29
◯議長(
佐々木雄三)
総務部長。
30
◯総務部長(
中野博史) 非
正規化が固定化するのではないかということでございます。
ただ、今までが臨時・
非常勤職員ということで法律の
整備内容についてグレーな部分があったということで、今回
地方公務員法及び
地方自治法の改正によって
任用についての
厳格性が求められること、それから
位置づけが明確になったということがあろうかと思います。
やはり
処遇面の違い、正規の
職員とこういった
会計年度任用職員の方ということで、やはりその役割というものは明確にしておかないといけないというふうに認識しております。
労働条件につきましては、
先ほども申し上げましたように
期末手当が制度化されたということで、過去
非常勤職員の
待遇改善ということで議会でもいろいろ質問を受けて、制度的に
期末手当は支給できないという答弁を繰り返させてもらってたんですが、今回この
法改正により
期末手当の支給が可能になったと、法的に裏づけが明確になったということがございます。そういった意味では処遇の改善にはつながっているものと思います。
また、再度の
任用のときには、起用を再度決定するときには、
一般職でいうところの昇級ということも可能になったということで、そういった面でも
処遇面での改善は図られているんじゃないかというふうに思います。それは
フルタイム、
パートタイムいずれの方についても同様でございます。
それから、
保育現場につきましても、
先ほど申し上げましたように
正規職員が行う保育と
会計年度任用職員の
保育士に行っていただく業務ということについては、やはりそこには
正規職員と
会計年度任用職員ということで
業務内容については線引きと言いますか
役割分担を明確にした
任用、それからそういったことに基づいた保育の業務に当たっていただくというふうな考えでございます。
あと、
退職手当につきましては、今回の
制度改正におきましても
パートタイムの方についての
退職手当の支給ということは規定がされてないということでご理解いただければというふうに思います。
職員団体についてでございますが、大きく2団体の
職員団体がございまして、合計で8回の
団体交渉のほうをこの
会計年度職員の導入に当たっては行わせていただいております。それぞれ8月21日、8月20日に妥結に至ったということで、今回議案の提案に至っているわけなんですけれども、その中の議論でございますけれども、
初任給与額の決定をどうするのか、
あと期末手当の支給について今回では規則で定める
職員に対して
期末手当を支給するということで、週の
勤務時間が25時間以上の
職員を
期末手当の
支給対象ということにしておりますんで、そういったところの議論を
職員団体とは重ねさせていただいたところでございます。
以上です。
31 ◯18番(
大畑美紀) 議長。
32
◯議長(
佐々木雄三) 第18番
大畑美紀議員。
33 ◯18番(
大畑美紀) 不適正な
任用があったというようなことで、確かに
非常勤特別職に関しては、学識とか
専門性がちゃんと生かされるような職ではなかったというようなところもほかの
自治体ではあったようなんで、その点についてはいいと思うんですけれども、ただ多様な働き方と言われましたけれども、こうした一年一年での
任用になるような、保障されていないというか、身分が、責任は重いけれども身分の保障が十分でないというようなことに、それだけ働きたいという方がいらっしゃるかどうかという心配なんですよね。ですから、その点について市として改善、
先ほども言いましたように、正
職員が中心で
会計年度任用職員は、もう本当にどうしても仕方がないところだけというふうな形に持っていけないのか、伺います。
34
◯総務部長(
中野博史) 議長。
35
◯議長(
佐々木雄三)
総務部長。
36
◯総務部長(
中野博史) 現在の
臨時的任用の
職員につきましてもそうなんですが、市役所の中の業務量というのが年間を通じて平準化していればそういったことも可能、そういったことと言いますか、なるべく
正規職員だけでということも可能な部分もあろうかと思いますけれども、やはり業務の繁閑があったり、1日の中でもどうしても7時間45分フルにいていただかなくても遂行できる業務とか、事務補助的な業務といったものがある中で、こういった
会計年度任用職員という方につきましては、提案の冒頭で申し上げましたように、教育や
子育て等、福祉の分野、そういったさまざまな分野で活躍していただいているというところで、そういった中で現在では法的にできなかった
期末手当の支給など、処遇改善を今回行ったということでご理解いただければと思います。
37
◯議長(
佐々木雄三) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
38
◯議長(
佐々木雄三) これをもって質疑を終結いたします。
本件は総務常任委員会に付託いたします。
~~~~~~~~○~~~~~~~~
日程第4 議案第86号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴
う関係条例の整備に関する条例
39
◯議長(
佐々木雄三) 日程第4、議案第86号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を議題といたします。
直ちに
提案理由の説明を求めます。
40
◯総務部長(
中野博史) 議長。
41
◯議長(
佐々木雄三)
総務部長。
42
◯総務部長(
中野博史) 議案第86号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例について、
提案理由及び内容をご説明申し上げます。
追加議案説明書(その2)の7ページをごらんください。
1、提案の要旨でございます。
地方公務員法及び
地方自治法の一部が改正され、
会計年度任用職員の
任用、
給付等に関する規定が整備されることなどに伴い、次のとおり関係条例の規定の整備を行おうとするものでございます。
法改正の趣旨につきましては、議案第85号と同様でございますので省略させていただきます。
改正を要する条例は、
職員の
給与に関する条例から
廿日市市有林管理条例まで16件でございます。
改正の内容としましては、
職員の
給与に関する条例及び
職員の旅費に関する条例につきましては、
会計年度任用職員の
給与、旅費及び
費用弁償に関する条例の制定に伴い、
会計年度任用職員をこれらの条例の適用の対象から除くなど、必要な規定の整理を行うものでございます。
職員の懲戒の手続及び効果に関する条例につきましては、減給の効果に関する規定に給料に相当する報酬を追加するためでございます。
職員の分限に関する手続及び効果に関する条例につきましては、
会計年度任用職員が常勤の
職員とは異なり1年以内の任期があることから休職期間を任期の範囲内とし、3年の通算規定も適用しないものとするものでございます。
職員団体のための
職員の行為の制限の特例に関する条例につきましては、
職員が
給与を受けながら
職員団体のための活動を行うことができる特例の要件を
会計年度任用職員に適用するなどの必要な規定の整理を行うものでございます。
企業
職員の
給与の種類及び基準に関する条例につきましては、企業職の
会計年度任用職員に対する給料及び
手当の種類や基準を新たに整備するものでございます。
職員の
特殊勤務手当に関する条例につきましては、医師の確保が困難な地域に在勤して診療に従事する医師に対し、
特殊勤務手当を支給するものでございます。
8ページでございます。
廿日市市
職員定数条例につきましては、定数の対象とならない
職員について必要な規定の整理を行うものでございます。
特別職の
職員等の
給与、旅費及び
費用弁償に関する条例につきましては、
特別職の
非常勤職員の
任用要件が厳格化されることに伴い、この条例の適用対象となる
職員について必要な規定の整理を行うものでございます。
職員の育児休業等に関する条例につきましては、
会計年度任用職員の育児休業等に係る規定を整備するものでございます。
職員の
勤務時間、休暇等に関する条例につきましては、
会計年度任用職員の
勤務時間、休日及び休暇は、規則で定める基準に従い、
任命権者が定めるなど、必要な規定の整備を行うものでございます。
外国の
地方公共団体の機関等に派遣される
職員の処遇等に関する条例及び公益的法人等への
職員の派遣等に関する条例につきましては、
法改正に伴う引用条項、その他必要な規定を整理するものでございます。
廿日市市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例につきましては、1週間
当たりの通常の
勤務時間が常時
勤務を要する職を占める
職員と同一の時間である、いわゆる
フルタイム勤務の
会計年度任用職員を公表の対象とするなど、必要な規定の整理を行うものでございます。
廿日市市
市民センター条例及び
廿日市市有林管理条例につきましては、それぞれ当該条例に規定している
非常勤の
特別職の職を廃止するものでございます。
2、
施行期日は、令和2年4月1日でございます。
以上で議案第86号の
提案理由及び内容の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
43
◯議長(
佐々木雄三) 以上で
提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
44
◯議長(
佐々木雄三) 質疑なしと認めます。
本件は総務常任委員会に付託いたします。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
~~~~~~~~○~~~~~~~~
散会 午前10時1分
以上のとおり会議の経過を記載して、その相違ないことを証するた
め、ここに署名する。
廿日市市議会議長 佐々木 雄 三
廿日市市議会議員 岡 本 敏 博
廿日市市議会議員 有 田 一 彦
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