題としては私はそれを上げたいと思うんですが、ちょっと開催時期としてはそういう懸念もあります。 91 ◯委員長 ほかに御意見ありませんか。    (「休憩」と呼ぶ者あり) 92 ◯委員長 暫時休憩します。   ~~~~~~~○~~~~~~~     休憩 午前10時52分     再開 午前10時53分   ~~~~~~~○~~~~~~~ 93 ◯委員長 休憩解きまして再開いたします。 94 ◯新田委員 それでは今、角田委員から言われたように、所管事務調査は私もなしで賛成です。今、山田委員から言われた市内事業者の経営状況に関しての資料請求のみとしていただければと思います。 95 ◯委員長 そのほかございませんでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯委員長 では所管事務調査はそういうことでありませんけども、市内事業者の経営状況について資料請求をするということでいたします。 97 ◯新田委員 山田委員にちょっとお聞きするんですけど、その業者というのは飲食とか何とか限らず全部ですか。 98 ◯山田委員 やっぱり今大きくなっているのが飲食店・観光関連業者、こういったところですね。やっぱり製造業者がどの程度なのかというのはポイント的に分かればですけれども、主なところはやっぱり飲食・観光が状況を知りたいですね。 99 ◯事務局次長 確認でございます。資料請求というのが執行部との申合せによりまして、持ち合わせている資料を提出していただくということになっておりますので、もし持ち合わせがない場合は持ち合わせなしということで御了解いただくということでよろしくお願いします。 100 ◯委員長 よろしいでしょうか。以上で本委員会に付託された案件の審査は全部終了いたしましたので本日の環境産業常任委員会を閉会いたします。   ~~~~~~~○~~~~~~~     閉会 午前10時55分 このサイトの全ての著作権は廿日市市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) HATSUKAICHI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....