二重線の部分が重複している機能でございます。表中の現在の機能のうち、
学習機能、
交流機能及び
健康増進機能について、ふれあいプラザと
佐方教育集会所の機能が
佐方会館と重なっていることがお分かりになると思います。見直し後は、これらの
学習機能、
交流機能や
健康増進機能などを
佐方会館において、
隣保事業として一本化して実施することとし、建物を集約化し、
施設運営の効率化を図ろうとするものでございます。次に、(2)の
整備手法についてです。
整備場所、
既存建物の状況や建築案を検討した結果、
既存建物の有効活用、
コスト面等を考慮し、現ふれあいプラザを新
佐方会館として改修整備し、現
佐方会館の建物は解体し、敷地の一部を駐車場として整備する予定としております。現
佐方会館跡地は、
駐車場必要台数を確保した上で
空きスペースの活用策を検討する予定でございます。
資料の2ページを御覧ください。
(3)の
再編整備後の
施設規模と諸室等についてです。アの
施設規模の比較としましては、整備前の
延べ床面積が599.87平方メートルを、整備後は
延べ床面積367.47平方メートルに整備する予定にしており、
延べ床面積232.40平方メートルの縮減となり、約39%の縮減率となります。
イの
レイアウトにつきましては、整備後の
レイアウト案について御説明します。資料3ページの別紙1を御覧ください。
現行の
佐方会館の
施設規模と諸室をベースに、現ふれあいプラザの
施設レイアウトの中で諸室の区分を検討しております。改修を行う主な点について御説明いたします。まず、
エレベーター棟を新規に設置する予定としております。次に、1階の事務室が
佐方会館の事務室より狭いので、
佐方会館と同規模のスペースを確保するため、増築する予定としております。1階にある現在の多
目的ホールと畳のあるふれあいホールは、
全面フラットな床の会議室に変更する予定です。2階部分についてです。1階事務室を増築した2階部分に相談室を設置し、現在あるふれあいプラザの相談室は、
収納スペースを確保するため、倉庫に変更する予定としております。図書室は、
洋式トイレと学習室及び通路に変更する予定としております。
視聴覚室は、研修室に、第1・第2学習室は、
教養娯楽室、和室でございますが、と調理室に変更する予定でございます。
資料の2ページにお戻りください。
5の
概算整備費ですが、直近の同種同規模の施工実績を参考に、
実施設計業務等の委託料及び工事費を合わせて2億710万円、新
佐方会館整備工事費としては、1億5,840万円と見込んでいるところでございます。本事業の主な財源として、対象経費を国が2分の1、県が4分の1補助する
地方改善施設整備費補助金と充当率90%の
公共施設等適正管理推進事業債を活用する予定としております。
6の
類似施設の整理案についてです。今回の
佐方会館、ふれあいプラザ及び
佐方教育集会所の
再編整備に伴い、ふれあいプラザと
佐方教育集会所は、
用途廃止することとします。
佐方教育集会所の
用途廃止に合わせて、
佐伯地域に設置している
河津原教育集会所と
吉和地域に設置している
花原集会所という
地域集会所の2施設についても、現在の
利用実態に照らして、施設の在り方を見直すこととしております。
河津原教育集会所は、
佐方教育集会所と同様に
地域住民の
社会教育活動の促進、児童及び生徒の
学習指導・
生活指導等を行うことを目的に
教育集会所として設置しておりますが、近年、主に
地域住民が
地域コミュニティー活動、
健康体操や
サロン等に利用されている状況でございます。また、
花原集会所は、隣保館が設置されていない地区において、
地域住民に対する
人権意識の高揚、
生活文化の振興、
社会福祉の増進や地域の
交流促進を目的に
地域集会所として設置されたものでございます。設置当初は、地域の
解放運動団体の活動、
人権学習会等に利用されておりましたが、現在は、
解放運動団体の活動もされておらず、
地域コミュニティー活動のみで利用されている状況となっております。そのため、今回の
佐方会館、ふれあいプラザ及び
佐方教育集会所の
再編整備する時期に合わせて、
利用実態に即した施設にするため、用途を
地域コミュニティーの場として利用する
地区集会所に変更し、廿日市市
教育集会所の設置及び
管理条例及び廿日市市
地域集会所設置及び
管理条例の2つの条例については、廃止を行おうとするものでございます。
7、今後のスケジュールとしましては、令和2年度、今年度、
再編整備基本計画を策定、令和3年度に
実施設計、令和4年度に
増改築工事、解体・
駐車場整備工事、12月議会に
関係条例の一部改正及び廃止議案を上程、令和5年度5月頃供用開始の予定としております。
以上、簡単ではありますが、
佐方会館及びふれあいプラザの
再編整備等についての説明を終わります。
4
◯委員長 以上で説明が終わりましたのでこれより質疑に入ります。なお委員の質疑終了後
委員外議員の質疑を行います。それでは委員の方の質疑はありませんか。
5
◯荻村委員 2つありますので、1個ずつでいいですかね。
6
◯委員長 はい。
7
◯荻村委員 1つ目は1ページです。ちょっと基本的なことですみません、教えていただきたいんですけど、耐震性のところで旧耐震でIs値が0.6基準値を下回り、0.57とあるじゃないですか。これはすみません、もうちょっと分かりやすく教えていただきたいのは、現状0.57であれば例えば震度何々に耐えられないとか、そういうもうちょっと分かりやすい目安の指標があればまず教えてください。
8
◯営繕課長 このIs値の震度指標ですが、これにつきましては震度の強度という規定というの、まれに発生する大地震で倒壊のおそれがあるという指標になります。
9
◯荻村委員 であるならば、もう一回ちょっとお尋ねすると、この0.57という値であれば今のニュアンスを聞くと、まれに起こる大地震というと例えば震度で言えば7とか、広島ではあまり起こってないかもしれないんですけど、それぐらいのものがくれば壊れてしまう、そんな認識でいいんでしょうか。
10
◯総務部長 これはあくまで一般的なということで御了解いただければと思いますが、大体震度6から7の程度の地震に対する評価の中で、0.3以下であれば倒壊または崩壊する危険性が高い。0.3から0.6であれば倒壊または崩壊する危険性がある。0.6を超えると倒壊または崩壊する危険性がこれは低いということになりますので、0.6あれば震度6、震度7であっても大体大丈夫かなというのが一般的な概念だろうと思っております。
11
◯荻村委員 それは分かりました。もう一つが2ページです。5の
整備費概算のところなんですが、下のところを見ると国が2分の1、県が4分の1という補助金があると。それに続いて
公共施設等適正管理推進事業債を使うとあるんですけど、ですから結局市がこの2億710万余りの中で市の持ち出しって幾らになるんですか。
12 ◯人権・
男女共同推進課長 概算整備費の総額2億710万円に対しまして、
一般財源は1,707万5,000円で
一般財源で賄うよう見込んでおります。ちなみに補助金は
地方改善整備補助金を7,312万5,000円、
公共施設等適正管理推進事業債を1億1,690万円と見込んでおります。
13
◯栗栖委員 まずもってほんと苦渋の決断の部分だと思うんですけど、すごく決断をされたなあというふうに思います。御承知のとおり、同和問題については
吉和地域が全国発祥というふうに位置づけられてますので、1952年6月の
吉和事件から始まったということを考えますと、複雑な思いもすごくあるんです。ただ
自分自身もやっぱり小学校・
中学校時代の頃にやはりこの
同和教育っていうのをすごく受けていく中で、正の部分と負の部分いろんなものを見させていただきました。その後自分もこういう立場になって、いつかは何らかの形で整理をしなきゃいけないんだろうなっていうことは思ってましたので、
予算委員会等でもいろいろ進言的なことは言わせてもらってきたつもりです。それを受けて今回こういう決断されたっていうのは私としてはすごく評価したいなというふうには思ってます。聞きたいことはやはり、その地域また関係者っていう言い方するとそれがまたちょっと誤解を招きそうなんですけども、そちらのほうの理解っていうのが実際にどこまで進んでるのかっていう部分がやはり一番気になるところかなというふうに思います。
自分自身やはり今のような時代、
同和対策特別措置法も廃止された中で
シンボル的タワーとして存在していくっていうのはどうなのかっていう思いもあったんで、それで整理されることはいいんですけども、やはり関係者の立場からすると、これをなくしてしまうことがやはり自分たちが勝ち取ってきた権利というものをある意味放棄する可能性もありますので、そこらの部分も踏まえて地域の理解っていうのがどこまで進んでるというふうに思われてるのかお答えください。
14 ◯人権・
男女共同推進課長 佐方の3施設につきましては平成29年度から数回にわたり地元の
開放団体と建物の位置や改修の
レイアウト、施設の役割等について協議を行ってきておりまして、現在こちらにお示ししている案の内容で了承をいただいております。また河津原の
教育集会所につきましては、昨年度集会所の管理者のほうへ施設の
利用実態や今後の在り方について聞き取りを行いまして、
地区集会所への
用途変更を希望されていらっしゃいます。続いて
花原集会所については
吉和支所とともに地元の
開放団体へ施設の
利用実態やこれまでの経緯、今後の在り方について協議させていただき、
地区集会所への
用途変更についても説明させていただいている状況でございます。
15
◯栗栖委員 すごく丁寧に対応もされてるということで安心はしました。ただやはり何ていうんですかね、いろんな意味でやはりじゃあ解決した問題なのかっていうとやっぱりそうではないのかな。実際反面っていう部分もあったり、もうほんとちょっと言葉にしにくいんですけど、いろんな問題っていうのはやっぱり根強く残ってるんだと思います。今回この整理されることを機に、じゃあ同和問題は解決したんだっていう意識にならないようにやっぱりきちんとしたこれからも解決に向けての市のほうのしっかりとした努力っていうのはしていっていただきたいなというふうに思いますので、これはほんとに繰り返しますけども、
吉和事件発祥の地の吉和の住民として申し上げておきます。その点に関しての決意というか思いだけお聞かせいただけたら。
16 ◯人権・
男女共同推進課長 委員がおっしゃりますように、まだこの同和問題については解決されたというふうには考えておりません。また30年度に法務局に寄せられた同和問題の差別待遇についての
相談件数も全国で364件、広島県においても10件ございます。また
人権侵犯事件についても全国で92件、広島県でも2件というふうな結果になっております。今後も施設だけでなく市域全体で同和問題をはじめとした人権問題については、しっかり啓発させていただいて、廿日市に差別のないまちができることを推進していきたいと思っております。
17
◯広畑委員 これはこれまでもずっと言い続けてきたことなんですけど、施設の
再編整備とか改編については、これはなかなか歴史のあるいろんな制度によってこういうものができてきて、今
栗栖委員が言われたようにこのことについて中身について、軽々に自分は語るようなものは持ってないんですが、ただ総務として財政等の中でやるに当たって、
公共施設の
再編整備を行って、39%縮減するんだということも含めて考えられてのこういうことだと思うんですよ。その中にこれまでの市の
ランニングコストが幾らで今後整備されたらどうなるとかいう話をこれから加えてほしいんですね。いつもそういうことも合わせて考えられて、
公共施設の
再編整備があると思うんです。さっきこの前もそうですけどイニシャルについては、そんなに現制度の中では結構補助金も使われたりしてできるんですが、それから先が今から大変でそこについて市長も
経営部長も
ランニングコストについて最も重要な問題として捉えているって言われたんで、そこも書いていただければ、そういう再編のときには常にそれもつけていただければ非常に同じこと言わなくてもいいのかなと思うんですが、どうでしょう。
18
◯行政経営改革推進課長 公共施設全体の更新の際の
資料作りについては確かにおっしゃられるとおり、
維持管理コストというものも表示して、面積の縮減というのは基本的には更新のときの費用を縮減するということでありまして、常日頃の
維持管理費の縮減についても資料としてお示しするようにこちらのほうで調整したいと思います。ありがとうございます。
19
◯広畑委員 面積を縮減するだけでも
維持管理費は減るということを建設部から聞いておるんですが、それ以外の部分もあると思うので、その辺をちゃんと分かるように資料をお願いします。今回のこの部分については縮減されて集約されることでお金だけの問題ではないと思うんですが、一応金額的に
維持管理費が上がるんじゃいうことなのかどうか、その辺だけはちゃんと教えていただければと思うんですが、どうでしょうか。
20 ◯人権・
男女共同推進課長 単純に2つの建物が1つになるということで重複している
光熱水費等は不要になるため、
ランニングコストは同様の建物を維持管理していくのであれば大幅な経費の節減にはなると思いますが、今回事務室の増築、
エレベーターの設置、また2階に
洋室トイレの設置、調理室の設置なども計画しておりまして、
維持管理費の増額要因もありますので、現在この施設においての
ランニングコストとしましては40万円程度の節減というふうに見込んでおります。
21
◯広畑委員 分かりました。ちょっともうこれ以上言いませんが、
あと河津原教育集会所と
花原集会所が今度は
地区集会所として
用途変更を行うって書いてあるんですけど、これ
地区集会所ということは地域に譲渡するという話なんですかね。その辺を教えてください。
22 ◯人権・
男女共同推進課長 用途としましては現在
コミュニティーが利用されている
地区集会所に変更させていただきますが、
管理自体はいきなり地域にという
地域譲渡という形ではなく、それぞれの地域で、
市有集会所に変更しますが、地域で今現在集会所の
地域譲渡等の見直しも検討されておりますので、現在は用途の変更だけをしております。また
河津原教育集会所は現在も
市有集会所としての補助金を出して管理していただいております。
23
◯広畑委員 自治振興部長のほうでちゃんと説明していただければと思うんですが。
24 ◯
自治振興部長 佐伯の河津原、それから吉和の
花原集会所、いずれにおいても今後は市有の集会所という形で、地元集会所ではなく、市有の集会所で、管理そのものはその地元に管理をしていただきますので、現在
市有集会所、地元に対して維持管理補助金を交付しておりますが、そういうその他と同じような扱いということで考えております。
25
◯広畑委員 別に今とやかく言うわけじゃないんですけれども、
公共施設の再編計画の中で、集会所については地域に落とすというようなことを今、考えておられると思うんですけど、それとこれとの整合性っていうのは何かありますか。
26 ◯
自治振興部長 今、
市有集会所市内に130余りあります。先般からいろいろあるのですが地域力の関係でやはり集会所維持していくということがなかなか今現状厳しい地区がかなり出てきています。そういった中でこれからまず地元の皆さんと話をしていきながら、集会所の必要性であったり在り方であったりというところそういうところをまず議論させていただきたいと考えております。その一方で御承知のように地域性によって集会所、大野であればメイン集会所があったりサブ集会所があったり地域性によってかなり集会所の扱いというのがかなり違っていますので地域性も踏まえながら少し集会所の在り方というのは地域の皆さんと議論していきながら今後整理していく必要があると考えています。
27 ◯高橋委員 要するに佐方集会所を残してということで隣保館という位置づけは変わらないということでいいのでしょうか。
28 ◯人権・
男女共同推進課長 施設としましては種別としては隣保館としてリニューアルというか、改修させていただきます。
29 ◯高橋委員 そういう意味では先ほど
栗栖委員が言ったように同和対策もですけども、人権も含めてそういった施設にしてしっかりと事業やっていただけるというふうなことでお願いはしたいのですけども、中のソフト部門なのですけども今までと変わることがあるのか、人的配置も含めてなんですが変わるようなこともあるのかどうなのかお伺いします。
30 ◯人権・
男女共同推進課長 現行の体制を大きく変更してという形の体制は今は検討しておりませんが、ただ施設をより充実していくような事業展開はしていきたいと考えております。
31 ◯高橋委員 1ページのところに
空きスペースについて
佐方会館を解体した後の駐車場プラス
空きスペースの活用策について今後また検討するとありますけど、大体イメージとしてどういうようなものになるのか。大体検討の中身についてイメージしてあるのかどうかお伺いをします。
32 ◯人権・
男女共同推進課長 現在、具体的に活用策というのは形にはなっていませんけど施設の駐車場にしますのでまた
空きスペースについても現在は貸し付ける駐車場等にできるのではないかというぐらいの検討をしている状況です。
33 ◯高橋委員 もう一回、貸付駐車場、どういうことなのですか。もう少しそこら辺のちょっと聞こえにくかったのでもう一回答弁お願いします。
34 ◯人権・
男女共同推進課長 検討段階ですけども現在その現
佐方会館を解体して施設の
駐車場必要台数を確保し、その空いたスペースについても同様な駐車場として考えられるのではないかと検討している状況です。施設以外の駐車場としての整備ができるのではないかというふうに。
35 ◯井上委員
栗栖委員と同じ廿日市市
人権啓発推進協議会で長く一緒にやってますし、西部
人権啓発推進者の会、あすなろ会は大野なのですが、その分でやっている中で最近昭和44年に
同和対策特別措置法ができてそれから長い間いろんな施策がされて、平成28年に部落差別解消推進法ということは、まだ解消されてないということで法律が残っているわけなんですがやはりこの今日の議題の中では、そソフト部分ですね、総務部長にお聞きしたいのですけども私たちも人権と表に同和問題と出すと市民がなかなか来てくださらないので、同和問題も含めてということですが最近は様々な法務省が定めた13ぐらいの人権差別、男女共同参画も含めて障がい者の方たちのとか、いろいろするのですが、やはりもともとの日本の固有の差別であるこの同和問題について例えば職員採用のときとか、人権研修には必ず入れていただかないと、もともとの差別の根源はここにあるということで国も定めてきたものですから、そういったことをこの案ではそういった部分を取り上げておきたいと思うのですが、それについて今の職員採用時の人権研修、やはりこれを元にそして次の段階にいっていただくという形でないと法律が残っている以上はまだ差別が解消されてないと私は思いますので、その点をお聞きしたいと思います。
36
◯総務部長 委員のおっしゃるとおり一般施策になったとはいえ、まだまだそういった課題というのも先ほど人権男女の課長が申しましたようにあろうかと思っております。そういったことも踏まえて職員の研修こういった中で、そういった部分についても触れて研修させてもらっているという状況です。
37
◯委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
38
◯委員長 ないようでしたら
委員外議員の質疑を行います。なお、既に他の委員が行った質疑と同様の質疑は控えてください。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39
◯委員長 ないようですのでこれをもって質疑を終結いたします。以上で連合審査会を閉会いたします。
~~~~~~~○~~~~~~~
閉会 午前11時11分
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